for Oracle SAP ® T E C H N O L O G Y Oracle SPARC SuperCluster for SAP Customers available NOW! ® U P D A T E Oracle Exadata: the best Database Cloud Platform for Consolidation – deployed by SAP Customers today. 日本語版 Exadata benefits for SAP Engineered to Work Together End-To-End Engineered Tested Together Certified Together Packaged Together Deployed Together Upgraded Together Managed Together Supported Together Reducing costs No. 21 Oracle for SAP, May 2012 www.oracle.com/sap Oracle database for SAP is safe, Hardware reliable and scalable and Software Engineered to Work Together C ON T E N t S 3 ご挨 拶 S AP顧客の皆様へ 4 S A P 認 定済のOR ACLE D ATABAS E 11 g R e le ase 2の機能 10 S A P 顧 客向けのOr a c le Exa da ta Ma c h i n e 14 S A P 顧 客向けのOr a c le Exa da ta S ta r t-Up Pack 16 グレンコアが次世代のテクノロジーとしてOr a c le Exad ataを採用 20 O R A C L E EX AD ATA D ATABAS E MACH IN E:SAPの使用を進化させる鍵 24 O r a c l e Exa da ta D a ta b a se Ma c h i n eのデータ統合 28 S A P N etWe a v e r 7で認定されたOr a c le Exa logic Elastic C lou d 32 O r a c l e Clo ud Fi le S yste m fo r S AP SAP顧客が使用できるOracle Automatic Storage Management( ASM)とASM Cluster File System(ACFS) 36 オラクルのS AP向けEn gi n e e r e d S yste m s:OracleインフラによるSAPランドスケープの最適化 38 S A Pアプリケーションの実行を改善する完全なインフラ・スタックの提供 42 S A P 顧 客向けのS PAR C S up e r Cluste r Op ti mized Solu tionの発表 44 S pir e H e a lth c a r e:Or a c le S unシステムとともに新しい未来への飛躍 SAPロールアウト・プロジェクト向けの完全なITインフラ – Oracle Database 11g、Sun T4 / M5000サーバーおよびPillar Axiom 600ストレージ・システム 46 O r a c l e S o la r i sで稼動するS AP 50 S A Pソリューションを実行するOr a c le S o la r i s 11プラットフォームの卓越したパフォーマンス 54 S A P 顧 客へのサービスS AP Po Vをオラクルが実証 57 S t a t w er ke Mue n c h e n : S AP向けのOr a c le A u tomatic Storage M anagement( ASM)による多様なメリット 61 63 66 O r a c l e R e a l Ap p li c a ti o n Cluste r s( R AC)で稼動するSAP Astelit LLCは、世界有数のデータベース・アーキテクチャを活用しモバイル通信のITインフラを拡張します 管 理 性の向上、サイズの削減 イタリアの大手電力会社の1つであるEnelは、Advanced Compressionを使用して Oracle Database 11g Release 2で稼動する最大のSAP IS-U Installationを最適化しました。 He i d e l be r ge r D r uc km a sc h i n e n AGのOr a c le Database 11g Ad banced C ompression: 強 力なツールが長期にわたって予想以上の効率を改善 データベース記憶域の56%削減 ― 大幅なコスト削減 68 74 77 81 D E L L が実践したS U S E Li n uxからOr a c le Li n uxへの移行 主要な変換の問題や移行のプロセスなど、Dellはどのように移行を計画し実装したのでしょうか。 I T管 理の統合と1 6 0の新しいデータベースの実装で業務の拡張を支えるFEM SA O R A C L E AD VAN CED CUS TOMER S ER VICES FOR SAP SAP環境向けのデータベース・サービス O r a c l eデータベース移行テクノロジー 9 4 「最 新のテクノロジーでS APシステム運用を最適化」オラクルと富士通が共同でセミナーを開催 ~SAP on Oracleで実現する次世代クラウド基盤セミナーレポート~ SAP 顧客の皆様へ SAP顧客の皆様へ オラクルは、データベース、ビジネス・ソフトウェア、オペレーティング・システム、サーバー、 ストレージなど、世界 でもっとも完全でオープンな、統合されたテクノロジー・スタックを提供します。OracleのテクノロジーがSAPアプリ ケーションの動作を向上させます。 オラクルとSAP AGは、24年にわたり数万の共通の顧客サービスへの取り組みを続け、長年のリセラーおよび顧 客サポート契約を締結しています。 この契約は、Oracle Databaseテクノロジーへのアクセス機能を拡張し、 グロー バル・レベルの顧客サービスを提供します。 オラクルの製品戦略は、ITインフラ全体に柔軟性と選択肢を提供します。中規模から大規模のSAPシステムを運 用する、あらゆる業種のSAP顧客の70%以上が、自社のアプリケーションをOracleデータベースに委ねています。 SAPアプリケーションを稼動させている企業は、メジャーなあらゆるオペレーティング・システムでOracleデータ ベースを使用しています。1988年以来、SAPではオラクルを第一線の開発データベースとして使用しています。SAPではそこで自社の製品がOracleデー タベース機能で最適に動作するように開発、移植および移行をしてきました。認定されたすべてのOracleデータベースは、絶え間なくSAPアプリケーショ ン向けに最適化されています。 Oracle Sunサーバー、 ストレージ、仮想化テクノロジーのみでなく、Oracle SolarisおよびOracle Linuxオペレーティング・システムとも一体で、オラク ルは完全なテクノロジー・スタックをSAP顧客に提供しています。 このスタックの各層は、単一のシステムとして連携動作するように統合されています。オ ラクルのオープン・アーキテクチャと複数のオペレーティング・システム・オプションが、システムの可用性、 スケーラビリティ、エネルギー効率、優れたパ フォーマンスおよび低い所有コストを実現します。 今日のデータ管理では、あらゆるワークロードに最高のパフォーマンスが要求されます。オラクルは、データウェアハウス、OLTP、複合ワークロードに対 する最高のパフォーマンスを実現する、Oracle Exadata Database Machineのユニークなアーキテクチャで市場の流れを変えました。 また同時に、 より 優れたパフォーマンスと価値を企業にもたらすOracle Exadataのユニークな機能は、ITコストをさらに削減します。Oracle Exadata Database Machine には、Oracle Exadata Storage Softwareが含まれています。 このソフトウェアは、Exadataのファイル・システムおよびボリューム・マネージャとして機能 するOracle Automatic Storage Management(ASM)を使用します。Oracle ASMは、複数のデータベースを同一ディスク・グループに格納し管理でき る統合環境を提供します。 これにより、Oracle LinuxおよびOracle Solarisで稼動するデータベース・ソリューションは、業界最高のパフォーマンスを達成 します。現在、BWおよびERP本番環境にExadataを配置するSAP顧客の数が急増しています。 新たにSPARC SuperClusterがSAPに認定されたため、SAP顧客は、SPARCおよびSolarisテクノロジーへの既存の投資を活用する一方で、エンジニア ド・システムのメリットを活かすことができます。 今回の21号でとくに読んでいただきたいのが、Oracle Exadata Database Machineを導入した、 スイスのグレンコア社とドイツの自動車業界のSAP 顧客のストーリーです。彼らはExadataマシンの採用で、世界規模のSAPビジネスの整理統合、パフォーマンス、および投資収益率で目を見張る改善を 手に入れました。その他のSAP顧客のサクセス・ストーリーも、間もなくwww.oracle.co.jp/sapに掲載されます。 また、 ミュンヘンのStadtwerkeのような 顧客がシングル・インスタンスから、自動ストレージ管理を備えたOracle Real Application Clusters for SAPになぜ移行したか、 ウクライナのキエフに あるSAP顧客Astelit LCCとメキシコのFEMSAが、SAPシステムを監視するOracle Database 11g Grid Controlから利益を得ているのはなぜか、それら の理由も是非お読みください。 ドイツのSAP顧客Heidelberger Druckは、Oracle Advanced Compression(ACO)を使用して、データベース記憶域の 56%を削減した方法を説明します。イタリアのEnelは、ACOを使用して、毎月のデータ肥大率を40%に抑えることができました。 フランスのオラクル・パー トナーAll4ITは、Oracle Resource Managerの実装に成功し、SAP ERPの複数インスタンスの管理を最適化しました。 コンピュータメーカーのデルは、 RHELからOracle Linuxへの移行の利点について説明します。 Oracle Advanced Customer Services(ACS)for SAPをご利用のお客様は、データベース移行(Oracle-to-Oracle「O2O」および「Triple O」)、 パフォーマンス・チューニング・ヘルス・チェックおよび内部トレーニング・ワークショップに関する詳細もご覧ください。 詳細、 この冊子およびその他のバックナンバーについては、次のサイトを参照してください。www.oracle.co.jp/sap. ご意見、 ご質問は、次のアドレス宛てにお寄せください。[email protected] Sincerely オラクル・コーポレーション(米国) SAPアプライアンス担当シニア・ディレクター 日本オラクル株式会社 SAPアライアンス担当マネージャー ゲルハルト・カップラー 岩崎 護 3 4 SAP認定済のORACLE DATABASE 11g Release 2の機能 • Oracle Database バージョン 11.2.0.2 以降、SAP は Oracle Automatic Storage Management Oracle(ASM)を完全に サポートし、その拡張機能で次のすべてのデータを管理で きます。Oracle Databaseファイル、Oracle Clusterwareファ イル、Oracle および SAPカーネル・バイナリ、外部ファイル およびテキスト・ファイルなどの非構造化汎用データ。 Oracle ASM は、すべてのファイル管理に必要な一元化およ び統合されたソリューション・スタックを提供し、サード・パー はじめに ティ製ボリューム・マネージャ、ファイル・システムおよびク ラスタウェア・プラットフォームの必要性を排除するため、 Oracle Database 11g Release 2 Enterprise Edition は、業 管理を簡素化、自動化し、コストとオーバーヘッドを削減し 界最高のパフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティお ます。Oracle ASM には、次の 2 つの主要な機能があります。 よび信頼性を提供し、Windows、Linux および UNIX を実行 するクラスタ・サーバーまたは単一サーバーで使用できま す。 もっとも要求の厳しいトランザクション処理、ビジネス・ インテリジェンスおよびコンテンツ管理アプリケーションを 簡単に管理できる包括的機能を提供します。 これらは SAPを実行する上で重要です。 • O racle Cluster Repository(OCR)と投票ファイルを Oracle ASM に保存できます。 • Oracle RDBMS Home を Oracle の新しいクラスタ・ファ イル・システム ACFS に保存できます。 Oracle Database 11g Release 2 Enterprise Edition には、 これにより、Oracle ASM は、Oracle Real Application Clusters 世界最高のデータベースを拡張するオプションが幅広く用 上 で 稼 動 する SAP や シング ル・ イン スタン ス の Oracle 意されています。そのためお客様はビジネスを成長させ、お Database 上で稼動するSAPシステムに最適なストレージ・プ 客様の大切な顧客が求めるサービス・レベルのパフォーマ ラットフォームになります(Oracle ASM の詳細は、32 ページ ンス、セキュリティおよび可用性に対応することができます。 の「Oracle Cloud File System for SAP」を参照してください) 。 詳細は、SAP Note 1550133 を参照してください。 SAP によるOracle Database 11g Release 2 の認定は完了 しました(SAP Note 1398634 を参照してください)。詳細 は、次のとおりです。 Oracle Database 11g Release 2 は、今まで以上のメリットを もたらします。 ディスク領域の節約でハードウェア・コストをさ らに低減しながらも、より高速なパフォーマンス、より強固な • Oracle Database 11g Release 2 を認定しているのは、 セキュリティ、より容易な管理性、卓越した生産性を提供しま SAP Kernel 6.40_EX2、 7.x 以降をベースにした SAP 製 す。そして少なくともSAPアプリケーションにとって、きわめて 品のみです。 高い可用性 / 障害リカバリ性を発揮します。次のリストは、現 • Oracle Database 11g Release 2 は、SAP R/3 3.1I から SAP R/3 4.6C 以前の SAPリリースには対応していません。 在の SAP 顧客が使用できる重要な機能ですが、これらの多く は Oracle に固有の機能です。 Oracle Database Version 10.2と同様に、これら旧バージョ ンの SAP には、SAPアップグレード・プロジェクトとの直接 OLTP 表圧縮 接続用に11.2 のテンポラリ・リリースのみが用意されます。 Oracle Database 11gでは、OLTP 表圧縮という新機能が導 • Oracle Real Application Clusters(RAC)11g Release 入されました。この機能を使用すると、INSERT や UPDATE 2 の SAPリリースは、SAP 環 境 向 けの Oracle Database など従来の DML を含むあらゆる種類のデータ操作中にも 11g Release 2と同時にリリースされます。オラクルによる データを圧縮できます。 また、OLTP 表圧縮は書込み操作に RAC のサポートの詳細は、SAP Note 527843 を参照して 関連する圧縮オーバーヘッドを低減するため、トランザクショ ください。 この SAP Note には、リリース済の RAC 構成に関 ンまたは OLTP 環境にも適しています。 このため、OLTP 表圧 する詳細が記載されています。 縮は、すべてのアプリケーション・ワークロードに圧縮による メリットをもたらします。 SAP 認定済の ORACLE DATABASE 11g Release 2 の機能 オラクルの OLTP 表圧縮は Advanced Compression の一部 RMAN バックアップ圧縮 です。独自の圧縮アルゴリズムを使用しているため、データ 肥大し続ける企業データベースは、データベース管理者に ベース・ブロック内の複数の列間で重複する値もポインタに とって大きな問題です。 変換します。圧縮されたブロックには、シンボル表と呼ばれる データベース・バックアップのストレージ要件とバックアップ 構造が含まれ圧縮メタ・データはここに保持されます。 ブロッ 手順のパフォーマンスには、データベース・サイズそのもの クが圧縮されるときに、重複する値の単一コピーをシンボル が影響しますが、Oracle Advanced Compression に組み込 表に追加し、重複する値をポインタに変換します。 グローバル まれた圧縮テクノロジーが、バックアップ・データのストレー なデータベースのシンボル表を保持する競合他社の圧縮ア ジ要件を大幅に軽減します。RMAN は Oracle Databaseと密 ルゴリズムと比較すると、オラクル独自の手法では、圧縮され 接に統合されているため、RMAN バックアップ・データはディ たデータへのアクセスで追加の I/O が発生しないため、大幅 スクまたはテープに書き込まれる前に圧縮され、リカバリ前に にパフォーマンスが向上します。 解凍する必要がありません。 これにより、ストレージのコスト OLTP 表圧縮の利点は、ディスク上のストレージ領域の節約 を大幅に削減できます。RMAN バックアップは多くの SAP 顧 にとどまりません。圧縮されたブロックを解凍せずに直接読み 客が使用しています。 取ることができるのも、その大きな利点の 1 つです。 この利点によって、圧縮データへのアクセス・パフォーマン Data Pump 圧縮 Data Pump ジョブに関連付けられたメタ・データの圧縮は、 スにほとんど低下は見られません。Oracle Database の場 Oracle Database 10g Release 2 で初めてサポートされま 合、アクセスするブロック数が少ないため I/O が減少し、パ した。 この圧縮機能は、Oracle Database 11gで拡張され、表 フォーマンスが向上したケースが実際に多数報告されていま データをエクスポートと同時に圧縮できるようになりました。 す。 さらに、バッファ・キャッシュの効率が向上したため、メモ Data Pump 圧縮はインライン・オペレーションです。 ダンプ・ リーの増設なしでより多くのデータを格納できます。Oracle ファイルのサイズを削減してディスク領域を大幅に節約しま Database バージョン 10.2.0.2 から、SAP は索引のディスク領 す。オペレーティング・システムまたはファイル・システムの 域を節約しデータベース全体のサイズを削減するために、索 圧縮ユーティリティとは異なり、Data Pump 圧縮の操作は、イ 引圧縮の使用について認定を開始しました。全データベー ンポート側でも完全にインラインであるため、ダンプ・ファイ スの再編成を実行した後でも索引圧縮を使用すると、さらに ルをインポート前に解凍する必要はありません。圧縮された ディスク領域の合計の 20% が削減されることを顧客の経験 ダンプ・ファイル・セットは、データベース管理者の操作な が実証しています。 しで自動的にインポート中に解凍されます。 SecureFileデータ圧縮 Data Guardネットワーク圧縮 Oracle Database 11g の新機能である SecureFiles は、 Data Guard は、スタンバイ・データベースを管理、監視、自 完全に再設計したラージ・オブジェクト(LOB)のデータ型 動化するソフトウェア・インフラを提供します。1 つまたは複 を導入することで、パフォーマンス、管理のしやすさ、アプリ 数のスタンバイ・データベースを作成、管理および監視して、 ケーション 開 発 の 容 易 性を 飛 躍 的 に向 上させました。 企業データを故障、障害、エラー、破損などから保護します。 SecureFiles のデータは、業界標準の圧縮アルゴリズムを使用 Data Guard は、REDOデータ(トランザクションのリカバリに して圧縮されています。 必要な情報)を使用し、プライマリ・データベースとスタン 圧縮によってストレージを大幅に節約できるだけでなく、I/O、 バイ・データベースを同期させます。 プライマリ・データベー バッファ・キャッシュ要件、REDO生成および暗号化によるオー スでトランザクションが発生すると、REDOデータが生成され、 バーヘッドが減少するため、パフォーマンスも向上します。 ローカル REDOログ・ファイルに書き込まれます。 この REDO SecureFile 圧縮により、インラインおよびアウトライン LOB データは、Data Guard REDO 転送サービスを使用してスタン データのストレージや操作が大きく向上します。SAP アプリ バイ側に転送されます。 ケーションでは、LOB データがますます重要性を増し、SAP CRM、SAP XI、SAP NetWeaver Portal および SAP ERP など に広く使用されています。 SAP ERP のほとんどの非クラスタ表は、Oracleデータベース に固有のアウトライン LOBを使用します。 5 6 Oracle Advanced Compression を使用すると、REDO データ SAP BWアプリケーションや SAPアップグレードでは、列の追 は圧縮された形式で転送されるため、使用するネットワーク 加は頻繁におこなう作業です。そのため列追加機能の拡張に 帯域幅を効率よく軽減できます。つまり、REDO 転送圧縮の役 は、次のようなメリットがあります。 割は、REDO ギャップ解消時の REDO データ圧縮だけではあ りません。 転送先の圧縮が有効になっていると、その転送先に送信され • SAP BW において、列追加プロセスでパフォーマンスが改 善されます。 るすべての REDOデータが圧縮されます。 • 大量のディスク領域を節約できます。 非同期セグメントの作成 すると、次のようになります。 Oracle Database 10gとOracle Database 11g の機能を比較 Oracle Database 11g Release 2 から、ローカル管理表領域 に表を作成する場合、表セグメント作成は最初の行が挿入さ れるまで同期されません。 また、セグメントの作成は、表のす 圧縮なし べての LOB 行、表作成の一部として暗黙的に作成した索引、 合、この領域割当て方法には、次のような利点があります。 • 空のデータベース・オブジェクトはディスク領域を消費しま せん。 • SAPインストールのすべての表、LOB、索引およびパーティ ションの 60 ~ 70% は空であるため、SAP 環境できわめて 重要です。 • 空の表、LOB および索引の作成が劇的に高速になるため、 領域の 削減 (Oracle Database 10g)(Oracle Database 11g) および続けて明示的に作成した索引とは同期しません。 Oracle Databaseで SAPアプリケーションを実行している場 圧縮あり Database (fully reorganized) SAP ECC 6.0 SAP BW 7.0 SAP CRM 7.0 4,782 GB 1,413 GB 950 GB 1,976 GB 543 GB 334 GB 59% 62% 64% RMAN Backup (for compressed database) 2,817 GB 667 GB 76% 973 GB 156 GB 84% Export Data Pump SAP 用のデータベース・インストール作業にかかる時間が 大幅に短縮されます。 • オラクルデータ・ディクショナリ領域のクエリーが、実質的 に高速に実行されます。 SecureFile のパフォーマンス SecureFiles は、画像、音声、映像、PDF およびスプレッドシー トなどのファイル・コンテンツの格納に最高のソリューション を提供します。従来、リレーショナル・データはデータベース 列追加機能の強化 に格納され、非構造化コンテンツ(半構造化コンテンツと非 DEFAULT 値および NOT NULL 制約を持つ新しい列を追加 構造化コンテンツの両方)はファイル・システムにファイル する場合、Oracle Database 11g 以前のバージョンでは、表 として格納されていましたが、ファイル・ストレージの選択で を排他ロックしデフォルト値をすべての既存のレコードに格 大きなパラダイム・シフトとなるの が、SecureFiles です。 納する必要がありました。 SecureFiles は、Oracleデータベースの利点を損なうことなく、 Oracle Database 11g から、データベースはこの操作に対す 従来のファイル・システムに匹敵する高いパフォーマンスで るリソース使用率とストレージ要件を最適化し、列のデフォル ファイル・データを操作できるように設計されています。 ト値は NOT NULLとして指定されたデータ・ディクショナリ内 SecureFiles は、非構造化コンテンツを格納するために最適 の列で保持されます。DEFAULT 値とNOT NULL 制約を持つ なデータベースとファイル・システムのアーキテクチャを提供 新しい列を追加する場合、すべての既存レコードにデフォル します。 ト値を格納する以前の処理は必要ありません。 これにより、ス SAP 顧客が、SecureFiles から得られるメリットは次のとおりで キーマ変更が 1 秒以下で実行できるだけでなく、既存のデー す。 タ・ボリュームにも左右されず領域も消費しません。 とくに大 きな表の場合、列の更新にかかる実行時間が短縮され領域 • SAP 環境の LOBとの比較で、アクセス時間が大幅に短縮 を節約できます。 • とくにRAC 採用時には、SAPクラスタ表のトランザクション・ スループットが増加 • LOBを含む SAP 表(クラスタ表など)の圧縮の必須条件 SAP 認定済の ORACLE DATABASE 11g Release 2 の機能 LOBデータを SecureFiles に格納した場合、全体的なトランザ SAP VBDATA Throughput (Insert/Read/Delete) SecureFiles に 格 納 さ れ た LOB デ ー タ は、LONG ま た は BasicFiles(Oracle Database 11gより以前の LOB 実装)に 格納されたLOBデータと同等以上のパフォーマンスを発揮し ます。SecureFiles は、Oracle Database 11g RACで実行され るSAPアプリケーションのスケーラビリティを劇的に改善しま すが、Oracle Database 11g 単一インスタンスの場合も、 Performance Improvement Factor クション・スル ープットが 増 加します(次の図を参 照)。 SecureFiles の採用は大きなメリットになります。既存のすべ row size in KB ての LONG および Basicfile の LOBデータを SecureFiles に移 行することをお薦めします。 LONGs (9.2,10.2) LOBs (10.2,11.2) Securefiles 11.2 表領域の暗号化 セキュリティはどこでも最優先に取り上げられる課題ですが、 顧客にとってセキュリティの重要性は増す一方です。 オラクル には、多数のセキュリティ機能があります。 とくにSAP 顧客に BR*ToolsによるOracle Database 11g のサポート バージョン 7.20 以降、BR*Tools は、Oracle Database 11g とっての朗報は、機密データの暗号化が非常に簡単になった Release 2 が提供する新機能をサポートしているため、既存 ことです。Advanced Security Option(ASO)には、表領域 の シ ス テ ム へ の 実 装 も 非 常 に 簡 単 で す(SAP Note 内のすべてのデータを暗号化するテクノロジーが組み込まれ 1430669を参照)。 ています。Oracle Database 11gより以前の Oracle では、 とくに、次の操作が実行可能です。 Transparent Data Encryption(TDE)を使用した列単位の 暗号化やクライアント・サーバー(SAPアプリケーション・サー • BRSPACE は、オンライン再編成の特別なオプションを提供 バー)でのネットワーク暗号化などのセキュリティ機能を提 します。 これを使用すると、新しい OLTP 表圧縮を有効にで 供していました。 きます。 •「古い LOB」 (データ型 LONGまたは LOB)を「新しい LOB」 追加された暗号化機能 Oracle Database 11g の Advanced Security Option(ASO) に含まれるRMAN バックアップの暗号化を使用すると、バッ (データ型 SecureFiles)に変換する際に、BRSPACEでは再 編成機能「tbreorg」の中で新しいアクション「lob2lob」を 使用できます。 クアップからデータを読み取る(盗む)ことはできません。 さ • パッチ3以降、BRSPACE 7.20はOracle Database 10gでも、 らに、エクスポート・ファイルや非構造化 LOBデータも、それ Oracle Database 11gと同様の索引圧縮の管理をサポート ぞれ Oracle Data PumpとSecureFile 暗号化を使用すると簡 単に暗号化できます。 しています(SAP Note 1464156を参照)。 • BRSPACEを使用すると、表領域を新規作成する場合に、表 領域レベルで圧縮および暗号化の属性を設定できます。属 Data Guardによるセキュアなネットワーク転送 Data Guard はセキュアな環境を提供し、REDOデータをスタ ンバイ・データベースに転送する際の改ざんを防止します。 性を設定すると、その表領域内に作成された(または移動 された)表には、表レベルで明示的に設定された属性がな い限り、これらの属性が暗黙的に適用されます。 REDO デ ータの セキュアな 転 送を 有 効 にするには、Data • BRSPACE は、SAP によって圧縮されたデータを含む列を識 Guard 構成の各データベースでパスワード・ファイルを使用 別します。 これにより、追加圧縮による不要なオーバーヘッ するように設定します。 さらに各システムの SYS ユーザーのパ ドを回避できます。 スワードを同一に設定します。 より強固なセキュリティ – Database Vault Oracle Database Vaultも、SAPアプリケーションとの併用が 認定されています。Oracle Database Vault を使用すると、 SAPアプリケーション・データベース・オブジェクト周辺に保 護レルムを確立し、権限付与されたデータベース・ユーザー の機密データへのアクセスの防止や職務の分離ができます。 7 8 オラクル /SAP 開発チームは、Real Application Testingを使 用したSAPアプリケーションの包括的テストで、OLTP に対す るAdvanced Compression の効果とSAP ERP の DML 操作に 対するSecureFiles の効果を測定しました。 このテストでは、 データベース・リプレイを使用して、Oracle Database バージョ ン 10.2.0.4 SAPデータベースから本番システムのワークロー ドを取 得しました。次に、圧 縮した Oracle Database 11g Release 2データベースと非圧縮の同一データベースで、この ワークロードを複数回リプレイしました。 テスト結果については、http://www.oracle.co.jp/sap/ newsletter/data/oracleforsap19.pdf の 11 ページ以降を参 照してください。 Direct NFS Oracle Database 11g Release 2では、オペレーティング・シ ステム・カーネルの NFSクライアントではなく、Oracle Direct Real Application Testing(RAT) NFSクライアントを使用してNAS デバイスに直接アクセスす • DBA やシステム管理者は、データベース・リプレイを使用 るようにOracle Databaseを構成できます。Oracle Database して、テスト環境でオンライン・ユーザーやバッチ・ワーク は、組込みのDirect NFSクライアントを使用してNFSサーバー ロードなど、実際の本番システムのワークロードを現実に即 のファイルにアクセスすることで、 オペレーティング・システム・ した状態で正確に再現できます。 データベース・リプレイを カーネルの NFS によるオーバーヘッドを排除します。 これらの 使用すると、本番システムの全ワークロードを取得して、そ ファイルは、オペレーティング・システム・カーネルの NFSク れを元のワークロードと同じタイミング、同時実行性および ライアントからアクセスすることもできるため、シームレスな 依存関係にしたがってテスト・システムでリプレイできます。 管理が可能です。 これによりシステムの変更を現実的に検証できます。本番シ ステムそのものの再現は、スクリプトのセットなどで実行で SAP顧客が、Direct NFSから得られるメリットは次のとおりです。 きるものではありません。 データベース・リプレイを使用す ると、DBA やシステム管理者は次のテストを実行できます。 データベースのアップグレード、パッチ、パラメータ、スキー マ変更など • 単一インスタンスからOracle RAC や Oracle ASM への変換 などの構成変更 • ストレージ、ネットワーク、インターコネクトの変更 • 変更の前後にSQL 文をシリアルに実行することによる、オペ レーティング・システム、ハードウェア移行、パッチ、アップ グレード、パラメータ変更の統計 • SQL Performance Analyzer(SPA)は、環境の変化による • NetApp などの NASソリューションのスループットを改善し ます。 • 複数の NICを使用するNAS 環境で、データベース・スルー プットを最大 50% 増加します。 • データベース・サーバーで CPUを最大 20% 節約します。 • 単一インスタンスまたは Real Application Clusters(RAC) のどちらでも動作します。 • UNIX/Linux および Windowsプラットフォームで動作しま す。 • 高可用性ネットワーク・ソリューションです。 SQL 実行のパフォーマンス問題を予想し防止します。SQL • OSまたは NAS ベースのボンディングまたはトランキング・ Performance Analyzer は、環境の変更が SQL 実行計画に ソリューションと比較して、高速かつ簡単で可用性がありま 与える影響と、変更前と変更後にSQL 文を連続的に実行し た統計を細分化して表示します。 す。 • Direct NFSとNASを併用すると、従来の複雑なSANソリュー ションと比較し高いスループットが得られます。 • 高速で簡単、他のボンディング・ソリューションより優れて います。 • 多くの SANソリューションと比較してスループットが向上し ています。 SAP 認定済の ORACLE DATABASE 11g Release 2 の機能 オンラインでのパッチ適用 より短くなります。 さらに、本番稼動しているORACLE_HOME 通常の RDBMS パッチは、1 つまたは複数のオブジェクト・ファ にパッチを適用しないため安全です。1 つ気を付けなければ イルやライブラリで構成されています。通常、パッチのインス いけないのは、同時に2 つの Oracle ホーム・ディレクトリを トールでは、RDBMS インスタンスをシャットダウンし、オラク 収容するため十分な空きディスク容量が必要です(詳細は、 ル・バイナリを再リンクしてインスタンスを再起動する必要 SAP Note 1524205を参照してください)。 があります。アンインストールでも同じ手 順 が 必 要です。 Oracle Database11g から、1 つまたはバンドルのパッチを完 SAP Bundle Patches(SBP) 全にオンラインでインストールできるようになりました。 この Oracle Database バージョン 10.2.0.4 から、UNIXプラット 方法では、データベース・インスタンスのシャットダウンや、 フォームの Oracle データベース・パッチは、SAP Bundle RACまたは Data Guard の構成は必要ありません。OPatchを Patches(SBP)の形式で配布されるようになりました。SBP 使用したオンラインからのパッチ適用では、インスタンスに は Oracle Patch Set Updates(PSU)を基本にしています。 関連付けられた各プロセスが安全な実行ポイントでパッチを PSU は、推奨するバグ・フィックスと四半期ごとにリリースさ 当てるコードをチェックし、次にチェック済のコードをプロセ れるCritical Patch Updates(CPU)を含むプロアクティブ ス領域にコピーします。 な集積パッチです。 SAP Bundle Patch は、Current Patch Set Update(PSU) 、 スナップショット・スタンバイ PSU に含まれない SAP 固有の重要なシングルおよびマージ・ 物理スタンバイ・データベースをレポート・データベースに パッチ、現在の SAP 固有のオプティマイザ・マージ・パッチ、 簡単に変換できます。 レポートを目的として物理データベース README.html(SBP のインストール・マニュアル) 、bugs_ を読取り/ 書込みできるようにオープンし、過去のポイントに fixed.html(SBP に含まれるパッチのリスト)で構成されます。 フラッシュ・バックして元の物理スタンバイ・データベース SBP には、これまでのすべてのパッチの集積と最新のパッチ に簡単に戻すことができます。その後、Data Guard はスタン が含まれています。顧客は MOPatchを使用して、常に最新の バイ・データベースをプライマリ・データベースと自動的に SBPを 1 つインストールするだけで済みます。 同期化します。 これにより、NetWeaver BI などの SAPアプリ ケーションのレポート読取り/ 書込みアクティビティに物理ス タンバイ・データベースを活用できます。 アウトオブプレース・アップグレード Oracle Database 11g Release 2(11.2.0.2)のパッチ・セッ トは、Oracle Databaseソフトウェアのフル・インストールの 形に変更となりました。Release 2 以前の Oracle Database の パッチ・セットは、既存の Oracle ホームのファイルと置換す るファイル・セットでした。Oracle Database 11g Release 2 以降、パッチ・セットは既存のインストールに対して新規に SOLARIS LINUX フル・インストールになりました。 フル・インストールは、オラクルがお薦めするパッチ・セット の適用方法です。パッチ・セットを新しい個別の Oracle ホー ムにインストールします。パッチ・アップグレードをインストー ル後に、古い Oracle ホームからOracle Databaseを移行しま す。パッチ・セットのアップグレードは、1 つのバージョンから 別のバージョンにアップグレードする場合と同じ手順になりま した。 オラクルは、このアウトオブプレース・パッチ・セットの アップグレードを推奨します。 この適用方法では、停止時間が DATABASE 9 10 SAP顧客向けのOracle Exadata Machine Oracle Exadata Database Machine は、SAPより2011 年 6 SAP 顧客は、SAP アプリケーションを変更なしで実行する 月10日に認定されSAP NetWeaver 7.0以上で使用できます。 Exadata にデータベースを簡単に移行できます。Exadata へ SAP ERP 6.0、SAP BW 7.x、SAP CRM 7.x のような、SAP の移行(Oracle Linuxまたは Oracle Solaris 上の DB サー NetWeaver 7.x がベースの SAP 製品すべてを含みます(完 バー)の容易さは、移行まで使用していたソース・プラット 全なリストは、http://www.service.sap.com/PAM を参照し フォームによりますが、同種または異種 OSプラットフォーム てください)。 の移行と変わりません。移行は、ソース・プラットフォームと 移行ツール(R3Load、RMAN 複製データベース、RMANト Oracle Exadata Database Machine はソリューションを簡単 ランスポータブル表領域または O2O/Triple O)によって、 に配置できます。使用可能な最高レベルのデータベース・パ オンラインまた は オフライン で 実 行 できます。詳 細 は、 フォーマンスを提供するOracleデータベースをホストします。 http://www.sdn.sap.com/irj/sdn/ora を 参 照し、 「Oracle Exadata Database Machine は、 「ワンボックスのクラウド」と Exadata」を確認してください。 してデ ータベ ース・ サ ー バ ー、Oracle Exadata Storage Server、 ストレージ・ネットワーキングのためのInfiniBandファ アプリケーションに対する透過性、Oracle Database11g R2、 ブリック、および Oracle データベースのホストに必要なすべ RAC などの実績あるテクノロジーによる実行、システム統合 てのコンポーネントで構成され、オンライン・トランザクショ の試行錯誤、既存の人材とスキルの活用、迅速なデータベー ン処理(SAP ERP 6.0) 、データウェアハウス(SAP BW 7.x) ス問合わせの実行(多くの時間が必要な、大きくて複雑な および複雑なワークロード統合のために優れた I/O および Infocubes、問合わせ、トランザクション) 、管理時間の短縮、 SQL 処理パフォーマンスを実現します。Real Application 簡単になるパッチ処理、稼動時間の長さ、そのどれをとっても ClustersとExadataストレージを使用した大規模パラレル・ ExadataがSAP顧客に与えるメリットは明白です。Exadataは、 グリッドを活用すると、あらゆる種類のデータベース・アプリ SAP 顧客で実証済みのすぐに使用できる、高可用性と障害時 ケーションに最高のパフォーマンスを提供します。 リカバリを提供します。 プラットフォームとデータベースを集 使いやすく管理も簡単なデータベース・マシンとExadataス 約し、電力および冷却の消費量を削減します。そして一番大 トレージは、リニアな I/O スケーラビリティによりブレークス 事な点ですが、Oracle Exadata は単一のベンダー、バンドル ルー・パフォーマンスを提供し、ミッションクリティカルな可 済み OS、RDBMS パッチ・セットで構成されています。つまり、 用性と信頼性を実現します。 複数ベンダーに悩まされることがなくなります。 Exadata に移行するSAP 顧客には、データベース・サーバー SAPアプリケーションとOracle Exadata Database Machine Presentation Application Database on Exadata ではなく、独立したサーバーで動作するSAPインスタンスの 3 層のアーキテクチャが提供されます。 この柔軟な 3 層アーキテクチャにより、SAP インスタンスを実 行するハードウェアとオペレーティング・システムを任意に組 SAP Instances SAP ECC 6.0 み合わせ、Oracle Exadata Database Machineとともに使用 できます。 たとえば、Oracle Exadata Database Machine に対 して、AIX、HP-UX、Linuxまたは SAP 認証済みの他のプラッ SAP Instances SAP BW 7.x トフォームで SAPアプリケーションを実行できます。柔軟な構 造のレイヤーは変更する必要がありません。既存の SAP 環境 にOracle Exadata Database Machineを簡単に導入できま す。 SAP Instances SAP CRM 7.x SAP 顧客向けの Oracle Exadata Machine データベース・サーバーで動作するデータベース・インス Exadata Database Machine の Oracle デ ータベースは、 タンスに加え、顧客は、Oracle Clusterware をベースにした Flash に対応した世界初のデータベースです。Exadata スト SAPCTL でデータベース・ノードの SAP Central Service の レージは、高度な圧縮テクノロジーの Hybrid Columnar 可用性を高めることができます。ただし、ユニコードの SAP Compression を提供し、通常、10 倍以上という高レベルの シス テム の 場 合 に 限 定 され ま す。す で に SAP Central データ圧縮を可能にします。Exadata の圧縮は、データ転送 Service にデータベース・クラスタ以外の別のクラスタを使 の効率を劇的に向上させます。Oracle Exadata Database 用している環境で、Oracle Exadata Database Machine を Machine は、世界でもっともセキュアなデータベース・マシ 導入する場合は、SAP Central Service に使用するクラスタ ンです。Oracle データベースの優れたセキュリティ機能で構 はそのまま継 続して使 用 することをお 薦めします。また、 Exadata データベースでは、BR* Toolsも同様に動作するよ タベースへの問合わせが可能です。毎秒数百ギガバイトの うサポートされています。 速度で実行される問合わせにはオーバーヘッドがほとんど 築された Exadata ストレージでは、完全に暗号化されたデー 発生しません。製品のこれらの機能や他の多数の機能の結 データベース移行に必要な Exadataノードの準備では、とく 合が、Exadata Database Machine の優れたパフォーマンス にユーザー、グループ、Oracleクライアント・ソフトウェア、 SAPカーネル実行可能ファイル、BR*Toolsを作成するOracle を支えています。 Exadataデータベース・インスタンスの前提条件を満たす必 また、Exadata Database Machine は、Oracle Exalogic 要 が ありま す。そ の 作 業 に 顧 客 は SAPinst(SAP ノート Elastic Cloudと連携することも、単独で機能することもできま 1619343を参照)を使用することができます。 す。ExadataとExalogic の組合わせは、完全にハードウェアと ソフトウェア が 設 計 され たソリュー ション で す。Oracle データベースの移行方法は、ホワイト・ペーパー『Oracle E-Business Suite、Siebel、PeopleSoft および SAPアプリケー Exadata Database Machine で稼動するSAP NetWeaver ションなどのすべてのエンタープライズ・アプリケーションに ベスト・プラクティス・ガイド』で説明しています。 (www. 高可用性をもたらします。 oracle.co.jp/sapを参照し、 「Oracle Exadata」を確認してくだ さい。)実際に、 データベースの Exadata への移行は、ASM(自 Exadata 製品ファミリの基盤は、Oracle Exadata Database 動ストレージ管理のファイル・システム)の移行と違いはあ Machine(Database Machine)です。統合された完全な りません。 データベース・システムの Database Machine は、エンター プライズ・データベースに必要なすべてのコンポーネント Oracle Exadata Database Machine はソリューションを簡単 が事前に準備され、どのようなエンタープライズ・データ に配置できます。使用可能な最高レベルのデータベース・パ ベースでも迅速に、しかも容易に配置でき、最高のパフォー フォーマンスを提供するOracleデータベースをホストします。 マンスを実現します。Exadata Storage Server(Exadata Exadata Database Machine は、データベース・サーバーで ストレージまたは Exadata セル)は、Database Machine 構成される「ワンボックスのクラウド」です。 内の Oracle データベースのストレージとして使用されます。 Exadata Storage Server は、Exadata Database Machine に Exadata Storage Server Software を 実 行し、Smart 不可欠なコンポーネントで、いくつもの製品独自の機能によ Scan、Smart Flash Cache、Smart Flash Logging、I/O り、最高のパフォーマンスを実現します。Exadata のストレー Resource Manager、Storage Indexes、Hybrid Columnar ジは、データベースの処理をデータベース・サーバーにオフ Compression など、独自の強力な Exadata テクノロジーを ロードする機能など、データベースを認識するストレージ・ 提供します。Exadata Storage Expansion Rack により、 サービスを提供しますが、このサービスは SQL 処理および Exadata の ス ト レ ー ジ 容 量 お よ び 既 存 の Database データベース・アプリケーションに対して透過的に提供され Machine や SPARC SuperCluster 配置の帯域幅を迅速に、 ます。 このため、問合わせ対象の表のデータ全体ではなく、ア また簡単に拡大できます。 プリケーションが要求するデータのみが返されます。Exadata Smart Flash Cache は I/O 操作を高速化することで、Oracle データベースの処理を大幅に向上させます。Flash は、物理的 な I/O 処理を回避するためにデータベース・オブジェクトの インテリジェントなキャッシングを提供し、データベース・ロ ギングを高速化します。 11 12 Database Machine は、配置と同時にすぐ使用できる事前 Database Machine X2-2 を接続し、単一のより大きなシス 設定されたシステムです。 これまでのデータベース配置プロ テムイメージ構成を形成できます。同様に、複数の Exadata セスに必要だった統合作業、コスト、時間が大幅に削減さ Database Machine X2-8ラックも接続できます。 この機能 れます。Exadata のよく知られた構成では、Oracle Support は、ラック間を InfiniBand ケーブルで接続することで実現さ が提供するサービスに精通しているため、優れたサポート・ れます。すべての InfiniBand インフラ(スイッチとポート配 エクスペリエンスを得ることができます。OLTP、OLAP、ま 線)は、この拡張オプションを提供するよう設計されていま たはこれらの組合わせを含むさまざまなアプリケーション す。最大 8 台のラックを InfiniBand ケーブルで連結でき、そ 向けにデータベースを配置する場合や、複数のデータベー れ以上の大きな構成には、InfiniBand スイッチを追加しま スの統合プラットフォームとして使用する場合に、共通のイ す。X2-2 Full Rack および Half Rack の組合わせは自由で ンフラというメリットによってデータセンターの効率化に大 すが、Quarter Rack は、次の 2 つの組合わせで他のラック きな機会が創出されます。 まさに、 「ワンボックスのクラウド」 と相互接続できます。2台のQuarter Rackとの接続、 または、 です。 1 台の Quarter RackとFull Rack、または Half Rackとの組 合わせ。Exadata Database Machine に組み込まれた拡張 Exadata Database Machine Exadata Database Machine には 2 つのバージョンがありま 機能により、あらゆるアプリケーションで必要な最大規模の データベースのサポートが可能になります。 す。Exadata Database Machine X2-2 は、合計 192GB のメ モリーが搭載された2台の12コアのデータベース・サーバー Exadata Storage Server と3 台の Exadata Storage Servers から、合計 1,152GB の Exadata Storage Server では、Exadata Storage Server メモリーが搭載された 8 台の 12コアのデータベース・サー Software が実行され、Smart Scan、Smart Flash Cache、 バーと14 台の Exadata Storage Servers まで拡張でき、1 Smart Flash Logging、I/O Resource Manager、Storage つ の ラ ッ ク に 統 合 さ れ て い ま す。Exadata Database Indexes、Hybrid Columnar Compression など、Database Machine X2-8 は、メモリーが合計 4TB の 80コアのデータ Machine 独自の強力な Exadataソフトウェア・テクノロジー ベース・サーバー 2 台と14 台の Exadata Storage Server が提供されます。Exadata Storage Server のハードウェア・コ で構成され、1 つのラックに統合されます。X2-2 は、Exadata ンポーネント (別名Exadataセル)は、高パフォーマンスのデー Database Machineファミリへの初期導入として手軽であり タベース処理要件を満たすために慎重に選択されました。 ながら、1 つのラックで最大の拡張性を備えています。X2-8 Exadataソフトウェアは、ハードウェア・コンポーネントと は、大容量のメモリーを必要とする大規模な配置、または複 Oracleデータベースが最大限に利用できるよう最適化されて 数のデータベースを単一システムに統合する場合に適して います。各 Exadata セルにより、優れた I/O パフォーマンスと います。2 つのバージョンはともに、11g Release 2 データ 帯域幅がデータベースに提供されます。Exadata Storage ベース・ソフトウェアを使用しています。 Server の CPU コア は、Exadata ストレ ー ジ で 実 行 され る Smart Scan の SQL 処理などの機能に割り当られています。 Database Machine X2-2 の各モデルは処理要件に応じて Oracleデータベースの優れたセキュリティ機能で構築された スムーズなアップグレード・パスが確保され、いつでも容量 Exadataストレージでは、完全に暗号化されたデータベース とパワーが拡張できます。Quarter Rack からHalf Rack へ、 への問合わせが可能です。毎秒数百ギガバイトの速度で実行 Half Rack からFull Rack へのオンライン・フィールド・アッ される問合わせにはオーバーヘッドがほとんど発生しません。 プグレードは、オラクルのエンジニアに依頼するだけで簡単 これは、復 号 化 処 理をソフトウェアからExadata Storage に実現します。 Server ハードウェアへ移行することで実現されます。 この機能 Exadata Database Machine は非常に高性能なシステムで を可能にするAdvanced Encryption Standard(AES)は、 す。 ビルディングブロック方式であらゆる規模に拡張できま Exadata Storage Serverで使用されるOracleソフトウェアと す。システム内で InfiniBandファブリックを使用して複数の Intel 5600プロセッサによってサポートされています。 SAP 顧客向けの Oracle Exadata Machine Exadata Smart Flash Cache Exadata Smart Flash Cache により、各セルで非常に高い 各 Exadata セルには、384GB のフラッシュが搭載されてい パフォーマンスが実現します。Exadataソフトウェアは、帯域 ます。つまり、Database Machine X2-8とFull Rack の X2-2 幅を最大にするために、フラッシュとディスクから同時にス には、5.3TB のフラッシュが搭載されていることになり、ほと キャンできます。フラッシュ内の自動キャッシュ機能により、 んどすべてのデータベースを上回る数字です。 このソリッド・ 各 Exadata セルで最大 5.4GB/ 秒の帯域幅と125,000IOPS ステート・ストレージは、Exadata ストレージのパフォーマ を提供することが可能なります。 この数字の 10 倍以上に達 ンスを大幅に向上します。標準ディスク読込みの応答時間の する場合もあります。 これは、Oracle Databaseと従来のスト 10 倍、標準ディスク読込みの IOPS の 100 倍向上させ、しか レージ・デバイスを使用する場合と比較し、大幅に増加す もメモリーに代わる低コストを実現します。読込みおよび書 ることを示しています。 込み処理の平均的なパフォーマンスでは、全体的に 10 倍向 上します。 Exadata Database Machine向けのEnterprise Manager Exadata の最大限のパフォーマンスの立役者は、Exadata のサポート Smart Flash Cache ハードウェアと、それを駆動させるイン Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c は、 テリジェントな Oracle Exadata Storage Server Software Exadata Database Machine 全体を管理し、監視から管理、 です。Exadata Storage Server Software の Exadata Smart 設計されたシステム全体の継続メンテナンスまで、総合的な Flash Cache 機能は、データベース・オブジェクトをフラッ ライフ・サイクル管理を提供します。 シュ・メモリーに合理的にキャッシュし、時間のかかるディス クへの機械的な I/O 処理を非常に高速なフラッシュ・メモ リーで処理します。 また、Exadata Storage Server Software は、Exadata Smart Flash Logging 機能を提供し、データ ベース・ログ I/O を高速化します。Exadata Smart Flash Cache は、Oracle Exadata Database Machine に不可欠な テクノロジーの 1 つで、毎秒最大 150 万のランダム I/O 処理 (IOPS)、およびストレージ内での毎秒最大 75GB のデータ のスキャンを可能にします。 統合されたシステムの監視 Oracle Enterprise Manager は、管理者に総合的な監視と 通知を提供し、事前に Oracle Exadata Data Machine、ソフ トウェア・コンポーネント、ハードウェア・コンポーネントの 問題を検出し、対応ができるようにします。管理者は、データ センターが置かれた環境の要件に応じて、これらの監視設 定を容易に調整できます。管理者はアラートの通知を受け 取ると、アラートや問題のあるコンポーネントに関連するパ フォーマンス基準の履歴を簡単に表示させ、InfiniBandポー Exadataストレージの容量、パフォーマンス、帯域幅、および トのネットワーク・パフォーマンスや Exadata ストレージ・ IOPS セルのディスク・アクティビティなど、問題の根本原因を特 O r a c l e E x a d a t a S t o r a g e S e r v e r s に は、6 0 0 G B、 定できます。 また、Oracle Enterprise Manager は、Exadata 15,000RPM の高パフォーマンス SAS ディスク、または 3TB、 のハードウェア・コンポーネントにダイレクトに接続し、ハー 7,200RPM の大容量 SAS ディスクのいずれかが 12 台搭載 ドウェア関連の障害およびログ・サービス要求を管理者に されています。高パフォーマンスの SAS ディスクを使用した 自動 的 に警 告できます。これ は、Oracle Support 機 能 の Exadata Storage Servers は、最大 3.25TB の非圧縮ユー Oracle Automatic Service Requests(ASR)との統合によ ザー・データ容量と最大 1.8GB/ 秒の RAW データ帯域幅を り実現します。 実 現します。大 容 量 の SAS ディスクを 使 用 する Exadata 従来のシステムでは、データベース、 システムおよびストレー Storage Servers は、最大 16TB の非圧縮ユーザー・データ ジのそれぞれの管理者の協力が必要だった問題の検出も、 容量と最大 1.3GB/ 秒の RAW データ帯域幅を実現します。 今では Exadata Database Machine 全体の統合されたシス 圧縮形式で保存した場合、各セルで提供されるユーザー・ テム監視により、数分で診断できます。 データ容量とデータ帯域幅は大幅に増加します。 13 14 SAP顧客向けのOracle Exadata Start-Up Pack 迅速な効果を実現する統合アプローチ このサービスは、Oracle Exadata 配置の成功に不可欠なお オラクルの Engineered Systems は、事前統合されたテクノ もな領域の現状を評価します。さらに、実装、移行戦略およ ロジーで卓越したパフォーマンスを提供します。顧客は、 び人とビジネス・プロセス両方に関わる変更管理を網羅し Engineered Systems による本番までの時間短縮の利点を た推奨事項の文書とともに、Oracle ベスト・プラクティスに 実現するために、最善の方法で数々の要件に取り組む必要 沿った評価のギャップ分析が提供されます。 があります。 製品サポートの即応性 SAP 顧客向けの Oracle Exadata Start-Up Pack は、統合さ オラクルの Service Delivery Managersとエンジニアは、 れたサービス・パッケージと製 品の専 門 知 識を提 供し、 オラクルと顧 客 のプ ロジェクト・ チ ー ム の 連 携 およ び Oracle Exadata システムの最適で計画的な配置を実現し Oracle Exadata のインストールと稼動プロセスのチェック ます。オラクルのサービス・エキスパートは、戦略的なアー といったプロジェクトの目標を積極的にサポートします。サ キテクチャ設計および計画からサービスをスタートします。 ポート内容を強化するために、主要なベスト・プラクティス 次に、オラクルのベスト・プラクティスにしたがってシステ を検討するガバナンス会議を開催し、その場でオラクル、顧 ムをインストールおよび構成します。オラクルのサポート・ 客、パートナー全員の本番前のアクティビティを説明しま エンジニアは、顧客のアーキテクチャ設計プラン実行中に、 す。 本番前の工程全体を通してサポート内容を再確認します。 本番稼動が開始されると、オラクルはとくに SAP 顧客に年 4 Oracle Exadata Start-Up Advisory Service の成果を活用 回のパッチを提供し、1 年の間 Oracle Exadata スタック全 して、Oracle エンジニアは、顧客が配置の成功に向かって 体に展開します。 シームレスなコースを進めるための詳細と推奨事項、およ び継続的な本番サポートを提供します。検討される主要な Start-Up Advisory Service 技術の領域は、構成、データ移行、移行方法の種類(SAP Oracle Exadata Start-Up Advisory Service は、最上級の の R3LOAD、RMAN、トラン ス ポ ー タブ ル 表 領 域、O2O 実装保証を提供します。オラクルのエキスパートのチーム (Oracle DBからOracle DBへの移行) またはTriple O(SAP は、顧客が最高品質のサービスを余すところなく提供でき Note1508271 に基づくOracle からOracle Online データ るように、顧客の組織と密接に協力し戦略的な計画を提案 ベースへの移行)、パッチ計画、および本番サポートの即応 します。計画は、顧客のビジネス・パフォーマンスおよび運 性です。 営上の要件を満たすミッションクリティカルなアプリケー ションの確実な実行が盛り込まれています。オラクルは評 Exadata Installation Service 価、計画、推奨事項を通して、プロジェクトと配置に伴うリス Oracle Exadata Installation Service は、総合的なハード クの 抑 止 に 必 要 な アドバ イス を すると 同 時 に、Oracle ウェア・システムのインストールを提供し、配置までの時間 Exadataプラットフォームがすぐに実稼動できる準備を進め を短縮します。Oracle システムの実装では、高度な訓練を ます。オラクルの Exadata Start-Up Advisory Service は、 受けたエンジニア、実証済みの標準的なインストール方法、 実装を確実に成功させる第一歩であり、顧客のビスネス要 さらにすべてのインストールのベスト・プラクティス、ツー 件、価値実現目標、長期的な戦略的展望に合わせた、いわ ルおよびテクノロジーが 1 つになります。 ばオーダーメードのサービスです。 SAP 顧客向けの Oracle Exadata Start-Up Pack Exadata Configuration Service 本番に向けた時間の最適化 Oracle Exadata Configuration Service は、Start-Up Oracle Exadata の適切な計画、インストール、配置およびサ Advisory の成果を判断し、Oracle ベスト・プラクティスに基 ポートは、システム・パフォーマンスの最適化に不可欠です。 づいた完全な Oracleデータベース構成を提供します。Oracle Oracle Exadata Start-Up Pack の統合ソリューションとパー エンジニアは、Oracle Exadataストレージ・サーバーとソフ ソナライズされた専門知識を利用して、顧客は継続的なシス トウェア、データベース・サーバー、共有ストレージ、および テム安定性とテクノロジーに求められるパフォーマンスを開 データベース・パッチのすべてで要求される構成とパッチの 始当初から得ることができます。 あらゆる状況に対応します。Oracle Exadata のエキスパート は確実なプロセスを使用し、ログイン・アドレスとネットワー Oracle サービスの専門家は、今後の方向性を示すリーダー ク・アドレスを構成し、セル・ディスクを作成します。 インストー シップ、技術的な専門知識、ツール、ベスト・プラクティスを ル後の手順で実行されたすべての構成設定は記録され、顧 提供し、Oracle Exadata の本番実装が問題なく完了し、高度 客の IT チームに配布されます。 アクティビティには、ライセン に最適化されるよう支援します。顧客は、適切な専門知識を スされた Oracle データベースのインストール、Oracle Real 適切なタイミングで利用し、リスクを軽減して技術投資価値 Application Clustersをサポートするデータベース・サーバー を最大限に引き上げることができます。 と共有ストレージの構成、検証試験とメンテナンス手順の実 行が含まれます。 EMEA 地域の連絡先: Michael Weick Quarterly Patch Deployment Service [email protected] Oracle Exadata Quarterly Patch Deployment Service ACS Delivery Director for SAP は、事前予防型のパッチ配置プロセスを提供し、各顧客の Oracle Walldorf SAP マシンの Oracle Exadata を最適に維持します。オラク ルは、SAP 顧 客のみに特 別 なパッチを提 供します(SAP 北米の連絡先: Note1591389)。オラクルは構成の既知の問題を特定する Derek Oats ために、システムの構成プロファイルに対し高度なチェック [email protected] をします。次に、Oracle サポートのエキスパートは、オラク Oracle for SAP customers ルが推奨するベスト・プラクティスに基づき調査結果の標 Advanced Customer Services Sales 準的なレポートを生成します。オラクルは、統一された事前 予防型の方法で、1 年間、3 か月ごとに必要な更新を実装し 日本およびアジア太平洋の連絡先: ます。更新の対象は、 ファームウェア、Oracle Enterprise(現 Chee Hian Ong 時点で著者の知る限り、新しい名前は OL、Oracle Linux で [email protected] す )Linux ま た は Solaris、 お よ び Oracle Exadata Director Customer Management, JAPAC Machine にインストールされた他の Oracle ソフトウェアを 含むすべてのシステム・コンポーネントです。顧客は、この サービスの期間中に必要に応じて、追加の構成とパッチの 柔軟な適用ができます。 15 16 グレンコアが次世代のテクノロジーとしてOracle Exadataを採用 「弊社は商品取引の総合商社の第一人者として、世界中の産業が望む原材料の調達、処理、精錬、輸送、保管、融資および供給 に対応する必要があります。その結果、パフォーマンスの最大化に関する決定の1つ1つが、 とくに今日の展望の中でさらに重大 で複雑になります。Oracle Exadataは、最適なパフォーマンスと完全に統合されたプラットフォームを保証し、弊社の急速な成 長とサクセス・ストーリーを支える最高のソリューションです。」 ― CYRIL REOL CIO、 グレンコア・インターナショナル・ピーエルシー 顧客のサクセス・ストーリー 革 新 的 なトップ 企 業として、グレンコアの IT には 常 にパ グレンコアは、商品取引のトップ企業として、主に金属、鉱 フォーマンスを追求する文化がありました。競争力が実証さ 物、エネルギーおよび農産物を供給しています。 グレンコア れた IT テクノロジーを早期に採用する、それがビジネス・ の年中無休の営業体制は、ヨーロッパ、北米、中米、南米、 チャンスに可能性を与えるという結論はまさにそのとおりで CIS、アジア、オーストラリア、アフリカ、中東に及ぶ、のべ 40 す。 グレンコアはその点を踏まえ、企業のデータウェアハウス か国の 50 の事業所を結ぶネットワークに支えられ、販売部 およ びグ ロ ー バ ル な SAP プ ログ ラム の 新し い 基 盤 に、 門で 2,800 人、生産部門では直接または間接を合わせて Oracle Exadata を採用しました。 54,800 人以上の従業員を雇用しています。 2つのプロジェクトと1つの目標:ミッションクリティカルなビジ 今日のグローバル 化にお ける事 業の成 功 や 失 敗は最 新 ネスのための最大限の可用性 情報を活用しいかに的確な決定ができるか、その能力に I T E n g i n e e r i n g a n d O p e r a t i o n s の担当者 Sveto 大きく依存します。商社は、膨大な予測不能な変化の中か Putincanin 氏は当時を振り返り、 「私たちは、SAP ECC 6.0 ら、政情不安、特定の産地固有のリスク、商品の納入に影 の完全な認定前からOracle Exadataソリューションを考慮 響する気象の変化、需要と供給の市場変動を把握する必 し、最新のソリューションが大規模な財務会計プログラムの 要があります。 変更を支援できるようにしましたが、弊社にとって認定は重 要な前提条件でした」と述べています。 グレンコアはすべての課題に対応するため、世界中に分 散 するビジネスで迅 速 な 意 思 決 定プロセスを可 能 にす グレンコアは 2011 年 7 月に、スイスに本拠地を置くOracle る、取引とリスク管理プラットフォームの確かなバックボー Platinumレベル・パートナーの Tradeware AG の支援を受 ンとレポート・データベースを確立しました。企業のデー け、Oracle Exadata Database Machine を評価することを タウェアハウスおよび世界規模の会計処理の実行に特化 決定しました。 した、200 以上のさまざまな IT ソリューションが絶えず稼 動し可能な限りの最高レベルのトランザクションの統合を グレンコアは、 「目的に応じた Quarter Rack のインフラ環境 実現しています。 のメリット」という事前検証を通して、Oracle Exadata のコア 機能および能力を評価し、オラクルの新しいシステムが次世 これらの主要なソリューションの大部分は、スイスのバール にある本社でホストされています。 代の手段であることを確信しました。そして、グローバルな データウェアハウス環境、さらに基礎となるデータ・フィード・ プロセスを、新しい SAP ベースのグローバルな財務会計ソ リューションであるOracle Exadata Database Machine に アップグレードすることが決定されました。 グレンコアが次世代のテクノロジーとしてOracle Exadataを採用 フェーズ 1 フェーズ 2 Exadata ロールアウト・プロジェクトの第 1 フェーズは、グ Exadata の SAP Financial & Controllingソリューション レンコア社のデータウェアハウス環境のアップグレードでし ワルドルフの Oracle チームはグレンコア社の Exadata 早期導 た。 とくにシステム負荷が高い I/O で、パフォーマンスの大 入を受けて、スイスで初の Oracle Exadata への SAP FI/CO 幅な向上が確認されました。移行を考慮する前に、パート 環境の配置を支援しました。 これがグレンコア社の第 2 のス ナー Tradeware がセットアップした Exadata システムで、プ テップです。Oracle のエキスパートは、計画、概念設計、イン ラットフォームを徹底的にテストしました。慎重な準備作業 フラのサイズ設定から本番の起動まで、プロセス全体を通し の結果、 グレンコアは大きな問題もなくOracle GoldenGate てグレンコアのチームを支援し、重要なプログラムが順調に を活 用 することができました。Oracle Golden Gate は、 稼動することを確実にしました。 Oracle Database を 10g から11g へのアップグレードに必 要なタスクを実行します。 SAP FI/CO がベースのグレンコアの意欲的な新しい全社会 計プログラムは、世界的規模の全商品取引部門の会計およ 「 新しい Oracle Exadataと以 前 の オラクル 環 境 間 の パ び財務処理の合理化が目標でした。最初のプログラムは全世 フォーマンスについてベンチマークを実施していたら、きっ 界の金属、鉱物および石炭の販売事業のためにスイスのバー とすばらしい結果だったでしょう。」とSveto Putincanin 氏 ルに配置されました。その後、プロジェクトは他の業務にも導 は述べています。 入され、英国、米国、シンガポールの石油およびガス部門、さ らにオランダの農業ビジネスへと広がりを見せています。 ユーザーが急いで入手したい商品市場のビジネス・レポー トの生成が大幅に改善されました。以前は検索や処理データ グレンコア社が全社会計プログラムを立ち上げたのは、まだ の量により一部のレポートを夜間に生成していましたが、今 オラクルが Exadata を発表する前でした。そのため、プロジェ では意思決定者の画面に1 時間以内に表示されます。 クト期間中にプログラムとExadata の調整を早急にしなけれ ばならなくなったグレンコアの IT 部門は、最初にテスト環境 「競争が激しく、市場情報および変化を予測する能力に大き の移行を決定しました。その後グレンコアは残りの環境を完 く左右される業界では、これは非常に貴重です。 グレンコアの 成し、2012 年 1 月にOracle Exadata Database Machineを 財務実績全体と、技術的な改良を相互に関連づけて数値化 ベースとするSAP FI/COを稼動させました。 することはきわめて難しいことです。 ただし、私たちは今、次の 成功の鍵を握る主要なコンポーネントを持っていると思いま 「私たちはオラクルのサポートを高く評価しています。彼らは す。 」とCyril Reol 氏はコメントしました。 弊社の要件に最適なハードウェアを選択し、綿密な稼動の準 最初の配置が、Oracle Exadata Database Machine にかけた もが精神的に疲れる瞬間がありましたが、早期導入プロジェ グレンコアのすべての期待を実現しました。基礎となるコン クトとして非常に順調に稼動を開始したと思います。 」とSveto ポーネントが完全に調和し、とくにI/O のパフォーマンスが向 Putincanin 氏は述べています。 備に必要な専門知識を持っていました。 プロジェクトでは、誰 上します。実際にグレンコアでは、サーバー、オペレーティン グ・システム、ファームウェア、ストレージおよび他の異種の 「現在、弊社は SAP 認定のソリューションを使用し、すべての コンポーネントの相互運用性を確認する必要がなくなりまし コンポーネントは単一のプロバイダがサポートしてくれます。 た。 ネックだった複雑性は明らかに低下し、システム操作が大 さらに、Oracle Exadataソリューションのおかげで、私たちは 幅に簡素化されました。 当社の IT インフラをより効率的に管理し、開発を進めて、今 後、当社のチームの力をいっそう効果的にすることができま また、Oracle Exadata は、管理が必要なシステムの台数を劇 的に削減します。多くの本番、テスト、開発のマシンが、SAN 環境とともにExadata に交換されました。 「以前は 4 つのチームがプラットフォームを管理していました が、Exadata の導入でチームは 1 つなりました。つまりリソー スも削減されたことになります。 これはこれからのアクティビ ティで明らかなメリットになるでしょう。 」とSveto Putincanin 氏は述べています。 す。 」 17 18 課題 ソリューション • 最新情報に基づく適切な決定。第一次産品の生産と販売を • 期待されるパフォーマンスを提供するOracle Exadata ベー 手がけるグレンコアは世界中で事業を展開し、パフォーマ スの新しい IT 環境と異機種インフラに伴う複雑性の軽減を ンスに優れたソリューションを必要としています。 提示する、オラクル・パートナーの Tradeware AG がサポー トする事前検証。 • 大規模なテクノロジー変更に伴う潜在的なリスクの管理と 同時に、日常的なサポート、ベスト・パフォーマンス、業務 に不可欠な要件に対する可用性の確保。 • Oracle Real Application Clusters および Oracle Advanced Compressionとの Oracle Exadata Database Machine の連 携による、良好なアーキテクチャの基礎の形成。 • Oracle Exadata の向上にもっとも有益な適用可能なアプリ ケーションおよびプロジェクトの特定。 グレンコアはデータ • パフォーマンスのボトルネックの排除と複雑なデータウェア ウェアハウスと新しい SAP FI/COプログラムを選択しまし ハウス環境の円滑な移行にOracle GoldenGateを活用。 た。 • 社風に適合した、Oracle Exadata への円滑な移行をサポー トする適切なパートナー。 グレンコアは Tradeware およびオ ラクルとのパートナーシップを確立しました。 成果 • ユーザーが、急いで入手したい商品市場のレポートを迅速 に利用できる。処理能力の制約から夜間に生成されていた レポートは、現在 1 時間以内で表示可能。 • 効率的なシステム操作と最適化されたサポート・プロセス を保証するインフラの複雑性の最小化、および操作チーム の効率の向上促進。 • グレンコアのすべての会計・財務プロセスを合理化する全 社会計プログラムが、Early Adopter Program の一環とし てOracle Exadata によりサポートされ、2012 年 1 月に成功 裏に稼動を開始。 • SAP が認定するOracle Exadata 環境への配置により、ハー ドウェア・コンポーネントおよびソフトウェア・コンポーネ ントのシームレスな相互運用性の達成。 • サーバー、オペレーティング・システム、ファームウェア、ス トレージおよびすべての必要なコンポーネントの完全な適 合による、システム操作の大幅な簡素化。 • 日常のサポート・リソースの節減による、管理チーム削減 の実現(4 チームから1 チームへ)。 グレンコアが次世代のテクノロジーとしてOracle Exadataを採用 Oracle が選択される理由 Exadata 年間最優秀パートナー賞」を授与されました。 急成長を続けるグレンコアは、いっそうの競争力強化に一貫 して最新のテクノロジーに依存しています。オラクルは長年、 戦略的パートナーの 1 社でした。 グレンコアではデータベー ス以外にもたくさんのオラクル社の製品に依存しています。 たとえば、Oracle Real Application Clusters は効率的に高 可用性を確保し、Oracle Advanced Compression はスト レージ・リソースを最適化します。 キーワード: オラクルのソリューションは、ミッションクリティカルなアプリ ケーション向けの次世代の高性能プラットフォームの代表 で、比類のないパフォーマンス、可用性、管理面の効率を提 供します。 とりわけ、異種インフラの複雑性を簡素にします。 実装プロセス Exadata テクノロジーの入念で総合的な事前検証は、プロ ジェクトを成功させる環境の確立に役立ちます。 グレンコア は、Early Adopter Program の一環としてOracle エキスパー トと協力し、自社のみで世界規模のデータウェアハウスをアッ プグレードし、SAP FI/COを配置することができました。 Oracle 顧客のサクセス・ストーリー、グレンコア・インターナショナ ル・エージー Oracle Exadata Database Machine X2-2 HC Half Rack Oracle Exadata Database Machine X2-2 HC Quarter Rack Oracle Database 11g R2、Enterprise Edition、 O r a c l e R e a l A p p l i c a t i o n C l u s t e r s、O r a c l e A d v a n c e d Compression Oracle GoldenGate、商品取引、Tradeware AG 高可用性、高パフォーマンス 顧客とパートナーの情報 会社名称:グレンコア・インターナショナル・ピーエルシー 年間収益:1,860 億米ドル(2011 年度 - 暫定) URL:www.glencore.com パートナーの関与 本社所在地:スイス、バール市 Tradeware AG は、サーバー、ストレージ、ソフトウェアおよ 業種:総合商社 びアーカイブ・ソリューションを持つ IT インフラの優れたプ 従業員:54,800 名 ロバイダです。主要なテクノロジーのベンダーとの長年にわ Oracle.com 検索用のパートナー名:Tradeware AG たる連携により、IT インフラ・ソリューションの実装に必要 Go to Market 製品: な経験を積み重ねてきました。Oracle テクノロジーのパート います。Oracle Platinumレベル・パートナーにより、顧客 • Oracle Exadata Database Machine X2-2 HC Half Rack • Oracle Exadata Database Machine X2-2 HC Quarter Rack • Oracle Database 11g R2、Enterprise Edition ・ Oracle Real Application Clusters ・ Oracle Advanced Compression ・ Oracle GoldenGate はアプリケーションをテストし、システムでさまざまなプラッ 地域:EMEA トフォームのパフォーマンスを比較できます。 国:スイス ナーとして、タルウィルを本拠地とする Tradeware は、スイ スで唯一の Exadata Competence センターを所有し、セン ターには専用の Exadata Database Machine が設置されて グレンコアは長年 Tradewareと連携し、Tradeware の幅広 い能力に信頼を寄せています。 「Tradeware は弊社のビジネ スとテクノロジーの要件を十分に理解しています。 また弊社 の主要メンバーとの面識もあり、何が弊社にとって重要か認 識しています。Tradeware は協力的で、事前検証にも、彼ら の Exadata マシンを提供してくれました。 これが、弊社のプ ロ ジェクトを い っ そう促 進 してくれ まし た。」と Sveto Putincanin 氏は述べています。 Tradeware AG はサンフランシスコで開 催された Oracle Open World 2011 で、その輝かしい貢献に対し「EMEA 19 20 「Oracle Exadata Database Machineは、私たちが期待していた改善のすべてを実現しました。 このよう EXADATA なシステムを持っていることは、信頼感と自信を与えます。」 ― I Tグル ープ 代 表 ORACLE EXADATA DATABASE MACHINE:SAPの使用を進化させる鍵 業種: 自動車、電子機器 オラクル社の製品およびサービス: • Oracle Exadata Database Machine • Quarter Rack 2台 • Oracle Database 11.2.0.2 • Oracle Advanced Customer Support Service(ACS) おもなメリット: • 革 新的なテクノロジーを持つ未来 志向のインフラ • パフォーマンスの向上 • 複雑性の軽減 • 高可用性 • リソースの節約 • 高いスケーラビリティと柔軟性 SAP: • E RP ECC 6.0(GTSとEPPを使用)、 NetWeaver BW、CRM、HCM、SCM この革新的で成功を収めた多国籍企業は、IT を 含むビジネスの多くの局面で社内の開発能力を 誇りにしています。アプリケーションからインフラ まで、IT チームは長年にわたり膨大な経験と重要 な専門知識を蓄積してきました。 たとえば、Oracle データベースは、数十年間、電 子機器の会社で実稼動し、実際に、SAP の標準ソ フトウェアのプロセッサは長年、Oracle で動作し ています。2001 年に R/3 に切り替えた際に、優 先データベース管理システムとして、Oracleも配 置しました。 現在、40 以上の SAP システム(合計 3,500 人の Oracle Advanced Customer Services(ACS) ユーザーが同時にテスト、品質保証および本番シ によるデータベース・マシンの移行 ステムに使用)が Oracle Database 11gととも 「私たちは、SAP アプリケーション、とくに SAP BW に業務に利用され、SAP 以外の多数のアプリケー の円滑な稼動に、多くのリソースを費やしていま ション(PLM、資産管理、BDE/BME)もOracle す。その多くが、全体のパフォーマンスを最大限 Database 11g で動作しています。 また、この多国 にするための絶え間ないシステム・チューニング 籍 企 業 は 長 年 に わ たりオラクル の Advanced です。」とグループの責任者が説明しています。 他のインフラ・コンポーネント: Customer Support Services(ACS)を使用して • HPおよびIBMサーバー/ストレージ きました。また、この顧客は 2012 年 1 月末以降、 チューニングは、IT チームとOracle ACS エキス ユニークなアプライアンス、革新的な完全にマッ パートの注目のトピックであり、複数の提案され チした ハ ードウェアとソフトウェアを 装 備し、 たソリューションの課題でした。最終的に 2011 チューニングなしに最高のパフォーマンスで使用 年 春、ACS の 専 門 家 か ら Oracle Exadata できるソリューション Oracle Exadata Database Database Machine が提案され、6 月にプレゼン Machine の利点を享受しています。 テーションが実施されました。 ORACLE EXADATA DATABASE MACHINE:SAPの使用を進化させる鍵 ERP のエキスパートは次のように述べています。 想像を超えるメリット 「私たちは最初からOracle Exadata Database Oracle Exadata によるメリットと改善は、計り知 Machine が気に入りました。オラクルの特別な設 れないメリットを企業にもたらす大いなる前進を 定なしで使用できるソリューションが、私たちの 象徴しています。 SAP アクティビティを大幅に最適化することは明 白でした。それは、パフォーマンスだけでなく、シ 「私たちの願望だったシステム・チューニングの ステム・チューニングに縛られたリソースを最小 大幅な削減が現実になりました。Exadata のすば 限に抑えるという私たちが望んでいた局面にも言 らしいパフォーマンスとデータ処理の手法によ えることです。」 り、基 本 的 に、BW の 使 用 に必 要 なシステムの チューニングがなくなりました。たとえば、特定の 期待が高まるなか、Oracle Exadata は最初から、 レポートやチューニング文を解析し、追加の索引 BWとCRM の使用で期待されていたすべての改 を作成する必要がありません。そのため、リソース 善を実現しました。 さらに、2 台の Exadata X2-2 をより生産的に活用できます。」とIT エキスパー Quarter Rack の実装(Oracle Database 11g トは述べています。 とOracle Enterprise Linux)は、問題なく、非 常に迅速に 3 週間余りで完了しました。 また、顧客から全体的な BW パフォーマンスの膨 BWおよび CRM 移行後の ECC6.0 on Exadata ません。 まったく新しいメリットも見つかりました。 大な向上が報告されています。それだけではあり IT チームとOracle ACS は協力し、Exadata 実装の 「Exadata 以前には聞いたこともなかった複雑な プロジェクト計画を組織的に実行しました。Oracle BWレポートを今では生成できます」とSAP アプ SAP の専門家は必要に応じて参加しました。ハー リケーションのエキスパートは語りました。 「それ ドウェアのインストールと確認の後、パートナーは は、すばらしいことです。IT 部門の私たちだけで プ ロ ジ ェ クト の 主 要 な ス テ ッ プ に 進 み、 なく、ユーザー部門の社員にとってもすばらしい NetWeaver BWとCRMのスタンバイ・データベー ことで、彼らの BW に対する満足度は大幅に高ま ス とし て、4.5TB の Oracle Exadata Database りました。Exadata は、彼らにとってアプリケーショ Machine をセットアップしました。 これらの作業は ンのまったく新しい次元への解放です。」Exadata 2 日以内に終了し、テストに十分な時間が残りま 以前は、顧客が設定した 10 分の限界に到達する した。 とタイムアウトしていたため、多くの大規模なレ ポートが生成できませんでした。 準備完了後、いよいよチームは「操作を開始」し、 BW お よ び CRM デ ー タ ベ ー ス・ イン フ ラ を Exadata Database Machine に切り替えました。 Exadata スタンバイ・データベースが本番データ ベースになりました。ITグループの責任者は次の ように述べています。 「すべてが、計画通りに問題 なく作動しました。Exadata は 1 月29 日以降、BW とCRM 用の弊社の唯一の SAP データベース・レ イヤーです。」 Exadata により、HP DL580(データベース)サー バー(SUSE Linux を使用)とEVA8100 ストレー ジ・システム(4GB の SAN システムを含む)は 交換され、EVA8100 は社内の別の場所に再配置 されました。顧客は、ERP ECC6.0(GTS を含む) を Exadata に移し、パフォーマンスのさらなる向 上を計画しています。 21 22 ORACLE EXADATA DATABASE MACHINE:SAPの使用を進化させる鍵 レポートと問合わせも明らかに向上しました。中に ポーネントを持つ、デフォルト構成で使用できるソ は劇的に向上したケースがあります。 この企業の リューションです。時間が必要なパッチ適用がない 測定によると、Exadata を使用した場合、一部の ため、ワークロードが大幅に削減され簡素化され 問合わせ(収益の問合わせを含む)は、以前の ます。 」とIT エキスパートは説明しています。 データベース環境の最大 14 倍の速度で実行され ます。 顧客は、ERP ECC-6.0(5GB の GTS を含む)を Exadata に切り替えることを次に予定しています。 この企業は、切り替えによってさらなるメリットを 複雑性の軽減 予 測 し て い ま す。Oracle Exadata Database ITグループの責任者は Oracle Exadata Database Machine が「信頼感と自信を与える」と述べていま Machine の使用により、データを ERPシステムか す。 これはシステム・チューニングとパフォーマン らBW データベースにより速くロードできることは スの改善についての明確な言及ですが、その時、 テストで証明されています。 これにより、パフォー 彼はまったく別の問題も抱えていました。 「複雑性 マンスがさらに向上し、最終的にユーザーの満足 の軽減」、言い換えるとパッチ・リスクの低減です。 度も向上します。 従来の SAPデータベース環境はパッチを適用する 必要に応じて、Exadata システムは簡単に拡張で たびに、コンポーネント間の互換性に注意する必 きます。難しいことは 1 つもありません。Quarter 要があります。たとえば、データベース・サーバー Rack は、Half Rack、Full Rack ま た は Multi- のパッチ適用の際には、スイッチまたはストレー rack にアップグレードできます。自動車業界の顧 ジ・システムに特定のパッチ・バージョンが必要 客は、このようなオプションを使用するでしょう になる場合があります。すべてのパッチ・バージョ か ? その答えを知るには時間の経過が必要です ンの管理は非常に複雑です。 「これとは対照的に、 が、可能性は十分にあります。やはり中期的に見 Exadata は完 全にマッチしたテスト済 みのコン て、顧客はドイツから中国と米国の現場にアプリ ケーション・サービスを供給する予定でいます。 Oracle Exadataデータベースを使用する場合と使用しない場合の選択した問合わせ Query Time old System (sec) Time EXA (sec) Factor CPU Time old CPU Time EXA Physical Reads old Physical Reads EXA ZPCA_M0 2/ZCO_PC AM02_100 2.206 37Min 164 2Min40Sec 13 602 146 22.669.277 22.669.225 ZPCA_M0 2/ZCO_PC AM02_100 6.261 1h44Min 433 7Min 14 1577 313 65.636.143 63.786.358 Oracle Exadata: the best Database Cloud Platform for Consolidation – deployed by SAP Customers today. oracle.com/sap [email protected] 24 Oracle Exadata Database Machineのデータ統合 ― KONRAD HÄFELI シニア・テクノロジー・マネージャ、Trivadis AG 開始時の状況とターゲット・プラットフォーム このコーナーでは、電気通信会社の一般的なアプローチと実体 統合するデータは、100GB から数テラバイトの約 50 のデー 験 を 紹 介 しま す。こ の 企 業 で は、新 し い 戦 略 的 な Oracle タベースで構成されていました。 さまざまなバージョン(大 Databaseサーバー・プラットフォームにExadataを選択しました。 部分は Oracle Database 10.2.0.4)が混在し、データベー とくに、検討されたオプションおよび選択したアプローチととも スの大半は単一インスタンスでしたが、いくつかの RAC デー に、新しい環境での多数のデータベースの統合を検証しました。 タベースもありました。 インフラは、アプリケーションごとに、データベースを管理す る2 つのチームによって操作されます。ほとんどの場合、可用 概要 性はフェイルオーバー・クラスタの構成によって維持されて 戦略的なデータベース・サーバー・プラットフォームとして います。Veritasストレッチ・クラスタは、3km離れた2つのデー の Oracle Exadata Database Machine の評価については、こ タセンターに割り振られています。既存の RAC 構成は、Data れまでにたくさんの記事が書かれてきました。 したがってここ Guardを使用するOracle Maximum Availability Architecture ではとくに述べるつもりはありません。担当する顧客(電気通 (MAA)システムに統合されています。 信業界の大企業)が説明するおもな動機は次のとおりです。 Exadata プ ラ ット フ ォ ー ム の サ イ ズ 設 定 は、Trivadis • 計画されたストレージ・システムの交換 トされました。既存のシステムすべてのKPIが定義および測定 Configuration Manager(TVD-ConfManTM)によりサポー • 既 存のスタンバイ・システムとプライマリ・システムとの パフォーマンスの差 され、Exadata のパフォーマンスに関連する数字と比較されま した。既存のロードに対応し、計画された新しいデータベース • スタンバイ・システムの能力が不十分 のために十分な記憶域を提供するには、Half Rackで対応で • 計画された Oracle 11g Release2 の導入 きることが確認されました。 また、電気通信セクターの可用性 • 複雑な既存のバックアップ・インフラおよびプロセス 要件(24/365)により、MAA 構成(80km 離れた各データ • 省エネ対応できないエネルギー消費量 センターにHalf Rackを各 1 台)が必要になりました。 • 統合されていないプラットフォームの数 • ライセンス・コストの削減 可能なアプローチと評価 すべてのデータベース・インフラが、新しい横並びの組織 Oracle ACS(Advanced Customer Services)の標準設定 の 1 つのチームにより統合および操作された場合、アプリ もよく知られています。私は、最近の DOAG(ドイツ・オラク ケーションに基づくデータベースの区分は無視される可能 ル・ユ ーザー会) 会 議のプレゼンテーションで、Oracle 性があります。ただし、次の 2 つの極端な異種の考慮につい GoldenGate を使用し、ほとんどダウンタイムなしで未開発 て問題を提起する必要があります。 のデータベース・マシンへのデータベースの移行について 説明しました。ここでは、そのテクノロジーを統合プラット フォームとして使用する場合に考慮する問題について説明 します。 • 1:1 移行。つまり、古いデータベースに対して Exadata 上 に新しいデータベースを 1 対 1 で作成 最初の移行時に、RAC インフラとして使用可能な可用性の Oracle Exadata Database Machineのデータ統合 ポテンシャルを採用しました。 • サービスの高可用性または最大可用性 • スケールアウト・オプション • メモリー、バックグラウンド・プロセス、表領域の数の削減 (Exadata)RAC インフラの統合の一般的な次の基本定義 が作成されました。 1. すべてのアプリケーションは、データベース・サービス 名でのみで接続され、もはや物理データベースやデー タベース名にはリンクされない。 2. アプリケーションは短時間の切断に持ちこたえ、接続を 再 確 立 で きる(Oracle Net Configuration お よ び Oracleコネクションの処理による)。 最初の要件により、データ・アクセスは抽象化され、データ の物理的な位置は重要でありません。2 つ目の要件は、RAC ノード(MAAノードの可能性がある)によるデータベース・ 図1:データベース・サービスでのExadataデータベース統合の配置図 サービスの再配置がアプリケーションをクラッシュさせない ことを確認します。 図 1 では、Exadata ストレージ・セル内の冗長データ、その 上に Oracle Grid Infrastructure(クラスタ・レイヤー)、 概念の説明: ASM インスタンス(サーバーごと)およびトピックごとに統 目 的 は、既 存 のデ ータをトピックごとに統 合し、Exadata 合されたさまざまなデータベース(TH[a] ~ TH[d]) Half Rack の 4ノードで、データベースの数をできる限り減 を持つ 4 つのデータベース・ノードを示しています。図には らすことです。データに対するアクセスは、データベース・ 4 つのデータベースが示され、それぞれがノードごとに 1 つ サービス名により抽象化されます。すべてのトピックが基本 のインスタンス(I[1]~ I[4])を持ち、各ノードにデー のデータベースには、すべてのノードで稼動するインスタン タベース・サービス(S[a]~ S[d])が分散されます。 スがありますが、データベースに対するアプリケーション・ サービスは 1 つのノードでのみ稼動し、高可用性がサービ Exadataプラットフォームは、ストレッチ・クラスタを使用す ス・フェイルオーバーにより維持されます。 このように、サー る古い概念による障害時冗長性を提供しません。 このため、 ビスはノード間で分散され、システムのロードがバランスし MAA は新しい概念で定義されます。Data Guard(REDO ロ ます。 グの送信、適用)を活用すると、エラーが発生した場合に、 メリット: のセーフガードが提供されます。 また、Active な Data Guard 定義されたサービスを起動および実行できるデータベース データベースを統合することにより、既存のデータベース・ により、スタンバイ・データベースで読込み専用サービスを リンクを削除できます。起動されたインスタンス上でフェイル 提供できるため、トランザクション指向の(プライマリ)シ オーバーを発生させることができるため、特定のデータベー ステムのロードが軽減されます(SAP では、バックアップを ス・サービスの可用性が高くなります。同じデータへのさま スタンバイ・サイドで取得することのみ認定されています。) ざまな接続は異なるインスタンス上で作成されないため、潜 在的なキャッシュ・フュージョンの問題が回避されます(ほ とんどのアプリケーションが RAC を認識しないため、デフォ ルトによるスケールアウトは使用できません)。 きめの細かい データベース・サービスにより、適切なロード分散の達成が 非常に簡単です。 25 26 統合を実装するには、初めに統合基準のリストを作成し、各 データベースの基準を評価する必要があります。 最初は、マトリックス形式で構造化されたため異なる基準で 矛盾が発生し、リストは非常に扱いが難しく、多数の異なる アプリケーション、プラットフォーム、サービス・マネージャ などで問い合わせる必要がありました。当然、ほとんどの関 係者が、データベース統合のメリットはおろか、リスクばかり を経験する結果となりました。電気通信会社の複雑な機能 構造全体にわたる多様なアクティビティの調整は、非常に難 しく有力なプロジェクト・スポンサーが必要になりました。 統合に関する詳細なアンケートでは、次の主要な領域を取 り上げました。 • 各データベースに関する技術情報(名前、バージョン、サ イズ、リソース使用) 図2:Exadata MAA構成の配置図 • 各データベースに関するアプリケーション情報(名前、ア プリケーションの種類、データベース・アクセスの種類、 図 2では、データベースを交互に、またはプライマリ・モード とセカンダリ・モードの操作を組み合わせてホストする2 つ のデータセンターを示しています。Data Guard Observer が 可用性要件、セキュリティ要件) • 操作情報(バックアップ、監視、データ・ファイル・システ ムの種類、バッチ・ジョブ) 構成された 3 つ目のデータセンターで監視することができま • 責任(マネージャ、チーム、DBA、サプライヤ) す。 これにより、エラーの発生時には、プライマリ・サイトから • テスト環境 / 統合環境(設定の種類、テスト・データ、スケー スタンバイ・サイトにフェイルオーバーが実装されます。 リング) • 移 行シナリオに関する情報(バージョン、適用、適用のコ 統合の実装 スト、統合の適合性) データベースは、次の基準にしたがって総合する必要があり ます。 収集したデータの評価後(すべてのプロジェクトに関するす べての情報が、都合良く取得できたわけではありません)、 • データ間の関連 次の分析結果と優先順位付けを作成しました。 - 同一のアプリケーション・ファミリ - 共有データ(データベース・リンクの代替) • 明示的なデータ分離 - 独立性の要件による分離 - 集中化のリスク • すべての新しいデータベース・リソースの問合わせを新 しいプラットフォームに実装する •「即効性のある成果」 として重要性の低い複数のデータ ベースの移行を通して、移行と操作の経験を積む • セキュリティ • スピードが重視されるデータベースの特定とプロジェクト・ - 機密データ マネージャが関心を示すアプリケーション、それらが予定 - 高い権限を要求するスキーマ 通りに統合されていることを確認する • 購入方法 - 複数インスタンスのデータベース - 単一インスタンスのデータベース - Data Guard - Data Guard の保護レベル • RDBMS のバージョン - メジャー・リリース / マイナー・リリース - パッチ / パッチ・セット Oracle Exadata Database Machineのデータ統合 実際の経験 この企 業の急ピッチで進 む 革 新は、早 急な統 合プラット フォームの実装が必要でした。 最初に次のタスクを完了する必要がありました。 • データベース、インスタンス、サービスの命名概念 • 標準化されたデータベースの作成に必要なテンプレート・ スクリプトの開発 • クラスタ内のデータベースとサービスの構成に必要なスク リプトの開発 • リソース管理の概念と実装(Exadata IORM、DBRM) • バックアップの概念の実装 当然のことながら、統合プロジェクトのコストは、ますます重 • 監視の概念の実装 要な問題です。 この企業には豊富なライセンス経験があり、 Exadata テクノロジーの早期導入者として、オラクルとの交 1 つのデータベースに統合される前の、アプリケーション・ 渉は有利に進めることができました。設定は決して楽な作業 マネージャとオペレータの不安は想像以上のものでした。既 ではありませんでしたが、従来のプラットフォームと比較し、 存の権限を破棄することで仕事量が増加するのではない 日常の操作に必要なワークロードは確実に低減されていま か、安定していないシステムの依存は可用性が低下するの す。オペレーティング・システムやネットワークの経験があり、 ではないか、というのがその不安のおもな理由でした。扱い タスクの実行に積極的な DBA であれば、設定が完了した にくいデータベースを移行して統合タスクを簡素化すると、 Exadataプラットフォームの維持は難しくありません。 ユーザーはプラットフォームの機能を信頼するようになりま す。 これは、後になってデータベース・スキーマの統合を自 統合データベース・サーバーとしての Exadata Database ら進んで実践することを意味します。 Machine の機能と使用について、お話しすることはたくさん あります。 どんなご質問にも喜んでお答えいたします。 MAA 構成のメリットが明らかになったのは、システムの本番 運用が開始されてからでした。1 つのデータセンターから別 Trivadis のノウハウが実践に役立ちますように。 のデータセンターに切り替えることにより、より規模の大きい システムのパッチをリスクを伴わずに適用できるようになり ました。技術的な問題が発生した場合(ディスク障害、マザー ボードの交換など)、第 2 のシステムが非常に有効に機能す ることも証明されましたが、容易に問題が解決しないケース もありました。第 2 のシステムへのサービスの移動により、 ハードウェアをロードなしに交換できるようになりました。 Exadataプラットフォームを操作する場合、Oracle サポート・ チームと密 接に協 力することが 重 要です。彼らは、とくに Exadata サービス要求に対し素早く熟練した解決策を提供し ― Konrad Häfeli シニア・テクノロジー・マネージャ Trivadis AG、ベルン てくれます。 プラットフォーム(ソフトウェア、ハードウェアとも に)には、集中的なライフ・サイクル管理が必要です。管理 www.trivadis.comからダウンロードしてください: には予期せぬ問題のトラブルシューティングも含まれます。 http://www.trivadis.com/uploads/tx_cabagdownloadarea/Konrad_Haefeli_ OracleGoldenGate_DB-Migration-auf-Exadata-mit-Fallback_NOV2010.pdf 27 28 SAP NetWeaver 7で認定されたOracle Exalogic Elastic Cloud 2011 年 8 月に、SAP Note 1617188 で報告されているよう Exalogic は、システム内で使用する高速で待機時間の短い に、Oracle Exalogic Elastic Cloud での SAP の利用が正式 InfiniBandファブリックを介して Exadata に接続します。 シス に SAP によりサポートされています。 テム 内 のノード間 の 通 信 だ けで なく、複 数 の Exadataと Oracle Exalogic は、ミドルウェアとパッケージ・アプリケー ラブルで強力なネットワーキング基盤を提供します。 Exalogic のラックをまたいでスケーリングするためのスケー ションを実行するための Engineered Systems です。事実上 のスケール制限がなく、卓越した性能、およびこれまでにな ExalogicとExadata のコンポーネントにまたがるInfiniBand い 簡 素 な 管 理 を 実 現しました。オラクル の Engineered ファブリックは、Exalogicで実行するSAP NetWeaver インス Systems 哲学(Exadata に類似)と同様に、工場でシステ トールを簡素化および高速化する、次の主要な方法を提供 ムのすべてのコンポーネントを統合し、高度に標準化、最適 します。 化、統合されたソリューションを提供します。 このソリューショ ンにより、パフォーマンスと信頼性を最大化する一方で、リ • ZFS Storage ApplianceからExalogicのSAPアプリケーショ スクを最小限に抑えます。 ン・ノードへの NFS マウントでは、InfiniBand インフラを SAP 顧客は長年、サーバー、ストレージ、ネットワーク、仮想 タを転送します。これは、Exalogic で稼動する SAP アプリ 化、OS、データベースなど個別のコンポーネント構成から脱 ケ ーション・ サ ー バ ーと Oracle Exadata で 稼 動 する 使用して、従来の 10GbE による TCP/IPよりも高速にデー 却し、SAP を配置するインフラを構築するという課題に直面 Enqueue Server の両方に役立ちます。 しています。 この課題には、不十分な統合が原因のパフォー • A BAP スタックを動作させる SAP アプリケーション・サー マンス不足に加え、極端な複雑さとその結果としてのリスク バーは、Oracle Instant Client を介して Oracle Net を使 が伴います。 用し、Oracle データベースに接続します。これにより、高 帯 域 幅 および 短 い 待 機 時 間で 簡 単 に InfiniBand 上で Exadata や Exalogic など Engineered Systems の機能が、 SDP プロトコルを使用でき、従来の TCP/IP スタックをバ 統合をおこなう適切なポイントは工場にあることを示してい イパスします。 ます。工場では、サーバー、ストレージ、ネットワークおよび • InfiniBandファブリック上で動作する残りの標準 TCP/IP 接 ソフトウェアのそれぞれのエンジニアによって、顧客のニー 続ではいずれも、10GbEと比較してネットワーク接続につ ズに応じた高度な統合、最適化、テストされたソリューショ き4 倍高い帯域幅の利点を享受できます(IP over IB)。 ンが構築できます。 • ネットワーキングとストレージの SAP NetWeaver アプリ ケーション・サーバー・ノードとの接続は単一のファブリッ SAP NetWeaver のための Oracle Exalogic Elastic Cloudと クによって処理され、複雑性の軽減とコンポーネント数の Oracle Exadata Database Machine の組合わせ 削減で信頼性が向上します。 Oracle Exalogic で SAP NetWeaver を 実 行 す る 場 合、 Oracle Exadata Database Machine で動 作する Oracle ま た、InfiniBand 上 の IP は、SAP ワ ー ク・ プ ロ セ ス と Database が使用されます。 Exadata 上の Enqueue Server 間の通信に使用できます。 Oracle Exadata Database Machine はソリューションを簡 Oracle Exalogic は、Exadata への優れた I/O 接続性により、 単に配置できます。使用可能な最高レベルのデータベース・ 通常の選択肢と比較して 2 ~ 3 倍向上した OLTP パフォー パフォーマンスを提供する Oracle データベースをホストし マンスを実現しました。1) 詳細な SAP パフォーマンス・デー ます。Exadata Database Machine は、オンライン・トランザ タはまだ入手できませんが、Exalogic が SAP NetWeaver に クション処理(OLTP)、データウェアハウス(DW)および 対しても同様のパフォーマンスを達成すると予想されます。 複雑なワークロード統合のために優れた I/O および SQL 処 理パフォーマンスを実現します。 1)S APで使用するExadataの設定方法の詳細は、Oracleホワイト・ペーパー 『Oracle Exadata Database Machineで稼動するSAP NetWeaverベスト・プ ラクティス・ガイド』を参照してください。 (http://www.oracle.co.jp/sap/products/data/sap-exadata-wp.pdf) SAP NetWeaver 7で認定されたOracle Exalogic Elastic Cloud しての み サポ ートされます。SAP インスタンスは、Oracle Exalogic Elastic Cloud サーバー・ノードで実行されます。 Oracle Database for SAP は、Oracle Exadata システムで実 行する必 要 があります。Oracle Exalogic の使 用は、Oracle Exadataとの併用のみで、他のデータベース・サーバー・ハー ドウェアまたは Oracle 以外のデータベースとは併用できませ ん。 この設定では、SAP Central Services が Exadataシステム で実行される必要があります。 次の図に、SAPコンポーネント、Exadata および Exalogic の関 ま た、Exalogic は Exadata バ ッ ク プ レ ー ン の 心 臓 部、 係を 3 層構成で示します。 InfiniBandファブリックに統合されるため、Exadata for SAP のパフォーマンス上のメリットをフルに実感できる最高のソ リューションです。 簡素性は、Exalogic 上の SAP にとってもう1 つの主要な利 点です。Exalogic のすべてのコンポーネントは工場で同時 に設計、組立ておよび調整されるため、設定時間が最大 95 パーセント短縮されます。エラーのリスクを低減して診断を 簡素化し、より効率的で低コストの運用を可能にすることに より、 インフラ全体のコストを約60パーセント削減できます。 Oracle Exalogic Elastic Cloudで SAP NetWeaver 7.0 の実 行に必要な前提条件 SAP環境でOracle Exalogic Elastic Cloudを使用する場合、 次の前提条件が満たされている必要があります。 SAPで使用するExadata の設定方法の詳細は、Oracle ホワイ Oracle ホ ワ イト・ ペ ー パ ー『Oracle Exalogic Elastic ト・ペーパー『Oracle Exadata Database Machineで稼動す Cloud: A Brief Introduction』http://www.oracle.com/us/ るSAP NetWeaver ベスト・プラクティス・ガイド』を参照し products/middleware/exalogic-wp-173449.pdfを参照し てくだ さい(http://www.oracle.co.jp/sap/products/data/ てください。 sap-exadata-wp.pdf)。 • SAPソフトウェアの Unicode インストールのみがサポートさ • SAP NetWeaver 7.x 以上のみがサポートされます。 これに は、SAP NetWeaver 7.x をベースとするSAP 製品も含ま れています。サポートされるSAP 製品のリリースの詳細は、 「SAP Product Availability Matrix」を参照してください。 れます。 • 現 在は、Oracle Exalogic X2-2 モデルのみがサポートされ ています。 • 現 在 Oracle Linux のみが、Oracle Exalogic Elastic Cloud 次の製品がリリースされます。 サーバー・ノード上のオペレーティング・システムとして - SAP ERP(ECC)6.0 5 Update 5です。次の 2 つのカーネルがサポートされます。 - SAP BW 7.x Red Hat Enterprise Linux 互 換 カ ー ネ ルと Unbreakable - SAP CRM 2005 / 2007 / 7.x サポートされています。最小限のリリースは、Oracle Linux Enterprise Kernel(UEK)。UEKを推奨。 - SAP PLM 6.0 / 7.0x • Solaris 11 のサポートは、後日に予定されています。 - SAP SRM 2005 / 2007 / 7.x • 最小限サポートされているOracle Database のリリースは、 - SAP SCM 2005 / 2007 / 7.x Oracle Exalogic 上にSAPソフトウェアがインストールされ - SAP Oil & Gas 2005 / 6.x た Oracle Exadata 上 の Oracle Database11g Release 2 - SAP Banking Services 5.0 / 6.0 / 7.0 / 8.0 Patch set 1(11.2.0.2)です。 •E xalogic での SAP の 実 行 は、3 層 の SAP インストー ルと 29 30 Exalogic for SAP 環境での ZFS Storage Appliance の使用 さらに、同じバックプレーン InfiniBand ネットワークを使用 Oracle Exalogic Elastic Cloud に含まれるZFS Storage する ExadataとExalogic に接続された追加の Oracle ZFS Appliance は、Exalogic で稼動するアプリケーション・サー Storage Appliance は、Oracle Exadata Database Machine バ ー・ノードおよび Exadata で 実 行される SAP Central および Oracle Exalogic から超高速バックアップのターゲッ Service の完全な SAPランドスケープに対して、高可用性の トとして使用でき、シンプルで信頼性の高い強力なオフサイ 共有ファイル・システムと高性能の様式を提供することによ ト・バックアップおよびレプリケーション・オプションを提供 り、SAP の集中管理ストレージ・リポジトリとして機能します。 します。 この構成により、従来の実装では考えられない、最高の可能 性を持つサービス・レベルの 1 つとスループットを得ること ができます。 集 中 管 理 のストレ ージ・レ ポジトリとして Oracle ZFS Storage Appliance を使用すると、アプライアンスの ZFS の スナップショット機能とクローン機能で追加のアプリケー ZFS Storage Appliance は、ユーザー、アプリケーションおよ ション・サーバーを容易に作成し、活用する機能も提供され び他のコンシューマにストレージを割り当て、編成するため ます。作成できるサーバーの数は事実上、無制限です。 のプロジェクトおよび共有の概念をサポートします。Exalogic 用の SAPストレージの場合、次の戦略が推奨されます。 WebDAV による ZFS アプライアンスへのアクセスを許可す る HTTP を含め、多様なプロトコルがサポートされていま す。そのため、ZFS Storage ApplianceとExalogic の組合 わせを使用して、標準的な ArchiveLink ADK または XML Direct Archiving Service を使用する SAP の ILM 概念を 実装できます。 Oracle ExalogicおよびOracle Exadata上のSAP NetWeaver の高可用性 Oracle Exalogic 内では、配電システムなどのインフラ・コ ンポーネントのみでなくすべてのサーバー、ネットワーク・ コンポ ー ネントおよび 接 続も完 全 に冗 長で す。同 様 に、 Oracle Database for SAPとSAP Central Services を実行 するOracle Exadata Database Machineも、完全に冗長な コンポーネントで構成されています。 したがって、Exalogic および Exadata は、SAP に対して高 可用性のインフラの設定に最適です。2 つのシステムは、 • /usr/sap/transディレクトリに対し、1つの共有「saptrans」 を持つ 1 つのプロジェクト「trans」 業界標準の x86 サーバーを利用してアプリケーションを 実行します。そのため、Oracle RAC、Oracle Clusterware、 • / oracle ディレクトリを提 供 するための 1 つ の 共 有と、/ Oracle Data Guard などの標準的なプラクティスを変更せ oracle/client/<RELEASE>としてマウントされた Oracleク ずに、Oracle データベース、SAP サービスおよびアプリケー ライアントのソフトウェア・リリースごとの 1 つの共有を持 ション・サーバーを高可用性にすることができます。 つ 1 つのプロジェクト「oracle」 • 1 プロジェクトにつき 3 つの共有を持つ、SAPSIDごとの 1 つのプロジェクト 1. /usr/sap/<SAPSID> ディレクトリに対する「usrsap」 2. /sapmnt/<SAPSID> ディレクトリに対する「sapmnt」 3. / oracle/<SAPSID>/<RELEASE> ディレクトリに対する 「oracle」 次の SAP Note は、Exalogic および Exadata 上で SAP に対 し高可用性を設定する場合に役立ちます。 • SAP Note 1552925 – Linux:High Availabillity Cluster Solutions • SAP Note 1496927 – Protection of SAP instances through Oracle Clusterware SAP NetWeaver 7で認定されたOracle Exalogic Elastic Cloud 複数の Exadata および Exalogicシステムによる容量の拡張 最高のパフォーマンス、リスクの低減、デプロイおよび運用 さらに、とくにネットワークの待ち時間の要件が厳しい環境 の簡素化に加え、ExadataとExalogic は SAP NetWeaver イ での Exalogic の使用は大きなメリットがあります。Exalogic ンフラを拡張するシンプルで包括的な方法も提供します。 とExadata を InfiniBand で直接接続すると、帯域幅を 4 倍 ラックの内部で、Exadataと Exalogic は Quater、Half また ことができます。 拡大する一方、ネットワークの待ち時間を十分の一に抑える は Full Rack のデプロイメント・ユニットを提 供します。 InfiniBandファブリックを使用すると、複数のラックを結合 し、素早く簡単にベースのインフラを拡張できます。 Exalogic への SAP インストールは簡単で、x86 システムで SAP を実行する既存の Oracle Linux ベスト・プラクティス、 お よ び Exalogic に 組 み 込 ま れ た 革 新 的 な Oracle ZFS SAP NetWeaver 7.x 環境を拡張する場合、この機能はシン Storage Appliance を利用します。 プルで素早く低リスクなモジュール型の拡張路線を提供しま す。これにより、多数の独立したコンポーネントの選択、認 SAP の 高 可 用 性 は、Oracle RAC、Oracle Clusterware、 定、取得、テスト、品質保証という一般的に長く複雑で時間 Oracle Data Guardなど標準的なメカニズムを活用すること とリソースが必要な、しかもエラーが発生しやすいプロセス で実現できます。 が回避されます。 ExalogicとExadata にラックを追加し、ExalogicとExadata Oracle Exalogic Elastic Cloud と Oracle Exadata を Quater Rack からHalf Rack へ、さらに Full Rack 構成に Database Machine を使用すると、どのようなサイズの SAP 拡張すると、Exalogic が非常に柔軟でスケーラブルなインフ 環境のインフラも数か月ではなく数日でインストールし拡張 ラ・ソリューションを SAP に提供し、同時に簡素で高レベル することができます。TCAとTCOも大幅に削減します。 な安定性が維持されます。 Oracle ExalogicとOracle Exadata を使用すると、SAP 向け のシンプルで安定した、高パフォーマンスのインフラの配置 が実現します。 しかも従来より時間、コスト、リスクが大幅に 削減されます。 詳細は、次の情報を参照してください。 • SAP Note 1617188 • テクニカル・ホワイト・ペーパー:『Oracle Exalogic Elastic Cloud での SAP NetWeaver の実行 アーキテク チャの概要』(http://www.oracle.co.jp/sap/products/ data/JP-wp-exalogic-for-sap.pdf) 結論 • テクニカル・ ホワイト・ ペ ー パ ー:『Oracle Exadata Oracle Exalogic Elastic Cloud を Oracle Exadata Database Machine で稼動するSAP NetWeaver ベスト・ Database マシンと組み合わせることで、SAP アプリケーショ プラクティス・ガイド』(http://www.oracle.co.jp/sap/ ン・サーバーにインフラを確保するためのシンプルで信頼 products/data/sap-exadata-wp.pdf) 性の高い、高性能のソリューションを得ることができます。 SAP に認定されたばかりの Exalogic を、統合シナリオの中 で、Weblogic、Oracle および他のアプリケーションをホスト するプラットフォームとして使用します。 また SAP 開発、テス トおよび本番環境に Exalogic を統合し、Exalogic 演算ノー ドを最大限に活用できます。 31 32 Oracle Cloud File System for SAP SAP顧客が使用できるOracle Automatic Storage Management(ASM) とASM Cluster File System(ACFS) すべてのデータをクラウドで管理 ベースと汎用ファイルの総合的な基盤構築のみでなく、クラ Oracle Cloud File System は、Oracle データベースの自動 スタおよび単一ノードのサーバー構成のインフラも構築しま ストレージ管理機能と緊密に統合されています。 この2つは、 す。Oracle Grid Infrastructure は、ボリューム、ファイル・ すべてのビジネス・データ、アプリケーション・バイナリ、個 システムおよびクラスタ構成の管理を簡素化し合理化しま 人データをクラウド・インフラで管理するための 1 つのソ す。そのため複数のサード・パーティ製ソフトウェアのレイ リューションを提供します。Oracleの顧客は、異なるベンダー ヤーも不要で、簡単でコストもかかりません。 の異なるソフトウェア層を管理する複雑性に対処する代わ りに、1 つの統合されたソリューションから恩恵を受けられま Oracle RAC を使用する SAP 顧客は、Oracle Database す。サード・パーティ製のボリューム・マネージャおよびファ バージョン 10.2 C l u s t e r w a r e 以降をベースに S A P C T L イル・システムは、不要になります。 (SA P Control)を使用して、作業の複雑さの緩和とコス トの削 減を実 現すると同 時に、SAP サービスの可 用 性も Oracleデータベースの自動ストレージ管理を補完するOracle 向上させます。しかもサード・パーティ製のフェイルオー Cloud File System は、Oracleシングル・インスタンスおよび バー・ソフトウェアも必要ありません。 Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)向けの Oracle バージョン 11.2.0.2で、SAP に認定されています。 Automatic Storage Management(ASM)の概要 Oracle ASM は、単一インスタンスの Oracle Databaseと 11g(11.2.0.2)以降、Oracle Cloud File System は、Oracle Oracle Real Application Clusters 構成をサポートする Real Application Clusters(RAC)上で実行するSAPシステ Oracle データベース・ファイルのボリューム・マネージャ ムや、単一の Oracleデータベース上で実行するSAPシステム およびファイル・システムです。Oracle ASM は、オラクル の最適なストレージ・プラットフォームになりました。SAP 顧 が推奨する Oracle RACと Oracle 単一インスタンス上で 客は、あらゆるデータの管理にOracle Cloud File Systemを 実行する SAP のストレージ管理ソリューションですが、従 使用できるようになります。格納できるデータには、Oracle 来のボリューム・マネージャ、ファイル・システムおよび デ ータベ ース・ファイル、Oracle Clusterware ファイル、 RAW デバイスに代わる機能です。 Oracle および SAPカーネル・バイナリ、外部ファイルおよび テキスト・ファイルなどの非構造化汎用データが含まれます。 ASM は、Oracle データベース・ストレージの総所有コスト を低減し、ストレージ使用率を増加するとともに従来のファ Oracle Cloud File System の使用により、コストの削減や管 イル・システムおよびボリューム管理ソリューションのパ 理業務の最小化が実現し、さまざまなプラットフォームで フォーマンスと可用性を改善します。ASM は、従来のファイ Oracle シ ン グ ル・ イ ン ス タ ン ス お よ び Oracle Real ル・システムより管理が容易で、RAW ボリュームに匹敵す Application Clusters (RAC) for SAP を使用するすべての るパフォーマンスを発揮します。オラクルのストレージ・グ 顧客、およびOracle RACが要求する基本的な共有クラスタ・ リッドの基礎を形成するOracle Databaseと強固に統合でき ファイル・システムを使用するすべての顧客の SAP システ ます。 また、Oracle ASM は Oracle データベース・ファイル ムの可用性を向上することができます。 の管理に、サード・パーティ製のボリューム・マネージャや ファイル・システムを必要としません。 Oracle Cloud File System を構成する機能は、次のとおり です。Oracle Automatic Storage Management、Oracle Oracle ASM は、ディスク・グループを使用してデータ・ファ Cluster File System、Oracle Automatic Storage イルを格納します。Oracle ASM のディスク・グループは、 Management Dynamic Volume Manager。Oracle Cloud Oracle ASM がユニットとして管理するディスクのコレクショ File System のこれら3 つの主要コンポーネントは、データ ンです。Oracle ASM は、1 つ のディスク・グル ープ 内 に Oracle Cloud File System for SAP Oracle データベース・ファイルのファイル・システム・イ Oracle ACFS のアクセスや管理には、ネイティブなオペレー ンタフェースを配置します。ディスク・グループに格納され ティング・システムのファイル・システム・ツールや標準ア たファイル・コンテンツは均等に分散されるため、ホット・ プリケーション・プログラミング・インタフェース(API)が スポットを解消しディスク全体のパフォーマンスを均一に保 使 用 で き ま す。Oracle ACFS の 設 定 や 管 理 は、Oracle 持します。 このパフォーマンスは、RAW デバイスのパフォー Enterprise Managementツールを使用します。Oracle ACFS マンスに匹敵します。 には、業界標準のネットワーク接続ストレージ(NAS)ファイ データベースがディスク・グループのファイルにアクセス中で ル・アクセス・プロトコルであるネットワーク・ファイル・シ も、ディスク・グループからディスクの追加または削除ができ ステム(NFS)および Common Internet File System(CIFS) ます。 ディスク・グループからディスクが追加または削除され を使用してアクセスできます。 ると、Oracle ASM は自動的にファイル・コンテンツを再分散 します。 コンテンツの再分散に必要な停止時間も必要ありま せん。 Oracle ASM のボリューム・マネージャ機能は、サーバーベー スの柔軟なミラー化オプションを提供します。Oracle ASM の 標準および高冗長性ディスク・グループは、それぞれ二重化 と三重化のミラー化を可能にします。Oracle ASMファイルは、 RAW ディスクやサード・パーティ製のファイル・システムな ど他のストレージ管理オプションと共存できます。 この機能に より、Oracle ASMを既存の環境に容易に統合できます。 Oracle ASM Cluster File System(ACFS)の概要 Oracle 11g Release 2 以前の Oracle ASM は、Oracleデータ ベース・ファイル専用のボリューム・マネージャおよびファ 図1 イル・システムでした。現在、Oracle 顧客は単一の統合ソ リューションを活用することができます。 これまでのように、シ Oracle ACFS のファイル・システムは、図 1 に示すように、 ステム・インテグレータとして組織内でさまざまなベンダー Oracle ASMストレージを使用したOracle ASM の最上位レ の異なるソフトウェア・レイヤーを統合する複雑な作業は必 イヤーです。Oracle ACFS は、Oracle ASM の機能を使用して 要 ありませ ん。Oracle ASM、Oracle ACFS およ び Oracle 次を可能にします。 ADVM は、Oracle Database、Oracle RAC、Clusterware およ び他のテクノロジーと強固に統合され、Oracle Database を • Oracle ACFS の動的ファイル・システムサイズを変更 実行するSAP 顧客に包括的で実証済のソリューションを提供 • Oracle ASM のディスク・グループ・ストレージへの直接ア します。 クセスにより最大限にパフォーマンスを向上 • Oracle ACFSを Oracle ASM のディスク・グループ・ストレー O r a c l e A S M C l u s t e r F i l e S y s t e m は、マルチプラット フォーム対応のスケーラブルなファイル・システムです。 ジに均等に分散することにより、I/O のパラレル化を改善 • Oracle ASM のミラー化保護機構によるデータ信頼性 Oracle Automatic Storage Management の機能を拡張 したストレージ管理テクノロジーで、Oracle Database の外部 Oracle ASM Dynamic Volume Manager(ADVM)の概要 にある顧客のファイルをサポートします。Oracle ACFS は、 Oracle ASM Dynamic Volume Manager(Oracle ADVM) は、 Oracle Clusterware テ クノ ロ ジ ー と 密 接 に 連 携 し、 クライアントにボリューム管理サービスと標準ディスク・デバ Clusterware のクラスタ・メンバーシップの状態遷移および イス・ドライバ・インタフェースを提供します。 ファイル・シ Oracle Clusterware のリソースベースの高可用性(HA)管 ステムや他のディスクベースのアプリケーションは、ベンダー・ 理を直接共有できます。 また、Oracle のインストール、構成、 オペレーティング・システム上の他のストレージ・デバイス 検証および管理ツールもOracle ACFSをサポートするように と同様に、Oracle ADVM のボリューム・デバイスにI/O 要求 更新されています。 を送信します。 33 34 Oracle Cloud File System for SAP Oracle ASM への SAPデータベースの移行 SAP 顧客は、データベースを ASM に移行できます。ASM は、 RAC および単一インスタンス上で実行される SAP システム に最適なストレージ・プラットフォームです。 顧客は、現在のファイル・システムを簡単に ASM/ACFS/ ADVM に 移 行 で き ま す。http://www.oracle.com/sap、 http://www.sdn.sap.com/irj/sdn/ora、および SAP Note 1550133 に記載されたベスト・プラクティスを参照してくだ さい。 これらのホワイト・ペーパーを参照した移行方法は、 次のように簡単に説明することができます。 • Oracle ASM ディスク・グループ構成 • Oracle Grid インフラの導入 Oracle ADVM のボリューム・デバイスは、Oracle ASM の動 的ボリュームで構成されます。Oracle ASM の各ディスク・グ • Oracle Database 11g Release 2 および最初のパッチ・ セット(11.2.0.2)のインストール ループ内では、Oracle ADVM のボリューム・デバイスを 1 • ソース・システムとターゲット・システムの構成 つ また は 複 数 設 定 で きます。Oracle ADVM Driver は、 • O Sプラットフォームを変更しない場合や、ソース・システ Oracle ADVM のボリューム・デバイスに対するI/O 要求を、 ムとターゲット・システムが同一のエンディアンを使用し 対 応 する Oracle ASM の 動 的 ボリューム 内 のブロックと ている場合は、RMAN で「アクティブ・データベースから Oracle ASM ディスク・グループ内にあるディスク・セットに マッピングします。Oracle ADVM のボリューム・デバイスは、 Oracle ASM Volume Manager 機能をエクスポートし、シス 複製」してオンラインでデータベースを移行 • プラットフォームを変更する場合は、RMANで「トランスポー タブル表領域」またはエクスポート/ インポート、または テムの異常停止、Oracle ASM インスタンスの障害、システム Oracle GoldenGateをベースにしたTriple Oを使用して、オ 障害などが発生した場合も、ミラー化したボリュームの一貫 フラインでデータベースを移行(同機種移行にも使用可能) 性を維持します。 • 移 行プロセスの詳細は、前述のホワイト・ペーパーを参 照してください。 Oracle ADVM は、Oracle ASM のボリューム・ファイル として割り当てられた Oracle ASM のストレージのディス BR* ToolsによるOracle ASMおよび Exadata のサポート ク・ドライバ・インタフェースを提供することで、Oracle SAP は、Oracle データベースのデータを管 理し保 護する ASM を拡張します。Oracle ADVM を使用すると、ファイ BRBACKUP、 BRARCHIVE、BRRESTORE、BRRECOVER、 ル・システムを含む仮想ディスクを作成できます。Oracle BRSPACE、BRCONNECT、および BR*Tools ツールを提供し ASM のボリュームに含まれるこれらのシステム・ファイル ます。 は、Oracle データベース・ファイルだけでなく、実行可能 ファイル、レポート・ファイル、トレース・ファイル、アラー BR* Tools は、Oracle Automatic Storage Management ト・ログなどのアプリケーション・データ・ファイルをサポー (ASM)をサポートし、とくに次の機能に対応するよう拡張 トします。Oracle ADVM のボリュームは実質的に Oracle されています。 ASM のファイルのため、Oracle ASM ファイルと同じ管理 権限が必要です。 • バックアップ、リストア、リカバリ • データベース・インスタンス、スペースおよびセグメント管理 Oracle ADVMインタフェースから見て、Oracle Automatic Storage Management Cluster File System(Oracle • デ ータベース統計、データベースのチェック、データベー スの再編成 ACFS) は、Oracle ASM の 上 位 レ イ ヤ ー に ありま す。 Oracle ADVM を追加することにより、Oracle ASM はデー 詳細は、次の SAP Note を参照してください。 タベースのユーザー・データだけでなく、データベース以 外のユーザー・データの完全なストレージ・ソリューショ ンになります。 • 1 627541 - BR * Tools support for Oracle ASM and Exadata • 1 598594 - BR * Tools configuration for Oracle installation under ‘oracle’ 36 オラクルのSAP向けEngineered Systems: OracleインフラによるSAPランドスケープの最適化 サーバー、ストレージ、ネットワーク、オペレーティング・シス Oracle Exadata Database Machine テム、データベース、ミドルウェアのすべての順序付け、構成、 データウェアハウス、OLTP、および負荷が混在するデータ インストール、テスト、メンテナンスを継続的におこなう必要 ベース・アプリケーションで最高のパフォーマンスを実現す があるため、SAPランドスケープは複雑さを増しています。 こ るように設計されたOracle Exadata Database Machine は、 のため、ERP の配置と拡張は、時間が必要な複雑なプロセス そのまま使用できます。 このシステムには、必要なすべてのソ になる可能性があります。 また、パッチ処理、ソフトウェアの更 フ ト ウ ェ ア(Oracle Database、Oracle Database Real 新、ハードウェアの追加により、SAPランドスケープを最新の Application Clusters(RAC) 、Oracle Grid Infrastructure、 状態に保つには、多くの熟練した人材とトレーニングが必要 および Oracle Exadata のストレージ管理ソフトウェアと管理 です。 オラクルの SAP 向けEngineered Systems は、ランニン ソフトウェア)が事前設定されています。Oracle データベー グコストが低く合理化されたインフラに、より多くのサービス スおよびストレージ・サーバーは、InfiniBandスイッチとイー を素早く配置する経験豊かな IT マネージャを支援するシステ サネット・スイッチを使用して、あらかじめラックにケーブル ムです。 で固定されています。工場で統合とテストを完了した Oracle Exadata は、完全な状態で納品されます。そのため、配置まで の期間が時には数か月も短縮されます。 オラクルの SAP 向けEngineered Systems 24 年以上にわたり、企業は業務に不可欠な SAP 環境を最新 データベースの使用と統合に特化して設計された、Oracle の Oracleソフトウェアにゆだねてきました。今日、オラクルの Exadata Database Machine の中心は Oracle Database 11g 統合されたインフラ・スタック(サーバーとストレージ、オペ ソフトウェア、Oracle Exadata Storage Serversソフトウェアで レーティング・システム、データベース・ソフトウェア、ミドル す。 これらのソフトウェアは、大規模パラレル・アーキテクチャ ウェア、ネットワーキング、および組込みの仮想化機能で構成) を使用して、従来のストレージの限界を克服し、データベー は、SAPアプリケーションに最適化され、即応性とパフォーマ ス・サーバーとストレージ間のデータ帯域幅を大幅に拡大し ンスを実現しています。現在、この統合されたスタックは、事 ています。さらに、Exadata Smart Scan、Exadata Smart 前に統合、テスト、構成がおこなわれ Engineered Systems の Flash Cache、Hybrid Columnar Compression など革新的 ファミリとして利用でき、データセンターの業務の簡素化や な Exadata テクノロジーは、データベース処理を加速し、SAP SAP 環境の迅速で簡単な配置を通して、ビジネス革新を加速 アプリケーションの I/O 操作を高速化します。 します。 SAP セントラル・サービス(メッセージおよびエンキュー・サー バー)とデータベースを同じマシンで実行できるため、シス テム稼動と同時に高可用性が即座に実現します。十分にス ケーラブル、セキュア、冗 長な Oracle Exadata Database Machine は、SAP により認定およびサポートされ、SAPアプリ ケーションに理想的なサービスとしてのデータベース・プラッ トフォームを提供します。向上したアプリケーション・パフォー マンス、容易なワークロード管理、データセンターの効率改 善、配置までの時間の短縮により、企業はリアルタイムで、よ り低コストで的確な意思決定ができます。 オラクルのSAP向けEngineered Systems:OracleインフラによるSAPランドスケープの最適化 Oracle Exalogic Elastic Cloud Oracle SPARC SuperCluster は、SAP の汎用システムとして、 Oracle Exalogic Elastic Cloud は、セキュアでミッションクリ システム にインストー ルされ た SAP Central Instance、 ティカル、プライベート・クラウド基盤を構築するために特別 Central Service およびデータベース・ソフトウェアと適合さ 設 計された、世 界 初 の Engineered Systems で す。Oracle れています。事前にテストされたシステムはすぐに使用でき、 Exalogic Elastic Cloud は、スケーラビリティに事実上の制限 企業は SAP サービスを数日の間で配置できます。 がなく、卓越した性能と初めて実現された簡素な管理に特徴 統合されたSAPアプリケーションは、オラクルの統合された仮 があります。Oracle Exalogic Elastic Cloud は、小規模な部門 想 化 テクノロジ ーを 介して、Oracle Solaris 10と Oracle アプリケーションから最大規模のもっとも要求の厳しい ERP Solaris 11 が混在する環境でも実行できます。 さらに、Oracle アプリケーションまで対応する、アプリケーションの理想のプ SPARC SuperCluster は SAPより認定およびサポートされ、ベ ラットフォームです。計算集中型のワークロード用に調整さ スト・プラクティスの配置、継続的なフル・スタックおよびパッ れ、組込み / 構成済みの Exalogic の各システムには、完全に チのテストなどを含む、Oracle Optimized Solution for SAP 統合されたホットスワップ可能な x86 演算ノード、高性能の として提供されます。 ZFS Storage Appliance、広帯域幅のインターコネクト・ファ ブリックとスイッチが含まれています。 Oracle Database Appliance システム全体が超高速の高スループットのインターコネクト されたデータベース・アプライアンス(ソフトウェア、サーバー、 で接続され、高いスケーラビリティ、弾力性および冗長性を ストレージ、ネットワーキング)で、ボタン 1 つの操作でイン 持つ単一の大規模なコンピュータになります。 システムは I/O ストール、パッチ処理、診断を提供します。完全なワンボック ファブリックを活用し、標準的なアプリケーション・サーバー ス の Oracle RAC デ ー タ ベ ー ス・ ク ラ ス タ は、Oracle Oracle Database Appliance は、完全な冗長性を持つ、統合 構成よりも10 倍速いパフォーマンスを提供します。 さまざま Database Enterprise Edition 11gとともに出荷され、インス なセキュリティ、信頼性、性能、およびサービス・レベルの要 トー ル 済 み の Oracle Real Application Clusters また は 件を持つ何千ものアプリケーションを単一の Exalogicシステ Oracle RAC One Node が、SAPアプリケーションの高可用性 ムで実行できるため、SAPアプリケーション統合に理想的な データベース・サービスをサポートします。 メンテナンスは簡 プラットフォームです。 また、Oracle データベースを実行する 単です。1 つのパッチが 1 回の操作ですべてのファームウェア Oracle Exadata Database Machineと併用すると、理想的な とソフトウェアに対応します。 アプライアンスのためにとくに設 専用システムの基盤になります。 計され、オラクルによりテストされたパッチが使用されます。 最大 4TB のデータを統合できるため、中規模の企業および Oracle SPARC SuperCluster 部門別システムに最適です。SAP の保証と完全なサポートは、 SPARC SuperCluster T4-4ではオラクルの技術革新、つまり 2012 年後半に予定されています。 次世代の SPARC T4 サーバーの演算能力、Oracle Solaris 11 のパフォーマンスとスケーラビリティ、Oracle Database 結論 11g の最適化されたデータベース・パフォーマンス、Exadata ネットワーク帯域幅、アクセス、データの肥大化と言った課題 ストレージ、Oracle Exalogic Elastic Cloud の加速されたミド を抱えるビジネス・クリティカルなアプリケーションを対象に ルウェア処理を組み合わせて、汎用の Engineered Systems 構 築 および チュー ニングされ たオラクル の Engineered を構成し、基幹業務用の SAPアプリケーションに高可用性を Systems は、SAP インフラを最適化し、操作の向上に役立つ 提供します。多数のデータベースとアプリケーションを単一シ 多数のオプションを提供します。SAPランドスケープ内部に1 ステムで実行できます。データ圧縮、問合わせ、OLTP の応答 つ以上の Oracle Engineered Systemsを配置すると、より堅 時間、および Javaミドルウェアのパフォーマンスが即座に改 固なインフラ、パフォーマンスの向上、効率と使用率の向上、 善され、その利点を活用できます。 アプリケーションとデータベースの統合による管理の簡素化、 総所有コストの改善を得ることができます。 37 38 SAPアプリケーションの実行を改善する完全なインフラ・スタックの提供 Complete Stack for SAP Applications Sunフラッシュ・ストレージ オラクルの Sunフラッシュ製品をあらゆる種類のブレード、 ラックマウントおよびスケーラブルなサーバー製品で使用す ると、データベース・アプリケーションのフル活用、ビジネス の応答時間の改善、生産性の向上が実現します。 Sunディスク・ストレージ オラクルの Sun Storageファイバ・チャンネル・アレイは、 あらゆる規模で拡張できる、ミッションクリティカルな Tier 1 ストレージを提供します。電力、スペース、冷却の要件を抑 制しつつ、サイトとアプリケーション固有のニーズに応じた カスタマイズで高度なアプリケーション・パフォーマンスを 達成します。 NASストレージ オラクルの完全かつオープンで統合された製品戦略は、顧 Sun ZFS Storage Appliance は、ユニークな Oracleソフト 客の IT インフラ全体に柔軟性と選択肢を提供します。現在 ウェア統合に加えて、業界をリードするパフォーマンス、効 オラクルは、サンのサーバー、ストレージ、オペレーティング・ 率、費用効果、使いやすさを備えた企業クラスの NAS 機能 システム、仮想化テクノロジー、データベース、ミドルウェア を提供します。 および管理ツールを採用し、完全なテクノロジー・スタック を提供できる唯一のベンダーです。 このスタックの各層は、 SANストレージ 単一のシステムとして連携動作するように統合されていま オラクルの Pillar Axiom ストレージ・システムは、サービス す。オラクルのオープン・アーキテクチャと複数のオペレー 機能の独自のスケーラビリティと品質で、データベース、ア ティング・システム・オプションによる、システムの高可用性、 プリケーション、および異機種のミッションクリティカルな環 スケーラビリティ、エネルギー効率、優れたパフォーマンス 境に対して、高速で確実なパフォーマンスを提供します。 および低い TCO などは、顧客に他のシステムでは得ること のできないメリットをもたらします。 Sun Unified Storage(OpenStorage) オラクルの Sun Unified Storageシステムは、ストレージの 分析および管理テクノロジーにより、革新的なストレージ・ オラクルの Sun Storage アーキテクチャとファイル・システムを結合し、最高のパ オラクルの Sun Storage は、業界でもっともパフォーマンス フォーマンスと価値を実現します。 が優れ、コスト効率が良く、管理の容易なストレージ・ソ リューションの製品群を提供します。 これらの製品は、オラク StorageTekテープ・ストレージ ルのデータベース、アプリケーション、異種データ管理にお データ量もデータの価値もオンライン・リソースやバックアッ けるパフォーマンスの最適化と最大限のデータ保護に加え、 プ期間が対応できないほど増大しつつある今、オラクルの 総保有コストの削減を実現します。 実証済の StorageTek テープおよびライブラリ・ソリューショ ンは、その複雑さを管理し、コストを抑えてサービス内容合 意書どおりのサービスを提供することを支援します。 SAPアプリケーションの実行を改善する完全なインフラ・スタックの提供 Sunストレージ・ソフトウェア オラクルの包括的なストレージ・ソフトウェア・スイートは、 データの増大を効率的に管理し、ストレージ・ハードウェア Sun SPARC Enterprise サーバーは、複雑な多層アプリケー への投資を最適化して、ストレージ管理のコスト削減と複雑 ションのニーズの対応を想定して設計されています。この さを緩和します。 サーバーには、次の 2 つのシリーズがあります。同時ユー ザー数の多いアプリケーション向けにChip Multi-threading Sunストレージ・ネットワーキング オラクルの包括的なストレージ・ソフトウェア・スイートは、 (CMT)テクノロジーを採用した Sun SPARC Enterprise T シリーズと、メインフレーム・クラスの処理能力と可用性が データの増大を効率的に管理し、ストレージ・ハードウェア 求められる複雑な処理向けの Sun SPARC Enterprise Mシ への投資を最適化して、ストレージ管理のコスト削減と複雑 リーズです。 さを緩和します。 Sunネットワーキング製品 オラクルのイーサネット、InfiniBand およびファイバ・チャ Oracle Sun サーバー ンネル製品は、高度なネットワーク機能を提供し、生産性の オラクルが提供するミッションクリティカルなサーバー製品 向上、総保有コストの削減、および新規ビジネス・サービス 群は、画期的なパフォーマンス、簡素化された管理、コスト の実現などを根本から支援します。 削減効果に優れた効率性を実現します。オラクルのシステム は、Oracle Solaris、Oracle Linux、Oracle VM、その他の主 要な OS プラットフォームや 仮 想プラットフォームを高パ 仮想化 フォーマンスと効率で実行できるように最適化されています。 デスクトップからデータセンターまで、業界でもっとも包括 的な仮想化ソリューション製品を提供できるのはオラクルの Sun x86サーバー みです。これらの製品を使用すると、アプリケーションから オラクルは、アプリケーションからディスクまでが緊密に統合さ ディスクまで、ハードウェアおよびソフトウェアの全スタック れたx86クラスタ・システムを提供できる唯一の企業です。 オラ の仮想化と管理ができます。 クルは、最善のコンポーネントを使用して、ITインフラの導入、 仮想化を統合すると、エネルギー、設備および人件費のコス 管理およびサポートを大幅に簡素化するとともに、比類のない トを削減できます。 この他に、オラクルの仮想化ソリューショ パフォーマンスとスケーラビリティを実現します。 ンは、次のようなメリットがあります。 Sunブレード・サーバー • 完全に最適化、統合されたハードウェアとソフトウェアによ オラクルの Sun Blade モジュラー・システムは、x86 および る仮想化ソリューション SPARC ベースの堅牢なサーバー、ストレージ、そして高度な • アプリケーションからディスクまでを統合管理 ネットワーキング性能を統合し、複雑で動的に融合した IT • ソフトウェアを素早く簡単に配置 ワークロードをサポートします。単一のシステム管理インタ • IT の効率性、敏捷性および柔軟性を改善 フェースから制御され、バランスのとれた Sun Blade 6000 オラクルの誇るサポート部門が、スタック全体から包括的な シャーシのアーキテクチャが、仮想化と統合に対応した標準 エンタープライズクラスの仮想化ソリューション製品を選択 ベースのオープンなインフラと、エンタープライズ・クラウ する顧客をバックアップします。 ドの導入を実現します。 サーバーの仮想化 Sun SPARC Enterpriseサーバー Oracle VM Server for x64 Oracle Solaris 上 で 稼 動 す る オ ラ ク ル の Sun SPARC Oracle VM は、Oracle はもちろんのこと、Oracle 以外のアプ Enterprise サーバーは、最高レベルの可用性、スケーラビリ リケーションを完全にサポートし、より効率的なパフォーマ ティ、管理性が求められるミッションクリティカルなアプリ ンスを提供するサーバー仮想化ソフトウェアです。オラクル ケーションに最適です。Sun SPARC Enterprise サーバー・ の誇る世界有数のサポート部門の支援を受け、顧客は仮想 ファミリのシステムは、同時ユーザーの多い Web アプリケー 化環境全体の企業規模のサポートをシングル・ポイントで ションから複雑なエンタープライズ・アプリケーション、デー 利 用できます。対 象 は、Oracle VM によって認 定され た タウェアハウスまで、あらゆるアプリケーション層での最適な Oracle Database、Fusion Middleware、アプリケーションお パフォーマンスの達成を目的に設計されています。 よび Linux です。 39 40 Oracle VM Server for SPARC ZFS、DTrace、予測的な自己回復(Predictive Self Healing) Oracle VM Server for SPARC( 旧 名 Sun Logical などを通じて、Oracle Solaris の確かな信頼性に支えられた Domains)は、Chip Multi-threading(CMT)テクノロジー 組 込 みフォルト・トレランス 機 能 を 提 供します。Oracle により、効率の高い企業規模の仮想化機能を Sun SPARC Solaris を使用すると、インフラのコストとリスクを削減しつ Enterprise サーバーに提供します。Oracle VM Server for つ、システムとサ ービス の 可 用 性 が 向 上します。Oracle SPARCと他の仮想化テクノロジーとの違いは、CMT アーキ Solaris は、もっとも完全な一連の信頼性機能を提供し、1 つ テクチャの大規模スレッド・スケールの利点を生かして、単 のプロセッサ・システムから数百のプロセッサとコアのシス 一のシステムに最大 128 の仮想サーバーを作成できること テムまで、あらゆる規模のデータセンターの信頼性を向上さ です。 しかも、追加費用なしで利用できます。 せます。46 ページの SAP 顧客にとっての Oracle Solaris の Solaris Zones によるOS 仮想化を使用すると、サーバーごと 利点に関する記事を参照してください。 に 1 つのアプリケーションを配置するモデルを維持しなが ら、同時にハードウェア・リソースを共有できます。Solaris Oracle Linux オペレーティング・システムの主要部分の Solaris Zones は、 Oracle Linuxとオラクルの Unbreakable Enterprice Kernel 柔軟なソフトウェア定義による境界を使用して、ソフトウェ の組合わせは、市場におけるLinux の新機軸です。エンター ア・アプリケーションおよびサービスを分離し、単一インス プライズ・アプリケーションで最高のパフォーマンスと高度 タンスの Solaris 10 OS 内に多数のプライベートな実行環 なスケーラビリティ、信頼性を実現します。 境を作成できます。各環境は固有の ID を持ち、仮想化され 次のような特徴があります。 ないハードウェアとは分離され、あたかもそれぞれのシステ ムで実行されているかのように動作します。そのため、簡単 かつ安全に統合することができます。 • 高 速- Red Hat 5と互換性のあるカーネルでの OLTP パ フォーマンス・テストで、75%を超えるパフォーマンスの向 Solaris 11 の高度な機能を使用し、複数のアプリケーション 上を実現。InfiniBand のメッセージングではスピードが 2 倍 を安全に 1 つのシステムに統合すると使用率が向上します。 になり、ソリッド・ステート・ディスクへのアクセスは 137% 最新システムの Zones で Solaris 8、Solaris 9、Solaris 10 高速化 のアプリケーションを実行すると、電力、スペース、冷却、管 理およびサポートのコストが削減できます。 • 最 新-大規模サーバー向けに最適化、電力管理とエネル ギー効率の向上、CPU やメモリー・リソースのきめ細かい 管理、安定したメインラインの Linuxカーネル 2.6.32 から デスクトップの仮想化 • Oracle Virtual Desktop Infrastructure(VDI) • Oracle Secure Global Desktop • Sun Ray • Oracle VM VirtualBox 開発 • 高い信頼性-Data Integrity ExtensionsとT10 Protection Information Model がサポートされ、アプリケーション稼動 時間が向上 • オラクル製品に最適化-オラクルのハードウェア、データ ベース、ミドルウェアで実行するために開発されテスト済。 ストレージの仮想化 すべてのエンタープライズ・アプリケーションに推奨 • Oracle Sun Storage Virtualization • Oracle Automatic Storage Management Oracle Database for SAP • Oracle VM Storage Connect Oracle Database 11g Release 2 Enterprise Edition は、業 界最高のパフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティおよ オペレーティング・システム – Oracle Solaris び信頼性を提供し、Windows、Linux および UNIX を実行す Oracle Solaris は、データセンター、開発者およびサービス・ るクラスタ・サーバーまたは単一サーバーで使用できます。 プ ロ バ イダ にとって 最 高 の エンタープ ライズ OS で す。 もっとも要求の厳しいトランザクション処理、ビジネス・イン Oracle Solaris は、業界トップのパフォーマンスとスケーラビ テリジェンスおよびコンテンツ管理アプリケーションを簡単に リティを提供します。Oracle Solaris は、最高のパフォーマン 管理できる包括的機能を提供します。Oracle Database 11g スとスケーラビリティを提供するように設計されています。広 Release 2 Enterprise Edition には、世界最高のデータベー 範なミッションクリティカルなワークロードに対して、システ スを拡張するオプションが幅広く用意されています。顧客のビ ムの CPU、メモリー、I/O およびネットワーク・リソースを最 ジネスを成長させ、顧客の大切なユーザーが求めるサービ 適化します。 ス・レベルのパフォーマンス、セキュリティおよび可用性に対 応することができます。 SAPアプリケーションの実行を改善する完全なインフラ・スタックの提供 Oracle Database 11g Release 2で使用するSAP • 容易な管理-オープンな標準の Oracle Solaris 暗号化お SAP は、SAP Kernel 6.40、7.x 以上で稼動する SAP 製品 よびキー管理フレームワークを使用したファイルとネット で Oracle Database 11g Release 2 をサポートしています。 ワークの暗号化 Oracle Database 11g(単一インスタンス)および Oracle • 強力な防御の確保- Secure By Default ネットワーク・プ Real Application Clusters 11g for SAPは、主要なプラッ ロファイル、IPフィルタ・ファイアウォール、TCPラッパー トフォーム、UNIX(Solaris、HP-UX および AIX)、Linux お および IPsec/IKE を使用して、システムを攻撃から防御 よび Windows で使用できます。OS バージョンに関する詳 細は、SAP Note 1398634 を参 照してください。Oracle Oracle Identity Management 11g を使用すると、法令の Real Application Clusters(RAC)11g Release 2のSAPリリー 効率的な遵守、重要なアプリケーションと機密データの保 スは、SAP 環境向けの Oracle Database 11g Release 2 護、および運用コストの削減が可能になります。ID 管理ソ のスタンダード版と同時リリースです。Oracle による RAC リューション製品の中でもっとも完全で最高レベルのスイー のサポートの詳細は、SAP Note 527843 を参照してくだ トを使用し、企業はファイアウォールの外も含めたエンター さい。 この SAP Note には、リリース済の RAC 構成に関する プライズ・リソース全体の全ユーザー ID を管理できます。 詳細が記載されています。 かつて Sun の製品であった Oracle Wavesetも統合されて Oracle Database 11g Release 2 Enterprise Edition は、 います。Oracle Waveset は、SAP BO Access Controlと連 業界最高のパフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティお 携し、SAP 顧客にエンドツーエンドのセキュリティとガバナ よび信頼性を提供し、Windows、Linux および UNIX を実行 ンス、リスク・ソリューションを提供します。 するクラスタ・サーバーまたは単一サーバーで使用できます。 Oracle Database 11g Release 2 および Real Application IT 管理 Clusters 11g が提供する新機能を実装する方法は、Oracle Oracle Enterprise Manager 11g は、IT 組織の IT 管理投資 Services and Support for SAP が提供する一連のテクニ 額に対する 149% の投資収益率の達成を支援すると同時 カル・ホワイト・ペーパーと、テクニカル・スキル・ワー に、顧客からIT 組織に報告される問題の 80%を解決します。 クショップの詳細を参照してください。 Oracle Sun は、Oracle の Enterprise Manager Ops Center とSAP Adaptive Computing Controller(ACC)を統合し、 SAP 顧客が Oracle Sun IT 層の SAPランドスケープの配置 ミドルウェアとシステム管理 と構成をより簡単にできるようにしました。 セキュリティ管理および ID 管理 Ops CenterによるSun ハードウェアの効率的管理 Solaris の機能とオラクルのミドルウェア・ツールはともに、 Oracle Enterprise Manager Ops Center は、サンの物理 / SAP 顧客の環境の安全な運用、ユーザーとサービスのプロ 仮想インフラ(Sun Server、Solaris オペレーティング・シス ビジョニング、日常業務で発生するリスクの回避を支援しま テム、Solaris および SPARC 仮想化テクノロジーなど)を管 す。次に例を示します。 理するための、もっとも包括的なソリューションです。また、 厳しい アクセス・コントロー ル 要 件 を 満 たす - Oracle Oracle、Red Hat、SUSE からLinux オペレーティング・シス Solaris の使用により、政府機関や金融機関に求められる厳 テムを管理することもできます。 しい必須アクセス制御を提供。 Ops Center では、充実したライフサイクル管理機能と組込 み型の自動化機能によって、IT オペレーションの効率を劇 信頼できる拡張機能 • システム・セキュリティの検証- Oracle Solaris Secure 的に改善できるだけでなく、システムの停止時間も短縮しま す。Ops Center の優れた構成 / パッチ管理機能により、シス Execution およびファイル検証機能を使用して、システム テムを正確かつ最新に保ち、データセンターのセキュリティ の整合性を検証 とコンプライアンスが向上します。 • 適切な権限の委任-ユーザーおよびプロセス権限管理に 必要な権限を制限しリスクを軽減 41 42 SAP顧客向けのSPARC SuperCluster Optimized Solutionの発表 現在、SAP 顧客のための一連の Engineered Systemsとアプ 中央のシステムは、製品ファミリの最新メンバーです。汎用 ライアンスがあります。写真右側は専用システムとしてOracle の SPARC SuperCluster は、オラクルのデータベース、アプ データベースを実行するよう設計されたExadataです。 リケーションまたは Web サーバーおよび Oracle EM 管理ソ フトウェア、すべてのエンタープライズ・アプリケーションを 2 つ のシステムの 左 側 にある小 型 のアプライアンスは、 実行します。 これは、とくにインストールされた SAP だけでは Oracle Database Appliance(ODA)です。最小限の管理 なく、他のエンタープライス・アプリケーションまたはデー 業務で最大 2TB のデータベースが実行できるように設計さ タセンター内で統合および仮想化するための複数層アプリ れています。 ケーションを持つ多目的システムを必要とする SAP 顧客に 適しています。 SPARC SuperCluster は、SPARC ベースのシステムを装備し た SAP 顧客に、非常に円滑なアップグレード・パスを提供 します。 または、HP および IBM の古いハードウェアで SAP を 実行している顧客に、SAP アプリケーションを配置できる、よ り低コストでより優れた性能を持つ強力なシステム、さらに スタック全体の管理システムを提供します。 Oracle SPARC SuperCluster T4-4 は、汎用エンジニアド・ ソリューションです。最高レベルのパフォーマンスとミッショ ンクリティカルな信頼性を持つ、幅広い補完的なエンタープ ライズ・アプリケーションとともに、SAP アプリケーションの 実 行 に 使 用 さ れ ま す。SPARC SuperCluster T4-4 は、 Oracle Exadata と Oracle Exalogic の 高 性 能 を 新 し い SPARC T4-4 サーバー、Oracle Exadata Storage Server、 ZFS Storage Appliance、InfiniBand テクノロジー、Oracle Solaris 11と組み合わせて使用します。 Oracle Database Appliance (ODA) SPARC SuperCluster Oracle Exadata SAP顧客向けのSPARC SuperCluster Optimized Solutionの発表 Oracle Exadata の全機能は、Exadata Storage Serverとと も に Oracle Exadata に 組 み 込 ま れ て い ま す。Exadata Storage Server は Oracle Database 11g R2 の操作に最適 化され、トランザクション・ベースおよび意思決定支援の SAPワークロードに優れたパフォーマンスを提供します。オ プションの外部ストレージ・ラックは、追加のパフォーマン スと容量のために構成できます。 新しい SPARC T4プロセッサはオンチップの暗号化処理機 活用 データセンター統合 • さまざまな SAPワークロードを1 つの SPARC SuperCluster に統合 • 稼 動時間の最大化を目的に設計された統合型ハードウェ アとソフトウェア • Solaris 10と11、複数のデータベース、複数のアプリケー ション層を実行 構により、前世代のプロセッサと比較し、シングル・スレッド・ パフォーマンスで速度が 5 倍向上し、データ・セキュリティ とプライバシーの向上もパフォーマンスに影響しません。 SPARC SuperCluster の 3 つ の 主 要 な 利 点 は、最 高 の パ 詳細情報: 詳細は、次のサイトを参照してください。 http://www.oracle.com/us/solutions/sap/ フォーマンス、TCO の削減、優れたデータセンター統合機 infrastructure/index.html 能です。 または http://www.oracle.com/us/corporate/features/ 最高のパフォーマンス: • 問 合 わ せ、デ ータ圧 縮、OLTP 応 答 時 間で最 大 10 倍 パ フォーマンスが向上 • 10 個のベンチマーク世界記録を誇るSPARC T4-4 がベー ス • 10 倍~ 50 倍のパフォーマンス向上を実現する Exadata ストレージ・セルを使用 sparc-supercluster-t4-4-489157.html http://scn.sap.com/community/oracle-solaris Note 1693680 – Running SAP Software on Oracle SPARC SuperCluster Note 1696570 – Oracle SPARC SuperCluster:Patches for 11.2.0.3 Note 1696716 – Creating a modified Solaris kernel medium TCO の削減 • コストと停止時間を大幅に削減する統合システムが、より 簡単に管理できるインフラを顧客に提供 • データ圧縮により、ストレージ要件を軽減 • 既 存の SAP 環境への配置が容易。現在のシステム環境を 43 44 「Oracle Sun インフラ・コンポーネントを使用する新しいシステム環境は、ヘルスケア・プロバイダのリー ダーとしての我々の地盤を強固にし、柔軟で常に先端を行く、高パフォーマンスな IT でビジネス・プロセ スを効率的にサポートする理想的なツールです。」 ― PHIL PEPLOW IT サービス&インフラ責任者、 Spire Healthcare SAP ロールアウト・プロジェクト向けの完全な IT インフラ – Oracle Database 11g、Sun T4 / M5000 サーバーおよび Pillar Axiom 600 ストレージ・システム Spire Healthcare:Oracle Sun システムとともに新しい未来への飛躍 Spire Healthcare http://www.spirehealthcare.com/ 業種: ヘルスケア Spire Healthcare は、英国で 37 の私立病院を運 Spire Healthcareは、Oracle Sunを選択する前に、 営する、民間医療の大手プロバイダです。私立病 次の主要条件で市場調査をしました。柔軟性、シ 院 の 経 営 に成 功した 25 年 の 経 験を持 つ Spire ステムの使いやすさ、高可用性、価格と価値のバ Healthcare の現在は、この輝かしい伝統の上にあ ランス、最新技術を基盤にする高機能、SAPアプリ 7,600名 ります。英国全土で 7,600 人以上を雇用していま ケーションとの最適な互換性。 Oracle製品およびサービス: 療のみでなく、人を大切にするのが基本姿勢です。 従業員: • Oracle Database 11.2.0.1 • Sun Server T4-1およびT4-2 M5000 • ストレージ Pillar Axiom 600 おもなメリット: • 革 新的なテクノロジーを持つ未来 志向のインフラ • 高可用性 • コスト削減 • パフォーマンスの向上 • 複雑性の軽減 • 高いスケーラビリティと柔軟性 す。Spire Healthcare の伝統は、単なる患者の治 また、この企業は、必要なサポートの提供も含め、 インフラ・コンポーネント全体をプロバイダ 1 社 この伝統を継承していくには、現在だけではなく将 来の見据えた信頼性の高い IT インフラが Spire から調達したいと思っていました。Peplow 氏は、 「Oracle データベース、Sun サーバーおよび Pillar Healthcare に必要です。長年、目的を果たしてきた Axiomストレージ・システムで構成されるパッケー アプリケーション環境は、対応が必要な段階に来 ジは、最高のソリューションで弊社の SAP セット ていました。約 2 年前、患者の主要な管理システム アップにとって最高のプラットフォームでした。 」と のアプリケーション・メーカーから、現在のシステ 述べています。 ムのサポートを 2014 年 3 月に終了すると通達さ れました。 高度なシステム・ランドスケープ 今年の後半に新しい環境が稼動を開始すると、 Spire Healthcare は、新しいアプリケーション・ソ Spire Healthcare は、最新の高パフォーマンスIT リューションを探し、既存のシステム・ランドスケー インフラを持つことになりますが、このインフラは プを交換しなければならない事態に追い込まれま アプリケーション使用の現在の要件も将来の要件 SAP: した。 「 長い評価プロセスの後、私たちは SAP を も満たすことでしょう。Oracle Sun インフラは、業 • ERP ECC 6.0 • Netweaver PI • IS-H/IS-Med • BWおよびBI • Risk Management • EWM Oracle Sun のインフラ・コンポーネントと併用す 種別ソリューション IS-H/IS-Med、ECC6.0、BWと ることを選択しました。 」とIT サービスおよびイン BI、Extended Warehouse Management、Risk フラ責任者の Phil Peplow 氏は述べています。 Management、Netweaver Process Integrationを Oracle Sun:ワンストップ・ショップ 実行します。Spire Healthcare のすべての病院が 集中システムにマップされます。 合計 8 台の T4-1 サーバーとT4-2 サーバーと2 台 の M5000 サーバーが本番システムのさまざまな Spire Healthcare:Oracle Sunシステムとともに新しい未来への飛躍 アプリケーションで使用されます。 これらのシステ ションなど、今後も必要とされるSAP 以外の多くの ムは、エンタープライズ・レベルの仮想化やパ システムが新しい環境に統合されます。 フォーマンスなど、信頼性の高い、セキュアでス ケーラブルなプラットフォームを構成する標準的 新しいシステム環境は、約 12TB の総容量に設計 なオペレーティング・システムとして、Solarisを実 されました。稼動の 1 年目に、データベースは約 行します。Solaris ZFS は、2 台の Pillar Axiom 600 4TBになると考えられます。Spire Healthcareは、 ストレージ・システムで使用され多くの利点があ バ ックアップ お よ びリストア に Oracle Data ります。たとえば、高パフォーマンス、無制限の容 Guard ソリューションを使用する予定でいます。 量、フラッシュの認識、層構造のストレージ・プー Data Guard の使用は、読取り/ 書込みにも使用で ル、および重複排除、暗号化、レプリケーション圧 きるスタンバイ・データベース、レポート、テスト、 縮などです。RAC、ASM、Data Guard、フラッシュ・ またはバックアップ中のプライマリ・データベー バック、圧縮、BR*Tools など重要な機能を備えた スの負荷軽減などの利点があります。バックアッ Oracle 11g が、主要なデータ管理ツールになりま プは、SAP アプリケーションに対して完全に透過 す。 システム・ランドスケープは、Solaris Cluster 的です。 プライマリ・データベースが使用できな がベースのクラスタ環境として設計されています。 くなった場合も、スタンバイ・データベースがプ これにより、SAPアプリケーションとOracle データ ライマリ・ロールを容易に引き継ぐことができま ベースに、高い安定性と可用性を保証し、最適な す。シ ス テ ム 環 境 は、ロ ンド ン に あ る Spire 負荷分散と配電を管理する特殊なエージェントを Healthcare の 2 つのデータセンターで運用され 提供します。 ます。 「長い評価プロセスの後、私たち はSAPをOracle Sunのインフラ・ コンポーネントと併用することを 選択しました。」 Spire Healthcare が選択した、Oracle Sunテクノ 本番環境 ロジー・ベースのシステム・デザインは、既存の ・4 つの SPARC2.66GHzクアッドコアプロセッサ、 ハードウェアをアップグレードせずに、ある程度の 64GB のメモリーをそれぞれ搭載した2 台の Sun インフラ責任者、 容量の超過や過負荷を処理することも可能です。 M5000 システム。システムはクラスタ化され、 Spire Healthcare たとえば、変化するビジネス要件に対応するため ECC DBレイヤーをサポート に拡張が必要になった場合にも問題なく拡張でき ます。 ・ECC アプリケーション用に 2 台の T4-2システム 現在と将来への最高の対応 ・EWMアプリケーションとデータベース用の 2 台 上で標準化 「Oracle Sunインフラ・コンポーネントを使用する 新しいシステム環境は、ヘルスケア・プロバイダ のリーダーとしての我々の地盤を強固にし、柔軟 の Sun T4-2システム。 クラスタ化されたデータ ベース ・BWアプリケーションとデータベース用の 2 台の で常に先端を行く、高パフォーマンスな ITでビジ Sun T4-2システム。 クラスタ化されたデータベー ネス・プロセスを効率的にサポートする理想的な ス ツールです。 」とPeplow 氏は述べています。 ・PI アプリケーションとデータベース用の 2 台の Sun T4-2システム。 クラスタ化されたデータベー Spire Healthcare は、IT の 再 構 築 にオラクル、 SAP、IT サ ービスの パ ートナーである Steamと Common Management Solutionsの支援を得るこ ス ・サンドピット・クラスタ・ペア用の 2 台の Sun T4-1システム とができました。 また、さまざまな堅固なソリュー ションで新しいシステム環境が取り替えられていく ・ストレージ でしょう。独立したワークフロー・ソリューション、 データベース・ストレージ・システムと同様に、 HRシステム、専門性の高い業界固有のソリュー 1 brick の SSDと4 brick の 15K FCドライブを装 備した2 台の Pillar Axiom 600システム ― PHIL PEPLOW ITサービス & 45 46 Oracle Solarisで稼動するSAP Oracle Solarisオペレーティング・システム ら最大 20 台のサーバーを単一のサーバーに置き換えること x86 および SPARC プラットフォームでサポートする Oracle も可能になります(実際の構成に基づいた節約例は、表を参 Solaris オペレ ーティング・システムは、顧 客 が 求めるパ 照してください)。無料のオンサイト・データセンター評価を フォーマンス、安 定 性および セキュリティを提 供します。 ご利用ください。 Solaris で使用可能な多数のアプリケーションにより、単一 の OS を企業全体で使用できます。これは、Web 層、データ ウェアハウスのみならず、もっとも要求の厳しい技術アプリ ケーションにも対応します。Solaris の旧リリースからアップ グレ ードする場 合でも、別 の OS から移 行 する場 合でも、 Solaris 10 への移 行は簡 単です。Oracle Sunと SAP は、 1993 年から世界中の顧客に向け、スケーラブルで信頼性 が高く、セキュアで柔軟かつオープンなコンピューティング・ インフラを提供する努力を積み重ねてきました。 この共同作 2台のIBM p595、24 CPU 高可用性要件 2台のHP Superdome Itanium 2、 80.000 SAPS、2x EMC CLARiiON CX4モデル240、VxVM、VxFS 14台のHPサーバー(異機種、PA-RISC) 2台のSun M8000、12個の4コアCPU 業は成功し、Sun が多くの SAP Sales and Distribution 標準 12台のx64ブレード(4個の4コア32GB)および4台の アプリケーション・ベンチマークで常に世界記録を達成でき CMTブレード(1個のT2 8コア32GB)を搭載した2台 るまでになりました。サンは、スループットのワークロードを のSun B6000 サポートするOS 拡張技術で 15 年にわたる実績があります。 2台のSun X4600、90320 SAPS、256GB SAP は、72 CPU の SMP サ ー バ ー、32 ス レ ッ ド の 2台のSun StorageTek 7410、Solaris ZFS CoolThreads サーバー、または x64 サーバーのグリッドで 2台のSun X4600、2台のSun M3000 Solaris のスケーラビリティとパフォーマンスを活用していま 現在の構成の運用コストの23%削減 す。Solaris Containers を使用すると、アプリケーションを安 計画されたIBM P6ソリューションの投資の35%削減 全に統合し、システム・リソースの使用率を最大で 80% 増 加することができます。Solaris ZFS を使用すると、ファイル・ システムの仮想サイズを動的に拡大することができます。 Sun Server で実行できるこれらすべての機能により、要件や ビジネス・プロセスの変化に応じて迅速に拡大、適用でき る強力で効率的な環境を構築できます。 電力と冷却コストの89%削減 ハードウェア・メンテナンスコストの87%削減 Veritasソフトウェア・ライセンス料不要 6箇月以内のROI 電力と冷却コストの76%削減 ハードウェア・メンテナンス料は対象外 2年以内のROI ビジネスの効率性の改善とコストの削減 企業は、より少ない予算で多くのことを実現するために苦心 Sun Server構成のTCO節約例 しています。予算も削減され、メンバーの増員もなし環境も現 状のままで、新規ビジネス・サービスをより早く、提供できる TCO の比較では、1 年間のコストではなく、1 ~ 3 年間のコス サービスをより多く、そして新しい法令の遵守もあります。 トを考慮します。Linux は低コストの印象がありますが、管理 TCO の削減 ストを低く抑えることができます。Solaris の付加価値機能で Solaris を使用したサーバー統合で、実質的な総所有コスト ある異種データの互換性を考えると、TCOでの優位性がある やライセンスにコストがかかります。 その点、Solaris の方がコ (TCO)を引き下げることができます。使用するインストール ことがわかります。SAP 配置の転換期には、既存の SAPシー 固有の情報は問題の解決に直結します。オラクルには、現在 トやライセンスなどの貴重な財産を継続して利用するため のインフラのコストと統合されたインフラの TCO を計算する TCOツールがあります。 たとえばサーバー統合の場合、9 台か に、 サーバー統合が重要な方法になります。 そのような場合に、 「当然 Solarisである」と考える理由があります。 Oracle Solarisで稼動するSAP Solaris のプラットフォーム互換性により、ラップトップからハ ストレス軽減 イエンド・サーバーまで、あらゆる種類のマシンで実行でき Solaris のいくつかの利点は、簡単に数字で表すことができま ます。低コストのシステムにSolarisを導入することで、高いパ す。今日の厳しい経済状況の中で、 ビジネスに必要なのはトラ フォーマンスと安定性が得られます。さまざまなコンピュー ブルやストレスを負担のない方法で解決できるソリューショ ティング・プラットフォームで実行できるSolaris の柔軟性で、 ンです。Solaris は、他に例のない実証済の安定性を提供しま 管理コストを大幅に引き下げることができます。 す。SolarisのTCOが低い理由は、少ない人数で管理でき、パッ チなどの管理が Linuxより簡単なためです。複雑な作業は必 無償の仮想化 要ありません。 現在、オラクルとSAP がともにサポートする仮想化オプション は Solaris Containers のみです(オラクルは Oracle VMと 柔軟性と敏捷性 Solaris Containersでの実行をサポート、SAP は VM Wareと 先端テクノロジーの機能が、ビジネス・プロセスやビジネス・ Solaris Containersでの実行をサポート)。Solaris Containers ネットワークの形式変換のあり方を変える道を開きました。 を使用した無償の仮想化が企業にもたらすメリットについて ZFS、仮想化、DTrace、ネットワーク仮想化、ID 管理などの多く は、ケース・スタディを参照してください。 の機能により、Solarisとオラクルのソフトウェアはビジネス・ラ ンドスケープを変える理想的なソリューションになりました。 環境に優しい Solaris 環境に優しい IT は、持続可能性、エネルギーとコスト削減、 増加する法令遵守を提案します。 コンプライアンスとセキュリティ SAP GRC によるサポートと統合、OSレベルのセキュリティと して構成された堅固な安全性は、企業にとって重要な検討材 SAP 実行をあらゆる角度からサポート 料です。 企業のデータセンターにとって、サポート拠点が 1カ所である ことも魅力的な価値命題です。 低い TCO 問題が発生した場合、Oracle Sun に連絡して問題を解決でき ハイエンドRISC サーバーとの関連でしばしば取り上げられる ます。SAP Global Technology Partner、Solaris Lab for SAP Solaris は、Sun Server に搭載されています。 コスト削減、シス およびワルドルフの Oracle Solution Center などの Oracle テム管理の簡素化および高サービス・レベルの維持など、厳 Sun の役割や SAP 認定の移行コンサルタントは、SAP 顧客の しいビジネス要件と技術要件を満たす必要がある顧客にとっ サポートに責任を持つオラクルの姿勢を表しています。 て、Oracle Solarisオペレーティング・システムは理想的な選 択肢です。Solaris の革新的な組込み機能のみが、次のことを 実現します。 47 48 Oracle Solarisで稼動するSAP パフォーマンス/スケーラビリティ • 最適化- Solaris は、最新の SPARC、Intel および AMD のプ ロセッサ・テクノロジー、高パフォーマンスで柔軟なネット ワーク構成、暗号化アクセラレーションおよびメモリー割当 てに最適化されています。 • 効率的な統合- Oracle Solaris Containers に組み込まれ 信頼性 た、システムを問わず高パフォーマンスで柔軟な仮想化を 実現できる機能は、アプリケーション環境の効率的な統合、 • 可用性- Predictive Self Healing は、自動予測コンポーネ 再配置および複製を可能にします。P2V 機能により、既存 ント退避、ソフトウェア再起動および OSとアプリケーション の Oracle Solaris 8 および 9 のアプリケーションを簡単かつ のライブ・アップデートにハードウェアとソフトウェアの回 短時間で、オラクルの最新 Sun SPARC サーバーに再ホス 復性を提供し、エラーの可能性を低減するサービス管理を ティングできます。 容易にします。 • デ ータ 整 合 性 - 高 度 なファイル・ システム の Oracle Solaris ZFS は、他に類のないデータ整合性、自動エラー修 正、数に制限のないスナップショット、ファイル圧縮を含む 統合データサービスを提供します。 • DTrace - DTrace Analytics は、カーネルの最低レベルか ら高レベルのアプリケーション構成に至るまで、安全なリア ルタイムの監視を提供します。 この機能を使用すると、本番 環境のパフォーマンスを最適化し、問題を迅速に解決でき ます。 セキュリティ Solaris Trusted Extensionsを含む Oracle Solaris のセキュリ ティは、ハードウェアおよびアプリケーションの互換性を保ち つつ、政府機関や金融機関に求められる分離性と制御性を 提供します。 Runs Oracle 10x Faster * The World’s Fastest Database Machine • Hardware by Sun • Software by Oracle * But you have to be willing to spend 50% less on hardware. 10x faster based on comparing Oracle data warehouses on customer systems vs. Oracle Exadata Database Machines. Potential savings based on total hardware costs. Oracle Database and options licenses not included. Actual results and savings may vary. Copyright © 2010, Oracle and/or its a affiliates. All rights reserved. Oracle and Java are registered trademarks of Oracle and/or its affiliates. 50 SAPソリューションを実行するOracle Solaris 11プラットフォームの 卓越したパフォーマンス SAP Business SuiteをOracle Solaris 11プラットフォーム リソース利用率の最適化 に配置すると、パフォーマンス、集約度、エネルギー効率に 多くのデータセンターでは、現在もたくさんの古いサーバー 加えて、他に類のないエンタープライズ・クラスの機能が得 が使用され、各サーバーは孤立した状態で1つまたは2つの られます。Oracleサーバーで稼動するOracle Solaris 11の アプリケーションを実行しています。これまでのSAPアプリ 独自の機能により、ITマネージャは、サービス・レベルとビジ ケーションの従来型配置モデルはまさしく前述の状態で、ス ネス・クリティカルなSAPソリューションのセキュリティを改 ケーラビリティ、即応性、および柔軟性が制限されます。結果 善するとともに、 コストを削減できます。 として肥大化した複雑で費用のかかるインフラとなります。 世界中の企業がSAPアプリケーションを使用し、さまざまな Oracle Solaris 11は、最新のデータセンターが直面するイ 重要度の異なるビジネス機能をサポートしています。世界企 ンフラの配置および管理の大きな課題を解決するために設 業が求める24時間体制のセキュアで、処理速度が速い高可 計された、世界初の唯一完全に仮想化されたオペレーティン 用性ソリューションを実現するために、 フル機能のSAPソフト グ・システムです。セキュアな組込みの仮想化サービスが、 シ ウェアに必要なのは、ソリューションを実行する強力かつ柔 ステム、ネットワークおよびデータ・ストレージのリソースの 軟で、 コスト効果の高いインフラです。 統合と使用を最適化し、データセンターの効率を向上させま す。 しかも追加コストは発生しません。 Oracle Solaris 11は、企業が求めるインフラを実現するプ ラットフォームを提供します。革新的な多くの機能を備えた Oracle Solaris 11は、世界でもっとも高度なオペレーティン サーバー効率の向上 Oracle Solarisサーバーの仮想化により、 システムはより小 グ・システムです。 さな仮想サーバーに安全に分割され、管理者は単一システ 実際、Oracle Solarisオペレーティング・システムは常に新し ムにより多くのアプリケーションを配置できるようになりま い機能で抜きん出ています。かならずと言っていいほど、他 す。仮想化機能とリソース管理機能がカーネルに統合されて のベンダーが数ヶ月または数年遅れて、その新しい機能を いるため、アドオン・ソリューションを配置する必要がありま 導入します。 せん。そのため、複雑さとオーバーヘッドが解消されます。代 わりに、SAPインスタンスを動的に管理されているシステム・ リソースのプールから呼び出し、仮想化することができます。 ハイライト これにより、サーバー使用率が向上し、 より多くの作業をより ・柔軟性の向上 できる即応性と柔軟性が追加されます。 Oracle Solaris 11プラットフォームの強力な仮想化機能を活用し、 柔軟性とスケーラビリティを向上させます。 ・管理コストの削減 すべてのバックエンドのSAP層全体に単一のオペレーション・シス テムを配置し、 リソースを統合し動的に管理します。 ・セキュリティの強化 Oracle Solaris Secure Execution、ロールとしてのルート、Oracle Solaris 11のユーザーおよびプロセス権限管理機能を使用して、セ キュリティ違反から保護します。 ・SAPアプリケーションのパフォーマンスの最適化 Oracleサーバーに最適化されたオペレーティング・システムにより、 スケーラビリティとパフォーマンスの向上を実現します。 速く完了できます。そして、 ワークロードの多くの要求に対応 ネットワーク・リソースの共有 SAPの場合、世界規模の実装が多く、ユーザーはネットワー クを介してアプリケーションにアクセスします。そのため、適 切に割り当てられていないネットワーク・リソースがボトル ネックになる場合があります。Oracle Solaris 11は、SAPアプ リケーションによるネットワーク・リソースの共有を可能にす るネットワーク仮想化機能を提供します。 システムがより小さ なサーバーに仮想化された方法でネットワーク・リソースも 仮想化できるため、 より多くのアプリケーションがリソースを 同時に使用できます。 仮想化の機能はOracle Solaris Zonesで拡張でき、事実上、 SAPソリューションを実行するOracle Solaris 11プラットフォームの卓越したパフォーマンス 無 限 の 仮 想 サー バ ー が 1 つ の 物 理 ネットワーク・インタ フェースを共有できるようになります。異なるゾーンにネット ワーク容量を割り当てることにより、同時に複数のネットワー ク送信ができます。管理者は、各ゾーンの帯域幅とCPUの割 1200000 Benchmark Users 1000000 SAPS 当てを個別に管理できます。 とくにネットワーク・ロードが増 大した時に、スループットの最大化、遅延の減少、およびパ 800000 フォーマンスの改善に効果を発揮します。 600000 増加するデータ量の処理 柔軟性がない従来のファイル・システムでは、増加し続ける 400000 データ量に対応できません。標準的なファイル・システムの サイズを増加する場合、管理者は既存のファイル・システム 200000 をバックアップする必要があります。次に、サイズの大きな新 しいファイル・システムを作成しバックアップしたファイル・ システムをリストアします。Oracle Solaris 11では、Oracle 0 2 4 て、煩雑な移行作業を不要にします。 6 8 ソード数 Solaris ZFSをデフォルトのファイル・システムとして使用し 図1: SAPアプリケーションの実行 - Oracle Solarisプラットフォームで 実現するほぼリニアなスケーラビリティ Oracle Solaris ZFSでは、仮想メモリーが物理メモリーのア ドレス空間を抽象化する同じ方法で、仮想ストレージ・プー ルがファイル・システムを物理ストレージから分離します。複 表しました。SAP SD-Parallel標準アプリケーション・ベンチ 数のファイル・システム間で、単一のストレージ・プールの領 マークで達成したのは、SAP SDベンチマークでは世界初の 域を動的に共有し、ファイル・システムの要求に応じてプー 180,000人のSAP SDユーザーと100万以上のSAPSという ルから分配されます。その結果、サービスを中断せずにスト 記録でした。システムの構成は最大8つのレプリケートされ レージが割り当てられ、これまでにない柔軟性、可用性、パ たOracle RACノードで、図1に示す優れたパフォーマンス結 フォーマンス、即応性、および無制限のスケーラビリティを得 果を実現しました。 ることができます。 2ノード、4ノード、6ノード、および8ノード構成の測定では、 SAPおよびOracleのベンチマークで示された優れたパフォー マンスの活用 Oracle Sun Fire X4800 M2サーバーのOracle Real Application Clustersとともに稼動するOracleデータベース SAPアプリケーションの豊富な機能に次々と機能が追加され が、90%の驚くべきスケーラビリティを示し、同時に優れたパ るにつれ、 また新機能の要求も高まる中、新しい機能を円滑 フォーマンスと可用性を維持しました。 オラクルのスケールア に動かすための追加的な演算能力とメモリー、 より高速なI/ ウト・テクノロジーは、小規模から大規模まであらゆるシステ O、 より優れたネットワーキング性能がシステムに必要になり ムに、世界のトップレベルのパフォーマンスとほぼリニアなス ます。Oracle Solarisは求めやすい価格で、高パフォーマン ケーラビリティを提供します。 ス・システム、大規模なスレッディング、および大規模なメモ リー・アドレッシング能力が必要なアプリケーションに最適 柔軟性でスケーラブル、 その上管理が容易なシステムによるコ です。 ストの削減 Oracle Solarisで稼動するSAPアプリケーションの高いパ ITマネージャは、営業費を削減するあらゆる方法を探し続け フォーマンスとスケーラビリティは、直近のSAPベンチマーク ます。Oracleプラットフォームは、 この取り組みを支援できま で実証されています。2011年10月、オラクルは、O r a c l e す。Oracleサーバーは、発熱が少ないため冷却の必要性が低 Solaris 10サーバーとOracle Sun Fire X4800 M2 サー く、同じクラスの他のシステムよりもスレッドごとの電力使用が バーで稼動するDatabase 11g を使用したSAP SD標準アプ 少ないシステム構造で優れたエネルギー効率を実現します。 リケーション・ベンチマークで世界記録を達成したことを発 最新のOracleサーバーは、ワークロードに必要な最適なパ 51 52 フォーマンスと自在なエネルギー供給で、処理能力を自動 プリケーションは、不注意または故意にシステムとSAPアプリ 的に調整しアプリケーションの動作に対応します。その結 ケーションを深刻な変更を加える可能性があります。Oracle 果、SPARCまたはx86プロセッサを搭載したOracleサーバー Solaris 11を使用する管理者は、ユーザーとアプリケーショ でOracle Solaris 11を実行すると、スケーラブルで省エネ ンにきめ細かい権限を付与し、特定のタスク実行に必要な ルギーのプラットフォームが実現します。 このプラットフォー 最低限のアクセス権を与えることでシステムを保護できま ムはIT予算を抑制し、柔軟性、管理性、セキュリティ、および す。 また、ルート・ユーザー・アカウントは、ロールとして定義 信頼性を提供します。 され、適切な権限を持つユーザーのみがそのロールに割り Oracle Solarisのバイナリ互換性により、ITマネージャは、企 たユーザーを追跡できるため、セキュリティとアカウンタビリ 業全体のデスクトップ、 ブレード、 ラックマウント、および大規 ティが向上します。 当てられます。システムやアプリケーションに変更を加えら 模なサーバーに単一のオペレーティング・システムを配置 し、スケールすることができます。SAP環境では、SAPランドス 可用性の向上 ケーブ内の複数のオペレーティング・システムを削減するこ より多くの組織が激しい競争の中で、SAP環境を年中無休に とによって、 この互換性を活用できます。 このアプローチは管 したいと望んでいます。要件を満たす一番のポイントは、IT 理タスクを合理化し、複数のオペレーティング・システムのス スタッフが 確 実な信 頼 性と可 用 性を維 持できるプラット キルを持つITスタッフが必要なくなります。 フォームを注意深く選択することです。 マルチコアを意識したOracle Solaris Zoneは、アプリケー Oracleサーバーは、ハードウェア障害による停止時間の短縮 ションのセキュアな統合を可能にし、 システム・リソースの使 を支援する、ホットスワップ可能な冗長化されたコンポーネ 用 率を最 大 8 0パーセント増 加させます。さらに、O r a c l e ントを装備しています。 また、Oracle Solaris 11のオペレー Enterprise Manager OpsCenterが、Oracle Solaris上で実 ティング・システムは、 システムの継続稼動のために設計され 行される仮想マシンを管理し、 リソースを動的に管理する たいくつかの機能を提供します。オペレータは、パフォーマ プールでアプリケーションを実行できるようにします。統合さ ンス上の問題やシステム全体の問題を迅速にデバッグし、 れ、動的に管理されるリソースにより、データベースの実行 多数のハードウェアおよびアプリケーション障害の診断、分 に使用するサーバーの台数を削減でき、それに伴ってライセ 離、 リカバリに予測的な自己回復(Predictive Self Healing) ンス・コストも削減します。要件やビジネス・プロセスの変化 を使用できます。 に応じた拡張および適用が素早くできる、費用効果に優れ た環境が実現します。 さらに 、高 可 用 性と障 害 時リカバリは 、O r a c l e Real Application Clusters、 またはOracle Solaris Clusterと セキュリティの拡張への信頼 Oracle Solaris Cluster Geographic Editionを使用した場 SAP NetWeaverによるコラボレーション環境にアクセスす 合に実行可能です。 る従業員、顧客、サプライヤ、パートナーの人数が増えるにつ れ、セキュリティの必要性が深刻化し、データ・セキュリティ 計画停止時間の短縮 やデータ整合性のコンプライアンスの遵守が、 よりいっそう 企業が、重要な意思決定に対してSAPアプリケーションにま の負担になります。オラクルは本質的にこの問題を理解して すます依存するにつれ、SAPバックアップとアップグレードの います。そして、Secure Execution、ユーザーおよびプロセス メンテナンス期間は短縮されています。サーバーの仮想化と 権限管理、統合ファイアウォールなどの機能で、オペレー Oracle Solaris ZFSの使用により、計画停止時間を最小限に ティング・システムにセキュリティを組み込むという長年の責 することができます。 また、同一または他のシステムへのファ 任を果たし続けます。実際に、Oracle Solaris 11のいくつか イル・システムのクローニング、ロール・バックまたは再作成 の改善点と新しいセキュリティ機能により、セキュリティ管理 にスナップショットが使用できます。スナップショットのク 者は従来にも増して、環境の最小化と強化ができます。 ローンは書込みも可能で、共有データのプライベートなコ 従来の環境では、ルート・アクセスを持つユーザーまたはア ピーの保存に最適です。スナップショットとクローンは、SAP 管理者にとってシステム・リフレッシュまたはコピー、QA、テ ストおよび開発業務に非常に役立ちます。 SPARCとx86プロセッサを搭載したシステムの全製品(す SAPソリューションを実行するOracle Solaris 11プラットフォームの卓越したパフォーマンス べてがOracle Solaris 11を実行)がラインナップされた (ノード1アクティブ: 85%、 ノード2アクティブ: 90%、 ノード3アクティ Oracleプラットフォームは、企業のSAPワークロードを多 ブ: 86%、 ノード4アクティブ: 86%、 ノード5アクティブ: 92%、 ノード6 層で処理する最高のテクノロジーを活用する企業を支援 アクティブ: 92%)。サーバー構成: 各6プロセッサ/80コア/160スレッ できます。 ドのSun Fire X4800サーバー8台、Intel Xeon Processor E7-8870、 (1) 26.09.11、米国マサチューセッツ州バーリントンのオラクル社 シュ、プロセッサあたり30MBのL3キャッシュ、512GBのメイン・メモ で実施したSAP SD-Parallel標準アプリケーション・ベンチマーク リー、Solaris 10オペレーティング・システム、Oracle Database 11g は、次のデータで認定されました。SAP SD-Parallelベンチマーク・ Release 2(Oracle Real Application Clusters併用)、SAP ERP 6.0の ユーザー49,860人。平均ダイアログ応答時間0.91秒、処理された1 ためのSAP拡張パッケージ4。認証番号: 2011038. 2.40GHz、コアあたり64KBのL1キャッシュおよび256KBのL2キャッ 時間あたりの注文明細項目5,481,670件、1時間あたりのダイアロ グ・ステップ16,445,000、274,080 SAPS、平均データベース要求時間 (ダイアログ/更新)0.010秒/0.030秒。サーバーのCPU使用率: 91% (ノード1アクティブ: 88%、ノード2アクティブ: 94%)。サーバー構 成: 各2プロセッサ/80コア/160スレッドのSun Fire X4800サーバー 8台、Intel Xeon Processor E7-8870、2.40GHz、コアあたり64KBの L1キャッシュおよび256KBのL2キャッシュ、プロセッサあたり30MB のL3キャッシュ、512GBのメイン・メモリー、Solaris 10オペレー ティング・システム、Oracle Database 11g Release 2(Oracle Real Application Clusters併用)、SAP ERP 6.0のためのSAP拡張パッ ケージ4。認証番号: 2011040. (4) 2011年9月5日、マサチューセッツ州バーリントンのオラクル社で 実施したSAP SD-Parallel標準アプリケーション・ベンチマークは、次 のデータで認定されました。SAP SD-Parallelベンチマーク・ユーザー 180,000人(全体でSAP SDベンチマークの世界記録を達成)、平均 ダイアログ応答時間0.63秒、処理された1時間あたりの注文明細項 目20,327,670件、1時間あたりのダイアログ・ステップ数60,983,000、 SAPS 1,016,380、平均データベース要求時間(ダイアログ/更新) 0.010秒/0.055秒。サーバーのCPU使用率: 89%(ノード1アクティブ: 85%、 ノード2アクティブ: 89%、 ノード3アクティブ: 90%、 ノード4アク ティブ: 90%、 ノード5アクティブ: 90%、 ノード6アクティブ: 89%、 ノー ド7アクティブ: 89%、 ノード8アクティブ: 90%)。サーバー構成: 各8プ (2) 26.09.11、米国マサチューセッツ州バーリントンのオラクル社 ロセッサ/80コア/160スレッドのSun Fire X4800サーバー8台、Intel で実施したSAP SD-Parallel標準アプリケーション・ベンチマーク Xeon Processor E7-8870、2.40GHz、 コアあたり64KBのL1キャッシュ は、次のデータで認定されました。SAP SD-Parallelベンチマーク・ および256KBのL2キャッシュ、プロセッサあたり30MBのL3キャッ ユーザー94,736人、平均ダイアログ応答時間0.41秒、処理された1 シュ、512GBのメイン・メモリー、Solaris 10オペレーティング・シス 時間あたりの注文明細項目10,921,000件。1時間あたりのダイアロ テム、Oracle Database 11g Release 2(Oracle Real Application グ・ステップ32,763,000。546,050 SAPS、平均データベース要求時間 Clusters併用)、SAP ERP 6.0のためのSAP拡張パッケージ4。認証番 (ダイアログ/更新)0.010秒/0.041秒。サーバーのCPU使用率: 93% (ノード1アクティブ: 89%、ノード2アクティブ: 94%、ノード3アク ティブ: 94%、 ノード4アクティブ: 94%)。サーバー構成: 各4プロセッ サ/80コア/160スレッドのSun Fire X4800サーバー8台、Intel Xeon Processor E7-8870、2.40GHz、コアあたり64KBのL1キャッシュお よび256KBのL2キャッシュ、プロセッサあたり30MBのL3キャッ シュ、512GBのメイン・メモリー、Solaris 10オペレーティング・シス テム、Oracle Database 11g Release 2(Oracle Real Application Clusters併用)、SAP ERP 6.0のためのSAP拡張パッケージ4。認証番 号: 011039. (3) 2011年9月20日、マサチューセッツ州バーリントンのオラクル 社で実施したSAP SD-Parallel標準アプリケーション・ベンチマーク は、次のデータで認定されました。SAP SD-Parallelベンチマーク・ ユーザー137,904人、平均ダイアログ応答時間0.81秒、処理された1 時間あたりの注文明細項目15,309,330件、1時間あたりのダイアロ グ・ステップ45,928,000、765,470 SAPS、平均データベース要求時間 (ダイアログ/更新)0.009秒/0.045秒。サーバーのCPU使用率: 89% 号: 2011037. 出典: SAP、www.sap.com/benchmark 53 54 SAP顧客へのサービスSAP PoVをオラクルが実証 概要 POVaaSインフラのおもなコンポーネント オラクルは、Oracle Exadata、Exalogic でいつでも本番環 Oracle Linux: 市場におけるLinux の新機軸です。エンタープ 境 を 迅 速 に 構 築 および 配 置 を イメージ できる、Oracle ライズ・アプリケーションで最高のパフォーマンスと高度なス Cloud ソリューションを活用する「Proof of Value as a ケーラビリティ、信頼性を実現します。Oracle の Unbreakable Service(POVaaS)」を開発しました。POVaaS 環境の開発 Enterprise Kernel は、企業向けのソフトウェアとハードウェア 目的は、データセンターのインフラの要素すべての実証の に対し最適化された高速で高い信頼性を持つ最新の Linux ためです。 カーネルです。このカーネルは、Oracle Linux 5.6 および Oracle Linux 6 のデフォルト・カーネルです。 オラクルは、す POVaaS イン フラ の お もなコン ポ ー ネントに は、Oracle べてのエンタープライズ・アプリケーションに対しOracle Linux、Oracle VM、OVM Manager、Oracle VMテンプレー LinuxとUnbreakable Enterprise Kernelの使用を推奨します。 ト、Oracle Enterprise Manager、Oracle RAC、Automatic Storage Management(ASM) お よ び Cloud(Grid) Oracle Linux 向けの SAPソフトウェアのサポートの詳細は、 Infrastructure が 含まれます。SAP ERP ECC、Oracle SAP Note 1565179を参照してください。 E-Business Suite、Oracle Siebel CRM、Oracle Siebel Industry Applications など、多数のパッケージ・アプリケー Oracle VM: Oracle VMテンプレートは、事前にインストール ションがこのインフラ上で稼動します。 と構成済みのソフトウェア・イメージの提案によって、完全に 顧客は、環境要件に対して Oracleソリューションを評価し、 チを提供します。Oracle VMテンプレートの使用により、イン オラクルの Engineered Systems のメリットを数値化する目 ストールと構成の費用が一切不要で、メンテナンス費用も削 構成されたソフトウェア・スタックの配置に革新的なアプロー 的で、Solution Center でこのサービスを利用することがで 減します。企業は市場投入までの時間が短縮でき、運用コスト きます。 も 削 減 で き ま す。Oracle Linux、Oracle Solaris、Oracle この冊子では、オラクルが SAP にPOVaaS を配置した方法を Database、Fusion Middleware など、多数のオラクル社の製 紹介します。 品向けOracle VMテンプレートは、ダウンロードで入手でき ます。POVaaS は、Oracle Engineered Systems のための固有 の機能を使用して、OVMテンプレートを活用し強化します。 Oracle VM Manager: Oracle VM Manager は、Web ベース の一元化された管理コンソールです。VM Manager によって Oracle VM サーバーはプール内で構成され、共有ストレージ によってオンラインのセキュアなライブ移行や高可用性など の機能に接続されます。 プールの物理的サーバーに障害が発 生した場合は、所定のプール内の異なるサーバー上で、仮想 マシンが自動的に再起動されます。新しい仮想マシンの作成 に使用できるゴールド・イメージまたは OVMテンプレートが サポートされています。Oracle VM Manager は、多数のサー バー・プールとプールごとの多数の仮想マシンが処理できま す。 Oracle Enterprise Manager: Oracle Enterprise Manager 12c は、エンタープライズ・クラウド向けのオラクルのソリュー SAP顧客へのサービスSAP PoVをオラクルが実証 ションです。POVaaS の配置に利用されるもっとも重要な機能 は、次のとおりです。 • 一 元 化 さ れ た ロ ー ル・ ベ ー ス の コン ソ ー ル「Cloud Control」は、インフラ、データベース、ミドルウェアおよびア プリケーション環境間のプライベート・クラウド管理とハイ ブリッド・クラウド管理のライフ・サイクル・ビューをサポー トします。 • カスタマイズ可能なロール・ベースのセルフ・サービス・ プロビジョニング・ポータル、およびデータベース、ミドル ウェア、アプリケーション環境だけでなく、物理 / 仮想インフ ラ、パブリック・クラウド・サービスをカバーするサービス・ カタログ • Exadata や Exalogic など、Oracle Applicationsと Oracle Engineered Systems 用のディスク管理機能への新たな適用 POVaaS 方法論 POVaaS 方法論は、包括的な一連のプロセスでコンポーネン トを組織化します。 これにより、セキュアで反復可能な方法で、 異なる環境を作成し管理できるようになります。VM インスタ ンスは、次の 3 つの構成で配置可能なクラウド環境で作成さ れます。 1)仮想サーバーのみで構成 2)仮想サーバーとExadata/Exalogic の構成 • テンプレートがベースのプロビジョニングと構成の制御は、 フル・スタックのクラウド・サービス・プロビジョニング・テ 3)Exadata/Exalogic の構成 ンプレートの開発とメンテナンスの高速化のために設計され たOracle Virtual Assembly Builder 製品で実行できます。 POVaaS Methodology with SAP 次の図にPOVaaS 方法論の概要を示します。 55 56 SAP顧客へのサービスSAP PoVをオラクルが実証 Production Showcase for SAP の機能 システム管理 Production Showcases for SAP は、POVaaS 方法論を使用し Oracle Enterprise Managerと SAP 管 理 ツ ー ル(ST04、 て作成されます。標準的な SAP Showcases はデフォルト、ま DBACockpit、BR*Tools)を使用して、Oracle Exadataと たは顧客のデータでカスタマイズし配置できます。 ここでは、 Exalogic 上の SAPシステム管理を実証します。 システムのラ SAP ECC 6.0 がベースの標準 Showcases、主要なパフォーマ イフ・サイクル中、SAP 構成ファイル、ファイル・システム構 ンス、管理性、高可用性および障害時リカバリについて説明 造および一般的なメンテナンス作業はすべて管理されます。 します。 顧客固有の PoV パフォーマンス POVaaS 方法論およびインフラは、カスタム PoVも簡素化し SAP Load Generator SGENを使用して、Oracle Exadata 上 ます。柔軟な環境設計により、カスタム SAP インスタンスを特 の SAP パフォーマンスを実証します。実行時間、CPUロード、 別なテスト用に再構築しデプロイできます。 テストには、任意 メモリー消費、ディスク・ストレージ I/O に関するパフォーマ のプラットフォームからOracle Linux へのデータ移行、選択 ンス・データは、Oracle Enterprise ManagerとAWRレポー された SAPトランザクションを使用して Exadata で実行する トにより監視および記録されます。結果を顧客のベースライ 極限のパフォーマンステスト・ランがあります。 ン・データと比較できます。 まとめ 高可用性 パフォーマンスや高可用性のテスト、またはカスタム・デプロ SAPトランザクション SU02 を使用して、インフラ内部の障害 イのシミュレーションなど、どのような要件の場合でもPOVaaS 発生時に持続するユーザーのトランザクションを示します。 方 法 論 は、Exadata/Exalogic や 他 の SAP 実 装 向 け の SAP ユーザーのトランザクションの実行中、他の Exadataコン Engineered Systemsを含む Oracleインフラ・ソリューション ピュート・ノードへのフェイルオーバーは完全に透過的です。 の評価プロセスを能率的に実行する強力なメカニズムです。 障害時リカバリ 連絡先: SAPトランザクションを使用して、カスタム・テーブルで連続 詳細は、Oracle-SAP CC にお問い合わせください。 して行を挿入します。 プライマリ本番環境の完全な消失を含 なお、POVaas は、日本国内では現在提供しておりません。 む障害時リカバリのシナリオでは、システム起動後、トランザ 電子メール : [email protected] クションはスタンバイ・データベースで続行されます。 データ Internet: http://www.oracle.com/sap ベースのすべての変更は、データの消失なしでスタンバイ・ データベースに適用されます。 Statwerke Muenchen: SAP向けのOracle Automatic Storage Management( ASM)による多様なメリット 「ASMを使用して達成したいと望んでいた最適化が完全に実装されました。Oracle Automatic Storage Managementソリューションは、SAPシステムの操作でメリットを具体的にしてくれました。災害対策シス テムのセットアップで大幅な時間の節約、つまり明確なコストの削減です。」 ― CHRISTIAN DUSCHL、 SAPシステム・オペレーション・チーム・リーダー Statwerke Muenchen: SAP向けのOracle Automatic Storage Management( ASM)による多様なメリット Stadtwerke Muenchen GmbH www.swm.de 業種: 公益および公共セクター 売上高: 38億ユーロ(2010) ミュンヘン市の公益事業会社、Stadtwerke Munich ビジネスの基幹として IT インフラは、きわめて重 (SWM)は、ドイツ最大のエネルギーおよびイン 要なタスクを実行し、24 時間体制の操作のために フラの供給会社の 1 つです。100 万以上の一般家 設計されています。業務上、インフラに高い安定性 庭、SME およびビジネス・クライアントが、SWM と 可 用 性 が 不 可 欠 で す。ま た、Stadtwerke の日常的なサービスの恩恵を受けています。SWM Muenchen は投資の安全、業務の効率、費用効率 は数十年にわたり、安全で環境に配慮した方法で およびセキュリティを最優先課題にしています。 従業員: バイエルン州の州都にエネルギー(電気、天然ガ 約7,500名 ス、地 域 暖 房)を供 給してきました。とりわけ、 オラクル社の製品およびサービス: • Oracle Database 11g Release 2 • Oracle 11g RAC for SAP • Oracle ASM/ACFS Stadtwerke Muenchen は約 4 年前、これらの最優 SWM による再生可能エネルギーの開発活動、環 先事項を考慮し、本番システムで SAP(ECC 6.0 境に配慮した地域暖房の推進は他の地方の模範 とユーティリティ産業向けの IS-Uアドオン)ととも です。 さらに、SWM は、欧州でも指折りの Bavarian にOracle Real Application Clusters(RAC)を使 Voralpenland からミュンヘンに新鮮な飲料水を供 用することを決定しました。Oracle RACデータベー 給しています。Bavarian Voralpenland には、屋内 スのクラスタリング・テクノロジーに基づく、この アプリケーション: と屋外合わせて18 のプールがあり、ドイツでもっ 移行は最高の選択であることが証明されました。 • アドオンIS-U/CCS 6.04、 PI 7.01を使用するECC6.0 • Public Transport • データベース・ハードウェア: 3 X 富士通 • Primergy RX600、 ストレージEMC(VMAX) とも近代的な水泳用の施設の 1 つとして運営され 実際、SWM は SAP 以外の環境で、長年オラクルの ています。運送業務の子会社 MVG は地下鉄、バス ソリューションを使用してきました。 および路面電車システムを担当し、ミュンヘンの 公共輸送ネットワークの要です。SWMは、約7,500 それ以降、Oracle Real Application Clusters 10g 名の従業員を雇用し、2010 年の総売上高は約 38 Release 2 からOracle RAC 11g Release 2 億ユーロです。詳細は、次のサイトを参照してくだ (Microsoft Windows 2008オペレーティング・シ さい。 ステム・プラットフォームへのアップグレードを含 www.swm.de/en む ) にアップグレ ードしただ けで なく、Oracle Automatic Storage Management(ASM)/ Oracle Cloud File System(ASM Cluster File System)を実装するパイロット・プロジェクトも 実現しました。Stadtwerke Muenchen は Oracle ASM により、SAP 運用の複数の最適化の目標を一 気に達成することができました。 57 58 ストレージ環境のみの変更 ASM: 優れた記憶域管理 SWM は、ITインフラにOracle ASM/ACFSとユー ASM/ACFSロールアウトの主要な目的の 1 つにつ ティリティの導入を選択しました。そのおもな理由 いて、Fisher 氏は次のように述べています。 「私た は次のとおりです。 「私たちは、SAP 以外の環境で ちのストレッチ・クラスタ内で、アクティブ / パッシ オラクルのストレージ管理プラットフォームにとて ブ RAC をアクティブ /アクティブ RACとストレージ も感動しました。 それで、SAP 環境にもASMを利用 の使用と交換することでした。 」 したいと思いました。 」とSAPシステム・オペレー ション・チーム・リーダーの Christian Duschl 氏 は述べています。 したがって、EMC ストレージ環境の再構成では、 ASMディスク・グループを持つ ASM/ACFSを基礎 とし、優先される読取りディスクを含む障害グルー SWMはASM/ACFSの実装で、Oracle Technology プ(Preferred Read Failure Groups)を使用し Centerと、ワルドルフにあるOracleとSAP の共同 たRZ1とRZ2 のディスクの再配置に重点が置かれ 開 発 チ ームの 支 援を 受 けました。オラクル は、 ました。ASMは複数のハード・ディスクを1つのディ ASM/ACFS の計画とロールアウトで SWM を支援 スク・グループに統合しますが、ディスク・グルー しただけでなく、変更されたオペレーション・シス プは異なる冗長性レベルを持つ場合があります。 テムの概念の実装も支援しました。支援には ASM また、ディスク・グループには ORC、VOTE、ACFS システム操作のドキュメントも含まれていました。 という異なった種類のグループもあります。 SWM のシステム・エンジニアManfred Fischer Stadtwerke Muenchenでは、ASMディスク・グルー 氏は次のように説明しています。 「データベースが プはストレッチ・クラスタ内の両方のデータセン はストレッチ・クラスタを効率的 実 際 に稼 動 するストレ ージ 環 境を除き、ASM/ ターで設定および構成され、特定の障害グループ に運用できます。」 ACFS の実装には SAP ITインフラの大きな変更を が個別に割り当てられました。ASMを使用すると、 含めないということが、プロジェクト計画で決めら オリジナルは安全に保存され、RAWデバイスを使 れていました。 また、私たちは新規または追加のス 用してコピーが障害グループ内で作成されます。2 システム・エンジニア トレージ・システムをインストールするつもりもあ つのデータセンターのいずれかでストレージの問 SWM Stadtwerke Munich りませんでした。 」 題が発生した場合、または1つのデータセンターが ASM/ACFS 導入以前から、SWM は、2 つのデータ ターのアクティブなストレージ環境内に格納された センター RZ1とRZ2と、約 20 キロ離れた地点に データの完全なコピーをフォールバックできます。 「ASMの使用により、2つのサイ トの可用性が高いこと、真のア クティブ/アクティブ・アーキテク 機能を停止した場合に、SWM は、他のデータセン ストレッチ・クラスタ・モデルに基づく障害時シス テムの ITインフラを使用していました。 データベー この可用性の設定はメンテナンスにも力を発揮し ス・システム環境のコア・コンポーネントには、 ます。 「ASM を使用して、今まで使っていた EMC- Oracle Real Applicat ion Clusters 11g SRDFプロトコルをやめることができました。 プロト Release 2(3 ノ ー ド ) 、Fujitsu Primerg y コルによりアクティブなストレージ環境とパッシブ RX600(FlexFrame、MS Windows OS) 、EMCス なストレージ環境の間でデータが転送されまし トレージ・システム(VMAX、NFS 共有) 、および た。ま た、私 た ち は OCFS を ASM Cluster File 冗長ネットワーク/ 冗長 EMC 接続が含まれます。 ア Systemと置きかえました。 」とFischer 氏は述べて プリケーション用には、基本的に3つのシステム (ク います。 ラシック、配信、ネットワーク)に3 台のデータベー ス(障害時システムを除く容量は 3.1TB、3.4 TB、 障害の発生時に、RZ1とRZ2 間の通信が切断され 3.1 TB )があります。 アプリケーション・サーバー た場合、稼動を継続するデータセンターを決定す のオペレーティング・システムは、SUSE Linuxで、 るコントロール・インスタンスを、ミュンヘンの 3 合計 1,800 人のユーザーが SWM SAPアプリケー 番 目 の 場 所 に 設 定 し RZ3 と 命 名 し ま し た。 ション環境を使用しています。 OpenFilerシステム(iSCSI のファイラー)は、スト レッチ・クラスタ内の 3 つのすべての RACノード に接続されています。 チャが得られることから、私たち ― Manfred Fischer、 Statwerke Muenchen: SAP向けのOracle Automatic Storage Management( ASM)による多様なメリット 効果的な新しいソリューション Oracle ASM により、SWM は、アプリケーションの 「ASM を使用して達成したいと望んでいた最適化 停止時間を発生させずに、ストレージ・システム が完全に実装されました。 オラクルのストレージ管 上でメンテナンスを実行できます。ASM を使用す 理ソリューションは、SAPシステムの操作に、明白 る新しいシステムの実用環境は、1 つのデータセ なメリットをもたらします。 たとえば、災害対策シス ンター、ストレージ・システムまたはデータベース・ テムのセットアップで大幅に時間を節約し、コスト ノードの潜在的な障害もカバーします。 テスト・シ 削減を実現します。 」とDuschl 氏は語ります。 ステムと統合システムは、ハードウェア・ミラーリ ングを活用して迅速に再確立できます。SWM は、 「ASM の使用により、2 つのサイトの可用性が高い Oracle ASM によって、テスト・システムと統合シ こと、真のアクティブ /アクティブ・アーキテクチャ ステムの作成(3 ~ 4か月ごとに実行されるタスク) が得られることから、私たちはストレッチ・クラス に必要な時間を 16 時間からわずか 1 時間に短縮 タを効率的に運用できます。 」とFischer 氏が付言 できたことを実際に経験しています。 します。 「BR*Toolsは、Oracle ASM上のデータベース・ファ イルの管理を完全にサポートし、EMCクローン方 式で開始されたバックアップと同様に、すべての重 要なバックアップ /リストア機能を提供します。 」 「私たちは、SAP以外の環境でオ ラクルのストレージ管理プラット フォームにとても感動しました。 それで、SAP環境にもASMを利 用したいと思いました。 」 ― Christian Duschl、 SAPシステム・オペレーション・ チーム・リーダー 59 Only Oracle Database 11g Release 2 provides for SAP customers Oracle other DBs Fully integrated, platform independent active-active clustering solution for both SAP and database through RAC and Clusterware/SAPCTL Enhanced Add COLUMN Functionality High Performance NAS Storage through Direct NFS Online Patching Real Application Testing Option Updatable Standby Database RMAN Backup Compression, RMAN Backup Encryption SecureFile out-of-line LOB data compression Deferred Segments Creations Disk-Based Bitmap Indexes Tablespace Encryption Data Guard Secure Network Transport Database Vault Automatic Workload Repository (AWR) Oracle – the # 1 Database for Deploying SAP Applications oracle.com/sap [email protected] Copyright © 2010, Oracle. All rights reserved. Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its a affiliates. Other names may be trademarks of their respective owners. Oracle Real Application Clusters( RAC)で稼動するSAP Oracle Real Application Clusters( RAC)で稼動するSAP Astelit LLCは、世界有数のデータベース・アーキテクチャを活用しモバイル通信のITインフラを拡張します Astelit www.femsa.com Astelit LLCは、2005年にウクライナの第3のGSM Astelit は、Oracle Database 11g Enterprise (モバイル通信用のグローバル・システム)事業 Edition を使用して、データベース・インフラの整 者として設立されました。Astelit のビジョンは、通 備に着手しました。 また、プライマリ・サイトの障 信サービスの単一ソース・プロバイダになること 害リカバリ時間を 5 分未満に短縮する、効果的な です。所有するモバイル・ネットワーク、life:) は、 障害時リカバリ・ソリューションの実装に、Oracle 870 万人のサブスクライバ(2011 年の第 2 四半 Real Application Clusters 11gとOracle Data 期におけるウクライナの人口の 96.9%)にサービ Guard 11g をデプロイしました。最終的に、アプリ Oracle顧客: スを提供しています。10か所にのlife:)の顧客サー ケーション・チューニングの自動化、問合わせとレ Astelit LLC ビス・センターがあり、ウクライナの 108 の都市で ポートの時間短縮、ソフトウェア・コストの削減を 専属代理店 212 店舗を運営しています。さらに、 目的に、他のオラクル・ソリューションを多数イン 所在地: life:) のサブスクライバは、ウクライナ全土 117 か ストールしました。 ウクライナ、キエフ 所のブランド化された販売場所、47,382 か所の 業種: 通信 従業員: 1,000名以上 GSM および GSM 以外の販売場所から、life:) サー ビスを注文できます。同社はウクライナで初めて、 顧客に強化されたGSM環境ベース (EDGEベース) の高速データ転送を提供しました。 課題 Astelit LLC の談話 「私たちがオラクルを選択した理由は、オラクルが 世界規模の通信サービスをデプロイする最高の選 択肢で、ミッションクリティカルな情報のもっとも優 ウクライナで事業開始の 8 か月で、life:) は 100 万 年間収益: れた可用性を保証できるからです。顧客の生活に 人のサブスクライバを顧客ベースに追加しました。 価値を与え、長期的な顧客関係を構築するという 1億~5億米ドル 2005 年末には、携帯電話市場情報のグローバル・ 私たちのミッションの遂行は、オラクルによって実 データベースを管理する市場アナリストが、サブス 現 可 能 に なります。 」 ― Yaroslav Mihaliuk、 パートナー: Citia クライバの登録数からlife:) を世界でもっとも急成 Astelic LLC 社 ITインフラ・オペレーション部門マ 長 を 遂 げ たモ バ イル 通 信 事 業 者としました。 ネージャ Astelit は 2006 年に、名誉ある国際的なビジネス・ アワードであるThe Stevie® Awardsをウクライナ の企業として初めて受賞しました。Astelit は世界 の競合をしのぎ、 ビジネス界のオスカー賞とニュー ヨーク・ポストが称したこの賞の「ベスト・オーバー オール・カンパニー」に輝きました。 Astelit のおもな課題は、ビジネスの継続を危うく するノード障害など、サイト障害の影響を最小化 することでした。 これは、モバイル通信や請求業務 の信頼性が情報の可用性に依存する会社にとっ て重要な要件です。また、Astelit はデータベース • 回復に1 時間から数日の時間が必要なプライマ リ・サイトの障害(業務に不可欠なデータベース・ ノードの障害など)の影響を最小限に抑え、業 務の継続を保証 • リアルタイムのデータベース監視と通知に加え、 データベース管理を確立して、事前対応サポート の実施とシステム障害のリスクの軽減 • Astelit の多数のデータベース・インストールの ソフトウェア管理の自動化、データベースのパ フォーマンスの向上 • 顧 客サービス担当者と他の社員が職務に応じ 管理の一元化と、パフォーマンスの向上を求めて た、特定のサブスクライバ・データのみにアクセ いました。 スするセキュアなデータ・アクセスの保証 61 62 Oracle Real Application Clusters( RAC)で稼動するSAP • Astelit のモバイル通信を拡張する必要性に応 じ、高いレベルの可用性の提供 • Oracle Enterprise Managerを使用して、Astelit のモバイル通信ネットワーク内で事前対応サ ポートを可能にし、すべてのデータベースに対す ソリューション るオンライン監視を確立しました。 これによりア オラクル製品およびサービス: ラームの発生が大幅に抑制されます。 • Oracle Database 11g Enterprise Edition • Oracle Configuration Management Packを使 • Oracle Real Application Clusters 用して、ソフトウェアの在庫変動の完全な管理を • Oracle Active Data Guard 可能にしました。 これにより最小限のリスク、問題 • Oracle Configuration Management Pack • Oracle Enterprise Manager • Oracle Diagnostics Pack • Oracle Tuning Pack • Oracle Partitioning • Oracle Database 11g Enterprise Edition を、すべての企業データを管理する単一 ソースとして効率よく実装しました。企業データに は合計500テラバイトの情報を保有する45のデー タベース・インスタンスが含まれています。 • Oracle Real Application Clusters を Oracle Active Data Guardと併用し、効果的な障害時リ カバリ・ソリューションを装備しました。 これに よってモバイル通信のノード障害など、プライマ リ・サイト障害のリカバリに必要な時間がこれま での数時間または数日から5分未満に短縮され、 確実に業務を継続できるようになります。 • Oracle Partitioningを使用し、表、索引、および 各 Oracleデータベースの索引構成表を分割しま した。 これにより問合わせやレポートの時間が短 縮されます。 • Oracle Diagnostics PackとOracle Tuning Pack を利用して、 データベース・パラメータをパフォー マンス要件に適合させ、同時にアプリケーショ ン・チューニングの複雑で時間のかかるタスク を自動化しました。 • Oracle Active Data Guardを活用し、データ型、 ワークロード・プロファイル、またはトランザク ション・スループットにかかわらずリアルタイム・ レプリケーションを実現しました。 そのために、本 番データベースの読込み専用ワークロードを開 放しました。 解決の時間短縮、ソフトウェアのコスト削減が実 現します。 • Oracle Real Application Clustersを使用して、 データベース層のサービスの可用性とスケーラ ビリティを強化しました。 これにより必要に応じ て、モバイル通信のインフラを拡張(キャンペー ン中にサービス用の電話番号を追加するなど) し、サービス品質を向上させることができます。 • Oracle Enterprise Manager Grid Controlを使 用して、ビジネス・トランザクション全体にエン ドツーエンドの監視を実現しました。診断機能と 修正機能が装備された監視は、データベース・ インフラのあらゆるレベルで実行できます。 管理性の向上、サイズの削減 「私たちは、Oracle Advanced Compressionから注目に値する結果を即座に得ました。そして、すべての 結果を得るために、もっとも重要なビジネス・プロセスのパフォーマンスを低下することはありませんでし た。データベースのサイズは56T Bから40T B(29%減)に減少し、1か月の増加量は1.5T Bから900G B (40%減)になりました。」 ― ANTONIO EVANGELISTA 情報&通信テクノロジー Enel、 イタリア イタリアの大手電力会社の1つであるEnelは、Advanced Compressionを使用してOracle Database 11g Release 2 で稼動する最大のSAP IS-U Installationを最適化しました。 Enel 管理性の向上、サイズの削減 http://www.enel.it 業種: ユーティリティ Enel はイタリア最大の電力会社で、ヨーロッパで 2 が増加し続けるデータベース・サイズは、少なくと 番目の設備規模を誇ります。電力とガスの生産、流 も56TB 以上に達しています。 データベース・サイ 通、販売を広く展開しています。Enelグループでは ズの増大の原因には、次のオブジェクトが含まれ 4 大陸の 40 か国に事業所があり、96,000 MW の ます。表の合計サイズ(39.0TB)と索引(11.1TB) 、 76,000名 設備規模で電力とガスを供給する顧客数は約 さらに表領域(23.0TB) 、パーティション化された 6100 万人です。Enel は天然ガス市場でイタリアの 表(14.8TB)と索引(1.2TB) 、パーティション化 オラクル社の製品: 企業として第 2 位を誇り、その顧客数は約 310 万 されていない表(2.2TB)と索引(3.8TB)。Enel Oracle Database 11.2.0.1 for SAP、 Advanced Compression実行前の サイズ56TB 人です。Enel は 2010 年に、730 億ユーロ以上の の Antonio Evangelista 氏は次のように述べてい 収益を計上し、2011年6月30日時点のEnelグルー ます。 「これらのオブジェクトのサイズから導き出さ プは、76,000 人の従業員を雇用し、水力発電、火 れる問題は、誰の目にも明らかです。 」 従業員: おもなメリット: ストレージの削減、管理の最適化、 コ スト削減、大幅なデータベース・サイ ズの削減、バックアップの時間短縮、 将来の成長の可能性 力発電、原子力発電、地熱発電、風力発電、太陽 光発電および他の再生可能エネルギー発電など の設備を運営しています。 Evangelista 氏は、とくに大規模な表領域が大きな 問題になる可能性を指摘しています。アーカイブ または削除後に、ディスク領域を再編成する場合、 Enalでは、最大の SAP IS-U の 1 つが Oracleデー または表領域の構成を変更する場合には、表領域 SAP: タベース上にインストールされています。 このシス の再編成が必須です。大規模な表領域の再編成 ERP ECC 6.0(IS-U)、 多種のアクティブなモジュール テムは、イタリアのエネルギー自由化市場の顧客 は、多くの時間とシステム・リソースを消費します。 への請求書を作成しています。年間平均 2,400 万 さらに一時的に大きな追加の領域が必要になりま インフラ: DB OS AIX (5.3) DB Application Servers SUSE 10 Linux の電気料金と1,600 万のガス料金の請求書が発 す。 また、RMAN を使用しないオンライン・バック 行されます。 システムは、電力市場で 390 万以上、 アップの場合は、バックアップの稼動中に表領域 ガス市場で310万以上の有効とされる契約を保有 全体をバックアップ・モードにする必要がありま し、本番インスタンスに定義されるユーザー数は、 す。 その結果、REDOログの生成が大幅に増加しま 6,800 以上です。 す。最終的には、表領域あたりのデータファイル数 が最大に達するリスクがあります。 「したがって、一 欠点の解決 般的に、表領域のサイズを許容レベルに保つこと 最近 Enelでは、急激に増大するデータ・ボリュー は、1 つのメリットですが、使用可能なディスク領 ムに対処できる、より効率の良いデータの保存と 域 や 時 間 枠 のような 要 因 に左 右されます。 」と 管理の採用が急務になりました。毎月1.5TB 以上 Evangelista 氏は述べています。 63 64 Enel は基本的な 2 つの目標の達成に向け、プロ ジェクトを開始しました。効率的な方法によるデー • 改 善した I/O およびメモリーの効率により、多く のケースで問合わせの高速化が実現 タベース・オブジェクトの再編成、およびデータ • ネットワーク帯域幅使用率の向上 ベースのサイズの削減がその達成すべき目標でし • アプリケーションの透過性。アプリケーションの た。 これらの目標の達成は、Enelにさまざまなメリッ 変更が不要 トをもたらします。必要なストレージの量の減少、 パフォーマンスの向上、管理アクティビティ実行の Enel は Oracle Advanced Compression の実装前 向上、バックアップ時間の短縮、障害時リカバリ環 に、複数のプロジェクト・ステップの修正が必要で 境の再調整時間の短縮などです。 した。彼らは重要なオブジェクトを特定し、新しい ASSM 表領域を作成しました。次のステップでは、 急激に増大するデータ量は、コスト、パフォーマン 新しい表領域でのデータ圧縮によるオブジェクト ス、スケーラビリティおよび管理性の面で、企業の の再編成と空の表領域の削除が実行されました。 ITインフラにとって重い課題です。大規模システム この後、Enel のスペシャリストがファイル・システ の増え続ける要求を満たすには、効率的な方法で ム間でデータファイルを移動し、空のファイル・シ データを保存および管理する必要があります。 ステムを削除しました。次に、Enel は、実装後の データ圧縮は、ストレージのニーズを軽減する重 Oracle Advanced Compression をパフォーマン 要な技術です。Oracle Database 11gより以前の ス・システムで 3 か月テストし、その後 6 か月で本 バージョンでも、すでにオラクルは顧客データのス 番に実装する予定です。 トレージを削減します。」 ベースは、ディスクに格納されるデータ表現のキー Enel は重要なオブジェクトを特定し、稼動させるた ― Antonio Evangelista氏、 属性によって、他のデータベースと比較してかなり めのルールを定義しました。 たとえば、潜在的に重 情報&通信テクノロジー 小さなサイズになります。 要なオブジェクトはすべて、1TB 以上の表と索引で Enel、イタリア トレージ効率で世界のトップでした。Oracleデータ あること、または 2TB 以上(表と関連する索引の Advanced Compression — 解決策 合計)の各オブジェクト専用の表領域を作成する Enel は Oracle Advanced Compressionをテスト こと。ただし、表と索引は同じ表領域に置けること し、できるだけ早急に使用を開始することを決定し とします。残りの小さい表は集合的な表領域に残 ました。Evangelista 氏 が 述 べるように、 「Oracle り、新たに作成される表領域はすべてASSM にあ Advanced Compression は、すべてのデータ型を ります。 圧縮することにより、ストレージを削減します。ま た、圧縮されたブロックにより、I/Oごとにより多く のデ ータが 移 動 するため、複 数 のケースで パ フォーマンスが改善されました。さらに、Oracle データベースではデータを圧縮した状態でメモ リーに保存するため、メモリー効率も改善します。 」 Enel がデータ圧縮を使用して得た、もっとも重要 なメリットは次のとおりです。 • 本番、スタンバイ、テスト、開発、バックアップな ど、すべての環境でストレージが大幅に減少 • データが圧縮された状態でメモリーに保存する ため、メモリー効率が向上 • パ フォーマンスが最適化された圧縮テクノロ ジーにより、DMLオペレーションでのパフォーマ ンスの影響が最小またはゼロ 圧縮後のデータベース増加 「Oracle Advanced Compression は、あらゆるデータ型を圧縮しス 管理性の向上、サイズの削減 プロジェクト計画に従い、圧縮の実行ではすべて 使用前、使用後:驚くべき変化 のアクティビティが、BR Space ツールに含まれる Oracle Advanced Compressionを使い始めると、 標準の SAP ユーティリティを使用して実行されま 「私たちは、Oracle Advanced Compression から した。 また、すべての再構成アクティビティはオンラ 注目に値する結果を即座に得ました。 そして、すべ インで実行され、日常的なオンライン・アクティビ ての結果を得るために、もっとも重要なビジネス・ ティとバッチ・アクティビティに対するパフォーマ プロセスのパフォーマンスが低下することはありま ンスの低下は見られませんでした。圧縮アクティビ せんでした。データベースのサイズは 56TB から ティ中のパラレル化レベルは、プロジェクトごとに 40TB(29% 減)に減少し、1 か月の増加量は 1.5TB 異なります。 から900GB(40% 減)になりました。 また、バック アップの継続時間は 28 時間も短縮され、20 時間 ストレージの観点から、Enel は次のアプローチを (29% 減)になりました。 」とEvangelista 氏は述べ 選択しています。表領域を削除する場合は、データ ています。他の結果も即座に、というのは少々無理 ファイルも削除すること。一般的に、データファイ な話でしたが、ストレージの節約だけでもインスタ ルはスパース・モードのファイル・システムに分 ンスの管理性が向上し、関連するインスタンス 散されます。 したがって、ディスク全体を解放する (DR、テストおよびパフォーマンス環境)のサイズ にはファイル・システムに残るデータを再配置し (データファイルを 1 つのファイル・システムから が縮小されました。その結果、総経費の削減は明 らかです。 別のファイル・システムに移動) 、次に物理ディス クの空のファイル・システムすべてを削除する必 圧縮アクティビティ後のいくつかの詳細に関して 要があります。Evangelista 氏の説明によると、 「そ は、このプロジェクトの開始時に説明した大型のオ の後、ボリューム・グループからディスクを削除す ブ ジ ェクト に 変 化 が 見 ら れ ま す。Advanced ると、ようやく節約が実現します」ということになり Compression 使用後、DBERCHZ1という名前の表 ます。 は 14.8TB か ら 3.3TB に サ イ ズ が 減 少 し、 DBERCHZ2という名 前 の 別 の 表 は、1.8TB から 378GB に縮 小しました。3 つ 目 の 表 は、圧 縮で Existing tablespace 5.7TB から790GB になりました。 「これは、驚くべ Tablespace PSAPBIL1234D き変化です」 とAntonio Evangelista 氏は述べてい 23 TB ます。 SAPBIL1234I Enel はさらに、AIX 5.3 上でデータベースを実行す 2,6 TB るSAP バージョン ECC 6.0 および Linux SUSE 10 を実行するアプリケーション・サーバーのために、 データベースのサイズをさらに縮小する予定です。 New tablespace データベース表と索引の圧縮アクティビティは、本 Tablespace PSAPBERCHZ1 番環境で進行中です。Enel は、最初のシナリオで 5,2 TB Tablespace PSAPBERCHZ2 Table DBERCHZ1 0,8 TB DBERCHZ2 Tablespace PSAPBERCHZ3 2,3 TB Tablespace PSAPBERCHZ4 0,2 TB 示した最大のパーティション化されていない表の パ ー ティション 化と 圧 縮 が 必 要 で す。Oracle Database 11.2.0.1 からOracle Database 11.2 DBERCHZ3 .0.2 へのアップグレードに続き、Enel は LOB セグ DBERCHZ4 メントを含むオブジェクトに関連する圧縮を開始し ます(SecureFile 圧縮)。 データベース・サイズを さらに 30% 縮小することが目標です。 この目標は パフォーマンス環境において、すでに達成されて 既存の表と新しい表のグラフ表示 います。 65 66 「私たちは、Oracle Database 11g の Advanced Compression を使用して、SAP のためのデータベース 記憶域の容量を 50% 以上を削減し、大幅なコスト削減を実現することを目標としました。私たちは、最適 化の目標を達成しただけではなく目標を越えました。」 ― SVEN LAERUM プロジェクト・マネージャ& BIエキスパート Heidelberger Druckmaschinen AG(ハイデルベルク社) データベース記憶域の56%削減 ― 大幅なコスト削減 Heidelberger Druckmaschinen AG H e i d e l b e r g e r D r u c k m a s c h i n e n A GのO r a c l e D a t a b a s e 1 1 g A d v a n c e d Compression: 強力なツールが長期にわたって予想以上の効率を改善 www.heidelberg.com 業種: 印刷メディア産業 従業員: 15,800名 オラクル社の製品: Oracle Database 11.2.0.1 (10.2.0.4)、1.4TBデータベース・サイ ズ(Advanced Compression圧縮前) Heidelberger Druckmaschinen AG(ハイデルベ 作をホスティング・プロバイダに委託し、SAPシス ルク社)は、印刷メディア産業界トップのサービス テムの設定を最適化するために統合プロジェクト およびソリューションのプロバイダです。ハイデル を実装しました。 ベルク社は、さまざまなデジタルおよびオフセット 印刷ソリューションの他に、複雑な精密機械の部 当然のことながら、ハイデルベルク社はすぐに 品や組立て部品を製造しています。世界中で、ハイ Oracle Database 11g の最適化の能力に注目しま デルベルクの名前は、世界のトップレベルのテクノ した。デ ータベ ース 記 憶 域 の 効 率 化 向 上 に、 ロジー、品質、および顧客ニーズの認識の代名詞 Oracle Database 11g を選択する理由はたくさん です。同社のコア・ビジネスは、35 × 50cm から あります。 「オラクルとのミーティングで、私たちは、 10 × 160cmまでのフォーマットに対応する枚葉 Advanced Compressionで達成できるディスク領 おもなメリット: オフセット印刷の完全なプロセス化と付加価値 域の節約に感動しました。Oracle テクノロジーは、 領域の節約、 コスト削減、データベー ス・サイズの縮小、パフォーマンスの 向上 で、その他にデジタル印刷ソリューションおよび消 データベース記憶域の容量を約 50% 削減できま SAP: 耗品の取扱いもしています。主として、他のエンジ す。 これは大幅なコスト削減を意味します。 しかも ニアリング部門およびエネルギー産業の顧客に対 時間とワークロードの負担がほとんどありません。 」 する受注生産は、ビジネスの成長が見込まれます。 とハイデルベルク社のプロジェクト・マネージャ & ERP ECC、HCM/HR、SRM、SMC、 APO、PM、SM、Netweaver BWなど 2010/2011 年の売上高は、26 億 2900 万ユーロ BI エクスパートの Sven Laerum 氏は述べていま に達しました。2011 年 3 月 31 日時点でハイデル す。 インフラ: 15,800 人を雇用しています。 H P-U X、E VAストレージ採用のH P サーバー(ホスティングされるインフ ラ) ベルク・グループは、600 人の研修生を含め約 オラクルのサポートによる入念な計画 ディスク領域の 50% 削減というハイデルベルク社 最適化プロセスの継続 の要件の実現に向け、Oracle Database 11g の ハイデルベルク社の日常の業務は、R&D、財務管 Advanced Compression による事前検証テストが 理、生産、販売、顧客サービスすべてが、世界規模 実施されました。対象のシステムは 7,000 人以上 の ITシステムに依存しています。ハイデルベルク のユーザー、およびさまざまなアプリケーションを 社は約 20 年間、SAPソフトウェアと連動するIT 構 処理する、既存の SAPラインで、ハイデルベルクの 成の重要なコンポーネントである Oracle データ グローバル・サービス部門が、ServicePointとし ベースに信頼を寄せ、IT 環境の効率と効果の最適 て知られるサービス管理システムを実稼動しまし 化につとめています。たとえば、SAPシステムの操 た。 Heidelberger Druckmaschinen AGのOracle Database 11g Advanced Compression 「統合環境でのテストの結果、目標値の達成が可 能で、準備と修正を含めた実際の最適化も短時間 で実装できることがわかりました。 」とLaerum 氏 は述べています。 Advanced Compression で 圧 縮 す る 前 の ServicePoint 統 合システムのデ ータベ ースは、 1.4TB 以上のサイズがあります。圧縮で使用された 機 能 は、索 引 圧 縮、表 圧 縮、SecureFiles 圧 縮、 使 用 前と使 用 後を比 較 する分 析で、Advanced Deferred Segment Creation などでした。 テスト・ Compression は、全体的なデータベース記憶域の フェーズ が 順 調 に進 み、ハ イデ ル ベ ルク社 は 容量を約 1.42 GB から622.6 MB に、56%も削減 ServicePoint 本 番 シ ス テ ム へ の Advanced したことが 明らか になり、内 訳 は、索 引 圧 縮で Compression 実装にゴーサインを出しました。 52%、 表 圧 縮 で 60%、Secure Files で 70%、 Deferred Segment Creationで 100% の削減が実 Advanced Compressionによる最適化の完全な 現されました。 成功 ハイデルベルク社は結果に十分満足でした。 「プロ パフォーマンスも向上し、Advanced Compression ジェクトは大成功でした。私たちは、最適化の目標 を使用する前には4時間12分必要だった特殊なレ を達成しただけではなく目標を越えました。 データ ポートが、わずか 56 分で作成することができます。 「 オ ラク ル と の ミ ー ティング で 、私 た ち は 、A d v a n c e d Compressionで達成できるディ スク領 域 の 節 約 に 感 動しまし ベース記憶域の容量だけでなく、実際のコスト削 他のレポートでも16.9 分から1.5 分という、驚異的 減の観点からも、結果は明らかでした。 」とLaerum な数字が記録されました。 タベ ース 記 憶 域 の 容 量 を 約 「オラクルは、どんな小さい問題でも発生すると、 Advanced Compression の選択により、ハイデル それを効率的に処理しながら、プロジェクト全体で ベルク社は大幅なコスト削減を達成しました。 「肝 なコスト削減を意味します。」 氏は述べ、さらに続けて次のように述べています。 すばらしい仕事をしました。 」 50%削減できます。 これは大幅 心なことは、Oracle テクノロジーを使用するだけ ― Heidelberger Druckmaschinen で、システムで年間 5 桁の金額を節約できたという (AG) (ハイデルベルク社)、プロ 点です。オラクルは、IT の長期的な効率の向上と ジェクト・マネージャ & BIエキス 大 幅 なコスト削 減 の 強 力 な ツ ー ル で す。 」と パート、Sven Laerum氏 Laerum 氏は言い切りました。 Heidelberger Druckmaschinen AG(ServicePointシステム)のOracle Database 11g Advanced Compression ― 明確な結果 Item Result 全データベース記録域 56% 索引圧縮(10g から利用可能) 52% 表圧縮 60% Secure Files 圧縮(LOB 型) 70% Deferred Segment Creation (空の表・索引が領域を使用しない機能) た。Oracleテクノロジーは、デー 100% (Volume 1.2 GB) 67 68 DELLが実践したSUSE LinuxからOracle Linuxへの移行 主要な変換の問題や移行のプロセスなど、Dellはどのように移行を計画し実装したのでしょうか。 単一サーバー上の基礎となるオペレーティング・システムの 2850 および 2950 サーバー)と新しいハードウェアの組合 切替えは、決してささいな仕事ではありません。関連する変換 わせで使用されています。Fibre Channel SANストレージは、 と互換性の問題に対処することも簡単ではありません。Dell EMC Symmetrix および CLARiiON のデバイスで構成され、ソ が実践した、グローバルな企業全体に展開された数千台の フトウェア環境は、図 1 に示すように、マルチパスI/O(MPIO) サーバーのオペレーティング・システムの切り替えは、どのよ を 使 用 す る SUSE Linux 10 Service Pack 1、Oracle うなことが起こるのか想像してみてください。 Database 10g Release 2、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC) 、Oracle Automatic Storage Management が Dellは2010年6月に、ハードウェア・レイヤーとアプリケーショ 含まれていました。 ン・レイヤーの変更なしに、1,700 のシステムを SUSE Linux からOracle Linux に移行することを決定しました。Linuxプ 図 1. Oracle Linux への移行前と移行後の Dell の配置環境 ラットフォーム全体を標準化することにより、この大規模な変 換が可能になりました。サイト固有のオペレーティング・シス 移行の主要な作業は、SUSE Linux 10 からOracle Linux 5.5 テムとアプリケーション構成の大部分は、問題なくバックアッ へのオペレーティング・システムの移行でした。移行中は、同 プされ、新しいオペレーティング・システムで直接リカバリす じ物理サーバーとストレージ・ハードウェアが維持され、 ることができました。わずかな構成の変更は大部分を自動化 Oracleソフトウェアも移行後変更されませんでした。SUSE できたため、必要な管理業務が軽減されて、移行手順の信頼 Linux の組込みマルチパス I/O サポートから、自動化された 性と一貫性が高まりました。 データ・パス管理用の EMC PowerPath への切り替えが、 Dell の移行作業で追加された変更です。( 注意 : MPIO から Dell の配置環境 PowerPath への実際の変換は、オペレーティング・システム 移行プロセスの開始時の Dell の構成は、SUSE Linuxを実行 の移行に直接関係がありません。 したがって、この冊子で説明 する約 1,700 の物理システムでした。物理システムは世界中 はしません。) に分散し、Dell の第 8 世代ハードウェア(Dell PowerEdge Oracle Database 10g R2 Oracle RAC Oracle Database 10g R2 Oracle RAC Oracle Automatic Storage Management Oracle Automatic Storage Management SUSE Linux 10 SP1 EMC PowerPath MPIO Oracle Linux 5.5 Dell Server Dell Server EMC storage (Symmetrix, CLARiiON) EMC storage (Symmetrix, CLARiiON) 移行前 移行後 図1 DELLが実践したSUSE LinuxからOracle Linuxへの移行 この移行プロセスは、SUSE Linux を実行するサーバーで稼 さまざまな構成ファイルの保存先スクラッチ・エリアの作成 動するアプリケーションの存続、または既存の MegaGrid 環 移 行 後 に使 用 する ext3 スクラッチ・ファイル・システム 境への配置のいずれかの選択を前に、Dell によるサーバー (ReiserFSファイル・システムではなく、SUSE Linux 10 のデ の再評価の意味もありました。Dell は、MegaGrid 配置で 16 フォルト)を作成し、Oracle Linuxオペレーティング・システ ノードのラックを使用します。各ラックは 300 のデータベース ムと互換性を維持するように、スクラッチ・ファイル・システ を ホ ストすることが できます。一 部 の ケ ースで、既 存 の ムのパスを記録します。 ファイルは、接続されたファイバ・チャ MegaGrid インフラに十分な容量があったため、アプリケー ンネル・ストレージ・デバイスまたはマシン上の二次的なド ションとデータベースをグリッドに移行することが可能でし ライブ上のスペア・ボリュームを使用して保存します。 た。いよいよSUSE Linux サーバーの電源が落とされ、その役 目を終えました。 この統合により実現したのが、電力と冷却の スクラッチ・エリアのサイズは実際のシステム構成で異なり 節約と領域の要件の軽減です。統合ができないケースでは、 ます。バックアップが必要なデータの最大サイズが基本です。 SUSE Linuxシステムを Oracle Linux に移行しました。 ORACLE_HOME ディレクトリとバックアップが必要な多様な システム構成ファイルを収容するために十分な領域を確保し 移行プロセス ます。 移行の規模を考えると、プロジェクトの成功は計画と自動化 がポイントです。Dell のコア・エンジニアリングの Aik Zu システム上のアプリケーションとサービスの停止、および init.dプロセ Shyong 氏は、次のように述べています。 「私たちは、簡単で信 スの無効化 頼性が高く反復可能な自動プロセスが提供できなければなり オラクル 推 奨 の 停 止 順 序 に従 い、Oracle デ ータベ ース、 ません。そのために、オペレーティング・システムの変換を設 Oracle Automatic Storage Management、クラスタ・ノード 計するという点にもっとも注目しました。 また、莫大な時間や で実行されているアプリケーション、および Cluster Ready 費用がかかる方法ではいけません。私たちは移行する現場で Services(CRS)を停止します。実行中のサービスを無効に 直接設計し、停止時間のさらなる短縮とデータセンターの記 するには、chkconfigコマンドを使用します。 憶空間の節約が実現しました。 # chkconfig service_name off Dell の移行プロセスには、準備、オペレーティング・システム Dell の移行では、移行中のシステムのサービス・クラスが停 の再構成、インストール後の構成という3 つの主要な手順が 止手順に影響を与えました。重要でないシステムの場合、シ 含まれています。Dell は、準備の手順で既存環境の構成の保 ステム・メンテナンス期間が要求され、クラスタ全体が停止 存、およびアプリケーションとデータベースの安全な停止を、 します。次にOracle Linux に移行後、再起動されます。業務に 一番最初に実行しました。次に、オペレーティング・システム 不可欠なアプリケーションを実行しているシステムでは、サー を SUSE Linux 10 からOracle Linux 5.5 へ再構成しました。 ビスの完全な停止は回避され、ローリング・アップグレード 再構成後にインストール後の手順で、新しい環境を構成し以 が採用されます。サービスは、選択されたクラスタ・ノードか 前のデータをリストアしました。 らクラスタ内の別のノードに移行され、選択されたノードは Oracle Linux に移行されます。次に、そのクラスタ・ノードは 準備 再起動されクラスタに再結合されます。 クラスタ内のすべての Dell は、USE Linux からOracle Linux への移行準備で、次の ノードがアップグレードされるまで、このプロセスが繰り返さ インストール前の手順を実行しました。 れました。 注意: オラクルは、 異機種環境のOracle RACクラスタをサポー トしませんが、移行中、SUSE Linux が Oracle Linuxを実行し ているノードと相互作用し、問題はありませんでした。 この異 種 OS 構成は、移行プロセス中のみで使用され、通常のシス テム操作で使用されることはありません。 69 70 使用中のファイル・システムがないことを確認 オラクル固有の構成情報のアーカイブ lsofコマンドを使用して、開いているファイルを一覧表示し、 オペレーティング・システムの構成ファイルと同様に、オラク NFS マウントが 使 用 中 で な いことを 確 認します。また、 ル固有の構成ファイルを付属のファイバ・チャンネルのスト ORACLE_HOME ディレクトリがリソースを使用していないこ レージ・デバイスやマシン上の二次的なドライブのスペア・ ボリュームに保存します。表 1 に、Oracle Linux への移行に備 とも確認します。 えてDell が保存したオラクル固有の構成ファイルのリストを # lsof 示します。 関連するオペレーティング・システムの構成ファイルとディレクトリの オペレーティング・システムの再構成 アーカイブ 構成情報が保存され、すべての重要なサービスをバックアッ プ・システムに移動すると、システムに新しい Oracle Linux MPIO の PowerPath への変換 オペレーティング・システムをインストールする準備ができ データ・パスの管理を自動化するために、SUSE Linux の組 ます。インストールには、kickstart 方式を使用します。ネット 込みの MPIO サポートを EMC PowerPath に変換します。 これ ワーク全体で Oracle Linux 5.5オペレーティング・システム は SUSE 以外の Linuxシステムに対するDell の標準です。 また のインストールが自動的に実行されます。kickstart の使用に 変換後は、EMC PowerPath の使用により、LUN マッピングの より、クライアント・システムで迅速に効率的かつ一貫したオ コピーが簡単になります。 ペレーティング・システムのインストールが確実に実行され ます。 MPIO からPowerPath への変換の実行には、EMC によりカス タム・スクリプトが作成されます。 この変換手順の詳細は、こ インストールに使用するネットワークの central kickstartス の冊子では説明をしません。 データ・パス管理の変換の詳細 タートとともに、標準的な kickstart 構成とインストールが採用 は、必要に応じてEMC のプロバイダまたはストレージのプロ されています。Oracle Linux 5.5 の ISOイメージは Dell の地域 バイダにお問合わせください。 のイメージ・サーバーにコピーされ、ネットワークで使用可能 になります。 インストールするkickstartのオプションとパッケー ジを指定する、kickstart 構成ファイルが作成されます。 表1. オラクル固有の構成 tarユーティリティを使用した、保存構成ファイルのバックアップ・イメージの作成 Archive Step Comments Profiles for oracle and svcgrid users .profile files for oracle and svcgrid users (Note: Oracle Linux files are named .bash_profile) LUN mapping info /u02 (this directory contained the symbolic links for the LUN mappings in the SUSE Linux environment) Oracle Inventory Pointer (oraInst.loc) and oratab files /etc/oraInst.loc, /etc/oratab Oracle inventory file (oraInventory) /etc/oracle/oraInventory OCR file /etc/oracle/ocr.loc SSH trusted key for oracle user ~oracle/.ssh/* Database-specific kernel settings /etc/sysctl.conf Home directory of oracle user Site-specific; /home/oracle for Dell configurations Home directory of Oracle software (ORACLE_BASE) Site-specific; /u01/app/oracle for Dell configurations DELLが実践したSUSE LinuxからOracle Linuxへの移行 USBフラッシュ・ドライブを使用してクライアント・マシンが 起動され、kickstart 構成ファイルがダウンロードされます。 イ ンストールは自動的に開始され完了します。 その間、ユーザー の操作は必要ありません。 注意 : バックアップ・ディスクは、アーカイブされたシステム情 報の保存に使用されます。インストール・プロセスで削除さ れないようにしてください。Dell の kickstartプロセスは具体 的に、/dev/sda ディスクのみに影響を与え、/dev/sdbをバッ クアップ情報の安全なアーカイブに使用できるようにします。 ssh のホスト・キー インストール後 ル後、sshデーモンから返されるホスト・キーが変更になりま 次に示すおもな手順は、Dell が実施した Oracle Linux への す。そのため、sshクライアントのアクセスに必要な新しい 新しい Oracle Linuxオペレーティング・システムインストー 移行プロセスのインストール後の手順です。 known_hosts キー・ファイルが、クラスタ内のホストのため に再生成されました。 オペレーティング・システムの構成ファイルをSUSE Linux からOracle Linux へリストア/ 変換 SUSE Linux からOracle Linux への移行の準備として、保存さ れたオペレーティング・システムの構成情報(表 1を参照して ください)をリストアします。 大部分の構成ファイルはバックアッ 注意: Dellでは新しいクライアント・キーを生成しましたが、バックアッ プから古いホスト・キーをリストアすることも可能です。 プ・コピーから直接リストアでき、変換する必要はありません。 ネットワーク・ボンディング構成 次の設定が直接リストアできませんでした。 SUSE Linuxは、ifcfg-bondN構成ファイルを使用して、ボンディ ング・カーネル・モジュールを直接ロードします。Oracle Ioscheduler 情報 Linux は対照的に、/etc/modprobe-confファイルを使用してボ Oracle Linux の grub.confファイルとSUSE Linuxファイルが ンディング・カーネル・モジュールとオプションをロードします。 異なるため、直接コピーできませんでした。代わりに、優先す る ioscheduler のエントリを新しい Oracle Linux の /boot/ したがって、ボンディング・カーネル・モジュールとオプショ ンをロードするために、エントリが新しい Oracle Linux の / grub/grub.conf の構成ファイルに追加しました。例 : etc/modprobe.confファイルに追加されました。例 : kernel KERNEL_PARAMETERS elevator=deadline alias bond0 bonding Options bond0 mode=active-backup miimon=100 donwdelay=100 updelay=200 パスワード情報 SUSE Linux 環境では Blowfish が使用され、新しい Oracle Linux 環境では MD5 暗号化ハッシュ機能が使用されていま す。 そのため /etc/passwdファイルと/etc/shadowファイルの暗 号化されたパスワードの情報は、直接コピーできませんでし た。 その代わりに、少数のローカル・ユーザー・アカウントの パスワード(たとえば、oracle ユーザー)を手動でリストアし ました。 SUSE LinuxとOracle Linux は、ネットワーク・デバイス情報 を ifcfg-bondNファイルとethNファイルに保存します。 ただし、 SUSE Linuxは、 これらのファイルを/etc/sysconfig/networkディ レクトリに保存し、Oracle Linux は、/etc/sysconfig/networkscriptsディレクトリに保存します。 71 72 表2 に、以前のSUSE Linux環境と新しいOracle Linux環境のifcfg-bondNファイルの例を示します。 表2. ifcfg-bondNファイルの例 SUSE Linux /etc/sysconfig/network/ifcfg-bond1 DEVICE=bond1 BOOTPROTO='static' BROADCAST='192.168.255.255' IPADDR='192.168.0.190' NETMASK='255.255.0.0' NETWORK='192.168.0.0' REMOTE_IPADDR='' MTU='' STARTMODE='onboot' BONDING_MASTER='yes' BONDING_SLAVE_0='eth2' BONDING_SLAVE_1='eth3' BONDING_MODULE_OPTS='mode=active-backup miimon=100 downdelay=100 updelay=200' Oracle Linux /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0 DEVICE=bond0 BOOTPROTO=none ONBOOT=yes IPADDR='192.168.0.190' NETMASK=255.255.0.0 NETWORK=192.168.0.0 USERCTL=no 表3 に、以前のSUSE Linux環境と新しいOracle Linux環境のifcfg-eth2ファイルの例を示します。 表3. ifcfg-bondNファイルの例 SUSE Linux Oracle Linux /etc/sysconfig/network/ifcfg-eth2 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth2 DEVICE=eth2 STARTMODE='onboot' BOOTPROTO='none' MASTER='bond1' SLAVE='yes' DEVICE=eth2 HWADDR=00:15:17:97:CD:4E BOOTPROTO=none ONBOOT=yes MASTER=bond0 SLAVE=yes USERCTL=no Oracle Linux システムのネットワーク・ボンディング設定 を参照してください)をリストアします。オペレーティング・ の詳細は、Oracle Linux システム管理ドキュメントを参照し システムの構成ファイルと同様に、大部分のオラクル固有 てください。 の構成ファイルはバックアップ・コピーから直接リストアで き、変換する必要はありません。2 つの例外は、プロファイ Oracle 構成設定とファイルのリストア ル・ファイルとinittabファイルの Oracle startup scripts で SUSE Linux からOracle Linux への移行の準備として、保 した。 存されたオラクル固有の構成情報(前のセクションの表 1 DELLが実践したSUSE LinuxからOracle Linuxへの移行 Profile files: SUSE Linux は .profile ファイル を 使 用し、 最終の考慮点 Oracle Linux は .bash_profile ファイルを使用します。 した 1,700 台のサーバーを SUSE Linux からOracle Linux に移 がって、oracle ユーザーとsvcgrid ユーザーの .profileファイ 行することは、IT 部門にとって厳しい意思決定でしたが、安 ルは、新しい Oracle Linux 環境の .bash_profileファイルに 定性とサポートの向上、管理の簡素化、コストの削減に必 コピーされます。 要だとDell は判断しました。基本的なオペレーティング・シ ステム・レイヤーを抽出し交換する一方で、アプリケーショ inittabファイル : 2 つのオペレーティング・システムの inittabファイルは異なります。 したがって、inittabファイル全体 をエントリに直接コピーするのではなく、Oracle ソフトウェ アの 3 つの startup scripts のエントリを新しい inittabファ イルにコピーします。 元の SUSE Linux inittabファイルの関連する 3 行、つまりイ ベント・マネージャ・デーモン(evmd)、Oracle Cluster Services Synchronization デ ー モ ン(cssd) お よ び Cluster Ready Services デーモン(crsd)のエントリは、アー カイブされたファイルからコピーされ、新しい Oracle Linux の inittabファイルの最後に追加されます。 例: # Run xdm in run level 5 x:5:respawn:/etc/X11/prefdm –nodaemon h1:35:respawn:/etc/init.d/init.evmd run >/dev/null 2>&1 </dev/null h2:35:respawn:/etc/init.d/init. cssed fatal >/dev/null 2>&1 </dev/null h3:35: respawn:/etc/init.d/init.crsd run >/dev/null 2>&1 </dev/null ン・レイヤーを完全に残すためには、Linuxプラットフォー ム全体を標準化が唯一可能な方法でした。大容量のサイト 固有のオペレーティング・システム構成は、問題なくバック アップされ、新しいオペレーティング・システムで直接リカ バリすることができました。同様に、Oracle データベースと 他のアプリケーションを SUSE Linux からOracle Linux へ 移行するには、小さい構成の変更のみが必要でした。 この冊子を執筆中の 2011 年 12 月の時点で、Dell の移行 プロセスは約半分が完了し、2012 年 6 月に完了することが 予測されています。Dell の成功の秘訣は、移行を開始する 前に必要なサイト固有の構成ファイルを項目別に分類し、 変換が必要なファイルを特定する計画を慎重に進めたこと です。スクリプトとkickstart インストールによる自動化、さら に実際の変換プロセス中にチェックリストを使用した細部 への注意が、移行プロセス中にリスクを削減し、整合性を 実現させました。 Dell は、サーバーを SUSE Linux からOracle Linux へ移行 するという決定は、業務上正しい判断だったと確信していま す。Dell のエンタープライズ・アーキテクトの Jon Senger 氏によると、 「 私たちは、難しいインフラを持つ大規模な移 行をおこなうというリスクを負いましたが、成功することが できました。環 境 に 対 する TCO を 削 減しただ けで なく、 サーバーの再起動 Oracle Linux 上での標準化が可能になり、顧客の要求する 安定性とサポートを実現することができました。」 次に、データベースを再起動し、動作を確認します。また、 サード・パーティ製のソフトウェア製品も確認します。 注意: ベスト・プラクティスとして、新しいオペレーティング・シス テムをインストール後、Oracle 製品の実行可能ファイルの 再リンクが必要になる場合があります。詳細は、My Oracle Support(閲覧するには、有効なカスタマ・サポートの ID [CSI]が必要です)の「How to Relink Oracle Software on Unix」 [ID 131321.1]を参照してください。 73 74 IT管理の統合と160の新しいデータベースの実装で 業務の拡張を支えるFEMSA 南 米 の 飲 料 水 製 造 の リ ー ダ ー、F o m e n t o Economico Mexicano S.A.B. de C.V.(FEMSA)は、 Coca-Cola FEMSA、S.A.B. de C.V.(Coca-Cola Fomento Economico Mexicano S.A.B. de C.V.(FEMSA) メキシコ、 メキシコ・シティー FEMSA)を含む 3 社のサブホールディング・カン パニーを通して事業を運営しています。中でも Coca-Cola FEMSA は、世界有数の売上げを誇るコ カコーラ・ボトラーの上場企業です。 この会社は、 業種: 8 か国(メキシコ、グアテマラ、ニカラグア、コスタ 日用品 リカ、パナマ、ベネズエラ、コロンビア、アルゼンチ 年間収益: しています。31 か所のボトル工場では、コカコー 15.1億米ドル ラ、スプライト、ファンタ、ネスティー、ミニッツ・メ ン)で 2 億 1500 万人の消費者に清涼飲料を供給 従業員: 100,000名 オラクル社の製品およびサービス: • Oracle Database Enterprise Edition • Oracle Grid Control • Oracle Partitioning • Oracle Advanced Compression 実装者: Oracle Advanced Customer Services イドなど、100 の飲料ブランドを製造しています。 もう1社のCEMSA Comercio, S.A. de C.V.(FEMSA Comercio) は、メキシコとコロンビアの OXXO •イ ンフラの管理と各関連会社の可視性の改善 に、Oracle Grid Controlを使用しました。 • ボトリング、流通、販売、梱包の分野の 25テラバ イトの情報管理の効率化に、インストール済み の 20 のデータベースを追加し、160 の新しい データベースをインストールしました。 • 1 日あたり500,000 件に上る小売業者からの注 文書を処理するために必要なスケーラビリティ を確保し、正確な定時サービス業務を実現しま した。 • Oracle Advanced Compressionを使用して、パッ ケージング・データベースを 40%、人事管理デー タベース 50% 圧縮し、データ・ストレージの費 用を削減しました。 チェーンで 800 以上の店舗運営をしています。3 番目の FEMSA Cerveza はビールに特化し、ハイ ネッケンの株式を 20% 所有しています。 課題 • 共有のサービス環境のサポート ― 会社のさま ざまな飲料事業会社のためのデータセンターの インフラの操作と管理、ストレージとネットワー キング • IT 問題の迅速で効率的な特定 ― インフラ関連 の問題を最小限に抑え、日常的な飲料の販売お よび流通業務の継続的な維持 • 急増するトランザクション・レベルへの対応 ― 「Oracle Grid Controlを実装することで、 我々は管理からサポート、メンテナンスま で、システムのすべての面の総体的な統一 見解を手に入れました。最高の生産力、高 既存のデータベースのパフォーマンス、機能、メ レベルの顧客満足度、Oracleデータベース ンテナンスの改善と新しいデータベースの実装 でなければ提供できないレベルに我々は 到達しました。」 ソリューション • 包 括的な IT 環境管理と組織の総体的な統一見 ― Pedro Francisco Elizalde Pérez、インフ 解に、Oracle Advanced Customer Servicesを ラ・オペレーション管理者 通してOracle Grid ControlとOracleデータベー Fomento Económico Mexicano S.A.B. スを実装しました。 de C.V.(FEMSA) IT管理の統合と160の新しいデータベースの実装で業務の拡張を支えるFEMSA データベース管理者の生産性を500%向上させるFEMSA 課題 月の知識移転計画を実施。FEMSAのデータベー • 流通、ブランド、飲料販売の大容量データに対す ス管理の技能と効率を大幅に拡大しました。 る高可用性の保証についてのデータベース管理 (DBA)チームのトレーニング • 地 域に分散された業務の整合性を保証する、 • DBA の学習曲線を 3 年から、最長 9 か月に短縮 しました。 • インストールした 180 のデータベースをわずか データベース・パフォーマンスの問題の検出と 3 名 の DBA で 管 理し、IT チ ー ム の 生 産 性 を 迅速な対応 500% に引き上げました。 • DBA が持つ知識と実用技術の応用の準備 • O racle Advanced Customer Services と Excellence Center for SAP からのアドバイスで、 ソリューション • Oracle Advanced Customer Servicesを利用し た、DBA 向け Oracle データベース研修を実施。 情報の可用性、可視性、効率を向上させました。 • Oracle Advanced Customer Services の 10 か 既存の ERPとデータベース・プラットフォームの 統合に必要な知識を取得し、システムの効率と 精度を向上させました。 「Oracle Advanced Customer Servicesは、我々のニーズに応 じ、適切に対応してくれました。 知識とスキルの移植は、我々の システム・パフォーマンスで大き な進歩を遂げ、DBAの生産性を 500%向上させるという目標の 達成を現実のものにしました。」 ― Pedro Francisco Elizalde Pérez、 インフラ・オペレーション管理者 Fomento Económico Mexicano S.A.B. de C.V.(FEMSA) 75 Database Vault The only database that prevents your IT staff from seeing your data. Without Oracle’s Database Vault, your staff can see: Your financial results Your customer list Your employees’ salaries Only Oracle has a Database Vault oracle.com/security or call 1.800.ORACLE.1 Copyright © 2009, Oracle. All rights reserved. Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its a affiliates. Other names may be trademarks of their respective owners. ORACLE ADVANCED CUSTOMER SERVICES FOR SAP ORACLE ADVANCED CUSTOMER SERVICES FOR SAP SAP環境向けのデータベース・サービス Oracle Support for SAP Services Engagements、オンサイトのテクニカル・ 顧客中心の SAPとのパートナーシップを強力にし スキル・ワークショップという3 つのレベルで提供 ているのは、SAP の要求に応える常勤のオンサイ されます。Oracle Database 11g のように、SAP が トのテクニカル・スタッフです。 これらの「エキス Oracleデータベースの最新バージョンを認定すれ パート・センター」は、SAP によるOracle の開発 ば、より速いスピード、スケーラビリティ、ITコスト レベルのサポートために待機し、重要な問題のサ の削減が実現します。Oracle Advanced Customer ポートから「本番ダウン」などのシステム停止状態 Services は、顧客がこのテクノロジーを SAPアプリ まで、さまざまな状況に対して迅速な支援を提供 ケーションに適用し、その活用を支援する専門知 します。センターは、ワルドルフ、東京およびパロア 識と認証を提供します。 さらに、Database Vault、 ルトの 3カ所にあります。SAP 顧客に対しても広い Data Guard、Partitioning お よ び RAC な ど の 範囲の事前対応サポートを提供します。サポート Oracleデータベースの機能を配置し活用するオン には、増加するデータ・ボリュームの管理、パフォー サイト支援で、SAPアプリケーションの要件に適し マンスの最適化、高可用性ソリューションの設定、 たシステムの構成と設定ができます。SAP 環境向 SAPシステムとOracleデータベース間のデータ交 け の Advanced Customer Services Database 換などが含まれます。SAPとOracle を統合したサ Services は、すべてOracle のエキスパートによっ ポート・モデルは、20 年以上にわたる密接な共 て提供されます。 このエキスパートたちは、全体的 同作業によって築かれ、迅速な対応と将来を見越 なシステムのパフォーマンス、安定性およびリカバ したサービスを提供します。 リ可能性を実現するOracle テクノロジーを、最大 限に利用するスキルがあります。 Advanced Customer Services に よ る Oracle Direct Customer Support 顧客のビジネスにカスタマイズされたオラクルによ 多くの顧客は、SAP の統合サポートの他に直接 る SAP のエキスパート・ガイド Oracle Supportを利用して、SAP-Oracle 構成環境 SAP 環境のデータベース・サービスは、3 つのレ の中でより高いパフォーマンスとROI を達成して ベルの年間サービスを提供しますが、これは、顧 います。 これらのサービスは、Oracle の Advanced 客固有の要件を満たすための契約やワークショッ Customer Services(ACS)組織からご利用いた プと組み合わせることができます。 だけます。Advanced Customer Services のエキス パートは、世界中の顧客に行き届いたサービスを Advanced Support Assistance - 単一の連絡先を通 直接提供して、すべてのOracleシステムのパフォー じたサービス要求の支援と対応。Service Delivery マンスを最大に引き出し生産性を向上させます。 Manager(SDM)により、適任のスタッフと組織 が必要な行動計画に割り当てられ、より効率的か 「SAPは、Oracleとの連携によって、質の高いサポー つ効果的に問題を解決します。 トを提供します。 しかし、私たちの共通の顧客の多 くは、Oracle の性能を最大限に活用するために、 Business Critical Assistance - サービス要求の解答 データベース環境に対するより高レベルのサポー を、プロアクティブなアドバイス、個別の運用およ トを求めています。私たちの年間サービスは、サ びプロジェクトにカスタマイズした支援と組み合わ ポートを次のレベルに押し上げます。 」とOracle せます。担当の SDM は、お客様の企業のバックグ Advanced Customer Services の副社長である ラウンド機能とIT 目標を開発するエンジニアの Larry Abramson は説明します。 チームをコーディネイトし、各プロジェクトを成功 このサービスは、年間の運用サポート、Assisted に導きます。 77 78 Solution Support Center - もっとも包括的なサービ 顧客の固有の状況や目標に合わせて内容を変更 スを提供します。サービスは、使用の環境、運用、 / 追加して、より役立つ価値あるワークショップに およびプロジェクトをよく理解したエンジニアの することができます。テクニカル・スキル・ワーク チームが担当します。 この専門的なエンジニアの ショップは、顧客の要望を盛り込んだ内容で、スケ チームは、重要なサービス要求と評価、また根本 ジュールにも要望を反映します(日本語によるワー 原因の分析など、一連のプロアクティブ・サービ クショップを希望される場合は 82 ページの連絡先 スの支援を提供します。 このサービスは直通のアク までご相談ください)。 セス・ホットラインから利用できます。 多くの顧客は、データベースのアップグレード、移 Oracle/SAP指向のワークショップとエンゲージメント 行、Oracle データベースの機能の利用に、Oracle 顧客が安心して、SAP 環境の Oracleデータベース とSAP の深い経験と専門知識が必要であることを の最適化を任せることができるスタッフをトレーニ 認識しています。 ングするワークショップが作られています。SAPア プリケーションとOracle データベースの相互運用 顧客にとって、もっとも関心のある一般的なテーマ の 知 識 を 持 つ 専 門 家 が 担 当 し ま す。Oracle は、次のとおりです。 Advanced Customer Services は、SAPとの長い 技術的なパートナーシップから得た情報を使用し • データベースのヘルス・チェック て、次のテクニカル・スキル・ワークショップを提 • データベースのパーティショニング 供します。 • SAP ERP 管理概要 • 概要の再検討と証明 • Fundamentals of Oracle database for SAP ERP • ホット・スタンバイ/Data Guard の実装 (レベル I) • バックアップ /リストア/リカバリ • Oracle Advanced Performance Tuning for • RAC セットアップ支援 SAP ERP(レベル II) • Oracle Expert for SAP(レベル III) • Oracle Database 11g for SAP Business Suite Technical Skills Workshop • O racle Database Administration for SAP Business Intelligence • HW 移行「O2O」/Oracle(プロバイダとしての Oracle Advanced Customer Services) • HW 移行支援「O2O」パッケージ(支援としての Advanced Customer Services) • データベース移行支援 • データベース再編成 • Oracle Real Application Clusters for SAP • SAP ERP ABAP Tuning with Oracle database Platform SAP 環 境 の Advanced Customer Services Databese Servicesを利用すると、Oracle の分野ご とのエキスパート、ITプロフェッショナル、開発者 実績のある一連のワークショップに加え、新しい と親交を深めながら、Oracle 環境の価値を最大に ワークショップ Oracle Security for SAP ERP することができます。 Customers をご要望にお応えして提供することに なりました。 データベースのヘルス・チェック/ パフォーマンス 分析 このワークショップでは、Oracleデータベースの機 すべての SAP 顧客にとって、パフォーマンスは SAP 能を活用した、データベース・レベルのデプロイ システムの導入と運用を成功させる重要なポイン メントの保護に焦点を当てます。顧客はこのワーク トです。Oracle の熟練したスタッフは、Oracleデー ショップから、より効率的な外部および内部のコン タベースの詳細な知識があるだけでなく、SAP 環 プライアンスとセキュリティ要件に対応する方法を 境におけるOracle の複雑さについても熟知してい 学習します。 おもな内容は、次のとおりです。 データ ます。配置開始時とアプリケーションのライフサイ ベースユーザー・セキュリティ、監査、ネットワーク・ クル全体にわたって定期的にデータベースのヘル セキュリティ、Transparent Data Encryption およ スチェックを実施することで、適切な構成と最適な び Oracle Database Vault。 パフォーマンスのための調整を確保できます。 これらのテクニカル・スキル・ワークショップは、 Oracle Advanced Customer Services (ACS) for SAP 高可用性 / バックアップ概要 SAP 顧客向けの Oracle Partitioning SAP システムの可用性が低下すると、間違いなく Oracle Partitioning は、Oracle Database 10g 大きな問題(物流や財務)が発生します。 ミッショ Enterprise Edition のオプションです(Oracle ンクリティカルな環境で不意の停止時間が発生す Database 11g 認証にも付属します)。Oracle る危険性を極力なくすために、IT 組織は、フェイ Partitioning の技術を簡単に説明すると、データ ルオーバーやリカバリ可能性をプロアクティブに ベース内の表および索引を、より小さい部分に分 計画する必要があります。Oracle のデータベース 割します。Oracle は、値の範囲で表を「パーティ 製品は、ハードウェア・クラスタ、ミラー化テクノ ション化」できるため、たとえば 2010 年 1 月 1 日 ロジー、スタンバイ・データベース、RAC および から2010 年 1 月 31 日までのデータは、このデー Data Guard など、他とは異なる手法を使用でき タ独自のパーティションに常駐します。Oracle は、 ます。Oracle Advanced Customer Services は、 値リストで表をパーティショニングできるため、た これらのさまざまな手法を適用した場合の包括 とえば、北アメリカのデータとヨーロッパのデータ 的なメリットとデメリットをアドバイスし、選択さ を、それぞれ別のパーティションにすることがで れたソリューションの実装を支援します。 きます。大 規 模データベースの管 理には、パー ティション機能が不可欠です。 SAP 向けの Oracle RAC の対応 「Real Application Clusters」 (RAC)オプションを パーティショニングは、一貫したパフォーマンスを 使用すると、データベース・インスタンスを複数 維持しつつ、非常に大きなデータセットに合わせ のサーバーやノードに分散できます。 これにより、 てデータベースを増減できる機能です。そのため Oracleデータベース・システムの高可用性に新し にハードウェア・リソースや管理作業が極端に増 い可能性が提供され、システム・リソースのディメ 加することはありません。Oracle Partitioningは、 ンションやスケーラビリティをより柔軟にすること コアのデータベース・エンジンに組み込まれ、 ができます。Oracle Advanced Customer Services Oracle の管理ツールがサポートします。 は、SAP 環境で RAC を使用するための計画、テク ニカル・ワークショップ、および実装を支援するプ SAP アプリケーションからは、パーティショニング ロフェッショナル・サービスを提供します。 は完全に透過的です。 このため、パーティション機 能の使用に必要なアプリケーションや SQL 文の SAP 向けのデータベース移行サービス 変更はありません。Partitioning for SAP は、SAP すべての SAP ERP 実装の多くは、Oracle データ Kernel 6.20 の SAP Release 4.6C(SAP Note ベースで実行されています。Oracle Advanced 742243 を参照)からサポートされています。 Customer Services for SAPグループは、データ ベース移行に対し SAP から認定されています。 SAP Business Suite インストールの Oracle 以外 のデータベースからOracle への移行を希望する 企業を支援しています。Oracle の移行サービスで 高い評価を受けている点は、DBA の観点から変 更 を 良 く 理 解 し て い る こ と で す。Oracle Advanced Customer Services は、顧客のスタッ フによる移行計画の実行と新しいデータベース 操作の習得を支援します。 79 80 ORAC LE ADVANCED CUSTOMER SERVICES FOR SAP Oracle Database 11g Oracle Advanced Customer Services は、SAPと O r a c l e D a t a b a s e 1 1 g に は 、A d v a n c e d の継続的なサポートとパートナーシップを通じ、ま Compression、DirectNFS、Securefiles および たは顧客の IT 組織からの直接の申し込みなどの Online Patching などの新機能と拡張機能が追加 方法で、SAPアプリケーションの操作に熟練した個 されています。迅速な配置への要望や期待がこの 別サービスを提供します。詳細は次にお問い合わ ビルドを可能にしました。さらに、Database Vault せください。 のサポートもSAP から認定されています。 [email protected] [email protected] Advanced Customer Services は、SAP のサポート 要件を満たしながら、SAP ユーザーが効率良く円 滑にOracle Database 11g にアップグレードする ためのアドバイスと支援を提供します。ITスタッフ が Oracle Database 11g の多くの機能を理解し、 配置が簡単にできるように支援するテクニカル・ ワークショップも開発中です。 連絡先: EMEA: Michael Weick [email protected] Oracle Support for SAP Customers Altrottstr. 31 69190 Walldorf USA: Oracle Corporation Derek Oats Nashua, NH, 03062 [email protected] 日本、APAC、ANZ: Oracle Japan Eisuke Sekiguchi [email protected] Oracleデータベース移行テクノロジー Oracleデータベース移行テクノロジー 概要 動作は機能に応じて変更されますが、既存のデータには影響 SAP 環境では、 「データベースの移行」という用語は、さまざま はありません。 ただし、データのエクスポートとインポートによ な意味を持つ可能性があります。顧客は、データベース・サー る移行は、はっきり言ってデータベースの再編成です。 した バー・マシンのオペレーティング・システムとハードウェアを がって、アクティビティをバンドルするのはどうでしょうか? 維持し、ベンダー X が供給したデータベースをベンダー Y が 1 件だけ再編成すればよいのに、なぜ、2 件、3 件、4 件と再 供給するものと交換したいと考えるかもしれません。 これは 編成を実行するのですか ? SAP によって異種コピーと名付けられ、この記事で説明した いと考える移行ではありません。 これに対し、顧客は既存の 最後に第 3 部では、まさにおこなわれようとしている、もう1 ハードウェアのアップグレード、またはデータベース・サー つの選択について説明します。データのエクスポートとイン バー・マシンのオペレーティング・システムの変更、あるい ポートを基礎とする移行には 2 つの種類があります。1 つはオ はその両方を希望ながらも、データベースだけは維持したい フライン移行と呼ばれます。 これは移行の実行中に、Oracle と考えるかもしれません。既存のデータベースをレガシー・ データベース(および SAPシステム全体)が停止することを ハードウェアから新しい Exadata マシンにコピーすることは 1 意味します。 もう1 つは、オンライン移行と呼ばれます。 これは つの方法ですが、移行の実行が必要な理由の唯一の例では より複雑ですが、大規模なデータベースでも、停止時間がほ ありません。 これは SAP によって同種コピーと名付けられ、ま とんど必要ありません。 さにここで説明するテーマです。 「移行」が明確に「同種コピー」とい う本来の意味であったとしても、そ こには複数のオプションあり、その ためにたくさんの決定をおこなう必 要があります。 もっとも重要な決定 は、次の質問に関連しています。新 しい家に引っ越す場合、古い家と まったく同じものを作るために全労 図1a: オペレーティング・システムのファイルに基づく方法を使用するデータベース。移行データベース は再編成されませんが、移行後、新規機能を使用するための準備が必要です。 力を注ぎますか?それとも、過去の 過ちを教訓によりよい家を建てま すか?この記事の第 1 部では、ファ イル・コピーを基礎とする移行(古 い家の再現)と、データのエクス ポートとインポートを基礎とする移 行(新しい、より快適な家の建設) の違いを説明します。 図1b: データベース・オブジェクトに基づく方法を使用するデータベース。移行データベースは暗黙的 に再編成され、新機能を直ちに使用するために構成できます。 第 2 部では、よりよい家を作るための Oracle のオプション機 能として、圧縮、パーティショニング、暗号化について説明し 第 1 部 : コンテキストに沿ったデータベースの移行 SAPシステム・コピー ます。 これは、管理者だけではなく、データにとっても快適な 「移行」が曖昧な言葉であるため、SAP は「システム・コピー」 家です。 これらの機能に共通するのは、既存のデータを再編 という用語を使用します。 プロジェクトのゴールが何であれ、 成する必要があることです。圧縮、パーティショニング、暗号化 どの方法を選択しようと、データはソース・データベースから のいずれかをオンにすると、新しいデータに対するOracle の 移動先データベースにコピーされます。 ここでは、あくまでも 81 82 データベースを対象に説明を続けます。異種のシステム・コ ブル表領域テクノロジーをベースとしています。 その基本手順 ピーは、あるベンダーが供給したデータベースから別のベン は次のとおりです。 (1)データベース・システム自体で必要 ダーが提供したデータベースにデータを移動することを意味 なすべての表領域(SYSTEM、SYSAUX、UNDO、TEMP)で します。一方同種のシステム・コピーとは、同じベンダーのデー 構成される新しいデータベースを作成します。 これがターゲッ タベースで、データを異なるハードウェア/オペレーティング・ ト・データベースになります。 (2)RMAN のデータフ・ァイ システム・プラットフォームに移動することを意味します。要 ル変換機能を使用して、SAP が所有するオブジェクトを含む 約で述べたように、この記事では同種のシステム・コピーの すべての表領域からすべてのデータ・ファイルを(ファイル・ 移行のみを説明します。 システムからOracle ASM に)コピーし、ビッグ・エンディア ンからリトル・エンディアンに変換します。 (3)転送した表領 ただし、2 種類のシステム・コピーがあるため、もう1 つの違 域を新たに作成したデータベースにプラグインします。‒ この いを明らかにする必要があります。最初のケースでは、将来、 アプローチでは RMAN がターゲットの要件に応じてデータ・ Oracleシステムで 2 つの独立したSAPを実行することを計画 ファイルを変換します。そのため、ソースとターゲット・デー するケースです。 これを達成するために、既存の Oracle デー タベースを異なるオペレーティング・システムおよびストレー タベースのコピーを作成し、新しい SAP インスタンスを起動 ジ・プラットフォームで実行できるというメリットがあります。 して新しいデータベースに接続しますが、古いシステムが稼 デメリットは、システムの停止時間が必要になることです。 動を続けます。 このプロシージャの代表的な例は、既存の本 番システムに追加する(または基づく)テストまたはトレー RMAN がシンプルなファイル・コピーの次に選択できる第 2 ニング・システムの作成です。つまり、この種類のシステム・ の移行オプションは、RMAN の DUPLICATE DATABASEコマ コピーは、データベース・クローニングを意味します。2 番目 ンドを使用して、アクティブなデータベースから複製する方法 のケースでは、データベースのコピーを作成し、それを新し です。名前が示すように、この操作はソース・データベースが い SAPシステムの一部にする一方で、新しいシステムが問題 稼動している場合にも実行できるのが、もっとも重要な利点 なく稼動することが明らかになり次第、古いシステムを停止し です。 オペレーティング・システムの観点から言うと、ソースと ます。移行と呼ぶことができるのは、この方法のみです。 ターゲットは同一である必要はありません。ただし、トランス クローニングと移行の違いは重要です。 クローンが必要な場 フォームとターゲット・プラットフォームの組合わせが限定さ 合は、データベースそのもののコピーが必要です。最適化の れます。 (詳細は、Oracle ホワイト・ペーパー『Moving your 可能性をテストするのでなければ、テスト・データベースを SAP Database to Oracle Automatic Storage Management 最適化しても意味がありません。 ただし、移行(新しいハード 11g Release 2. A Best Practices Guide』を参照してくださ ポータブル表領域と比較し、サポートされるソース・プラット ウェア・プラットフォームへの移行など)の目標は改善です(パ い。 もう1 つの要件は、ソースおよびターゲット・データベー フォーマンスの改善など)。 したがって、データベースの最適 スが Oracle Database(バージョン 11.2.0.2 以降)上にある 化は、よりよい結果の達成に役立ちます。 ことが必要です。 データベース移行オプション 複数のオプションを自由に選択できますが、ファイル・コピー・ オペレーティング・システムの観点から言えば、データベース アプローチに基づくすべての方法には、共通する1 つの短所 は一連のファイルにすぎません。 したがって、もっとも単純な があります。 ファイル・コピーは、ファイルの構造を変更しま 移行の方法は、オペレーティング・システムのコマンドを使用 せん。 ファイル・コピー(RMAN を使用するしないにかかわ して、ソースからターゲット・ストレージへそれらのファイル らず)では、すべてのデータがソースからあて先にコピーさ をコピーすることです。ただし、このアプローチには厳しい制 れます。 ファイル・コピーの目的は、そこにあります。 しかし、 限があります。オペレーティング・システムとファイル・シス ファイル・コピーでは問題も一緒にコピーされます。行が削除 テムが、ソースとターゲット・システムで同一であることが必 またはアーカイブされ、データベースが長期間にわたり再編 要です。次に、この操作の実行は、Oracleデータベース(およ 成されていないために、データベースが断片化している場 び SAP システム)が停止している場合に限ります。Oracle 合、つまり、多数の小さい空の部分を含んでいる場合は、新し Recovery Manager(RMAN)をファイル・コピーのアプロー いファイル(ターゲット・システムにコピーされたファイル) チとともに使用する場合は、追加の移行オプションを使用で も同じように断片化します(図 1a を参照してください)。要約 きます。1 つ目の追加オプションは、Oracle のトランスポータ で使用した比喩で前述の状態を説明しましょう。古い家にこ Oracleデータベース移行テクノロジー 図2a:SAP ERPに使用される代表的なOracleデータベース (非圧縮) 図2b:Oracleの索引キー圧縮の実装 われた椅子と汚れた壁があると、新しい家でのスタートもこ このアプローチには、2 つの大きな利点があります。 われた椅子と汚れた壁があるのです。 (1)データ転送は、データベース間の通信に依存するため、 このために、もう1 つのまったく異なる移行のアプローチが 基本的なオペレーティング・システムおよびストレージ・シ あります。 もし、オペレーティング・システムの観点から、デー ステムから完全に独立しています。 ソースおよびターゲット・ タベースが一連のファイルにすぎないとするならば、データ プラットフォームのあらゆる組合わせが可能です。 ベースの観点から、データベースは、データを含む一連の (2)データが空の表に挿入され、索引が再作成されるため、 データベース・オブジェクト(主に表と索引)です。 したがっ データベースは黙示的に最適化されます。 ターゲット・デー て、データベース・レベルではファイルをコピーするのでは タベースがソース・データベースより20 ~ 25% 小さいディ なく、データをコピーするツールを提供することが可能で スク領域を必要とするのは珍しいことではありません。 す、一般的に、そのようなプロセスは 4 つの主要な手順で 構成されます。 しかし、第 3 の利点があります。異なる部屋、異なる家具、異 なった方法で塗装された壁を持つ、新しい家をデータのため • 新しい空のデータベース(ターゲット・データベース)が に構築することができます。 これは、次を意味します。新しい 作成されます。ただし、新しいデータベースは、データベー データベースでは、古いデータベースで実装していなかった ス・システムが要求する表領域だけで構成されているわけ Oracle 機能を使用できます(図 1b を参照してください)。 し ではありません。すべてのユーザー表領域(この場合、SAP かも、即座に使用できます。1 つの例はデータ圧縮です。 ファ データのすべての表領域)も作成されます。新しい表領域 イル・コピー・アプローチに依存する場合、圧縮するファイ は、古い表領域と構造が同じ場合と異なる場合があります。 • すべての表領域が、空の表として新しいデータベースで作 成されます。 これは、多数の表を含む大規模データベースの 場合にも、ソース・データベースで生成したSQLスクリプト を、ターゲット・データベースで実行することにより作成で きます。 • データがソース表からターゲット表に移動されます。 • 最後に、ターゲット・データベースで必要な索引が作成さ れます。 ルはあらかじめコピーする必要があります。それに対し、エク スポート/インポート・アプローチでは、すべてを 1 つの手順 で組み合わせることができます。圧縮されていないデータ ベースからエクスポートされたデータを、圧縮されたデータ ベースに直接インポートできます。 そのため、COMPRESSフラ グを使用して、ターゲット・データベースで表と索引を作成す るだけで完了します。 83 84 図2c:構造化表データに対するオラクルのOLTP表圧縮の実装 図2d:非構造化表データに対するオラクルのSecureFiles圧縮の実装 ファイル・コピーの場合と同様に、この移行は複数の方法で しかし、より多くの Oracle 機能はすべてまたは一部のデータ 実行できます。 とくにOracle 環境の SAPでは、Oracle により2 ベース・プロジェクトを要求します。SAP 環境では、もっとも つの方法が提供されます。1 つは、Oracle to Oracle(「O2O」 重要な機能はパーティショニングと暗号化です。 したがって、 または「O2Oクラシック」)と呼ばれ、もう1 つは Oracle to この記事の第 2 部では、SAP 環境での圧縮、パーティショニン Oracle Online(「Triple O」)データベース移行と呼ばれます。 グおよび暗号化について説明します。 この 2 つは、データのエクスポートとインポートの単なる組合 わせをはるかに超えています。 この 2 つの方法は、可能な限り 移行、圧縮、パーティショニング、暗号化を 1 つの手順で組み 高速かつ柔軟で信頼性を高くするテクノロジーの組合わせに 合わせることはできますか?はい、できます。本当にこれを実 依存します。その名前が示すようにおもな相違点は、O2O の 行したいですか?その答えを決めるのはお客様です。オラク 場合移行時にシステムの停止を要求するのに対し、Triple O ルにできること、またオラクルがしてきたことは、お客様が選 の場合停止時間をほとんど必要としないことです。詳細は、第 択肢からより良い決定できるように柔軟性を提供することで 3 部で説明します。 す。 それは、1 つの手順、または 4 つの手順で実行できます。 ま たは 2 つの手順、3 つの手順でもかまいません。 第 2 部:オプションのデータベース機能 ファイル・コピーをベースとするアプローチではなく、エクス 圧縮 ポート・インポートをベースとする移行アプローチ(O2Oま 単に「圧縮」と呼ばれるものは、実際には圧縮機能の総合的 たは Triple O)の使用を決定した場合は、新しい Oracle 機 なセットです。それらのすべてが、データベース移行プロジェ 能を即座に使用できるようターゲット・データベースを構成 クトに関連しているわけではありません。関連するのは、索引 できます。 しかし、どの機能を検討すべきでしょうか ? 一般的 データと表データの圧縮です。図 2 に示すのは、代表的な実 には、データベースの再編成を要求するすべての機能を検討 装の方法です。SAP ERPシステムの一部であるOracleデータ します。たとえば、データのアクセスに使用するパラレル化を ベースがベースです。割り当てらたディスク領域の 33% は索 変更したい場合、データ自体ではなく、Oracle のデータを使 引に使用され、67% は表に使用されています。表データは構 用する方法(この場合、 プロセスの数)が変更されます。 しか 造データと非構造データに分類する必要があります(図 2a し、データ(既存のデータのみでなく、新しいデータも含む) を参照してください)。 を圧縮したい場合、表と索引を再構築する必要があります。 し かも、O2OとTriple Oではデータベースがかならず再構築さ れるため、移行と圧縮を 1 つの手順で組み合わせるか検討す る必要があります。 Oracleデータベース移行テクノロジー 既存のデータベースで圧縮を実装する場合、これまでの経緯 要なディスク領域を 50% 以上削減できることが、ラボでのテ から、SAP は索引の圧縮から開始することを推奨します。 ただ ストと顧客からの結果で証明されています。圧縮する前に し、索引は表の後に作成されるため、O2O または Triple O データベースが完全に再構成されていることが、この比較の を使用する移行プロジェクトでは、シーケンスを変更する必 前提条件です。 ソース・データベースが断片化されている場 要があります。索引キーの圧縮は、B*Tree 索引のリーフ・ブ 合、ディスク領域の節約はかなり高くなります。 ロック内の値の繰り返しをなくすことにより、ディスク領域を 節約します (図2bを参照ください) 。SAP BWで使用されるビッ また、ラボでのテストと顧客からの結果は、おおかたの予想 トマップ索引は圧縮されています。 したがって、再圧縮はでき に反して、圧縮がデータベースのパフォーマンスに悪影響を ません。 与えないことを示しています。ほとんどの場合、圧縮によりI/ O が減少し、バッファのヒット率(SGA)が改善されるため、 「構造データ」という用語は、複数の項目(名前、姓、都市、 顧客はパフォーマンスの向上を経験します。 郵便番号など)で構成される情報が独立した表列に保存さ れていることを意味します。 したがって、SQL*Plus などのデー パーティション化 タベース・ツールが異なる項目を認識できます。構造化され パーティション化の基本的な考え方は、非常にシンプルです。 た表データは、Oracle の表圧縮を使用して圧縮できます。 こ 1 つ(または複数)の列内のある値に基づいた 1 つの「表」 の機能は、これまでの経緯からOLTP データ圧縮とも呼ばれ の行をグループとし、別々のグループを「副表」として格納し ます。 これは、OLTP(SAP ERP など)システムで使用される ます(図 3を参照してください)。 データのみを圧縮できるという意味ではありません。 それとは まったく逆で、以前の圧縮(Oracle Database 10g のデータ 1 つまたは複数の列内の「値に基づいて」行をグループ化す 圧縮)とは異なり、Oracle Database 11g の圧縮は OLAP ることは、非常に一般的な命令文です。Oracle は、この作業を システム(SAP BW など)に実装できるだけではなく、OLTP 正確におこなうための方法を多数提供します。SAP環境でもっ システムにも実装できます。OLTP 表圧縮は、すべての SAPシ とも重要な方法は、リスト・パーティション化とレンジ・パー ステムに実装できます。索引キーの圧縮と同様に、表データ ティション化と呼ばれます。 の圧縮は値の繰り返しを排除することで、ディスク領域を節約 します(図 2cを参照してください)。 「非構造化表データ」という用語は、複数の項目で構成される 情報が、独立した表列に保存されず、単一の行に保存される ことを意味します。代表的な例は、データベース表に保存され た PDFファイルです。SAPアプリケーションはデータセットを バンドルし、1 つの値として保存する場合があるため、SAPシ ステムでも非構造化データは発生します。その場合、各項目 をSAPアプリケーションでは認識できても、Oracleデータベー スとOracle ツールでは認識できません。11g 以前の Oracle Database のバージョンでは、これらのデータは LONG 列また は LOB 列に保存されましたが、LONG 値とLOB 値は圧縮でき ません。 したがって、Oracle Database 11g には、SecureFiles と呼ばれる圧縮可能な新しいデータ型が付属します。そのた め、非構造化表データの圧縮は SecureFiles 圧縮と呼ばれま す。厳密には、これのみが圧縮と言えるでしょう。索引キーと OLTPデータ圧縮は異なる (より効率的な) フォーマットでデー タを保存するのに対し、SecureFiles 圧縮はZIPユーティリティ の機能と同じように圧縮します(図 2dを参照ください)。 これら3 つの圧縮機能を組み合わせると、データベースに必 図3:Oracleの表と索引のパーティション化 85 86 SAP OLAP(BW) SAP OLAP(ERP) 全てのパーティション化をサポート 全てのパーティション化をサポート 自動でレンジ・パーティション化 標準ではパーティション化なし 全てのシステムで同一のパーティション化が有効 システム毎に検討が必要 標準のソリューション SAP社がPartitioning Engineを提供 (SAP Note 1333328参照) Oracleサポートサービスによる実装も可能 表1:オラクルの表/索引のパーティション化とSAPアプリケーション リスト・パーティション化を実装するためには、各値(たと 管理者にとっての大きな利点は、パーティションを個別に独 えば、国、位置)を明示的に示す値リストを作成する必要が 立して管理できることです。表が 90% の履歴データと10% あります。 レンジ・パーティション化を実装するためには、開 のアクティブ・データで構成され、パーティション化を使用 始と終了(たとえば、January 1-31、February 1-28 など) して履歴データとアクティブ・データが分離されている場合、 を指定して範囲を定義する必要があります。 日常的なバックアップや再編成などの管理手順をアクティ ブ・データを含むパーティションに限定できるのに対し、履 Oracle は表のパーティション化だけではなく、索引のパー 歴パーティションではアーカイブなどのプロシージャをほと ティション化もサポートします。 このためデータベース設計者 んど実行できません。 これにより、不要なワークロードだけで は、行または索引(リーフ)ブロック内のエンティティを 1 はなく、これらの作業にかかる時間も削減することができま つの表にグループ化し、結果を「パーティション」と呼ばれる す。 さらに、パーティションを個別かつオンラインで作成、削 仮想サブセットとして格納できます。言うまでもなく、必要に 除またはマージできるため、メンテナンスの停止時間が増え 応じて表または索引は 1 つのシングル・オブジェクトとして ることはありません。 アクセスできます。アプリケーションのニーズによっては、表 の索引をパーティション化(「ローカル索引」)できますが、 以前から、SAP はとくに表と索引のパーティション化によっ パーティション化しないままに保つ(「グローバル索引」)こ てパフォーマンスが向上する利点に気付いていました。 この ともできます。通常の SAP システムで比較的多い状況です ため、Oracle のパーティション機能は SAP BW システムや が、表に複数の索引が存在する場合、これらの一部をロー SAP ERP のような OLTPシステムで、SAP によってサポート カルとし一部をグローバルにすることができます。 されています(表 1 を参照してください)。 ユーザーにとって、表と索引のパーティション化のおもなメ リットは、パフォーマンスの向上です。 このパフォーマンス向 上の技術的な根拠は、 「パーティション・プルーニング」と呼 ばれます。たとえば、月でパーティション化された表と、この 表に基づいた月別レポートを生成するアプリケーションがあ るとします。 リクエストを受信すると、Oracle データベースは 考慮対象として必要なすべてのパーティションが単一パー ティション内にあることを即座に認識し、このパーティション のみをスキャンします。 これにより、I/O、メモリー使用率およ び CPU のワークロードが大幅に減少し、顧客側ではほとん ど常に 5 倍、10 倍、あるいはそれ以上のパフォーマンスが 向上します。 Oracleデータベース移行テクノロジー しかし、これらには違いがあります。SAP BW の場合、Oracle パーティション機能はサポートされているだけではなく、実 装されています。これは、どの表をどういう方法でパーティ ション化するかという疑問に SAP が答えを出していることを 意味します。 このパーティション機能は、インストールおよび 設定プロセス中に実装され、SAP が提供するパーティション 管理ツールで利用できます。 どの表をどういう方法でパー ティション化するかという疑問が解消されているため、すべ ての SAP BWシステムで同じように実行できます。 これに対 して、Oracle パーティション機能は SAP ERP でサポートされ ていますが、SAPが提供するデフォルトの実装はありません。 図4: 暗号化されていない表領域、列の暗号化の使用、および表領域の暗号化の使用 この理由は、すでにおわかりでしょう。 どの表をどういう方法 でパーティション化するかという疑問に対する答えは、顧客 やシステムによって異なるからです。 暗号化と呼ばれます。 この名称は、多数の SAP 表のうち、2、 3 の表または機密データを含む表の各列を選択して暗号化 することから由来します。その以外の部分は暗号化されませ しかし、データベース・サイズが10TB、20TBまたは30TB(さ ん。2 つ目は、表領域の暗号化と呼ばれ、Oracle Database らに大きい 場 合もある)と肥 大 化するにつ れ、データの 11g の新機能です。 この機能により、表領域全体を暗号化で 90% が多数の巨大な表に格納されている SAP ERP データ きます。データベースには 100、1000、または数万の表が含 ベースには、緊急にソリューションが必要です。過去数年間 まれている可能性がありますが、まったく問題になりません に開発されたこのソリューションは、2 つの部分で構成され (図 4 を参照してください)。 ています。1 つは、Oracle が提供するパーティション方式で、 もう1 つは SAP が提供する管理インタフェースです。後者は 「SAP パーティショニング・エンジン」と呼ばれます。 2 種類の暗号化は、単に暗号化する表の数やデータ量の違 いだけのような印象を与えますが、実際には、列の暗号化と 表領域の暗号化は、まったく異なったアプローチに基づいて ただし、Oracle からOracle への移行プロジェクトでは、SAP います(図 5と6 を参照してください)。 パーティショニング・エンジンは必要ありません。実際に、 O2OとTriple O はより柔軟でより強力です。 それらは、カスタ マイズされた移行スクリプトを生成することができ、ターゲッ ト・データベースでパーティション化された表と索引が作成 されます。それらはレンジ・パーティション化だけではなく、 リスト・パーティション化(列「MANDT」に基づく)もサポー トします。 さらに、拡張パーティション化のサポートも提供し ます(サブ・パーティション化など)。 暗号化 オラクルは、SAP 環境で使用できる多数のセキュリティ機能 を 提 供 しま す。大 部 分 の セ キュリティ機 能(Database 図5: 列の暗号化とデータ・アクセス Vault、ネットワークおよびバックアップ暗号化)は、データ ベースのデータを変更せずに実装できます。つまり、表と索 引を再構築する必要がありません。唯一の例外は、透過的な データ暗号化です。これは本番データベースでデータを暗 号化するために設計された機能です。 透過的なデータ暗号化には 2 つの種類があります。1 つ目の 暗号化は、すでに Oracle Database 10g で使用可能で、列 図6: 表領域の暗号化とデータ・アクセス 87 88 ソース・システム Oracle >= 9.2 スループット>1000 GB/h ターゲット・システム Oracle >= 11.2 PL/SQL Package (スクリプト生成) 並列で索引作成 大規模表はネットワークでダイレクトに転送 Import Export 小さい表 < 50MB データベースの 1 ~ 5% をダンプ・ファイルとして 図7: Oracle to Oracle(「O2O」) データベース移行テクノロジーの概要 列の暗号化を使用する場合、少なくともいくつかの暗号化 ンは、SGA で暗 号 化されていないデータを見つ け、即 座 されたデータを含むデータベース・ブロックがデータベー に使用できます。 ス・キャッシュ(SGA)に転送され、ディスクの場合と同 アプリケーションによる数十、数百、または数千のインメ 様のフォーマットでキャッシュに保存されます。つまり、そ モリー・アクセスで物 理 読 込 み 処 理を追 跡できることを れらのデータを読み取る必要のあるアプリケーションは、 考えると、この新しいアプローチが CPU オーバーヘッドと SGA でそれらを見つけることができますが、データはまだ パフォーマンスに与える影響を大幅に減少させることは明 暗号化された状態です。 これは、すべてのアプリケーション らかです。一 部の最 新の CPU が 提 供するハードウェア暗 (厳密に言えば、アプリケーションの要求を読み取るすべ 号化機能を、表領域の暗号化(列の暗号化ではなく)に ての Oracle サーバー・プロセス) がデータを復 号 化す 使用できることは追加のメリットです。これは、表領域の暗 る必要があることを意味します。繰り返し説明します。ごく 号 化に伴うCPU オーバーヘッドを、最 終 的にほとんどゼ 少数の列が暗号化のために選択され、頻繁にアクセスさ ロにすることを意味します。 れない場合、これにより一定のオーバーヘッドが発生し、 システムの速度が遅くなることは明白です。 第 3 部:Oracle-to-Oracle 移行方式 Oracle-to-Oracleオフライン(「O2O」)移行方式 表領域の暗号化は、暗号化の目的が攻撃者によるデータ O2O データベース移行方式は、Oracle ACS サービスによ ベースの読取りの防止であるという考えに基づ いていま り開発されました。目的は大規模データベースを所有する す。データは、ディスクまたはテープに保存されている限 顧客に、高速でスムーズな信頼性の高い移行方式を提供 り、セキュアではありません。ディスクやテープは盗まれる することでした。 この方法は、1 時間あたり1TB 以上の移行 可能性があります。しかし、データベース・サーバー・マ 速度を提供し、移行の構成とテストに費やされる労力を削 シンは、い わば 壁で保 護された中 世 の 城 や 町と同じで、 減します。 データベース・サーバーにいったん入力されたデータは 「壁」で保護されます。 したがって、データがマシンに入る O2O は、SAP 製品が認定されたすべてのオペレーティング・ ときに一度復号化し(データがディスクから読み込まれる システムをサポートしています。O2O はオペレーティング・ とき、しかもメモリーに保存される前)、マシンを離れると システムに依存しないため、同種および異種システム・コ きに再び暗号化すれば十分です。すべてのアプリケーショ ピーの実行に使用できます。 Oracleデータベース移行テクノロジー この方法の利点は、オペレーティング・システムの変更と複 (11.2 のみ)。可能な場合、SecureFilesも圧縮されます。 数のオプションを組み合わせて、移行によるメリットを最大 • O racle 索引圧縮を使用して、ターゲット・データベースに 限に引き出せることです。 • O2O を使用した場合、プラットフォーム移行とリリース・ アップグレードを組み合わせることができます。 この移行 方式は、ソース・システムとターゲット・システムで Unix、 Windowsまたは Linux の任意の組合わせをサポートして います。このため、HP-UX 上の既存の Oracle Database 10.2 のデータベースを Exadata のデータベースに移行で きます。 • 現 在のデータベース・リリース以降のリリースに直接アッ プ グ レ ードで きま す。現 在、O2O 方 式 を 使 用 す ると、 Oracle の異なるバージョン間で直接データベースを移行 できます。このため、O2O を使用すると、Oracle 9i から Oracle 11g に直接アップグレードできます。 また、移行の 実行には Oracle の古いリリースの最新パッチ・セットを 適用する必要がありません。 索引を圧縮できます。圧縮計算の実行については、SAP Note 1109743を参照してください。各索引の適切な索引 圧縮が自動的に決定されます。 • ターゲット・システムに表を圧縮できます。 この圧縮の場 合、SAP Note 1431296 の推奨事項にしたがって、すべて の SAP 表を圧縮します。 O2O 方式でデータベースを移行する場合に必要な停止時間 は、データベース・サイズ、含まれるデータベース・オブジェク ト(SAPクラスタ表、 パーティション表) 、 および使用可能なハー ドウェア・リソース(CPU、メモリー、ストレージ、ネットワーク) により異なります。1時間あたり1TB以上の可能性があります。 O2O は、当初データベース移行のために開発されましたが、 単純なデータベースのアップグレードを実行する場合の興 味深い方法になることがあります。必要な新しいデータベー ス機能のすべてを 1 つの手順で実装できるからです。 • データベース移行作業の一環として、データベース全体を 再編成します。 これにより、表および索引内の領域を大量 に開放できます。 • 表領域のレイアウトを、新しい SAP 標準レイアウトまたは顧 客がカスタマイズしたレイアウトに変更できます。 また、単 一の表および索引を別の表領域に移動、既存または新規 の表領域とマージすることもできます。 これにより、すべての SAPシステムでデフォルトの表領域名として「PSAPSR3」な どを使用し、SAPランドスケープを統一できます。 • S AP スキーマ名を「SAPSR3」などに変更し、SAPランドス • 9i または 10g から11g へのデータベース・アップグレー ド。 アップグレードの実行前に現在のデータベース・リリー スをパッチ処理する必要がないため、ソースには特別な データベース・リリースは必要ありません。 このため、さら に時間を節約できます。 • 完 全なデータベースの再構成による、使用されていない 領域の開放 • 索 引と表の圧縮の実装。データベース・サイズを 50% 削 減します。 ケープを統一できます。 • 表領域レイアウト、またはデータ・ファイルおよびファイル・ O2Oテクノロジー システムのサイズを最適化すると、データ・ファイルとマ O2O 方式は、次の手順に基づいています(図 7 を参照して ウント・ポイントの数を大幅に削減できます。 ください)。 • 表領域は、LMTS および ASSM を使用して作成できます。 • この方式は、通常のファイル・システムを使用するデータ ベースまたは ASMもしくは Exadataファイル・システムを 使用するデータベースを作成するための適切なスクリプト を作成します。 • データ・ファイルは、ファイル・システムからOracle ASM に変換されます。 この方式は、データベースまたは表領域 を自動的に作成するために必要なスクリプトを提供します。 LOBまたは LONG データ型は SecureFiles に変換できます 1. ファイル・システムで必要な Oracle ディレクトリを定義す ることにより、ソース・システムを準備しソース・システ ムにロードします。 ファイル・システム上にスクリプトを維 持するには、わずか数 MB(通常 50MB 以下)あれば十 分です。 2. ターゲット・データベース設定の定義など、移行の基本 的な条件を定義します(ASM 構成、表および索引圧縮 の使用率、または他のデータベース機能)。次に、必要な 移行スクリプトを生成するために、PL/SQL パッケージが 実行されます。一般的なパッケージを SAP システムで実 行するには 30 ~ 60 分かかります。 89 90 3. PL/SQL パッケージが生成したスクリプトまたは独自に作 これにより、ファイル・システムの領域が節約されます。移 成したスクリプトを使用し、空のターゲット・データベース 行を検証するには、オブジェクト・レベル(オブジェクト名 を作成します。 に基づく) でソース・データベースとターゲット・データベー 4. スクリプトは作成後、データベース移行を実行するために、 ターゲット・システムにコピーされます。移行プロセスを実 行する場合、 「scheduler」 という名前のプログラムを使用で きます。 このプログラムは必要な移行スクリプト全体を正し い順番で実行し、各スクリプトの正確な実行を制御します。 スを比較し、移行の精度を確認します。2 番目の手順では、 行数をもとにソースとターゲットのすべての表を比較しま す。移行の最後に、オブジェクトおよび行レベルに基づき 移行の正確性を証明できます。 5. 移 行が完了すると、SAP 移行後のタスクを開始できます。 この schedulerを使用すると、移行を完全に制御できます。 SAP Note # 1508271で説明するように、システムは SAP これには、失敗したスクリプトの再開や「Done」に設定する により完全にサポートされます。 可能性が含まれます。scheduler は、kshで記述され、すべ ての Unix および Linuxオペレーティング・システムで稼動 O2O 方式は、 ドイツのワルドルフで Oracle ACS サービスによ します。 また、たとえば Windows がソースとターゲットで使 り開発および維持されています。O2O は、ACS サービスとして 用される場合、リモート・マシンでスケジュール・ソフトウェ 利用可能です。 アを実行できます。 スループットは、ソースおよびターゲッ ト・マシン上で使用可能なハードウェアにより異なります。 Oracle-to-Oracle Online(「Triple O」)移行方式 最高の状態では、1TB/ 時以上のターゲット・データベー O2O のオフライン方式では停止時間の要件を満たせない スを構 築できます。一 般 的に、スル ープットの平 均は、 場合、代替方法として Triple O 方式を使用できます。最初 250GB/ 時~ 500GB/ 時になります。 このスループットを達 の手順では、技術的データベース移行に使用可能な停止 成するには、データベース表に異なる移行方法を使用しま 時間を見積もります。この停止時間中に、データベース移 す。表のサイズとデータ型(SAPクラスタ表など)に基づ 行を実行するだけではなく、異種システム・コピーの場合 いて、最高の移行パフォーマンスのために、特定の表に最 は、ユーザー受入れテストと SAP 移行後のタスクも実行す 適な移行が選択されます。通常、データの大半は、移行の る必要があります。その結果、技術的データベース移行に ためのダンプ・ファイルを使用せずに、直接ネットワーク 使用できる停止時間は、アプリケーションの停止時間より で転送されます。 もはるかに短くなります。 システム・ スイッチの ための最小 ダウンタイム SAP 稼動したまま 木 10:00pm 金 10:00pm Oracle GoldenGate による キャプチャ 図8: Oracle to Oracle Online(「Triple O」) データベース移行テクノロジーの概要 土 8:00am SAP 起動 . . . 土 8:05am オンライン での後処理 Oracleデータベース移行テクノロジー そのため、Triple O 方式は、技術的データベース移行の時間を GoldenGate はオペレーティング・システムに依存しないため、 最小に短縮するために開発されました。一般的に、データベー 異種のデータベース移行でもサポートされます。 ソースに最 ス移行に必要な停止時間は、データベースのサイズとは関係 低限必要なOracleのリリースは9.2です。10gと11gへのデー なく、30 ~ 60 分です。顧客が要求する場合、移行の完了後、 タベースを直接アップグレードできます。Triple O 方式を 行数に基づきソース・データベースとターゲット・データベー 使用すると、O2O 方式のリストにあるすべての機能を利用で スを比較し、オンライン移行の正確性を確認できます。 きます。 したがって、O2OとTriple O の基本的な構成は類似 し て い ま す。移 行 ス クリ プ ト 以 外 に、Triple O で は、 Triple Oテクノロジー GoldenGate 構成スクリプトが自動的に生成されます。 Triple Oテクノロジーは、データベースの真のオンライン移行 です。GoldenGateソフトウェアを使用して、変更をオンライン 先に説明した O2O 移行のように、オンライン移行も同様に で同期化します。次にO2O バージョンを変更し、一貫性のあ 動作しています。PL/SQL パッケージはデータベースにロー る初期データベース・ロードを実行します。GoldenGate は、 ドされ、すべての必要なスクリプトを作成しオンライン移行 データベースのオンライン REDOログまたはアーカイブ・ロ を実行します。オフライン(SAP は停止)で移行スクリプト グを読み込み、データベースの REDOログに記録されたDDL を実行する代わりに、これらのスクリプトは SAP の稼動中に とDML の変更を抽出します。オペレーティング・システムと 実行されます。データの一貫したエクスポートを可能にする データベース・リリースに依存しない GoldenGate は、物理的 ために、Oracle フラッシュバック機能が使用されます。 これ な変更を REDOログ・ファイルから一般的な記述に変換し、 により、一方では表が特定の SCN(システム変更番号)へ これらの変更をトレイル・ファイルに保存します。 トレイル・ 確実にエクスポートされ、他方ではエラーのない適用を保 ファイルのボリュームは、一般的にREDOログのボリュームの 証 す る た め に、表 か ら 表 へ の 特 定 の SCN に 対 す る 30 ~ 50%です。GoldenGate を使用するには、データベース GoldenGate プロセスを構成できます。各表の個別の SCN 上でサプリメンタル・ロギングを有効にする必要があります。 のフェッチ、および GoldenGate 構成ファイルの更新は、移 行を実行する schedulerソフトウェアにより実行されます。 GoldenGate のトレイル・ファイルは、ネットワーク接続を使 用したGoldenGate により、または NFSを介してトレイル・ファ オンライン移行の 1 つの課題は、GoldenGate プロセスと イルをターゲット・システムに提供することにより、ターゲット・ 初 期のデータ・ロードにより生 成される追 加のロード処 データベース・サーバーに送信されます。 ターゲット・サイド 理です。多くの場合、ソース・システムの現在のハードウェ では、ファイルは適用プロセスにより読み込まれます。適用プ アは旧式で、すでに現在のアプリケーション・ロードによ ロセスは、ターゲット・システムのトレイル・ファイルの内容 り完全に使用されています。そのため、実働に影響を与え から生成されたネイティブ SQL 文を実行します。 したがって、 ずに、システムに追加のロードを加えることができません。 各 DML は適切な insert、updateまたは deleteコマンドに変 オンライン移行を可能にするには、このような状況におい 換されます。 また、異種のシステム・コピーにもGoldenGate ても、GoldenGate プロセスのダウンストリーム・キャプ を使用できるようにします。 チャを実行可能にします。このような構成では、本番シス テムからのアーカイブ・ファイルは、異なるサーバーで分 オンライン移行は任意に開始または停止できます。移行の開 析および抽出されます。サーバーでは、同じバイト・オー 始または停止のために停止時間は必要ありません。 さらに、こ ダーのみが要求され、同じ OS は要求されません。このた の移行方式には、特別なデータベース・パッチも特別なデー め、HP-UX、AIX および Sun Solaris(ビッグ・エンディ タベース・パッチのレベルも必要ありません。Triple O は、任 アン)、Linux、Windows(リトル・エンディアン)クロス・ 意の 9i、10gまたは 11g バージョンで動作し、DMLとDDL の プラットフォームからのデータベース・アーカイブ・ファ 変更をサポートします。 そのため、移行中の SAPシステム使用 イルを処理できます。 に制限(転送の停止など)はありません。すべての操作を通 したがって、本番環境をアンロードし、本番システムのリソー 常どおりに実行できます。R/3システムとBWシステムが完全 スを維持するために、異なるハードウェアで GoldenGateプ にサポートされます。 ロセスを実行できます。 91 92 本番システムの初期のデータ・ロード処理に問題がある 中に、データベースの変更は、GoldenGateトレイル・ 場合は、代わりにシャドウ・データベースを使用できます。 ファイルに永 続 的に記 録されます。初 期ロードの継 続 そのため、Triple O 移行を完全に本番システムの外部で 時間は、データベースのサイズとデータベースのアン 実行でき、古い旧式なハードウェア上でもオンライン移行 ロードで同 時に実 行できるジョブの数によって異なり を実行できます。 ます。一般的に、アンロードは 48 時間以内に完了しま す。 システム・ロードが大きい大規模データベースをサポー トするために、GoldenGate をさまざまな方法で構成でき ます。大きい REDO ログ・ファイルのボリュームを処理す る機能を強化する場合、最大 34 の GoldenGate プロセス を定義できます。各プロセスは、これらの表の DMLと DDL の 変 更を 抽 出 するために、複 数 の 表を 取 得します。PL/ SQL パッケ ージ は、各 表 の デ ータベ ース に 記 録され た DML 変更に基づき負荷分散を実行します。REDO ログを 抽 出するために、最 大 34 のプロセスを構 成できます。1 つの GoldenGate 抽出プロセスは、24 時間以内に 1TB の REDO を処理できます。 一般的に、ターゲット・システムでの適用には、REDOログ・ ファイルの抽出よりも多くのプロセスが必要です。通常の SAP システム 5 に対して、10 の適用プロセスが要求され ます。大 規 模な BW システムでは、20 以 上の 適 用プロセ スが 必 要になる場 合 があります。各 抽 出プロセスに最 大 34 の適用プロセスを定義すると、GoldenGate の構成に 最大限の柔軟性を持たせることができます。ここでも、各 抽出の割り当られた表は、ワークロードの分散を実行する ことにより、定義された適用プロセスの数に割り当てられ ます。した がって、2 層 のアー キテクチャを 使 用 すると、 1000 以上の適用プロセスが可能です。 オンライン 移 行 の 一 般 的 なプロジェクト計 画 には、次 の フェーズがあります(図 8 を参照してください)。 1. 移行を準備し、移行プロセスを生成します。 2. G oldenGat プロセスを開始し、本番システムまたは異 なるサーバーのダウンストリームにデータベースの変 更を記録します。記録された変更は、トレイル・ファイ ルにリストされます。ファイルはネットワークを使用して ターゲット・マシンに送信され、ファイル・システムに 保存されます。 3. 本 番サーバーまたはシャドウ・データベースから、SCN ベースの初期データ・ロードを実行します。初期ロード 4. 初 期ロードが完了すると、ターゲット・マシンの適用プ ロセスが開始されます。初期データ・ロードが実行中 は、提供を開始できないため、ソース・システムとター ゲット・システム間に時間の空白ができます。2 つのシ ステムを同期させるには、時間の空白を埋める必要が あります。 5. ソ ースおよびターゲット・データベース間の時間の空 白を埋めるために十分な時間が必要です。必要な時間 は、適用する必要のある変更の数、適用する必要のあ る処理の種類、適用プロセスの数、ターゲット・システ ムのパフォーマンスによって異なります。 6. ソ ースおよびターゲット・システム間の時間の空白が 埋められると、両方のシステムは最終的な切替えまで、 同時に動作することができます。 一般的に、オンライン移行は、最終的な切替えの 5 日前に 開始されます。ただし、すべての必要なアクティビティに十 分な時 間を取るために、必 要に応じて、移 行を 1 週 間 以 上前に開始できます。 Oracleデータベース移行テクノロジー データセンター移行向けのTriple O 4. 初 期アンロードが完了すると、NASデバイスはソース・シ 多くの場合、データセンター間でシステムを転送する必要が ステムから切り離され、 ターゲット・データセンターに配送 あります。必要な理由は、データセンターの統合や、 プロバイ します。 ダの変更などがあります。 この場合、データベース・センター 5. NASデバイスはターゲット・システムに接続され、 ターゲッ の間に非常に限られたネットワーク接続のみが存在します。 ト・データベースがNASデバイスからロードされます。 そのため、初期ロードとGoldenGateプロセスを同時に実行 するために十分な帯域幅が提供されない可能性が高くなり ます。ネットワークで全データベースのロードを実行するに は、少なくとも1ギガバイトの接続が必要です。WAN接続の 場合、通常100メガバイト以下が使用可能です。 この場合で も、前述した30~60分の最小停止時間で、完全なオンライ ン移行を実行できます。 これを達成するには、次のアプロー チが必要です。 1. 移行を準備し、移行プロセスを生成します。 2. G oldenGatプロセスを開始し、本番システムまたは異なる サーバーのダウンストリームにデータベースの変更を記 録します。記録された変更は、 トレイル・ファイルにリスト されます。 ファイルはネットワークを使用してターゲット・ マシンに送信され、ファイル・システムに保存されます。 ネットワ ー ク 帯 域 幅 の 使 用 を 最 適 化 す る た め に 、 GoldenGate転送を5分の1~7分の1に圧縮できます。 3. 本 番サーバーまたはシャドウ・データベースから、SCN ベースの初期データ・ロードを実行します。帯域幅を節約 するために、データベースはNASサーバーの複数のダン プ・ファイルにダンプされます。1つのNASデバイスを使用 して、150GB/時のスループットを達成できます。 6. 初 期ロードが完了すると、ターゲット・マシンの適用が開 始されます。 7. ソースおよびターゲット・データベース間の時間の空白を 埋めるために十分な時間が必要です。必要な時間は、適 用する必要のある変更の数、適用する必要のある処理の 種類、適用プロセスの数、 ターゲット・システムのパフォー マンスによって異なります。 8. ソースおよびターゲット・システム間の時間の空白が埋め られると、両方のシステムは最終的な切替えまで、同時に 動作することができます。 このアプローチを使用すると、限定されたネットワーク接続 で接続されたデータセンター間の移行が可能になります。 GoldenGateの強化された構成オプション(ダウンストリー ム・キャプチャ、初期データベース・ロードでのシャドウ・デー タベースの使用)を使用すると、非常に重要なパフォーマン スを持つ大規模データベースでさえ、最小の停止時間で移 行できます。オンライン移行は、大規模な移行プロジェクト 中、追加の停止時間なしに実行されるため、移行コストが削 減されます。 93 94 「最新のテクノロジーでSAPシステム運用を最適化」 オラクルと富士通が共同でセミナーを開催 ~SAP on Oracleで実現する次世代クラウド基盤セミナーレポート~ 2012 年 2 月9日東京、同 15日大阪にて、オラクルと富士通が共同で「次世代クラウド基盤セミナー~ SAP の運用を最適化するプラ イベート・クラウド~」と題したセミナーを開催した。 「富士通とオラクルは 20 年以上にわたる協業の実績を持ち、ハードウェアの共同開発からOS、データベース、アプリケーションの分 野までグローバルなレベルで非常に密接なアライアンス関係にある。当然、SAPをお使いのお客様にも両社で最適なプラットフォー ムを提供していく」と富士通株式会社 ERPビジネスセンター 部長 柳沢広之氏による冒頭の挨拶。 高い性能が求められるSAPシステム、止められない SAPシステム、複雑化するSAPシステム... 多くの企業が抱えるさまざまな課題を解決するために、SAP 環境における最新の Oracle Database 情報をはじめ、UNIX サーバー 「SPARC Enterprise」、初のクラウドOS「Oracle Solaris 11」、 そしてデータベースマシン「Oracle Exadata」 といった SAPプライベート・ クラウド基盤を支えるプラットフォーム・ソリューションを紹介した。 富士通株式会社 ERP ビジネスセンター 部長 柳沢 広之 氏 富士通株式会社 プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション 技術統括部 部長 志賀 真之 氏 富士通株式会社 富士通 -SAPコンピテンスセンター SAP 認定テクノロジコンサルタント 河原 哲也 氏 SAPユーザー注目の 3テーマについて講演 ・SAP on Solaris 11/SPARC Enterprise ・SAP on Oracle Database 11g R2 ・SAP on Oracle Exadata プライベート・クラウドをSAP 基盤として構築する際の最新のテクノロジーについてご紹介 RAC、セキュリティ(暗号化)、DB 高速移行などもご紹介 SAPジャパン社内に富士通サーバー製の SAP on RACデモ環境を常設 実際の案件での利用をベースにナレッジ共有 「最新のテクノロジーでSAPシステム運用を最適化」オラクルと富士通が共同でセミナーを開催 クラウド基盤には SPARC EnterpriseとSolaris 11 の組 合わせがもっとも最適 最初に、富士通株式会社 プラットフォーム技術本部 プロダク トソリューション技術統括部 部長 志賀真之氏から富士通と オ ラ ク ル が 共 同 で 開 発 す る UNIX サ ー バ ー SPARC 説明と機能評価検証報告に加え、表領域暗号化といったデー タベース・セキュリティの実装や新しいクラウド基盤にダウン タイムを削減しながら移行する高速マイグレーション手法な ど、富士通とオラクルが共同検証の中で培ってきたノウハウ がふんだんに披露されていた。 Enterprise の紹介があった。国内 UNIX サーバー市場でシェ なお、今回構築した Oracle RAC for SAP システムは SAP アNo.1、顧客満足度 No.1を誇るSPARC Enterprise は「ハー ジャパン本社内に自由に触れるデモ環境として公開されて ドウェアとOS のバランスで実現する高い実行性能」「最大 いる。実際に行って、見て、触って、最新の Oracle Database 512 論理 CPUまでのリニアなスケーラビリティ」 「仮想化統合 のテクノロジーを体感して欲しい。 しても安心のひとつ上の信頼性」がお客様に評価され、ミッ ションクリティカルな領域で多く採用されていると主張する。 志賀氏は、この高性能・高信頼な SPARC Enterpriseと最 新のクラウドOS Solaris 11 が提供する仮想化技術の組合 卓 越した パフォーマンスで 業 務 の 在り方を変える Oracle Exadata を SAP ユーザも続々と採用開始 わせは SAP システムにも最適だという。Solaris 11 ではお客 最後に、日本オラクル株式会社 SAP アライアンス シニア 様要件に応じて 3 つの仮想化方式から選択することができ マネジャー 岩崎護氏から、2011 年 6 月に SAP 認定を取得 る。 「ハードウェアパーティション」「Oracle VM Server for したばかりのデータベースマシン「Oracle Exadata(以下、 SPARC(旧 LDoms)」「Oracle Solaris Containers」だ。 コ Exadata)」について、SAP 導入事例からお客様が得られる ンポーネントごとに開発・検証・本番の 3 システムランドス 価値を紹介された。Oracle Databaseが持つRAC、暗号化、 ケープを構築する SAP システムにとって、Oracle Solaris 圧縮などの最新機能を正しく活用することを否定するわけ Containers の「ゲストOS 分のリソースが不要な利用効率 ではないと断りながらも、 「ハードウェアとソフトウェアの良 の高い仮想統合」は非常に有効だろう。一瞬で作成できる さを最大限に引き出す Engineered Systems、事前構成と 仮想環境のクローンは差分コピー機能でディスク容量も消 最適化されたデータベース専用マシンが Exadata だ。既存 費しない。古い資産をそのまま有効活用できる Solarisレガ の SAP システムに手を加えることなくシンプルにコンソリ シーコンテナ、別サーバーへの移行も容易と運用面でのメ デートでき、全社のデータベース統合基盤として SAP ユー リットも多い。 しかもOS 標準の機能のため無償で利用でき、 ザーもExadataのさまざまなメリットを享受できることから、 統合すればするほど大きなコスト削減効果が期待できる。 多数の引き合いを受けている」と岩崎氏は語る。 SAP 環境のプライベート・クラウド化を検討されるユーザー は一度検討してはいかがだろうか。 SAP 環境での活用については、SAP ERP のバッチ処理時間 が従来かかっていた 11 時間 30 分から3 時間 45 分と1/3 に 短縮された事例、SAP BW のデータ分析で最大 24 倍の高速 日本初実装!高可用性とスケーラビリティを両立する Oracle RAC for SAP 化を実現した事例など、既に本稼動しているシステムでの具 体的な効果が説明されていた。Exadata はオンラインとバッ チ、また OLTPとOLAP、どのようなワークロードでもコストを 「コストを削減しながら高可用性とスケーラビリティを両立す 削減しながら改善を図ることができる。 オラクルではパフォー ることができる唯一のデータベース、それがOracle RAC(Real マンスに課題を抱えるSAP ユーザーに対しPoC(Proof of Application Clusters)だ。今回、オラクルと共同で、富士通 Concept)の場を提供しているということなので、ぜひご相談 の IA サーバー PRIMERGYとストレージ ETERNUS 上に、OS いただきたい。 には Oracle Linuxを採用し、ディスクリソースを仮想化する Oracle ASM(Automatic Storage Management)とOracle Grid Infrastructure 上で SAPアプリケーションの可用性を担 保するSAPCTL(SAP Control)を組み合わせた日本初とな るOracle RAC for SAP の実装を行った。 」そう語るのは富士 通株式会社 富士通 -SAPコンピテンスセンター SAP 認定テク ノロジコンサルタントの河原哲也氏。続けて、 「クラウドを実現 する技術を理解するためにも、オンプレミスのシビアな要求 に応えてきた機能を深く知ることは非常に重要だ。 」と説く。 本セッションでは、この Oracle RAC for SAP 実装手順の詳細 セッション資料の公開先 今回発表のあった資料は以下に公開されている。本セミナーに参加 されなかった方もぜひ最新の SAP on Oracle 情報を確認してほし い。オラクルと富士通はお客様に最適な SAP プラットフォーム・ソ リューションを継続的に共同で開発・展開していくことになってい る。今後も両社の取り組みにご期待いただきたい。 http://www.oracle.co.jp/sap/event/ 95 96 SAP用Oracle Sun ITインフラの重要情報(ストレージ、システム、OS、仮想化および管理) SAP用Oracle Sun ITインフラの重要情報 (ストレージ、システム、OS、仮想化および管理) oracle.com/sapに掲載されている主要な文献(ソリューション概要、データ・シートおよびホワイト・ペーパー)の一部 http://www.oracle.com/technetwork/systems/index.html http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solaris/overview/index.html http://www.oracle.com/us/solutions/sap/infrastructure/index.html 次のドキュメントが掲載されています。追加のドキュメントをダウンロードできます。 概要: システム/サーバー: • Oracleの統合Sun Serverおよびストレージ・システムの全 • Oracleの統合Sun Serverおよびストレージ・システムの全 製品 製品 • SAPアプリケーション用のOracleインフラ・ソリューション • Sun SPARC T5440サーバー • OracleによるSAPソリューションのプラットフォーム • O racleシステムのSAPビジネス・オブジェクトのスケーラビ • SAP環境最適化のOracleのITインフラ リティとパフォーマンスの構成 Solaris: 仮想化: • Oracle Solaris 10 • Oracle仮想化テクノロジーとSAP NetWeaver対応の演算 • Oracle Solaris 10 : パフォーマンス上の利点 • S APエンタープライズ・アプリケーションをサポートする Solaris 10の役割 • SAPソリューションのパフォーマンスと効率性 : Intel Xeon ベースのサーバーで稼動するOracle Solaris 10 • Oracle Solaris 10の機能をIntel XeonプロセッサでSAP コントローラ • O racleインフラ・テクノロジーを使用したクラウド内のSAP ERP • Oracle Solaris 10で仮想化テクノロジーを使用してSAPシ ステムの停止時間を最小化 • SAP環境の停止時間の最小化 ソリューションに活用する • SAP環境の停止時間の最小化 その他: • Oralce Soraris ContainersへのSAP NetWeaver Master • OracleのSunシステムで稼動するSAP BWA Data Managementの配置 ストレージ: • OracleのSun ZFS Storage Appliance for SAPによるスト レージ・ソリューションの改善 • Oracle Sunストレージの7000 Unified Storage Systems とSAPシステム用XMLベースのアーカイブ化 • SAP中規模ビジネス用Oracle Sunシステム 1 # Database Worldwide Vendor Share Oracle 45.2% IBM 20,7 Microsoft 20,4% Oracle Database Trusted by 305,000 Customers Worldwide oracle.com/goto/database or call 1.800.ORACLE.1 Source: IDC, “Worldwide Relational Database Management Systems 2010 Vendor Shares , ”DC #228593, June 2011; Table 1, (Relational Database Management Systems). Vendor share is based on software license and maintenance revenue. Copyright © 2011, Oracle and/or its a affiliates. All rights reserved. Oracle and Java are registered trademarks of Oracle Corporation and/or its a affiliates. Other names may be trademarks of their respective owners. 98 Oracle Solarisと最新のデータベースについてのノートは、service.sap.comをご確認ください ノート番号 ノートタイトル DB バージョン Overview: 機能とサポート 105047 Support for Oracle Functions in the SAP Environments 720886 Oracle Database 10g Integration into the SAP Environment Oracle DB 10g 828268 Oracle Database 10g ‒ New Functions Oracle DB 10g 1398634 Oracle Database 11g Integration in SAP Environment Oracle DB 11g 1426979 SecureFiles ‒ The New Way to Store LOB Data Oracle DB 11g 1430669 BR*Tools support for Oracle 11g Oracle DB 11g 1431800 Oracle 11.2 Central Technical Note Oracle DB 11g 1434131 Oracle Database 11.2 for SAP versions Oracle DB 11g All DB Versions Overview: ライセンスとメンテナンス情報 581312 Oracle Database Licensing Restrictions All DB Versions 740897 Oracle License Scope & Required Oracle Options All DB Versions 1028068 Required Oracle Options for DBA Cockpit All DB Versions 1110995 Extended Maintenance for Oracle Version 10.2 Oracle DB 10g 1339724 Oracle 10.2 Extended Support Oracle DB 10g 1654734 Extended Support contract required for 10.2.0.5 PSU and SBP Oracle DB 10g DB Option: Compression (+ Disc Space) 1109743 Use of Index Key Compression for Oracle Databases All DB Versions 1289494 FAQ Oracle Compression All DB Versions 1431296 LOB Conversion and Table Compression with BRSPACE 7.20 Oracle DB 11g 1436352 Advanced Compression for SAP Systems Oracle DB 11g 1464156 Support for Index Compression in BRSPACE 7.20 1583303 Deferred Segment Creation All DB Versions Oracle DB 11g DB Option: Partitioning 742243 General Table Partitioning All DB Versions 859841 Deinstallation of Oracle Partitioning Option (SAP BW) All DB Versions Partitioning Engine for Oracle All DB Versions 1333328 DB Option: Real Application Clusters (RAC) 527843 1550133 Oracle RAC Support in the SAP Environment Automatic Storage Management (ASM) All DB Versions Oracle DB 11g DB Option: Real Application Testing (RAT) 1426980 The Real Application Testing Option Oracle DB 11g DB Option: Security 973450 Advanced Security ‒ Network Encryption All DB Versions 974876 Advanced Security ‒ Transparent Data Encryption All DB Versions 1324684 Advanced Security ‒ Backup Encryption All DB Versions All DB Versions 1355140 Using Oracle Database Vault in an SAP Environment 1597194 Installing Oracle Database Vault in an SAP Environment Oracle DB 11g 1502374 Database Vault for SAP Policy Scripts Oracle DB 11g Oracle DB related Notes for SAP ノート番号 ノートタイトル DB バージョン DB Administration: Tools 355770 Oracle Enterprise Manager Database Control All DB Versions 386413 Oracle Enterprise Manager (OEM) in the SAP Environment All DB Versions 1589924 SAP Workload Management via Oracle Resource Manager Oracle DB 11g DB Administration: Backup & Recovery 937492 Oracle Flashback FAQ All DB Versions 966117 Oracle Flashback Database Technology All DB Versions Exadata I Exalogic 1590515 SAP Software and Oracle Exadata Oracle DB 11g 1617188 SAP Software and Oracle Exalogic Oracle DB 11g 1619343 SAPinst for Oracle Exadata on Oracle Linux and Solaris X86 Oracle DB 11g OS Platforms: General 1508271 Oracle to Oracle Online Migration ( Triple O ) 1565179 SAP Software and Oracle Linux Oracle DB 11g 1567511 Oracle Linux 5.x SAP installation and Upgrade Oracle DB 11g 1575609 Future HP-UX Support All DB Versions All DB Versions OS Platforms: Virtualization 1002461 Support of IBM Dynamic LPAR and Micropartitioning All DB Versions 1173954 Support of Oracle for VMware All DB Versions 1426182 Support of Oracle Database for XEN and KVM All DB Versions Technical Details: Installation, Upgrade, Patches 1431751 Quick Reference for ADRCI and ADR Oracle DB 11g 1431793 Upgrade Scripts Oracle DB 11g 1431794 Instant Client Oracle DB 11g 1431795 Patches/Patch Collections Oracle DB 11g 1431796 Troubleshooting the Software Installation Oracle DB 11g 1431797 Troubleshooting the Database Upgrade Oracle DB 11g 1431798 Database Parameter Settings Oracle DB 11g 1431799 Current Patch Set Oracle DB 11g 99 本冊子は、2012年Oracle Corporation, Oracle for SAP Global Technology Center発行 「Oracle for SAP Technology Update No.21」 を一部翻訳、再構成したものです。 本カタログの情報は、 2012年5月現在のものです。実際の製品とは内容が異なる場合があります。 *OracleとJavaは、 Oracle Corporationおよびその子会社、 関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。 文中の社名、 商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。 日本オラクル株式会社 〒107- 0 0 6 1 東 京 都 港 区 北青山2 -5 -8オラクル青山センター oracle.com/jp お問い合わせ窓口 TEL URL 0120-155-096 oracle.com/jp/direct 代理店名 Copyright © 2012, Oracle. 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