別添5-2 別紙1 材質別清掃作業仕様書 1.弾性床(ビニル床タイル,ビニル床シート,ゴム床タイル等) 弾性床の清掃作業は表1による。 表1.弾性床の清掃作業 作 業 項 目 作 業 内 容 ①自在箒又は 自在箒又はフロアダスター(ダストモップ)で丁寧に掃き,集めたふん塵 除 フロアダスター は所定の場所に搬出する。 による除塵 塵 ②真空掃除機 真空掃除機で丁寧に吸塵する。集めたふん塵は所定の場所に搬出する。 による除塵 水 ①部分水拭き 汚れや水滴などが付着した部分をモップで拭く。 拭 床全面をモップで丁寧に拭きあげる。 き ②全面水拭き ①空バフィング 人通りの多い床面を,パッドを装着した床磨き機で研磨する。 補 ②スプレーバフィ ①汚れた部分に水又は専用補修液をスプレーし,パッドを装着した床磨き ング 機で乾燥するまで研磨する。汚れがひどい場合は適正に希釈した表面洗 (スプレークリーニング) 浄剤を用いる。 修 ②削り取られたかすを取り除き,スプレーバフィングを行った箇所をきれ いに拭いた後,樹脂床維持剤を塗布して補修する。 ①表面洗浄 ①椅子等軽微な什器の移動を行う。 ②床面の除塵を行う。除塵作業は「除塵の①又は②」作業により行う。 ③適正に希釈した表面洗浄剤をモップでむらのないように塗布する。 ④洗浄用パッドを装着した床磨き機で皮膜表面の汚れを洗浄する。 ⑤吸水用真空掃除機又は床用スクイージーで汚水を除去する。 洗 ⑥2回以上水拭きを行って汚水や洗剤分を完全に除去した後,十分に乾燥 させる。水拭き作業は「水拭きの②」作業により行う。 ⑦樹脂床維持剤を塗り残しや塗りむらのないように塗布し,十分に乾燥し た後,塗り重ねる。 ⑧樹脂床維持剤の塗布回数は特記による。特記のない場合は2回とし,皮 膜の損傷が著しい場合はさらに1回重ね塗りをする。 ⑨移動した椅子等軽微な什器を元の位置に戻す。 ②剥離洗浄 ①床面の除塵を行う。除塵作業は「除塵の①又は②」作業により行う。 ②適正に希釈した剥離洗剤をモップでむらのないように塗布する。 ③剥離用パッドを装着した床磨き機で洗浄する。 浄 ④吸水用真空掃除機又は床用スクイージーで汚水を除去する。 ⑤剥離状況を点検し,不十分な箇所がある場合は再度剥離作業を行う。 ⑥水をまき,床磨き機で洗浄する。 ⑦吸水用真空掃除機又は床用スクイージーで汚水を除去する。 ⑧3回以上水拭きを行って,汚水や剥離剤を完全に除去した後,十分に乾 燥させる。水拭き作業は「水拭きの②」作業により行う。 ⑨樹脂床維持剤をモップで,塗り残しや塗りむらのないように塗布し,十 分に乾燥した後,塗り重ねる。 ⑩樹脂床維持剤の塗布回数は特記による。特記のない場合は3回とする。 別添5-2 別紙1 2.硬質床(陶磁器質タイル,石,コンクリート,モルタル等) 硬質床の清掃作業は表2による。 表2.硬質床の清掃作業 作 業 項 目 作 業 内 容 ①自在箒又は 表1.弾性床の清掃作業「除塵の①」による。 除 フロアダスター による除塵 塵 ②真空掃除機 表1.弾性床の清掃作業「除塵の②」による。 による除塵 水 ①部分水拭き 表1.弾性床の清掃作業「水拭きの①」による。 拭 ②全面水拭き 表1.弾性床の清掃作業「水拭きの②」による。 き 補 ①空バフィング 表1.弾性床の清掃作業「補修の①」による。 修 洗浄 ①椅子等軽微な什器の移動を行う。 ②床面の除塵を行う。除塵作業は「除塵の①又は②」により行う。 洗 ③適正に希釈した表面洗浄剤をモップでむらのないように塗布する。 ④洗浄用パッド又は洗浄用ブラシを装着した床磨き機で汚れを洗浄する。 ⑤吸水用真空掃除機又は床用スクイージーで汚水を除去する。 浄 ⑥2回以上水拭きを行って汚水や洗剤分を完全に除去した後,十分に乾燥 させる。水拭き作業は「水拭きの②」により行う。 ⑦移動した椅子等軽微な什器を元の位置に戻す。 3.繊維床(カーペット,じゅうたん等) 繊維床の清掃作業は表3による。 表3.繊維床の清掃作業 作 業 項 目 作 業 内 容 ①真空掃除機 表1.弾性床の清掃作業「除塵の②」による。 除 による除塵 塵 ②カーペットスイーパー 床表面の粗ごみをカーペットスイーパーで回収して除塵する。 による除塵 しみ取り 水溶性,油溶性などしみの性質と繊維素材に適したしみ取り剤を用いて 補 しみを取る。 修 スポットクリーニング 除塵作業だけでは除去できない汚れの著しい区域については,部分的な クリーニングを行う。 洗 全面クリーニング カーペット床全面を洗浄し,丁寧に汚れを除去する。 浄 4.畳床 畳床の清掃作業は表4による。 表4.畳床の清掃作業 作 業 項 目 作 業 内 容 ①自在箒又は 表1.弾性床の清掃作業「除塵の①」による。 除 フロアダスター による除塵 塵 ②真空掃除機 表1.弾性床の清掃作業「除塵の②」による。 による除塵 水 部分,全面水拭き ①適正洗剤を塗布したタオルで汚れなどを拭き取る。 拭 ②固く絞ったタオルで拭く。 き 別添5-2 5.木床 木床の清掃作業は表5-1,5-2による。 5-1.初期作業 別紙1 (初期作業は皮膜強度の高い床維持剤を使用し,十分な乾燥時間を設けて,強靱な皮膜形成をする作業) 表5-1.初期作業 作 業 項 目 作 業 内 容 除 自在箒又はフロア 自在箒又はフロアダスターで丁寧に掃き,集めたふん塵は所定の場所に 塵 ダスターによる除塵 搬出する。 ①剥離 ①適正に希釈した剥離洗剤をモップでむらのないように塗布する。 (すでに床維持 ②剥離用パッドを装着した床磨き機で洗浄する。 剤が塗布されて ③吸水用真空掃除機又は床用スクイージーで汚水を除去する。 洗 いる場合は剥離, ④剥離状況を点検し,不十分な箇所がある場合は再度剥離作業を行う。 洗浄する) ⑤吸水用真空掃除機又は床用スクイージーで汚水を除去する。 ⑥水をまき,床磨き機で洗浄する。 ⑦吸水用真空掃除機又は床用スクイージーで汚水を除去する。 ⑧モップで3回以上水拭きを行って,汚水や剥離剤を完全に除去する。 浄 ②洗浄 ①洗浄用洗剤を塗布し,床磨き機で洗浄する。 (床維持剤が塗 ②吸水用真空掃除機又は床用スクイージーで汚水を除去する。 布されていない ③モップで3回以上水拭きを行って,汚水や洗剤を完全に除去する。 場合は洗浄する) 塗 床維持剤の塗布 ①床維持剤をモップで,塗り残しや塗りむらのないように塗布し,十分 布 に乾燥した後,塗り重ねる。 ②塗布回数は5~6回とする。 注)・床材質が変色するおそれがある場合は剥離作業は行わないこと。 ・床材質の変色,変形を防ぐために極力水の使用を少なめにすること。 5-2.日常作業 日常作業は表5-2による。 表5-2.日常作業 作 業 項 目 作 業 内 容 除 自在箒又はフロア 自在箒又はフロアダスターで丁寧に掃き,集めたふん塵は所定の場所に 塵 ダスターによる除塵 搬出する。 スプレーバフィ ①作業部分を除塵する。 補 ング ②汚れた部分に水を噴霧する。 修 ③白パッドを装着した床磨き機で乾燥するまで研磨する。 ④削り取られたかすを除塵する。 スプレークリー ①作業部分を除塵する。 ス ニング(1) ②汚れた部分に水を噴霧する。 プ ③赤パッドを装着した床磨き機で乾燥するまで研磨する。 レ ④削り取られたかすを除塵する。 | ⑤モップで水拭きをし,乾燥させる。 ク ⑥床維持剤を1層塗布し,十分に乾燥させる。 リ スプレークリー ①作業部分を除塵する。 | ニング(2) ②汚れた部分に水を噴霧する。 ニ ③青又は緑パッドを装着した床磨き機で乾燥するまで研磨する。 ン ④削り取られたかすを除塵する。 グ ⑤モップで水拭きをし,乾燥させる。 ⑥床維持剤を1~2層塗布し,十分に乾燥させる。 注)・スプレークリーニングは床面の状況に応じて使い分けること。 ・床材質の変色,変形を防ぐために極力水の使用を少なめにすること。 別添5-2 5-3.床磨きパッド種別を表6に示す。 表6.床磨き機パッド種別 荒さ 色 名 称 1 黒 ストリッピングパッド 2 茶 ブラウンストリッパーパッド 3 緑 スクラッピングパッド 4 青 ブルークリーナーパッド 5 赤 レッドバファーパッド 6 黄 ポリッシングパッド 7 白 スーパーポリッシングパッド 6.清掃用洗剤の成分と使用対象 清掃用洗剤の成分と使用対象を表7に示す。 表7.清掃用洗剤の成分と使用対象 洗剤の種類 主 な 成 分 一般用洗剤 界面活性剤(陰イオン,非イオン) 表面洗浄剤 剥離洗剤 カーペット洗剤 特殊洗剤 別紙1 用 途 樹脂皮膜の剥離 樹脂皮膜の剥離 樹脂皮膜の剥離,一般洗浄 一般洗浄,スプレーバフィング スプレーバフィング つや出し磨き 仕上げ磨き 使 用 対 象 木床を除くすべての水性ワックス 仕上げ床 家具,各種建材 ビルダー(主として炭酸塩,けい酸 塩,ときに溶剤を含む) 界面活性剤(陰イオン,非イオン) 樹脂繊維剤仕上げ床 ビルダー(けい酸塩,有機溶剤) 各種アルカリ(低級アミン,アンモ 樹脂繊維剤仕上げ床 ニア) ビルダー,界面活性剤 アルキル硝酸エステル塩 カーペット 泡安定剤 酸性洗剤,酵素入り洗剤,研磨剤入り洗剤,アルカリ洗剤など
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