イギリス「English in Chester」での語学研修と旅行

湖水地方グラスミア
渡辺信也(埼玉県富士見市)
のカフェテリア
期 間:2011 年 5 月 21 日~6 月 22 日 計 33 日間
参加者:7名
リーダー:島田貢代
費 用:約 37 万円 航空運賃、授業料、コテッジ、
ホームステエクスカーション、レンタカー、
電車賃、ロンドンホテル、食事その他費用。
研修先:English in Chester 校(イングランド北部)
コッツウォルズ観光 6 月 11 日~6 月 17 日
コテッジを拠点に、レンタカーで、グロスター、
ボートン・オン・ザ・ウォーター、ストウ・オン・ザ・ウォ
ルド、ストラットフォード、チェプストウ等を観光。
ロンドン観光 6 月 17 日~6 月 22
ロンドンは訪問経
験者が多いので自由
行動とし、各人、ツ
アーでは味わえない
ロンドンを堪能しま
した。私はロンドン
表裏を足で歩き、そ
ロンドンの裏道
の美しさを満喫しました。
エクスカーション先で全員集合
【トピックス】
はじめに、私は、英会話初心者ですが、初めて W.S.C
の重要な活動の一つである海外語学研修に、英会話力
抜群の才色兼備女性軍団“ドライフラワーズ”6名に
黒一点として参加させていただき、我が人生上素晴ら
しい経験をいたしました。
英会話はアメリカンイングリシュが主流の昨今、ピ
ュアな英語を学べるのはイギリス本土しかない、まず
は本場の英語を学ぶのが大切と思い参加いたしました。
実際、現地の英語教師等ピュアな英国人が話す英語は
本当に綺麗だなあと思いました。
英語授業 5 月 21 日~6 月 11 日
当校は英国公認の語学学校で、私達はホームステイ
し、50+コース(シニア講座)に参加しました。
私達日本人 7 名と、スイス、イタリア、ドイツ、ス
ペイン等ヨーロッパ系シニア、総人数約 20 名で 4 ク
ラスに分かれ、先生主導のもと、様々なテーマや語学
ゲームを中心に和気藹々と English only で語り合い
ました。研修は大変充実したものでした。
午後または終日、学
校主催のエクスカー
ションに参加、各国の
シニアとの交流を図
りました。主な先は、
チェスター街、アーデ
チェスター校
ィングホール、ポーウ
ィー城、ビートルズ博物館、アイアンブリッジ、北ウ
ェルス・ボナント
ガーデン、コンウ
ィー城、湖水地方、
スピリットダンス
(マンチェスター
オペラハウス)
、ほ
か多数。
(1)まず、語学研修で驚いたことは、ヨーロパ系外
国人は英語をしゃべり互いに理解していることです。
ホームステイ先で一緒になったイタリア人マリア(女
性)
、フランス人シルビー(女性)はホスト夫妻と楽し
げに会話しています。飼い犬のサム、テスも英語を理
解しています。マリアの英語は超イタリア的発音で、
私は何回聞いてもわからない、しかし家主もシルビー
もわかっているのです。私は蚊帳の外に置かれたよう
に感じショックでした。学校も同様でした。
大方の日本人は、最初に課せられるペーパーテスト
では彼等を上回る成績を取ります。しかし、リスニン
グ・スピーキングとなるといまいち困難に直面します
(私だけかも知れませんが)
。
美しいチェスター中心街
1
彼らは、語源と語順が同じなので容易に理解できる
のでしょう。数カ国語を話せるといっても不思議では
ありません。なれど、羨ましく悔しい。ともあれリス
ニングとスピーキングが大切と痛感いたしました。
さらに、ストラットフォードでは駐車違反をし、罰
金の支払場所探しと支払い額の掛け合い(50 ポンドを
25 ポンドに引き下げ)に蔵野朋子さん等が大奮闘、彼
女達も精力を使い果たしました。本当に凄い経験をし
たものです。
(2)外国人は気さくでフレンドリーで愉快で、私達
はすぐに友達になりました。この語学研修には、研修
を通じ国際交流を深めるという大きな役割があると思
いました。
ドイツ人アルツール氏(男性・IC関係会社の社長)
は日本人とすぐに親しくなり日本女性のアイドル的存
在でした。彼はビール愛好家で、私も彼とパブに数回
(5)コテッジでの朝夕の食事は最高。 食事作りは、
口の肥えた家庭の主婦 6 人も揃い、腕によりをかけ、
その力を発揮しました。これまでのイタリアン、イギ
リス風食事はそれなりに美味しかったが、私達全員、
彼女達の料理の美味しさに舌鼓を打ちました。やはり
日本人の作った料理は多彩で美味しい!
行きました。
研修生全員がメールアドレスの交換をし、今後の交
流機会を膨らましました。
(3)イギリスのパブは素晴らしい! タプ(Tap)形
式で、地ビールが多種あり、大変美味。
他国のビールも揃え、
某パブではアサヒビー
ルもありました。雰囲
気はインテリジェンス
とロマンに溢れており、
また、ぜひ行きたいと
思いました。
コテッジでの豪華な晩餐
(6)イギリスは国全体が緑、緑の牧場といった感じ
でこの上なく美しい。 日本国土の 2/3 の広さですが、
高い山がなく丘また丘で、牧場・林・畑が延々と続き
とても広く感じました。その緑の美しさは素晴しかっ
た。街も、スクラップアンドビルドは論外、古いもの
を大切にするというイギリス国民のアイデンティティ
を実感、感服いたしました。地方ばかりかロンドン等
都市部も、表通り・裏通りともに、古い建物と並木、
公園、庭園がビッシリと並び、緑とレンガ色の建物の
美しさが際立っていました。
最後に、今回の語学研修旅行は 33 日間と短いもの
パブのビールは美味!
(4)他国でのレンタカー運転に精力使い果たす。ま
ず、ラウンド・アバウト!イギリスは日本と同じ左側
通行と安易に考えたのが過ちでした。全ての交差点が
ラウンド・アバウト。初心者には恐ろしく難しい。
そこには信号機がなく、中心エリアに大きな林があ
る四つ、五つ、六つ、七つ角を、時計方向に回転しつ
つ、道路表示板を読みながら、脱出しなければなりま
せん。間違えると遥か先まで行かないと方向転換がで
きません。
何度間違えたことか。
多大な時間を費やし、
ナビゲーターの彼女達とともに疲れ果てました。
“泣き面に蜂”
、パンクまでしました!レンタカー
はフォードの新車「ギャラクシー」
。積荷を降ろして収
納庫を開いて見たら、スペアタイヤも工具も搭載して
ないことに驚愕。英会話堪能な伊藤由紀子さんにガソ
リンスタンドや救助隊に折衝していただき、何とか車
交換ができたのは夜 11 時頃。事故を心配し、私達3
人はサービスエリアで夜明ししました。先にコテッジ
に到着している電車組 4 人は、スーツケースや食料が
全て車なので何もなく、手元にわずかに残っているお
菓子を分け合って飢えをしのぎ、
着の身着のまま就寝、
翌朝の車到着を待ちわびていました。
ではありましたが、英語力の向上ばかりでなく多くの
外国人との交流ができ、美しい風物を堪能でき、実り
の多いものでありました。今後もイギリスでの語学研
修が続きますことを切に望みます。
そして、今回の語学研修・旅行はリーダーの島田貢
代さんの多大なご尽力によるものであることを参加者
全員にかわりこの書面をかり、改めて感謝、お礼を申
し上げます。
めでたく
修了証書受領
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