第57回ガラ・ド・ラ・コワフュール 美容技術コンクール競技規則

第57回ガラ・ド・ラ・コワフュール
美容技術コンクール競技規則
と き
ところ
平成27年6月30日(火)
大 田 区 総 合 体 育 館
1.総
則
平成27年6月30日(火)に行われる第57回ガラ・ド・ラ・コワフュール(以
下「大会」と言う)の美容技術コンクールはこの規則の定めるところにより実施す
る。
2.競技種目
この大会における競技種目は次の7種目とする。
①サロンスタイリング“カット&ブロー”競技の部(人体)
②カット&ブロー競技の部(ウイッグ)
③クリエイティブ・ファッション競技の部(ウイッグ)
④ まとめ髪競技の部(ウイッグ)
⑤中振袖着付競技の部(人体)
⑥留袖着付競技の部(ボディ)
⑦まつ毛エクステンション競技の部(ウイッグ)
3.競技規定
この大会の競技規定は次のとおりとする。
①サロンスタイリング“カット&ブロー”競技の部(人体)
②カット&ブロー競技の部(ウイッグ)
③クリエイティブ・ファッション競技の部(ウイッグ)
④ まとめ髪競技の部(ウイッグ)
⑤中振袖着付競技の部(人体)
⑥留袖着付競技の部(ボディ)
⑦まつ毛エクステンション競技の部(ウイッグ)
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…
…
…
…
…
…
…
2~3ページ
4~5ページ
6ページ
7ペ ー ジ
8~11ページ
12~13ページ
14~15ページ
○サロンスタイリング“カット&ブロー”競技の部(人体)
※全国大会出場選考会を兼ねる競技(予定)
(1 ) 作 品 の ポ イ ン ト
この課題は、パーマ(ストレートパーマを除く)とヘアカラーリングの両方を
取り入れたカットテクニック及びブローテクニックを活用した、広くサロンの
営業に役立ちお客様に喜ばれるヘアスタイルを制 作するものとする。ヘアスタ
イル制作にあたって、作品に独自の創造性、ファッション性が表現されるもの
とする。
仕上がりは芸術的であったり、凝り過ぎていてはならず、また、スプレーをかけ過
ぎてはならない。カラー及びデザインは、極端であってはならない。
(2 ) 制 限 及 び 禁 止 事 項 ( 違 反 し た 場 合 は 減 点 も し く は 失 格 と な る 。 )
①この競技は個人競技とする。
②ドライヤー又はアイロンを使用しスタイルを制作する。
電 源 に つ い て は 1 人 1.2kwま で と し 、 既 設 コ ン セ ン ト は 1 口 用 で あ る 。
(2口用コンセントは禁止する。)
③女性モデルを使用し競技を行う。
④モデルは各自帯同し、そのヘアスタイルにふさわしいメイク、及びコスチュ
ームであること。
⑤競技中、モデルは器材の受け渡しのみ行えるが、その他一切の選手への手助
けをしてはならない。
⑥ 競 技 前 に 髪 は ウ ェ ッ ト に し て コ ー ム ス ル ー し て お く こ と 。(事 前 に 整 髪 料 は つ
けない。)
⑦ 競 技 中 に 、 髪 は 全 体 的 に 2 cm以 上 カ ッ ト す る こ と 。
⑧事前の極端な毛量調整は禁止する。
⑨カラースプレーの使用は禁止する。
⑩ ヘ ア ピ ー ス 、か つ ら 、ヘ ア ア ク セ サ リ ー 等 、髪 に つ け る も の は 全 て 禁 止 す る 。
⑪競技中、選手同士の会話及び用具の貸し借りは禁止する。
⑫競技終了後、選手はモデルに一切触れてはならない。
⑬イヤリング、ネックレス類は使用可能であるが、競技時間内に着けなければ
ならない。
⑭モデルのケープは競技終了前に取らなければならない。
⑮パーマ(ストレートパーマを除く)とヘアカラーリングは、必ずその両方を
事前処理して行っておくこと。
⑯ 全 体 の 1 /3 以 上 の パ ー マ( 根 元 、中 間 、毛 先 の 範 囲 は 問 わ な い が ス ト レ ー ト
パ ー マ は 認 め な い )が 施 さ れ て い て 仕 上 が り に 反 映 さ れ て な け れ ば な ら な い 。
⑰結い上げ・まとめ髪は禁止する。
⑱“ ネ オ ン ”カ ラ ー( 蛍 光 を と も な っ た 色 )を 除 き カ ラ ー の 選 定 は 自 由 で あ る 。
た だ し 、極 端 な も の で な く 、営 業 の 範 囲 に と ど ま る も の で な け れ ば な ら な い 。
⑲競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動や指示に従わない場合は退場を
命じることがある。
⑳選手・モデルは受付終了後から競技開始までの間、控室からの外出を禁止す
る。また、選手・モデルは受付終了後、係員の指示に従うこと。
㉑競技終了後、選手は直ちに器具その他のものを持って退出しなければならな
い。
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(3 ) そ の 他 注 意 事 項
①選手の服装は自由とする。但し、靴はヒールが低く、 底の柔らかいものとす
る。
②メイクは自由とし、事前に行っておくこと。ただし、ストーン及びタトゥー
(絵)等は禁止する。
③控室には電源及び鏡の用意はない。また、ステージ上には鏡の用意はない。
④控室には選手・モデル以外の者は入室できない。
⑤競技規則は、事前に必ず読み理解しておくこと。
⑥モデルは主催者から貸与されるケープを着用しなければならない。
⑦貴重品の紛失・盗難については主催者側では責任を負いかねるので、各自充
分に注意すること。
(4 ) 競 技 時 間 : 4 0 分
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○カット&ブロー競技の部(ウイッグ)※全国大会出場選考会を兼ねる競技(予定)
(1 ) 作品のポイント(モードスタイル)
この課題は、モードスタイルを制作するものである。ヘアスタイル制作にあたって
技術性を重視し、作品に独自の創造性、ファッション性が表現されるものとする。
(2 ) 制限及び禁止事項(違反した場合は、減点もしくは失格となる)
①競技は組合が指定するモデルウイッグを使用して行う。
②競技中、選手同士又は観客と会話等をしてはならない。
③競技中、用具の貸し借りをしてはならない。
④競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動、及び監視委員の指示に従わない等
の行為は、退場を命じることがある。
⑤モデルウイッグの髪は、競技開始前に完全に濡らし、オールバックにシェープし
ておく。選手は髪が濡れた状態からカットに入らなければならない。
⑥万力は、競技中机に固定しておかなければならない。(万力は選手が持参すること)
⑦万力に挟むタオルは、各自持参する。
⑧競技終了後、選手はモデルウイッグに一切触れてはならない。
⑨競技終了後、選手は直ちに器具その他の物を持って退出しなければな らない。
⑩審査中、モデルウイッグは固定された万力の上に置き、指示された方向に向けな
ければならない。
⑪事前カットは一切認めない。
⑫カラースプレーの使用は禁止する。
⑬“ネオン”カラー(蛍光をともなった色)を除きカラーの選定は自由である。
⑭モデルウイッグへのパーマ、メイクは自由とする。但し、ストーン及びこれに類
似するもの並びにタトゥー(絵)等は禁止する。
⑮ヘアピース、かつら、ヘアアクセサリーは禁止する。
⑯ネックレス等のアクセサリーは禁止する。(イヤリング、ピアスは使用可能であ
るが、競技時間内に着けなければならない。)
⑰モデルウイッグに洋服は取り付けない。(首にスカーフを巻くことも禁止する。)
⑱整髪料は自由とする。
⑲競技に必要なすべての器具の使用を認める。
⑳電源は1人1.2kwまでとし、既設コンセントは1口用である。
(2口用コンセントは禁止する。)
〔注〕モデルウイッグは、大会当日の競技前に監視委員が厳重に点検を行う。
(3 ) その他注意事項
①選手の服装は自由とする。但 し 、靴 は ヒ ー ル が 低 く 、底 の 柔 ら か い も の と す る 。
②控室には電源及び鏡の用意はない。又、ステージ上には鏡の用意はない。
③控室には選手以外の者は入室できない。
④選手は受付終了後から競技開始までの間、控室からの外出を禁止する。又、
選手は受付終了後、係員の指示に従うこと。
⑤競技規則は、事前に必ず読み理解しておくこと。
⑥貴重品の紛失・盗難については主催者側では責任を負いかねるので、各自充
分に注意すること。
(4 ) 競技時間:40分
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○クリエイティブ・ファッション競技の部(ウイッグ)※全国大会出場選考会を兼ねる競技(予定)
(1 ) 作品のポイント(クリエイティブ・ファッション)
この課題は、ブローテクニックを最大限に活用して、感性に富んだ独自の創造性・
ファッション性・芸術性が表現され、進歩的なヘアスタイルを制作するものである。
(2 ) 制限及び禁止事項(違反した場合は、減点もしくは失格となる)
①競技は組合が指定するモデルウイッグを使用して行う。
②競技中、選手同士又は観客と会話等をしてはならない。
③競技中、用具の貸し借りをしてはならない。
④競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動、及び監視委員の指示に従わない等
の行為は、退場を命じることがある。
⑤モデルウイッグの髪は、競技開始前に完全に濡らし、オールバックにシェープし
ておく。選手は髪が濡れた状態からブローに入らなければならない。
⑥万力は、競技中机に固定しておかなければならない。(万力は選手が持参すること。)
⑦万力に挟むタオルは、各自持参する。
⑧競技終了後、選手はモデルウイッグに一切触れてはならない。
⑨競技終了後、選手は直ちに器具その他のものを持って退出しなければならない。
⑩審査中、モデルウイッグは固定された万力の上に置き、指示された方向に向けな
ければならない。
⑪結い上げ・まとめ髪は禁止する。
⑫“ネオン”カラー(蛍光をともなった色)を除き、カラーの選定は自由である。
⑬ヘアピース、ヘアアクセサリーは禁止する。(イヤリング、ピアス、ネックレス
類は使用可能であるが、競技時間内に着けなければならない。)
⑭メイクは自由とする。但し、ストーン及びラメに類似するもの並びにタトゥー
(絵)等は禁止する。
⑮モデルウイッグに洋服は取り付けない。(首にスカーフを巻くことも禁止する。)
⑯競技に必要なすべての器具の使用を認める。
⑰電源は1人1.2kwまでとし、既設コンセントは1口用である。
(2口用コンセントは禁止する。)
⑱カラースプレーの使用は禁止する。
〔注〕モデルウイッグは大会当日、競技前に監視委員が厳重に点検を行う。
(3 ) その他注意事項
①選手の服装は自由とする。但 し 、靴 は ヒ ー ル が 低 く 、底 の 柔 ら か い も の と す る 。
②モデルウイッグへのパーマ、カット、カラーを行う場合は事前処理をしておくこ
と。
③控室には電源及び鏡の用意はない。又、ステージ上には鏡の用意はない。
④控室には選手以外の者は入室できない。
⑤選手は受付終了後から競技開始までの間、控室からの外出を禁止する。又、
選手は受付終了後、係員の指示に従うこと。
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⑥競技規則は、事前に必ず読み理解しておくこと。
⑦貴重品の紛失・盗難については主催者側では責任を負いかねるので、各自充
分に注意すること。
(4 ) 競技時間:25分
○まとめ髪競技の部(ウイッグ)
(1 ) 作品のポイント(アップフリースタイル)
この課題は、ロングウイッグによる洋装に相応しいアップスタイルの制作であり、
創造性豊かに自己表現を行う競技である。ヘアスタイルとメイク、アクセサリーの
バランスがとれていて、トータル表現で作品のイメージを伝えなければならない。
(2 ) 制限及び禁止事項(違反した場合は、減点もしくは失格と なる)
①競技はモデルウイッグ(モデルウイッグは自由)を使用して行う。
( モ デ ル ウ イ ッ グ・万 力・タ オ ル・そ の 他 必 要 な 道 具 は 選 手 が 持 参 す る こ と )
②競技前にモデルウイッグの事前編み込み、ベース作りをしてはならない。
③ 競 技 前 に モ デ ル ウ イ ッ グ の 髪 は コ ー ム ス ル ー し て お く こ と 。(事 前 に 整 髪 料
はつけない。)
④ヘアアクセサリーは使用しなければならない。その使用は、ヘアスタイルと作品
のイメージに合っているものとする。但し、ヘアスタイルの1/3以上覆っては
ならない。
⑤ヘアピース・エクステンション等、髪に類したものは使用してはならない。
⑥カラースプレーの使用は禁止する。
⑦アクセサリー(ネックレス・イヤリング等)の使用は自由とするが競技時間内に
着けなければならない。
⑧電気器具類(ドライヤー・アイロン・コードレスアイロン等)は使用してはなら
ない。
⑨万力は競技中机に固定しておかなければならない。
⑩選手は受付終了後から競技開始までの間、控室からの外出を禁止する。
また、選手は受付終了後、係員の指示に従うこと。
⑪ブロッキングを行う場合は、競技時間内に行うこととする。
⑫競技中、選手同士の会話及び用具の貸し借りは禁止する。
⑬競技中、選手同士又は観客と会話等をしてはならない。
⑭競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動や、監視委員の指示に従わない場合
は退場を命じることがある。
⑮審査中、モデルウイッグは固定された万力の上に置き、指示された方向に向けな
ければならない。
⑯競技終了後、選手は作品に一切触れてはならない。
⑰競技終了後、選手は直ちに器具その他のものを持って退出しなければならな
い。
(3 ) そ の 他 注 意 事 項
①選手の服装は自由とする。但 し 、靴 は ヒ ー ル が 低 く 、底 の 柔 ら か い も の と す る 。
②モデルウイッグへの下準備(パーマ・カット・ヘアカラー・メイク)は自由とし、
それらを行う場合は事前に完了しておくこと。
③控室には電源及び鏡の用意はない。又、ステージ上には鏡の用意はない。
④控室には選手以外の者は入室できない。
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⑤競技規則は、事前に必ず読み理解しておくこと。
⑥貴重品の紛失・盗難については主催者側では責任を負いかねるので、各自充
分に注意すること。
(4 ) 競技時間:30分
○中振袖着付競技の部(人体)※全国大会出場選考会を兼ねる競技(予定)
(1 ) 課題の内容
通常、成人式のとき用いられるもので、袋帯(六通または全通)を使用したもの。
(2 ) 競技の方法
競技は、「化粧、ヘアスタイル作り、ボディ修正、長襦袢着付」までの作業と「振
袖着付、帯結び」の作業に分けて行う。
長襦袢着付までの作業は監視委員立会いの下に控室等で行い、「振袖着付、帯結び」
の作業は競技ステージで行う。モデルは女性モデルを使用すること。
(3 ) 制限及び禁止事項等(違反した場合は、減点もしくは失格となる。)
〔禁止事項〕
①競技中、選手同士又は観客と会話等をしてはならない。
②競技中、用具の貸し借りをしてはならない。
③競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動、及び監視委員の指示に従わない等
の行為は、退場を命じることがある。
④長襦袢及び振袖の衿とじ、重ね衿、伊達衿付けを事前に行うことは認めない。
(但
し、長襦袢及び振袖の衿とじは、大会当日の朝、競技前に監視委員立会いの下で、
長襦袢着付までの作業時間80分とは別に25分間で行う。その後、作業しやす
いようにたたみ直すこと。)
⑤帯に形付けをしたり、帯結びの過程につながる過度のたたみ方をしておくことは
認めない。
⑥帯や着物などに糸印をつけておくことは認めない。
⑦極端に完成されたボディ修正用具の使用は認めない。
⑧ボディ補整のパットやタオルはとじ付けてあってはいけない。
⑨ブラジャー(和装用を含む)の使用は認めない。
⑩帯のアクセサリーは認めない。
⑪かつらの使用は認めない。
⑫おはしょり芯の使用は認めない。
⑬袖の錘用の板紙等の使用は認めない。
⑭ものさし類の使用は認めない。
⑮モデルは競技開始前に、えり、顔の化粧がしてあってはならない。
⑯モデルは競技中はもとより、控室にあっても化粧施術を禁止する。(アイテープ、
つけまつ毛をモデルがつけて来たり、競技中モデルがつけることは認めない。選
手が競技時間の中でつけること。)
⑰モデルが、ひも・伊達巻き・帯あげなどを結ぶことは認めない。(但し、ひも・
伊達巻き・帯あげなどを腕にかけたり、手に持つことはさしつかえない。)
⑱モデルが、袖・衿元・裾などを修正することは認めない。(但し、たもとを持ち
上げること及び衿合せを押さえることはさしつかえない。)
⑲競技終了後、選手はモデルに一切触れてはならない。
⑳助手の使用は一切認めない。(但し、競技用具の搬入出のために、係員の指示に
従って助手を指定した場所まで立ち入りさせることはさしつかえない。)
〔制限事項〕
①選手の服装は、上衣は白いもの、下は黒又は濃紺のスカート又はズボンとする(ミ
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ニスカート及びショートパンツは禁止)。靴 は ヒ ー ル が 低 く 、 底 の 柔 ら か い も
の と す る 。 帽子・スカーフ類の頭に被るものは禁止する。
②帯結びの型は、自由とする。
③帯あげは、入りの字型とする。
④帯じめは、中心で結ぶこと。
⑤トータルバランスを考えて過剰にならない範囲で、ヘアピース、ヘアアクセサリ
ーの使用は良い。但し、ヘアピースについては、個数は1個とし、頭部の1/3
以上を覆ってはならない。
⑥前身頃の衽の縫目と「おはしょり」の縫目はそろえること。
〔準備事項〕
①オリジナルセットは事前に作り、ドライング完了にて会場入りすること。アミカ
ラー等ははずしても良いが、ブロックにまとめて留めることは認めない。(控室
には電源の設備はない。)
〔衣裳類持込みに際しての禁止事項〕
(a)中振袖
①身幅にアールをつけて胴部を絞った仕立ては認めない。
②袖付に極端なあて布があってはいけない。
③重ね衿、伊達衿は着物に付けてあってはいけない。
(b)長襦袢
①衿は、三河芯に半衿をつけたもの以外は認めない。その他、特
別に考案・加工された、特殊な型式のものも認めない。
②半衿は白無地とする。
③上下セパレートのものは認めない。
④巡礼衿は認めない。
⑤後衿の力布はあってはいけない。
(c)帯
①特定のひだの折り癖が強く付けられているものは認めない。
(d)着付小物
①コーリンベルトの使用は認めない。
(4 ) その他の注意事項
①草履を履いて審査を行う。
②審査中のモデルのポーズは図のとおりとする。〔資料図参照〕
③アイロンは使用できない。
④控室に電源及び鏡の用意はない。又、ス テ ー ジ 上 も 同 様 で あ る 。
⑤競技終了後、選手は直ちに器具その他の物を持って退出しなければならない。
⑥競技用具は、大会当日競技前に監視委員が厳重に点検を行う。
⑦控室には選手・モデル以外の者は入室できない。
⑧選手・モデルは受付終了後から競技開始までの間、控室からの外出を禁止する。
⑨競技規則は、事前に必ず読み理解しておくこと。
⑩貴重品の紛失・盗難については主催者側では責任を負いかねるので、各自充
分に注意すること。
(5 ) 競技用具の準備(選手が準備するもの)
(a) ①中振袖 ②重ね衿又は伊達衿 ③袋帯(六通または全通) ④草履
⑤長襦袢(長襦袢の衿は三河芯にして、三河芯幅に半衿をつけたもの。)
⑥帯じめ、帯あげ ⑦衣装敷(並判) ⑧衣装箱
※衣装敷(並版:サイズは100cm×150cm)
※衣装箱(サイズは45cm×60cm以内)…諸道具はこの中に収納する事
(b) 小物付属品「足袋、肌襦袢、裾よけ又はワンピース型肌着、腰ひも、ゴム
仮ひも(寿仮ひも可)、伊達巻き(2本)、ボディ修正用具(綿花、タオ
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ル、さらし又 はガーゼ)、帯枕、帯板、カラーバンド又は輪ゴム、クリ
ップ類、衿芯(長襦袢 及び着物用として和紙〈半紙、障子紙、奉書紙(や
わらかい物)〉を使用のこと。 但し、折ってあってはならない。)」
(c) ヘア用具一式
(d) 化粧道具一式(鏡は40㎝×30㎝以内の物とする)
(e) 裁縫道具一式
(6 ) 競技時間
長襦袢着付までの作業
80分
中振袖着付、帯結びの作業、ポーズ付けまで
20分
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○留袖着付競技の部(ボディ)
(1 ) 課題の内容
留袖の着付(黒留袖)、袋帯(六通または全通)
通常、年代に応じた着付をするもので、帯は二重太鼓にすること。
(2 ) 競技の方法
競技は「ボディ修正、長襦袢着付」までの作業と「留袖着付、帯結び」の作業に分けて
行う。
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「ボディ修正、長襦袢着付」及び「留袖着付、帯結び」の作業は、監視委員立会い
の下にステージ上で行う。本競技は、ボディを使用して行う。
(3 ) 禁止及び制限事項等(違反した場合は、減点もしくは失格となる。)
〔禁止事項〕
①競技中、選手同士又は観客と会話等をしてはならない。
②競技中、用具の貸し借りはしないこと。
③競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動をしたり、監視委員の指示に従わない場
合は退場を命じることがある。
④帯に形付けをしたり、帯結びの過程につながる過度のたたみ方をしておくことは認め
ない。
⑤帯や着物などに糸印をつけておくことは認めない。
⑥極端に完成されたボディ修正用具の使用は認めない。
⑦袖の錘用の板紙等の使用を認めない。
⑧助手の使用は一切認めない。
⑨競技終了後、選手は作品に一切触れてはならない。
〔制限事項〕
①選手の服装は、上衣は白いもの、下は黒又は濃紺のスカート又はズボンとする(ミ
ニスカート及びショートパンツは禁止)。靴 は ヒ ー ル が 低 く 、 底 の 柔 ら か い も
の と す る 。 帽子・スカーフ類の頭に被るものは禁止する。
②帯結びの型は二重太鼓とする。
③比翼の出し方が揃っていること。
④背中線上に接点が揃っていること。
⑤衽の線が揃っていること。
⑥帯あげの出来上がりは(結び型)中央に収める。
⑦着丈は裾が床すれすれとなっていること。
〔準備事項〕
①着物及び比翼の衿、長襦袢の衿芯(和紙)を入れ、衿とじは事前に完了して会場
入りすること。
〔衣裳類持込みに際しての禁止事項〕
(a)長襦袢
①着付教室などで開発した特殊な型式のものは認めない。
②半衿は白無地とする。
③上下セパレートのものは認めない。
④巡礼衿は認めない。
⑤後衿の力布はあってはいけない。
(b)帯
①特定のひだの折癖が強く付けられているものは認めない。
(c)着付小物
①コーリンベルトの使用は認めない。
(4 ) その他の注意事項
①競技用具は大会当日、競技前に監視委員が厳重に点検を行う。
②アイロンの使用は認めない。
③控室には電源及び鏡の用意はない。又、ステージ上も同様である。
④控室には選手以外の者は入室できない。
⑤選手は受付終了後から競技開始までの間、控室からの外出を禁止する。
⑥競技終了後、選手は直ちに器具その他の物を持って退出しなければならない。
⑦競技規則は、事前に必ず読み理解しておくこと。
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⑧貴重品の紛失・盗難については主催者側では責任を負いかねるので、各自充
分に注意すること。
(5 ) 競技用具の準備(選手が準備するもの)
(a)
①ボディ(メーカーの指定は特にありません) ②留袖
③袋帯(六通又は全通) ④長襦袢(長襦袢は三河芯に半衿を付けたもの)
⑤帯じめ、帯あげ ⑥扇子※扇子は競技時間内に帯にさすこと
⑦衣裳敷 ⑧衣裳箱
(b)
小物付属品「肌襦袢、裾よけ又はワンピース型肌着、腰ひも、伊達巻き又
は伊達締め(2本)、ボディ修正用具(綿花、タオル、ガーゼ又はさらし)、
帯枕(1個)、帯板、クリップ類、衿芯(長襦袢、着物用の和紙は事前に
使用済み)」
※衣裳敷(並版:サイズは100cm×150cm)
※衣裳箱(サイズは45cm×60cm以内)…諸道具はこの中に収納する事
(6 ) 競技時間
ボディ修正~長襦袢着付までの作業
15分
留袖着付、帯結びの作業
20分
○まつ毛エクステンション競技の部(ウィッグ)
(1 ) 作品のポイント
詳細なデザインは次のとおりとする。
①
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②
なだらかな カーブ を演 出でき、丸 くパ
黒目の真上に最大の長さをもってい
ッチリした 目元に 。長 めのエクス テン
き、目頭と 目尻は 徐々 に短くして いき
ションを黒 目の上 下に つけて黒目 を強
ます。
調し、愛らしい目元に仕上げましょう。 黒目の幅に 長さや ボリ ュームを持 って
いくのがポイントです。
③
④
黒目の上下 にエク ステ ンションを つけ
黒目の上は自まつ毛よりも2~3mm長
るキュート イメー ジは 、黒目の幅 を上
い12~13mmを、目頭から黒目にかけ
下に大きく見せる視覚効果がありま
ては9~11mmと3種類の長さを使って
す。それで いて丸 みを 持ったシル エッ
なだらかに、目尻は10mmのエクステ
トが作れる ので、 少女 のような可 憐で
ンションで二重幅から見える毛の長さ
清楚な目元を演出できます。
を微調整。まつ毛の印象を強めます。
作品規定のデザインイメージは上記④の図(40 分競技)
エクステは目頭から目尻にむかって、9mm2 本、10mm2 本、11mm3 本、12mm4 本、
13mm5 本、12mm4 本、11mm4 本、10mm6 本の片目合計 30 本を装着する(両目で
60 本)。
エクステは全てCカールを使用する。
皮膚から1~2mmの程度離し、揃えて装着されていること。
自まつ毛1本に1本装着されていること。(エクステ同士がくっついていないこと。)
装着した根元が浮いていないこと。
毛先の方向性がバラバラでないこと。
(2 ) 制限及び禁止事項(違反した場合は減点もしくは失格となる。)
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①競技は組合が指定するモデルウイッグを使用して行う。
②エクステは太さが 0.15mm で、長さ 9mm~13mmのCカールを使用すること。
③競技中、選手同士又は観客と会話等をしてはならない。
④競技中、用具の貸し借りをしてはならない。
⑤競技中、他の選手に迷惑を掛けるような言動、及び監視委員の指示に従わない等の行
為は、退場を命じることがある。
⑥モデルウイッグには、エクステ以外のものの装着は禁止する(装飾品・服類等の装着
及びメイク・ペイント等すべて禁止)。
⑦グルーとリムーバーは、混ぜてはならない。(同じ台に出さないこと。)
⑧競技終了後、選手はモデルウイッグに一切触れてはならない。
⑨競技終了後、選手は直ちに器具その他の物を持って退出しなければならない。
⑩競技開始前までにマスクをすること。
⑪競技開始直前に手の甲や指の間を消毒用エタノールで消毒すること。
⑫競技中、髪や顔を手で触ったり、床に落とした器具を拾った後も手指消毒するこ
と。
⑬エクステを直接手で触れないこと。
⑭スキナゲート、不織布(ふしょくふ)テープはケース、袋に入れて保管すること。
⑮消毒液、精製水などの内容物は見やすい位置に明記すること。
⑯精製水はポンプ式を使用すること。
⑰蓋付きのゴミ箱を用意すること。
⑱商材をウイッグの額に置く事は禁止する。
⑲消毒済みの器具は消毒済みトレーで保管すること。
⑳使用したツイーザーは使用済み道具入れに入れること。
㉑衛生面を配慮し、おでこにタオルを乗せること。
㉒素材の違うテープを重ねて貼ること。
㉓テープは目の幅で貼ること
㉔グルーの口をワイプで拭き取ること。
㉕仕上げにブロワーを使用すること。
㉖施術中ツイーザーが眼球に向かないようにすること。
㉗ツイーザーをウイッグの上に落とさないこと
㉘グルーをウイッグの上に落とさないこと。
㉙カウンター、タイマーは使用可能とするが、周りの選手の迷惑にならないように
すること。
㉚テープワーク、前処理は事前に処理してくること。
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テープワーク、前処理画像
※前処理までは会場入りする前に、事前に処理しておくこと。
(3 ) その他注意事項
①選手の両手にネイル及びアクセサリー類の装着を禁止する。
②服装は上衣は白衣、下は衛生面に配慮したものとする。(デニム、ミニスカート、
ショートパンツは禁止)靴はヒールが低く、底の柔らかいもの。
③選手の頭髪が視野を妨げたりモデルウ イッグに触れる恐れがあるときは頭髪を
束ねるかピンで留めるなど、作業の障害にならないように処置すること。
④競技規則は、事前に必ず読み理解しておくこと。
⑤貴重品の紛失・盗難については主催者側では責任を負いかねるので、各自充分に
注意すること。
⑥指定用具以外の使用は禁止する。
⑦ステージ上に電源の準備は無い。
⑧競技は 2 名で長テーブル 1 台を使用する。(1 名の広さ 90cm×60cm、ワゴンは使
用不可)
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(4 ) 競技用具の準備(選手が準備するもの)※これ以外の用具の使用は禁止する。
①前処理剤 ②グルー
④エクステCカール
⑥ツイーザー2本
③部分オフ用ジェルリムーバー
9mm~13mm※太さ0.15mm
⑦先丸ツイーザー
⑤グルーのせ台
⑧不織布テープ
⑨スキナゲートSG12
⑩テープカッター又はテープにゴミや埃がつかないための袋
⑪マイクロスティック
⑫エアーブロワー ⑬コーム
⑭モデルウイッグ(バイオスキンドール…レジーナ社製/型番:FH100E)
⑮消毒済み道具トレー(「消毒済み」と明記しておくこと)
⑯使用済み道具入れ(「使用済み」と明記しておくこと)
⑱コットン・マイクロ・綿棒入れ
⑲精製水用プッシュディスペンサー
21 ワイプ(グル―の口をふきとるもの)
○
24 手指消毒用スプレー
○
⑰器具たて(ブロワー等)
22 赤ちゃん用綿棒
○
⑳コットン
23 マスク
○
25 蓋付きゴミ箱(ビニール袋付き)
○
26 ガーゼ又はタオル(額にのせる用) ○
27 精製水(内容物がわかるように明記すること)
○
28 消毒用エタノール(内容物がわかるように明記すること)
○
※セッティング画像
※グループレートの持ち込みは可。
※カウンター、タイマーの持ち込みは可。
※拡大鏡の使用は可。
※電源を必要としない照明の持ち込みは可。
(5 ) 競技時間:40分
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4.審査
4-1
4-2
4-3
審査時間は原則として次の通りとする。
各競技の出場選手数を勘案し、最低20分から最高30分までとする。
審査の評価基準は
作品のポイント(着付競技は課題の内容の通り)通り表現されているかを確認し、
①技術性 ②調和性 ③流行性 ④表現力 を勘案した総合審査とする。
採点は、最低50点とし最高100点までを1点きざみとする。但し、上位より
6名については1位100点、2位98点、3位96点、4位94点、5位92
点、6位90点をつけ同点を入れないこととする。
5.減点及び失格
競技規則の制限及び禁止事項に違反した場合は減点及び失格とする。
5-1 減点は、監視委員がその違反の度合いに応じて協議して行い、次の各号の何れか
に該当する場合により、1つの違反に対して、監視委員1名につき最低1点から
最高30点まで減点することとする。
一、重度の違反した場合は、21点~30点の減点とする。
二、中度の違反した場合は、11点~20点の減点とする。
三、軽度の違反した場合は、 1点~10点の減点とする。
5-2 失格は、競技規則に著しく違反した場合に監視委員が協議して、実行委員長と相
談の上、監視委員長が失格の裁定をするものとする。
6.採点の精算
6-1 各選手の得点の精算は実行委員長立会いのもとに集計するものとする。但し、次
の各号の何れかに該当するもののあるときは、当該選手の得点は、審査委員長ま
たはそれに順ずるものの得点を記入して集計するものとする。
一、採点の記入もれ。
二、数字の判読できないもの。
6-2 競技規則の禁止及び制限事項に違反しているものの減点については、当該選手の
合計得点より差し引くものとする。
6-3 得点集計の結果、同点等順位の決定が困難な事態の生じたときは審査委員長の意
見を聴いて実行委員長が裁定するものとする。
6-4 一人の選手に与えられた審査委員の点数のうち、最も高い点数と最も低い点数を
除いた点数の合計を選手の得点とする。但し、除く点数に同点がある場合は、審
査委員1名分のみを除くものとする。
尚、まつ毛エクステンション競技については、この項目の適用を除外する。
7.その他
7-1 各競技の参加定員については、実行委員会で決定する。
7-2 入賞者の数については、出場選手の数に応じて実行委員会で決定する。
7-3 入賞者の賞金については、出場選手の数に応じて変動し、その金額は実行委員会で決定
する。
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