AD16-16(PC)

Ver.2.10
AD16-16(PC)EH
非絶縁型高精度高機能アナログ入力ボード
AD16-16(PC)EH
¥ 129,150 (本体価格 ¥123,000)
このボードは、PC/ATおよびその互換機用の高 機 能 アナロ
グ入力ボードで す。アナログ 信号をデ ジ タ ル信号に変換す
るアナログ入力機能をはじめ 、デジタル信 号をアナログ信
号に変換するアナログ出力機能、TTLレベルのデジタル入
出力機能、さ ら に カ ウ ン タ機能を備 えています。
*AD16‑16(PC)EHは、当社製AD16‑16(PC)Eの後継機であり
AD16‑16(PC)Eと同等に 扱うことができます。
特
長
・シングルエンド16チャネル、 差動8チャネル(アナログ入
アクセサリ
■アクセサリ( 別売)
力機能)
圧着端子用端子台 (M3)
ボード上の ジャンパで シングルエンド入力と 差動入力の
導線用端子台
: DTP‑3(PC)
: DTP‑4(PC)
選択が可能 です。変換 するチ ャ ネ ルの順番は 専用レジス
チ ャ ネ ル増設 ボ ー ド
: ATCH‑16(PC)
タにあらかじめ任意に 設定す る こ と が で き ま す。また、
BNCコネクタ 中 継 端 子 台
: ATP‑16 *1
別売のアクセサリを使 用することにより、入 力チャネル
圧着端子中継端子台
: FTP‑15 *2
数を最大32チャネルまで 増設したり 、同時サンプリング
中 継 端 子 台ターミナルユニット
: EPD‑37A
機能や絶 縁 入 力 機 能 な ど を 実 現できます。
中 継 端 子 台ターミナルユニット
: EPD‑37
・大容量バッファメモリの搭載( アナログ入力機能)
*1
*1
同時サンプリング機能増設ボード
: ATSS‑16 *1
ボード上にFIFOまたはリング形式 で使用できる256Kデー
絶縁機能増設 ボ ー ド
: ATII‑8A *1
タ分のバッファメモリ を搭載しています。パソコンの処
ローパスフィルタ 増設ボ ー ド
: ATLF‑8 *1
理能力に依 存しないバ ッ ク グ ラ ン ド処理としてのサンプ
リング が可能 です 。
・多彩なサンプリング制御機能( アナログ入力機能)
*1 オプションケーブルPCB37PまたはPCB37PSが別途必要
*2 オプションケーブルDT/E2とPCB15Pが別途必要
サンプリングのスタート/ ストップは、ソフトウェアの
コマンドだけでなく、アナログ信号 の大きさやTTLレベ
ルの外 部 信 号を検出し て制御できます。また 、サンプリ
ング速度を 決定するサンプリングクロックは 、ボード上
ケーブル・コネクタ
の専用ク ロ ッ クか、外部クロック信号の 選択が可能で
■ケーブル( 別売)
す。
37ピンD‑SUB→37芯フラットケーブル
・アナログ出 力 機 能
1 チャネルのアナログ出 力 機 能を搭載しています。この
ボード1 枚で、アナログ入力機能とあわせて、データア
クイジションシステム の構築 が可能 です。
・デ ジ タ ル入 出 力 機 能
TTLレベルのデジタル入力4 点、デジタル出力4 点を備え
ています。外部機器のモニタや制 御もこのボード1 枚で
簡単 に 行え ま す。
・カ ウ ン タ機 能
独立したi8254相当のカウンタを備えています。ソフト
ウェアコマンドでの操 作は も ち ろ ん、デ ジ タ ル入出力機
能とあわせて 、外部からの カウンタ制御 も可能です。
・複数要因で 発生可能な 割り込み機 能
サ ン プ リ ン グの終了や 、外部信号 の変化、さ ら に エラー
の発生などさまざまな 割り込み要 因を同時に 監視するこ
とができます 。
・豊富な オプション機器
: PCA37P‑* (0.5m、1.5m)
37ピンD‑SUB用両端コ ネ ク タ付きフ ラ ッ ト ケ ー ブ ル
: PCB37P‑* (1.5m, 3m, 5m)
37ピンD‑SUB→37芯シールドケーブル
: PCA37PS‑*P (0.5m、1.5m)
37ピンD‑SUB→37ピンD‑SUB シールドケーブル
: PCB37PS‑*P (0.5m、1.5m)
15ピンD‑SUB→15芯フラットケーブル
: PCA15P‑* (1.5m, 3m, 5m) *3
15ピンD‑SUB両端コネクタフラットケーブル
: PCB15P‑* (1.5m, 3m, 5m) *3
シングルエンド入力(16チャネル)用同軸ケーブル
: PCC16PS‑* (1.5m, 3m)
差動入力(8チャネル)用2芯シ ー ル ド ケ ー ブ ル
: PCD8PS‑* (1.5m, 3m)
16芯フラットケーブル(1.5m): DT/E1
15ピンD‑SUB変換ケーブル
: DT/E2
さらに機能 を拡張する オプション 機器が使用 できます。
オプション 機器を使用 することで 、機能ア ッ プや結線が
*3 FTP‑15使 用 時の み必 要
簡単 に 行え ま す。
1
AD16-16(PC)EH
Ver.2.10
仕
■共通部
様
割り込み
■ア ナ ロ グ 入 力 部
入力 チャネル 数
IRQ5, 7, 9,
シングルエンド入力16チャネル
11, 12, 15の い ず れ
か1点
または
[ 割り込み の要因]
差動入力8 チャネル
16 種 類
( ジャンパ設定)
入力 レ ン ジ
[ 割り込み レベル]
I/Oア ド レ ス
8ビット×16ポート占 有
非絶縁 バイポーラ±10V,±5V
消費電流( 注2 )
+5VDC 1000mA (Max.)
または
使用条件
0〜 50℃ , 20〜 90%
非絶縁 ユ ニ ポ ー ラ0〜+10V, 0〜+5V
外形寸法(mm)
163.0((L)× 122.0(H)
(ジャンパ 設定)
最大入力電圧
± 20V
分解能
16bit
ジの0.1%程度の誤差が生じることがあります。
変換速度
最大10μsec/ch
使用する環境 の温度下で校 正を行うことにより、誤差
注1)非直線性誤差は周囲温度が0 ℃、50℃のとき最大レン
変換精度
非直線性誤差:±5LSB (注1)
変換方式
逐次比較方式
は小さくすることができます。
注2)コネクタからパソコンの電源(+5V)を外部に供給した
入力イ ン ピ ー ダ ン ス 1MΩ 以 上
場合、消費電流は増加 します。
バッファメモリ
外部に供 給する電 源は、4Aのヒ ュ ー ズを経由 して出力
変換開始 ト リ ガ
256Kデータ (FIFO方式または リング
バッファ方 式のいずれかをソフト
されます。適 応するヒ ュ ー ズには、以下 のものがあり
ウェアで選択)
ます。
ソ フ ト ウ ェ ア / 変換 デ ー タ比 較 /
・MSF0034.4227 (シュルター株式会社)
TTLレベル外部信号
・CP‑4000 (株式会社長沢電機製作所)
変更停止 ト リ ガ
格 納 終 了 / 変換 デ ー タ比 較 / TTL
DMA転送 チャネル
1点 (ch5, ch6, ま た はch7のいずれ
レベル外部信号 /ソフトウェア
かをソフトウェア で選択)
■ア ナ ロ グ 出 力 部
出力 チャネル 数
出力 レ ン ジ
1チャネル
非 絶 縁 バ イ ポ ー ラ±10V
または
非絶縁 ユニポーラ0〜+10V
(ジャンパ 設定)
最大出力電流
± 5mA
分解能
16bit
変換速度
最 大 13μ sec
変換精度
非直線性誤差:±2LSB (注1)
出力イ ン ピ ー ダ ン ス 1 Ω以 下
■デジタル入 出 力 部
入力点数
非絶縁TTLレベル 4点 (正論理)
( カウンタ制御入力と共用可能)
出力点数
商品構成
非絶縁TTLレベル 4点 (正論理)
( カウンタ出力と選択可能)
・AD16‑16(PC)EHボード …1
・解 説 書 …1
・デモソフトFD (3.5インチ / 1.44MB)… 1
■カ ウ ン タ
カウンタ
16ビットカウンタ3個 (i8254相当品)
カウンタクロック
内部(4MHz) または外部信号
(ジャンパ 設定)
2
・登録カ ー ド &保 証 書 …1
・登録カード返送用封筒…1
・Question用紙…1
Ver.2.10
AD16-16(PC)EH
サポートソフトウェア
目的、開発環境 に合わせて当 社 製 サポートソフトウェアの
機
能
■アナログ入 力 機 能
ご使用 をおすすめします。
アナログ信号を 分解能に応じ たデジタルデータに変換し、
■ドライバライブラリ API‑PAC(W32) (無償ダウンロード)
ボード上のメ モ リに格納し ま す。変換する チャネルやサン
当社ハードウェアへのコマンドをWindows標準のWin32API
プリング周期、 サンプリング の開始と停止 の条件など、ア
関数(DLL)形式で提供するライブラリソフトウェアです。
ナログ入力に必 要な条件を設 定することができます。設定
Visual BasicやVisual C/C++などのWin32API関数 をサ
項目の概 要を以 下に示 します。
ポートしている各種プ ロ グ ラ ミ ン グ言語で、 当社ハード
ウェアの特 色を活か し た高速なアプリケーションソフト
●入 力チ ャ ネ ル
ウェアが 作成できます。
ひとつのチ ャ ネ ルだけを変換 するシングルチャネルモード
また、インストールされた診 断プログラム により、ハード
と、複数のチャネルを変換す るマルチチャネルモードがあ
ウェアの動作確認にも利 用することができます。
ります。
最新ドライバお よ び 差分ファイルのダウンロードサービス
・シングルチャネルモード
(http://www.contec.co.jp/apipac/)も行っています。
1 回のサンプリングクロック で、指定したひとつのチャ
詳細は、添付CD‑ROM内のHelpまたは当社 ホ ー ム ペ ー ジを参
ネルだけを変 換します。サンプリングクロックの周期
照し て く だ さ い。
で、指定し た回数だけ 変換を行い 、ボード上 のメモリに
<動作環境>
変換データ を格納していきます。
主な対応O S
Windows XP、2000、NT、 Me、 98など 、
主 な 適 応 言 語 Visual C/C++、 Borland C++、
Visual Basic、 Delphi、 Builderな ど 、
その他
・マルチチャネルモード
1 回のサンプリングクロック で複数のチャネルを変換し
ます。変換 するチ ャ ネ ルの順番は 、あ ら か じ めボード上
ライブラリソフトウェア ごとに50MBの
のレジスタに 任意の順序で 重複設定することができま
空き領域を持 つハードディスクが必 要
す。また、チャネルをス キ ャ ンする周期( ス キ ャ ン ク
ロック) の設定が可能 で、25nsec単位でチャネル間の時
■計測システム開発用ActiveXコンポーネント集
ACX‑PAC(W32) (別売)
間差を制御 することができます。 サンプリングクロック
の周期で、 指定した回 数だけ複数 のチャネル の変換を行
本製品は、200種類以上の当社計測制御用インターフェイ
い、変換し た順にボ ー ド上のメ モ リに変換デ ー タ を格納
スボード(カード)に対応した 計測シ ス テ ム開発支援 ツール
していきます。
です。計測用途 に特化したソフトウェア部 品 集 で画面表示
(各種グラフ、スライダ 他)、解析・演算(FFT、フィルタ
●サ ン プ リ ン グの 周期
他)、ファイル操作(データ保存、読み込み)などのActiveX
サンプリングの 周期を決定す るサンプリングクロックは、
コンポーネントを 満載しています。
内部クロック信 号と外部クロック信号の選 択が可能です。
アプリケーションプログラム の作成は、ソフトウェア部品
・内部 ク ロ ッ ク信 号
を貼り付けて、 関連をスクリプトで記述す る開発スタイル
ボード上の 専用クロックジェネレータを使用 します。ク
で、効率よく短 期 間 で で き ま す。また、データロガーや波
ロックジェネレータは、25nsec単位の周期(時間)で設定
形解析ツールなどの実例集( アプリケーションプログラム)
が収録されていますので、プログラム作成 なしでパソコン
す る こ と が可 能で す。
・外部 ク ロ ッ ク信 号
計測がすぐに始められます 。
インターフェイスコネクタCN2から入力したTTLレベルの
「実例集」は 、ソースコード(Visual Basic 他)付きです
信号の立ち 下がりエ ッ ジをサンプリングクロックとして
ので、お 客様に よ るカスタマイズも 可能です 。
使用します 。外部クロック信号は 、チャネルスキャンク
詳細は、当社ホームページ(http://www.contec.co.jp/
ロックの周期 よりも長い周 期の信号を入 力してくださ
acxpac/)でご確 認ください 。
い。
・サンプリングクロックエラー
変換中ま た はスキャン 中に次のサンプリングクロックが
入力された 場合には、 サンプリングクロックエラーにな
ります。サンプリングエラーになった場合は 、そのとき
変換中のチャネルの変 換データの 格納が終了 すると動作
を停止し ま す。こ の と き、サンプリングクロックエラー
ステータス がセットされます。こ のス テ ー タ スは、ボー
ドの初 期 化コマンドで リ セ ッ トされます。
●サンプリングの 開始の制 御
サンプリング開 始の制御は、 ソフトウェアコマンド、指定
したチャネルのアナログ信号 の大きさ、TTLレベルの外部
制御信号の選択 が可能です。 サンプリング の開始と停止の
制御は完全に独 立しており、 それぞれ個別 に設定すること
ができます。
3
AD16-16(PC)EH
・ソフトウェアコマンド
Ver.2.10
・TTLレベルの外部制御信号
設定したサンプリング条件( スキャンクロック、サンプ
設定したサンプリング 回数のサンプリングが 終了した時
リングクロック、変換するチャネル) で、動作開始コマ
点から、外 部 制 御 信 号 待ちの状態 になります 。あらかじ
ンドの出力直後にサンプリングを 開始し、変 換データを
め設定したエッジ の方向(立ち上がり、 立ち下がり)の外
メモリに 格納していきます 。
部制御信号が入力 された時の変換(スキャン)が終了する
・指定した チャネルの アナログ信 号の大きさ
設定したサンプリング 条件で動作開始コ マ ン ド出力直後
とサンプリング を停止 します。
・ソフトウェアに よ る強 制 停 止コマンド
にサンプリングを開始 し、ア ナ ロ グ信号の大 きさを検出
設定したサンプリング 停止条件を 無視して、 ボードの動
するチ ャ ネ ルの変換デ ー タ とあらかじめ設定 した比較レ
作を停止し ま す 。サンプリングが 行われているときは、
ベルを比べていきます。比 較レベルは2 つのレベルを設
コマンド発行時 の変換(スキャン)が終了するとサンプリ
定し、比較 する変換デ ー タ が、LEVEL1を通過した後、
ングを 停止し ま す 。
LEVEL2を超えたときメ モ リへの格納条件 を満足します。
比較レベル は変換デ ー タのとり得 る範囲内で 自由に設定
●サンプリングの 回数の制 御
でき、ヒステリシスを 持ったプラススロープ 、マイナス
サンプリングの 回数は、トリガディレイ回 数、サンプリン
スロープ が実現できます。 また、LEVEL1とLEVEL2を同 じ
グ回数、遅 延サンプリング回数 の設定ができます。
値に設定したときは、 デュアルスロープになります。さ
・ト リ ガ デ ィ レ イ 回数
らに、DCトリガとACトリガの設定が可 能です。DCト リ ガ
サ ン プ リ ン グ開始条件 が成立したときからメ モ リ への変
は、変換デ ー タ をそのまま比較 レベルと比 べます。ACト
換データの 格納を開始 するまでの サ ン プ リ ン グ回数を制
リガは、変換デ ー タ を順 次 演 算しDC成分を除 いた値と 比
御します。 トリガディレイ回数は 、サンプリング開始の
較レベルを 比べます。 比較結果が 格納条件を 満足した次
制御を、指 定したチャネルのアナログ信号の 大きさ、も
の変換(スキャン)から、変換デ ー タをメモリに 格納して
しくはTTLレベルの外部制御信号 に設定したときに設定
いきます。
・TTLレベルの外部制御信号
可能です。サンプリングの 開始条件が成 立した時点か
ら、トリガディレイ回 数 分 の変換 データは、 メモリに格
動作開始コマンド出力直後に外部制御信号待ちの状態に
納さ れ ま せ ん。トリガディレイ回 数のサンプリングを経
なります。あらかじめ設定したエッジ の方向( 立ち上が
過した後 、メ モ リへの 格納を 開始し ま す 。
り、立ち下がり) の外部制御信号が入力されると、設定し
・サ ン プ リ ン グ回 数
たサンプリング条件でサンプリングを開始し、変換デー
メモリ内に 格納する変 換データ数 を決定し ま す。サンプ
タをメモリ に格納していきます。サンプリング動作中に
リング停止 の制御が、 指定したサンプリング 回数の終了
再び外部制御信号 が入力されるとスタートトリガエラー
の場合はそのままサンプリング回 数を意味し ま す 。指定
ステータスがセットされます。このときサンプリング動
したチャネル のアナログ 信号の大き さ、またはTTLレベ
作は停止しません。このステータスは、サンプリングエ
ルの外部制御信号の場 合は最低限変換データ を格納する
ラーステータスリセットコマンド でリセットされます。
回数を意味 します。そのため、こ の場合のサンプリング
停止条件の 判断は、設 定したサンプリング回数終了後に
●サンプリングの 停止の制 御
サンプリング停 止の制御は、 指定したサンプリング回数の
条 件 判 断が開 始されます。
・遅延サ ン プ リ ン グ 回数
終了、指定したチャネルのアナログ 信号の大きさ、TTLレ
サ ン プ リ ン グ停止条件 が成立した 後にサンプリングを行
ベルの外部制御信号、ソフトウェアによる 強制停止の選択
う回数を決 定します。 ソ フ ト ウ ェ アによる強制停止コマ
が可能です。サンプリングの 開始と停止の 制御は完全に独
ンド以外の サ ン プ リ ン グ停止条件 が成立したときから、
立しており 、それぞれ 個別に設定 することができます。
遅延サンプリング回数分の サンプリング を行い、変換
・指定し たサンプリング回 数の終了
データをメ モ リ に格納 します。遅 延サンプリング回数を
指定したサンプリング 回数分の変 換データを メモリに格
0 回に設定した場合は、サンプリング停止条件が成立し
納した後、 サンプリングを停 止します。
た時点でサンプリングを 停止します 。
・指定した チャネルの アナログ信 号の大きさ
設定したサンプリング 回数のサンプリングが 終了した時
●リ ピ ー ト回 数の 制御
点から、アナログ信号 の大きさを 検出するチャネルの変
リピート回数は 、サ ン プ リ ン グ開始条件の 成立から遅延サ
換データとあらかじめ 設定した比 較レベルと の比較を開
ンプリングを含 むサ ン プ リ ン グの終了ま で を繰り返す回数
始します。比較レベルは2 つのレベルを設定し、比較す
を設定します。 リピート回数 は、サンプリング開始の制御
る変換デ ー タ が 、LEVEL1を通過 した後 、LEVEL2を超えた
が、指定したチ ャ ネ ルのアナログ信号の 大きさ、TTLレベ
とき停 止 条 件を満足し ま す 。比較 レベルは変 換データの
ルの外部制御信号のときに設 定 可 能です。リピート回数
とり得る範 囲 内 で自由 に設定でき 、ヒステリシスを持っ
は、あらかじめ 設定した回数 の動作を繰り 返したあと動作
たプラススロープ、マイナススロープが実現 できます。
を停止します。 また、リ ピ ー ト回数を無 制 限に繰り返す設
また、LEVEL1とLEVEL2を同じ値 に設定 したときは、 デュ
定も可能です。 無制限に繰り 返す場合は、 ソフトウェアに
アルスロープになります。 さらに、DCトリガ とACト リ ガ
よる強制停止コマンドで動 作を停止 させます 。
の設定が可能で す。DCトリガは、 変換データ をそのまま
変換データ は、順次 メモリに格 納されていきます。
比較レベル と比べ ま す。ACトリガは、変換 データを順次
注 ) サンプリング 開始の制御が ソフトウェア のときは、サ
演算しDC成分を除いた 値と比較レ ベ ル を比べ ま す 。比較
結果が停止条件を 満足した変換(スキャン)が終了すると
サンプリングを停 止します 。
4
ンプリングリピート機 能は使用できません。
Ver.2.10
AD16-16(PC)EH
●メモリ 形式とメ モ リ の操 作
リング形式 のときのメ モ リ 動作に 関するコマンドには、
ボード上の メモリは256Kデータ分 の容量が あ り 、ソ フ ト
次のコマンド があります。
ウェアでFIFO形式とリ ン グ 形式 の選択が 可能です 。変換
バッファメモリリセットコマンド は、各ステータスをリ
データのメモリ への格納状態 はステータス で確認すること
セットし、ライトアドレスとリードアドレスを初期値に
ができます。ま た、メモリの 操作は専用コマンドで制御す
します。ライトアドレス、リードアドレスの設定コマン
ることができます 。
ドは、変換データの書き込み位置と読み出し位置を設定
・ FIFO形 式
します。ライトアドレス、リードアドレスの入力コマン
FIFO(First In First Out)形式では、メモリに書き込んだ
ドは、現在のライトアドレス、リードアドレスを入力す
変換データを古い順に読み出すことができます。読み出す
ることができます。トリガドライトアドレス 入力コマン
変換データはメモリ内部から順次送り出され、常にメモリ
ドは、停止条件が成立した時のアドレス(遅延サンプリン
に残っている一番古い変換データを読むことができます。
グの始まる直前のアドレス)を入力することができます。
FIFO形式のメ モ リ の動 作に関す るステータスに は、デー
タレディステータス、 ハーフフルステータス 、オーバー
●DMA 転送機能
フ ロ ー ス テ ー タ スがあります。
ボード上の メモリに格 納された変 換データを パソコンの
メモリ内部 に ひ と つ で も変換デ ー タが格納されていると
DMA転送機能を利用し て、パソコン内部 のメモリに転送す
き、データレディステータスがセ ッ ト さ れ ま す。このス
ることができます。使 用できるDMAチャネルは、ch5、
テータスは、 読み出せる変 換データがなくなると、リ
ch6、またはch7のうち1点で、ソフトウェア で選択しま
セットされます。メ モ リに格納されている変 換データが
す。また、バ ン ク単位の転送 を制御するターミナルカウン
全容量の半分 を超えたとき 、ハーフフルステータスが
ト信号のカウンタを搭載 しています 。
セットされます。この ステータス は、格納されている変
注 ) DMA転送機能は、ボード上のメモリ形式をFIFO形式 に
換データが 全容量の半分未満になったときリセットされ
設定した場 合のみ使用可能です。
ます。メ モ リの内部にすべて変換 データが格 納されてい
る状態で、 さらに変換 データを格 納しようとしたとき、
●変 換 デ ー タ 形式
オーバーフローステータスがセ ッ トされます 。オーバー
変換データの形式 は、オフセットバイナリ( ストレートバ
フローステータスがセ ッ ト されたとき、サンプリング動
イナリ) か、コンプリメントバイナリ の設定がソフトウェ
作は停止し 、こ の と き の変換デ ー タと以降の 変換データ
アで選 択できます 。
の格納は行 われません 。このステータスは、 バッファメ
オフセットバイナリの入 力 電 圧、入力ゲ イ ンと変換データ
モリリセットコマンド でリセット されます。
の関係は 次の式 で表されます。
FIFO形式の と き のメモリ 動作に関 するコマンドには、
バッファメモリリセットコマンド があります 。バッファ
メモリリセットコマンドは、オーバーフローステータス
Data =
(Voltage+Offset)×216
Span
入力レンジと係数
Input Range
-10V to +10V
-5V to +5V
0V to +10V
0V to +5V
をリ セ ッ トし、FIFOメモリを 初期化し ま す 。
・リング形式
リング形式 では、メ モ リ内部の格納領域がリ ン グ 状に構
成されています。変換 データは順 次 書 き込まれていき、
Offset
10
5
0
0
Span
20
10
10
5
上限を超え て格納するときは前の 変換データ が格納され
ている領域 に上書きしていきます 。変換デ ー タを書き込
コンプリメントバイナリはオフセットバイナリの変換データ
む位置( ライトアドレス) と変換デ ー タを読み出 す位置
を16bitの数として扱い、2の補数表現した値になります。
(リードアドレス)は任意に設定 することができ、指定 し
た位置への 格納や、指 定した位置 からの読み 出しを何回
16bit Conversion Data
Input Voltage
(+/-10V range)
Offset Binary
2's Complement
+9.99970V
FFFFH
7FFFH
でも行 うことができます。
リング形式の メモリの動作 に関するステータスには、
Binary
データレディステータス、ハーフフルステータス、オー
:
:
:
バーフローステータス があります 。メモリ内 部にひとつ
0.00015V
8001H
0001H
でも変換デ ー タが書き込まれたとき、データレディス
テータスが セットされます。この ステータス は、ライト
アドレスを 設定すると 、リセット されます。 変換データ
0.00000V
8000H
0000H
-0.00015V
7FFFH
FFFFH
:
:
:
-10.00000V
0000H
8000H
の格納アドレスが全 容 量の半 分 以 上の値に達 したとき、
またはライトアドレス の値を全 容 量の半 分 以 上の値に設
定したとき 、ハ ー フ フ ル ス テ ー タ スがセット されます。
●オーバーレンジ検出機能
このステータスは、ラ イ ト ア ド レ スの値を全 容 量 の半分
メモリに格納す る変換データ の値が入力レ ン ジ の最大値ま
未満の値に 設定し た と き、リ セ ッ トされます 。変換デー
たは最小値 である場合 に、オーバーレンジステータスが
タを順 次 格 納していき 、ライトアドレスの値 が一巡し初
セットされます 。このステータスは、サンプリングエラー
期値に戻ったとき、オ ー バ ー フ ロ ー ス テ ー タ スがセット
ステータスリセットコマンドで リセット されます。
されます。 このステータスは、バッファメモリリセット
注 ) このス テ ー タ スがセットされても、サンプリングは停
コマンドで リセットされます。オーバーフローステータ
止しません。
スがセット されても、 サ ン プ リ ン グ動作は継 続し、以降
の変換デ ー タは前の変 換データの 上に上書きされます。
5
AD16-16(PC)EH
Ver.2.10
●入 力 方 式 設 定 機 能
■アナログ出 力 機 能
入力方式とは、 入力するアナログ信号の接続方法のことで
デジタル信号を 、分解能に応 じたアナログ 信号に変換しま
す。入力方式に はシングルエンド入力と差動入力がありま
す。変換デ ー タを出力後 、整定時間(settling time)を経
す。信号源との グランド間電位差やノイズ 成分が無視でき
て、所定の 出力電圧に 到達します 。デジタル 信号はオフ
る環境ではシングルエンド入 力が適しています。また、信
セットバイナリ( ストレートバイナリ) で設定します。
号源とのグ ラ ン ド間電位差や ノイズ成分が 無視できない環
出力電圧とデジタルデータの 関係式は、次 の式で表されま
境では差動入力 が適し て い ま す。シングルエンド入力の設
す。
定では入力 チャネル 数が16チャネル、 差動入力 の設定では
Voltage =
Data×Span
入力チャネル 数が8 チャネルになります。
入力方式の 設定はボ ー ド 上のジャンパで 行います。
16
2
出力レンジと係数
Output Range
-10V to +10V
0V to +10V
●同時サ ン プ リ ン グ制 御 機 能
- Offset
Offset
10
0
Span
20
10
別売の同時 サ ン プ リ ン グ用アクセサリ「ATSS‑16」を使用し
て、16チャネル同時サンプリング機 能を実現できます。
■デジタル入 力 機 能
●絶 縁 入 力 機 能
信号を正論理で 入力します。 デジタル入力信号は、カウン
別売の絶縁機能増設用アクセサリ「ATII‑8」を使用して、
タの制御信号(ゲート信号 、クロック 入力信号)、または 割
TTLレベルのデジタル入力が4点あります。CN2に接続した
絶縁入力機能を 実現できます。
り込みト リ ガ入力と し て 使用することができます。
割り込みトリガ 入力の信号は 、立ち下がり エッジで割り込
●ゲインアンプ 増設機能
み要求が発生し ま す 。この入 力は、割り込 み要求信号を発
別売のゲインアンプ増設用アクセサリ「ATLF‑8」を使用 し
生させるだけでなく、ステータス( 割り込みトリガ 入力ス
て、ゲインアンプ増設機能を実現 できます。
テータス、割り込みトリガ入 力オーバーランステータス)
としても 監視することができます。
●チャネル増 設 機 能
別売のチャネル増設サブボード「ATCH‑16(PC)」を使用し
■デジタル出 力 機 能
て、入力 チャネル 数を最大32チャネル まで増や す こ と が で
TTLレベルのデジタル出力が4点あります。CN2から正論理
きます。
で出 力し ま す 。
デジタル出力信号のうち1 点は、ジャンパでカウンタ出力
信号に切 り替えることができます。
■カ ウ ン タ機 能
ボードには独立したi8254相当のカウンタが 搭載し て あ り ま す。カウンタの動 作は、i8254の動作モードを設 定することでプ
ログラマブルワンショットや、 レートジェネレータとして、 動作させることができます。
ASIC
4MHz
CN2
i8254
COUNT UP
8254DATA
COUNTER 0
DATA OUT
COUNTER 1
DATA OUT
COUNTER 2
DATA OUT
CLK GATE
CLK GATE
CLK GATE
8254GATE
JP3
12 3
JP3
12 3
JP3
1 2 3
DI1
Digital Input 1 /CNT Gate
DI2
Digital Input 2 /CNT Clock
DO3
Digital Output 3 /CNT Output
注 1 ) カウンタの制御を行 う外部信号には、TTLレベルの信号を使用してください。
注 2 ) i8254の動作モ ー ドの詳細 は、i8254相当品のデータシートを 参照してください。
6
Ver.2.10
AD16-16(PC)EH
■割 り込 み機 能
このボードは、パ ソ コ ンのハードウェア割 り込み機能を利用することができます。 パソコンの割り込み 要求レベルのうち、
IRQ5,IRQ7,IRQ9,IQR10,IRQ11,IRQ12,IRQ15の中から1点をソフトウェアで選 択します。
パソコンに対して割り 込み要求信号を発生 させる要因には、次 のものがあります。
割り込み要因
説明
ボード動作終了
リピート動作を含むすべての動作の停止時
バッファメモリデータレディ
バッファメモリデータレディステータスのセット時
バッファメモリハーフフル
バッファメモリハーフフルステータスのセット時
バッファメモリオーバーフロー
バッファメモリオーバーフローステータスのセット時
サンプリング終了
サンプリング終了ステータスのセット時
オーバーレンジエラー
オーバーレンジエラーステータスのセット時
スタートトリガエラー
スタートトリガエラーステータスのセット時
サンプリングクロックエラー
サンプリングクロックエラーステータスのセット時
サンプリング開始条件成立
外部開始信号の入力時、または比較開始条件成立時
サンプリング停止条件成立
外部停止信号の入力時、または比較停止条件成立時
チャネルスキャン終了
チャネルスキャン終了時(マルチチャネルのみ)
DMA転送ターミナルカウント信号
DMA転送時のターミナルカウント信号入力時
i8254カウントアップ
i8254カウントアップ時
i8254カウントオーバーラン
i8254カウントアップステータスが[1]のときのカウントアップ時
割り込みトリガ入力
割り込みトリガ入力時(立ち下がりエッジ)
割り込みトリガ入力オーバーラン
割り込みトリガ入力ステータスが[1]のときのトリガ入力時
これらの割り 込み要因は複 数の要因を 設定することができます。
割り込み要求条件の成 立した要因は、ボ ー ド上の割り込み要因 レジスタに記憶され 、同時にパソコンに 対して、割り込み要
求信号を発生させます 。このレジスタの内 容は、専用コマンド で入力またはリ セ ッ トすることができます。設定した割り込
み要因のうち、複数の 要因が割り込み要因 レジスタにセットされている場合、ハンドラ内でこのレ ジ ス タの内容を入力し、
対応する処理を行うことができます。また 、割り込み要因レジスタに記憶さ れ て い る要因のひとつをリセットしたときに、
ほかの割り込み要因に 対応した割り込み要 求として、パソコン に割り込み要求信号 が出力されます。こ の機能により、割り
込み要求を取りこぼすことなく、すべての要因に対 して割り込み要求を発生 させることができます。
インターフェイスコネクタ
ボード上のインターフェイスコネクタを用 いて、外部機器との 接続を行います。インターフェイスコネクタは、アナログ入
出力用(CN1: D‑SUB 37pin Female)と、デジタル入 出 力 やカウンタ制 御などの 制 御 信 号 用(CN2: 16pin Pin‑header)の2
つがあります 。
■CN1 の信 号 配 置
■CN2 の信 号 設 定
CN1
Description
Analog Input 0 / 0[+]
Analog Input 8 / 0[-]
Analog Input 1 / 1[+]
Analog Input 9 / 1[-]
Analog Input 2 / 2[+]
Analog Input 10 / 2[-]
Analog Input 3 / 3[+]
Analog Input 11 / 3[-]
Analog Input 4 / 4[+]
Analog Input 12 / 4[-]
Analog Input 5 / 5[+]
Analog Input 13 / 5[-]
Analog Input 6 / 6[+]
Analog Input 14 / 6[-]
Analog Input 7 / 7[+]
Analog Input 15 / 7[-]
Analog Output
Simultaneous Hold Output
+5V DC from PC
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
No.
Description
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Analog Ground
Digital Ground
Description
No.
Digital Output 0
A1
Digital Output 2
A2
Digital Ground
A3
Digital Input 1 / CNT Gate A4
Digital Input 3 / INT Trigger A5
External Stop Trigger Input A6
Sampling Clock Output
A7
+5V DC from PC
A8
CN2
A1
A2
A3
A4
A5
A6
A7
A8
No.
B1
B2
B3
B4
B5
B6
B7
B8
B1
B2
B3
B4
B5
B6
B7
B8
Description
Digital Output 1
Digital Output 3 / CNT Output
Digital Input 0
Digital Input 2 / CNT Clock
External Start Trigger Input
External Sampling Clock Input
Digital Ground
Not Connected
・適 合 コ ネ ク タ例 : PS‑16SEN‑D4P1‑1C( JAE)
・使 用コ ネ ク タ
: 16ピ ン Pin‑header
注 ) 各出力、電源出力は、アナロググランド やデジタルグ
ランドと短絡 しないでください。また、 出力と出力を
・使 用コ ネ ク タ
: D‑SUB 37ピ ン (雌 )
接続しないでください。 故障の原因 になります。
スクリューロック #4‑40UNC
・適 合 コ ネ ク タ例 : 17JE‑23370‑02(D8C)( DDK)
注 ) 各出力、電源出力は、アナロググランド やデジタルグ
ランドと短絡 しないでください。また、 出力と出力を
接続しないでください。 故障の原因 になります。
7
AD16-16(PC)EH
Ver.2.10
I/Oアドレスの設定
先頭I/Oアドレスは、ボ ー ド 上のディップスイッチ(SW1, SW2)で設定します。SW1とSW2の各ビットは 先頭I/Oアドレスの上位
12ビット(A15〜A4)に対応しています 。
SW1とSW2の各ビットのON、OFFは先頭I/Oアドレスを2進数に変換した値を示し、ONが「1」に対応し、OFFが「0」に対応します。
SW2
O
F
F
O
F
F
1
2
3
4
5
6
7
8
1
2
3
4
SW1
A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8
2進法
16進法
0
0
0
0
0
0
0
1
1
A7 A6 A5 A4
0
0
3
0
0
A3 A2 A1 A0
0
0
0
0
0
0
図では先頭I/Oアドレスが0300Hに設定されており、0300H〜030FHのI/Oアドレスがこのボ ー ド によって占有 されます。
アナログ入力の設定
アナログ出力の設定
アナログ入力の 設定には、入力方式と入力 レンジの設定が
アナログ出力の 設定には、出 力レンジの設 定があります。
あります。
設定したレンジ 範囲のデ ジ タ ル信号を、分 解 能 に応じた電
■入 力 方 式 の 設定
圧に 変 換し ま す。
入力方式とは、入力するアナログ信号の接続方法のことで
●バイポーラ
-10〜+10V
す。入力方式にはシングルエンド入力と差動入力がありま
JP12/JP13
す。JP4、JP5、JP6によって、入力方式を設定してください。
JP12/JP13
1 2 3
JP14/JP15
●シングルエンド入力
JP4
●差動入力
1 2 3
1 2 3
カウンタ・デジタル入出力の設定
1 2 3
ボードに はi8254相当品が搭 載してあります。i8254相 当 品
1 2 3
の制御信号(カウンタ出 力 信 号、ゲート信 号、クロック入
JP6
1 2 3
1 2 3
1 2 3
JP5
JP6
1 2 3
JP14/JP15
1 2 3
(出荷時設定)
JP4
JP5
●ユニポーラ
0〜+10V
は内部に は3つの16bitカウンタがあり 、これらのカウンタ
(出荷時設定)
力信号) の接続が 設定ができます。
カウンタの制御信号とデ ジ タ ル入出力の信 号は、共用部分
■入力 レンジ の設 定
があります 。これらの 共用部分もあわせて設 定を行いま
入力レンジとは 、入力するアナログ信号の 電圧範囲です。
す。
設定したレンジ 範囲の電圧を 、分解能に応 じたデジタル信
号に変換します 。入力レンジ は、すべての 入力チャネルに
■CN2[B2]に接続する信号の設定
対して同じになります。チャネルごとに個 別の入力レンジ
JP1
を設定す る こ と は で き ま せ ん 。
●バイポーラ
-10〜+10V
1 2 3
●バイポーラ
-5〜+5V
JP1
デジタル出力信号 Digital Output 3
(出荷時設定)
カウンタ出力 CNT Output
1 2 3
JP7
JP7
1 2 3
JP8
1 2 3
■COUNTER1,COUNTER2のゲートに接続する信号の設定
JP8
1 2 3
JP9
JP2
1 2 3
1 2 3
JP9
1 2 3
1 2 3
JP2
JP10
JP10
1 2 3
1 2 3
JP11
1 2 3
1 2 3
JP3
1 2 3
●ユニポーラ
0〜+10V
●ユニポーラ
0〜+5V
JP3
1 2 3
JP7
COUNTER 0 出力信号
(出荷時設定)
外部信号
CN2[B4] Digital Input 2 / CNT Clock
JP7
1 2 3
JP8
1 2 3
注1)カウンタの制御を行 う外部信号には、TTLレベルの信
JP8
1 2 3
JP9
1 2 3
JP9
1 2 3
JP10
1 2 3
JP10
1 2 3
JP11
1 2 3
JP11
1 2 3
8
外部信号
CN2[A4] Digital Input 1 / CNT Gate
■COUNTER1のク ロ ッ クに接続 する信号 の設定
JP11
1 2 3
(出荷時設定)
内部信号 i8254GATE
(出荷時設定)
1 2 3
号を使用 してください。
注2)CNTCLK、CNTGATEはそれぞれDI2、DI1と共 通 信 号で
す。
注3)CNTOUTとDO3は、JP1で選択した一方だけがCN2から出
力されます。
Ver.2.10
AD16-16(PC)EH
アナログ入力信号の接続
アナログ信号の入 力 形 式にはシングルエンド入力と差動入力が あ り 、それぞれ信号 との接続方法が異なります。ここでは、
フラットケーブルま た はシールドケーブル を使って接続する場 合の例を示します。
■シ ン グ ル エ ン ド入力 の接続例
別売のフラットケーブル(PCA37P)などのケーブルを使用したときの接続例です。
CN1の各アナログ入力チャネルに対して、信号源とグランドを1 対1 に接続します。
BOARD
CN1
Cable
Analog Input 0...15
Signal Source
V
Analog Ground
別売の同軸ケーブル(PCC16PS)などのシールドケーブルを使用した接続例です。信号源とボ ー ドの距離が長い場合や、耐ノイ
ズ性を大きくしたいときに使用してください。CN1の各アナログ入力チャネルに 対して、芯線を信号線に、シールド編組をグ
ラ ン ドに 接続 し ま す。
BOARD
CN1
Shield cable
Analog Input 0...15
Signal Source
V
Analog Ground
注1)ボードと信号源 がノイズの影響 を受ける場合や 、ボードと信 号 源との距離が長 い場合は、接続方法に よ っ て は正確な
データが入 力できないことがあります。
注2)入力するア ナ ロ グ信号は、ボ ー ドのアナロググランドを基準に し て 、最大入力電圧を超えてはいけません。 超えた場
合、ボード が破損することがあります。
注3)入力端子が未接続のときの変換データは不 定です。信号源に接続 しないチャネルの入力端子は、アナロググランドと短
絡し て く だ さ い。
■差動入力の 接 続 例
別売のフラットケーブル(PCA37P)などのケーブルを使用したときの接続例です。
CN1の各アナログ入力チャネルの[+]入力を信号に接続し、[‑]入力を信号源のグランドを接続します。さらに、ボードのアナ
ロググランド と信号源の グランドを 接続します。
BOARD
CN1
Cable
Signal Source
Analog Input 0[+]...7[+]
V
Analog Input 0[-]...7[-]
Analog Ground
別売の2芯シールドケーブル(PCD8PS)などのシールドケーブルを使用した接続例です。信号源と ボードの距離が長い場合や、
耐ノイズ性を大きくしたいときに使用してください。CN1の各アナログ入力チャネルの[+]入力を信号に接続し、[‑]入力を信
号源のグランドを 接続します。さ ら に 、ボードのアナロググランド と信号源のグ ラ ン ドをシールド編 組で接続します。
BOARD
CN1
Shield cable
Signal Source
Analog Input 0[+]...7[+]
Analog Input 0[-]...7[-]
V
Analog Ground
注1)アナロググランドが接 続されていないときは 、変換デ ー タは不定になります。
注2)ボードと信号源 がノイズの影響 を受ける場合や 、ボードと信 号 源との距離が長 い場合は、接続方法に よ っ て は正確な
データが入 力できないことがあります。
注3)[+]入力、[‑]入力に入力するアナログ信号は、ボ ー ド のアナロググランドを基準に し て 、最大入力電圧を超えてはいけ
ません。超え た場合、破 損することがあります。
注4)[+]入力、[‑]入力のいずれかの端子が未 接 続のときの変換データは不 定です。信号源に接続し な いチャネルの[+]入力、
[‑]入力の端子は、両 方ともアナロググランドと短絡 してください。
9
AD16-16(PC)EH
Ver.2.10
アナログ出力信号の接続
アナログ出力信号を、フラットケーブルまたはシールドケーブルを使って接続 する場合の例を示します。
別売のフラットケーブル(PCA37P)などのケーブルを使用したときの接続例です。
CN1のアナログ出力 に対して、信 号 源とグランド を接続します。
CN1
BOARD
Cable
Analog Output
Target
Digital multi-meter
Analog Ground
シールドケーブルを使 用した接続例です。 信号源とボードの距 離が長い場合や、耐 ノイズ性を大きくしたいときに使用して
ください。CN1のアナログ出力に対して、芯線を信号線に 、シールド編組をグランドに接続します。
BOARD
CN1
Shield cable
Analog Output
Target
Digital multi-meter
Analog Ground
注1)ボードとターゲットが ノイズの影響を受け る場合や、ボードとターゲットの距離が長 い場合は、接続方法によっては正
確なデータ が出力できないことがあります。
注2)アナログ出力の、最大出力電流容量は±5mAです。接続対象の仕様を確認の上、ボード と接続してください。
注3)アナログ出力は、アナロググランドやデジタルグランドと短絡しないでください。故障の原因 になります。
デジタル入出力信号の接続
デジタル入出力信号や各制御信号を、フラットケーブルを使って接続す る場合の例を示します。
別売のフラットケーブル(DT/E1)や、ブラケット付き15pin D‑SUBコネクタ(DT/E2)などを使って、CN2と外部機器と接続しま
す。
これらのデジタル入出力信号、制御信号 はすべてTTLレベルの信号です 。
BOARD
100kΩ
Input
CN2
Cable
Target
CN2
Cable
Target
Digital Ground
BOARD
Output
IOL = 3mA
Digital Ground
注 ) 各出力は、アナロググランドやデジタルグランドと 短絡しないでください。 故障の原因になります。
10
Ver.2.10
AD16-16(PC)EH
回路ブロック図
16 Single-ended /
8 differential
Analog Inputs
Analog Outputs
Simultaneous Hold 4 Digital Input / Counter
4 Digital Output / signals
control signals
CN1
8/16 channel
multiplexer
with over voltage
protection
CN2
D/A
converter
Instrument
amplifier
Sample & Hold
amplifier
ASIC
Counter 8254
16bit counter 2
16bit counter 1
16bit counter 0
A/D
converter
On board
memory
DC/DC
converter
Bus interface
PC/AT Bus
使用例
このボードの使 用 例として、別売のSUPPORT‑PAC(PC)306を利用してA/D変換を行うプ ロ グ ラ ムを以下に示します 。記述言語
はMicrosoft Cです。内部クロックを 利用し、160μsec周期のサンプリングを行い ま す 。入力チャネルはCH0〜CH15で、それ
ぞれ10回サンプリング します。変換デ ー タ は配列変数 に格納します。
■設 定 条 件
■フ ロ ー チ ャ ー ト
・I/O アドレス : 0300H
・入 力 方 式
スタート
: シ ン グ ル エ ン ド入 力
・ 入 力 レ ン ジ : バイポーラ‑10〜+10V
ボード初期化
■接続例
Pin No. 1
20
3
CN1
22
16
35
Analog Input 0
Analog Ground
パラメータ設定
SetAIFunction( )
SetAIChannel( )
SetAIScanClk( )
SetAISmpClk( )
SetAISmpNum( )
A/D変換スタート
StartAI( )
乾電池
1.5V
Analog Input 1
InitBoard( )
Analog Ground
Analog Input 15
Analog Ground
未終了
変換終了か?
GetStatus( )
終了
変換データ入力
GetAIArray( )
データ表示
エンド
11
AD16-16(PC)EH
Ver.2.10
■プ ロ グ ラ ム リ ス ト
#include
#include
#define
#define
#define
#define
<stdio.h>
"h306.h"
ADR
SMP
GAIN
CHL
0x300
10
0
16
int
buf[SMP][CHL];
void
{
main(void)
unsigned char
unsigned int
unsigned char
i,j;
sts;
errflg = 0;
/*
/*
/*
/*
I/O address */
number of samplings */
input gain */
number of channels */
/* buffer for converted data */
/* sampling status */
/* sampling error flag */
/*‑‑‑ Display title ‑‑‑*/
printf("<< sample program of analog input >>¥n¥n");
/*‑‑‑ Set AI condition ‑‑‑*/
InitBoard(ADR);
SetAIFunction(ADR, 0x0080);
for (i = 0; i < CHL; i++) {
SetAIChannel(ADR, i, i);
/* initialize */
/* set function */
/* set input channel */
}
SetAIScanClk(ADR, 10000UL);
SetAISmpClk(ADR, 160000e0);
SetAISmpNum(ADR, 0UL, SMP, 0UL);
/*‑‑‑ Start AI ‑‑‑*/
StartAI(ADR, CHL ‑ 1);
do {
GetStatus(ADR, &sts) ;
} while(sts & 0x0001);
if (sts & 0x0080) errflg = 1;
/* get sampling status */
/* test busy status */
/* test sampling error */
/*‑‑‑ Get converted data ‑‑‑*/
GetAIArray(ADR, buf[0], SMP*CHL);
/* get converted data */
/*‑‑‑ Display data ‑‑‑*/
if (errflg) {
printf("sampling error !!¥n");
} else {
for (i = 0; i < CHL; i++) {
printf("%2dch :", i);
for (j = 0; j < SMP; j++)
printf(" %04xh ", buf[j][i]);
printf("¥n");
}
}
}
12
/* set scan clock */
/* set sampling clock */
/* set number of samplings */
/* start sampling */
/* display error message */
/* display converted data */
Ver.2.10
AD16-16(PC)EH
接続例
このマークの付いているアクセサリは
DIN-ADP1 を使用することにより
DIN レールに取り付けが可能です。
中継端子台
16 チャネル増設用アクセサリ
ATCH-16(PC)
ATUH-16(PC)
中継端子台ターミナルユニット
EPD-37
* チャネル増設ボードと機能増設
ボードを組み合わせて使用する
場合は外部電源が必要です。
圧着端子用端子台
DTP-3(PC)
* シールドケーブル 1m 標準添付
PCB37PS
アナログ E シリーズ
PCB37P
導線用端子台
DTP-4(PC)
* シールドケーブル 1m 標準意添付
オプションケーブル
BNC コネクタターミナルパネル
ATP-16
PCC16PS
機能拡張ボード
機能拡張ボード
PCB37PS
PCD8PS
絶縁機能増設
ATII-8A
PCB37P
絶縁機能増設
ATII-8A
PCA37PS
中継端子台
機能拡張ボード
PCA37P
16 チャネル同時サンプリング
ATSS-16
デジタル I/O ケーブル
DT/E1
PCB37PS
中継端子台
ターミナルユニット
EPD-37
PCB37P
ゲインアンプ増設
ATLF-8
圧着端子用端子台
DTP-3(PC)
* シールドケーブル
1m 標準添付
オプションケーブル
PCA15P
PCA37PS
デジタル I/O ケーブル
DT/E2
中継端子台
導線用端子台
DTP-4(PC)
* シールドケーブル
1m 標準意添付
PCA37P
PCB15P
ネジ止め式端子台
FTP-15
BNC コネクタ
ターミナルパネル
ATP-16
製品の価格・仕様・色・デザインは、予告なしに変更することがあります。
13