施工上の注意

施工上の注意
見本帳掲載頁順に表記しています。
■ 再生パルプ・木粉・とうもろこし・珪藻土
1頁 SW 5001・5002
再生パルプ
6頁 SW 5014〜5019
2頁 SW 5003・5004
再生パルプ・ビニル
6頁 SW 5020・5021
木粉
3頁 SW 5005
木粉・ビニル
6頁 SW 5022・5023
木粉・藁
7〜8頁 SW 5024〜5038
再生パルプ
4頁 SW 5006・5007
木粉・水性プリント
5頁 SW 5008〜5011
木粉
91頁 SW 5421〜5426
再生パルプ
5頁 SW 5012
とうもろこし
92頁 SW 5427
再生パルプ・ビニル
5頁 SW 5013
コルク
93〜94頁 SW 5428〜5431
再生パルプ・珪藻土
再生パルプ・オーロラチップ
自然素材壁紙は呼吸していますから、気温・湿度に影響を受けます。施工方法はビニル壁紙とは異なります。
必ず標準施工方法に基づいた施工をお願いいたします。下地は必ずシーラー塗布してください。
項
目
標準施工方法
不具合
ご注意
水のかかりやすい場所への使用は避ける。
自然素材のため、
ジョイント部に若干色差が生じる場合があります。
あらかじめご了承下さい。
パテ
下地材と同色のものを使用。
色ムラ
接着剤の配合
澱粉糊等の水を配合するタイプについては濃いめに。
糊つけ機に30分以上放置された壁紙は次の切りだしの際、糊ローラについている
部分の壁紙はカットする。
目スキ
しわの発生
下地調整
平滑にする。
シーラー
水分やアクを防ぐため、
シーラー処理は必ず行う。
採用するシーラーは原則としてエマルジョン型とする。
現場の状況から、やむを得ず溶剤型を用いる場合は、施主または現場管理者の承
認を得た上で行う。
シミ、膨れ、変色
養生
オープンタイム
折り曲げは避ける。重ね置きしない。
折れた部分は大きくたたみ壁紙が柔らかく熟むまで放置しておく。
折じわ発生
オープンタイム
相剥ぎ
試験張り
夏期
冬期
高温多湿10〜20分まで
低温低湿25〜35分まで
再生パルプ品は冬期、低温の場合、壁紙が固くなり折れた感じで出てくるが
オープンタイムをとると柔らかくなる。室内を暖めて施工する。
施工が容易になる
リバース施工
二巾を施工しジョイント部で色差がある場合、
リバース施工とする。
色ムラ
リバース張り対象品番
SW5008〜5011 木粉
SW5012 とうもろこし
SW5013 コルク
SW5022・5023 木粉・藁
壁紙張り
素材壁紙はゆっくり、たらしてのばす。
再生パルプ・珪藻土壁紙を天井に施工する際は特に折り曲げに注意。
表面の材料がとれる
撫でつけ
横方向に強くしごかない。
金ベラや硬いローラーの使用はしない。
目スキ
傷がつく
跡が残る
26
見本帳掲載頁順に表記しています。
項
目
パターン加工品
施工上の注意
標準施工方法
2頁
3頁
4頁
92 頁
不具合
SW5003・5004(再生パルプベース)
SW5005(木粉ベース)
SW5006・5007(木粉ベース)
SW5427(再生パルプベース)
必ず糊を付けた順番に施工する。柄合せは目線の位置で行う。
木粉ベースは伸縮があるためジョイント部で多少柄ズレの生じることがございます。
あらかじめご了承下さい。
ジョイント
ジョイント部にはジョイント補強テープを埋め込む。
切りつけ
カッターは15〜20°
の角度を保ってカットする。
石膏ボード表層紙を切り込まない。下敷きテープを使用する。
糊汚れ
表面に糊がついた場合、
きれいな布でたたくように素早く拭き取る。
表面が汚れた場合は水または薄めた中性洗剤をきれいな布につけ軽くたたくように落とす。
黄変
カビ発生
施工終了後
施工後急激な乾燥は避ける。
目スキ
張り替え工事
壁紙剥がし
素材壁紙を剥す場合はたっぷりと壁面に水打ちをして数十分後に剥がしてください。
または剥がし剤を使用する。
目スキ
■ 手漉き紙
10〜13頁 SW 5039〜5053
品質
●
●
●
●
●
裏打ち紙はありません。四辺は漉き放しになっています。
1枚1枚の色、厚み、風合いが異なります。均一でない素晴らしさがあります。
SW5052・5053 植物を漉き込んでいるタイプの商品は出入隅の施工は避けてください。
葉のシミや葉が欠けていたり落ちる場合がありますのでご了承ください。
自然素材100%の手造り品です。寸法誤差や風合いが現物見本と異なる場合があります。
あらかじめご了承ください。
規格
素材:ロクタ植物
寸法:45cm×45cm
単位:5枚1セット
重量:1枚30〜75g
m2当り140〜300g
防火:不燃・準不燃 直張りに限る 袋張りは非防火
施工費
1枚1枚手張りのため割高になります。
丁寧な下地調整の手間
事前調査を要す
技術と手間を要す
施工環境
クーラー・暖房は施工中、施工後使用禁止。
道具
水刷毛、糊刷毛(兎毛、豚毛、馬毛)
施工後の風合い
直張り…風合やや落ちる
袋張り…ほぼ現状の美しい風合
27
項
目
標準施工方法
不具合
現場採寸
現場を実測し、寸法を確認する。
張り作業計画の作成
割付:割付計画の確認
施工手順等の確認:作業の進行と張り方の細部の計画
割り付け
天地、左右の重ねしろで調整して割り付けする。
ジョイントの選択
重ね張りが基本です。重ねることで強度がアップします。
突付け張りの場合、約2mmは重ねる。
張り出し基準線
垂直・水平を求め、基準線をスミ打ちして出す。
下地基材面の検査
下地基材面の埃、汚れ、傷、記入物の有無。
コンクリート、
モルタル等は穴、不陸、凹凸、
アクの付着等。
ボード類は、下地への取付け状態、釘、
ビス等の頭、傾斜等の有無、
ジョイント部の目違
い、不陸、隙間、出隅入隅の状態等。
下地の乾燥状態は、水分計で測り8〜11%以下であること。
下地基材面の色違いの有無。
基材の吸水性
かび発生の恐れ、水や湿気についての室内環境
面の清掃
面の埃、汚れ、油脂分、異物など接着を妨げるものはきれいに取り除く。
防さび処理
下地面の釘、
ビス等の金属は、
さび止め用の防さび処理を行う。
除かび処理
消毒用アルコールまたは除かび剤を塗布・散布するなどして除かび処理を行う。
パテ
下地基材と同色調にする
色ムラ
シーラー塗布
下地へは必ずシーラー塗布をする
① 吸水性の調節
② 下地からのアルカリ、水分の滲出の防止
③ 下地表面の強化、安定化
④ 下地の色違いの修正
下地面に目立つ色違いがある場合、下地面にカラーシーラー等を塗布して均一な
色調に整える。
⑤ 張り替えの際の剥がし易さを確保する
剥げ落ちる
糊の性質の違い
ビニル壁紙用の糊はオープンタイムを長くとるためできるだけ乾燥を遅らせるようにつく
られた化学糊です。
逆に紙や襖用の糊は、速く乾燥する糊が適しています。
手漉き紙は澱粉100%の糊が適しています。特に下地が紙の場合に適しています。
下地基材によっては接着力の強度がある糊を使用することが必要です。
糊の配合
濃い目
糊の塗布量
多め
養生
オープンタイム
糊つけだめ禁止
1枚ずつ刷毛にて丁寧に糊づけして張る
しわ発生
28
見本帳掲載頁順に表記しています。
項
施工手順
目
標準施工方法
施工上の注意
不具合
① 全面に水を引く
② 全面に糊を引く
③ 下から上へと張っていく
下段を横に順次張り終えてから2段目を張る
④
2cm
③
ジョイント
カッターは不要。
2cmくらい重ね張りが基本。
割り付けの際重ねしろの多少で調整して全体を納める。
②
①
④
③
②
①
撫でつけ
ローラー・ヘラの使用禁止。
刷毛で空気を追い出すように丁寧に撫でる。
補修
葉が剥がれた場合(SW5052・SW5053)
出来るだけ薄いジョイントテープを手でち切って葉の上から張る。
または、
デンプン糊、木工用糊、
スティックタイプの糊等の接着剤を用いて補修する。
濃いめで少なく使用するのがコツ。
禁止
水が直接かかる場所は避ける。
施工中及び施工後冷暖房は絶対に避ける。
29
エアぶくれ
シミ・変色
剥がれる
■ 和紙
14〜20頁 SW 5054〜5101
施工方法はビニル壁紙とは異なります。
ビニル壁紙のような、均一製品を期待される場合には不向きです。あらかじめ和紙の特性をご理解いただき、材料を十分に確認
の上、施工をお願いいたします。施工後のクレームはお受け出来ない場合があります。
必ず標準施工方法に基づいた施工をお願いいたします。
自然素材のため、
ジョイント部の色差や風合いに多少の差がございます。
SW5060〜5075藁が落ちることがあります。あらかじめご了承ください。
項
目
標準施工方法
不具合
シーラー
コンクリート・合板下地の場合、水分やアクを防ぐため、
シーラー処理は必ず行う。
接着剤の配合
濃い糊。
接着剤の塗布量
多め。
オープンタイム
約10分
折り曲げ
出来るだけ大きくたたむ。
折じわ発生
試験張り
2巾を施工しジョイント部で色差がある場合、
リバース施工とする。
色ムラ
撫でつけ
横方向に強くしごかない。
目スキ
切りつけ
下敷きを使用し、下地を傷つけない。
目スキ
ジョイント
ジョイント部にはジョイント補強テープを埋め込む。
目スキ
糊汚れ
固く絞ったスポンジで軽く拭きとる。
黄変、
かび発生
施工終了後
施工後急激な乾燥は避ける。
目スキ
粘着テープ
粘着テープの使用は避ける。
表面層の剥がれ
シミ、膨れ、変色
■ 紙布
21〜28頁 SW 5102〜5136
項
目
標準施工方法
ご注意
水のかかりやすい場所での使用は避ける。
紙布は自然素材のため、寸法誤差や現物見本と異なる場合があります。
葛布は収穫時期により材料にバラつきがあり、色違いが生じることがありますので、
あら
かじめご了承ください。葛布は施工前に試験張りしてください。
接着剤の配合
濃い糊。
接着剤の塗布量
多め。
不具合
相剥ぎ
30
見本帳掲載頁順に表記しています。
項
目
施工上の注意
標準施工方法
不具合
下地調整
平滑にする。
シーラー塗布
必ず行う。
シミ、膨れ、変色
養生
オープンタイム
折り曲げは避ける、重ね置きしない。
オープンタイム 10〜15分
折じわ発生
目スキ
撫でつけ
柔らかい撫刷毛で丁寧に行う。
金ベラや硬いローラーの使用は避ける。
ほつれ、傷がつく
跡が残る
切りつけ
カッターは15〜20°
の角度を保ってカットする。
石膏ボード表層紙を切り込まない。下敷きテープを使用する。
目スキ
壁紙張り
葛布は、同一ロットで、製造番号順にリバース張施工をする。
表面に糊がついた場合、
きれいな布でたたくように素早く拭き取る。
黄変
施工後急激な乾燥は避ける。
目スキ
施工終了後
■ 織物
29頁 SW 5137〜5139
不織布
32頁 SW 5153・5154
30頁 SW 5140〜5142
麻織物
33〜42頁 SW 5155〜5199
31〜32頁 SW 5143〜5152
項
麻織物
織物
レーヨン織物
目
標準施工方法
不具合
ご注意
水のかかりやすい場所での使用は避ける。
織物はリピートに多少の誤差が生じることがあります。
織物は、糸の伸縮やジョイント部での光沢差が発生しますので、
あらかじめご了承ください。
パテ
下地材と同色のものを使用する。
接着剤の配合
濃い糊。SW5143〜5152 レーヨン織物は標準の濃さ。
接着剤の塗布量
多め。SW5143〜5152 レーヨン織物は少なめ。
下地調整
平滑にする。
シーラー塗布
必ず行う。
シミ、膨れ、変色
養生
オープンタイム
折り曲げは避ける、重ね置きしない。
オープンタイム 10〜15分
SW5143〜5152 レーヨン織物はオープンタイム30分。
折じわ発生
目スキ
後伸びによるしわ
撫でつけ
丁寧に行う。
金ベラや硬いローラーの使用は避ける。
ほつれ
傷がつく
跡が残る
切りつけ
カッターは15〜20°
の角度を保ってカットする。
石膏ボード表層紙を切り込まない。下敷きテープを使用する。
目スキ
壁紙張り
表面に糊がついた場合、
きれいな布でたたくように素早く拭き取る。
黄変
施工終了後
施工後急激な乾燥は避ける。
目スキ
色ムラ
31
■ 塗装用クロス
44頁 SW 5200〜5209
シンコールの塗装仕上げクロスは専用基布に専用塗料を塗布することにより
不燃、準不燃の防火性能を取得できます。
専用基布(商品名)
Pライン
材質/ガラス繊維
項
目
不燃
準不燃
専用塗料(商品名)
ペンコートS♯100
材質/水性エマルジョン塗料
標準施工方法
不具合
施工前に
施工前に下地基材の防火性能を確認。
施工前に下地基材が充分に乾燥していることを確認。
極端な柄曲がりがないことを確認。
下地調整
下地基材にパテ、
シーラー処理が、表面の凹凸段差がなく平滑に仕上がっていること
を確認。
接着剤
必ずJIS A 6922の品質に合格したもの、
もしくはこれと同等以上のものを使用。
防火
接着剤の塗布量
接着剤の使用量は60g/m2以下(固形換算量として)。
防火
塗装
毛羽立ちを抑えたいところや、滑らかな感触にしたいところは1回目の塗装の乾燥後、
サ
ンドペーパーで下地表面を軽く研磨してから2回目を塗装する。
施工終了後
クロス張りに仕上がり面の浮き、剥がれ、
ジョイント不良、毛羽立ちがないことを確認。
防火
浮き、目スキ
仕上不良
単冊見本帳もございます。
■ オレフィン・不燃・汚れ防止
45〜46頁 SW 5210〜5217
オレフィン樹脂が主原料の環境にやさしいエコ壁紙
ホルムアルデヒドは検出限界以下です。
可塑剤は使用していません。
燃やしても煙の量は少ない。
オレフィン壁紙とは
ポリオレフィン系の水性エマルジョン樹脂を使用している壁紙です。ポリオレフィン樹脂とは、代表的なものにポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)が
あります。この樹脂は、食品保存容器など、食品に直接触れるものから肌に触れるものまで幅広く使用されています。
項
目
標準施工方法
パテ
下地材と同色のものを使用する。
接着剤の配合
濃い糊。
(酢ビ系接着剤入り)
不具合
色ムラ
32
見本帳掲載頁順に表記しています。
項
目
施工上の注意
標準施工方法
不具合
接着剤の塗布量
多め。
下地調整
平滑にする。
シーラー塗布
必ず行う。
シミ、膨れ、変色
施工時間
20分以内。
折じわ発生
折り曲げ
折り曲げは避ける、重ね置きしない。
折じわ
ジョイント
石膏ボードの表層紙を切り込まない。下敷きテープを使用する。
目スキ
糊汚れ
早く拭き取る。
黄変
施工終了後
急激な乾燥は避ける。
目スキ
■ 汚れ防止品
該当商品は機能別品番一覧表13頁をご覧ください。
項
目
標準施工方法
不具合
接着剤の配合
濃い糊。
(酢ビ系接着剤入り)
下地調整
平滑にする。
折り曲げ
折り曲げは避ける、重ね置きしない。
折じわ
切りつけ
石膏ボードの表層紙を切り込まない。
下敷きテープを使用する。
目スキ
出入隅
圧着する。
浮き
条件
冬期は室内を暖めて施工する。
剥がれ
施工終了後
急激な乾燥は避ける。
剥がれ
目スキ
■ 表面強化品
該当商品は機能別品番一覧表13頁をご覧ください。
項
目
標準施工方法
不具合
接着剤の配合
濃い糊。
折り曲げ
折り曲げは避ける、重ね置きしない。
折じわ
ジョイント
特に濃い糊で圧着する。
目スキ
出入隅・入隅
特に濃い糊で圧着する。
浮き
33
■ 再生パルプ
91頁 SW 5421〜5426
再生パルプ
93〜94頁 SW 5428〜5431
92頁 SW 5427
再生パルプ・ビニル
再生パルプ・オーロラチップ
価格表26頁 再生パルプの 施工上の注意 をご参照ください。
■ ビニル チップ加 工 品
95〜96頁 SW 5432〜5439
項
目
標準施工方法
不具合
ご注意
チップ加工品は若干の伸縮があるため、多少の柄ズレが生じることがあります。
また、素材の性質上、濃色のものは引っ掻きなどによる跡が目立つ場合があります。
あらかじめご了承ください。
柄合せ
目線の高さで柄合せする。
柄ズレ
撫でつけ
柔らかい撫刷毛で丁寧に行う。
金ベラや硬いローラーの使用は避ける。
跡が残る
■ メタリック・ホイル ベース
104頁 SW 5462・5463
109頁 SW 5486・5487
106頁 SW 5468〜5471
110頁 SW 5488・5489
項
目
112頁 SW 5498
標準施工方法
不具合
接着剤の配合
濃い糊。
(酢ビ系接着剤入り)
接着剤の塗布量
多め。
下地調整
平滑にする。
養生
折り曲げは避ける、重ね置きしない。
折じわ発生
撫でつけ
アルミ蒸着ベースのため柔らかい撫刷毛を使用する。
金ベラや硬いローラーの使用は避ける。
傷がつく
跡が残る
切りつけ
カッターは15〜20°
の角度を保ってカットする。
石膏ボード表層紙を切り込まない。
目スキ
壁紙張り
表面に糊がついた場合、
きれいな布でたたくように素早く拭き取る。
黄変
施工終了後
施工後急激な乾燥は避ける。
目スキ
34
見本帳掲載頁順に表記しています。
施工上の注意
■箔
105頁 SW 5466
項
目
標準施工方法
不具合
ご注意
箔は左右に若干の色ムラが生じる場合がある。
接着剤の配合
濃い糊。
接着剤の塗布量
多め。
水びき
裏面に水びきしてから約10分後に糊付けをする。
下地調整
平滑にする。
養生
オープンタイム
折り曲げは避ける、重ね置きしない。
オープンタイム5〜10分
折じわ発生
撫でつけ
金属箔のため、柔らかい撫刷毛を使用。
表面を過剰に摩耗すると、
メタリック感にムラが生じることがある。
金ベラや硬いローラーの使用は避ける。
ムラの発生
傷がつく
跡が残る
切りつけ
カッターは15〜20°
の角度を保ってカットする。
石膏ボード表層紙を切り込まない。
目スキ
壁紙張り
表面に糊がついた場合、
きれいな布でたたくように素早く拭き取る。
黄変
施工終了後
施工後急激な乾燥は避ける。
目スキ
■ メタリック・ホイル ベース
106頁 SW 5468〜5471
価格表34頁 メタリックホイルベースの 施工上の注意 をご参照ください。
35
■ 紗張り・オーロラチップ
107〜108頁 SW 5472〜5483
項
目
標準施工方法
不具合
ご注意
壁紙の特性上施工時に多少オーロラチップが落ちる場合がありますのでご了承ください。
接着剤の配合
濃い糊。
接着剤の塗布量
多め。
下地調整
平滑にする。
養生
オープンタイム
折り曲げは避ける、重ね置きしない。
オープンタイム 10分前後
折じわ発生
撫でつけ
金ベラや硬いローラーの使用は避ける。
傷がつく、跡が残る
ジョイント
ジョイント補強テープを埋め込む。石膏ボード表層紙を切り込まない。
目スキ
壁紙張り
表面に糊がついた場合、
きれいな布でたたくように素早く拭き取る。
黄変、カビ発生
施工終了後
施工後急激な乾燥は避ける
目スキ
■ メタリック・ロータリースクリーン印刷
109頁 SW 5484・5485
項
目
標準施工方法
不具合
ご注意
SW5485 濃色のため引っ掻きなどによる跡が目立つ場合があります。
あらかじめご了承ください。
接着剤の配合
濃い糊。
養生
大きくたたみ、上積みは避ける。
下地調整
平滑にする。
撫でつけ
柔らかい撫刷毛を使用。
金ベラや硬いローラーの使用は避ける。
傷つく
ジョイント
粘着力の強すぎるジョイントテープは使用しない。
傷つく
折じわ発生
■ メタリック・ホイル ベース
109頁 SW 5486・5487
112頁 SW 5498
110頁 SW 5488・5489
価格表34頁 メタリックホイルベースの 施工上の注意 をご参照ください。
36
見本帳掲載頁順に表記しています。
施工上の注意
■ モールドウォール
125〜126頁 MW 71〜93
出入隅へ巾木、笠木を施工する場合
上部壁紙
壁紙の上から笠木を
張らないでください。
必ずドライヤーで温めて柔軟性を持たせてから張ってください。
特に冬期、低温、寒冷地では注意してください。
巾木、笠木は強く折り曲げると白化や表面のフィルムにシワの
入ることがありますのでご注意ください。
笠木は腰壁に約5mm
重ねて施工します。
入隅 … 裏面に切り込みを入れる
床からの高さは85〜95cmを
目安にしてください。
表面層を残して裏面に垂直に切り込み
を入れてください。
腰壁
裏 面
腰壁は壁面下部(床)
まで張り、
その上に巾木を張ってください。
床 面
ソフト巾木は下部を三角形に1mm
切り込むと納まりが良くなります。
腰壁の施工
出隅 … 裏面を削る
モールドウォールの裏の面を薄く削り取ると出隅のふくらみが押さ
えられます。
商品の品番、色柄、数量をご確認ください。
腰壁は横張り専用です。
下地材のジョイント部は必ずパテ処理してください。
酢ビ系接着剤を入れた濃い糊にしてください。
通常の壁紙に比べモールドウォールは重量がありますので必ず糊
の塗布量を多めにしてください。
(自動糊付け機をお勧めします。)
裏 面
折りたたむ際に商品の柄目地のところで折りたたんでください。
スムーズに折れます。
モールドウォールの裏の面を薄く削り
取ると出隅のふくらみが押さえられます。
モールドウォールの表面や不要な個所へ付着した接着剤は後日、
黄変しますので素早く拭きとってください。
壁紙の上に張るのは避けてください。
壁紙を剥がしてから下地に直接張ってください。
コンクリート、モルタル下地に直張りする場合
下地の埃、汚れ、油脂分、穴、不陸、凹凸、
アクの付着を除いてくだ
さい。
リフォームなど下地条件が悪い場合には必ずシーラー処理をした
上で状況に応じて接着剤の配合率を変えてください。通常、
でん
ぷん系接着剤に対し、酢ビ系接着剤を10〜20%加えるのに対し、
下地条件が悪い場合には酢ビ系接着剤の配合率をさらに多くし
てください。
釘、
ビス等の金属は防さび処理を行ってください。
下地の乾燥状態は、水分計で8〜11%以下であることを
確認してください。
吸水性の調節
下地からアルカリ、水分の惨出の防止。
下地表面の強化、安定性。
下地の色違いの修正。
巾木、笠木の施工
モールドウォールの見切り材は笠木で兼用です。
接着剤は巾木糊(酢ビ溶剤系)
、
ゴム系速乾性接着剤をご使用ください。
笠木は壁紙を張る前に下地材に直接張ってください。
張り替え時の剥がし易さを確保するため、下地は必ずシーラー塗布
をしてください。
ゴム系速乾性接着剤の場合、材料と下地の両面に
塗布しローラーで圧着してください。
壁面がボード下地、柱がコンクリート下地など異なる下地の場合に
は、
ジョイント施工してください。
接着剤を多量に使用する場合は
「火気厳禁」
「立入禁止」の表示を行ってください。
施工後のご注意
施工直後の急激な乾燥は目スキの原因となりますので控えてください。 施工後1週間程度換気を行ってください。
腰壁の残材を焼却しないでください。燃やすと塩化水素ガスが発生し目、粘膜等を刺激しますのでご注意ください。
施工後の腰壁の残材を産業廃棄物として処理する場合には、許可を受けた産業廃棄物処理業者に処分を委託してください。
少量の残材を一般廃棄物(家庭ゴミ)
として処理する場合には市町村条例に基づき処理してください。
37
■ ウインドーフィルム
127頁 SW 5543
防犯対策フィルム
1. 汚れを落とす
128頁 SW 5544〜5551
200ccの水に中性洗剤を2〜3滴
の割合で混ぜた水溶液をガラスに
スプレーし、
ゴムベラで汚れを取り
除きます。更に水溶液をもう一度
ガラス面に充分スプレーします。
ウインドーフィルム
4. カッターで切り落とす
張り終えたら、
シートの余分な部分はカッティングメジャーをあてカッ
ターで切り取り、
もう一度全体をゴムベラで充分に押しあて張りつ
けます。
1mm
2. カットして貼る
シートを張る面より1〜2cm大きめにカットし、
保護フィルムをはがしながら糊面に水溶液を
まんべんなくスプレーします。
ガラスにシートの糊面を
合わせて張ってください。
5. つなぎ合わせ
つなぎ合わせは2cm程重ねて張り、重なった中央にカッティングメ
ジャーをあてカッターで重ね切りし、余分なシートを取り除きつき合
わせてください。更にもう一度ゴムベラで張りつけます。
3. 水と空気を出す
張る位置が決まりましたらシート
表面にスプレーし、軽く手でシ
ートを押さえゴムベラで中央か
ら上下・左右に水と空気を押し
出し張りつけます。
断面図
取り除く
ワンポイントアドバイス
気泡ができた場合は針またはカッターの先で穴をあけ、
ゴムベラで空気を押し出してください。
張った直後は、
ガラスとシートの間に水が残っているのでしばらく触れないでください。24時間放置しますと完全に接着します。
お手入れ方法
シート表面の汚れは、中性洗剤を含ませた柔らかい布で拭き取ってください。
乾拭きしたり、
みがき粉等をご使用になりますとシートにキズがつきますので避けてください。
ご注意
ガラスフィルムは飛散防止効果もありますが、条件によりガラスの飛び散る場合もございます。ひび割れたガラスに施工するとガラスの破片でけがの恐れがあります
ので施工しないでください。ガラス以外に施工すると気泡が出来たり糊が残る可能性があります。低温(5℃以下)
または高温(35℃)以上の場合での施工は避けて
ください。ガラスにひびが入る恐れがありますので熱線吸収ガラス・二重ガラス・複合ガラスなどの特殊なガラスへの施工は避けてください。屋外での使用や、平滑で
ないガラスへの施工はできません。切れの悪いカッターをご使用になりますとガラスにキズをつけますので、
よく切れるカッターをご使用ください。不要になりました保護
フィルムはスベリ易いのでご注意ください。圧着が不足していますと気泡が残る場合があります。またゴミ等がシートとガラスの間に入りますと気泡の原因となりますの
でご注意ください。張るときに水を使いますので、防水及び汚れ防止のため床にシート等を敷いて作業を行ってください。
はがし方
よく切れるカッターで5cm間隔にシートを切り、
シート面に水と中性洗剤を1:1の割合で混ぜた水溶液をスプレーします。その上に新聞紙をあてがい、更にスプレーし、
約30分後にゆっくりとはがします。ガラス面に糊が残った場合は、糊に水溶液を充分吹き付け市販のスクレイパーカッターで削ぎ落とします。
38
見本帳掲載頁順に表記しています。
施工上の注意
■ 防塵クロス
129頁 SW 5552〜5557
●
特殊処理により静電気を抑え防塵効果があります。
効果は半永久的に持続します。
●
安全性に優れ衛生上も安心です。
特殊防塵加工層
●
同色の防塵ジョイントテープがございます。
(粘着加工)
防塵ジョイントテープは組み合せる壁紙と同色で製造されていますが、
特殊防塵、
帯電防止処理塩ビ層
●
構造
裏打紙
照明の反射などによって、色が異なる場合がございます、
ご了承ください。
項
目
標準施工方法
下地調整
平滑にする。
シーラー
コンクリート・硅酸カルシウム板の場合、
シーラー処理を行う。
接着剤の配合
濃い糊。
接着剤の塗布量
150〜180g/m2
オープンタイム
5〜15分
ジョイント
左右を3cm重ね張り。
防塵ジョイントテープ
防塵クロス乾燥後(1日)
防塵ジョイントテープをローラーで圧着する。
糊汚れ
水または温水で直ちに拭きとる。
不具合
3cm
防塵ジョイントテープ
乾燥不十分な
場合エア膨れ
糊は乾燥後取れない
■ 北欧アートクロス
130〜136頁
ご依頼いただいた寸法(高さ)に分割された状態で納入いたします。
ベースは5種類ございます。
ベースA
再生パルプ
価格表26頁 再生パルプの 施工上の注意 に準じた施工をお願いします。
ベースB、C ビニル
一般ビニル壁紙の施工と同様です。
ベースD
オレフィン
ビニルと比べ、表面がやや弱いため、丁寧な施工をお願いします。
オープンタイムは15〜20分。
糊付け後は大きくたたみ重ね置きは避けてください。
ベースE
透明フィルム 価格表38頁 ウィンドーフィルムの 施工上の注意 に準じた施工をお願いします。
●
一般のウィンドーフィルムより厚みがあるため、水抜きはゴムベラにて念入りにしてください。
●
樹脂系のヘラはキズが残る場合があるため避けてください。
●
スプレーする水溶液は水400ccに中性洗剤を2〜3滴の割合いで混ぜ(一般のウィンドーフィルムの場合より
●
広い面積に施工する場合は、
あらかじめカットしておき、
ガラス面上での重ね切りは避けてください。
●
ジョイント部にはごくわずかなスキをとるようにしてください。
(髪の毛1本位)
●
突き付けの場合、
フィルムの膨張によりジョイント部に不具合が生じる事があります。
薄めにする。)
スプレーする量は少なめにしてください。
39
■ 掲示板クロス
137〜138頁 ベルエース、クリーンエース、エコセーフ、マグエーススーパー、ライトウォール
掲示板用途でプッシュピンを使用される場合は、下地に9mm以上の合板をご使用ください。
一般クロスに比べ2〜10倍の重さがありますので取り扱いや施工にご注意ください。
● 布裏
(メリヤス)/紙裏とも施工方法は同じです。
● 向う糊、
糊付け機の使用も可能ですが、事前の試験張りをお願いします。
●
●
項
目
標準施工方法
保管
平らな場所に必ず横積み(俵積み)する。
井桁積み、縦置きは不可。
下地
9mm以上の合板を使用(プッシュピンを使用する場合)。
接着剤の配合
壁紙用糊 7:3 酢ビ系糊
マグエーススーパーは壁紙用糊 5:5 酢ビ系糊
切りつけ
ジョイントは重ね切り施工をする。
不具合
置き癖
単冊見本帳もございます。
メンテナンス 汚れが著しい場合は薄めた中性洗剤で拭き取り、洗剤が残らないように水拭きした後、乾いた柔らかい布で、乾拭きしてください。
■ 硬質ビニルタックシート
139〜147頁
見本帳140頁をご参照ください。
単冊見本帳もございます。
■ 天然木化粧シート
148頁 ナラ柾目、
タモ柾目、
シルバーハート柾目、
マコレ柾目、
チーク柾目、
マホガニー柾目、
ナラ板目
ご案内
天然木のため製造ロットやサイズによって木目の色、柄が異なります。必ず同ロット、同サイズの製品をご使用ください。
施工上の注意
下地は平滑にし、必ず専用接着剤をご使用ください。施工マニュアルを用意いたしております。
単冊見本帳もございます。
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