平成 19 年3月期 決算短信

平成 19 年3月期
決算短信
平成 19 年 5 月 17 日
会
社
名
コ ー ド 番 号
代
表
者
問合せ先責任者
チッソ株式会社
4006
代表取締役会長
総務部主席
定時株主総会開催予定日
有価証券報告書提出予定日
上場取引所 GR
(URL http://www.chisso.co.jp)
後藤 舜吉
堀尾 俊也
TEL(03)3243‑6370
平成 19 年 6 月 28 日
平成 19 年 6 月 28 日
1.19 年 3 月期の連結業績(平成 18 年 4 月 1 日〜平成 19 年 3 月 31 日)
(1) 連結経営成績
(以降の金額は百万円未満切捨て、%表示は対前期増減率)
当期純利益
売
上
高
営 業 利 益
経 常 利 益
百万円
%
216,979
199,635
19 年 3 月期
18 年 3 月期
百万円
8.7
32.5
18,814 16.7
16,122 33.6
1 株当たり
当期純利益
78
0
19 年 3 月期
18 年 3 月期
(参考)
銭
持分法投資損益
円
67
71
銭
−
−
百万円
−
−
%
12,273
−
111 △97.4
売上高
営業利益率
総資産
経常利益率
%
−
−
19 年 3 月期 1,394 百万円
%
19,063 12.3
16,973 36.6
自己資本
当期純利益率
潜在株式調整後1株
当たり当期純利益
円
百万円
%
%
%
10.3
10.5
8.7
8.1
18 年 3 月期 1,410 百万円
(2) 連結財政状態
総
資 産
純
資 産
百万円
202,636
169,228
19 年 3 月期
18 年 3 月期
(参考)
自己資本
19 年 3 月
自己資本比率
百万円
△109,636
△124,434
△112,278 百万円
1 株当たり純資産
%
円
△55.4
△73.5
18 年 3 月期
−
△719
△797
銭
85
43
百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による
キャッシュ・フロー
投資活動による
キャッシュ・フロー
百万円
百万円
17,788
16,431
19年3月期
18年3月期
財務活動による
キャッシュ・フロー
水俣病補償による
キュッシュ・フロー
百万円
△10,083
△9,583
現金及び現金同
等物の期末残高
百万円
2,663
△2,164
百万円
△4,075
△3,501
23,325
12,351
2.配当の状況
(基準日)
中間期
円
18 年 3 月期
19 年 3 月期
20 年 3 月期
(予想)
1株当たり配当金
期末
−
−
銭
円
銭
配当金総額
(年間)
年間
円
銭
−
−
−
−
0
0
00
00
− −
−
0
00
配当性向
(連結)
百万円
純資産配当率
(連結)
%
−
−
%
−
−
−
−
−
3.20 年 3 月期の連結業績予想(平成 19 年 4 月 1 日〜平成 20 年 3 月 31 日)
(%表示は、通期は対前期、中間期は対前中間期増減率)
1株当たり
売 上 高
経常利益
当期純利益
当期純利益
百万円
中 間 期
通
期
110,000
240,000
%
11.2
10.6
百万円
%
9,500 9.4
21,000 10.2
百万円
%
4,300
5.3
10,000 △18.5
円
27
64
銭
56
10
4.その他
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2) 連結財務諸表作成に係る会計処理の原則・手続、表示方法等の変更
無
①会計基準等の改正に伴う変更
有
②①以外の変更
無
(注)詳細は、「連−25」ページ「3.連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更」を参照して下さい。
(3) 発行済株式数(普通株式)
①期末発行済株式数(自己株式数を含む)
19 年 3 月期 156,279,375 株
18 年 3 月期 156,279,375 株
②期末自己株式数
19 年 3 月期
305,199 株
18 年 3 月期
235,695 株
(注)1株当たり当期純利益(連結)の算定の基礎となる株式数については、
「連−27」ページ「6.1株当たり情報」を
参照して下さい。
(参考)個別業績の概要
1.19 年 3 月期の個別業績(平成 18 年 4 月 1 日〜平成 19 年 3 月 31 日)
(1) 個別経営成績
(%表示は対前期増減率)
売
上
高
営 業 利 益
経 常 利 益
当期純利益
百万円
19 年 3 月期
18 年 3 月期
%
160,022
155,813
2.7
35.8
1 株当たり
当期純利益
%
11,501 12.5
10,219 33.7
銭
25
18
百万円
%
11,003
10,167
8.2
3.5
百万円
%
3,991 35.3
2,951 287.8
潜在株式調整後1株
当たり当期純利益
円
19 年 3 月期
18 年 3 月期
百万円
円
58
91
−
−
銭
−
−
(2)個別財政状態
総 資 産
19 年 3 月期
18 年 3 月期
(参考)
自己資本
純資産
自己資本比率
1 株当たり純資産
百万円
百万円
%
122,233
116,933
△134,922
△138,807
△110.4
△118.7
19 年 3 月期
△134,922 百万円
18 年 3 月期
−
円
△865
△889
銭
03
54
百万円
2.20 年 3 月期の個別業績予想(平成 19 年 4 月 1 日〜平成 20 年 3 月 31 日)
(%表示は、通期は対前期、中間期は対前中間期増減率)
売 上 高
経常利益
当期純利益
1株当たり
当期純利益
百万円
中
通
間 期
期
%
83,000 10.5
170,000 6.2
百万円
5,500
12,000
%
5.8
9.1
百万円
1,800
4,200
%
18.9
5.2
円
銭
11 54
26 92
※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の
様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。上記業績予想に関する事項につきましては、添付
資料の「連−3」ページ「1.経営成績(1)経営成績に関する分析」を参照して下さい。
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
1.経営成績
(1)経営成績に関する分析
1)当期の経営成績
当期のわが国経済は、旺盛な内外需要により生産が増加基調となる中、企業収益が
高水準で推移し、設備投資も引き続き増加するなど、景気は順調に拡大してまいりま
した。
当社グループにおいては、原材料価格の高止まりに対応して、製品価格の是正とコ
スト削減に努める一方、機能材料を中心に、成長分野へ経営資源を積極的に投入して
まいりました。
こ れ ら の 結 果 、 当 期 の 連 結 営 業 成 績 に つ き ま し て は 、 売 上 高 は 2 ,1 6 9 億 7 千 9
百 万 円 余 ( 前 期 比 8 .7 % 増 ) 、 経 常 利 益 は 1 9 0 億 6 千 3 百 万 円 余 ( 前 期 比 1 2 .
3%増)といずれも前期を上回りました。
特別損益におきましては、チッソ旭肥料株式会社の連結子会社化に伴う持分変動差
額等25億8千3百万円余を特別利益に計上しました。一方、特別損失には水俣病補
償損失等61億8千8百万円余を計上しました。
これらの結果、当期純利益は122億7千3百万円余と前期に比べ大幅に増加しま
した。
2)セグメント別の状況
①化学品事業
機能材料分野
液晶及び液晶関連材料は、液晶ディスプレイ市場の拡大に伴い、販売数量が順調に
増加しました。これに対応するため、水俣製造所において液晶化合物の生産能力増強
を進めております。また、台湾智索股份有限公司の液晶ブレンド工場は、平成18年
12月に竣工しました。
電子部品のうち、金バンプ加工は、品質の向上と販売チャネルの多様化により、販
売が増加しました。組立加工は低調となりましたが、今後の受注増に備えるため、ウ
ェハテスト設備を増強し、組立・テスト一貫体制を一層強化しました。
化学品分野
アルコール・溶剤は、原材料価格の高騰に対応して、製品価格の是正に努めた結果、
増収となりました。クロロシランは、半導体や太陽電池向けの需要増加と製品価格是
正により、売上高が大幅に伸長しました。ファインケミカル製品の中で、クロマトグ
ラフィー充填剤(商品名:セルファイン)の販売は、好調に推移しました。また、微
生物検知シート(商品名:サニ太くん)は、検査の簡易性が評価され、国内、海外と
もに販売が増加しました。
ポリプロピレン及びポリエチレンは、国内景気の拡大と製品価格の是正により売上
高が増加しました。
自動車用大型部品の原材料であるガラス長繊維強化樹脂(商品名:ファンクスタ
ー)は、国内においてその性能が評価され順調に推移しました。米国ジョージア州ア
ト ラ ン タ に 設 立 し た 製 造 販 売 会 社 COMUSA LLC の 工 場 は 、 平 成 1 8 年 1 2 月 に 竣 工
しました。
連−1
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
加工品分野
繊維のうち、複合繊維原綿は、国際市場での総合的な事業展開を進めるため、平成
1 8 年 4 月 よ り 、 米 国 FiberVisions Delaware Corp. と の 合 弁 で 日 本 に ES フ ァ イ バ
ービジョンズ株式会社を設立し、同社に国内販売を全面的に移管しました。ポリエス
テルとポリエチレンからなる複合長繊維不織布は、販売数量が増加しました。
アグリ関連製品では、肥効調節機能に優れた被覆尿素肥料(商品名:LPコート)
は、省力化への貢献が高く評価され、引き続き出荷が好調でありました。
農業用ビニルフィルムは、市場縮小や事業環境のさらなる悪化により低迷しました。
樹脂加工製品は、硬質塩化ビニルシート、土木シート、海苔簾(商品名:ケミノリ
ス)が堅調に推移しました。
合成紙は、新規に開発した写真専用プリンター印画紙の販売数量が増加しました。
これら三分野からなる「化学品事業」の売上高は、1,789億7千3百万円余(前期比12.
8%増)となりました。
②その他の事業
商事部門は、ポリオレフィン樹脂、有機化学品及びファインケミカル製品の販売が
順調に推移しました。
エンジニアリング部門は、厳しい競争が続く中、受注、売上高ともに低調でした。
こ れ ら の 結 果 、 そ の 他 の 事 業 の 売 上 高 は 、 3 8 0 億 6 百 万 円 余 ( 前 期 比 7 .3 %
減)となりました。
3)その他企業集団の現況に関する重要な事項
①水 俣 病訴 訟の 提 起に つい て
水俣病に罹患しているとする原告から、当社、国及び熊本県に対して平成17年10月
3日 以 降数 次に わ たり 、熊 本 地方 裁判 所 に損 害賠 償 請求 訴訟 が 提起 され て おり ます 。
請求の内容は、当社に対しては、原告一人につき慰謝料及び弁護士費用850万円を、
国、熊本県に対しては、そのうちの一部について当社と連帯して、これを支払えというも
ので す 。
こ れ ま で に 提 起 さ れ ま し た 水 俣 病 訴 訟 の 原 告 数 累 計 は 、 そ の 後 の 取 下 げ 者 を 除 き 1 ,1
50 名 、請 求金 額 合計 は9 7 億7 千5 百 万円 です 。
なお、新たに120名の原告より同内容の訴訟の提起を受け、平成19年4月27日に
訴状 の 送達 を受 け まし た。 当 該訴 訟の 請 求金 総額 は 、1 0億 2 千万 円で あ りま す。
②肥 料 事業 の吸 収 分割 につ い て
当社、当社の子会社である九州化学工業株式会社及び熊本ファイン株式会社並びに旭化
成ケミカルズ株式会社は、平成19年1月1日を効力発生日とする吸収分割により、それ
ぞ れ の 肥 料 事 業 ( 製 造 部 門 ・研 究 開 発 部 門 ) を チ ッ ソ 旭 肥 料 株 式 会 社 に 承 継 し ま し た 。 な
お、当社の吸収分割は、会社法第784条第3項の規定に基づき株主総会の承認決議を経
ずに行われております。この吸収分割により、チッソ旭肥料株式会社への出資比率はチッ
ソグループ65%、旭化成ケミカルズ株式会社35%となるため、同社を当社の連結子会
連−2
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
社と し まし た。
③農 業 用フ ィル ム 事業 の商 権 譲渡 につ い て
農業用フィルム事業に係る販売商権をシーアイ化成株式会社に平成19年4月1日をも
って譲渡しましたが、当分の間、シーアイ化成株式会社から販売業務を受託し、当社でこ
れを 行 って まい り ます 。
④太 陽 光発 電用 途 ポリ シリ コ ン製 造技 術 の実 証化 に つい て
平成18年9月20日、新日鉱ホールディングス株式会社及び東邦チタニウム株式会社
と太陽光発電用途ポリシリコン製造技術の実証化を共同で進めることに合意し、平成19
年1 月 17 日に 3 社合 弁で 日 本ソ ーラ ー シリ コン 株 式会 社を 設 立し まし た 。
4) 設 備投 資等 の 状況
当社グループの当期における設備投資は、機能材料分野を中心に、設備能力の増強、基
盤強 化 工事 等を 実 施し まし た 。設 備投 資 総額 は1 4 4億 1千 1 百万 円で し た。
5) 資 金調 達の 状 況
当社に対する抜本支援措置として、当期の公的債務の約定償還額85億8千9百万円余
のうち、熊本県より、償還のための原資として13億9千5百万円余を無利子にて借り入
れるとともに、55億9千1百万円余につきましては、同県及び財団法人水俣・芦北地域
振興 財 団よ り返 済 猶予 措置 を 講じ てい た だき まし た 。
6)次期の見通し
今後の見通しとしましては、原油価格や米国経済の動向が国内経済に与える影響に
不透明な部分があるものの、景気は引き続き拡大していくものと思われます。
当社グループとしましては、得意分野へ経営資源の重点投入を行うとともに、開発
テーマの選択と集中を徹底し、早期に新規事業を立ち上げ、事業の拡大ならびに収益
の確保を図ってまいります。
当社グループの次期業績予想は次のとおりであります。
①連結業績予想
売上高
2 4 0 ,0 0 0 百 万 円
経常利益
2 1 ,0 0 0 百 万 円
当期純利益
1 0 ,0 0 0 百 万 円
②個別業績予想
売上高
経常利益
当期純利益
1 7 0 ,0 0 0 百 万 円
1 2 ,0 0 0 百 万 円
4 ,2 0 0 百 万 円
連−3
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(2)財政状態に関する分析
1)資産の状況
①総資産
当連結会計年度末における総資産は202,636百万円であり、前連結会計年度
末に比べ33,408百万円(19.7%)増加しました。この増加の主な要因は、
新規連結による資産増加及び設備投資により固定資産が増加したことによるものであ
ります。
②純資産
当連結会計年度末における純資産は△109,636百万円であり、前連結会計年
度末に比べ14,798百万円(11.9%)増加しました。この増加の主な要因は、
当期純利益を計
上したことによるものであります。
2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」といい
ます。)は、新規連結による資金の増加があったこと等により、前連結会計年度末に
比べ10,974百万円(88.9%)増加し、残高は23,325百万円となりま
した。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動による資金の増加は、17,788百万円と
なり、前連結会計年度に比べ1,357百万円(8.3%)収入が増加しました。
これは主に機能材料分野の業績が好調なことにより、営業利益が増加しているた
めであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動による資金の減少は、10,083百万円と
なり、前連結会計年度に比べ500百万円(5.2%)支出が増加しました。こ
れは、有形固定資産の取得による支出等が増加したためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動による資金の増加は、2,663百万円とな
り、前連結会計年度に比べ4,827百万円(223.1%)収入が増加しまし
た。これは主に長期借入金の借入による収入の増加があったためであります。
(水俣病補償によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において水俣病補償による資金の減少は、4,075百万円と
なり、前連結会計年度に比べ574百万円(16.4%)支出が増加しました。
主な支出は、水俣病患者に対する補償金です。熊本県からの借入金の利息の一部、
公害防止事業費負担金(未払金)の利息の一部、熊本県からの借入金の元本、及
び公害防止事業費負担金(未払金)の元本の支払について、熊本県からの特別借
入金による収入がありました。
なお、熊本県からの借入金、財団法人水俣・芦北地域振興財団からの借入金及
び公害防止事業費負担金(未払金)の元本の一部については支払が猶予されまし
た。
連−4
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
3)キャッシュ・フロー指標の推移
平 成 17 年
3月期
平 成 18 年
3月期
平 成 19 年
3月期
△ 82.2%
△ 73.5%
△ 55.4%
時価ベースの自己資本比
率
1.4%
13.8%
4.8%
キャッシュ・フロー
対有利子負債比率
3.2%
2.4%
2.5%
インタレスト・カバレッジ・レシオ
10.2 倍
14.8 倍
15.7 倍
自己資本比率
(注1)自己資本比率: 自己資本÷総資産
時価ベースの自己資本比率: 株式時価総額÷総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率: 有利子負債÷営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ: 営業キャッシュ・フロー÷利払い
(注2)当社は、営業活動によるキャッシュ・フローと水俣病補償によるキャッシュ・フローを分けて表
示しているため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率の算定基礎となる有利子負債から水俣病補
償関連の借入金等は除いております。
(注3)各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しています。
(注4)株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式(自己株式控除後)により算出しています。
(3)利益配分に関する基本方針
当社は、会社の総力を挙げて業績の向上に取り組んでおりますが、水俣病関係の特
別損失及び公的債務が多額に上るため、遺憾ながら無配を継続せざるを得ない状況に
あります。
当面は、水俣病患者補償を最優先に位置付け、この責務を完遂できるよう努力して
まいります。
(4)事業等のリスク
①水俣病問題について
当社グループは、これまでの水俣病関連累積損失が多額にのぼるため、当連結会計
期 間 末 の 連 結 利 益 剰 余 金 は マ イ ナ ス 1 ,2 7 7 億 2 千 2 百 万 円 余 と な る 結 果 、 大 幅 な
債務超過となっています。
当社は当該状況が会社の事業継続に支障を来たさないよう関係各方面のご理解を得
ながら種々のご支援をお願いしてきた結果、平成12年2月8日閣議了解に基づき、
国・熊本県及び関係金融機関から種々の支援措置を講じていただいております。具体
的な支援の内容は、「継続企業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況」に記載
しています。
また、水俣病患者補償については、当期に24億8千9百万円の費用が発生してお
り、今後も継続して補償を行っていきますので、毎年費用が発生することとなります。
水俣病患者補償及び公的債務の完済を最優先に位置づけ、同債務の完済までは、株
主配当は見送らざるをえない状況にあります。
③水俣病訴訟について
水俣病訴訟につきましては、3)①に記載のとおりですが、本訴訟の結果によっては、当社
の業績に影響が生じる可能性があります。
④主原料の価格リスクについて
化学品の主原料であるナフサの価格が需給バランスや円安等の要因により上昇した
連−5
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
場合、製品価格の是正によりこれに対応していますが、ナフサの価格上昇に見合った
是正ができない場合は、当社の業績に影響が生じる可能性があります。
⑤為替リスクについて
当社は、海外から原材料の一部を輸入するとともに、国内で製造した製品の一部を
海外に輸出しています。一部については為替予約により為替変動リスクを軽減するよ
う努めていますが、大きな為替変動がある場合は、当社の業績に影響が生じる可能性
があります。
⑥カントリーリスクについて
当社グループは、中国、韓国、台湾、米国等で事業活動を行っていますが、現地の
政治、経済情勢の変化、予期しえない法規制の変更等により、現地での事業活動に悪
影響が出る場合は、当社の業績に影響が生じる可能性があります。
連−6
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2.企業集団の状況
当社グループ(当社及び当社の関係会社で構成される連結企業集団)は、当社、当社の
子会社44社及び関連会社17社から構成されており、その主な事業内容と当社及び主要
な関係会社の当該事業における位置付け等は次のとおりです。
化学品事業
(機能材料分野)
当分野では、液晶関連材料の製造販売、電子部品の加工及び製造販売等を行っていま
す。
〔主な関係会社〕
熊本ファイン㈱、サン・エレクトロニクス㈱、チッソファインテクノ㈱、
智索国際貿易(上海)有限公司、チッソ韓国㈱、エルシーホールディングス合同会
社、台湾智索股份有限公司
(化学品分野)
当分野では、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロ特殊コンパウンド、
高級アルコール、可塑剤、溶剤、有機酸、シリコン誘導品等を製造販売しています。
〔主な関係会社〕
チ ッ ソ 石 油 化 学 ㈱ 、 千 葉 酢 酸 エ チ ル ㈱ 、 COMUSA LLC、 CHISSO AMERICA, INC.、
NORTH AMERICAN CHISSO CORPORATION、 サ ン バ イ オ ㈱ 、 千 葉 ポ リ フ ァ イ ン ㈱ 、
千葉ファインケミカル㈱、日本ポリプロ㈱、京葉ポリエチレン㈱、
シージーエスター㈱
(加工品分野)
当分野では、ポリプロピレン繊維、高度化成肥料、緩効性肥料、塩化ビニール加工製
品等を製造販売しています。
〔主な関係会社〕
チッソポリプロ繊維㈱、広州ES繊維有限責任会社、九州化学工業㈱、
チ ッ ソ 旭 肥 料 ㈱ 、日 本 ポ リ・プ ロ ダ ク ツ ㈱ 、チ ッ ソ 開 発 ㈱ 、ES FiberVisions, Inc.、
ES FiberVisions Holdings, ApS、 ES FiberVisions LP、 ES FiberVisions ApS、
ES FiberVisions Hong Kong Limited、 E S フ ァ イ バ ー ビ ジ ョ ン ズ ㈱
その他の事業
当部門においては、製品販売、各種化学工業設備等の設計・施工等を行っています。
〔主な関係会社〕
チッソフィルター㈱、チッソエンジニアリング㈱、日祥㈱、
関係会社の異動状況
資 産 、売 上 高 、利 益 の 規 模 等 に お い て 重 要 性 が 高 く な っ た た め 、チ ッ ソ 韓 国 株 式 会 社 、
エ ル シ ー ホ ー ル デ ィ ン グ ス 合 同 会 社 、 台 湾 智 索 股 份 有 限 公 司 、 COMUSA LLC、
CHISSO AMERICA,INC.、 NORTH AMERICAN CHISSO CORPORATION、 チ ッ ソ 旭 肥 料 株 式 会 社
の 7 社 を 当 社 の 連 結 子 会 社 と し て 新 た に 加 え 、ES FiberVisions, Inc.、ES FiberVisions
Holdings, ApS、 ES FiberVisions LP、 ES FiberVisions ApS、 ES FiberVisions Hong Kong
Limited、 E S フ ァ イ バ ー ビ ジ ョ ン ズ ㈱ の 6 社 を 当 社 の 持 分 法 適 用 会 社 と し て 新 た に 加
えました。
連−7
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事業の系統図
系統図によって示すと、次の通りである。
(会社名の符号 無印:連結子会社 *:持分法適用会社)
化学品事業(30社)
その他の事業(3社)
機能材料分野 7社
熊本ファイン㈱
サン・エレクトロニクス㈱
チッソファインテクノ㈱
智索国際貿易(上海)
有限公司
チッソ韓国㈱
エルシーホールディングス合同会社
台湾智索股份有限公司
製品購入
原料購入
原料供給
チ
化学品分野 11社
チッソ石油化学㈱
千葉酢酸エチル㈱
COMUSA LLC
CHISSO AMERICA, INC.
NORTH AMERICAN
CHISSO CORPORATION
サンバイオ㈱
千葉ポリファイン㈱
千葉ファインケミカル㈱
*日本ポリプロ㈱
*京葉ポリエチレン㈱
*シージーエスター㈱
製品販売
設計・工事
監督等の委託
チッソフィルター㈱
チッソエンジニアリング㈱
日
祥㈱
ッ
製品購入
原料供給
ソ
加工品分野 12社
チッソポリプロ繊維㈱
広州ES繊維
有限責任会社
製品購入
九州化学工業㈱
チッソ旭肥料㈱
日本ポリ・プロダクツ㈱
チッソ開発㈱
*ES FiberVisions, Inc.
*ES FiberVisions
Holdings, ApS
*ES FiberVisions LP
*ES FiberVisions ApS
*ES FiberVisions
Hong Kong Limited
*ESファイバービジョンズ㈱
原料供給
㈱
製品販売
製品販売
販売先
連−8
製品販売
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
関係会社の状況
関
名
称
(連結子会社)
チッソ石油化学㈱
住
所
係
内
容
議決権の所有
摘
主要な事業の
役員の兼任等
(又は被所有)
(百万円) 内
要
容
割合(%)
当社 当 社 営 業 上 の 取 引 等
役員 従業員
(人)
(人)
資本金
東京都
千代田区
2,000 石油化学製品
の製造
100
9
8
当社の石油化学製品の *1
製造
チッソポリプロ繊維 東京都
㈱
千代田区
844 ポリプロピレ
ン繊維の製造
100
9
2
当社のポリプロピレン *1
繊維の製造
九州化学工業㈱
東京都
千代田区
150 肥料及び化成
品の製造
90
1
2
当社の肥料及び化成品
の製造
日祥㈱
東京都
千代田区
200 化学製品等の
販売
96
1
3
当社の化学製品等の販
売
千葉酢酸エチル㈱
東京都
千代田区
50 化学製品の製
造
55
1
3
当社から原材料を供給
し、製品は当社が販売
チッソエンジニアリ 東京都
ング㈱
千代田区
203 化学工業設備
の設計・施工
99
(2)
2
2
当社グループの化学工
業設備の設計・施工
95 プラスチック
製品等の製造
99
(99)
2
0
当社グループのプラス
チック製品等の製造
チッソ開発㈱
熊本県
水俣市
熊本ファイン㈱
東京都
千代田区
200 化学製品の製
造
100
2
1
当社の化学製品の製造
千葉ポリファイン㈱
東京都
千代田区
100
(27)
1
1
当社のポリオレフィン
系コンパウンドの製造
千葉ファインケミカ 千葉県
ル㈱
市原市
82 ポリオレフィ
ン系コンパウ
ンドの製造
50 化学製品の製
造・販売
100
1
2
当社グループの化学製
品の製造・販売
サン・エレクトロニ 熊本県
クス㈱
水俣市
50 電子部品等の
製造加工
100
1
2
当社の電子部品等の製
造加工
チッソフィルター㈱
50 濾過材料の製
造販売
100
−
3
当社グループの濾過材
料の製造販売
490 プラスチック
製品等の販売
100
2
3
当社グループのプラス
チック製品等の販売
50 バイオ関連製
品の製造
60
1
3
当社のバイオ関連製品
の製造
百万US$ ポリプロピレ
90
1
4
当社グループのポリプ
ロピレン繊維の製造
100
1
2
当社の電子材料の製造
大阪府
大阪市
日本ポリ・プロダク 東京都
ツ㈱
千代田区
サンバイオ㈱
東京都
千代田区
広州ES繊維有限責 中国
任会社
広州市
チッソファインテク 東京都
ノ㈱
千代田区
15 ン繊維の製造
10 電子材料の製
造
連−9
チッソ株式会社(40060)平成19年3月期決算短信
関
名
称
住
所
智索国際貿易(上海) 中国
有限公司
上海市
係
内
容
議決権の所有
摘
主要な事業の
役員の兼任等
(又は被所有)
(百万円) 内
要
容
割合(%)
当社 当 社 営 業 上 の 取 引 等
役 員 従業員
( 人 ) (人)
百万US$ 化学製品等の
100
−
3 当社グループの化学製
1 販売
品等の販売
資本金
(持分法適用関連会社)
京葉ポリエチレン㈱
東京都
中央区
480 石油化学製品
の販売
50
(50)
1
2
当社グループの石油化
学製品の販売
50
1
3
当社グループの石油化
学製品の販売
35
(35)
−
1
当社グループの石油化 *1
学製品の製造・販売
シージーエスター㈱
東京都
中央区
450 石油化学製品
の販売
日本ポリプロ㈱
東京都
港区
5,000 石油化学製品
の製造・販売
(注)1.*1:特定子会社に該当する。
2.議決権の所有割合の(
)内は、間接所有割合で内数である。
当連結会計年度において、以下の会社が新たに提出会社の連結子会社となった。
関
名
称
チッソ韓国(株)
住
所
大韓民国
平澤市
エ ル シ ー ホ ー ル デ ィ 東京都
ングス(合)
中央区
係
内
容
議決権の所有
主要な事業の
役員の兼任等
(又は被所有)
摘要
容
割合(%)
営
業
上
の
取
引
等
当社 当 社
役 員 従業員
( 人 ) (人)
億ウォン 電子材料製品
100
−
2 当社グループの電子材料
35 の製造・販売
(100)
製品の製造・販売
資本金
(百万円) 内
10 液晶事業会社
の支配管理
100
(100)
1
−
営業上の取引はありま
せん
台 湾 智 索 股 份 有 限 公 中華民国 万台湾$ 電子材料製品
司
台南市
20,250 の製造・販売
100
(100)
−
2
当社グループの電子材料
製品の製造・販売
COMUSA LLC
百万US$ 石油化学製品
米国
ジョージ
3 の製造・販売
ア州
100
(100)
−
1
当社グループの石油化学
製品の製造・販売
CHISSO AMERICA,
INC.
百万US$ 石油化学製品
米国
ニューヨ
0.2 の販売
ーク州
100
(100)
−
2
当社グループの石油化学
製品の販売
NORTH AMERICAN
CHISSO CORPORATION
百万US$ 北米事業会社
米国
ニューヨ
3.2 の支配管理
ーク州
100
−
1
営業上の取引はありま
せん
チッソ旭肥料㈱
東京都
文京区
305 肥料製品の製
造・販売
65
(10)
2
−
当社グループの肥料製品
の製造・販売
万US$ 化学繊維事業
50
(50)
−
2
営業上の取引はありま
せん
(持分法適用関連会社)
ES FiberVisions,
米国
Inc.
ジョージ
ア州
2 会社の支配管
理
連−10
チッソ株式会社(40060)平成19年3月期決算短信
関
係
内
容
議決権の所有
主要な事業の
摘
役員の兼任等
(又は被所有)
(百万円) 内
容
要
割合(%)
当社 当 社 営 業 上 の 取 引 等
役 員 従業員
( 人 ) (人)
ES
FiberVisions, デンマー 百万DKK 化学繊維事業
50
−
2 営業上の取引はありま
Holdings, ApS.
ク
1 会社の支配管
(50)
せん
バルデ市
理
名
称
ES FiberVisions LP
住
所
米国
ジョージ
ア州
資本金
US$ 化学繊維製品
400 の販売
50
(50)
−
2
当社グループの化学繊維
製品の販売
ES FiberVisions,
ApS
デンマー 百万DKK 化学繊維製品
ク
1 の販売
バルデ市
50
(50)
−
2
当社グループの化学繊維
製品の販売
ES FiberVisions,
Hong Kong Limited
中国
香港
香港$ 化学繊維製品
1,000 の販売
50
(50)
−
2
当社グループの化学繊維
製品の販売
10 化学繊維製品
の販売
50
(50)
−
2
当社グループの化学繊維
製品の販売
ESファイバービジ 大阪府
ョンズ㈱
大阪市
連−11
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
3.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
チッソグループは、化学企業のパイオニアとして、創業以来時代をリードするさま
ざまな製品を創りだしてまいりました。現在、情報化時代に必要不可欠な液晶材料を
はじめとし、合成樹脂、熱接着性複合繊維及び被覆尿素肥料など多岐にわたる事業を
展開しております。今後も、顧客の求める製品とサービスをスペシャリティ技術とコ
ストパフォーマンスで提供する「先端的化学企業」を目指してまいります。
(2)コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況
①
コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社は、企業価値の最大化をコーポレート・ガバナンスの基本目標とし、意思決
定及び業務執行の迅速化、経営責任の明確化に努めております。
②
コーポレート・ガバナンスに関する施策の実施状況
1)会社の経営上の意思決定、執行及び監督に係る経営管理組織その他のコーポレ
ート・ガバナンス体制の状況
当社は、平成12年より執行役員制度を導入し、意思決定及び業務執行の監督と
業務執行を明確に区分し経営の透明性向上に努め、平成15年からは、更にこれを
推進し、業務執行のスピードアップを図るために経営組織を改め、会長は取締役会
議長として会社の基本方針の決定及び業務執行の監督に専念し、社長は業務執行全
般を統括し、業務執行にかかる重要事項を決定するという体制を執っております。
執行役員は取締役会で選任され、特定の業務に関する執行責任を負います。任期
は取締役と同様2年です。人員は、平成19年4月1日現在、19名(うち取締役
兼務執行役員は6名)であります。
また、当社は監査役制度を導入しており、監査役の人員を4名とし、そのうち2
名は社外監査役を選任しております。
会計監査については、監査役監査のほか、新日本監査法人に依頼し、定期的な監
査のほか、会計上の課題については随時確認を行い、会計処理の適正化に努めてお
ります。
また、財務諸表の適正性を確保するために、選任部署を設けてモニタリングを実
施していくことと致しました。
a.会社の機関の内容
当社は、コーポレート・ガバナンスに関わる機関として次の機関を設置しております。
(a)取締役会
取締役会は、平成19年3月31日現在、取締役7名で構成され、月1回開
催する定例取締役会及び随時に開催する臨時取締役会において充分な議論を尽
くして経営上の意思決定を行うとともに、各執行役員より業務執行状況を報告
させ業務執行の監督を行っております。
(b)経営会議
経営会議は、社長が主催し、取締役会付議事項以外の業務執行における重要
事項について決定しております。経営会議は役付執行役員で構成されておりま
す。
(c)監査役会
監査役会は、平成19年3月31日現在、2名の社内監査役及び2名の社外
監査役で構成され、3ヶ月に1回以上定例会議を開催し、必要に応じて随時臨
連 −12
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
時会議を開催しています。各監査役は、取締役会への出席をはじめ、社内の重
要な会議に出席し、厳正な監査を行っております。
b.内部統制システムの整備の状況
当社は、内部管理体制強化のため、次の管理機関を設けております。
(a)監査室
内部監査を目的とした社内組織として監査室を設置し、年度計画に基づき定
期的に各部署に対する監査を実施しております。
(b)レスポンシブル・ケア会議
当社は、化学物質の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄にいた
る全ての過程において「環境・安全・品質」を確保していく活動(レスポンシ
ブル・ケア)をおこなうため、社長を議長とするレスポンシブル・ケア会議を
設置しています。同会議は各事業所の環境・安全・品質に関わる活動状況につ
いて把握するため、原則として年2回開催されております。
(c)コンプライアンス委員会
法令遵守及び法令違反防止を目的としてコンプライアンス規定を制定し、コ
ンプライアンス委員会を設置しています。委員会は総務部担当役員を委員長と
し、各事業分野担当役員、監査役、総務部長、法務室長等で構成されています。
委員会は年2回開催され、コンプライアンス状況について審議し、その結果を
取締役会に報告しています。また、法令違反行為に気づいた従業員がコンプラ
イアンス委員会事務局(法務室)及び顧問弁護士に直接相談、通報できるコン
プライアンス・ホットラインを設置しております。
(d)その他の体制
財務報告の適正性を確保するための統制環境を整備する目的で内部統制プロ
ジェクト推進室を設置しております。
連 −13
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
当社のコーポレート・ガバナンス体制を図式化すれば次のとおりであります。
株
選任
選任
主
総
会
選任
監査
取締役会
監査役会
会計監査
監
(意志決定
・監督)
監査役
査
会計監査
選定・監督
報告
監査室
代表取締役
経営会議
︵業務執行︶
レスポンシブルケア会議
コンプライアンス委員会
選任・監督
監査
報告
執行役員
報告
事
顧問弁護士
業
部
門
相談・通報/助言
2)会社と会社の社外取締役及び社外監査役の人的関係、資本関係または取引関係
その他の利害関係の概要
当社は、社外取締役を選任しておりません。
また、社外監査役である加嶋昭男氏が所属している加嶋法律事務所所属の弁護
士と顧問契約を締結しています。当社と当社の社外監査役とのその他の利害関係
は一切ありません。
3)会社のコーポレート・ガバナンスの充実に向けた取組みの最近1年間における
実施状況
a.監査役会は5回開催いたしました。
b.コンプライアンス委員会を2回開催し、企業集団も含めコンプライアンス実
施状況について審議し、その内容を代表取締役に提言いたしました。
c.レスポンシブル・ケア(RC)会議を2回開催するとともに、RC監査を実
施いたしました。
d.財務報告の適正性を確保するための統制環境を整備する目的で内部統制プロ
ジェクト推進室を設置しました。
4)内部監査及び監査役監査、会計監査の状況
a.内部監査及び監査役監査の状況
監査室は、必要に応じて関係部門の人員と協力して定期的に各部署への監査を
連 −14
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
実施しております。
各監査役は、取締役会その他の重要な社内会議へ出席するとともに各部署及び
グループ会社への監査及び調査を実施し、取締役の職務執行について監査を行っ
ております。また監査役会として監査法人から会計に関する監査報告を受け、意
見交換を行うなど相互に連携を図り監査を実施しております。
b.会計監査の状況
(a)業務を執行した公認会計士の氏名、継続関与年数及び所属する監査法人名
指定社員・業務執行社員
清水正夫(新日本監査法人)
継続関与年数13年
指定社員・業務執行社員
長
継続関与年数
光雄(新日本監査法人)
2年
同監査法人は、業務執行社員の交替制度を導入しており、同監査法人におい
て策定された交替計画に基づいて、上記2名の業務執行社員の内1名は平成1
9年3月期会計期間をもって交替する予定であります。
(b)当該監査業務に係る補助者の構成
公認会計士
8名
会計士補等
3名
その他
1名
5)当期の取締役報酬及び監査役報酬
取締役の年間報酬総額
115百万円
監査役の年間報酬総額
29百万円
6)会計監査人に対する当期の報酬
公認会計士法第2条第1項に規定する業務に基づく年間報酬総額
連結
48百万円
個別
30百万円
(3)対処すべき課題及び中期的な経営戦略
当社グループとしましては、得意分野へ経営資源の重点投入を行うとともに、開発
テーマの選択と集中を徹底し、早期に新規事業を立ち上げ、事業の拡大ならびに収益
の確保を図ってまいります。
連 −15
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
4.連結財務諸表等
連結貸借対照表
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
区分
当連結会計年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
(資産の部)
Ⅰ
流動資産
1
現金及び預金
12,351
23,325
2
受取手形及び売掛金
43,804
49,154
3
たな卸資産
23,393
31,857
4
繰延税金資産
253
412
5
その他
12,328
7,759
△199
△321
貸倒引当金
流動資産合計
Ⅱ
91,933
54.3
112,187
55.4
固定資産
(1) 有形固定資産
1
2
建物及び構築物
46,184
減価償却累計額
△25,854
機械装置
及び運搬具
減価償却累計額
3
土地
4
建設仮勘定
5
その他
減価償却累計額
有形固定資産合計
50,900
20,329
△28,355
101,589
△88,311
112,183
13,278
△95,783
16,400
18,936
19,229
1,518
8,158
4,341
△3,539
22,544
4,640
802
54,865
△3,285
32.5
1,354
67,686
33.4
(2) 無形固定資産
1
のれん
−
1,040
2
その他
556
682
無形固定資産合計
556
0.3
1,723
0.9
(3) 投資その他の資産
Ⅲ
1
投資有価証券
2
長期貸付金
3
繰延税金資産
4
その他
13,487
12,647
1,873
695
992
861
5,618
6,834
△101
貸倒引当金
△99
投資その他の
資産合計
21,872
12.9
20,938
10.3
固定資産合計
77,294
45.7
90,347
44.6
繰延税金資産
1
開業費
繰延資産合計
資産合計
−
101
−
−
101
0.0
169,228
100.0
202,636
100.0
連− 16
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
区分
当連結会計年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
(負債の部)
Ⅰ
流動負債
1
支払手形及び買掛金
49,791
57,844
2
短期借入金
26,570
27,635
3
未払法人税等
3,767
1,086
4
未払費用
2,602
2,624
5
未払金
8,189
13,212
6
製品保証引当金
623
373
7
その他
4,947
6,945
流動負債合計
Ⅱ
96,491
57.0
109,722
54.1
固定負債
1
社債
300
400
2
長期借入金
145,830
150,848
3
4
繰延税金負債
再評価に係る
繰延税金負債
79
64
4,499
4,499
5
退職給付引当金
12,693
12,488
6
長期未払金
30,721
31,735
7
長期預り金
1,668
1,744
8
修繕引当金
712
314
9
連結調整勘定
114
−
10
負ののれん
−
207
11
その他
−
249
固定負債合計
196,619
116.2
202,551
100.0
負債合計
293,110
173.2
312,273
154.1
552
0.3
―
―
7,813
4.6
―
―
(少数株主持分)
少数株主持分
(資本の部)
Ⅰ
資本金
Ⅱ
資本剰余金
472
0.3
―
―
Ⅲ
利益剰余金
△140,001
△82.7
―
―
Ⅳ
Ⅴ
土地再評価差額金
その他有価証券
評価差額金
6,098
3.6
―
―
931
0.5
―
―
Ⅵ
為替換算調整勘定
256
0.2
―
―
Ⅶ
自己株式
△6
0.0
―
―
△124,434
△73.5
―
―
169,228
100.0
―
―
資本合計
負債、少数株主持分
及び資本合計
連− 17
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
区分
当連結会計年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
(純資産の部)
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
株主資本
1
資本金
―
―
7,813
3.9
2
資本剰余金
―
―
472
0.2
3
利益剰余金
―
―
4
自己株式
―
―
株主資本合計
―
―
評価・換算差額等
1 その他有価証券評価
差額金
2 土地再評価差額金
―
―
667
0.3
―
―
6,098
3.0
3
為替換算調整勘定
―
―
406
0.2
評価・換算差額等合計
―
―
7,171
3.5
少数株主持分
―
―
2,641
1.3
純資産合計
―
―
負債純資産合計
―
―
連− 18
△127,722 △63.0
△12
△0.0
△119,449 △58.9
△109,636 △54.1
202,636
100.0
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
連結損益計算書
区分
前連結会計年度
(自 平成17年4月1日
至 平成18年3月31日)
百分比
金額(百万円)
(%)
当連結会計年度
(自 平成18年4月1日
至 平成19年3月31日)
百分比
金額(百万円)
(%)
Ⅰ
売上高
199,635
100.0
216,979
100.0
Ⅱ
売上原価
164,510
82.4
178,683
82.4
35,125
17.6
38,295
17.6
19,003
9.5
19,480
8.9
16,122
8.1
18,814
8.7
2,313
1.1
2,065
1.0
19,063
8.8
2,583
1.2
6,188
2.9
15,458
7.1
3,058
1.4
売上総利益
Ⅲ
販売費及び一般管理費
営業利益
Ⅳ
Ⅴ
営業外収益
1
受取利息
212
169
2
3
388
369
1,410
1,394
4
受取配当金
持分法による
投資利益
為替差損
436
88
5
その他
247
Ⅶ
1.3
292
営業外費用
1
支払利息
1,154
1,140
2
設備廃棄損
296
240
3
その他
391
経常利益
Ⅵ
2,694
1,843
0.9
16,973
8.5
683
特別利益
1
持分変動差額
−
2,554
2
投資有価証券売却益
590
−
3
投資有価証券清算分配金
382
−
4
固定資産売却益
158
−
5
その他特別利益
−
1,130
0.6
29
特別損失
1
2
水俣病補償損失
公害防止事業費
負担金
4,263
4,167
1,524
912
3
固定資産処分損
49
585
4
訴訟関連損失
−
435
5
減損損失
12,133
−
6
その他
税金等調整前
当期純利益
法人税、住民税
及び事業税
法人税等調整額
少数株主利益
当期純利益
−
17,971
9.0
132
0.1
4,962
△4,981
87
3,037
△18
△0.0
40
0.0
126
0.0
111
0.1
12,273
5.7
連− 19
20
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
連結剰余金計算書
区分
前連結会計年度
(自 平成17年4月1日
至 平成18年3月31日)
金額(百万円)
(資本剰余金の部)
Ⅰ
資本剰余金期首残高
472
Ⅱ
資本剰余金期末残高
472
Ⅰ
利益剰余金期首残高
Ⅱ
利益剰余金増加高
(利益剰余金の部)
△147,776
1
2
当期純利益
土地再評価
差額金取崩額
3 連結子会社増加に伴う利
益剰余金増加高
Ⅲ
111
7,231
利益剰余金減少高
連結子会社減少に
伴う減少高
1
Ⅳ
利益剰余金期末残高
433
7,776
1
1
△140,001
連− 20
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
連結株主資本等変動計算書
当連結会計年度(自 平成18年4月1日 至 平成19年3月31日)
株主資本
資本金
平成18年3月31日残高(百万円)
資本剰余金
7,813
利益剰余金
472
自己株式
△140,001
株主資本合計
△6
△131,721
連結会計年度中の変動額
連結範囲の変動
持分法適用範囲の変動
当期純利益
20
20
△15
△15
12,273
12,273
自己株式の取得
△6
株主資本以外の項目の
連結会計年度中の変動額(純額)
連結会計年度中の変動額合計
(百万円)
平成19年3月31日残高(百万円)
−
−
−
12,278
△6
12,272
7,813
472
△127,722
△12
△119,449
評価・換算差額等
その他
有価証券
評価差額金
平成18年3月31日残高(百万円)
△6
931
土地再評価
差額金
6,098
少数株主
為替換算
調整勘定
256
評価・換算
差額等合計
7,286
純資産合計
持分
552
△123,882
連結会計年度中の変動額
連結範囲の変動
20
持分法適用範囲の変動
△15
当期純利益
12,273
自己株式の取得
株主資本以外の項目の
連結会計年度中の変動額(純額)
連結会計年度中の変動額合計
(百万円)
平成19年3月31日残高(百万円)
△6
△264
△264
667
149
△115
2,089
1,973
−
149
△115
2,089
14,245
6,098
406
2,641
△109,636
連− 21
7,171
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
連結キャッシュ・フロー計算書
(自
至
Ⅰ
区分
営業活動による
キャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
減価償却費
減損損失
退職給付引当金の増減額
貸倒引当金の増加額
修繕引当金の増減額
製品保証引当金の増減額
受取利息及び受取配当金
投資有価証券売却益
投資有価証券清算分配益
持分法による投資利益
持分変動差額
支払利息
水俣病補償関連損失
訴訟関連損失
売上債権の増加額
たな卸資産の増加額
仕入債務の増加額
割引手形の減少額
その他
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
金額(百万円)
小計
Ⅱ
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
訴訟関連の支払額
法人税等の支払額
営業活動による
キャッシュ・フロー
投資活動による
キャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
投資有価証券の取得による支出
投資有価証券の売却による収入
投資有価証券の清算による収入
子会社株式の取得による支出
子会社株式の売却による収入
連結の範囲の変更を伴う子会社
株式の取得による収入
貸付による支出
Ⅲ
その他
投資活動による
キャッシュ・フロー
財務活動による
キャッシュ・フロー
短期借入金の純減少額
長期借入れによる収入
長期借入金の返済による支出
社債の発行による収入
その他
連− 22
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
金額(百万円)
132
5,284
12,133
331
94
411
623
△600
△590
△382
△1,410
−
1,154
5,787
−
△7,724
△8,647
15,465
△2,211
△184
15,458
5,019
−
△205
124
△398
△250
△538
−
−
△1,394
△2,554
1,140
5,079
435
△2,941
△2,589
7,684
△531
△483
19,666
23,054
526
△1,111
△16
△2,633
1,029
△1,136
−
△5,158
16,431
17,788
△5,517
207
△2
690
404
△1,336
△9,781
34
△6
62
−
△44
185
−
−
230
△4,507
292
△885
307
△9,583
△10,083
△33
1,500
△1,167
5,483
△3,627
−
△3
△1,750
100
△2
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
(自
至
区分
財務活動による
キャッシュ・フロー
Ⅳ 水俣病補償による
キャッシュ・フロー
Ⅴ 現金及び現金同等物に係る
換算差額
Ⅵ 現金及び現金同等物の
増減額
Ⅶ 現金及び現金同等物の
期首残高
Ⅷ 新規連結による現金及び
現金同等物の増加額
Ⅸ 連結除外による現金及び
現金同等物の減少額
Ⅷ 現金及び現金同等物の
期末残高
前連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
金額(百万円)
連− 23
(自
至
当連結会計年度
平成18年4月1日
平成19年3月31日)
金額(百万円)
△2,164
2,663
△3,501
△4,075
△91
54
1,090
6,346
11,074
12,351
212
4,626
△26
−
12,351
23,325
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
継続企業の前提に関する注記
前連結会計年度
(自 平成17年4月1日
至 平成18年3月31日)
当社は、これまでの水俣病関連累積損失が多額に上る
ため、利益剰余金は△140,001百万円となる結果、大幅な
債務超過となっており、継続企業の前提に関する重要な
疑義が存在している。
当社は、当該状況が会社の事業継続に支障をきたさな
いよう、関係各方面のご理解を得ながら、種々のご支援
をお願いしてきた。この結果、既往の水俣病関連債務に
ついては、平成12年2月8日閣議了解「平成12年度以降に
おけるチッソ株式会社に対する支援措置について」に基
づき、国・熊本県及び関係金融機関から種々の支援措置
を講じていただくこととなった。
支援措置の内容は次のとおりである。
国・熊本県からは、水俣病関連の既往公的債務返済に
ついて、経常利益の中から患者補償を支払った後、可能
な範囲で返済を行い得るよう、各年度、所要の支払猶予
等を講じていただいている。
関係金融機関からは、現在当社に対し行われている貸
付元本及び求償債権の返済猶予等の継続及びこれに係る
利息等の免除並びに今後の当社及び子会社の事業継続に
直接必要な資金融資の継続を行っていただいている。
連結財務諸表は継続企業を前提として作成されてお
り、このような重要な疑義の影響を連結財務諸表には反
映していない。
当連結会計年度
(自 平成18年4月1日
至 平成19年3月31日)
当社は、これまでの水俣病関連累積損失が多額に上る
ため、利益剰余金は△127,722百万円となる結果、大幅な
債務超過となっており、継続企業の前提に関する重要な
疑義が存在している。
当社は、当該状況が会社の事業継続に支障をきたさな
いよう、関係各方面のご理解を得ながら、種々のご支援
をお願いしてきた。この結果、既往の水俣病関連債務に
ついては、平成12年2月8日閣議了解「平成12年度以降に
おけるチッソ株式会社に対する支援措置について」に基
づき、国・熊本県及び関係金融機関から種々の支援措置
を講じていただくこととなった。
支援措置の内容は次のとおりである。
国・熊本県からは、水俣病関連の既往公的債務返済に
ついて、経常利益の中から患者補償を支払った後、可能
な範囲で返済を行い得るよう、各年度、所要の支払猶予
等を講じていただいている。
関係金融機関からは、現在当社に対し行われている貸
付元本及び求償債権の返済猶予等の継続及びこれに係る
利息等の免除並びに今後の当社及び子会社の事業継続に
直接必要な資金融資の継続を行っていただいている。
連結財務諸表は継続企業を前提として作成されており、
このような重要な疑義の影響を連結財務諸表には反映し
ていない。
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
1.連結の範囲に関する事項
① 連結子会社の数
24社
② 主要な連結子会社の名称
チッソ石油化学㈱、チッソポリプロ繊維㈱、熊本ファイン㈱、チッソ旭肥料㈱、日祥㈱
ほか
19社
③ 新規
チッソ韓国㈱、台湾智索股份有限公司、NORTH AMERICAN CHISSO CORPORATION、COMUSA L
LC、CHISSO AMERICA,INC.につきましては重要性が増加したことから、エルシーホールディ
ングス(合)につきましては新たに設立したことにより、また、チッソ旭肥料㈱につきまし
ては、会社分割を行い子会社となったことから連結の範囲に含めることといたしました。
2.持分法の適用に関する事項
① 持分法適用関連会社の数
9社
② 主要な持分法適用会社の名称
京葉ポリエチレン㈱、シージーエスター㈱、日本ポリプロ㈱、ほか
連− 24
6社
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
③ 新規
ES FiberVisions,Inc.、ES FiberVisions LP、ES FiberVisions Holdings,Aps、ES Fibe
rVisions Aps、ES FiberVisions Hong Kong Limited、ESファイバービジョンズ㈱につき
ましては、重要性が高いと判断し持分法適用会社といたしました。
なお、上記連結の範囲に関する事項以外は、最近の有価証券報告書(平成18年6月29日提出)に
おける記載から、重要な変更がないため開示を省略しております。
3.連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更
連結貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準
当連結会計年度から、「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委
員会
平成17年12月9日
企業会計基準第5号)及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する
会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会
平成17年12月9日
企業会計基準適用指針第8
号)
を適用しております。
これによる損益に与える影響はありません。
なお、従来の「資本の部」の合計に相当する金額は、△112,278百万円であります。
企業結合に関する会計基準
当連結会計年度より、「企業結合に係る会計基準」(企業会計審議会
「事業分離等に関する会計基準」(企業会計基準委員会
平成15年10月31日)、
平成17年12月27日
企業会計基準第7
号)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準委員会
最終改正 平成18年12月22日 第10号)を適用しております。
これによる損益に与える影響は、組織再編に伴う持分変動差額2,554百万円を特別利益に計上
しております。
4.連結貸借対照表に関する注記
(1)担保資産
担保に供している資産
受取手形及び売掛金
9,775百万円
たな卸資産
14百万円
建物及び構築物
18,888百万円
機械装置及び運搬具
10,935百万円
土地
17,927百万円
投資有価証券
3,601百万円
その他
3,978百万円
計
65,121百万円
連− 25
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
担保に係る債務
短期借入金
16,475百万円
長期借入金
42,922百万円
その他
3,623百万円
計
63,021百万円
(2)有形固定資産の減価償却累計額
127,424百万円
(3)保証債務
次の会社の金融機関等からの借入に対し、債務保証を行っております。
上海金昌工程塑料有限公司
111百万円
その他
113百万円
計
225百万円
(4)土地再評価
一部の国内連結子会社は、土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34
号)に基づき、事業用の土地の再評価を行っております。
なお、当該評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部
に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しておりま
す。
・ 再評価の方法・・・・土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第11
9号)第2条第3号に定める、地方税法第341条10号の土地課税台帳
ならびに同条第11号の土地補充課税台帳に登録されている価格によ
り算出しております。
・ 再評価を行った年月日・・・・平成12年3月31日
・ 再評価を行った土地の当連結会計年度末における時価と再評価後の帳簿価格との差額
5,444百万円
(5)重要な係争事件
水俣病に罹患しているとする原告から、当社、国及び熊本県に対して平成17年10月3日以
降数次にわたり、熊本地方裁判所に損害賠償請求訴訟が提起されております。
請求の内容は、当社に対しては、原告1人につき慰謝料及び弁護士費用850万円を、国、
熊本県に対しては、そのうちの一部について当社と連帯してこれを支払えというものであり
ます。
これまでに提起されました水俣病訴訟の原告数累計は、その後の取下げ者を除き1,150名、
請求金額合計は9,775百万円であります。
なお、新たに120名の原告より同内容の訴訟の提起を受け、平成19年4月27日に訴状の送
達を受けました。当該訴訟の請求金総額は1,020百万円であります。
連− 26
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
5.連結株主資本等変動計算書に関する注記
当連結会計年度末における発行済株式の数
普通株式
156,279,375株
当連結会計年度末における自己株式の数
普通株式
305,199株
6.1株当たり情報
(1) 1株当たり純資産額
△719円85銭
(2) 1株当たり当期純利益
78円67銭
(注)1株当たり当期純利益の算定上の基礎は以下のとおりであります。
当期純利益
12,273百万円
普通株式に係る当期純利益
12,273百万円
普通株式の期中平均株式数
156,006,938株
7.重要な後発事象
当社の農業用フィルム事業に係る販売商権をシーアイ化成株式会社に平成19年4月1日もって譲
渡いたしました。
連− 27
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
(セグメント情報)
【事業の種類別セグメント情報】
前連結会計年度(自 平成17年4月1日 至 平成18年3月31日)
化学品事業
(百万円)
Ⅰ
その他の事業
(百万円)
計(百万円)
消去又は
全社(百万円)
連結(百万円)
―
199,635
売上高及び営業損益
売上高
(1) 外部顧客に
対する売上高
(2) セグメント間の内部
売上高又は振替高
158,650
40,984
199,635
5,160
1,840
7,001
(
7,001 )
―
163,811
42,825
206,636
(
7,001 )
199,635
営業費用
148,723
41,797
190,520
(
7,006 )
183,513
営業利益
15,087
1,028
16,116
△5)
16,122
144,391
24,757
169,149
―
169,149
3,526
1,758
5,284
―
5,284
12,133
―
12,133
―
12,133
3,791
1,651
5,442
―
5,442
消去又は
全社(百万円)
連結(百万円)
―
216,979
計
Ⅱ
(
資産、減価償却費、減損
損失及び資本的支出
資産
減価償却費
減損損失
資本的支出
当連結会計年度(自 平成18年4月1日 至 平成19年3月31日)
化学品事業
(百万円)
Ⅰ
その他の事業
(百万円)
計(百万円)
売上高及び営業損益
売上高
(1) 外部顧客に
対する売上高
(2) セグメント間の内部
売上高又は振替高
178,973
38,006
216,979
4,050
3,568
7,619
(
7,619)
―
183,024
41,575
224,599
(
7,619)
216,979
営業費用
166,290
39,457
205,747
(
7,583)
198,164
営業利益
16,733
2,117
18,851
(
36)
18,814
171,193
31,443
202,636
―
202,636
3,707
1,311
5,019
―
5,019
―
―
―
―
―
13,130
1,281
14,411
―
14,411
計
Ⅱ
資産、減価償却費、減損
損失及び資本的支出
資産
減価償却費
減損損失
資本的支出
連− 28
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
(注) 1
事業区分は、化学品の素材及びその加工製品等の製造・販売を「化学品事業」に、それ以外の各種化学
工業設備の設計・施工等は「その他の事業」に区分している。
2 各事業区分の主要製品
事業区分
3
主要製品
化学品事業
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン繊維、塩化ビニール
樹脂加工品、高級アルコール、可塑剤、有機酸、シリコン誘導品、液
晶、高度化成肥料、緩効性肥料他
その他の事業
各種化学工業設備の設計・施工他
会計処理の方法の変更
前連結会計年度(自
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)
「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更」に記載のとおり、当連結会計年度より、
固定資産の減損に係る会計基準を適用している。これにより、従来の方法によった場合と比較して、化
学品事業について資産は12,133百万円少なく計上されている。なお、化学品事業以外の事業については
セグメント情報に与える影響はない。
【所在地別セグメント情報】
前連結会計年度(自
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)及び当連結会計年度(自
平成
18年4月1日 至 平成19年3月31日)
全セグメントの売上高の合計及び全セグメントの資産の金額の合計額に占める「日本」の割合
が、いずれも90%を超えているため、所在地別セグメントの情報の記載を省略している。
連− 29
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
【海外売上高】
前連結会計年度(自 平成17年4月1日 至 平成18年3月31日)
東南アジア
Ⅰ
海外売上高(百万円)
Ⅱ
連結売上高(百万円)
Ⅲ
連結売上高に占める
海外売上高の割合(%)
北アメリカ
42,866
その他の地域
1,495
計
1,871
46,233
199,635
21.5
0.7
0.9
23.2
当連結会計年度(自 平成18年4月1日 至 平成19年3月31日)
東南アジア
Ⅰ
海外売上高(百万円)
Ⅱ
連結売上高(百万円)
北アメリカ
53,808
5,336
その他の地域
3,009
計
62,154
216,979
Ⅲ
連結売上高に占める
24.8
2.5
1.4
海外売上高の割合(%)
(注) 1 国又は地域の区分は、地理的近接度によっている。
2 各区分に属する主な国又は地域
(1) 東南アジア……………………中国、台湾
(2) 北アメリカ……………………米国、カナダ
(3) その他の地域…………………ドイツ、オランダ等
3 海外売上高は、当社及び連結子会社の本邦以外の国又は地域における売上高である。
連− 30
28.6
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
5.個別財務諸表等
貸借対照表
前事業年度
(平成18年3月31日)
区分
当事業年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
資産の部
Ⅰ
流動資産
1
現金及び預金
4,028
8,098
2
受取手形
8,935
12,524
3
売掛金
26,440
22,166
4
商品
2,125
1,789
5
製品
1,294
481
6
半製品
94
87
7
原材料
458
260
8
貯蔵品
34
3
9
前払費用
226
185
10
短期貸付金
4,407
6,749
11
未収入金
35,820
37,880
12
金銭信託
2,302
−
13
その他
299
328
△192
△316
貸倒引当金
流動資産合計
Ⅱ
86,276
73.8
90,241
73.8
固定資産
(1) 有形固定資産
1
建物
減価償却累計額
2
構築物
減価償却累計額
3
4
5
機械及び装置
8,270
△4,012
△5,880
車両及び運搬具
42
減価償却累計額
△33
6
土地
7
建設仮勘定
有形固定資産合計
△3,381
6,998
△5,923
6,600
27,156
4,720
△22,668
4,488
39
9
△34
604
△464
4,646
12,523
29,136
△24,415
減価償却累計額
4,258
12,878
減価償却累計額
工具器具及び備品
8,028
4
858
139
△564
293
2,370
2,375
641
1,703
19,137
単− 1
16.4
20,113
16.4
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
前事業年度
(平成18年3月31日)
区分
当事業年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
(2) 無形固定資産
1
ソフトウェア
95
58
2
その他
18
18
無形固定資産合計
113
0.1
77
0.1
(3) 投資その他の資産
1
投資有価証券
1,534
1,329
2
関係会社株式
5,926
6,325
3
関係会社出資金
−
113
4
5
長期貸付金
従業員に対する
長期貸付金
関係会社
長期貸付金
16
16
415
352
25
20
32
133
6
7
長期前払費用
8
社内預金引当預金
1,548
1,548
9
その他
1,973
2,031
貸倒引当金
△67
△69
投資その他の
資産合計
11,406
9.7
11,801
9.7
固定資産合計
30,657
26.2
31,992
26.2
116,933
100.0
122,233
100.0
資産合計
単− 2
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
前事業年度
(平成18年3月31日)
区分
当事業年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
負債の部
Ⅰ
Ⅱ
流動負債
1
支払手形
7,466
10,645
2
買掛金
28,069
26,152
3
4
短期借入金
一年内返済予定の
長期借入金
2,607
2,600
5,151
5,065
5
未払金
24,188
26,104
6
未払法人税等
3,013
387
7
未払費用
1,193
1,171
8
前受金
203
−
9
預り金
367
188
10
製品保証引当金
623
373
11
設備関係支払手形
245
368
12
従業員預り金
1,883
2,006
流動負債合計
75,014
64.1
75,064
61.4
固定負債
1
長期借入金
143,594
144,686
2
長期未払金
29,622
30,018
3
長期預り金
1,500
1,500
4
繰延税金負債
251
182
5
退職給付引当金
5,744
5,690
6
その他
13
13
固定負債合計
180,727
154.6
182,091
149.0
負債合計
255,741
218.7
257,156
210.4
7,813
6.7
―
―
資本の部
Ⅰ
資本金
Ⅱ
資本剰余金
1
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
資本準備金
472
資本剰余金合計
472
―
0.4
―
―
利益剰余金
1
利益準備金
516
―
2
当期未処理損失
147,970
―
利益剰余金合計
その他有価証券
評価差額金
自己株式
△147,454
△126.1
―
―
367
0.3
―
―
△6
△0.0
―
―
△138,807
△118.7
―
―
116,933
100.0
―
―
資本合計
負債資本合計
単− 3
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
前事業年度
(平成18年3月31日)
区分
当事業年度
(平成19年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
(純資産の部)
Ⅰ
株主資本
1
資本金
2
資本剰余金
(1) 資本準備金
―
―
資本剰余金合計
3
―
7,813
6.4
472
0.4
472
―
―
利益剰余金
(1) 利益準備金
―
516
―
△143,978
(2) その他利益剰余金
繰越利益剰余金
利益剰余金合計
4
Ⅱ
―
―
自己株式
―
―
株主資本合計
―
―
―
―
266
0.2
評価・換算差額等合計
―
―
266
0.2
純資産合計
―
―
負債純資産合計
―
―
評価・換算差額等
1 その他有価証券評価
差額金
単− 4
△143,462 △117.4
△12
△0.0
△135,189 △110.6
△134,922 △110.4
122,233
100.0
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
損益計算書
区分
Ⅰ
Ⅱ
当事業年度
(自 平成18年4月1日
至 平成19年3月31日)
百分比
金額(百万円)
(%)
売上高
1
製品売上高
9,912
2
商品売上高
145,901
売上原価
1 製品・半製品期首
たな卸高
2
当期製品製造原価
合計
3
4
他勘定振替高
製品・半製品期末
たな卸高
5
商品期首たな卸高
6
当期商品仕入高
合計
Ⅲ
前事業年度
(自 平成17年4月1日
至 平成18年3月31日)
百分比
金額(百万円)
(%)
10,047
155,813
100.0
149,974
1,240
1,389
8,249
6,080
9,490
7,470
5
380
1,389
8,094
569
1,630
2,125
127,352
131,722
128,982
133,847
2,181
7
他勘定振替高
1,471
8
商品期末たな卸高
2,125
125,385
1,789
160,022
100.0
6,520
129,876
売上原価計
133,479
85.7
136,397
85.2
売上総利益
22,333
14.3
23,625
14.8
12,124
7.6
11,501
7.2
販売費及び一般管理費
1
運送費
2,231
2,041
2
販売促進費
886
981
3
役員報酬
144
146
4
従業員給与手当
2,576
2,645
5
従業員賞与
928
1,042
6
退職給付費用
647
340
7
不動産賃借料
614
683
8
旅費交通費
687
647
9
減価償却費
61
81
10
雑費
3,999
4,612
11
研究開発費
2,773
3,067
12
戻入諸収入
△3,438
営業利益
12,114
7.8
10,219
6.5
単− 5
△4,165
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
区分
Ⅳ
Ⅴ
前事業年度
(自 平成17年4月1日
至 平成18年3月31日)
百分比
金額(百万円)
(%)
営業外収益
1
受取利息
245
451
2
受取配当金
78
78
3
保険料収入
101
68
4
為替差益
280
−
5
雑収入
47
Ⅶ
753
0.5
46
645
0.4
1,143
0.7
11,003
6.9
26
0.0
6,156
3.8
営業外費用
1
支払利息
516
564
2
設備廃棄損
98
116
3
たな卸資産廃棄損
−
116
4
雑損失
190
経常利益
Ⅵ
当事業年度
(自 平成18年4月1日
至 平成19年3月31日)
百分比
金額(百万円)
(%)
805
0.5
10,167
6.5
345
特別利益
1
投資有価証券売却益
590
26
2
投資有価証券清算分配金
382
−
3
固定資産売却益
158
1,130
0.7
−
特別損失
1
2
水俣病補償損失
公害防止事業費
負担金
4,263
4,167
1,524
912
3
固定資産処分損
−
585
4
訴訟関連損失
−
435
5
その他特別損失
−
55
6
子会社株式評価損
税引前当期純利益
法人税、住民税及び
事業税
当期純利益
220
6,008
3.8
−
5,289
3.4
4,873
3.1
2,338
1.5
881
0.6
2,951
1.9
3,991
2.5
前期繰越損失
150,921
―
当期未処理損失
147,970
―
単− 6
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
損失処理計算書
前事業年度
(平成18年6月29日)
金額(百万円)
(株主総会承認日)
区分
Ⅰ
当期未処理損失
Ⅱ
損失処理額
Ⅲ
次期繰越損失
147,970
―
147,970
単− 7
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
株主資本等変動計算書
当事業年度(自 平成18年4月1日 至 平成19年3月31日)
株主資本
資本剰余金
資本金
利益剰余金
資本剰余金
資本準備金
その他利益剰余金 利益剰余金
利益準備金
合計
平成18年3月31日残高(百万円)
7,813
472
繰越利益剰余金
472
516
株主資本
自己株式
合計
△147,970
△147,454
3,991
3,991
合計
△6
△139,174
事業年度中の変動額
当期純利益
自己株式の取得
3,991
△6
△6
株主資本以外の項目の
事業年度中の変動額(純額)
事業年度中の変動額合計(百万円)
平成19年3月31日残高(百万円)
−
−
−
−
3,991
3,991
△6
3,985
7,813
472
472
516
△143,978
△143,462
△12
△135,189
評価・換算差額等
その他有価証券
評価差額金
平成18年3月31日残高(百万円)
評価・換算
差額等合計
367
367
純資産合計
△138,807
事業年度中の変動額
当期純利益
3,991
自己株式の取得
株主資本以外の項目の
事業年度中の変動額(純額)
事業年度中の変動額合計(百万円)
平成19年3月31日残高(百万円)
△6
△100
△100
△100
△100
△100
3,884
266
266
△134,922
単− 8
チッソ株式会社(4006)平成19年3月期決算短信
6.役員の異動
1.取締役の異動
(1)新任取締役候補(平成19年6月28日付)
取締役・常務執行役員
島
崎
巖(現
常務執行役員)
(2)退任予定取締役(平成19年6月28日付)
石
田
紀
生(現
取締役・専務執行役員)
2.監査役の異動
監査役の異動はありません。
3.執行役員の異動
(1)昇格執行役員(4 月 1 日付)
副
社
長
岩
崎
真
光(専務執行役員)
専務執行役員
田
畑
暢
哉(常務執行役員)
常務執行役員
森
田
美智男(執行役員購買物流部長)
常務執行役員
森
本
威
之(執行役員繊維事業部長)
(2)新任執行役員(4 月 1 日付)
村
山
平
田
正(国際部長)
和
弘(総務人事部付主席)
(3)退任執行役員(3 月 31 日付)
大
※(
串
益
人(常務執行役員)
)内は旧職を示します。
単−9
(参考資料)
(個別)営
業
の
概
況
1.当期の概況
当期のわが国経済は、旺盛な内外需要により生産が増加基調となる中、企業収益が高水準
で推移し、設備投資も引き続き増加するなど、景気は順調に拡大してまいりました。
当社においては、原材料価格の高止まりに対応して、製品価格の是正とコスト削減に
努める一方、機能材料を中心に、成長分野へ経営資源を積極的に投入してまいりました。
これらの結果、当期の営業成績につきましては、売上高は1,600億2千2百万円余(前
期比2.7%増)、経常利益は110億3百万円余(前期比8.2%増)といずれも前期を上
回りました。
特別損益におきましては、水俣病補償損失等61億5千6百万円余を特別損失に計上しま
した。
これらの結果、当期純利益は39億9千1百万円余(前期比35.3%増)となりました。
2.分野別の状況
(機能材料分野)
液晶及び液晶関連材料は、液晶ディスプレイ市場の拡大に伴い、販売数量が順調に増加し
ました。これに対応するため、水俣製造所において液晶化合物の生産能力増強を進めており
ます。また、台湾智索股份有限公司の液晶ブレンド工場は、平成18年12月に竣工しまし
た。
電子部品のうち、金バンプ加工は、品質の向上と販売チャネルの多様化により、販売が増
加しました。組立加工は低調となりましたが、今後の受注増に備えるため、ウェハテスト設
備を増強し、組立・テスト一貫体制を一層強化しました。
(化学品分野)
アルコール・溶剤は、原材料価格の高騰に対応して、製品価格の是正に努めた結果、増収
となりました。クロロシランは、半導体や太陽電池向けの需要増加と製品価格是正により、
売上高が大幅に伸長しました。ファインケミカル製品の中で、クロマトグラフィー充填剤
(商品名:セルファイン)の販売は、好調に推移しました。また、微生物検知シート(商品
名:サニ太くん)は、検査の簡易性が評価され、国内、海外ともに販売が増加しました。
ポリプロピレン及びポリエチレンは、国内景気の拡大と製品価格の是正により売上高が増
加しました。
自動車用大型部品の原材料であるガラス長繊維強化樹脂(商品名:ファンクスター)は、
国内においてその性能が評価され順調に推移しました。米国ジョージア州アトランタに設立
した製造販売会社 COMUSA LLC の工場は、平成18年12月に竣工しました。
(加工品分野)
繊維のうち、複合繊維原綿は、国際市場での総合的な事業展開を進めるため、平成18年
4月より、米国 FiberVisions Delaware Corp. との合弁で日本に ES ファイバービジョンズ
単− 10
株式会社を設立し、同社に国内販売を全面的に移管しました。ポリエステルとポリエチレン
からなる複合長繊維不織布は、販売数量が増加しました。
アグリ関連製品では、肥効調節機能に優れた被覆尿素肥料(商品名:LPコート)は、省
力化への貢献が高く評価され、引き続き出荷が好調でありました。
農業用ビニルフィルムは、市場縮小や事業環境のさらなる悪化により低迷しました。
合成紙は、新規に開発した写真専用プリンター印画紙の販売数量が増加しました。
分野別売上高明細表
機能材料分野
化 学 品 分 野
加 工 品 分 野
合
計
(注)
(
(単位:百万円、単位未満切捨て)
前
期
自 17. 4. 1
至 18. 3.31
(37,116)
%
55,578
35.7
(2,280)
%
80,701
51.8
(1,026)
%
19,533
12.5
(40,423)
%
155,813
100.0
当
期
自 18. 4. 1
至 19. 3.31
(43,900)
%
61,793
38.6
(2,739)
%
86,938
54.3
(935)
%
11,290
7.1
(47,575)
%
160,022
100.0
比 較 増 減
(6,784)
6,215
(458)
6,236
(△ 91)
△ 8,243
(7,152)
4,208
%
11.2
%
7.7
%
△ 42.2
%
2.7
)は内数字で輸出を示す。
2.その他重要な事項
①水俣病訴訟の提起について
水俣病に罹患しているとする原告から、当社、国及び熊本県に対して平成17年1
0月3日以降数次にわたり、熊本地方裁判所に損害賠償請求訴訟が提起されておりま
す。
請求の内容は、当社に対しては、原告一人につき慰謝料及び弁護士費用850万円
を、国、熊本県に対しては、そのうちの一部について当社と連帯して、これを支払え
というものです。
これまでに提起されました水俣病訴訟の原告数累計は、その後の取下げ者を除き1,
150名、請求金額合計は97億7千5百万円です。
なお、新たに120名の原告より同内容の訴訟の提起を受け、平成19年4月27
日に訴状の送達を受けました。当該訴訟の請求金総額は、10億2千万円であります。
②肥料事業の吸収分割について
当社、当社の子会社である九州化学工業株式会社及び熊本ファイン株式会社並びに
旭化成ケミカルズ株式会社は、平成19年1月1日を効力発生日とする吸収分割によ
り、それぞれの肥料事業(製造部門・研究開発部門)をチッソ旭肥料株式会社に承継
しました。なお、当社の吸収分割は、会社法第784条第3項の規定に基づき株主総
会の承認決議を経ずに行われております。この吸収分割により、チッソ旭肥料株式会
社への出資比率はチッソグループ65%、旭化成ケミカルズ株式会社35%となるた
め、同社を当社の連結子会社としました。
単− 11
③農業用フィルム事業の商権譲渡について
農業用フィルム事業に係る販売商権をシーアイ化成株式会社に平成19年4月1日
をもって譲渡しましたが、当分の間、シーアイ化成株式会社から販売業務を受託し、
当社でこれを行ってまいります。
④太陽光発電用途ポリシリコン製造技術の実証化について
平成18年9月20日、新日鉱ホールディングス株式会社及び東邦チタニウム株式
会社と太陽光発電用途ポリシリコン製造技術の実証化を共同で進めることに合意し、
平成19年1月17日に3社合弁で日本ソーラーシリコン株式会社を設立しました。
3.設備投資等の状況
当社の当期における設備投資は、機能材料分野を中心に、設備能力の増強、基盤強化
工事等を実施しました。
4.資金調達の状況
当社に対する抜本支援措置として、当期の公的債務の約定償還額85億8千9百万円
余のうち、熊本県より、償還のための原資として13億9千5百万円余を無利子にて借
り入れるとともに、55億9千1百万円余につきましては、同県及び財団法人水俣・芦
北地域振興財団より返済猶予措置を講じていただきました。
5.対処すべき課題
今後の見通しとしましては、原油価格や米国経済の動向が国内経済に与える影響に不透明
な部分があるものの、景気は引き続き拡大していくものと思われます。
当社としましては、得意分野へ経営資源の重点投入を行うとともに、開発テーマの選択と
集中を徹底し、早期に新規事業を立ち上げ、事業の拡大ならびに収益の確保を図ってまいり
ます。
単− 12
チッソ株式会社(4006)平成19年度決算短信
平成19年3月期
参考資料
(単位未満切捨て)
チッソ株式会社
前
1.特別利益内訳
期
当
期
自 17. 4. 1
自 18. 4. 1
至 18. 3.31
至 19. 3.31
百万円
比較増減
百万円
百万円
投資有価証券売却益
590
26
△ 563
投資有価証券清算分配金
382
0
△ 382
固定資産売却益
158
0
△ 158
1,130
26
△ 1,103
4,263
4,167
計
2.特別損失内訳
(1) 水俣病補償関係
(補
償
△
金)
(
2,485 )
(
2,489 )
(
(公的融資金利)
(
1,627 )
(
1,528 )
(
(解決一時金金利)
(
149 )
(
149 )
(
(2) 公害防止事業費負担金
(3) そ
の
95
3)
△
99 )
0)
1,524
912
他
220
1,075
855
計
6,008
6,156
147
億円
億円
億円
3.未処理損失内訳
△
612
(水俣病関係損失累計額)
(
2,765 )
(
2,816 )
(
51 )
(事業活動による利益)
(
1,285 )
(
1,376 )
(
91 )
計
1,480
1,440
4.水俣病審査認定状況
△ 40
人
人
人
審
査
0
2
2
認
定
0
1
1
2,265
2,266
1
(認定累計)
単−13