平成20年度 第3回秋休み子ども科学キャンパス 実施状況 仙台市内の小学校の参加者171名が,10 月 14,15 日に東北大学工学部創造工学センターにて下記の3コー スに別れ,午前 1 テーマ,午後 1 テーマと異なる 2 テーマを体験した。コース,テーマ,担当者,実施場所,体 験内容は下記のとおりである。 A コース 机の上で飛行機雲を作ってみよう!(三村均教授, 新堀雄一准教授; VLSI 設計室で実施) なぜ,飛行機雲が観察できるのでしょうか。飛行機雲はある一定の条件が大気中にないとできません。飛行機 雲のできる理由を考えるために,ドライアイス,アルコールそして身の回りにある材料やチリからわずかに出る 放射線を使って机の上で飛行機雲を再現してみます。「本当に見えるか?」。一緒にチャレンジしましょう! A コース 温度によって変わる不思議な磁石の力(松木英敏教授,佐藤文博准教授;化学実験室で実施) 磁石にクリップを吸いつけてドライヤーで熱すると,クリップはポトリと磁石から落ちてしまいます。これはなぜで しょう?温度を変えると磁石の力も変わってしまいます。お湯さえあれば回り続ける不思議な円盤を一緒に作っ て,磁石の性質を観察しましょう。 B コース 3次元コンピュータグラフィックス入門(本江正茂准教授;デジタルアトリエで実施) テレビや映画でよく使われるようになった 3 次元コンピュータグラフィックス(3DCG)という技術があります。そ の原理は,画面の中にある<かたち>がまるで手に取れる本当の物のように見えるということです。また,同じ <かたち>でも一瞬にして紙やガラスや金属に変身させるのもコンピュータの得意わざです。どうやってそんな ことができるのでしょう。コンピュータを使って 3DCG に挑戦する 2 時間です。 B コース 「いもの」ってなに? 作って流す「いもの」体験(安斎浩一教授,及川勝成准教授,平田直哉助教;材料調整室 で実施) ふつうはとても硬い金属でも,温めてサラサラの液体にしたあとに型に入れて冷ますと,型どおりの形の硬い金 属に戻ります。これが鋳物(いもの)です。鋳物の作り方を教わって,きみだけのオリジナルなアクセサリーなど を作ってみましょう。 C コース コンピュータでかっこいいコマを作ろう(山中将准教授,技術職員;デジタル造形室で実施) コンピュータを自分で操作して,好きな形のコマを設計します。どこに軸を通すとうまく回るかコンピュータが教 えてくれます。つぎにコンピュータにRP装置という機械をつなげると,実際に回すことができるプラスチック製の コマが形になってでてきます。世界で1つの,自分で作ったかっこいいコマを回してみましょう。 C コース 光があたり,光を放つ-いろいろな蛍光の体験-(星野仁教授;工作室で実施) みなさん,明るく光る蛍光灯を知っていますね。"蛍光灯はなぜ光を発するのか"にとっても近い世界の体験を しましょう。いろいろな金属とある物質をまぜて紫外光をあてると,まったく新しい色の光が現れます。この光の 新しい色調を体験しましょう。
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