目的 従業員の福利厚生 (死亡退職金や遺族弔慰金、退職金) 役員の死亡退職金や生存退職金、 会社の損失補てんのための資金など 8. 法人の生命保険の税務 支払保険料の経理処理 法人契約の保険 契約者 (保険料負担者) 被保険者 受取人 法人 養老保険や終身保険、 長期平準型定期保険などで準備 役員・従業員 (定期保険や終身保険) 死亡保険金 法人 役員・従業員の遺族 (養老保険や個人年金保険) 死亡保険金 満期保険金 年金 ② 法人(基本型) ③ 役員・従業員の遺族または本人 遺族 法人 ④ 受取人の違い、 保険の種類(貯蓄性があるか、ないか)によって 保険料支払時の経理処理が異なる 資産として計上 費用として計上(損金算入) 1 費用 資産 ・ 「定期保険料」 (定期保険、長期平準定期保険、逓増定期保険など) ・ 「給与・報酬」 (終身保険、養老保険、個人年金など) ・ 「福利厚生費」 (養老保険や個人年金のハーフタックスプランなど) ・ 「前払保険料」 (長期平準定期保険、逓増定期保険、 一時払いの定期保険 など) ・ 「保険料積立金」 (終身保険、養老保険、個人年金など) 保険金の受取人 原則的な処理 中間的なもの④ 法人 中間的 なもの ⑤ 貯蓄性のある保険 (終身・養老・個人年金) ② 資産 (保険料積立金) 貯蓄性のない保険 (定期保険) ① 費用 役員・従業員や遺族 ③ 費用 (給与・報酬) 費用 ※ (定期保険料 または 福利厚生費) ※ 特定の役員や従業員のみを被保険者とする場合は「給与・報酬」 2 (例) ① 月払保険料として定期保険料20万円を支払った。(受取人は法人) (定期保険料) 200,000 / (現金) 200,000 ② 月払保険料として終身保険料20万円を支払った。(受取人は法人) (保険料積立金)200,000 / (現金) 200,000 ③ 月払保険料として終身保険料20万円を支払った。(受取人は遺族) (給与・報酬) 200,000 / (現金) 200,000 (参考) <定期保険特約付終身保険> (例) 定期保険料10万円、終身保険料20万円 受取人が法人の場合: (保険料積立金)200,000 / (現金) 300,000 (定期保険料) 100,000 3 特別な経理処理が必要な場合 ④ 養老保険や個人年金保険のうち、保険金受取人が分かれる場合 死亡保険金 満期保険金 (または年金) 福利厚生型保険 遺族 (ハーフタックス・プラン) (2分の1養老保険) 1/2 費用 法人 1/2 「福利厚生費」 個人年金保険 1/10 費用 資産 「保険料積立金」 9/10 資産 (例) 月払保険料として、養老保険料20万円を支払った(ハーフタックスの場合) (保険料積立金) 100,000 / (福利厚生費) 100,000 (現金) 200,000 4 ⑤ 貯蓄性が中間的な場合 (長期平準定期保険・逓増定期保険) 本来は定期保険 → 満期保険金なし 満了時には解約返戻金なし(最終的にはすべて費用化) but 途中で解約すると解約返戻金が多いこともある (後半4割)以降: 全額 長期平準定期保険の条件 費用 取り崩して 途中 (前半6割)まで: 一部を 資産 残りを 費用 費用 へ 保険期間満了時の被保険者の年齢>70 かつ、 加入時の年齢+保険期間×2 > 105 (例) 30歳で80歳満了の定期保険に法人契約により加入。年間支払保険料40万。 保険料 「定期保険料」 30万 20 万 1/2 資産「前払保険料」 全額費用 20万×30年 20年 40万 40 20 1/2 費用「定期保険料」 「定期保険料」 万 万 4割期間 6割期間 (30年) (20年) 5 前半30年間(6割期間): (定期保険料) 200,000 / (前払保険料) 200,000 (現金) 400,000 後半20年間(4割期間): (定期保険料) 400,000 / (現金) 400,000 (定期保険料) 300,000 / (前払保険料)300,000 受取保険金の経理処理 死亡保険金 (受取人) 役員・従業員の遺族 → 保険金受取の経理処理なし 法人 (定期保険) 雑収入 (終身保険) 資産計上分(保険料積立金)は取り崩し、 差額は雑収入 (例) 保険会社から死亡保険金3000万を受け取った。この終身保険 については保険料積立金を500万計上している。 6 (現金)30,000,000 / (保険料積立金) 5,000,000 (雑収入) 25,000,000 死亡保険金 3000万 雑収入2500万 積立金 500万 解約返戻金 資産計上分(保険料積立金)との差額 → 雑収入 または 雑損失 (例) 終身保険を解約して解約返戻金を500万受け取った。 この終身保険については、保険料積立金を600万計上している。 (現金) 5,000,000 / (保険料積立金)6,000,000 (雑損失)1,000,000 雑損失 100万 解約返戻金 500万 積立金 600万 7 配当金 (積立方式) (例) 終身保険について配当金5万5,000円、積立配当金利息5,000円という 通知があった。 (配当積立金) 60,000 / (雑収入) 60,000 資産 給付金 (例) 法人が入院給付金5万円を受取り、そのうちの1万円を見舞金として 支払った。 (現金) 50,000 / (雑収入) 50,000 (福利厚生費)10,000 / (現金) 10,000 経費処理は 必要 8 参考問題1 (H21年9月学科、問題15) 法人を契約者(=保険料負担者)、すべての役員・従業員を被保険者とする 生命保険の保険料の経理処理に関する次の記述のうち、最も不適切なものは どれか。なお、いずれも保険料は毎月平準払いであるとする。 1. 満期保険金受取人を役員・従業員、死亡保険金受取人を役員・従業員の 遺族とする養老保険の保険料は、全額を給与として損金に算入する。 2. 入院給付金受取人を法人とする保険期間1年の医療保険の保険料は、 全額を福利厚生費として損金に算入する。 3. 死亡保険金を役員・従業員の遺族とする定期保険の保険料は、全額を 保険料積立金として資産に計上する。 4. 死亡保険金受取人を法人とする終身保険の保険料は、全額を保険料積立金 として資産に計上する。 9 参考問題2 (H20年9月学科、問題15) 法人が契約者・保険料負担者である生命保険の経理処理に関する次の記述のうち、 最も不適切なものはどれか。 1. 保険金受取人を法人とする定期保険特約付終身保険を解約した場合、 受け取った解約返戻金の額と資産計上している積立金との差額を、雑収入 または雑損失として計上する。 2. 被保険者が役員・従業員全員で、死亡保険金受取人が被保険者の遺族かつ 満期保険金受取人が法人である養老保険は、所定の要件に該当する場合、 支払う保険料の2分の1を保険料積立金として資産に計上し、残りの2分の1を 福利厚生費として損金に算入することができる。 3. 法人が定期保険の配当金の通知を受けたときは、配当金の金額と積立配当金 に対する利子の金額を益金に算入する。 4. 法人が入院給付金を受け取った後、その全額を被保険者である役員・従業員に 見舞金として支払った場合は、経理処理は必要ない。 10 9. 損害保険の基礎知識 保険金額と保険価額の関係 原則 「偶然の事故によって受けた損害額を実損てん補する」 契約した保険金の範囲内で、実際に生じた損害額が 支払われる (実損払い) 「比例てん補」 利得禁止の原則 契約者 損害保険は補償が目的 → 保険金によって利益を得てはならない 保険金額:保険の契約額 (保険金の最高額) 保険の契約 (例)1000万 保険価額 保険の目的 (保険の対象) 被保険者 保険をかけている ものの評価額(時価) = 損害の最高見積額 保険会社 保険金(保険金額内) 11 損害額が600万のとき保険金 はいくら支払われるか? ・ 全部保険 (上限:保険金額) 保険金額=保険価額 1000万 1000万 ・ 一部保険 保険金額<保険価額 600万 1000万 実際の損害額 (実損てん補) 600万 600万か?? (比例てん補) 保険金額の不足分に応じて削減 支払われる保険金 360万 (原則) ※ 火災保険のうち、 「住宅火災保険」「住宅総合保険」など 保険金額<保険価額 (80%以上を設定) 800万 保険金額 保険価額 実損てん補 600万 1000万 保険金額<保険価額 (80%未満を設定) 600万 損害額× 1000万 比例てん補 450万 損害額× 保険金額 保険価額の80% 12 ・ 超過保険 600万 保険金額>保険価額 2000万 1000万 「利得禁止の原則」 1000万を超える分は無効 損害保険料の構成 純保険料 (保険金の支払いに充当) 補償保険料 付加保険料 (保険会社の制度維持、運営費) 予定 損害率 予定 事業費率 損害保険料 積立保険料 積立保険の場合 (満期返戻金の財源) 予定利率 13 ※ 積立型損害保険 満期時に満期返戻金が支払われる保険 特徴 ・ 保険金額全額が支払われたら契約終了 → 満期返戻金なし (全損終了) ・ 契約者貸付制度、自動振替貸付制度あり ・ 実際の運用成績>予定利率 → 契約者配当金あり 損害保険会社によって保証 (例) 積立火災保険 積立傷害保険 年金払積立傷害保険 損害保険の場合の個人年金保険 (満期返戻金の年払い) 確定年金、保証期間付有期年金のみ → 終身型はなし 実際の運用 契約者配当金 積立保険料 予定利率 満期返戻金 部分 による運用 保険期間 満期時 (「FP技能検定教本2級 1分冊P230より) 14 10. 火災保険等 (復習) 特徴と種類 ・ ・ ・ ・ 被害を受けた建物や家財(生活用動産) 火災に限らず、落雷、風災(台風など)、爆発、水害なども含まれる 建物と家財とは別々の契約 1個または1組で30万を超える貴金属、宝石、書画、骨董などは 明記物件として申込書に明記し、別枠で契約 居住用 営業用 (商店・事務所・工場) 基本型 住宅火災保険 普通火災保険 総合型 住宅総合保険 団地保険 店舗総合保険 対象 補償 (幅広く補償) 15 補償内容の比較 基本型 ︵ 損害保険金︶ 物損害 火災・落雷・破裂・爆発 風・ひょう・雪災 消火活動による水漏れ 建物外部からの 物体の衝突・落下 給排水設備による水漏れ 騒じょう等による破壊 盗難(現金・預金証書を含む) 持ち出し家財の損害 水害(台風・洪水・高潮) 総合型 住宅火災 住宅総合 ○ ○ ○ ○ ○ × 団地保険 × 16 参考問題3 (H21年1月学科、問題16) 住宅火災保険および住宅総合保険に関する次の記述のうち、最も適切なものは どれか。 1. 住宅火災保険では、落雷による損害は、保険金の支払い対象とはならない。 2. 住宅火災保険では、火災時の消火活動による水漏れ損害は、保険金の 支払い対象となる。 3. 住宅総合保険では、給排水設備に生じた事故による水漏れ損害は、 保険金の支払い対象とはならない。 4. 住宅総合保険では、契約者が運転する自動車で自宅の壁を破損した損害は、 保険金の支払い対象となる。 17 地震保険 火災保険のみでは、地震などによる直接的な損害は補償されない 火災保険の特約として地震保険に加入 ・ 地震、噴火、津波を原因とする火災、損壊、埋没、流失損害を補償 ・ 地震保険のみの単独契約は× → 火災保険(主契約)+地震保険(特約) のセット加入 ・ 居住用の建物と生活用動産(家財)のみ → 工場や事務所は×、通貨や貴金属も× ・ 保険金額 : 主契約の火災保険金額の30%∼50%以内 ただし、建物5000万、家財1000万を限度 ・ 保険料: 所在地、建物の構造などによる。 ・ 保険金: 全損(保険金額の100%) 半損(保険金額の50%) 一部損(保険金額の5%) 3段階 ・ 地震保険料控除あり 18 11. 自動車保険 (復習) 対象 自賠責保険 相手 (強制保険) 二輪車なども含む + 民間の自動車保険 (任意保険) 賠償 責任 傷害 物 ・ 人身事故による対人賠償 対物は×、自分も× ・ 自分の家族が被害者でも○ ・ 飲酒、無免許でも補償 これらを組み合わせてさまざまな商品がつくられている (SAP、PAP、BAPなど) ・ 自賠責の不足分を補てん 対人賠償保険 相手 対物賠償保険 相手 自損事故保険 自分 搭乗者傷害保険 自分 無保険車傷害保険 自分 相手に対人賠償保険がない、当て逃げ などの場合で、被保険者が死傷したとき (2億円が上限) 19 自分 車の盗難、衝突や転落による車の破損 車両保険 ・ 自分、家族が被害者なら× ・ 飲酒、無免許でも補償 ・ 自分や家族等の財物は× ・搭乗者の死傷で自賠責で補償 されない場合 ・自損事故(ガードレールに衝突、 川に転落など) 自動車事故による搭乗者全員の補償 ※1 自賠責保険の保険金額について 保険金の限度額 死亡の場合 傷害の場合 後遺障害 加害者側に対して無過失責任に近い賠償責任 3000万まで 120万まで 75万∼4000万まで 被害者1人に対して (1事故あたり ×) ※2 政府の補償事業 ひき逃げなどの場合の被害者救済 支払い限度額は自賠責の場合と同じ ※3 その他の自動車保険 人身傷害補償保険 ・ 損害額全額が保険金額範囲内で支払われる 自分の過失割合は関係なし ・ 示談の成立を待たずに先払い リスク細分型保険 リスク要因を詳細にして保険料に反映 (性別、年齢、運転歴、使用目的、車種、居住地、所有台数、使用状況など) 20 参考問題4 (H21年9月学科、問題17) 任意加入の自動車保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 1. 対人賠償保険では、自動車事故によって他人を死傷させ法律上の損害賠償 責任が生じた場合に、自動車損害賠償責任保険から支払われる金額を 超える部分に対し保険金が支払われる。 2. 対物賠償保険では、自動車を車庫に入れるときに誤って自宅(持家)の 一部を損傷させ損害が生じた場合に、保険金が支払われる。 3. 人身傷害補償保険では、自動車事故により被保険者が死亡した場合に、 自己の過失部分を含めた損害について、保険金が支払われる。 4. 無保険者傷害保険では、対人賠償保険を付保していない等の賠償資力が 十分でない他の自動車との事故により、被保険者が死亡または後遺障害 を被った場合に、保険金が支払われる。 21 12. 傷害保険・賠償責任保険 (復習) 傷害保険の特徴 ・ 「急激かつ偶然な外来の事故」によるもの 傷害の原因が身体の外からの作用による場合 病気は× ・ 無免許、飲酒、車酔い、自殺、喧嘩、地震、津波などによるものは× ・ 健康保険、労災保険、賠償金などとは関係なく支払われる ・ 保険料は被保険者の職業、職種に応じて決まる →年齢、性別は× 商品の種類 普通傷害保険 家族も対象 家族傷害保険 ・ 国内外、業務中・外、通勤途上、旅行中など 日常生活全般のさまざまな事故による傷害 ・ 細菌性食中毒は× ・ 病気による治療費は× 家族も対象 交通事故傷害保険 ファミリー交通事故傷害保険 ・ 国内外、交通事故、建物・乗物の火災、駅の構内(改札の内側)、 乗り物、道路歩行中、エスカレーターやエレベーター 22 ・ 保険料は職業によらず一律 「家族」の範囲 生計維持者、配偶者、生計が同じ同居の親族と別居の未婚の子 国内旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 ・ 自宅の出発から帰宅までの間の補償 ・ 細菌性食中毒も補償 さらに、地震、津波、噴火による 傷害も補償 (注意) 実損てん補 (定額補償) その他の傷害保険の類似商品 (費用・利益保険) 偶然の事故により、被保険者が所定の費用の支出を余儀なくされた ことによる損害または逸失利益にかかる損害に対して支払われる 所得補償保険 国内外、病気やケガで就業不能の場合の所得を補償 (入院の有無は関係なし) 医療費用保険 国内、被保険者のケガや病気による入院 公的保険で支払われない部分の補償 23 参考問題5 (H21年9月学科、問題16) 傷害保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、契約は 主契約のみであり、特約は付帯していないものとする。 1. 普通傷害保険の入院保険金は、日常生活において、ケガにより入院した 場合だけでなく、病気により入院した場合にも保険金が支払われる。 2. 家族傷害保険において、保険証券記載の本人と別居し生計を共にしていない 子が日常生活におけるケガにより通院した場合、その子が未婚であれば 保険金が支払われる。 3. 海外旅行(傷害)保険において、海外旅行中のケガで医師の治療を受けた 場合、その治療に要した費用にかかわらず、通院日数に応じた保険金が 支払われる。 4. 国内旅行(傷害)保険において、国内旅行中に細菌性食中毒にかかり入院 した場合、保険金が支払われる。 24 賠償責任保険の特徴 ・ 偶然な事故により他人に与えた死傷、財物の損害について、故意は× ・ 法律上の損害賠償責任を負うことによる損害を補償 ・ 保険金: 賠償金、事故発生時の緊急費用(応急手当)、訴訟費用なども○ 個人賠償責任保険 ・ 個人の日常生活にかかわる偶然の事故 → 業務中の事故は×、国外は×、故意によるものも× ・ 家族全員が被保険者(ペットも含む)、同居親族に対する賠償事故は× ・ 自動車事故は対象外→ 自動車保険で対応 (例) 契約者の子供が誤って隣家のガラスを割った → ○ ペットの犬が歩行者に噛み付いて怪我をさせた→ ○ 預かり品の破損 → × ゴルファー保険 他人に損害を与えた場合、自分の傷害、用具の損害、記念品費用 会社役員賠償責任保険 25 会社役員が損害賠償請求の訴訟提起を受けたことにより被る損害 (訴訟費用、賠償金)を補償 施設所有(管理者)賠償責任保険 (例) レストランの従業員が不注意で料理をこぼして客の洋服をよごした 店の床掃除の仕上げが悪く、客が転倒してケガをした 店舗のドアの故障で来店客が挟まれてケガをした 受託者賠償責任保険 (例) ホテルのクロークで客から預かったコートが盗まれた 居酒屋で預かった客の靴が紛失した 請負業者賠償責任保険 (例) 建設現場でパイプを高所から落下させて通行人にケガをさせた クレーンが倒れて歩行者にケガをさせた 生産物賠償責任保険(PL保険) 製造、販売、提供サービスなどが引き渡されたあとで、欠陥による事故により 他人に損害が生じた場合 (例)購入したテレビから発火して自宅が火事になった レストランの料理で食中毒をおこした 看板の取り付けが悪くて落下し、通行人にケガをさせた 家庭のガス菅取換工事にミスがあってガス漏れがおきた 労働災害総合保険 企業の労災費用の補償 事業主が労災に未加入の場合には対象外 26 参考問題5 (H21年9月学科、問題20) 損害保険を利用した個人のリスク管理に関する次の記述のうち、最も 不適切なものはどれか。 1. 地震で自宅が倒壊したときに被る損害に備えて、地震保険を付帯して 住宅火災保険を契約した。 2. レストランを開業する個人事業主が、食中毒などの営業上の事故により 被る損害に備えて、個人賠償責任保険を契約した。 3. ゴルフクラブを購入したので、ゴルフ場構内でゴルフクラブの破損や 盗難により被る損害に備えて、ゴルファー保険を契約した。 4. 設計事務所を開業している個人事業主が、病気やケガで就業不能となり、 収入を得られなくなる場合に被る損失に備えて、所得補償保険を契約 した。 27 参考問題解答 (問題1) (問題2) (問題3) (問題4) (問題5) (問題6) 3 4 2 2 4 2 28
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