4月1日~4月7日

UAE主要内外政動向
UAE主要内外政動向
(除、ドバイ
ドバイ・
北部首長国)
・北部首長国
)
(2011
11年
日分当地
当地報道取
報道取り
2011
年4月1日~4月7日分
当地
報道取
り纏め)
平成23年4月7日正午現在
在アラブ首長国連邦日本国大使館
1.要人往来
要人往来
(1)当国要人の外国訪問
1日
アブダッラー外相(故ザーイド大統領18男)が,ポルトガルのリスボンを訪
問し,新しいUAE大使館のオープニング・セレモニーに出席。
3日
シャムシー国務相が,イスタンブールで開かれたパブリック・ディプロマシー
に関するシンク・タンク・フォーラムに出席。
3日
アブダッラー外相が,リヤドで開催されたGCC外相級臨時会合を主宰。GC
Cは,バーレーンやクウェートなどに対するイランの内政干渉を非難し,イエ
メン情勢の悪化に懸念を示す。
3日~
3日,ルメイシーUAE連邦軍参謀総長が,対リビア軍事行動に参加している
4日
UAE軍が駐留するイタリアの基地を訪問。4日,モロッコを訪問し,同国軍
監察長官と会談。両国間の軍事協力について協議したほか,最新の地域情勢に
ついて意見交換。
7日
オウェイス文化・青年・社会開発相が,アゼルバイジャンで開かれた文明対話
世界フォーラムに出席。
(2)外国要人の当国訪問
2日
ムハンマド副大統領兼首相(ドバイ首長)が,当地を訪問したフォックス英国
防相と会談し,軍事分野での両国間の協力や最新の中東情勢などについて協
議。フォックス国防相は,対リビア軍事行動やバーレーン情勢でのUAEの役
割を称賛。
2日
マズルーイーUAE赤新月社理事長が,当地を訪問したグランディUNRWA
事務局長と会談。パレスチナ難民支援における協力について協議し,シリアや
レバノンのパレスチナ難民キャンプへの住宅建設などに合意。
4日
ナヒヤーン高等教育・科学研究相が,当地を訪問したクウェートのムハンマド
外相と会談し,二国間関係及び地域情勢について協議。また,当地を訪問した
アルバニア外相とも会談。
4日
ガルガーシュ外務担当国務相が,当地を訪問したスーダンの外務担当国務相と
会談し,両国間の投資保護・促進に関する覚書に調印。
4日
アブダッラー外相が,当地を訪問したイタリアのラ・ルッサ国防相と会談。最
1
新の地域情勢について意見交換したほか,両国間の軍事・防衛分野での協力に
ついて協議。
5日
サイフ副首相兼内相(故ザーイド大統領9男)が,当地を訪問したパキスタン
の内相と会談。両国間の警察・治安分野での協力について協議。
5日
アブダッラー外相が,IRENA総会に出席するため当地を訪問したウガン
ダ,ボスニア,ブルネイ,グレナダ,モンゴル,パレスチナ,チャド及びソマ
リアの外相など各国の閣僚らとそれぞれ個別に会談。また,ガルガーシュ外務
担当国務相も,スーダン及びブルンディの外相やベラルーシやスリランカの外
務副大臣と会談。
6日
ガルガーシュ外務担当国務相が,当地を訪問したダンカン英国際開発担当国務
相と国際開発支援に関する合同ワークショップを開催。また,ダンカン国務相
は,ナヒヤーン高等教育・科学研究相とも個別に会談。
2.アブダビ王
アブダビ王族の動向(
動向(除、要人往来
要人往来、
往来、外政)
外政)
1日
ナヒヤーン高等教育・科学研究相が,当地で第11回ザーイド大学理事会年次
会合を主宰。当地に開校予定の新キャンパスなどについて協議。
3日
サイフ副首相兼内相が,当地で開催されたIDワールド・アブダビ2011欧
州・中東アフリカ(EMEA)サミットの開会式に出席。
4日
スルターン・ビン・ハリーファ大統領顧問(ハリーファ大統領長男)が,当地
のルーマニア大使と会談し,二国間関係について協議。
6日
タハヌーン東部州知事が,ザーイド2世軍事学校で開かれた卒業式に出席。ス
ルターン大統領顧問ら王族が同席。
6日
シャムサ・ハリーファ大統領夫人が,アジュマン首長国で開かれた教育関係の
記念セレモニーに出席。
3.外政(
外政(除、要人往来)
要人往来)
31日
ハンマーディーUAE外務省外国人担当局長が,当地チュニジア大使と会談
し,両国間の領事関係や共通の関心事項について協議。
31日
UAEが,エチオピアで開催されたアフリカ連合(AU)の会合に,オブザー
バー資格でAUに加盟後初めて出席。
3日
UAEが,今月18日~19日にドバイで開催する海賊対策国際会議の出席登
録などを受け付けるウェブサイトを立ち上げ。また,会議と平行して,UAE
と国連が,ソマリア沖海賊対策国イニシアティブ支援信託基金を支援するため
の資金集めイベントを開催予定。
4日~
当地で,150か国の代表が出席して国際再生可能エネルギー機関(IREN
5日
A)の第1回総会が開催。ガルガーシュ外務担当国務相が,アブダッラー外相
の演説を代読し,再生可能エネルギーの普及に取り組む姿勢を強調。また,当
2
地がIRENAの恒久的な本部として公式に承認され,初代事務局長にアドナ
ン・アミン氏を選出。
5日
ムハンマド・スウェイディー在ベルギーUAE大使兼EU代表部大使は,20
日当地で開催されるGCC・EU合同会議の準備として,ブリュッセルでGC
C・EU政治対話の専門家会合を開催。
6日
ムハンマド・マハムード在独UAE大使が,ドイツのボンバ運輸・建設・都市
開発省長官と会談し,交通,インフラ及び都市開発などの分野での関係強化に
ついて協議。また,アブダビ経済開発庁と独運輸・建設・都市開発省が,当地
のハリーファ工業地域の開発及び運営に関する協力について基本合意書に調
印。7日には,ハノーバー・メッセ2011に出席したマズルーイー・アブダ
ビ西部州開発評議会事務局長が,ボンバ長官と会談。
6日
ハイダーン政務担当外相補佐官が,当地エジプト大使と会談し,エルアラビー
外相発アブダッラー外相宛の二国間関係と共通の関心事項での協力に関する
書簡を受け取る。
6日~
当地で,各国の代表をはじめ民間やNGOの代表が出席して,第2回クリー
7日
ン・エネルギー閣僚級会合が開催。アブダッラー外相が,開会の挨拶で,日本
の教訓を学び,持続的なエネルギーの重要な一部分である原子力エネルギーを
より安全なものにしつつ,さらに新しいクリーン・エネルギーの技術を発展さ
せる必要性を強調。
4.政令・
政令・人事・
人事・機構改編
特になし
5.連邦国民評議会(
連邦国民評議会(FNC)
FNC)の動向
特になし
6.その他国内政府機関等
その他国内政府機関等の
他国内政府機関等の動き
31日
連邦原子力規制庁(FANR)が,連邦原子力エネルギー公社(ENEC)に
対し,今月30日までに福島第一原発で発生した事故を評価し,当地での原子
力発電所建設計画にどのように反映させるか報告するよう指示。
31日
ラーシド環境・水資源相が,フジャイラ首長国に当国の消費者からの電話を受
け付けるコールセンターを開設。
1日
エミレーツ・アイデンティティー庁の代表団が,香港で開催されたIDカード
技術に関する展示会を訪問。
2日
ムハンマド副大統領兼首相が,教育省が当国全ての学校に配布を予定している
アラビア語に関する国家憲章をレビュー。
2日
アブダビ統計センターが,2010年の当地のインフレ率が3.1%で,消費
3
者物価指数(CPI)が119.3ポイントと発表。
2日
サイフ副首相兼内相が,連邦人口構成評議会を主宰し,民間航空分野での自国
民化を推進する委員会を設立。
3日
当地で,3日間に亘り中東では初めてとなる栄養学に関する会議を開催。
3日
アブダビ交通庁が,礼拝の時間帯45分間に限り有料駐車場の料金を礼拝者に
対して免除すると決定。
3日
アブダビ市政庁の代表団が,リヤドで開催された第6回湾岸市政事業会議に出
席。
4日
エミレーツ郵便会社が,当地で第25回GCC郵政事業社長会合を開催。
4日
家族開発基金が,国連工業開発機関(UNIDO)の起業・投資訓練センター
と同センターが起業分野での専門知識や経験を家族開発基金に提供する協力
に関する覚書に調印。
4日
アルアイン市政庁が,ユニバシティー・シティー建設のインフラ・プロジェク
トに関する総額2億7,200万ディルハム(約63億円)の契約に調印。
4日
連邦民間航空庁が,去年9月にドバイ空港の南9マイルに墜落したUPS社の
ボーイング747型機の墜落事故に関する調査の初期報告書を公表し,ドバイ
空港離陸後に貨物デッキより火災が発生し,その火と煙のために操縦不能とな
ったなどと発表。
5日
アブダビ警察交通・パトロール局が,アブダビ・ドバイ間の幹線道路のスピー
ドカメラによる罰金対象速度を今月下旬に現在の時速160キロから140
キロに引き下げる(制限速度は120キロ)と,当地英字紙ナショナルが報道。
5日
エミレーツ・アイデンティティー庁が,居住ビザの発給・更新とIDカードの
発給をリンクさせるシステムがラアス・ル・ハイマ首長国など3つの北部首長
国で始まり,数ヶ月でアブダビ及びドバイでも開始されると,当地ハリージ
ュ・タイムズが報道。
5日
アブダビ経済開発庁が,知識経済への移行と当地における経済の多様化に関す
るワークショップを開催。
5日
内務省が,当地でUAEが先月から加入したオンライン上での子どもへの虐待
から子どもを保護するグループ「ヴァーチャル・グローバル・タスクフォース
(VGT)
」の会合を主宰。
6日
アブダビ食品管理庁が,ドイツ企業や科学研究機関に食品産業や農業でのパー
トナーシップを広げるためのオープン・インビテーションを送付。
6日
アブダビ保健サービス会社が,当地コーニッシュ病院から生後間もない乳児が
誘拐されたとの噂を否定。当地英字紙ガルフ・ニュースによれば,乳児の父親
が誤って空のチャイルド安全シートを病院の非常口から持ち出そうとしたこ
とにより生じた誤解が原因。
6日
アブダビ市政庁が,アブダビ警察とビル建設許可証の発給に関する問題につい
4
て協議。
6日
ムハンマド副大統領兼首相が,ウンム・アル・カイワイン首長国の2011年
から2013年までの成長戦略の発表セレモニーに出席。サウード同首長らが
同席。
7.国内外における
国内外における国内人道支援機関
における国内人道支援機関の
国内人道支援機関の活動
31日
UAE赤新月社が,当地の国連食糧農業機関(FAO)と世界での食糧不足や
食料価格の高騰による人道的な影響について協議。
31日
ナヒヤーン高等教育・科学研究相が,日本を含め28ヶ国が参加したスモー
ル・ワールド慈善イベントに出席。収益金の50%は,東日本大震災の被災者
支援のため日本赤十字社に寄付される予定。
1日
UAEが,リビアへの人道支援としてエジプト・チュニジア国境にそれぞれ食
糧28~30トンを積んだ40台のトラックを派遣。
2日
UAE救援チームが設置したリビア・チュニジア国境の支援キャンプで,ここ
数日間で250トンを超える食糧,医薬品及び毛布の配給を行うなど活動を継
続中。
5日
米ニューオーリンズ大学が,ハリーケーン・カトリーナによる被害への復興支
援のため1億ドルを供与したUAEに感謝するセレモニーを復興プロジェク
トの終了に伴い開催。
5日
アブダビ開発基金が,ガンビア共和国での幹線道路の修復事業に3億6,73
0万ディルハム(約85億円)を貸し付ける合意書に調印。
8.労働政策
特になし
9.治安情勢
31日
アブダビ市政庁が,当地のタイヤ販売・修理店への査察を行っていたところ,
不法に製造していたタバコ約35トンを発見し押収。
4日
連邦最高裁の判事が,アムネスティー・インターナショナルが発表した昨年の
世界の死刑に関する報告書の中で,UAEが昨年18歳以下の未成年を含む少
なくとも28名に死刑判決を下したなどと批判していることに対し,UAEは
法律に基づいて死刑や薬物取引などの犯罪に死刑判決を下しており,少年に対
する死刑もシャリア法に基づいて成熟していると判断される場合に適正に執
行されていると反論したと,当地英字紙ナショナルが報道。
10.
10.その他
その他
31日
アブダビ初の人工衛星となる Yahsat 1A 号の打ち上げが,直前に技術的問題に
5
より延期。
2日
UAE連邦軍対テロ特殊作戦部隊が,オマーン東側のアラビア海で海賊にハイ
ジャックされたUAEの貨物船「MV Arrilah-I」号を米軍第5艦隊と連携して
解放することに成功。
2日
午前8時頃,アブダビからドバイに向かう幹線道路で,霧とスピードの出し過
ぎにより,車127台が関係する玉突き事故が発生し,アジア人男性1名が死
亡したほか,61名がケガで病院で手当を受ける。当地英字紙ハリージュ・タ
イムズによると,うち9名が重傷。
3日~
31日,連邦統計局が,2010年中盤の当国の最新の人口推定値を発表し,
5日
UAEの総人口は826万人に達し,過去4年間で64.5%増加し,このう
ちUAE自国民の人口は94万8000人と全体の11.5%を占めると,当
地各紙が報道。
5日
UAE連邦軍対テロ特殊作戦部隊が解放に成功した「MV Arrilah-I」号が,当
地のザーイド港に到着。捕縛された海賊10名は,内務省に引き渡され,裁判
を受ける予定。船を所有するアブダビ国営タンカー会社(ADNATCO)の
ヤブフーニーGMは,ザーイド港に帰還した乗組員を歓迎。
6日
アブダビ国営展示場会社(ADNEC)が,斜めに傾斜した特徴的な形で有名
な当地のキャピタル・ゲート・タワーのオフィス賃貸とハイヤット・キャピタ
ル・ゲート・ホテルへの商業リースを開始。
6日
ハーミリー・エネルギー相が,UAEを含む余剰生産能力のある各国は,国際
石油会社に追加的な原油供給を行ってきており,今後も国際的な成長の勢いを
持続させるため,原油・ガスの継続的な供給を行うと強調。
(了)
6