Training Manual_J - NES Health Japan

NES ProVision
Mind Screens
Training Manual
©NES Health Ltd.
January 2011
1
NES Provision Mind Screens: もくじ
1. はじめに
....................................................................................................................................... 2
1.1 「マインドとは何か?」
........................................................................................................ 2
2. マインド・スクリーンのオアーバービュー
3. メタフィジカル・ボディー
3.1 頭
................................................................................ 3
..........................................................................................................4
............................................................................................................................................. 5
3.2 胴体
....................................................................................................................................... 6
3.3 腕と手
.................................................................................................................................... 8
3.4 脚と脚
.................................................................................................................................... 9
3.5 骨盤
....................................................................................................................................... 10
3.6 背中
...................................................................................................................................... 11
3.7 その他
.................................................................................................................................... 12
4. ESR, ES-8 ,Liberator のインフォスーティカルについて ....................................................... 13
4.1 ESR ............................................................................................................................................. 13
4.2 ES-8 (Chill) ............................................................................................................................... 13
4.3 Liberator ................................................................................................................................... 14
5. コア・エモーション......................................................................................................................... 15
5.1 コア・エモーションリスト ...................................................................................................... 17
6. コア・ビリーフ ............................................................................................................................... 23
6.1 コア・ビリーフリスト ............................................................................................................. 24
7. ED (Energetic Driver) クリエイティブ・サイクル................................................................... 26
7.1 ED のクリエイティブ・サイクルリスト .................................................................................. 27
8. ショック・コンフリクト ................................................................................................................. 38
8.1 BS ホログラム (BSH) ............................................................................................................... 39
8.2 CB ホログラム (CH) ................................................................................................................. 43
8.3 CM ホログラム (CMH) ............................................................................................................ 44
8.4 CC ホログラム (CCH) .............................................................................................................. 46
9. エナジェティック・インテグレータ(EI) Emotions .................................................................... 50
9.1 エナジェティック・インテグレータの感情リスト ................................................................... 50
2
1. はじめに
このマニュアルはNES公認トレーニング、モデュール1-2用に作られています。これはProVisionのマイ
ンド・スクリーンを理解する上でのガイドとなり、このスクリーンの使い方と解釈の為の詳細につい
て説明します。
マインド・スクリーンはクライアントの健康と幸福に影響を与えるであろう精神的、感情的な要因で
ある内面的な問題をNESプラクティショナーが読み取れるように設計されています。これはNESのチ
ーフ研究者であるピーター・フレーザーによって物理的な身体の形態を管理をしているエネルギーと
情報の複雑なマトリックスであるヒューマン・ボディー・フィールドの一部として今回組み込まれま
した。ピーター・フレーザーとそのチームは思考と感情はエネルギーの小さなパッケージとなって不
調和な状態でHBFに存在していることを発見しました。
マインド・スクリーンの使用は資格をもったプラクティショナーとセラピストによってのみ解釈され
るべきです。NES社及びNES HEALTH JAPAN はそれが公認のプラクティショナーであろうがなかろ
うが、そして意図していようがしまいが、トレーニングを受けていようが、そしてそれがNESの内外
であろうが、その使い方に問題が起こった場合の一切の責任は持ちません。
1.1 マインドとは何か?
マインドは「気づき」を表現する私たちの一部分で、それは2つの基本的は見方ができます:
•
我々は日々の行動に依存する部分と、考え、知性、推論、信念、価値、記憶、条件付きの感情
といったものに影響されます。これはたいていの人々とって支配的な部分であり、行動と振舞
いを決定します。
•
2つ目は条件付きの感情が陰を潜めた時に現れます。この部分は、今を意識する、無条件の感
情、インナーガイド、精神的な繋がり、直観力、意志、創造力、集合意識と関連します。これ
は我々が誰であろうと無条件に受入れるこころの信頼の部分であり、内面的な愛の栄養分でも
あります。
NES理論によれば、マインドはヒューマン・ボディー・フィールドの見地からすると流動的なマトリ
ックスに存在します。流動的なマトリックスとは超伝導性で、体の結合組織から形作られる相互に連
結しているマトリックスのことです。
3
2.マインド・スクリーンのオーバービュー
このスクリーンはNESスキャンのマインドに関する概略です。
内容を補助するサブスクリーン(このスクリーンからアクセス可能)で以下の詳細を見る事ができま
す:コア・エモーション、コア・ビリーフ、ショック・コンフリクト、クリエイティブ・サイクル(ラ
イフ・ジャーニー)、EI(エナジェティック・インテグレーター)エモーション、メタフィジカルリンク
です。ここでは精神的、感情的な健康の主たる役割として機能する3つのインフォスーティカルー
ESR,ES8,Liberator—がその優先度として表示されます。
このスクリーンは6つの異なる背景が選べるようにデザインされています。スクリーンの右側のヘル
プファイルの下にあるボタンをクリックしてお好きな背景を選んで下さい。この機能はマインド・ス
クリーンのみで機能します。背景によって内容が変化する事はありません。
ProVisionでは最優先を表示するカラーを赤か紫かを選べる機能が追加されました。しかしこれもどち
らを選ぼうと、内容に何らかの変化を与える事はありません。
上記のサブスクリーンはボタンをクリックすると表示されます。たとえば「CE」は24つのコア・エ
モーションとそのスキャン結果とヘルブファイル(内容を説明する文章)が表示されます。
4
3. メタフィジカル・ボディー
このスクリーンは感情的/心理的な考慮と物理的な身体に共通の形而上学的な相関関係の概要を表し
ています。このスクリーンは一般的な情報を目的として使うもので、NESのオリジナルの研究結果を
表しているわけではありません。
こころと体の関係として形而上学的な伝統書は以下を参考としています:Louise Hay (You can heal
your life), Deb Shapiro (Your body speaks your mind), Lise Bourbeau (Your body's telling you: Love
yourself!), Thorwald Dethlefsen (The healing power of illness), Ken Dychtwald (Bodymind).
この情報はプラクティショナーとクライアントとの間でより踏み込んだ話合いを促進するために役立
つ事でしょう。例えば、もし胃の問題を持っているクライアントがいれば、胃と関連する形而上学的
な身体の概略を見せる事で、クライアントはそれが自分の状態とどう関連するかを考え勇気づけられ
るかもしれません。
形而上学的な身体の部分はスクリーンの上部の7つのアイコンによって表示されています:
•
頭部
•
胴部
•
手と腕
•
脚と足
•
骨盤
•
背中
•
一般
5
3.1 頭部
頭
「頭」における形而上学的な相関関係はこころと体の繋がりを表現すると言われてい
ます。
「頭」は気づきの中心であり、現実から離脱したい願望に関係する時に起こる問
題かもしれません。頭に起こる問題は感情と知性との隔たりが影響しており、自分が
感じている事と感じるべきと思っている事との頭と心の葛藤があるかもしれません。
髪
「髪」における形而上学的な相関関係は、安全を表現していると言われています。こ
の領域における問題はショックや精神的なトラウマと関係しています。経済的な安定
と関連する心配も関係しています。
耳
「耳」における形而上学的な相関関係は聞く能力を表現すると言われています。耳の
問題は自分が聞きたい事と実際に言われた事の解釈との間に起こる葛藤と関係するか
もしれません。これは子供だから、もしくは現在の人間関係において聞かされなかっ
たこと、もしくは他の選択肢に対してあまりに独断に決めつけがちになることや、そ
れに対して「耳を塞ぎたくなる」ことに関係しているかもしれません。
目
「目」における形而上学的な相関関係は「はっきりと見る」能力を表現すると言われ
ています。目の問題は特定な状況において起こっている事を「見る」ことへの拒否に
関係しています。視力の低下は苦しい環境や状況となる可能性のある毎日の生活が期
待から遠のく事への失望に関連しているかもしれません。
首
「首」における形而上学的な相関関係は柔軟性を表現すると言われています。
「首」は
頭と体に関連します。首のこりは肉体的な美学に対して、もしくは逆に肉体を犠牲に
して知性を過剰に強調することのどちらかに関連しているかもしれません。もし私た
ちが「首の痛み」を持った人を見つけたら、これは文字通りの方法の転換が起こって
いるかもしれません。
鼻/副鼻腔
「鼻 / 副鼻腔」における形而上学的な相関関係は抵抗感なく問題に対処する能力を表
現すると言われています。副鼻腔炎は特定の個人に対するいらだちや将来に対する恐
怖や、解決法を見つける為に古い考え方から自由になることが出来ないことに関係し
ています。鼻の障害は目にたまった涙と長期に渡る深い悲しみにも関連します。
顔
「顔」における形而上学的な相関関係は自分自身のアイデンティティーを表現すると
言われています。
「顔」の問題は「自信のある振りをする」もしくは「面目を失う」よ
うなことが原因で自己評価を低くしている感覚が長く続くことで、自分自身の本質を
否定した時に起こることがあります。顔へのダメージは自分のアイデンティティーを
変える必要があり、自分の本質を表現する事に関係しています。
喉
「喉」における形而上学的な相関関係は真実を話す能力を表現すると言われています。
喉の問題は自身の表現が十分に出来ないことと関連しています。押さえ込まれた独創
性は喉の問題と関連し、それを認識、表現されないことへの怒りとして現れます。
甲状腺
「甲状腺」における形而上学的な相関関係は自分自身の力を表現すると言われていま
す。甲状腺の問題は通常、甲状腺(機能)低下として現れた場合は、自分よりも他人
の必要なことに長年身を置いて来た、もしくは甲状腺亢進(症)として現れた場合は
人生を通して急いでそして一番早い方法で得る事の必要性の認識に関係しているかも
しれません。このような振る舞いをするタイプの人に原因の背景は自分に対する尊厳
と価値が低いと考えられます。
6
歯
「歯」における形而上学的な相関関係は自分自身と他人(歯は身体的にあなたの内部
に入る入り口を守っています)との境界を表現すると言われています。歯の問題は自
分と他人との個人的な境界の問題に関連し特に、母親又は母親の容姿に対して関係し
ています。夜中の歯ぎしりは怒りの感情に関連し、抑圧の結果として日常には気づか
ないストレスによく関係しています。
あご
「あご」における形而上学的な相関関係は自分自身の感情を表現する能力と言われて
います。
「あご」に関連する問題は人生は大変で楽しむよりむしろ我慢しなければなら
ないという見方を表現していると言われています。子供時代の問題として報復される
ことの恐怖により感情を出す事を抑える習慣、もしくは世話をしてくれている人から
学習した反応によって起こるかもしれません。
3.2 胴部
肺
「肺」における形而上学的な相関関係は与える事と与えられる事の能力を表現してい
ると言われています。このエリアに問題は人生を生きること、窒息することの不安、
もしくは十分生きる事への不安の結果として信頼の欠如に関連しているかもしれな
い。悲しみと落ち込みも肺に関連しています。
心臓
「心臓」における形而上学的な相関関係は感情の中心を表現し感情のバランスを支配
していると言われています。このエリアの問題は全ての負担を心臓に持って行き、深
刻になりすぎた為、長期に渡って感情の問題がある為に起こるかもしれません。この
問題は自分自身への愛の不足もしくは失恋が原因となる人間関係の問題があった時に
起こると言われています。首尾一貫して自分よりも他人を優先することはもう1つの
要因です。心臓は、自然な愛の表現ですがもしそれがロックされると反対に不信感、
恐怖、嫌悪の感情に変化するかもしれません。
胃
「胃」における形而上学的な相関関係は感情的、身体的の両方に必要なことを同化、
吸収する能力を表現していると言われています。問題は感情的成長の欠如もしくは、
感情的に必要なものにめぐりあえなかった場合に起こるかもしれません。胃の問題は、
全体を見ずに人生の細かい部分に捕われて継続的な心配や不安を抱えている時にも起
こりやすいと言われています。
結腸
「結腸」における形而上学的な相関関係は手放す能力を表現すると言われています。
この問題はすでに自分にとって必要のない人/所有物/古い考え方を持ち続けようと
する時に起こります。
小腸
「小腸」における形而上学的な相関関係は成長に必要なことの吸収と保持能力を表現
していると言われています。問題は小さい詳細に固執しすぎる事と人生で大切なこと
とそうでない事を区別する事が出来なくなることに関係しています。
乳房
「乳房」における形而上学的な相関関係は「養育」を表現していると言われています。
自分自身の面倒を見ることができない、子供をなくした事などが関係しているかもし
れません。「乳房」は女性性と性的魅力のシンボルでもあります。:これらの本質に自
信がもてない感覚がある時このような問題がおこるかもしれません。深い怒りや憤慨
が乳房に存在しているかもしれません。
膀胱
「膀胱」における形而上学的な相関関係は「広がり」と「適応」を表現すると言われ
ています。この問題は新しい環境に適応できない、行動することへの恐怖、古い考え
7
や習慣を手放す事に対する不安に関係しているかもしれません。
腹部
「腹部」における形而上学的な相関関係は私たちの内部の強さを表す体の中心を表現
していると言われています。腹筋が弱いことは、パワー不足と自分の尊厳の欠如に関
係し、腹筋が堅く痛い場合は自分と他者への過剰な防護に関係していると言われてい
ます。
肝臓
「肝臓」における形而上学的な相関関係は健康で幸せな人生と毒素のない体の維持を
表現していると言われています。伝統的な中医学における「肝臓」は過度もしくは抑
圧された怒り、憤怒、憤慨、不満、いらだち等と関連していると言われています。こ
れらの感情は落ち込みや恨みとなって現れるよりむしろ肝臓に蓄積すると考えられて
います。
膵臓
「膵臓」における形而上学的な相関関係は人生の甘美さを味わう能力を表現している
と言われています。膵臓は身体の血糖のバランスを調整し維持することに関係してい
ます。そしてこの臓器に問題がある場合は、人やその状況の暗い部分にのみ過剰にフ
ォーカスしている事に関係しているかもしれません。
腎臓
「腎臓」における形而上学的な相関関係は私たちの人生のバランスを表現していると
言われています。この問題は男性性と女性性の特性におけるバランスの欠如と関係し
ており、個人的な人間関係のバランスの欠如にも関係しています。このバランスの欠
如の主たる要因は失う事、離別などの恐怖と考えられます。
副腎
「副腎」における形而上学的な相関関係は私たちの人生に起こる全てに対してうまく
やって行く能力を表現していると言われています。
「副腎」に関する問題は疲れきって
いる、もしくは物理的、精神的なエネルギーの蓄えを使い切ってしまったことに関係
します。それは敗北主義的になっていたり、そして私たちの供給能力を疑っているか
もしれません。
胆嚢
「胆嚢」における形而上学的な相関関係は勇気と決断する能力を表現すると言われて
います。このエリアの問題は恨みと不機嫌さを示唆しており、この根底にある原因は
自分が愛しているものからの引き離される恐怖もしくは、自分から何か取られてしま
う恐怖かもしれません。
脾臓
「脾臓」における形而上学的な相関関係は明晰さ表現していると言われています。脾
臓の機能の一つは血液を濾過することです:この臓器の問題はゆえに、精神的な明晰
さに関連し、過度な心配と固執した考えは脾臓の歪みとリンクしているとも考えられ
ています。
胸腺
「胸腺」における形而上学的な相関関係は自分の感覚を表現していると言われていま
す。胸腺は心臓と心臓のチャクラとリンクしています:ですからこの部分の歪みは愛
の欠如と深い悲しみと関係しているかもしれません。
胸
「胸」における形而上学的な相関関係は自分の外的なイメージを表現すると言われて
います。家庭や職場でメンツを失ったり、自分の性格が問題視された感覚は、胸の問
題と関連しています。
「胸」の痛みは抱きしめること、又は家族や友人から抱きしめら
れることへの満たされない願望にも関係しているかもしれない。
横隔膜
「横隔膜」における形而上学的な相関関係はからだの上部と下部を繋いでおり、崇高
さと性的なエネルギーのリンクを表現すると言われています。この問題は私たちの根
本である衝動と本能を否定しようとする時に起こります。
8
3.3 腕と手
腕
「腕」における形而上学的な相関関係は人生を受け入れる能力を表すと言われています。
「腕」における問題は、受け入れるべき状況にあるのに、自身の能力に対しての信頼の
欠如によってそうするのやめていることに関係するかもしれません。
「腕」は心臓に関連
しており、それは「腕」における問題が感情的なブロックや、愛情を与えるもしくは受
けとることができないと思い込んでいることに関係するかもしれません。
手
「手」における形而上学的相関関係は他者との触れ合う能力を表現していると言われて
います。
「手」に関する問題は通常他者や特定の人に対する感受性に関係しています。そ
こには、触れたい、触れられたいというあこがれのようなものがあるかもしれません。
これは過去の経験から来る拒否されることへの恐れに関係しているかもしれません。逆
に言えば「手」の問題は一人になることへの恐怖の為、誰かを強く抱きしめたいという
衝動にも関係しているかもしれません。もしこの問題が仕事の障害となっている場合、
その特定の仕事を遂行しない事で何を得るだろかについて考える必要があるでしょう。
指
「指」における形而上学的な相関関係は「機敏さ」を表現していると言われています。
「指」に関する問題は肉体的そして精神的な部分において自分の機敏さ、器用さをなく
すことや且つて出来ていた事が出来なくなったということに関係しているかもしれませ
ん。
「指」は細かい内容についての表現でもありこのエリアにおける問題は、些細な事へ
の強迫観念や物事を誇大に見すぎて、やる気が失せていることにも関連しているかもし
れません。
肩
「肩」における形而上学的な相関関係は、喜んで責任を負う能力を表すと言われていま
す。
「肩」における問題は過度の負担と途方に暮れるといった感覚に関連します。私たち
は好んではしたくないことをする時やしなければならない事があまりに多すぎると感じ
た時、その緊張が肩への負担となって現れます。肩の痛みは自分が持つ必要がある責任
に対しての憤りと正しい方法に行動することへのプレッシャーを表現しています。
肘
「肘」における形而上学的な相関関係は動きを表現していると言われています。
「肘」の問題は他者に対してエネルギーを使いすぎているか(文字通り他人を追い出す
ために肘鉄をする)他者に対処するために、身動きできない状態を表現しています。
手首
「手首」における形而上学的な相関関係は行動を表現していると言われています。手首
のひどい問題を持っている人は自分がしていることや自分にされている事に対する深い
葛藤を表現しています。軽い問題に関しては、現在自分が関わっている活動に対する抵
抗と関係しているかもしれません。
爪
「爪」における形而上学的な相関関係は「防護」として表現されると言われています。
爪を噛む癖は過剰に緊張している時や自己嫌悪と不安感に関連していると言われていま
す。これは通常両親に対する根深い恨み感情があり、なぜなら多分子供として保護され
ていないと感じているのかもしれません。指とつま先の爪におけるその他の問題は、将
来の事を考えすぎて、現在守るべきものに何が必要かについて注意を向けていないのか
もしれません。
9
3.4 脚と足
脚
「脚」における形而上学的な相関関係は人生を前進させる能力を表現すると言われてい
(足首から上)
ます。足に関係する問題は今後起こる事に対する恐怖やここに居て動きたくない、もし
くは目の前の問題に向き合いたくない事に関連しているかもしれません。
膝
「膝」における形而上学的な相関関係は「プライド」を表現していると言われています。
堅く固まった膝は頑固で強情なことに関係しています。弱く不安定な膝は自己評価の低
さや達成する事へのプライドの欠如と関係していると言われています。
足
「足」における形而上学的な相関関係は「グランディング」を表現すると言われていま
(足首から下)
す。私たちがグランディングしており、自分自身が確かである時は、自信を持って前進
することができます。自由に動く事を妨げる問題は嫌々前進しているか、今居る所から
動きたくない又は、自分の前進の過程を誰か又は何かが妨害していることに関係します。
足首
足首に関する形而上学的な関係は「サポート」を意味します。足首は内側のサポートシ
ステム(自分の指針や信念)を表現しています:この問題は、サポートシステムが人や
宗教、信念等どれであろうと崩れてしまう、無くなってしまうと感じた時に起こります。
足首を折ったり、怪我をするということは、確かな方向へ進すもうとすることへの深い
抵抗にも関係しているかもしれません。
かかと
「かかと」における形而上学的な相関関係は自発的に前進する能力を表現すると言われ
ています。かかとの痛みはゴールに向かって動きたいが、自分にそれが出来る能力を信
じる事ができないことに関係しているかもしれません。ひどいかかとの問題は自分より
強力で重要であることがわかっている他者に対して立ち上がることが出来ないことに関
係しています。
ふともも
「ふともも」における形而上学的な相関関係は「開放性」を表現すると言われています。
「ふともも」は骨盤のエリアと繋がっているのでセクシュアリティーに関係しています。
ふとももの問題は肉体関係(愛情関係)の問題ー幼少期のしつけから生じているーに関
係しているかもしれません。筋肉の痛みは本質的な性的な欲求を表現することへの抵抗
感かもしれません。ふとももが過剰に太る事は肉体関係の防御を意味します。
つま先
「つま先」における形而上学的な相関関係は人生における些細な問題に気づく事表現す
ると言われています。つま先の怪我は自分の周りに起こっていることを無視して突き進
もうとする欲求に関連します。 腱膜瘤(足の親指内側にできるはれもの)や魚の目は自
分の面倒を見る能力がないと感じて自分に対する責任がとれないことに関係しているか
もしれません。
10
3.5 骨盤
男性生殖器
「男性生殖器」における形而上学的な相関関係は男性性の原則を表現すると言われてい
ます。男性の役割は伝統的に、支配的でパワフルであることが必要です。男性は勇敢で
ある事を教えられ、弱さに関係する感情は隠すように教育されてきました。このような
理由から、自分が感じた事と、男性的なイメージを維持する必要性との葛藤が起こった
時、生殖器に問題が起こるかもしれません。この問題はより女性的と言われて来た「同
情」「養育」「自分の感覚の表現」等の認識を自分の中に見つける事が「強さ」に繋がる
事に気づく助けとなるでしょう。
女性生殖器
「女性生殖器」における形而上学的な相関関係は女性性の原則を表現すると言われてい
ます。母として、キャリアウーマンとして、愛人として、主婦としてという様々な違っ
た役割をうまくこなすことへの女性としてのプレッシャーのため、期待に応えられない
と感じたときに起こる葛藤です。これは子供を持つ事、持たない事にまつわる決断や、
仕事を取りキャリアを続けるか、家で主婦となるかの決断についての罪悪感に関係して
います。これらの問題は通常エゴが原因であるので、自然の流れに任せることや人生に
起こるがままに任せることが助けとなるかもしれません。
前立腺
「前立腺」における形而上学的な相関関係は男性としての価値を表現すると言われてい
ます。この腺の問題は通常50歳以上の男性に見られ、加齢による自分の存在価値への疑
問と関連していると言われています。これは筋肉や強さの衰えを感じ男らしさの衰えへ
の恐怖に関係していると言われています。
骨盤
「骨盤」における形而上学的な相関関係は人生のバランスと安定を表現すると言われて
います。
「骨盤」は私たちの思考と方向性ー上部からその方向性を設定し下部から推進す
るーにリンクしています。人生でしたいことと行動することを阻害している精神的な障
害の葛藤と関連していると言われています。
「骨盤」は両親との関係性を表現していると
も言われており、私たちがこのエリアの問題を経験するのは、両親から独立する時、両
親との関係性に変化が起こる時、両親が且つて私たちがそうだったように私たちを頼る
様になった時に起こるかもしれません。
腰
「腰」における形而上学的な相関関係は人生の決断を表現すると言われています。腰の
問題は次の行動の決断が出来ない、又は間違う事の懸念によって決断できないことに関
係します。慢性的なひどい痛みは敗北主義的な考えと自分への疑いで動けなくなること
を表現しています。
卵巣
「卵巣」における形而上学的な相関関係は人生の源泉と独創性を表現すると言われてい
ます。このエリアの問題は、通常子供を持つ事への葛藤に関連すると言われています。
女性である事が弱い事であるという根深い考え又は女性であるがゆえに、創造の能力を
過小評価しているかもしれません。女性にとって自分の個性の中に女性性と男性性の両
方に価値あることを認識することはとても大切なことです。
子宮
「子宮」における形而上学的な相関関係は創造と新しい生活へ踏み出すことを表現する
と言われています。この問題は子供を妊娠するという直接的なことに関係している場合
と、創造的なプロジェクトの構築に関連しているかもしれません。この世に子供を生み
おとす、又は以前に子供の養育することに失敗した罪悪感に関係する感情的な障害、又
は自分が愛する事の為に十分に養育できる環境を整えれないことへの恐怖は、子宮の身
体的な問題に関連するかもしれません。
11
3.6 背中
背中
「背中」における形而上学的な相関関係は「サポート」を表現していると言われていま
す。ひどい背中の痛みは社会的なサポートの欠如と他者の助け無しに全てを自分でしな
ければならないと感じている事に関係しています。背中の痛みを良く感じる人は頼る事
のできない人間関係や家や仕事において、うまくしないといけないという非常に強いプ
レッシャーを感じていることに関連しています。
頸椎
「頸椎」における形而上学的な相関関係は「愛される」ことを表現していると言われて
います。この問題は恋愛関連か両親との関係性において愛されていないと感じているこ
とに関連しています。首周りに関係する問題は、他者に愛を表現するために何かをする
事を避けることにも関係しており、自分が与えた愛の痛みが返される事を避けようとし
ていることにも関係しています。
胸椎
「胸椎」における形而上学的な相関関係は「罪悪感」に対処する能力に関係していると
言われています。このエリアの問題は他人に「背中を向ける」又は人間関係の中で当然
すべきサポートをしなかった事への罪悪感に関係しています。これは期待をもって生活
する事への抑圧された不適応の感覚を持っているために起こるので、何かに挑戦するこ
とができなくなることにも関係しています。
腰椎
「腰椎」における形而上学的な相関関係は生活における裕福さの感覚を表現しています。
経済的な心配はよく背中の下部から腰のエリアに変化を起こします。この問題は自分が
経済的な責任を持つ能力がないという感覚が浮上した時かもしれません。これは自信の
欠如にも関係しています。
尾骨
「尾骨」における形而上学的な相関関係は「根本的な必要性」を表現していると言われ
ています。この周辺の問題は自分に必要な世話の為に他者を必要とする意思を持った時
に浮上してきます。ほかの誰かに自分の生活を見てもらい「のんびり過ごす」ことに対
して、潜在意識的に罪の意識を感じるのかもしれません。この問題は自分自身の能力に
対しての信頼の欠如のために起こるかもしれません。
脊椎
「脊椎」における形而上学的な相関関係は「適応性」をに関係すると言われています。
この問題は外的な状況に対処できないと感じ、自分の考えが揺さぶられ、そして順応し
ても、その問題に関する解決策を見いだすことができない時に起こるかもしれません。
困難に対処できないために自分の信頼を失った時、私たちは自分の方法でそれに対処し
ようします。その為変化を拒否するか、その変化した状況にあった自分なりの行動に調
整しようとします。
12
3.7 その他
身体の左側
身体の左側のにおける形而上学的な相関関係は女性性に関係する部分を表すと言われて
います。
女性らしい特質は通常創造力、感情と感受性に結び付けられます。左側の問題はこの独
創的な本質との接続の欠如のために単調で、そして想像力に乏しくなっていることを示
すかもしれません。それは、計画的に物事を進めることに捕われすぎていたり、どのよ
うであるべきかという自分の観念が強い傾向がある為、このバランスを取る事で新しい
考えと新しい方法を受容しようとすることを助けます。
身体の右側
「身体の右側」における形而上学的な相関関係は男性性を表現すると言われています。
男性的な考え方は通常強さ(個性の強さと肉体的な強さ両方)、パワー、経済力などに関
係しています。体の右側の問題は強さと勇気の欠如を感じたり、精神的に必要なものに
出合えないことに関係するかもしれません。
皮膚
「皮膚」における形而上学的な相関関係は「防護」を表現していると言われています。
「皮膚」は環境に対するバリアであり、皮膚の障害は自分と他者の間にバリアを作ろう
としていることに関係し、それは接触や親密な関係になることを避ける方法を考えるこ
とに関係しているかもしれません。皮膚の障害が身体のどの部分に起こっているかを考
える事も有益なことかもしれません。
血液
「血液」における形而上学的な相関関係は「喜び」を表現していると言われています。
血液に関連する問題は悲観的や無感覚になることで、
「喜び」を見つけることができなく
なったことに関係するかもしれません。平静で落ち着いたように見せようとする為に人
は自分の感情を抑える時、肯定的な感情の流れが阻害され、喜びや情熱の経験が出来な
くなります。
循環
「循環」における形而上学的な相関関係は「流れにまかせる」と「人生を楽しむ」能力
を表現すると言われています。
「循環」の問題は人生を深刻に考える過ぎる事と時間と自
由そして自分自身に楽しむ事を許さないことに関係しています。
リンパ節
「リンパ節」における形而上学的な相関関係は自分自身を防護する能力を表現すると言
われています。
「リンパ節」は血中の毒素物質からの攻撃を防ぐ免疫システムの能力に関
係しているので、これに関係する問題はネガティブな考えや信念を除去することが困難
な状態であることに関係します。リンパ節の腫れは自分が気づく必要のあるネガティブ
な考え癖とその除去に関係すると考えられます。
13
4. The ESR, ES-8, Liberator インフォスーティカル
この3つのインフォスーティカルは過去の経験から起こる感情的な障害を含む、ストレスや機能不全
的な感情パターンに働きかけるには、とても重要なインフォスーティカルです。
4.1 ESR
エモーション・ストレス・リリーバー
エモーション・ストレス・リリーバー(ESR)インフォスーティカルは日々のストレスを和らげるこ
とに役立ちます。ストレスは受け取った情報が正しい行程でのパターンで処理されない時に起こりま
す。ESRは大脳髄質に伝達するデータを迅速に処理することを助け、これにより問題のある箇所を正
しいパターンとして解決します。ESRはプロトコルで起こる感情的な好転反応や、ヒーリングプロセ
スの間に起こりやすい落ち込み等を支援するために使われます。
人がストレスを受けると、思考能力に意識が捕われるため食物の吸収力が混乱します。この理由によ
りESRは栄養吸収にも役に立つと言われています。ESRは1日に何度でも摂取可能ですが、1回の摂
取量は最高で9滴までです。
4.2 ES-8 (Chill)
感情はボディー・システム内で情報のネットワークを形成します。継続的に再生される強い感情(感
情的なテープループ)は身体の構造に転写されます。これらの転写された感情は身体を消耗させてい
き、多くの深刻な病気や不眠症を引き起こす大きな要因となる可能性があります。脳の感情の部分は
きわめてゆっくりと活動し単純なプロセスの中断を起こし、そのデータを新構築したフィールドに移
動させます。
ES8のインフォスーティカルは過剰な感情の反応やテープループによる感情的そして感覚的なデータ
の背景にあるプロセスに関係する大脳皮質をサポートすることによって精神的な安定を持つ様にデザ
14
インされています。ES8は継続的なストレスにより混乱した状態を助けることにも役立ちます。ES8
は特に感情的に生きていこうとする能力に有効に働き、望ましい精神的状態—こころの平穏、幸福、
オープンさ、問題解決能力、物理的な酷使によるオーバーワークと感情ストレス後のリラクゼーショ
ンーに相互作用します。
これは鎮静剤ではありませんので、ES8はリラックスが必要な時はいつでも取る事が出来ます。夜に
取る事は、考えすぎて眠れない人にとってはとても有効です。高い感情ストレスが感知されている場
合はより多くの滴数が必要ですが、最高で28滴です。
4.3 Liberator リバレーター
この名前は「過去からの囚われからの開放」を意味しています。リバレーター・インフォスーティカ
ルは、脳幹(BSH)、小脳(CBH)、大脳髄質(CMH)、大脳皮質(CCH)に関係する全ての感情にマッチン
グし、これらのエリアのエネルギー障害を取ります。そして感情がボディー・フィールド内で正しい
方向に流れるようにする事を助けます。
リバレーターはフィールドの配列の歪みや非共鳴が起こっている中枢神経システム、潜在意識のマト
リックス、心臓の間を流れる情報の再構築には、非常に重要な機能を持っています。
リバレーターはソース・エネルギーが慢性的に取り込めない、もしくは病気のパターンとしての変化
になりうる特定の場所へソース・エネルギーが送り込めないために、HBFが壊れている部分を修復す
るようにデザインされています。
このインフォスーティカルは強力ですので最初は最小限の滴数でのみ使用して下さい。最初の2週間
は最大でも6滴。ESRはリバレーターを摂取した時の過剰な感情的反応を緩和するのに使う事が出来
ます。精神的に不安定な方への処方は非常に注意するべきです。
15
5. コア・エモーション
マインドスクリーンは24のコア・エモーションで表現されます。それはスキャン時のコア・エモーシ
ョンとしてフォーカスする必要のある部分が表示されます。紫(または赤、自分が設定したカラーに
よって異なります)は最優先項目として表示されます。
感情は我々がどのように感じるかという、人間の経験の不可欠な部分です。それらは本質であり、世
界の中で「我々がどうあるべきか」の最も重要なメッセージです。感情は深い信念と思考に関連づけ
られます。
感情は2つの異なったグループに分けられます:
*これらは信頼と受容を基本とした本質に関連する感情:高揚、肯定的、バランスの取れた、センタ
リング、調和
*恐怖が基本となる本質に関連する感情:重苦しい、不穏、否定的、バランスの取れていない、セン
タリングできない、非調和
全ての感情は目的を持っています;非調和そして調和の経験の両方が自然な事です。感情は自然に流
れますーそれは、浮上し、集結し、表現されその後、消えていきます。これは通常数秒∼数分間起こ
ります。
16
感情的な問題が起こるのは以下の様な場合でです:
* 抑圧ー表現することを決してしない
* 拒否ーその存在を認めない
* 虚偽ー明確な方向を感じているはずの自分を欺くこと
* 優位ー全ての他の感覚を妨げ支配すること
* 支配ー手放せずに感情的に持ち続けようとすること
* 投影ー自分の感情のために他者に責任を取らせること
調和し向上的な感情は私たちの本質と精神のコアな部分から起こり、この部分は「今」に存在し、思
考と知性の背後に存在します。これらの感情は私たちの中ー私たちの肉体の全ての細胞ーに喜びと愛
の自然な無条件の表現です。不調和な感覚とは思考、信念、価値感、記憶、プログラムされた行動の
存在、感情の混乱を誘発するこころの表面的なレベルから起こります。こころのこの部分は現在より
もむしろ過去と未来に意識が向いています。
全ての感情はギフトです:調和した感情は、生きていること、繋がり、開放、生きている喜びの感覚
です。非調和は小さい子供のように聞かされ、養育され、愛される必要のある部分についてのメッセ
ージであり、自分を輝かし、変容することを受容することで真実の喜びを経験します。
乱暴で、重苦しい、バランスを欠いた感情を認識する事で、その発生の原因を考察し、なぜこのよう
な方法で行動するのか、そして苦しみの本質を理解できます。
感覚と体験している感情に耳を傾ける事で私たちが誰であるかの理解を深めます。体験した感情はそ
れ自身を経験しているのです。人は良く感情(肯定的、否定的)を抑えます。なぜなら自分自身を見
たくない、又は明らかな感覚を体験するべきではないと信じているからです。私たちは自分がどう感
じているかについて唯一責任があります。しかし自分の感覚で非難したり他者を支配しようとするこ
とは人間の宿命です。自分の感覚に責任を持つという事は自分自身の向上に強力なステップになりま
す。
完全に調和した感情は真実の喜び、満足、愛の経験に導く決断をガイドしてくれる内なる分別のある
声を聞く能力を与えます。騒々しい、暴力的な感情は本来の分別と直観力の声をかき消します。
NESの研究により、HBFに伝達される情報において心臓の部分は、優位な感情に大きく影響を受ける
ことがわかりました。非調和の感情は情報の自由な流れを制限しますが、調和の感情は情報の流れを
活性化します。また非調和な感情は必要以上にエネルギーを活性化するのに対して調和の感情はエネ
ルギーを再構成します。
TFT、EFT、マトリックスリインプリンティング(MR)、NLP、ヒプノセラピーの様なテクニックを使
う事は、感情の混乱を軽減し、感情のバランスを向上させ、感情の反応のプロセスをよりうまく調和
させることができるようです。
17
5.1 コア・エモーション
LOVE:愛
「愛」とは皆の中に存在する無条件に受入れることです。それは自分自身、他者、自然と相互に繋が
ると共に穏やかで、落ち着いた、柔らかな、喜びとしての表現です。
「愛」は自分と他者とのワンネス
を表現する明確な「力」です。「愛」とは他者を支配する必要を放棄することです。
「愛」は強力な変容への資産です。それは不調和を調和に、怒りを平和に、恐怖を信頼に、不安を安
心に優しく、しかし強力に変化させます。
愛を与え、受入れることは自然で上昇向きの変化ですが、人は愛を何かに変換させる時、しばし条件
をつけます。
「愛」に厳しい条件(信念)をつけている事への気づくことは、愛を経験し、あなたの人
生に愛を受入れる為にはとても大切なステップです。
Compassion:同情
「同情」とは直感的な気づきや、他者や自分、状況を理解することに関係します。また誰であろうと
無欲で受容し、他者の振る舞いや行動によって人を判断せずに、彼らが持つもっと深い部分を認識す
ることに関係します。
「同情」とは、その状況においての彼らの持っている認識と能力において最善を
尽くしている事を認める事でもあります。彼らは、与えられた人生のレッスンを通して状況に対応す
る事を学んでいるのです。
「同情」は自負、プライドやエゴ、そして他人に感情導入すること(他人の問題に足を突っ込まない)
から脱却することです:他人の中にある真実を見つけ、彼らの全てを認めることです。
「同情」とは結
局自分自身への同情、自分への配慮、自分への価値や時間に関係するのです。
Joy:喜び
「喜び」とは幸福、自由、満足感の強い感覚です。これは内側の平和、制限なく与えたり、受け取っ
たりできる能力、自分と他者に感謝することから得る事が出来ます。これは感謝または同情深い状態
であり、深い自分自身と繋がる感覚です。
「喜び」とは健康であるという深い感覚で今を感じることに関連します。
「深い喜び」は自分の本質と愛すること事を実行する事とが一致した人生の方向性を持つ事に関連し
ています。これはあなたの中の美しさを見ることで起こります。
Peace:平和
平和とは苦悩、ストレス、感情的落ち込みから自由になり、調和するということです。
深いこころの平穏は開放的なこころから起こります。それは、あなたの周りの世界で起こる出来事に
感情的に左右されません。あなたが誰であるかの明確な理解をもつことはあなたの感覚に影響される
18
ことなく、物事をあるがままにしておくことです:他人と自分を許す事、そして世界中に向かってそ
の平和の意識を発信することです。発信された平和は恐怖、自己批判、奮い立たせるといった感覚を
開放します。
Trust:信頼
信頼とは自分の人生に何が必要でいつ必要であるかという事を確信することで、あなたが直面してい
る状況に向き合う事ができるようになることです。信頼は恐怖や疑いを手放し、自分の短所を認める
事です。直感と深い知恵に基づく信頼は自分への信頼を高める重要なステップです。
人生において達成感を持つ事は意志とゴール設定に関係しています。信頼とは、あなたの欲しいもの
を得るために力ずくで何かを起したり、がむしゃらに設定したゴールに突き進むことではなく、変化
を起こせる事を信頼することです。これは全ての小さな詳細まで計画通りに進めようとすることを手
放し、他者の支援を信用することも含みます。ゴールに固執する事を手放し、今何が起こっているの
か意識することです。
あなたがいつ信頼を持ち、いつそれを許さないかという隠された条件と信念に気付くことによって、
あなたの信頼感を増やしてください。あなたが誰か又他者が誰であっても受入れる事は内側での信頼
を経験する為にはとても大切です。
Acceptance:受容
何かや誰かの為に他人、状況、物、自分自身を受入れることは、ストレスを軽減するパワフルな方法
です。人生に起こる事を受容することは、私たちを幸福と喜びに到達させることに役立ちます。
人生における出来事を受容できないと「拒絶」が起こり、拒否は変化を抑制します。
起こった現実を受入れる事は、その状況に留まならなければならないという意味ではなく、そのダイ
ナミックな変化の過程を受入れるということです。それがが何のために起こっているかを受入れるこ
とは肯定的な変化を早め、自由の感覚を拡大します。
受容出来ているかの判断の一つとしては、自分に起きる全ての事を気にせず、平常でいられるかです。
全ての人は広い意味では似た様な感情的な体験を経験して来ています。状況は違っても、感情的な反
応の共通したセットがあります。普通に人生の経験を受容する事は、人生を受入れ、ストレスを開放
することに繋がります。
Contentment:満足感
満足感とはある状況での幸福、平和的満足と安心感の体験です。それは自分が持っているものと自分
の望みに従うことを受入れるこころの事です。また全ては変化し、一時として永遠はないことを受入
れることでもあります。
19
人生の満足感とは自分自身を明確に理解することとエゴを手放し、受容、感謝、信頼に関連します。
「満足感」を得る方法は欲しいものの為に戦う事だけではなく、その逆の方法も沢山あるのです。
Humility:謙虚
謙虚とは慎ましさの質です。
:慎み深い、高慢、傲慢でない、エゴからではなくこころから湧き出る自
己表現です。「謙虚さ」とは全ての人全てのものが同様に重要であることに気づくことです。:喜んで
傾聴すること、自分が全てを知っているわけではないことを受入れて、オープンになることです。
あなたが自分自身について容認する時のみ「謙虚さ」を表現することができるでしょう。これはあな
たがもつ信用、信頼、信念に関係し、他人を落ち込ませたり、拒否したり、他人の感情を傷付けたり
しないことです。同様に自分自身を落込ませたり、拒否、傷つけたりしないことでもあります。
「謙虚さ」とは全てが繋がっている経験で、あなたの評価によって他人を判断したり、評価、拒否し
たり、自分自身を判断、拒否することへの気づきです。
Appreciation:感謝
「感謝」とは、義理や見返りのない享受に対する感謝の感覚です。感謝は判断、心配、疑いから脱却
させてくれます。そしてあなたをより人生の楽しみに導いてくれます。
こころを開いて感謝を表現することは、あなたが必要と考えている以上を受け取ることでこれは物質
的なものだけとは限りません。しかし全てはあなたに与えられたギフトです。それがなんであれ、感
謝し、感謝を増幅するため祝福しましょう。人は感謝して受け取れる人に与えたいと思うものです。
日々あなたが受け取っている、水、空気、食べ物、暖かさ、あなた自身の肉体などに感謝し気づくこ
とは、それらがただそこにあることへの喜びと人生への気づきをより増幅させるでしょう。他人を支
援する良い方法を探したり、気づきを得る事は、自分自身の中にある良さに気づき感謝することです。
Empowerment:(能力などの)向上と行使
知識と意欲をベースに自信をもって選択することを可能にします。スキルや知識を積む事で人生の障
害を克服し、自分の成長に自信をもつことができます。
「能力の向上」とは下記のような能力です:
* 個人的、集団的な状況において決断する能力
* 選択肢を広い範囲で(Yes/Noとか、これかあれとかではなく)考える事ができる能力
* 集団の決定を行使できる力を持つ能力
* 変化を起す可能性につてい肯定的な考えを持てること
* 個人、集団の状況において進歩させる為の学びとスキルの能力
* 成長へのプロセスと終わりのない変化、向上心への情熱
* 肯定的な自己イメージを向上させ、低いイメージの克服
20
Meaningfulness:意義のある
これは毎日の行動への意味と目的の感覚を持つことです。意義のある行動とはしたい事をし、したい
事を書き、あなたがフィットする方法で、それ自体に満足する感覚です。
「意義のある感覚」とは、人
生の目的を与え、自分自身の船が船長になって自分の本質を表現し、自由意志であなたのする事への
全目的を選ぶことです。
あなたがすることの背後の意味とはしばし、あなたが実際にしている事より重要なことがあります。
強い意志をもった行動は最大の力を持っています。
あなたの人生に意義を持つことは満足感、幸福、威力、喜び、平和の体験に導きます。これは深い自
分自身、他者、自然、社会との繋がりに導きます。
Secure:安心感
落ち着きある、バランスのとれた、安定した状態は安心感につながります。安心感はこころと感情に
非常に影響し、重要な判断を決めたり、何か行動を起す前にじっくり判断する余裕を持たせてくれま
す。安心とは恐怖や疑いを持つ事なく自分の弱さを示し自分に自信を持つ事に関連します。
あなたの安心感を決めるのは、どのくらい他人によって影響されているかに気づく事です。他人が感
情的になったり、何かしたり言われたりしても、バランスと安心の感覚を失わないことです。
安心感とは成長と変化に向き合う事ができ、他人に評価されることや、変化への恐怖で動けなくなら
ない事です。
Regret, Sorrow: 後悔
「後悔」とは過去の行動や振る舞いに対する良心の呵責と悲しみです。
「後悔」とは、するべきではな
かった行動の後に感じる、悲しみ、羞恥、苦悩、落ち込み、いらだちと罪悪感等のことです。「後悔」
とは後悔から起こる深い感情としての罪悪感が顕著に現れます。
「後悔」はそうすると決めた事に対する行動に対して起こる嫌悪感だけではなく、もっと重要なのは、
何もしなかった事への後悔を表現しています。多くの人たちが、過去の状況においてしておくべき事
があったことに気づいています。
Blame
非難
非難とは結果に対する責任を他人や自分の行動のせいと判断することです。非難とは個人またはグル
ープが社会的、道徳的に無責任な行いに対して否定的にとらえ、とがめたり、責任を取らせたりする
行為です。賞賛の反対の感情です。
非難することは、自分が優位(誤って)に立つために他者を下位におこうとする行為です。
21
非難する事が習慣化したり、過剰になる時は、起こった事や変化に対して責任をとらないことに関係
するかもしれません。非難とは外側の出来事はの内側の反応です。特に私たちは、それらがもし過去
の事である場合、その出来事を変える事はできません。しかし私たちはそれらに対しての反応を変え
る責任を持つ事ができます。許容がこの事を成す為の大きな力となるでしょう。
Worry:心配
心配とは通常個人的な問題に対する現実もしくは想像についての不安や懸念として経験されます。
ほとんどの人は何の問題もないのに寿命が短くなることを心配しています:実際、もし心配がないこ
とを保証してあげたら、心配が和らぎ肯定的な影響が起こるかもしれません。この心配が慢性的、週
間的になるとこれは問題となることもあります。
Grief:深い悲しみ
「深い悲しみ」とは特に絆があった誰かもしくは何かを亡くしてしまったことへの多面的な反応です。
この喪失とは仕事、ペット、地位、安心感、秩序、資産、愛したものへの喪失にも繋がります。
「深い悲しみ」を感じる人は通常、以下の様な順序で予測可能な反応が起こります:拒否、怒り、失
望(希望がもてない)、落ち込み、受容は広い意味での受容の継続です。
Envy:羨む
「羨む」とは他人の優秀な能力、成功、所有物を自分が持っていない時、それを欲するか他人にそれ
が無くなる事を望む感情のことです。
「羨む」とは、交際関係や交友関係、地位などの価値あるものを無くしてしまう予感から起こる不安、
恐怖、心配の感覚を含みます。
「羨む」とは怒り、悲しみ、嫌悪感のような感情が関係する事もありま
す。
Abandonment:放棄
「放棄(拒否)」には2つの見方があります:自分が放棄/拒否された場合と何かを自分が放棄/拒否し
た場合です。
* 「放棄された」とは、個人的な関係や社会的な状況から疎外されたか拒否された意識です。
「放棄
された」とは能動的な過程(いじめ、からかい、嘲笑)として経験される場合や、受動的(無
視される)な場合があります。
* 「放棄」とは、自らが積極的に関わって来た何かを撤回したり、遂行できなかったが気になって
いること等です。
22
Resentment:憤り
「憤り」とは現実、非現実の間違ったことをした結果としての感覚です。それは怒り、悪意、辛辣さ
に関連します。憤りが感情的に自分自身に向かう時、良心の呵責が起こります。
「憤り」とは能動的に間違ったことをしてしまったことに関係する様々な状況から来る結果かもしれ
ませんし、不正な行為や屈辱の表現によって刺激されます。また、他者から否定や拒否された場合、
他者によって苦しめられたり、酷評された場合、無視されたり、落ち込まされたり、軽蔑された感覚
は「憤り」としての感情に導かれることがあります。
「憤り」と関係する「軽蔑」—は誰かもしくは何かが劣っていて価値のないものであるという考えで
す。
Shock:ショック
恐怖またはトラウマ的な出来事による急激なストレス反応。私たちが経験したいと思っている事と、
これから経験すること、そして感情における深い葛藤。
恐怖とは通常ショックの後に起こる強い感覚です。何か怖いものを見た、聞いた又は経験したこと等
です。この意識はひどい現実に直面したり、とても不愉快なできごとを経験した時に引き起こされま
す。
恐怖はショックを受けた、怖い思いをした(おびえた)事により関係し、非常な恐怖とは心配やぞっ
とする様なこと、怖がる事に関連します。
Anger:怒り
「怒り」は傷つけられる、不当に扱われた、そして報復によってその罪が刺激されることに関係して
います。
「怒り」はとても強い感覚で以下を含む広範囲の体験として使われる言葉です:腹立ち、激怒、いら
だち、心配、憤慨。「怒り」は表情や怒りの行動の前の身体反応の表現です。
以下は「怒り」と明らかな関連がある感情です:優越、正義と自己憐憫。抑鬱は怒りが内部に向かっ
た場合と関連します。
「怒り」は傷つく様な状況から脱出するためのモチベーションとしてであれば、有益かもしれません
が、静寂や平穏で思慮深かさを持つ事でも同様にそこから脱出する事が可能なのです。
全ての怒り感情は、内面的な経験による怒りの為他人や出来事を非難し、自分自身の中心軸からずれ
ることです。それは他人への責任感を放棄することでもあり、ひいては自分自身にも責任を取らない
ということでもあるのです。
23
Guilt:罪悪感
「罪悪感」とはすべきことしなかった事(もしくはその逆でしなければよかったのにしてしまった事)
の体験的葛藤の感情です。これは道徳的なことに背いたり、恥ずべき事、傷つけた、暴力的な何かに
関連しているかもしれません。
「恥じる」とは「罪悪感」に近い感情で、当惑、価値のない、不名誉、嫌悪などの強い感覚が原因と
なる感情です。文化的、道徳社会的な規範を犯した事にも関係しています。
「恥じる」とは無能と感じ
るとことからも起こる事があります。
Despair:
絶望
未来に対する希望の喪失と拒否。人生において状況、もしくはその全てが、良い方向に変化しない為
に苦しい未来となることを信じる感覚に関係しています。可能な解決法が存在しないと思うことや可
能性を制限する事が希望をなくします。
人生において不可避なことの一つに「全ての状況は変化し、永遠はない」ということです。どのよう
な状況にも常に、多くの選択しが存在します。全ては見方によりその経験も変わります。
Fear:恐怖
「恐怖」とは何か特別な痛み、危険、好ましくない出来事を予感する感情の表現です。未来に起こる
事が自分自身を脅かすことになるだろうと予測すること:たとえその恐怖はその他の懸念のたった一
つであったとしても、そうなると思う事です。
「恐怖」は現在ではなく未来に関係しています。それはまだ起こっていない事に対する、そして多分
起こらないだろう事への感情的な反応です。それは変化、知らない事をすることへの恐怖かもしれま
せん。それは自分自身の危機的な考え,他人に落胆する恐怖、希望を持った人生への恐怖を表現して
いるかもしれません。
「恐怖」は特定の出来事や誰かの人生の多くの根底にあるものかもしれません。これは物事が特定な
方法で起こったり、起こらなかったりすることへの理論的、合理的な理由によくすり替わります。
「恐怖」の経験は他者への非難、責任をとらない、怒りや拒否の感覚かもしれません。これは、対峙
したくない、又は認めたくない何かを避ける時に起こる感情かもしれません。恐怖は信頼と愛の対極
です。信頼と愛をもって恐怖に向き合うことは解決への大きな力となります。
恐怖を変換させる最初のステージはあなたの恐怖を受入れ、それが何なのかを見つけ、それを認め、
それがあなたにとって重要であることを受入れることです。次のステージは、あなたの恐怖に向き合
う能力を持っている事を信じること、そしてそうする事への責任を取る事です。
「恐怖」に向き合う事
は、それが持っている力を低下させ、そうなることを軽減させ、それを解決し、そして変容させるこ
とに繋がります。苦悩している友人に対するのと同じ方法であなたの恐怖に愛を送る事は恐怖を沈め
る大きな力となります。
24
6. コア・ビリーフ
このページに表示されるスクリーンは NES スキャンにおいてその時の注目すべき必要のあるコア(核)
となる信念を提示する為に使います。ProVision マインド・スクリーンは 18 のコア・ビリーフが表示
されます。優先順位は、紫(設定によっては赤)で表示されます。
コア・ビリーフは通常、幼少期に形成され、どのような大人になるのか、世界全般をどう見るのか、
の根深い信念を表現しています。私たちは見たり感じたり、聞いたりしたことで形成し、特徴づけを
する方法で誘導される個人的な見方としての真実を形作ります。コア・ビリーフは、人生におこるこ
とや人生に起こる出来事をどのように解釈するかに深い影響を与えます。
コア・ビリーフは、力強さと無力さの両方になり得ます。
「私は有能である」というコア・ビリーフは
行動を力づけますし、「私は有能でない」というコア・ビリーフは無力な行動になりがちです。
コア・ビリーフは以下の様な場合問題となります:
* 強さが必要な局面での信念の欠如
*
無力さが優位となる
* 権力と非権力の間で絶え間なく揺れ動く不安定な信念
コア・ビリーフは人間の精神において膨大なパワーを与え、それは潜在意識レベルに存在し、行動を
支配し、人生に障害となり、自分を惨めであると考え、他者を信頼しなくなります。
25
コア・ビリーフに気づき、潜在意識のプログラムの目的に疑問を持ち、自分の能力に疑いをもってい
る内なる自己と対話することは、なぜそれを経験しているのか、何をすべきなのかについて、より深
く理解することにつながり、自己享受と成長の可能性を広げます。
NESは制限された信念を「修正」する事を推奨しているわけではありません。スクリーンで表示され
る内容はプラクティショナーがその傾向を掴む事に役立て、クライアントにとっては現時点から踏み
出す勇気を与えることができるのです。
CBT,TFT,EFT,EMDR,MR(Matrix Reimprinting),NLP、ヒプノセラピー等のような多様なテクニックを使
用する事は自分と相反する流れや自己を制限している信念の枠を変容させ、人生により好ましい流れ、
満足感や充実感に導く選択を与えてくれます。
6.1 コア・ビリーフ
コア・ビリーフはクライアント自身の信念を反映した沢山のカテゴリーに分けられています。例えば、
「ありのままの自分でOKです」と「ありのままの自分を愛す事が出来ます」は両方とも自己享受と関
連しています。以下はコア・ビリーフのグルーピングの概要です。
私は魅力的です / 私は魅力がありません (自己愛)
愛とは内側の体験であり全ての人に備わったものです。
愛は私たちが他者に送るためにあるギフト
です。愛を送る事は自分自身にも愛を受容した体験することです。私たちが自分の人生に愛をどのよ
うに受入れるかを条件づける時、苦しみを経験します。
私は完全です/ 私には欠点があります
(自己評価)
私たちはそのままで全てが完全です。しかし私たちの行動や振る舞いは完全ではないかもしれません。
これらが度を過ぎると、それは完全性への強い執着となり、欠点であるという思い込みになります
私は大切な存在です/ 私は取るに足らない存在です(自己尊重)
自分にとっての大切なことは他人にとっては取るに足らない事かもしれまません。それは選択による
のです。宇宙においては全てが相互に繋がっており、一つとして個別で存在していません、全ての人
は全体に中の大切な部分として存在します。
他人の評価に影響を受けません / 他人から良く思われたい (自己自信)
他人が私たちの行動や個性について考えている事は、他者の信念や価値観がベースとなっています。
私たちが自分自身をどう感じるかは自分の選択です。ありのままの自分を受入れる事は他者に対して
もありのまま受入れる事になります。
私は支援してもらえます/ 私は役に立てません (自己開発/成長)
支援されることは好ましい変化がおこる環境にいるということです。手助けされることを受入れる準
備できることで、支援される環境を見つけ出す機会が広がります。
私の人生は希望に満ちています/ 私には希望がありません (自己能力)
26
宇宙における全ての物事は変化しており、留まることはありません。希望は将来に好ましい変化を起
すプロセスです。自分自身を受け入れ、今起こっている事を判断しない事は、好ましい変化を起こす
ための行動のプロセスを加速させます。
自分を信頼しています / 私は管理下にいるべきです (自己自由)
物事をより管理しようとするとまさにその事によって私たちの人生はますます管理されてしまいます。
信頼は恐怖とは相反し、恐怖はしばし管理が必要と考える理由が背景にあります。信頼は私たちを管
理することなく本来の位置に戻します。
私は有能です/ 私は有能でありません (自己能力)
自分の能力について現実的であることは重要です。自分の能力に自らで限界作っていることに気づく
事は同様に重要です。
私はうまくやっています/ 私はひどい人間です (自己完全性)
私たちは皆各々が持っている能力におけるベストを尽くしています。長所は私たち皆に存在します。
時には、考えや行動が良くないと判断されるかもしれませんが、どのような基準に対して、そしてだ
れが判断しているのかを気づくことが大切です。
何か良いことが起こる予感 / 何か悪い事が起こる予感 (自己意志)
日々いろんな事が起こっていますが、私たちの意志をどこにフォーカスするか、そして何を探してい
るかによって起こる事が変化します。
私はどこにいても安全です / 世界は危険な場所です (自己保全)
危機感とは孤独感となります。安心感は自分と他者を信頼する事へのプロセスであり、より大きな全
体に繋がる感覚です。恐怖は予測の過程です。
最悪の事態や結果の可能性を過大に考えすぎた未来
を予測します。現在に生き、現在の事象に気づき、恐怖を枯渇させることです。
私は人を信用できる / 人は私を利用するだろう (自己信頼)
ありのままの自分に自信を持ち、自分を信頼する事ができると、より真実の本質に気づけます。自分
の中に自信と信頼がなくなると、他人が欲している、又は自分を利用しようとしていると感じます。
私は人の支えがあると感じます / 人は私を必要としていません (自己支援)
弱点があることは精神の深い、柔らかで、無防備な局面を暴露します。弱点を認識し受入れ、触れる
事は自分の周りを信頼できる環境にする機会を拡大させます。そして弱い部分を強くさせ、成熟した
弱点として支援してくれるでしょう。
全ては公平です / 人生は不公平です(自己判断)
人生は私たちに多くの経験と機会を与えてくれます。人生におけるより小さな謝辞や感謝が私たちが
すでにすばらしいものを持っていることの気づきを与えてくれるでしょう。自分が持っているものを
明確にすることは、自分が欲しているもの以上を得る機会を見分ける手助けとなります。
私は自分の事を許せます / 私は自分の事を許せません (自己享受)
27
自分の行動の結果を変える事はできませんが、私たちは自分自身と他の人を許す能力を持っています。
「許し」とは、現在から自由になる為に、愛と理解を過去に送る無条件のプロセスです。許しの結果
が自由です。
ありのままの自分で OK です / 自分の何かを変えなければなりません (自己受容)
誰かになろうとするのではなく、ありのままの自分を受入れる事、そしてどんな人にはなりたくない
かを自分自身に認識する事は、本来の自分自身と繋がることになり、満足感に到達するプロセスを速
めます。
ありのままの自分を愛す事が出来ます / 愛される為には完璧にならなければなりません
(自己受容)
ありのままの自分を愛す事を受入れる事で私たちは自分の中にある光に帰属します。
今の自分のままで十分すばらしい
/ 今の自分では十分ではない (自己評価)
自分や他人を判断するのは、これまでの信念や価値観を通したフィルター越しにしか見ていません。
もし私たちが本当にそのフィルターを外して物事を見る事ができらた、自分がいかにそのままで完璧
な存在であるか気づくことでしょう。
28
7. ED (Energetic Driver)クリエイティブ・サイクル
人生の経験の過程は一連のイベントの中で起こる遍歴に例えることができます。より大きい全生涯の
遍歴と多くの小さい遍歴にはそれぞれに冒険があります。人生の探求の部分とは、仕事を変える、ビ
ジネスを始める、パートナーを見いだす、病気から回復する、子供を育てる、休日をとる、自分の生
活の中に喜びをもたらすこと等によって、創造的に、明確に、達成する事ができます。時にはゴール、
念願、夢と願望が容易に達成され、また別の時には超えるべき、争いと障害が起こります。
冒険の成功は沢山の要因の上に依存します。重要な局面においてはその人がどのくらいオープンでい
るか、もしくはその逆で成功する事をどの程度制限しているかのレベルでもあります。ほとんどの人
は創造的な能力への内面の精神的ブロックを持っており、それが表現することの可能性を制限してお
り、部分的に人生の喜びと満足の流れを抑制しています。NESスキャンはエナジェティック・ドライ
バーによって個人のクリエイティブ・サイクルの障害の存在している所を表示します。エナジェティ
ック・ドライバーのインフォスーティカルはこのクリエイティブ・ブロックから自由になるために役
立ちます。
夢を明確にする過程として:
・調整と明確な「意思」への「コミュニケーション」
・ 自分が誰であるかの明確な「自己認識」を持ち
29
・ 人生の経験からの「気づき」
・ 創造的な「流れ」の確認と「エモーション/感情」的な動きと繋がり
・ 「交換」することを受入れ
・ 受け取る能力を向上していく中で、人生の栄養である経験を「同化」し
・ 行動に「活力」を与え
・ 自分と他者の明確な「境界」を形成し
・ 制限された活動を「変換」し
・ 状況と自分の欲求を明確に「分析」し、
・ 「安全」と「安定」を感じる事で確固たる意思決定をし
・ 行動を「管理」し
・ 良い「支援」を得る事で自分をしっかり組み立てる
ProVisionはその時点でのクリエイティブ・サイクルのそれぞれのステージに関する修正が必要な問題
のレベルを表示しています。紫(もしくは赤)が最優先項目です。
7.1 The Creative Cycle, by ED
意思 (ED 1 ソース・ドライバー)
キーワード: 目的、構想、アイディア、創造性、生き残る、決意、情報収集、行動力
ソース・エネルギーはヒューマン・ボディー・フィールドを活性化させ、全てのエナジェティック・
ドライバーを始動させる為の生命にとって必要不可欠なものです。
クリエイティブ・サイクルにおいて、これは意思力のプロセスと同等であると考えます。ソース・エ
ネルギーは「意思のエネルギー」であり、このエネルギーは行動の発動、初期構想、行動の喚起、夢、
物事のスタートの原動力となります。
「意思」」は宇宙において、全てを構築する行動の主たる衝動です。「意思」はクリエイティブ・サイ
クルの為の目的と結果を設定します。この特性がなければ、行動も目的のないものになってしまいま
す。
「意思」がスキャンに表示される時は、明確な意思、目的、要求を描くことへの困難さが反映され
ているかもしれません。
「意思」は最初のエナジェティック・ドライバーであるED1に対応しています。これがスキャンの表
示された時は、物事を始める事への抵抗かもしれません。ソース・ドライバーはエネルギーを集める
事が出来ない時、そして計画をスタートする源を集める事が出来ない時にこの「意思力」が表示され
ます。
「意思」を設定することは変化と可能性について独創的に考えることに関係します。この部分に関係
する「意思」が表示される時は、独創性がブロックされているか、出来る事を見ようとしない、又は
欲しいものの構想を着想する事が出来ないと行った事に関係しているかもしれません。
生まれながらに皆が持っている主な「意思」は生きる事への決意です。これに関係する「意思」が表
示される時、計画、ゴール又は生き残る事を遂行する意思の欠如かもしれません。存在することへの
「意思」の欠如、もしくは苦しみかもしれません。
30
「意思」は頑固な信念、習慣、繰返し起こる行動パターンの変化にも同様に関係し、ゴールに向かっ
て前進する為のより良い未来を切り開きます。
ソース・ドライバーのインフォスーティカルは願望、夢、ゴール、そして前進する道筋を独創的に創
造する力とリソースを集める事に役立ちます。これは新しい未来への最初のステップであり、成功へ
繋がる道への創造でもあるのです。
COMMUNICATE (ED-2 Imprinter Driver)
コミュニケーション/意思の疎通 (ED 2 インプリンター・ドライバー)
キーワード:意思を発展させる、質問をする勇気、明確な自己表現、明瞭さ
「意思」とは何かを明確するために最初に必要なことがらですが、次には「意思」が通じ合う事が必
要です。そしてもし現実的に変化を起すなら、内側での考えを外に発展させる必要があります。もし
「意思」が明確に通じなければ、それは夢のままとなり実現化しないでしょう。
インプリンター・ドライバーは大きな意味ではボディー・フィールドと身体の情報交換をします。ク
リエイティブ・サイクルの概念は欲求や必要、願望の全てをメッセージとして運び、意思の疎通をし、
他者や宇宙に伝えることです。
「コミュニケーション」が問題として表示されたら、その意思力を伝えるために誰かの助けが必要で
あることに関係しています。また望んでいることを他者に頼む勇気と信念の欠如にも関連しています。
ここに反応する人は伝える方法が不確かであるか願望を理解してもらう方法が確かでないのかもしれ
ません。インプリンター・ドライバーのインフォスーティカルは明確で自信を持って夢の相互理解を
助けるためにはとても役に立つかもしれません。
IDENTITY (ED-3 Cell Driver)
自己認識 /アイデンティティー (ED 3 セル・ドライバー)
キーワード: 自我、自立、責任、自己の本質、協力、エネルギー、物を創る材料
細胞とは生物学的な生命を形成する基本的な材料です。人間は1つの細胞から生命がスタートしそれ
が数十億もの細胞に分裂しながら肉体を形成していきます。各々の細胞は身体の材料としての1つの
単位ですが、各々の細胞は独自の特性を持っており、各々の細胞の生命力は共に協力し、働きながら
身体の全ての細胞に依存しています。
地球上の数十億人が存在しますが、各々は独自の個性をもった唯一の独立した存在です。私たちが、
自分が何者か(もしくは他の誰かとは違う)が明確になるにつれ、願望を明確にすることが容易にな
ります。自分の「自己認識」に対する肯定的な観念は自分の振る舞いや行動、自分が誰であるかに対
する責任感をより強化します。そしてこれは、自分自身への本質に近づくことであり、それが他人に
も本質に近づかせることになります。それは願望の世界から離れる責任を持つ事であり、夢を実際に
31
起こった現実の世界に落とし込む事でもあります。
明確な「自己認識」なくして、はっきりとした意思と行動を起す事はできません。これは何が自分で
あるか、そして何がそうではないか、について不確かだからかもしれません。そして創造的な変革の
行程は混乱してしまいます。
私たちは独立し、自分なりのゴールを持っていても、これらを達成するには他人の協力に依存するこ
とがよくあります。共同作業は本人の明確な「アイデンティティー」と、その共同作業自体の「アイ
デンティティー」が同様に同じ目標に向かって遂行されている場合に最高の結果がでます。他人と違
う独自の技術や能力は創造的な冒険を計画する上ではとても重要な考慮すべきポイントとなります。
身体の各々の細胞は各々に求められる機能が遂行されるようにエネルギーを維持管理します。クリエ
イティブ・サイクルにおいて、このエネルギーの維持管理が明確な「自己認識」と概念、そして何を
欲しているかということを維持し続ける事に置き換えられます。
「自己認識」とは自分が誰なのか、そして夢ばかり追いかけて、行動に責任を持たない人たちにとっ
ては最優先として表示されるかもしれません。
このようなタイプの人は自分の問題やうまくいかな
い事を他人のせいにしているかもしれません。これらの人は自分の望む人生を作ることを自分でせず
に、傍観しているかもしれません。多分かれらは、自分に自信がないか、他人と協力する事が苦手な
のかもしれません。
AWARENESS (ED-4 Nerve Driver)
気づき (ED 4 ナーブ・ドライバー)
キーワード: 反応、メッセージの認識、環境を感じること、観察、つながり、思慮分別、安定、学び、
存在
神経システムは身体と脳の最深部の末端部にリンクする細胞間の肉体的ネットワークを形成していま
す。神経システムは肉体の外側の世界の体験と、身体の臓器やこころといった内側との間で気づきと
反応を供給します。
「気づき」はクリエイティブ・サイクルの基本です。
「気づき」なくして、意思や行動には繋がりませ
んし、反応も経過もありません。
「気づき」は私たちが受け取ったメッセージを理解することで、最初
にこのプロセスを認識し、次にもし必要なら方向を変更すます。
「気づき」が表示された時は、その人が現実の世界で起こっている事を理解していないかもしれませ
ん。ここには「現実を見る」
「現実的になる」ということが関係します。このような人たちはゴールに
到達する意思はあるかもしれませんが、他人や自分の経験からのフィードバックに気づかないか理解
できないのかもしれません。フィードバックを直視し理解する事で、何度も同じ事を繰り返したり、
同じ行動やパターンに捕われている状態を終わらせる事ができるかもしれません。
32
人生は終わりのない旅と学びであり、旅の体験での気づきが結果として、行動やアプローチを変化さ
せることが出来ます。ゴールに到達する事のみに集中し、その過程を無視する事は物事がうまく運ぶ
方法や創造したことをより発展させることを学ぶための変化に抵抗することです。
ナーブ・ドライバーは以下の脳波にも関係します:デルタ波(睡眠時)、シーター波(創造性)、アル
ファー波(リラックス)、ベータ波(思考)です。これら全てが通常日々、健康的にバランスが取れて
いる状態です。人生のバランスと今に生きる方法が「気づき」の中に沢山あるのです。
神経は身体の全ての部分を繋げており、「気づき」が表示される人は、自分自身に繋がっていないか、
人生へのアプローチを怠っているのかもしれません。
ナーブ・ドライバーのインフォスーティカルは自分の周りで起こっている事に気づかせてくれ、それ
から受取り、学んだメッセージを認識し、達成する事を現実かすることで前進し、これまでの制限さ
れたパターンの再生を終わらせます。それは経験から学ぶ事を助け、ゴールのみを意識する事なく旅
からの学び、感謝することに気づくことでしょう。
FLOW (ED-5 Circulation Driver)
流れ (ED 5 サーキュレーション・ドライバー)
キーワード: 前進、サイクル、助長、充実、新しい、信頼、流れ任せる、内と外の統合
サーキュレーション・ドライバーは、血液の循環と状態に関係しています。身体に巡る血液の流れは
生命に必要不可欠です。血液は栄養や酸素、ホルモン、熱、免疫機能、老廃物、その他たくさんの物
を運搬します。血液の流れが止まると、体のその部分は死んでしまいます。
「流れ」が表示される人は、人生に行き詰まり、自由に進むことをやめ、どこかで停滞しているのか
もしれません。自分が今持っている物以上の物は持つことが出来ず、変化の可能性はないと決め込ん
でいるかもしれません。あるいは、間違った方向に流れているか、自分の願望とは違う方向に向かっ
ているかもしれません。そして人生が早く進み過ぎると感じているかもしれません。
人生の流れは、私たちを助長し、豊かにしてくれます。そして人生の旅で経験した事から変化するこ
とを学びます。変化の流れは、古くて、時代おくれで、既に役に立たない考え、信念、観念を手放し、
橋の下を流れる水のように、新しいものを取り入れることです。
「流れ」とは人生の旅の自由な流れの
ことです。人生の流れと循環の本質が停滞した時、人は人生が行き詰まり、願望も夢となってしまう
でしょう。
「流れ」は「流れと共に生きる」能力に関係し「流れ」に身を任せ、自分が行くべき所に行き着くこ
とができる能力です。信頼は「流れ」と関係する重要な言葉です。それはゴールに向かって進むため
に必要なことです。信頼は恐怖の対極です。恐怖は望まない結果を予測することによって選択を制限
する事です。未来への恐怖は自由な「流れ」を制限します。
体には2つの異なった血液の流れがあります。心臓から肺に流れるものと心臓から身体の他の部位に
33
流れるためのものです。これは、外の流れ(肺)と内の流れ(身体の他の部分)として考える事が出
来ます。人生における自由な流れのためには、自分の願望を変え、内と外を自由に行き来することが
必要です。人は行動的で自由なこころをもっているものですが、人生の流れを制限されると、外界で
はとても行動的になれても、内面では前進する能力を制限してしまいます。サーキュレーション・ド
ライバのインフォスーティカルはこれら2つの経験を統合しバランスを取ってくれます。
EMOTION (ED-6 Heart Driver)
エモーション/感情 (ED 6 ハート・ドライバー)
キーワード:感情: 動因、活力、動機、満足、つながり、安定、感情表現、行動/そうあることの理由
心臓はからだに血液を送っています。現代の化学的な考察と古代の知恵においても心臓は感情と強い
関係があります。ヒューマン・ボディー・フィールドにおける NES の理論と研究も感情は心臓のフィ
ールドにマッチングしています。
クリエイティブ・サイクルにおいてハート・ドライバーは感情的原因と人生を切り開くモチベーショ
ンと同じことです。感情的な経験はその人生から与えられます。感情的な満足は人が行動を決定する
主な理由です。
私たちの行動の質はそれに付随する感情によって支配されています。1つの出来事が愛、平和、驚き、
ユーモア、怒り、恐怖、悪意等、その他多くの感情を伴います。明確でバランスのとれた感情的動機
を持つ事は成功と満足、健康への高い意識を確かにする強力な方法です。
建設的もしくは破壊的であれ感情的動機と繋がった時、人はより成長し、変化し学びます。そしてそ
の経験が前進することに繋がるでしょう。ハート・ドライバー(ED6)のインフォスーティカルは感情的
な問題を助け、やる気を明確にしてくれます。
人によっては感情的になりやすい為、経験した事に常に過剰反応してしまいます。感情が継続的に冷
静な行動を妨げた場合、ゴールに到達する事は難しくなります。ハート・ドライバーのインフォスー
ティカルは感情的なエネルギーをその人の願望を明確に活性化させるのに役立つ方法に変換し感情の
バランスを取る事を助けてくれます。
人によっては、満足感を求めて終わりのない迷路に迷い込んだり、終わる事のない過酷な目的を目指
しているかもしれません。彼らは感情的な満足のためだけの世界の外側を見ており、いくら所有して
も満足できないのかもしれません。しかし満足、充実感、喜び、平和、感謝の本質は内側から来るも
のであり、内側の感覚に繋がる事への学びは成長の行程の一部であり、夢を実現する道でもあるので
す。
EXCHANGE (ED-7 Lung Driver)
交換 (ED 7 ラング・ドライバー)
34
キーワード: 変化、やり取り、受け取ること、開放、手放す、リズム、リラックス
肺は新鮮な酸素を取り込み、二酸化炭素を含んだ空気と交換します。クリエイティブ・サイクルにお
ける肺は交換と変化の流れプロセスを表現します。変化は人生の本質であり、交換の行程なしにはゴ
ールと願望に到達するのは不可能です。
.
交換のプロセスは与える事と受け取る事の一つでもあります。これはあなたにとって必要なものを受
け取るには何かを捨てないといけないという、生きる上での一般的なルールです。人生に何か新しい
出来事が起こるためには、何か手放すための方法が必要です。例えば痛みの経験から痛みのないとこ
ろへ移動するには、痛みを手放さなければなりません。痛みを放さないと、無痛状態にはなりません。
人生は自分の欲しい物を与えてくれないと文句を言う人が多くいますが、そういう人たちは古い価値
観、信念、パターンに固執するあまり、一番欲しい物を得られない状態になっています。交換を受け
入れようとしていないのです。人生を変えたい人は、今までの経験を基本にした状態から、新しい経
験を受け入れる状態にならなければなりませんが、古いものを手放すのはつらいことです。ラング・
ドライバーのインフォシューティカルは、このような状況においては大変助けになってくれます。
肺はリズミカルな動きをします:空気が出入りするたびに膨張し縮まります。人間は集中し一生懸命何
かをしようとすると、緊張して呼吸が浅くなり、時には息が止まるときがあります。人は目標を決め
ると、実行することで緊張して息をするのを忘れ、交換のプロセスが制限されます。ラング・ドライ
バー(ED7)はオープンでくつろいだ状態でいることを手助けをします。
スムーズな人生を歩むには、リズムのある交換プロセスが関係します。自分の目的を明確にし、やる
気があり、活気に満ち、統一がとれた人格であり、前向きな感情を持って生きることはできますが、
交換のプロセスが妨げられていると、ランナーの息が上がってしまう時のように、進歩が遅くなって
しまいます。進歩とは新しい経験を受け入れ、旧式のものを捨て去ることです。それは与え与えられ
る行程でもあるのです。
ASSIMILATION (ED-8 Stomach Driver)
同化 (ED 8 ストマック・ドライバー)
キーワード: 吸収力、常識を覆す、栄養、リソース、満足、充実、餓え(傾向)
NESの理論では、ストマック・ドライバーが胃だけでなく、消化プロセスの全体をカバーします。食
物が摂取されると、消化過程で小さい構成要素にまで分解され、血液の中に取り込まれ、体に栄養素
を与えます。消化できないものは、体外に排出されます。
クリエイティブ・サイクルにおけるストマック・ドライバーは、自分の周りの現実世界を取り入れて、
扱いやすく分解し、役に立つものを取り入れて残りを捨てることです。
「同化」がNESのスキャンに表
示される時、人生で起こっている事について、理解できない、つじつまが合わないことに苦悩してい
るかもしれません。それは今起こっていることに対処できずに物事や本質を大げさに考えすぎている
35
かもしれません。このストマックドライバーのインフォスーティカルはそれに対処することを助け、
木を見ず森を見る事(日本では「木を見て森を見ず」)が出来る助けとなるでしょう。
「同化」は実際にする必要があることに対して、餓えと意欲がない時に表示されるかもしれません。
ストマック・ドライバーのインフォシューティカルは、飢餓感(渇望感)を起こさせ、人がするべき事に
とりかかり、満足感へつながるよう促します。
創造的な人生での良いことを吸収する事は人生の目的の多くの部分です。ゴールに到達する事は望ま
しいことですが、その過程で得た豊かな経験を同化することはそれほど必要でない経験を手放すのと
同様に大切なことです。
「同化」は技術、リソース、そして計画、冒険、ゴールへの行程に必要な能力をつける事にも関係し
ます。
良い環境でのおいしい食事は満足と感謝の大切な感覚を導きます。多くの人はこの2つの質に対して
飢餓状態です。同化とは人生のレッスン同様に人生の喜びを受取り、認識することです。
広い意味で「同化」とは世界で踏み出し、良いものを集めてまとめることかもしれません。
ANIMATION (ED-9 Muscle Driver)
活力 (ED 9 マッスル・ドライバー)
キーワード:表現、自立、協力(リラックス、緊張)、動き、自由意志、強さ、耐久力、解決、方向転換、
感情的/トラウマな記憶、感情や自己認識の表現
マッスル・ドライバーは動くために必要な身体の筋肉と新陳代謝の行程に関係します。筋肉は私たち
を動ける様にし、私たちの思考と感情を物理的な動きに変える能力を与えてくれます。私たちは、手
や足を動かし、好きな場所を歩き、口を開けて食べる事もできます。筋肉は生活において私たちの自
立を表現する能力を表します。クリエイティブ・サイクルは人生に希望と夢と願望を実現させる数あ
る中での行動的な過程です。
「活力」は願望と自由意思を現実化できないと感じている人に現れます。かれらは好きな方法で動く
自由意思が欠落しているか、制限されているもしくは強要されていると感じているかもしれません。
マッスル・ドライバー(ED9)のインフォスーティカルはこの制限から開放される助けとなるかもしれま
せん。
身体の動きは筋肉の収縮と弛緩によってもたらされます。筋肉は押す事のできない力でのみ収縮しま
す。この理由から身体の動きはグループで相互に働き、協力することで可能となるのです。
人はストレスを経験した時、通常筋肉が緊張します。歯ぎしり、額の深いしわ、肩こり、貧乏揺すり
などはよくある例です。筋肉が緊張すると、反応が鈍り、動きが制限され、沢山のエネルギーが消費
されます。
「活力」が表示された時は、緊張があり、自分自身と戦っている、又は自分自身をむち打っ
ている傾向があります。緊張傾向は、危険を回避し、チャンスに向かって進むこと、反応することへ
36
の能力を制限ます。そこには要求を現実化させる活力の欠如があるかもしれません。マッスル・ドラ
イバーのインフォスーティカルはこの傾向をバランス良く調整するのに役立つかもしれません。
肉体的な行動は筋肉を強くし、抵抗に対して働きかけることによって持久力がつきます。ゴールに到
達するためには、精神的な解決と持久力が要求されますが、人生は私たちを強く鍛えるための機会を
作る傾向がを持っています。
「活力」が表示された時は、障害を乗り越え、完了するための持久力と強
さの認識の欠如かもしれません。これらの人は変化への決断力が足りないのかもしれません。彼らは
精神的には準備ができているかもしれませんが、決断のある時点において、何かが止めているのかも
しれません。
内側の感情が筋肉の動きによって外側に表現されます。私たちが幸せで、生き生き楽しんでいる時、
私たちの顔と身体は明確にそれを表現し,動いています。私たちが悲しいみ、不幸、うんざりし、落
ち込み、身構えている時、私たちの身体の形や外見は変化します。現実の外界での変化は私たちの内
部で起こっている事を表現しているかもしれません。
筋肉は過去のショックやトラウマの記憶を保持しているという報告があります。これは実際に肉体的
な傷が身体に残っている人にはまさに良くみられることですが、傷が癒えたにも関わらず、その情報
は保持されている様です。肉体は治癒しますがトラウマの記憶は生き続け、筋肉の緊張となり残りま
す。筋肉ドライバーはもはや必要のない過去の経験を手放すための役に立つ方法となるでしょう。そ
してかれらの自立、力、持続力、人生を通して価値のある行動を制限し妨害していることから開放し
てくれるでしょう。
セルドライバーは独立を与えますが、マッスル・ドライバーはその独立を表現する能力を与えます。
BOUNDARY (ED-10 Skin Driver)
境界 (ED 10 スキン・ドライバー)
キーワード: 明確な定義(ほしいのか、欲しくないのか、含むのか、含まれないのか)、適応、柔軟性、
固まる、出す/入れる
皮膚は私達の外表面、つまり外界と接触している部分であり、他者が見ることのできる肉体的部分で
す。私達の内側と外側の物理的な世界との境界なのです。身体的な皮膚は身体を守る、水分喪失の調
節、体温調節、排出、吸収等たくさんの重要な機能を備えています。クリエイティブ・サイクルにお
けるスキン・ドライバーは境界という概念と結びついています。
クリエイティブ・サイクルにおいて「境界」は求められていること、そして含まれない事の定義が大
切です。願望の境界の明確な違いの定義がその限界の量となります。境界は身体的、精神的、感情的
に形成され、より明確な境界がこれらの境界内において物事を変化させることを簡単にします。
身体が物理的に動こうと思えば、皮膚は柔軟にその対応しなければなりません、もし皮膚が硬ければ、
身体は固まって動く事ができません。人生において計画に適応する事が常に必要で、状況によってそ
の境界は変化します。
「境界」がスキャンに表示される時はその人が明確に何を求めており、それを得
37
るためのアプローチが固定されていて、その状況の変化に対応できない時かもしれません。
逆に外界の圧力に簡単に適応しすぎているかもしれません、かれらは自分と他人との境界が不確かか、
他人の願望から影響され容易に考えを変えすぎているかもしれません。アイデンティティーの感覚が
不明瞭なのかもしれません。境界は頑固さのレベルかもしれません。
境界のもう1つの機能は、何を取り入れ何を取り出すかの決定です。境界は無意識に単純に物事を分
けているかもしれませんが、人生の過程での対処はその境界を通して起こります。ですから境界機能
とは何をそして誰を手放し、入れるのかを選択することです。これは物理的な考慮同様、精神的、感
情的な処理のために必要なことです。人間は他人の感情や考えにとても適応能力があります。健康的
な境界は望ましくない事から私たちを守るのと、それに対して気に病まないように調整します。
「境界」とは何が含まれ、何が含まれないかの境界を明確にすることです。境界は外側と内側の変化
に適応し反応することです。これらは人生へのアプローチの柔軟性を反映します。しかし明確な境界
を維持し、保持するものを決める事はとても大切なことです。
TRANSFORM (ED-11 Liver Driver)
変換 (ED 11 リバー・ドライバー)
キーワード: 変換: 信念、考え、感情、経験、過去、プロセス、展開、機会、可能性
肝臓は熱の発散、毒素の中和、脂肪や栄養素の貯蓄、胆汁の生成など、たくさんの機能を持っていま
す。総合的に見ると肝臓の仕事は「変換」とプロセスです。肝臓は活発な毒素を安定した物に変え、
糖分を熱に、脂肪をある状態から別の状態へ変えます。
「変換」がNESスキャンに現れる人は、経験を進歩への手段に変換することがなかなかできない人か
もしれません。それどころかその人は、人生に制限され、偽られ、抑圧されていると感じているかも
しれません。まるで信念の制限やネガティブな思考パターンという毒素が心に植えつけられ、自由に
なれないようです。リバー・ドライバーのインフォスーティカルはこのような状態を整理・変換し、
可能性を見いだせる手助けをします。
人生を歩んでいく中で、私たちが遭遇した事は内的な反応、思考、感情に変換されます。創造的な人
生の旅から最高のものを得るためには、制限することで消耗するよりも人生の経験を成長と良い機会
へと変換する事が必要です。
子供時代の経験よって、私達の物事に対する反応は束縛され、制限され、ある程度決まってしまって
います。この学習行動には恩恵もありますが、新しいことが起こると妨げとなることもあります。潜
在能力が開花するためには、先入観のない行動や信念が必要であり、それが制限を可能性に変えるプ
ロセスとなります。自分自身の物事に対する姿勢を省み、それが自分にとって有益か妨害かどうかを
判断するプロセスです。
38
信念や感情や考えを有益で役に立つように変換させる能力は、リバー・ドライバーの機能の重要な一
部です。
人生のどの時点においても、私達が持つ物、いる場所、することはある程度決まっています。しかし
いかにそれらを感じるかは、自分次第です。どんな状況でも一通り以上の見方ができ、見方を変える
事は一見最悪の状況だと思える事も、全くちがうものに変換できるものです。
「変換」は制限が可能性
に置き換わった時に起こります。
変換のプロセスの価値ある部分はその時の状況を見て探求し違った見方をすることです。これは過去
の記憶を変換する可能性があり、持ち続けていたものに愛を与え、理解し、そのレッスンを受入れる
事に影響を与えてくれます。
リバー・ドライバーのインフォスーティカルは制限された信念、概念、経験を変換する事を助け、機
会と可能性を与えてくれます。
「変換」は進化の能力の行程であり、これは過去に捕われて未来に向か
って動けない人の記憶を変換し進化させます。
ANALYSE (ED-12 Kidney Driver)
分析
(ED 12
キドニー・ドライバー)
キーワード: 区別、ろ過、知覚(現実/認識)、必要/不必要の決定、内側の調和/一致、ストレスへの対応
キドニー・ドライバーは、腎臓や副腎関係します。腎臓の主な機能は尿素を血液からろ過し、尿を作
ることです。また腎臓は、ナトリウムやカリウム・水素・酸素といったイオンや、アミノ酸・ブドウ
糖など合成物の血中のおける化学的な濃度に対して反応します。腎臓は、この他にも血圧やグルコー
ス(ブドウ糖)代謝の調整において重要な役割を担っています。
要するに腎臓とは分析し、ろ過、調整する事を意味します。クリエイティブ・サイクルの考察におい
ては、可能性と状況を分析する事、そして創造的な人生の旅の質を上げるため最も役に立つ機会を選
別することと同じです。これは必要な物と不要な物、有益なものとそうでないもの、を識別するプロ
セスです。
腎臓の調整機能は内分泌のバランスに必要なものを供給します。
「分析」が表示される人は、人生と生
活を規則正しくするためのバランスを維持するために何が必要でなにが必要ないかを感じるることが
難しいのかもしれません。
副腎は腎臓の上にあり、その機能はキドニー・ドライバーと結びついています。副腎皮質ホルモンは
特にアドレナリンは体の新陳代謝に影響を与えます。アドレナリンは危険が感知された時もしくは早
急な行動が必要とした時に糖エネルギーを誘発します。アドレナリンが体に誘発されると、感覚が高
められます。日々の生活においてのプレッシャーの精神的なストレスはアドレナリンの放出の結果か
もしれません。もしこれが長期間続くと、健康には有害になり得ます。これはまた、どのように反応
し、どうすれば障害にならないかを冷静に状況分析し決定する能力を持つ事で、創造的な願望を実現
する能力に影響を与えます。
39
「分析」が表示された時は、長期間に及ぶストレスがあるかもしれません。ストレスへの対処を学ぶ
ことは本当のストレスの要因と生活を脅かしている事に気づくことが出来ます。平凡な日常から大切
なことを選別する力は分析機能の一部です。毎日のストレスに対処することで精一杯の人はキドニー
ドライバーが役に立つかもしれません。
SECURITY (ED -13 Immunity Driver)
安全 (ED 13 イミュニティ・ドライバー)
キーワード: 決定、明確な、強制、頑固、断言、対峙する、本能、正しい事を知る、状況判断、危険
身体の免疫システムは、外から侵入したり、内部の乱れから生じる有害作用に対する防御メカニズム
を形成します。免疫とは高度に発達した複雑な生理学的なプロセスです。そしてNES理論によると、
免疫は防護だけではなく、体のダメージを修正する自己修正システムをもっていると言われています。
イミュニティ・ドライバーは探知、抵抗、無効化にする身体の防護システムに関係しています。脅威
が探知され、決断、断定、支配的、決定的な方法で作用した時にこのシステムは稼働します。免疫シ
ステムについては、曖昧なことはないのです。
「安全」がスキャンに表示される時は、明確な決断と行動することへの困難があるかもしれません。
これはゴールに到達することへの「恐れ」の部分を明確に区別することが出来ないためかもしれませ
ん。
「恐れ」は固定観念、行動パターン、のような内面的なこと、もしくは他人の行動のような外的な
ものがあります。「安全」はこの恐れを中和します。「安全」が表示される時は、向き合う必要のある
こと、または対処しないといけない状況から逃げ出す傾向があることにも関連します。
「安全」は本能のプロセスです。これは自分にとって何が正しくて何がそうでないかを知っていると
いう事です。これはゴールを設定し、そのゴールを遂行するための明確な意思に関係し、どんな問題
があろうとその計画を変えないことです。
過剰なセキュリティーシステムの結果は過剰な防護体制となり、簡単に批判され、過剰な反応(アレ
ルギー反応のような)が起こります。適度な反応と過剰な反応での良好なバランスを取る必要があり
ます。恒常的な警告は冷静さと人生を喜びには繋がりません。
「安全」とは用心する時とリラックスす
る時の判断が出来ることにも繋がります。
イミュニティ・ドライバーのインフォスーティカルはイエス、ノーを決定する能力の欠如に対して使
用され、区別できない状態から明確に区別することに役立ちます。そして現実に向き合い、ゴールを
設定することで明確な選択と行動する自信を与える事の助けとなるでしょう。又、いつ行動し、いつ
リラックスするのかを知る事でバランスのとれた状態にすることを支援します。
CENTRED (ED-14 Spleen/Omentum Driver)
安定 (ED 14 スプリーン/オメンタムドライバー)
40
キーワード: 存在: 冷静、バランス、グランディング、オープン,クリアー、リラックス、気づき、機
敏な、行動への準備、自信、無防備、蓄え
脾臓は大出血など緊急事態に備えて、血液を貯めておく等沢山の機能があります。
「膜(オメンタム)」
とはショックの吸収、脂肪や栄養の蓄え、過度な体温の変化に対処するための腹部内蔵を覆う防御鞘
です。
クリエイティブ・サイクル的な見解としての「安定」は東洋文化が「腹」とか「丹田」と呼ぶ体の物
理的な中心(重力軸)を形成する腹部の事です。この「腹」はほかの多くの臓器の中では外界からは
薄い筋肉の層によってのみでしか守られていない無防備な身体の部位です。心臓、肺、肝臓等のよう
なその他の臓器は骨によって守られています。
「安定」を持つことは以下と関連します:冷静、バランス、グランディング、オープン,クリアー、
リラックス、気づき、機敏な、行動への準備などです。自信に満ちあふれた心構えがあります。中心
軸を持つ事は明確な意思のある願望と望みに対して強力な安定をもたらせます。そこには方向性を失
った結果として何かを失った経験によって安定が揺らいでいる状態にあります。
「安定」するためにはオープンで無防備になる自信を持つ事が必要です。これはリラックスした腹部
をさらけ出すことに似ています。堅く腫れた腹部は緊張、恐怖に関係し、脆弱さを隠しています。安
定した感情はそのもろさに向き合うことを可能にし、それを外側にさらけ出すことが出来ることに関
係します。世界と完全に繋がり、夢を明確に出来るかどうかは内部の弱さを明らかにして開示できる
レベルによります。これを達成するには信頼が必要です。
脾臓は最も重要な物質ー「血液」ーの蓄えを供給します。
「膜」は腹部内蔵のための重要な栄養の蓄え
を供給します。貯蓄の感覚を持つ事は安定の感覚の一部です。もし私たちが蓄える事なしに限界を広
げたら、無防備に感じ、それ以上の需要に対応することが出来ません。ゴールを追い求める事は時と
して蓄えが必要です。変化を起す事は期待通りのことが起こらない事へのリスクに関係します。
スプリーン・ドライバーのインフォスーティカルは蓄えとリスクをとる事への十分な自信に繋がる事
に役立ちます。それは実りの多い、地に足の着いた行動によって安定を取戻す事を助けます。
MANAGE (ED-15 Pancreas Driver)
管理 (ED 15 パンクリアス・ドライバー)
キーワード:コントロール、促進、調節、調整、委託、整理、直接的エネルギー/活動
パンクリアス・ドライバーは主に食物を分解し消化酵素を生産する膵臓の機能と関係し、その栄養は
血液に吸収されます。膵臓は血糖値を調整し、血液の栄養レベルを管理するホルモンの分泌もしてい
ます。クリエイティブ・サイクルからのキーワードは「管理」と関係します。
41
本質的に酵素は身体の化学的な反応を管理しています。それらは化学的なプロセスを起こし、管理し
ます。しかしそれ自身が加工をしているわけではありません。ただ管理者としてその活動を、指揮、
引率、指示しているだけです。
「管理」がスキャンに現れる場合は、何かを成し遂げるための活動を管理、調整することが困難な人
に現れます。それは頼まれた仕事や全てを自分自身でする必要があることに対する困難さかもしれま
せん。そこにはその活動を組織し成すべき事を調整する能力が欠けているのかもしれません。これが
表示される人は、エネルギーが向かっている先が常に管理できていないか、生産性が低ものにエネル
ギーを注いで傾向が示されています。
時には「管理」は最小限の仕事さえ過剰に管理しすぎる仕事をしている人にも表示されます。過剰な
管理は活動のプロセスを制限します。流れに任せる時と活動を指示する時を学ぶことはクリエイティ
ブ・サイクルの一部です。
パンクリアス・ドライバーのインフォスーティカルは調整することを支援し、実りの多いそして生産
的な方向に活動と注意、エネルギーを導くように支援します。
SUPPORT (ED-16 Bone Driver)
サポート/支援 (ED 16 ボーン・ドラオバー)
キーワード: 構造、ネットワーク、保護、凝縮、付与、終了、完結、人生のマトリックス
骨は体を支え、保護し、体の形を作ります。骨は筋肉を支えるポイントでもあります。
正しい構造をもった骨は人生での衝撃やストレスや災難を最大限に和らげてくれます。
「サポート」が
表示される人は自分の周りに支援構造(ネットワーク)の限界をもっており、不安で無防備で孤独を
感じている人に現れるようです。この感覚は自分自身かもしくは自分に関係する何かの為に起こる様
です。
筋肉は骨に付随(愛着)しており、筋肉が骨と身体を動かします。
「サポート」が表示される人は愛着
を感じられないか、起こっている事に対してコントロール出来ずにさまよってかです。
骨は沢山の種類の細胞から形成されており、これらの細胞は完全な構造(マトリックス)で骨を作り、
少ない重量で最大限に強く作られています。人生において個人の強固な支援構造を持つ事はとても自
信がつくことであり、その行程、チャンス、成長、願望の意思に対してより多くの機会を作る事に繋
がります。
「サポート」とは道徳的、感情的、もしくは純粋な熟練のレベルかもしれません。人生はとても孤独
で支援が感じられないかもしれません。逆にその支援の過程でそれがとても重荷となる非常に高度な
計画的環境に中にいる可能性もあります。そしてそれは抑制、妨害、重荷と感じることもあるのです。
42
ボーン・ドライバーは最後のドライバーで人生の旅のゴールである最後のステージを表現しています。
「サポート」が現れる人は、その計画やゴールに対して最後まで終えること、対処して終了すること
が出来ないのかもしれません。彼らはその仕事に対する全ての準備ができているかもしれませんが、
それをただ終える事が出来ないのです。ボーン・ドライバーのインフォスーティカルは彼らを最終地
点まで動かし、ゴールを終える助けとなるかもしれません。
サポートの最終レベルは全ての人、全てのものが繋がり、全部が相互依存し、人生のマトリックスの
一部であることに気づくことです。
ボーン・ドライバーのインフォスーティカルの使用はその支援構造を創造する手助けをするので、よ
り外に向かった感覚や、したい事をし、問題に対処できると感じるので、自分が計画した事に対処し
て完了することが出来るようになります。
43
8. ショック・コンフリクト
このスクリーンは過去のショックと葛藤の状況を解決するための4つの脳のホログラムを調整するイ
ンフォスーティカルを選択するためのものです。紫(もしくは赤)が最優先項目です。
スクリーン下の図はDr.ハマー(ドイツニューメディスンの創設者)によると、深刻な病気が肉体的、
精神的ショックの後どのように進展しているかを示しています。Dr.ハマーは問題と関連する脳の組織
の石灰化を特定するためにCTスキャンを使いました。そして石灰化が起こる脳のエリアは身体におけ
る特定の組織に起こる問題と関係していると考えます。NESは、CTスキャンではないので、実際に石
灰化が起こっているかどうかはわかりません。しかしNESはプラクティショナーが追求したいと望む
問題との関係を見る事はできます。
図は突然のショックやトラウマの後に起った問題を表示します。もし問題がすぐに収束したら、トラ
ウマは解消されそこには、長期的な問題はありません。しかしショックの問題が収束していない場合、
それは内面に留まり,長期間の問題となります。この変性のセットは身体的な問題の原因—例えば胃
潰瘍、胆石、癌さえもーとなりうるのです。もし背景の問題が対処されなければ、個々の問題は結果
的には永遠に解決されません。もし問題が解決したら、再統合が開始されます。たとえそうであって
も短期間の記憶のフラッシュバックや居心地の悪い経験を再体験することは起こります。これは正常
なプロセスの一部であり、トラウマ等には関係ありません。これは問題に「さよなら」を言う為に起
こる完全な回復を意味します。
44
4つのインフォスーティカル BSH, CBH, CMH,CCH は過去の感情的ショック、トラウマ、ネガティ
ブな無意識レベルの信念パターン、テープループ、記憶の開放を助けることを目的としています。潜
在意識において、これらのどれかが障害となった時、その影響は感情的、肉体的な健康にも多大な影
響を及ぼします。過去の感情的な問題を開放し、解決することによって人は多くのレベルにおいて非
常に深い変化を経験する傾向があります。
人は予想外の出来事やドラマティックで感情的なショックを経験した時、そのショックは潜在意識に
記録する傾向があります。NESの研究ではこれらのショックと葛藤は脳内での「エネルギー振動」を
引き起こすと考えます。時間の経過と共に、このショックが自然に、もしくはセラピーなどによって
開放されなければ、それは身体的な健康の問題となって現れる可能性があります。
研究ではこれらのショックや葛藤のタイプの起点と振動が発生した脳内の場所には関係があることを
特定しました。ショックの起点と脳の特定の場所の関連は既にマッピングされており「リレーポイン
ト」として知られています。この関連は脳のリレーポイントと身体組織の間にも共通しています。事
実上、これは精神的、感情的なボディーと身体的なボディーにリンクをつくり、ショックの起源は結
果として肉体の病気を引き起こします。
4つのブレイン・ホログラムのインフォスーティカルのそれぞれは、脳の特定の領域に着床したショ
ック、葛藤の記憶セットを開放するようにデザインされています。ですから、例えば脳幹インフォス
ーティカル(BSH)はスクリーンでBSホログラムとして表示され、自暴自棄、怒り、不信、拒否される、
自己コントロールできない、等その他残りの全ての感情的問題のコンフリクトを修正します。
注意:「ショック・コンフリクト」に表示されるインジケータは単純にクライアントのその時に必要と
される特定のインフォスーティカルを表示しています。もしそれが優先順位となる場合はレコメンデ
ーションのスクリーンに表示されます。ですのでもし、白、黄色、グリーンが表示されている場合は
その優先度は低く、インフォスーティカルは必要ないでしょう。しかしそのメインスクリーンが優先
度が低い場合でもそのサブスクリーンを開いた時にインジケータが紫、赤の場合があります。これは
スキャンをした時にその問題がこの場所に経験としてあるということで、たとえインフォスーティカ
ルを飲まなくてもクライアントの気づきには役立ちます。
NLP, EFT, TFT, Matrix Reimprinting, メタメディスン、その他感情を開放するテクニックなどを使った
適切な資格をもったプラクティショナーがインフォスーティカルを使いながらの施術することで、よ
り相乗効果が得られる事でしょう。
8.1 The BS Hologram (BSH)
BSH インフォスーティカルは延髄と心臓、マトリックスを統合します。延髄ホログラフィック・フィ
ールドにおける感情的ショックとコンフリクトを解消することを助けます。
BSH インフォスーティカルは以下の修正においてサポートします:
•表示される組織に関係するモーフィック・フィールドが脆弱になっている部分
•原因不明の要因のために組織が慢性的に興奮している。
45
•原因不明の要因による臓器の機能停止。
これらはグローバルスケーリングのエラーと微小管機能を修正するための情報も含んでいます。
DOSAGE ‒ 少なめの滴数からスタートし1日最大15 滴。リバレーターと一緒に使っても良い。
BSHとマッチングする組織:
•
一般的な内胚葉組織
例えば呼吸、消化系
・ 孤独: 腎臓集合細管
見捨てられる、孤立、世話をしてもらえなかった、一人で置き去りにされる、死に別れ、のような
事に関係する感情的なショック、トラウマ、葛藤など。本来は自分に吸収するべきものであった何
かを置き去りしているかもしれない、もしくは「全てをなくしてしまった」感覚。
・ 消化、理解:回腸 (小腸の3番目の部分):
過去の受け入れる、又は消化する事ができない状況においての矛盾や衝突。これは「枯渇の恐れ」
に関連する広範囲の感覚。例えば仕事、ビジネスを失ったり、食べて行く事ができなくなるといっ
た事に関係しているかもしれない。過去において言われた、もしくは見たものに対して受入れられ
ず、お腹に膿となって留まっているかもしれない何か理解し難い怒りと事実の否認の感情を持ち続
けている。
・ 消化、理解:空腸(小腸の2番目の部分)
46
過去の受け入れる、又は消化する事ができない状況においての矛盾や衝突。これは「枯渇の恐れ」
に関連する広範囲の感覚。
・ 不当に扱われる:上行大腸, 盲腸, 虫垂.:
非常に醜い、不快な、恐ろしい状況を伴った過去の感情的なショック、矛盾あるいはトラウマ。例
えば不当に訴えられる、争い、不公平な行為など。消化することが出来ない記憶。
・ 不当に扱われる:下行大腸
非常に醜い、不快な、恐ろしい状況を伴った過去の感情的なショック、矛盾あるいはトラウマ。例
えば不当に訴えられる、争い、不公平な行為など。消化することが出来ない記憶。
・ 家族:十二指腸(小腸の最初の部分)
親族、同僚、友人たちに関して見たことや言われた事に対しての受入れがたい、又は消化すること
ができない怒りによって誘導される、過去の感情的なショック、腹立たしい矛盾。
・ 家族:膵臓
お金、もの、遺産又は他の重要な問題に関係する家族のメンバーとの険悪な争いに関する感情的な
ショックと衝突。
「生き残るための戦い又は苦闘」のような感覚かもしれない。他人をサポートする
ためには、個人的に重要な何かを犠牲にしなければならないという感覚。
・ 聴覚:内耳神経
過去において、きわめて重要な情報を見逃したか、聞き逃したことに起因する感情的なショックと
矛盾。
例えば命令や警告を聞かなかった結果として心的トラウマをもたらした事件など。何かを
拒否されたことへの思い込みー保留と欠落、例えば子供の頃に自分が望む欲求が叶えられなかった
など
・ 養育:肝臓
過去における食物に関連する感情的なショックと葛藤。これは文字通り食べ物の不足、食べ物を消
化する能力の欠如から来る、飢餓感に関連するかもしれない。生き残れなかった状況、体験からく
る感覚により、拒食にも関連しているかもしれない。日常食べる事の必要性と食べる事への恐怖に
関係しているかもしれない。これは自分が存在すること自体、存在する為の養育(愛やサポート)
に関係する葛藤かもしれない。
・ 手放す:直腸(S字結腸)
過去における物質的、感情的、信念、支配的、状況、人などを手放すことに関連する感情的なショ
ックや葛藤、険悪な状況。例えば、他人は正直で親切であるという事が信じられない。この状況は
無慈悲、残酷、意地悪、あるいは威嚇、不吉な予感に関係しているかもしれない。
・ 公平:胃
過去に受入れがたい、消化できなかった感情的なショックもしくは葛藤。しかしそれは拒否(忘れ
たり、許したり)することもできない状態。自分に公平に分配されなかった事に関係する家族、お
金、正義の問題に関係するかもしれない。まるで何かが胃に定着した感覚。
47
非常に汚なく、醜くて、不快であった、そして消化することが出来ない、あるいは出来ないと感じ
た、過去の感情的なショックあるいは心の痛手となる出来事。それは「水」の中に閉じ込められ、
取り出すことが出来ない状態。この矛盾から立ち去って、抜け出たい、切り離したい、と望んでい
るにも関わらず、こころの内部まで浸透してしまった記憶。これは脅迫、脅威的観念、身体的なダ
メージ、こころの傷となっているかもしれません。
・ リクエスト:咽頭
過去に言われたり、見たりした何かが喉に残ったまま感情的なショックと葛藤になり、吐き出した
り(表現する)、解決する事ができない状態。
これは何かを所有したり、保持、成功することに関係しているかもしれない。例えば、子供が愛情
を要求しているのに拒まれたことにより、大人になってそれを感じたいが、愛情を要求すること(喉
に残った問題)が出来ないなど。
・ 飲み込む:食道と肺肺胞
何かを飲込む事に関連する感情的なショックや葛藤。これは、文字通り食べ物を詰まらせ又は比喩
的に全てを取り込む(飲込む)ことが出来ないぐらいひどい状況を意味している。これは切望、欲
求していた何かを得る段になって突然トラウマ的な出来事が起こったことに関連するかもしれない。
例えば子供が新しいおもちゃを手に入れたとたんに、それが壊れてしまったなど。
また一方、本人が欲していない何かを受入れる事を強要された、又は受入れられない何かが喉に残
っている状態。
・ 飲み込む:肺肺胞
「死に対する恐怖」に関連する感情的なショックと葛藤。死に直面したり、死に非常に近い体験に
関連している。これは不愉快な内科的診断やショックを受ける様な予後診断に関係するかもしれな
い。
・ 個人的な:子宮, 卵管と前立腺.
過去に置ける「卑劣な攻撃」のような体験からくる感情的なショックと衝突。この攻撃(言葉によ
る、又は肉体的)結果、
「男らしくない」とか「女性らしくない」といった感覚がを持ったままでい
るかもしれない。またとてもプライベートな問題や秘密にも関係する葛藤かもしれない。
48
8.2 The Cerebellum Hologram (CH)
CBH インフォスーティカルは小脳、心臓、そしてマトリックスを統合します。小脳ホログラフィック・
フィールドにおける感情的ショックとコンフリクトを解消することを助けます。
CBH インフォスーティカルは以下の修正においてサポートします:
•表示される組織に関係するモーフィック・フィールドが脆弱になっている部分
•原因不明の要因のために組織が慢性的に興奮している
•原因不明の要因による臓器の機能停止
•神経細胞,通常の細胞、腎臓の微小管機能
DOSAGE ‒ 少なめの滴数からスタートし1日最大15 滴。リバレーターと一緒に使っても良い。
CBHとマッチングする組織
・ 傷つきやすい:腹膜 (腹部内壁), 肋膜、胸膜 (肺内壁)
腹部や胸部に対する深い攻撃に関連する感情的なショックとトラウマ、又は衝撃。これは文字通り
内蔵が露出するようなナイフによる皮膚の切除(手術のような)又は手術の恐怖、身体の急所に対
する攻撃等に関係するかもしれない。
49
比喩的にこれは例えば、侮辱された、又は鋭い攻撃、ナイフで内蔵に深く突き刺さるような感情的
な攻撃に関係しているかもしれない。
・ 汚点:真皮(皮膚の内部の深い部分)
身体的にもしくは比喩的に傷つけられた事に関連する過去の感情的なショックやトラウマー 汚く
された、不潔にされた、不健全にされたなど。これは完全性に対する攻撃かもしれない。例えば、
汚されたことと関連する何か。これは容姿が損なわれた感覚を含むかもしれない。例えば整形手術
の失敗やなんらかの理由により身体が傷つき痕がある等。
・ 愛する:心膜、心嚢
過去における心臓に対する攻撃に関連する感情的なショックと葛藤、または衝撃。これは身体的、
精神的なものかもしれない。例えば心臓への身体的な打撃:身体的な心臓疾患があると言われたり:
冷酷だと言われた事など。また他人によって感情的に傷ついたことへの恐怖かもしれない。
・ 養育:乳房
養育ー特に母親/子供の関係に関する過去の感情的なショック、トラウマ、葛藤、障害。子供の養育、
パートナー、自分自身に対して「十分に出来ない、責任がとれない」という深く染み付いた不安感。
これはキャリアと子育てとの関係の葛藤かもしれない。
8.3 The CM Hologram (CMH)
50
CMH インフォスーティカルは大脳髄質、心臓、そしてマトリックスを統合します。大脳髄質ホログラ
フィック・フィールドにおける感情的ショックとコンフリクトを解消することを助けます。
CMH インフォスーティカルは以下の修正においてサポートします:
•表示される組織に関係するモーフィック・フィールドが脆弱になっている部分
•原因不明の要因のために組織が慢性的に興奮している
•原因不明の要因による臓器の機能停止
•ショック反応による喘息, 感情的ショック、血管の収縮
DOSAGE ‒ 少なめの滴数からスタートし1日最大15 滴。リバレーターと一緒に使っても良い。
CMHとマッチングする組織
•一般的な内部の中胚葉組織
・歯
噛む、言い返す
:
かみ殺すことに関係する過去の感情的ショック、葛藤、対立。これは噛む事ができなかった、もし
くは、何かに噛み付かれたことの恐怖など噛まれたことに関係するかもしれません。
「噛む」は、比喩的に約束を「かみ殺す/抑える」といった何かに関係するかもしれません。たとえ
ば、欲しいものを手に入れる事ができない感覚。歯は「私はほしい」といった支配的な表現かもし
れません。「わたしはほしいのか、ほしくないのか?」の決断に関係するかもしれません。
・ 知性
:
頭蓋骨
過去における知性と論拠に関連する感情的なショックと葛藤。自分自身の知性、精神的な能力が他
者によって直接脅かされたり、知性では解決できなかったショッキングな体験があったことかもし
れない。実現することができない。知性は法律と司法にも関連するかもしれません。例えば:不公
平な裁判など。
・ モラル:頸椎
社会的な評価を下げられた又は判断されたことに関連する感情的なショックと葛藤。これは自分の
行動の方法が社会的に非道徳的だったことに気づいた事のショックに起源しているかもしれない。
これは個人的な信念ー「これをするには十分な力をつけなければいけない」ーかもしれない。
・ 負担、重荷:肩、腕
過去において何かに重荷に感じたことに関係する感情的ショックと葛藤。この負担は身体的に(重
労働をしてきた)や精神的に(個人的なもしくはショッキングな事実を隠蔽している)もしくは感
情的(他人の感情的な問題を引き受ける)にしなければならない何かに関係しているかもしれない。
・ 圧倒される:心筋
過去において圧倒、負かされた事に関連する感情的なショック、葛藤又はトラウマ的な出来事。こ
れは他人によって、もしくは事故等に遭遇する事で感情的に打ち負かされた、又は肉体的に抵抗で
きない事を意味するかもしれない。行動する力がない。
51
全てが許容を超えている。
・ 自己評価が低い:胸椎
自分の中心的な個性を低く評価することに関係する感情的ショックと葛藤。中核となる個性の評価
が低い。背中から打たれた、又は虐げられた感覚。この自己評価の低さは他人が、もしくは自分自
身が状況に応じた対処をする適応性を持っていないと感じていることから来ているかもしれない。
・ 自己評価が低い:腰椎
自分の中心的な個性を低く評価することに関係する感情的ショックと葛藤。中核となる個性の評価
が低い。背中から打たれた、又は虐げられた感覚。
この自己評価の低さは他人が、もしくは自分自身が状況に応じた対処をする適応性を持っていない
と感じていることから来ているかもしれない。
・ 方向性:副腎皮質
過去における間違った方向に行動した事に関係する感情的なショックと葛藤。これはショッキング
な体験や失ってしまった結果として肉体的に問題を抱えしまった事を意味するかもしれない。又シ
ョッキングな結果によって精神的にも方向転換したことに関連するかもしれない。
この葛藤は重要な決断を下す事が出来なくなる又は許さないといった情報の葛藤となって浮上する。
攻撃するのか後退するのかがわからない。どの方向に向かって走って良いのかわからないので完全
にトラックから投げ出される。失う感覚。
・ 性的魅力:骨盤, 恥骨
過去においての性的行動又は愛に関する能力についての感情的なショックと葛藤。
十分な愛や親密な関係を経験するー愛を受入れたり、表現したりといった事ーができなかった深い
感覚かもしれない。男性にとってはこれは個人的に重要な何かを表現することが出来なかったこと
についてかもしれない。女性にとっては愛する事が出来ないことについてかもしれない。
・ 柔軟性、融通:膝
過去における柔軟性に関連する感情的ショックと葛藤。これは、身体的に体が壊れて動けなかった
事に関係しているかもしれない。また恐怖で固まって身動きできなかった状況を意味するかもしれ
ない。これは柔軟なアプローチを要求されたが保守的な観念でしか対応できなかった状況に関係す
るかもしれない。これは融通、適応能力、そしてこれが意味することの恐怖に関連している為に、
変化が(自分自身や他人に)起こるはずがないという感覚があるのかもしれない。身動きできない
感覚。プライドやエゴによる頑固さ。屈服しない。
「何がなんでもこれだけは、、」といった様な何かを手放さない。
・ 前進:足(足首から下)
柔軟性、前進する事に関連する感情的ショック、葛藤。これは肉体的に体がこわばったり、動く事
が出来ないことにかもしれない。又は固まって動けなくなる事への恐怖から起こる状況かもしれな
い。これは柔軟なアプローチを要求されたが保守的な観念でしか対応できなかった状況に関係する
かもしれない。これは融通、適応能力、そしてこれが意味することの恐怖に関連している為に、変
化が(自分自身や他人に)起こるはずがないという感覚があるのかもしれない。プライドやエゴに
よる頑固さにに関係する、身動きできない感覚。
52
・ 血液:脾臓
過去における血液に関係する感情的なショック、葛藤又はトラウマ的な出来事。これは血液が飛び
散った出来事を経験、目撃もしくは怪我や輸血、手術のような、自分自身から血液が流出したこと
によるものかもしれない。
・ 深い喪失感:卵巣/精巣
過去において深い個人的な関係における何かを失った事に関係する感情的なショックと葛藤、もし
くはトラウマ的な出来事。これは、子供、パートナー、両親、友人、ペットかもしれない。
これは、妊娠することができない、歩けない、手術などを含む身体の一部を失ったトラウマを含ん
でいるかもしれない。
8.4 The Cerebral Cortex Hologram (CCH)
CCH インフォスーティカルは大脳皮質、心臓、そしてマトリックスを統合します。大脳皮質ホログラ
フィック・フィールドにおける感情的ショックとコンフリクトを解消することを助けます。
CCH インフォスーティカルは以下の修正においてサポートします:
•表示される組織に関係するモーフィック・フィールドが脆弱になっている部分
•原因不明の要因のために組織が慢性的に興奮している
•原因不明の要因による臓器の機能停止
•特定の記憶されたショックの後の感情ストレスの開放
DOSAGE ‒ 少なめの滴数からスタートし1日最大15 滴。血糖の調整が弱いクライアントには、気を
付けて処方すること。リバレーターと一緒に使っても良い。
53
CCHとマッチングする組織
•一般的な外胚葉組織
・ 噛む、言い返す:歯
かみ殺すことに関係する過去の感情的ショック、葛藤、対立。これは噛む事ができなかった、もし
くは、何かに噛み付かれたことの恐怖など噛まれたことに関係するかもしれません。
「噛む」は、比
喩的に約束を「かみ殺す/抑える」といった何かに関係するかもしれません。たとえば、欲しいもの
を手に入れる事ができない感覚。歯は「私はほしい」といった支配的な表現かもしれません。
「わた
しはほしいのか、ほしくないのか?」の決断に関係するかもしれません。
・ 危険:脳神経
過去における多大な危険や恐れの感覚に関連する感情的なショック、葛藤。これは身体的な危険又
は感情的な脅威に関連するかもしれない。
・ 無力感:甲状腺排出管
ある状況に対処するだけの力がなかった経験に関連する感情的なショックとトラウマ、葛藤。これ
は肉体的に力不足だったため、ある出来事を避けれなかった、もしくは関与する事ができない距離
だったことに関連するかもしれない。なんらかの出来事でコントロールを失ったことを意味するか
54
もしれない、もしくは手助けできない無力さの感覚や緊急にすべき出来事なのに、だれも対処でき
なかった出来事。
・ 話す事:気管支
過去における恐怖(怯え)によって話す事ができなかった事に関連する感情的なショック、トラウ
マ、葛藤。話したり、コニュニケーションをとることが出来ない。
・ 話す事:喉頭筋肉
過去における恐怖(怯え)によって話す事ができなかった事に関連する感情的なショック、トラウ
マ、葛藤。話したり、コニュニケーションをとることが出来ない。
・ 話す事:喉頭粘膜
言語障害に関係する過去の感情的なショック、葛藤、衝撃。これは予想外の危険に対する恐怖や助
けを呼ぶ事ができないぐらい恐怖で身がすくんだ事に関係するかもしれない。何と言えば良いのわ
からない状況に直面したことにも関係するかもしれない。
・ 境界の侵害:気管支粘膜
自分の境界が侵害、又は脅かされた事に対する過去の感情的なショックと葛藤、又は衝撃。これは
身体的な空間への侵入(例えば泥棒など)又は専門分野や精通した知識の領域に対する侵害を意味
するかもしれない。他人によってプライバシーを侵害されるー例えばパートナーが他の誰か出て行
くと脅したりするなど。一番安全で心地よい事が脅かされる。
「自分の空間がほしい」という内から
の叫びかもしれない。
・ 消化、理解:膵臓のα細胞
過去において本当に卑劣で胸が悪くなる様な経験に関連する感情的なショックと葛藤。
・ 恐怖:膵臓のβ細胞
誰かもしくは何かが本当に恐ろしかったことに関連する感情的なショックと葛藤、又は衝撃。これ
は誰かもしくは何かに対して戦いたかったもしくは問題に抵抗することに関連しているかもしれな
い。
・ 喪失:(心臓の)冠状静脈
過去における損失、又は領域、仕事、財産、パートナー等を失う脅威に関連する感情的なショック
と葛藤、又は衝撃。所有物、資産、仕事場や家のような一般的な感覚の範囲での所有、資産を含む
領域。自分が所有と損失と考えることを維持する為に防御、固執、戦うこと。女性が女性として認
められない、もしくは妊娠できない可能性による性的な失望の経験かもしれない。
「私は戦って、そ
して負けた」という感覚。
・ 領域の喪失:(心臓の)冠状動脈
過去における損失、又は領域、仕事、財産、パートナー等を失う脅威に関連する感情的なショック
と葛藤、又は衝撃。所有物、資産、仕事場や家のような一般的な感覚の範囲での所有、資産を含む
領域。自分が所有と損失と考えることを維持する為に防御、固執、戦うこと。女性が女性として認
55
められない、もしくは妊娠できない可能性による性的な失望の経験かもしれない。
「私は戦って、そ
して負けた」という感覚。
・ テリトリーの境界:直腸粘膜
テリトリーと境界を決めることに関係する腹立たしいやり取りに関係する感情的なショック、葛藤、
衝撃。これはどこに所属しているのか、何が自分のものか、そうでないか、自分のアイデンティテ
ィーと他人との境界を知る事に関係するかもしれない。所有物、資産、仕事場や家、目的、機能の
ような一般的な感覚の範囲での所有、資産を含むテリトリー。
・ テリトリーへの恐怖:胃- 胆管、膵管
テリトリーと境界を決めることに関係する恐怖に関係する感情的なショック、葛藤、衝撃。これは
どこに所属しているのか、何が自分のものか、そうでないか、自分のアイデンティティーと他人と
の境界を知る事に関係するかもしれない。所有物、資産、仕事場や家、目的、機能のような一般的
な感覚の範囲での所有、資産を含むテリトリー。
・ 境界を決める:膀胱粘膜
自分の立場を明確にする方法がわからない、もしくは自分に居場所を決める事への恐怖に関係する
感情的なショックと葛藤又は衝撃。
「自分の立ち位置を知りたい。」
「自分の立場や地位を明確にした
い」、「境界を認識することが出来ない」という感覚。
・ 攻撃の恐怖:網膜
攻撃された、又は攻撃される恐怖、特に後ろからの攻撃に関係する過去の感情的ショックと葛藤と
衝撃。背後からの脅威や待ち伏せなどに関係する対処できない恐怖ー振り切る事の出来ない追跡者
など「彼らはわたしを捕まえるだろう」という考え。
・ 攻撃の恐怖:目 - 硝子体(体液)
攻撃された、又は攻撃される恐怖、特に後ろからの攻撃に関係する過去の感情的ショックと葛藤と
衝撃。背後からの脅威や待ち伏せなどに関係する対処できない恐怖ー振り切る事の出来ない追跡者
など「彼らはわたしを捕まえるだろう」という考え。
56
9.EI (エナジェティック・インテグレーター)エモーション
エナジェティック・インテグレーター(EI)は、身体的、化学的、感情的、そしてエネルギー的な通り道
として統括しヒューマン・ボディー・フィールドに供給します。このスクリーンではそれぞれのEIに
おける感情的な見解の詳細を表示しています。
EI が紫(又は赤)は、一番注目する必要があるエリ
アを表示しています。
EI以下に書かれている部分に働きかけるように作られていますが、EIはその要因の全ての範囲に影響
を与える為の気づきであり、それらに対して強烈なインパクトを与える必要はありません。
9.1 エモーションリストとエナジェティック・インテグレーター・エモーション
これらのフィールドにおける障害は、以下の表にリストされている領域に関わる感情的な問題の関係
しているかもしれません。
こころに起こることはそれぞれの領域に関連し、その感覚が欠如又は過剰もしくは管理能力の問題が
あるかもしれません。他者の行動によって起こる内面的な葛藤や発露かもしれません。
57
EI-
達成感
1
EI-
カリスマ
2
EI-
集中力
3
EI-
意思力
4
EI-
自己主張
5
EI-
優しさ
6
EI-
決断力
7
EI-
思いやり
8
EI-
愛情
9
EI-
信頼
10
EI-
勇気
•
達成感、満足感、またはその欠如
•
欲求不満—何かを計画する可能性への障害の感覚
•
要求がかなわない感覚
•
希望の欠如/絶望
•
固執もしくは手放す
•
不足、過剰の感覚、管理の問題
•
自己と個人的資質を表現する能力
•
自己表現—自分が誰であるかの明確なイメージを持つこと
•
妄想/現実—間違った信念と現実を見分ける能力
•
理性と感情の葛藤—理論と感情の間で起こる決断力
•
集中力を維持する能力
•
精神力—考えを追求するエネルギーと明確な心構え
•
自己主張—強く自分を表現する能力
•
望みを叶えるだけの健康と持続力の強さ
•
柔軟性/頑固さ—考えを譲る時と固持する時の臨機応変な態度
•
落込み/孤独—悲観的、孤独である感覚
•
前進する元気さ
•
自己主張—自分の意見を主張する
•
明るい(快活)/悲しみ
•
信頼/恐怖—自信、自己における確信
•
決断力/遠慮(特に自分の意見に対して)
•
優しさ/敵意—気さくさと社交的な能力
•
慈愛/冷淡—他者もしくは自己への共感と受容
•
通常の感情—過剰な管理能力の欠如、不適当、欠如
•
決断する能力と明確な感情
•
正直さ—自己と他者への誠実さと信頼感
•
忠誠心—忠実、献身、不変性
•
感情的な障害—通常、特に決断力に関わること
•
自己/他者への共感、愛、受容
•
傲慢—優越、プライドの感覚
•
寛容—変える必要のない、ありのままを受入れる事
•
冷静—沈着と安定
•
意気揚々—得意と楽天的な表現
•
自己/他者への好ましい、暖かな肯定的感情と表現
•
自信/勇気—自分自身と自分の能力への確信
•
理路整然としたー考えを表現する、簡潔で明瞭な感情表現
•
内気—他者との接触や親密を避ける
•
他者への快く気持ちを打ち明けたり、信じる気持ち
•
注意深さー熟考と慎重な考え
•
疑惑—明瞭さの欠如、信頼感の問題
•
状況へ立ち向かう。
58
11
EI-
同情
12
EI-
希望
13
EI-
驚き
14
EI-
妄想
15
EI-
こころの平穏
16
•
記憶—回想、回顧
•
疑い、疑惑
•
同情—支援や忠誠
•
満足感—状況に満足と幸福感をもつ
•
受容/許し—自身と他者に対する受容と授与
•
一般的な肯定的感情
•
希望—起こる事に対する確かな要求と期待感
•
落胆—一般的な不満感
•
驚きー突然の疑惑、驚き
•
もの思いに耽る—深く考え込む、特に悲しみに関係する
•
現実から切り離された妄想的な考え
•
脅迫—固定観念もしくは好ましくない感情に執拗に捕われる
•
こころの平穏—精神的、魂レベルでの平和と人生を受入れる
•
パニックー起こった出来事に対する突然の恐怖反応
マインド・スクリーンマニュアルに関しての問題や質問があれば、NESプラクティショナーサポート
チームへご連絡下さい。
59