WebEx レコーダーと プレーヤー ユーザーガイド 3.23 著作権 © 1997–2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco WebExおよびCisco WebExロゴは、米国Cisco Systems, Inc.および /または米国とその他の国における登録商標です。その他の社名および製品名は各社の商標または登録商標です。 U.S. Government End User Purchasers. The Documentation and related Services qualify as "commercial items," as that term is defined at Federal Acquisition Regulation ("FAR") (48 C.F.R.) 2.101. Consistent with FAR 12.212 and DoD FAR Supp. 227.7202-1 through 227.7202-4, and notwithstanding any other FAR or other contractual clause to the contrary in any agreement into which the Agreement may be incorporated, Customer may provide to Government end user or, if the Agreement is direct, Government end user will acquire, the Services and Documentation with only those rights set forth in the Agreement. Use of either the Services or Documentation or both constitutes agreement by the Government that the Services and Documentation are commercial items and constitutes acceptance of the rights and restrictions herein. 著作権宣言文は他の言語に翻訳されている場合があります。英語版と翻訳版で相違や矛盾が発生する場合、英語版が優 先するものとします。 040611 www.webex.com 目次 第 1 章 概要................................................................................................................. 5 第 2 章 WebEx レコーダーとプレーヤーについて .................................................... 7 WebEx ネットワークベースレコーダー (NBR) と WebEx ネットワーク記録プレ ーヤー (ARF ファイル対応) について .................................................................... 7 WebEx レコーダーとプレーヤー (WRF ファイル対応) について ......................... 8 スタンドアロンレコーダーについて ........................................................................ 8 WebEx レコーダとプレーヤー (WRF ファイル対応) のシステム要件 .................. 8 第 3 章 レコーダーを使用する .................................................................................... 9 第 4 章 スタンドアロンレコーダーを使用する ......................................................... 13 アプリケーションまたはデスクトップを記録する ................................................. 13 記録中に他のアプリケーションに切り替える ........................................................ 16 複数のアプリケーション操作の同時記録 ............................................................... 16 第 5 章 記録中にレコーダーパネルを隠す ................................................................ 17 第 6 章 注釈の記録.................................................................................................... 21 ミーティングの記録中に注釈を付ける................................................................... 21 スタンドアロンレコーダーでの注釈の作成............................................................ 21 第 7 章 記録データにマーカーを挿入する ................................................................ 23 第 8 章 スタンドアロンレコーダーでの音声の記録.................................................. 25 音声記録を行う場合のシステム要件 ...................................................................... 25 一般的なシステム要件 ..................................................................................... 26 i 電話会議を記録するための入力デバイス......................................................... 26 統合型 VoIP 会議を記録するための入力デバイス .......................................... 27 自分の声だけを記録する場合の入力デバイス.................................................. 27 ファイルに音声を記録する場合の入力デバイス .............................................. 28 音声を記録するためのサウンドカードの設定 ........................................................ 28 記録の音声品質の指定............................................................................................ 31 音声記録を有効または無効にする .......................................................................... 32 記録中に音声入力の音量を調整する ...................................................................... 33 記録用のファイルサイズの見積もり ...................................................................... 34 第 9 章 高品質の記録 ................................................................................................ 35 ビデオ品質を向上させる ........................................................................................ 35 音声品質を向上させる............................................................................................ 36 記録を編集する....................................................................................................... 37 第 10 章 記録を配布する........................................................................................... 39 第 11 章 WebEx プレーヤーを使用する .................................................................. 41 WebEx プレーヤーをインストールする ................................................................ 41 記録中の音声を聞くためのシステム要件 ............................................................... 41 記録を再生する....................................................................................................... 41 記録内の移動 .......................................................................................................... 43 フルスクリーン表示での再生を操作する ............................................................... 45 再生時に音声を調整する ........................................................................................ 46 プレーヤーコンソールを表示または非表示にする ................................................. 47 ii 第 12 章 再生をトラブルシュートする ..................................................................... 49 音声に関する問題 ................................................................................................... 49 ビデオに関する問題 ............................................................................................... 50 第 13 章 WebEx レコーダーおよびプレーヤーをアンインストールする ................ 51 索引............................................................................................................................... 53 iii 1 概要 第 1 章 このガイドは、WebEx レコーダーおよび WebEx プレーヤーの使い方が記載 されています。このガイドは、Web サービスのユーザーアカウントがあるこ とを前提にしています。 目的... 参照先... WebEx レコーダーとプレーヤーについての 概要を理解する WebEx レコーダーとプレーヤーについて 『7ペー ジ』 レコーダーを使用する レコーダーを使用する 『9ページ』 スタンドアロンレコーダーを使用する スタンドアロンレコーダーを使用する 『13ペー ジ』 記録中にレコーダーパネルを隠す 記録中にレコーダーパネルを隠す 『17ページ』 注釈の記録 注釈の記録 『21ページ』 記録データへのマーカーの挿入 記録データにマーカーを挿入する 『23ページ』 音声を録音 スタンドアロンレコーダーでの音声の記録 『25ペ ージ』 ファイルサイズの見積もり 記録用のファイルサイズの見積もり 『34ページ』 高品質な記録の作成 高品質の記録 『35ページ』 記録の配布 記録を配布する 『39ページ』 WebEx プレーヤーを使用する WebEx プレーヤーを使用する 『41ページ』 再生エラーのトラブルシューティング。 再生をトラブルシュートする 『49ページ』 5 2 WebEx レコーダーとプレー ヤーについて 第 2 章 WebEx レコーダーを使用して、マウスの移動や注釈を含め、コンピュータ の画面上のすべての操作を記録したビデオを作成できます。また、同期され た音声をキャプチャすることもできます。 WebEx のレコーダーとプレーヤーには、次のバージョンが用意されていま す。 WebEx ネットワークベースレコーダー (NBR) と WebEx ネットワーク 記録プレーヤー (ARF ファイル対応) WebEx レコーダーとプレーヤー (WRF ファイル対応) WebEx 記録エディタ WebEx ネットワークベースレコーダー (NBR) と WebEx ネットワーク記録プレーヤー (ARF ファイ ル対応) について ネットワークベースレコーダーは、オンラインミーティング中に使用できます。 このレコーダーでは、画面上の操作と音声は WebEx 記録サーバー 上にキャ プチャされます。それにより、お使いのコンピュータのプロセッサリソースお よびハードディスク容量が節約されます。サーバーは記録データを自動的に処 理し、WebEx サービスサイトの [マイ記録] ページに記録ファイルを送信し ます。 ネットワークベースレコーダーを使用すると、ミーティングの電話会議のすべ ての音声を簡単にキャプチャできます。電話記録アダプタ (電話機をコンピュ ータのサウンドカードに接続するデバイス) を使用する必要はありません。た だし、統合型 VoIP 会議の音声をキャプチャする場合は、このレコーダーでは なく 統合型ミーティングレコーダーを使用してください。 7 第 2 章: WebEx レコーダーとプレーヤーについて WebEx レコーダーとプレーヤー (WRF ファイル対 応) について 統合型ミーティングレコーダーは、オンラインミーティング中に使用できます。 このレコーダーでは、 またはデスクトップでの画面上の操作と音声がキャプ チャされ、記録データがコンピュータ上の記録ファイルに保存されます。 統合型レコーダーを使用すると、統合型 VoIP 会議やメディアファイルによっ て再生された音声など、コンピュータを通じて再生したすべての音声が記録さ れます。また、電話機とコンピュータを接続する電話記録アダプタを使用する ことにより、従来の電話会議の音声をキャプチャすることもできます。 スタンドアロンレコーダーについて スタンドアロンレコーダーは、オフライン (つまりオンラインミーティングの 外) でのみ使用可能です。 このレコーダーを使用すると、コンピューター上 の任意のアプリケーションでのすべての画面上の操作を記録し、それをコンピ ュータ上の記録ファイルに保存できます。 スタンドアロンレコーダーは、ソフトウェアのデモンストレーション、チュー トリアル、および販促資料などを作成するために役立ちます。 アプリケーシ ョン記録の音声をキャプチャするには、マイクをコンピュータに接続してくだ さい。 スタンドアロンレコーダーは、お使いの WebEx サービスサイトからダウンロ ードすることができます。 WebEx レコーダとプレーヤー (WRF ファイル対 応) のシステム要件 WebEx レコーダとプレーヤー (WRF ファイル対応) の最低システム要件を 次に示します。 Microsoft Windows 2000、XP、2003、Vista Microsoft Internet Explorer 6.0 SP1 または 7.0、または Firefox 3.0 以降 注意: 統合型レコーダーおよびスタンドアロンレコーダーで音声を記録するには、これら 以外にも機器が必要です。詳細については、音声録音のためのシステム要件 『25ページ』 を参照してください。 8 3 レコーダーを使用する 第 3 章 オンラインミーティングの記録を開始すると、コンピュータ上のファイルへ の記録の保存が開始されます。記録用に十分なディスク容量があることを確 認してください。記録用のファイルサイズ情報は、記録のファイルサイズ予 測 『34ページ』を参照してください。 注意:ミーティングをスケジュールするとき、ミーティング中に録音する電話会議を設定 する必要があります。 サードパーティの電話会議サービスを使用している場合、電話会議を記録サーバーに接 続するには、ミーティング中にお使いのサービスの「ダイヤルアウト」機能を使用する 必要があります。ミーティングを開始する前に、ダイヤルアウトの説明をお手元に用意 してください。 記録するミーティング中の音声をキャプチャするには、コンピュータのサウ ンドカードを設定し、適切な音声入力デバイスを接続します。詳細について は、 スタンドアロンのレコーダーで音声を記録する 『25ページ』を参照し てください。 オンラインミーティングの記録を開始するには: 1 [ ミーティング] メニューから、[レコーダーの設定] > [このコンピュータ に記録]を選択します。 2 [このコンピュータに記録] が選択されていることを確認します。 3 以下のいずれかの作業を行ってください: 9 第 3 章: レコーダーを使用する ミーティング、イベント、またはセッションメニューで、記録開始を 選択してください。 顧客サポート担当 ダッシュボードで、[セッション] タブをクリック して、次に [セッションを記録] をクリックします。 WebEx レコーダーは、顧客がセッションに参加した後にのみ開くことが できます。また、顧客からセッションを記録する権限を与えられていな いとセッションを記録できません。 4 記録済みミーティングに名前をつけて保存 ダイアログボックスで、記録 の保存先を選択し、ファイル名を指定して [保存] をクリックします。 レコーダーパネルが表示されます。 5 レコーダーパネルで、[記録] ボタンをクリックします。 レコーダーパネルの 進行状況 および ファイルサイズ は、現在の記 録時間を時分秒で、および記録ファイルの現在のサイズをキロバイトで 表しています。 10 第 3 章: レコーダーを使用する 記録を一時停止、再開するには: レコーダーパネルで、[一時停止] ボタンをクリックします。 記録を再開するには、[一時停止] ボタンを再度クリックします。 記録を終了するには: レコーダーパネルで、[停止] ボタンをクリックします。 WebEx レコーダーは、あなたの記録ファイルを .wrfの拡張子を持つ WebEx 記録形式 (WRF) で保存します。 注意: 記録時に、次のような作業を行うことができます。 記録に表示されないようにレコーダーパネルを隠す。詳細については、記録中に 記録パネルを隠す 『17ページ』を参照してください。 注釈ツールを使用して画面上の特定領域を強調する。詳細については、注釈を記 録する 『21ページ』を参照してください。 マーカーを設定して、後でレコーダー内の位置を速やかに特定できるようにす る。詳細については、マーカーを記録に挿入する 『23ページ』を参照してくだ さい。 既定では、主催者とプレゼンタだけが統合型ミーティングレコーダーを使用してオン 11 第 3 章: レコーダーを使用する ラインミーティングを記録することができます。出席者は、プレゼンタにより記録す る権限を与えられた場合にだけ、オンラインミーティングを記録することができま す。 12 4 スタンドアロンレコーダーを 使用する 第 4 章 以下のタスクを実行して、スタンドアロンレコーダーを使用できます: アプリケーションまたはデスクトップの操作の記録 記録中の他のアプリケーションへの切り替え 複数のアプリケーションの記録 アプリケーションまたはデスクトップを記録する アプリケーションまたはデスクトップ操作の記録を開始すると、コンピュータ 上のファイルへの記録の保存が開始されます。記録用に十分なディスク容量が あることを確認してください。記録用のファイルサイズ情報は、記録のファイ ルサイズ予測 『34ページ』を参照してください。 記録するアプリケーションやデスクトップ操作の音声をキャプチャするには、 コンピュータのサウンドカードを設定し、適切なオーディオ入力デバイスを接 続する必要があります。詳細については、 スタンドアロンのレコーダーで音 声を記録する 『25ページ』を参照してください。 WebEXレコーダーを開始するには: お使いのコンピュータのデスクトップから、次のいずれかの作業を行ってくだ さい: [開始] をクリックして、[プログラム]、[WebExレコーダー&プレーヤー] を ポイントしてから [WebExレコーダ]をクリックします。 コンピュータのデスクトップ上の [WebEx レコーダー] ショートカット をダブルクリックします。 [WebExレコーダー]コンソールが表示されます。 13 第 4 章: スタンドアロンレコーダーを使用する 記録を開始するには: 1 [WebEx レコーダー]コンソールで、[アプリケーションを開く] ボタンをク リックします。 2 [WebExレコーダー- アプリケーションを開く] ダイアログボックスで、ア プリケーションまたはデスクトップを選択します。 3 [選択] をクリックします。 4 記録を保存する場所を選択します。 5 [ファイル名] ボックスにファイル名を入力し、[保存] をクリックします。 6 レコーダーパネルで、 記録 ボタンをクリックします。 記録を一時停止、再開するには: レコーダーパネルで、[一時停止] をクリックします。 14 第 4 章: スタンドアロンレコーダーを使用する 記録を再開するには、[一時停止] ボタンを再度クリックします。 記録を終了するには: レコーダーパネルで、[停止] をクリックします。 WebEx レコーダーは、あなたの記録ファイルを .wrfの拡張子を持つ WebEx 記録形式 (WRF) で保存します。 WebExレコーダーを終了するには: [ファイル] メニューの [終了] を選択します。 注意: 記録時に、次のような作業を行うことができます: 先に WebEx レコーダー を停止することなく、他のアプリ ケーションの操作を記録する。詳細については[記録中の別 のアプリケーションへの切り替え 『16ページ』]を参照して ください 同時に複数のアプリケーションの操作を記録する。詳細に ついては、複数のアプリケーションを同時に記録する 『16 ページ』を参照してください。 記録に表示されないようにレコーダーパネルを隠す。詳細 については、記録中に記録パネルを隠す 『17ページ』を参 照してください。 注釈ツールを使用して画面上の特定領域を強調する。詳細については、注釈を記録す る 『21ページ』を参照してください。 マーカーを設定して、後でレコーダー内の位置を速やかに特定できるようにする。詳 細については、マーカーを記録に挿入する 『23ページ』を参照してください。 15 第 4 章: スタンドアロンレコーダーを使用する 記録中に他のアプリケーションに切り替える スタンドアロンレコーダーを使用してアプリケーションの記録を開始したら、 WebEx レコーダー を停止しないでも、他のアプリケーションに切り替えて記 録することができます。こうすることによって、複数のアプリケーションの操 作を順番にキャプチャした単一の記録ファイルを作成することができます。 1 記録を一時停止します。 WebEx レコーダー ボタンが、あなたのコンピュータのタスクバーに表示 されます。 2 [WebEx レコーダー] をクリックします。 3 リストから、現在記録しているアプリケーションを選択して、強調表示し ます。 4 [選択解除] をクリックします。 5 リストから、記録する他のアプリケーションを選択します。 6 [選択] をクリックします。 7 記録を再開します。 複数のアプリケーション操作の同時記録 あるアプリケーションの記録を開始したら、 WebEx レコーダーを停止しなく ても、他のアプリケーションの記録を同時に開始することができます。 複数のアプリケーションの操作を同時に記録するには: 1 記録を一時停止します。 WebEx レコーダー ボタンが、あなたのコンピュータのタスクバーに表示 されます。 16 2 [WebEx レコーダー] をクリックします。 3 リストから、記録する他のアプリケーションを選択します。 4 [選択] をクリックします。 5 記録を再開します。 5 記録中にレコーダーパネルを 隠す 第 5 章 スタンドアロンレコーダーの場合のみ 通常、記録中は画面にレコーダーパネルが表示されるため、レコーダーパネ ルも記録されます。記録を開始する前に、レコーダーパネルを隠すこともで きます。レコーダーパネルを隠した場合、ホットキー を押すことによって 記録を一時停止したり、終了することができます。ホットキーは、コンピュ ータのキーボード上のキーの組み合わせです。 レコーダーパネルを隠すには: 1 スタンドアロンレコーダーのレコーダーコンソールから、[設定] メニュ ーの [WebEx レコーダーの設定] を選択します。 2 次のいずれかの作業を行ってください: 統合型レコーダーを使用している場合は、[ミーティング]} ウィンド ウの [ミーティング] メニューで [レコーダーの設定] [レコーダー パネル] の順に選択します。 [WebEx レコーダーの設定] ダイアログボックスが表示されます。 17 第 5 章: 記録中にレコーダーパネルを隠す 3 スタンドアロンレコーダーを使用している場合は、レコーダーコンソ ールから、[設定] メニューの [WebEx レコーダーの設定] を選択し ます。 [レコーダーパネル] タブまたは [レコーダーパネルの設定] で、[記録時 にレコーダーパネルを隠す] チェックボックスを選択します。 [一時停止/再開] および [停止] ボックスに、既定のホットキーが表示さ れます。記録中に適切なホットキーを押すことにより、記録を終了した り、一時停止することができます。 4 5 18 オプションです。独自のホットキーを指定するには、[一時停止/再開] ま たは [停止] ボックスをクリックして、次のいずれかの操作を行ってくだ さい。 別の文字を入力する。 Ctrl キーまたは Shift キーを押しながら、適切なキーを押す。 Ctrl キーと Shift キーを押しながら、適切なキーを押す。 [OK] をクリックします。 第 5 章: 記録中にレコーダーパネルを隠す 隠したレコーダーパネルを表示するには: 記録中に、記録の一時停止または終了に割り当てられているホットキーを押 します。 既定のホットキーを次に示します。 記録の一時停止:Ctrl+Alt+P 記録の停止:Ctrl+Alt+S 19 6 注釈の記録 第 6 章 記録中に、ハイライトツールを使って注釈を付けることができます。注釈は、 記録の再生時に表示されます。 ミーティングの記録中に注釈を付ける ネットワークベースのレコーダーまたは統合型レコーダーを使用してオンラ インミーティングを記録している場合、 ミーティングで使用可能な注釈ツー ルを使用できます。 たとえば、アプリケーションを共有している場合、ツー ルパネルの注釈ツールを使用して自分または他の参加者が作成した注釈は、記 録に表示されます。 注釈ツールの使用方法の詳細については、サービスセン ターのオンラインヘルプを参照してください。 スタンドアロンレコーダーでの注釈の作成 スタンドアロンレコーダーを使用して注釈を作成するには: 以下の いずれか の作業を行ってください: レコーダーパネルで、[注釈] をクリックします。 コンピュータのタスクバーの右下から、[記録] ボタンをクリックします。 表示されるメニューより、[注釈] を選びます。 21 第 6 章: 注釈の記録 記録しているアプリケーションのタイトルバーから、[記録] をクリックし ます。 表示されるメニューより、[注釈] を選びます。 マウスポインタがハイライトされ、注釈を作成することができます。 注釈の色を変更するには: 1 ハイライトされたマウスポインタを右クリックします。 2 表示されたメニューから、[注釈の色] を選択します。 3 表示されたカラーパレットから、違う色を選択します。 注釈モードを終了するには: 22 1 ハイライトされたマウスポインタを右クリックします。 2 表示されるメニューより、[注釈の停止] を選びます。 7 記録データにマーカーを挿入 する 第 7 章 記録中に、記録データにマーカーを 1 つまたは複数挿入することができま す。マーカーは、WebEx 記録エディタでの記録ファイルの編集時に、記録 ファイル中の特定の場所をすぐに見つけるためのプレースホルダです。詳細 については、[WebEx 記録エディタ] または 記録を編集する 『37ページ』 を参照してください。 たとえば、オンラインミーティングを記録中に誰かが重要なコメントを行っ た場合、その時点でマーカーを簡単に挿入することができます。その後、記 録データの編集時には、そのコメントが行われた時点を簡単に特定し、移動 することができます。 マーカーは、レコーダーパネルまたはホットキー (お使いのコンピュータの キーボードの単独のキーまたはキーの組み合わせ) のいずれかを使用して挿 入することができます。ホットキーは、記録中にレコーダーパネルを隠す設 定を行った場合に便利です。 レコーダーパネルを使用して記録データにマーカーを挿入するには: レコーダーパネルで、[マーカーの挿入] ボタンをクリックします。 ホットキーを使用して記録データにマーカーを挿入するには: 1 スタンドアロンレコーダーのレコーダーコンソールから、[設定] メニュ ーの [WebEx レコーダーの設定]を選択します。 2 次のいずれかの作業を行ってください: 23 第 7 章: 記録データにマーカーを挿入する 統合型レコーダーを使用している場合は、[ミーティング] ウィンドウ の [ミーティング] メニューで [レコーダーの設定] > [レコーダーパ ネル] の順に選択します。 [WebEx レコーダーの設定] ダイアログボックスが表示されます。[レ コーダーマーカー] タブのボックスに、既定のホットキーが表示され ます。記録時にこのホットキーを押すと、マーカーを挿入できます。 スタンドアロンレコーダーを使用している場合は、レコーダーコンソ ールから、[設定] メニューの [WebEx レコーダーの設定] を選択し ます。 [WebEx レコーダーの設定] ダイアログボックスが表示されます。[レ コーダーマーカーの設定] のボックスに、既定のホットキーが表示さ れます。記録時にこのホットキーを押すと、マーカーを挿入できます。 3 4 24 オプションです。独自のホットキーを指定するには、ボックス内をクリ ックして、次の いずれか の操作を行ってください。 Ctrl キーまたは Shift キーを押しながら、適切なキーを押す。 Ctrl キーと Shift キーを押しながら、適切なキーを押す。 [OK] をクリックします。 8 スタンドアロンレコーダーで の音声の記録 第 8 章 統合型ミーティングレコーダーまたはスタンドアロンレコーダーのいずれ かを使用している場合は、オプションで、使用している音声入力デバイスの 種類に応じて次のソースからの音声を記録できます: 電話会議 (オンラインミーティングに参加している場合) 統合型 VoIP 会議 (オンラインミーティングに参加している場合) オーディオファイルやビデオファイルなどのリッチメディアファイル WebEx レコーダーは、アプリケーションまたはミーティングで行った一連 の操作と音声を自動的に同期します。 注意: ネットワークベースのレコーダーを使用している場合、記録サーバーにより電話会 議の音声が自動的にキャプチャされます。追加の音声入力デバイスを接続する必要はあ りません。詳細については、レコーダーを使用する 『9ページ』を参照してください。 音声記録を行う場合のシステム要件 音声記録用のシステム要件には以下が含まれます: 一般的なシステム要件情報については、 一般システム要件 『26ページ』 を参照してください。 要求される入力デバイスに関する情報については、次のトピックを参照し てください: 電話会議を記録するための入力デバイス 『26ページ』 統合型 VoIP 会議を記録するための入力デバイス 『27ページ』 自分の声だけを記録する場合の入力デバイス 『27ページ』 ファイルに音声を記録する場合の入力デバイス 『28ページ』 25 第 8 章: スタンドアロンレコーダーでの音声の記録 一般的なシステム要件 統合型ミーティングレコーダーまたはスタンドアロンレコーダーで音声を記 録する場合、コンピュータが以下のシステム要件を満たしていなければなりま せん。 Intel Pentium III 667 MHz 以上 128 MB 以上の RAM Creative Labs Sound Blaster または同等のサウンドカード 推奨するサウンドカードの一覧は、Web サイトのレコーダーとプレーヤー に関する FAQ を参照してください。 音声をキャプチャするための入力デバイス キャプチャする音声の種類に応じて適切な入力デバイスを使用してくださ い。 電話会議を記録するための入力デバイス オンラインミーティングの電話会議を記録するには、以下のいずれかの方法で 記録するコンピュータを電話に接続する必要があります。 電話記録アダプタ: 電話をコンピュータのサウンドカードに接続します。 電話記録アダプタは、電話会議中のすべての音声をキャプチャします。 TLP-102 Telephone Logger Patch および TMP-636 Transmit と Receive Patch の 2 つの DynaNetric 社の電話記録アダプタが、WebEx レコーダー と互換性があります。電話記録アダプタをコンピュータのサウンドカード に接続する方法は、DynaMetric の説明書を参照してください。 オーディオやビデオファイルなどのリッチメディアファイルの音声を記録 するには、電話とコンピュータ間の双方向の音声をサポートする電話記録 アダプタを使用する必要があります。つまり、コンピュータのサウンドカ ードの入力ジャックと出力ジャックの両方に接続する必要があります。 DynaMetric TMP-636 アダプタは、双方向のオーディオをサポートしていま す。 DynaMetric 電話記録アダプタの購入方法は、次の Web アドレスを参照し てください。 www.dynametric.com 『www.dynametric.com』 www.dynametric.com/webex_purchasing.html 『 www.dynametric.com/webex_purchasing.html』 26 ユニバーサルマルチメディアアンプ: 電話をヘッドセットとコンピュータ のサウンドカードに接続します。 第 8 章: スタンドアロンレコーダーでの音声の記録 ユニバーサルマルチメディアアンプを電話記録アダプタとして使用し、電 話会議中のすべての音声をキャプチャすることができます。電話会議、統 合型 VoIP 会議、およびスタンドアロンの記録セッションで頻繁に発言す るような場合は、電話のヘッドセットとコンピュータのヘッドセットを切 り替えることができるため、ユニバーサルマルチメディアアンプを使用す るのが理想的です。および WebEx レコーダーとの互換性が確認されてい るユニバーサルアンプとしては、次のものがあります。Plantronics MX10 Universal Amplifier UCF リッチメディアファイルなどの共有ファイルに音声を記録するには、 電話とコンピュータ間の双方向の音声をサポートするユニバーサルマルチ メディアアンプを使用する必要があります。つまり、コンピュータのサウ ンドカードの入力ジャックと出力ジャックの両方に接続する必要がありま す。Plantronics MX10 Universal Amplifier は、双方向のオーディオをサポー トしています。 Plantronics ユニバーサルマルチメディアアンプの購入方法は、次の Web アドレスを参照してください: www.plantronics.com 『www.plantronics.com』 RCA 出力ジャックのある会議電話 会議電話またはスピーカー電話を使用して音声をキャプチャするには、電 話の RCA 音声出力ジャックを、コンピュータのサウンドカードのマイク 入力ジャックに接続します。 注意: 音声品質の向上と簡便性の面からは、電話会議の記録時には電話ヘッドセッ トを使用することをお勧めします。 統合型 VoIP 会議を記録するための入力デバイス オンライン 中に統合型 VoIP 会議の音声を記録する場合、次のいずれかの音 声入力デバイスを使用することができます。 マイク: コンピュータのサウンドカードのオーディオ入力ラインに接続し ます。 コンピュータヘッドセット: コンピュータのサウンドカードのオーディオ 入力ラインに接続し、マイクとイヤホンを備えています。 ヒント: オンライン で、従来の電話会議と統合型 VoIP 間を頻繁に切り替えるような 場合は、ユニバーサルマルチメディアアンプを使用してください。 自分の声だけを記録する場合の入力デバイス ソフトウェアのデモンストレーションの記録のように、自分の音声だけを記録 する場合は、電話会議または統合型 VoIP 会議用の任意の音声入力デバイスを 使用することができます。 27 第 8 章: スタンドアロンレコーダーでの音声の記録 ファイルに音声を記録する場合の入力デバイス オーディオファイルやビデオファイルなどのリッチメディアファイルに音声 を記録するには、記録するコンピュータに次のいずれかの音声入力デバイスを 接続する必要があります。 電話記録アダプタ ユニバーサルマルチメディアアンプ 音声を記録するためのサウンドカードの設定 統合型ミーティングレコーダーまたはスタンドアロンレコーダーを使用して 音声の記録を開始する前に、次の作業を行ってコンピュータのサウンドカード を設定してください。 サウンドカードを選択する:コンピュータに複数のサウンドカードがある 場合は、音声の記録と再生を行うために使用するサウンドカードを選択し ます。 オーディオの音量の調整 28 音声のキャプチャ時の WebEx レコーダー の感度を決定する、マイク や電話のオーディオ入力ボリュームを調整します。 スピーカーやイヤホンのオーディオ出力ボリュームを調整します。 マイクの設定 記録の場合、使用するサウンドカードに応じてマイクの入力設定が選択 されているか、またはミュートされていないことを確認してください。 また、他のすべての入力コントロールがミュートされているか、または 選択されていないことも確認してください。 再生の場合は、使用するサウンドカードに応じてマイクの入力設定が選 択されていないか、またはミュートされていることを確認してください。 コンピュータのサウンドカードは、次のいずれかの方法で設定することが できます。 音声設定ウィザードを使用する。このウィザードは、スタンドアロン版の WebEx レコーダー でしか使用できません。ウィザードは自動的に、マイ クに応じた記録および再生の設定を行います。 サウンドカードの音量コントロールおよび Windows のサウンドレコーダ ーを使って、サウンドカードを設定する。 第 8 章: スタンドアロンレコーダーでの音声の記録 サウンドカード:音声設定ウィーザードで設定;音声設定ウィザード;音声設 定ウィザードを使用してサウンドカードの設定 1 WebEx レコーダーコンソールで、[設定] メニューの [音声設定ウィザー ド] を選択します。 2 ウィザードに表示される指示に従って作業を行います。 ヒント: マイクのレベル (音声入力ボリューム) を調整する場合、実際の記録時に使用 するオーディオ入力デバイスに向かって何か話してください。たとえば、電話会議の 音声を記録するために電話記録アダプタを使用する場合は、アダプタを接続して、電 話をかけて、電話またはヘッドセットのマイクに話しながらマイクのレベルを調整し ます。 サウンドカードを手作業で設定するには: 1 次の手順にしたがって、サウンドカードの音量コントロールを開きます。 a) コンピュータのデスクトップから、[スタート] メニューをクリックし ます。 b) [プログラム] の [アクセサリ] を選択し、次に [エンターテイメント] を選択します。 c) [ボリュームコントロール] を選択します。 29 第 8 章: スタンドアロンレコーダーでの音声の記録 2 [オプション] メニューの [プロパティ] を選択します。 3 オプションです。コンピュータに複数のサウンドカードがある場合は、[ミ キサーデバイス] リストから、記録に使用するサウンドカードを選択しま す。 4 [再生] を選択し、次に [OK] をクリックします。 5 [ボリュームコントロール] ダイアログボックスで、使用するサウンドカー ドに応じて [マイク] の設定がミュートされているか、または選択されて いないことを確認してください。 6 [オプション] メニューの [プロパティ] を再度選択します。 7 [録音] を選択し、次に [OK] をクリックします。 8 [録音コントール] ダイアログボックスで、使用するサウンドカードに応じ て [マイク] の設定が選択されているか、またはミュートされていないこ とを確認してください。 [録音コントール] ダイアログボックスを画面に表示したままにしてくだ さい。 9 次の手順に従って、Windows のサウンドレコーダーを開始します: a) コンピュータのデスクトップから、[スタート] メニューをクリックし ます。 b) [プログラム] の [アクセサリ] を選択し、次に [エンターテイメント] を選択します。 c) [サウンドレコーダー] を選択します。 10 30 実際の記録時に使用する音声入力デバイスに話しかけながら、サウンドレ コーダーを使って音声を記録します。 第 8 章: スタンドアロンレコーダーでの音声の記録 11 話しながら、必要に応じてマイクの音量を調整してください。音量を調整 するには、[録音コントロール] ダイアログボックスの [音量] スライダー を使用します。 12 記録内容を再生します。 13 音声が小さすぎるような場合は、 マイクの音量を大きくしてください。音 声が大きすぎるような場合は、マイクの音量を小さくしてください。 14 必要な場合は、声の録音を続けながらマイクの音量を調整してください。 サウンドカードの音量調整および Windows Sound Recorder を利用して、サ ウンドカードを手動で設定してください。 記録の音声品質の指定 統合型ミーティングレコーダーまたはスタンドアロンレコーダーを使用する 前に、録音が適切なレベルの音声品質となるように設定できます。そのために は、次の設定を行います: 音声圧縮スキーマ: コーデック とも呼ばれます。記録された音声を、ど の WebEx レコーダーで圧縮または変換するかを決定します。圧縮スキー ムは、記録された音声の全般的な品質、つまり選択できる音声サンプリン グレートの種類、および記録ファイルのファイルサイズにも影響します。 音声サンプリングレート: 記録された音声の明瞭性と精度、および記録の ファイルサイズに影響します。レートは KHz で表されます。これは、レ コーダーが 1 秒間に音声のサンプルをキャプチャする回数を意味します。 利用する記録の種類に応じて、次のいずれかの音声圧縮スキームを選択するこ とができます: G.723: 既定の設定で、大部分のユーザーに適しています。電話会議の音声 のキャプチャ、およびインターネットを通じたストリーム再生用に最適化 されています。統合型 VoIP 会議で音声を記録するために必要です。この 設定では、一般的な記録には十分なサンプリングレートの 8KHz で音声を キャプチャします。 PCM: よりよい品質の音声を記録できますが、ファイルサイズも大きくな ります。記録するサンプリングレートは、8KHz、228KHz、または 448KHz 31 第 8 章: スタンドアロンレコーダーでの音声の記録 から選択することができます。CD-ROM で配布するような記録にしかお勧 めできません。 注意: ネットワークベースレコーダーを使用している場合、音声圧縮スキームまたは音声サ ンプリングレートを設定することはできません。ネットワークベースのレコーダーで は、常に G.723 圧縮スキームが使用され、8KHz のレートで音声がキャプチャされ ます。ただし、通常はほとんどの目的に関して、この設定で良好な品質の音声を記録 できます。 音声品質の設定は、スタンドアロンレコーダーでしか指定することはできません。た だし、スタンドアロンレコーダーで行った音声の設定は、サポートセッション中の統 合型レコーダーにも適用されます。 記録の音声品質を指定するには: 1 コンソールで、[設定] メニューの [音声の設定] を選択します。 2 以下のいずれかの作業を行ってください: 統合型レコーダーを使用している場合は、[ミーティング] ウィンドウ の [ミーティング] メニューで、[レコーダーの設定] にマウスを置き、 [音声パネル] を選択します。 スタンドアロンレコーダーを使用している場合は、 コンソールから、 [設定] メニューの [音声の設定] を選択します。 3 [音声圧縮スキーム] ドロップダウンリストから、圧縮スキームを選択しま す。 4 [PCM] 圧縮スキームを選択した場合、[音声サンプリングレート] ドロッ プダウンリストでサンプリングレートを選択してください。 5 [OK] をクリックします。 音声記録を有効または無効にする 既定として、WebEx レコーダーの統合型およびスタンドアロンバージョンは、 コンピュータのサウンドカードから音声を記録するよう設定されています。け れども、音声の記録を有効または無効にできます。 記録中に音声の記録を有効または無効にするには: レコーダーパネルで、[PC 音声を記録] チェックボックスを選択または選択を 解除することで、音声の記録をオンまたはオフにします。 32 第 8 章: スタンドアロンレコーダーでの音声の記録 記録中に音声入力の音量を調整する アプリケーションまたはミーティングの記録時に、マイクの音声入力の音量を 調整することができます。音量は録音時の [WebEx レコーダー] の感度に影 響します。 記録時に音声入力ボリュームを調整するには: マイクに話している時に、[マイクの音量] スライダを使ってマイクの音量を 調整します。 マイクの音量スライダ 音量インジケータ マイクの音量が、[マイクの音量] インジケータの最高レベル以下になってい ることを確認してください。 ヒント: 記録を開始する前にマイクの音声入力ボリュームを調整しておくことをお勧め します。記録中の音量調整は、必要に応じて微調整する場合にだけ行ってください。録 音前に入力音量を調整する方法の詳細については、音声録音のためのサウンドカードを 設定するを参照してください。 33 第 8 章: スタンドアロンレコーダーでの音声の記録 記録用のファイルサイズの見積もり 音声なしの場合、WebEx レコーダーは 1 時間の記録でおよそ 10MB のビデ オデータがキャプチャされます。ただし、アプリケーションまたは WebEx レ コーダーで頻繁に操作を行っているような場合は、WebEx レコーダーにより 多くのデータがキャプチャされる可能性があります。 音声を記録する場合、WebEx レコーダーがキャプチャするデータ量は、選択 した音声圧縮スキームとサンプリングレートによって大きく異なります。利用 可能なサンプリングレートと、 がキャプチャする推定データ量を次に示しま す。 WebEx レコーダーの音声圧縮スキームと サンプリングレートの設定 1 時間にキャプチャする記録データの推定値 G.723、8 KHz 15 MB PCM、8 KHz 70 MB PCM、22 KHz 170 MB PCM、44 KHz 325 MB 注意: ネットワークベースレコーダーを使用している場合、音声圧縮スキームまたは音声 サンプリングレートを設定することはできません。ネットワークベースのレコーダーで は、常に G.723 圧縮スキームが使用され、8KHz のレートで音声がキャプチャされます。 ただし、通常はほとんどの目的に関して、この設定で良好な品質の音声を記録できます。 34 9 高品質の記録 第 9 章 WebEx レコーダーは、 毎秒 2.5 フレームでビデオをキャプチャしています。 このレートでは、ファイルサイズを比較的小さく保ちながら、高品質の記録 を作成することができます。ただし、記録品質は他の様々な要素に影響され ます。記録品質を改善するヒントに関しては以下のセクションをご覧くださ い: ビデオ品質改善のヒントに関しては、ビデオ品質の改善 『35ページ』を ご覧ください。 音質改善のヒントに関しては、音質の改善 『36ページ』をご覧ください。 記録の編集のヒントに関しては、記録の編集 『37ページ』をご覧くださ い。 ビデオ品質を向上させる WebEx Recorder では、急にマウスを動かすと、きちんと操作をキャプチャ できないことがあります。 そのため、記録時にはまずゆっくりとマウスを 移動し、順次マウスの移動速度を大きくするようにしてください。 ボタン、メニュー、または他のオブジェクトをクリックする前に、それら のオブジェクトの上でいったんマウスポイントを静止してください。 そう することによって、WebEx Recorder にオブジェクトをクリックする前のマ ウスポインタの位置が正しくキャプチャされます。 複雑で長時間の操作を記録する場合は、記録を開始する前にその操作順序 や内容を書き留めておくことをお勧めします。 統合型ミーティングレコーダーまたはスタンドアロンレコーダーを使用し ていて、記録内容を一般に公開または多数の人々に配布する場合は、記録 を開始する前にモニタの解像度を 800x600 ピクセルに設定してください。 これより大きい解像度で操作を記録すると、低解像度のモニタを使用する コンピュータで記録を再生した場合に、画像の一部が欠けてしまう可能性 があります。 ネットワークベースのレコーダーを使用している場合は、記録を開始する 前にモニタの解像度を 1024×768 ピクセルに設定してください。 35 第 9 章: 高品質の記録 音声品質を向上させる 36 再生時に聞こえる音声の品質は、サウンドカード、マイク、およびスピー カーなどのコンピュータ機器の品質に大きく依存しています。 記録中の音 声品質が低い、またはおかしいような場合は、これらの機器を良いものに 変更することを検討してください。 間違いを避けるために、記録を開始する前に音声の記録内容を書き留めて、 整理してください。 マイクの音声入力ボリュームの音量が適切なレベルに設定されていること を確認してください。 一般的には、入力ボリュームを音割れしない最高の 音量に設定すると、その音声が忠実に再生されます。 最適な入力音量を設 定するには、 の音声設定ウィザードを使用するか、またはサウンドカード のボリュームコントロールを使用してください。 詳細については、音声記 録用あなたのサウンドカードを設定するを参照してください。 (ネットワ ークベースレコーダーの場合は該当しません。) 電話会議の音声を記録する場合は、電話ヘッドセットを使用してください。 通常、この機器を利用すると、電話ハンドセットまたはスピーカーホンを 使用するよりも良好な音声品質を確保することができます。 詳細について は、記録音声用システム要件記録 『25ページ』を参照してください。 統合型 VoIP 会議の音声を記録する場合は、コンピュータヘッドセットを 使用してください。 この機器を利用すると、標準的なマイクを使用するよ りも良好な音声品質を確保することができます。 詳細については、記録音 声のためのシステム要件 『25ページ』を参照してください。 (ネットワー クベースレコーダーの場合は該当しません。) マイクを使用して音声をキャプチャする場合、マイクから一定の距離を置 いて話すようにしてください。 WebEx レコーダーでは、通常マイクから 15cm ほど離れて話すと、明瞭な音声をキャプチャすることができます。 また、様々な距離で話して、自分で最適な距離を確認することもできます。 (ネットワークベースレコーダーの場合は該当しません。) 利用する記録の種類に応じて、適切な音声サンプリングレートを選択して ください。 アプリケーションまたは を記録する前に、様々なサンプリン グレートを試しておくこともできます。 音声サンプリングレートの選択の 詳細については、次を参照してください 表 記録の音声品質を指定する 24 『31ページ』(ネットワークベースレコーダーの場合は該当しません。) 不要な雑音が記録されないように、記録は静かな場所で行ってください。 記録中は、紙、本、筆記具などの雑音を発生させる物を移動するようなこ とは避けるようにしてください。 マイクに話す際には、明瞭に再生できるようにするために、各単語を強調 しながらはっきりと話すようにしてください。 第 9 章: 高品質の記録 記録を編集する ご利用の Web サイトにエディタオプションが用意されている場合、記録を配 布する前にエディタを使用して、長時間の空白や間違いなどの不要なデータを 削除することができます。 また、 エディタを使用して別の記録データを追加 したり、記録データを再配置することもできます。 さらに、 エディタを使用 して記録中に、CD 上のトラックのようなセグメントを定義することもできま す。ユーザーは WebEx プレーヤーを使った再生時に、定義されたセグメント に移動することができます。 エディタの詳細については、Meeting Center Web サイトの『WebEx 記録エデ ィタのユーザーガイド』を参照してください。 Training Center サービスに Presentation Studio インテグレーションのオプシ ョンが含まれている場合は、Presentation Studio エディタを使用して記録を編 集することもできます。 このエディタを使用して、記録にスライドを追加し たり、テストを挿入したり、ナレーションを追加することができます。 詳細 については、Training Center のオンラインヘルプを参照してください。 37 10 記録を配布する 第 10 章 記録を完了し、必要に応じて編集を行ったら、次のような方法で記録を配布 することができます: WebEx サービス Web サイトまたは [マイ WebEx] の[マイファイル] セクションに記録を公開します。詳細については、オンラインヘルプを 参照してください。 自社の Web 管理者に、記録を会社の Web サイトに公開するように依頼 します。会社のサイトを参照したユーザーが記録へのリンクをクリック すると、必要に応じてユーザーのコンピュータに WebEx プレーヤー が 自動的にダウンロードされ、次に記録が再生されます。記録をストリー ム配信することにより、わざわざ記録ファイルをダウンロードしないで も記録データを再生することができます。 インターネットを介して記録を公開し再生する方法の詳細については、 Web サイトで記録をストリーミングするを参照してください。このガイ ドは、WebEx サービスWeb サイトの記録と再生に関する FAQ から参 照することができます。 記録ファイルを直接対象ユーザーに配布する。対象ユーザーが WebEx プレーヤーを持っていない場合は、Web サイトの記録と再生ページから WebEx プレーヤーインストールプログラムをダウンロードして、それを 対象ユーザーに提供することができます。 39 11 WebEx プレーヤーを使用す る 第 11 章 WebExプレーヤーを使えば、WebEx レコーダーを使用して作成された記録 を再生することができます。WebEx 記録の形式は (.wrf) ファイルです。 WebEx プレーヤーをインストールする WebEx プレーヤーがない場合、または WebEx プレーヤーインストーラをダ ウンロードして記録を配布するユーザーに提供する場合、インストーラを WebEx Web サイトの記録と再生ページからダウンロードすることができます。 記録中の音声を聞くためのシステム要件 形式 (.wrf) ファイル中の音声を聞くには、お使いのコンピュータが次の要件 を満たしていなければなりません。 Creative Labs サウンド Blaster または同等のサウンドカード スピーカー、またはヘッドホンジャックとヘッドホン 記録を再生する コンピュータ上の記録、または Web サイトに公開された記録を再生すること ができます。 WebEx プレーヤーを開始するには: お使いのコンピュータのデスクトップから、次のいずれかの作業を行ってくだ さい: [開始] をクリックし、[プログラム] をポイントし、[WebEx レコーダー & プレーヤー] をポイントし、[WebExプレーヤー]をクリックします。 41 第 11 章: WebEx プレーヤーを使用する コンピュータのデスクトップ上のショートカット WebEx プレーヤー を ダブルクリックします。 WebEx プレーヤーコンソールが表示されます。 コンピュータ上の記録を再生するには: 次のいずれかの作業を行ってください: 記録ファイルをダブルクリックします。 WebEx プレーヤーにより、記録の再生が自動的に開始されます。 WebEx プレーヤーコンソールで、[開く] ボタンをクリックし、次に記録 を選択します。 WebExプレーヤーコンソールで、[再生] ボタンをクリックします。 Web サイトに公開された記録を再生するには: 記録が公開された Web ページに移動し、記録へのリンクをクリックします。 WebEx プレーヤーが自動的に記録を再生します。 再生を一時停止、再開するには: 再生を一時停止するには、 コンソールで、[一時停止] ボタンをクリックし ます。 42 第 11 章: WebEx プレーヤーを使用する 再生を再開するには、WebExプレーヤー コンソールで、[一時停止] ボタンを 再度クリックします。 自動的に再生を繰り返す (ループする) には: WebExプレーヤーコンソールで、[コントロール] メニューの [ループ] を選択 します。 再生を終了するには: WebEx プレーヤーコンソールで、[停止] ボタンをクリックします。 WebEx プレーヤーを中止するには、: WebEx プレーヤーコンソールで、[ファイル] メニューの [終了]を選択します。 記録内の移動 記録の再生時に、記録を早送りしたり巻き戻すことができます。記録中にセグ メントが定義されている場合は、特定のセグメントに直接移動することもでき ます。 再生を早送りするには: 次のいずれかの作業を行ってください: 記録を早送りしながら参照するには、[早送り] ボタンをクリックします。 43 第 11 章: WebEx プレーヤーを使用する クリックするごとに、順次記録が早送りされます。 特定の場所まで記録を早送りするには、再生スライダーを右方向にドラッ グしてください。 記録を巻き戻すには: 次のいずれかの作業を行ってください: 記録を巻き戻しながら参照するには、[巻き戻し] ボタンをクリックします。 クリックするごとに、順次記録が巻き戻されます。 特定の場所まで記録を巻き戻すには、再生スライダーを左方向にドラッグ してください。 次のまたは前のセグメントに移動するには: 必要に応じて [前のセグメント] または [次のセグメント] ボタンをクリック します。 44 第 11 章: WebEx プレーヤーを使用する 注意: 記録中にセグメントが定義されていない場合は、 前のセグメント および 次のセ グメント ボタンは利用できません。 特定のセグメントに移動するには: 1 [コントロール] メニューの [セグメント] をクリックします。 2 次に、[ジャンプ] を選択します。 記録中にセグメントが定義されていれば、それらのセグメントがリストに 表示されます。 3 リストから、目的のセグメントを選択してください。 4 [OK] をクリックします。 フルスクリーン表示での再生を操作する 再生時に、記録再生ビューを標準ウィンドウやフルスクリーン表示に切り替え ることができます。フルスクリーン表示にすると、画面全体に記録が表示され ます。タイトルバーやスクロールバーは表示されません。また、既定ですべて の記録をフルスクリーン表示で再生するように、 WebEx プレーヤーを設定す ることもできます。 記録をフルスクリーン表示するには: [フルスクリーン表示] ボタンをクリックします。 45 第 11 章: WebEx プレーヤーを使用する 記録を標準ウィンドウに表示するには: [フルスクリーン表示] ボタンを再度クリックします。 すべての記録を既定でフルスクリーン表示するには: 1 記録ファイル (.wrf) を開きます。 2 WebEx プレーヤーコンソールで、[コントロール] メニューの [設定] を選 択します。 [再生の設定] ダイアログボックスが表示されます。 3 [フルスクリーン表示の設定] で、[既定でフルスクリーン表示で再生] チェ ックボックスを選択します。 4 [OK] をクリックします。 再生時に音声を調整する 記録の再生時に、音声の音量を大きくまたは小さくしたり、音声をミュートま たはミュート解除することができます。 再生時の音量を調整するには: [音量] スライダーを左右にドラッグして、音量を大きくまたは小さくします。 46 第 11 章: WebEx プレーヤーを使用する 音声をミュートするには: [ミュート] ボタンをクリックします。 音声のミュートを解除するには: [ミュート解除] ボタンをクリックします。 プレーヤーコンソールを表示または非表示にする 通常、記録したミーティングの再生時には、画面に WebEx Player コンソー ルが表示されます。再生時にこの WebEx Player コンソールを非表示にする こともできます。コンソールを非表示にした場合、 ホットキーを押すことに よって再生を一時停止したり、終了することができます。ホットキーは、コン ピュータのキーボード上のキーの組み合わせです。 再生時にプレーヤーコンソールを非表示にするには: 1 記録ファイル (.wrf) を開きます。 2 WebEx プレーヤーコンソールで、[コントロール] メニューの [設定] を選 択します。 [再生の設定] ダイアログボックスが表示されます。 47 第 11 章: WebEx プレーヤーを使用する 3 [プレーヤーコンソールの設定] で、[再生中はプレーヤーコンソールを隠 す] チェックボックスを選択します。 4 [OK] をクリックします。 WebEx Player コンソールが非表示のとき、以下の事が実行できます: キーボードの Ctrl+Alt+P を押して、再生を一時停止、再開する。 キーボードの Ctrl+Alt+S キーを押して、再生を終了する。 WebEx Player コンソールを、非表示の後で表示させる: 1 再生時に、キーボードの Ctrl+Alt+P または Ctrl+Alt+S キーを押して、 再生を一時停止または終了します。 2 オプションです。コンソールを引き続き表示する場合は、次の作業を行っ てください。 a) WebEx プレーヤーコンソールで、[コントロール] メニューの [設定] を選択します。 b) [プレーヤーコンソールの設定] で、[再生中はプレーヤーコンソールを 隠す] チェックボックスの選択を解除します。 c) [OK] をクリックします。 48 12 再生をトラブルシュートする 第 12 章 音声の問題のトラブルシューティングに関する情報については、音声の問題 『49ページ』を参照してください。 ビデオの問題のトラブルシューティングに関する情報については、ビデオの 問題 『50ページ』を参照してください。 音声に関する問題 音声が聞こえない。 考えられる原因 対処方法 記録時に音声がキャプチャされていない。 [スタンドアロンレコーダーでの音声の記録 『25ページ』]を参照してください。 お使いのコンピュータが音声再生の要件を満 音声録音のためのシステム要件 『25ページ』 たしていない。 を参照してください。 音声が金属的あるいは不明瞭である。 考えられる原因 対処方法 音声の品質は、コンピュータのサウンドカー お使いのコンピュータ機器が再生時の音声品 ドやマイクなどの、記録時に音声のキャプチ 質に影響しているとお考えの場合は、コンピ ャに使用した機器によって異なります。また、 ュータのサウンドカードやスピーカーなどの コンピュータのサウンドカードやスピーカー アップグレードを検討してください。 などの、再生に使用する機器にも影響されま す。 49 第 12 章: 再生をトラブルシュートする 音声の音量が小さすぎる。 考えられる原因 対処方法 再生音量の設定が小さすぎる。 WebEXプレーヤーコンソールの再生音量を 調整してください。再生時に音声を調整する 『46ページ』を参照してください。 記録時にマイクから遠い距離で話していた。 記録を行う場合は、様々な距離でマイクに話 してみて、適切な距離を判断してください。 記録時のマイクの入力音量の設定が小さすぎ た。 記録を行う場合、あらかじめ入力音量を適切 なものに調整してください。詳細については、 音声録音用のサウンドカードを設定するを参 照してください。 ビデオに関する問題 ビデオがぼやけていたりにじんでいる。 考えられる原因 対処方法 WebEx Player は、お使いのコンピュータのモ ニタ用に設定されている色数でビデオを表示 します。お使いのモニタより色数が多いモニ タを使って記録が行われた場合、再生するビ デオイメージがぼやけたり、にじんで見える ことがあります。 モニタの色数を 16 ビット (65000 色) また は 24 ビット (60000 色以上) に変更してく ださい。色数の設定方法は、Windows のヘル プを参照してください。 ビデオイメージが画面に完全に表示されない、または途切れている。 50 考えられる原因 対処方法 ビデオが、お使いのコンピュータのモニタよ りも高い画面解像度のモニタを持つコンピュ ータで記録された。 モニタの画面解像度の設定を上げてください (例:1024x768) 。画面解像度の設定方法は、 Windows のヘルプを参照してください。 13 WebEx レコーダーおよびプ レーヤーをアンインストール する 第 13 章 WebEx レコーダーと WebEx プレーヤーの標準版は、[プログラムの追加と 削除] ユーティリティを使ってコンピュータから削除することができます。 ソフトウェアをアンインストールしても、コンピュータ上にある記録が削除 されることはありません。 WebEx レコーダーおよびプレーヤーをアンインストールするには: 1 Windows の [プログラムの追加と削除] ユーティリティを開きます。 2 表示されるプログラムの一覧から、[WebEx レコーダーとプレーヤー] を選択します。 3 [削除] をクリックします。 51 索引 さ 漢字 システム要件 - 8, 26 音声の記録 - 26 電話会議 - 26 音声の記録 - 25, 26 システム要件 - 26 電話会議用の機器の入力 - 26 記録 - 9, 13, 16, 25 一時停止 - 9, 13 音声 - 25 開始する - 9, 13 現在のコンピュータ - 9 再開 - 9, 13 終了する - 9, 13 複合アプリケーション - 16 記録の再開 - 9, 13 記録パネル、記録にマーカーを挿入する - 23 記録を一時停止する - 9, 13 記録を停止する - 9, 13 記録開始 - 9, 13 終了 - 13, 21 WebEx レコーダー - 13 注釈モード - 21 注釈 - 21 作成 - 21 終了 - 21 色の変更 - 21 注釈の色の変更 - 21 注釈の停止 - 21 注釈モード - 21 電話会議、システム要件 - 26 複合アプリケーション、記録 - 16 な ネットワークベースレコーダー - 7 ネットワーク記録プレーヤー - 7 は プレーヤー - 7, 8 ま マーカーを挿入する - 23 マーカー挿入 - 23 ら レコーダー - 7, 8, 13 スタンドアロン - 8 開始する - 13 終了 - 13 レコーダーパネル - 17 非表示にする - 17 表示する - 17 レコーダーパネルを隠す - 17 レコーダーパネルを表示する - 17 53
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