次代の教師を養成する 「京都教師塾」開講! 首相直属「教育再生会議

Vo
l.27 平成17年3月
号 発行:京都市教育委員会企画課(℡222-3768)
Vol.37
平成18年10月
発行:京都市教育委員会総務課(℡222-3768)
京都市教育委員会のHPはhttp://www.edu.city.kyoto.jp/でご覧いただけます。広報資料は毎日更新しています。
次代の教師を養成する
「京都教師塾」開講!
全国注視の下,定員(300名)の2倍以上
の653名もの応募のあった「京都教師塾」。
その開講式が9月30日に総合教育センターで
開催され,「スタンダードコース」の約400
名の塾生が,真剣な眼差しで臨みました。
小寺正一塾長(総合教育センター顧問,元京
教大副学長)の開講宣言の後,塾生代表の大植
雅史さんが「精一杯努力し,実践力・指導力を
養います」と力強く決意。
その後,記念講演として当塾顧問の西島安則
氏(元京大総長,元市立芸大学長)から「自然と人間」
とのテーマで,自らの経験に基づいた自然科学
等について,熱く語りかけられました。
今後,塾生は,来年の7月まで,教育に対す
る理念を深める「京都市教育学講座」や,学校
現場の熱意溢れる教育実践から学ぶ「学校実地
研修」などを通して,教員としての資質や実践
的指導力を身につけます。
応募が多かったため「京都教師塾」では,希
首相直属「教育再生会議」
委員に門川教育長が就任
教育再生会議は,安倍首相をトップに公教育
の再生を目指し新設されるもので,伊吹文明文
部科学大臣や民間有識者17名の委員で構成
されますが,その委員に,8月に京都を訪問し
京都の地域ぐるみの教育実践に触れられた安
倍首相からの要請により,門川大作教育長が就
任することとなりました。
今後,週1回のペースで会議を重ね,来年初
めには中間報告が出される予定。門川教育長は
「本市の教職員の熱意と保護者・地域の参画で
進めてきた京都の実践を話し,国レベルでの教
育の充実も訴えたい」と語っています。
8月 安倍長官(当時)が入洛。桝本市長らと。
望者に可能な限り塾で学んでいただく観点か
ら,本市や他都市で講師経験のある方を対象に,
「スタンダードコース」とは別に,より専門的
な課題等を盛り込んだ「アドバンスコース」を
設置。さらには,聴講生も併せると約550名
が教師塾で学びます。
教師の大量退職時代を迎え,教員養成は急務。
一人でも多くの素晴らしい先生が誕生するよ
う,「教師塾」での塾生の頑張りと,また,学
校現場における次世代育成のための塾生の積極
的な受け入れに,大きな期待が寄せられていま
す。
◇ ご 意 見 ・ お 問 合 せ = 教 員 養 成 支 援 室 (℡ 222-3839)
服務規律指導プロジェクトチーム発足
9月12日,教育委員会において,教職員の
資質向上や服務の徹底を目指し,関係各課を横
断する新組織「服務規律指導プロジェクトチー
ム」を立ち上げました。
このプロジェクトは,高桑三男教育次長をト
ップに,総務課,教職員人事課・給与課,調査
課,体育健康教育室など職員35名で構成。教
員・事務職員・管理用務員・給食調理員等の担
当チームを編成し,呼び出し指導,抜き打ち訪
問等を行い,勤務態度,公務員としての資質を
再度チェックすることにより,服務規律の更な
る徹底・強化,学校力の向上を図ります。
~ 全国初! PFI手法による
全市立学校,全普通教室冷房化完了! ~
このたび,エアコン未設置の小学校156校
約2,500教室に,環境に配慮した最新型の
エコエアコンを一斉に設置する待望の小学校全
普通教室冷房化が,当初計画より3年も早く完
了し,100%の整備率を達成しました。
これは,桝本市長のマニフェストに基づいて
平成16年度から重点施策で進めてきた政令指
定都市で初めての事業。昨年8月末に中学校全
普通教室冷房化が完了,引き続いて小学校での
取組を進めてきたものです。なお,京都市を除
く指定都市の小中学校の冷房化率は,5~6%
です。
今回,学校間の公平性等にも配慮し,民間事
業者のアイデアや技術力などを最大限に活用す
「子どものための市民憲章」制定に
向け熱気溢れる議論を展開中!
本市では,次代の担い手である子どもたちが
健やかに育成される社会の形成を目指し,大人
として何をすべきか,市民共通の行動規範とな
る「子どものための市民憲章」を本年度中に制
定するため,「京都市子どものための市民憲章
懇話会」(会長:藤原勝紀京大大学院教授,「京都子ど
もネットワーク連絡会議」と「人づくり21世紀委員会」の
代表者17名と学識経験者3名で構成)を7月に発足。
9月4日開催の第2回会議では,憲章に盛り込
むべきポイントや形式について「市民一人一人
が,子どもの手本となる行動に努める」,「企
業や社会の役割も重要だ」等,活発な議論が交
わされました。今後,懇話会でさらに議論を深
めるとともに,11月には,憲章素案についての
意見交流会とシンポジウムを開催し,市民ぐる
みで検討を進めます。
詳しくは,市民憲章懇話会ニュース又は「人づく
り21世紀委員会」のホームページをご覧ください。
http://www.hito21-kyoto.jp/index.html
◇ ご 意 見 ・ お 問 合 せ = 生 涯 学 習 部 (℡ 222-3590)
るPFI手法を全国に先駆けて設備整備の分野
に導入することにより,従来手法で行った場合
の財政負担額(約64億)に比べて,約17億
6千万円(約3割)節減することができました。
普通教室の冷房化により,授業日数全国最多
の205日以上の確保や,最大25日の夏休み
補習等,教育活動の充実にハード面でも大きく
貢献しています。
◇ ご 意 見 ・ お 問 合 せ = 教 育 環 境 整 備 室 (℡ 222-3791)
市 立 学 校 で初 快 挙 !
西京極中学校音楽部
NHK全 国 音 楽 コンクー ル出 場 !
西京極中学校音楽部が,9月9日に行われた
「NHK全国学校音楽コンクール近畿ブロック」
において,京都市では初めて金賞を受賞し,10
月9日開催の「第73回NHK全国学校音楽コンクー
ル全国コンクール」への出場権を勝ち取りまし
た。全国コンクールに出場できるのは,近畿で
は1校のみ,全国でも出場2,300校のうち,わず
か11校という狭き門です。
全国コンクール出場に先立ち,9月14日,音
やまぐち ま
い
はやし あ
す
か
楽部部長の山口真依さんと副部長の 林 明日香
さんらが,教育委員会を表敬訪問。昨年は近畿
で奨励賞とあと一歩で全国コンクール出場を
逃しましたが,今回は見事に金賞。顧問の大嶋
芙由子先生,松田淳子先生の熱心な御指導の
下,山口さんは「部員40名と一緒に,これまで
の練習の成果を発揮し,全国の舞台で精一杯頑
張ってきます」と決意を述べました。
◇ ご 意 見 ・ お 問 合 せ = 学 校 指 導 課 (℡ 222-3808)