NHK名古屋ビデオクラブ 会報 所在地 〒461-8725 NHK名古屋放送局事業部内 2007年11月号 (10月31日発行) 発行責任:役員会 編集:坂 好治 10月例会 十月例会のビデオ講座 風景。正面中央こちら 向きが横尾部長 NHK名古屋ビデオクラブのホーム頁 http://ckvc.web.infoseek.co.jp お 知 ら せ ◆11月例会 日時:11月18日(第三日曜日)13:30から 会場:NHKセンタービル901号室 内容:作品鑑賞会(テーマ作品会) テーマは「水」 ビデオ講座「プロの作品に学ぶ」 出席34人 作品鑑賞会には10作品 10月のクラブ例会は21日午後1時半からNHKセンタ ービル901号室で開かれ、会員34人が出席した。 この日は、NHK報道部映像取材・横尾俊輔担当部 長による「ビデオ講座」のあと、作品鑑賞会では出 品10作品について講師の同・岸功志カメラマンから 講評を受けた。 ビデオ 横尾部長の作品に学ぶ 列島スペシャル 講 座 ※作品時間は3分以内。編集可。 ※作品テープは必ず頭だしで提出下さい。 ※当日の講師選定により 優秀3作品に賞品授与。 参加全員に参加賞贈呈。 ※多数出品下さい。 ◆クラブコンテスト 応募作品の受付開始 2007年度クラブコンテストの応募作品の受 付を11月例会日から開始します。 応募要項は6月号会報を参照下さい。 「備前焼 ブルゴーニュへ」 ※応募票は同封しました。確認下さい ∼ある陶芸作家の新しい挑戦∼ ビデオ講座で鑑賞した作品はNHKの番組 「列島スペシャル」で放映された「備前焼 ブルゴーニュへ∼ある陶芸作家の新しい 挑戦∼」で、60分番組。横尾部長が12年前 横尾部長 (岡山局在任中)にカメラマンとして取材・ 撮影して制作・放映されたもの。 内容はフランスの土を使い、フラ ンスでは焼き物の城と言われるラ ティ城の窯で、備前焼の手法で新 しい備前焼に挑戦する陶芸作家・ 山本出(いづる)さんの物語。 必要事項を記入の上、作品テープに添付して ください。 ◆12月以降の例会日 12月例会日=12月16日(第三日曜日) ※クラブコンテスト作品の応募締切日です。 ※作品鑑賞会=テーマは自由 1月の例会日=1月13日 (第二日曜日) ※作品鑑賞会=テーマは自由 ※例会終了後、新年懇親会を開催予定 ※2008年度の会員継続申し込みの受付開始 作品作りの決め手は事前の準備 作品を30分ほど鑑賞したあと、映像を見ながら撮 影に際しての心構えなどの解説を受けた。その中 で横尾部長が強調されたのは、「どんな撮影でも現場へ行く前に撮るもの をイメージして絵コンテを書くこと。どんなシチュエーションで、どんな サイズ・アングルで撮るか、その絵コンテに基づく絵を撮るためにどんな 機材が必要かを検討すること」というもの。 その上で絵コンテに書いたものは全部撮る。 ハプニングを見逃すな 同時に、現場で遭遇したハプニング(当初予 妥協せず一歩前へ出よ 想しなかったもの=これがアマビデオでのニ ュース)を見落とさない心がけが必要。このハプニングが作品に新鮮味を 出すことになる。また、大ロングを撮るために、アソコまで行けばいい絵 が取れる…と思ったら、そこまで行くことが肝要。途中で妥協してはいけ ない。辛いけど一歩前に出ること…それが結果的に良い映像に結びつく。 陶芸作家・山本 出さん ◆ニュースの一報はNHKへ TEL052-952-7233◆ E-Mail [email protected] −1− ︻上︼思い通りに出来た作品を手に喜ぶ 山本さ ん︻下︼その作品のひとつ=焼き物の味を表現す るためバックを意識的に緑にしたというカット 講座は、こ 焼き物の城 ラティ城 の作品を鑑賞しながら、横尾部 長から制作裏話や、撮影に当たっての心構えなど作 品作りに参考となる色々なアドバイスを受けた。 話題の映像は 「ほっとイブニング」へ タイトルは作品の顔… 内容とのミスマッチが目立つ 画面の構図について 解説する岸講師 10月例会の 作品鑑賞会 岸 講師 評 10月の鑑賞会に出品された作品評では、数作品についてタイトルと内容 のミスマッチ問題など、いくつかの問題点が指摘された。 ■タイトル(テーマ)に即して内容を絞れ■ 撮影した映像を出来るだけ使いたい…その心理はわかるが、それをすると 内容が散漫になりタイトルともそぐわなくなる。伝えたいものも伝わらな くなる。これは撮影に際して、事前に何を撮るのかがイメージされていないためで、現場では手当たり次第に撮 影して、編集はあとで考える…という姿勢のせいではないか?こうした姿勢は改めた方が良い。 ■狙いに沿って編集も絞り込め。カットを捨てる勇気も■ 狙いを絞って撮影しても、不要なカットがあるもの。そうしたカットは編集段階で勇気をもって捨てること。ま た、編集では時系列にカットを並べるのではなく、シークェンスの強弱をつけることも必要。 10月の鑑賞会作品 講評:岸 功志 講師 【お断り】作品の再生画面録画不良のため、今月は作品のワンカット写真の掲載が出来ませんでした。 タイトル 時間 作者 秋のはじまり 2:26 近藤 あい子 カットが短い。BGMのユッタリ感とあわない。 秋とは何かをイメージしてみよう。 曼珠沙華 2:46 川村 晴江 タイトルが曼珠沙華ならこれに徹したカット使い の構成にしたい。詰め込みは避けよう。 厳美渓寸景 4:40 尾関 慶四郎 渓谷美から団子屋場面への転換に一工夫を。団子 屋の場面では内容の深みが欲しかった。 ビクトリアの滝 2:10 山下 一郎 最初に見せた滝の凄さは迫力があるが、それに続 くほかのカットは、関連性が良く判らない。 きこりこ節 4:50 横井 新治 「きこりこ節」の説明部分より前の段階で演奏や 踊り場面が見たい。 エスパーニャカーニバル 4:10 大谷 和子 場所説明に工夫を。狙ったものを撮る時はカメラ を振らない。アングルやサイズ変化は良い。 発光ダイオード 4:58 青山 富美男 発光ダイオードの活用美を見せるのか、LEDの解説 ビデオなのか、作品の狙いがハッキリしない。 彼岸花と案山子 4:00 赤塩 慧至 タイトルと内容がミスマッチ。案山子だけに絞っ た作品作りの方が良かった。 養豚場をたずねて 3:50 細井 豊 漫画チックなタイトルやBGMで内容は面白い。 テロップ表示の時間が短く読みきれない。 ごほうび いただきます 3:37 小池 淑恵 映像と語りが合っている。途中では食感のコメン トがあるが、最後に食後の感想が欲しかった。 新入会員紹介 磯村宗治 桜井高義 細井豊 講評 9∼10月の例会日に3名の方がクラブに入会されました。 クラブの仲間としてよろしくお願いします。(敬称略) 【注】三氏の住所などは別紙で添付しました。名簿に追記下さい。 磯村 宗治 ビデオ暦:10年 使用PC=VAIO(プレミアプロ1.51) ビデオ作品を作成するには、撮影する時に編集を考 え、表現がはっきり出来るような撮影をしたい。 桜井 高義 ビデオ暦:1年 使用PC=NEC ビデオサークル活動を通じて、第二の人生を楽しく 過ごしてゆきたい。 細井 豊 ビデオ暦:5年 使用PC=MAC ビデオライフを充実させている諸先輩のご指導を受 け、映像美の楽しさを、残りの人生に活かしたい。 【編集後記】「アマチュアビデオクラブ」なら2番目、「ビデオクラブ」なら5番目●これは、インターネットの検索エンジン・Goog leで検索した時に「NHK名古屋ビデオクラブ」のHPが1頁目10項目の中に表示される順番(10月30日現在)●この順番が上位にある ほど、検索した人の目につき易いということ●この順番は、CKVCのHPを閲覧する人の多さや内容更新の頻度の高さなどで自動的に変 動する仕組み●4年半前に開設した当時は、陰も形も見えなかったこのHPもどうやら独り立ちした?●HPを見て入会した会員も数名 あり、多くの人が見ている証拠●ビデオクラブらしく会員の作品も多く公開したいが、キャパとの関係で、これは今後の課題?(坂) −2−
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