Origin 7J SR4 サービスリリースノート

Origin リリースノート
Version 7 JSR4
April 21, 2003 (July 1, 2003 改訂)
本リリースノートは、日本語版 Origin/ProginPro の 7.0553 版に対応しています。
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⇒ 旧 JSR1 サービスリリースの詳細は、 Origin 7J SR1 サービスリリースノート を参照ください。
⇒ 旧 JSR2 サービスリリースの詳細は、 Origin 7J SR2 サービスリリースノート を参照ください。
⇒ 旧 JSR3 サービスリリースの詳細は、 Origin 7J SR3 サービスリリースノート を参照ください。
注意: この JSR4 パッチを JSR3 の OriginPro サーバーに適用した場合、クライアント側で行ったツールバーのカスタム化(例:PFM ツールバー)が一
旦元に戻ってしまいます。この場合、サーバーの「Origin\Updates」フォルダーにある SR4ToolbarFix.exe プログラムをクライアント側で実行すると、
ツールバーのカスタム化が復旧されます。
注意:グラフのテキストラベルにオングストローム文字や±記号などの文字を使う時は、
あらかじめスクリプトウィンドウにて@FC=0と入力して
ください。 これらの文字はASCIIコードテーブルの拡張部分に置かれており、日本語ウィンドウズのコードページでは半角カナなどが配置されて
います。
SR4のバグ: Origin CのstdioFile::ReadStringを本SR4で使う時、このメソッドはファイル読み取りでファイルの終端を越えてもFALSEを返しませ
ん。 あなたの応用プログラミングでこのメソッドの利用がどうしても必要な場合は、このJSR4の適用を控えてください。
SR4のバグ:ファイルをコードビルダのシステムフォルダから削除(右クリックで削除を選択)すると、そのファイルがコードビルダのワークスペ
ースから取り除かれるだけでなく、ハードディスクからも誤って削除されてしまいます。
目次
1. SR4 における機能向上 .................................................................................................................................................... 2
1.1 LABTALK ...........................................................................................................................................................................................2
1.2 ORIGIN C / コードビルダー .............................................................................................................................................................2
1.3 作図...................................................................................................................................................................................................3
2. バグフィックス ................................................................................................................................................................ 3
2.1
2.2
2.3
2.4
2.5
2.6
解析と曲線フィット .......................................................................................................................................................................3
インポート/エクスポート/コピー .................................................................................................................................................3
LABTALK ...........................................................................................................................................................................................3
その他...............................................................................................................................................................................................3
ORIGIN C / コードビルダー .............................................................................................................................................................3
ワークシート / 行列 ........................................................................................................................................................................4
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1. SR4 における機能向上
1.1 LabTalk
1) 新しい run -st コマンドオプションにより、ファイルに結び付けられたアプリケーション・プログラムが起動
可能です。
例:run -st "C:\Program File\Origin.chm";
なお、今までの run -sc コマンドは Origin から他のプログラムに制御が渡される時、処理の途中で行き詰った
ように見えるので、上記の新しい run -st コマンドオプションをつかうようにすべきです。 QA 3990
3) 新しい menu -v コマンドオプションにより、アクティブウィンドウがない場合でもユーザ定義メニューが表
示可能です。 QA 4092
4) col(arg) 関数の動作で、最初に arg の列名を検索し、見つからない場合、arg の列ラベルを検索するよう
になりました。 QA 4115
1.2 Origin C / コードビルダー
1) GraphLayer クラスに、行列をデータからプロットする AddPlot メソッドが追加されました。 QA 4033
2) vectorbase クラスで複素データが取り扱いが可能になりました。 QA 3804
3) PageBase クラスの Rename メソッドが改良され、名前付きのページが既に存在する時、名前に番号が自動
的に付されるようになりました。また、メソッドの戻り値が BOOL から int に変更されました。 QA 3724
4) vector クラスに C-array のサポートを行うためのメソッド、Add, SetAtGrow, InsertAt および
RemoveAt が追加されました。 QA 3673
5) Project クラスに A GetDatasetInfo メソッドが追加されました。このメソッドは2つの引数、つまり
Dataset オブジェクトの名前および、そのデータセットのプロジェクト・エクスプローラにおけるフォルダ場
所(同一フォルダ、サブフォルダ、等々…)の情報を得るかどうか、を取ります。foreach 文を使うことにより、
プロットすることのできるプロジェクト内、あるいは現在のプロジェクト・エクスプローラ内の全てのデータ
セットを見つけ出すことができます。 QA 3941
6) Origin C の文字列比較の構文が以下のように便利になりました:
string str = "ABC";
ASSERT(str == "ABC");
今までは次のような記述が必要でした:
string str = "ABC";
string str1 = "ABC";
ASSERT(str == str1);
QA 3513
7) Dataset クラスにテキストの複数行を読み書きするメソッドが追加されました。
vector<string> GetStringArray(int nRow1=0, int nRow2=-1);
BOOL PutStringArray(vector<string>& as, int nRow1=0);
BOOL GetStringArray(vector<string>& as, int nRow1=0, int nRow2=-1); QA 3670
8) Worksheet クラスに追加されたメソッドによりデータ範囲の読み取り、設定が可能です。 QA 2198
9)単一データセットに対して FFT を行う2つの関数が追加されました。これらの2つの関数 FFT と IFFT は
matrix.c にて定義され、matrix.h にてプロトタイプ化されまています。 QA 3802
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1.3 作図
1) グラフの凡例で表示できるデータプロット数が 40 から 129 に増加しました。 QA 3278
2) レイヤーを非表示状態にした時、レイヤーアイコンの色が半透明になるレイヤー非表示インディケータが装
備されました。 QA 3633
2. バグフィックス
2.1 解析と曲線フィット
1) NLSF のパラメータ初期化ルーチンが、標準の倍精度実数以外の数値データ型データセットでも正しく動作
します。 QA 4116
2) NLSF でデータセットを変数に割り当てる際、グラフが自動的に再スケールされることがなくなりました。
QA 3741
2.2 インポート/エクスポート/コピー
1) 文字データの ASCII インポートの際、文字列が 24 文字でカットされることがなくなりました。新しい標準
値は 50 ですが、@CCT システム変数に値を設定することにより変更できます。 QA 4114
2.3 LabTalk
1) ODBC 用メソッド GetTableList が正しく動作するようになりました。 QA 3411
2.4 その他
1) OPK ファイルのアンインストールでツールバーとそのボタンが正しく消去されます。 QA 3367
2)関数プロットから作成されたXデータセットが正しく関数のX設定に則するようになりました。 QA 3747
3) 「オプション」ダイアログボックスの「Excel の保存先パス」が正しく動作します。 QA 3968
4) EPS/TIF/BPM 形式のグラフエクスポートのオプション指定で 1200dpi をドロップダウンリストから選択可能
です。. QA 3853
5) 3D グラフギャラリーのツールバーにイメージプロファイルのボタンが含まれます。. QA 3754
2.5 Origin C / コードビルダー
1) GetToken および関連する Origin C 関数がホワイトスペースをトークンとして数えることをしなくなりまし
た。 QA 3639
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2) matrix オブジェクトの GetNumRows メソッドでは、今まで誤って行列要素の総数が返されていましたが、
行列の行の数が正しく返されるよう修正されました。 QA 3629
3) コードビルダーのファイル検索において ESC キーを押すと、正しく動作して検索が中止されます。 QA 3378
4) Origin C の初期化処理で引用符で囲まれたリテラルが正しく扱えるようになりました。 QA 4226
5) file クラスの GetLength メソッドがファイルの長さを正しく得るようになりました。 QA 3959
6) Worksheet クラスの ImportASCII メソッドが部分インポートを正しく実行します。 QA 3845
7) コードビルダーのワークスペースで長いパス名のファイルのオープンが正しく行われます。 QA 3577
8) Worksheet クラスの DeleteRange メソッドが正常終了で1、エラーで0を返します。 QA 4062
2.6 ワークシート / 行列
1) ワークシート列の数値の桁表示が「小数桁数=13」に設定した場合でも、セルの編集時に小数以下 13 桁目を
失うことがなくなりました。 QA 3956
2) 列を含まないワークシートの再描画が正しく行われるようになりました。 QA 4010
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