◆福島第一病院だより 2010年7月号 ◆福島第一病院だより 今回はおむつ券(治療材料給付金)についてお話させていただきます。おむつを使用するとなると金銭的 に負担が大きくなってくると思います。それを補助する制度として、おむつ券の給付(月4,000円)があ ります。対象者は在宅で生活されている方で次の①②③のいずれかに該当する方になります。 ①寝たきり状態であり、知覚・直腸・運動機能障害いずれかを持ち、なお、褥創・尿路感染症・膀胱炎 ・排泄障害のいずれかのある方 ②身体障害者手帳で下肢・体幹機能障害1・2級であり、知覚・直腸・運動機能障害いずれかを持ち、 なお、褥創・尿路感染症・膀胱炎・排泄障害のいずれかのある方 ③重度の認知症の方 申請においては医師の証明が必要です。申請した翌月から給付券が交付になります。 入院中や施設入所中は交付できません。一度、医師の証明書を申請書と一緒に提出 いただくと、翌年度からは医師の証明書は不要になります。申請のご希望があれば、 医療ソーシャルワーカーにご相談ください。 医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)/秋山 由里子 訪 問 看 護 ステーションささやの紹 ステーションささやの 紹 介 ★ご利用できる方★ ○身の回りの事が自分でできない状態にあり、介護や看護が必要な方 ★看護サービスの内容★ ○日常生活の看護 ○日常生活の看護 —(全身状態の観察、栄養・排泄・清潔など)必要時に主治医へ連絡いたします。 ○医療処置や医療機器の管理 —(床ずれの予防、処置やカテーテル、点滴や人工呼吸器等の管理) ○在宅療養に関する相談・助言・介護予防 —(御家族への療養上の指導相談、ご家族の健康管理) ○機能訓練などのリハビリテーション —(理学療法士、作業療法士による専門的なリハビリテーションを 行っています) ○ターミナルケア ★利用料金★ ○介護保険の方 — 30分まで \425、1時間まで \830、 1時間30分まで \1,198 ○健康保険の方 — 医療費の2~3割・交通費(片道1kmにつき \50) ※当ステーションは年間を通して24 ※当ステーションは年間を通して24時間連絡体制で訪問を実施しています。 24時間連絡体制で訪問を実施しています。 ★お申し込み方法★ ★お申し込み方法★ 訪問看護ステーションささやへお気軽にご相談ください!! TEL:024-556-1230 サッカーの歴史を変える決勝トーナメントの前夜、店内に飾ってある岡田監督の 写真とサイン色紙を見たくなって、市内の中華レストランに行った。W杯直前試合の4連敗で、布陣 や戦術のブレを非難され、新聞紙上には“解任”とまで書かれた岡田監督が、会見で終始、“ベスト 4を目指す”とブレずにいい続けてきた根拠(座右の銘)が、色紙に書かれているような気がしたか らだ。残念ながら色紙には名前しか書いていなかったが、一緒に飾ってあった店主あての年賀状には、 このように書いてあった。“夢を実現させます”と…深夜のしびれるような120分の戦いで、ベス ト8をほぼ手中に入れながらPK戦で敗れたことはまだ“夢の実現”の途中なのだから、もう一度夢 の実現に向けて監督を続けてほしいと思うのは、私だけでしょうか? 皆さんはどう思いますか? 編集/発行:社会医療法人福島厚生会 福島第一病院 〒960-8251 福島市北沢又字成出16-2 -4- 2010年7月号 福 島 第 一 病 院 だより 生命の尊厳 生命の尊厳 患者様の権利の遵守 人間愛・奉仕そして感謝 人間愛・奉仕そして感 謝 医療の全ては患者様が中心 最良の医療提供を目指し最善の努力 地域と密着した医療活動 福島第一病院 診療受付;月~土 午前 8:30~ 8:30~11:30 月~金 午後 1:00~ 1:00~4:30 TEL; TEL;024024-557557-5111( 5111(代) FAX; FAX;024024-557557-5064 http://www.daiichihosp.jp 福島第一病院 今年度の展望 —加藤哲夫先生・ —加藤哲夫先生・丹治宏明先生を迎えて— 社会医療法人福島厚生会 理事長 星野 俊一 近い将来、宮城沖に大規模地震の発生がほぼ確実に起ると予想されています。このような状況では特 に病院などの建物は安心できる耐震性が重要であります。第一病院東棟は築39年の建築であり耐震性 の調査では震度6強の地震では不安が残る結果でありました。かねて中期計画として東棟を解体し、新 たに建築する計画を検討していましたが、平成21年6月医療施設耐震化病床特例基金による耐震化整 備事業が公募されたので、病院東棟の新築計画を提出し応募しました。平成22年度の事業として内定 を得たので、間もなく東棟の解体そして新棟建築がスタートする段階となって来ました。 本年1月福島医科大学附属病院教授の任にあった加藤哲夫先生および4月東北大学附属病院、東北 厚生年金病院におられた丹治宏明先生のお2人の内科系医師をお迎えしました。加藤先生のご専門は腎 臓・高血圧・糖尿病・内分泌で、腎疾患と腎不全の患者さまに対し最適の治療を施し、血液透析・腹膜 透析を指導されておりました。また高血圧、糖尿病、内分泌疾患にも高いレベルの見識をお持ちになり、 福島医科大学にて研究、診療、教育に従事されておられました。丹治先生は地元の福島高校のご出身で、 弘前大学に進まれ、卒業後東北大学医学部で神経内科を専攻され、東北厚生年金病院神経内科主任部長 を歴任されました。このような内科のお2人のエキスパートをお迎えできた事は第一病院にとって大き な喜びあり、医療スタッフの充実に大いに寄与するものとなりました。 第一病院新棟の建築計画の折も折、加藤先生、丹治先生のお2人がスタッフに加わって戴けたこと は、社会医療法人の使命として今後地域医療の更なる充実がはかれるものであります。患者様に安心・ 安全をお届けし信頼される医療施設になるよう、全職員が一丸となって努力して参りましょう。 去る平成22年6月12日(土)福島民報社主催の健康フォーラムをコラッセふくしまで開催いたしました。 【美しく健康に生きる】をテーマに第1部の医療講演では副院長 土屋敦雄医師が『乳がん検診のすすめ』 『乳がん検診のすすめ』に 『乳がん検診のすすめ』 ついて講演を行い、副院長 加藤哲夫医師から『腎臓病を見逃さないために腎臓の発する「危険信号」』 『腎臓病を見逃さないために腎臓の発する「危険信号」』につ 『腎臓病を見逃さないために腎臓の発する「危険信号」』 いて講演をいただきました。また第2部の健康講演では女優 秋野暢子さんをお招きし『たるまない女にな 『たるまない女にな る、からだと心の無駄落とし』についてユーモア溢れる内容で、美しくきれいにやせるダイエット法を実技 る、からだと心の無駄落とし』 を交えながら講演をいただきました。講演開始前には医師、薬剤師、管理栄養士、健康運動指導士による食 事、運動、薬に関する健康相談や、体の成分状態をわかりやすく測定できる体組成検査を行いました。当 日は約370名の来場者が参加され大変盛会のもと終了いたしました。 次年度の開催もどうぞお楽しみに!! 【健康相談コーナー】 【土屋医師】 【加藤医師】 -1- 【秋野暢子氏】 ◆福島第一病院だより 2010年7月号 ◆福島第一病院だより 2010年7月号 神経内科部長/丹治 健康管理プラザ 宏明 この度4月より福島第一病院に神経内科医師として赴任致しました丹治宏明です。元々 福島市の出身ですが、これまで主に仙台市内の基幹病院で20年来診療を行ってきまし た。当科は脳や脊髄、末梢神経、筋に関連する幅広い症状に対応致しますが、私自身は中でも神経変 性疾患とくにパーキンソン病の診療および臨床研究に長年携わってきました。近年の高齢化社会によ り患者数も増え日本では15万人もの患者さんがいると言われています。また治療薬も増えて多様にな っており、より専門的な診療が必要となっています。また脳卒中を診療する機会も当然多くあります。 脳卒中は日本人の死因として、癌、心疾患についで第3位で、とりわけ寝たきりになる疾患の第1位で あり、脳卒中は治療のみならず予防が極めて重要です。危険因子として高血圧、糖尿病、脂質異常、 喫煙、心房細動などがあり、これらの対策に力を入れて行く必要があります。20数年ぶりに地元に戻 ってきましたが、今後福島の地で少しでも貢献できるよう努力していきたいと思っております。 ◆◇市民検診のご案内◇◆ 市民検診が始まりました!! 市民検診が始まりました!! “受診にはご 受診にはご予約 にはご予約が 予約が必要です 必要です” です” ★受診券 実 施 期 間 7月1日 ~ 11月 11月30日 30日 (福島市より 福島市より送付 より送付されます 送付されます) されます) ★保険証 ※実施期間の終わりに近づきますと、 神経内科の 神経内科の症状とは 症状とは・・・ とは・・・? ・・・? 神経内科というのは脳や脊髄、末梢神経、筋肉の病気をみる内科です。 神経内科で扱う代表的な症状として以下のものがあります。 神経内科で扱う代表的な症状として以下のものがあります。 頭 痛: くり返し起こる慢性的頭痛や突然起こる激しい 頭痛など頭痛にもいろいろあり、中には緊急を要 するものもあります。また最近は片頭痛の薬も新 しく有効なものが出ています。 めまい: めまい めまいにも、ふらふらする、ぐるぐる回る、気が 遠くなるよう、などいろいろな表現があります。 原因も様々で耳の方から生じるものもあれば、脳卒 中や脳腫瘍など脳からくるものもあります。また心 臓や血圧異常など他にもいろいろ考えられます。 しびれ: しびれ しびれというのは感覚の障害ですが、神経のど こが悪くて症状が出ているかを見つける必要があ ります。脳卒中や脳腫瘍など脳の病変でもしびれ が出ることがありますし、首や腰の問題でもしび れます。また手足の末梢神経の病気でもしびれが 出ます。原因によっては十分改善が期待できる場 合もあります。 力が入らない: 力が入らない 手や足に力が入らないなどの症状は、脳や脊髄、 末梢神経、筋肉などのいずれの異常でも生じます。 急に症状の出る場合や、徐々に進行する場合もあ り、中には早急に治療が必要な病気もあります。 しゃべりにくい: しゃべりにくい 舌の動きが悪かったり顔面や唇の動きが悪いと しゃべりにくくなります。また中には言葉で表現 しようとしても思うように言葉が出てこない場合 もあります。何が悪くてしゃべりにくいのかを見 極める必要があります。 歩きにくい、ふらつく: 歩きにくい、ふらつく めまいや脱力のためだけでなく、力は入るのに バランスが悪くてふらついたり、下肢がつっぱっ て上手く歩けないこともあります。何が悪くて歩 きにくいのかを見つける必要があります。 勝手に手足や体が動く、手足が振える、 顔面や瞼がぴくつく: 顔面や瞼がぴくつく 勝手に手足や体のあちこちが動いたり、頭や手 足が振えたりして自分では止められないことがあ ります。いろいろな動きがあり原因もそれぞれ違 います。また顔面やまぶたのぴくつきは顔面けい れん、眼瞼けいれんが考えられ最近有効な治療法 も出てきています。 失神、意識消失発作: 失神、意識消失発作 一瞬意識を失って倒れたりする場合、あるいは 一時的に反応が悪くなった場合などは、てんかん や脳の血管障害あるいは心臓病など様々な原因を 考える必要があります。中には重大な病気が隠れ ていることもあります。 物忘れ: 物忘れ 年をとればだれでも多少は物忘れをします。物 忘れがすぐに認知症とは言えません。アルツハイ マー病や脳卒中など認知症の原因はいろいろあり ますが、中には一見認知症様であっても原因を見 つけて治療すれば改善するものもあります。 -2- ※ 詳しくは一度相談ください!! !! ※詳しくは、一度ご相談ください!! !! 詳しくは一度相談ください ※詳しくは、一度ご相談ください 診療時間 月~木曜日 診療時間 月~木 午前 午前9:00 ~12:00 12:00 9:00~ 9:00~ 午後 午後 13:30 ~ 17:00 13:30~ 13:30~17:00 大変混み合うことが予想されます。 ※当院の 当院の診察券お 診察券お持ちの はご持参下 持参下さ 方はご 持参下 さい お早めの受診をおすすめいたします。 ★がん検診等各種検診 項目 検査内容 対象者 胃検診 バリウムまたは内視鏡 大腸検診 2日間の採便による潜血検査 胸部検診 胸部X線検査 乳がん検診 視触診、マンモグラフィー検査 年度内40歳以上の偶数年齢の女性 前立腺がん検診 PSA(血液検査) 年度内55歳~74歳以下の前年度未受診の方 骨そしょう症検診 腰椎のX線検査 年度内20歳~70歳までの5歳節目の女性 肝炎ウイルス検診 B型、C型肝炎ウイルス検査 年度内40歳以上の方で今まで未受診の方 年度内40歳以上の方 ★医療保険者検診 項目 特定健診 後期高齢者健診 検査内容 問診、身体測定、尿検査、血圧測定 血液検査(脂質、糖、肝機能) 問診、身体測定、尿検査、血圧測定 血液検査(脂質、糖、肝機能) 対象者 40歳~74歳 国民健康保険、社会保険被扶養者 各健康保険組合の被扶養者など 75歳以上 後期高齢医療保険制度に 加入されている方 市民検診の予約、お問い合わせ先: 5024-557-5127(直通) 福島第一病院 3階 健康管理プラザまで ★窓口&電話 予約受付時間 平 日 9時30分~16時/土曜日 9時30分~12時 ご連絡お待ちしております。 -3-
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