平成28年2月24日 校長 生徒の皆さんへ 品川区教育フォーラムについて 皆さん一人一人が書いたコメントを読みました。7月の校長講話「あなたの夢を聞かせてください」のときと 比べて、 「社会現象を変えられるかもしれない」と前向きに答えた生徒が、どの学年も大幅に増加です。前回の 全校平均が52%でアメリカ並み、今回の7 「社会現象は変えられるかもしれない」 肯定的 否定的 無 特に、選挙権を行使することになる9年生に 合計 75.0% 22.9% 2.1% 9 76.9% 23.1% 0.0% 8 7 72.8% 75.5% 5%はすばらしい肯定感を示したと言えます。 23.5% 3.7% 22.1% 2.5% 肯定回答が増加したことはとても頼もしいこ とです。この「社会現象は変えられるかもし れない」と思うことが、 「国際社会で活躍でき る生徒」になるための大切な心構えだと思い ます。また、品川区の教育施策についても、 変革したり支えたりしていく立場になるので す。いろいろ現実が見えてきて、ニュースや新聞を見て失望するのに努力はいりませんが、何とか好転させよう と、そこから一歩進み出ることが、豊かな人生をつくることにつながると思います。どんな場所であっても、未 来を信じ、自分を信じて、前に進むことが大事で、その言動力となるのが、希望だからです。 さて、ていねいに答えている生徒が圧倒的に多い中、字の書き方が雑であったり、コメントがなかったりなど、 日々の学習は大丈夫かと心配になる生徒がいます。日頃の学習も好き嫌いや気分で取り組み方を変えていなけれ ばいいのですけど。学習効果を上げるには、ていねいな反応をする習慣ができていることが必要です。まずは、 あらゆる課題に敬意をもち、正面から向き合って、取り組んでみてほしいです。 以下に、皆さんの記述のいくつかを紹介します。自分の考えと比較しながら読んでみてください。そして、 「大 人として自立したらどんなことができるようになりたいか」 「そもそも国際社会で活躍するとはどんなことなの か」について、もう一度、考えを深め、教育目標と自分の夢の実現への取組を確認してほしいです。 また、このような学習の機会をつくってくれた、PVを作った本校生徒会、リレートークで話をしてくれた代 表の3人、品川区、品川区教育委員、そして、いつも協力していただいている保護者、地域の皆様、荏原第一中 学校を愛してくださるすべての方のご尽力に感謝します。生徒の皆さんにとっては、忘れてはいけないのが先生 への感謝です。いつも生徒のパフォーマンスを最大に発揮させようと応援してくれていることに気付いているは ずです。もう一歩、前に踏み出すことが、すべての愛への恩返しだと私は思います。 話を聞いて学んだことや感想 7年生 ・小学校で「いじめ根絶宣言」をやったけどいじめはなくなりませんでした。いじめをなくすにはどうすればい いのか本当に分からないです。ですが、このビデオを見て、いじめをしている人、いじめられている人は少しで も意識したと思います。 ・私は、トークで前に出る側だったけど、トーク中に国際社会で活躍できる生徒について、今より考えていまし た。他の2人の発言や一中PV、品川のビデオなどを聞き、見て、品川区は私たちの教育についてたくさん案を 出してくれて実行してくれていると思いました。 ・私たちが勉強するために多くの人が関わっていることが分かった。また、品川区がとても最新の技術を取り入 れていることも分かった。急に、コンピュータを使い始めた訳が分かった。この技術が早く全国に広がるために は、品川区の小中学生、私たちがよい結果を残さなければいけないと思った。だから、これから取り入れられる ものに積極的に取り組んでいこうと思った。 ・トークリレーで副校長先生に質問されたことをすぐに自分の答えとして意見を言えてすごいと思った。 ・一中のPVを見て改めて一中のいいところなどがわかった。 ・今の自分にでも、未来のことを考えて、できることがあるんだと感じた。特に、リレートークでは特別な体験 を聞けてよかった。人が吸収したことを他の人が吸収して良い社会にしていきたい。 ・今回、教育フォーラムに参加して、もっと真面目に勉強をしないといけないと思った。普段、僕は比較的真面 目に授業を受けていますが、少し集中力が欠けていると思った。だからもっと真面目に授業を受けたり、勉強を したい。 ・今回のことで学んだことは、国際社会で活躍できるためには何をするかということです。リレートークで各学 年の代表の方々が意見を述べていて、改めてどうすればよいのかということを実感することができました。また、 一中の紹介PVでも一中の良さなど深く考えることができ、とても良い充実した時間にできてよかったです。 ・私たちが学んでいく中で、いろんな方々からお世話になっているんだなと思いました。大人が子供に教育する のは当たり前だと思っていたが、フォーラムに参加して、いろんな人が協力し合っているのを見ると、すごいな と思いました。そのためにも、私は勉強していきたいです。 ・話を聞いていて「自信をもって行動する」ということはとても大事だと共感しました。何事も自信をもってや れば自分の意志や伝えたい思いが伝わると思います。逆に、自信なさ気に話しても相手には伝わらないと思いま す。今回の授業のことを活かして、これからの生活をより良いものにしたいです。 8年生 ・自分たちが普段学校に通って勉強していることにはたくさんの方たちの支えや考えが関わっているというこ と、そして社会に出て活躍したりできるように様々な教育の仕方がされているということを初めて知りました。 ・3人の代表者の話を聞いて、英語を学ぶことも大切だけれど、それよりもコミュニケーション能力を身に付け た方がよいということが分かった。 ・授業で機械、タブレットなど、私たちはあまり使っていませんが、使ったらどのようになるのだろうと思いま した。反対に、機械を使ってしまったら、人に聞くことや自分の意見をちゃんと言葉で話すこと、誰かに発表す るために自分なりの表現で行うコミュニケーションができなくならないようにしないといけないのかなという 疑問ももちました。何にでも、メリット、デメリットはあると思いますが、そのデメリットをどのように解決し、 メリットにしようと品川では、このような対策をとり、私たちの知らないところで、義務教育や勉強がしやすい 環境をととのえてもらっているということがわかりました。 ・海外へ行くだけが国際社会で活躍することにはつながらない。英語だけが大切ではなく、人とかかわるコミュ ニケーション能力が大切なこと。緊張して、早口になってしまったり、声が小さくなってしまったりしました。 人前に出ることに慣れないといけないなと思いました。 ・品川区は教育に熱心だなと思いました。国際社会で活躍することは難しいことだと自分では思っていましたが、 今、学校に行って勉強をしたり、友達と会話したり、部活動を一生懸命に取り組んだりと意識していないだけで、 みんな国際社会で活躍できるように学校生活を通して学んでいるなと思いました。だから国際社会で活躍するこ とを難しいと思うのではなく、自分でもできるかも知れないと思ってみようと思います。 ・リレートークで3人が言っていたことはすべて違うことだったが、どれも国際社会で活躍できる生徒になるた めには必要なことで大切にしなければいけないとも思う。 ・難しかったが大人になったら必要になることだったので、集中してみることはできた。将来もっと環境がよく なるように、大人になったら積極的に関われるようにしたい。 ・ものの見方が変わった。 9年 ・これから義務教育を終える自分たちが次世代へどのように継承していくか考えさせられた。 ・正直、何を伝えたかったのか、何をしたかったのかがよくわからなかった。教育フォーラムをやった意味がま ったくわからない。やるなら聞いてためになることをしてほしい。 ・グローバル化が進む中で、自分が英語を学ぶことの大切さがよくわかった。大人になるのは大変そうだと思っ た。トークリレーをしている人とは異なり、英語を学ぶことが第一歩だと思う。コミュニケーションをとること は大切だと思う。とるためには、まず相手を理解すること。理解するためには会話すること。会話するには英語 を学ぶこと。 ・同じ一中生としてどういう考えをもっているのか知れてよかったです。3人ともしっかりと未来に向けての対 策を考えられていました。 ・品川区の教育に対する思いが他の地区よりもより一層強く、住み続けたいと思ったし、もし子供ができたりす る時は、品川区を選ぶことは、安定であり、安心だなと思った。 ・教育フォーラムに参加して、小中一貫校というのはすごいと思ったし、好きな学校を選べるのもすばらしいと いうことがわかった。 ・教育フォーラムに参加して品川区ではこんなことをしているんだなと思いました。パソコンやパワーポイント を使った授業など、グローバル化に富んでいると感じました。保護者の方だけでなく、生徒も見ることによって、 教育の全体像が見ることができて良いと思います。 ・品川区の教育活動について詳しく知ることができました。国際社会で必要となる教育活動(英語など)で、生 徒、児童が確かに成長している姿を見て、さらに学習意欲が高まり、国際社会で活躍できるようになりたいと思 いました。以前より、英語に関心をもてるようになりました。また、受験(推薦)などを通して、人と話すこと、 生徒会を通じて、学校、周りのことを考える力がついたので、これからもがんばっていきたいと思いました。
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