2014年4月30日 各 位 東鉄工業株式会社 アナリスト・マスメディア向け現場見学会を開催 東鉄工業株式会社(本社:東京都新宿区、社長:小倉雅彦)は、現在、東日本旅客鉄道株式会社が進めてい る、首都直下地震に備えた一連の耐震補強工事の中でも特に代表的な案件である「御茶ノ水駅付近防災対策工 事」の現場見学会を下記の通り開催いたしましたので、お知らせいたします。 記 1. 工事概要 (1) 工事件名 「 御茶ノ水駅付近防災対策工事 」 (2) 工事場所 御茶ノ水駅付近の約 1.2km(昌平橋~水道橋間)の神田川に沿う中央線盛土部 (このうち御茶ノ水駅改良工事に併せて耐震補強を行う区間約 0.1 ㎞を除く) (3) 工 期 2013年7月~2016年度末(予定) (4) 発 注 者 東日本旅客鉄道株式会社 (5) 施 東鉄・鉄建・鹿島共同企業体 工 ①工事の特徴 神田川に沿う線路の盛土部に棒状補強アンカー工を設置し、盛土のり面ののり枠工や既存の構造 物と一体化することで、首都直下地震に備えた耐震対策を施工しています。 河川増水時の安全性を確保するために、川面に張り出した固定足場や油圧モーターにより上下 左右に動く「壁面自在移動足場」(通称:コゲラステーション)を開発・実用化し、河川増水 などの緊急時に対応できるようにしています。 施工区間の全域が線路に近接しているため、地盤の挙動を監視する計測装置を設置するなど安全 対策は万全を期しており、また、削孔時の汚水などが河川に流入しないよう配慮しながら施工を 進めております。 ②工事数量(今回着手している範囲) 棒状補強アンカー工:約 2,500 本 ③施工イメージ 2. 見学会概要 この現場見学会は、去る4月15日に広報・IR活動の一環として実施したもので、かねてより当社現 場見学のご希望をお寄せ頂いていたアナリストやマスメディア等22名の方がご参加され、当社が得意 とする鉄道専門技術を駆使しながら行っている、のり面にアンカーを打ちこむ盛土耐震補強工事の現場 の様子や、限られた施工条件下での仮設足場、安全対策への取り組みをご見学いただき、当社業務への ご理解を深めて頂きました。 見学会当日は、まず説明会場において、大規模な盛土耐震補強工事における施工のポイントや、列車 の運行、河川の流れや水質に影響を及ぼさない為の取り組みなど、様々な安全対策をご説明の後、浅草 橋からチャーターした船で神田川を上り下りしながら施工の現場を見学して頂きました。営業線と神田 川に挟まれた非常に狭隘で限られたスペースで施工を行うための様々な工夫や、徹底した安全対策をご 覧いただくなど、おかげさまで大変好評の内に見学会を終えることが出来ました。 当社では、 「情報発信の強化」を経営の重要テーマの一つとして掲げておりますが、これからも積極的 な情報開示など、広報・IR活動の継続的強化により、透明性の高い経営を目指してまいります。 3. 現場見学会風景 以上 <お問い合わせ先> ■東鉄工業株式会社 経営企画本部 広報・IR 部/新妻・松川・藤井 TEL:03-5369-7611
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