めざせ、健康東かがわ

めざせ、健康東かがわ
○禁煙を成功させる9つのアドバイス
禁煙のすすめ
∼禁煙への道、
気軽に まずは10日間
がんばってみよう∼
○たばこをやめましょう
健康に良くないと思いつつ、
なかなかやめられないたばこ。
これはたばこに含まれるニコチンの作用(薬物依存)
が
原因です。ニコチンは長時間摂取することで
「吸わずに
はいられない」依存状態をつくりだしているのです。禁煙
には強い意志や計画性が必要ですが、禁煙に成功した
人も平均3∼4回失敗したのが普通です。失敗を恐れず
に、禁煙に挑戦することが大切です。
○たばこと病気
たばこの煙には、
200種類以上の有害物質が含まれて
います。有害物質は体内に入ると血液に溶け、全身を
回り、
さまざまな病気や障害の原因になります。また、
妊娠中の喫煙は胎児に影響をおよぼします。
<主な有害物質>
ニコチン 殺虫剤成分にも使われる猛毒。胃潰瘍や十二指腸潰
瘍なども引き起こす。
全身の血管を収縮させ、皮膚温を低下させる。
タール 発がん性物質を40種類以上含み、肺がんをはじめ多く
のがんの原因となる。
一酸化炭素 動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起
こす。ヘモグロビンと結合して軽い酸欠状態となり、持久力
や作業能率が低下する。
○受動喫煙の影響
主流煙
(喫煙者が吸うたばこの煙)
に比べ、副流煙
(たば
この火から立ちのぼる煙)
には多くの発がん性物質や刺
激性物質が含まれているため、喫煙者の家族や周囲の
人も、
たばこの影響を受けています
(受動喫煙)
。
○ニコチン依存度をチェックしよう
起床後何分で最初の喫煙をしますか。
6∼30分
31∼60分
61分以後
寺院や図書館、映画館など、喫煙を禁じられ はい
ている場所で禁煙することが難しいですか。 いいえ
1日の喫煙の中でどれが一番やめにくい 朝最初の1本
ですか。
その他
31本以上
1日に何本吸いますか。
他の時間帯より起床後数時間に多く喫煙
しますか。
体調が悪くて1日中横になっているよう
な時でも喫煙しますか。
3
2
1
0
1
0
1
0
3
21∼30本
2
10本以下
0
はい
1
11∼20本
いいえ
はい
いいえ
○何度でもチャレンジしよう!
禁煙は長年の喫煙習慣を断ち切る必要があるため、勇気
と努力が必要です。失敗しても再挑戦してください。
「たばこ
をやめたい」
という気持ちがあれば、禁煙は成功します。
○禁煙を成功した人の声をお聞きしました!
!
(H25年度健康展より)
Aさんの場合
1日40本吸っていたが、健診で
「このままだと脳の血管が
詰まる」
「 小さい子がいるのに、
このままでは死ぬよ」
と言われ
その場で持っていたたばこを捨て禁煙した。
その結果健診の
数値が
(血糖値、悪玉コレステロール、肝機能)
改善した。
Bさんの場合
1日20本吸っていた。
たばこの値上がりにより小遣いが減っ
たこともあり、禁煙を決意。禁煙外来に3週間通院し、次の日
からたばこをやめた。その結果小遣いが増えた。
Cさんの場合
1日30本吸っていた。
自分の子が生まれ、
こどものために良く
ないと思い、禁煙を決意。ニコチンガム、
アメを使用し、
たばこ
をやめた。その結果体調が良くなった。
Dさんの場合
2日で20本吸っていた。外出したときに喫煙場所がなかった
ことと、
「 結婚したら新しい部屋では吸わない」
と妻と約束した。
外出していて1日中吸わない日があり、禁煙できるという自信
がついた。たばこをやめた結果、
お金を使わなくなった。
判定
(該当する数字に○をつけ、合計点数で判定してください)
5分以内
1.
1日3回深呼吸
(脳に酸素を送り、気分転換をはかる)
2.
水はたっぷり
(体内のニコチンの排泄と気分転換に作用
する)
3.
アルコールやコーヒー香辛料は要注意
(刺激物はたばこ
の要求を強める)
4.
食卓はすぐに離れる
(食後の一服の誘惑を回避)
5.
煩雑な仕事はしない
(なるべくのんびり過ごし、気持ちを落
ち着かせる)
6.
食事は軽く、
ビタミンB1を十分にとる
(ビタミンB1は脳の
働きを高める)
7.
過食は禁物
(満腹は、
たばこの欲求を高め、肥満の原因に
もなる)
8.
規則的に運動をする
(たばこの欲求解消と肥満防止に効
果的)
9.
禁煙の意思を持続する
(禁煙成功への道は、意思の強さ
がなによりも大切)
1
0
1
0
依存度
低い
普通
高い
合計点数
アドバイス
依存度が低いので、禁煙しやすいが、心理的な依存
0∼2点 が大きい。吸いたくなる場所やシーンを避けたり、
吸いたくなったときの別の行動を考えよう。
やめてもまた吸いたくなる。禁煙への強い意志が
3∼6点 必要。禁煙補助剤(ニコチンガムやニコチンパッチ)
の助けも借りて頑張ろう。
ニコチン依存度が高い。離脱症状は一過性のもの
7∼10点 です。1日も早く禁煙を。禁煙外来などで専門家の
力も借りることが、禁煙への近道です。
○市では現在「たばこ」を吸っている人で、6か月以内に
禁煙したい人を対象に、保健師による個別禁煙サポート
を実施しています。
禁煙サポートの流れ(約3か月間で5回程度)
①面接(呼気CO 濃度測定、尿中ニコチン濃度測定)
―電話―禁煙開始日―②1週間以内に面接又は電話―
③1か月後面接又は電話― ④2か月後に電話
⑤3か月後に面接又は電話
【問合先】市民部保健課健康づくりグループ ℡26-1229
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