教 育 研 究 業 績 平成26年5月1日 氏名 松本 純子 学位:家政学士 研 究 分 野 研 究 内 容 の キ ー ワ ー ド 幼児教育学 主要担当授業科目 教 1 教育社会学、幼児教育、家庭教育 保育原理、保育内容総論、課題研究、教職実践演習 育 上 の 能 力 に 関 す る 事 項 事項 教育方法の実践例 1) 幼稚園・保育所の現場教員・保 育士の資質向上のための研修 会講師 年月日 概要 平成 16 年 ~毎年随 時 1) 都内公立幼稚園・保育所に勤務する現場の教員・保育士を 対象とした研修会において講師を務めた。幼児理解の方法 について、教材準備の方法について、幼児の表現活動につ いて、幼児期の道徳性の育成について、保・幼・小連携教 育についてなどをテーマに実践し、保育者の資質向上に貢 献した。 2) 文部科学省委託「学校の第三者 評価の評価手法等に関する調 査研究」への参画 平成 21 年 度(22 年 3 月終了) 2) 左記の課題のうち、「幼稚園における学校関係者評価委員 の研修プログラムの作成及び検証」について調査研究を担 当した。学校関係者評価委員にわかりやすい教材の作成・ 提示方法の提案を行い、実践した試験園に出向いて効果検 証を行った。幼稚園における学校関係者評価委員の研修プ ログラム例を具体的に提示することができた。 3) 科研費研究「幼少期における感 性教育の在り方についての調 査研究」共同研究者 平成 20 年 度(21 年 3 月終了) 3) 日本の幼少期の感性教育の事例として鹿児島県の郷中教育 について調査し、まとめた。またこれをバリ島の感性教育 の現状と併せて考察し、現代社会での教育課題を解決する ための教育方法のモデルを提示した。 平成 18 年 2月 保育者を目指して大学・短期大学・養成校で学ぶ学生のための 教科書として作成している。子どもを取り巻く「環境」の概念 について、「物的環境」「人的環境」「自然環境」「社会環境」な どのあらゆる角度からとらえ、保育の実践に生かせるような保 育者の育成を目指して作られているテキスト。 (担当部分概要) (8 ページ分) ⑦生活とつながる文字や数量の事例 幼児の遊びの中に埋め込まれたり、生活に入れ込んだりしなが ら幼児の必要性に基づきながら文字や数量についての関心を高 めていく指導について、実践事例を取り入れながら、保育者と して留意する点について記述した。 (共著者) 秋田喜代美、伊澤永彦、小野寺瑞代、志村聡子、鈴木法子、武 石仁美、野上秀子、東川則子、福山多恵子、前典子、増田時恵、 峯岩男、宮城ゆか里、安見克夫、矢田美樹子 平成 24 年 10 月 ( 刊 行予定) 保育者を目指して大学・短期大学・養成校で学ぶ学生のための 教科書として作成している。幼稚園教育についての基本的な知 識とともに、幼稚園での教育実習に向けての事前指導・実習中 の留意事項・実習後の指導について、保育の実践に生かせるよ う事例を取り入れ具体的に述べているテキスト 第Ⅰ部 幼稚園教育とは ①幼稚園教育の位置付け ②幼稚園教育の目標と内容(目標・ 領域の編成と考え方) ③幼稚園教育における指導方法(環境 を通して・遊びを通して・生活の中で) ④幼稚園教育と子ど もの生活(一日の保育時間・生活の展開・一年の生活) ⑤幼 2 作成した教科書,教材 1.保育内容「環境」 2.「幼稚園教育実習」 稚園教育の課題(保幼小の連携・家庭の連携・地域の連携) 第Ⅱ部 幼稚園教諭とは ①幼稚園教諭の一日とその仕事 ②幼稚園教諭の専門性(教育 職員・反省的実践家・項目) ③教育実習での学びと成長(現 職教諭の実習経験)④幼稚園教諭としての研修(記録・省察・ 公開保育・研究発表→実習生のつながり) ⑤物語に登場する 幼稚園教諭(人間性・ユーモア・子どもとの相互交渉) 第Ⅲ部 幼稚園教育実習とは ①幼稚園教育実習の目的(子ども理解・園理解・保育者理解) ②幼稚園教育実習の概要(観察・参加・指導-部分・責任実習) ③指導案の作成(保育の構想・保育をデザインする) ④実習 日誌の記入(保育の記録・省察) 第Ⅳ部 幼稚園教育実習の準備・振り返り ①教材準備(手作り教材・楽譜・手遊びヒント集等) ②指導 計画作成に向けての準備(発達理解と保育の展開) ③生活・ 心構えの準備 ④ 実習の振り返り ⑤今後に向けて (担当部分)全体の編者になっている。また、原稿執筆では、 第 1 部(40 ページ分)を担当執筆した。 保育者を目指して大学・短期大学・養成校で学ぶ学生のための 教科書として作成している。その中で、第 5 章「保育の計画及 び評価」を担当し、新たに保育士に求められるようになった保 育の計画・実践・評価反省の意義、方法、指導計画の例などを 執筆した。 3.「保育原理」 平成 24 年 3 月発行 4.「保育者論」 平成 24 年 9 月発行 保育者を目指して大学・短期大学・養成校で学ぶ学生のための 教科書として作成している。その中で、第 4 章「保護者への対 応・協働」を担当し、今、保育者に求められている保護者支援 の方法について、具体的な事例を交えて執筆している。 1) 豊島区教育委員会教育講演会 平成 21 年 1 月 12 日 「幼児期の道徳性の育成について」講師 2) 墨田区幼稚園教育研究会研究発表会 平成 21 年 1月 25 日 「体を動かすことが楽しいと感じる幼児の育成」講師 3) 目黒区教育研究会幼児教育部門 修会 研 平成 21 年 2 月 23 日 「幼児期における協働性の育ちについて」講師 4) 栃木県教育センター保育・教育課程研 究協議会 平成 22 年 6 月 23 日 「教育要領・保育指針の趣旨」講師 5) 習志野市教育委員会幼児教育研修会 平成 22 年 8 月 18 日 「幼児理解のあり方について」講師 6) 墨田区教育委員会幼稚園教育研究発 表会 墨田区立曳舟幼稚園講師 平成 23 年 11 月 8 日 「保育で育む子どもの力」講師・講演 7) 足立区保育所研究会講師 平成 24 年 1月 18 日 「幼児期に育てたいもの」講師 8) 中央区保・幼・小連携教育研究会 平成 25 年 6 月 29 日 平成 24 年 6 月~ 「幼児期の体験の意味」講師 4 実務の経験を有する者についての特 記事項 9)中央区教育委員会研究協力園発表中央 区立有馬幼稚園 「幼児期における異年齢交流で育つもの」指導・助言・研究発 表会講師 10)墨田区教育委員会研究協力園墨田区立 菊川幼稚園 平成 25 年 6 月~ 「自分も人も大切にできる幼児の育成」指導・助言 11)足立区教育委員会主催 4 歳児担任研修 平成 25 年 5 月 ・ 11 月 平成 25 年 6 月~ 「4 歳児の育ちの理解と主体的に遊ぶ用事を育てる援助の在り 方」指導・助言 13)江東区立南陽幼稚園園内研究 平成 25 年 6 月~ 「運動遊びを通して子どもを育てるための協新援助の在り方」 指導・助言 14)江東区立辰巳幼稚園園内研究 平成 25 年 10 月~ 「生き生きと主体的に遊ぶ幼児の育成―狭い園庭環境を同活用 するか」指導・助言 15)江東区立豊洲幼稚園園内研究 平成 26 年 2月 「幼児理解に基づく環境構成・遊びの工夫―複雑な園者で大人 数の幼児が生き生きと遊ぶために」指導・助言 12)足立区教育委員会主催保育所保育の研 究会足立区立興本保育園 5 「幼児が主体的に遊びこめる環境構成の在り方」指導・助言 その他 特になし 職 務 上 の 事項 1 資格,免許 1)幼稚園 1 種普通教員免許 2)小学校 1 種普通教員免許 3)保母資格 2 特許等 実 績 に 関 す 年月日 る 事 項 概要 昭和 56 年 3 月 昭和 56 年 3 月 昭和 56 年 3 月 昭 56 幼1普 昭 56 小1普 第 535 号(東京都教育委員会) 第 1424 号(東京都教育委員会) 3 実務の経験を有する者につ いての特記事項 4 その他 研 究 著書,学術論文等の名称 (著書) 1.「幼児の教育」 業 績 等 単著・共 著の別 発行又は発 表の年月 共著 平成 19 年 1 月 第 106 巻第 1号 に 関 発行所,発表雑 誌等又は発表 学会等の名称 日本幼稚園協 会 す る 事 項 概要 (全体概要) 「幼児の教育」は幼児教育に携わる保育者 及び保育者を養成する教員を対象にした雑 誌で、発刊以来 58 年の歴史がある。19 年 1 月号では、巻頭で保育者養成についての特 集を組んでおり、そこに養成校の教員とし ての論文を掲載する予定である。 保育者養成の現状と課題について、本校の 実態と実習園から聞く実態をもとに整理・ 分析し、今後どのような保育者が望まれ ているのか、またそのために養成校として どのような姿勢で学生の教育をしていくこ とが必要かについて考察した。 2. 「保育内容総論」 共著 平成 20 年 9月 光生館 (全体概要) 保育者を目指して大学・短期大学・養成校・ 専門学校で学ぶ学生のための教科書として 作成している。保育の実践に生かせるよう な保育者の育成を目指して作られているテ キスト。 「新保育シリーズ」の中の 1 冊。 (担当部分概要)第 6 章 遊びと学び(15 ページ分) 幼児にとっての遊び、遊びを通しての総合 的な指導、遊びの援助、遊びの中で学んで いること、遊びを中心にした幼児期の教育 のあり方と保育者の援助・役割について述 べた。 (共著者) 小田豊、神長美津子、津金美智子、西村重 希、松井とし、高柳恭子、守田チヨミ、千 葉武夫、湯川香津美、渡邊英則 3. 「幼稚園教育実習」 共著 編者 平成 23 年 3 月刊行 樹村房 (全体概要) 保育者を目指して大学・短期大学・養成校 で学ぶ学生のための教科書として作成して いる。幼稚園教育についての基本的な知識 とともに、幼稚園での教育実習に向けての 事前指導・実習中の留意事項・実習後の指 導について、保育の実践に生かせるよう事 例を取り入れ具体的に述べているテキス ト。 (担当部分)全体の編者になっている。ま た、原稿執筆では、第 1 部(40 ページ分) を担当執筆した。 (共著者) 編者:小林 紀子、松本 純子 執筆者(五十音順) :加藤蕗子、酒井幸子、 砂上史子、田嶋景子、 武石仁美、椿伊智郎、和田公子、和田信行 保育者を目指して大学・短期大学・養成校 で学ぶ学生のための教科書として作成して いる。その中で、第 5 章「保育の計画及び 評価」を担当し、新たに保育士に求められ るようになった保育の計画・実践・評価反 省の意義、方法、指導計画の例などを執筆 した。 保育者を目指して大学・短期大学・養成校 で学ぶ学生のための教科書として作成して いる。その中で、第 4 章「保護者への対応・ 協働」を担当し、今、保育者に求められて いる保護者支援の方法について、具体的な 事例を交えて執筆している。 日本保育学会 幼稚園・保育所の保育者及び保護者を対象 に行ったアンケート調査を基に、それぞれ の立場に期待される役割と実際に行ってい る養育内容の現状、及び保育者と保護者の 意識のズレを明らかにして、乳幼児期の教 育の課題を浮き彫りにする。共著:中田カ ヨ子、沿道良枝、安見克夫、寺田清見、松 本純子 4.「保育原理」 平成 24 年 3 月発行 5.「保育者論」 平成 24 年 9 月発行 (学術論文) 1.幼児期の養育内容について ―幼稚園・保育所・家庭の役割 の現状と課題 共著 平成 19 年 5月 2. 幼児期の養育内容について ―幼稚園・保育所・家庭の役割 の現状と課題 共著 平成 20 年 5月 日本保育学会 3.幼・保・小の連携の現状と課 題 共著 平成 22 年 5月 日本保育学会 平成 25 年 5 月 日本保育学会 鹿児島県の郷中教育を例に、幼児期に育て るべき感性教育の内容及びその方法につい て考察・提言した。 平成 16 年 1月 東京都教育委 員会 幼児が意欲的に遊びに取り組むために、教 師の援助のあり方を考察し、実践した上で これを評価反省するための評価項目表を作 成した。 平成 21 年 3月 豊島区教育委 員会 「豊島の教育」第 104 号に掲載した。幼稚 園と小学校との連携教育の現状と課題を、 事例を通して明らかにした。また、今後の 幼稚園教育・小学校教育において、どのよ うな連携の在り方が望まれるかについて論 考した。 4.幼児期の感性教育の在り方 ―鹿児島県の郷中教育を例に (その他) [口頭発表及び研究収録発表] 1.幼稚園教育における指導と その評価の在り方について 2.幼稚園・小学校の連携をすす めるために 共著 幼稚園・保育所の保育者及び保護者を対象 に行ったアンケート調査を基に、それぞれ の立場に期待される役割と実際に行ってい る養育内容の現状、及び保育者と保護者の 意識のズレを明らかにし、基本的生活習慣 を身に付ける上で保育者がどのようにかか わったらよいかを明確にした。共著:中田 カヨ子、沿道良枝、寺田清見、松本純子 幼稚園・保育所・小学校との連携の実態に ついて全国 108 地域の教育委員会にアンケ ート調査を実施した結果をまとめ考察し た。共著:松本純子、中田カヨ子、安見克 夫、和田信行、寺田清美
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