「剣を捨てる物語」仕様書 1.世界設定 2.年代設定 3.キャラクター設定

「剣を捨てる物語」仕様書
「剣を捨てる物語」仕様書
1.世界設定
2.年代設定
3.キャラクター設定
4.物語音楽プロット
5.その他
1
1.世界設定
時代:主に西暦1690?~1716(スペイン継承戦争の時代に起こった、架空の乱世時代の話を描く)
舞台:主にオーストリア・イギリス、フランス、ドイツの話が多い
活動範囲:ヨーロッパ全土
上位の人:王、ルイ14世を中心とした各国の王、軍
下位の人:平民層
主要な味方;
ヴァイオリンカッター(主な主人公)(オーストリア)(ヴァイオリン)
リトルネッロ(主なヒロイン)(オーストリア)(楽器総合・指揮)
シリル ナッセン「サウザンド・ウォーリアー」(主な脇役)(イギリス)(バス)
テルシェ ナッセン(シリルの妹)(イギリス)(アルト)
フローラ ナッセン(イギリス)(フルート)
イヴァン(チェコ)(人形劇・演出)
メッセ(ドイツ)(テナー)
ドマーニ(スイス)(ソプラノ)
タッデオ(スイス)(打楽器全般)
主要なかつ移動範囲に住む人数:データ未調査
言語・通貨単位
各国の当時の設定を使用が理想
政治体制:王政・専制政治・議会制など各国の当時の文化に基づく
代表的文化
ルネサンスやバロック音楽
代表武器と生産物
剣
農作物
欠落・不満
戦乱の時代への不満
おもな歴史
別資料年表を参照
地図
省略
社会的階層
フランス王>王>軍>平民
2
2.年代設定
この時期のイタリアの
作曲家たち、たとえば
ドメニコ・スカルラッティ
(1685年 - 175 7年)、
ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ
(1698年 - 177 5年)、
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ
(1710年 - 173 6年)、
年代
歴史メモ
ドメニコ・アルベルティ
(1710年頃 - 174 0年
)
1690年代
ロマーヌ闘争 ソール(9)
(1690)英VS仏
↓
1700 現実:スペイン継承戦争
↓
↓
↓クリストフォリがフォルテピアノを製作。↓
↓
1701
↓
シラトリ闘争
国を落とす(23)
↓
○英軍VS仏×
↓
1702
↓
娘(6)を授かる
↓
↓
1703
↓
↓
↓
↓
1704
↓
↓
↓
↓
1703
↓
↓
↓
↓
1704
↓
↓
↓
↓
1705
↓
(母が亡くなる)
↓
オーストリアへ
1706
↓
テルシェ(29)と娘(12)ソール(30)
↓
アルトとフルート
バス
1707
↓
↓
1708
↓
↓
1709
↓
↓
1710
↓
↓
1711
↓
テルシェ(34)と娘(17)ソール(9)
↓
1712
↓
↓
1713
↓
↓
1714
ヨーロッパ和平へ
主にオレンジの部分を作品化
(古典派・ロマン派と旅の物語を除く)
エスニル(1698)
チェコ
人形劇
ヴァイオリンと剣
カッター(21)リトルロ(19)
○オーストリアVS仏軍
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
大移動劇団と剣 カッター(27)リトルロ(25)
オーストリア
ヴァイオリン
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
カッター(32)
1715 フランス国王ルイ14世が没す、曾孫のルイ15世が即位。
テルシェ(38)と娘(21)ソール(39)
カッター(36)リトルロ(34)
1716
カッター(37)没。オーストリア
カッターの子供(0)音楽学校へ
イギリスへ帰る
1717
1718 四カ国同盟戦争。
↓
1719 ↓
↓
1720 ハーグ条約が結ばれて戦争は終結
エスニル(30)
エスニル(34)
チェコへ帰る
メッセ(28)
メッセ(32)
ドイツへ帰る
トゥモロー(12)
トンネル堀り(13)
母国救出(14)
オーストリアへ(15)
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
トゥモロー・ナック(19)
ソプラノ・トランペット
トゥモロー・ナック(24)
トゥモロー・ナック(28)
女児(0)音楽学校へ
↓
↓
↓
トゥモローの子(3)
↓
↓
↓
トゥモローの子(5)
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
ナタディア(仮)(23)
カッターの子供(2)
↓
↓
↓
ソール(44)
カッターの子(4)
↓
1721
↓
1722 バッハが平均律クラヴィーア曲集第1巻を作曲
↓
メッセ(39)
1723 ヴィヴァルディが『四季』を作曲。
↓
1724
↓
1725 イタリアのオペラやカンタータ、オラトリオの分野ではアレッサンドロ・スカルラッティ死去(1660年
↓
- 1725年)
1726
↓
1727
↓
1728
↓
1729
↓
1730
↓
1731
↓
1732
↓
1733 フランソワ・クープラン(1668年 – 1733年)はフランスにおけるコレッリ様式の擁護者のひとりであり、多くのトリオソナタを残している
↓
1734
↓
1735
↓
1736
ゴーシェン(仮)(22)
1737
↓
1738
↓
1739
↓
1740
↓
1741 アントニオ・ヴィヴァルディ死去(1678年 - 1741年)
↓
1742
↓
チェコのボフスラフ・チェルノホルスキー死去(1684年
メッセ(58)
– 1742年)
1743 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団設立
↓
バッハが平均律クラヴィーア曲集第2巻を作曲
1744
↓
1745
ゴーシェン(31)
ナタディア(32)
1746
ゴーシェンとナタディアの子(0)
1747
「古典派・ロマン派と旅の物語」
3
ソール(42)四か国同盟戦争へ参加
エスニル(14)
↓
↓
↓
↓
リトグラフ闘争
↓
英軍VSスペイン
オーストリアへ(19)
↓
↓
↓
↓
メッセンジャーと剣 メッセ(18)
○英
↓
○独VS仏
↓
↓
↓
↓
↓
↓
オーストリアへ(20)
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
エスニル(25)
メッセ(23)
演出
テナー
剣を捨てる物語
↓
↓
↓
↓
↓
ヨーロッパ和平へ
↓
ヘンデルの架空歌劇と競演
各地を旅して
和平を求める
ドイツ
ドイツ
イギリス
イギリス(4重弦楽団が仲間に)
楽団が仲間に)
フランス
フランス(5重金管楽団が仲間に)
イタリア
イタリア(オーケストラ楽団が完成)
オーストリア
オーストリア音楽学校
剣を捨てる物語を捨てる物語 イギリス?
↓
↓
↓
↓
3.キャラクター設定
■1st 反動の悪魔と剣
シリル・ナッセン(少年)(変更予定)
Cyril knussen
イギリス人。
軍人「初代サウザンドウォーリアー」の孫。
農家の息子。父と母が兵士の家から派生した農家。
・中学生くらいの少年
・厳しさのなかにもやさしさを持った少年
シリル 《男性名》.
サウザンド・ウォーリアー(シリル・ナッセン)(男性)
knussen
・大柄の剣士
・普段はクールだが情熱的な面も見せる
テルシェ・ナッセン(シリルの義理の妹)(女性)(変更予定)
Telsche knussen
イギリス人。
もともとはシリルの親友だったが、
両親が戦乱で死んで、その後ナッセン家の養女に。
・かわいらしい感じ
・思いを秘めている
・できればクラシックよりな声
フローラ ナッセン(テルシェの養子)(変更予定)
Flora knussen
フローラ 《女性名》.
【ローマ神話】 フロラ 《花の女神》.
[ラテン語 flōr‐, flōs 「花」から]
4
3.キャラクター設定
■2nd ロマーヌ闘争の物語
アレクシス ダルヴィマール(男性)
Alexis Dalvimare
フランス人。
・直接戦うことのできる戦士タイプの軍人。クーデターを起こせるくらいの地位・仲間
。
・イケメンボイス
・感情的
■ギリシャ語 alexein (語意 to deffend) から派生した名。 Alexander (♂) 等,前半要素に alexein 由
来の語を持つ人名の短縮形から出来たともされている。
▼Alexis は本来男性形だが,女性にも使用される。Alexandra (♀) の短縮形とみなされての使用も
あるらしい。
(有名なダルヴィマールという姓の人物)
ピティナ・ピアノ作曲家事典
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ダルヴィマール
【英】:Dalvimare, Martin-Pierre
[フランス] 1772~1839
(有名なアレクシスという名前の人物メモ)
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
アレクシス
Alexis
[生]前 375 頃.ツリオイ,ルカニア
[没]前 275 頃
ギリシアの中喜劇の代表的な作家。一部新喜劇に属する。ツリオイの出身ではあるが,
アテネを中心に活躍した。メナンドロス (ミリンダ) 王のおじといわれる。ギリシアの
倫理学者で伝記作家のプルタルコスによれば,106 歳まで生き,舞台の上で死んだとされ
ている。
5
ロマーヌ セルトン(女性)
Romane Certon
フランス人。
有名な家の出身。
・クラシックよりな声で歌う高貴な歌い手
・素朴な感じ
・言いたいことははっきりいうタイプ
・現実世界のピエール・セルトンの家と親類という設定
(セルトンという苗字の人物)
ピエール・セルトン(Pierre Certon, ? - 1572 年 2 月 23 日)は、ルネサンス時代のフラ
ンスの作曲家。ジョスカン・デ・プレやジャン・ムートンより後の世代の代表的作曲家
のひとり。フランス語シャンソンの発展に影響力を及ぼした。
初代サウザンド・ウォーリアー(シリルの祖父が若かった頃)
イギリス人。
・冷静でクール
・自分にも他人にも厳しい性格
6
3.キャラクター設定
■3rd 大移動楽団と剣
アレクシス クープラン「ヴァイオリンカッター」(男性)
Alexis Couperin
フランス系イギリス人。
・すらっとした長身の元戦士のヴァイオリニスト
・やさしい青年
・まじめ
・家族は戦争でばらばらに散らばる。
(クープランという苗字の有名人)
フランソワ・クープラン(クプラン、Francois Couperin 発音例, 1668 年 11 月 10 日 パリ
- 1733 年 9 月 11 日 同地)は、バロック時代のフランスの作曲家。
多くの音楽家を輩出したクープラン家の中でも特に有名な人物であり、「大クープラン
Couperin le Grand 」として知られる[1]。日本では、特に断ることなくクープランとい
う場合、ふつうはフランソワ・クープランのことを指している。
アレクシの兄「偽物ヴァイオリンカッター」として登場(3rdアルバムでは語られない)
(詳しくは古い資料の中にボイスドラマ案が存在)
・生きるためならなんでもする悪者。
ロマーヌ ネグラオ(リトルネッロ)(女性)
romane Negrao
フランス系イギリス人。
「リトルネッロ」のあだ名で呼ばれる。
・小柄で先生を目指す温和な女性
・落ち着いている
リトルネッロ形式(リトルネッロけいしき 伊:Ritornèllo)は、西洋音楽の楽曲形式
の一つ。
バロック時代の協奏曲に多く見られた形式で、リトルネッロと呼ばれる主題を何度も挟
みながら進行する。ロンド形式と類似しているが、ロンドの場合にロンド主題が毎回同
じ調(主調)で奏されるのに対し、リトルネッロ形式では、楽曲の最初と最後以外は主
調以外の調で奏される。また協奏曲では、リトルネッロを全合奏で、リトルネッロに挟
まれた部分を独奏楽器(群)が奏する。
7
イヴァン(少年)
チェコ人。
・呪われた過去をもったが今は解き放たれた人形遣い
・少年声の青年
・普段は心が広く明るいが、潔癖症でまじめすぎる一面あり
シリル
テルシェ
フローラ
8
3.キャラクター設定
■4th 人形遣いの物語
語り部(女性)
・暗くクールな感じ
歌い手(少女)
・悲痛な歌を歌う
イヴァン ヴァイヴァノフスキー(人形遣いの少年)
Ivan Vejvanovský
・無邪気
・無知
イヴァン、イヴァーン(キリル文字表記:Іван, Иван;ローマ字表記:Ivan, Iwan)は、東・
南スラヴ諸語の男性の名前。東スラヴ人の名前としては一般的な名前である。イワン、イオアンとも
表記。
キリスト教の聖人であるヨハネに由来する名前である。
(ヴァイヴァノフスキーという苗字の人物)
パヴェル・ヨセフ・ヴェイヴァノフスキー(Pavel Josef Vejvanovský, 1633 年ごろ モ
ラヴィアのフクヴァルディ - 1693 年 6 月 24 日 クロミェジーズ[Kroměříž])はボヘミアの
作曲家・トランペット奏者・合唱指揮者(聖歌隊長)。
怪しい男
悪魔
9
3.キャラクター設定
■5th 手紙運びの少年と剣
ナレーション(女性)
・朗読タイプの読み聞かせ
フィリベル メッセマー(filibert messemer)(少年)
(あだ名はメッセ)
・弱気だがはっきりしている少年
オルウィン ロイド(少女)
Alwyn Lloyd
ハンガリー人(ケルト系の名前)
ドイツ諸国を転々とし、ダンスを担当している
・高飛車で強気な少女
10
3.キャラクター設定
■6th 空飛ぶ物語
ドマーニ バレストリ(少女)
domani Balestri
スイス人(イタリア語圏)
・かわいい女の子
・楽しそうな歌声
domani はイタリア語で「明日」
タッデオ ジョルケーラ(少年)
Taddeo Jorquera
スイス人(イタリア語圏)
・考え方がしっかりした少年
・男らしい一面が多々見られる
語源:TADDEO 精神的に強い、勇気のある、心
ジャンカルロ バレストリ(ドマーニの父)(男性)
Giancarlo Balestri
・少し老けた感じの声のお父さん
語源:Giancarlo 神からの慈悲深い贈り物、力強い
ルネッタ バレストリ(ドマーニの母)
Lunetta Balestri
語源:Lunetta 小さな月
・心配性な感じのお母さん役
悪役ウーゴ(商人に扮した男)
スイス人(イタリア語圏)
UGO
・味方を金の為に売った男と敵役の商人に扮した男
語源:UGO 聡明、頭の良い
11
3.キャラクター設定
■7th 剣を捨てる物語
ヴァイオリンカッター(男性)
(略)
リトルネッロ(女性)
(略)
ヴォルフガング カルコシュカ (おじいさん)
Wolfgang Karkoschka
オーストリア人(ドイツ語圏)
・むかしヴァイオリンカッターが殺してしまった子供の父。
・ヴァイオリンカッターを憎んでいるが、やさしい人を演じている
カールヒェン クープランの少年時代(少年)
Carlchen Couperin
・ヴァイオリンカッターの息子。性格が似ている
むかしヴァイオリンカッターが殺してしまった子と同じ名前。
語源:Carlchen 自由奔放な子
アレッタ ジョルケーラの少女時代(少女)
Aletta Jorquera
・ドマーニとタッデオの娘。ドマーニそっくり
語源;Aletta 翼のある
12
4.物語音楽プロット
8th 大移動楽団と剣の物語
ヴァイオリン・カッター
リトルネッロ
シリル
テルシェ
フローラ
イヴァン
メッセ
ドマーニ
タッデオ
ヘンデルをモチーフとした作曲家
イギリス四重弦楽団(4人)
フランス金管楽団(5人)
イタリアオーケストラ楽団+大移動楽団(2管編成オーケストラ)
13
4.物語音楽プロット
1stシラトリの剣
主人公がおさない時に、戦争で父が死に妹が他国に売られた。主人公は母を農家に残し、
敵国を倒すため兵士に志願する。
主人公は兵士として強くなっていくが、暖かな心を失っていく。
妹と再開し、妹の努力あって心を取り戻していく主人公は、妹と故郷へ帰るため、最後
の戦闘へと繰り出し、敵国に打ち勝ち勝利する。
主人公は母と妹と農家に戻る。のちに妹は戦争孤児である少女を養子として迎え、4人
で暮らす。
14
4.物語音楽プロット
2nd ロマーヌ闘争の物語
「女一人守れぬこの私に意味はあるのか」
軍人アレクシと歌姫ロマーヌは、恋仲だった。
しかし、政略結婚の縁談でロマーヌは敵国へと送られてしまう。
他にも多くの女が敵国へと送られていった。
その政治支配にアレクシと彼に近い軍人多数が反発、
クーデターを起こして軍の手綱を握ることとなる。
しかしそれだけでアレクシの怒りは収まらない。
その破滅の怒りは、やがて敵国の破滅を求めて進んでいく。
アレクシは、元来仲間から信頼のある男だった。
しかしそのアレクシが、一人の女性のためだけに尽力する姿が仲間の心を掴み、
軍はロマーヌ開放を目指し、母国の意思とは別に行動するようになったのだった。
敵国は強大だったが、勢いで勝る母国軍が善戦し、やがて力は均衡状態に。
そこでロマーヌ開放と引き換えに、停戦を求めた敵国。
しかし、両国の多くの犠牲が怒りをしずめることなく、闘争は終わらなかった。
戦乱の中ロマーヌにまで危機が及ぶが、瀕死となったロマーヌを救い出すことに成功。
「武器がいくらあったって、ロマーヌの声がもう聞けぬではないか」
アレクシは声と美貌を失ったロマーヌに絶望し、彼もまた停戦を求める。
だが、戦乱は止まらない。
意欲を失ったアレクシが最後に手に入れたものとは、母国側から届いた毒矢であった。
15
4.物語音楽プロット
■3rd 大移動楽団と剣
戦争に行き、ヴァイオリンを弾くことができなかった青年。
必死に何かを隠そうとする子供を、殺してしまう。
子供の後ろには、武器ではなくヴァイオリンがあった。
青年は、昔の夢を思い出し、子供に境遇を重ねて、泣いた。
青年はレクイエムを弾いた。
小さな小さなヴァイオリンに思えた。
青年は剣を置き、そのヴァイオリンで、音楽で世界を平和にできないかと考えた。
彼はどちらの国にも所属せず、音楽で生きる決心をした。
しかし、理想とは裏腹に剣を取る運命を余儀なくされる。
「いつか、僕の母国に音楽を教える学校を作りたい。
そのためにも、まずは自分たちが平和を勝ちとらないと」
楽器を下ろしては剣を手に取り、それを繰り返し、それでもヴァイオリンを弾いて子供たち
に
和平の大切さを語った。
母国だけで活動するだけでなく、各国の理解が必要だと感じ、旅をしながら和平を求め
る
音楽を広める旅をすることを決めた。
出会ったイヴァンが賛同し、同行することとなる。
その後、メッセと出会い、用心棒として歌い手として旅のメンバーになってもらう。
一度は剣を交えそうになったサウザンド・ウォーリアーという男と和解し、男とその家
族をメンバーに加える。
さらに戦争で両親を失ったドマーニ、その友人タッデオをメンバーに加え、音楽団を設立。
16
4.物語音楽プロット
■4th 悪魔の人形遣いの物語
人形劇見習いが呪われるが、克服して人形師になる話。
チェコが舞台。
17
4.物語音楽プロット
■5th メッセンジャーと剣
「中身を見せてくれるのなら、無償で手紙を運びます、たとえ命狙われる敵国への手紙で
も」
旅の商人グループに所属している一番幼い手紙運び役の少年、彼はメッセと呼ばれてい
た。
当時分裂していたドイツ諸国を転々とし、商人として、メッセンジャーとして旅をした。
当時は商人を襲う集団も多かったが、メッセは二刀流の短剣が達者で若くとも生き残っ
てきた。
手紙を送ろうとがんばるが、戦争で届け主が死んでいることも多かった。
旅をするうちに信頼され、各国の重要な手紙も扱うようになる。
知り合った旅の演劇一座の少女に恋をする。
戦争の重要な情報をつかんでしまい、戦争を止めようと手紙を「書き換えて」しまうが、
結果として2つの国の情勢を悪化させ、激しい戦争となってしまう。
2度と手紙を書き換えることはなくなった。
老婆と出会う。何気なく話すと、それが旅の一座の少女の祖母であると気づく。
少女は戦中に殺されたと聞き、メッセは自害を悩む。
だが、少女はメッセに手紙を残していた。老婆が、その手紙をメッセに送って欲しいと
言った。
内容を聞いて、メッセは老婆に泣きつき、あったことを全て話す。
すると老婆は、戦争の原因を作ったことは許さないが、少女の意思はついで欲しいと
言った。
少女と一緒に過去にはずかしそうに歌った一回の歌。そのときの声が素敵だったから、
メッセは危険な商人をやめて歌い手になったらいかが? いつか一緒に音楽の都へいきた
い、
という内容の手紙だった。
メッセは、商人をやめ、数多を殺してきた2本の短剣を背負ってオーストリアを目指す。
せめて、少女の願いを半分叶えるために。
少女がオーストリアで不本意に売ってしまったというという、2人の思い出のオルゴー
ルを
苦労して見つけ、それを鳴らしていたところで、「音楽は好きですか」と聞いてくる男の
声がした。
彼は自らを、「ヴァイオリンカッター」と名乗った。
18
4.物語音楽プロット
■6th 空飛ぶ物語
テーマ:争いは希望によって止めることができるはず
ストーリー:
一つの単語を書けば、それだけで願いが叶う魔法の石版と彫刻刀。主人公の父が遺跡か
ら発掘したものである。それを知るものはごく数人である。
遺跡から発掘された他の財宝をめぐり、主人公の母国と隣国が戦争となった。
主人公の少女「ドマーニ」。ドマーニは敵国に捕まってしまう。
敵国に、二国をつなぐトンネル堀りの労働をしいられるドマーニ。
幼馴染の、父の元弟子であるタッデオと出会う。
そしてタッデオに、彫刻刀の隠し場所を自分が知っていることを語る。
二人は、労働に耐えつつ愛を膨らませ、「いつかは二人でトンネルを抜け、敵国に隠し
てある石版を使い、幸せになろう」と誓ったのだった。
さて、数年して洞窟は開通した。
二人は、走った。石版の場所へと。石版に書く単語は決まっていた。
「hullfill(イタリア語に変更予定)」と石版に書くために、二人は開通したその夜、敵
国の監視から逃げ出したのである。
しかし、すぐに逃亡は気づかれ、やがて馬に乗った追っ手に追いつかれてしまう。
タッデオは囮となって、ドマーニを先に行かせる。泣く泣くドマーニは石版の場所へと
向かう。
ドマーニは石版を持って逃げる。
彼女は、崩れた橋を、飛んだ。
敵国の王はタッデオの処刑を命じた。
大きな鷲が、飛んできた。兵士たちがどよめく。
鷲の背には、ドマーニがしがみついていた。鷲は兵士らを追いやった。
そして鷲は、タッデオを乗せると翼を羽ばたかせ、雨上がり虹の待つ晴天へと飛び立つ。
父と母は、山奥の炭鉱で働かされていた。そこへドマーニたちがやってきて、
「行きましょう、お父さん、お母さん。私たちが幸せになれる新天地へ」
その後、4人は戦乱のない穏やかな国へと渡った。
4人は幸せに暮らした。
19
4.物語音楽プロット
■7th 剣を捨てる物語
オーストリアが舞台。他国へと旅をする。音楽仲間を増やしていく。
和平を訴え、大移動楽団として各国を旅する。
イタリアにいた頃のヘンデル(をモチーフにした音楽劇作曲家)と協力し、
エスニル脚本の「大移動楽団の物語」をイタリア一番の交響楽団と競演することに成功。
「平和を得るためには、時として剣を振るう、我らは平和の剣の大楽団だっ」
ヴァイオリンカッターと呼ばれていた彼の本名を知るおじいさんが現れる。彼は、かつ
てカッターが殺してしまった子供の父であった。
彼は言う。「よく立ち寄られた、よく成長しなさった。もうカッターなんて誰もいわな
い。君は
本名を名乗っていいのだよ、そういう時代だ。そういう時代を、君たちが作ってきたんだ
から」
カッターは、本名を名乗ることに抵抗があったため、まだ背負った荷を降ろすことなく、
カッター
と名乗っていた。
母国に音楽学校を作ろうと活動していると子供たちに「アレクシ」と本名で呼ばれる。
(彼はもともとフランス系オーストリア人だったからこの名前。ロマーヌ闘争の軍人と同
じ名前だったのが自分では気に入らなかった)
彼は、同じ悩みを持っていたロマーヌという女性(フランス系オーストリア人)ととも
に音楽学校を作り、のちに結婚する。
彼らは子供に嘘はよくないと考え、本名を名乗ることとなった。
アレクシとロマーヌが男の子を授かる。
ドマーニとタッデオが女の子を授かる。
アレクシは癌にかかり、足を切り落とし腕を切り落とし、それでも助からず死ぬ。
20
■8th 大移動楽団と剣の物語
和平を求め、
オーストリア
ドイツ
イギリス
フランス
イタリア
などを旅する。
その際、
大移動楽団は、イギリスで四重弦楽団を仲間にひき入れる。
大移動楽団は、フランスで五重金管楽団を仲間にひき入れる。
ヴァイオリンカッターたちと、ヘンデルをモチーフとした作曲家が手を組み、
大移動楽団とイタリアオペラ楽団が手を組み、
大移動楽団の歴史を語る「大移動楽団と剣の物語」を発表。
21
5.その他
登場人物一覧
シリル・ナッセン Cyril knussen
テルシェ・ナッセン Telsche knussen
フローラ ナッセン Flora knussen
アレクシス ダルヴィマール Alexis Dalvimare
ロマーヌ セルトン Romane Certon
アレクシス クープラン Alexis Couperin
ロマーヌ ネグラオ(リトルネッロ)romane Negrao
イヴァン ヴァイヴァノフスキー Ivan Vejvanovský
フィリベル メッセマー(filibert messemer
オルウィン ロイド Alwyn Lloyd
ドマーニ バレストリ domani Balestri
タッデオ ジョルケーラ Taddeo Jorquera
ジャンカルロ バレストリ Giancarlo Balesstri
ルネッタ バレストリ Lunetta Balestri
ウーゴ UGO
ヴォルフガング カルコシュカ Wolfgang Karkoschka
カールヒェン クープラン Carlchen Couperin
アレッタ ジョルケーラ Aletta Jorquera
■その他メモ■
1st~8thの間に物語を入れることが可能。
(例えば、ヴァイオリンカッターの兄について描くストーリーを入れてみたり。)
続編の「バロック・ロマン派と旅の物語」を作ることも可能。
1960年代のアメリカを舞台としたロック系の物語音楽も制作可能。
逆に、規模を小さくしたくなったら、作品を削除していけばよい。
カジヅカが死ぬまでに作れる作品数には限度があるから、
途中で誰かにバトンタッチして引き継ぎがあれば長いこと続くプロジェクトとなる。
途中で別サークルやバンド、ユニット等とコラボしても可能性が広がりそうである。
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