● Internet Explorer の足跡を消す ● Internet Explorer を使用していると、いたるところに自分の「足跡」があることに気付くことがあります。一度入力したＩＤとパスワードが次に利用するときに自動的に入力されたり、過去に訪れたページの履歴が残っていたり。これらの機能は便利なのですが、「そんな足跡は残したくない！」という場合もあるかと思います。ＩＤとパスワードが残っているのは、セキュリティ的にも問題があります。今回は、この便利な足跡を、あえて消す技をご紹介します。（Internet Explorer6 使用） ●オートコンプリートの機能を解除する「Web 上の入力項目に文字を入力しようとしたら、前に入力したことのある文字が自動的に表示された」「ＩＤを入力したら、自動的にパスワードが表示された」といった現象は、「オートコンプリート」によって制御されています。［ツール→インターネットオプション→コンテンツ→オートコンプリート］にて設定できます。 □Web アドレスアドレスバーに URL（インターネットアドレス）を入力する際、入力の途中で前に入力したことのあるアドレスを自動的に表示します □フォーム Web 上の入力項目に文字を入力する際、以前に入力したことのある文字列を一覧で表示します。「検索サイトで以前に入力した文字列が自動的に候補として表示された」といった現象は、この機能によるものです。 □フォームのユーザー名およびパスワードユーザー名（ＩＤ等）を入力する際に以前入力したことのあるユーザー名候補を表示し、パスワードが保存されている場合は自動的に表示します。 □パスワードを保存する確認をするパスワードを入力した際に、保存するかどうかの確認メッセージを表示します。ここのチェックを外すと、パスワードは保存されません。これらの保存されている内容を削除したい場合は「フォームのクリア」「パスワードのクリア」をクリックします。新たに保存したくない場合は、それぞれのチェックをオフにしておきます。 One Point 「全部の候補をクリアする必要はないが、候補の一部分だけを消したい」といった場合は、表示された候補の中の、削除したい文字列の上にマウスを乗せ、その状態でキーボードの Delete キーを押してください。これで、候補の一部のみを削除できます。削除したい候補の上にマウスを乗せた状態で、Delete キーを押します。 ●表示済みリンクの色を変える通常、一度表示したページへのリンクは色が変わって表示されます。一般的には、未表示のリンクは青、表示済みのリンクは濃紫になっています。これらの色は設定を変えることが可能です。［ツール→インターネットオプション→全般→色］で、「表示済み」と「未表示」の色を設定できます。「表示済み」の色を「未表示」と同じ色に設定しておけば、一度表示したページでも、リンクの色は変わりませここをどちらも同じ色に設定しておきます。ん。ただし、ページによってはここでの設定が反映されない場合もありますのでご注意下さい。 ●履歴を消す履歴ボタン（または［表示→エクスプローラーバー →履歴］）にて、過去に訪れたページを表示することができます。３週間前程度までの履歴が残っていますので、「お気に入りに入れるのを忘れてしまったし、どうやってそのページを見つけたのかも覚えてないが、前に見たページをもう一度見たい！」といった場合に、ここから探すことができます。この履歴は、［ツール→インターネットオプション →全般→履歴のクリア］にて消すことができます。 Internet Explorer 7 の便利機能をちょっとだけご紹介！まだＩＥ７に触れる機会はあまりないかもしれませんが、実際に使用した者が「ここが便利！」と思ったポイントをほんの少しだけご紹介します。 ●印刷機能の強化 ●タブブラウジング１つのＩＥの中で、複数のサイトを表示できます。これがタブです。この例では MSN と Yahoo!がひとつの IE の中に表示されています。ＩＥ６でよくあった「印刷したら右端が欠けていた」「あとちょっとで１枚に収まるのに……」といった悩みが解消！印刷プレビューには「印刷サイズの変更」メニューがあり、細かい単位で拡大縮小ができます。このタブをクリックすると、タブとして開かれているサイトを一覧表示できます。この空白のタブをクリックすると、新しいサイトをタブとして表示できます。