NTTコミュニケーションズの グローバルTier1 IPバックボーンを支える 「ジュニパーネットワークス Tシリーズ」 ジュニパーネットワークス T1600 電気通信事業 NTTグル ープの中で国際通信事業を中心とした幅広い事業を展開するNTTコミュニ ケーションズ株式会社(以下、NTT Com)。同社が運用する高速・大容量の「グローバ ルIPネットワーク」は、日本、米国、欧州、豪州、アジアを網の目のように接続していま す。そのネットワークを支えるコアル ーターとして採用されたのが、ジュニパーネット ワークスの「T1600」でした。 ■アジア太平洋地域で なお、NTT Comは、2008年にTelecom 最大級のバックボーン Asia Awards 2008において「Best NTT再編によって誕生したNTT Comは、電 wholesale Carrier」賞を受賞しています。これ 話事業はもちろん、法人・個人向けのISP事 は、アジアで唯一のグローバルTier1ネットワー 業、データセンターおよびホスティングサービ クを保有する規模や品質の高さ、最新技術の活用 ス事業など、通信に関するビジネスを幅広く展 が特に評価されたものです。また、前年のWorld 距離・国際通信を担う会社として、個人および法人 開する企業です。そうしたNTT Comの「顔」 Communication Awards 2007においても、 のお客さま向けに多様なサービスを提供している。 の一つに、「グローバルIPネットワーク」の運 アジアキャリアとして初の「Best Managed 例えば、長距離・国際電話に加え、 フリーダイヤルや 用というグローバルネットワークサービス事業 Service」賞を受賞するなど、NTT Comが提供 があります。 するサービスは世界的に高く評価されています。 NTTコミュニケーションズ株式会社 〒105-0004 東京都港区内幸町1-1-6 http://www.ntt.com/ NTTコミュニケーションズは、日本電信電話株式会 社(NTT)の再編により誕生した事業会社の一つで 1999年7月に設立された。NTTグループの中では長 ナビダイヤルなどの付加サービスを含めた電話事 業、 「OCN」ブランドによるインターネットサービス プロバイダ(ISP)事業、 さらに法人向けに国内外の 「グローバルIPネットワーク」とはインター IPネットワークおよびデータ通信サービス、データセ ネットにおいて最も上流に位置するグローバル ■エコも考慮してT1600を選定 ンターやホスティングサービスなどを活用したソ Tier1 IPバックボーンのことであり、この広域IP 2002年より「グローバルIPネットワーク」 リューションビジネスを展開している。特に、日本と ネットワークを提供するサービスプロバイダは を運用しているNTT Comでは、高速・大容 米国、欧州、豪州、アジアを結ぶグローバルTier1 世界中でも数えるほどしかありません。その一 量・高品質のネットワークを支えるコアルー 社であるNTT Comが運用する「グローバルIP ターとして、これまでジュニパーネットワーク ネットワーク」は、アジア太平洋地域で最大規 スの「T640」を利用してきました。しかし、 模を誇っています。たとえば、日米間は現在、 大容量化の一途をたどるネットワークに対し、 約400Gbpsほどの帯域と言われていますが、そ T640ではいくつかの課題が持ち上がってきた のうちの約半数に近い185GbpsがNTT Comの と言います。その一番の課題が、運用効率の向 運用によるものです。また、日米間だけでな 上でした。 く、日欧間の拡充も積極的に推進しており、 「一番の課題は、一つの筐体にどのくらいの 2008年にはロシアの通信事業者と共同で、ロ 回線容量を詰め込めるかということでした。た シアルートのバックボーンを開通させていま とえば、当社の日米間の帯域は現在185Gbps す。 ですが、この容量を何台のルーターでさばくこ NTT Comが提供する「グローバルIPネット とができるかというものです。「グローバルIP ワーク」は、高速かつ遅延が少ないことが最大 ネットワーク」は、アジアのハブとしても機能 の特長です。また、利用者に世界最高水準の していますから、今後もどんどん回線を増強 SLA(Service Level Agreement)を提供す し、効率よくネットワークを運用するというこ るとともに、冗長化することで信頼性の高い とが課題でした」(福田氏) ネットワークを提供しています。 ネットワークを効率よく収納し、運用するた IPバックボーン「グローバルIPネットワーク」はアジ ア太平洋地域で最大の回線容量を誇る。 NTTコミュニケーションズ株式会社 グローバルネットワーク部 担当課長 福田 健平 U SER C ASE S TUDY めにNTT Comが着目した ■ネットワーク図 のが、10Gbpsイーサネット のインターフェイスでした。 「T1600ではFPCあたり 最大100Gbpsのパケット転 送能力があります。この能力 により収容効率が向上し、消 費電力や設置場所が節約で きるため、当社が全社的に取 り組んでいるエコにもつなが ります。さらにT1600は、 イ ンターフェイスボードや電源 ユニットなどの一部を取り換 えるだけで、筐体そのものは T640のものがそのまま使 えるというメリットもありまし た 。回線容量は倍以上にな り、消費電力は3分の2に抑 えることができるので、大幅 な運用効率 の向上につな がったと考えています」 (福 田氏) NTT Comでは、環境対策 として「グリーンICT」を推進 しています。グリーンICTには、増え続ける機器 ては、パフォーマンスに加え、操作性やプラット 「導入効果として最も大きいのは、運用効率の の電力使用量を抑える「グリーン of ICT」と、 フォームコンパチビリティも評価したとのことで 向上です。試算では約30%程度を向上できる可 ICTを活用することで社会全体の環境負荷低減 す。 能性があるので、運用開始後はそこをきっちり実 する「グリーン by ICT」の2つのアプローチが 「やはり一番の評価ポイントは、パフォーマン 証してみたいと思っています。消費電力の削減 あり、T1600による消費電力の削減は「グリー スとコンパチビリティです。高いサービス品質を による電気代の節約も考えられますが、 どちらか ン of ICT」を実現する取り組みの一つと位置付 うたっているからには、ラインレートが出なけれ と言えば従来は2台の筐体を使わなければいけ けられています。 ば、 お客様にお叱りを受けてしまいます。それに、 なかった通信が、1台にまとめることができると 今まで使っていた筐体をそのまま使えるという いう集約効果が大きいと思います」 (福田氏) 点も大きいですね」 (福田氏) 将来的な拡張予定は、未定とのことですが、当 ■パフォーマンスと コンパチビリティを高く評価 面は、今回導入した日米間での成果を期待して コアルーターを選定するにあたって、NTT Com ■期待する導入効果は運用効率の向上 います。 では当然のことながら、複数ベンダー製品の比較 NTT Comでは現在、T640からT1600への 「T1600を日米以外の拠点に拡張すること 検討を行ったそうです。その中でジュニパー製品 移行を進めている最中です。2007年にまず、米 は、今のところは考えていません。ただし、最近 を選択した決め手となったのは、パフォーマンスの 国の拠点に評価機を導入し、パフォーマンステス はアジアのトラフィックが増えてきたので、将来 面でした。 トを含めた評価を約4カ月間行いました。そし 的には香港などをコアにしたいと考えています。 「当社では、他社製品のルーターも導入してい て、2008年3月に導入を決定しました。現在は、 そのときには、 まずはT640から導入することに ますが、バックボーンのコアルーターとして採用 本番運用に向けた準備を進めているところだそ なると思います」 (福田氏) しているのは、すべてジュニパー製品です。ジュ うです。 福田氏は、 ジュニパーに対しての期待も寄せて ニパー製品を選択した決め手になったのは、 カタ 「米国では、すでに2台のT640をT1600に います。 ログに表記されているパフォーマンス値が実際 アップグレードし、実際に運用を始めています。 「ジュニパーネットワークスとは、今後もお付き に出ているかどうかという部分でした。性能だけ 2008年9月に東京のT1600と接続し、本格的 合いしていきたいですね。安くて性能が良く、世 でなく、製品のアーキテクチャや技術力も非常に な運用が始まりした」 (福田氏) の中のトレンドよりも常に先をいくような製品を 高いと評価しています」 (福田氏) 運用後に最も見込まれる導入効果は、運用効 どんどん出して欲しいという希望を持っていま また、T640からT1600へ移行するに当たっ 率の向上だと言います。 す」 (福田氏) ジュニパーネットワークス株式会社 東京本社 〒163-1035 東京都新宿区西新宿 3-7-1 新宿パークタワー N棟35階 電話:03-5321-2600 FAX:03-5321-2700 西日本事務所 〒541-0041 大阪市中央区北浜1-1-27 グランクリュ大阪北浜 http://www.juniper.co.jp http://www.juniper.net
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