第7号

○山中伸弥先生に、人生と iPS 細胞について聞いてみた
○エピソードで読む世界の国243
山川出版社
○建設業者
エクスナレッジ
平成24年度第7号
最大30冊まで本を借りることができます。
この機会にぜひ本を読んでください。
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(都合により変更される場合があります)
水
19
木
金
20
21
○海中散歩
鍵井 靖章写真
パイ・インターナショナル
○日本語ウォッチング
岩波新書
井上 史雄著
岩波書店
○百鬼夜行
小松 エメル著
ポプラ社 913.6
○鬼やらい 上・下
小松エメル著
ポプラ社 913.6
○百器徒然袋 風
京極 夏彦著
講談社
913.6
○戦争×文学 11
軍隊と人間
集英社
918
○謎解きはディナーのあとで 3
東川 篤哉著
小学館
913.6
○カジュアル・ベイカンシ― J.K.ローリング著
静山社
933
●かわいいころを過ぎたら 青沼 貴子著
メディアファクトリー
E
○奇術学 奇術・マジック・手品の科学
今人舎
E
蔵書点検
蔵書点検
8:50~
3:00
8:50~
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閉館
9:00~
3:00
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閉館
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閉館
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声グラ non・no の付録を配布します
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日時 : 12/20(木)
9:00~
3:00
9:00~
3:00
748
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これ一冊で色々なマジック・イリュージョンをマスターできる。仕掛けがいっぱいの楽しい絵
本です。クリスマスと年越しのこのシーズンにいかがでしょうか?
放課後 12:30
「川総としょかん通信6号」の「図書委員のおすすめ本」コーナーにて、本の紹介者
●リクエスト ★寄贈いただいた本
主書名 副書名
著者名
出版社
○ギネス世界記録2013
角川グループパブリッシング
○仏教ことわざ辞典 パイ・インターナショナル
366
367
379
457
596
『銀河鉄道の夜』
『長靴下のピッピ』
『星の王子様』など数多くの児童文学に登場するお菓子を
再現。本を紹介するのは児童文学作家の小林深雪さん。
終業式
8:50~
5:00
★新着本
367
140
大修館書店
○人生を面白くする!仕事ハッケン術
主婦と生活社
●大卒だって無職になる 〝はたらく〟につまづく若者たち エンターブレイン
○子どもと学ぶいじめ・暴力克服プログラム
武田 さち子著
合同出版
○恐竜 驚きの世界
ネコ・パブリッシング
○児童文学キッチン
お菓子と味わう、おいしいブックガイド
講談社
なにかと慌ただしく過ぎ去ってしまう冬休みですが
火
現代人の暮らしといのち
「自分のくらし」
「心身の健康」のために必要な知識と考え方。良いことと悪いことって?人を
助けることって? メディアとの付き合い方、コミュニケ―ションについて…。
12/19(水)から「冬休み特別貸出」として、
月
289
290.1
366
鉄骨・鳶・左官・解体・宮大工… 建設業にかかわる37の職種、37人のものづくり、仕事
論。建物をつくるという一大プロジェクトに挑み続ける職人たちの男気、一読の価値あり!!
○自殺、なぜ?どうして! 大月書店
○二十歳までに考えておきたい12のこと
冬季休業期間中の開館予定表
講談社
分類番号
031.5
180
果報は寝て待て、転ばぬ先の杖、身から出た錆、袖すりあうも他生の縁。これらも仏教に由来
することわざなのです。
の名前が抜けていました。『隠れ家』『サンタクロースっているんでしょうか?』を紹介
してくれたのは2年7組の中西未歩さんでした。
大変失礼致しました。
★
図 書
委
員
の
『長期脳死の愛娘とのバラ色在宅生活
ほのさんのいのちを知って』
エンターブレイン
西村 理佐 著
お
す
す
め 本
★
『舟を編む』
光文社
三浦 しをん 著
かあさんの毎日はとってもたいへん。だって、ほのさんは目もあけ
新しい辞書を作成する作業というのは、今まで見たり聞いたりした
ない、口もきかない、動き出さない。でも、かあさんは明るく元気に
ことはなかった。言葉一つ一つの意味はもちろん、掲載する 言葉を選
頑張り過ぎる。そのうち、ほのさんが、普通にしゃべって動きまわっ
んだり、順番を考えたり、言葉によってはその専門家に原稿を依頼し
ているようにさえ思えてくる。だから、かあさんは、臓器提供なんて
たり、挿絵を考えたり。はたまた、印刷する紙まで業者に開発させた
したくない。ほのさんは、ほのさんなんだから・・・。長期脳死のほ
り。辞書というと地味なイメージだが、奥が深く、物語の中ではなん
のさんを通じて、本当の意味での命とは何かを考えさせられた。目も
と、1冊の辞書を完成させるのに15年もついやす。
あけず、口もきかなくても、ほのさんはきっと、何かを考え何かを感
主人公の馬締(まじめ)さんは、地味でかっこよくないが、言葉に
じているはずだ。それを表現する手段を持っているわけではないが、
対する思い入れやこだわりが強い。物語は、辞書作り一筋の馬締を中
かあさんもとうさんも、ほのさんに装着されている器具の反応から読
心に、なぜかまわりの個性的な面々が馬締に協力し、応援するように
み取っていく。かあさんもとうさんも、ほのさんが考えていることを
なって辞書完成に向かってゆく。私は、かっこよくないが、一筋で一
察し、感じていることを感じ取る。確かにほのさんは生きていると思
生懸命な人間がやっぱり魅力的なのではないかと思った。読んでいく
った。臓器提供については、難しい
うちに、自分自身もまるで馬締の辞書作りに参加
問題であるとは思うが、両親やまわ
しているかのような気分になり、馬締
りの人が、ほのさんは〝生きてるん
を応援していた。登場人物達と一緒に
だ″と強く信じている限り、成り立
泣いたり笑ったり、読み終えた後に何
ちはしないと思う。人の命と心は別
か良い人に出会ったような、いい経験
々に考えるこのできない問題だと思
をしたような気持ちになった。また、
った。この本は、かあさんがほのさ
この本は、2012年本屋大賞第1位
んとの日常を紹介したブログをもと
に輝いたベストセラーで、2013年
に書かれた本で、とても明るくわか
4月には、映画化も決定した。映画を
りやすい文章なので、ぜひ読んでみ
観る前に原作を読んでおくと、密度濃
てください。
く楽しめるのではないでしょうか。