平成 27 年 1 月 1 日の分娩から

★ 平成 27 年 1 月 1 日の分娩から、
出産育児一時金等の支給額等について、出産
費用の動向等を勘案して、見直されます。
●
改正の内容 ●
1.産科医療補償制度の掛け金が見直されます。
現行:3 万円 ⇒
※
新:1 万6千円
産科医療補償制度の未加入 分娩医療機関の場合、
39 万円から 40 万4千円に見直されます。
※
産科医療補償制度の対象 分娩医療機関の場合、
42 万円で据え置かれます。
※ 海外で出産した場合は、40 万 4 千円になります。
2.産科医療補償制度の補償基準が一部見直されます。
①
一般審査基準
産科医療補償制度の補償対象となる脳性麻痺の在胎週数、出生体重につ
いて、以下のとおり見直されます。
現行:在胎週数 33 週以上かつ出生体重 2,000g以上
⇒
新制度:在胎週数 32 週以上かつ出生体重1,400g以上
②
個別審査基準
分娩中に低酸素状況があったことを示す所定の要件が変更されます。
(*詳細に関しては、『産科医療補償制度』ホームページを参照してください。)
◎
出産育児一時金(家族出産育児一時金)の受け取り方については、
従来どおり変更はなく、3 つの方法のいずれか 1 つを選択してください。
① 出産後に被保険者が健保組合に請求し、一括で 42 万円(もしくは
40.4 万円未満)を受け取ることができます。
②
被保険者が申請および出産費用の受け取りについて、分娩する医療
機関等と代理契約(合意文書)を締結する手続きを行うことで、健保
組合から出産育児一時金が医療機関等に直接支払うことができます。
ただし、出産費用の支払いが 42 万円未満(もしくは 40.4 万円未満)
の場合には、被保険者が差額分の請求を健保組合に行い、受け取るこ
とができます。
③
ジェイティ健保組合には『出産費資金貸付制度』があり、事前に申
請し、28 万円を借りることができます。残金は後日請求することで受
け取ることができます。
*小規模施設等では、『受取代理制度』という制度を利用することもあります。(事
前申請が必要となります。)
◇◆今後、関係法令通知等で変更になる場合もありますので、ご了承ください。