vol.3 2013年5月号 - Bio-Rad

Life Science Group
Research. Together.
Bio-Rad News
Vol.3
2013年5月
Contents
■ デジタルPCRのアプリケーション : 次世代シーケンサーのライブラリ定量
■ 新製品
NEW
: ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeq
■ 新製品
: S3TMセルソーター
NEW
■ NEW Bio-Plex関連試薬に新たなラインアップが追加! 早期に腎毒性 /障害関連バイオマーカーの同時測定を可能にするBio-Plex Pro RBM腎毒性アッセイキット
■ 定量性の高いウェスタンブロッティングデータを得るための新しいワークフロー
■ 精製したタンパク質にタグが残っていても、本当にいいですか? アフィニティー精製でありながら完全タグフリータンパク質の精製が可能です
■ 次世代クロマトグラフィー
NEW
NGC 発売開始!
■ バイオ・ラッドからのお知らせ
デジタルPCRのアプリケーション
: 次世代シーケンサーのライブラリ定量
デジタルPCRのワークフロー
今回ご紹介するアプリケーション
デジタルPCRは、断片化されたサンプルDNAを微小区画に分散させるこ
QX100はスループットの高い絶対定量を行うことができるため、特に多
とにより、非常に高感度・高精度な定量を実現することができます。
(原理
サンプルの次世代シーケンサーライブラリ定量に高い適性を有します。次
については、Bio-Rad News vol.1およびvol.2をご参照ください)
ページ以降、
このアプリケーションについてご紹介します。
Bio-RadのQX100TM Droplet DigitalTM PCRシステムでは、
0. サンプル調製(TaqManケミストリーと同様)
1. QX100 Droplet Generatorを用いて、各サンプルにつき約2万個の
0
サンプル調製
1
ドロップレット作製
Droplet Generator
2
PCR
Thermal Cycler
3
ドロップレット蛍光測定*
Droplet Reader
4
データ分析
Software
ドロップレットを作製
2. PCRにより、ドロップレット内のターゲット遺伝子を増幅
3. QX100 Droplet Readerを用いて、各ドロップレットの蛍光を測定
4. ddPCRソフトウェアを用いて、ポジティブ/ネガティブのドロップレット
数を測定し、サンプルの濃度を算出
という流れで実験を行います。
QX100は1回のワークフローで最大96サンプル、約140万個の微小区画
を測定できるため、
スループットの高い実験を行うことができます。
また、サンプルDNA断片を含む/含まない、ポジティブ/ネガティブの微小
区画数を直接カウントすることにより絶対定量を行うため、従来のリアル
タイムPCRのように検量線を作成する必要がありません。
*TaqManケミストリーを使用
図1 QX100
Droplet Digital PCRシステム ワークフロー
次世代シーケンサーのライブラリ定量
さらに、
QX100 Droplet Digital PCRシステムは、各ウェル約2万個の微
次世代シーケンサーは、非常に高いスループットで配列を読むことができ
小区画を含む、96ウェル分のサンプル濃度を1回の実験で決定することが
るため、ゲノム解析/トランスクリプトーム解析/エピゲノム解析等の標準的
できるため(図4)、高いスループットでライブラリ定量を行うことができま
な手法として広く普及してきています。
す。
これに対し、従来のリアルタイムPCRを用いる手法では、検量線作成
次世代シーケンサーを用いた実験で良好な結果を得るためには、
ライブラ
用のコントロールやリプリケートに多くのウェルを消費するため、1回の実
リ調製を注意深く行う必要があります。現在のライブラリ調製の手法にお
験で数サンプルしか測定できません。
いては、DNA断片化後の純度チェック、PCR増幅後のライブラリ定量等、各
ステップにおいてQC(Quality Check)が行われています(図2)。
DNA fragmentation
DNA断片化
Quality Check
DNA純度チェック
End repair
96ウェルを測定
dA-tailing
1ウェル当り約2万個の
微小区画
アダプター付加
Ligation
Size Selection
サイズセレクション
図4 Droplet
(PCR amplification)
(PCR増幅)
Quality Check
ライブラリ定量
Readerを用いた測定の様子
左丸は測定時の俯瞰図、右丸は1ウェル分の拡大図。
以上のように、高いスループットで絶対定量を行うことができるQX100を
用いることにより、多サンプルのライブラリ定量を従来法よりも簡便に行う
図2 次世代シーケンサーのライブラリ調製方法
ことができます。
四角で囲ったステップは、QCに該当するステップ。
ライブラリ調製を行った後、フローセル上での Bridge PCR( Illumina
2013年3月に行われた第7回日本ゲノム微生物学会のランチョンセミナー
社 HiSeq/MiSeq 等)もしくは、ビーズ上でのエマルション PCR( Life
において、沖縄科学技術大学院大学の藤江学先生に、実際に多数の生物
Technologies社 SOLiD、Roche Applied Science社 454シークエ
のライブラリを一度に解析された例をご発表いただきました(図5)。
ンシングシステム等)を行いますが、フローセル上もしくはビーズ上での
DNA断片をPCR増幅に最適な濃度にするためには、ライブラリ定量が非
常に重要なステップとなります。現在のライブラリ定量における標準的な
手法は、
リアルタイムPCRを用いた定量結果を、Bioanalyzer(Agilent)
を用いて測定した平均ライブラリサイズにより補正する、という方法で
す。QX100 Droplet Digital PCRシステムは、
このライブラリ定量に非常
に高い適性を有します。
QX100を用いたライブラリ定量のメリット
index19
index19
index19
index22
index23
index24
index10
index11
index12
index13
index14
index15
index16
index17
index18
index01
index02
index03
index04
index05
index06
index07
index08
index09
まず、絶対定量を行うデジタルPCRは検量線を作成する必要がないため
(図 3)、ライブラリ定量においてBioanalyzerを用いた平均ライブラリサ
イズの測定を行う必要がなく、実験の手間およびコストを削減することが
できます。
デジタル PCR
リアルタイム PCR
30
図5 QX100を用いて24ライブラリを定量した後、各ライブラリを
HiSeq2000(Illumina)でマルチプレックスシーケンシングした際のリード数の割合
沖縄科学技術大学院大学(OIST) DNAシーケンシングセクション(SQC)
藤江学先生ご提供。
— SYBR® Green: E = 98.7%
Cq
25
20
まとめ
15
1
2
3
4
5
ログ開始量
6
ポジティブな微小区画数を直接カウントし、
サンプル中のターゲット遺伝子濃度を算出
検量線から相対的な
ターゲット遺伝子濃度を算出
図3 リアルタイムPCRとデジタルPCRの比較
2
Bio-Rad News
・次世代シーケンサーを用いた実験で良好な結果を得るためには、ライ
ブラリの定量を正確に行うことが重要です。
・高いスループットで絶対定量を行うQX100を用いてライブラリ定量を
検量線作成の必要なし
行うことにより、多サンプルのライブラリ定量を従来法よりも簡便に行う
ことが可能となります。
NEW
新製品
: ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeq
Bio-RadのQX100TM Droplet DigitalTM PCRシステムは、高いスループッ
①(図 2 赤丸内)のプロットは、アダプターが DNA 断片の両端に正常に付
トでサンプルの絶対定量を行うことができるため、次世代シーケンサーの多
加された質の良いライブラリを示しています。また、②(緑丸内)および③
(水色丸)のプロットは、それぞれアダプター/アダプターのライゲーション
サンプルのライブラリ定量に高い適性があります。
この度、Illumina社製次世代シーケンサーのライブラリ調製法として広く使
産物や、付加したアダプターの数が多い/少ない産物を表しています。④は
用されている、TruSeq DNAサンプル調製キットにより調製したライブラ
ネガティブなドロップレットを示します。
アダプターが正常に付加されたド
リの定量用として、
「ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeq」
ロップレットの数とトータルのドロップレットの数より、ライブラリ濃度を
を新発売いたしました。
絶対定量します。
TruSeq DNAサンプル調製キットのアダプターには、フローセルとのハ
当キットを用いて、12 個の RNA Seqライブラリに関してシーケンシング
イブリダイゼーションを行うための P5 配列および P7 配列が共通して含
を行い、各ライブラリのリード数を比較した結果を図3に示します。12ライ
まれています。また、シーケンスプライマーとのハイブリダイゼーションを
ブラリ全体のリード数に対して、各々のライブラリのリード数の割合の期
行うRd1 SP配列とRd2 SP配列も共通して含まれています。Bio-Rad
待値が 8.3%となる測定において、すべてのライブラリの値が期待値に近
の ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeqは、P5 配列・P7
く、ばらつきの少ない測定を実施できました。
配列に対応したプライマーおよび Rd1 SP 配列・Rd2 SP 配列に対応し
ブにはindex配列は含まれないため、TruSeq DNA LT Sample Prep
KitとTruSeq DNA HT Sample Prep Kitの両方に対して使用すること
ができます。
Probe2
F
5
P5
Rd1 SP
DNA Insert
Rd2 SP Index
P7
5
Probe1
R
図1 ddPCRライブラリ定量キット for
のデザイン
% Reads Identified (Passing Filter)
たプローブを用いることにより、TruSeqで調製したライブラリの絶対定量
を行うことができます。弊社キットに用いているプライマーおよびプロー
12
10
8.3%
Expected
8
6
4
2
0
Illumina TruSeqのプライマー、プローブ
0
プライマー(青矢印):ForwardプライマーはアダプターのP5配列に、Reverseプライマーはアダプ
ターのP7配列に対応している
プローブ:Probe1はRd1 SP配列に、Probe2はRd2 SP配列に対応する配列を含む
2
4
6
図3 当キットを用いて12個のRNA
結果
当キットを用いた測定結果の例を図2に示します。
8
10
12
14
Index Number
Seqライブラリに関してシーケンシングを行った
下 記 のRNA初 期 濃 度を有 する12個 のライブラリを用 いてシーケンシングを行った。Average
fragment length : 280bp
ライブラリ1~3 : 4,000ng RNA, ライブラリ4~6 : 1,000ng RNA、ライブラリ7~9 : 100ng RNA、ライブ
ラリ10~12 : 10ng RNA
まとめ
・ QX100は高いスループットでサンプルの絶対定量を行うことができる
ため、次世代シーケンサーの多サンプルのライブラリ定量に高い適性
があります。
・ ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeqは、P5配列・P7配
列に対応したプライマーおよびRd1 SP配列・Rd2 SP配列に対応した
プローブを用いています。
・ 当キットを用いてアダプターが正常に付加されたDNAの濃度を絶対定
図2 当キットを用いたライブラリの定量結果例
QX100 Droplet Digital PCRシステムおよびddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeqを用い
てライブラリ定量を行った。
FAM Probeのターゲット : 図1のProbe1と同様、VIC Probeのターゲット : 図1のProbe2と同様
量することにより、
ライブラリ間のばらつきがより少ないシーケンシング
を行うことが可能となります。
Ordering Information
カタログ番号
品名
186-3040
ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeq(200反応分)
価格
¥78,000
Bio-Rad Laboratories 2013
3
NEW
新製品
: S3TMセルソーター
S3セルソーター
の分取速度です。
バイオ・ラッド社の新製品S3セルソーターは、
1もしくは2レーザーと最大4蛍
従来Jet in Air方式はノズルから出たストリームに対してレーザーを照射
光検出器、前方散乱光(FSC)
・側方散乱光(SSC)検出器を備えた卓上型
するため、光軸調整が必須であり、操作が難しくなる大きな要因になって
のセルソーターです。
いました。そのため光軸調整の必要のないキュベット方式が一般に広く使
従来、セルソーティングは広範囲の研究領域で必要とされる技術にも関わ
用されてきました。
らず容易な実験ではありませんでした。
S3セルソーターではセルソーティングに最適なJet in Air方式を採用した
S3セルソーターはセルソーターにおける30年以上の開発経験に基づい
上で、光軸調整等を自動化することにより、性能と使いやすさを両立させ
て設計された、研究者ご自身が使用できる本格的な性能を備えたセルソー
ています。
ターです。
S3セルソーターはすべての研究者に信頼性のあるシンプルなセルソーテ
使いやすさを追求した全自動操作
S3セルソーターでは機器セットアップ時のユーザー作業を最小限に抑え
ィングを提供いたします。
るために各種全自動機能を備えています。
S3セルソーターの特長
ユーザーはソフトウェア上から
「Start-up」ボタンを押すだけで、機器起動
・Jet in Air方式による高速・高純度ソーティング
時に行うストリームとレーザーの光軸調整等が S3セルソーターによって
・使いやすさを追求した全自動操作
自動的に処理されます。新技術であるProDropTMテクノロジーはドロップ
・送液カート不要で70×65×65cmのコンパクトサイズ
ディレイ計算とブレイクオフモニターを自動的に行います。
Jet in Air方式による高速・高純度ソーティング
S3セルソーターでは細胞分取に最適なJet in Air方式(下図左)を採用し
ています。
従来、一般的なキュベット方式(下図右)はノズル手前のキュベット部分に
レーザーを照射します。
レーザーを照射する表面は平面であるため、
この
方式ではキュベットに光軸を固定することにより、光軸調整を不要にする
ことができます。
レーザー照射時にはストリーム断面は四角の断面を持っ
ProLine TMキャリブレーションビーズを用いた QCもソフトウェア上の
「RunQC」ボタンを押すだけで実行可能です。
S3セルソーターでは実験開始に必要な機器のスタートアップからQCまで
を30分以内に終了します。その間にユーザーが必要な操作はソフトウェア
上のボタンをクリックして、ProLine TMキャリブレーションビーズをセット
するだけです。
このため、
どなたでも簡単にS3セルソーターをご使用いた
だくことができます。
ていますが、
ノズルにより絞られ円形の断面を持つストリームになります。
送液カート不要で70×65×65cmのコンパクトサイズ
キュベット方式ではこのストリームの断面形状が四角から円形に変化する
S3セルソーターでは廃液、シース液、脱イオン水を本体に内蔵することに
際に乱流が起き細胞にダメージを与え、また流速が大きく変化するため
より、送液カートを排し、研究室のベンチトップに収まるコンパクトなデザ
ディレイタイムがばらついてソーティング純度が低下します。
インを実現しています。
Jet in Air 方式
キュベット方式
250 ∼ 430μm
レーザー
6m/ 秒
ノズル
65cm
レーザー
70μm
ノズル
断面図
30m/ 秒
断面図
65cm
70cm
一方、
Jet in Air方式はノズルから出たストリームに対してレーザーを照射
する方式です。Jet in Air方式はキュベット方式のようにストリーム断面が
変化することがないため、乱流が起こらず細胞の機能や生存率を維持した
ままでの細胞分取が可能になります。流速も一定なためディレイタイムに
誤差が生じません。そのため、高純度な分取が可能になります。
S3セルソーターはこのJet in Air方式を採用することで分取速度30,000
イベント/秒、分取純度99%を実現しています。
これは同クラス機器の3倍
4
Bio-Rad News
Ordering Information
カタログ番号
品名
S3セルソータ− システム
145-1001J1
S3セルソータ− 488nmレーザー 2蛍光検出システム
145-1002J2
S3セルソータ− 488/561nmレーザー 4蛍光検出システム
NEW
Bio-Plex関連試薬に新たなラインアップが追加!
早期に腎毒性/障害関連バイオマーカーの同時測定を可能にするBio-Plex Pro RBM腎毒性アッセイキット
を可能にします。
従来、
腎毒性/障害の評価で用いられてきた血中クレアチニン
(Scr)
や血中尿
素窒素
(BUN)
などのバイオマーカーは、
腎障害が起きた後、
検出できるまでに
数日から数週間必要であり、
早期の検出が可能なバイオマーカーがもとめられ
ておりました。
Myriad RBM社とのパートナーシップにより製品化された本キッ
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
Normal
関連研究分野
・薬剤性腎毒性
・腎損傷の特性評価
- 糖尿病
- 高血圧
- 糸球体腎炎
- 多発性嚢胞腎
- 慢性感染症 - SLE(Lupus)や自己免疫疾患 1,000
1
0
2
2
8
1
Days post gentamycin treatment
2
8
Days post gentamycin treatment
図1-2 ラット尿サンプル̶SDラットおよび多発性嚢胞腎ラットから得られた尿サンプルの比較例
B2M
500
450
400
350
300
250
200
150
100
50
0
NGAL
p=0.00330
Normal
PCK
Normal
Category
Albumin
p=4.54e-05
4,500
4,000
3,500
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
PCK
p=5.1e-06
200,000
180,000
160,000
140,000
120,000
100,000
80,000
60,000
40,000
20,000
0
Normal
Category
図1-3 イヌ尿サンプル̶ゲンタマイシン処理
PCK
Category
1、 2、 8日後の尿サンプルを用いた測定例 Alternate
Names
ApoJ
TIM-1
30
Calbindin
Clusterin
GST-π
IL-18
KIM-1
MCP-1
Albumin
B2M
Cystatin C
NGAL
Osteopontin
TFF3
Clusterin
IL-18
KIM-1
MCP-1
Osteopontin
B2M
Calbindin
Cystatin C
NGAL
64
12
25
21
44
15
30
22
51
46
20
61
12
21
20
15
52
22
62
44
46
30
0.043
Lipocalin-2
ApoJ
TIM-1
Lipocalin-2
OPN
ApoJ
TIM-1
OPN
Lipocalin-2
Albumin
Bead
Region
12
53
15
46
感度例をご紹介します。
Assay Working Ranges,
ng/ml
LLOQ
ULOQ
Albumin
Pro
0
1
図1に各キットを用いた測定例、および表1に各種項目の測定レンジ、検出
Canine Kidney
Toxicity Albumin Kit
表1 Bio-Plex
8
Days post gentamycin treatment
ことが可能です。
Clusterin
KIM-1
MCP-1
NGAL
Rat Kidney Toxicity
Albumin Kit
0.3
0
1
MCP-1
0.5
置を用いた効果的かつ簡便な測定が可能です。本製品は、Bio-Plexシステ
Canine Kidney
Toxicity Panel 1
Rat Kidney
Toxicity Panel 2
KIM-1
2
ムをはじめLuminexテクノロジーを用いたすべての装置でご利用いただく
Analyte
Rat Kidney
Toxicity Panel 1
Diseased
Category
Bio-Rad Pro RBM腎毒性アッセイキットは、ヒト、ラット、イヌの尿サンプ
Assay Panel
Human Kidney
Toxicity Panel 2
Normal
ルに対応します。
また、磁気ビーズを採用しているため、専用の磁気洗浄装
など
Human Kidney
Toxicity Panel 1
Diseased
Category
Clusterin
2,000
が可能となり、
早期の腎毒性/障害の評価を可能にします。
また、
本キットは検出
感度が高く、
ダイナミックレンジが広いためアプリケーションの幅が広がります。
Normal
p=0.121
疾患サンプル:慢性腎疾患、糖尿病性腎症、腎臓結石、腎不全患者の尿サンプル
Fluorescence intensity (FI)
の結果採用されたバイオマーカーは、
腎毒性/障害が起きた数時間後から検出
Diseased
Category
20
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
-
図1-1 ヒト尿サンプル̶健常および疾患 尿サンプルを用いた比較例 トは、
Myriad RBM社とPSTC(Predictive Safety Testing Consortium)
とのコラボレーションにより開発され、
バイオマーカーの選定がされました。
そ
GST-π
p=0.028
18,000
16,000
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
Concentration, ng/ml
にし、薬剤性腎毒性試験をはじめ、さまざまな疾患に関連した腎障害評価
TFF3
p=0.053
35,000
30,000
0
Concentration, ng/ml
Pro RBM腎毒性アッセイキットの販売が開始されました。本キットでは、
早期に腎毒性 /障害の可能性が示唆されるバイオマーカーの測定を可能
Concentration, ng/ml
Albumin
複数の腎毒性 / 障害関連バイオマーカーの測定を可能にするBio-Plex
0.69
0.012
0.013
0.010
Assay Sensitivity,
ng/ml
LOD
Assay Precision
Intra-assay
%CV
4
4
5
5
Inter-assay
%CV
6
7
12
7
800
10
4.8
9.0
0.65
0.0046
0.0043
0.0042
0.0052
4.8
0.0022
8
11
4.4
1.3
0.5
0.019
0.021
0.011
2.8
0.043
0.16
0.062
3.8
0.075
0.99
0.36
0.042
0.15
0.0039
8.3
0.7
0.062
0.63
1,750
1,250
230
15
21
3.8
640
22
40
34
2,100
98
840
35
50
35
3.2
2,760
535
42
480
0.97
0.57
0.23
0.048
0.01
0.0017
1.2
0.022
0.077
0.052
1.7
0.036
0.43
0.17
0.023
0.045
0.0015
4.1
0.61
0.026
0.22
4
3
5
5
4
3
2
3
3
3
6
2
3
4
4
2
4
10
9
2
5
5
10
8
7
5
8
8
9
20
8
12
6
12
5
7
6
5
18
14
6
10
5
9
35
0.014
RBM腎毒性パネル測定項目および測定レンジ例
Ordering Information
RBM腎毒性アッセイ キットおよび関連製品
ヒト Kidney Toxicity アッセイ キット
カタログ番号
品名
・ プレミックスパネル(各内容量 96well×1回分)
ラット Kidney Toxicity アッセイ キット
・ プレミックスパネル(各内容量 96well×1回分)
イヌ Kidney Toxicity アッセイ キット
171-ATR1CK
171-ATR2CK
価格
Bio-Plex Pro RBM ヒト Kidney Toxicity1 6-Plexパネル
Bio-Plex Pro RBM ヒト Kidney Toxicity2 6-Plexパネル
¥250,000
¥250,000
171-KTR1CK
Bio-Plex Pro RBM ラット Kidney Toxicity1 5-Plexパネル
171-KTR2CK
Bio-Plex Pro RBM ラット Kidney Toxicity2 4-Plexパネル
・ All-in-one シングルプレックス
(各内容量 96well×1回分)
171-KTR3CK
Bio-Plex Pro RBM ラット Kidney Toxicity Alubumin キット
・ プレミックスパネル(各内容量 96well×1回分)
171-QTR1CK
Bio-Plex Pro RBM イヌ Kidney Toxicity1 4-Plexパネル
・ All-in-one シングルプレックス
(各内容量 96well×1回分)
171-QTR2CK
Bio-Plex Pro RBM イヌ Kidney Toxicity Alubumin キット
¥220,000
¥190,000
¥110,000
¥190,000
¥110,000
※ 磁気ビーズ用洗浄器をご利用でないお客様は、
フィルタープレート付のカタログ番号がございます。別途お問い合わせください。
Bio-Rad Laboratories 2013
5
定量性の高いウェスタンブロッティングデータを得るための新しいワークフロー
ウェスタンブロッティングデータの
信頼性
多くのステップを経て得られるウェスタンブロッ
ティングデータは、手技的要素や機器・試薬要
定量ウェスタンV3ワークフロー
ワークフロー
1
時間
電気泳動と泳動状態の確認
Stain-Freeゲルと
イメージング装置
因によるさまざまなエラーが生じます。
+
泳動後のゲルにUVをあて、
泳動パターンの確認を行う
Gel Doc EZ
ロッティング実験、およびデータそのものの信頼
メンブレンへの転写と転写状態の確認
性が得られず、
ジャーナルによっては掲載不可と
いう結果につながることがあります。多くの場合、
20–30
min
または
これらのエラーを補正しない場合、
ウェスタンブ
データ補正にはハウスキーピングタンパク質(以
得られるデータ
2
トランスブロットTurbo、
RTA試薬
(低蛍光PVDFメンブレン)
とイメージングシステム
3–10
min
+
転写後のゲルにUVをあて、
タンパク質の抜け具合を確認する
または
下、HKP)を別途検出・定量し、HKP量が一定で
Gel Doc EZ
あるという仮定のもと目的タンパク質バンドの
抗体反応と検出、および総タンパク定量
シグナル値を補正し定量を行っています。
HKP の発現量については、さまざまな刺激や
3
Clarity Western ECL
Substrate
+
状態の変化により変動することが報告されて
Gel Doc EZ
画像取得と解析、およびデータ補正
ティングで行うため、ウェスタンブロッティング
ます。
UVによるブロット上の
総タンパク質の検出と定量
または
います。また、HKP の検出もウェスタンブロッ
で生じるエラーが同様に起こる可能性があり
~5 hr
4
10–15
min
ChemiDoc MP システム
●
Liらはレビュー*1の中でウェスタンブロッティン
ChemiDoc MP システム
or
目的タンパク質の検出
Total time:
(Chemiluminescence)
6 hr
目的タンパク質の検出
(Fluorescence)
グのインターナルコントロールを再考し、メン
ブレン上の各レーンの総タンパク質量をインターナルコントロールとし
すでにいくつかの論文で定量ウェスタンV3ワークフローが用いられてい
て利用することがより有効であると報告しています。また、同レビューの中
ます。
で、Stain-Freeゲルを用いた総タンパク質定量の有効性も紹介されてい
論文でも認められた、
より正確なウェスタンブロッティングデータのための
ます。
定量ウェスタンV3ワークフローを是非お試しください。
定量ウェスタンV3ワークフロー
定量ウェスタンV3ワークフローは、総タンパク質量によるウェスタンブロッ
ティングデータの補正を簡単に行える、画期的なウェスタンブロッティング
ワークフローです。
ワークフローの要となるのが、
ミニプロティアンTGX Stain-Freeゲルで
す。Stain-Freeゲルは、泳動後のゲルにUV照射するだけでタンパク質を
可視化することが可能で、かつ、転写をした後も蛍光を観察できるため、目
的タンパク質を検出した前後でメンブレン上の総タンパク質量を測定する
ことが可能になります。
また、低蛍光PVDFメンブレンを利用することで、S/N比の高い定量性の
あるデータをクリアに取得することが可能です。
V3ワークフローでは、泳動イメージ(泳動の確認)、転写後のゲルイメージ
(転写の確認)、ブロットイメージ(総タンパク検出)、目的タンパク質検出
イメージが得られるため、ウェスタンブロッティング実験に高い信頼性を
もたらします。
ChemiDoc MPイメージングシステム付属のコントロール&解析ソフトウェ
アであるImageLabは、Stain-Freeイメージによる総タンパク質定量とこの
値を用いた目的タンパク質データの補正までサポートしているので、簡単に
信頼性の高いウェスタンブロッティングデータを得ることができます。
6
Bio-Rad News
バイオ・ラッドでは、定量ウェスタンV3ワークフローを研究室単位でご紹
介するセミナーも行っております。
ご興味がございましたら、バイオ・ラッド
までご連絡ください。
V3ワークフローを利用した論文
・ Stain-Free Technology as Normalization Tool in Western Blot Analysis.
Gürtler, A et al.(2013). Anal Biochem 433, 105–111.
・ Ca2+-dependent Proteolysis of Junctophilin 1 and Junctophilin 2 in Skeletal
and
Cardiac Muscle.
Murphy RM et al.(2012). J Physiol Dec 17. [Epub ahead of print]
・ S-glutathionylation of troponin I (fast) increases contractile apparatus Ca2+
sensitivity in fasttwitch muscle fibers of rats and humans.
Mollica JP et al.(2012). J Physiol 590, 1443–1463.
・ Influences of temperature, oxidative stress, and phosphorylation on binding of heat
shock proteins in skeletal muscle fibers.
Larkins NT et al.(2012). Am J Physiol Cell Physiol 3, C654–65.
・ Effects of carnosine on contractile apparatus Ca2+ sensitivity and sarcoplasmic
reticulum Ca2+ release in human skeletal muscle fibers.
Dutka TL et al.(2012). J Appl Physiol 112, 728-36.
・ Lack of expression and function of erythropoietin receptors in the kidney.
Elliott S et al.(2012). Nephrol Dial Transplant 27, 2733–45.
・ Changes in plasma membrane Ca-ATPase and stromal interacting molecule 1
expression levels for Ca(2+)signaling in dystrophic mdx mouse muscle.
Cully TR et al.(2012). Am J Physiol Cell Physiol 303, C567–76.
・ Comparison of stain-free gels with traditional immunoblot loading control
methodology.
Colella AD et al.(2012). Anal Biochem 430, 108–110.
*1 An old method facing a new challeng: Re-visiting housekeeping proteins as
internal reference control for neuroscience research., Rena Li and Yong Shen,
Life Sciences, in press.
Clarity Western ECL Substrate
高速・高効率転写で大好評のトランスブロットTurbo ブロッティングシ
「感度・コストパフォー
Clarity Western ECL Substrate(以下、Clarity)は、
マンス・使いやすさ」の3つの要素を兼ね備えたケミルミ検出試薬です。
ステム に 、新しくラン ニングコ スト を 抑 え た
RTA(Ready To Assemble)キットが登場しま
した。
高感度検出
トランスブロットTurbo用RTAキットは、転写パッ
広く使用されているT社 Plusよりも安定
クで使用されているメンブレン・ろ紙・転写バッ
した強いシグナルが得られます。
ファーをキット化した、お客様にて転写スタックを
一般的に露光時間が長くなればなるほ
作成して使用いただけるキットです。別途必要な
ど、バックグランドが高くなりS/N 比が
ものはエタノールと超純水だけ。転写パックよりも
悪いデータとなりますが、Clarityは長時
ランニングコストを抑えることができ、
大量にウェス
間発光と低バックグランドの特長により、露光時間によらず、非常にクリア
タンブロッティング実験を行う研究室でも安心して
な検出イメージを得ることが可能です(図A,B お客様ご提供データ)。
お使いいただけます。
図A シグナル検出イメージ
3
1
2
3
150
100
ゆるウェスタンブロッティングニーズにお応えできるようになりました。
T社 Plus
Clarity
200
Peak intensity
2
転写パックで使用されている試薬が使われているので、
トランスブロット
Turboの高速・高効率転写の特長はそのままです。
また、低蛍光PVDFメンブレンのキットもあるため、蛍光検出によるウェス
タンブロッティングや定量ウェスタンV3ワークフローにも利用でき、あら
Clarity
T社 Plus
1
図B バックグランドを差し引いた
シグナル強度
50
0
10.0
5.0
1Runあたりのコスト比較
2.5
RTAキット
¥1,155
¥1,155
¥1,355
¥1,655
¥1,655
¥1,955
Total protein load, µg
抜群のコストパフォーマンス
Clarityには200mlタイプ、500mlタイプがあり、それぞれミニゲルサイズ
で34 枚、85 枚使用できます。1 回あたり¥500前後の高いコストパフォー
マンスがClarityを安心して長くお使いいただくためのもう一つの特長です。
バイオ・ラッド Clarity 200ml
バイオ・ラッド Clarity 500ml
T社 Plus
価格
推奨処理枚数
¥20,000
¥40,000
¥33,000
34枚
85枚
10枚
1Runあたり
¥588
¥471
¥3,300
TBT RTA NC(mini)
TBT RTA PVDF(mini)
TBT RTA 低蛍光 PVDF(mini)
TBT RTA NC(midi)
TBT RTA PVDF(midi)
TBT RTA 低蛍光 PVDF(midi)
転写パック
¥1,680
¥1,680
¥2,360
¥2,360
※NC=ニトロセルロース mini=ミニゲル用 midi=ミディ
(criterion)
ゲル用
転写・検出性能は転写パックと同等
RTAキット
転写パック
室温保存と長時間発光で使いやすい
冷蔵保存の場合、室温に戻してから使用する必要があり、時間がかかるう
え、使用温度によっては安定したシグナル検出が難しくなります。
Clarityは室温保存が可能で1:1混合なので、簡単に使いたいときにすぐに
使用できます。
また、長時間発光特性により、何度でも検出像を取り直すこと
も可能です。
反応後10分程度で発光のピークを迎えますので、慌ててセットしたり取り
Ordering Information
出したりすることなく、ゆっくりと確実に検出することが可能です。
トランスブロットTurbo用 RTA転写キット
カタログ番号 品名
170-4270 トランスブロットTurbo用
170-4272 トランスブロットTurbo用
170-4274 トランスブロットTurbo用
170-4271 トランスブロットTurbo用
170-4273 トランスブロットTurbo用
170-4275 トランスブロットTurbo用
3,500,000.00
3,000,000.00
2,500,000.00
シグナル値
ニトロセルロース膜に転写し、ケミルミで検出
キャンペーン実施中
RTA転写キット NC(ミニ)
RTA転写キット PVDF(ミニ)
RTA転写キット 低蛍光PVDF(ミニ)
RTA転写キット NC(ミディ)
RTA転写キット PVDF(ミディ)
RTA転写キット 低蛍光PVDF(ミニ)
価格
¥46,000
¥46,000
¥54,000
¥66,000
¥66,000
¥78,000
※ 各キットは40回分です。
※ トランスブロットTurboとのセット品もございます。詳しくはお問い合わせください。
2,000,000.00
1,500,000.00
1,000,000.00
500,000.00
0.00
0
20
40
60
80
100
試薬添加後の時間(分)
Ordering Information
カタログ番号 品名
170-5060
170-5061
Clarity Western ECL Substrate, 200ml
Clarity Western ECL Substrate, 500ml
120
140
キャンペーン実施中
価格
¥20,000
¥40,000
保存
室温
室温
Bio-Rad Laboratories 2013
7
精製したタンパク質にタグが残っていても、本当にいいですか?
アフィニティー精製でありながら完全タグフリータンパク質の精製が可能です
Profinity eXact システムの特長
切断するため、
プロテアーゼ認識配列の直下に目的タンパク質のN末端配
□タグ由来のアミノ酸が残らない完全タグフリータンパク質精製システム
列を挿入すれば、
タグが残らないタグフリータンパク質の精製が可能です。
□On-Column切断でタグの切断と分離がワンステップで実現
□タグ除去用のプロテアーゼが不要
□Profiniaシステムなどで精製の自動化が可能
eXactタグを使った精製法
Bio-Radでは、eXactシステムでタグフリータンパク質を精製していただ
くために大腸菌発現用ベクター、
レジン、スピンカラム、カラムをご用意し
アフィニティー精製の問題点
ています。
より簡単に利用していただけるように、スピンカラムに、バクテ
アフィニティー法でのタンパク質の精製は、非常に簡単で、従来の複数の
リア溶解試薬、結合・洗浄バッファ一、溶出バッファーをセットしたスター
カラムを使った方法に比べて時間も短縮できます。そのため、現在では
ターキットがあります。
レジンは、洗浄操作により5 回まで、再利用可能で
His、GST、MBP などのアフィニティータグを使った精製法が広く利用さ
れています。
これらのタグをタンパク質の N末端側やC末端側に結合させ
す。タンパク質に応じて、界面活性剤や還元剤を含むバッファーも利用可
能です。
て、特異的に結合するレジン等を用いて精製しますが、多くの場合、
タグが
結合した状態で精製されます。
タンパク質の性質を解析する上で、タグがその機能を阻害しない場合も
多いですが、タンパク質間相互作用や結晶構造解析などの場合に、タグ
切断(+F−)
eXact タグ 目的タンパク質
これらの要望を満たすため、タグと
がないタンパク質がより望まれます。
目的タンパク質のリンカー配列に特異性の高いプロテアーゼの切断認識
配列を挿入して、プロテアーゼによりタグを切断、除去する方法が利用さ
れています。
しかし、
これまでの方法では、
プロテアーゼ認識配列やクロー
結合
溶出
洗浄
ニング用の制限酵素配列に由来するアミノ酸残基が部分的に目的タンパ
ク質側に残存してしまうという問題点がありました。またこの方法では、
プ
ロテアーゼの切断のステップが増え、時間もコストもかかってしまいます。
再生
Profinity eXact レジン
には、Subtilisin プロ
テアーゼ(青)が固定
化されている(灰色)
。
プロドメイン
(eXactタグ)
プロテアーゼサブ
ユニットに強く結
合する eXact タグ
が固定化される。
ハロゲン化物イオ
ン(F−)の 添 加 で
プロテアーゼ活性
が 高まり、目的タ
ンパク質の N 末端
側が切断される。
溶 出 後 のレジン
は、0.1M リン酸
で洗浄することで、
再利用できる。
図2 eXactタグを使ったタンパク質の精製ステップ
GFP
レジンに結合したタグ付きタンパク質がフッ素イオン(F−)の添加でタグフリータンパク質として
精製される。
T7 lac promoter
bla (AmpR)
Subtilisin
Profinity
eXact tag
図1 Subtilisinプロテアーゼとプロドメイン(eXactタグ)と融合したGFPの構造
複合体の立体構造は、Subtilisin-プロドメイン複合体の構造(PDB, 1spd)と、GFPの立体構造
(PDB, 1gfl)から予測した。
(Ruan et al, 2004)
SapI
HindIII
pPAL7
5901 bp
MCS
タグフリーアフィニティー精製の原理
Profinity eXactシステムは、プロテアーゼ(Subtilisin)を2つのドメインに
分割して、そのドメイン間の強い相互作用(KD<100 pM)を利用していま
す(図1)。
この2つのドメインが結合すると、F−などのハロゲン化物イオン
pBR322 ori
T7 lac terminator
依存的に強いプロテアーゼ活性が誘導されます。非常に高い選択性を持
つように改変したSubtilisinプロテアーゼは、精製したい目的タンパク質と
の間のリンカー配列を認識し、切断します(図2)
(Ruan et al, 2004)。
Subtilisinプロテアーゼは、EEDKLFKAL配列のC末端側を切断します。図
5に示すようにP1',P2'アミノ酸残基によっては切断効率が低くなる場合
もありますが、P1' 領域のアミノ酸残基がメチオニンの場合にも効率よく
8
Bio-Rad News
SpeI
NcoI
BamHI
EcoRI
XhoI
NotI
lac I
図3 eXactタグを発現させるベクター
Profinity eXact pPAL7
vector.
HindIIIサイトにクローニングすることにより、
タグフリータンパク質が精製可能となる。
(図4参照)
(図3-6;Profinity eXact Protein Purification System Instruction Manualより)
T7 Promoter
lac Operator
1 TAATACGACT CACTATAGGG GAATTGTGAG CGGATAACAA TTCCCCTCTA GAAATAATTT TGTTTAACTT TAAGAAGGAG
ATTATGCTGA GTGATATCCC CTTAACACTC GCCTATTGTT AAGGGGAGAT CTTTATTAAA ACAAATTGAA ATTCTTCCTC
Profinity eXact Tag (92-316)
GFP
MW
L
FT
W
MBP
E MW
MW L
FT
W
E
MW
-
NdeI GlyGlyLys SerAsnGlyGlu LysLysTyr IleValGly PheLysGlnGly PheLysSer CysAlaLys
81 ATATACATAT GGGAGGGAAA TCAAACGGGG AAAAGAAATA TATTGTCGGG TTCAAACAGG GCTTTAAGAG CTGCGCTAAG
TATATGTATA CCCTCCCTTT AGTTTGCCCC TTTTCTTTAT ATAACAGCCC AAGTTTGTCC CGAAATTCTC GACGCGATTC
Profinity eXact Tag (92-316)
LysGluAspVal IleSerGlu LysGlyGly LysLeuGlnLys CysPheLys TyrValAsp AlaAlaSerAla ThrLeuAsn·
161 AAGGAGGATG TCATTTCTGA AAAAGGCGGG AAACTCCAAA AGTGCTTCAA ATATGTAGAC GCAGCTAGCG CTACATTAAA
TTCCTCCTAC AGTAAAGACT TTTTCCGCCC TTTGAGGTTT TCACGAAGTT TATACATCTG CGTCGATCGC GATGTAATTT
Profinity eXact Tag (92-316)
SapI
HindIII SpeI
Cleavage Recognition Sequences ·GluLysAla ValGluGluLeu LysLysAsp ProSerVal AlaTyrValGlu GluAspLys LeuPheLys AlaLeuThrSer·
241 CGAAAAAGCT GTAGAAGAAT TGAAAAAAGA TCCGAGCGTC GCGTACGTAG AAGAAGACAA GCTCTTCAAA GCTTTGACTA
GCTTTTTCGA CATCTTCTTA ACTTTTTTCT AGGCTCGCAG CGCATGCATC TTCTTCTGTT CGAGAAGTTT CGAAACTGAT
Profinity eXact Cleavage Site
NcoI
XhoI SpeI
BamHI
EcoRI
NotI
STOP
·SThrMetAla GlySerGly CysGluPheLeu GluAlaAla Ala***
321 GTACCATGGC GGGATCCGGC TGCGAATTCC TCGAGGCGGC CGCATAAGCC CGAAAGGAAG CTGAGTTGGC TGCTGCCACC
CATGGTACCG CCCTAGGCCG ACGCTTAAGG AGCTCCGCCG GCGTATTCGG GCTTTCCTTC GACTCAACCG ACGACGGTGG
T7 Terminator
401 GCTGAGCAAT AACTAGCATA ACCCCTTGGG GCCTCTAAAC GGGTCTTGAG GGGTTTTTTG CTGAAAGGAG GAACTATATC
CTTGATATAG
図4 eXact
タグの配列とマルチクローニングサイ
ト周辺の配列
CGACTCGTTA
TTGATCGTAT TGGGGAACCC CGGAGATTTG CCCAGAACTC
CCCAAAAAAC GACTTTCCTC
HindIIIサイト近辺のEEDKLFKALのC末端側が、Subtilisinプロテアーゼにより切断される。HindIII
以外の制限酵素を使ってクローニングした場合には、目的タンパク質に数アミノ酸残基が付加さ
れることになる。
図6 eXactタグを用いたGFPとMBPの精製例
大腸菌で発現させて調製したライセートを、1mlのBio-Scale Mini Profinity eXactカートリッジに
BioLogic DuoFlow システムを用いてロードした。
カートリッジは、
カラムの10倍量(CV)のバッファー
で洗浄後、3CV(0.1ml/min, 30min)のフッ化カリウム(100mM)を含むバッファーで溶出した。精
製にかかる合計時間は、約60分であった。
MW ; 分子量マーカー(Precision Plus プロテインスタンダード)、L ; ライセート、FT ; フロースルー、
W ; ウォッシュ、E ; 溶出、( )タグ付きタンパク質、( )タグフリータンパク質
FAQ
Q : レジンの結合容量は、どれくらいですか?
A : > 3 mg/mlです(40 kDaのmaltose binding protein の場合)
Q : レジンは、再利用可能ですか?
A : はい、可能です。精製に使用したレジンは、0.1M H3PO4で、レジンに結合した非
特異的に結合したタンパク質とeXactタグを洗浄することが可能です。洗浄後は、
リン酸バッファーなどで保存してください。
Q : HindIII以外の制限酵素を使ってクローニング可能ですか?
A : 可能ですが、その場合、アミノ酸残基が残ります。
Q : 大腸菌以外の発現系でも使えますか?
A : eXactタグを他のベクターに移し替えて利用している例があります。
参考文献
図5 プロテアーゼ切断サイト下流のP1 、P2 アミノ酸の違いによる切断効率の違い
P1’ がメチオニンの場合も、切断効率は比較的良い。ただし、プロテアーゼ認識配列直後に E、V、I、
Dなどのアミノ酸が続く場合には、切断効率が低くなるので、反応時間を長くするか、何らかのア
ミノ酸を付加する対策が必要となる。
Ruan et al., Engineering S Subtilisin into a fluoride-triggered processing protease
useful for one-step protein purification. Biochemistry 43, 14539-14546, 2004 (PMID;
15544324)
Huang et al., One-step purfication of a functional, constitutively activated form of visual
arrestin. Protein Expression and Purification 82(1), 55-60, 2012(PMID; 22133714)
Ishimoto et al., Opposing effects of fructokinase C and A isoforms on fructose-induced
metabolic syndrome in mice. PNAS 109(11), 4320-4325, 2012(PMID; 22371574)
Tang et al., PP2A activates brassinosteroide-responsive gene expression and plant
growth by dephosphorylating BZR1. Nat. Cell. Biol., 13(2), 124-, 2012 (PMID;
21258370)
Ordering Information
カタログ番号
品名
156-3002
キャンペーン実施中
価格
キャンペーン価格
Profinity eXact pPAL Supercoiled Expression Vector Kit(10µg)
¥32,000
¥24,000
156-3005
156-3007
732-4646
732-4647
732-4648
Profinity eXact Purification Resin(10ml)
Profinity eXact ミニスピンカラム(10×100µl)
Bio-Scale Mini Profinity eXact カートリッジ(2×1ml)
Bio-Scale Mini Profinity eXact カートリッジ(4×1ml)
Bio-Scale Mini Profinity eXact カートリッジ(1×5ml)
¥90,000
¥36,000
¥42,000
¥75,000
¥70,000
¥54,000
¥21,600
¥25,200
¥45,000
¥42,000
156-3004
Profinity eXact Antibody(100µl, 1mg/ml)
¥18,000
¥9,000
156-3006
Profinity eXact Mini Spin Purification Starter Kit
構成内容:スピンカラム(10本)、2ml回収チューブ(50本)、
コントロールタンパク質、
バクテリア溶解試薬、結合・洗浄バッファー(50ml)、溶出バッファー(20ml)
¥95,000
¥66,500
Bio-Rad Laboratories 2013
9
NEW
次世代クロマトグラフィーNGC 発売開始!
●フロント配管で、
クロマトチャンバーでも楽々操作
NGCクロマトグラフィーシステムは配管がすべて機器前面にあり、しか
も必要に応じて横に向けることも可能です(拡張ベイ3 rd Tier, 4 th Tier
使用時)。
設置場所を選ばず自由に使える、
これも他の装置には無い大きな特長
です。
●タッチスクリーンで基本操作が可能
NGC Quest™ and
NGC Scout™ Series
NGC Discover™
Series
NGC Discover Pro
Series
NGCクロマトグラフィーシステムにはタッチスクリーンが付属します。
機器の基本的な制御や確認はすべてこのタッチスクリーンで行えます。
例えば、4℃での使用が不安なPCは低温室の外に置き、低温室ではす
次世代クロマトグラフィーとは、なんでしょう?バイオ・ラッドの目指した次
べてタッチスクリーンでコントロールということも可能です。
世代クロマトグラフィーは、
「誰でも簡単に利用できる装置」
と考えました。
また、次々と変わる研究のニーズにも答える拡張性も、次世代のクロマト
研究と実験をサポートするユニークな機能
装置に求められる要素であると考えました。
●LED配管アシスト機能
クロ マト装 置 の 各 ポ ー
NGCクロマトグラフィーシステムはお客様のニーズとバイオ・ラッドが目
トに LED をつけました。
指す姿を妥協することなく融合させた、
これからのクロマトグラフィー装置
セットアップ時の配管を
の新しいスタンダードです。
指示してくれるだけでな
これまでのクロマトグラフィー装置とはここが違います!
と目で確認できます(右
く、Run 中には流路がひ
写真)。
●ソフトウェアの操作がとても簡単
クロマト機器を使う上で最も大変なことはソフトウェアの操作を覚えるこ
●Plug and Play
とです。何回もクリックしないと到達しないメニューや、たくさんの英語
実験の目的に応じて、各
テキストなど、大変な思いをしたことはありませんか?
種モジュールを選択して
NGCクロマトグラフィーシステムのChromLabソフトウェアは30分程
いただけます。
これらのモジュールを本体に組み込むだけで、本体が自動
度のトレーニングで簡単に使用でき、使いたい機能にすぐにアクセスで
認識します。実験室、
クロマトチャンバーの配置に合わせて、バルブ、検出
きるようわかりやすく設計されています。
器などのモジュールを好きな位置にセットすることが可能です。
●拡張ベイ
Tier Rotate™(3rd, 4th Tiers)
〈オプション〉
バルブや検出器を増設する
場合にも設置面積は増えま
せん
磁石式カラムホルダー
機器側面、前面に取り付け
可能
拡張ベイ(Tier)を増設するこ
とで、システムの拡張が可能
タッチスクリーン
マニュアルコントロール
リアルタイムのステータ
ス表示
機器の左右のどちらに
でも設置可能
(オプションの台でセパ
レートも可能)
NGCのモジュールはすべて組込可能です。モジュールを追加する空き
ベイが必要な時は拡張ベイTierを最大 2 個まで追加することができま
す。設置面積を増やすことなく必要な機能を追加することが可能です。
バッファートレー
アウトレットバルブ
また、設置環境に合わせて拡張ベイTierは回転させることも可能です。
お客様の声
ソフトウェアの操作画面が視覚的にわかり
サンプルポンプ
100ml/min
リアルタイムディスプレイ
やすく、メソッドの作成法もわかりやすいと
pHモニターバルブ
感じた。
UV/Vis, コンダクティビ
ティーモニター
本体付属のタッチパネルで操作できるた
サンプルインジェクト
バルブ
インレットバルブ
め、低温室に設置してPCがすぐ近くに置け
カラムスイッチングバルブ
(リバースフロー対応)
バッファーブレンディ
ングバルブ
国立大学 A 先生
NGC のソフトウェアは、追加ライセンスを
システムポンプ
10ml/min もしくは
100ml/min 購入せずに、自由にインストールできるた
め、データの解析やレポート用のデータ資
ミキサー
料の作成を自分の PCで作業できるのは大
国立大学 B先生
10
Bio-Rad News
ない場合には便利である。
変便利だと思う。
クロマトグラフィーを行う研究者の意見を取り入れた渾身のChromLabソフトウェア
マニュアルモードのデータ保存
必要な情報だ
け表 示。色の
変更も可能
ポンプのスタートとともに、
UVデータなどのデー
ターが記録され、必要に応じて保存可能
フラクションコレクターの情報も一元的に保存
ログ表示
各アクション
ス テップ も、
記録
アクティブフローパス
Phaseベースのメソッド作成
左欄の実行したい内容(Phase)を
選択し、順番に並べてメソッドを作成
複数のクロマトグラムのオーバーレ
イ、
ズームが可能。クロマトグラムは、
TIFFやJPEGなどの形式で出力可能
充実したカラムライブラリー
バイオ・ラッドのカラム情報だけで
なく、他社のカラム情報も登録済み
表示項目の色な
どを自由に編集
可能
小ウィンドウでの簡易操作
流路を明るい緑色で表示。
バルブの切り替えミスなど
を防ぐ
ポンプのスタート停止、フラクションコ
レクターの分取開始、バルブの切り替
えなど、簡易的な操作が実行可能
図1
データはCSV形式で
出力可能
ドラッグによる%B、時間の変更が可能
図2
ワンクリックピーク解析。複数クロマトグラムも
一括で自動解析可能。
マニュアルモードもあり。
図3
圧倒的にわかりやすいメイン画面(図1)
ソフトは自分のPCにインストール可能
バルブの状態、流路がわかりやすく、
クロマトグラムの各種情報の色も変更
可能です。本体横に付属するタッチスクリーンでは、情報の閲覧だけでな
ChromLabは、本体付属のPCだけでなく、自分のPCにインストールも可
能です。ChromLabがインストールされたPCがあれば、データをコピー
く、ポンプのオン/オフ、UVモニターのゼロ点調整も可能です。マニュアル
して持ち出し、チャートの確認やレポート作成を自由に行えます。
モードでの情報も保存できます。
便利な小道具 : マグネチックアダプター
直感的なメソッド作成(図2)
カラムホルダーやカートリッジホルダー、チュービングホルダー、サンプ
カラムの種類を選ぶだけで、
メソッド作成はほぼ終了。
ル/ウォッシュチューブホルダーは、マグネチック式アタッチメントを採用し
サンプル量、洗浄時間、フラクション方法を選択して、Run するだけ。BioRadのカラムだけでなく、他社カラム情報も入っているので安心です。
ているので、本体両側面だけでなく、本体の前面にも取り付けることが可
能です。
今までにないほど簡単なピーク解析(図3)
これまでのピーク解析は、各種パラメーターの設定を行ってから分析とい
う流れでしたが、ChromLabのピーク解析はワンクリック。ピーク分割・統
合やピーク幅の調整などもチャート上でマウスを使って簡単に行えます。
詳しくはWEBで NGC クロマト
カラムホルダー
チュービングホルダー
カートリッジホルダー
サンプル/ウォッシュチューブホルダー
Ordering Information
カタログ番号
品名
788-0001J1
キャンペーン実施中
NGC Quest 10 クロマトグラフィーシステム
¥5,200,000
構成内容:NGC Quest 10本体(10ml/min、単一波長検出器)、BioFracフラクションコレクター、PC
キャンペーン実施中
¥6,500,000
NGC Quest 10 Plus クロマトグラフィーシステム
構成内容:NGC Quest 10 Plus本体(10ml/min、多波長検出器)、BioFracフラクションコレクター、PC
近日発売予定
NGC Quest 100 クロマトグラフィーシステム
構成内容:NGC Quest 100本体(100ml/min、単一波長検出器)、BioFracフラクションコレクター、PC
近日発売予定
NGC Quest 100 Plus クロマトグラフィーシステム
構成内容:NGC Quest 100 Plus本体(100ml/min、多波長検出器)、BioFracフラクションコレクター、PC
お問い合わせください
NGC Scout 10 クロマトグラフィーシステム
構成内容:NGC Scout 10本体(10ml/min、単一波長検出器、バッファーブレンディング、pHメーター)、BioFracフラクションコレクター、PC
お問い合わせください
NGC Scout 10 Plus クロマトグラフィーシステム
構成内容:NGC Scout 10本体(10ml/min、多波長検出器、バッファーブレンディング、pHメーター)、BioFracフラクションコレクター、PC
近日発売予定
NGC Scout 100 クロマトグラフィーシステム
構成内容:NGC Scout 100本体(100ml/min、単一波長検出器、バッファーブレンディング、pHメーター)、BioFracフラクションコレクター、PC
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NGC Scout 100 Plus クロマトグラフィーシステム
構成内容:NGC Scout 100本体(100ml/min、多波長検出器、バッファーブレンディング、pHメーター)、BioFracフラクションコレクター、PC
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NGC Discover 10 クロマトグラフィーシステム
構成内容:NGC Discover 10本体、BioFracフラクションコレクター、PC
近日発売予定
NGC Discover 100 クロマトグラフィーシステム
構成内容:NGC Discover 100本体、BioFracフラクションコレクター、PC
NGCクロマトグラフィーシステム
788-0003J1
788-0002J1
788-0004J1
788-0005J1
788-0007J1
788-0006J1
788-0008J1
788-0009J1
788-0010J1
価格
Bio-Rad Laboratories 2013 11
バイオ・ラッドからのお知らせ
■第13回 日本蛋白質科学会年会 ランチョンセミナーのご案内
相互作用研究を加速するProteOn XPR36システム
新規アプリケーションの紹介 ProteOn XPR36システムは、ラベルフリーにリアルタイムに相互作用を解析することができる
SPRテクノロジーを用いた相互作用解析システムです。
従来のSPRに革新をもたらす独自の6x6の流路系により、
これまでの相互作用研究にブレーク
「新規抗MRSA抗生物質トリプロペプチンの作用機序解析
におけるSPRを利用した低分子−低分子間相互作用解析」
スルーをもたらします。
〈アプリケーション例〉
-再生不要のOne-shot-Kinetics
-SPRアレイによる高速スクリーニング
-細胞/Liposome/Lipoparticleを用いた
相互作用解析
〈演者〉微生物化学研究所 生物活性研究部 橋爪 秀樹先生
〈日時〉2013年6月13日 〈場所〉とりぎん会館 ■開催中のキャンペーン 各キャンペーンの詳細はキャンペーンリーフレットをご参照ください。
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期間 : 2013年5月20日∼2013年7月31日
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NGC Quest 10
クロマトグラフィーシステム
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バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社
ライフサイエンス事業部
www.bio-rad.com 取扱店
本 社 〒140-0002 東京都品川区東品川 2-2-24 TEL:03-6361-7000 FAX:03-5463-8480
大阪営業所 〒532-0025 大阪市淀川区新北野 1-14-11
TEL:06-6308-6568 FAX:06-6308-3064
福岡営業所 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東 2-5-28
TEL:092-475-4856 FAX:092-475-4858
* 学術的お問い合わせは TEL:03-6404-0331 FAX:03-6404-0334
*価格( 税抜き)、仕様などは予告無く変更することがありますので、ご了承ください。
*価格は 2013年5月現在のもので、メーカー希望小売価格(税別)です。
※本カタログに記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
C10523 1305A