訪日観光に関する市場調査 - 公益財団法人ちゅうごく産業創造センター

訪日観光に関する市場調査(動
態・消費実態等)による訪日観光推
進の課題・方策検討調査
調
査
報
告
に
あ
た
っ
て
ビジット・ジャパン・キャンペーンが公にされた 2003 年、訪日客数は 521 万人でし
た。それから 4 年後の 2007 年、観光立国推進基本法も施行され、835 万人を記録して
います。こうした事実は、国際観光の領域において政府活動や政策が観光産業界の営業
活動に勝るとも劣らぬ効果があることを物語っています。世界金融危機の影響で、2009
年の訪日客数は 679 万人と、対前年で 156 万人も激減し、2010 年訪日客 1 千万人なる
政府目標には遠く及ばない結果に終わりました。しかし深刻な後退局面こそ、政府の梃
入れが求められます。訪日観光振興は、成長局面か否かを問わず、市場・民間任せでは
なくなっているのです。
とりわけ政府が訪日客増加を計画する際、まず必要とされるのが観光統計です。それ
なくしては説得力がないからです。その前提となるのが他ならぬ観光客数の把握です。
1991 年に世界観光機関主催の国際会議がオタワで開催され、観光客(Tourists)とは宿
泊客のみとされました。それに関連して、宿泊しないが観光活動に参加する者を日帰り
客(Same-day Visitors あるいは Excursionists)、宿泊客・プラス・日帰り客を訪問客
(Visitors)と呼ぶことが決まりました。Visitors はわが国では(観光)入込客とも呼ば
れています。しかしまもなく、宿泊客のみをカウントする観光統計は、現実の観光活動
を反映していない、日帰り客の各種消費が主に観光資源を存続させてきたなどの反論が
出てきました。国連統計部局は、
そうした声を踏まえ TSA(Tourism Satellite Account)、
すなわち観光入込客統計なる製品を開発し、2000 年代から世界の国・地域にその導入
を推奨してきました。わが国では、観光庁によって取りまとめられた「観光入込客統計
に関する共通基準」に基づき、それが 2010 年より全国的に実施されることになりまし
た。同統計では、都道府県の入込客(宿泊客+日帰り客)が県内居住者、県外居住者、そ
して訪日外国人にそれぞれ分けて記入されます。確かに、東京や大阪などを拠点とする
訪日客の日帰り観光は各地域にとって無視できないものです。
以上のような精緻な訪日客の観光統計はできたものの、中国地域への訪日客の動態や
消費実態をよりきめ細やかに把握し、この地域での訪日観光推進の具体的な課題・方策
を探ろうということで、財団法人ちゅうごく産業創造センターが事務局、社団法人中国
地方総合研究センターが調査研究の核となり、委員 17 名、オブザーバー4 名が加わり、
2010 年 5 月に始動したのが本調査委員会です。産学官からなる有識者や関係者で構成
する委員会では、夏季から秋季にかけて行なった中国地域の空港・港湾調査と広島平和
記念資料館調査、および冬季の宿泊施設調査の結果などについて4回にわたりご審議い
ただきました。ご審議いただきました委員の皆様だけでなく、本調査にご協力いただき
ました関係各位に衷心よりお礼を申し上げます。
アンケート調査は、そもそも過去、現在のものであり、その状況をもとに将来を予測
することはできない、また母集団が小さい、調査から漏れたか外れたかのものの概況が
つかめない、観光分析に大切な季節性が十分に反映されていない、限定的な調査から課
題や方策を出すなど乱暴であるなどのご意見もあろうかと思います。しかし千里の道も
一歩からで、本調査が限られた時間、予算、労力などのもとでなされたものではありま
すが、中国地域ひいてはわが国の訪日観光客推進の端緒となり、各界の皆様に広くご活
用いただくことを切に願っています。
平成23年3月
「訪日観光に関する市場調査(動態・消費実態等)
による訪日観光推進の課題・方策検討調査」委員会
委員長
河 村 誠 治
「訪日観光に関する市場調査(動態・消費実態等)による
訪日観光推進の課題・方策検討調査」
委員会名簿
(敬称略:所属五十音順)
氏名
所属・役職
委員長
河村
誠治
山口大学 経済学部 観光政策学科 教授
委 員
桒村
功士
岡山県 産業労働部 観光課 総括副参事(振興班長)
委 員
中島
正顕
島根県 商工労働部 観光振興課
観光宣伝グループリーダー
委 員
藤井
忠
株式会社JTB中国四国 交流事業推進部 マネージャー
委 員
赤木
康秀
中国運輸局 企画観光部 国際観光課 課長
委 員
中山
光治
中国経済産業局 産業部 流通・サービス産業課長
委 員
元岡
敬史
中国経済連合会 部長
委 員
横田
孝治
株式会社TSSプロダクション 制作営業本部担当
常務取締役
委 員
細羽
正
鳥取県 文化観光局 国際観光推進課 課長
委 員
後藤
学
西日本旅客鉄道株式会社 広島支社 営業課長
委 員
中島
省三
委 員
亀本
健介
委 員
矢野
大介
広島市 都市活性化局 観光交流部 観光課長
委 員
大巳
和記
広島商工会議所 商工部 観光振興チーム リーダー
委 員
藤井
秀幸
広島電鉄株式会社 経営政策グループ 参事
委 員
錦織
祐作
株式会社ホテル一畑 取締役宿泊支配人
委 員
村田
太
山口県 観光交流局 観光交流課 課長
オブザーバー
和崎
裕美
中国経済産業局 産業部 流通・サービス産業課
サービス産業調査官
オブザーバー
徳永
成男
中国経済連合会 調査役
オブザーバー
堀池
貴子
中国経済連合会
オブザーバー
森島
誠司
中電技術コンサルタント株式会社 地域マネジメント部
地域づくり担当 課長
事務局
藤田
英彦
財団法人ちゅうごく産業創造センター 調査部長
事務局
山下
雅哉
財団法人ちゅうごく産業創造センター 調査部 部長
事務局
中村
睦
財団法人ちゅうごく産業創造センター 調査部 部長
シンクタンク
佐藤
俊雄
社団法人中国地方総合研究センター 地域計画研究部長
シンクタンク
秋田
紀之
社団法人中国地方総合研究センター 地域計画研究部 次長
シンクタンク
吉原
俊朗
社団法人中国地方総合研究センター
地域計画研究部 主任研究員
財団法人広島観光コンベンションビューロー
観光振興部 国際観光担当部長
広島県 商工労働局 観光課 国際観光グループ
グループリーダー
「訪日観光に関する市場調査(動態、消費実態等)による訪日観光推進の課題・方策検討調査」
Ⅰ.既存統計等にみるインバウンド観光の特性
③地方圏における外国人入国者数の対全国シェアの推移
○九州は 70 年代後半と 90 年代にシェアが急増し、さらに 2000 年代
要約
2.訪日客のニーズと評価
にも増加するなど 3 度の増加の波がある。北海道は 2000 年頃には中国
①観光客が訪日前に期待したこと
地域と同水準であったが、その後急増した。両地域ともにアジアの経
○各国とも共通して「日本の食事」への期待度が大きい。更に、アジ
①外国人宿泊客の全国シェア(2009 年)
済発展と所得水準の上昇を、インバウンド観光の増加に取り込むこと
ア客は「温泉」志向が強く、加えて、中国・台湾客は「自然景観」
「シ
○訪日客は首都圏と近畿圏に集中し、地方圏では北海道、九州のシ
に成功している。
ョッピング」への期待度が高い。欧米客は「伝統的な景観・旧跡」
「伝
1.訪問実態
ェアが大きい。中国地域のシェアは 1.5%と GDP シェア(6%弱)に比べ
ると低水準にとどまる。
九州
0
47.4
8%
G DP
延べ宿泊客数(日本人+外国人)
延べ外国人宿泊客数
40
30
韓国
6%
中国
北海道
18.1
20
10
向が強い。
地方圏
10%
(%)
50
統文化の体験・鑑賞」
「日本人の生活に対する興味、交流」等の文化志
外国人入国者数対全国シェアのブロック比較(空海港ベース)
9.9
2.1
3.7
1.0
1.1
0
東
北
北
海
道
北
関
東
南
関
東
北
陸
甲
信
越
東
海
1.6
0.5
中
中
国
国
地
地
域
域
近
畿
四
国
台湾
4%
10.3
8.7 6.0
5.7
5.3
1.5
7.2
九
州
沖
縄
2%
0%
75
(資料)観光庁『宿泊旅行統計調査』(平成21年)、内閣府『県民経済計 算』(平成19年度)
80
85
90
95
00
05
中国
東北
北陸
甲信越
四国
北関東
200
20.2
23.9
28.2 39.1
31.6 41.3
32
50.9
39.9
62
50.8
27.8
○地方でのインバウンド観光の先進地である九州・北海道は、アジ
④中国地域の外国人宿泊客数の動向
ア客の比率が約 8 割~9 割と高いのに対し、中国地域はその比率が全
○中国地域では、2009 年には世界的な金融危機の影響により大きく減
国で最も低い。
少し(△28%)、全国(△18%)よりも落ち込みが大きかった。
300
400
16.9
8.6
54
54.1 23.7 47.2
14.4
51.2
8.6
54.1
59.5
45.3 29.3 39.5
49.6
70.7
イギリス
63.2
39.9 25.8 47.2
45.4
74.8
フランス
56.3
50.3 34.1 48.5
41.9
11
13.9
アメリカ
伝統的な景観、旧跡
温泉
ショッピング
日本人の生活に対する興味、交流
(注)沖縄を除く
(資料)法務省『出入国管理統計年報』
②外国人宿泊客の国別構成比(2009 年)
100
47.2 34.7
79.6
46
38.7
59.3
47.3
自然景観、田園風景
大都市の景観、夜景
日本の食事
伝統文化の体験、鑑賞
(注)主要な項目を抽出して表示(複数回答)
(資料)JNTO『訪日外客訪問地調査』(2009)
②他国と比べた日本の魅力
○中国・台湾客は、
「清潔」「サービス」「交通」等の利便性を重視し、
韓国
台湾
中国
香港
シンガポール・タイ
全国
全国
12.5
北海道
12.9
東北
米国・カナダ
15.0
14.7
イギリス・ドイツ・フランス
9.0
32.5
5.6
14.5
10.8
19.1
オーストラリア
7.2
3.1
22.8
34.2
8.8
18.4
9.1
2.5
1.2
3.4
北関東
11.2
(茨城・栃木・群馬)
15.7
13.0
4.6
6.1
0.9
2.7
6.6
2.4
8.3
11.3
21.4
その他
9.4
(万人)
40
36.5
35
南関東
9.3
9.2
13.9
7.3
5.4
19.5
9.3
3.9
フランス
30
22.2
27.3
25
甲信越
5.8
21.3
30.7
8.3
8.8
4.6 3.6 2.7
北陸
11.0
41.0
8.0
8.0
3.6
10.1
4.4
欧米
東海
9.2
18.2
26.0
4.2
7.3
11.1
5.0
18.0
15
1.0
(岐阜・静岡・愛知・三重)
近畿
11.5
12.9
15.9
8.4
4.9
13.7
8.8
3.3
アジア
シンガポール
10
中国地域
中国
14.7
7.6
11.5
1.52.3
19.6
13.4
5.9
香港
23.5
アジ ア
四国
20.5
13.0
8.4
3.4
1.5
14.3
8.4
中国
5
28.3
2.2
2.7
九州
46.1
16.9
6.1
5.8
4.3
7.1
8.7
30.2
7.6
23.8
18.8
0.7
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
1.7
0
8.2
0.3
80.0
90.0
40
10
0
ア
ジ
ア
系
韓国
台湾
中国
アメリカ
イギリス
(資料)JNTO『訪日外客実態調査2006-2007<満足度調査>』
台湾
10.3
0.7
沖縄
50
20
タイ
20.5
60
30
アメリカ
1.4
(富山・石川・福井)
(%)
欧
米
系
イギリス
20
12.4
ドイツ
カナダ
14.1
(新潟・山梨・長野)
史」「食事」等を重視する。
オーストラリア
1.4
(埼玉、千葉、東京、神奈川)
ア客でも価値観の違いが見られる。欧米客は「日本の人々」
「文化・歴
その他
10.5
17.3
韓国客は「日本の人々」「都市景観」「温泉」等を重視するなど、アジ
不明
37.6
100.0
2007年
2008年
2009年
韓国
(資料)観光庁『宿泊旅行統計調査』
(資料)観光庁『宿泊旅行統計調査』(平成21年)
2-i
③訪日客の推奨地域
○帰国後知人に訪問を勧めたい地域として、アジア客は北海道・九州・沖縄、欧米客は関東・関西を挙げて
4.交通条件
いる。アジア客では自然景観や温泉等の志向を反映し、欧米客は京都等における“日本文化の厚み”と東京
①国際航路
における“近代日本と現代日本文化の融合の様”等の文化志向を反映していると考えられる。
○広島空港・岡山空港・米子空港が東アジア方面への国際定期路線を有している。但し、一部の路線は中
(%)
100
(%)
100
80
80
60
60
国地域の出発時間が9時台、海外からの到着時間が 20 時台であり、中国地域からの出国者の利便性が高
く、入国者の利便性が低い仕様となっている。海上航路としては、下関港が釜山、青島、光陽、境港が東
海との間に国際フェリーを運航している。
韓国
40
台湾
中国
20
0
北
海
道
東
北
関
東
北
陸
中
部
中
中
国
国
地
域
関
西
四
国
九
州
40
イギリ ス
20
0
沖
縄
対アジア便の運行ダイヤ
空港
路線
航空会社
ソウル
アシアナ・ANA
上海
中国東方
台北
チャイナエアライン
広島空港
中国南方
大連
中国国際
北京
中国国際・ANA
ソウル
大韓
上海
中国東方
岡山空港
大連
中国東方
北京
中国東方
アメリ カ
北
海
道
東
北
関
東
北
陸
中
部
関
西
中
中
国
国
地
域
四
国
九
州
沖
縄
(注)「帰国後知人に勧めたい地域」(推薦率=推薦件数/訪問件数)、推薦は1地域
(資料)JNTO『訪日外客実態調査2006-2007<満足度調査>』
(注)「帰国後知人に勧めたい地域」(推薦率=推薦件数/訪問件数),推薦は1地域
(資料)JNTO『訪日外客実態調査2006-2007<満足度調査>』
3.訪日客の消費実態
米子
ソウル
アシアナ・ANA
当地発 海外到着 海外発 当地着
9:40
11:20
18:35
20:00
9:20
10:00
17:30
20:10
9:00
10:30
16:55
20:15
12:25
13:25
8:25
11:25
14:25
15:35
10:25
13:25
14:25
17:55
8:15
13:25
9:40
11:15
18:30
20:00
13:10
14:10
9:10
12:10
14:40
16:00
10:45
13:40
14:40
18:10
8:30
13:40
12:00
13:40
9:30
11:00
15:00
16:40
12:30
14:00
頻度
毎日
毎日
5便/週
3便/週
5便/週
5便/週
毎日
毎日
3便/週
3便/週
1便/週
2便/週
(資料)JR時刻表2010年7月
①日本滞在時の支出額
○ソウル便等のダイヤが中国地域からの出国者向けとなっている広島空港や岡山空港では、入国者に占め
○旅行者 1 人あたりの日本滞在時の支出額は全国平均で 8 万円強であり、中国地域を主な宿泊地とする訪日
る外国人の比率が日本人の 30%、21%と低く、全国平均(49%)や米子空港(46%)を大きく下回っている。
客では、飲食費や、宿泊料金等で全国値をやや上回っている。
○旅行者1人当たりの買い物支出水準は、中国地域は全国値とほぼ同レベルである。その内訳を見ると、中
国地域を主な宿泊地とする訪日客ではカメラ・時計、電気製品、その他食料品・酒等への支出が全国値より
(万人)
1,800
全国の入国者数(2009年)
0
0
5,000
菓子類
宿泊
14,500
飲食
758
800
49%
商品として人気である。中国客では「カメラ
等」の電気製品の購入志向が強い。欧米客で
は「和服・民芸品」等に人気が集まっている。
1位
韓国
韓国 184
台湾 107
中国 124
20,000
化粧品
洋服、かば
台湾
ん、靴等
カメラ、ビデ
17.2% 化粧品
中国
オカメラ
洋服、かば
和服(着物)、
8.1%
米国
ん、靴等
民芸品
和服(着
洋服、かばん、
6.9%
英国
物)、民芸品
靴等
カメラ、ビデ
その他の電
10.6%
フランス オカメラ
気、電子製品
(資料)JNTO「訪日外客消費動向調査2007-2008」
30%
そ の他 7,169
韓国 8,500
台湾 3,582
中国 15,023
日本人
30,000
0
日本人
2,782
その他
韓国 6,544
中国 9,642
21%
10,000
外国人
(資料)法務省 『出入国管理統計年報』
18 , 9 6 8
20,000
外国人
(資料)法務省『出入国管理統計年報』
5.インバウンド観光振興を検討する上での視点
既存統計等を踏まえると、中国地域のインバウンド観光振興を検討する上では、次のような視点が求め
全国
5,100
られる。
中国地域
東アジアへの近接性等を活かして、「価格+魅力」の総合力でアピー
6,300
他圏域にはな い「 中国地
700
700
2位
洋服、かばん、
8.8%
靴等
CD、DVD、
15.4%
ゲームソフト
3 4 ,2 7 4
0
外国人
2,800
3,700
域の魅力」 の打ち出し
(注))サンプル数は全国が11,537人、中国地域は85人(中国地域を主な宿泊地とする訪日外客)、100円単位で表示
(資料)観光庁『訪日外国人消費動向調査』(2010年4月~6月、7月~9月)に基づき算出
②満足した土産品
○アジア客では、
「化粧品」が“日本ブランド”
40,000
(資料)法務省『出入国管理統計年報』
6,400
3,200
その他
(注)サンプル数は全国が11,537人、中国地域は85人(中国地域を主な宿泊地とする訪日外客)、100円単位で表示
(資料)観光庁『訪日外国人消費動向調査』(2010年4月~6月、7月~9月)に基づき算出
その他
344
1,300
1,300
服・鞄・靴
マンガ・DVD等
8,000
4,200
4,000
和服・民芸品
2,400
1,500
③満足した日本の食事
3,000
化粧品等
中国地域
日本人
5,100
3,700
26,200
全国
6,000
3,900
電気製品(PC等)
-
50,000
40,000
60,000
2,700
カメラ・時計等
30,300
29,000
買い物
4,000
その他食料品・酒等
27,400
3,600
3,700
娯楽サービス
その他
35,000
8,400
9,700
交通
1,800
(円)
10,000 15,000 20,000 25,000 30,000
22,400
2,000
70,000
60,000
400
(円)
89,726
80,000
80,000
200
訪日客1人当たり「買い物」の内訳
岡山空港の入国者数(2009年)
(人)
100,000
90,000
100,000
600
している。但し、現時点では中国地域のサンプル数が少数であるため、今後の調査結果も加味して評価する必要がある。
113 ,0 9 8
1,400
1,000
(注)本調査は、観光庁が 2010 年度より開始したものであり、広島空港も調査対象となり、従来の JNTO 調査よりサンプル数が拡大
広島空港の入国者数(2009年)
1,543
1,600
1,200
も大きく、逆に服・鞄・靴などにおいて全国値を下回っている。
訪日客1人当たり日本滞在時の支出額
(人)
120,000
3位
8.0% 菓子
8.5% 菓子
洋服、かばん、
靴等
食器、キッチン
7.8%
用品
食器、キッチン
5.3%
用品
洋服、かばん、
9.6%
靴等
15.9%
4位
おもちゃ、キャ
7.2%
ラクターグッズ
7.3% 化粧品
その他の電
気、電子製品
おもちゃ、キャ
4.2%
ラクターグッズ
カメラ、ビデオ
4.2%
カメラ
和服(着物)、
7.4%
民芸品
6.1%
ルすること。(例)九州は「安いフライト+温泉等の魅力等」で集客を
増加させ、北海道はフライトが高くても独自の魅力で集客。
拠点を核に周辺観光地を繋いで、より大きな魅力を創出すること。
拠点+広域周遊ルート
遊。
3.8%
5.5%
4.5%
3.9%
(例)九州を訪問するアジア客は、福岡をゲートとして周辺観光地を周
い インバウンド観光仕様
のフライトスケジュー
中国地域からの出国者に対する利便性も考慮しつつ、インバウンド観
光客に対する利便性を高めていくこと。
4.2%
7.4%
○「寿司」
「天ぷら」
「刺身」に加え、
「ラーメン」等の庶民食(B 級グルメ)に対する満足度も高くなってい
関西・ 九州を 繋ぐ 広域的
な国際周遊ルート
関西空港と福岡空港のゲートウェイ機能の活用と、両地域の観光資源
との連携により、ゴールデンルートに比肩するようなルート形成を図
ること。
る。
2-ii
Ⅱ.外国人旅行者アンケート調査からみるインバウンド観光の特性
【韓国客】
1.調査の概要
◆空港・港湾調査
3.アジア客の観光特性
○直行フライトを利用した日本観光リピーターによる周遊観光
米子空港・岡山空港・広島空港、境港・下関港で夏期に実施し、総回収数は 431。
(米子空港)
主に高齢の韓国客の日本観光リピーターが米子空港を利用して、西は石見銀山から東は鳥取ま
で広く周遊し、4 泊程度滞在。このほか、ゴルフに特化した観光も見られる。
◆広島平和記念資料館調査 訪日客の訪問拠点である同施設において夏期と秋期に実施し、総回収数は 952。
訪日客の訪問の多い宿泊施設において秋期~冬期に実施し、総回収数は 278。
◆宿泊施設調査
(岡山空港)
岡山空港を利用して、若い韓国客が訪問し、4 泊程度滞在。訪問地は岡山市と倉敷市が主で、
旅行全体の満足度は高い。市の中心部から離れているため訪問率は低いが、満足度の高い施設
2.欧米客の観光特性
(温泉地等)もある。
(広島空港)
○ゴールデンルート観光と地方の歴史文化観光志向
広島空港を利用して、若い韓国客が訪問し、4 泊程度滞在。訪問地は広島市中心部と宮島が主
で、旅行全体の満足度も高い。
東京・京都を周遊するゴールデンルート観光が基本であり、それに加えて地方観光をして広島訪問をする
ケースと、地方観光をせずに広島訪問をするケースがある。地方観光をする場合は、高山・金沢等を訪問
○国際フェリーは初来日の若者団体が利用
する「地方の歴史文化観光志向」が強い。移動手段には JR パスが利用されており、満足度が高い。
(境港)
初めて来日する若者の団体による 2 泊程度の短期滞在旅行で、石見銀山から鳥取までを広域周遊。
出入国手続きに時間がかかりすぎるという不満等があり、旅行全体の満足度も相対的に低い。
○広島では短期滞在で訪問地点も限定的
欧米客の入込みは広島での滞在にとどまり、中国地域の他地域への周遊は少なく、広島での滞在は 1.4 泊
(下関港)
中年層を主とした団体旅行で、山口・長門等の温泉地を主目的とした周遊観光をし、温泉地の満
(日帰り・宿泊客平均)と短い。宿泊客に限定しても 1.8 泊平均(高山等と同水準)であり、訪問地点は平
足度は高い。また、若者の団体が 2 泊程度の短期滞在旅行をし、9 割近くが九州観光に向かい、
和記念資料館、宮島、世界平和記念聖堂、広島城等に限られる。
旅行全体の満足度は高い。
【中国客】
○広島滞在と九州観光との連携
地方観光をせずに広島訪問をする場合は、広島だけに滞在する場合と、西日本地域の周遊観光をするケー
○初来日者が多くゴールデンルート観光を経て訪問
スがあり、周遊先は九州が主体。九州観光をする場合は広島での宿泊数もやや長めとなることから、九州
主に中高年齢者がゴールデンルート観光を経て、広島を訪問する。九州観光に向かう動きもある。また、
観光と広島滞在は一定の連携効果がある。
ゴールデンルート観光をした後に、岡山を訪問し、岡山空港から帰国するケースもある。購買行動が活発。
【台湾客】
○西日本周遊観光と高山・金沢観光の競合性
広島宿泊から西日本(九州、中国、四国)観光をするケースでは、高山・金沢観光をするケースは少ない。
日本での滞在日数の制約などから、西日本周遊観光と高山・金沢観光は競合的な関係にあるとみられる。
○高齢者の日本観光リピーターによる関西空港を利用した山陰周遊観光
高年齢者を主とした訪日観光のリピーターにより、関西空港を活用して、4 泊程度で山陰を広域に周遊す
る。米子空港利用の韓国客と周遊エリアはほぼ同じであるが、旅行全体の満足度は韓国客よりも高い。
○アジア客に対する言葉の障壁
旅行中の問題点として「言葉」が指摘される割合は、北米客では 4%だが、アジア客では 26%に達する。
韓国客
松江
境港
大山
三朝温泉 鳥取砂丘
玉造温泉 米子空港
金沢
出雲
日光
台湾客
GR・地方周遊・広島型(滞在、立ち寄り)36%
高山
GR・広島滞在・中国地域周遊型 3%
広島
東京
岡山・倉敷
鳥取
岡山・倉敷
高松
別府
熊本
岡山空港
神戸
京都
大阪
韓国客
名古屋
倉敷
広島
奈良
高野山
ゴールデンルート(GR)
山口
下関
岡山
福山
尾道
直島
瀬戸大橋
しまなみ海道
韓国客
GR・広島型(滞在、立ち寄り)48%
広島空港
宮島
湯本温泉
松山
福岡
長崎
韓国客
富士・箱根
鳥取
GR・広島滞在・九州周遊型 12%
(関空イン)
石見銀山
岩国
山陽・四国へ
ゴールデンルート経由(中国客)
下関港
訪問率
小倉・門司
GR・広島滞在・四国周遊型 1%
福岡
20%以上
60%以上
(注)山陰の訪問率は米子空港利用の韓国客のケース
山口・九州の訪問率は下関港利用の韓国客のケース
鹿児島
2-iii
Ⅲ.中国地域のインバウンド観光推進に向けた課題・方策の検討
課 題
インバウンド
観光振興の意義
◇飽和状態にある国内観光市場のパイの拡大
◇観光シーズンや週末に集中しがちな観光需要
の平準化
本調査結果で明らかになった訪
日客の観光行動や評価に基づき、
インバウンド観光推進に向けた
課題を整理する。
【課題1】
国・地域毎の観光ニ
ーズ・旅行形態・旅
程を踏まえたインバ
ウンド観光ルートの
充実や開発が求め
られる。
方策(例)
1-1 西日本を代表する歴史文化観光モ
ゴ
ー
ル
デ
ン
ル
ー
ト
と
の
連
携
の
視
点
欧
韓
中
台
米
国
国
湾
客
客
客
客
●
○
デルルートの開発 (欧米客、3 泊程度)
○高山・金沢ルートに匹敵するモデ
ルルート化
○九州周遊との連携も意識
○JR パスの活用を前提
1-2 新たな魅力づくりによる広島滞在観
●
●
(欧米客・中国客、プラス 1 泊程度)
○滞在を促す観光メニューの開発
○都心商業環境の充実(対中国客等)
●
○
○
●
○
●
たな魅力づくり(アジア客、4 泊程度)
○インバウンド仕様のフライト確保
○若者の満足度の向上を意識
○交通・観光施設での情報環境充実
1-4 温泉滞在を主とした山陰周遊コー
スの充実
●
○
トの充実 (韓国客、2~4 泊程度)
○温泉への高評価と都市観光ニーズ
を踏まえた域内コースの開発
●:現状で主として想定する外客
【課題2】
訪日観光での中国地域の優先度を高めること
○知名度やイメージの向上を図ること
<山陰>
<山陰>
○温泉・歴史文化・
“癒しの風景”を目玉とした周遊コースの充実
○温泉・歴史文化・
“癒しの風景”を目玉とした周遊コースの充実 →堀川遊覧、山陰海岸、東郷湖等の「水辺の癒し」をアピール
(観光関係者の声)韓国人向けの山陰ツアーのPRポイントとしては、
「水辺の癒し」を謳う設定になっている。松江の堀川遊覧、皆生海岸、東郷湖。東郷湖では屋形船に乗る
→“安さ”だけでなく日本的なおもてなしなどの“質”の確保
こともあり、昔の日本の風情を楽しめることが良いようだ。
→堀川遊覧、山陰海岸、東郷湖等の「水辺の癒し」をアピール
(観光関係者の声)以前の商談会で「別府は1泊2食で 4,500 円のところがある」という話を聞いたが、そのような値段になると対応できない。台湾も韓国も2名1室が基本
→神社の御利益等きめ細かな情報提供
となり、1泊2食で 8,000~12,000 円で対応している。価格は繁忙期と閑散期など日付で明確に分けて提示している。
○直行フライトの充実
○直行フライトや周遊交通の充実
→台湾チャーター便誘致等
→台湾チャーター便誘致
(観光関係者の声)
台湾は関西空港 in-out がほとんど。これまで台湾は北海道や東北が主流だったが、徐々に山陰に向いてきた。宿泊施設の手配ができても、飛行機が取れ
ないので催行できないという場合もある。出雲空港で台湾からのチャーター便があればと思う。
○境港の利便性向上
○境港の利便性向上
→出入港手続きの時間短縮
→出入港手続きの時間短縮
<山口>
<山口>
○温泉滞在から中国地域周遊ルートへの誘導
○温泉・歴史文化・海産物を目玉とした周遊コースの充実
(例)下関港→長門・山口等での温泉地滞在→萩・岩国・広島コース
(例)下関港→山口での温泉地滞在→岩国・広島コース
○他圏域空港を利用した周遊コースへの組み込み
→福岡・関西空港を利用した周遊化
(観光関係者の声)中国客の団体ツアーの行程は、基本的には福岡空港
in 関西空港 out で下関、広島、神戸、京都、大阪などに泊まっているコースが多い印象。下関市内の行
○他圏域空港を利用した周遊コースへの組み込み
き先は、団体ツアーでは唐戸市場のほか、長府での着物の着付け体験が必ず含まれていて、評判が良い。個人旅行では長府城下町、水族館、唐戸市場、門
→福岡・関西空港を利用した周遊化
司レトロ地区などに行っている。唐戸市場ではふぐ刺しや生ウニなどを食べていて、お金をかけるところにはかけているという感じがしている。
(アジア客、4 泊程度)
○温泉宿泊を目玉とした満足度向上
(韓国客、1 泊程度)
○出入港手続き短縮化と満足度向上
1-5 温泉滞在を主とした山口周遊ルー
○西日本を代表する歴史文化観光モデルルートの開発
○西日本を代表する歴史文化観光モデルルートの開発 (例 1)広島→岡山・倉敷→松江・出雲ルート (例 2)広島→岩国→萩ルート→(九州)
→歴史的な街並みを地域の生活の中で活用
(例)ミシュラン高評価ルート
広島→岡山・倉敷→松江・出雲ルート
→観光施設やまちなかでのホスピタリティの向上
九州との連携ルート
広島→岩国→萩ルート→(九州)
(観光関係者の声)松江に
T 旅館があるが、外国人が多く泊まっている。これは口コミによるものが大きい。日本人と分け隔てないフレンドリーな対応が良いようだ 。
→歴史的な街並みを地域の生活の中で活用
→海外観光情報誌での情報発信や外国人受入宿泊施設登録の推進
→観光施設やまちなかでのホスピタリティの向上
→広島~松江間のジャパン・レール・パスの利用環境の整備
→海外観光情報誌での情報発信や外国人受入宿泊施設登録の推進
(観光関係者の声)欧米人はジャパンレールパスを利用するので、松江~広島間のバスでジャパンレールパスが使えると良いと思う。
→広島~松江間のジャパン・レール・パスの整備
<広島、岡山>
<広島、岡山>
○日帰り観光コースの開発による新たな魅力づくり
(例 2)産業観光コース
○日帰り観光コースの開発による新たな魅力づくり (例1)瀬戸内海周遊クルーズコース(欧米客、中国客)
(観光関係者の声)観光先はやはり平和公園、宮島が定番。以前
30 名ぐらいの団体を受け入れた時は、広島に戻って A ホテルに宿泊していただき、船をチャーターしてクル
(例)瀬戸内海周遊クルーズコース(欧米客、中国客)
ージングをした。大変好評だった。広島に2泊ぐらい滞在すればクルーズに行く。
中国山地の自然・神楽コース(欧米客)
○都心回遊環境の充実
→銀聯カードの導入、各国語版マップ等
○都心回遊環境の充実
(観光関係者の声)フロントでは、宿泊した翌日の朝にどこへ行けば良いかを聞かれる。前日に宮島、平和公園を見ている人は、紹介するところがない。また、フロントでは
→銀聯カードの導入、各国語版マップ等
飲める場所、お好み焼き屋などを聞かれる。外国人の視点での情報がもう少しあれば嬉しい。
○アジア各国語による案内表示の充実
○アジア各国語による案内表示の充実
○インバウンド向きフライトの充実
○インバウンド向きフライトや周遊交通の充実
→LCC 誘致等
→LCC 誘致等
(観光関係者の声)団体旅行の行程としては、関空から福岡へ行く途中の1泊を広島に泊まる。広島空港はインバウンド用のダイヤになっていないので、利用者が少ない。
○アジアクルーズの誘致
○東アジアからのクルーズ客船の誘致
光の充実
1-3 広島と岡山における都市観光と新
ダ
イ
レ
ク
ト
・
イ
ン
対
策
の
視
点
想定される訪日客
(注)中国地域観光推進協議会等のインバウンド観光推進組織において、具体的に検討され、優先順
位をつけて取り組むことが求められる。その参考資料として関係者ヒアリングを踏まえ、例示する。
○:将来的に想定すべき外客
○中国地域のイメージ構築
→中国地域のイメージ力を高め、知名度の向上を図る。
○中国地方のイメージ発信力の強化
(例)地域色を持つ歴史文化資源(倉敷、松江、萩など)
→原爆ドームと厳島神社という2つの世界遺産以外の新たな魅力の発信
(例)芸術、サイクリング、多島美など「瀬戸内海」ブランド
(例)欧米客に向けた歴史文化資源のPR(倉敷、松江、萩など)
(例)産業観光に係わる資源
(例)各地のパワースポット(出雲大社、弥山など)
(例)芸術、サイクリング、多島美など「瀬戸内海」ブランドイメージの発信
(例)ロケ地に適した多彩な資源…鳥取の「アイリス続編」
、尾道・庄原の「サイン」等
(例)台湾・香港客に向けたパワースポットのPR(出雲大社、弥山など)
(観光関係者の声)外国人宿泊者の8割は韓国人で、今後は韓国ドラマのロケ地(鳥取)に決まったことでの特需が期待できる。
→ロケ地受入とコンテンツツーリズムの推進
○イメージ発信力の強化
(例)鳥取の「アイリス続編」、尾道・庄原の「サイン」等
→各国の観光情報サイトへの投稿や旅行者ブログ記事掲載などWEB口コミ情報の誘発
○WEB情報の充実
(例)各国の雑誌社、アジアのパワーブロガーなどの招請
→各国の観光情報サイトへの投稿や旅行者ブログ記事掲載などWEB口コミ情報の誘発
(例)アジア向けにはB級グルメなど「食」の情報をPR
(例)各国の雑誌社、アジアのパワーブロガーなどの招請
→メディア取材の受入
(例)宮島での海外テレビロケの増加や海外雑誌での紹介
→食や農山漁村など外国人にとって魅力的な情報を充実
→客層や価格ニーズ等を踏まえた商談会の開催
(例)アジア向けにはB級グルメなど「食」の情報をPR
(観光関係者の声)ビジネスフォーラムなど商談会の機会は積極的に活用して、情報収集している。ただ、商談会は安さ重視の旅行社など様々な旅行社がいるので、合う旅行
○客層や価格などを踏まえた商談会の展開
社に当たる場合が少ない。希望する価格帯など、もう少しマッチングが成立するように分割して開催してもらいたい。
→受入体制に応じた効果的なマッチングの場づくり
(観光関係者の声)大阪、東京のようには来ないだろうが、来たら素晴らしい体験ができた、という満足度の高い商品を提供した方が良い。安いのは向かない。満足した人が
帰って口コミで広げたりブログに書き込んだりする。いい体験がしたい、いいホテルに泊まりたい、そういう客層を狙えばよい。
2-iv
欧米客向けの広島を拠点とした周遊対策
おもてなしの心とJRパスの活用で西日本を代表する歴史文化観光モデルルートの開発を
広島周辺の日帰り観光コースの開発による新たな魅力づくりを
金沢
+
出雲大社 ★★ 松江城 ★
松江・出雲
遊覧船で堀川めぐり(松江)
特急
(2時間30分)
高山
+
特急
(2時間20分)
妖怪ウォーク体験(境港)
特急
(2時間30分)
三朝温泉
足立美術館 ★★
京都
東京
名古屋
ゴールデンルート
バス
(2時間50分注)
ボランティアガイドによる案内(萩市内)
+
特急
(2時間30分)
萩美術館・
堀内伝建地区 ★ 浦上記念館 ★★
神楽門前湯治村
日帰りコース
三段峡日帰り
ハイキングコース
高山・金沢ルートに匹敵する
歴史文化観光ルートの形成を!
バス
(1時間10分)
萩
バス
(1時間20分)
広島・宮島
岡山・倉敷
新幹線(40分)
バス
(1時間30分)
倉敷美観地区 ★★ 岡山城 ★
新幹線(30分)
新山口
錦帯橋 ★★
広島城
ゴールデンルート(東京・京都をつなぐ日本を代表する観光軸)
後楽園 ★★★
平和記念公園 ★★
岩国
厳島神社 ★★★ 世界平和記念聖堂
瀬戸内おさんぽクルーズ
(12時間)
+
ボランティアガイドによる案内(後楽園)
+
広島風お好み焼きを体験
(注)表示した観光施設は本調査結果と「ミシュラン・グリーン・ジャパン2009」(星の数)に基づく。
広島・松江間の所要時間は尾道松江線の全通後(2014年度)。
写真は県・市・観光施設等のウェブサイトより転載。
2-ⅴ
アジア客向けの滞在ゾーンと周遊ルートの充実
温泉・歴史文化・“癒しの風景”を目玉とした山陰周遊ルートの充実(4泊程度)
韓国客,台湾客(チャーター)
本調査で明らかになった滞在・周遊形態の充実を図ることで、そのルートを確実なものにする。
将来的には、各滞在・周遊ルート間の連携や空港連携等による、魅力の拡大を展望する。
広島・岡山の滞在観光ゾーンと山陰周遊ルートの充実
下関を玄関口とした中国地域周遊ルートの形成
鳥取砂丘
境港
羽合温泉
皆生温泉
【参考】韓国発九州ツアーの特性
●2~3県を周遊
●温泉やテーマパークの旅程への組み込み
●空港利用が多いが、安価な国際フェリー利用も併用
三朝温泉
宍道湖温泉
松江城
(注) 2010年11月後半以降12月前半出発の12事例を対象
出雲大社
(その他)
◇九州では九州観光推進機構(2005年)を設立し、情報発信と交渉窓口の一本化や戦略立案を実施。
また九州内のバス乗り放題となるSUNQパスを開発している。
日帰り観光コースの充実による広島滞在・岡山滞在観光ゾーンの充実(4泊程度)
奥津温泉
湯原温泉
玉造温泉
米子空港
“安さ”だけでなく日本的なおもてなしなどの質の確保
「水辺の癒し」をアピール
神社の御利益等のきめ細かな情報提供
台湾チャーター便の誘致など直行フライトの充実
境港をゲートとした利便性の向上
湯郷温泉
関西空港
岡山・
倉敷
台湾客
韓国客,台湾客,中国客
四国へ
温泉日帰りコース
温泉・歴史文化・海産物を目玉とした西中国地域周遊ルートの充実(2泊~3泊程度)
岡山空港
神楽門前
湯治村
岡山
倉敷
美観地区
三段峡
後楽園
萩
広島空港
広島
韓国客
尾道
韓国客,中国客,
台湾客
湯本温泉
鞆
倉敷美観地区・瀬戸大橋・
児島観光コース
呉
宮島
広島
宮島
湯田温泉
山口
関西空港
岩国
瀬戸内海クルーズ
期待される東アジアからのクルーズ客船の寄港(イメージ)
御手洗
下関
おさんぽクルーズ
錦帯橋
釜山
広島 ・岡 山
浮島
上関
日帰り観光コースの開発による新たな魅力づくり
都心回遊環境の充実
アジア各国語による案内表示の充実
インバウンド観光向きフライトの確保
東アジアからのクルーズ客船の誘致
温泉滞在を主とした中国地域周遊ルートへの誘導
福岡空港・関西空港を利用した周遊ルートへの組み込み
福岡
Bルート
韓国客,中国客,
台湾客
済州 島
福岡空港
Aル ート
上海
(注) 2010年に催行された上海発のクルーズ商品の寄港地の一部(九州)を広島、岡山に
振り替えたもの。Aルートは5泊、Bルートは6泊クルーズ。
使用するクルーズ客船は53,000トン、乗客数1,420人。
2-ⅵ
中国地域のイメージ構築と発信力の強化
各地のパワースポット
出雲大社
地域色を持つ歴史文化資源
萩
大山寺・大神山神社
松江・出雲
ロケ地に適した多彩な資源
鳥取
鳥取の「アイリス」続編、
尾道・庄原の「サイン」
秋吉台・秋芳洞
消えずの火(弥山)
広島
吉備津神社
岡山・倉敷
イメージ
構築
産業観光資源
「瀬戸内海」ブランド
境港
米子空港
水島コンビナート
多島美
周南地域産業観光ツアー
イメージ
構築
岡山空港
しまなみ海道サイクリング
イメージ
構築
広島空港
マツダミュージアム
下関港
メディア取材の受入
イメージ発信力
の強化
WEB・口コミ情報の誘発
瀬戸内国際芸術祭
客層や価格ニーズを踏まえた商談会
事例:2010年中国地方国際観光ビジネスフォーラム
(注)写真は国・県・市・観光施設のウェブサイトより転載
2-ⅶ
目
次
調査の目的 ----------------------------------------------------------------------------------- 2-1
Ⅰ.既存統計等からみるインバウンド観光の現状と課題 ----------------------- 2-2
1.訪日客の概況 ----------------------------------------------------------------------- 2-2
(1) 日本全体の動向 --------------------------------------------------------------- 2-2
(2) 地方別の動向 ------------------------------------------------------------------ 2-5
2.訪日客の消費実態 ----------------------------------------------------------------- 2-9
(1) 訪日観光での観光消費額(JNTO 調査資料より) ------------------ 2-9
(2) 物品購入 ------------------------------------------------------------------------ 2-12
(3) 訪日観光での観光消費額(観光庁調査より) ------------------------ 2-14
3.訪日客のニーズと評価 ----------------------------------------------------------- 2-16
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
観光客が訪日前に期待したこと ------------------------------------------ 2-16
観光客が訪日後に満足したこと ------------------------------------------ 2-16
特に満足した日本の食事 --------------------------------------------------- 2-17
訪日前後のイメージの変化 ------------------------------------------------ 2-18
日本の魅力 --------------------------------------------------------------------- 2-19
帰国後の訪日客の推奨地域 ------------------------------------------------ 2-19
4.中国地域における訪日客の概況 ----------------------------------------------- 2-20
(1) 外国人来訪の概況 ---------------------------------------------------------------- 2-20
(2) 国際定期路線 ---------------------------------------------------------------------- 2-22
(3) 出入国外国人 ---------------------------------------------------------------------- 2-24
5.中国地域におけるインバウンド観光振興を
検討する上での視点 ----------- 2-26
(1) 地方圏におけるインバウンド観光の動向 ------------------------------ 2-26
(2) 中国地域におけるインバウンド観光振興を
検討する上での視点 ----------- 2-27
Ⅱ.外国人旅行者アンケート調査からみるインバウンド観光の特性 ----------- 2-29
1.空港・港湾でのアンケート調査 ----------------------------------------------- 2-29
(1) 実施手法 ------------------------------------------------------------------------ 2-29
(2) 実施結果 ------------------------------------------------------------------------ 2-30
(3) 空港・港湾での調査対象路線と乗客の概要 ---------------------------- 2-30
1-1
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
回答者の属性 ------------------------------------------------------------------ 2-33
旅行形態 ------------------------------------------------------------------------ 2-35
中国地域観光への訪問動機 ------------------------------------------------ 2-37
訪日客の旅程 ------------------------------------------------------------------ 2-39
観光地の訪問率と評価 ------------------------------------------------------ 2-40
訪日観光の評価 --------------------------------------------------------------- 2-42
中国地域での購買行動 ------------------------------------------------------ 2-43
1-2
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
米子空港 -------------------------------------------------------------------- 2-62
回答者の属性 ------------------------------------------------------------------ 2-62
旅行形態 ------------------------------------------------------------------------ 2-62
中国地域観光への訪問動機 ------------------------------------------------ 2-63
訪日客の旅程 ------------------------------------------------------------------ 2-63
観光地の訪問率と評価 ------------------------------------------------------ 2-64
訪日観光の評価 --------------------------------------------------------------- 2-64
中国地域での購買行動 ------------------------------------------------------ 2-64
1-5
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
下関港 ----------------------------------------------------------------------- 2-55
回答者の属性 ------------------------------------------------------------------ 2-55
旅行形態 ------------------------------------------------------------------------ 2-56
中国地域観光への訪問動機 ------------------------------------------------ 2-58
訪日客の旅程 ------------------------------------------------------------------ 2-58
観光地の訪問率と評価 ------------------------------------------------------ 2-59
訪日観光の評価 --------------------------------------------------------------- 2-60
中国地域での購買行動 ------------------------------------------------------ 2-60
1-4
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
広島空港 -------------------------------------------------------------------- 2-44
回答者の属性 ------------------------------------------------------------------ 2-44
旅行形態 ------------------------------------------------------------------------ 2-46
中国地域観光への訪問動機 ------------------------------------------------ 2-49
訪日客の旅程 ------------------------------------------------------------------ 2-50
観光地の訪問率と評価 ------------------------------------------------------ 2-51
訪日観光の評価 --------------------------------------------------------------- 2-53
中国地域での購買行動 ------------------------------------------------------ 2-54
1-3
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
岡山空港 -------------------------------------------------------------------- 2-33
境港 -------------------------------------------------------------------------- 2-65
回答者の属性 ------------------------------------------------------------------ 2-65
旅行形態 ------------------------------------------------------------------------ 2-65
中国地域観光への訪問動機 ------------------------------------------------ 2-66
訪日客の旅程 ------------------------------------------------------------------ 2-67
観光地の訪問率と評価 ------------------------------------------------------ 2-68
訪日観光の評価 --------------------------------------------------------------- 2-70
(7) 中国地域での購買行動 ------------------------------------------------------ 2-70
1-6
空港・港湾アンケート調査にみるインバウンド観光の特性---- 2-71
(1) 空港・港湾別のインバウンド観光の特性 ------------------------------ 2-71
(2) 訪問観光地の評価 ------------------------------------------------------------ 2-75
2.広島平和記念資料館でのアンケート調査 ----------------------------------- 2-76
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
調査の概要 --------------------------------------------------------------------- 2-76
回答者の属性 ------------------------------------------------------------------ 2-77
旅行の概況 --------------------------------------------------------------------- 2-79
旅程 ------------------------------------------------------------------------------ 2-80
広島訪問の概況 --------------------------------------------------------------- 2-89
広島観光の実態と評価 ------------------------------------------------------ 2-91
消費実態 ------------------------------------------------------------------------ 2-100
広島平和記念資料館調査における
インバウンド観光の特性と課題(まとめ) ----------- 2-101
3.宿泊施設でのアンケート調査結果 -------------------------------------------- 2-104
3-1
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
回答者の属性 ------------------------------------------------------------------ 2-104
旅行形態等 --------------------------------------------------------------------- 2-105
中国地域観光への訪問動機 ------------------------------------------------ 2-106
訪日客の旅程 ------------------------------------------------------------------ 2-107
観光地の訪問率と評価 ------------------------------------------------------ 2-109
訪日観光の評価 --------------------------------------------------------------- 2-111
中国地域での購買行動 ------------------------------------------------------ 2-111
まとめ --------------------------------------------------------------------------- 2-112
3-2
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
広島県内の宿泊施設 ----------------------------------------------------- 2-113
回答者の属性 ------------------------------------------------------------------ 2-113
旅行形態等 --------------------------------------------------------------------- 2-114
中国地域観光への訪問動機 ------------------------------------------------ 2-115
訪日客の旅程 ------------------------------------------------------------------ 2-116
観光地の訪問率と評価 ------------------------------------------------------ 2-118
訪日観光の評価 --------------------------------------------------------------- 2-120
中国地域での購買行動 ------------------------------------------------------ 2-121
まとめ --------------------------------------------------------------------------- 2-122
3-3
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
鳥取県・島根県の宿泊施設 -------------------------------------------- 2-104
山口県の宿泊施設 -------------------------------------------------------- 2-123
回答者の属性 ------------------------------------------------------------------ 2-123
旅行形態等 --------------------------------------------------------------------- 2-123
中国地域観光への訪問動機 ------------------------------------------------ 2-124
訪日客の旅程 ------------------------------------------------------------------ 2-125
観光地の訪問率と評価 ------------------------------------------------------ 2-125
(6) 訪日観光の評価 --------------------------------------------------------------- 2-126
(7) 中国地域での購買行動 ------------------------------------------------------ 2-127
(8) まとめ --------------------------------------------------------------------------- 2-127
3-4
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
岡山県の宿泊施設 -------------------------------------------------------- 2-128
回答者の属性 ------------------------------------------------------------------ 2-128
旅行形態等 --------------------------------------------------------------------- 2-128
中国地域観光への訪問動機 ------------------------------------------------ 2-129
訪日客の旅程 ------------------------------------------------------------------ 2-130
観光地の訪問率と評価 ------------------------------------------------------ 2-130
訪日観光の評価 --------------------------------------------------------------- 2-130
中国地域での購買行動 ------------------------------------------------------ 2-130
まとめ --------------------------------------------------------------------------- 2-130
4.外国人旅行者アンケート調査のまとめ -------------------------------------- 2-131
(1) アジア客のインバウンド観光特性 --------------------------------------- 2-131
(2) 欧米客のインバウンド観光特性 ------------------------------------------ 2-133
(3) 観光地の評価 ------------------------------------------------------------------ 2-134
Ⅲ.中国地域のインバウンド観光推進に向けた課題・方策の検討 ----------- 2-136
1.中国地域のインバウンド観光推進に向けた課題 -------------------------- 2-136
2.中国地域のインバウンド観光推進に向けた方策(例) --------------------- 2-140
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
西日本を代表する歴史文化観光モデルルートの開発 --------------- 2-140
新たな魅力づくりによる広島滞在観光の充実 ------------------------ 2-141
広島と岡山における都市観光と新たな魅力づくり ------------------ 2-142
温泉滞在を主とした山陰周遊ルートの充実 --------------------------- 2-143
温泉滞在を主とした山口周遊ルートの充実 --------------------------- 2-144
中国地域のイメージ構築と発信力の強化 ------------------------------ 2-145
資料編
空港・港湾・宿泊者アンケート調査票
米子空港、鳥取・島根県内宿泊施設用 --------------------------------------2-148
岡山空港、岡山県内宿泊施設用 -----------------------------------------------2-150
広島空港、広島県内宿泊施設用 -----------------------------------------------2-150
下関港、山口県内宿泊施設用 --------------------------------------------------2-150
広島平和記念資料館での調査票 -----------------------------------------------2-151
鳥取県・島根県宿泊施設用
英語・繁体字(台湾)・韓国 ------------2-155
調査の目的
1.調査の目的
2007 年 1 月に観光立国推進基本法が施行され、2008 年 10 月には、国土交通省
に観光庁が設置された。観光庁は、《訪日外国人旅行者の増加は、国際相互理解の
増進のほか、我が国における旅行消費の拡大、関連産業の振興や雇用の拡大による
地域の活性化といった大きな経済効果をもたらすもの》であるという前提に基づき、
2010 年の訪日外国人旅行者数の目標を「1,000 万人」とし、推進本部の設置の下、
官民一体で「ビジッド・ジャパン・キャンペーン」を展開している。推進本部では
2010 年を“強化年(ビジッド・ジャパン・イヤー)”と設定し、2013 年は「1,500 万人」、
2019 年には「2,500 万人」の訪日外国人観光客を誘致するという目標を掲げてい
る。このような意欲的な目標が掲げられている背景には、国内観光市場が成熟化し
ているため、観光地域間でパイの奪い合いをするのではなく、訪日客による観光(イ
ンバウンド観光)により観光市場を拡大させ、効果的な内需振興に繋げていくとい
う大きな期待がある。
訪日客に対して、旅行商品の企画、効果的な観光施策を講じるに当たっては、タ
ーゲットを明確にして、市場調査に基づいた企画、展開が求められる。訪日客がど
のような目的や動機で来日しているかは、日本政府観光局(JNTO)等が定期的
に調査を実施しており、インバウンド観光の実態も徐々に明らかになりつつあるが、
中国地域の空港港湾が調査対象になっていないため、中国地域を訪問する訪日客の
観光動態の把握が困難な状況である。
中国地域では中国地域観光推進協議会により県境を越えたインバウンド観光振
興の取り組みを進めているところであるが、本調査では、観光戦略や施策立案に資
するため、訪日客を対象として、中国地域における観光動態や評価等の基礎データ
を収集し、中国地域におけるインバウンド観光の実態を明らかにする。また、イン
バウンド観光の実態を踏まえて、中国地域における訪日観光推進の課題・方策を検
討するものである。
2.調査の対象地域
中国地域
3.調査期間
平成 22 年 5 月~平成 23 年 3 月
2-1
Ⅰ.既存統計等からみるインバウンド観光の現状と課題
1.訪日客の概況
訪日客の概況について、訪日外客実態調査、宿泊旅行統計調査、出入国管理統計を
活用して分析する。
訪日外客実態調査注1は、日本政府観光局(JNTO)により行われており、日本旅行
を終え、主要な空港・港から出国しようとしている外国人旅行者を対象にしたアンケ
ート調査である。調査地点は、新千歳、仙台、成田、羽田、中部、関西、福岡、那覇
の各国際空港及び博多港であり、中国地域の空港・港は含まれていない。
宿泊旅行統計調査は、国土交通省により 2007 年から実施されているものであり、
従業員数 10 人以上の全宿泊施設を対象注2としている。
出入国管理統計は、法務省入国管理局による出入国審査を元にしたものである。
(注1)「訪問地調査」(2009/サンプル数 15,355)(2007-2008/サンプル数 14,535)、同(2006-2007/サン
プル数 13,891)、「満足度調査」(2006-2007/サンプル数 13,891)に基づき分析する。観光目的とした訪
日客だけではなく、商用目的等の訪日客も含まれており、滞在期間が 2 日以上、90 日以下の外国人旅行
者が対象。各季節毎に実施され、それを集計している。2010 年度の消費実態調査より広島空港での調査
が含まれている。
(注2)宿泊旅行統計調査は、平成 22 年第 2 四半期(4 月~6 月)分からは、従業員 10 人以上の全事業所に
加えて、従業員 5~9 人の宿泊施設の 1/3、従業員 4 人以下の宿泊施設の 1/9 を無作為に抽出してサンプ
ル調査を実施することになった。
(1) 日本全体の動向
a.外国人宿泊客数
2008 年の宿泊旅行客数は、世界的な金融危機による景気後退を受け、前年よりもわ
ずかに減少したが、2009 年には世界的な景気後退に加え新型インフルエンザの影響に
より対前年で-18%の大幅な減少となった。宿泊客数としては、台湾、中国、アメリカ、
韓国が上位を占めている。
図表Ⅰ.1
(万人)
2,500
日本の延べ外国人宿泊者数
不明
2,265
2,225
その他
オーストラリア
2,000
フランス
欧米系
1,830
ドイツ
欧米
イギリス
1,500
カナダ
アメリカ
アジア
1,000
タイ
台湾
香港
中国
0
2007年
2008年
2009年
韓国
(資料)観光庁『宿泊旅行統計調査』
2-2
アジア系
シンガポール
500
b.外国人宿泊客の国籍別推移
2009 年には多くの国の外国人宿泊客が減少している中で、中国は増加し、第 1 位
の台湾に迫る勢いである。
図表Ⅰ.2
(万人)
450
外国人宿泊者数の国別推移(1)
400
350
(万人)
70
300
200
台湾
中国
アメリカ
韓国
150
香港
250
外国人宿泊者数の国別推移(2)
オーストラリア
60
50
イギリス
フランス
40
シンガポール
タイ
ドイツ
30
100
20
50
10
カナダ
0
0
2007年
2008年
2007年
2009年
2008年
2009年
(資料)観光庁『宿泊旅行統計調査』
(資料)観光庁『宿泊旅行統計調査』
c.入国外国人の国籍別推移
入国外国人の国籍別推移を見ると、宿泊旅行統計と同様に 2008 年と 2009 年の入国
者数が減少しているが、韓国、中国、台湾、アメリカ、香港の順となっている。宿泊
旅行統計では 4 位の韓国が 1 位となっているが、この要因としては、在日者の出入国
が多いこと等が考えられる。
図表Ⅰ.3
(万人)
300
入国外国人の国籍別推移 (1)
250
200
韓国
(万人)
25
150
入国外国人の国籍別推移 (2)
オーストラリア
中国
20
タイ
英国
台湾
100
カナダ
フランス
15
米国
ドイツ
10
50
香港
インド
ロシア
5
0
0
90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 (年)
90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 (年)
(資料)法務省『出入国管理統計年報』
(資料)法務省『出入国管理統計年報』
2-3
d.初訪日率
初訪日率を国籍別注 4 に見ると、初訪日率が低いのは、台湾 19.4%と韓国 26.1%であ
り、中国はイギリス・フランスと同様に 5 割を超えている。アメリカは 40.8%と両者
の中間水準である。初訪日比率と地方圏訪問比率との相関を見ると、リピート率が高
まれば(初訪日比率が低ければ)、国内地方圏を訪問する比率が高くなる傾向が見られ
る。従って、初訪日比率が高い中国では地方圏訪問比率が最も低くなっている。イギ
リス・フランスでは初訪日比率が高いが、地方圏訪問比率も高くなっているのは、滞
在期間が長く日本各地を周遊する形態になっているためであると考えられる。
(注 4)中国地域へのダイレクトな航路がある韓国、中国、台湾の他、中国地域への入り込みシェアが相対
的に高い欧米 3 カ国を対象として分析する。
図表Ⅰ.4
図表Ⅰ.5
初訪日率
0%
20%
韓国
40%
60%
地方圏訪問率(
%)
26.1%
中国
54.6%
台湾
19.4%
アメリカ
40.8%
イギリス
51.8%
フランス
54.5%
(資料)JNTO『訪日外客訪問地調査』(2009)
初訪日比率と地方圏訪問比率
フランス
50.0
45.0
40.0
35.0
30.0
25.0
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
台湾 韓国
イギリス
アメリカ
中国
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
初訪日率(%)
(注)関東、中部、関西を除く地域を地方圏とした
(資料)JNTO『訪日外客訪問地調査』(2009)
e.平均宿泊数
平均宿泊数は
国によって差が大きい。短いのは韓国の 6.1 泊、台湾の 6.4 泊であ
る。欧米はほぼ 10 日以上であるが、アジアであるにもかかわらず中国が 12.8 泊と欧
米並みの長さとなっている。中国は 2010 年までは個人観光旅行向けのビザの発給要
件が厳しく、団体旅行が中心であり、初訪日率も高いため、欧米と同様に日本各地を
周遊する旅行パターンとなっているものと考えられる。
(泊)
図表Ⅰ.6
平均宿泊数
12.9
12.8
10.2
6.1
9.7
10.1
6.4
フランス
ドイツ
イギリス
アメリカ
中国
台湾
韓国
14.0
12.0
10.0
8.0
6.0
4.0
2.0
0.0
(資料)JNTO『訪日外客訪問地調査』(2009)
f.旅行形態
欧米は「個人手配自由旅行」が 6 割を超えており、韓国でも 5 割を超え、これらの
国ではFIT(Foreign Independent Tour)が主体となっている。中国、台湾では「ガ
イド付き団体ツアー」が 4 割前後と多くなっている。
2-4
図表Ⅰ.7
旅行形態
ガイド付き団体ツアー
個人自由旅行型パッケージ
0%
10%
20%
30%
40%
50%
韓国
12.5
18
台湾
アメリカ
37.2
6.9
9.2
31.6
0.5
1.5
23.1
70.9
13
0.6
8
60.6
イギリス 4.3 6.1
フランス 4.1
17.1
14
33.7
6.4
その他
不明
80%
90%
100%
51.7
40.3
中国
個人手配自由旅行
60%
70%
64.3
0.7
17.5
1.3
17.4
1.2
(資料)JNTO『訪日外客訪問地調査』(2009)
(2) 地方別の動向
a.地域別 GDP とインバウンド観光シェアの比較
宿泊旅行統計を基に、地域の経済規模(GDP)、延べ宿泊客数、延べ外国人宿泊客
数の全国シェアを比較してみると、経済規模シェアよりも外国人宿泊客シェアが大き
い地域としては、北海道、南関東、近畿、沖縄の地域が挙げられる。我が国の最北、
最南という風土性を活かした北海道や沖縄がインバウンド観光の面でもシェアが高い
ことが注目される。南関東、近畿のインバウンド観光シェアが高いのは、東京と大阪・
京都を繋ぐ我が国を代表する観光ルート(ゴールデンルート)が形成されていることに
加え、宿泊旅行統計調査では観光客だけではなくビジネス客も対象となっていること
などが考えられる。
逆に、経済規模シェアよりも延べ外国人宿泊客数シェアが小さい地域としては、東
北、北関東、甲信越、北陸、東海、中国地域、四国、九州となっている。この中では、
東海、九州、甲信越は経済規模のシェアに迫る外国人宿泊客数シェアをみせている。
これらのことから、地方圏におけるインバウンド観光の先進地域としては、北海
道・沖縄・九州を挙げることができよう。中国地域は東北、四国、北陸等とともに、
外国人宿泊客数において低位な状況にある。
(%)
50
図表Ⅰ.8
47.4
外国人宿泊客数の全国シェア(2009年)
GDP
40
延べ宿泊客数(日本人+外国人)
延べ外国人宿泊客数
30
18.1
20
9.9
5.7
7.2
5.3
1.5
1.6
沖縄
2-5
0.5
九州
(資料)観光庁『宿泊旅行統計調査』(平成21年)、内閣府『県民経済計 算』(平成19年度)
10.3
8.7 6.0
四国
近畿
東海
中中
国国地
地域
域
1.1
北陸
甲信越
1.0
3.7
南関東
2.1
北関東
北海道
0
東北
10
b.外国人宿泊客の国別構成比
地方毎に外国人宿泊客の国別構成比は大きく異なっている。インバウンド観光の先
進地域である北海道、九州、沖縄はアジアの構成比が大きい。北海道では、台湾と香
港のウェイトが大きく、九州では韓国が突出して多い。また、沖縄では台湾のシェア
が大きい。逆に、アジア客が 5 割を下回るのは、中国地域、四国、南関東である。
外国人宿泊客の国別構成比
図表Ⅰ.9
韓国
台湾
中国
香港
全国
全国
12.5
北海道
12.9
シンガポール・タイ
米国・カナダ
14.7
15.0
イギリス・ドイツ・フランス
5.6
9.0
オーストラリア
7.2
14.5
その他
18.4
3.1
0.9
10.8
32.5
8.3
22.8
2.7
3.4
東北
19.1
8.8
34.2
2.4
6.6
2.5
9.1
11.3
10.5
1.2
北関東
11.2
13.0
15.7
6.1
4.6
9.4
21.4
17.3
(茨城・栃木・群馬)
1.4
南関東
9.3
13.9
9.2
5.4
7.3
9.3
19.5
3.9
22.2
(埼玉、千葉、東京、神奈川)
3.6
甲信越
5.8
30.7
21.3
8.8
8.3
2.7
4.6
(新潟・山梨・長野)
北陸
11.0
8.0
41.0
10.1
8.0
(富山・石川・福井)
12.4
1.4
5.0
東海
9.2
26.0
18.2
7.3
4.2
(岐阜・静岡・愛知・三重)
11.1
18.0
1.0
4.9
近畿
11.5
15.9
12.9
14.1
4.4
3.6
8.8
13.7
8.4
3.3
20.5
1.5 2.3
中国
中国地域
14.7
11.5
7.6
5.9
13.4
19.6
23.5
アジア
四国
20.5
13.0
8.4
8.4
14.3
3.4
九州
28.3
2.2
1.5
46.1
6.1
16.9
2.7
4.3
7.1
5.8
0.7
10.3
1.7
沖縄
8.7
7.6
30.2
18.8
23.8
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
8.2
0.3
0.7
80.0
90.0
100.0
(資料)観光庁『宿泊旅行統計調査』(平成21年)
c.地方圏における外国人入国者数の対全国シェアの動向
入国管理統計ベースでみると、地方におけるインバウンド観光の先進地域である九
州と北海道で、2000 年以降に外国人入国者数が急増しているのがわかる。
図表Ⅰ.10
外国人入国者数対全国シェアのブロック比較(空海港ベース)
地方圏
10%
九州
8%
(東海)
6%
北海道
4%
2%
0%
75
80
85
90
95
00
(注)沖縄を除く
(資料)法務省『出入国管理統計年報』
2-6
05
中国
東北
北陸
甲信越
四国
北関東
九州では 1970 年代後半、1990 年代前半、2000 年代と 3 度の波が見られるが、これ
は韓国経済の成長や停滞の影響を反映したものと考えられる。北海道では、2000 年以
降にシェアが急拡大しているが、それ以前は中国地域よりもインバウンド観光のシェ
アは低い状況にあった。2000 年以降のシェアの急増は、先に見たように中国や香港か
らの入り込みの増大によるものと考えられるが、こうした地域での受入体制の充実を
どう進めたかという点は、中国地域においても参考になると思われる。
d.地方別訪問率
訪日外客実態調査によると、アジア 3 カ国、欧米 3 カ国のいずれの国においても関
東の訪問率がトップで、関西が続いており、東京と京都を繋ぐゴールデンルートへの
訪問客の多さを示している。第 3 位は韓国の場合は九州であるが、他の5カ国では中
部となっている。本項目は観光目的客だけでなく商用目的客も対象としていること等
から、大都市地域が上位となっているものと考えられる。また、初訪日率の高い中国
と欧米 3 カ国では地方別の累計訪問率が高く、これらの国では日本各地を周遊する傾
向が見られる。これに対し韓国、台湾のような訪日回数が多い国では、周遊範囲が絞
り込まれる傾向があり、こうした傾向は国別に見た平均宿泊日数とも符合している。
図表Ⅰ.11
0%
韓国
地方別の訪問率(複数回答)
20%
40%
60%
48.4%
台湾
13.2%
中国
8.9%
9.6%
47.9%
100%
24.5%
(%)
120%
140%
160%
180%
200%
21.9%
23.3%
27.6%
77.5%
35.0%
46.0%
6.9%
アメリカ
77.4%
イギリス
18.7%
84.1%
フランス
北海道
80%
19.5%
79.4%
東北
関東
31.3%
37.7%
21.4%
北陸
中部
関西
13.0%
52.8%
中国
四国
18.3%
九州
沖縄
(資料)JNTO『訪日外客訪問地調査』(2009)
e.主な訪問地
東アジア 3 カ国を対象として日本国内の主な訪問地を見ると、総じて東京のウェイ
トが高くなっている。東京の中では新宿等のビジネス街の他、韓国ではお台場、渋谷、
原宿等の若者で賑わう街への訪問率が高く、台湾では浅草、中国では銀座、秋葉原、
浅草等の主要観光地への訪問率が高い。台湾や韓国ではリピート率が高いため訪問地
を絞り込む傾向があるが、リピート率の低い中国では代表的な観光地をできるだけ多
く訪問する傾向となっている。また、首都圏以外では、中国・台湾では京都市・大阪
市への訪問率が高く、韓国では大阪と福岡の訪問率が高くなっている。
2-7
図表Ⅰ.12
0.0
50.0
100.0
16.6 16.3
14.1
東アジアからの訪問地
150.0
30.5
200.0
16.2
250.0
300.0
350.0
400.0
450.0
(%)
500.0
10.9 20.9
韓国
12.3 18.9
15.4 23.1
25.2
台湾
東京観光
中国
28.7
14.9
42.1
札幌・定山渓
42.4
小樽
上野
渋谷
37.4
31.2
40.0
39.2
TDR
東京タワー
浅草
秋葉原
銀座・有楽町
皇居
原宿・明治神宮
池袋
新宿
六本木
お台場
横浜
箱根
富士山
名古屋
京都市
大阪市
神戸・有馬温泉
奈良市
福岡市
別府
(注)訪問率(複数回答)が全体で5%以上の地域を表示
(資料)JNTO『訪日外客実態調査』(2009)
f.九州における訪問地
九州は東アジアに近いという地理的条件を活かして、東アジアからのインバウンド
観光の受け皿となっているが、訪問地を見ると次のような特徴が見られる。
(韓国)
訪問先としては福岡市が突出して高く、別府、阿蘇山、湯布院、熊本と続いている。
また、訪問率も他国と比べると相対的に高い。福岡市が高率である理由としては、福
岡空港がゲートウェイとして機能していることに加え、商用目的の割合が高いことと
ショッピング等を中心とした都市観光を楽しんでいることが考えられる。さらに福岡
市を拠点として、九州の代表的な観光地や温泉地・テーマパークなどを周遊している
様子がうかがえる。
(台湾)
台湾でも訪問先は福岡市が最も高い。これに続くのが那覇であるが、これは台湾か
らの地理的な近接性を背景としているものと見られる。
(中国)
訪問先は福岡市が高いものの、その他の観光地の訪問率は低くなっており、日本観
光の訪問先として九州が選択されるまでには至っていない様子がうかがえる。
図表Ⅰ.13
0.0
東アジアからの九州での主な訪問地
5.0
韓国
台湾
中国
10.0
15.0
20.0
19.0
5.6
25.0
30.0
5.9
35.0
4.4
40.0
2.5
4.2
45.0
4.8
4.3
4.2
福岡市
北九州
太宰府
別府
ハウステンボス
熊本市
阿蘇山
那覇
(注)訪問率(複数回答)が全体で1%以上の地域を表示
(資料)JNTO『訪日外客訪問地調査』(2009)
2-8
湯布院
長崎市
50.0
2.訪日客の消費実態
訪日客の消費実態について、JNTO「訪日外客消費動向調査 2007-2008」注3に基づ
き分析する。また、観光庁では 2010 年度より「訪日外国人消費動向調査」注4を開始
し、インバウンド観光による経済効果の把握に向けて、さらに詳細な調査を開始した
ところであり、その公表分の資料についても分析する。
(注 3) 同調査は 2007 年 12 月に成田空港、関西空港において、出国直前の外国人旅行者対象に実施した
もので、サンプル数は 4,659。
(注 4) トランジット、乗員、1 年以上の滞在者を除く日本を出国する訪日外国人客を対象としている。
標本数は年間 26,000 人で四半期毎に実施することとしており、2010 年度の 4 月~6 月調査では 3,906
人、7 月~9 月調査では 7,631 人が対象となっている。調査場所は、新千歳空港、仙台空港、新潟空港、
羽田空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、広島空港、福岡空港、那覇空港及び博多港の
11 空海港。
(1) 訪日観光での観光消費額(JNTO 調査資料より)
a.旅行総消費額
平均的には、旅行前の支出が 12.4 万円、旅行中の支出が 11.8 万円、合計で 24.2 万
円となっている。観光よりも商用目的において支出金額が多くなっているが、その要
因としては平均滞在日数が商用の方が長くなっていることが考えられる(商用 10.2 日、
観光 7.4 日)。
図表Ⅰ.15
図表Ⅰ.14
旅行総消費額(全体)
(万円)
30
旅行前
24.2
25
20
11.8
旅行中
(日)
12
26.9
平均滞在日数(訪日目的別)
10.6
10.2
10
22.9
7.4
8
13.9
10.9
6
15
4
10
2
13.0
全体
観光
商用
0
商用
12.0
観光
12.4
全体
5
0
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
b.旅行中の消費額の内訳
全体的には、物品購入費、宿泊費、飲食費のウェイトが大きい。観光目的において
は、物品購入費、商用目的においては宿泊費のウェイトが大きい。
図表Ⅰ.16
旅行中の消費額(項目別)
(万円)
13.9
14
12
10
11.8
0
5.8
2.8
3.2
その他
物品購入費
観光費
飲食費
2.3
4
2
4.2
4.6
8
6
10.9
1.9
5.1
宿泊費
国内交通費
1.2
1.7
0.9
1.5
全体
観光
商用
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
2-9
c.旅行形態別の旅行中消費額
ガイド付き団体ツアーや自由旅行型ツアー(宿泊と航空券のみセットになった自由
旅行型パッケージツアー)の場合は、物品購入費のウェイトが大きい。これに対して
個別個人手配旅行(宿泊、航空券、現地ツアーを個別に個人手配)では、物品購入費
に加えて、宿泊費や飲食費の金額も大きい。これは、平均滞在日数が個別個人手配旅
行の方がガイド付き団体ツアーに比べて倍程度長いことに加えて、ガイド付き団体ツ
アーでは宿泊費や飲食費などが、ツアー料金として旅行前に支払われているためと考
えられる。
図表Ⅰ.17
(万円)
図表Ⅰ.18
平均滞在日数(旅行形態別)
(日)
旅行形態別にみる旅行中消費額
13.7
14
12
その他
4.8
10
9.0
8
物品購入費
6.7
6
4
観光費
2.8
5.2
5.8
飲食費
宿泊費
4.1
個別手配
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
6.2
5.8
自由ツアー
0.9
個別個人
手配
0.5
自由旅行 型
ツアー
ガイド付 き
団体ツア ー
0
1.5
11.7
ガイド付きツアー
国内交通費
2.0
2
14
12
10
8
6
4
2
0
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
d.国籍別に見る旅行中消費額
旅行中の消費額は、フランスや米国などの欧米で大きく、韓国では概ねその半分以
下の水準となっており、個別個人手配旅行の割合と平均滞在日数の差も影響している
と考えられる。
1 日当たりの旅行中消費額で比較すると、英国が最も高く、中国で最も低くなって
いる。中国で低いのは、ツアー客が多いため、旅行中の宿泊費や飲食費が事前に支払
われているためと考えられる。
図表Ⅰ.19
図表Ⅰ.20
(万円) 国籍別にみる旅行中消費額 (万円)
1.6
16
1.4
14
12
1.2
1.0
0.9
10
8
11.8 12.8
6
4
2
1.0
1.2
15.7
0.8
1
15.0
13.1
0.6
0.4
6.8
旅行中消費額
1日当たり旅
行中消費額
0.2
13.9
15.3
12.6
9.7
9.3
フランス
英国
米国
中国
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
平均滞在日数(居住国別)
台湾
0
韓国
フランス
英国
米国
中国
台湾
韓国
0
1.4
1.2
(日)
18
16
14
12
10
8
6.8
6
4
2
0
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
2-10
旅行中の消費額は、旅行形態別に大きく異なるものであるため、旅行形態別に国籍
別の傾向を見ることとする。ガイド付きツアーの 1 人 1 日当たり旅行中消費額を見る
と、中国が突出して高くなっている。特に土産品・物品購入費の金額が、韓国や台湾
の 2.5 倍程度と大きいのが特徴である。個別個人手配旅行では、英国、米国、台湾な
どが高く、英国・米国では宿泊費と飲食費が大きく、台湾では土産品・物品購入費が
高いという傾向が見られる。個別個人手配旅行では、中国の旅行者の消費額は大きく
なく、ガイド付きツアーの消費額が大きかったことと対照的な結果となっている。こ
の要因としては、中国からの旅行者は最初はガイド付きツアーで訪日し、多くの買い
物をするが、個別個人手配旅行は、何度目かの訪日観光をする際の旅行スタイルであ
るため、消費ニーズが相対的に低いことが考えられる。
図表Ⅰ.21
(千円) ガイド付き団体ツアーの1人1日当たり旅行中消費額
25
21.3
20
その他費用
15
土産品・物品購入費
10
5
8.1
9.0
7.2
7.8
飲食費
3.0
宿泊費
1.6
交通費
フランス
英国
米国
中国
台湾
韓国
0
娯楽費・入場料等
20.1
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
図表Ⅰ.22
(千円) 個別手配旅行の1人1日当たり旅行中消費額
16
14.8
13.4
14
12.6
2.7
その他費用
12
10.6
2.2
10.3
10
土産品・物品購入費
8.1
8.3
3.8
3.2
4.1
2.9
8
娯楽費・入場料等
3.9
6
2.6
飲食費
4
2.1
1.7
2
2.1
2.1
5.2
5.6
3.1
フランス
英国
米国
中国
台湾
韓国
0
1.4
1.8
宿泊費
交通費
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
2-11
(2) 物品購入
a.お土産の購入動向
お土産としては、菓子、洋服・鞄・靴等のファッション用品の 2 品目がやや突出し
て高くなっている。第 3 位以下は化粧品、その他の食品・飲料・調味料、おもちゃ・
キャラクターグッズと続いている。購入場所は、空港内免税店が最も多く利用されて
いるが、ショッピングセンター・百貨店等のまちなかの商業施設も利用されているこ
とがわかる。
図表Ⅰ.23
お土産購入動向
0.0
菓子
洋服、かばん、靴等
化粧品
その他の食品、飲料、調味料
おもちゃ、キャラクターグッズ
和服(着物)、民芸品
酒
たばこ
その他の電気、電子製品
薬、サプリメント
カメラ、ビデオカメラ
文具
漫画、本、雑誌
ポストカード
食器、キッチン用品
宝石、アクセサリー
香水
CD、DVD、ゲームソフト
時計
子供服、ベビー用品
10.0
20.0
30.0
40.0
34.0
23.9
23.4
21.6
17.5
14.2
13.9
11.9
10.0
9.9
9.6
9.2
8.6
8.1
7.6
7.4
7.0
6.7
4.4
(%)
50.0
44.4
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
図表Ⅰ.24
お土産購入場所
0.0
(%)
5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0
39.3
空港内免税店
28.5
ショッピングセンター
27.4
百貨店
20.0
土産物店・ギフトショップ
16.7
スーパーマーケット
14.5
免税店以外の空港内店舗
100円ショップ
家電量販店
7.5
4.7
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
b.国籍別に見る物品購入
物品購入費は、中国・台湾で高く、韓国や米国・英国では低い。品目別に見ると、
中国を除き菓子がトップである。中国や韓国では化粧品が第 1 位、2 位を占め、日本
の化粧品への関心が強いが、欧米 3 カ国では、第 3 位に和服(着物)・民芸品、第 4 位
におもちゃ・キャラクターグッズが入っており、日本の伝統文化やポップカルチャー
への関心が見られるのが特徴である。
2-12
図表Ⅰ.25
国籍別にみる物品購入費
7.9
7.0
4.7
2.7
2.4
フランス
英国
米国
中国
台湾
韓国
(万円)
9
8
7
6
5
4
3.1
3
2
1
0
(資料) JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
図表Ⅰ.26
品目別購入率
菓子
1位
48.5% 化粧品
台湾
菓子
洋服、かばん、
46.1%
靴等
3位
洋服、かばん、
靴等
その他の食品、
43.1%
飲料、調味料
中国
化粧品
53.0% 菓子
47.9% たばこ
韓国
2位
洋服、かばん、
菓子
35.1%
米国
靴等
洋服、かばん、
菓子
39.7%
英国
靴等
洋服、かばん、
39.4%
フランス 菓子
靴等
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
35.0%
4位
22.7% たばこ
19.8%
38.5% 薬、サプリメント
33.6% 化粧品
26.9%
カメラ、ビデオカ
メラ
おもちゃ、キャラ
24.6%
クターグッズ
おもちゃ、キャラ
25.4%
クターグッズ
おもちゃ、キャラ
31.9%
クターグッズ
洋服、かばん、
靴等
その他の食品、
22.6%
飲料、調味料
32.8%
和服(着物)、民
30.4%
芸品
和服(着物)、民
28.0%
芸品
和服(着物)、民
39.4%
芸品
5位
25.9% 酒
27.3%
25.4% ポストカード
27.7%
その他の電気、
電子製品
25.2%
15.6%
19.0%
26.6%
c.最も満足したお土産
洋服・鞄・靴等が上位 1,2 位を占めている国が多い。但し、中国とフランスでは
カメラ・ビデオカメラ、英国では和服が第 1 位になっている。また、化粧品が韓国で
第 1 位、中国では第 2 位に入っており、この 2 カ国では化粧品への関心に加え満足度
も高くなっている。
図表Ⅰ.27
最も満足したお土産
1位
韓国
化粧品
2位
洋服、かばん、
8.8%
靴等
CD、DVD、ゲー
15.4%
ムソフト
洋服、かば
台湾
ん、靴等
カメラ、ビデオ
17.2% 化粧品
中国
カメラ
洋服、かば
和服(着物)、民
8.1%
米国
ん、靴等
芸品
和服(着物)、
洋服、かばん、
6.9%
英国
民芸品
靴等
カメラ、ビデオ
その他の電気、
10.6%
フランス カメラ
電子製品
(資料)JNTO『訪日外客消費動向調査2007-2008』
3位
8.0% 菓子
8.5% 菓子
15.9%
7.8%
5.3%
9.6%
洋服、かばん、
靴等
食器、キッチン
用品
食器、キッチン
用品
洋服、かばん、
靴等
2-13
4位
おもちゃ、キャラ
7.2%
クターグッズ
7.3% 化粧品
6.1%
4.2%
4.2%
7.4%
その他の電気、
電子製品
おもちゃ、キャラ
クターグッズ
カメラ、ビデオカ
メラ
和服(着物)、民
芸品
5位
3.8% 酒
3.4%
おもちゃ、キャラ
5.5%
クターグッズ
4.7%
4.5% 菓子
4.5%
3.9% 菓子
3.7%
その他の電気、
電子製品
その他の食品、
7.4%
飲料、調味料
4.2%
4.2%
7.4%
(3) 訪日観光での観光消費額(観光庁調査より)
2010 年度の第一四半期(4 月~6 月)と第二四半期(7 月~9 月)に実施された「訪日外
国人消費動向調査」に基づき、最新の観光消費の傾向を概観する。
a.国籍別に見た買い物代
訪日客 1 人あたりでは、中国客とフランス客の買い物代が大きくなっている。JN
TO訪日外客消費動向調査(2007~2008)と比較すると、中国客の購入額が大きいのは
同様であるが、フランス客の買い物代が大きくなっている点が異なっている。内訳を
見るとフランス客では服(和服以外)・鞄・靴の購入額が大きいのが特徴となっている。
図表Ⅰ.28
国籍別訪日客1人当たり買い物代(全国)
(円)
100,000
92,200
90,000
77,800
80,000
70,000
60,000
50,000
37,600
40,000
30,000
33,000
21,800
19,300
20,000
10,000
0
韓国
中国
台湾
アメリカ
イギリス
フランス
(資料)観光庁『訪日外国人消費動向調査』(2010年4月~9 月)に基 づき 算出(国籍 別)
訪日客 1 人当たり買い物代に旅行者数を乗じた買い物総額では、中国が突出して大
きくなっているのが特徴である。これに台湾・韓国が続いており、アジア客の購買力
が大きいのが特徴的である。
図表Ⅰ.29
(百万円)
国籍別買い物代(総額/全国)
180
164
160
140
120
100
80
60
51
45
33
40
25
20
5
0
韓国
中国
台湾
アメリカ
イギリス
(資料)観光庁『訪日外国人消費動向調査』(2010年4月~9 月)に基 づき 算出(国籍 別)
2-14
フランス
b.中国地域での消費額
訪日客 1 人当たりの日本滞在時の支出額では、中国地域を主な宿泊地とする訪日客
では 97,500 円であり、全国値(81,600 円)を上回っている。支出内訳を見ると、交通
費・娯楽サービス費・買い物代などはほぼ同水準であるが、宿泊費と飲食費において
中国地域が全国値を上回っている。
図表Ⅰ.30
訪日客1人当たり日本滞在時の支出額
0
5,000
(円)
10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000
22,400
宿泊
14,500
飲食
27,400
26,200
8,400
9,700
交通
全国
3,600
3,700
娯楽サービス
中国地域
30,300
29,000
買い物
2,400
1,500
その他
(注)サンプル数は全国が11,537人、中国地域は85人(中国地域を主な宿泊地とする訪日外客)、100円単位で表示
(資料)観光庁『訪日外国人消費動向調査』(2010年4月~6月、7月~9月)に基づき算出
買い物支出水準はほぼ同レベルであるがその内訳を見ると、中国地域を主な宿泊地
とする訪日客ではカメラ・時計、電気製品、その他食料品・酒等の買い物代が全国値
よりも大きく、服・鞄・靴などにおいて、全国値を下回っている。
但し、いずれも中国地域のサンプル数が少数であるため、今後の調査結果も加味し
て評価する必要がある。
訪日客1人当たり「買い物」の内訳
図表Ⅰ.31
0
2,000
菓子類
1,800
4,000
3,900
3,000
6,400
4,200
化粧品等
4,000
全国
5,100
中国地域
1,300
1,300
和服・民芸品
服・鞄・靴
その他
5,100
3,700
カメラ・時計等
マンガ・DVD等
8,000
2,700
その他食料品・酒等
電気製品(PC等)
(円)
6,000
3,200
6,300
700
700
2,800
3,700
(注))サンプル数は全国が11,537人、中国地域は85人(中国地域を主な宿泊地とする訪日外客)、100円単位で表示
(資料)観光庁『訪日外国人消費動向調査』(2010年4月~6月、7月~9月)に基づき算出
2-15
3.訪日客のニーズと評価
(1) 観光客が訪日前に期待したこと
アジア客と欧米客では、訪日動機の傾向に差異が見られる。
韓国は日本の食事と温泉に対する期待が強い。中国では、温泉、ショッピング、日
本の食事、自然景観への期待が強い。台湾も中国とほぼ同様の傾向となっている。中
国・台湾では韓国と比べて、ショッピングと自然景観に対する期待が強いのが特徴で
あり、ショッピングは大都市での消費、自然景観は北海道への訪問率の高さに結びつ
いていると考えられる。
これに対して、欧米 3 カ国では、アジア客でニーズの高い温泉への関心は相対的に
低く、日本の食事に対する関心が突出して高い。また、伝統的な景観・旧跡や日本人
の生活に対する興味・交流、伝統文化の体験・鑑賞への関心が高いのが特徴となって
いる。
訪日前に期待したこと(観光客のみ)
図表Ⅰ.32
0
韓国
50
100
200
20.2
39.1
23.9 28.2
中国
32
台湾
39.9
50.9
50.8
アメリカ
59.5
45.3
イギリス
63.2
39.9
フランス
150
56.3
50.3
31.6
41.3
16.9
250
300
350
8.6
14.4 11
51.2
62
27.8
54
54.1
23.7
47.2
29.3
39.5
49.6
70.7
47.2
47.2
45.4
74.8
46
25.8
34.1
48.5
41.9
54.1
13.9 8.6
79.6
34.7
38.7
59.3
伝統的な景観、旧跡
自然景観、田園風景
温泉
大都市の景観、夜景
ショッピング
日本の食事
日本人の生活に対する興味、交流
伝統文化の体験、鑑賞
(注)主要な項目を抽出して表示(複数回答)
400 (%)
47.3
(資料)JNTO『訪日外客訪問地調査』(2009)
(2) 観光客が訪日後に満足したこと
韓国では日本の食事、温泉が上位であり、中国と台湾ではショッピング、温泉、自
然景観が上位を占める。欧米 3 カ国では、食事、伝統的な景観・旧跡、日本人の生活
に対する興味・交流が上位である。これらの項目は、訪日前に期待したこととほぼ同
様であり、期待度の高いものが満足度も高かったことを示している。
2-16
図表Ⅰ.33
訪日後に満足したこと(観光客のみ)
0
50
韓国 21.1 33.6
中国
台湾
100
34.4
21.8
24.8
アメリカ
62.4
49.9
28.5
イギリス
68.1
46
28.2
フランス
55.1
52.7
34.7
250
300
350
400 (%)
16.3
5.2
47.3 12.9 7.4
53.5
28.3
46.1
50.5
35.4
200
43.6
25.7
52.9
50.3
28.3
150
40.5
76
50.9
47.2
51.5
5.9
15
49.2
42.4
79.1
54.6
38
82
56.9
41.3
46.1
46.7
35.7
53.3
伝統的な景観、旧跡
自然景観、田園風景
温泉
大都市の景観、夜景
ショッピング
日本の食事
日本人の生活に対する興味、交流
伝統文化の体験、鑑賞
(資料)JNTO『訪日外客訪問地調査』(2009)
(注)主要な項目を抽出して表示(複数回答)
(3) 特に満足した日本の食事
日本の食事に対する旅行前の期待は高く、旅行後の満足度も高くなっていることか
ら、日本の食事はインバウンド観光振興を図る上で大きな要素として位置付けられる。
特に満足した日本の食事の内容についてみると、上位 5 位までは、韓国と欧米 3 カ
国では、トップが寿司であり 2 位以下を圧倒している。それに続くのが、韓国ではラ
ーメンが第 2 位であり、3 位以下に大きな差をつけている。アメリカ、イギリス、フ
ランスでは刺身、天ぷら、ラーメンが 2 位~4 位で共通する。これに対して、台湾で
はラーメンが第 1 位、刺身が第 2 位、寿司が第 3 位となっている。また中国では刺身
が第 1 位、寿司が第 2 位、ラーメンが第 3 位となっている。従来、日本観光の食事と
しては、寿司、刺身、天ぷらの
イメージが強かったが、B 級グ
図表Ⅰ.34
0
特に満足した日本の食事
20
40
60
ルメとして位置付けられるラー
韓国
寿司 42.4
いるのが、近年の特徴といえよ
台湾
ラーメン 36.2
う。
中国
メンが重視されるようになって
刺身 39.3
アメリカ
寿司 50.0
イギリス
寿司 47.6
フランス
寿司 48.7
1位
ラーメン 24.1
100
魚介 焼肉
12.4 7.9
ラーメン21.4 魚介17.0
寿司 29.5
刺身17.8
120
うどん 刺身 とんかつ
6.5
11.4 7.9
刺身 24.9 寿司16.9
焼肉
10.7
天ぷら ラーメン うどん
7.5
9.6
17.8
ラーメン 刺身 うどん
天ぷら20.6
9.5 9.5
9.5
ラーメン うどん
刺身19.7 天ぷら18.4
9.2
10.5
2位
(資料)JNTO『訪日外客訪問地調査』(2009)
2-17
(%)
80
3位
4位
5位
(4) 訪日前後のイメージの変化
訪日前の日本に対する肯定的なイメージとしては、
「人々が親切」がトップで、わず
かの差で「都市の景観が美しい」が続いている。第 3 位以降は「文化と歴史が素晴ら
しい」「食事が美味しい」「サービスが良い」である。
訪日後の肯定的なイメージとしては、トップの「人々が親切」が突出して高くなっ
ており、この項目に対する訪日客の事前予想よりも一層肯定的に評価されていること
がわかる。逆に、「都市の景観が美しい」は第 2 位という順位は変わらないものの、
事前予想よりも肯定的評価が下がっている。更にそれに続くのが、「食事が美味しい」
「サービスが良い」であり、この 2 項目は事前予想でも高評価だったが、更にそれを
上回る高い評価となっている。また、
「交通機関が便利」という項目は、事前予想より
もはるかに上回る高評価となっている。
逆に、否定的イメージとしては「物価が高い」が挙げられており、訪日前後でのイ
メージの変化は余り見られない。
図表Ⅰ.35
訪日前後の肯定的なイメージの変化
0
10
20
30
28.9
日本の人々が親切/礼儀正しい
都市の景観が美しい
21.5
18
16.7
15.6
18.3
13.2
17.7
12.8
10.6
10.7
11.6
10.5
文化と歴史が素晴らしい
食事が美味しい
サービスがよい
生活水準が高い
自然・田舎が美しい
産業・工業製品の好イメージ
8
10.5
交通機関が便利/発達している
10
治安がよい
賑わい・活気がある
ショッピングが楽しめる
漠然とした肯定的なイメージ
映画・アニメ・音楽の好イメージ
適切な価格
言葉が通じやすい
その他
2.3
12.6
7.6
7.2
7.5
8.3
5.4
4.6
2.9
2.3
5.6
2.3
2.5
6.8
8.2
(資料)JNTO『訪日外客実態調査2006-2007<満足度調査>』
2-18
15.6
40
37.8
25.6
訪日前
訪日後
(5) 日本の魅力
多くの国で「人」がトップに上がっており人々の親切さ、礼儀正しさが日本の魅力
として高く評価されている。
台湾では「清潔」がトップであり、「人」が第 2 位、中国でも「人」に続き、僅差
で「清潔」が第 2 位となっており、アジアから見れば「清潔」も日本を特徴付ける魅
力といえる。
「文化・歴史」はアジアよりも、欧米から高く評価されている点も特徴である。
さらに、「都市景観」と並んで「サービス」の評価も高い。
「食事」は欧米から、
「交通」は中国・台湾からの評価が高く、韓国では「温泉」の
評価が高くなっている。
(%)
図表Ⅰ.36
他国と比べた日本の魅力(複数回答)
60
50
40
30
20
10
0
韓国
台湾
中国
アメリカ
イギリス
(資料)JNTO『訪日外客実態調査2006-2007<満足度調査>』
(6) 帰国後の訪日客の推奨地域
アジアと欧米では推奨したい地域の傾向が異なっており、アジアの国で推奨率が高
いのは、北海道、九州、沖縄となっている。関東、関西も 60%前後となっており、ア
ジアでは総じて日本観光が高評価となっていることがうかがえる。
これに対して、欧米ではアジア 3 カ国と比べると推奨率は低いが、関東、関西が比
較的高くなっている。地方ではなく大都市地域が高評価となっている要因としては、
関西では日本の歴史文化の代表地域である京都、関東では東京の築地市場や浅草等の
生活感のある観光資源が評価されていることが考えられる。
中国地域の推奨率は、アジア・欧米ともに高いとはいえず、この要因を見極め適切
な対応を検討することが求められる。
図表Ⅰ.37
日本の推奨地域
アジア3ヵ国による日本の推奨地域
(%)
100
80
80
60
60
韓国
台湾
中国
40
20
アメリカ
40
イギリス
20
2-19
沖縄
四国
(注)「帰国後知人に勧めたい地域」(推薦率=推薦件数/訪問件数)
(資料)JNTO『訪日外客実態調査2006-2007<満足度調査>』
九州
関西
中国
国地域
中
北陸
中部
東北
関東
0
北海道
沖縄
(注)「帰国後知人に勧めたい地域」(推薦率=推薦件数/訪問件数)
(資料)JNTO『訪日外客実態調査2006-2007<満足度調査>』
九州
四国
中国
国地域
中
中部
関西
北陸
関東
東北
北海道
0
欧米2ヵ国による日本の推奨地域
(%)
100
4.中国地域における訪日客の概況
(1) 外国人来訪の概況
a.外国人宿泊客数の推移
中国地域では、2009 年の減少は日本全体の減少を大きく上回り、対前年で-28%減
となっている。国籍別の旅行者数を見ると、アメリカ、韓国、中国、台湾の順であり、
アメリカがトップであるのが特徴である。
図表Ⅰ.38
(万人)
40
中国地域への外国人宿泊旅行者数
不明
37.6
36.5
その他
35
オーストラリア
フランス
27.3
ドイツ
25
イギリス
欧米
欧米系
30
カナダ
20
アメリカ
15
タイ
シンガポール
10
台湾
アジア系
アジア
香港
5
中国
0
2007年
2008年
韓国
2009年
(資料)観光庁『宿泊旅行統計調査』
b.国籍別対全国シェアの動向
総じて、欧米のほうがアジアよりも高いシェアとなっているのが特徴である。2009
年は中国、イギリスのシェアが低下している。
図表Ⅰ.39
(%)
4.0
中国地域における外国人宿泊客数の全国シェア
3.5 3.6
3.5
3.0
2.5
2.0
2.7
2.6
2.5
2.1 2.1
1.9
1.8
1.6
1.5 1.5
1.5
2.0
2.1
2007年
2008年
1.2
0.8 0.7 0.8
1.0
2009年
0.5
0.0
韓国
中国
台湾
アメリカ イギリス フランス
(資料)観光庁『宿泊旅行統計調査』
2-20
c.訪問地
訪問地として 0.2%以上の回答があった地域を見ると、中国地域の主要観光地は概ね
挙げられているが、九州と比べると東アジアからの訪問率は著しく低水準となってい
る。欧米 3 カ国では広島市の訪問率が高いのが特徴であり、宮島への訪問率も広島の
1/2~1/3 程度と比較的高くなっている。いずれにしても、訪日外客実態調査が、中国
地域内の空港・港では実施されていないため、訪問観光地の実態については詳しくは
把握しきれないのが現状である。
中国地域での訪問観光地
図表Ⅰ.40
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
韓国
台湾
中国
1.5
アメリカ
0.7
イギリス
0.9
フランス
5.5
2.2
11.2
4.3
1.2
15.1
鳥取市
松江
岡山市
8.1
倉敷
広島市
宮島
山口市
下関
(注)0.2%以上の訪問先を表示
(資料)JNTO『訪日外客訪問地調査』(2009)
外国人宿泊客の状況は、県によっても大きな差異が見られる。広島県は、欧米客が
アジア客を上回り、全国で第 9 位と福岡県のそれよりも多く、北海道と並び地方圏で
は最上位の水準にあるのが特徴である。但し、アジア客は 26 位と中位である。他の 4
県は、欧米客よりもアジア客が上回っており、国内的には総じて下位水準に止まって
いる。
図表Ⅰ.41
都道府県別外国人宿泊客数(2009年)
1,800
(47位)
鳥取
9,500
(45位)
島根
中国地方延べ宿泊客数
2,800
(43位)
273,020人
※国籍その他・不明を含む
4,630
岡山
(46位)
12,030
(25位)
広島
福岡
34,350
(12位)
福岡
277,810
(7位)
長崎
33,020
(13位)
長崎
158,470
(14位)
熊本
10,230
(27位)
熊本
169,050
(12位)
大分
7,280
(32位)
大分
106,690
(16位)
鹿児島
9,190
(29位)
鹿児島
49,470
(23位)
宮崎
4,940
(37位)
宮崎
33,410
(32位)
佐賀
2,390
(45位)
佐賀
21,030
(37位)
60,960人
(9位)
8,830
11,820
(42位)
(26位)
欧米系5カ国(アメリカ・カナダ・イギリス・ドイツ・フランス)
アジア6カ国・地域(韓国・中国・香港・台湾・シンガポール・タイ)
(注)円内の数字は宿泊客数(単位:人)、( )内は全国順位
(資料)観光庁『宿泊旅行統計』(2009年1月~12月)
2-21
(36位)
46,010人
山口
(30位)
26,140
京都
330,070
(3位)
京都
193,370
(10位)
大阪
286,410
(4位)
大阪
1,206,950
(3位)
兵庫
75,420
(7位)
兵庫
165,120
(13位)
(2) 国際定期路線
a.国際航空路線
中国地域において、国際定期路線を持つ空港は広島空港、岡山空港、米子空港の 3
空港である。
広島空港ではソウル便、上海便が 7 便/週とデイリー運行されているのをはじめとし
て、北京・大連便(5 便/週)、大連便(3 便/週)、台北便(5 便/週)、グアム便(2 便/週)とな
っている。
岡山空港では、ソウル便、上海便が 7 便/週とデイリー運行され、北京・大連便(3
便/週)、グアム便(2 便/週)が運行されている。米子空港ではソウル便が 3 便/週ほど運
行されている。
即ち、中国地域の国際航空路線は、韓国・中国を主体として台湾も含めた東アジア
との路線が主体であり、欧米からの入込みは他圏域の空港や港を経由する形となって
いる。
図表Ⅰ.42
中国地方の国際定期路線
美保飛行場
(米子空港)
広島空港
岡山空港
空港の種別
拠点空港(国管理)
地方管理空港
共用空港
管理者
国土交通大臣
岡山県
防衛大臣
滑走路延長×本数
3,000m×1本
3,000m×1本
2,000m×1本
国際線乗入航空会社
7社
3社
1社
ソウル 3便/週
ソウル 7便/週
ソウル 7便/週
上海 7便/週
北京・大連5便/週
グアム 2便/週
大連 3便/週
国際線便数
北京・大連3便/週
上海 7便/週
台北 5便/週
グアム 2便/週
(資料)国土交通省『数字でみる航空』(2009)、各空港ホームページ(H22.4.21現在)
b.国際線就航便数と就航先
3 空港の就航都市数は 2001 年の 9 都市から 19 都市へと大きく拡大している。就航
便数も同期間に大きく拡大しており、広島空港では 2001 年の 23 便/週が 2009 年には
36 便/週に、岡山空港でも 9 便/週が 19 便/週まで増加している。
なお、隣接ブロックである近畿の国際空路線便数は、中国地域の 10 倍以上の水準
にあり、東アジアのみならず、欧米の路線も備えており、九州も中国地域の 3 倍以上
の便数を有している。
図表Ⅰ.43
国際線就航便数と就航先
(便/週) 空港の国際線就航便数、就航先都市数
70
60
48 51
50
40
30
20
10
0
36 37 37
32 30 35
3 3 3 3
3
3
29 32
55 57 58
3
3
34 35 36
9
9
16 16 18 19 19
10 11 12
582
500
3
23 21 23 23 23 22
9
方面別国際定期路線の便数
(便/週)
600
オセアニア
米子
400
広島
300
岡山
200
都市数
100
アメリカ
欧州
171
東南アジア
東アジア
51
0
九州
99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 年
中国
近畿
(資料)各空港ホームページ(H22.4.21現在)に基づき作成
(資料)交通新聞社『JR時刻表』
2-22
c.国際線乗降客数
2001 年に 50 万人を越えたが、その後は SARS や経済情勢等の影響を受け、増減を
繰り返し、ここ数年は 50~60 万人程度で推移している。
近畿、九州は中国地域に比べると国際航空路線便数が多いため、国際線の乗客数も
中国地域に対して各 20 倍、4 倍と大きくなっている。中国地域の国際空港はアジアと
の直行便が主体であることから、近畿の国際空港は中国地域においては欧米からのイ
ンバウンド観光のゲートウェイとしての役割を有しているとも考えられる。
図表Ⅰ.44
(千人)
国際線乗降客数のブロック比較
空港の国際線乗降客数
700
605 617
600
500
空港の国際線乗降客数
436 464
525
496 505 503
400
(2008年)
(千人)
542
10,193
10,000
442
その他
321
300
200
100
8,000
広島
6,000
岡山
4,000
米子
2,000
2,392
542
0
0
98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 年
九州
中国
近畿
(資料)国土交通省『空港管理状況調書』
(資料)国土交通省『空港管理状況調書』
d.運行ダイヤ
路線毎の運行ダイヤを見ると、広島空港からのソウル便、上海便、台北便、岡山空
港からのソウル便はいずれも中国地域からの出発時間が 9 時台、海外からの到着時間
が 20 時台となっており、中国地域からの出国を中心としたものになっている。一方、
広島空港の大連便、北京便や岡山空港の上海便、大連便、北京便は海外空港の出発時
間が午前中であり、海外からの訪日にも適した運行ダイヤとなっている。
図表Ⅰ.45
空港
運行ダイヤ
北京
ソウル
上海
岡山空港
大連
北京
航空会社
アシアナ・ANA
中国東方
チャイナエアライン
中国南方
中国国際
中国国際・ANA
大韓
中国東方
中国東方
中国東方
米子
アシアナ・ANA
広島空港
路線
ソウル
上海
台北
大連
ソウル
当地発 海外到着 海外発 当地着
9:40
11:20
18:35
20:00
9:20
10:00
17:30
20:10
9:00
10:30
16:55
20:15
12:25
13:25
8:25
11:25
14:25
15:35
10:25
13:25
14:25
17:55
8:15
13:25
9:40
11:15
18:30
20:00
13:10
14:10
9:10
12:10
14:40
16:00
10:45
13:40
14:40
18:10
8:30
13:40
12:00
13:40
9:30
11:00
15:00
16:40
12:30
14:00
頻度
毎日
毎日
5便/週
3便/週
5便/週
5便/週
毎日
毎日
3便/週
3便/週
1便/週
2便/週
(資料)交通新聞社『JR時刻表』(2010年7月)
e.国際港湾
国際定期路線を持つ国際港湾としては、下関港と境港がある。下関港注は釜山便(旅
客定員約 460~560 人)が毎日運行され、青島便(旅客定員約 350 人)が各 2 便/週運行さ
れている。境港では東海・ウラジオストク航路が 2009 年に開設され、東海との間に
2-23
2便/週(旅客定員約 460 名)が運行されている。
(注)2011 年 1 月より韓国・光陽市の光陽フェリーが下関市と同市を結ぶ国際フェリーの運航を開始する。定員 700 人
のフェリーを片道 10 時間で、週 2 回運行する計画。境港では 2010 年9月より週1便に変更された。
図表Ⅰ.46
国際定期フェリー航路の運行ダイヤ
海運会
港湾
路線
当地着
社
東海、ウラ
ジオストク
境港
DBSク
ルーズ
関釜フェ
リー
オリエント
フェリー
プサン
下関
青島
当地発
頻度
金9:00
土19:00 1便/週
8:00
19:00 7便/週
水・土9:30 水・土12:00 2便/週
(資料)各港湾HP(2010年12月),下関港の蘇州太倉路線はコンテナ輸送のみのため非表示
(3) 出入国外国人
a.出入国外国人
出入国外国人は着実に増加しており、港湾・空港別に見ると下関港が最も多くなっ
ている。
図表Ⅰ.47
中国圏内空港・港湾における出入国外国人数
(万人)
40.0
36.3 36.3
31.6
30.0
20.0
19.2 20.3
13.4 12.4
21.1 22.5
24.5
その他港湾
下関港
26.6
その他空港
15.8
米子空港
広島空港
10.0
岡山空港
0.0
97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 年
(資料)法務省『出入国管理統計年報』
b.入国者に占める外国人の比率
日本全体としては、入国者における外国人は日本人の 49%とほぼ半分程度である。
中国地域では、ソウル便がインバウンド観光型の運行ダイヤとはなっていない広島空
港・岡山空港では外国人が日本人の各 30%、21%に止まっている。これに対して、米
子空港では外国人が日本人の 46%となっており、フライトスケジュールにより外国人
入国者数が影響を受けていることが考えられる。
2-24
図表Ⅰ.48
全国の入国者数(2009年)
(万人)
1,800
入国者数
広島空港の入国者数(2009年)
(人)
120,000
113 , 0 9 8
1,543
1,600
100,000
1,400
80,000
1,200
1,000
60,000
758
800
その他
344
600
400
40,000
韓国 184
台湾 107
中国 124
200
‐
日本人
20,000
その他 7,169
韓国 8,500
台湾 3,582
中国 15,023
0
日本人
外国人
外国人
(資料)法務省『出入国管理統計』(2009)
(資料)法務省『出入国管理統計』(2009)
(人)
100,000
90,000
80,000
70,000
60,000
34,274
岡山空港の入国者数(2009年)
米子空港の入国者数(2009年)
(人)
12,000
89,726
11,15 7
10,000
8,000
6,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
5 ,13 0
その他
4,000
18 ,9 6 8
日本人
その他 2,782
韓国 6,544
中国 9,642
521
韓国 4,609
2,000
0
日本人
外国人
外国人
(資料)法務省『出入国管理統計』(2009)
(資料)法務省『出入国管理統計』(2009)
c.中国地域の入国外国人の国籍別全国シェア
中国地域の入国外国人の全国シェアを見ると、韓国のシェアは 4.7%、中国が 2.3%
と比較的高くなっている。ところが宿泊客数のシェアは韓国が 1.8%、中国が 1.2%に
止まっている。即ち、中国地域には入国はするが宿泊はしないという傾向がみられる。
この要因としては、韓国客の入国シェアが全国の 3.2%と多くを占める下関港において、
韓国客の出入国者は多いものの、中国地域に観光に訪れ宿泊する割合が低いことが考
えられる。また、両国ともに中国地域においてはビジネス客の割合が大きく、短期滞
在型となっていることが考えられる。
図表Ⅰ.49
(%)
5
中国地域の空港・港湾における入国外国人の全国シェア
4.7
その他 0.6
4
岡山空港 0.4
広島空港 0.5
3
2
2.3
その他 0.4
下関港
3.2
1
岡山空港 0.8
広島空港
1.2
0.6
0.4
0.4
0.2
0
韓国
中国
台湾
アメリカ イギリス フランス
(資料)法務省『出入国管理統計』(2009)
2-25
5.中国地域におけるインバウンド観光振興を検討する上での視点
(1) 地方圏におけるインバウンド観光の動向
我が国のインバウンド観光は、東京と京都・大阪を繋ぐゴールデンルートを周遊
する傾向が強いが、地方圏では次のような動向が見られる。また、国・地域別の動
向やニーズについては下表のように整理した。
・地方圏では北海道、九州、沖縄がインバウンド観光の先進地域となっている。北海
道では主として台湾・香港客、九州では主として韓国客が多く、両圏域ともに 2000
年以降インバウンド観光を急拡大させている。
・アジア客のうち、台湾・韓国では訪日リピート率が高まっており、大都市観光から
地方観光へと向かう傾向も見られる。中国は初訪日率が高く、欧米と同様に日本全
体を周遊する傾向にあり、今後は個人観光客向けビザの発給要件緩和等により、イ
ンバウンド観光の大幅な増加や、また経済発展に伴いリピート率が高まることによ
り、我が国の地方観光への志向も高まるものと見られる。
・アジア客は総じて、温泉、日本の食事、ショッピング、自然型観光地への関心が高
くなっており、こうしたニーズが大都市圏や九州・北海道に向かわせるものとなっ
ている。
・アジア客の九州における観光行動を見ると、福岡をゲートウェイとして福岡を訪問
拠点とするとともに、福岡から周辺の温泉や有名観光地を周遊している傾向がみら
れる。
・欧米客は、日本の食事、伝統的な景観・旧跡、日本人の生活文化への関心が強く、
地方圏へも訪問する傾向がある。
図表Ⅰ.50
国・地域
韓国
中国
台湾
国・地域別のニーズ特性
日本での
買い物
・中国地域での宿泊者数は第 2 位(2009 年)。 ・日 本の 食事 と温 泉に 強い 期 ・菓子、化粧
・下関港での入国者数が多い。
待。
品が上位
・リピート率が高く、滞在日数が短い。
・食事では、寿司とラーメンへ
・個人自由旅行が過半を占める。
の満足度が高い。
・物品購入費は中国、台湾ほど多くはない。
菓子、化粧品を購入する傾向。
・九州・北海道志向が強く、中国地域の推
奨率は高くはない。
・中国地域での宿泊客数は第 3 位(2009 年)。 ・温泉、ショッピング、日本の ・化粧品、菓
・初訪日率が高く、滞在日数は欧米並みに 食事、自然景観に強い期待。
子が上位
長い。
・食事では、刺身、寿司、ラー
・ガイド付き団体ツアーが多い。
メンへの満足度が高い。
・団体ツアーでの旅行中消費額が突出して
多い。化粧品、菓子を購入する傾向。
・九州・北海道・沖縄志向が強く、中国地
域の推奨率は高くはない。
・中国地域での宿泊客数は第 4 位(2009 年) ・中国と同様に、温泉、日本の ・ 菓 子 、 洋
・リピート率が高く、滞在日数が短い。
食事、自然景観、ショッピング 服・鞄・靴、
・ガイド付き団体ツアーが多い。
に強い期待。
その他の食
・物品購入費は中国に次いで多い。菓子と ・食事では、ラーメン、刺身、 品が上位
訪日動向
期待すること
(次ページに続く)
2-26
ファッション用品を購入する傾向。
寿司への満足度が高い。
・沖縄・九州・北海道志向が強く、中国地
域の推奨率は高くはない。
欧米
・米国は中国地域での宿泊客数は第 1 位 ・日本の食事、伝統的な景観・ ・ 菓 子 、 洋
(2009 年)。
旧跡、大都市の景観・夜景、日 服・鞄・靴
・初訪日率が高く、滞在日数が長い。
本人の生活に対する興味・交 等、和服(着
・個人自由旅行が過半を占める。
流、伝統文化の体験・鑑賞に期 物)・民芸品
・物品購入費は韓国と同様で多くはない。 待。温泉への関心は低い。
が上位
菓子とファッション用品を購入する傾 ・食事では、寿司、刺身、天ぷ
向。
らに加え、ラーメンへの満足度
・関東・関西志向が強く、中国地域の推奨 が高い。
率は他の地方圏と同様に高くはない。
(資料)宿泊旅行統計、JNTO訪日外客調査(訪問地調査、満足度調査、消費動向調査)を基に作成
(2) 中国地域におけるインバウンド観光振興を検討する上での視点
中国地域は東アジアと地理的に近接しており、地域内の各地から空路・海路の直行
便も有している。また、アジア客のニーズが強い温泉、日本の食事、ショッピング、
自然型観光地や、欧米客のニーズの強い日本の食事、伝統的な景観・旧跡、日本人の
生活文化等についても一定の資源を有している。しかしながら、中国地域のインバウ
ンド観光は、人口規模や経済規模と比べると著しく低位な状況にあり、訪日客が帰国
後に友人や知人に推奨する率も低い。
我が国のインバウンド観光の先進地域である北海道や九州が、地域の魅力をアピー
ルし、国際交通機能の充実を図ることで、2000 年以降アジアからのインバウンド観光
を急速に拡大しているという経緯をふまえると、中国地域においても地域の資源や交
通基盤特性を踏まえ、インバウンド観光政策を適切に打ち出すことで、一層のインバ
ウンド観光の振興を図ることが求められる。
ここでは、インバウンド観光に関わる基本統計や交通条件等のマクロデータに基づ
き、中国地域におけるインバウンド観光振興を検討する上での視点を整理する。
○他圏域にはない「中国地域の魅力」の打ち出し
九州は地理的に東アジアに最も近く、空路・海路ともに充実していることから、訪
日のための交通コストの面では中国地域よりも優位であり、その上で温泉等の魅力の
アピールや SUNQ パス等の安価で利便性の高い交通政策によりインバウンド観光振
興を進めている。一方、北海道は東アジアからの地理的な遠隔性にも拘わらず、大自
然などの他圏域にはない魅力をアピールすることにより、近年急速に東アジアからの
受入を拡大している。これらを踏まえるならば、中国地域においても、九州等の他圏
域にはない魅力を打ち出していくことで、「価格+魅力」の総合力でアピールできる
インバンド観光戦略を持つことが求められる。アジア客と欧米客では訪日観光に対す
るニーズが異なること、アジア客の中でも韓国客と中国客ではまた異なるニーズがあ
ることなどを踏まえ、魅力の打ち出しにおいては国別の対応が求められる。
○拠点+広域周遊ルートの形成
九州のインバウンド観光を見ると、福岡を観光拠点とするとともに、福岡をゲート
2-27
ウェイとして有名観光地を周遊する傾向がある。中国地域では、鉄道網・高速道路網
ともに九州に劣らぬ水準であることから、これらを活かして、複数の観光地を繋ぐこ
とでより大きな魅力が感じられる国際観光周遊ルートを形成することが求められる。
特に、欧米客は歴史文化や生活文化の体験志向が強いため、我が国の地方圏を訪れる
傾向が強くなっている。中国地域でも広島や宮島において欧米客の受入実績があるが、
そこからさらに周辺の歴史文化型観光地にいかに誘導するかが課題である。欧米客は
ジャパンレールパスを利用した個人旅行、中国・台湾等のアジア客はバスを利用した
団体ツアーという旅行形態の違いを踏まえ、周遊ルートや情報発信のあり方 注を検討
することが求められる。
(注)「ミシュラン日本版(2010)」において、岡山を拠点として兵庫方面、鳥取方面、島根方面、広島方面
への 1 泊、日帰り周遊コースの情報発信などの取り組みもある。
○インバウンド観光仕様のフライトスケジュール
中国地域の国際航空路線は、路線によってはインバウンド観光に適していないフラ
イトスケジュールで運行されている。このためインバウンド観光を推進していこうと
するならば、当該国・地域から利便性の高いフライトスケジュールを持つことが求め
られる。但し、便数が一定の場合、インバウンド観光の利便性を高めることは、中国
地域からのアウトバウンド観光やビジネス利用の利便性を低めることにも繋がりか
ねないので、総合的に検討する必要がある。
○関西・九州を繋ぐ広域的な国際周遊ルート形成
関西空港は我が国を代表するゲートウェイとして欧米客・アジア客が多数入国して
おり、福岡空港でも中国地域の全ての国際航空路線を上回る航空網を有している。中
国地域においてはゲートウェイ機能を短期間に強化することは困難であるため、この
ような関西や九州のゲートウェイ機能を活用する視点も求められる。こうした観点か
ら、東京と京都・大阪を結ぶゴールデンルートに比肩するような関西~中国~九州を
つなぐ広域的な国際周遊ルート形成についても、検討することが求められる。
2-28
Ⅱ.外国人旅行者アンケート調査からみるインバウンド観光の特性
1.空港・港湾でのアンケート調査
(1) 実施手法
各施設の出国待合いロビー等において、出国直前の外国人乗客を対象としてアンケ
ートを配布・回収した。調査は、韓国人及び中国人の留学生等を調査員として実施し
た。各施設における実施場所、実施日、実施人員などは以下の通りである。
施設名
対象定期便
東海(金 19:00 発)
境港
東海・ウラジオストク
(日 19:00 発)
実施日
実施場所・時間帯
実施人員
境港国際旅客ター
8/1(日)
ミナル待合室内
日:2名
8/8(日)
(出港約3時間前
韓:2名
~出港時刻)
国際線チェックイ
ソウル
米子空港
(金 12:00 発、
火・日 15:00 発)
8/1(日)
8/8(日)
ンカウンター待合
室付近
(出発約2時間前
日:2名
韓:2名
~出発時刻)
ソウル(毎日 9:40 発)
岡山空港
上海(毎日 13:10 発)
大連・北京
(火木土 14:40 発)
8/3(火)
8/19(木)
8/20(金)
国際線搭乗待合室
(C.I.Q 内)
(各便出発約2時
間前~出発時刻)
日:1名
韓:1名
中:2名
ソウル(毎日 9:40 発)
上海(毎日 9:20 発)
広島空港
台北(月火木金土 9:00 発)
大連(火木土 12:25 発)
大連・北京
7/26(月)
7/27(火)
7/29(木)
国際線搭乗待合室
(C.I.Q 内)
(各便出発約2時
間前~出発時刻)
日:2名
韓:1名
中:2名
(日月水木金 14:25 発)
下関国際旅客ターミ
下関港
釜山(毎日 19:00 発)
8/17(火) ナル待合室内
青島(水・土 12:00 発)
8/25(水) (出港約3時間前
~出港時刻)
※実施人員の「日」日本人スタッフ、「韓」韓国人留学生、「中」中国人留学生
2-29
日:1名
韓:2名
中:2名
調査回答者には、以下の粗品を提供した。
・米子空港・境港
…温泉の素(皆生温泉)
・岡山空港
…い草コースター(2 枚組)
・広島空港
…しゃもじ
・下関港
…絵葉書(山口県内観光地)
(2) 実施結果
各空港・港湾における総回収数は 431 である。
実施場所
韓国
サンプル数
中国(簡体)
台湾(繁体)
その他(英語)
合計
88
-
-
5
93
米子空港
9
-
-
-
9
岡山空港
33
-
99
4
136
広島空港
29
6
79
15
129
下関港
39
-
16
9
64
合計
198
6
194
33
431
境港
(3) 空港・港湾での調査対象路線と乗客の概要
①境港
実施日
対象路線・回収数
乗客の概要
8/1(日)
19:00
東海・ウラジオストク
(韓 29、英 2)
計 31
・420 人乗船(ほぼ外国籍)
・韓国人ツアーはバス8台分。
・金曜日inの日本で2泊するツアーと、
日曜日inの日本で宿泊しないツアー
がある。
・ロシアからのツアー客有り。
・ロシアからのサッカー交流の小・中学
生の団体有り。
8/8(日)
19:00
東海・ウラジオストク
(韓 59、英 3)
計 62
・430 人乗船(ほぼ外国籍)
・8/1と同様に韓国からのツアー客が非
常に多い。そのうち、韓国放送大学日
本学科の旅行があった。
・ロシアからのツアー客有り。
・ロシア人を除く欧米人は 10 名程度。
2-30
②米子空港
実施日
対象路線・回収数
乗客の概要
8/1(日)
15:00
・8/1出発便への外国籍搭乗者は韓国籍
ソウル
(17:40 に変更)(韓 3)
計3
8名のみ。
・8/1到着便に90名の韓国人乗客あり。
(校長先生グループの教育旅行視察
10名、JJツアー(25名)の鳥取~
倉吉~境港~松江~米子旅行など)
8/8(日)
15:00
ソウル(韓 6)
・団体(韓国芸術専門学校)約50名有
計6
り。東京→京都→広島→米子という行
程。広島アニメーションフェスティバ
ルへ参加した後、広島周辺の航空便の
利便性で米子outになったとのこと。
・ゴルフ場の送迎付きツアーも有り。
・到着便には、8/1同様にJJツアーの
山陰旅行有り。
③岡山空港
実施日
8/3(火)
対象路線・回収数
9:40
乗客の概要
ソウル
(韓 9)
13:10
上海
(簡 26)
つお客が多く、ほぼ全員の
14:40
大連・北京
(簡 24)
外国人乗客にアンケートを
計
59
・CIQ内で着席して搭乗を待
依頼することができた。
・ソウル便では、ゴルフツア
ー有り。
・研修生の帰国、留学生の一
時帰国などが多く、観光客
は非常に少ない。
8/19(木)
9:40
ソウル
(韓 9、英 2)
13:10
上海
(簡 14)
人乗客にアンケートを依
14:40
大連・北京
(簡 15)
頼。
計
40
・8/3 同様、ほぼ全員の外国
・中国便は研修生の帰国、留
学生の一時帰国などが多
く、観光客は非常に少ない。
8/20(金)
9:40
ソウル
(韓 15、英 2) ・8/3 同様、ほぼ全員の外国
2-31
13:10
(簡 20)
上海
計
37
人乗客にアンケートを依
頼。
・上海便に 31 名の団体有り。
④広島空港
実施日
7/26(月)
対象路線・回収数
9:00
台北
(繁 2、英 2)
9:20
上海
(簡 5)
9:40
ソウル
(韓 6、英 2)
14:25
7/27(火)
7/29(木)
乗客の概要
・大連・北京便は研修生
の帰国が多い。
・観光客の利用は少ない。
大連・北京(簡 18、英 3)計 38
9:00
台北
(繁 3、英 1)
9:20
上海
(簡 14)
9:40
ソウル
(韓 5、英 2)
12:25
大連
(簡 13)
9:00
台北
(繁 1)
9:20
上海
(簡 5)
9:40
ソウル
(韓 18、英 4)
12:25
大連
(簡 14)
客18名搭乗(東京→富
14:25
大連・北京(簡 10、英 1)計 53
士山→京都→大阪→岡
・上海便にハンドボール
中国チーム搭乗。
・観光客の利用は少ない。
計 38
・大連便に企業の研修生
(帰国)20 名搭乗
・北京からの団体ツアー
山→広島)
⑤下関港
実施日
対象路線・回収数
8/17(火) 19:00
乗客の概要
(韓 16、英 1)
釜山
計
17
・300 名の小~高校生の研修
ツアーグループ有り。
・2 つの旅行会社により各 40
名程度のツアー有り。
・ツアーは全て九州方面
8/25(水) 12:00
青島
(簡 16、英 2)
・釜山便はボーイスカウト、
19:00
釜山
(韓 23、英 6)
ガールスカウトの団体有
47
り。
計
・釜山便のツアーは全て九州
方面。
・青島便は企業の研修
生の帰国が多かった。
・青島便、釜山便ともに欧米
系の利用が1グループ有
り。
2-32
1-1岡山空港
(1) 回答者の属性
①居住国
中国居住者(以下「中国客」と表記)が約3/
図表Ⅱ.1
居住国 /岡山空港
その他
3%
4、韓国居住者(以下「韓国客」と表記)が約1
(n=135)
韓国
24%
/4であった。岡山空港の場合、中国便が多い
(上海、大連・北京便合計で 10 便/週)ことに加
中国
73%
え、ソウル便(7 便/週)はアウトバウンド仕様(日
本への到着時間が遅く、日本からの出発時間が
早い)となっているため、中国客が多数を占める
結果となった。
②旅行目的
韓国客では、観光、仕事、家族や友人の訪問がそれぞれ 3 割弱となっている。韓国
人にとっては、インバウンド観光向きのフライトスケジュールでは無いことから、多
様な旅行目的がみられる。中国人では、不明が最も多くなっているが、ヒアリングに
よれば、研修生・実習生注1が多かったことがわかっており、外国人研修技能実習制度
による訪日客が多く含まれていると思われる。
(注1)外国人研修生は、民営または国公営の送出し機関から送出されて来日し、日本側の受入れ機関に
おいて研修する。研修生の滞在期間は、基本的には 1 年以内である。開発途上国への技術移転を
確実に行うため研修計画が作成され、研修生はこれにそって研修する。その後、国の検定試験に
合格する等、所定の要件を満たした場合には、同一機関(会社)で実践的な技術習得のために雇
用関係の下で更に 2 年間滞在することが可能となる。これを技能実習といい、研修・技能実習と
合わせると最長 3 年間の滞在期間となる
図表Ⅱ.2
旅行目的
旅行目的 (中国居住) (M.A.)/岡山空港
旅行目的 (韓国居住) (M.A.)/岡山空港
(n=98)
(n=33)
観光
27.3
観光
仕事
27.3
仕事
家族や友人を訪問
27.3
家族や友人を訪問
大会/コンベンション
6.1
修学旅行
修学旅行
1.0
その他
5.0
11.2
不明
6.1
0.0
5.1
1.0
9.1
不明
25.5
大会/コンベンション
0.0
その他
12.2
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
(%)
2-33
43.9
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
(%)
③性別
図表Ⅱ.3
回答者の性別
回答者の性別は、岡山空港全
体では男女ほぼ同数であるが、
回答者の性別 /岡山空港
韓国客では男性が 7 割近くと多
く、中国客では女性が多くなっ
ている。韓国客において男性が
多いのは、フライトがアウトバ
ウンド仕様のため、仕事やコン
ベンション利用等が多いこと、
中国客において女性が多いのは
0%
20%
全体
(n=135)
韓国居住
(n=33)
は男性が 56%、女性が 44%、中
80%
100%
不明
10%
女性 44%
不明
3%
女性 30%
男性 67%
中国居住
(n=98)
不明
12%
女性 50%
男性 38%
回答者の性別(観光目的) /岡山空港
0%
えられる。
比の差は小さくなり、韓国客で
60%
男性 46%
研修生・実習生が多いことが考
観光目的に限定すると、男女
40%
20%
韓国居住
(n=9)
40%
60%
80%
男性 55.6%
中国居住
(n=12)
100%
女性 44.4%
男性 58.3%
女性 41.7%
国人では男性が 58%、女性が
42%となっている。
④年齢
図表Ⅱ.4
全体では、20 代の割合が 5
割近くと多く、30 代も 2 割近
回答者の年齢 /岡山空港
20歳未満
くあり、若年層が多いのが特
徴である。
韓国客は、20 代が約 3 割を
占めており、30 代、50 代が
それぞれ約 2 割となっている。
中国客では、20 代が 56%と
回答者の年齢
20~29歳
0%
30~39歳
20%
40~49歳
40%
50~59歳
60%
60歳以上
不明
80%
100%
11.9%
5.9%
全体
7.4%
(n=135)
47.4%
17.8%
4.4%
5.2%
3.0%
韓国居住
(n=33)
9.1%
27.3%
21.2%
21.2%
12.1%
6.1%
3.1%
中国居住
6.1%
(n=98)
56.1%
16.3% 3.1%
15.3%
過半を占めているのが特徴で
あるが、これは研修生・実習
回答者の年齢(観光目的) /岡山空港
20歳未満
20~29歳
0%
20%
生が多いためであると考えら
れる。
観光目的の来訪者に限定す
ると、韓国客では 20 歳代が
67%と 2/3 を占めている。中
30~39歳
40%
40~49歳
50~59歳
60%
80%
60歳以上
100%
11.1%
韓国居住
(n=9)
66.7%
中国居住
(n=12)
50.0%
11.1%
25.0%
8.3%
11.1%
16.7%
国客では 20 歳以下が 50%と多数を占めているが、これは団体旅行において家族旅行
者が多いことの反映と思われる。
2-34
(2) 旅行形態
①旅行形態(観光目的)
図表Ⅱ.5
韓国客では、航空券ホ
テル等の個別手配旅行が
半数を超えており、ガイ
0%
ド付き団体ツアー旅行は
無い。中国客では、ガイ
ド付き団体ツアーが9割
を超え圧倒的に多くなっ
ており、旅行形態に大き
旅行形態(観光目的) /岡山空港
ガイド付き団体ツアー旅行
航空券、ホテルのみがセットになった個人自由型旅行
個人で航空券、ホテル、現地ツアーなどを個別手配
個人で航空券のみを個別手配
その他
不明
20%
40%
60%
80%
4.3%
全体
(n=23)
韓国居住
(n=9)
100%
4.3%
47.8%
30.4%
8.7%
4.3%
11.1%
11.1%
11.1%
55.6%
中国居住
(n=12)
11.1%
91.7%
8.3%
な差がある。
②情報取得方法(観光目的)
韓国客では、友人からの
口コミが最も多く(日本の
友人+日本以外の友人で
44%)、本・雑誌・パンフレ
ットからが 33%となって
いる。
図表Ⅱ.6
情報取得方法(観光目的)
情報取得方法(観光目的、韓国居住) (M.A.)/岡山空港
日本人の友人から
(n=9)
33.3%
日本人以外の友人から
11.1%
旅行会社から
0.0%
ホームページから
22.2%
中国客では、
「旅行会社か
本や雑誌、パンフレットから
ら」が 75%と圧倒的に多く
その他
33.3%
0.0%
なっており、旅行形態を反
映した形となっている。
0.0%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
情報取得方法(観光目的、中国居住) (M.A.)/岡山空港 (n=12)
日本人の友人から
0.0%
日本人以外の友人から
25.0%
旅行会社から
75.0%
ホームページから
0.0%
本や雑誌、パンフレットから
0.0%
その他
0.0%
0.0%
2-35
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
③訪日回数
図表Ⅱ.7
全旅行者で見ると、韓国客は「5 回
訪日回数
訪日回数 /岡山空港
以上」が 5 割近くを占め、日本へのリ
1回
0%
ピーターが多くなっているのに対し、
中国客では「1 回」が 3 割以上であり、
21.2%
不明
5回以上
60%
80%
100%
45.2%
45.5%
9.1%
12.1%
2.0%
中国居住
(n=98)
観光目的来訪者に限定して見ても、
4回
40%
2.2%
6.7%
14.1%
3.7%
28.1%
韓国居住
6.1% 6.1%
(n=33)
ターが少なくなっている。
3回
20%
全体
(n=135)
「2 回以上」は約 1 割程度と、リピー
2回
33.7%
3.1%
3.1%
58.2%
韓国客では「3 回」「4 回」「5 回以上」
が 33%、22%、33%とリピーターが多
訪日回数(観光目的) /岡山空港
くなっている。中国客では「1 回」が
1回
0%
9 割を超えている。
2回
20%
全体
(n=23)
リピーターが以前訪れた地域として
は、韓国客では東京と関西(大阪、京都
33.3%
不明
5回以上
60%
80%
13.0%
22.2%
中国居住
(n=12)
州、北海道が多くあがっている。大都
4回
56.5%
韓国居住
(n=9)
等)が多くあげられており、地方では九
3回
40%
8.7%
13.0%
33.3%
100%
8.7%
11.1%
91.7%
8.3%
市観光を経験し、地方でも九州観光を
経験した上で、岡山を訪れていること
図表Ⅱ.8
がわかる。中国
北海道
札幌
北海道
北海道
札幌
北海道
客では、関西が
圧倒的に多くな
っているが、そ
東北
福島
秋田
の要因としては、
研修生・実習生
韓国居住
として来日し、
岡山に比較的近
い大都市地域と
して関西を訪問
5
北海道
していることが
2
2
17
東京
東京
東京
東京
東京
東京
考えられる。
以前訪れたところ(全旅行者)
北関東 南関東 甲信越 北陸
群馬
東京
長野
福井
栃木
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
中国居住
1
6
2-36
1
東海
名古屋
名古屋
名古屋
1
近畿
大阪
京都
京都
京都
関西
大阪
奈良
神戸
京都
大阪
大阪
大阪
大阪
神戸
大阪
奈良
京都
関西
3
18
名古屋 大阪
京都
大阪
京都
大阪
神戸
神戸
大阪
大阪
京都
大阪
神戸
大阪
神戸
神戸
京都
大阪
1
17
中国
福山
広島
岡山
倉敷
倉敷
広島
広島
岡山
四国
四国
松山
8
鳥取
岡山
広島
島根
九州
福岡
福岡
長崎
長崎
九州
福岡
福岡
福岡
2
香川
徳島
愛媛
4
沖縄
沖縄
8
その他
1
0
本州
全国
3
2
④中国地域への訪問回数
図表Ⅱ.9
中国地域への訪問回数
全旅行者で見ると、韓国客
中国地域への訪問回数 /岡山空港
は中国地域への訪問回数が
1回
「2 回以上」が約 4 割を占め、
0%
リピーターが多くなっている。
中国客では「1 回」が約 1/4
全体
(n=135)
2回
20%
不明
5回以上
60%
80%
0.7%
1.5%
4.4%
5.9%
29.6%
100%
57.8%
3.0%
韓国居住
(n=33)
33.3%
観光目的来訪者に限定して
見ると、中国客では 92%が「1
4回
40%
を占めており、リピーターは
ほとんどいない。
3回
18.2%
12.1% 6.1%
27.3%
2.0%
中国居住
(n=98)
1.0%
26.5%
70.4%
回」と回答している。韓国客
中国地域への訪問回数(観光目的) /岡山空港
では「1 回」と「2 回以上」
1回
が同数であり、中国地域への
0%
初訪問客とリピーターが同程
度となっている。
2回
20%
全体
(n=23)
3回
40%
4回
60%
73.9%
不明
5回以上
80%
8.7%
100%
4.3%
8.7%
4.3%
11.1%
韓国居住
(n=9)
44.4%
中国居住
(n=12)
22.2%
11.1%
91.7%
11.1%
8.3%
(3) 中国地域観光への訪問動機
中国客は「日本人とその生活」と「自然・景勝地」「伝統文化/歴史的施設」が3
割を超えている。この他の動機も多数あげられており、これは中国客が多様な動機を
抱えて来日していることを示している。これと比較すると、韓国客は、
「日本人とその
生活、伝統文化/歴史的施設」注が5割近くと多く、次いで「温泉/リラックス」とな
っているのが目立つが、「ショッピング」や「自然景勝地」等を指摘する率は少なく、
観光目的が絞られていることがわかる。
(注)ハングル版調査票では「日本人とその生活」「伝統文化/歴史的施設」を併せて一つの選択肢としている。
2-37
図表Ⅱ.10
観光訪問動機
観光訪問動機 (韓国居住) (M.A.)/岡山空港
(n=15)
日本訪問へのあこがれ
20.0
ショッピング
6.7
日本人とその生活/伝統文化/歴史施設
46.7
自然・景勝地
0.0
温泉/リラックス
26.7
都市の魅力/現代性
0.0
日本の産業・技術
0.0
日本の食事
6.7
自国からの利便性(直行便)
0.0
旅行費用が安い
0.0
テレビドラマ、映画を見て
6.7
なし
0.0
その他
20.0
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
(%)
(注)問6で「①観光」に○をしていない回答者も含む
観光訪問動機 (中国居住) (M.A.)/岡山空港
(n=28)
日本訪問へのあこがれ
25.0
ショッピング
25.0
日本人とその生活
35.7
伝統文化/歴史的施設
32.1
自然・景勝地
35.7
温泉/リラックス
28.6
都市の魅力/現代性
28.6
日本の産業・技術
28.6
日本の食事
17.9
自国からの利便性(直行便)
21.4
旅行費用が安い
10.7
テレビドラマ、映画を見て
3.6
なし
10.7
その他
0.0
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
(%)
(注)問6で「①観光」に○をしていない回答者も含む
2-38
(4) 訪日客の旅程
韓国客では、岡山空港イン・岡山空港アウトの行程がほとんどであり、平均宿泊数
は 4.0 日である。滞在地域としては、延べ滞在日数において岡山市が 62%と圧倒的に
多くなっている。周辺都市では倉敷市が多く、その他神戸市、津山市、別府市等があ
がっている。
中国客では、回答者の全てが羽田空港イン・岡山空港アウトの行程であった。途中
の経由地としては、山梨(富士山)、名古屋、大阪、神戸があがっている。平均泊数は
5.0 日と長くはなく、岡山では宿泊していない。ゴールデンルートの延長で岡山まで
足を伸ばした旅程が組まれていることがわかる。
図表Ⅱ.11
訪問都市名・宿泊数(観光目的)/岡山空港
到着空港 都市名
泊数 都市名
岡山
岡山
岡山
1 津山
岡山
岡山
4
岡山
倉敷
4 別府
韓国
岡山
岡山
4
居住
岡山
広島
岡山
岡山
4
羽田
羽田
羽田
中国
羽田
居住
羽田
羽田
東京
東京
東京
東京
東京・羽田
東京・羽田
2
2
2
2
1
1
泊数
名古屋
名古屋
名古屋
名古屋
東京・品川
東京・品川
都市名
泊数
1 神戸
都市名
1
1
1
1
1
1
1
大阪
大阪
大阪
大阪
山梨
山梨
1
1
1
1
1
1
図表Ⅱ.12
滞在地域(観光目的、韓国居住) /岡山空港
別府 5%
神戸 9%
倉敷 19%
泊数
2
(注)回答した中国居住者は団体旅行が含まれる。
津山 5%
都市名
岡山 62%
(注)滞在地域の延べ日数の全体を100%とした。
2-39
神戸
神戸
神戸
神戸
愛知
名古屋
1
1
1
1
1 神戸
1 神戸
泊数
出発空港 総泊数
岡山
2
4
岡山
4
岡山
5
岡山
4
岡山
5
岡山
?
岡山
4
平均泊数
4.0
岡山
5
岡山
5
岡山
5
岡山
5
1 岡山
5
1 岡山
5
平均泊数
5.0
(5) 観光地の訪問率と評価
①訪問率と評価
韓国客では、訪問地としては、岡山(後楽園等)、岡山市の商業地区、倉敷(美観地区
等)が 7 割以上の訪問率となっており、いずれも満足評価(「とても良かった」+「良
かった」)が不満評価(「良くなかった」+「あまり良くなかった」)を上回っている。
なかでも岡山(後楽園等)は「とても良かった」という高評価が 4 割近くある。その他
の岡山周辺の観光地では、瀬戸大橋・鷲羽山の訪問率が 4 割程度ある。その他の観光
地の訪問率は 2 割前後と低いが、湯原温泉・湯郷温泉では訪問者の全てが「とても良
かった」という高評価
図表Ⅱ.13
になっているのが注目
される。
中国客では、訪問地
としては、岡山(後楽園
訪問地とその評価(韓国居住) /岡山空港
とても良かった
良かった
岡山(n=23)
岡山の商業地区(n=20)
14.3
率となっている。全て
14.3
ている。
「とても良かっ
18.8
高梁(n=15)
6.7 6.7
津山(n=13)
7.7
78.6
81.3
86.7
84.6
7.7
0%
20%
40%
60%
80%
100%
訪問地とその評価(中国居住) /岡山空港
とても良かった
良かった
岡山(n=62)
岡山の商業地区(n=52)
21.2
倉敷(n=57)
22.8
り、なかでも岡山(後楽
直島(n=46)
園等)は「とても良かっ
湯郷温泉(n=45)
た」という高評価が 4
湯原温泉(n=44)
普通
あまり良くなかった
(美観地区など)
良くなかった
19.2
21.2
5.3
34.6
33.3
22.8
15.8
行ってない
14.5
16.1
3.8
29.0
40.3
(後楽園など)
瀬戸大橋、鷲羽山(n=64)
韓国客・中国客とも
30.0
58.8
85.7
湯原温泉(n=16)
た」は 3 割を超えてお
割に達している。
21.7
10.0
5.9
7.1
等)、岡山市の商業地区、
満足評価が 5 割を超え
行ってない
20.0
45.0
23.5
11.8
湯郷温泉(n=14)
瀬戸大橋・鷲羽山では
13.0
35.0
15.0
(美観地区など)
瀬戸大橋、鷲羽山(n=17)
が、特に岡山(後楽園
良くなかった
26.1
30.0
10.0
直島(n=14)
の方が多くなっている
あまり良くなかった
5.0
瀬戸大橋・鷲羽山が高
の訪問地で、満足評価
普通
39.1
(後楽園など)
倉敷(n=20)
等)、岡山市の商業地区、
訪問地とその評価
3.1
80.4
71.1
4.4 2.2
22.2
23.4
10.9
31.3
31.3
2.2
6.5 6.5 4.3
高梁(n=46)
9.1 2.3
11.4
2.2
10.9 4.3 4.3
津山(n=44)
11.4
77.3
78.3
2.3
0%
9.1
70.5
6.8
20%
40%
60%
80%
100%
に、岡山(後楽園等)等
の中国地域を代表する観光地が高評価であることが共通しており、また中国客では瀬
戸大橋や岡山市の商業地区が高評価であることから、多島美等の自然景観や買い物へ
の関心の高さがうかがえる。
2-40
②特に良かった場所とその理由(自由記述設問)
韓国客においては、特に良かった場所として複数あがっているのは、倉敷(美観地区
等)、宮島、直島である。 図表Ⅱ.14 特に良かった場所や体験とその理由
特に良かった場所や体験
その理由
良かった理由としては、
伝統的なまち、自然景
観などの景観面が多く
あげられている。この
ほか、温泉が複数指摘
されている。また、日
韓国
居住
本的な家庭文化や祭り
の屋台などの体験につ
倉敷
倉敷
津山
湯原
蒜山
玉島温泉
宮島
宮島
伝統的な町
美観地区
温泉がよかった
温泉に入れた
景色がきれいだった
自然
桃畑
ホームステイ
祭
日本の伝統的な家、お茶
食べることもできるし、景色もいい
日本的な家庭文化が体験できたから
屋台がすごく良かった
全般的に良かった
直島
直島
京都
①大山②広島
島根
岡山の中央庁
岡山市内の商業地区
後楽園
後楽園
後楽園
後楽園
後楽園
後楽園
後楽園
後楽園
後楽園
後楽園
後楽園
倉敷、後楽園
倉敷・美観地区
倉敷
倉敷
倉敷
高梁
高梁
瀬戸大橋
瀬戸大橋
瀬戸大橋
広島平和公園
広島の宮島・三段峡
広島
広島
宮島
山口の温泉
下関
眺めがいいし、バカンス地として最高
交通が便利、風景がよい
風景がきれいだった
①雪の上を滑れるから②戦後の復興
海がきれい
近くて便利
買い物が便利
景色が良くて、リラックスできる。
お花、景色がいい
桜がきれい
桜がきれい
景色が良かった
景色が良かった
景色がいい
景色がきれい
きれい!!
庭のデザインが素晴らしい
庭園の植木、風景がよい
特徴的、有名である
風景がきれいだ
きれいな風景
韓国では見れない風景だから
景色が良かった
いても指摘されている。
中国客においては、
後楽園をあげている人
が多く、その理由とし
て景色の美しさや庭園
のデザインが指摘され
ている。さらに、倉敷、
広島、瀬戸大橋が 3 件
以上あげられており、
このエリアを主体とし
た観光行動が見られる
ものと考えられる。こ
のほか高梁、富士山が
複数指摘されている。
③不満な点とその理由
不満な点を具体的に
指摘する人は少なく、
不満な理由としては、
交通の不便さ等が指摘
中国
居住
4年住んでいる
環境がきれい
早期に作られたもので、技術力を強く感じさせられる。
きれい
感じがいい!
記念の意義がある
美しかった
お好み焼きがおいしかった
有名。後楽園みたいに単一的なところじゃない。
気持ちいい
景色がいい
自然環境が美しい
応対がよくて、環境がいい。素直がいい
されている。
姫路城
小豆島
富士山
富士山
文化遺産
島がきれい
景色が良かった
2-41
(6)訪日観光の評価
韓国客では、満足評価(「とても満足」+「満足」)が、
「旅行全体の評価」において
9割近くと高くなっており、「とても満足」という高評価が過半数となっている。「宿
泊施設」
「地域の人との交流・ふれあい」をはじめ多くの項目で、満足評価が多くなっ
ている。但し、「旅行中の移動・交通機関について」は満足評価が半数を下回り、「普
通」という評価が半数を超えている。これは韓国客においては FIT(Free Individual
Travel/個人自由旅行)という旅行形態が多いため、旅行中の移動(交通機関)が効率的
でないと評価されていることと思われる。
図表Ⅱ.15
訪日観光の評価(韓国居住) /岡山空港
とても満足
満足
普通
やや不満
旅行全体について
不満
回答なし
55.6
日本への出入国の交通機関について
33.3
44.4
旅行中の移動、交通機関について
11.1
44.4
お土産やショッピングについて
44.4
観光施設について
22.2
11.1
33.3
33.3
22.2
33.3
宿泊施設について
33.3
55.6
33.3
33.3
0%
11.1
55.6
33.3
地域の人との交流・ふれあいについて
11.1
33.3
33.3
旅行中の食事について
(n=9)
11.1
55.6
20%
40%
60%
11.1
80%
100%
中国客でも、韓国客と同様に「旅行全体」をはじめとして多くの項目で満足度が高
い結果となっている。「出入国の交通機関」「移動中の交通機関」「観光施設」「宿泊施
設」などの多くの項目で「とても満足」という高評価が 5 割以上となっている。但し、
「地域の人との交流・ふれあい」は満足評価がやや低い。これは、中国客の観光旅行
は団体ツアー型であるため、多くの観光地を効率よく回ることに主眼が置かれている
ためと考えられる。
図表Ⅱ.16
訪日観光の評価(中国居住) /岡山空港
とても満足
満足
旅行全体について
普通
やや不満
不満
41.7
回答なし
41.7
日本への出入国の交通機関について
66.7
旅行中の移動、交通機関について
16.7
33.3
お土産やショッピングについて
33.3
41.7
観光施設について
地域の人との交流・ふれあいについて
41.7
0%
20%
16.7
16.7
16.7
50.0
8.3
25.0
33.3
58.3
宿泊施設について
8.3
16.7
58.3
旅行中の食事について
(n=12)
16.7
33.3
8.3
40%
2-42
16.7
33.3
60%
80%
100%
(7) 中国地域での購買行動
図表Ⅱ.17
①購入率
中国地域での購買行動の実態を見ると、
物品購入率(全旅行者) /岡山空港
買った満足している品物(又は買おうと
0.0%
思っている品物)について具体にあげて
20.0%
韓国
(n=33)
いる人の割合(購入率)は、全旅行者では
物品購入率
40.0%
60.0%
80.0%
39.4%
中国
(n=98)
韓国客が 39%、中国客が 82%となって
81.6%
物品購入率(観光目的) /岡山空港
おり、中国客の購入率が圧倒的に高い。
0.0%
観光目的来訪者の購入率においても、韓
国客が 44%、中国客が 67%であり、中国
韓国
(n=9)
客において買い物志向が強いことが特徴
中国
(n=12)
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
44.4%
(注)物品購入率=物品の購入者/旅行者数
66.7%
となっている。
②購買品目
中国客の購買品目は、カメラ(ビデオカメラ含む)が突出して多く、次いで食料品、
化粧品、パソコン、タバコとなっている。カメラやパソコン等の電気製品が多いこと
と、化粧品や食料品など購買品目が多彩であることが特徴である。韓国人では食料品
が多くなっている。
中国客の購入場所をみると、岡山市内が圧倒的に多くなっており、これは研修生・
実習生が多いことが影響していると考えられる。
図表Ⅱ.18
買った、買おうとしている品物について(全旅行者)
品物
件数
製品例
食べ物・酒
7 饅頭、果物、酒
韓国居住 電気機器・ソフト
4 ゲーム、Ipad、カメラ
その他
4 雑貨、衣料品
カメラ・ビデオカメラ
52
食べ物・飲み物・酒
23 菓子、酒、お茶
化粧品
20 化粧品、香水、日焼け止め
パソコン
15
たばこ
11
中国居住
電気機器
9 シェーバー、ゲーム機、家電
衣料品・靴・バッグ
5
PC周辺機器
4 Ipad、マウス
時計
4
その他
15 雑貨、人形、マンガ
図表Ⅱ.19 中国客の物品購入場所(全旅行者)
0
5
10
15
20
/岡山空港
25
岡山
2
倉敷
1
松江
1
免税店
他地域
その他
(件)
30
29
福山
100.0%
3
4
6
(その他はビッグカメラ、ヤマダ、福屋など)
2-43
35
100.0%
1-2
広島空港
(1) 回答者の属性
①居住国
図表Ⅱ.20 居住国
/広島空港
中国居住者(以下「中国客」と表記)が 6 割、
(n=129)
韓国居住者(以下「韓国客」と表記)が 2 割強、
台湾
5%
台湾居住者(以下「台湾客」と表記)が 5%
その他
12%
韓国
23%
であった。広島空港の場合、中国便が多い(上
海、大連・北京便合計で 15 便/週)ことに加え、
中国
60%
ソウル便(7 便/週)と台北便(5 便/週)はア
ウトバウンド仕様(日本への到着時間が遅く、
日本からの出発時間が早い)となっているた
め、中国客が多数を占める結果となった。
②旅行目的
韓国客では、観光が 33%と最も多いが、コンベンション 27%、仕事 20%、家族や
友人の訪問が 17%となっており、インバウンド観光向きのフライトスケジュールでは
無いことから、多様な旅行目的となっている。
中国客では、仕事が 36%と最も多くなっている。不明もそれに続いて多いが、ヒア
リングによれば、研修生・実習生が多かったことがわかっており、岡山空港と同様に
外国人研修技能実習制度による訪日客が多く含まれていると思われる。上海便(7 便/
週)はアウトバウンド仕様であるが、大連便(8 便/週)、北京便(5 便/週)は中立
的なフライトスケジュールであるにも拘わらず、中国客における観光の比率が低くな
っている。このことは、中国客にとって、広島が日本国内の主要な観光地としてまだ
十分に認識されていないことを示していると考えられる。
図表Ⅱ.21 旅行目的
旅行目的 (韓国居住) (M.A.)/広島空港
旅行目的 (中国居住) (M.A.)/広島空港
(n=30)
観光
(n=76)
観光
33.3
仕事
仕事
20.0
家族や友人を訪問
1.3
その他
3.3
不明
10.0
11.8
不明
13.3
0.0
5.3
修学旅行
0.0
その他
7.9
大会/コンベンション
26.7
修学旅行
35.5
家族や友人を訪問
16.7
大会/コンベンション
6.6
20.0
30.0
40.0
(%)
2-44
31.6
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
(%)
③性別
図表Ⅱ.22 回答者の性別
回答者の性別は、広島空港全
回答者の性別 /広島空港
体では男性が約 5 割、女性が約
0%
20%
40%
60%
80%
100%
3 割となっている。韓国客では
全体
(n=129)
男性が 6 割近くと多くなってい
不明
22%
女性 29%
男性 48%
る。
韓国居住
(n=30)
観光目的に限定すると、韓国
客では女性が 8 割と多く、中国
客では男性が 6 割となっている。
中国居住
(n=76)
不明
10%
女性 60%
男性 30%
不明
30%
女性 12%
男性 58%
回答者の性別(観光目的) /広島空港
0%
④年齢
全体では、20 歳代の割合が 4
割近くと多く、若年層が多いの
韓国居住
(n=10)
20%
40%
60%
男性 20.0%
中国居住
(n=5)
80%
100%
女性 80.0%
男性 60.0%
女性 20.0% 不明 20.0%
が特徴である。
中国客では 20 歳代が 4
図表Ⅱ.23 回答者の年齢
割強を占めているのが特徴
回答者の年齢 /広島空港
であるが、これは研修生・
実習生が多いこともその要
20歳未満
20~29歳
0%
30~39歳
20%
40~49歳
40%
50~59歳
80%
因として考えられる。韓国
客では、年齢的な偏りが比
較的少なくなっている。
観光目的の来訪者に限定
すると、韓国客では 20 歳
代が半数を占めており、中
39.5%
10.1%
2.3%
韓国居住
(n=30)
10.0%
20.0%
26.7%
6.7%
13.3%
23.3%
1.3%
中国居住
2.6%
(n=76)
14.5% 5.3% 3.9%
42.1%
30.3%
回答者の年齢(観光目的) /広島空港
国客では 30 歳代と 40 歳代
が主体となっている。
17.1%
100%
21.7%
3.9%
全体
5.4%
(n=129)
不明
60歳以上
60%
20歳未満
20~29歳
0%
韓国居住
(n=10)
中国居住
(n=5)
30~39歳
20%
20.0%
40~49歳
40%
50~59歳
60%
50.0%
40.0%
2-45
60歳以上
80%
10.0%
40.0%
不明
100%
20.0%
20.0%
(2) 旅行形態
図表Ⅱ.24
①旅行形態(観光目的)
韓国客では、航空券のみ
個別手配旅行が 5 割、航空
券・ホテル等の個別手配が
3 割と、FIT が主体となっ
ている。中国客では、ガイ
ド付き団体ツアーが多いが、
FIT も同程度ある。
②情報取得方法(観光目的)
韓国客では、
「日本の友人
から」の口コミが 5 割と最
0%
旅行形態(観光目的) /広島空港
ガイド付き団体ツアー旅行
航空券、ホテルのみがセットになった個人自由型旅行
個人で航空券、ホテル、現地ツアーなどを個別手配
個人で航空券のみを個別手配
その他
不明
20%
40%
60%
80%
全体
(n=20)
20.0%
韓国居住
(n=10)
20.0%
中国居住
(n=5)
10.0%
20.0%
40.0%
40.0%
5.0%
50.0%
30.0%
20.0%
20.0%
20.0%
図表Ⅱ.25 情報取得方法
情報取得方法(観光目的、韓国居住) (M.A.) /広島空港
(n=10)
も多くなっており、中国客
日本人の友人から
では、
「旅行会社から」が 6
日本人以外の友人から
割と最も多い。
100%
5.0%
50.0%
10.0%
旅行会社から
20.0%
ホームページから
20.0%
本や雑誌、パンフレットから
0.0%
その他
0.0%
0.0%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
情報取得方法(観光目的、中国居住) (M.A.) /広島空港
(n=5)
日本人の友人から
20.0%
日本人以外の友人から
0.0%
旅行会社から
60.0%
ホームページから
0.0%
本や雑誌、パンフレットから
0.0%
その他
0.0%
不明
0.0%
2-46
20.0%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
③訪日回数
図表Ⅱ.26 訪日回数
全旅行者で見ると、韓国客は「1 回」
訪日回数 /広島空港
が 27%であるのに対し、
「2 回以上」が
1回
42%と、リピーターが多くなっている。
中国客では初訪日客の割合が多くなっ
ている。
0%
2回
3回
20%
4回
不明
5回以上
40%
60%
80%
100%
4.7% 10.1%
全体
(n=129)
8.5%
30.2%
44.2%
2.3%
観光目的来訪者に限定して見ると、
韓国客では初訪日客とリピーターが同
程度であるのに対し、中国客では初訪
韓国居住
(n=30)
13.3%
16.7%
26.7%
23.3%
16.7%
3.3%
1.3%
中国居住
(n=76)
5.3%
28.9%
5.3%
57.9%
1.3%
日客の割合が多い。
訪日回数(観光目的) /広島空港
リピーターが以前訪れた地域として
1回
は、韓国客では東京と大阪、九州が多
くあげられており、岡山空港調査と同
様の結果となっている。中国客では、
関西(大阪、京都)が圧倒的に多くな
っているが、その要因としては、仕事
や研修・実習目的で来日し、広島に比
0%
2回
20%
4回
不明
5回以上
60%
80%
100%
5.0%
全体
(n=20)
50.0%
韓国居住
(n=10)
50.0%
中国居住
(n=5)
3回
40%
20.0%
15.0%
10.0%
10.0%
40.0%
10.0%
30.0%
20.0%
40.0%
較的近い大都市地域として関西を訪問
していることが考えられる。
図表Ⅱ.27 以前訪れたところ(全旅行者)
北海道
北海道
東北
仙台
新潟
韓国居住
1
中国居住
北関東 南関東 甲信越 北陸
東海
近畿
東京
小松
名古屋 大阪
東京
名古屋 大阪
東京
名古屋 大阪
東京
大阪
東京
大阪
東京
大阪
東京
大阪
東京
大阪
東京
東京
2
10
1
3
8
東京
名古屋 大阪
東京
浜松
大阪
東京
京都
東京
京都
京都
大阪
京都
京都
関西
大阪
大阪
京都
神戸
大阪
京都
大阪
4
2
16
2-47
中国
広島
広島
広島
四国
九州
福岡
福岡
黒川
福岡
九州
長崎
長崎
3
広島
四国
熊本
広島
松山
岡山
中四国
尾道
岡山
広島
中四国
7
3
沖縄
その他
7
沖縄
沖縄
1
2
④中国地域への訪問回数
図表Ⅱ.28 中国地域への訪問回数
全旅行者で見ると、韓
中国地域への訪問回数 /広島空港
国客は中国地域への訪問
1回
回数が「1 回」が 5 割強
0%
2回
3回
20%
を占め、
「2 回以上」のリ
ピーターは 2 割と少なく
なっている。中国客では
「1 回」が約 3 割で、リ
ピーターは 8%と少ない。
観光目的来訪者に限定
4回
40%
不明
5回以上
60%
80%
100%
0.8% 3.9%
全体
(n=129)
37.2%
5.4%
51.2%
1.6%
韓国居住
(n=30)
3.3% 16.7%
53.3%
26.7%
1.3%
中国居住
(n=76)
28.9%
63.2%
5.3%
1.3%
して見ると、韓国客では
「1 回」が 8 割と初めて
中国地域への訪問回数(観光目的) /広島空港
中国地域を訪問する観光
1回
客が多く、中国客でも初
めての訪問客の割合が多
い。
0%
2回
20%
全体
(n=20)
4回
40%
2-48
80%
100%
15.0%
15.0%
10.0% 10.0%
80.0%
40.0%
不明
5回以上
60%
70.0%
韓国居住
(n=10)
中国居住
(n=5)
3回
20.0%
40.0%
(3) 中国地域観光への訪問動機
韓国客は「日本訪問へのあこがれ」が 6 割強と最も多くなっている。中国客では「自
然・景勝地」「温泉/リラックス」が上位となっている。
図表Ⅱ.29 観光訪問動機
観光訪問動機(韓国居住) (M.A.)/広島空港 (n=13)
日本訪問へのあこがれ
ショッピング
日本人とその生活/伝統文化/歴史施設
自然・景勝地
温泉/リラックス
都市の魅力/現代性
日本の産業・技術
日本の食事
自国からの利便性(直行便)
旅行費用が安い
テレビドラマ、映画を見て
なし
その他
61.5%
0.0%
30.8%
23.1%
23.1%
7.7%
7.7%
23.1%
7.7%
0.0%
7.7%
0.0%
15.4%
0.0%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
(注)問6で「①観光」に○をしていない回答者も含む
観光訪問動機(中国居住) (M.A.)/広島空港 (n=26)
日本訪問へのあこがれ
ショッピング
日本人とその生活
伝統文化/歴史的施設
自然・景勝地
温泉/リラックス
都市の魅力/現代性
日本の産業・技術
日本の食事
自国からの利便性(直行便)
旅行費用が安い
テレビドラマ、映画を見て
なし
その他
23.1%
11.5%
19.2%
19.2%
46.2%
34.6%
0.0%
15.4%
11.5%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
10.0%
20.0%
(注)問6で「①観光」に○をしていない回答者も含む
2-49
30.0%
40.0%
50.0%
(4) 訪日客の旅程
韓国客では、広島空港イン・広島空港アウトの行程が多く、入国空港が成田、高松、
関西空港のパターンも見られる。平均宿泊数は 4.0 日であり、これは岡山空港調査の
場合と同水準である。滞在地域としては、延べ滞在日数において広島市が 65%と圧倒
的に多くなっている。中国客では、記載者が少ないが、ヒアリングによれば、東京・
大阪を経由して広島市を訪問しているケースが多かった。
図表Ⅱ.30
訪問都市名・宿泊数(観光目的)/広島空港
到着空港
都市名
泊数
都市名
広島
広島
1 広島
広島
広島
広島
3
広島
広島
1
韓国 広島
広島
4 東京
居住 広島
友達の家
4
成田
3
高松
1
関西
大阪
3 京都
泊数
都市名
1 広島
泊数
都市名
泊数
都市名
1
3
1
0 奈良
中国 広島
居住 東京
図表Ⅱ.31
滞在地域(観光目的、韓国居住) /広島空港
大阪 18%
東京 17%
広島 65%
(注)滞在地域の延べ日数の全体を100%とした。
2-50
0 宮島
0
泊数
出発空港 総泊数
広島
3
広島
3
広島
3
広島
4
広島
7
広島
4
広島
3
広島
4
広島
5
平均泊数
4.0
広島
?
広島
6
(5) 観光地の訪問率と評価
①訪問率と評価
韓国客では、訪問地としては、宮島、原爆ドーム・平和公園、広島市中心商業地区
が 6 割以上の訪問率となっており、いずれも満足評価(「とても良かった」+「良か
った」)が不満評価(「良くなかった」+「あまり良くなかった」)を上回っている。特
に、宮島は訪問率
が 8 割強と高い上
図表Ⅱ.32
に、
「とても良かっ
た」という高評価
が 5 割に達してい
る。その他の広島
市周辺の観光地の
訪問地とその評価(韓国居住) /広島空港
とても良かった
あまり良くなかった
原爆ドーム・平和公園(n=20)
20.0%
中心部商業地区(n=20)
15.0%
35.0%
宮島(n=20)
50.0%
岩国(n=18)
16.7% 5.6% 5.6%
10.0%
普通
行ってない
35.0%
40.0%
10.0%
15.0%
15.0%
72.2%
呉(n=17) 5.9%5.9% 5.9%
3 割以下であるが、
5.6%
尾道(n=18) 5.6% 11.1% 5.6%
5.3%
福山、鞆の浦(n=19) 5.3% 15.8%
そのなかでは岩国
しまなみ海道(n=18) 5.6% 16.7%
訪問率はいずれも
良かった
良くなかった
10.0%
20.0%
5.0%5.0%
15.0%
の評価が比較的高
0%
72.2%
73.7%
77.8%
20%
40%
60%
80%
100%
くなっている。
中国客では、原爆ドーム・平和公園、宮島、広島市中心商業地区の訪問率が 8 割強
と高く、特に宮島と原爆ドーム・平和公園の評価が高くなっている。その他の観光地
の訪問率はいずれも 5 割前後と韓国客に比べると多くなっているが、これは回答者に
研修生・実習生が含まれていることから、日本滞在中の訪問が回答に含まれていたた
めと思われる。
韓国客・中国客
図表Ⅱ.33 訪問地とその評価(中国居住)
ともに、宮島への
訪問率が高く、評
価も高い点は共通
している。
とても良かった
あまり良くなかった
原爆ドーム・平和公園(n=42)
33.3%
中心部商業地区(n=44)
18.2%
宮島(n=41)
26.2%
31.8%
31.7%
岩国(n=32)
呉(n=33)
良かった
良くなかった
21.9%
36.6%
3.1%
3.1%
18.8%
12.1% 12.1%
尾道(n=30) 6.7% 10.0%
12.1%
53.1%
57.6%
23.3%
60.0%
18.5%
11.1% 11.1%
4.2%
しまなみ海道(n=24) 4.2% 4.2%
2-51
普通
行ってない
7.1%
28.6%
4.8%
9.1%
25.0%
15.9%
2.4%
19.5%
9.8%
6.1%
福山、鞆の浦(n=27)
0%
20%
/広島空港
40%
3.7%
55.6%
87.5%
60%
80%
100%
②特に良かった場所とその理由(自由記述設問)
韓国客においては、特に良かった場所として、宮島が多くあげられている。その良
かった理由としては、「自然と建物との調和のとれた景観」が評価されている。
中国客においても同様
図表Ⅱ.34 特に良かった場所や体験
に、宮島をあげている人
が最も多かった。その理
由としては、
「海や景観が
きれい」という点があげ
られている
韓国
居住
この他では、岡山や平
和公園が複数あげられて
いる。その理由としては、
空気が良いこと、環境が
良いこと等、自然のきれ
いさを指摘する声が多い。
中国客においては、自
然の美しさを高く評価す
る傾向があると考えられ
る。
③不満な点とその理由
不満な点としては、広
島市中心部で人が多いこ
となどがあげられている。
中国
居住
特に良かった場所や体験
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
厳島神社
厳島神社
厳島神社
広島、宮島
本通り
原爆ドーム
大和ミュージアム
鞆の浦
錦帯橋
鳥取
島根
浜田
岡山
岡山
岡山
岡山
岡山
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島、岩国
平和公園
平和公園
平和公園
広島市内
福山、鞆の浦
山口
岩国
岩国
錦帯橋、水族館
秋芳洞
山口、愛媛
植物園
海
環境
環境
環境
道後温泉
東京
東京
京都
2-52
その理由
一番日本的な場所
自然がきれいですてきだった
世界文化遺産
日本的な所
清潔、静寂、自然環境の調和が感銘深かった。
ショッピング
周囲の景観
神社周囲の景観
親切
どちらも目を見張るものだった。平和公園は全て感動
にぎやかな感じがいい。
教育的にいい。
船がかっこいい
海がきれい
景色が良かった
海がきれい
美しいから
吹屋、広兼邸がすばらしい、たくましい
景色がいい。きれい。
海がきれい
海がきれい
世界遺産
景色が良い
秋の紅葉などがきれい
神秘的、ミステリーなところ
世界遺産
環境がいい
きれいなところ
きれい。空気も。
空気、景色などいい
きれい、雰囲気がいい
空気がいい
意義があるから
広い
ショッピングができるから
空気がきれい
海がきれいだから
夜景がきれい
桜
水族館
きれいだから
日本人やさしい
日本の環境はとても良い
空気がいい
環境がいい
空気がいい、人々がいい
有名である
なんとなく
日本らしい。古い城がある。
(6) 訪日観光の評価
韓国客では、
「旅行全体の評価」において、9 割が「とても満足」と高く評価し、全
員が満足評価としている。他の項目も全て満足評価が 6 割以上となっているが、「旅
行中の食事」「地域の人との交流・ふれあい」では「とても満足」が 6 割以上と、評
価が高い。
図表Ⅱ.35
訪日観光の評価(韓国居住) /広島空港
とても満足
満足
普通
やや不満
旅行全体について
不満
回答なし
(n=10)
10.0
90.0
日本への出入国の交通機関について
旅行中の移動、交通機関について
20.0
30.0
30.0
旅行中の食事について
20.0
10.0 10.0 10.0
70.0
お土産やショッピングについて
10.0
40.0
50.0
10.0
40.0
50.0
10.0
観光施設について
50.0
20.0
10.0
宿泊施設について
50.0
20.0
10.0
地域の人との交流・ふれあいについて
30.0
60.0
0%
20%
40%
60%
10.0
20.0
10.0
80%
100%
中国客では、「旅行全体」の評価は 6 割が満足評価となっているが、韓国客の評価
と比べると、満足評価の比率は総じて低くなっている。特に、
「旅行中の食事」と「宿
泊施設」については「やや不満」が各 4 割と多くなっている。
図表Ⅱ.36
訪日観光の評価(中国居住) /広島空港
とても満足
満足
普通
やや不満
不満
回答なし
(n=5)
旅行全体について
20.0
40.0
20.0
20.0
日本への出入国の交通機関について
20.0
40.0
20.0
20.0
旅行中の移動、交通機関について
40.0
旅行中の食事について
20.0
20.0
お土産やショッピングについて
40.0
20.0
40.0
20.0
80.0
観光施設について
40.0
宿泊施設について
20.0
地域の人との交流・ふれあいについて
20.0
0%
20.0
20.0
20.0
20.0
20.0
20.0
40.0
80.0
20%
40%
2-53
60%
80%
100%
(7) 中国地域での購買行動
図表Ⅱ.37
①購入率
物品購入率
物品購入率(全旅行者) /広島空港
中国地域での購買行動の実態を見ると、
0.0%
買った満足している品物(又は買おうと
思っている品物)について具体にあげて
韓国
(n=30)
いる人の割合(購入率)は、全旅行者では
中国
(n=76)
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
70.0%
76.3%
韓国客が 70%、中国客が 76%となって
物品購入率(観光目的) /広島空港
おり、いずれも高い。観光目的来訪者に
0.0%
限定してみると、韓国客が 70%、中国客
20.0%
韓国
(n=10)
が 100%であり、中国客において買い物
40.0%
60.0%
80.0%
100.0%
(注)物品購入率=物品の購入者/旅行者数
②購買品目
中国客の購買品目は、カメラ(ビデオカメラ含む)が第 1 位であり、次いで食料品、
化粧品となっている。カメラやパソコン等の電気製品の購入が多いことと、化粧品や
食料品など購買品目が多彩である点は、岡山空港調査と同様である。韓国客では食料
品や文具等が多くなっている。
中国客の購入場所をみると、広島市内が多くなっている。
図表Ⅱ.38
買った、買おうとしている品物について(全旅行者)
品物
件数
製品例
食べ物・酒
7 もみじ饅頭、菓子、酒
文具など
7 折り紙、ボールペン
韓国居住
身の回り品
4 かばん、傘、スカーフ、タオル
その他
13 記念品、土産など
カメラ・ビデオカメラ
38
食べ物・酒
21 もみじ饅頭、菓子、酒
化粧品
17 化粧品、香水
パソコン・ゲーム機
9
中国居住 たばこ
9
電気機器
7 携帯音楽プレーヤー、シェーバー
衣料品・靴・バッグ
7
時計・装飾品
5
その他
9 雑貨、本、おもちゃ
中国居住者の物品購入場所(全旅行者) /広島空港
0
2
4
広島
8
3
岡山
(件)
10
8
香川
東京
6
2
1
2-54
100.0%
70.0%
中国
(n=5)
志向がより強いことが確認される。
図表Ⅱ.39
100.0%
1-3
下関港
(1) 回答者の属性
図表Ⅱ.40 居住国
①居住国
/下関港
(n=64)
韓国居住者(以下「韓国客」と表記)が約 6
割、中国居住者(以下「中国客」と表記)が 2
その他
16%
割強であった。下関港の場合、中国便が 4 便
/週であるのに対し、釜山便は毎日就航してい
韓国
61%
中国
23%
るため、韓国客が多数を占める結果となった。
②旅行目的
韓国客では、観光が 8 割強を占め突出して
高く、関釜フェリーが観光航路として大きな役割を有していることを示している。
中国客では、観光目的の回答はなく、中国とのフェリー航路は観光面での役割が大
きくないことを示している。なお、不明回答が多くなっているが、ヒアリングによれ
ば、その内容として研修が多くなっている。
図表Ⅱ.41 旅行目的
旅行目的 (韓国居住) (M.A.)/下関港
旅行目的 (中国居住) (M.A.)/下関港
(n=39)
観光
(n=15)
観光
84.6
仕事
仕事
6.7
家族や友人を訪問
6.7
0.0
家族や友人を訪問
7.7
大会/コンベンション
大会/コンベンション
0.0
修学旅行
20.0
不明
5.1
0.0
6.7
その他
2.6
不明
0.0
修学旅行
5.1
その他
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
100.0
60.0
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
(%)
(%)
③性別
図表Ⅱ.42 回答者の性別
回答者の性別は、韓国客では男性が約 5
回答者の性別 /下関港
割、女性が約 4 割、中国客では男性が約 3
割、女性が約 4 割となっている。
観光目的に限定すると、韓国客では男性
が 5 割強、女性が 4 割弱となっている。
0%
40%
60%
80%
全体
(n=64)
男性 50%
女性 36%
韓国居住
(n=39)
男性 49%
女性 38%
中国居住
(n=15)
韓国居住
(n=33)
中国居住
(n=0)
2-55
20%
不明
14%
不明
13%
回答者の性別(観光目的) /下関港
0%
男性 33%
20%
男性 54.5%
40%
女性 40%
60%
100%
不明
27%
80%
女性 36.4%
(回答者中に中国からの観光目的での来訪者は無し)
100%
9.1%
④年齢
図表Ⅱ.43 回答者の年齢
韓国客では、20 歳代が 5 割を
回答者の年齢 /下関港
超えており、観光目的の来訪者
20歳未満
に限定しても同様である。中国
0%
客でも同様に 20 歳代が 5 割近
くに達している。このように国
際フェリー航路で若者が多い理
由としては、国際フェリー航路
が値段の安さから若者に選択さ
20~29歳
30~39歳
20%
40~49歳
40%
50~59歳
不明
60歳以上
60%
80%
100%
4.7%
全体
7.8%
(n=64)
9.4% 7.8%
54.7%
15.6%
5.1%
韓国居住
(n=39)
12.8%
12.8% 7.7%
53.8%
7.7%
6.7%
中国居住
(n=15)
46.7%
46.7%
れていることが考えられる。
回答者の年齢(観光目的) /下関港
20歳未満
20~29歳
0%
30~39歳
20%
50~59歳
不明
60歳以上
60%
80%
100%
6.1%
韓国居住
6.1%
(n=33)
中国居住
(n=0)
40~49歳
40%
60.6%
12.1%
9.1%
6.1%
(回答者中に中国からの観光目的での来訪者は無し)
(2) 旅行形態
図表Ⅱ.44
①旅行形態(観光目的)
旅行形態(観光目的) /下関港
ガイド付き団体ツアー旅行
航空券、ホテルのみがセットになった個人自由型旅行
個人で航空券、ホテル、現地ツアーなどを個別手配
個人で航空券のみを個別手配
その他
不明
20%
40%
60%
80%
韓国客では、団体旅行が 5 割強、
個人自由形旅行が約 4 割となって
おり、団体旅行でフェリーが利用
されていることがわかる。
0%
100%
3.0%
韓国居住
(n=33)
39.4%
54.5%
3.0%
中国居住
(n=0)
(回答者中に中国からの観光目的での来訪者は無し)
②情報取得方法(観光目的)
韓国人客は、
「旅行会社から」が
5 割を超えており、団体旅行の形
態を反映した形となっている。
図表Ⅱ.45
情報取得方法(観光目的、韓国居住) (M.A.) /下関港
(n=33)
日本人の友人から
0.0%
日本人以外の友人から
3.0%
旅行会社から
57.6%
ホームページから
27.3%
本や雑誌、パンフレットから
6.1%
その他
6.1%
不明
0.0%
2-56
3.0%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
③訪日回数
全旅行者で見ると、韓国客は「1 回」が 67%と 2/3 を占めており、観光目的来訪者
に限定して見ても、同様に約 7 割と高率である。
リピーターが以前訪れた地域としては、九州が最も多く、続いて東京、大阪、山口
となっている。関釜フェリーのリピーターは、九州・山口への訪問と大都市圏訪問の
経験者であることを示している。
図表Ⅱ.46 訪日回数
訪日回数 /下関港
1回
0%
2回
3回
20%
4回
40%
訪日回数(観光目的) /下関港
不明
5回以上
60%
80%
1回
100%
2回
0%
3回
20%
4回
40%
不明
5回以上
60%
80%
100%
4.7%
全体
(n=64)
韓国居住
(n=39)
6.7%
中国居住
6.7%
(n=15)
5.1%
20.5%
66.7%
2.5%
全体
(n=40)
26.6%
15.6% 1.6%
51.6%
69.7%
中国居住
(n=0)
86.7%
20.0% 2.5%2.5%
3.0%
韓国居住
(n=33)
5.1%
2.6%
72.5%
21.2%
3.0% 3.0%
(回答者中に中国からの観光目的での来訪者は無し)
図表Ⅱ.47 以前訪れたところ(全旅行者)
北海道
東北
仙台
北関東 南関東 甲信越 北陸
東京
東京
東京
東京
東京
東海 近畿
名古屋 大阪
大阪
大阪
大阪
5
1
中国
山口
山口
山口
四国
九州
沖縄
福岡
九州
福岡
別府
阿蘇山
九州
韓国居住
1
4
3
その他
6
※中国からの旅行者は記載無し
図表Ⅱ.48 中国地域への訪問回数
中国地域への訪問回数 /下関港
④中国地域への訪問回数
1回
全旅行者で見ると、韓国客は中国
地域への訪問回数が「1 回」が 8 割
強を占めている。観光目的来訪者に
限定してみても、韓国客では 9 割が
0%
2回
3回
20%
4回
40%
不明
5回以上
60%
80%
100%
1.6%
全体
(n=64)
64.1%
31.3%
3.1%
2.6%
韓国居住
(n=39)
82.1%
5.1%
10.3%
「1 回」と回答している。
中国居住
6.7%
(n=15)
93.3%
中国地域への訪問回数(観光目的) /下関港
1回
0%
2回
20%
3回
4回
40%
5回以上
60%
不明
80%
100%
2.5%
全体
(n=40)
92.5%
2.5% 2.5%
韓国居住
(n=33)
90.9%
3.0% 3.0%
中国居住
(n=0)
2-57
3.0%
(回答者中に中国からの観光目的での来訪者は無し)
(3) 中国地域観光への訪問動機
図表Ⅱ.49
韓国客は「日本訪問へのあこがれ」が 5
割強と最も多くなっている。
観光訪問動機(韓国居住) (M.A.)/下関港
日本訪問へのあこがれ
ショッピング
日本人とその生活/伝統文化/歴史施設
自然・景勝地
温泉/リラックス
都市の魅力/現代性
日本の産業・技術
日本の食事
自国からの利便性(直行便)
旅行費用が安い
テレビドラマ、映画を見て
なし
その他
54.3%
28.6%
2.9%
14.3%
14.3%
0.0%
8.6%
2.9%
8.6%
0.0%
2.9%
14.3%
0.0%
(4) 訪日客の旅程
(n=35)
17.1%
20.0%
40.0%
60.0%
(注)問6で「①観光」に○をしていない回答者も含む
韓国客では、下関港イン・下関港アウトの行程が多く、平均宿泊日数も 2.2 日と短
い。滞在地域としては、延べ滞在日数において小倉(北九州市)と福岡市が 37%、33%
と多くなっている。中国地域では山口市が 11%、下関市が 2%を示しているが、他はい
ずれも九州であることから、関釜フェリーの観光利用においては、その 9 割近くが九
州観光の交通手段として利用されていると考えら
れる。
図表Ⅱ.50
滞在地域(観光目的、韓国居住)/下関港
また、利用者が若い層であり、団体客が多く、
初訪日率も高いことから、関釜フェリーは若い人
湯布院
2%
下関 2%
阿蘇 7%
を中心として初めて訪日観光をする人向けに、短
別府 6%
期間で安価な旅行形態を生み出していると考えら
山口 11%
れる。JNTO 訪日外客訪問地調査では、九州観光に
佐世保
2%
小倉 37%
福岡 33%
おいては福岡市が拠点となっていることから、関
釜フェリーを利用したインバウンド観光では、北
(注)滞在地域の延べ日数の全体を100%とした。
九州市での観光をしていることも特徴となってい
図表Ⅱ.51
る。
訪問都市名・宿泊数(観光目的)/下関港
到着空港
都市名
泊数 都市名
泊数 都市名
下関
山口
5
1
下関
佐世保ホテル
門司港
別府
1 阿蘇
1
門司
別府
1 阿蘇
1
門司港
別府
1 阿蘇
1
下関
福岡
3
下関
福岡
3
下関
福岡
3
下関
下関
下関
下関
福岡
1
下関
小倉
1 福岡
小倉
下関
小倉
1 大分
福岡
下関
小倉
下関
博多
韓国 下関
居住 下関
湯布院
小倉
1
下関
下関
福岡
下関
福岡
1
下関
福岡
1
下関
福岡
1
下関
下関
1 湯布院・福岡
1 小倉
下関
下関
小倉
2
下関
下関
博多
2
下関
小倉
2 福岡
0 佐世保
下関
小倉
2
下関
小倉
2
下関
小倉
2
下関
小倉
2
※ 中国からの旅行者は記載無し
2-58
泊数 都市名
泊数 都市名
1 佐世保
下関
0 小倉
1 下関
泊数 出発空港 総泊数
下関
6
下関
2
下関
2
下関
2
下関
2
下関
2
下関
3
下関
3
下関
2
下関
1
下関
2
下関
1
下関
3
下関
3
下関
2
下関
2
下関
3
下関
下関
3
下関
1
下関
1
下関
1
下関
1
下関
下関
1
下関
3
下関
3
下関
2
0 下関
2
下関
2
下関
2
下関
2
下関
2
平均泊数
2.2
(5) 観光地の訪問率と評価
図表Ⅱ.52
①訪問率と評価
訪問地とその評価(韓国居住) /下関港
とても良かった
あまり良くなかった
韓国客では、訪問地として
は、福岡市、小倉・門司(北
25.0%
10.7%
28.6%
湯本温泉(n=24)
の訪問率が高く、満足度では
87.5%
萩(n=24)
市)の評価が高くなっている。
100.0%
小倉、門司(n=24)
33.3%
福岡(n=30)
この他では、別府市は訪問率
の評価では高く評価する割合
25.0%
43.3%
別府(n=27)
が余り高くはないが、訪問者
28.6%
100.0%
山口( n=24) 8.3% 4.2%
福岡市、小倉・門司(北九州
普通
行ってない
7.1%
下関(唐戸市場など)(n=28)
九州市)、下関市(唐戸市場等)
良かった
良くなかった
29.6%
0%
20%
30.0%
7.4% 3.7%
3.7%
40%
33.3%
8.3%
10.0%
55.6%
60%
80%
が大きい。
②特に良かった場所とその理由(自由記述設問)
韓国客においては、特に良かった場所として、福岡・天神のショッピング体験、別
府・湯布院の温泉体験
図表Ⅱ.53 特に良かった場所や体験
が多くあげられている。
③不満な点とその理由
不満な点は多くはな
いが、食べ物がおいし
くないことなどがあげ
られている。
韓国
居住
特に良かった場所や体験
山口宮
山口大神宮
彦山登り
小倉城
小倉
その理由
日本らしい
日本の伝統を感じられたので良かった。
登山が好き
写真を撮ったり歩いて見物しやすい。
親切な人々と、日本文化体験に適していた。
福岡
福岡
キャナルシティ
天神
天神
天神
天神
太宰府
太宰府
太宰府
佐世保温泉ホテル
湯布院
湯布院
ショッピングしやすい
見るところが多くて、人々が親切だった。
異国的でいろいろ見るものがあって良かった。
ショッピングしやすい
日本らしく、ショッピングしやすい。
ショッピングしやすい。
ショッピングしやすい。
日本の伝統的な文化、店がある
韓国では見られないものだから
日本的な店がある
温泉水が良かった。
余裕がありそうに見えた
温泉がいい
湯布院/細かい観光プレゼントセットが多い。町の雰
囲気がいい。 福岡/日本人が親切だった。
温泉ができるから
湯布院、福岡
別府
別府温泉
中国
居住
温泉
温泉
温泉
韓国では見れない風景だから
初めて見た。体も温かくなって良かった。
疲労が取れるので
人々
青海島
下関水族館
山口
萩
原爆ドーム
小倉
小倉
小倉
とても親切だったのでよかった。
自然風景がとても美しい
別府
温泉がいい
2-59
きれい。空気もきれい。
雰囲気がいい
歴史遺産であって意義がある。
きれいだから
にぎやか
にぎやか。盛ん。
16.7%
100%
(6) 訪日観光の評価
韓国客では、
「旅行全体の評価」において、5 割近くが「とても満足」と高く評価し、
9 割強が満足評価としている。他の項目も全て満足評価が 6 割以上となっている。
図表Ⅱ.54
訪日観光の評価(韓国居住) /下関港
とても満足
満足
普通
旅行全体について
やや不満
不満
回答なし
48.5
日本への出入国の交通機関について
42.4
39.4
旅行中の移動、交通機関について
33.3
42.4
旅行中の食事について
30.3
36.4
お土産やショッピングについて
39.4
30.3
観光施設について
33.3
45.5
33.3
宿泊施設について
48.5
24.2
地域の人との交流・ふれあいについて
48.5
24.2
0%
20%
40%
60%
(7) 中国地域での購買行動
6.1 3.0
6.1 3.0
15.2
3.0
6.1
18.2
3.0
3.0
18.2
3.0
3.0 6.1
24.2
3.0
3.0
15.2
3.0
3.0
21.2
3.0
6.1
12.1
9.1
80%
100%
図表Ⅱ.55 物品購入率
①購入率
物品購入率(全旅行者) /下関港
中国地域での購買行動の実態を見ると、
買った満足している品物(又は買おうと
思っている品物)について具体にあげて
いる人の割合(購入率)は、全旅行者では
0.0%
20.0%
40.0%
韓国
(n=39)
60.0%
80.0%
100.0%
61.5%
中国
(n=15)
66.7%
韓国客が 62%、中国客が 67%であり、
物品購入率(観光目的) /下関港
0.0%
観光目的来訪者においては、韓国客が
70%となっている。
(n=33)
韓国
(n=33)
中国
(n=0)
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
69.7%
(回答者中に中国からの観光目的での来訪者は無し)
(注)物品購入率=物品の購入者/旅行者数
②購買品目
韓国客の購買品目は、衣料品・バッグが多く、化粧品、食料品と続いており、購入
場所は免税店・福岡市内が多い。中国客の購買品目は、カメラ(ビデオカメラ含む)が
第 1 位であり、次いで食料品、化粧品となっている。
2-60
100.0%
図表Ⅱ.56
買った、買おうとしている品物について(全旅行者)
品物
件数
製品例
衣料品・バッグ
8 服、かばん、傘
化粧品
4 化粧品、香水
食べ物・酒
4 お菓子、ビール
韓国居住 装飾品
3 ブレスレット
医薬品
3 湿布、医薬品
たばこ
2
その他
11 人形、うちわ、おみやげ
カメラ
8 カメラ、ビデオカメラ
食べ物・お茶
6 お菓子、お米、お茶
中国居住
化粧品・香水
4
その他
5 パソコン、たばこ、時計
図表Ⅱ.57 韓国居住者の物品購入場所(全旅行者)
0
1
2
3
4
福岡
5
6
/下関港
7
9
6
免税店
その他
(件)
8
8
7
(その他はダイソー、薬局、シーモール、船)
2-61
1-4
米子空港
(1) 回答者の属性
図表Ⅱ.58
居住国 /米子空港
①居住国
(n=9)
国際航路はソウル便のみであるため、韓国居住者(以下
「韓国客」と表記)が 100%である。
韓国
100%
②旅行目的
観光が 8 割近くとなっており、その観光目的の内訳を
図表Ⅱ.59
見ると、来訪者の全員がゴルフのプレーを目的
旅行目的 (韓国居住) (M.A.)/米子空港
としている。
(n=9)
観光
77.8
仕事
③性別
0.0
家族や友人を訪問
ゴルフを目的としているため、観光目的来訪
11.1
大会/コンベンション
者は多くが男性である。
0.0
修学旅行
11.1
その他
11.1
④年齢
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
100.0
(%)
ゴルフ目的であり、観光目的来訪者は 50 歳
代と 60 歳代の中高年齢層が多くなっている。
図表Ⅱ.60 回答者の性別(観光目的)
0%
20%
40%
図表Ⅱ.61
/米子空港
60%
80%
20歳以下
100%
0%
韓国居住
(n=7)
男性 57.1%
女性 14.3%
韓国居住
(n=7)
28.6%
回答者の年齢(観光目的) /米子空港
20~29歳
30~39歳
20%
40~49歳
40%
50~59歳
60%
57.1%
60歳以上
不明
80%
100%
42.9%
(2) 旅行形態
①旅行形態(観光目的)
個人自由形旅行、個別手配旅行が主体である。
②情報取得方法(観光目的)
旅行会社からの情報取得が 4 割強を占めている。
図表Ⅱ.62
旅行形態(観光目的) /米子空港
図表Ⅱ.63
情報取得方法(観光目的、韓国居住) (M.A.)/米子空港
(n=7)
ガイド付き団体ツアー旅行
日本人の友人から
航空券、ホテルのみがセットになった個人自由型旅行
個人で航空券、ホテル、現地ツアーなどを個別手配
0.0%
日本人以外の友人から
28.6%
個人で航空券のみを個別手配
旅行会社から
その他
不明
0%
韓国居住
(n=7)
20%
14.3%
42.9%
ホームページから
40%
42.9%
60%
80%
28.6%
14.3%
100%
14.3%
本や雑誌、パンフレットから
0.0%
その他
0.0%
0.0%
2-62
20.0%
40.0%
60.0%
③訪日回数
観光目的来訪者は、
「5 回以上」のリピー
図表Ⅱ.64
訪日回数(観光目的) /米子空港
1回
ターが多い。
2回
0%
3回
20%
4回
40%
不明
5回以上
60%
80%
100%
リピーターが以前訪れた地域としては、
関西(大阪、京都等)、九州、東京、北海道
などが多くなっている。
韓国居住
(n=7)
42.9%
57.1%
図表Ⅱ.65
以前訪れたところ(全旅行者)
北海道 東北 北関東 南関東 甲信越 北陸
北海道 新潟
東京
富山
北海道
東京
札幌
東京
韓国居住
釧路
東京
4
1
4
東海 近畿 中国 四国
名古屋 大阪 岡山
大阪 広島
京都
奈良
京都
1
1
5
2
④中国地域への訪問回数
図表Ⅱ.66
初めての人とリピーターとに分かれる。
韓国居住
(n=7)
訪問動機は「その他」が多いが、
その内容はゴルフである。
その他
4
中国地域への訪問回数(観光目的) /米子空港
1回
0%
(3) 中国地域観光への訪問動機
九州
沖縄
鹿児島
福岡
鹿児島
福岡
2回
3回
20%
28.6%
図表Ⅱ.67 観光訪問動機(韓国居住)
日本訪問へのあこがれ
ショッピング
日本人とその生活/伝統文化/歴史施設
自然・景勝地
温泉/リラックス
都市の魅力/現代性
日本の産業・技術
日本の食事
自国からの利便性(直行便)
旅行費用が安い
テレビドラマ、映画を見て
なし
その他
不明
5回以上
60%
28.6%
80%
14.3%
100%
28.6%
(M.A.)/米子空港
(n=5)
0.0%
0.0%
0.0%
20.0%
20.0%
0.0%
0.0%
0.0%
20.0%
20.0%
0.0%
0.0%
80.0%
0.0%
(4) 訪日客の旅程
4回
40%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
(注)問6で「①観光」に○をしていない回答者も含む
全員が米子空港イン・アウトであり、いずれも岡山県内でゴルフプレーの滞在をし
ている。平均宿泊日数は、1 週間以上の場合と 2 日の場合とに分かれ、平均滞在日数
は、5.3 日である。
図表Ⅱ.68 訪問都市名・宿泊数(観光目的)/米子空港
到着空港
都市名
泊数 都市名 泊数 出発空港
米子
岡山県美咲町
7
米子
米子
岡山県美咲町
11
米子
米子
岡山県美咲町
11
米子
韓国 米子空港
岡山県美咲町
2
米子空港
居住 米子空港
岡山県美咲町
2
米子空港
米子空港
岡山県美咲町
2
米子空港
米子空港
岡山県美咲町
2
米子空港
平均泊数
2-63
総泊数
7
11
11
2
2
2
2
5.3
100.0%
(5) 観光地の訪問率と評価
①訪問率と評価
岡山県内のゴルフ場以外はどこも訪問していない。
(6) 訪日観光の評価
「旅行全体の評価」において、全員が満足評価となっている。特に、
「食事」と「宿
泊施設」については高評価となっている。ゴルフ以外のことはしていないため、
「地域
の人との交流」や「お土産・ショッピング」は評価が低い。
訪問地とその評価(韓国居住) /米子空港
図表Ⅱ.69
とても良かった
良かった
普通
あまり良くなかった
良くなかった
行ってない
松江(n=8)
図表Ⅱ.70
とても満足
100.0%
(松江城、宍道湖など)
玉造温泉(n=8)
100.0%
境港(n=8)
100.0%
訪日観光の評価(韓国居住) /米子空港
満足
旅行全体について
28.6
日本への出入国の交通機関について
28.6
旅行中の移動、交通機関について
(水木しげるロードなど)
42.9
石見銀山(n=8)
鳥取(砂丘など)(n=8)
20%
40%
60%
80%
14.3
28.6
14.3
28.6
71.4
28.6
0%
100%
28.6
42.9
42.9
地域の人との交流・ふれあいについて
100.0%
0%
28.6
28.6
14.3
宿泊施設について
100.0%
14.3
14.3
28.6
観光施設について
100.0%
回答なし
71.4
お土産やショッピングについて
三朝温泉(n=8)
不満
71.4
100.0%
出雲(出雲大社など)(n=8)
(n=7)
やや不満
57.1
旅行中の食事について
大山(n=8)
普通
42.9
28.6
20%
40%
60%
80%
(7) 中国地域での購買行動
中国地域での購買行動の実態を見ると、買った満足している品物(又は買おうと思っ
ている品物)について具体にあげている人の割合(購入率)は、3 割弱と高くはない。購
買品目としては、食べ物などがあがっている。
図表Ⅱ.71 物品購入率(観光目的)
0.0%
韓国居住
(n=7)
20.0%
40.0%
/米子空港
60.0%
80.0%
100
図表Ⅱ.72
買った、買おうとしている品物について(全旅行者)
品物
件数
製品例
食べ物
3 食品、お菓子
韓国居住 マンガ、雑誌
1
アクセサリ、雑貨など
2
28.6%
2-64
100%
1-5
境港
図表Ⅱ.73 居住国
(1) 回答者の属性
/境港
(n=90)
その他
6%
①居住国
韓国居住者(以下「韓国客」と表記)が 9 割強であった。境
港の場合、韓国(東海)・ウラジオストク航路が週 2 便の運行注
韓国
94%
であるため、韓国客がほとんどであり、その他 6%はロシア
等となっている。
(注):東海(韓国)とは週 2 便(調査当時、2010 年9月より1便となる)、ウ
ラジオストクとは週 1 便の就航。2009 年 6 月末~2010 年 5 月末までの 1
便当たりの乗客数は 150 人と、当初の目標通り。
図表Ⅱ.74 旅行目的 (韓国居住)
②旅行目的
(M.A.)/境港
(n=85)
韓国客では、観光が 8 割近くと多くなってお
観光
76.5
仕事
り、東海・ウラジオ航路はインバウンド観光面
5.9
家族や友人を訪問
での役割が大きいことがわかる。
2.4
大会/コンベンション
0.0
修学旅行
③性別
5.9
その他
韓国からの観光目的来訪者は、女性が 6 割強、
12.9
不明
男性が 3 割強と、女性が男性の 2 倍のシェアと
1.2
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
100.0
(%)
なっている。
図表Ⅱ.75 回答者の性別(観光目的)
0%
20%
40%
/境港
60%
80%
100%
④年齢
韓国居住
(n=65)
韓国からの観光目的来訪者は、20 歳以下が約 5
男性 32.3%
女性 64.6%
3.1%
割と多くなっており、今回の調査では韓国の青少
年団体や大学の学生旅行が多く含まれている。
図表Ⅱ.76
20歳未満
回答者の年齢(観光目的) /境港
20~29歳
0%
30~39歳
20%
40~49歳
40%
50~59歳
60%
不明
60歳以上
80%
100%
1.5%
韓国居住
(n=65)
49.2%
4.6%
13.8%
16.9%
12.3%
1.5%
(2) 旅行形態
①旅行形態(観光目的来訪者)
韓国からの観光目的来訪者は、ガイド付
図表Ⅱ.77
旅行形態(観光目的) /境港
ガイド付き団体ツアー旅行
き団体ツアー旅行が 99%となっているが、
航空券、ホテルのみがセットになった個人自由型旅行
個人で航空券、ホテル、現地ツアーなどを個別手配
これは青少年団体や大学生(大学の日本語
個人で航空券のみを個別手配
学科)の旅行が多いためである。
その他
0%
全体(n=68)
韓国居住(n=65)
2-65
不明
20%
40%
60%
94.1%
98.5%
80%
100%
1.5%
4.4%
1.5%
図表Ⅱ.78 情報取得方法(観光目的、韓国居住)
②情報取得方法(観光目的来訪者)
日本人の友人から
韓国からの観光目的来訪者は、
「旅行会
0.0%
日本人以外の友人から
社から」が約 3 割と多くなっている。
「そ
10.3%
旅行会社から
の他」が多くなっているが、これは青少
ホームページから
年団体や大学生の団体旅行が多いためで
本や雑誌、パンフレットから
ある。
(M.A.)/境港
(n=65)
29.4%
10.3%
0.0%
その他
50.0%
0.0%
③訪日回数
図表Ⅱ.79
韓国からの観光目的来訪者は、
「1 回」が
1回
6 割であり、「2 回以上」は 4 割弱程度と、
0%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
訪日回数(観光目的) /境港
2回
3回
20%
4回
40%
不明
5回以上
60%
80%
100%
2.9%
初訪日客が多くなっている。
全体
(n=68)
韓国客のリピーターが以前訪れた地域と
58.8%
8.8%
23.5%
1.5%
4.4%
しては、関西(大阪、京都、奈良等)と九州(福
3.1%
岡、別府)がほぼ同程度で多くなっている。
韓国居住
(n=65)
60.0%
21.5%
9.2%
1.5%
4.6%
図表Ⅱ.80
以前訪れたところ(全旅行者)
北海道
東北
北海道
秋田
北海道
秋田
北海道
新潟
北海道
北海道
北関東 南関東 甲信越 北陸
東京
東京
東京
東京
東京
東京付近
東京
埼玉
東京
東京
東京
東京
韓国居住
5
3
12
東海 近畿 中国
四国
名古屋 大阪 同一地域(中国地方)
岐阜県 大阪 米子市
大阪
大阪
大阪
大阪
大阪
大阪
大阪
京都
奈良
大阪
京都
奈良
近畿
大阪
近畿
大阪
2
18
2
図表Ⅱ.81
④中国地域への訪問回数
沖縄
その他
全域
全部
17
2
中国地域への訪問回数(観光目的) /境港
1回
0%
九州
福岡
別府
別府
福岡
別府
九州
福岡
長崎
九州
九州
福岡
福岡
九州
九州
福岡
九州
別府
2回
3回
20%
4回
40%
不明
5回以上
60%
80%
100%
韓国からの観光目的来訪者は、「1 回」
1.5%
が約 9 割を占めており、リピーターはほ
全体
(n=68)
89.7%
韓国居住
(n=65)
89.2%
5.9%
2.9%
とんどいない。
1.5%
6.2% 3.1%
(3) 中国地域観光への訪問動機
韓国からの観光目的来訪者は、
「日本
訪問へのあこがれ」と「日本人とその
生活/伝統文化/歴史的施設」がほぼ同
程度で多くなっている。
図表Ⅱ.82
観光訪問動機(韓国居住) (M.A.) /境港
日本訪問へのあこがれ
ショッピング
日本人とその生活/伝統文化/歴史施設
自然・景勝地
温泉/リラックス
都市の魅力/現代性
日本の産業・技術
日本の食事
自国からの利便性(直行便)
旅行費用が安い
テレビドラマ、映画を見て
なし
その他
40.0%
41.4%
11.4%
11.4%
4.3%
4.3%
8.6%
5.7%
10.0%
0.0%
10.0%
4.3%
0.0%
(注)問6で「①観光」に○をしていない回答者も含む
2-66
(n=70)
4.3%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
(4) 訪日客の旅程
韓国からの観光目的来訪者は、境港イン・アウトの行程がほとんどであり、平均滞
在日数は 2.1 日と短い。米子空港を併用する事例も
図表Ⅱ.83
多少見られる。滞在地域としては、延べ滞在日数に
滞在地域(観光目的、韓国居住) /境港
おいて米子市が 59%と圧倒的に多くなっており、こ
松江市 2%
の他では鳥取市が 13%、皆生が 6%等となっている。
比較的安価な国際フェリーを利用して、若者の初め
鳥取県 7%
その他
13%
米子 59%
皆生 6%
ての日本観光を団体ツアーとして利用し、短期間の
鳥取 13%
滞在で港周辺の観光地を巡るという行程となってお
り、これは下関港の関釜フェリー利用のパターンと
(注)滞在地域の延べ日数の全体を100%とした。
ほぼ同様である。
図表Ⅱ.84
訪問都市名・宿泊数(観光目的)/境港
到着空港
都市名
泊数 都市名
境港
米子
2
境港
松江市
1 米子市
境港
鳥取
2
境港
鳥取
1 米子
境港
境港
米子
2
境港
鳥取
1
境港
鳥取
1
鳥取県
2
境港
境港
境港
境港
境港
米子
2
境港
鳥取県
2
境港
境港
1 ホテル
境港
ANAホテル
境港
米子
2
境港
米子
2
米子空港
境港
境港
境港
石見銀山
0 米子
境港
三井別館
2
境港
境港
三井
2
境港
米子
2
境港
境港
皆生
2
韓国
境港
米子
1 鳥取
居住
境港
皆生
2
境港
境港
三井
2
境港
境港
米子
境港
米子
境港
米子
2
境港
米子
2
境港
境港
米子
2
境港
境港
境港
境港
鳥取
1
境港
境港
境港
境港
境港
米子
2
境港
米子
2
境港
米子
2
境港
境港
米子
2
境港
米子
2
境港
米子
2
境港
境港
境港
境港
鳥取
2
泊数 都市名
泊数 都市名
泊数 都市名
泊数 都市名
1
1
1
1 鳥取砂丘
0 赤がわらの
0 米子
1 松江城
0 松江
0 米子
1 石見銀山
0
2-67
泊数 出発空港 総泊数
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
3
境港
3
境港
2
境港
2
境港
2
境港
3
境港
3
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
米子空港
3
境港
3
境港
0 境港
2
境港
2
米子空港
2
米子空港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
3
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
2
境港
3
平均泊数
2.1
(5) 観光地の訪問率と評価
①訪問率と評価
韓国客では、訪問地としては、松江市、境港市、鳥取市(砂丘等)の訪問率が 8 割を
超えており、山陰を広く周遊している様子がうかがえる。これに続いて大山の訪問率
が 6 割強となっている。満足度の面では、松江市と鳥取市(砂丘等)、大山で比較的高
くなっている。
今回は学生や青少年が主体となっているため三朝温泉、玉造温泉等の温泉地の訪問
率が高くなく、また短期滞在であるため石見銀山、出雲等の訪問率もあまり高くない。
但し、訪問率の割には石見銀山の満足度が高くなっている。
図表Ⅱ.85
訪問地とその評価(韓国居住) /境港
普通
あまり良くなかった
良くなかった
行ってない
24.7%
45.5%
7.2%
8.7%
8.7%
2.9%
24.7%
1.3%
72.5%
12.5% 1.4%
境港(n=72)
12.5%
大山(n=71)
三朝温泉(n=70)
良かった
3.9%
松江(n=77)
玉造温泉(n=69)
とても良かった
26.4%
16.9%
33.3%
4.2%
16.9%
23.9%
13.9%
38.0%
2.9%
4.3%
3.4%
出雲(出雲大社など)(n=58) 5.2% 13.8%
8.6%
1.7%
石見銀山(n=59) 8.5%
3.4%
16.9%
7.1% 8.6%
77.1%
69.0%
69.5%
5.6%
鳥取(砂丘など)(n=72)
23.6%
0%
16.7%
44.4%
20%
40%
2-68
60%
80%
9.7%
100%
②特に良かった場所とその理由(自由記述設問)
韓国人においては、特に良かった場所として、松江城が最も多くあげられており、
その理由として伝統が感じられることが指摘されている。これに続くのが米子の祭り、
大山、鳥取砂丘である。米子の祭りは日本の祭りの楽しさ・珍しさへの感動の声が多
くあげられており、大山は景色の良さ、鳥取砂丘はその珍しさが指摘されている。
図表Ⅱ.86 特に良かった場所や体験、良くなかった場所や体験
特に良かった場所や体験
その理由
良くなかった場所や体験
鳥取砂丘
初めて見た
境港
鳥取砂丘
砂丘
めずらしい
境港
砂漠を初めて見た。珍しくておもしろかった。 境港
砂丘
普段見られないところだったので
境港
鳥取砂丘
境港
鳥取砂丘
境港
韓国ドラマ撮影予定地
日本の祭を見られるようになって良かった。
鳥取のまつり
日本人を見られるようになって良かった。
シャンシャン祭
予想外に楽しかった。
水木しげる
見どころが多いから
妖怪の町
見どころが多いから
大山
体験
大山
見るものがいっぱいあった。
大山牧場
景色がすごく良かった。
大山
景色がいい
大山牧場は、景色がきれいでアイスクリーム
大山牧場、20世紀梨記念
がとてもおいしかった。20世紀梨記念館は、
館
案内者が親切だった。
米子のまつり
めずらしい
米子
まつり
米子の祭
新しい文化体験
米子
祭がすごく良かった。
米子
祭りが楽しかった。
ホテル
米子
ホテル
韓国
居住 米子
米子
松江城
松江
松江城
松江城
松江城
松江城
松江城
松江城天守閣
松江
松江
松江城
松江城
松江城
松江城
松江城
松江城
松江城
松江城
松江城
松江フォーゲルパーク
石見銀山
出雲大社
中国山城
温泉
まつりが良かった。
その理由
入国審査の時間が長すぎて、職員の人数も
少ない
手続きの時間が長い
日本での入国の時間が長くかかった。
効率的ではなく、不親切な態度など、きっと
是正しなければならないことだと思う。
入国の手続きが長かった。(1時間以上)→
不便だし、システムができていない。
砂丘
鳥取砂丘
鳥取砂丘
鳥取砂丘
水木しげる
水木しげるロード
妖怪の町
入国審査の過程で鳥取県についての第一印
象をとても悪く持つようになった。
暑いから
暑かった。
暑かったし、あまり楽しくなかった。
すごく暑かったし、あまり楽しくなかった。
意味不明
ゴミ箱が少ない
見どころが足りない
中国庭園(湯梨浜町)
暑い日に見どころもないのに行って・・・・
松江城
武家屋敷
出雲大社
特異性がない
工事中
境港の入国審査、暑さ
たばこの煙
ホテルの部屋にたばこの臭いがたくさんつい
ていた。
B-Boyグループと出会って。
まつりがすごく良かった。
暑さ
日本の伝統文化の保護あるいは建築様式な
どを知ることができた。
オドン木(木の名前)を使って燃えにくいから
すごく暑い
木造の繊細さ
歴史
松江城が良かった
松江城がすばらしく景色も最高
日本伝統の城郭観察
保存がよくできていて良かった
元々の姿がよく保存されていたので。
天守閣がいい
韓国と違う城の体験になった。
伝統的で良かった。
昔のものを見ることができた。
伝統的
動物、植物があって良かった
関心があった地域だから
(今回じゃなくて、昔に)予約とガイドさんの説
明、ちょうどいい体験など
公演など見どころが多い
水がとても良かった
③不満な点とその理由
不満な点としては、境港での入国審査の長さを指摘する声が多かった。
2-69
(6) 訪日観光の評価
韓国客では、
「旅行全体の評価」において、8 割近くが満足評価となっているが、
「と
ても満足」という高評価は 1 割以下となっている。多くの項目で「とても満足」とい
う高い評価が少ないのが特徴となっている。その要因としては、青少年や学生の団体
旅行が多かったため、滞在時間の短さなどの行程上の制約があったことが考えられる。
とくに、
「日本への出入国の交通機関」では不満評価が多くなっており、境港での入国
審査の長さへの不満評価であると考えられる。
図表Ⅱ.87
訪日観光の評価(韓国居住) /境港
とても満足
旅行全体について
9.2
日本への出入国の交通機関について
9.2
旅行中の移動、交通機関について
20.0
旅行中の食事について
7.7
お土産やショッピングについて
9.2
観光施設について
10.8
宿泊施設について
13.8
地域の人との交流・ふれあいについて
10.8
0%
満足
回答なし
3.1
3.1
67.7
16.9
12.3
18.5
4.6
23.1
32.3
6.2 1.5
3.1
46.2
23.1
7.7 7.7
3.1
46.2
27.7
18.5
3.1
6.2
24.6
38.5
4.6 1.5
7.7
47.7
27.7
4.6
7.7
38.5
35.4
9.2 4.6
12.3
35.4
27.7
20%
普通
(n=65)
40%
やや不満
不満
60%
80%
100%
(7) 中国地域での購買行動
中国地域での購買行動の実態を見ると、買った満足している品物(又は買おうと思っ
ている品物)について具体にあげている人の割合(購入率)は、青少年や学生の団体ツア
ーが多かったため、4 割弱と少なくなっている。
購買品目は、食料品がトップであり、次いで衣料品、身の回り品、人形・雑貨など
となっている。購入場所は免税店が最も多い。
図表Ⅱ.88
図表Ⅱ.89
物品購入率(観光目的) /境港
0.0%
韓国居住
(n=65)
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
100.0%
38.5%
(注)物品購入率=物品の購入者/旅行者数
買った、買おうとしている品物について(全旅行者)
品物
件数
製品例
食べ物・酒
21 お菓子、お酒、ビール
文具など
5 ボールペン、シャープペンシル
10 猫の人形、ストラップ
韓国居住 人形・雑貨
衣料品・身の回り品
11 服、傘、割り箸
装身具
2 ブレスレット、ネックレス
その他
6 おみやげ、セラミックナイフ等
図表Ⅱ.90
韓国居住者の物品購入場所(全旅行者) /境港
0
5
10
米子
5
3
免税店
その他
15
8
(その他はディスカウントストア、スーパー、コナン博物館など)
2-70
(件)
20
6
松江
鳥取
15
1-6
空港・港湾アンケート調査にみるインバウンド観光の特性
(1) 空港・港湾別のインバウンド観光の特性
空港・港湾毎にインバウンド観光の特性をとりまとめると下表のようになる。
図表Ⅱ.91
岡
山
空
港
広
島
空
港
居住国
旅行形態・属性
韓国客 ・観光客は FIT 主体で 20 代が多
い。
(注)乗客は観光、仕事、家族の
訪問など多様な目的で訪日。
・リピーターが多く、過去に大都
市観光、九州観光等を経験して
岡山を来訪。中国地域へのリピ
ーターも 4 割。
・岡山空港イン・アウトで岡山市
内に滞在する人が多い(4 泊程
度)。
観光地と旅行の評価
買物
・中国地域への観光動機として ・物品購入率はそれほど
は、日本人とその生活、伝統文 高くなく、購入品目も
化/歴史的施設への関心が高い。 食料品が主体。
・後楽園、倉敷美観地区などを
訪れ、評価も高い。特に後楽園
は高評価。
・湯原・湯郷等の岡山市中心部
から離れた温泉観光地の訪問
率は高くはないが、訪問者は高
い満足度を示している。
・旅行全体の満足度はかなり高
く、宿泊施設をはじめ個別項目
も高評価。但し、FIT のため交
通の利便性はやや評価が下が
る。
・後楽園、瀬戸大橋、岡山市商 ・物品購入率が高く、購
業地区を訪れ、評価も高い。特 入品目もカメラ・パソ
に後楽園は高評価。
コンなどの電気製品が
・旅行全体の満足度は高く、交 多い。この他、化粧品
通、観光施設、宿泊施設などの など多彩な購入活動。
個別項目も高評価。但し、団体
旅行のため地域の人との交流
はやや評価が下がる。
・中国地域への観光動機として ・中国人ほどではないが
は、日本訪問への憧れが多い。 物品購入率は高く、食
・宮島と原爆ドームや広島市中 料品、文具などを購入。
心商業地の訪問率が高い。特
に、宮島は高評価であり、自然
と建物の調和を評価。
・旅行全体の満足度は、評価が
非常に高い。食事、地域の人と
のふれあいなど多くの個別項
目で高評価。
中国客 ・観光客はほとんどが団体旅行
で、家族旅行が多く、初訪日客
がほとんど。
(注)乗客には観光客よりも、研
修生や仕事目的の方が多い。
・ゴールデンルートを経由して岡
山へ、但し岡山では宿泊無し(全
体で 5 泊程度)。
韓国客 ・観光客は FIT 主体で 20 代が多
い。情報は友人からの口コミ。
(注)観光も含め仕事やコンベン
ションなど多様な目的で訪日。
・リピーターが多く、過去に大都
市観光、九州観光等を経験して
広島を来訪。但し、中国地域へ
は初めて訪問する人が多い。
・広島空港イン・アウトの行程が
多く、平均宿泊数は 4 日で、広
島市内滞在が多い。一部は他空
港イン・広島空港アウトの行程
も見られる。
中国客 ・初訪日客が多く、観光客の割合 ・中国地域への観光動機として ・物品購入率は高く、購
が低い。
は、自然・景勝地や、温泉・リ 入品目もカメラ・食料
(注)乗客には観光客よりも、研 ラックスが上位。
品、化粧品等多彩であ
修や仕事目的の方が多い。
・宮島と原爆ドームや広島市中 る。
・関西訪問の経験者が多い。
心商業地の訪問率が高い。宮島
の評価が高く、海や自然の美し
2-71
下
関
港
米
子
空
港
境
港
韓国客 ・関釜フェリーは観光航路として
の役割が大きい。但し、ほとん
どは九州観光の利用である。
・若者が初めて訪日する場合に、
短期間で安価な団体旅行として
利用されている。
・下関港イン・アウトの行程が多
く平均宿泊日数も 2 日程度と短
い。滞在地域は北九州市、福岡
市など九州地域が 9 割近くを占
める。
中国客 ・関釜フェリーの観光利用は少な
い。
韓国客 ・今回の調査ではゴルフプレーだ
けを目的としたインバウンド観
光が見られる。来訪者は中高年
の男性で、リピーターが多い。
・米子空港イン・アウトの形態で
あり、岡山県内でプレーをする。
滞在日数は 2 日の場合と 1 週間
以上の場合とがある。
韓国客 ・東海・ウラジオ航路は、韓国か
らの観光航路としての役割が大
きい。
・今回は夏休み中であったため、
韓国の青少年団体や学生の団体
旅行が多かった。
・滞在期間も 2 日程度と短く、若
者向けの安価な旅行手段として
利用されている。
さを高く評価する傾向がある。
また買い物志向が強いため中
心商業地の訪問率が高いのが
特徴。
・韓国客と比べると、旅行全体
の満足度は相対的に低い。特
に、食事と宿泊施設に不満。
・観光動機としては、日本訪問 ・衣料品・バッグ、化粧
品、食料品等を購入。
への憧れが多い。
・福岡市、北九州市、下関市(唐 購入場所は福岡市内や
戸市場等)の訪問率が高く、満足 免税店が多い。
度では福岡市、北九州市の評価
が高い。別府市の訪問率は低い
が、高評価。
・良かった場所としては、福岡
市内のショッピング体験と、別
府・湯布院の温泉体験。
・旅行全体の満足度は、全般的
に高く評価。
-
・カメラ、食料品、化粧
品等を購入。
・ゴルフのプレーだけを目的と ・物品購入率は低い。
しており、他の観光地には訪問
していない。
・旅行全体の満足度は高く、特
に食事と宿泊施設は高評価。
・観光動機としては、日本訪問 ・若者主体であるため、
への憧れや日本人とその生活 物 品 購 入 率 は 高 く な
く、食料品、文具など
への関心が多い。
・短期間に、松江から鳥取まで を購入。
山陰の観光地を広域周遊して
いる。但し、若者の短期滞在の
ため、出雲や温泉地の訪問率が
低いなど、周遊範囲は限定的。
・評価が高いのは、松江城の伝
統文化、米子の祭りの楽しさ、
大山の景色の良さ、鳥取砂丘の
珍しさ。
・旅行全般には、一定の満足度
が示されているが、高い評価に
は繋がっていない。滞在時間が
短いこともその要因として考
えられる。境港の出入国審査の
長さには不満の声が多い。
2-72
今回の中国地域の空港・港湾におけるインバウンド観光調査は、夏期休暇中の短期
調査であるため、調査対象者が限定されるなどの制約はあるが、ある程度の傾向は把
握できた。空港・港湾によって旅行形態や評価に差異が見られ、比較的リピーターが
多い岡山空港・広島空港、若者の初訪日客において利用され短期滞在に特徴がある下
関港・境港、ゴルフ観光に特徴がある米子空港とに大別して捉えられる。
①岡山空港・広島空港のインバウンド観光
ア.韓国客
岡山空港と広島空港をそれぞれイン・アウトとしたインバウンド観光で、観光客は
若い人が多く FIT が主体である。東京や関西等の大都市観光や九州観光を経験したリ
ピーターも多く、岡山市と広島市を主体に各 4 日程度滞在する。岡山・広島の主要な
観光地を訪れており、満足度はかなり高い。旅行全体や個別項目も総じて高評価であ
る。
イ.中国客
初訪日客が多く、ゴールデンルートを経由して来訪するパターンが見られる。岡山・
広島の主要な観光地を訪れており満足度は高い。中国地域での購買行動としては、本
調査では研修生・実習生の帰国者が多かったため、いずれの地域でも物品購入率が高
く、岡山市内や広島市内で、カメラ・パソコン等の電気製品や化粧品などを購入して
いる。
②下関港・境港港のインバウンド観光
夏期休暇中ということもあって、韓国からの青少年団体・学生など若者の団体観光
旅行が多い。初訪日客が多く、2 日程度の短期滞在でもあり、安価な訪日旅行として
利用されている。下関港では北部九州を中心とした周遊、境港では山陰を周遊してい
る。それぞれ主要な観光地を訪れ、一定の満足度があるが、境港調査では満足度は相
対的に低くなっている。
③米子空港でのインバウンド観光
今回の調査では、ゴルフ観光だけが対象となった。従って、中高年の男性でリピー
ターが多く、ゴルフ以外の他の観光地は訪問していない。旅行全体の満足度は高い。
2-73
④訪日観光の評価(旅行全体)について
空港・港湾別に、訪日観光の評価(旅行全体)を比較すると、韓国客では広島空港
で「とても満足」という高評価が多くなっており、岡山空港、下関港でも 5 割前後が
高評価となっている。これに対して、米子空港と境港では高評価がやや少なくなって
いる。この要因としては、米子空港の場合は、ゴルフ観光リピーターが対象であるこ
と、境港の場合は、出入国手続きに時間がかかりすぎていることが影響していること
が考えられる。境港と同様に短期滞在である下関港の調査では、比較的高評価である
ことから、福岡の都市観光など九州観光の魅力に匹敵するような魅力づくりの要素も
検討課題となる。
中国客では、岡山空港で高評価が多いが、広島空港では高評価がやや少なくなって
いる。岡山空港ではゴールデンルートの延長として岡山観光を行い、宿泊滞在せずに
岡山空港から出国するという形態に一定の評価があると考えられる。
図表Ⅱ.92 訪日観光の評価(旅行全体について)
訪日観光の評価(旅行全体について)(観光目的、韓国居住)
とても満足
米子空港
(n=7)
境港
(n=65)
満足
普通
28.6%
やや不満
不満
71.4%
9.2%
67.7%
岡山空港
(n=9)
16.9%
55.6%
広島空港
(n=10)
33.3%
10.0%
48.5%
0%
42.4%
20%
40%
3.1%
3.1%
11.1%
90.0%
下関港
(n=33)
回答なし
60%
6.1% 3.0%
80%
100%
訪日観光の評価(旅行全体について)(観光目的、中国居住)
とても満足
岡山空港
(n=12)
満足
普通
41.7%
広島空港
(n=5)
20.0%
0%
やや不満
41.7%
40.0%
20%
不満
40%
8.3% 8.3%
20.0%
60%
回答なし
20.0%
80%
2-74
100%
(2) 訪問観光地の評価
空港港湾アンケート調査において、訪問率が 70%以上の観光地を見ると下記のよう
になっており、概ね各地域を代表する観光地が該当している。
韓国客では、宮島や岡山の後楽園などは高評価が多くなっている。一方、岡山の商
業地区は、韓国客には、印象がやや薄いものとなっている傾向が見られる。境港の水
木しげるロードでも高評価が少なくなっているが、この要因としては、韓国では妖怪
文化はなじみが無く、妖怪マンガの世界が理解されにくいという背景があることが考
えられる。
中国客注では、後楽園や原爆ドーム・平和公園等の岡山・広島の代表的な観光地の
満足度が高くなっている。岡山・広島の商業地区についても一定の満足度が示されて
いる。
(注)ここでの中国客には研修生・実習生が含まれており、研修・実習期間中に訪問した地域が評価されている。
図表Ⅱ.93 観光地の評価
観光地の評価(韓国居住) /訪問率70%以上
とても良かった
良かった
松江(松江城、宍道湖など)(77)
境港
普通
44.4%
23.6%
岡山(後楽園など)(n=23)
岡山の商業地区(n=20) 10.0%
倉敷(美観地区など)(n=20)
下関港
10.0%
福岡(30)
43.3%
0%
20%
7.1%
28.6%
10.7%
25.0%
30.0%
10.0%
15.0%
10.0%
45.0%
50.0%
下関(唐戸市場など)(28)
20.0%
35.0%
30.0%
15.0%
宮島(厳島神社など)(20)
広島空港
21.7%
13.0%
5.0%
26.1%
39.1%
行ってない
3.9%
1.3%
24.7%
12.5% 1.4%
13.9%
5.6%
9.7%
16.7%
33.3%
26.4%
12.5%
鳥取(砂丘など)(72)
良くなかった
45.5%
24.7%
境港(水木しげるロードなど)(72)
岡山空港
あまり良くなかった
28.6%
30.0%
10.0%
60%
80%
40%
16.7%
100%
観光地の評価(中国居住) /訪問率70%以上
とても良かった
良かった
普通
岡山(後楽園など)(n=62)
あまり良くなかった
40.3%
良くなかった
29.0%
16.1%
岡山空港
岡山の商業地区(n=52)
21.2%
瀬戸大橋、鷲羽山(n=64)
31.3%
原爆ドーム・平和公園(n=42)
広島空港
18.2%
宮島(厳島神社など)(n=41)
10.9%
26.2%
31.8%
31.7%
0%
20%
2-75
3.8%
21.2%
31.3%
33.3%
中心部商業地区(n=44)
(注)Nが10以上の地域を対象
34.6%
28.6%
25.0%
9.1%
19.5%
36.6%
40%
3.1%
60%
80%
行ってない
14.5%
19.2%
23.4%
7.1%
4.8%
15.9%
2.4%
9.8%
100%
2.広島平和記念資料館でのアンケート調査
(1) 調査の概要
a.実施日
夏期(平成 22 年 8 月 20 日(金)~22 日(日))と秋期(10 月 8 日(金)~10 日(日))
に実施した。
b.回収数
夏期調査では 430 サンプル、秋期調査では 522 サンプルで、合計 952 サンプルを回
収した。
c.実施手法
広島市及び財団法人広島観光コンベンションビューローと連携・協力して実施し、
広島市で毎年実施している調査票を基本として、本調査独自の設問を追加した。アン
ケート調査は、広島平和記念資料館ロビー(出口付近)において、資料館の来場者に
対してアンケート票を配布し、その場で記入頂き、回収した。アンケート票は英語版
として、英語にてアンケート協力を依頼した。
2-76
(2) 回答者の属性
①居住国
地域別に見ると、欧州客が 45%と欧州客の割合が非常に大きいことが特徴であり、
北米客も 27%であるため、欧米客が 7 割強を占める結果となっている。更に、オセア
ニア客が 13%、アジア客が 11%と続いている。これは、広島市には欧米客が多く訪れて
いるという宿泊旅行統計調査結果(2009 年調査では全国で第 9 位、3 大都市圏を除くと
北海道に次ぐ水準)とも符合している。
欧州客の中では、スペイン・イタリア・イギリス・フランス客が多く、北米客の中
ではアメリカ客、オセアニア客ではオーストラリア客が多い。本調査では地域別分析
を基本としつつ、補足的にこの 6 カ国による国別分析注1も行う。
宿泊旅行統計と比較しても、アジア客が少ないのは、調査票が英語版であるため、
調査対象として選ばれにくかったことが要因として考えられる。なお、アジア客注2に
は多様な国籍が含まれ、その他には中南米、アフリカ客が含まれる。
(注1)分析が煩雑になることを避けるため、分析図を掲載することを基本とし、広島観光の実態と評価
に関する特徴ある結果のみ文章化することとする。
(注2)アジア客に分類している「日本」は、日本在住の外国人による回答であり、国籍が確認できない
ため以下の分析からは除外している。
図表Ⅱ.94
図表Ⅱ.95 居住国の内訳
居住国
(n=952)
その他
3.5%
不明
0.5%
アジア
11.3%
オセアニア
12.7%
欧州
45.2%
北米
26.8%
<欧州>
スペイン
イタリア
イギリス
フランス
ドイツ
スイス
オランダ
ベルギー
オース トリア
アイルランド
ノルウェー
ポーランド
デンマーク
スウェーデン
ポルトガル
ロシ ア
フィンランド
マルタ
チェコ
ウクライナ
スコットランド
スロヴァキア共和国
セルビア
430
84
74
71
62
36
16
13
10
10
8
8
7
6
5
5
3
3
3
2
1
1
1
1
<北米>
アメリカ
カナダ
255
200
55
<オセアニア>
オース トラリア
ニュージーラ ンド
ソロモ ン諸島
121
102
18
1
<アフ リカ>
南アフ リカ
ボツワナ
リビア
モロッコ
ナミビア共和国
モーリシ ャス
エジプト
9
2
2
1
1
1
1
1
<アジア>
日本
中国
マレーシア
タイ
ネパール
インドネシア
フィリピン
シンガポール
韓国
インド
イスラエ ル
台湾
トルコ
サウジア ラビア
ベトナム
イエメン
ラオス
オマ ーン
クウェート
バングラデシュ
東ティモール
イラン
カザフスタン
ミャンマー
108
22
9
8
8
8
7
6
5
5
4
4
4
3
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
<中南米>
ブラジル
コロンビア
ウルグアイ
ドミニカ共和国
メキシコ
チリ
エクアドル
ボリビア
ジャマイカ
24
11
3
2
2
2
1
1
1
1
(注)アジアに分類している「日本」は日本在住の外国人
2-77
②旅行目的
「観光」が 9 割近くを示しており、特に欧州・北米・オセアニア客では観光目的で
の訪問がいずれも 9 割を超えている。アジア客の中には大会・会議、仕事等の訪問も
見られる。
図表Ⅱ.96 旅行目的
旅行目的
旅行目的
観光
仕事
0%
<地域別>
家族や友達を訪問
大会/会議
20%
40%
全体(n=922)
60%
ヨーロッパ(n=426)
93.7%
北米(n=254)
90.9%
オセアニア(n=121)
90.9%
アジア(n=84)
65.5%
その他(n=37)
80%
100%
2.9%4.7%
6.2%
2.3%
1.4%4.9%
4.5%
0.7%
0.8%5.9%
6.3%
3.1%
1.7%3.3%
8.3%
0.8%
1.2%
11.9%
9.5% 13.1%
89.2%
73.0%
観光
その他
2.7% 16.2%
5.4%
5.4%
仕事
大会/会議
0%
<国別>
20%
家族や友達を訪問
40%
60%
アメリカ(n=199)
88.4%
オーストラリア(n=102)
90.2%
スペイン(n=84)
90.5%
イタリア(n=73)
80%
1.0%7.0%
4.0%
8.0%
2.0%3.9%
1.0%
8.8%
2.4% 2.4%
9.5%
1.4%
1.4% 2.7%
2.9%
1.4%
95.9%
イギリス(n=70)
100.0%
フランス(n=61)
その他
100%
19.4%
86.9%
4.8%
(注)一部複数回答があるため、合計が100%を超えている。
(注)一部複数回答があるため、合計が100%を超えている。
③性別
男性と女性がほぼ同数であるが、地域によって多少の差異がある。
図表Ⅱ.97 性別
性別
男性
0%
<地域別>
20%
46.8%
ヨーロッパ(n=430)
48.8%
オセアニア(n=121)
不明
40%
全体(n=930)
北米(n=255)
性別
女性
男性
60%
49.0%
47.9%
44.3%
52.5%
38.0%
アジア(n=86)
37.2%
50.0%
100%
4.2%
3.3%
3.1%
7.4%
54.5%
54.7%
その他(n=38)
80%
47.4%
8.1%
2.6%
0%
<国別>
女性
20%
アメリカ(n=200)
不明
40%
60%
7.8%
2.4%
53.6%
44.0%
イタリア(n=74)
47.3%
イギリス(n=71)
45.1%
フランス(n=62)
3.5%
52.9%
39.2%
スペイン(n=84)
100%
54.0%
42.5%
オーストラリア(n=102)
80%
1.4%
51.4%
5.6%
49.3%
1.6%
40.3%
58.1%
④年齢
20 歳代が 36%、30 歳代が 25%となっており、若年層の割合が多い。地域別にも概ね
同様の傾向となっているが、オセアニア客では 40 歳代以上の年齢層が多くなっている。
図表Ⅱ.98 年齢
年齢
20歳未満
20‐29歳
<地域別>
0%
全体(n=930) 5.4%
ヨーロッパ(n=430) 4.2%
北米(n=255) 4.7%
オセアニア(n=121)
9.1%
アジア(n=86) 8.1%
その他(n=38) 5.3%
年齢
30‐39歳
40‐49歳
50‐59歳
60歳以上
20%
40%
60%
80%
不明
100%
11.2%
36.2%
25.2%
36.3%
30.2%
44.7%
22.3%
17.6%
15.7%
12.4%
22.3%
34.9%
26.3%
10.2% 9.0% 2.8%
10.7%
6.7% 8.8% 3.0%
9.8%
12.9% 7.8% 2.4%
31.6%
17.4% 0.8%
9.3% 3.5%
37.2%
3.5%
3.5%
15.8%
5.3%
7.9%
7.9%
2-78
20歳未満
<国別>
20‐29歳
30‐39歳
0%
20%
40%
49.0%
60歳以上
60%
80%
不明
100%
19.0%
7.5% 6.5% 2.5%
15.7%
9.8%
17.6%
10.8%
スペイン(n=84) 2.4% 14.3%
イタリア(n=74)
9.7%
26.5%
59.5%
27.0%
イギリス(n=71) 2.8%
フランス(n=62)
50‐59歳
10.0%
アメリカ(n=200) 5.5%
オーストラリア(n=102)
40‐49歳
41.9%
52.1%
46.8%
18.6% 1.0%
14.3%
4.8% 4.8%
10.8%
10.8% 5.4% 4.1%
7.0%
18.3%
11.3%
7.0%
1.4%
8.1%
17.7%
4.8% 12.9%
⑤職業
会社員・専門家等の勤務者が 6 割強を占め、学生も約 2 割となっている。
図表Ⅱ.99 職業
職業
職業
会社員
自営業
<地域別>
専門家
退職者
20%
40%
0%
主婦
学生
60%
その他
80%
100%
33.3%
6.3%
7.0%
ヨーロッパ(n=430)
40.2%
北米(n=255)
25.5%
オセアニア(n=121)
4.7%
22.3%
アジア(n=86)
8.3%
33.7%
その他(n=38)
42.1%
7.4% 18.6%
6.3%
22.7%
4.3%
8.6%
9.1%
39.7%
1.2%
22.1%
23.3%
1.2% 17.4%
1.2%
2.6%
7.9%
7.9%
31.6%
2.6% 5.3%
(注)一部複数回答があるため、合計が100%を超えている。
専門家
0%
退職者
20%
主婦
40%
学生
その他
60%
80%
20.6%
3.5%
22.0%
4.5%
34.0%
11.8%
7.8%
不明
100%
9.0%
4.0%
24.0%
オーストラリア(n=102)
1.2% 19.8%
28.6%
9.9%
9.9%
2.5%
自営業
アメリカ(n=200)
2.3% 20.8%
6.2% 22.9%
会社員
<国別>
8.5%
6.5%
全体(n=930)
不明
40.2%
7.8%
2.9%
10.8%
7.1%
6.0%
8.1%
41.9%
13.5%
24.3%
6.8%
2.7%
15.5%
8.5%
26.8%
8.5%
22.5%
16.9%
1.4%
4.8%
12.9%
32.3%
35.5%
6.5%8.1%
スペイン(n=84)
56.0%
イタリア(n=74)
イギリス(n=71)
フランス(n=62)
26.2%
6.0%
(注)一部複数回答があるため、合計が100%を超えている。
(3) 旅行の概況
①訪日回数
「1 回」が 67%を占めており、欧州客では 78%、北米客では 60%、オセアニア客では
73%と初訪日客が大勢を占めている。アジア客では「1 回」は 35%にとどまり、訪日リ
ピーターの割合が多い。
図表Ⅱ.100 訪日回数
訪日回数
訪日回数
1回
<地域別>
2回
0%
3回
20%
40%
4回
不明
5回以上
60%
80%
100%
1.9%
67.2%
12.9% 5.5% 6.8% 5.7%
2.6%
78.1%
8.6% 5.3% 4.4%
2.4%
17.6% 8.6% 8.2% 3.1%
60.0%
2.5%
72.7%
14.9% 2.5%
2.5%
5.0%
4.7%
34.9%
20.9%
12.8%
12.8% 14.0%
2.6%
47.4%
5.3%10.5% 5.3%
28.9%
全体(n=930)
ヨーロッパ(n=430)
北米(n=255)
オセアニア(n=121)
アジア(n=86)
その他(n=38)
1回
2回
0%
<国別>
3回
20%
アメリカ(n=200)
4回
40%
60%
オーストラリア(n=102)
80%
17.0%
57.0%
73.5%
スペイン(n=84)
84.5%
イタリア(n=74)
83.8%
イギリス(n=71)
78.9%
フランス(n=62)
不明
5回以上
72.6%
100%
2.5%
10.0% 10.0% 3.5%
2.9%
5.9% 2.9%
12.7%
2.0%
7.1% 7.1% 1.2%
1.4%
1.4% 4.1% 9.5%
1.4%
2.8%
9.9% 4.2%
1.6%2.8%
6.5%
12.9% 4.8%
1.6%
②同伴者
「家族」「友人」が 38%、37%と多くなっており、「旅行ツアー」での訪問は 10%と少
なくなっている。欧州客、北米客をはじめとして若い年齢層による FIT(個人自由旅
行)のスタイルで広島を訪問し、平和記念資料館を訪れているのが大勢である。オセ
アニア客では団体ツアーも 2 割強と多くなっているが、これは年齢層が比較的高いこ
とも関係していると思われる。
図表Ⅱ.101 同伴者
同伴者
同伴者
一人で
友達と
<地域別>
家族と
0%
職場・同業者グループで
20%
40%
全体(n=927)
10.8%
36.5%
11.7%
36.8%
北米(n=254)
11.8%
オセアニア(n=121) 3.3%
その他(n=37)
60%
80%
その他
100%
8.1%
ヨーロッパ(n=429)
アジア(n=86)
旅行ツアーで
43.4%
38.2%
43.0%
28.1%
11.6%
16.2%
43.0%
32.4%
9.5% 3.9%
5.1%
7.9% 2.1%
5.1%
9.4% 8.3%
32.7%
9.9%
0.8%
21.5%
24.4% 3.5%
4.7%
22.1%
18.9% 2.7%
2.7%
32.4%
38.0%
(注)一部複数回答があるため、合計が100%を超えている。
2-79
一人で
<国別>
友達と
0%
家族と
20%
職場・同業者グループで
40%
60%
旅行ツアーで
80%
100%
その他
120%
5.0%
アメリカ(n=199) 12.6%
37.2%
32.2%
7.5% 9.5%
11.8%
オーストラリア(n=102) 3.9% 22.5%
44.1%
24.5%
1.0%
1.2%
スペイン(n=84) 7.1%
47.6%
41.7%
4.8%
12.2%
イタリア(n=74) 1.4% 27.0%
70.3%
6.8% 1.4%
2.8%
8.5% 1.4%
イギリス(n=71) 12.7%
42.3%
35.2%
6.5%
フランス(n=62) 14.5%
30.6%
50.0%
1.6%
4.8%
(注)一部複数回答があるため、合計が100%を超えている。
③情報取得経路
「本・雑誌」が 40%、「ウェブサイト」が 36%と、この 2 つのメディアが主な情報源
となっている。欧州客では「本・雑誌」への依存が大きく、北米客・オセアニア客で
は「ウェブサイト」のウェイトが大きい。また、「日本人の友人から」「日本人以外の
友人から」もあわせると 4 割を占めており、口コミの役割も大きいことがわかる。
図表Ⅱ.102 情報取得経路
情報取得経路 (M.A.)
日本人の友人から
ウェブサイトから
その他
0%
<地域別>
日本人以外の友人から
本や雑誌等から
20%
40%
60%
情報取得経路 (M.A.)
旅行会社から
観光案内所から
80% 100% 120% 140% 160%
9.9%
13.6%
4.4%
54.0%
38.6%
13.3% 20.1% 20.8%
15.2%
19.6%
31.6% 10.4%
24.0% 23.6% 14.4% 34.8%
8.3%
38.0%
30.6% 9.9%
21.5%
27.3%
23.1%
13.8%
21.3% 21.3%
20.0%11.3%
10.0% 31.3%
11.1%
5.6%
33.3%
16.7%13.9% 27.8% 11.1%
全体(n=915)
18.7% 21.1% 18.1%
ヨーロッパ(n=428)
北米(n=250)
オセアニア(n=121)
アジア(n=80)
その他(n=36)
日本人の友人から
ウェブサイトから
その他
0%
<国別>
40.2%
36.4%
日本人以外の友人から
本や雑誌等から
旅行会社から
観光案内所から
20% 40% 60% 80% 100% 120% 140% 160% 180%
22.7%
アメリカ(n=198)
オーストラリア(n=102)
24.7%
19.6%
28.4%
51.2%
11.0%
31.5%
27.4%
イギリス(n=71) 12.7% 19.7% 18.3%
フランス(n=61) 9.8%14.8% 23.0%
7.8%
27.5% 10.8%
39.2%
26.5%
スペイン(n=84) 11.9% 29.8% 16.7%
イタリア(n=73) 6.8%
26.8% 11.1%
23.7% 12.6% 31.8%
35.2%
27.9%
4.8%
51.2%
15.5%
4.1%
53.4%
16.4%
8.5%
57.7%
7.0%
4.9%
19.7%
55.7%
(4) 旅程
①滞在日数
「2 週間以内」が 42%、
「3 週間以内」が 33%となっており、訪日旅行は 2 週間前後が
主となっている。2 週間を超える旅程は欧州客とオセアニア客において多く、アジア
客では 1 週間以内という滞在者が 3 割強を示すなど、滞在日数には地理的条件が反映
されている。
(注)3 ヶ月を超える長期滞在者、在住者等を除く。
図表Ⅱ.103 日本での滞在日数
日本での滞在日数
4日以内
<地域別>
5~7日以内
2週間以内
0%
20%
40%
80%
3ヶ月以内
40.7%
38.2%
4日以内
5~7日以内
100%
(平均日数)
9.9% 6.9% 17.9日
33.0%
42.3%
4.3%
ヨーロッパ(n=398) 0.5%
8.1%
北米(n=149) 3.4%
11.6% 4.8% 17.8日
<国別>
2週間以内
0%
20%
57.7%
40.0%
51.3%
8.7%7.4% 16.4日
3.5%
3.5% 16.0日
20.6%
31.7%
31.0%
20.6%
20.7%
7.9%
24.1%
19.0%
20.7%
21.6日
26.4日
40%
3週間以内
80%
11.7%
56.3%
44.0%
オーストラリア(n=100) 2.0%
48.0%
(平均日数)
10.7% 9.7% 17.6日
4.0%
2.0% 15.6日
15.9% 1.2% 17.1日
39.0%
イタリア(n=72) 2.8% 6.9%
フランス(n=56)
44.4%
6.9%
38.9%
7.8% 3.1% 15.4日
35.7%
46.4%
8.9% 8.9%
②到着空港、出発空港等
到着空港としては、東京国際空港(成田等)が 72%と突出して高く、特に欧州客で
はその傾向が強い。また、出発空港でも東京国際空港(成田等)が 67%と高いことか
2-80
14.6日
28.1%
53.1%
7.8%
(注)3ヵ月を超える長期滞在者、在住者及び不明を除く
(注)3ヵ月を超える長期滞在者、在住者及び不明を除く
3ヶ月以内
100%
43.9%
スペイン(n=82)
イギリス(n=64)
1ヶ月以内
60%
6.8%
アメリカ(n=103) 4.9%
14.8%
オセアニア(n=115) 1.7%
アジア(n=63)0.0%
1ヶ月以内
60%
6.9%
全体(n=754) 0.9%
その他(n=29) 3.4%
日本での滞在日数
3週間以内
20.1日
ら、広島訪問客の多くは再び首都圏まで戻っていることがわかる。但し、関西空港は
到着空港としては 15%程度だったが、出発空港では 24%となっており、一部の旅行者で
は復路は関空利用が選択されている傾向がみられる。また、アジア客では関西空港の
利用割合が高くなり、広島空港、福岡空港利用も 10%前後を示すなど、地理的条件を
反映したゲートウェイの分散化が見られる。
図表Ⅱ.104 到着空港・港及び出発空港・港
到着空港・港
東京
関西
0%
<地域別>
福岡
中部
20%
到着空港・港
広島
40%
その他
60%
東京
80%
100%
3.2%
全体(n=648)
72.2%
ヨーロッパ(n=332)
北米(n=145)
1.8%
11.7%
62.8%
0%
40%
中部
広島
60%
その他
80%
100%
7.5%
58.9%
オーストラリア(n=89)
11.2%
13.1%
8.4%
74.2%
スペイン(n=67)
15.2% 5.5%
福岡
20%
アメリカ(n=107)
15.1%
79.2%
<国別>
関西
2.2%
20.2%
74.6%
16.4%
4.5%
4.5%
1.0%
オセアニア(n=105)
72.4%
アジア(n=46)
47.8%
21.7%
その他(n=20)
21.9%
1.9%
13.0%
8.7%
80.0%
20.0% 0.0%
イタリア(n=59)
94.9%
イギリス(n=56)
69.6%
フランス(n=49)
<地域別>
0%
関西
福岡
20%
中部
10.7%
5.4%
3.6% 4.1%
8.2%
出発空港・港
広島
40%
東京
その他
60%
80%
100%
1.7%
全体(n=471)
10.7%
85.7%
出発空港・港
東京
3.4%
66.5%
<国別>
アメリカ(n=63)
24.0%
0%
関西
福岡
20%
中部
40%
55.6%
広島
60%
19.0%
その他
80%
100%
4.8% 14.3%
4.8%
0.8%
ヨーロッパ(n=265)
72.5%
北米(n=92)
オーストラリア(n=67)
21.9%
60.9%
19.6%
スペイン(n=52)
3.3%
61.2%
4.5%
32.8%
71.2%
3.8%
21.2%
0.0%
オセアニア(n=79)
アジア(n=25)
その他(n=10)
64.6%
28.0%
44.0%
70.0%
29.1%
2.5%
12.0% 12.0%
30.0%
0.0%
イタリア(n=49)
イギリス(n=47)
フランス(n=38)
55.1%
42.9%
76.6%
78.9%
14.9%
4.3%4.3%
15.8%
2.6%
2.6%
2-81
③訪問地
広島を訪れた訪日客の訪問地を見ると(対象者数を 100%とする)、東京が 79%と京都
が 74%で、この 2 地域が突出しており、東京と京都を結ぶ「ゴールデンルート観光軸」
が形成されていることを示している。ゴールデンルート沿線では、箱根・鎌倉 11%、
富士・河口湖 4%、名古屋 8%等が主な訪問地となっており、一定の訪問率ではあるが、
必ずしも沿線での立ち寄りが多いわけではない。近畿圏では大阪が 34%、神戸・姫路
が 8%、奈良が 7%となっており、京都を拠点とした近畿圏での周遊が行われていること
がわかる。
地方では、高山(白川郷含む)が 16%と最も多くなっており、金沢と福岡が 9%、日
光が 7%と多くなっている。この他、長崎が 5%、別府が 4%と九州での周遊が行われて
いることが確認できる。
図表Ⅱ.105
広島を訪れた訪日客の国内訪問地
北海道
2.5%
1.7%
金沢
8.9%
福岡空港
長崎
4.9%
3.2%
広島
福岡・
8.9%
別府
4.2%
長野
3.6%
神戸・姫路
7.7%
京都
73.8%
広島空港 岡山・倉敷
3.9%
関西空港
香川
2.8%
2.1%
大阪
33.8%
高野山
3.6%
日光 7.0%
高山
16.4%
奈良
7.3%
名古屋
7.5%
中部国際空港
東京 成田空港
千葉・成田
79.0%
2.2%72.2%
富士・河口湖 箱根・鎌倉
3.9% 11.3%
2.5%
65.8%
23.6%
(注)訪問地ベースでカウント、2%以上を表示
訪問地には周辺の観光地が含まれる
(資料)広島平和記念資料館での調査(8・10月、有効サンプル671)
14.7%
2.3%
2-82
1.9%
⑤宿泊地
宿泊地について延べ宿泊数を 100%としたシェアで見ると、東京が 34%、京都が 21%
とこの 2 地域のシェアが大きい。また、大阪の 9%、兵庫の 3%を加えると近畿圏では
33%となり、東京の宿泊シェアに匹敵する。ゴールデンルートは宿泊面でもウェイトが
大きいことが確認できる。訪問率では 16%を示した高山、9%の金沢も延べ宿泊シェア
は 1%~2%程度であり、地方での宿泊シェアは高くはない。このため、インバウンド観
光の経済効果という点では、東京と近畿圏に集中していると考えられる。
但しアジア客では、東京や近畿圏は相対的に低く、北海道が 10%を超えているのが
特徴的である。
中国地域での宿泊シェアは、岡山が 1%を超えているが、他は 0.5%未満となってい
る(広島は調査対象地であるため設問段階で除かれている)。
図表Ⅱ.106 宿泊状況
宿泊状況
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
33.7%
東京
21.2%
京都
9.2%
大阪
兵庫
(神戸 等)
岐阜
(高山 等)
神奈川
(箱根、葉山 等)
2.8%
2.3%
欧州(n=4207)
2.1%
北海道
(札幌、函館 等)
アジア(n=525)
その他(n=211)
福岡
石川
(金沢 等)
北米(n=1554)
オセアニア(n=1093)
1.7%
愛知
(名古屋 等)
全体(n=7590)
1.5%
宿泊状況 (中国地方)
0.0%
1.3%
0.5%
1.0%
1.5%
2.0%
2.5%
1.2%
岡山
(倉敷、岡山)
全体(n=7590)
1.3%
0.4%
山口
(岩国、大島)
欧州(n=4207)
北米(n=1554)
0.2%
岡山
(倉敷、岡山)
1.2%
鳥取
(鳥取、倉吉)
オセアニア
(n=1093)
アジア(n=525)
0.0%
島根
(津和野)
2-83
その他(n=211)
⑥以前に来日したときの訪問地
訪問地の延べ数を 100%とすると、近畿圏が 46%、南関東(東京周辺)が 28%とこの 2
地域が突出しており、どの地域も概ね同様の傾向にある。近畿圏が南関東(東京周辺)
を上回るのは、近畿圏では京都、大阪、神戸など複数の地域が訪問されているためで
ある。
図表Ⅱ.107
北海道
東北
0%
全体(n=1161) 2.2%
ヨーロッパ(n=439)
北関東
10%
<地域別>
以前に来日した時の訪問地
南関東
20%
甲信越
30%
北陸
40%
50%
東海
近畿
60%
中国
70%
四国
90%
5.5%
2.0%
45.9%
4.6%
3.4% 5.5%
29.8%
48.1%
7.1%
北米(n=450) 2.4%
45.3%
2.2% 4.1% 5.2%
4.1%
4.1%
24.7%
47.4%
2.2%
3.7%
アジア(n=134) 3.7%
5.2%
29.1%
その他(n=41)
10.9%
2.7%
25.1%
3.1%
100%
8.2%
3.2%
27.6%
3.2%
オセアニア(n=97) 4.1%
九州・沖縄
80%
11.9%
41.0%
4.9% 7.3% 2.4%
2.4% 7.3%
34.1%
41.5%
⑦広島を訪問する旅行ルート
広島平和記念資料館を訪問する訪日客の旅行ルートについて、全体の 7 割強を占め
る欧米客を対象として分析する。
ほとんどのケースにおいて、東京と京都が滞在の拠点となっており、この 2 地域を
結ぶ「ゴールデンルート(GR)」が日本観光の軸となっていることを示している。さら
に、高山・金沢等のゴールデンルート間やその周辺など近畿以東の地方観光を行って
広島を訪問する場合と、そのような地方観光をせずに広島を訪問するケースとに大別
される。それを基に、広島を訪問する旅程は、概ね下記のようなパターンで捉えられ
る。
図表Ⅱ.108
広島を訪問する欧米客の旅行ルート
⑦
①+⑥
ゴールデン
ルート
(東京と京
都 を 結 ぶ
軸)
⑦ 15%
⑥
広島立ち寄り
(日帰り観光)
⑥ 9%
地方周遊
(高山・金沢等
の近畿以東)
①
① 27%
② 33%
②+③+④+⑤
広島滞在
(広島、宮島
等)
③3%
④1%
⑤12%
中国地域周遊
四国周遊
九州周遊注
(注)「⑤九州周遊」には、九州以外の地方観光をする場合も含まれるが、九州滞在のウェイトが大きいケースとした
点線は西日本周遊のパターン
2-84
帰国
(東京・
関空等)
a.GR・地方周遊・広島滞在型
ゴールデンルート観光と近畿以東の地方観光を経て、広島を宿泊観光するタイプで
あり、広島訪問者の 27 %を占める。
訪問する地方の観光地としては、高山、金沢が 1,2 位を占め、さらに日光が続き、
この 3 地域が突出して多くなっている。東京と京都間において高山本線と北陸本線を
乗り継いで、高山と金沢を訪問するルートが形成されていると捉えられる。更に、4
位以下も高野山、松本と続いており、欧米客においてはゴールデンルート観光以外に
地方の歴史文化観光が重視されているこ 図表Ⅱ.109 GR・地方周遊・広島滞在型において訪問する
地方の観光地
とがわかる。
0
また、広島での宿泊は1泊と 2 泊が主
体であり、平均的には 1.7 泊である。
こうした地方歴史文化観光と広島観光
に加え、さらに中国地域や九州の観光地
を訪問するケースも見られるが、高山・
金沢・日光に比べると少数にとどまって
いる。広島を含めた地方での滞在比率(地
方での泊数注/全体の日数)は 27%であり、
全行程の約1/4を占める。
高山
金沢
日光
高野山
松本
長崎
福岡
別府
岡山
倉敷
札幌
上高地
城崎
仙台
長野
姫路
馬籠
宝川温泉
10
20
30
40
(件)
50
60
57
38
31
9
9
5
4
4
3
3
3
2
2
2
2
2
2
2
(注)2件以上の観光地を表示
(注)東京~京都の周辺・沿線地域を除く
b.GR・広島滞在型
ゴールデンルート観光に加えて、高山・金沢等の地方観光に向かわずに、広島だけ
を宿泊観光するタイプであり、全体の 33%を占めている。広島周辺の中国地域や九州
等の地方滞在は全く行われず、広島観光だけが目的とされており、広島での平均滞在
日数は 1.8 泊である。地方滞在比率も 13%と低い。
c.GR・広島滞在・中国地域周遊型
ゴールデンルート観光と広島での宿泊
図表Ⅱ.110 GR・広島滞在・中国地域周遊型において
訪問する中国地域の観光地
観光に加えて、中国地域を宿泊観光する
タイプであり、全体での割合は 3%と少な
い。広島以外の中国地域での滞在地は、
岡山 6 件、鳥取 3 件、倉敷・尾道・福山
が 2 件となっており、主として瀬戸内海
0
1
2
3
4
(件)
5
岡山
3
倉敷
2
尾道
2
福山
2
い。
2-85
7
6
鳥取
側の地域の訪問であり、山陰観光は少な
6
(注)2件以上の観光地を表示
d.GR・広島滞在・四国周遊型
ゴールデンルート観光と広島での宿泊観光に加えて、四国を宿泊観光するタイプで
あり、全体での割合は 1%と少ない。四国での滞在地は、高松、松山、西条等の瀬戸内
海側の観光地が主となっている。
e.GR・広島滞在・九州周遊型
ゴールデンルート観光と広島での宿泊観光に加えて、九州を宿泊観光するタイプで
あり、全体の 12%を占めている。
九州観光においては、1 地域に滞在拠点を置く場合と、複数の観光地を周遊する場
合とがあるが、両者を併せてみると滞在地域としては、福岡がトップで、別府、長崎、
鹿児島、屋久島、熊本、阿蘇と続いている。1 地域に滞在拠点を置く場合の滞在地域
としては、福岡が突出して多くなっており、福岡を拠点とした観光パターンが成立し
ているとみられる。また、別府を始め鹿児島・屋久島・熊本等の観光地は、主として
周遊型の旅行パターンに組み込まれることが多いことがわかる。
広島と九州を観光するため、地方滞在比率も 32%と最も大きいパターンである。
図表Ⅱ.111 GR・広島滞在・九州周遊型において訪問する
図表Ⅱ.112
九州の観光地
0
5
10
15
20
福岡
(件)
25
0
福岡
10
15
20
15
長崎
16
長崎
5
30
26
別府
GR・広島滞在・九州周遊型において訪問する
(件)
九州の観光地 (1地域滞在の場合)
4
10
別府
鹿児島
3
7
屋久島
5
熊本
5
阿蘇
5
宮崎
1
佐世保
1
(注)2件以上の観光地を表示
f.GR・地方周遊・広島立ち寄り型
ゴールデンルート観光と地方観光を経験して、広島へは日帰りで立ち寄るタイプで
あり、全体の 9%を占める。
地方での滞在地域としては、高山がトップで金沢が続いており、GR・地方周遊・
広島滞在型(①)のケースと同じく、欧米客における地方の歴史文化型観光志向を確認
することができる。
但し、広島で宿泊しないこの場合では、他の中国地域内に宿泊するケースはほとん
どない。
2-86
図表Ⅱ.113 GR・地方周遊・広島立ち寄り型において訪問する
地方の観光地
0
5
10
15
(件)
高山
17
金沢
9
福岡
6
高野山
5
日光
4
小豆島
白浜
遠野
長崎
20
3
2
2
2
(注)2件以上の観光地を表示
g.GR+広島立ち寄り型
ゴールデンルート観光から広島へ日帰り観光をするタイプであり、全体の 15%を占
める。広島へは京都や大阪からの日帰り観光がなされており、他の中国地域内や九州
での宿泊は見られない。
h.周遊地分析
高山・金沢観光の旅程(GR・地方周遊・広島滞在型の場合)を見ると、高山・金沢
両地域の周遊が 32%、高山単独訪問が 48%、金沢単独訪問が 20%となっている。どちら
かを訪問する場合、高山のシェアが大きくなっているのは、世界遺産(白川郷)の魅力
やゴールデンルートからのアクセスのしやすさといった立地条件等がその要因として
考えられる。
平均滞在日数を見ると、高山単独訪問の場合が 1.7 泊、金沢単独訪問の場合が 1.8
泊であるのに対し、高山・金沢周遊型の場合が 3.0 泊となっており、周遊観光におけ
る滞在日数の増加を確認することができる。また、高山・金沢観光を経て九州観光を
するケースは少ない。
図表Ⅱ.114 高山・金沢訪問のパターン
1.8泊
金沢単独
19.7%
3.0泊
高山・金沢
32.4%
高山単独
47.9%
((注)GR・地方周遊・広島滞在型のケース
1.7泊
九州観光の旅程(GR・広島滞在・九州周遊型の場合)を見ると、1 地域滞在型の場
合の平均滞在日数は 2.8 泊であり、これは GR・広島滞在型の場合の広島平均滞在日数
(1.8 泊)や高山・金沢単独訪問の場合の平均滞在日数(各 1.7 泊、1.8 泊)よりも長い。
2-87
周遊型の場合の平均滞在日数は 4.8 泊となっており、これは高山・金沢周遊の場合
の 3.0 泊よりも長くなっている。このように九州観光では高山・金沢観光に比べ、旅
程が長くなる傾向があるが、その理由としては、ゴールデンルートからの九州訪問に
はアクセス時間を長く要することなどから、滞在日数も伸びる傾向があると考えられ
る。
また九州観光をする場合は、高山・金沢観光をするケースは少なく、その逆の関係
も見られることから、2 週間程度という旅行日程の制約がある中では、両者は競合関
係にあることが考えられる。
図表Ⅱ.115 九州観光と高山・金沢観光の比較
0
1
2
3
4
5
6
2.8
1地域滞在型
1.7
九州観光
高山・金沢観光
4.8
周遊型
3
広島立ち寄り型の場合は、他の中国地域での宿泊はほとんど見られないことから、
欧米客の中国地域観光においては広島が拠点地域であることが確認できる。さらに、
GR・広島滞在・九州周遊のケースでの広島での宿泊数は平均 2.1 泊であり、GR・地方
周遊・広島滞在型(1.7 泊)、GR・広島滞在型(1.8 泊)等と比べても、やや長めとなって
いることから、ゴールデンルート観光を経て九州に向かう場合、広島は滞在拠点とな
っており、九州観光との一定の連携効果があると捉えられる。
2-88
(5) 広島訪問の概況
①訪問回数
「初めて」が 9 割強を占め、どの地域においても大勢となっている。
図表Ⅱ.116 広島への訪問経験
広島への訪問経験
広島への訪問経験
初めて
<地域別>
0%
2回以上
20%
不明
40%
全体(n=930)
60%
80%
3.3% 0.5%
96.3%
北米(n=255)
オセアニア(n=121)
90.1%
9.9%
アジア(n=86)
90.7%
8.1% 1.2%
その他(n=38)
不明
60%
80%
9.8%
90.2%
スペイン(n=84)
96.4%
2.4%1.2%
イタリア(n=74)
98.6%
1.4%
イギリス(n=71)
7.0%
93.0%
3.2%
96.8%
②訪問動機
「伝統文化/歴史的施設」が 78%と突出して高く、この傾向は全ての地域で共通し
ている。さらに「日本人とその生活」が 28%で続いている。
図表Ⅱ.117
全体(n=872)
ショッピング
日本人とその生活
伝統文化/歴史的施設
自然・景勝地
温泉/リラックス
都市の魅力/現代性
日本の産業・技術
日本の食事
自国からの利便性(直行便がある)
旅行費用が安い
テレビドラマ、映画、小説を見て
なし
その他
20%
16.9%
ヨーロッパ(n=410)
16.1%
北米(n=243)
18.1%
オセアニア(n=116)
19.0%
14.3%
オーストラリア(n=97)
2.0%
40%
60%
80%
120%
160%
75.9%
29.3%
12.1%
13.8%
15.6%
11.5%
5.8%
200%
15.6%
12.0%
6.8%
22.2%
180%
12.0%
6.4%
14.1%
80.2%
23.0%
5.2%
140%
16.5%
78.0%
30.0%
3.7%
100%
77.9%
28.1%
19.8%
14.7%
7.1%
70.0%
32.9%
11.4%
12.9%
8.6%
10.0%
9.1%
その他(n=33)
アメリカ(n=188)
3.2%
7.1%
アジア(n=70)
<国別>
広島訪問の動機 (M.A.)
日本訪問へのあこがれ
0%
<地域別>
15.2%
81.8%
27.3%
0%
20%
15.4%
40%
4.1%
24.2%
80%
100%
120%
79.3%
3.7% 23.4%
21.6%
60%
15.2%
18.2%
140%
22.3%
73.2%
28.9%
160%
180%
5.9%
2.1%
10.1%
13.4% 3.1%
12.4%
200%
21.3%
16.5%
7.7%
スペイン(n=78)
12.8% 1.3%
37.2%
イタリア(n=73)
17.8%
28.8%
84.6%
15.4%
6.4%
11.5%
9.0%
4.1%
72.6%
6.8%
6.8%
16.4%
2.9%
イギリス(n=68)
フランス(n=59)
14.7% 1.5%
69.1%
27.9%
13.2%
7.4%
13.2% 4.4%
30.9%
10.2%
18.6%
5.1%
27.1%
88.1%
16.9%
18.6%
6.8%
6.8%
③滞在日数
「0 泊」が 27%、
「1 泊」、
「2 泊」が各 31%と、日帰り客もしくは短期宿泊客が主とな
っている。地域別に見ても概ね同様の傾向となっているが、オセアニア客では「2 泊」
がやや多い。日帰り客も含めた平均滞在日数は 1.4 泊で、宿泊者だけに限定すると 1.8
2-89
100%
12.0% 1.5%
86.5%
フランス(n=62)
10.5%10.5%
78.9%
40%
オーストラリア(n=102)
11.0% 1.2%
87.8%
2回以上
20%
アメリカ(n=200)
7.0% 1.1%
91.9%
ヨーロッパ(n=430)
<国別>
100%
初めて
0%
泊となる。
平均滞在日数を国別に見ると、イタリア客の 0.8 泊からイギリス客・オーストラリ
ア客の 1.6 泊まで若干の差が見られる。
図表Ⅱ.118 広島での滞在日数
広島での滞在日数
0泊
<地域別>
1泊
0%
3泊
20%
4泊
5~7泊
40%
8~14日
60%
15日以上長期滞在
80%
100%
(平均日数)
9.0%
全体(n=905)
27.2%
30.7%
30.5%
1.4日
7.5%
ヨーロッパ(n=424)
29.7%
31.6%
28.8%
1.3日
12.2%
北米(n=246)
26.4%
34.6%
25.2%
1.3日
9.9%
オセアニア(n=121)
14.9%
25.6%
2.5%
45.5%
1.7日
5.1%
アジア(n=79)
27.8%
31.6%
30.4%
1.6日
8.6%
その他(n=35)
<国別>
2泊
42.9%
0%
10%
アメリカ(n=193)
8.6%
20%
30%
40%
26.4%
オーストラリア(n=102)
50%
60%
フランス(n=62)
27.4%
2.8% 0.8日
4.3%
9.7%
25.8%
1.6日
1.0日
7.1%
47.1%
33.9%
2
1.8
1.6
1.4
1.2
1
0.8
0.6
0.4
0.2
0
4.8%
2.8%
12.5%
37.5%
28.6%
3.9%
広島での平均滞在日数
(泊)
(平均日数)
1.2日
18.1%
44.4%
100%
13.0%
11.8%
45.8%
12.9%
90%
43.1%
31.3%
イギリス(n=70)
80%
21.2%
24.5%
イタリア(n=72)
1.5日
70%
38.9%
16.7%
スペイン(n=83)
37.1%
1.6日
1.3日
1.8
1.4
宿泊者のみ
宿泊者+日帰り者
(注)全てのケースの平均値
④交通手段
「新幹線」が 8 割強と突出して高く、特に欧州客では 93%の高率を示している。北
米客では 71%、オセアニア客では 82%、アジア客でも 65%となっており、広島訪問にお
いてはジャパンレールパス 注を活用して首都圏や近畿圏を周遊し来広する形態が、欧
州客を始めとして各国で定着している様子がうかがえる。
(注)ジャパンレールパスは日本観光をする外国人向けに、JR6 社が共同で販売しているものであり、
「の
ぞみ号」を除く全ての JR の交通機関(鉄道、バス、フェリー)に乗車ができる。7 日間(大人 28,300
円)、14 日間(同 45,100 円)、21 日間(同 57,700 円)の 3 種類がある。
図表Ⅱ.119 広島への交通手段
広島への交通手段
新幹線で
<地域別>
全体(n=924)
0%
20%
飛行機
40%
オセアニア(n=120)
アジア(n=85)
その他(n=35)
60%
船
その他
80%
100%
3.0%
5.1%
82.3%
ヨーロッパ(n=429)
北米(n=255)
広島への交通手段
車
71.0%
81.7%
64.7%
77.1%
5.9%
5.1%
<国別>
9.3%
2.8%
93.0%
新幹線で
3.3%
17.3%
3.3% 14.2%
17.6% 7.1%
2.9%
8.6%
アメリカ(n=200)
オーストラリア(n=101)
0%
20%
飛行機
40%
車
60%
6.0%
66.5%
83.2%
7.0%
100%
20.0%
3.0%
12.9%
97.6%
2.4%
イタリア(n=74)
98.6%
1.4%
8.2%
イギリス(n=71)
フランス(n=61)
2.8% 2.8%
95.8%
85.2%
4.9%
4.9%
6.6%
1.6%
(注)一部複数回答があるため、合計が100%を超えている。
2-90
その他
スペイン(n=84)
11.4%
(注)一部複数回答があるため、合計が100%を超えている。
船
80%
(6) 広島観光の実態と評価
①広島市周辺の訪問施設
訪問予定も含めると、宮島が 59%、世界平和記念聖堂が 51%、広島城が 36%とこの 3
施設が高くなっている。宮島は欧州客での訪問率が 7 割近くとなっており、特にスペ
イン客・イギリス客の訪問率が高くなっている。イタリア客では世界平和記念聖堂が
7 割強と最も多く、またアジア客では縮景園の訪問率が 24%と相対的に高くなっている
等、地域や国による訪問施設の差異が見られる。
こうした歴史的文化施設が広島市とその周辺地域での観光の主体となっており、瀬
戸内海クルージングやお好み村等の広島市の特色ある観光施設の訪問率・体験率は低
い。また、錦帯橋等の広島市周辺の観光施設の訪問率も低くなっている。宮島・世界
平和記念聖堂・広島城という 3 施設への訪問にとどまっているのは、広島での滞在期
間が日帰りもしくは 1 泊が主となっているため、訪問先が絞られているためであると
考えられる。
(注)本調査は平和記念資料館内での調査であるため、平和公園は選択肢から除かれている。
図表Ⅱ.120
広島市周辺の訪問施設 (M.A.) /広島平和記念資料館
宮島
世界平和記念聖堂
広島城
縮景園
広島市現代美術館
ひろしま美術館
河川遊覧船
その他
<地域別>
0%
50%
100%
県立美術館
150%
三滝寺
200%
250%
18.2%
全体(n=811)
59.1%
50.9%
25.8%
36.0%
19.5%
ヨーロッパ(n=379)
67.5%
55.1%
16.1%
36.4%
15.0%
北米(n=220)
60.0%
35.9%
29.5%
37.3%
9.5%
19.0%
オセアニア(n=105)
47.6%
56.2%
33.3%
24.0%
アジア(n=75)
<国別>
38.7%
56.0%
0%
14.7%
37.3%
50%
30.5%
9.5%
13.3%
100%
14.7% 10.7%
150%
200%
250%
12.6%
アメリカ(n=174)
60.3%
28.2%
34.5%
29.3%
17.2%
オーストラリア(n=87)
11.5%
28.7%
56.3%
44.8%
28.7%
9.2%
11.7%
スペイン(n=77)
31.2%
51.9%
79.2%
7.8%
16.9%
13.4%
イタリア(n=67)
25.4%
71.6%
65.7%
10.4%
17.7%
イギリス(n=62)
72.6%
15.4%
フランス(n=52)
65.4%
34.6%
48.1%
11.3% 8.1%
9.7%
37.1%
41.9%
17.7%
13.5%
13.5%
17.3%
(注)その他に含まれる施設:こども文化科学館、お好み村等、錦帯橋、植物公園、マツダミュージアム、不動院、森林公園、
瀬戸内海クルージング、大和ミュージアム、安佐動物公園、三段峡、江田島
2-91
45.3%
②観光エリア別の訪問率と評価
平和記念資料館内での調査であるため、原爆ドーム・平和公園の訪問率が高いのは
当然であるが、その評価において「とても良かった」という高評価が 76%と多くなっ
ている。地域別に見ると「とても良かった」という高評価は、欧州客で 71%、北米客
で 77%、オセアニア客で 87%、アジア客で 73%となっており、ほぼ全ての地域で高く評
価されていることがわかる。
平和公園以外で訪問率が比較的高いのは、宮島と広島市の商業地域である。その評
価においては、宮島では「とても良かった」という高評価が多くを占めているが、広
島市の商業地域では「良かった」という評価が大勢となっている。
滞在期間が短いため、広島市周辺以外の地域への訪問率は総じて高くはなく、これ
は日本政府観光局(JNTO)の調査結果(訪日外客訪問地調査 2009)とほぼ同様の結果
である。但し、北米客やアジア客では岩国への訪問率も一定の割合を示している。ま
た、アジア客では呉、尾道、福山・鞆の浦、しまなみ海道への訪問率が 3 割前後と比
較的高くなっているが、これは関西空港や広島空港を利用した旅程や広島滞在日数が
やや長いことなどが、その要因として考えられる。
最も満足した場所と不満足な場所についての自由記述では、平和公園(平和記念資
料館等)について、その記念碑的な役割や展示の素晴らしさについて、高く評価する
声が欧米客を主体として数多く寄せられている。また、宮島については、伝統文化、
自然との調和、神秘性など、平和公園と対比的な魅力が評価されている。一方、問題
点としては、広島市中心部のショッピング環境、路面電車や JR 広島駅でのわかりにく
さ、レストラン等での言葉の問題、駅でのロッカーの少なさ等を指摘する意見があっ
た。
図表Ⅱ.121 訪問地とその評価(全体)
とても良かった
0%
良かった
20%
原爆ドーム、平和公園(n=878)
あまり良くなかった
良くなかった
60%
17.0%
38.9%
9.4%
100%
21.8%
25.2%
宮島(n=648)
行ってない
80%
75.6%
商業地域(n=678)
岩国(n=545)
普通
40%
5.5%
51.5%
11.9%
47.8%
6.2%
82.4%
2.5%
呉(n=521) 3.5%
92.9%
1.7%
尾道(n=517) 3.7%
93.8%
2.1%
福山、鞆の浦(n=516) 2.5%
94.0%
2.3%
しまなみ海道(n=511) 3.1%
93.5%
2-92
0.9%
図表Ⅱ.122 訪問地とその評価
訪問地とその評価(ヨーロッパ)
とても良かった
0%
良かった
普通
20%
原爆ドーム、平和公園(n=399)
良くなかった
60%
行ってない
80%
70.7%
商業地域(n=317)
12.9%
7.3%
41.0%
5.2%
100%
26.8%
27.1%
宮島(n=317)
岩国(n=251)
あまり良くなかった
40%
1.0%
52.1%
13.6%
43.8%
6.0%
88.4%
1.6%
呉(n=245) 2.4%
95.9%
1.2%
尾道(n=246) 2.0%
96.7%
1.6%
福山、鞆の浦(n=246) 1.2%
96.3%
2.1%
しまなみ海道(n=242) 2.1%
95.9%
訪問地とその評価(北米)
とても良かった
0%
良かった
普通
20%
あまり良くなかった
40%
原爆ドーム、平和公園(n=230)
良くなかった
60%
行ってない
80%
宮島(n=163)
2.3%
17.8%
14.4%
岩国(n=157)
64.4%
57.7%
8.6%
33.1%
80.9%
5.7%
10.8%
1.3%
19.6%
77.4%
商業地域(n=174)
100%
0.7%
呉(n=146) 3.4%
94.5%
尾道(n=143) 2.8%
96.5%
福山、鞆の浦(n=142) 1.4%
97.9%
0.7%
しまなみ海道(n=141) 1.4%
97.2%
訪問地とその評価(オセアニア)
とても良かった
0%
10%
20%
原爆ドーム、平和公園(n=119)
良かった
30%
普通
40%
あまり良くなかった
50%
60%
行ってない
80%
28.9%
宮島(n=73)
35.6%
岩国(n=59)
11.9%
33.3%
2.2%
15.1%
83.1%
94.4%
3.7%
尾道(n=54) 3.7%
92.6%
3.7%
福山、鞆の浦(n=54) 1.9%
94.4%
3.6%
90.9%
5.5%
2-93
35.6%
47.9%
5.1%
3.7%
呉(n=54) 1.9%
90%
13.4%
86.6%
商業地域(n=90)
しまなみ海道(n=55)
良くなかった
70%
100%
訪問地とその評価(アジア)
とても良かった
0%
10%
良かった
20%
普通
30%
40%
あまり良くなかった
50%
60%
良くなかった
70%
行ってない
80%
90%
100%
3.1%
原爆ドーム、平和公園(n=98)
17.3%
76.5%
商業地域(n=72)
宮島(n=70)
9.8%
18.0%
40.0%
11.4%
45.7%
岩国(n=61)
40.3%
11.1%
26.4%
20.8%
62.3%
8.2%
10.2%
呉(n=59)
74.6%
5.1%
8.5%
5.3%
尾道(n=57)
77.2%
5.3%
12.3%
7.0%
福山、鞆の浦(n=57)
75.4%
7.0%
10.5%
7.0%
しまなみ海道(n=57)
8.8%
77.2%
7.0%
図表Ⅱ.123
最も良かった施設と悪かった施設(欧州客)
施設
平和公園(平和
記念資料館等)
宮島
最も良かった施設
主な理由
この場所に来て、何が起こったのかを知り
とても深い感銘を受けた
とても感動した、私が泣くなんて考えても
いなかった
将来のために大切な場所
平和を誓願する証だから
私が訪れた中で最も感銘を受けた場所
とてもまとまっており説明も良い
163
人間にとって重要な歴史が詰まっている
静かな場所。日本の都市で静かな場所を
見つけるのは難しい
見事に保存された原爆ドームにある畏敬
の念を起こされる光景
とても教育的、情報量が多く有益
戦争の恐ろしい結果を忘れないことの重
要性
平和に充ち、豊かな自然を観光した
自然豊かで歴史もある
日本の伝統様式、島、自然、寺社が良
かった。日本の自然はとても美しい
トレッキング
38 山頂は本当に素晴らしい眺望だ
すばらしいホテル、温泉
件数
施設
暑さ、悪天候
件数
最も悪かった施設
主な理由
7 暑いなんてもんじゃない!
歩きにくかった
広島のショッ
ピング街
6
平和記念資
料館
5
路面電車
4
広島駅
4
言葉の問題
4
宮島
2
ホテル
2
路面電車の座席で困っていないかと訪ね
その他
てくれた
2
海中に立つ鳥居、鳥居の正面に沈む夕日
愛らしい鹿、猿
縮景園
2 美しい、静か、清潔
この庭園は見事だ
親切な人々
2
2-94
閉店時間が早い
外国人を歓迎しない
騒がしくて落ち着かないインターネッ
トカフェ
気持ちが乱れたから
とても感動したが、傷つけられた
人々を描写した像を外したい
世界中の紛争を止めることなどでき
ないと感じさせられた
汚いから
宮島線は列車自体は悪くないが鈍
行で時間がかかった
混んでいた
行きたい方向を見つけるのが大変
荷物を預ける場所(コインロッカー)が
十分ではない
駅で荷物を見つけるのに苦労した
レストランで英語のメニューが少ない
食べる場所探しが大変
旅行案内所で職員がうまく説明でき
ない
和式トイレを使ったことがなかったか
ら
お風呂が汚れていた
ヨーロッパ人の身長に対して高さが
低い
都会的で複雑な交通網
キャッシュマシーンがなかった
図表Ⅱ.124
最も良かった施設と悪かった施設(北米客)
施設
最も良かった施設
主な理由
運営がよい。訪れて大変感銘している
日本人の見解による歴史を知れて良かっ
た
展示が非常に良かった、情報は素晴らし
い
感情がわき上がる
件数
良く整備され、きれいだから
平和公園(平和
記念資料館等)
件数
最も悪かった施設
主な理由
2 理解が難しい
混乱する
平和記念資
料館
暑さ、天候
2 アメリカ人にとって恥
宮島の遊覧
2 暑くて、ムシムシする
JR駅から市内観光をするために、
1
もっとロッカーを設置してほしい
1 狭い
呉
1 汚れている、工業地帯
岩国
1 岩国城が閉館していて残念だった
退屈だったので、地下鉄があればい
1
い
JR駅
とても謙虚で、とても考えさせられる
100
素晴らしく保存された歴史。とても尊敬す
る
とてもリアルで、心を動かされる
展示がとても教育的
宮島
施設
路面電車
バス
大変だが感動的な体験だった
みなが訪れるべき場所だから
歴史と日本の人々の立ち直る力について
多くを学んだ
野生生物が多く、お土産に富んでいるから
海や寺社の景観
22 海に浮かぶ神殿が神秘的だった
お土産やさんが好き
お好み焼きがおいしかった
貸し自転車、ケーブルカー、ハイキングも
良い
宮島の人々のもてなし
3
家族と食べたお好み焼きがおいしかった
お好み焼きを作った
食べ物をとても美味しく堪能できたから
お好み焼き、食
べ物
マツダスタジア
ム
西条酒祭り
尾道/瀬戸内
海
その他
2 素晴らしい野球の試合
2 素晴らしい文化の経験
1 美しさ
2 ホテルの雰囲気が良かった
平和で静か、整然とした町
図表Ⅱ.125
最も良かった施設と悪かった施設(アジア客)
施設
平和公園(平和
記念資料館等)
件数
23
宮島
8
広島城
2
鞆の浦
1
森林公園
路面電車
岩国
1
1
1
最も良かった施設
主な理由
同じ過ちを犯さないという意思
歴史的に重要な場所
施設
宮島
被爆した唯一の場所だから
呉
原爆が人々にどんな影響を与えるのかを
新幹線
知ることができる
保存したことはすばらしい考え
戦争に関してたくさんの記録がある
素晴らしく平和に充ち、心の温かさが人々
を調和させている
とても素敵で自然が溢れている
とてもきれいな景色、電車とフェリーはとて
も便利
自然豊かで歴史があって、神秘的
おいしい食べ物
場内は興味深かった
美しい、平和的、旅行者が少なくてくつろ
げる
とても素晴らしい環境
人々が親切
錦帯橋からの眺めはすばらしい
2-95
件数
最も悪かった施設
主な理由
2 弥山山頂は建物が古くて見苦しい
1
トイレが清潔でない、交通が不便、
情報がもっと必要
1 心地よくない席
③広島での利用交通手段
路線のわかりやすさ等の要因により「市内電車」が 66%と多く利用されている。こ
のほか「バス」が 22%、「タクシー」が 16%となっており、この両機関が「市内電車」
を補完する交通手段として利用されていることがわかる。地域別に見てもほぼ同様の
傾向となっている。
図表Ⅱ.126 広島での利用交通手段
広島での利用交通手段
広島での利用交通手段
市内電車
バス
<地域別>
全体(n=902)
0%
タクシー
20%
レンタカー
40%
69.6%
北米(n=250)
66.8%
アジア(n=83)
その他(n=34)
60%
80%
23.2%
21.4%
55.9%
市内電車
<国別>
バス
タクシー
0%
20%
アメリカ(n=195)
12.7%
120%
8.2%
23.0%
17.1% 13.4% 11.0%
10.8% 6.8%
36.5%
24.3%
21.4%
10.5%12.3%
82.5%
(注)一部複数回答があるため、合計が100%を超えている。
(注)一部複数回答があるため、合計が100%を超えている。
④広島での旅行中の問題点
「問題なし」の回答が過半数を占めており、地域別に見ると北米客やオセアニア客
では 6 割以上と多く、英語圏の訪日客には問題点が少ない傾向が見られる。但し、欧
州客やアジア客では
「問題なし」は 4 割台
0%
にとどまっている。具
体的な問題点としては
図表Ⅱ.127
広島での旅行中の問題点 (M.A.)
<地域別>
ア客では 26%と多くな
言葉
11.7%
3.9% 9.9%13.7%
15.8%
スが課題となっている
「食べ物」「サービス」
40%
50%
60%
70%
25.6%
全体(n=930)
サービス
ヨーロッパ(n=430)
北米(n=255)
交通機関
ことがわかる。「言葉」
以外では、「宿泊施設」
30%
食べ物
っており、アジア客に
対する言語対応サービ
20%
宿泊施設
「言葉」の問題が 12%
と最も多く、特にアジ
10%
オセアニア(n=121)
電話
アジア(n=86)
その他(n=38)
観光情報
「交通機関」
「観光情報」
等についての問題指摘
標識
は比較的少なくなって
いる。
その他
46.7% 52.8%
63.1%
60.3%
43.0%
50.0%
問題点なし
回答なし
2-96
その他
100%
22.6% 14.4%
64.3%
フランス(n=57)
17.6%
80%
79.3%
52.7%
イギリス(n=70)
7.2%
アストラムライン
60%
20.0% 15.0%
64.0%
スペイン(n=82)
イタリア(n=74)
レンタカー
40%
67.7%
オーストラリア(n=100)
20.5%
16.2%
29.4%
20.6%
120%
14.4% 8.8%
18.1%
27.7%
その他
12.3%
20.8% 14.6%
63.2%
49.4%
100%
22.2% 15.6%
65.6%
ヨーロッパ(n=418)
オセアニア(n=117)
アストラムライン
15.7%
14.0%
⑤広島での英語標識のわかりやすさ
「わかりにくい」という回答は、トイレ、観光地、ショッピングでは数%程度と少
ないが、道路では 20%、公共交通では 10%とやや多くなっている。「わかりにくい」と
いう回答は、欧州客で道路と公共交通に対して多く、アジア客では道路と公共交通に
加え、観光客やショッピングにおいても多くなっている。ここでもアジア客に対する
言語支援サポートの向上という課題があることが明らかになった。
(注)本設問は英語で調査票が作成されているため、英語標識のみを対象とした設問となっている。
図表Ⅱ.128 広島の英語標識のわかりやすさ
広島の英語標識のわかりやすさ(全体)
わかりやすい
わかりにくい
広島の英語標識のわかりやすさ(ヨーロッパ)
不明
わかりやすい
(n=930)
0%
20%
40%
トイレ
60%
80%
80.3%
公共交通
2.5% 17.2%
71.2%
通り
10.4%
57.8%
観光地
78.2%
ショッピング
60.0%
わかりにくい
20%
40%
トイレ
公共交通
通り
7.1%
58.8%
観光地
ショッピング
59.2%
2.4%
通り
22.0%
観光地
ショッピング
39.2%
広島の英語標識のわかりやすさ(アジア)
わかりやすい
わかりにくい
不明
(n=86)
0%
20%
40%
トイレ
60%
74.4%
80%
5.8%
100%
19.8%
公共交通
60.5%
18.6%
20.9%
通り
59.3%
19.8%
20.9%
観光地
ショッピング
65.1%
50.0%
16.3%
17.4%
5.6%
33.5%
わかりにくい
18.6%
32.6%
2-97
不明
(n=121)
0%
20%
40%
60%
80%
86.8%
公共交通
26.7%
1.6%
18.6%
2.3% 16.0%
60.9%
トイレ
21.6%
14.5%
75.7%
24.9%
わかりやすい
100%
0.4% 19.2%
71.4%
16.5%
広島の英語標識のわかりやすさ(オセアニア)
80%
80.4%
100%
11.9%
81.6%
ショッピング
不明
60%
80%
3.0% 16.7%
56.5%
観光地
34.3%
不明
60%
71.6%
(n=255)
0%
40%
80.2%
通り
4.0% 17.8%
広島の英語標識のわかりやすさ(北米)
わかりやすい
20%
公共交通
21.8%
5.7%
0%
トイレ
18.4%
20.3%
わかりにくい
(n=430)
100%
1.7%11.6%
75.2%
55.4%
8.3%
20.7%
80.2%
66.9%
100%
16.5%
24.0%
5.0% 14.9%
5.8%
27.3%
⑥レンタサイクルの使用可能性
「使用する」が 32%、「使用しない」が 29%とほぼ同程度で意見が分かれており、ま
た「わからない」も 21%となっている。地域別に見てもほぼ同様の傾向となっている。
国別に見るとフランス客では「使用する」の回答が 4 割強と多くなっているが、この
要因としてはフランスでのレンタサイクル 注 の普及が背景となっていることが考えら
れる。
(注)フランスでのレンタサイクルは、2005 年にリヨンで導入が開始され、その後エクサンプロバンス、
レンヌ、ストラスブールでも行われ、2007 年からはパリで「ヴェリブ」の名で本格的に導入された。
IC カードを利用したもので、市民の日常の移動手段としてだけでなく、観光客も利用が可能。300m
間隔で整備された 1,500 カ所のステーションに約 2 万台の自転車が設置され(2008 年 4 月時点)、世
界最大のシステムとなっている。この成功に刺激され更にフランス各地に広がるほか、国外でもバ
ルセロナ、ブリュッセルなどに展開されている。
図表Ⅱ.129 レンタサイクルの使用可能性
レンタサイクルの使用可能性
使用する
使用しない
0%
<地域別>
20%
全体(n=930)
32.2%
ヨーロッパ(n=430)
33.0%
北米(n=255)
31.4%
オセアニア(n=121)
40%
18.5%
22.3%
14.4%
22.4%
33.9%
20.8%
16.5%
22.1%
44.7%
100%
20.8%
25.5%
24.4%
使用する
80%
30.2%
25.6%
その他(n=38)
不明
60%
28.6%
31.4%
アジア(n=86)
レンタサイクルの使用可能性
わからない
23.7%
18.2%
27.9%
2.6%
28.9%
使用しない
0%
<国別>
20%
アメリカ(n=200)
わからない
40%
オーストラリア(n=102)
32.4%
スペイン(n=84)
31.0%
イタリア(n=74)
27.0%
イギリス(n=71)
28.2%
フランス(n=62)
80%
21.0%
17.6%
18.6%
31.4%
9.5%
29.8%
29.8%
18.9%
25.7%
28.4%
40.8%
19.7%
11.3%
17.7%
11.3%
27.4%
43.5%
100%
22.0%
25.0%
32.0%
不明
60%
⑦広島の印象
「非常に良い」が 51%、「良い」が 44%と、総じて高い評価となっている。地域別に
見ると北米客、オセアニア客、アジア客で特に評価が高くなっている。国別に見ると、
アメリカ客・オーストラリア客・イギリス客等の英語圏の外客において高評価が多く
なっているが、その要因としては比較的言葉の障壁に伴う問題が少ないことがあげら
れる。
自由意見では、
「平和に満ちている」
「未来に目を向けるモダンな都市」
「復興に感銘」
「生命力に溢れ、人々が親しみやすい」「美しい」「清潔」というポジティブな評価が
多くの人々から寄せられている。
図表Ⅱ.130 広島の印象
広島の印象
非常に良い
<地域別>
全体(n=930)
ヨーロッパ(n=430)
0%
良い
20%
40%
51.3%
60%
不明
60.0%
61.2%
58.1%
73.7%
非常に良い
80%
100%
0.1%
2.4% 2.6%
0.2%
3.3% 4.0%
52.6%
北米(n=255)
その他(n=38)
広島の印象
並以下
43.7%
40.0%
オセアニア(n=121)
アジア(n=86)
並
36.9%
1.2%2.0%
38.0%
34.9%
0.8%
4.7%2.3%
26.3%
2-98
<国別>
0%
良い
20%
40%
アメリカ(n=200)
61.0%
オーストラリア(n=102)
62.7%
スペイン(n=84)
イタリア(n=74)
42.9%
32.4%
イギリス(n=71)
フランス(n=62)
並
並以下
80%
35.5%
36.3%
53.6%
60.8%
57.7%
29.0%
不明
60%
1.5% 2.0%
1.0%
3.6%
4.1% 2.7%
32.4%
69.4%
100%
1.4% 8.5%
1.6%
⑧広島への再訪希望
「再訪希望有り」は 51%、無しが 8%となっている。地域別に見ると「再訪希望有り」
はアジア客、オセアニア客、北米客で多く、広島の印象評価を反映した形となってい
る。
図表Ⅱ.131 広島への再訪希望
広島への再訪希望
はい
<地域別>
全体(n=930)
ヨーロッパ(n=430)
0%
いいえ
20%
40%
51.0%
38.8%
オセアニア(n=121)
60.3%
65.1%
73.7%
はい
60%
80%
33.4%
10.2%
58.8%
アジア(n=86)
不明
7.3%
北米(n=255)
その他(n=38)
広島への再訪希望
わからない
42.6%
4.3%
5.8%
4.7%
27.5%
30.6%
19.8%
100%
<国別>
8.3%
アメリカ(n=200)
8.4%
オーストラリア(n=102)
9.4%
スペイン(n=84)
3.3%
10.5%
5.3%10.5% 10.5%
2-99
イタリア(n=74)
イギリス(n=71)
フランス(n=62)
0%
いいえ
20%
わからない
40%
60.0%
3.5%
58.8%
36.9%
33.8%
80%
26.0%
4.9%
11.9%
45.9%
8.5%
6.5%
32.4%
42.9%
10.8%
50.7%
41.9%
不明
60%
31.0%
43.5%
100%
10.5%
3.9%
8.3%
9.5%
9.9%
8.1%
(7) 消費実態
①日本で購入し最も満足した品物とその購入地域
欧州客では、
「衣料品」が多く、浴衣や着物等の日本文化を感じさせるものが多くあ
げられている。また、
「その他」として、仏具、だるま、急須等の日本の生活文化に根
ざしたものも多くあげられており、広島訪問への動機の主となる「伝統文化/歴史的
施設」
「日本人とその生活」を反映した結果となっている。アジア客ではカメラ等の電
気製品がトップとなっており、地域性が反映されている。購入地域としては、京都・
東京・大阪等の宿泊地域が主であるが、広島での購入も見られる。
図表Ⅱ.132 満足した購入品
パ
ア
カメ
ナリ
ダカ
・
ア
ジ
ア
33
19
20
10
8
5
5
3
2
21
24
18
16
9
5
2
13
11
6
5
2
2
2
9
製品例
ゆかた、Tシャツ、きもの
お守り、伝統品、はがき
食品、緑茶、酒
ヨ
ロ
ッ
ッ
ロ
件数
ー
ー
ヨ
品物
衣料品
お土産・記念品
食品・飲料品
デジタルカメラ・カメラ部品
本・CD・電子辞書
靴・バッグ
おもちゃ・ゲームソフト
宝石・時計
パソコン・関連品
その他
土産品・記念品
衣料品
食品・飲料品
テレビ・カメラ・ファックス
本・電子辞書
鯛焼き器
その他
カメラ・ビデオカメラ
食料品
衣料品
パソコン
家電
化粧品、香水
その他
パ
ネットブック
仏具、だるま、急須な ど
お守り、名産品、盆栽
衣類、のれん
食品、茶、酒
ア
カ メ
ナリ
ダカ
・
プラモデル、CD、ヘッドホン
ア
ジ
ア
服、ジーンズ
寿司、食料
炊飯器
化粧品、香水
福袋、箸、芸術品
購入地
京都
東京
大阪
広島
奈良
高山
神戸
その他
京都
大阪
広島・宮島
東京
箱根
名古屋
その他
広島
東京
大阪
福岡
京都
佐賀
高尾山
神戸
鳴門
その他
31
29
8
7
6
5
2
21
19
14
8
6
2
2
13
5
5
4
2
2
1
1
1
1
10
②広島での滞在経費
宿泊費、移動交通費、飲食費、物品購入費等の総額である滞在経費は、全体平均で
は 18 千円であり、オセアニア客が 22 千円とやや高いが、他の地域は概ね同水準であ
る。国別に見ると、イギリス客・オーストラリア客・アメリカ客等の英語圏からの外
客での消費額が多くなっている。なお、広島での平均滞在日数は 1.4 日であるため、
1人1日当たりの滞在経費は 13 千円程度となる。
(注)日本での滞在経費を回答しているものを排除するため、10 万円以上と回答しているものは除いた。
図表Ⅱ.133 広島での平均滞在経費
広島での平均滞在経費
広島での平均滞在経費
<地域別>
5
10
15
20
全体(n=454)
ヨーロッパ(n=214)
(千円)
25
その他(n=11)
(注)外国通貨は2010年12月10日現在の為替レートにより計算
10
15
20
22
17
18
22
スペイン(n=39)
18
イタリア(n=32)
17
11
イギリス(n=45)
フランス(n=27)
24
12
(注)外国通貨は2010年12月10日現在の為替レートにより計算
2-100
25
18
オーストラリア(n=55)
オセアニア(n=67)
アジア(n=34)
5
アメリカ(n=95)
18
16
北米(n=128)
<国別>
(千円)
30
(8) 広島平和記念資料館調査におけるインバウンド観光の特性と課題(まとめ)
(概況)
居住国
旅行形態・旅程
広島及び周辺観光の評価
欧州客
・旅行者の7割強が欧米客。国別にはアメリカ、
・広島市周辺では、平和記念資料
北米客
オーストラリア、スペイン、イタリア、イギリ
館の他に、宮島、世界平和記念聖
ス、フランス客が多い。
堂、広島城等の訪問率が高い。こ
・若い人が家族や友人と同伴で訪問。
の他の観光施設の訪問率は低い。
・観光目的で初訪日し、ゴールデンルートを経
・平和公園(平和記念資料館等)
由して(主に東京と京都に宿泊し)、高山・金沢
の記念碑的な役割に対する評価
等の地方観光をして広島を訪問するケースと、 は極めて高い。宮島は、伝統文化、
地方観光をせずに訪問するケースとがある。
自然との調和等を高く評価。
・国内の移動手段は主として新幹線。
・広島市周辺以外の観光地訪問率
・本・雑誌とウェブサイトが情報源。
は低い。
・日本国内には、2週間以内や3週間以内の滞在
・道路の英語標識のわかりにくさ
が多く、2週間前後が中心。
への指摘がみられる。
・広島での滞在期間は、0泊、1泊が主体で、平
均して1.4泊。宿泊者に限定すると1.8泊。
・訪問動機としては「伝統文化/歴史的施設」
が多い。
アジア客
・旅行者の約 1 割を占める。
・欧米客と比べると、広島市周辺
・欧米客に比べると日本へのリピーターが多い
だけでなく、呉、尾道、福山、し
が、広島へは初めて来る人がほとんど。主に観
まなみ海道地域への訪問率も一
光目的で、大会・会議目的も一部みられる。
定程度ある。
・国内観光では、東京・近畿圏が主であるが、 ・欧米客と同様に、平和公園や宮
北海道に宿泊する人も多い。
島を高く評価。
・欧米客に比べると、関西空港や広島空港、福
・公共交通、道路、観光地、ショ
岡空港利用の割合が大きい。
ッピングなど多くの環境面で言
・欧米客と同様に、訪問動機としては「伝統文
葉の障壁が課題となっている。
化/歴史的施設」が多い。
①周遊ルートの形成の観点から
(特性)
○広島訪問の主体である欧米客では、ゴールデンルート観光に加えて地方観光(近畿以
東)をして広島を訪問するケースと、そのような地方観光をせずに広島観光をするケー
スとがある。前者の地方観光をする場合は、高山・金沢が代表的な訪問地であり、こ
の他の訪問地としては日光・高野山等が続いていることから、欧米客における地方の
2-101
歴史文化観光志向が明瞭に反映された形となっている。
○ゴールデンルート観光ののち地方観光をせずに広島訪問をする場合には、広島だけ
に滞在する場合と、西日本地域の周遊観光をするケースとがある。西日本地域での周
遊先としては九州が主体であり、中国地域や四国への周遊は少ない。九州観光をする
場合は、広島での宿泊と日帰りの割合は 8 割強対 2 割弱で宿泊が多く、宿泊者の泊数
は平均 2.1 泊と比較的長めとなっている。即ち、九州を周遊するケースでは、広島は
滞在拠点の一つとしての役割を有し,九州観光とは一定の連携関係にあるといえる。
○広島滞在から中国地域の観光をする場合の滞在地としては、岡山が多く、山陰での
滞在も一部見られるが、瀬戸内海側の地域が多い。また、広島訪問者の 2 割強は京都・
大阪等からの日帰り観光であり、この場合は中国地域の他の観光地に滞在するケース
は無く、広島は中国地域の周遊観光拠点としての役割を有しているといえる。
○広島滞在に続き、九州・中国・四国を観光するケースでは、高山・金沢観光をする
ケースは少ない。このため、高山・金沢観光と西日本周遊観光は、インバウンド観光
において旅程日数の制約から、競合する関係にあると見られる。
但し、高山・金沢観光をして広島訪問をするケースは多いため、広島観光に限定す
ると、地方の歴史文化観光とは競合関係の側面だけでなく、連携しているという実態
もある。
(課題)
○以上のようなインバウンド観光の実態を踏まえると、日本の地方歴史文化への関心
が強い欧米客の誘致のためには、中国地域内の歴史文化観光ルートの形成が効果的で
あると考えられる。中国地域には近世の歴史文化観光資源をはじめとして、古代・中
世の歴史文化も存していることから、高山・金沢観光ルートに匹敵するような「中国
地域を代表する歴史文化観光ルート形成」の戦略が求められる。この場合、高山・金
沢の周遊旅程注では平均 3.0 泊となっていることから、これを目安にして旅程を検討
することが効果的である。
(注)名古屋・高山間は約 2 時間 30 分(特急)、高山・金沢間は約 2 時間 30 分(特急、富山乗り換え含む)、金沢・
京都間は約 2 時間 20 分(特急)であり、いずれも岡山・松江間(約 2 時間 30 分、特急)とほぼ同程度。ちな
みに、岡山・鳥取間は約 2 時間(特急)、広島・萩間は 1 時間半(JR バス・普通)。
○より広域的には、九州・四国と連携した「西日本周遊観光ルート形成」の戦略も重
要である。九州観光のケースでは広島での滞在日数もやや長めになっており、このこ
とは九州観光と広島観光の連携効果が見られることを示している。広島での滞在が伸
びれば、平和記念資料館・宮島・世界平和記念聖堂・広島城以外の新たな観光資源へ
の訪問や体験の増加も期待でき、「広島の新たな魅力」のアピールにも繋がる。
但し、九州観光は、高山・金沢観光の半分以下の割合にとどまっており(いずれも
GR 観光と広島観光とが組み合わさっている場合)、両者は競合的な関係にあると考え
られることから、西日本周遊観光の魅力をアピールできるような競争力のある取り組
2-102
みが求められる。この場合、九州における周遊観光の場合の平均泊数が 4.8 日であり、
広島滞在の 2.1 泊を考慮すると、1 週間程度の旅程が目安になると考えられる。
○外国人観光客は欧米客をはじめとして、ジャパンレールパスを利用して、日本国内
を周遊している傾向が強いことから、こうした交通移動特性を考慮したルート形成の
取り組みが必要である。
②広島地域のインバウンド観光の充実について
(特性)
○広島への訪問動機は「伝統文化/歴史的施設」が主体であり、短期滞在のため、広
島市周辺の歴史的施設に訪問地が限定されている。このため、瀬戸内海クルージング
やお好み村などの特色を有する施設においても訪問率は低水準にとどまり、錦帯橋等
の周辺観光施設の訪問率も高くない。平和公園や宮島についての評価は高い。問題点
としては言葉の問題があげられ、特にアジア客において障壁となっている。
(課題)
○訪問施設が広島中心部と宮島の 3 施設程度に限定されているのは、滞在日数の制約
が大きいためであると考えられ、滞在日数増加の取り組みが求められる。このために
は、本・雑誌やウェブサイト等での「広島滞在の魅力」についての情報発信力の向上
や、広島を拠点とした「日帰り観光コース」の開発等が求められる。
○受入環境面での問題指摘は、特にアジア客において交通、買い物、観光施設におけ
る「言葉」の障壁が大きくなっている。また、道路の英語標識の少なさ、駅での行き
先表示や路面電車等のわかりにくさ、ロッカーの少なさ等も指摘されており、
「受入環
境の充実」が求められる。
2-103
3.宿泊施設でのアンケート調査結果
中国地域内の外国人宿泊客の多いと考えられる宿泊施設を対象として、インバウン
ド観光の実態についてヒアリングを実施し、アンケート実施について依頼した。調査
票は、英語・ハングル・繁体字で併記されたものであり、宿泊施設のチェックイン時
に調査票を手渡し、チェックアウト時に回収し、回答者には粗品を提供した。
調査時期は平成 22 年 10 月~平成 23 年 1 月。
地域別の回収数
鳥取県・島根県
3-1
130
岡山県
10
広島県
102
山口県
36
鳥取県・島根県の宿泊施設
(1) 回答者の属性
①居住国
台湾客が 39%、韓国客が 36%と多数を占めている。この 2 カ国以外では、アメリカ客
や JICA の研修目的で来日している支援対象国等からの訪問客が対象となっている。
図表Ⅱ.134
その他
5.4%
図表Ⅱ.135 旅行目的(M.A.)/山陰宿泊施設
国籍
その他アジ
ア 6.2%
(n=130)
観光
仕事
家族・友人を訪問
大会・コンベンション
修学旅行
その他
不明
アメリカ
13.8%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
台湾 38.5%
韓国 36.2%
4.6%
全体
(n=130)
90.8%
台湾居住
(n=50)
92.0%
韓国居住
(n=47)
97.9%
2.3%
3.1%
4.0% 6.0%
2.1%
②旅行目的
「観光」が台湾客では 92%、韓国客では 98%と高率であり、この 2 国からの訪日客の
ほとんどが観光目的である。
③性別
台湾客・韓国客ともに女性の方がやや多くなっている。
2-104
図表Ⅱ.136
男性
0%
図表Ⅱ.137
性別/山陰宿泊施設
20%
全体
(n=130)
40.0%
台湾居住
(n=50)
38.0%
女性
40%
不明
60%
20歳未満
80%
50.0%
10.0%
全体
(n=130)
12.0%
台湾居住
(n=50)
韓国居住
(n=47)
34.0%
53.2%
12.8%
韓国居住
(n=47)
30~39歳
20%
3.8%
40%
40~49歳
50~59歳
60%
60歳以上
80%
100%
13.1%
5.4%
2.0%
50.0%
20~29歳
0%
100%
年齢/山陰宿泊施設
20.0%
55.4%
16.0%
28.0%
54.0%
4.3% 8.5%
6.4%
17.0%
57.4%
④年齢
60 歳以上が台湾客の 54%、韓国客の 57%と過半を占めている。50 歳代も各 28%、17%
と多く、高齢者を主体として中高年齢層が大多数を占めている。
(2) 旅行形態等
①旅行形態(観光目的)
「ガイド付き団体旅行」が台湾客では 89%、韓国客では 91%となっている。回答者の
多くが温泉地の宿泊客であることから、高齢者を主体とした団体旅行という旅行形態
であることがわかる。
図表Ⅱ.138 旅行形態(観光目的)/山陰宿泊施設
図表Ⅱ.139
情報取得経路(M.A.)/山陰宿泊施設
ガイド付き団体旅行
個人自由型旅行
個人で個別手配
日本人の友人から
日本人以外の友人から
旅行会社から
航空券のみ手配
その他
不明
ホームページから
本や雑誌から
その他
0.0%
20.0%
全体
(n=118)
台湾
(n=46)
韓国
(n=46)
40.0%
60.0%
80.0%
100.0%
不明
0%
20%
40%
60%
80%
100%
6.8% 3.4%
89.0%
3.4%
0.8%
2.2%
97.8%
全体
10.8%6.9%
(n=130)
台湾居住
(n=50)
63.1%
8.0%
12.3%
8.0%
韓国居住
2.1%
(n=47)
8.7%
3.1%
4.0% 4.0%
72.0%
6.0%
2.1%
91.3%
120%
6.2%12.3%
8.5%
70.2%
17.0%
②情報取得経路
台湾客・韓国客ともに団体旅行であるため、情報取得経路は「旅行会社から」が 7
割を超え多数を占めている。
③訪日回数
台湾客では「1 回目」が 10%と少なく、「5 回目以上」が 53%と過半数を占めるなど、
ほとんどが日本観光のリピーターである。韓国客では「1 回目」が 33%と台湾客よりも
多いが、残りの 7 割近くがリピーターであり、「4 回目」と「5 回目以上」をあわせる
と 38%となり、初訪日客よりも多くなっている。このように台湾客と韓国客において
は、日本への観光旅行を何度も経験して、山陰を訪問していることがわかる。
2-105
日本観光のリピーターが以前訪れた地域としては、台湾客では、南関東と北海道が
突出して多く、近畿が続いている。韓国客では、九州・沖縄がトップであり、南関東、
近畿と続いている。中国地域は台湾客では低位にあり、韓国客においては中位にある。
首都圏と近畿圏以外では、台湾客では北海道、韓国客では九州の人気が高いという本
調査結果は、日本政府観光局(JNTO)の訪日外客実態調査とほぼ同様の結果となって
いる。
図表Ⅱ.140 訪日回数/山陰宿泊施設
1回目
0%
2回目
3回目
20%
40%
4回目
5回目以上
60%
80%
100%
11.1%
全体
(n=114)
13.7%
15.4%
26.5%
33.3%
14.3%
台湾居住
(n=42)
9.5%
14.3%
9.5%
52.4%
4.8%
韓国居住
(n=39)
16.7%
21.4%
35.7%
21.4%
図表Ⅱ.141
以前訪れた場所
北 海道
東北
北 関東 南関 東 甲 信越
2
アジア(韓国 ・台 湾 を除く)
アフリカ
ヨーロッパ
オセアニア
北米
韓国
台湾
計
14
2
2
5
12
18
21
74
2
3
10
19
32
1
2
1
2
1
3
7
15
6
1
1
1
8
1
1
13
北陸 東海 近畿 中国 四国
1
12
12
1
1
1
2
2
1
1
3
2
1
6
1
18
8
1
3
4
15
7
1
5
5
12
2
1
15
13
62
34
5
九 州・沖 縄
その他
1
4
25
6
35
2
4
4
11
④中国地域への訪問回数
「1 回目」が台湾客では 92%、韓国客では 81%と大多数を占めており、首都圏と近畿
圏、更には九州・沖縄、北海道等の地域へ複数回の日本観光をした後に、初めて中国
地域の観光に訪れた人が多い。
図表Ⅱ.142 中国地域への訪問回数/山陰宿泊施設
1回目
0%
全体
(n=109)
台湾居住
(n=36)
韓国居住
(n=42)
2回目
20%
3回目
40%
4回目
60%
5回目以上
80%
100%
0.9%
84.5%
4.5%
7.3%
2.7%
2.8%
5.6%
91.7%
4.7%
81.4%
9.3%
4.7%
(3) 中国地域観光への訪問動機
台湾客では「温泉/リラックス」が 64%、「自然・景勝地」が 48%とこの 2 項目が突
出して多い。韓国客では「温泉/リラックス」が 66%と最も多く、さらに「日本訪問
へのあこがれ」が 47%で続いている。台湾客、韓国客ともに山陰の温泉地訪問を主な
2-106
動機として訪問していることが確認できる。
図表Ⅱ.143 訪問動機
訪問動機(台湾居住) (M.A.)/山陰宿泊施設
0%
20%
40%
日本訪問へのあこがれ
0%
80%
ショッピング
18.0%
日本人とその生活
自然・景勝地
都市の魅力/現代性
10.0%
日本の産業・技術
0.0%
日本の食事
34.0%
66.0%
6.4%
2.1%
日本の食事
24.0%
40.4%
自国からの利便性
10.0%
旅行費用が安い
0.0%
旅行費用が安い
ドラマ、映画を見て
0.0%
ドラマ、映画を見て
その他
0.0%
その他
回答無し
38.3%
21.3%
温泉/リラックス
64.0%
回答無し
8.0%
80%
46.8%
自然・景勝地
48.0%
温泉/リラックス
(n=47)
60%
6.4%
伝統文化/歴史的施設
26.0%
自国からの利便性
40%
日本人とその生活
12.0%
伝統文化/歴史的施設
都市の魅力/現代性
20%
日本訪問へのあこがれ
24.0%
ショッピング
日本の産業・技術
訪問動機(韓国居住) (M.A.)/山陰宿泊施設
(n=50)
60%
17.0%
2.1%
6.4%
0.0%
2.1%
(観光が旅行目的ではない旅行者の回答を含む)
(観光が旅行目的ではない旅行者の回答を含む)
(4) 訪日客の旅程
台湾客では、関西空港イン・関西空港アウトの行程が多くなっている。山陰には台
湾への直行便がないため、関西空港を活用して、山陰を中心とした中国地域の周遊コ
ースが組まれていることがわかる。平均宿泊数は 3.9 日であり、これは空港港湾調査
における韓国客の岡山空港イン・アウト、広島空港イン・アウトの水準(平均滞在日数
は各 4.0 日)に近い。滞在地域としては、松江・米子・鳥取が各 2 割前後であり、山陰
地域での宿泊周遊が主となっている。このほか瀬戸内海側の倉敷が 2 割程度ある。
韓国客では、米子空港イン・米子空港アウトの行程が多く、一部は四国観光をして
松山空港を利用して帰国している。平均宿泊数は 2.4 日と台湾客に比べるとやや短く
なっている。滞在地域としては米子が 32%、鳥取・湯梨浜が各 18%、松江が 11%等、山
陰地域が主である。
図表Ⅱ.144 滞在地域
滞在地域(台湾居住)
滞在地域(韓国居住)
/山陰宿泊施設
/山陰宿泊施設
島根
6.5%
その他
6.5%
東京
9.7%
鳥取
16.1%
高松・松
山 9.9%
倉敷
22.6%
松江
22.6%
米子
16.1%
(注)滞在地域の延べ日数の全体を100%とした。
その他
9.9%
米子
32.4%
松江
11.3%
湯梨浜
18.3%
鳥取
18.3%
(注)滞在地域の延べ日数の全体を100%とした。
2-107
図表Ⅱ.145
韓国
居住
台湾
居住
訪問都市名・宿泊数/山陰宿泊施設
到着空港名
都市名
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
米子
高松
松江
九州全域
松江
松江
松江
松江
松江
境港
米子
皆生温泉
米子
温泉
皆生温泉
皆生温泉
皆生温泉
皆生温泉
1 高松
1 松山
1
3
1
岡山
1 高松
1 高松
高松
1 岡山
2
1 羽合温泉
2
2
1 羽合温泉
1 羽合温泉
1 羽合温泉
1 羽合温泉
鳥取
鳥取
皆生温泉
皆生温泉
米子
鳥取
鳥取
皆生温泉
米子
米子
鳥取
皆生温泉
皆生温泉
3
3
1 羽合温泉
1 松江
1 松江
3 米子
3
1 羽合温泉
3
3
1
1 羽合温泉
1 羽合温泉
羽田、名古屋
名古屋
名古屋
名古屋
名古屋
関西
関西
関西
関西
関西
関西
関西
関西
関西
関西
関西
関西
関西
関西
関西
関西
関西
成田
成田
泊数
都市名
大阪
大阪
米子
米子
米子
米子
泊数
都市名
泊数
都市名
泊数
都市名
泊数
都市名
泊数
1 松山
1
高松
1 松山
1 松山
松山
1 松江
出発空港名
松山
松山
松山
松山
1
1
松山
米子
1
米子
1
1
1
1
米子
米子
米子
2
2
2
1
2
米子
米子
米子
2
2
米子
米子
米子
平均泊数
神戸
神戸
倉敷
倉敷
倉敷
倉敷
1
1
1
1
倉敷
1 米子
1 松江
1 鳥取
1 宮津
倉敷
倉敷
1 鳥取
1 鳥取
1 島根
1 島根
1 鳥取
1 鳥取
1 京都
1 京都
1
1
1
1
松江
松江
松江
松江
1
1
1
1
鳥取
鳥取
鳥取
鳥取
0
0
0
0
宮津
宮津
宮津
宮津
0
0
0
0
大阪
大阪
大阪
大阪
0
0
0
0
総泊数
2
2
1
3
1
3
3
2
2
2
2
2
2
2
2
2
3
3
3
3
3
4
3
3
3
3
1
3
3
2.4
関西
関西
関西
関西
3
3
3
3
1 大阪
関西
1 関西
6
大阪
大阪
関西
関西
4
4
関西
関西
東京
東京
3 松江
松江
2
5
大阪
2-108
東京
羽田
平均泊数
3.9
(5) 観光地の訪問率と評価
①訪問率と評価
台湾客では、玉造温泉、出雲(出雲大社等)の訪問率が 10 割であり、松江も 8 割を
超えている。さらに境港、大山、鳥取(鳥取砂丘等)の訪問率も 7 割程度有り、山陰を
広域周遊していることがわかる。世界遺産である石見銀山と三朝温泉の訪問率は 4 割
程度となっている。観光地の評価としては、玉造温泉と出雲(出雲大社等)が「とても
良かった」が 5 割前後の高評価となっている。これに続くのが鳥取(鳥取砂丘等)であ
り 3 割近くの高評価となっている。
韓国客では、松江と境港の訪問率が 10 割であり、玉造温泉と鳥取(鳥取砂丘等)が 8
割を超えている。更に、大山、出雲(出雲大社等)、三朝温泉、石見銀山の訪問率も 7
割前後有り、山陰の代表的な観光地をくまなく訪問していることがわかる。観光地の
評価としては、松江と鳥取が「とても良かった」という高評価が 3 割前後となってい
る。台湾客と比べると高評価が少ない理由としては、宿泊した温泉地が設問にあげら
れていないことが考えられる。
また、境港の調査では、韓国からの学生などの若者が主体であり、松江や大山等が
高評価であったが、今回の調査は台湾客・韓国客の中高年層が主体であるため、評価
の傾向が異なるものとなっている。
図表Ⅱ.146 訪問地とその評価
訪問地とその評価(台湾居住)/山陰宿泊施設
とても良かった
松江(松江城・宍道湖など)(n=35)
良かった
普通
14.3%
あまり良くなかった
良くなかった
54.3%
玉造温泉(n=35)
11.4%
51.4%
境港(n=21) 4.8%
三朝温泉(n=19) 5.3%
28.6%
22.7%
36.8%
31.8%
5.3%
52.6%
45.2%
石見銀山(n=19) 5.3%
鳥取(鳥取砂丘など)(n=29)
54.8%
31.6%
5.3%
27.6%
0%
10%
57.9%
31.0%
20%
8.6%
38.1%
40.9%
出雲(出雲大社など)(n=31)
20.0%
40.0%
28.6%
大山(n=22) 4.5%
行ってない
30%
40%
10.3%
50%
60%
31.0%
70%
80%
90%
100%
訪問地とその評価(韓国居住)/山陰宿泊施設
とても良かった
松江(松江城・宍道湖など)(n=29)
良かった
普通
あまり良くなかった
31.0%
玉造温泉(n=20)
大山(n=12)
鳥取(鳥取砂丘など)(n=25)
22.2%
28.0%
0%
10%
30%
27.3%
18.2%
11.1%
33.3%
4.0%
11.1%
20.0%
20%
33.3%
22.2%
36.4%
22.2%
40%
2-109
25.0%
16.7%
22.2%
18.2%
石見銀山(n=9)
38.9%
41.7%
22.2%
15.0%
5.6%
15.0%
33.3%
16.7%
出雲(出雲大社など)(n=11)
17.2%
50.0%
22.2%
三朝温泉(n=9)
行ってない
51.7%
20.0%
境港(n=18)
良くなかった
12.0%
36.0%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
②特に良かった場所(悪かった場所)とその理由(自由記述設問)
特に良かった場所としては、台湾客からは足立美術館 注、出雲大社、玉造温泉等、
韓国客からは温泉・ホテル、足立美術館、堀川遊覧船・松江城等が多くあげられてい
る。我が国を代表する日本庭園や歴史文化施設、温泉地の宿泊施設のサービス等が、
両国客からも高く評価されていることが確認できる。
逆に、悪かった場所としては、台湾客からはトイレの汚さ等についての指摘がみら
れた。
(注)足立美術館は、横山大観などの日本画主体の美術館。米国の日本庭園専門雑誌 Sukiya Living/The
Journal of Japanese Gardening(数寄屋リビング/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニン
グ)の日本庭園ランキングでは、全国 803 箇所の名所・旧跡を対象に、初回となる 2003 年から 2010
年まで 8 年連続で庭園日本一に選出されている。2 位は京都府の桂離宮。
『ミシュラン・グリーンガ
イド・ジャポン』で、その日本庭園は三つ星を獲得している。
図表Ⅱ.147 最も良かった施設と悪かった施設
最も良かった施設と悪かった施設(台湾客)
最も良かった施設
施設
件数 主な理由
施設
足立美術館
遊覧船
7
出雲大社
4
玉造温泉
4
フォーゲルパーク
2
1
1
1
1
宍道湖
倉敷
岡山後楽園
松江城
伝説の話と歴史古蹟は面白かった
宗教
きれい、礼儀的、親切
リラックス
きれいな花がたくさん
きれい
古城
井田及び公園は壮大だった
美しく、落ち着ける
最も良かった施設と悪かった施設(韓国客)
最も良かった施設
施設
件数 主な理由
温泉が良くて職員が親切
温泉、ホテル
6 食事、サービス、温泉がとても良かっ
た
庭園造形がとても美しく、遠くの山と調
足立美術館
5 和を成している
日本的な場所ですごい
説明、歌が最上級
堀川遊覧船、
松江城
4
鳥取砂丘
2
由志園
1
水木しげるロー
ド
武士の街
最も悪かった施設
件数 主な理由
トイレが臭った
4
お城に上って観光したかった
最も悪かった施設
施設
件数 主な理由
昔の商店街地域 2 見どころ、買うほどの商品がない
鳥取花回廊
1 どこでもある植物園
松江城
1 木の階段がとても滑らかだった
夢港公園
1 冷ややか
風呂場
1 浴場内に時計があれば良い
自然景観がぴかいち
伝統美
広大。
庭園がとてもよかった 入場料600円
はとても高かった
1
いろいろみごとで興味深かった
1
伝統をよく守り、周囲の景観が美しい
2-110
(6) 訪日観光の評価
台湾客では、旅行全体の評価が「とても満足」が 24%、「満足」が 67%と肯定的な評
価が大勢である。個別項目を見ても、概ね同程度の評価となっている。韓国客では、
旅行全体の評価の傾向は台湾客とほぼ同じ水準となっている。但し、個別項目を見る
と、「地域の人との交流」と「宿泊施設」において高評価の割合が多くなっている。
これらの結果は、岡山空港・広島空港・下関港調査における韓国客において、「と
ても満足」が 57%、90%、49%と高かったことに比べると相対的に評価が低いが、境港調
査での韓国客において 9%と低水準にとどまった調査結果に比べると、相対的に評価が
高くなっている。
台湾客における旅行全体の評価は、旅行中の交通機関の評価、宿泊施設の評価との
正の相関関係が確認され、高齢者のニーズを反映した評価となっていることがうかが
える。
図表Ⅱ.148 今回の旅行の評価
今回の旅行の評価(台湾居住)/山陰宿泊施設
とても満足
満足
普通
今回の旅行の評価(韓国居住)/山陰宿泊施設
やや不満
不満
とても満足
満足
普通
やや不満
不満
3.0%
全体(n=33)
全体(n=38)
6.1%
66.7%
24.2%
23.7%
3.2%
出入国の交通機関(n=31)
6.5%
54.8%
35.5%
3.2%
旅行中の交通機関(n=31)
旅行中の交通機関(n=40)
9.7%
61.3%
25.8%
57.9%
出入国の交通機関(n=38) 7.9%
47.4%
18.4%
21.1%
23.7%
20.0%
60.0%
20.0%
36.6%
31.7%
5.1% 7.7%
3.2% 3.2%
食事(n=31)
食事(n=41)
19.4%
51.6%
22.6%
31.7%
6.1%3.0%
ショッピング(n=33)
51.5%
27.3%
ショッピング(n=39)
12.1%
12.8%
25.6%
48.7%
6.5%3.2%
観光施設(n=31)
25.8%
宿泊施設(n=31)
25.8%
観光施設(n=39)
6.5%
58.1%
3.2%
7.7% 7.7%
地域の人との交流(n=26)
0%
11.5%
53.8%
19.2%
20%
40%
60%
80%
20.5%
宿泊施設(n=40)
19.4%
51.6%
地域の人との交流(n=34)
100%
(7) 中国地域での購買行動
図表Ⅱ.149
0
20%
28.2%
52.5%
44.1%
0%
本項目についての記入率は高くはないが、
51.3%
35.0%
12.5%
2.9%
8.8%
40%
44.1%
60%
80%
物品購入費
10,000
20,000
(円)
30,000
記入者を対象としてみると、台湾客の物品購
入費は平均で 29,900 円、韓国客では 11,900
台湾客(N=25)
29,908
円となっており、韓国客よりも台湾客におい
て購買が活発なことは、JNTO による訪日外客
消費実態調査と概ね同様の傾向となっている。
2-111
韓国客(N=21)
11,894
40,000
100%
(8) まとめ
(特性)
○台湾客と韓国客において、訪日観光が数回目というリピーターにより、山陰観光が選
ばれている。両国客ともに高齢者が多く、温泉宿泊の観光動機が強い。
○台湾客では関西空港を活用して、4 泊程度で山陰を広域に周遊するコースが組まれ
ており、山陰を代表する温泉地、歴史文化施設、自然景勝地を周遊している。韓国客
では米子空港を活用して、台湾客と概ね同様の周遊観光がなされている。
○日本を代表する庭園、歴史文化施設や温泉宿泊施設のきめ細かなサービスに対して
は高評価となっている。境港調査と比べると、周遊エリアはほぼ同じであるが、泊数
がやや長いため、温泉地や歴史文化施設の訪問率が高くなっており、旅行全体の評価
も相対的に高い。
(課題)
○旅行全体の評価が、岡山空港・広島空港・下関港調査に比べると相対的に低くなっ
ており、周遊観光ルートの充実が求められる。
図表Ⅱ.150
台湾客・韓国客による山陰観光のエリア
韓国客
松江
境港
大山
三朝温泉
鳥取砂丘
玉造温泉
出雲
石見銀山
台湾客
一部は、山陽・四国を周遊
訪問率
60%以上
20%以上
(注)訪問率は韓国客の場合で表示
2-112
関西空港
3-2
広島県内の宿泊施設
(1) 回答者の属性
①居住国・地域
欧州客が 47%と過半数を占め、アジア客が 24%、オセアニア客が 21%で続いている。
ヨーロッパ客の中ではドイツ客とイギリス客、アジア客の中では中国客が多く、オセ
アニア客はオーストラリア客がほとんどとなっている。
図表Ⅱ.151 居住地域/広島県宿泊施設
中南米
1.0%
アフリカ
1.0%
図表Ⅱ.152
(n=102)
北米 6.9%
観光
<地域別>
仕事
0%
20%
40%
81.4%
欧州客
(n=48)
ヨーロッパ
47.1%
修学旅行
80%
その他
100%
120%
8.3%
2.0%
2.1%
10.4% 2.1%
29.2%
50.0%
8.3%
4.2%
37.5%
オセアニア客
(n=21)
2.9%
12.7%
13.7%
91.7%
アジア客
(n=24)
アジア
23.5%
大会・コンベンション
60%
8.8%
全体
(n=102)
オセアニア
20.6%
旅行目的
家族・友人を訪問
95.2%
23.8%
4.8%
(注)一部複数回答があるため、合計が100%を超えている。
②旅行目的
「観光」が欧州客では 92%、オセアニア客では 95%と高い。アジア客では「観光」は
50%と相対的に少なくなり、「仕事」が 38%、「大会・コンベンション」が 29%と、旅行
目的が多様化・複合化する傾向が見られる。
③性別
欧州客とアジア客では男性が多く、オセアニア客では女性の方がやや多い。
図表Ⅱ.154 年齢/広島県宿泊施設
図表Ⅱ.153 性別/広島県宿泊施設
男性
0%
20歳未満
女性
50%
0%
100%
全体
(n=101)
63.4%
36.6%
全体
2.9%
(n=102)
欧州客
(n=48)
64.6%
35.4%
欧州客
2.1%
(n=48)
アジア客
(n=23)
オセアニア客
(n=21)
73.9%
42.9%
26.1%
57.1%
20~29歳
40%
24.5%
21.6%
20.8%
40~49歳
60%
15.7%
31.3%
50~59歳
80%
26.5%
18.8%
16.7%
60歳以上
100%
8.8%
10.4%
8.3%
アジア客
(n=24)
オセアニア客
(n=21)
20%
30~39歳
25.0%
41.7%
16.7%
8.3%
14.3%
9.5%
28.6%
9.5%
33.3%
④年齢
欧州客とオセアニア客では 20 歳代・30 歳代等の若年層を中心として観光目的で訪
日している姿が浮き彫りになっている。これと対照的に、アジア客では 50 歳代が 4
割強と多くなっている。
2-113
4.8%
(2) 旅行形態等
①旅行形態(観光目的)
航空券、宿泊等の手配を全て個人が行う「個人で個別手配」が欧州客では 52%、オ
セアニア客では 80%と多い。このように欧州客・オセアニア客では FIT が主流である
が、アジア客では「ガイド付き団体旅行」も 3 割強と多くなっている。
図表Ⅱ.156 情報取得経路 (M.A.)
図表Ⅱ.155 旅行形態(観光目的)/広島県宿泊施設
ガイド付き団体旅行
航空券のみ手配
0%
個人で個別手配
その他
20%
40%
60%
80%
100%
16.9%
欧州客
(n=44)
13.3%
22.7%
57.8%
4.5%
6.8%
33.3%
80%
その他
120%
160%
47.1%
60.8%
200%
15.7%
58.3%
66.7%
240%
8.3%
(n=24)
5.0%
80.0%
10.0%
40%
旅行会社から
12.5%
16.7%
アジア客
16.7% 29.2%
12.5%
37.5%
33.3%
25.0%
0%
欧州客
18.8% 37.5% 16.7%
(n=48)
8.3%
アジア客
(n=12)
本や雑誌から
全体
18.6% 30.4% 19.6%
(n=102)
6.0%
52.3%
13.6%
日本人以外の友人から
ホームページから
<地域別>
6.0%
全体
(n=83)
オセアニア客
(n=20)
個人自由型旅行
日本人の友人から
5.0%
オセアニア客
23.8%
(n=21)
38.1% 14.3%
95.2%
47.6%
14.3%
②情報取得経路
欧州客とオセアニア客においては「ホームページから」が各 67%、95%であり、「本
や雑誌から」が各 58%、48%と、この 2 つが主な情報源となっている。アジア客では「旅
行会社から」が 38%と最も多い。
③訪日回数
「1 回目」が欧州客では 78%、アジア客で 75%、オセアニア客では 67%と、いずれも
初訪日客が多数を占めている。
図表Ⅱ.157
1回目
0%
全体
(n=99)
10%
訪日回数/広島県宿泊施設
2回目
20%
3回目
30%
40%
オセアニア客
(n=21)
4回目
60%
5回目以上
70%
80%
90%
100%
4.0%
9.1%
13.1%
71.7%
2.0%
4.3%
欧州客
(n=46)
アジア客
(n=24)
50%
8.7%
6.5%
78.3%
4.2%
2.2%
8.3%
12.5%
75.0%
9.5%
23.8%
66.7%
訪日経験客が以前訪れた地域としては、欧州客では、近畿と南関東が突出して多く、
オセアニア客・アジア客もほぼ同様である。
図表Ⅱ.158
以前訪れた日本国内の地域
北海道 東北
北関東 南関東 甲信越 北陸
東海
近畿
中国
四国
欧州
2
3
7
33
2
3
14
40
6
1
アジア
1
1
12
5
16
10
3
オセアニア
1
14
1
4
13
5
北米
5
1
3
9
9
アフリカ
2
2
計
3
3
9
66
4
3
26
80
30
4
2-114
九州・沖縄
8
1
3
1
1
14
その他
1
1
④中国地域への訪問回数
図表Ⅱ.159 中国地域への訪問回数/広島県宿泊施設
「1 回目」が欧州客では 94%、
1回目
0%
アジア客では 96%、オセアニ
2回目
20%
3回目
5回目以上
60%
80%
100%
2.0%
ア客では 86%と、中国地域を
全体
(n=100)
初めて訪問する客が大多数を
欧州客
(n=47)
93.6%
アジア客
(n=24)
95.8%
占めている。
4回目
40%
5.0%
90.0%
2.0%
1.0%
2.1%
2.1%
2.1%
オセアニア客
(n=21)
4.2%
14.3%
85.7%
(3) 中国地域観光への訪問動機
「伝統文化/歴史的施設」が欧州客で 81%、オセアニア客では 100%と最も多く、JNTO
訪日外客実態調査結果と同様の結果となっている。アジア客では「日本訪問へのあこ
がれ」が 42%でトップとなっている。
図表Ⅱ.160 訪問動機
訪問動機(欧州客) (M.A.)/広島県宿泊施設
0%
20%
日本訪問へのあこがれ
40%
60%
(n=48)
80%
ショッピング
2.1%
日本人とその生活
自然・景勝地
45.8%
10.4%
29.2%
日本の産業・技術
日本の食事
自国からの利便性
20.8%
自然・景勝地
16.7%
温泉/リラックス
16.7%
都市の魅力/現代性
16.7%
16.7%
自国からの利便性
4.2%
旅行費用が安い
0.0%
旅行費用が安い
4.2%
ドラマ、映画を見て
0.0%
ドラマ、映画を見て
4.2%
2.1%
その他
8.3%
その他
回答無し
8.3%
回答無し
(観光が旅行目的ではない旅行者の回答を含む)
20%
日本訪問へのあこがれ
40%
日本人とその生活
33.3%
自然・景勝地
100%
100.0%
23.8%
温泉/リラックス
14.3%
都市の魅力/現代性
14.3%
日本の産業・技術
9.5%
日本の食事
旅行費用が安い
(n=21)
80%
9.5%
伝統文化/歴史的施設
自国からの利便性
60%
14.3%
ショッピング
28.6%
4.8%
4.8%
ドラマ、映画を見て
0.0%
その他
0.0%
回答無し
0.0%
12.5%
16.7%
(観光が旅行目的ではない旅行者の回答を含む)
訪問動機(オセアニア客) (M.A.)/広島県宿泊施設
0%
37.5%
20.8%
日本の食事
39.6%
60%
41.7%
日本の産業・技術
2.1%
40%
8.3%
伝統文化/歴史的施設
81.3%
都市の魅力/現代性
20%
日本人とその生活
37.5%
伝統文化/歴史的施設
温泉/リラックス
0%
日本訪問へのあこがれ
14.6%
ショッピング
訪問動機(アジア客) (M.A.)/広島県宿泊施設
100%
(観光が旅行目的ではない旅行者の回答を含む)
2-115
(n=24)
80%
100%
(4) 訪日客の旅程
欧州客・オセアニア客では、東京国際空港(成田)イン・アウトの行程が多い。関
西空港も一部利用されており、特に出国において利用される割合が多くなっている。
日本での総滞在日数は欧州客が 12.3 日、オセアニア客が 11.8 日となっている。滞在
地域は欧州客・オセアニア客ともに東京が 3 割強、京都が 2 割前後と多く、ほぼ半数
を占めている。
アジア客は、東京国際空港(成田・羽田)イン・関西空港アウトの行程が多く、日
本での総滞在日数は 9.8 日となっている。これは空港港湾調査における韓国客の岡山
空港イン・アウト、広島空港イン・アウトのケース(平均滞在各 4.0 日)に比べると長
くなっているが、初訪日客が多い中国客においてはゴールデンルート観光を行うため
であると考えられる。滞在地域としては東京が 3 割強を占めるほか、福岡・京都・大
阪が各 1 割弱であり、この他九州では、熊本・大分も各 3%前後を占めている。アジア
客の主体は中国客であるため、中国客ではゴールデンルート観光を経て、広島を訪問
し、さらに一部の人は九州を周遊観光する傾向が確認される。但し、中国地域の他地
域での宿泊は見られない。また、広島での滞在日数は、欧州客が 1.7 泊、アジア客が
1.3 泊、オセアニア客が 1.9 泊となっており、平和記念資料館調査と同様に短期滞在
となっている。
図表Ⅱ.161
日本での総滞在日数/広島県宿泊施設
0
2
4
6
8
図表Ⅱ.162
(日)
10
12
欧州客
0.5
1
オセアニア客
1.3
オセアニア客
11.8
1.9
図表Ⅱ.163 滞在地域
滞在地域(欧州客)
/広島県宿泊施設
大分 2.0%
愛媛 2.7%
大分 3.2%
沖縄 2.3%
愛知 2.9%
岐阜 3.1%
神奈川
3.8%
大阪 9.2%
熊本 3.8%
その他
9.5%
東京
31.2%
滞在地域(アジア客)
/広島県宿泊施設
その他
9.1%
北海道
4.3%
東京
32.8%
高山 4.3%
京都
22.5%
広島・宮
島 13.5%
(注)滞在地域の延べ日数の全体を100%とした。
大阪 7.5%
京都 9.1%
その他
11.0%
滞在地域(オセアニア客)
/広島県宿泊施設
福岡 2.1%
神奈川
2.5%
岐阜 4.2%
東京
32.6%
埼玉 6.4%
広島
13.4%
福岡 9.7%
(注)滞在地域の延べ日数の全体を100%とした。
2-116
2
1.7
アジア客
9.8
(日)
1.5
欧州客
12.3
アジア客
広島での滞在日数/広島県宿泊施設
0
14
大阪 7.2%
京都
17.8%
広島
16.1%
(注)滞在地域の延べ日数の全体を100%とした。
図表Ⅱ.164
日本旅行の旅程
到着空港名 都市名
東京
東京
東京
東京
東京
東京
名古屋
東京
東京
東京
東京
大阪
東京
東京
東京
東京
東京
欧州客
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
関西
下関
東京
東京
品川
東京
広島
広島
東京
東京
広島
名古屋
東京
東京
京都
東京
東京
東京
大阪
東京
東京
横浜
横浜
東京
東京
東京
東京
松本
東京
東京
東京
広島
東京
東京
成田
東京
東京
東京
東京
東京
東京
京都
東京
東京
大阪
広島
東京
東京
東京
到着空港名 都市名
東京
東京
東京
名古屋
広島
関西
アジア客 関西
関西
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
関西
東京
東京
東京
関西
オセアニア
東京
客
東京
東京
東京
東京
東京
東京
大阪
京都
東京
大阪
東京
大阪
新宿
東京
東京
関西
広島
埼玉
新宿
成田
京都
東京
東京
東京
東京
東京
都市名
3
10
2
2
4
3
2
3
4
4
7
5
4
5
5
3
8
6
6
1
2
4
5
2
6
4
5
2
5
3
1
5
6
3
3
3
3
3
2
3
2
1
3
3
3
泊数
東京
東京
東京
福岡
福岡
広島
名古屋
宮島
京都
大阪
大分
大分
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
東京
到着空港名 都市名
関西
東京
泊数
都市名
5
4
4
1
1
3
3
0
3
1
2
2
6
6
6
6
5
6
8
3
泊数
1
6
4
2
10
1
3
3
2
1
5
15
4
1
4
1
3
6
6
2
泊数
広島
仙台
岩国
岩国
広島
高山
大阪
小牧
日光
広島
広島
高山
日光
京都
広島
京都
大島
京都
京都
広島
大阪
高山
京都
高山
京都
京都
長野
京都
箱根
鎌倉
松本
名古屋
箱根
大阪
広島
箱根
箱根
大阪
日光
川口
京都
大阪
河口湖
富士
札幌
泊数
名古屋
高山
京都
久留米
久留米
尾道
広島
しまなみ
奈良
大分
大阪
大阪
札幌
八王子
札幌
横浜
福岡
横浜
福岡
大阪
都市名
都市名
泊数
2 大分
広島
1 岐阜
1 岐阜
2 長崎
3 京都
5 京都
3 広島
0 京都
1 京都
2 大阪
1 金沢
1 京都
5
1 神戸
2 大阪
2 京都
2 奈良
2 奈良
4 東京
2 金沢
2 広島
2 大阪
2 金沢
4 広島
3 広島
1 高山
4 東京
1 高山
1 広島
3 東京
3 京都
1 京都
2 京都
2 京都
1 広島
1 広島
1
広島
1 広島
3 倉敷
2 京都
1 岡山
1 広島
3 日光
1
2
2
1
1
1
2
0
0
2
2
2
2
2
2
0
2
2
2
3
泊数
都市名
泊数
都市名
泊数
都市名
泊数
都市名
泊数
都市名
泊数
出発空港名 総泊数
3 名古屋
0 沖縄
1
5
4 大阪
1
5
2 高野山
1
0
3
3
0
0
1
2
1
2
2
2
1
2
5
1
2
4
4
6
4
3
2
京都
広島
広島
東京
東京
4
2
1
0
0
箱根
別府
別府
日光
日光
2
2
1
1
1
東京
東京
宮崎
鎌倉
鎌倉
4
4
3 霧島
0
0
京都
箱根
奈良
京都
大阪
大阪
京都
2
1
0
2
2
1
5
広島
宮島
広島
広島
2
1
2
2
富山
京都
別府
大阪
2 東京
5
2
3 東京
3
姫路
福岡
1
1 長崎
2 鹿児島
2 阿蘇
2 別府
金沢
京都
京都
広島
宮島
広島
1 京都
3
4
2
1 広島
2 箱根
3 石垣
5
2 高山
1
2 大阪
1 金沢
1
京都
4 大阪
1
2
2
2
1
0
2
2
京都
京都
広島
東京
広島
京都
名古屋
2
3
2
4
2
2
3
高山
京都
広島
広島
広島
松山
博多
広島
広島
大阪
広島
広島
福岡
河口湖
福岡
富士山
3
2
2
1
1
1
2
3
2
京都
高野山
高山
5 奈良
1 大阪
3 大阪
2 広島
2 熊本
2
新居浜
熊本
4 福山
2 九州
1
1
宮島
0 東京
3 京都
2
神戸
神戸
広島
仙台
2 京都
2 京都
1
1 札幌
1 大阪
2 大阪
1
1
広島
北九州
広島
関西
大阪
関西
関西
1 洞爺湖
1
大阪
福岡
2 広島
1
札幌
広島
松江
2 福岡
1 大阪
3 出雲
2
3
345 江津
都市名
1
1
2
1
2
1
泊数
泊数
1
都市名
小牧
奈良
大阪
東京
京都
都市名
2 広島
泊数
4 京都
1 東京
2
5
3
2 湯布院
泊数
1
都市名
大阪
京都
東京
東京
京都
長崎
都市名
1 東京
1
泊数
2
6
1
3
2
2
2
4
5
3
1
1
4
松山
2 奈良
京都
沖縄
広島
3
3
2 大阪
都市名
泊数
都市名
東京
東京
東京
東京
東京
大阪
東京
東京
東京
東京
東京
東京
2 大阪
3 東京
2
東京
東京
東京
東京
大阪
東京
東京
関西
東京
4 広島
東京
大阪
関西
東京
5
2 広島
東京
東京
関西
大阪
大阪
大阪
東京
2
関西
大阪
大阪
平均泊数
8
泊数
都市名
泊数
2
5 広島
都市名
泊数
都市名
泊数
都市名
泊数
出発空港名 総泊数
関西
大阪
2
広島
都市名
泊数
都市名
京都
広島
京都
東京
御殿場
岐阜
広島
奈良
京都
広島
東京
東京
広島
東京
5
4
3
5
0
3
3
0
1
3
1
3
2
7
高野山
福岡
神戸
広島
広島
京都
京都
京都
箱根
名古屋
1
2
1
3
2
1
3
4
1
2
東京
大阪
広島
京都
4 広島
2
3 東京
2 日光
東京
東京
2 広島
3
広島
東京
2
5 横浜
徳島
京都
箱根
2 高松
1 高山
2 松本
1 小豆島
7
2 名古屋
京都
箱根
京都
大阪
日光
1
1
5
3
1
広島
日光
広島
広島
広島
1 京都
2 小倉
2
2 福岡
3 広島
0 大阪
大阪
大阪
345 益田
泊数
都市名
2 大阪
大阪
東京
平均泊数
1
泊数
都市名
泊数
都市名
泊数
都市名
泊数
都市名
1
泊数
2 京都
1 京都
1
関西
東京
2 東京
1
東京
東京
2 松山
2
2 大阪
4 広島
1
1 大阪
0
2 奈良
1
2 大阪
1
東京
関西
東京
関西
関西
3
平均泊数
2-117
18
18
13
3
3
10
10
3
10
3
9
10
11
12
10
10
7
12
14
9.8
出発空港名 総泊数
関西
関西
東京
関西
2
2 湯田中
2 奈良
13
18
6
11
11
13
9
14
14
9
15
14
9
10
16
16
25
9
9
6
15
14
13
18
14
10
26
11
16
9
12
14
20
12
8
11
4
4
6
9
13
8
9
11
21
12.3
14
14
13
21
12
9
12
7
6
14
6
25
14
19
4
2
12
13
11
8
11.8
(5) 観光地の訪問率と評価
①訪問率と評価
欧州客では、原爆ドーム・平和公園と宮島の訪問率が 9 割以上と高く、広島市中心
部も 7 割を超えているが、それ以外の訪問率は 2 割以下である。観光地の評価として
は、原爆ドームと宮島で「とても良かった」が 5 割以上の高評価となっているが、広
島市中心部では 1 割強にとどまっている。
オセアニア客においても、欧州客とほぼ同様の傾向となっている。アジア客でも同
様に 3 地域の訪問率が高いが、評価は宮島が最も高くなっている。アジア客では、広
島空港の活用等により、岩国、尾道、福山・鞆の浦、しまなみ海道の訪問率が 2 割前
後と相対的に高くなっている。
図表Ⅱ.165 訪問地とその評価
訪問地とその評価(欧州客)/広島県宿泊施設
とても良かった
良かった
普通
原爆ドーム・平和公園(n=43)
あまり良くなかった
良くなかった
行ってない
65.1%
34.9%
12.5% 2.5%
広島中心部(n=40)
15.0%
47.5%
宮島(n=37)
22.5%
5.4%
59.5%
岩国(n=25) 4.0%
呉(n=23) 4.3%
27.0%
8.1%
4.0%
84.0%
8.0%
4.3%
91.3%
尾道(n=23) 4.3%
95.7%
福山、鞆の浦(n=22) 4.5%
95.5%
しまなみ海道(n=23) 4.3%
95.7%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
訪問地とその評価(オセアニア客) /広島県宿泊施設
とても良かった
良かった
普通
原爆ドーム・平和公園(n=18)
あまり良くなかった
良くなかった
行ってない
83.3%
16.7%
25.0%
広島中心部(n=16)
25.0%
43.8%
6.3%
宮島(n=16)
50.0%
岩国(n=11)
18.8%
9.1%
25.0%
90.9%
呉(n=11)
100.0%
尾道(n=11)
100.0%
福山、鞆の浦(n=11)
100.0%
しまなみ海道(n=11)
100.0%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
訪問地とその評価(アジア客)/広島県宿泊施設
とても良かった
良かった
普通
あまり良くなかった
良くなかった
行ってない
13.6%
原爆ドーム・平和公園(n=22)
18.2%
31.8%
36.4%
18.2%
広島中心部(n=22)
13.6%
45.5%
22.7%
宮島(n=15)
40.0%
0.0%
60.0%
7.7%
岩国(n=13)
7.7%
呉(n=12)
8.3%
尾道(n=12)
8.3%
福山、鞆の浦(n=13)
7.7%
しまなみ海道(n=12)
8.3%
0%
76.9%
7.7%
91.7%
75.0%
16.7%
23.1%
69.2%
83.3%
8.3%
20%
40%
2-118
60%
80%
100%
②特に良かった場所(悪かった場所)とその理由(自由記述設問)
特に良かった場所としては、原爆ドーム・平和公園と宮島が多くあげられている。
原爆ドーム・平和公園については、その記念碑的な役割の重要性、宮島については、
景観美、食べ物、工芸品等の多様な魅力が指摘されている。
図表Ⅱ.166
特に良かった場所・体験とその理由
地域
国籍
アイルランド
特に良かった場所・体験
宮島
広島
原爆ドーム、平和公園
平和公園
平和記念資料館
イギリス
イタリア
ヨーロッパ
オーストリア
ギリシャ
スイス
スウェーデン
スペイン
ドイツ
台湾
韓国
広島
宮島
宮島
街中の鳥たち
宮島
宮島
平和公園
厳島神社
宮島
タイ
厳島神社、広島風お好み焼き
ノルウェー
ポーランド
イスラエル
アジア
オセアニア
原爆ドーム
宮島の大鳥居
厳島神社
宮島
宮島
かわいらしいバー
広島
平和公園、資料館
平和記念資料館
宮島
原爆ドーム
高山
平和記念資料館
広島
広島
宮島
宮島、広島
平和公園
宮島
宮島
宮島
宮島
宮島
平和公園
平和公園
原爆ドーム
平和公園
中国
原爆ドーム、平和記念資料館
平和記念資料館
原爆ドーム、平和記念資料館
商店街
広島城
日本
資料館、平和公園
資料館、原爆ドーム、レストラン
原爆ドーム
原爆ドーム、平和公園
原爆ドーム、平和公園
平和公園
平和公園
原爆ドーム
資料館
平和公園
原爆ドーム、平和公園、資料館
オーストラリア 平和公園
宮島
宮島、原爆ドーム、平和公園
北米
中南米
その理由
おいしい麺、カキ、宮島の素朴な景観
原爆ドームと平和公園を訪れたという感動的な体験 戦争における科学の思いがけない残忍さ
の証を保存することの重要性
原爆の使用について、別の見方があることを知った 私は今は、原爆を使う必要はなかったと
思っている
資料館はとても厳粛な気持ちになる
男も女も子どもも、全ての人間は知るべきだ 戦争、とりわけ核兵器による蹂躙が、普通の人々
の生命に何をもたらすかを
歴史的
美しい
驚くほどすばらしいながめ、りっぱなロープウェー
弥山に登り、景色を楽しんだ
親しみやすく居心地がいい、リラックスできる場所
原爆の被害について知り、考えることは、とてもつらい
とても心を動かされる
厳島神社と大聖院
とてもよかった
とても心動かされる歴史、重要な資料
平和公園、資料館
原爆ドーム
すばらしい
広島の歴史、宮島の自然
とても美しい
日本的な結婚式を見た
よいお天気、印象的な建築物、優しい鹿
美しい自然と一体となった、印象深い文化的な場所
清潔、観光客への配慮、親しみやすい幸せそうな子どもたち
美しい、崇高な雰囲気、おいしい食べ物、すばらしい景色
美しい神社と鳥居。親切な人々、かわいい動物たち、見事な工芸品、おいしいカキ
広島のように街中に鳥がいる都市は少ない
すばらしい地域
すばらしい景色、自然散策
教育上の重要性
海上の神社、凄い
景色がとても良い
満潮時と干潮時の両方見て、とても良い経験だった。夕焼けの中の鳥居は飛び抜けて美し
い! 広島風のお好み焼きは確実に大阪風に勝っていると私たちは思う!!
世界平和のため
世界唯一
教育的意義がある
戦争を放棄、平和を永遠に
世界唯一
にぎやかで高級感
歴史に思いをはせる
心から悲しみを感じた
日本の歴史について多くを学んだ また、おいしい食事を楽しんだ
歴史上重要
静かで、物売りがおらず、広々としていて歴史的価値もある
非常に興味深く、平和的、よく維持されていて、説明も良い
信じられない歴史上の出来事
歴史と体験
心を動かされる
展示が良かった
歴史がある、そして無料
多くの歴史があり、悲しく、人の心を動かす
とてもうまく物語っていた とても感動的
平和で美しい島
壮大な景色、伝統的な寺や神社、電車に乗って容易に行ける。原爆ドームと平和公園はとても
心を動かされた 決して忘れてはいけない
とても美しく、魅力的 町歩き、船旅、カキを楽しんだ
壮大な景色、見るもの、することがたくさんある
宮島
宮島
弥山に登る途中にある神社、大
リラックスでき、多くの驚きがある 例えば、洞穴の中の思いがけない見どころなど
聖院
呉
大和ミュージアム。私の義父が第二次大戦中、呉基地で軍の仕事をしていた
今のところ順調 着いたばかり
まだ行っていない
ニュージーランド 原爆ドームと平和公園
戦争に関する全てのことがわかる、驚くべき場所
平和公園
公園を見ていると、絶え間なく流れていく人の一生を思う
原爆ドーム
アメリカ
平和公園
原爆ドーム
よく保存されている イオニア式の建物が印象的
平和公園
美しく、教育的
お城、お城の景色、寺、神社、山 どこが好きということはなく、できるだけ多くの場所を訪れようと思っている
カナダ
野球の試合
雰囲気が好き
メキシコ
宮島
とても美しく、旅行者に親切
2-119
逆に悪かった場所・体験としては、メニューや看板・交通標識のわかりにくさ等「言
葉」の問題に起因すること等があげられている。
図表Ⅱ.167
特に悪かった場所・体験とその理由
地域
国籍
イギリス
ヨーロッパ
イタリア
ドイツ
ポーランド
イスラエル
台湾
韓国
不満
食べ物のメニュー
ナイトクラブ
宮島での散策
岡山
ホテル
ミュージアム、工場施設
バスの停留所と列車の駅
お好み村
タイ
西広島という駅名
中国
デパート、買い物
商店街
酒店
アジア
日本
オセアニア
オーストラリア
北米
中南米
アメリカ
メキシコ
理由
メニューは主に日本語で書かれているが、英語のものも必要
席料を払ったあと、誰もいなかった
私たちが写真を撮っていたら、男の人に「私の家だ」と怒られた
駅に、荷物用のロッカーの使えるのがなかった
ヨーロッパのプラグが使えるアダプターがない!
月曜日に閉まっていた マツダ以外は中身や場所の情報がない
行き先がわかりにくい
部屋が少し狭い
不親切
駅名の“西広島”は、“広島”と紛らわしい 私たちは広島駅へ行こうとして間違えてしまった で
も、私たちがもっと注意深く見ればよかったわけだ
物価が高い
中国語での説明が少ない、値段が高い
テレビの番組が少なすぎる このことは重大です
インターネットサービスがないのは考えられない テレビのチャンネルが少ない
駐車するところがなかった
英語のメニューや看板が無く、選ぶのがとても難しい
不健康
もっとたくさん遺物があると思っていた 証言を聞くのは疲れた ビデオを見終わったらおなかが
すいた
荷物をたくさん持った人々で混雑していたため
広島の人々は自転車の乗り方がとても乱暴 日本の他の都市とは対照的
宿泊施設
駐車場
レストラン
レストラン内での喫煙
平和公園、資料館
エレベーターの乗り降り
自転車
(6) 訪日観光の評価
欧州客では、旅行全体の評価として「とても満足」が 65%と高くなっている。個別
項目で見ると、
「旅行中の交通機関」の評価が最も高く、旅行中に利用している割合が
高いと思われる JR パスの評価が高いものと考えられる。
「地域の人との交流」
「観光施
設」においても高評価の割合が 5 割を超えており、オセアニア客でもほぼ同じ傾向と
なっている。
アジア客では旅行全体の評価として「とても満足」が 40%となっており、欧州客・
オセアニア客と比べると相対的に低くなっている。
図表Ⅱ.168 今回の旅行の評価
今回の旅行の評価(欧州客)/広島県宿泊施設
とても満足
満足
普通
やや不満
不満
2.3%
全体(n=43)
32.6%
65.1%
4.3% 6.5% 2.2%
出入国の交通機関(n=46)
45.7%
41.3%
旅行中の交通機関(n=45)
6.7%
15.6%
11.4% 2.3%
77.8%
食事(n=44)
40.9%
45.5%
45.2%
ショッピング(n=42)
2.4% 2.4%
26.2%
23.8%
4.4% 2.2%
観光施設(n=45)
35.6%
57.8%
13.3%
宿泊施設(n=45)
53.3%
33.3%
4.5% 2.3%
18.2%
地域の人との交流(n=44)
13.6%
61.4%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
2-120
60%
70%
80%
90%
100%
今回の旅行の評価(アジア客)/広島県宿泊施設
とても満足
満足
普通
やや不満
不満
5.0%
全体(n=20)
40.0%
55.0%
4.8% 4.8%
出入国の交通機関(n=21)
42.9%
47.6%
10.0%
旅行中の交通機関(n=20)
40.0%
5.0%
45.0%
14.3%
食事(n=21)
42.9%
42.9%
26.3%
ショッピング(n=19)
21.1%
5.3%
47.4%
15.0%
観光施設(n=20)
40.0%
45.0%
33.3%
宿泊施設(n=21)
19.0%
9.5%
38.1%
25.0%
地域の人との交流(n=20)
30.0%
0%
10%
45.0%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
今回の旅行の評価(オセアニア客)/広島県宿泊施設
とても満足
満足
普通
やや不満
不満
5.3%
全体(n=19)
68.4%
出入国の交通機関(n=19)
26.3%
26.3%
31.6%
42.1%
旅行中の交通機関(n=19)
84.2%
食事(n=19)
15.8%
15.8%
5.3%
52.6%
26.3%
5.3%
ショッピング(n=19)
36.8%
57.9%
10.5%
観光施設(n=19)
52.6%
36.8%
5.3%
宿泊施設(n=19)
47.4%
47.4%
5.3%
地域の人との交流(n=19)
78.9%
0%
10%
20%
30%
40%
15.8%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
(7) 中国地域での購買行動
本項目についての記入率は高くはないが、記入者を対象としてみると、欧州客の物
品購入費は平均で 40,500 円、オセアニア客では 26,700 円であるのに対し、中国客を
主とするアジア客では 79,800 円と高くなっている。こうした傾向は既存調査結果とほ
ぼ同様の傾向注となっている。
図表Ⅱ.169 物品購入費の総額の平均/広島県宿泊施設
0
20,000
40,000
全体(n=57)
(円)
80,000
100,000
47,294
欧州客(n=16)
40,462
アジア客(n=16)
オセアニア客
(n=18)
60,000
79,778
26,702
(注)JNTO 訪日外国人消費動向調査 2010(4 月~6 月)に比べると、消費単価が高くなっていることか
ら、一部の回答者においては、必ずしも中国地域での消費だけでなく、訪日観光中の購買行動が
回答されていることが考えられる。
2-121
(8) まとめ
(特性)
○広島県内宿泊施設調査では、若年層を主体とした欧州客が多く、主に観光目的で来
日し、ゴールデンルートを軸とした訪日観光を行い、広島での滞在は 1.7 泊と短く、
宮島と平和公園等の広島市中心部の訪問が主であることも同様である。
○広島空港調査では、韓国客により 4 日程度の広島県内を中心とした観光をしている
様が見られたが、本調査では中国客による広島観光の姿が明らかになった。中国客は、
ゴールデンルート観光を経て、広島を訪問し、更に九州を周遊観光(福岡、熊本、大
分等)する傾向も見られるが、中国地域における他地域での宿泊は見られず、広島滞
在も 1.3 泊程度と短い。
(課題)
○広島での滞在が短期間であるため、訪問施設が限定されており、滞在日数増加の取
り組みが求められる。このためには「広島滞在の魅力」についての情報発信力の向上
や、広島を拠点とした魅力的な「日帰り観光コース」の開発などが求められる。
○中国客において関心が強い「ショッピング」面では、広島市中心部商業地域の訪問
率は高いものの高評価が多くなく、この評価を高めるための商業環境の充実が求めら
れる。
2-122
3-3
山口県の宿泊施設
(1) 回答者の属性
①居住国
韓国客が 100%となっている。
②旅行目的
ほとんどが観光目的である。
図表Ⅱ.170 居住国/山口県宿泊施設
(n=36)
図表Ⅱ.171 旅行目的 (M.A.)/山口県宿泊施設
0%
20%
40%
60%
観光
100%
94.4%
仕事
16.7%
家族・友人を訪問
0.0%
大会・コンベンション
0.0%
修学旅行
0.0%
韓国
100%
(n=36)
80%
その他
11.1%
③性別
男性・女性が同数である。
④年齢
30 代、40 代が各 4 割弱を占め、中年層が主となっている。
図表Ⅱ.173 年齢/山口県宿泊施設
図表Ⅱ.172 性別/山口県宿泊施設
(n=36)
50~59歳
2.8%
60歳以上
2.8%
(n=36)
20歳以下
8.3%
20~29歳
13.9%
女性 50.0%
男性 50.0%
40~49歳
36.1%
30~39歳
36.1%
(2) 旅行形態等
①旅行形態
「ガイド付き団体旅行」が 8 割と主であるが、
「個人の個別手配旅行」も 2 割程度あ
る。
②情報取得経路
団体旅行であるため、
「旅行会社から」が 6 割近くと最も多いが、個人旅行もあるた
め「ホームページから」が 2 割強となっている。
2-123
図表Ⅱ.174 旅行形態/山口県宿泊施設
0%
20%
40%
60%
80%
ガイド付き団体旅行
個人自由型旅行
図表Ⅱ.175 情報取得経路
(n=36)
(M.A.)/山口県宿泊施設
0%
100%
20%
日本人の友人から
2.8%
日本人以外の友人から
2.8%
80.6%
0.0%
(n=36)
40%
60%
58.3%
旅行会社から
個人で個別手配
航空券のみ手配
その他
19.4%
ホームページから
0.0%
本や雑誌から
2.8%
22.2%
0.0%
その他
19.4%
(注)一部複数回答あり
③訪日回数
「1 回目」が 4 割程度、「2 回目以上」が 6 割程度、初訪日客よりもリピーターがや
や多くなっている。日本観光のリピーターが以前訪れた地域としては、南関東(東京
等)と九州・沖縄が多くなっている。
④中国地域への訪問回数
「1 回目」が 94%となっており、訪日リピーターにおいても首都圏や九州・沖縄など
を訪問した後に、中国地域を訪れていることがわかる。
図表Ⅱ.176 訪日回数/山口県宿泊施設
図表Ⅱ.177 中国地域への訪問回数/山口県宿泊施設
5回目以
上 2.9%
(n=34)
5回目以上
14.7%
2回目
2.9%
以前訪れた場所(n=20)
1回目
41.2%
4回目 8.8%
2回目
29.4%
北海道
東北
北関東
南関東
甲信越
北陸
東海
近畿
中国
四国
九州・沖縄
(n=34)
3
15
3
8
2
1
13
1回目
94.1%
(3) 中国地域観光への訪問動機
「温泉/リラックス」が 53%で最
図表Ⅱ.178 来訪動機 (M.A.)/山口県宿泊施設
0%
も多く、韓国客の温泉志向を反映し
た旅行であることがわかる。
20%
日本訪問へのあこがれ
2.8%
5.6%
自然・景勝地
11.1%
温泉/リラックス
52.8%
都市の魅力/現代性
日本の食事
自国からの利便性
旅行費用が安い
ドラマ、映画を見て
8.3%
0.0%
2.8%
0.0%
2.8%
0.0%
特になし
その他
回答無し
11.1%
2.8%
8.3%
(観光が旅行目的ではない旅行者の回答を含む)
2-124
60%
5.6%
伝統文化/歴史的施設
日本の産業・技術
(n=36)
16.7%
ショッピング
日本人とその生活
40%
(4) 訪日客の旅程
回答者のほとんどが下関港を利用し、一部は福岡空港を利用している。滞在地域に
ついては (延べ日数の全体を 100%とする)、下関市が 33%、山口市が 30%、長門市が 18%、
福岡・小倉が 18%となっている。温泉観光を目的としているため山口市・長門市へ滞
在しつつも、港のある下関での滞在や九州観光も行われており、1 地域に滞在するの
ではなく周遊型の観光をしていることがわかる。
図表Ⅱ.179
旅行の行程
到着空港名
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
福岡空港
福岡空港
下関港
下関港
福岡空港
下関港
下関港
都市名
泊数 都市名 泊数
下関
1
下関
1
長門
1
長門
1
長門
1
長門
1
山口
1
山口
1
1
釜関フェリー
長門
1
長門
1
下関
1
湯田温泉
山口
岩国
湯田温泉
湯田温泉
山口
船内
山口
福岡
福岡
下関
下関
下関
小倉
下関
1
1
0
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
2
都市名 泊数
出発空港名
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関港
下関
山口
滞在地域/山口県宿泊施設
下関港
下関港
0 下関港
1 長門
山口
図表Ⅱ.180
福岡・小倉
18.2%
下関港
下関港
1 下関港
下関港
福岡空港
福岡空港
下関港
下関港
福岡空港
下関港
下関港
1 船内
下関
下関
下関
(n=26)
長門 18.2%
山口 30.3%
下関 33.3%
(注)滞在地域の延べ日数の全体を100%とした。
(5) 観光地の訪問率と評価
①訪問率と評価
下関、湯本温泉、山口の訪問率は 100%であり、山口と湯本温泉の評価は「とても良
かった」が 5 割前後と、温泉地に対する高い評価が見られる。また、下関や福岡につ
いても「とても良かった」という高評価が 4 割前後となっている。
図表Ⅱ.181 訪問地とその評価 /山口県宿泊施設
とても良かった
良かった
普通
あまり良くなかった
良くなかった
行ってない
14.3%
下関(唐戸市場など)(n=21)
湯本温泉(n=17)
小倉、門司(n=8)
40.0%
40.0%
20.0%
福岡(n=7)
50.0%
25.0%
25.0%
10%
28.6%
28.6%
42.9%
0%
12.5%
75.0%
12.5%
別府(n=4)
17.6%
23.5%
58.8%
萩(n=5)
5.9%
47.1%
47.1%
山口(n=17)
20%
4.8%
42.9%
38.1%
30%
40%
50%
2-125
60%
70%
80%
90%
100%
②特に良かった場所(悪かった場所)とその理由(自由記述設問)
特に良かった場所としては「温泉」が多くあげられており、
「観光地は九州より見所
が多かった」という記述もされている。逆に良くなかった場所としては「展望台」等
について指摘されている。
図表Ⅱ.182 特に良かった場所、良くなかった場所
特に良かった場所や体験
場所、体験
温泉
温泉
温泉
温泉
温泉
湯田温泉
湯田温泉
湯田温泉
山口、下関
理由
温泉水質が良く、宿泊施設も良かった 周辺に商圏
が形成されており、満足度が高かった
温泉が好き
湯田温泉、唐戸市場
ホテル施設がきれいで清潔で良かった 観光地は九
州より見どころが多かった 多少高い
岩国城から見下ろす展望が良く、錦帯橋と白砂を見
岩国城、錦帯橋
るのが神秘的だった
韓国とは違う錦帯橋の形とか日本的な風景を感じるこ
岩国
とができ良かった
青海島
自然と一体の場所 休息、軽い散策場所
サファリツアー 興味津々 動物が神妙だ かわいい
おはし作り体験 おはしを初めて作った 楽しかった
山口
不満な点、良くなかった場所や体験
場所、体験
展望台
展望台
展望台
寺刹、名所
理由
退屈した
退屈した
退屈した
説明書きに英文ないしハングル翻訳がない
韓国語表記が未整備
(6) 訪日観光の評価
旅行全体の評価では「とても満足」が 35%、「満足」が 45%と肯定的な評価が大勢で
ある。個別項目を見ると「旅行中の交通機関」
「観光施設」
「宿泊施設」
「地域の人との
交流」では高評価の割合が 3 割~4 割と高くなっており、温泉地への滞在と周遊観光
が評価されていると捉えられる。
図表Ⅱ.183 今回の旅行の評価/山口県宿泊施設
とても満足
満足
普通
やや不満
不満
19.4%
全体(n=31)
45.2%
35.5%
3.7%
63.0%
出入国の交通機関(n=27)
22.2%
11.1%
33.3%
旅行中の交通機関(n=27)
33.3%
33.3%
18.5%
食事(n=27)
55.6%
25.9%
7.1%
21.4%
ショッピング(n=28)
57.1%
14.3%
14.8%
観光施設(n=27)
7.4%
48.1%
29.6%
33.3%
宿泊施設(n=27)
25.9%
40.7%
25.0%
地域の人との交流(n=24)
0%
10%
20%
12.5%
29.2%
33.3%
30%
40%
50%
2-126
60%
70%
80%
90%
100%
(7) 中国地域での購買行動
図表Ⅱ.184
本項目については記入率が高くな
物品購入費
(円)
0
5,000
10,000
15,000
20,000
いが、記入者を対象として見ると平
均で 16,000 円程度となっている。
韓国客(N=11)
16,073
(8) まとめ
(特性)
○山口県内宿泊施設調査では、中年層を主体とした韓国客の団体観光の姿が明らかに
なった。多くは訪日観光のリピーターであり、関釜フェリーを利用して初めて山口を
訪れ、山口・長門などの温泉滞在を主目的とし、下関や福岡等の九州も含めた周遊観
光をしている。
山口県内の温泉地への評価は高く、周遊観光についても評価されている。
(課題)
○山口県内の温泉地宿泊を主とした周遊観光であり、九州方面に向かっていることか
ら、中国地域での周遊観光に繋げていくことが求められる。
2-127
3-4
岡山県の宿泊施設
(1) 回答者の属性
①居住国
韓国客が 100%となっている。
②旅行目的
観光と仕事が各 3 割強となっている等、旅行目的が多様である。
図表Ⅱ.185 居住国/岡山県宿泊施設
図表Ⅱ.186 旅行目的 (M.A.)/岡山県宿泊施設
0%
(n=10)
20%
(n=9)
30%
40%
観光
33.3%
仕事
33.3%
家族・友人を訪問
11.1%
大会・コンベンション
韓国 100%
10%
修学旅行
11.1%
0.0%
その他
22.2%
③性別
男性が 8 割と多くなっているが、その背景としては仕事など観光目的以外の理由で
訪問していることが考えられる。
④年齢
40 代が 6 割強と、中年層が主となっている。
図表Ⅱ.187 性別/岡山県宿泊施設
図表Ⅱ.188 年齢/岡山県宿泊施設
60歳以上
10.0%
(n=10)
50~59歳
10.0%
女性 20.0%
男性 80.0%
(n=10)
30~39歳
20.0%
40~49歳
60.0%
(2) 旅行形態等
図表Ⅱ.189
①旅行形態
「ガイド付き団体旅行」が 100%となっている。
旅行形態/岡山県宿泊施設
個人自由
型旅行
10.0%
(n=10)
ガイド付き
団体旅行
90.0%
2-128
②情報取得経路
団体旅行であるため、「旅行会社から」が 6 割と最も多くなっている。
図表Ⅱ.190
情報取得方法/岡山県宿泊施設
(n=10)
不明
10.0%
その他
10.0%
日本人の
友人から
20.0%
旅行会社
から 60.0%
③訪日回数
「1 回目」が 2 割と少なく、リピーターが大勢を占めている。リピーターが以前訪
れた地域としては近畿がトップである。
④中国地域への訪問回数
「1 回目」が半数を占め、リピーターも 3 割程度となっている。
図表Ⅱ.191 訪日回数/岡山県宿泊施設
図表Ⅱ.192 中国地域への訪問回数 /岡山県宿泊施設
(n=10)
不明 20.0%
1回目
20.0%
不明 20%
3回目
10.0%
5回目以上
30.0%
(n=10)
4回目
10%
1回目
50%
3回目
20%
4回目
20.0%
(3) 中国地域観光への訪問動機
図表Ⅱ.193 来訪動機 (M.A.)/岡山県宿泊施設
「温泉/リラックス」が 57%で
最も多く、韓国客の温泉志向を反
映した旅行であることがわかる。
0%
10%
20%
日本訪問へのあこがれ
20.0%
ショッピング
10.0%
日本人とその生活
30.0%
伝統文化/歴史的施設
20.0%
自然・景勝地
20.0%
温泉/リラックス
0.0%
都市の魅力/現代性
0.0%
日本の産業・技術
30.0%
日本の食事
10.0%
自国からの利便性
0.0%
旅行費用が安い
0.0%
ドラマ、映画を見て
0.0%
その他
0.0%
回答無し
(観光が旅行目的ではない旅行者の回答を含む)
2-129
(n=10)
30%
30.0%
40%
(4) 訪日客の旅程
記入率が低いが、記入者についてみると、到着空港は関西空港と岡山空港が利用さ
れ、出発空港は名古屋空港と関西空港が利用されている。滞在地域は、岡山の他、大
阪、名古屋となっている。
(5) 観光地の訪問率と評価
①訪問率と評価
記入率が高くないが、岡山(後楽
図表Ⅱ.194
とても良かった
良かった
訪問地とその評価/岡山県宿泊施設
普通
あまり良くなかった
岡山(後楽園など)(n=4)
良くなかった
行ってない
75.0%
25.0%
岡山中心部(n=1)
100.0%
倉敷(美観地区など)(n=1)
100.0%
瀬戸大橋、鷲羽山(n=2)
100.0%
直島(n=1)
100.0%
園など)と瀬戸大橋・鷲羽山の評価
は高くなっている。
②特に良かった場所(悪かった場
所)とその理由(自由記述設問)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
特に良かった場所としては「岡山城」「後楽園」があげられている。
図表Ⅱ.195 今回の旅行の評価/岡山県宿泊施設
(6) 訪日観光の評価
とても満足
記入率が高くないが、個別項目で
は「宿泊施設」での高評価の割合が
高くなっている。
満足
全体(n=3)
本項目については記入率が低いが、
不満
25.0%
25.0%
旅行中の交通機関(n=3)
33.3%
食事(n=3)
33.3%
50.0%
33.3%
33.3%
66.7%
66.7%
観光施設(n=3)
33.3%
100.0%
宿泊施設(n=3)
66.7%
地域の人との交流(n=2)
記入者を対象として見ると平均で
やや不満
100.0%
出入国の交通機関(n=4)
ショッピング(n=3)
(7) 中国地域での購買行動
普通
33.3%
100.0%
0%
20%
40%
60%
80%
35,000 円となっている。
(8) まとめ
(特性)
○岡山県内宿泊施設調査では、中年層を主とした韓国客の団体旅行の姿が明らかにな
った。日本観光のリピーターが多く、岡山(後楽園など)や瀬戸大橋・鷲羽山の評価が
高いなど、総じて岡山空港での調査結果と同様の傾向となっている。
2-130
100%
4.外国人旅行者アンケート調査のまとめ
本調査においては、中国地域におけるインバウンド観光の実態として、域内の国際
空港・港湾を利用したダイレクトな入り込みや、大都市圏の国際空港を利用し東京・
京都を結ぶゴールデンルート観光と連携した入り込みなどが明らかになった。ここで
は、アジア客と欧米客に大別して、国毎のインバウンド観光特性をとりまとめる。
(1) アジア客のインバウンド観光特性
韓国客による中国地域へのダイレクトな入り込みの他、中国客・台湾客による多様
な観光形態が見られる。
【韓国客】
・国際航空直行便を利用した日本観光リピーターによる訪問と、国際フェリーを利用
した初訪日客による若者団体ツアーの形態が見られる。
・岡山空港を利用して、韓国客の若い旅行者が訪日し、4 日程度滞在する。訪日観光
のリピーターが多く、中国地域観光のリピーターも少なくない。訪問地は主に岡山市
と倉敷市で、後楽園をはじめとして評価が高い。また、岡山市から離れているため訪
問率は低いが、訪問者の評価の高い温泉地もある。中心商業地区の訪問率は高いが評
価はやや下がる。
・広島空港を利用して、韓国客の若い旅行者が訪日し、4 日程度滞在する。訪日観光
のリピーターが多い。訪問地は主として広島市中心部と宮島で、宮島をはじめ総じて
評価も高い。
・高年齢層の訪日観光のリピーターによる、米子空港を利用した入り込みが見られ、
西は石見銀山から東は鳥取まで広く周遊している。温泉地の評価は高く、この他、ゴ
ルフ観光も見られる。
・中年層の訪日観光のリピーターを主として、下関港を利用した入り込みが見られ、
山口や長門の温泉観光を目的とし、下関や九州までの周遊観光をしている。温泉地の
評価は高い。
・初めて訪日する若者の団体旅行が、下関港を利用して訪問し、日本での滞在が 2 日
程度の短期旅行で、9 割近くが九州観光に向かっている。旅行全体の評価も高く、特
に福岡の都市観光や温泉が高評価となっている。
・同じく、初めて訪日する若者の団体旅行が、境港・東海(韓国)航路を利用して山陰
を訪問している。日本での滞在が 2 日程度の短期旅行であり、松江から鳥取までの山
陰の代表的な観光地を広域周遊している。歴史文化資源への評価は高いが、出入国手
続きに時間がかかりすぎる等の不満がみられ、旅行全体の評価も余り高くない。
【中国客】
・初訪日客が多い中国客では、主に中高年齢者がゴールデンルート観光を経て、広島
2-131
を訪問する。一部は九州観光に向かう動きもある。また、ゴールデンルート観光を
した後に、岡山を訪問し、岡山空港から帰国するケースもある。購買行動が活発で
ある。
【台湾客】
・高年齢者を主とした訪日観光のリピーターにより、関西空港を活用して、4 泊程度
の山陰を広域に周遊するコースが組まれており、山陰を代表する温泉、歴史文化施設、
自然景勝地を周遊している。米子空港を利用する韓国客と周遊エリアはほぼ同じであ
る。旅行全体の評価は韓国客よりも高く、特に温泉や出雲大社の評価が高い。
図表Ⅱ.196
アジア客のインバウンド観光ルート
韓国客
松江
境港
三朝温泉 鳥取砂丘
大山
玉造温泉 米子空港
出雲
山陽・四国へ
韓国客
石見銀山
台湾客
(関西空港イ
岡山空港
韓国客
倉敷
広島
広島空港
山陽・四国へ
福山
尾道
直島
瀬戸大橋
宮島
湯本温泉
岡山
しまなみ海道
山口
韓国客
下関
岩国
ゴールデンルート経由(中国客)
下関港
訪問率
20%以上
小倉・門司
60%以上
(注)山陰の訪問率は米子空港利用の韓国客のケース
山口・九州の訪問率は下関港利用の韓国客のケース
福岡
2-132
(2) 欧米客のインバウンド観光特性
欧米客の中国地域への入り込みは、広島観光が主であり、中国地域の他地域への周
遊はほとんどみられない。
・東京・京都を軸としたゴールデンルート観光が基本であり、それに加えて地方観光
をして広島訪問をするケースと、地方観光をせずに広島訪問をするケースがある。地
方観光をする場合は、高山・金沢が代表的な訪問地であり更に日光・高野山が続くな
ど、「地方の歴史文化観光志向」が強い。
・地方観光をせずに広島訪問をする場合は、広島だけに滞在する場合と、西日本地域
の周遊観光をするケースがあり、周遊先は九州が主体。九州観光をする場合は広島で
の宿泊数もやや長めとなることから、九州観光と広島観光は一定の連携効果がある。
・広島滞在から中国地域の観光地に向かうケースも一部あるが、広島が日帰り観光と
なる場合は、中国地域の他の観光地に宿泊するケースは無く、広島は中国地域観光の
拠点としての役割を持つ。
・広島宿泊から九州、中国、四国観光をするケースでは高山・金沢観光をするケース
は少ないことから、西日本周遊観光と高山・金沢観光は競合的な関係にある。但し広
島観光に限定すると高山・金沢観光とは連携している面もある。
・広島での滞在は 1.4 泊(日帰り・宿泊客平均)であり、訪問施設は平和記念資料館、
宮島、世界平和記念聖堂、広島城等にとどまる。宿泊客に限定しても 1.8 泊平均であ
り、これは高山等の地方都市滞在とほぼ同水準である。
図表Ⅱ.197
欧米客のインバウンド観光ルート
GR・地方周遊・広島型(滞在、立ち寄り)36%
金沢
高山
GR・広島滞在・中国地域周遊型 3%
東京
富士・箱根
鳥取
広島
岡山・倉敷
鳥取
岡山・倉敷
高松
神戸
京都
大阪
奈良
高野山
名古屋
ゴールデンルート(GR)
松山
福岡
別府
長崎
日光
GR・広島型(滞在、立ち寄り)48%
熊本
GR・広島滞在・四国周遊型 1%
鹿児島
GR・広島滞在・九州周遊型 12%
2-133
(3) 観光地の評価
空港港湾調査、広島平和記念資料館調査、宿泊施設調査結果から、中国地域の観光
地評価をとりまとめる。
○訪問率が高い施設(訪問率が 60%以上)は、各地域を代表する観光施設であり、初め
て中国地域を訪れる日本人の観光行動と同様に、定番コースを辿っていると捉えられ
る。
○山陰や山口県内では、韓国客や台湾客の中高年齢層により、温泉滞在を主目的とし
た周遊観光がなされ、高い評価がされている。一方、若い韓国人の旅行者においては、
都市観光のニーズが強いため、下関港に入港しても九州(福岡等)に流れてしまうとい
う実態もある。
○広島の原爆ドーム・平和公園は欧米客からの評価が非常に高く、アジア客とのギャ
ップが大きくなっているが、過去の歴史認識を反映した現象として捉えられる。こう
した歴史的・文化的土壌の差が、欧米客とアジア客とのニーズや評価の違いとして現
れている。
図表Ⅱ.198 観光地の評価
観光地の評価(山陰地域) /訪問率60%以上
とても良かった
良かった
松江(松江城・宍道湖など)(77)
境港(水木しげるロードなど)(72)
境港
<韓国客>
大山(71)
普通
大山(12)
境港(21) 4.8%
16.7%
11.4%
38.1%
28.6%
28.6%
22.7%
40.9%
12.0%
20.0%
8.6%
40.0%
51.4%
大山(22) 4.5%
27.3%
4.0%
36.0%
54.3%
出雲(出雲大社など)(31)
25.0%
18.2%
20.0%
28.0%
14.3%
15.0%
5.6%
38.9%
36.4%
18.2%
玉造温泉(35)
宿泊施設
<台湾客>
15.0%
41.7%
16.7%
鳥取(鳥取砂丘など)(25)
松江(松江城・宍道湖など)(35)
9.7%
17.2%
33.3%
22.2%
出雲(出雲大社など)(11)
38.0%
5.6%
16.7%
50.0%
20.0%
境港(18)
13.9%
51.7%
31.0%
玉造温泉(20)
12.5% 1.4%
44.4%
23.6%
3.9%
1.3%
4.2%
16.9%
23.9%
16.9%
行ってない
24.7%
33.3%
26.4%
12.5%
松江(松江城・宍道湖など)(29)
良くなかった
45.5%
24.7%
鳥取(砂丘など)(72)
宿泊施設
<韓国客>
あまり良くなかった
31.8%
54.8%
45.2%
10.3%
鳥取(鳥取砂丘など)(29)
(注)サンプル数10以上を対象とした。
0%
31.0%
31.0%
27.6%
20%
40%
2-134
60%
80%
100%
観光地の評価(岡山) /訪問率60%以上
とても良かった
良かった
普通
あまり良くなかった
良くなかった
行ってない
13.0%
岡山(後楽園など)(23)
岡山空港
<韓国客>
39.1%
26.1%
21.7%
5.0%
35.0%
岡山の商業地区(20)
10.0%
30.0%
20.0%
10.0%
倉敷(美観地区など)(20)
15.0%
45.0%
0%
20%
30.0%
40%
60%
80%
100%
(注)サンプル数10以上を対象とした。
観光地の評価(広島) /訪問率60%以上
とても良かった
良かった
普通
あまり良くなかった
原爆ドーム・平和公園(20)
広島空港
<韓国客>
良くなかった
行ってない
10.0%
20.0%
35.0%
15.0%
20.0%
5.0% 5.0%
中心部商業地区(20)
40.0%
15.0%
35.0%
15.0%
宮島(20)
10.0%
15.0%
10.0%
50.0%
25.0%
宿泊施設
<中国客>
資料館
<欧州客>
資料館
<北米客>
資料館
<オセアニア客>
原爆ドーム・平和公園(12)
16.7%
33.3%
25.0%
25.0%
広島中心部(12)
16.7%
41.7%
16.7%
原爆ドーム・平和公園(399)
26.8%
70.7%
原爆ドーム・平和公園(230)
19.6%
77.4%
原爆ドーム・平和公園(119)
13.4%
86.6%
2.2%
商業地域(90)
0%
35.6%
33.3%
28.9%
20%
40%
60%
80%
100%
(注)サンプル数10以上を対象とした。
観光地の評価(山口) /訪問率60%以上
とても良かった
良かった
普通
あまり良くなかった
良くなかった
28.6%
下関(唐戸市場など)(28)
25.0%
行ってない
7.1%
10.7%
28.6%
8.3%
下関港
<韓国客>
小倉、門司(24)
33.3%
25.0%
33.3%
10.0%
福岡(30)
43.3%
30.0%
16.7%
14.3%
下関(唐戸市場など)(21)
宿泊施設
<韓国客>
38.1%
4.8%
42.9%
5.9%
湯本温泉(17)
47.1%
47.1%
17.6%
山口(17)
0%
(注)サンプル数10以上を対象とした。
58.8%
10%
20%
30%
23.5%
40%
2-135
50%
60%
70%
80%
90%
100%
Ⅲ.中国地域のインバウンド観光推進に向けた課題・方策の検討
1.中国地域のインバウンド観光推進に向けた課題
(インバウンド観光振興の意義)
インバウンド観光は、飽和状態にある国内観光市場の新たなパイを拡大させ、地域
活性化をもたらすという地域経済面での新たな役割を有している。また、観光事業者
においては、観光シーズンや週末に集中しがちな観光需要を平準化させるという役割
も有している。
(観光関係者の声)
◇玉造温泉は、以前は 70 万人の宿泊客があったが、平成 21 年は 50 万人と下降気味となってきて
いる。これからも国内旅行の伸びはあまり見込めないので、次のステップとして東アジアや東南ア
ジアを 10%程度獲得していきたいと考えている。そのためにはサイン、ガイド、パンフレット、
マップ、お土産など、受入インフラの整備などに本気で取り組まないといけないと思っている。
◇米子空港のソウル便は日、火、金であるが、日曜日 in 火曜日 out の 2 泊 3 日で 75 万ウォン(6
万円弱)、火曜日 in 金曜日 out の 3 泊 4 日で 90 万ウォン(7 万円程度)の商品設定となっている。
金曜日 in 日曜日 out は週末の日本人客を優先してインバウンド観光をあまり受けていない。イン
バウンド観光客は曜日のこだわりが無いので、経営上有効な層として考えられる。
(インバウンド観光振興の課題)
中国地域のインバウンド観光推進に向けた課題としては、本調査で明らかになった
国・地域毎の観光ニーズや旅行形態・旅程を踏まえたインバウンド観光ルートの充実
や開発を行うことがあげられる(課題1)。この場合、韓国からのツアーを数多く受け
入れている九州での事例は、周遊エリア、旅程のセールスポイント、空・海アクセス
の使い分けによる価格帯のバリエーションなどの面で参考となる。
韓国発の九州ツアー注1の特性
○2~3 県を周遊する旅程が多い
福岡・大分・熊本の 3 県を組み合わせ、2~3 県を周遊する内容のものが主となっ
ている。
○温泉やテーマパーク滞在を組み込む
各地の観光施設を多く訪問するが、目玉は温泉やテーマパークと考えられる。日
本国内の移動は全て貸切バスである。
○空港利用が多いが、安価な国際フェリー利用も見られる
福岡空港の使用頻度が最も高いが、このほか北九州空港、熊本空港、鹿児島空港
などを使用している。釜山港発の国際フェリー利用のツアーも見られ、安価な商品
として売り出されている。
(注1)2010 年 11 月後半以降 12 月前半出発の 12 事例を対象。
(次ページに続く)
2-136
韓国発の九州ツアー商品の造成を側面から支援しているのが、九州観光推進
機構である。本組織は、2005 年に設立され、九州地域の国内観光・国際観光
に関する情報発信や交渉窓口の一本化を図るとともに、戦略立案などの役割を
有している。さらに、九州のバス会社が連携して九州・下関周辺の高速バス、
及び一般路線バスのほぼ全線と一部の船舶が乗り放題となる SUNQ パス注 2 を
開発して、個人旅行客の利便性を高めている。
(注 2)SUNQ パスには、4 日間用(14,000 円)、3 日間用(10,000 円)、北部九州のみ 3 日間用(8,000
円)がある。
また、中国地域を目的としたツアー注3には、次のような特性が見られる。
○温泉滞在を主とした周遊ツアー
山口・北部九州周遊ツアーと鳥取・島根を周遊するツアーのいずれもが、温
泉体験や温泉地宿泊などを織り込んでいる。日本国内の移動はほとんど貸切バ
スである。なお、フライトスケジュールが変更注4されたため、現在は無くなっ
ているが、2008 年の秋口までは、広島と岡山をそれぞれ周遊するツアーもあ
り、温泉体験も加えた内容になっていた。
○低料金の国際フェリーツアー
九州ツアーと同様に、航空機と船舶の使い分けが見られ、船舶 1 泊と日本国
内 1 泊で 20 万ウォン弱(1万5千円弱)と格安のものもある。
(注3)2010 年 11 月後半以降 12 月前半出発の 8 事例を対象。
(注4)広島空港では 2009 年 4 月からアウトバウンド仕様のダイヤへと変更された。
また、中国地域への訪日客の内、アジア客の多くが訪日観光のリピーターであり、
九州観光や北海道観光をした後に中国地域を訪れていることから、中国地域の優先度
を高めることも課題となる(課題2)。
欧米客と中国客は初訪日客が多く、東京と京都を結ぶ観光軸である「ゴールデンル
ート」を経由して中国地域を訪れる。一方、韓国客などは中国地域の国際空港・港湾
を利用してダイレクト・インをしている。こうした観光行動を踏まえるならば、国・
地域毎の観光ニーズや旅行形態・旅程を踏まえたインバウンド観光ルートの充実や開
発を進めていく上では、ゴールデンルート観光との連携という視点と、ダイレクト・
イン対策の視点から、検討する必要がある。
<ゴールデンルート観光との連携の視点>
広島を訪れる欧米客と中国客のほとんどは、初訪日客であるため、東京・京都間の
ゴールデンルートを観光して、世界遺産を抱える広島を訪問している。このような観
2-137
光流動を生み出しているのを、中国地域の強みとして捉え、中国地域のインバウンド
観光に活かしていくことが求められる。
①【課題 1-1】西日本を代表する歴史文化観光モデルルートの開発
広島を訪問する欧米客の多くは、東京における「近世文化と現代文化の融合の様」
と、関西での「古代から中世にかけての厚みのある歴史文化」という 2 つの文化観光
をした上で、さらに「日本人の生活文化への触れあい」を求めて地方の歴史文化観光
地を訪れている。その代表格が高山・金沢ルートである。広島を訪れた欧米客は九州
観光に向かう傾向があるが、中国地域の観光地を訪問する傾向は弱い。広島の吸引力
を中国地域に波及させる観点から、高山・金沢ルートに匹敵する西日本を代表する歴
史文化観光モデルルートの開発が求められる。欧米客の多くは、ジャパンレールパス
を活用して周遊していることから、中国地域においてもこの点を考慮したコース設定
が求められる。
②【課題 1-2】新たな魅力づくりによる広島滞在観光の充実
欧米客の広島滞在は平均 1.4 泊、日帰り客を除いても 1.8 泊程度と短いため、訪問
施設は宮島と平和記念資料館・広島城・世界平和記念聖堂等の中心部エリアに限定さ
れている。中国客を主としたアジア客も 1.3 泊程度と短期間であるため、訪問施設が
限定されている。このため、瀬戸内海等の観光資源が十分に活用されておらず、広島
滞在の魅力が十分に発揮されているとはいえない状況にある。広島滞在の評価を高め
る上でも、新たな魅力づくりにより、もう 1 泊程度滞在を延ばすような取り組みが求
められる。
<ダイレクト・イン対策の視点>
中国地域には、広島空港、岡山空港、米子空港がアジアとの直行フライトを有して
おり、さらに下関港注5と境港には国際フェリーが就航している。これらを利用してア
ジアからの観光客のダイレクト・インが行われており、こうした国際基盤を活用して
インバウンド観光の更なる強化を進めていくことが求められる。
(注5)下関港では釜山港(毎日運行)、青島港(週2便)に加え、2011年1月より韓国・光陽市とを結
ぶ定期フェリーが週2便で就航する。
③【課題 1-3】広島と岡山における都市観光と新たな魅力づくり
広島空港と岡山空港を利用して、韓国客による各 4 泊程度の周遊観光が行われてい
る。両空港ともに日本人のアウトバウンド仕様のダイヤであるため、2010 年末時点で
は韓国からのツアー商品はほとんどみられない。このため韓国客は若者を主とした個
人手配旅行であり、広島と岡山の代表的な観光地を周遊している。下関港での調査に
よると、韓国客の若年層には都市観光のニーズが強く、下関港での調査によると福岡
の訪問率と評価が高くなっている。従って、都心商業地における回遊対策や案内表示
2-138
の充実等が課題である。また、岡山空港調査によると、中心部から離れた温泉地の訪
問率は低いものの、その評価は高くなっていることから、周辺部の魅力的な資源を取
り込んだ日帰り観光コースの開発が求められる。加えて、両空港におけるインバウン
ド観光に利便性の高いフライトの確保も課題となる。
④【課題 1-4】温泉滞在を主とした山陰周遊コースの充実
米子空港を利用して、高齢層の韓国客による温泉滞在を主とした 4 泊程度の周遊観
光が行われている。また直行便のない台湾客では関西空港を利用して、高齢層による
温泉滞在を主とした山陰の周遊観光が行われている。温泉地滞在の評価は高く、また
出雲大社等の中国地域を代表する歴史文化資源の評価も高い。これらを踏まえ、山陰
においては温泉宿泊を目玉として、更に山陰らしさの要素を演出して満足度の向上を
図ることが課題となる。
また、境港を利用して韓国から若者の団体旅行が見られるが、出入港手続きの時間
に対する不満などがあり、短期滞在でもあることからこの問題の解消も課題となる。
⑤【課題 1-5】温泉滞在を主とした山口周遊コースの充実
下関港をゲートとして、中年層の韓国客による温泉滞在を主とした周遊観光が行わ
れている。一部は九州観光にも向かっているが、山口県内の温泉地滞在の評価は高い
ことから、温泉宿泊を目玉として、中国地域内を周遊させるコース開発が課題となる。
また、若い観光客は、滞在期間が短く、下関から九州の都市観光に向かう動きが強く
なっているので、中国地域へと誘導することが課題となる。
⑥【課題2】訪日観光での中国地域の優先度を高めること
韓国客や台湾客では訪日観光のリピーターが増加しているが、東京観光や関西観光
だけでなく、九州観光や北海道観光を済ませた後に、中国地域を初めて訪問する人が
多くなっている。彼らの多くは中国地域での温泉地滞在を主とした周遊観光や、主要
観光地の周遊観光を評価していることから、中国地域の知名度やイメージの向上を図
ることで、中国地域観光の優先度を高めていくことが求められる。
2-139
2.中国地域のインバウンド観光推進に向けた方策(例)
本調査で明らかになった訪日客の実態を踏まえ、中国地域のインバウンド観光推進
に向けた課題を、先に示したように 6 項目に集約した。これについての対応策は、中
国地域観光推進協議会等の推進組織において、地域の実情に基づいて具体的に検討さ
れ、優先順位をつけて、順次具体化されていくことが望ましい。ここではその参考資
料として、インバウンド観光関係者へのヒアリング等を踏まえ、課題への対応策を例
示的に検討する。
(1) 西日本を代表する歴史文化観光モデルルートの開発
欧米客に対する広島の吸引力を中国地域に波及させるうえでは、中国地域の代表的
な歴史文化資源をジャパンレールパスを活用して繋ぐことが考えられる。ここでは下
記の 2 コースを例示する。
(例 1)広島→岡山・倉敷→松江・出雲ルート
ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンにおいて、歴史文化資源の★付きの資源が
集積しているのは、岡山・倉敷地域(後楽園(★★★)、倉敷美観地区(★★)、岡山城(★)
等)、松江・出雲地域(足立美術館★★)、出雲大社(★★)、松江城(★)等)であり、こ
れらを繋ぐトライアングルルートの開発が想定される。
(例 2)広島→岩国→萩ルート
広島から九州へ向かうコース上に設定するルートであり、岩国地域(錦帯橋(★★)
等)、萩地域(山口県立萩美術館・浦上記念館(★★)、堀内伝建地区(★)等)を繋ぐル
ートが想定される。
(観光関係者の声)
◇欧米系は広島、岩国の次は萩に行くのではないかと思う。下関に引っ張ってくるまでにはもう少
し時間がかかるだろう。
○歴史的な街並みを地域の生活の中で活用する
上記のような立ち寄り先には、伝統的建造物群保存地区をはじめとした歴史的な街
並みがある。このような資産を景観面からの日本文化として見せるだけでなく、地域
の人々が飲食やコミュニケーションの場として、生活の中で使いこなしていくことで、
地方の生活文化の厚みを見せていくことが求められる。
○観光施設やまちなかでのホスピタリティの向上
欧米客が地方の歴史文化観光地に求めているのは、歴史文化資源のグレードとあわ
せて、普通の人々の生活への触れ合いであると考えられる。ボランティアガイドによ
る観光施設での案内や、宿泊施設でのおもてなしを高めていくことが求められる。
(観光関係者の声)
◇松江に T 旅館があるが、外国人が多く泊まっている。これは口コミによるものが大きい。日本人と分
け隔てないフレンドリーな対応が良いようだ。
2-140
○海外観光情報誌での情報発信や外国人受入宿泊施設登録の推進
ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンにおいては、岡山を拠点として周辺県への
周遊ルートが紹介されているが、西日本を代表する歴史文化観光モデルルートについ
ても、各種の海外観光情報誌等で情報発信していくことが求められる。
(観光関係者の声)
◇財団法人国際観光サービスセンターWelcome Inn への登録が山陰地方は少ない。もっと登録すること
で、山陰地方への宿泊客も増加するのではないか。
○広島~松江間でのジャパンレールパス利用環境の整備
広島・宮島、岡山・倉敷、松江・出雲地域への周遊をスムーズにしていく上でも、
尾道松江線の全通時には、広島~松江間の特急バスにジャパンレールパスを適用可能
にしていくことが求められる。
(観光関係者の声)
◇欧米人はジャパンレールパスを利用するので、松江と広島の間を行き来するのは岡山経由になる。松
江~広島間のバスでジャパンレールパスが使えると良いと思う。
(2) 新たな魅力づくりによる広島滞在観光の充実
○日帰り観光コースの開発による新たな魅力づくり
ゴールデンルート観光の後に広島を訪問する場合、欧米客の広島滞在は 1.8 泊(日帰
り客を除く)、中国客は 1.3 泊と短いため、訪問施設も数施設に限定されている。この
ため、広島滞在をプラス 1 泊延ばすような、この地域固有の資源を対象とした日帰り
観光コースの開発による新たな魅力づくりが求められる。
(例)瀬戸内海周遊クルーズコース
オールシーズン行われている広島湾クルーズや、季節的に実施されている島嶼部を
繋ぐ日帰りクルーズ等は、広島観光の特徴の一つである。このため、個人旅行客の多
い欧米客・韓国客や、自然景観へのニーズが強い中国客をターゲットとして売り出す
ことが考えられ、情報発信や宿泊施設への送迎などの新たなサービス開発が求められ
る。
(例)産業観光コース
中国地域はものづくりを“強み”としており、陶器生産、ジーンズ、酒造、自動車、
化学工業などの事業所において、産業観光を展開している。商工会議所が推進してい
る地域も多く、こうした実績を踏まえ、インバウンド観光客に対する新たな観光サー
ビスとして提供していくことが考えられる。
(例)中国山地の自然・神楽コース
地方の歴史文化観光志向が強い欧米客をターゲットとして、三段峡ハイキングや神
楽門前湯治村などをコースとして組み込んだ商品開発が考えられる。
2-141
(観光関係者の声)
◇中国客の広島の認知度は非常に高いが、旅行で行こうとは思わない。知られている原爆以外の、新し
い魅力を出していくことが重要だ。広島は海が近く、船に乗れることなどは良いのではないか。また、
流川(繁華街)の評価は高い。
◇フロントでは、宿泊した翌日の朝にどこへ行けば良いかを聞かれる。前日に宮島、平和公園を見てい
る人は、紹介するところがない。また、フロントでは飲める場所、お好み焼き屋などを聞かれる。
Get Hiroshima をよく使っており、そこに載っている情報は安心してお薦めできる。このような外国
人の視点での情報がもう少しあれば嬉しい。
◇瀬戸内海は魅力があるが、遊覧する船が無い。船の中で食事を楽しみながらクルーズができるような
船があると良い。瀬戸内のホテルが集まり、
「瀬戸内ホテルズ」として売ろうとしている。瀬戸内海で
売ることを考える、瀬戸内海クルーズを盛り上げる、ということを考えないといけない。
◇観光先はやはり平和公園、宮島が定番。2010 年の 10 月に 30 名ぐらいの団体を受け入れた時は、広島
に戻って A ホテルに宿泊していただき、船をチャーターしてクルージングをした。大変好評だった。
広島に2泊ぐらい滞在すればクルーズに行く。
○都心回遊環境の充実
ショッピングニーズが強い中国客に対応するため、銀聯カードの導入を進めるとと
もに、銀聯カード対応店舗等が表示された案内マップ等の整備が求められる。また欧
米客の滞在満足度を高めるためにも、ナイトライフの充実を図る上で、飲食店情報や
商店情報が充実した案内マップが求められる。
(観光関係者の声)
◇欧米の人は、夜に歌って踊れる場所をよく聞かれる。夜に遊びに行く場所として、Get Hiroshima の
情報は重宝している。
(3) 広島と岡山における都市観光と新たな魅力づくり
○日帰り観光コースの開発
○都心回遊環境の充実
((2) 参照)
((2) 参照)
(観光関係者の声)
◇岡山は美術館が多いが、点でしかない。もっと楽しみをミックスさせる必要がある。
○アジア各国語による案内表示の充実
広島空港と岡山空港を利用してダイレクト・インをしている韓国客は若者層で、そ
れぞれの主要な観光地を周遊している。かれらは個人手配旅行客であるため、交通や
観光施設での母国語による案内注 5 や表示の充実が求められる。
(注5)広島県では外国人観光客への情報提供の一環として、スマートフォン(高機能携帯電話)を使った多
言語の案内サービスを 2011 年 1 月より開始する。JR 広島駅の観光案内所に、日本語、英語、中国語、
韓国語による観光地案内や飲食店情報を搭載したスマートフォン 50 台を配備し、外国人観光客に貸し出
す。スマートフォンでツイッターや写真の投稿をしてもらい、口コミ情報の充実も意図している。
○インバウンド観光向きフライトや周遊交通の充実
広島空港、岡山空港ともに現行のソウル便等はアウトバウンド仕様になっている。
2-142
このためインバウンド観光客の利便性を高めるようなフライトの充実が必要である。
現行フライトスケジュールの見直しや LCC(格安航空会社)の誘致による利便性の向上
が求められる。また、韓国客をはじめとして今後は団体旅行から個人旅行へのシフト
が進むと考えられる。このため、九州の SUNQ パス(P137 参照)のような、地域の電
車・バス・フェリー等の乗車券を 1 枚のチケットで提供する等の、地域交通の利便性
の向上が求められる。
(観光関係者の声)
◇団体旅行の行程としては、関空から福岡へ行く途中の1泊を広島に泊まっている。広島空港はインバウ
ンド観光用のダイヤになっていないので、使っている人が少ない。
○東アジアからのクルーズ客船の誘致
九州運輸局によると、2010 年に海外から九州に寄港した大型クルーズ船は約 150
隻で、前年比で約 5 割増加している。主に上海や香港からの6~8日のツアーで、1
隻あたり 1,000 人~2,000 人が乗り、博多、長崎、鹿児島に入港し、観光とショッピ
ングを行う。クルーズ船は手荷物の重量制限が緩いため、ショッピングには有利であ
り、福岡市によるとクルーズ船で訪れた外国人客は平均で3万3千円を消費するとい
う。
広島港や宇野港は外航クルーズ船の立ち寄りが多い地域注6であるが、今後は東アジ
アからのクルーズ客船誘致の促進が求められる。このためには、クルーズ会社へのプ
ロモーションや港湾での迅速な入国審査体制の整備、港湾から観光施設までの交通利
便性の向上などが求められる。
(注6)2008 年には広島港に 37 隻(中国地域で第 1 位)、宇野港に 18 隻が寄港した(同 2 位)。対象は船
内で宿泊を伴うもので、日帰り及び定期航路を除く(中国地方整備局調べ)。
図表Ⅲ.1
期待される東アジアからのクルーズ客船の寄港(イメージ)
釜山
広島・岡山
福岡
Bルート
済州島
Aルート
上海
(注)2010年に催行された上海発のクルーズ商品の寄港地の一部(九州)を広島、岡山に
振り替えたもの。Aルートは5泊、Bルートは6泊クルーズ。
使用するクルーズ客船は53,000トン、乗客数1,420人。
2-143
(4) 温泉滞在を主とした山陰周遊ルートの充実
○温泉・歴史文化・“癒しの風景”を目玉とした周遊コースの充実
山陰周遊観光の核は温泉地となっており、その評価は高い。九州も同様に温泉地を
核とした周遊観光地で韓国客等を集めているが、山陰において更に充実を図るために
は、
「安さ」を追求するのではなく、山陰ならではのカラーを出していくことが考えら
れる。例えば、堀川遊覧、山陰海岸、東郷湖等の“水辺の癒し”をアピールしていく
ことが考えられる。
また、複数の神社を巡る興味を高めるためには、神社毎の御利益をきめ細かく情報
提供していくことも考えられ、このような地域情報をきめ細かくガイドできるような
人材の確保と育成が求められる。
(観光関係者の声)
◇韓国人向けの山陰ツアーのPRポイントとしては、「水辺の癒し」を謳う設定になっているようだ。松
江の堀川遊覧、皆生海岸、東郷湖。東郷湖では屋形船に乗ることもあり、昔の日本の風情を楽しめるこ
とが良いようだ。
◇海沿いをバスで走る山陰の観光は、どの国の方にも評価は高いのではないか。
◇島根県は商談会など活発にやっている。しかし、以前の商談会で「別府は1泊2食で 4,500 円のところ
がある」という話を聞いた。そのような値段になると対応できない。台湾も韓国も2名1室が基本とな
り、1泊2食で 8,000~12,000 円で対応している。価格は繁忙期と閑散期など日付で明確に分けて提示
している。
◇現在もマップやパンフレットなどはあるが、それぞれの国に合った情報や、地域内のより詳しい情報が
求められている。多くの神社があるが、それぞれが何の利益があるかを紹介することが求められる。
◇団体旅行はお金次第で行き先が変わっていく。地域の魅力で来てもらうためにも個人客に対応しておき
たい。地域の魅力を巡ってもらう欧米系のツーリズム対応を確立しておけば、いずれ韓国、台湾、中国
の個人客が日本の地方を周遊する時代になった時にも対応することができる。
○直行フライトや周遊交通の充実
韓国客は米子空港を利用した入り込みとなっているが、直行便のない台湾客では関
西空港を利用した入り込みとなっている。これまでにも取り組みが見られるが、台湾
チャーター便の誘致等を通じて、直行便の誘致に繋げるような取り組みが求められる。
また、地域の電車・バス・フェリー等の乗車券を 1 枚のチケットで提供する等の、地
域交通の利便性の向上が求められる。
(観光関係者の声)
◇台湾は関西空港 in-out がほとんど。これまで台湾は北海道や東北が主流だったが、徐々に山陰に向い
てきた。宿泊施設の手配ができても、飛行機が取れないので催行できないという場合もある。出雲空
港で台湾からのチャーター便があればと思う。
○境港の利便性の向上
現状では韓国からの若者団体客の入り込みが見られるが、出入港手続きに時間がか
かっているという不満があることから、この改善が求められる。
(5) 温泉滞在を主とした山口周遊ルートの充実
2-144
○温泉・歴史文化・海産物を目玉とした周遊コースの充実
下関港から入港する韓国客の観光目的は長門や山口等での温泉滞在を主とし、一部
は九州方面に向かう周遊観光となっている。今後は、山口県の特産品である海産物の
PRや萩・岩国等の歴史文化観光の組み込み、さらに広島方面に向かうコースの開発
をしていくことが求められる。
(観光関係者の声)
◇香港からは、2ヶ月に1度程度、昼食(ふぐのフルコース)を食べにきてくれる。宿泊は福岡の G ホ
テルや杖立温泉に泊まっているようで、値段の高い商品設定になっている。
○他圏域空港を利用した周遊コースへの組み込み
下関港からのダイレクト・インだけでなく、九州と関西を繋ぐ周遊観光のコースに
組み込むことが求められる。
(観光関係者の声)
◇中国客の団体ツアーの行程は、基本的には福岡空港 in 関西空港 out で下関、広島、神戸、京都、大阪
などに泊まっているコースが多い印象。逆ルートもあるが、多いのは福岡スタート。下関市内の行き先
は、団体ツアーでは唐戸市場のほか、長府での着物の着付け体験が必ず含まれていて、評判が良い。長
府庭園、毛利庭園などで着付け体験ができる。個人旅行では長府城下町、水族館、唐戸市場、門司レト
ロ地区などに行っている。唐戸市場ではふぐ刺しや生うになどを食べていて、お金をかけるところには
かけているという感じがしている。フェリー利用のお客様や、修学旅行の子供たちも、買い物は多くし
ている。受け入れ側が、中国客の購買ニーズを把握しておいて、地域内でそろえることができれば、地
域内で消費をしてもらえるチャンスが広がると思う。
(6) 中国地域のイメージ構築と発信力の強化
○中国地域のイメージ構築
訪日客においては中国地域の訪日観光での優先度は低いため、下記のような資源を
アピールすることで、中国地域の知名度やイメージの向上を図ることが求められる。
(例)地域色を持つ歴史文化資源(倉敷、松江、萩など)
欧米客は日本におけるローカルな歴史文化にも関心が深く、アジア客においても地
域を代表する歴史文化資源は高く評価されている。瀬戸内海地域、山陰、中国山地に
おける地域色を持った歴史文化資源を、地方のホスピタリティとともにアピールして
いく取り組みが求められる。
(例)芸術、サイクリング、多島美など「瀬戸内海」ブランド
瀬戸内海は海と島や岬から構成される自然美とそこでの人々の暮らしとが融合した
景観に特色があり、江戸時代には朝鮮通信使から高く評価され、明治期にはいっては
欧米人から賞賛されている。近年ではしまなみ海道を自転車で渡るサイクリング体験
が台湾客において人気が出るとともに、2010 年に開催された瀬戸内国際芸術祭も国内
外から予想を上回る集客があるなど、瀬戸内のブランド化が図られつつある。
(例)産業観光に係わる資源
備前焼、岡山児島のジーンズメーカー、広島と水島の自動車メーカーでは見学者向
けに展示施設が整備されており、また宇部・小野田・美祢地域や周南地域においては
2-145
産業観光ツアーを受入れている。こうした実績を踏まえ、インバウンド観光客にもア
ピールしていくことが考えられる。
(例)各地のパワースポット(出雲大社、弥山など)
近年では、台湾客や香港客において、御利益を求めて神社などを訪問する傾向が見
られ、パワースポットとして注目される資源を抱えている。
(例)ロケ地に適した多彩な資源(鳥取の「アイリス続編」、尾道・庄原の「サイン」等)
映画や TV ドラマ、アニメ等のロケ地や舞台となった場所にファンが集まるコンテ
ンツツーリズムが新たな観光として登場しており、国内観光だけでなくインバウンド
観光においても新たな潮流となっている。中国地域は国際的なインバウンド観光に積
極的に取り組んでいるが、この取り組みを更に強めていくことが求められる。
(観光関係者の声)
◇当地(鳥取)での外国人宿泊者の8割は韓国人で、米子空港 in-out の団体客がほとんどを占める。平成 22
年度は昨年度よりも増加傾向にあり、今後は韓国ドラマのロケ地に決まったことでの特需も期待できる。
○イメージ発信力の強化
・各国の観光情報サイトへの投稿や旅行者ブログ記事掲載など WEB 上での口コミ情
報を誘発するために、各国の雑誌社やパワーブロガーなどを招聘することが考えられ
る。また、B 級グルメ等の地方色のある「食」情報の発信を充実させていくことが考
えられる。
・世界遺産の島である宮島では、ミシュラン誌上で紹介されることで、海外メディア
からの注目が高まっており、欧米やアジアのテレビ局からの取材や、宮島を紹介する
海外の雑誌も増加している。このような海外メディア取材の受入を図ることで、パブ
リシティ効果を高めていくことが求められる。
・宿泊施設では団体客対応が可能なところと不可能なところがあることや、価格帯な
どの違いがあることから、客層や価格帯等の受入体制に応じて、効果的なマッチング
の場づくりが求められる。
(観光関係者の声)
◇ビジネスフォーラムなど商談会の機会は積極的に活用して、情報収集している。ただ、商談会は安さ重
視の旅行社など様々な旅行社がいるので、合う旅行社に当たる場合が少ない。希望する価格帯など、も
う少しマッチングが成立するように分割して開催してもらいたい。
◇韓国、台湾、中国に向けて2年ぐらいかけて売り込みをしたが、団体旅行では価格面で競争力が無かっ
た。安さで負けてしまう。欧米のFITに力を入れると、欧米からの観光客が増えたので、アジアもF
ITに力を入れていきたい。
◇エージェント向けの商談会は、団体向けとFIT向けに分けて開催して欲しい。FIT向けに雑誌社や
テレビ局、エアラインのフリープランなどとの商談会があると、効果的だと思う。
◇大阪、東京のようには来ないだろうが、来たら素晴らしい体験ができた、という満足度の高い商品を提
供した方が良い。安いのは向かない。満足した人が帰って口コミで広げたりブログに書き込んだりする。
客層を見ると、ぎりぎりで日本旅行ができる人、安いのはいやという人、いろいろ。いい体験がしたい、
いいホテルに泊まりたい、そういう客層を狙えばよい。
2-146
2-147
山口県立萩美術館浦上記念館★★
寺町・萩城城下町・堀内★
松陰神社
萩★
津和野★
出雲大社★★
広島★★
石見銀山★
山陰
松江★★
高梁★
大山寺
皆生温泉
米子水鳥公園
大山★
(資料)「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン」に基づき作成
<注> 旅行者へのお薦め度
★★★ わざわざ旅行する価値がある
★★
寄り道する価値がある
★
興味深い
大文字は地域、小文字は施設
山陽★
鳥取★
直島★
家プロジェクト★★
ベネッセハウス★
地中美術館★
犬島
智頭
鳥取砂丘★★
鳥取民芸美術館
観音院庭園
仁風閣
後楽園★★★
夢二郷土美術館★
岡山城★
林原美術館★
オリエント美術館
岡山★
三朝温泉
三徳山★
大原美術館★★
日本郷土玩具館★
大橋家住宅
倉敷民芸館
本町通り
倉敷★★
吉備平野
備中松山城★
松江城★
島根県立美術館★
堀川遊覧船 足立美術館★★
武家屋敷
明々庵
小泉八雲記念館・旧居
田部美術館
松江フォーゲルパーク
広島平和記念資料館★★
平和記念公園★★
原爆ドーム★
原爆の子の像★
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館★
宮島★★★ 縮景園★
厳島神社★★★ 原爆死没者慰霊碑
広島市現代美術館
大聖院★★
宮島歴史民俗資料館★
弥山展望台★
岩国★ 千畳閣(豊国神社)
錦帯橋★★
岩国美術館★
岩国城
(参考)「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン」が紹介する中国地域の資源
資料編
空港・港湾・宿泊者アンケート調査票
米子空港、鳥取・島根県内宿泊施設用 ------------------------------------------- 2-148
岡山空港、岡山県内宿泊施設用 ---------------------------------------------------- 2-150
広島空港、広島県内宿泊施設用 ---------------------------------------------------- 2-150
下関港、山口県内宿泊施設用 ------------------------------------------------------- 2-150
広島平和記念資料館での調査票 ---------------------------------------------------- 2-151
鳥取県・島根県宿泊施設用
英語・繁体字(台湾)・韓国 ------------------ 2-155
米子空港、鳥取・島根県内宿泊施設用
外国人旅行者アンケート
財団法人ちゅうごく産業創造センター
中国地域
<アンケート協力のお願い>
現在、当財団では、中国地域
(右図)を訪れている外国人
観光客の方を対象としたアン
ケートを実施しています。頂
いた回答は中国地域の観光振
興に役立てていきますので、
どうぞご協力のほどよろしく
お願いいたします。
鳥取
松江 米子
東京
京都
石見銀山
倉敷 岡山
広島
山口
宮島
下関
※地図記載地名については、調査場所に応じて適宜追加する。
都市名:
1.居住国
国名:
2.性別
①男性
3.年齢
①20 歳以下
②女性
②20~29 歳
③30~39 歳
④40~49 歳
⑤50~59 歳
⑥60 歳以上
4.今回の旅行の形態は?
①ガイド付き団体ツアー旅行
②航空券、ホテルのみがセットになった個人自由型旅行
③個人で航空券、ホテル、現地ツアーなどを個別手配 ④個人で航空券のみを個別手配
⑤その他(
)
5.今回の旅行の準備のための情報は、どのようにして得ましたか?
①日本人の友人から
②日本人以外の友人から
③旅行会社から
)
④ホームページから(具体名:
⑤本や雑誌、パンフレットから(具体名:
⑥その他(
)
6.今回の旅行の主な目的は?(該当する全てに○)
①観光
②仕事
④大会/コンベンションへの参加
⑤修学旅行
③家族や友人を訪問
⑥その他(
)
7.前問で「①観光」と回答した人に伺います。
中国地域を訪れようと思った動機は何ですか?(該当する全てに○)
①日本訪問へのあこがれ
②ショッピング
③日本人とその生活
④伝統文化/歴史的施設
⑤自然・景勝地
⑥温泉/リラックス
⑦都市の魅力/現代性
⑧日本の産業・技術
⑨日本の食事
⑩自国からの利便性(直行便がある)
⑪旅行費用が安い
⑫テレビドラマ、映画、小説を見て(具体名:
⑬特にない
⑭その他(
8.日本に来るのは何回目ですか?
回目
回目
)
)
)
そのうち中国地域に来るのは何回目ですか?
9.日本に来るのは2回目以上の方は、以前にどこを訪れたことがあるかを教えて下さい。
2-148
10.この旅ではどこへ訪れますか/訪れましたか?都市名をお書き頂き、宿泊数を記入ください。
(宿泊していない都市についても0泊としてご記入ください。)
到着空港・港
日付
月
日
→
(
→
)泊
(
→
→
)泊
→出発空港・港
日付
(
)泊
→
(
)泊
(
)泊
→
(
)泊
月
日
11.中国地域内で、以下の観光地について訪問しましたか?訪問した観光地については評価をし
て下さい。また以下に関わらず中国地域内で訪問した観光地について地名及び評価をご記入
下さい。
※訪問地の評価=「5」とても良かった、「4」良かった、「3」普通、「2」あまり良くなかった、「1」良くなかった
訪問地
の評価
訪問地
(5段階)
行
っ
て
な
い
訪問地
訪問地
※左記の他、訪問した場所を の評価
(5段階)
自由にお書き下さい
①松江(松江城、宍道湖など)
⑥出雲(出雲大社など)
②玉造温泉
⑦石見銀山
③境港(水木しげるロードなど)
⑧鳥取(砂丘など)
④大山
その他(
)
⑤三朝温泉
その他(
)
行
っ
て
な
い
中国地域の「特に良かった場所」や「体験」とその理由をお書きください。
(場所・体験)
(理由)
中国地域での旅行で「不満な点」、「良くなかった場所や体験」などがあればお書きください。
(場所・体験)
(理由)
12.今回の日本への旅行は、全体的にいかがでしたか。また、食事、お土産物、地域の人との交
流はいかがでしたか。それぞれお答えください。
※評価=「5」とても満足、「4」満足、
「3」普通、
「2」やや不満、「1」不満
評価
内容
(5段階)
①旅行全体について
②日本への出入国の交通機関について
③旅行中の移動、交通機関について
④旅行中の食事について
評価
内容
(5段階)
⑤お土産物やショッピングについて
⑥観光施設について
⑦宿泊施設について
⑧地域の人との交流・ふれあいについて
13.中国地域で買った満足している品物(または買おうと思っている品物)について、内容、金
額(予算)、購入場所を教えてください。(3つまで)
品物
値段(予算)
購入地
例)デジタルカメラ(ソニー製)
※通貨単位もご記入下さい
中国地域での物品購入費の総額
約
ご協力ありがとうございました。
2-149
例)松江
※通貨単位もご記入下さい
岡山空港、岡山県内宿泊施設用
11.中国地域内で以下の観光地について訪問しましたか?訪問した観光地については評価をして
下さい。また以下に関わらず中国地域内で訪問した観光地について地名及び評価をご記入下さい。
※訪問地の評価=「5」とても良かった、「4」良かった、「3」普通、「2」あまり良くなかった、「1」良くなかった
訪問地
訪問地
の評価
(5段階)
行
っ
て
な
い
訪問地
訪問地
※左記の他、訪問した場所を自 の評価
(5段階)
由にお書き下さい
①岡山(後楽園など)
⑥湯郷温泉
②岡山中心部の商業地区
⑦湯原温泉
③倉敷(美観地区など)
⑧高梁
④瀬戸大橋、鷲羽山
⑨津山
⑤直島
その他(
行
っ
て
な
い
)
広島空港、広島県内宿泊施設用
11.中国地域内で以下の観光地について訪問しましたか?訪問した観光地については評価をして
下さい。また以下に関わらず中国地域内で訪問した観光地について地名及び評価をご記入下さい。
※訪問地の評価=「5」とても良かった、「4」良かった、「3」普通、「2」あまり良くなかった、「1」良くなかった
訪問地
訪問地
の評価
(5段階)
行
っ
て
な
い
訪問地
訪問地
※左記の他、訪問した場所を自 の評価
(5段階)
由にお書き下さい
①原爆ドーム・平和公園
⑥尾道
②広島中心部の商業地区
⑦福山、鞆の浦
③宮島(厳島神社など)
⑧しまなみ海道
④岩国(錦帯橋など)
その他(
)
⑤呉
その他(
)
行
っ
て
な
い
下関港、山口県内宿泊施設用
11.中国地域内で以下の観光地について訪問しましたか?訪問した観光地については評価をして
下さい。また以下に関わらず中国地域内で訪問した観光地について地名及び評価をご記入下さい。
※訪問地の評価=「5」とても良かった、「4」良かった、「3」普通、「2」あまり良くなかった、「1」良くなかった
訪問地
訪問地
の評価
(5段階)
行
っ
て
な
い
訪問地
訪問地
※左記の他、訪問した場所を自 の評価
(5段階)
由にお書き下さい
①下関(唐戸市場など)
⑥福岡
②湯本温泉
⑦別府
③山口
その他(
)
④萩
その他(
)
⑤小倉、門司
その他(
)
2-150
行
っ
て
な
い
広島平和記念資料館での調査票
2009 INTERNATIONAL TOURISM SURVEY (国際観光調査)
TOURISM AND EXCHANGE OFFICE, THE CITY OF HIROSHIMA
(広島市観光交流部)
Dear Sir/ Madam,
拝啓
May we extend our sincere welcome to you on your visit to Hiroshima. We are conducting an
あなたの広島への訪問を心から歓迎いたします。
広島での旅行者の便宜や
“International Tourist Survey” to further improve our tourist facilities and services in Hiroshima.
サービスをさらに向上させるため、国際観光調査を実施しています。
This survey is voluntary and anonymous, and the data will be compiled into a useful report for
この調査は、任意かつ匿名で、集められたデータは、旅行サービスのための有益な報告に
travel services. Would you kindly take a few minutes to complete the following questionnaire
集計されます。すみませんが、2・3分時間をいただき、次のアンケートを○で囲んだり、
by circling the letters and filling in the blank spaces?
空白を埋めるなどして、完成していただけないでしょうか。
We thank you for your cooperation.
ご協力に感謝します。
1. Where are you from, or where do you live?
どちらからいらっしゃいましたか、又はどこに住んでいますか?
2. ① male
② female
あなたの性別は?
3. Age group
① under 20 ② 20-29 ③ 30-39 ④ 40-49 ⑤ 50-59 ⑥60 and over
年齢層は
20歳以下
60歳以上
4. What is your present occupation?
あなたの現在の職業は?
① Salaried employee
② Self-employed ③ Professional
④ Retired
会社員
自営業
専門家
退職者
⑤ Housewife
⑥ Student
⑦ Other
主婦
学生
その他
5. You are traveling:
旅行は
① individually
② with friend/s
③ with family
一人で
友達と
家族と
④ as a member of occupational/community group tour (
members)
職場・同業者グループで(
人の)
⑤ as a member of sightseeing group tour (
members) ⑥ Other
旅行ツアーで(
人の)
その他
6. What is the main purpose of your trip to Hiroshima?
広島への旅行の主な目的は?
① Sightseeing
② Business
③ Meeting/ Conference
観光
仕事
大会/会議
④ Visiting family/ friends
⑤ Other
家族や友達を訪問
その他
7. Please check this question, if you chose "①Sightseeing" on question 6.
前問で「観光」と答えた方にお伺いします。
What motivated you to visit Hiroshima? [multiple choice]
広島観光の動機は何ですか。
① A long-coveted dream
② Shopping
③ Japanese people and their lifestyles
日本訪問へのあこがれ
ショッピング
日本人とその生活
④ Traditional culture / historic sites
⑤ Natural & scenic attractions
⑥ Hot springs, relaxation
伝統文化/歴史的施設
自然・景勝地
温泉/リラックス
⑦ Urban attractions & modernity
⑧ Industrial tourism (visit factories etc.)
⑨Japanese food
都市の魅力と現代性
産業観光
日本の食事
⑩ Direct access
⑪ Cheaper travel cost
直行便があること
旅行費用が安い
2-151
⑫ Movie, drama, novel, etc eg.
テレビドラマ、映画、小説を見て
⑬ None
特になし
⑭ Other
その他
8. How long will you stay in Japan?
日本にはどのくらい滞在しますか?
9. How long will you stay in Hiroshima?
広島にはどのくらい滞在しますか?
10. Which city do you go to on this trip? Write down names of cities and number of nights in each city.
今回の旅行でどこを訪問しますか。地域の名前と、それぞれ何泊するかお書き下さい。
Please fill in "0", if you do not stay overnight in the city.
もしお泊まりになられない場合は「0」をご記入下さい。
Arrival airport / port
到着空港・港
( )nights→
( ) →
( )
→
( )nights→
( ) →
( )
→
→Departure airport / port
出発空港・港
11. How did you obtain travel information for the preparation of your trip to Hiroshima?
広島旅行の準備に向け、旅行情報はどのようにして入手されましたか。
① Japanese friends
② Non-Japanese friends
③ Travel agents
日本人の友人
日本人以外の友人
旅行会社
④ Websites : e.g.
ウェブサイト
⑤ Books, magazines, brochures : e.g.
本・雑誌・パンフレット
⑥ Tourism information center ⑦ Other
観光案内所
12. How did you come to Hiroshima? by:
広島へはどの交通機関で来ましたか?
① Shinkansen, Bullet train
② Airplane
新幹線で
飛行機
③ Car
車
④ Ship
船
⑤ Other
その他
13. Where did you or where will you visit in Hiroshima and near here?
広島周辺ではどこに行きましたか、又はどこに行きますか?
① Shukkeien Garden
② Hiroshima Castle
③ Mitaki Temple
④ Fudoin Temple
縮景園
広島城
三滝寺
不動院
⑤ World Peace Memorial Cathedral
⑥ Botanical Garden ⑦ Asa Zoological Park
世界平和記念聖堂
植物公園
安佐動物公園
⑧ Forest park
⑨ Hiroshima Prefectural Art Museum
⑩ Hiroshima Museum of Art
森林公園
県立美術館
ひろしま美術館
⑪ Hiroshima City Museum of Contemporary Art
⑫ Children’s Museum of Culture & Science
広島市現代美術館
こども文化科学館
⑬ River Cruise
⑭ Okonomimura Village/ Okonomi Kyowakoku Hiroshimamura
河川遊覧船
お好み村・お好み共和国ひろしま村
⑮ Yamato Museum (Kure)
⑯ Miyajima
大和ミュージアム(呉)
宮島
⑰ Kintaikyo Bridge (Iwakuni)
⑱ Mazda Museum
2-152
錦帯橋(岩国)
マツダミュージアム
⑲ Etajima (Japan Maritime Self-Defense Force 1st Service School)
江田島(海上自衛隊第1術科学校)
21 Seto Inland Sea Cruise
22 Other
⑳ Sandankyo Gorge ○
○
三段峡
瀬戸内海クルージング
その他
14. What kind of transportation did you take in Hiroshima?
広島での利用交通機関は?
① Streetcar (tram)
② Bus
③ Taxi
④ Rent-a-car
⑤Astramline
市内電車
バス
タクシー
レンタカー
アストラムライン
⑥ Other
その他
15. Is this your first visit to Hiroshima?
① First time ② Second time or more
広島へは、今回初めて訪れましたか?
初めて
2回以上
16. How many times have you ever been to Japan? (include this trip)
あなたは日本に何度来られたことがありますか(今回の旅行を含む)
time(s)
17. Which other cities in Japan have you ever been to? (exclude this trip)
これまで日本のどの地域に行かれたことがありますか(今回の旅行を除く)
18. What was your image of Hiroshima before you came?
来る前の広島の印象を教えてください。
19. Would you tell us your impressions of Hiroshima?
広島へ来ての印象を教えてください。
① Excellent
② Good
③ Average
④ Below average
非常に良い
良い
並
並以下
Your reason:
その理由は?
20. What are your impressions of the places you visited in Hiroshima and surrounding area.
広島とその周辺であなたが訪れた場所の印象はどうですか
Evaluation:
評価
"0" Didn't visit,
"1" Excellent,
訪問していない
大変良い
Place
"2" Good, "3" Average, "4" Below average, "5" Not good
良い
Evaluation
普通
やや悪い
Place
① A-Bomb Dome, Peace Park
原爆ドーム、平和公園
⑥ Onomichi
尾道
② Hiroshima Shopping area
広島の中心商業地
⑦ Fukuyama, Tomonoura
福山、鞆の浦
③Miyajima(Itsukushima shurine)
宮島(厳島神社)
⑧ Shimanami Kaido
しまなみ海道
Other
その他
④ Iwakuni (Kintaikyo Bridge etc.)
岩国(錦帯橋等)
⑤ Kure
呉
Other
21. Please describe your BEST place or experience in Hiroshima and surrounding area.
広島とその周辺であなたが訪れた最も良い場所、もしくは体験は何ですか
(Best place or experience)
(Reason)
最も良い場所や体験
理由
2-153
悪い
Evaluation
Please describe your WORST place or experience in Hiroshima and surrounding area.
広島とその周辺であなたが訪れた最も悪い場所、もしくは体験は何ですか
(Worst place or experience)
(Reason)
最も悪い場所や体験
理由
22. Have you had any problems during your stay in Hiroshima?
広島での滞在中、次について何か困ったことがありましたか?
① Lodging accommodation
② Language
③ Food
④ Services
宿泊施設
言葉
食べ物
サービス
⑤ Transportation ⑥ Telephone ⑦ Information for Sightseeing
⑧ Signs ⑨ Other
交通機関
電話
観光情報
標識
その他
23. How did you find the explanatory signs for public services in English? (Please check.)
英語標識は、わかりやすかったですか?
(四角の中に印を付けてください。)
①Easy わかりやすい
②Difficult わかりにくい
a. Rest Rooms トイレ
b. Public transportation 公共交通機関
c. Streets 通り
d. Sightseeing places 観光地
e. Shopping center ショッピングセンター
24. Would you like to use “bicycle rental service” if available? ① Yes
レンタサイクルがあれば利用したいですか?
はい
② No ③ Don’t know
いいえ
わからない
25. Among what you have bought in Japan, what are you most satisfied with?
日本で購入したものの中で最も満足したものは何ですか
Name 品物名
ex. Sony digital camera
(例:ソニーのデジタルカメラ)
Price 価格
Please specify the currency unit.
通貨単位をお書き下さい
Place 購入地
(where bought)
26. If you do not mind, would you tell your expected expenditure during your stay in
よろしければ、広島での滞在経費を教えてください。
Hiroshima? About
yen (or your country currency
)
約
円
(もしくは貴方の国の通貨では
27. Lastly, do you wish to visit Hiroshima again? ① Yes
② No
③ Don’t know
う一度広島を訪れたいと思いますか?
はい
いいえ
わからない
)
*Please write down your impression in Hiroshima/Japan. (Responses will be accepted in any language.)
広島又は日本の印象をお書きください。
Lastly, do you wish to visit Hiroshima again? Thank you for your cooperation. Have a nice trip!
ご協力ありがとうございました。
“SAYONARA”
良いご旅行を!“さよなら”
2-154
鳥取県・島根県宿泊施設用
英語・繁体字(台湾)・韓国
INTERNATIONAL TOURISM SURVEY
外國觀光客問卷調查表
외국인 여행자 앙케트
財団法人ちゅうごく産業創造センター
Chugoku Industrial Innovation Center
財團法人中國產業創造中心
재단법인 주고쿠 산업 창조 센터
Dear Guests,
We are conducting an “International Tourist Survey” to further improve our tourist facilities and
services in Chugoku Region. This survey is voluntary and anonymous, and the data will be
compiled into a useful report for travel services. We would appreciate your kind cooperation in
completing the following questionnaire, which should only take a few minutes.
Those who complete the questionnaire will receive a souvenir.
We thank you for your cooperation.
Japan
<问卷调查>
日本
Chugoku Region
目前,本機構以造訪中國地區(請參考右
中國地區
Tokyo
圖)的外國觀光客為對象,進行問卷調查。
东京
주고쿠 지역
Kyoto 동경
煩請填寫這份調查表,您的作答將成為我
京都
們今後推展觀光事業之重要參考。(作答者將
교토
Tottori
Yonago
Matsue
致贈紀念品)
鳥取
米子
松江
感謝您的合作!
돗토리
요나고
<앙케트 협력에의 부탁>
현재
본
재단에서는
주고쿠
지역(우측)을 방문한 외국인 관광객을
대상으로 앙케트를 실시하고 있습니다.
응해주신 앙케트는 주고쿠 지역의
관광 진흥에 유익하 게 사용하겠사오니
협력해 주시기 바랍니다. 회답해 주신
분에는 조품을 드립니다.
1.
Residence
거주국
2.
Gender 性別성별
3.
Age group
年齡
연령
居住地
Nation:
국가명:
□①
Yamaguchi
山口
야마구치
Shimonoseki
□② 20-29
Okayama
岡山
Miyajima Hiroshima
廣島
宮島
미야지마 히로시마
오카야마
Kurashiki
倉敷
下關
구라시키
시모노세키
City:
城市名稱:
도시명:
居住國家:
Male 男性 남성
under 20
□① 20 歲以下
20 세이하
마쓰에
Iwami Ginzan
Silver mine
石見銀山
이와미긴잔
□②
□③ 30-39
Female 女性 여성
□④ 40-49
□⑤ 50-59
60 and over
□⑥ 60 歲以上
60 세이상
Which of the following applies to the type of your trip on this visit?
本次的旅行方式
이번 여행의 형태는?
Participation in a group tour with guide
□①
有導遊的旅行團
가이드가 있는 단체 투어여행
□②
4.
□③
Purchase of an individual free-style package tour consisting of only airline ticket and accommodation
只含機票、飯店的自由行
항공권、호텔만 셋트로 되어있는 개인 자유형 여행
Made arrangements of airline tickets, accommodation, and local tours etc on your own
機票、飯店及當地的觀光均自行安排
개인적으로 항공권、호텔、현지 투어 등을 개별적으로 수배
□④
Made arrangements of only airline tickets on your own
僅機票由自己訂購
개인이 항공권만 수배
□⑤
Other 其他 기타 (
)
155
Where did you get the information for this trip?
[multiple choice]
請問您如何得到本次旅行的相關資訊? 이번 여행 정보는 어떻게 알아보셨습니까?
5.
□①
Japanese friends
日本朋友
일본인 친구에게서
□②
Non-Japanese friends
日本人以外的朋友
일본인 외의 친구에게서
□③
Travel agents
旅行社
여행사로부터
□④
□⑤
□⑥
Websites
網站
이지에서
e.g. 網站名稱(
Books, magazines, brochures 書刊、雜誌、觀光指南 책이나 잡지、팜플렛에서
e.g. 刊物名稱(
Other
其他
기타
)
[multiple choice]
이번 여행의 주요 목적은?(해당사항 전부 ○)
本次旅行的主要目的(請圈選,可複選)
□①
Sightseeing
觀光
관광
□②
Business
工作
비즈니스
□③
Visiting family/ friends
□④
Participation in international conference
□⑤
School trip
□⑥
Other
其他
가족이나 친구 방문
訪問親友
대회/회의 참석
活動/會議
수학여행
教育旅行
기타
)
(
What is the primary purpose of your current trip?
6.
)
(
)
Please check this question, if you chose "①Sightseeing" on question 6.
Why were you motivated to visit Chugoku Region? [multiple choice]
在問題 6 中,選擇①(觀光)者: 請問您為何選擇到中國地區觀光?(請圈選,可複選)
6 번에서「①관광」이라고 대답한 분께 질문하겠습니다.
주고쿠 지역을 방문하려고 생각하게 된 동기는 무엇입니까?(해당사항 전부 ○)
7.
8.
□①
A long-coveted dream
期待造訪日本
일본을 방문하고 싶었음
□②
Shopping
購物
쇼핑
□③
Japanese people and their lifestyles 日本人及其生活
□④
Traditional culture / historic sites
傳統文化/歷史古蹟 생활문화/역사적 시설
□⑤
Natural & scenic attractions
自然、名勝
자연・경승지
□⑥
Hot springs, relaxation
溫泉/休閒
온천/휴식
□⑦
Urban attractions & modernity
都市魅力/現代化
도시의 매력/현대성
□⑧
Industrial tourism (visit factories etc.) 日本的產業、技術 일본의 산업・기술
□⑨
Japanese food
日本的美食
일본의 식사문화
□⑩
Direct access
出國方便(直航)
편리함(직행편이 있음)
□⑪
Cheaper travel cost
旅費便宜
여행비용이 저렴함
□⑫
Movie, drama, novel, etc
eg.
電影、電視劇
□⑬
Other
其他
기타
일본인과 일본의 생활문화
텔레비전 드라마、영화、만화나 소설을 보고
(
)
How many times have you ever been to Japan? (include this trip)
How about to Chugoku Region? (include this trip)
time(s)
本次是您第
次造訪日本;第
일본에 몇번째 왔습니까?
번째
time(s)
次前來中國地區。
그중에 주고쿠 지역에는 몇번째 왔습니까?
156
번째
Which city in Japan did you go? (exclude this trip)
請問造訪日本兩次以上者,曾經到過哪些地方?
9.
일본에 두 번 이상 오신 분은 전에는 어디를 방문했습니까
Which city did/will you go to on this trip? Please tell us and fill in number of nights in each city.
Please fill in "0", if you did not stay overnight at the city.
10.
本次的旅行預定前往(或已前往)哪些地方?請填寫城市名稱、住宿日數。如未住宿該城市,則填寫(0)夜。
이번 여행에 어디를 가십니까?/방문 했습니까? 도시명과 숙박일수를 기입해 주십시오.(숙박하지
않는 도시는0박으로 기입해 주시기 바랍니다.)
Arrival airport / port 入境機場/港口 도착한 공항・항구
→
(
)night(s) 夜 박→
(
)night(s) 夜 박→
(
)night(s) 夜 박
→
(
)night(s) 夜 박→
(
)night(s) 夜 박→
(
)night(s) 夜 박
→Departure airport / port 出境機場/港口 출국할 공항・항구
Where did you or where will you visit near here?
Please tell us your impressions.
請問您在中國地區,參觀過下列的哪些景點?請用 5 種數字分級,予以評價。
除此之外,您還參觀了中國地區的哪些景點?請填寫其名稱及評價。
주고쿠 지역내에서 하기 관광지를 방문했습니까? 방문한 관광지에 대해서 평가해 주십시오. 또한
하기와 관계없이 주고쿠 지역내에서 방문한 관광지에 대해서도 지명 기입 및 평가를 부탁합니다.
Evaluation:
"5" Excellent,
"4" Good,
景點評價= (5)非常好
"3" Average,
(4)很好
"2" Below average,
(3)普通
(2)不太好
"1" Not good,
(1)欠佳
"0" Didn't visit
(0) 沒去過
※방문지의 평가=「5」아주 좋았음「4」좋았음「3」보통임「2」별로였음「1」나빴음「0」방문
Evaluation
評價 평가
11.
①
Matsue (Castel, Shinji-lake, etc.) 松江(松江城、宍道湖…等) 마쓰에(마쓰에 성、신지코 등)
②
Tamatsukuri Spa
③
Sakai Minato (Mizuki Road etc.) 境港(水木茂之路…等) 사카이미나토(미즈키
④
Mt. Daisen
大山
다이센
⑤
Misasa Spa
三朝溫泉
미사사 온천
⑥
Izumo (Izumo Taisha etc.)
⑦
Iwami Ginzan (World heritage site) 石見銀山
⑧
Tottori (Sand dunes etc.)
Other
其他
玉造溫泉
다마쓰쿠리 온천
出雲(出雲大社…等)
시게루 로드 등)
이즈모(이즈모타이샤 등)
이와미긴잔
鳥取(沙丘…等)
돗토리(사큐 등)
기타
Please tell us your impressions of your BEST site or experience in Chugoku Region.
12.
請填寫在中國地區,您認為「最好的景點」或「最好的體驗」,及其理由。
주고쿠 지역의「특히 좋았던 장소」나「체험」에 대해서, 그리고 그 이유를 적어주십시오.
(Best site or experience)
(Reason) (理由)(이유)
(地點、體驗)
(장소・체험)
157
13.
Please tell us your impressions of your WORST site or experience in Chugoku Region.
在中国地区,如有您认为「不满意」或「欠佳的地点、体验」等,也请填写。
주고쿠 지역에서의 여행 중에「불만」、「안 좋았던 장소나 체험」등이 있으면 적어주십시오.
(Reason) (理由)(이유)
(Worst site or experience)
(地點、體驗)
(장소・체험)
How was your trip to Japan? Please tell us your impressions.
請問您對本次造訪日本的整體印象,以及有關用餐、購買土產禮物,或與當地居民的交流等感想。
이번 일본 여행은 전체적으로 어땠습니까? 또한 식사、선물、지역 사람들과의 교류는
어땠습니까? 각각 답변해 주십시오.
Evaluation: "5" Very satisfied, "4" Satisfied, "3" Average, "2" Below average, "1" Unsatisfied
※整體評價=(5)非常滿意
(4)很滿意
(3)普通
(2)不太滿意
(1)不滿意
※평가=「5」아주 만족、「4」만족、「3」보통、「2」조금 불만、「1」불만
Evaluation
評價 평가
14.
①
Entire travel
②
Air (or Ship) from/to Japan 出入日本的交通設施
③
Transportation
④
Food
⑤
Shopping
購買土產禮物、購物
⑥
Seeing sight
觀光設施
관광 시설에 대해서
⑦
Accommodation
住宿設施
숙박시설에 대해서
⑧
Touch with Japanese
여행 전체에 대해서
旅行的整體印象
일본 출입국 교통기관에 대해서
여행중의 이동、교통기관에 대해서
旅行中的搭車時間、交通設施
여행중의 식사에 대해서
旅行中的餐飲
선물이나 쇼핑에 대해서
지역 사람들과의 교류・만남에 대해
與各地的人們交流
Please answer the items with which you are most satisfied. Please also let us know about the item’s brand
name, price and the place where bought it in.
請填寫您在中國地區的購物中,最滿意或最想購買的商品,其內容、價格(預算)及購買地點。
주고쿠 지역에서 구입한 만족스러운 물건(또는 사려고 생각하고 있는 물건)에 대해서
내용、금액(예산)、구입 장소를 가르쳐 주십시오.(3개까지)
Name 商品 상품명
Price 價格(預算)가격(예산) Place 購物地點
15.
16.
ex. Sony digital camera
Please specify the currency unit.
구입장소
例如: 數位相機(新力牌)
※貨幣單位亦請寫上
(where bought it in)
예)디지털카메라(소니 제품)
※통화 단위도 기입해 주십시오.
例如: 松江
예)마쓰에
Please let us know the amount of your expenditure for shopping while traveling in Chugoku Region.
Please specify the currency unit.
在中國地區的購物總額大約
주고쿠 지역에서 구입한 물건 총액
Thank you for your cooperation
※貨幣單位亦請寫上
※통화 단위도 기입해 주십시오.
약
感謝您的合作!
158
협력해 주셔서 대단히 감사합니다