2010 年 9 月号 至宝三鞭丸でアチラ 至宝三鞭丸でアチラが でアチラが元気! 元気! A し aaa ほう さん a べん がん a a 当医院は子宝(不妊治療)を得意としています。女性側のコンディショ ンを整えるのは当然の事ですが、ご主人の側にも問題がある場合があり ます。 男性の性機能を up させる処方というと、何か、スポーツ新聞的な 響きがありますが、思い切りマジメなお話し。 漢方的には、男女ともに性機能を司るのは五臓のうちの「腎」であるとされ、「腎は精を宿す」 とよく言われます。この腎をパワーアップさせるには補腎の作用のある処方を使うのですが、有名 な八味地黄丸や牛車腎気丸が健康保険の範囲ではこれにあたります。残念ながらこれらの処方は頻 尿や浮腫の治療には効がありますが、補腎の中でも大切な補陽という性機能 up にはつながらない のが本音です。 至宝三鞭丸は保険外の丸薬です。ですから、1 ヶ月分のお薬代が約 5,000 円位かかるのですが、 補陽の働きが充分に期待できる名処方です。「陽」という字は陽根などと使い、男性機能一切を意 味します。実際に、たった 2 週間の服用で精子数が倍になったという症例を経験しています。私 は、精子の数不足や運動率の低下など精液の不足状態を改善する為にも、この至宝三鞭丸を頻用し ています。この漢方薬は直径 5mm 位の黒色の丸薬です。少しピリカラ味で、実に色々な生薬が入 っています。何と、37 種の補陽作用のある天然生薬が配合されているのです。これは、本場中国 でないと作れない薬です。「三鞭」というのは 3 種のオチンチンという意味で、「オチンチンを強 くするにはオチンチンを使う」という原始初期の漢方の考えが伺えます。強壮剤で有名な海馬と呼 ばれるタツノオトシゴもちゃんと入っています。バイアグラは心臓に負担をかけてしまいますが、 この処方はおだやかな作用で安心です。本来この丸薬は 1 日 24 丸服用になっていますが、減らし て行って何丸で効くか実験してみました。1 日 8 丸で充分効きます。子宝治療で来られた女性が、 ご主人の為にこれをよく買って帰られます。亜鉛やビタミン剤などよりよっぽどよく効きます。 至宝三鞭丸の中身を少しのぞいてみますと・・・ 山薬(サンヤク)・・・いわゆる、山芋です。ネバネバする素材は精力をつけます。 杜仲(トチュウ)・・・トチュウ茶に使われています。やはり、葉を折るとネバネバして糸を引 a きます。 淫羊蕾(インヨウカク)・・・羊がこの植物のツボミを食べた所、1 日に 100 回交尾したとの 噂。羊を H にする薬。人間にも効きます。100 回は無理ですが・・・ 遠志(オンジ)・・・志(やる気)を持続させる働き。志が遠くまで続くとの意。 菟絲子(トシシ)・・・ヒルガオの仲間の植物の種です。男性の下半身を強くする作用。 枸杞子(クコシ)・・・有名な不老長寿の生薬。薬膳にもよく使われます。補腎作用あり。 龍骨(リュウコツ)・・・「龍は実在しないのに、なんで骨があるねん!」と怒る方がいらっし ゃいますが、実は恐竜の骨の化石。龍には不思議な力が宿るのです。 鹿茸(ロクジョウ)・・・鹿の袋角。幼角には強心作用、疲労回復作用があります。 海馬(カイバ)・・・有名な精力剤のタツノオトシゴ。ネズミの実験でも発情期を延長させる作 用が認められます。馬に似た顔を見てもナンカ効きそうですよね。 a a など、本当に貴重で効き目のある生薬を配合してあります。 元々、大奥に女性が何百人もいた明や清の皇帝の為に作られた処方です。漢方ってスゴイ! ちなみに、この処方は、女性が服用しても疲労がとれやすくなり、足腰が丈夫になります。
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