愛のサーダナ 私たちは史上初となるサティヤ サイ国際ユース フェスティバルの準備として、この極めて神聖な機会を最大限に活用す るため、私たちの内面に集中する必要があります。この趣旨に基づいて、世界共通のサーダナ(霊性修行)プログラムであ る「愛のサーダナ」に参加することが奨励されます。 私たちの愛する主、バガヴァン シュリ サティヤ サイ ババは、サイ アヴァターが降臨された目的、サティヤ サイ国際オ ーガニゼーションの目的は、私たちが人間として生まれてきた目的でもある、一人ひとりに内在する神性を悟ることへの貢 献だと、私たちに教えてくださいました。 それゆえ、「愛のサーダナ - 愛は源、愛は道、愛はゴール」プログラムは、サティヤ サイ ユースが、自らの本質を純粋な 愛として実感認識することを助けるために作られました。サティヤ サイ国際ユース フェスティバルは、私たちが皆と一緒 に愛に集中し、ハートとマインドを浄化し、私たちがすでにそうである愛そのものになるための神聖な機会なのです。 プログラムの全体構造 「愛のサーダナ」プログラムは、サティヤ サイ ババの御教えに基づき、自信、自分に満足すること、自己犠牲、自己実現 という、累進的な 4 つの段階を中心に構成されています。 「自信」とは、自分がアートマ(真 「自分に満足する」とは、自分の 「自己犠牲」とは、あらゆる自我 「自己実現」とは、全創造物にい 我または愛)であるということを 神我のみに満足し、外的世界に の感覚と、神とは別個の存在で きわたっている無限で無私の愛 信じて疑わないことです。これが ある一見喜びの源泉に見えるも あるという感覚を、愛を込めて手 が自分の本当の性質であること 「自分に満足する」ことへと繋が のに惑わされないことです。これ 放すことです。これが「自己実 を常に体験することです。この ります。 が、「自己犠牲」へ向けての準 現」に繋がります。 一つであることの体験において 備です。 は、愛しかありません。 「愛のサーダナ」プログラムには、4 つの段階それぞれに、どのようにしたらその段階に到達することができるのかに関する スワミの御言葉と、18 のサーダナが含まれています。サーダナとは、マインドを鎮め浄化すると同時に、自己実現へ向かう 私たちの旅路をサポートしてくれる霊性修行のことです。 ガイドライン 愛に集中し、内なる良心の声に耳を傾けながら、「愛のサーダナ」プログラムからサーダナを選択してください。そのサー ダナによって愛が最大限に引き出され、すべての中に同一の神が愛として宿っていることを実感認識させてくれると感じる サーダナを選んでください。 • 自信、自分に満足すること、自己犠牲、自己実現の 4 段階から、それぞれ 1 つ以上のサーダナを選んでください。 仕事、礼拝、英知の 3 カテゴリーからそれぞれ1つ以上選ぶ必要はありません。 • あなたが選んだそれぞれのサーダナに関するスワミの御言葉を読み研究しましょう。スワミが与えてくださったそれぞ れのサーダナに関する引用文を読み、その引用元である御講話全体を読んだり、より広範にスワミの御教えを調べた りするなど、自由に研究しましょう。 • 2016 年 7 月のサティヤ サイ国際ユース フェスティバルに至るまでの期間中、さらには自己実現のゴールを達成す るまで、自主的に自分が選んだサーダナに愛のこもった首尾一貫した態度で取組んでください。 • あなたの言葉、行動、思考、人格とハートの中に、より多くの愛を表してください。あなたが愛の中で生き、世界の光と 神の愛の灯台となるように、あなた自身を通じて愛する神を輝かせてください。 4 段階からそれぞれ 1 つずつサ 選んだサーダナについて御言 サーダナを、愛を込めて一貫し もっともっとたくさんの愛を表し ーダナを選んでください。 葉を読み、研究してください。 て実践してください。 てください。 これらの個人によるサーダナに加えて、グループでのサーダナも選ぶことができます。サイ ユースのリーダーは、サイ ユ ース、サイ ユース アドバイザー、センター世話人、地域世話人と一緒に、何を選ぶかを話し合うことが奨励されます。 サイ ユースは「愛のサーダナ」の実践や理解を深めていく方法を、自分自身で独自に決めてかまいません。サイ ユース は、自分のサーダナを実行し、その経過をチェックし、実践の結果得られた恩恵について話し合うためのツールや技法を 各自で選ぶことができます。 過去、ユースのサーダナに役立った方法には、次のようなものがあります。 • 個人の内省用日記 • 自分自身を見つめチェックする • 仲間や助言者からのサポートシステム • 毎週または隔週のスタディー サークル • SSIO のコミュニケーション&SNS ガイドラインに沿った形での、スカイプ会議、ワッツアップ メッセンジャー(LINEに似 た SNS)、オンライン フォーラムなどのテクノロジー活用 よい成果が得られた成功事例がありましたら、ぜひ紹介してください。 愛のサーダナ 第一段階【自信】 : 「自信」とは、自分がアートマ(真我または愛)であるということを信じて疑わないことです。これ が「自分に満足する」ことへと繋がります。 仕事 サーダナ 1.1: よい仲間と付き合い、悪い仲間を避ける。 サーダナ 1.2: サティヤ サイ ババに関する物語と、サイの御教えを実践することの恩恵について、 他の帰依者たちと分かち合う。 サーダナ 1.3: 自分の宗教の聖典への信仰を育み、その教えを誠実に実践する。 礼拝 サーダナ 1.4: ディヴォーショナル ソング(信愛の歌)へ熱心に参加する サーダナ 1.5: サティヤ サイ ババとの体験を瞑想し、神の愛と恩寵を思い起こす。 サーダナ 1.6: 毎日瞑想と祈りを実践する サーダナ 1.7: ガーヤトリー マントラを唱える。 サーダナ 1.8: 完全に集中しながら、心を込めて、リキタ ジャパム(繰り返し神の御名を書くこと)を実 践する。 サーダナ 1.9: 愛に満ちたハートでナーマスマラナ(神の御名を繰り返すこと)を実践する。 英知 サーダナ 1.10: 帰依者の神との体験談と同様に、ババの生涯と御教えが書かれた本を毎日読むこと によって、サティヤ サイ ババについて知る。 サーダナ 1.11: サティヤ サイ ババが語っていた偉大な魂やアヴァターの生涯について知る。 サーダナ 1.12: ラジオ サイの御講話ストリームを聞き、学んだことを実践する。 サーダナ 1.13: 世界青年大会の御講話を含むサティヤ サイ ババの御教えに関して、毎週行われ ているユースのスタディー サークルに参加し、学んだことを実践する。 サーダナ 1.14: 自分の愛する神が、いつも自分と共に、自分の中に、自分の周りにあることを思い出 す。 サーダナ 1.15: 何が起ころうとも、それは自分にとって良いことだと考える。 サーダナ 1.16: 内なる神の声である良心に従うことを学ぶ。 サーダナ 1.17: サティヤ サイ ババの五つの命題を常に熟考する。 サーダナ 1.18: 「I am God, I am God」というバジャンを歌う。あるいは自分が神我であることを表して いるバジャンを歌う。 第二段階【自己満足】: 「自分に満足する」とは、自分の神我のみに満足し、外的世界にある一見喜びの源泉に見え るものに惑わされないことです。これが、「自己犠牲」へ向けての準備です。 仕事 サーダナ 2.1: 肉食、飲酒、喫煙、賭け事という四つの悪い習慣をやめる。 サーダナ 2.2: 愚鈍で刺激的な感覚的情報を、清らかな感覚的情報に置き換える。 サーダナ 2.3: 忍耐と堪忍(クシャマ)を育む。 サーダナ 2.4: 善良な考えを促進し、悪い考えを手放す。 サーダナ 2.5: 穏やかに、優しく、控えめに話し、他の人の悪口を避ける。 サーダナ 2.6: 愛のみによって行動することにより、正しい行いを実践する。 サーダナ 2.7: WATCH – 自分の Words(言葉)、Actions(行動)、Thoughts(考え)、Character(性 格)、Heart(心)に注意する。 サーダナ 2.8: 思いと言葉と行動の一致を実践する。 サーダナ 2.9: 思考、話し言葉、行動、気持ち、理解の中に愛を表すことによって、五大価値を実践 する。 礼拝 サーダナ 2.10: 他の人々と神があなたのためにしてくれたことすべてに感謝する。 サーダナ 2.11: 自分の心の中で、神の御足あるいは足跡に礼拝する。 サーダナ 2.12: 神の肖像画や神像が生きていて、意識と力で満たされていることを完全に確信しな がら礼拝する。 サーダナ 2.13: 自分の母、父、教師、来客、そして出会うすべての人に対して、スワミに接するように 接する サーダナ 2.14: 礼拝の行為として、自分の思い、言葉、行動のすべてを神に捧げる。 サーダナ 2.15: すべての中に神を見、すべての生き物と自然に対して畏敬の念を抱く。 – 英知 サーダナ 2.16: 自分の良心を自分の師とする。 サーダナ 2.17: 平静を実践する。 サーダナ 2.18: 永続するものと、非永続的なものを常に識別する。 第三段階【自己犠牲】: 「自己犠牲」とは、あらゆる自我の感覚と、神とは別個の存在であるという感覚を、愛を込めて 手放すことです。これが「自己実現」に繋がります。 仕事 サーダナ 3.1: 欲望、怒り、強欲、思い込み、高慢、嫉妬という人間の六つの敵を撲滅する。 サーダナ 3.2: 節制を実践する。食べ物を無駄にせず、節制の結果得られた食物を困窮者への奉 仕に活用する。 サーダナ 3.3: 節制を実践する。お金を無駄遣いせず、節制の結果得られたお金を困窮者への奉 仕に活用する。 サーダナ 3.4: 節制を実践し、時間を無駄遣いしない。 サーダナ 3.5: 節制を実践し、エネルギーを無駄遣いしない。 サーダナ 3.6: まずJesus(神)、次に他の人々(Others)、最後に自分自身(Yourself)というJOYを実 践する。 サーダナ 3.7: 愛と無執着で家族に奉仕し、自宅とその周辺を清潔に保つ。 サーダナ 3.8: SSIOの中で行われている無私の奉仕に参加する。 サーダナ 3.9: 地域社会の中で行われている無私の奉仕に、SSIOと一緒に参加する。 サーダナ 3.10: 子供たちのためにSSIOが行っている教育プログラムに参加する。 サーダナ 3.11: 常に助け、決して傷つけない。 礼拝 サーダナ 3.12: サティヤ サイ ババと友人になり、どこへ行くときにも一緒に行く。 サーダナ 3.13: 好き嫌いを手放す。 サーダナ 3.14: 与え、許すことを実践する。 サーダナ 3.15: すべての仕事を神の仕事と見なす。 英知 サーダナ 3.16: 神が行為者であり、自分はその道具であるということを常に思い出す。 サーダナ 3.17: 無執着を育む。 サーダナ 3.18: 自分のエゴ(自我)を神に明け渡す。 第四段階【真我顕現】: 「自己実現」とは、全創造物にいきわたっている無限で無私の愛が自分の本当の性質である ことを常に体験することです。この一つであることの体験においては、愛しかありません。 仕事 サーダナ 4.1: 欲望を持たず、神への捧げ物(ニシカーマ カルマ)として、あらゆる活動を行う。 – サーダナ 4.2: すべてを愛し、すべてに奉仕する。 礼拝 サーダナ 4.3: 愛(プレーマ)を育む。 サーダナ 4.4: 幸せになり、他の人を幸せにする。 サーダナ 4.5: 自分の真の性質である至福を表す。 サーダナ 4.6: 一つであるという感覚を育む。 サーダナ 4.7: 神の視点を実践し、すべての中に神を見る。 サーダナ 4.8: サティヤ サイ ババが教える光明瞑想を実践する。 英知 サーダナ 4.9: 自己を向上させてくれる真我に関する文献を読む。 サーダナ 4.10: できる限り、内と外の静寂を保つ。 サーダナ 4.11: 集中力を培う。 サーダナ 4.12: 最低11秒間、心(マインド)を揺るぎなく静止させる。 サーダナ 4.13: 照覧者となる。 サーダナ 4.14: CIA(常時統合意識:常に神と一体であるという意識)を実践する。 サーダナ 4.15: 「(感覚、体など)これは自分だろうか、いやそうではではない」 (Neti, neti)を実践す る。 サーダナ 4.16: 自己探求を実践し、自分が神我であることを実感認識する。 サーダナ 4.17: 常に四つのマハーヴァッキャ(四つの金言)を黙想する。 サーダナ 4.18: 真我(アートマ)を黙想する。
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