「プロフェッショナル」って すごい! -写真部編- 2016.05.06 この「校長室だより」を愛読していた だいている方は、すでに御存知と思いま すが、このコーナーは本校写真部が提供 してくれた写真に私(校長)が文章を書 き、本校事務の鈴木さんが編集して毎回 アップされています。定期的に更新され ないのは、ひとえに私の怠慢によるものです。本校写真部はいつも積極的に取材をし、定期的に写真を 届けてくれますし、鈴木さんも原稿を渡せば、即座に編集しアップしてくれます。何とか定期的に更新 できるよう頑張ります。 さて今回はいよいよ、その写真部の活動風景の写真が届けられ ました。写真部の皆さんは、高文祭等への出品作品等の撮影はも ちろん、様々な学校行事や各クラブの活動風景の撮影にも積極的 に取り組んでくれています。今回の写真は調理部とのコラボ活動 の様子とのこと。私はいつも感心しているのですが、写真という のは一瞬を捉えなければならないわけですが、その一瞬を逃さず、 いつもクオリティーの高い写真を提供してくれます。 ところで去る4月30日の同窓会総会で、本学(幼稚園から高校まで)卒業生で、テレビの写真教室 の講師などでも活躍しているフリーランスの写真家、桃井一至さんが、講演をしてくれました。彼によ ると、良い写真をとるコツは「見せたいものを大きく撮る」 (真中からずらすと安定して見える)、 「色々 な角度から撮る」 (上から撮ると落ち着いた説明的な写真、下から撮ると力強くイメージが膨らむ写真)、 「光と影を味方にする」(平面で立体を表現するため)等だそうで、全くの素人の私たちにも大変参考 になる話でした。まさにプロと感心させられました。「まさにプロ」と言えば、司会をしていただいた 卒業生の方も、始まるやいなや「プロ」を感じさせる進行ぶりで驚いていると、やはりプロの司会業を されているとのこと。「プロフェッショナルってすごい!」と改めて思わされました。 翻って私たち教員は、すぐに「プロ」ってわかるか?なかなか難しいと思います。こんな話を同僚に すると、「いや、ジャージでうろうろしていたら、すぐ教師とわかる」とか「だいたい話が長いのは教 師や」など、「まさにプロ」と言うには、情けない話ばかり。「プロ教師」って何なのでしょうか。そ もそも「プロ教師」って、ありえるのでしょうか? 最後に少し真面目に、教師についての私の考えを書きます。人間は教育によってのみ人間となります。 つまり人間にとって教育は不可欠な営みです。しかし人間は誰しもが不完全です。不完全な人間が不完 全な人間を「教育」する。構造的な無理・矛盾があります。私は、そのことを自覚し、懸命に学び、周 囲の力を借りることができる謙虚さこそ、教師に最も必要な姿勢だと考えます。したがって、「私はプ ロだ」という教師は、まずは疑うべきとさえ思うのです。 またいつものように話がそれましたが、本校写真部の諸君に心から感謝しつつ、今回は終わり。 ※4 月 12 日の生徒会歓迎会クラブ紹介の写真も届きました
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