平成 26 年 9 月 18 日 保護者の皆様 松円幼稚園 嗜好調査アンケートの結果 1学期は、お忙しい中嗜好調査のアンケートにご協力くださりありがとうございました。 大変おそくなりましたが、アンケート結果の集計となっていますのでご確認ください。 今回のアンケートでのご意見は、今後の食育活動・弁当給食内容等に十分いかしていきたいと思います。 お忙しい中アンケートにご協力くださり、ありがとうございました。 集計率 91% (1)お子様は朝ご飯を毎日食べますか。 A.必ず食べる 100 91 90 80 70 B.時間の都合で、食べないことがある 60 50 C.食べない 40 30 20 6 10 ※食べると答えた方 80 朝食は何時頃ですか A.午前6時台 1 0 A B C 67 70 60 50 B.午前7時台 C.午前8時台 40 30 18 20 D.午前9時台 10 10 3 0 A (2)登園日の夕食は、何時頃食べますか? A.午後5時台 45 B 42 40 C D 39 35 B.午後6時台 C.午後7時台 D.午後8時台 E.午後9時台 30 25 20 15 13 10 3 5 1 0 A B C D E (3)夜は何時に寝ますか? 60 52 50 A.午後7時台 40 B.午後8時台 30 C.午後9時台 20 22 D.午後10時台 10 16 4 4 0 E.午後11時以降 A B C D E ★子育てにおいて「食べること」「寝ること」・・・早寝・早起きをして、朝ごはんをしっかりと摂取 することの大切さは、皆さま十分わかっていらっしゃると思います。しかし、とにかくお母さんは忙 しい!仕事をしているなら尚のことです。子どもの寝る時間と保護者の方の就労時間は、大きくかか わりがあるだろうと思いますが、それでもお母さんたちは忙しければ忙しいほど時間を有効に使える ように工夫して少しでも早寝させられるようにと頑張っています。食事と睡眠は密接にリンクしてい るので、親が子どもの生活リズムに合わせ、「早寝・早起き・朝ごはん」を心がけましょう!! (4)夕食の献立の際、気をつけていることはありますか? ・出来るだけ汁物・副菜をつけるようにする。 ・一汁三菜、野菜中心の食事 ・新しい食材や味付けにチャレンジする機会にする。 ・一日 30 品目を目指していろいろな食材を使う。 ・食べられる量を入れてお皿に入っている物は残部食べさせる。 ・野菜、タンパク質をバランス良く摂るようにしている。 ・子どもが卵を割るなど手伝えるようにする。 ・前日、当日のメニューが続かないように肉・魚・一皿メニュー(麺や丼等)を交互に献立を立 てている。 ・給食とメニューが重ならないようにしている。 ・野菜を毎日食べさせる。 ・化学調味料を使わないようにしている。 などなど・・・ ★昨年の嗜好調査でも同様の質問を致しましたが、前回・今回同様に、お母さん方はとても忙しい 中、本当に家族の健康を考えて一生懸命試行錯誤しながら食事を作っていらっしゃる・・・とい うことが伺えます。 特に“給食のメニューと重ならないような献立を考えている”とのご回答も多かったのを読んで、 園で提供している昼食はもちろん、預りのおやつのことも今後ともしっかりと幼稚園なりに考え、 子どもたちに提供していく義務があると考えさせられました。 (5)お子様の最も好きな食材に○をしてください。 45 41 40 35 35 30 31 30 25 20 15 9 10 5 5 1 0 肉類 魚類 野菜 (6)お子様の最も好きな料理は何ですか? 卵 麺類 豆類 その他 (8)お子様の最も苦手な料理はなんですか? 順位 料理 人数 順位 料理 人数 1 カレー 16 人 1 特になし 25 人 2 うどん 11 人 2 野菜炒め 14 人 3 唐揚げ 10 人 3 サラダ 8人 〃 スパゲティ 〃 〃 肉料理 〃 5 ハンバーグ 9人 5 煮物 5人 6 オムライス 6人 〃 酢の物 〃 7 寿司 5人 7 椎茸料理 3人 〃 焼魚 〃 〃 ひき肉料理 〃 9 ラーメン 4人 〃 煮魚 〃 〃 白飯 〃 〃 芋料理 〃 〃 刺身 〃 〃 おひたし 〃 ★苦手な料理はなんですか?との質問で『特になし』という回答が一番多かったことに驚きました。 “好き嫌いなく、何でも美味しくいただく子ども”何よりもそれが一番ですが、野菜嫌いを始め、苦 手な物・嫌いな物があり、子どもの食事に日々苦戦している保護者様もたくさんいらっしゃいます。 子どもとの食事で大切なことは、①『みんなで食卓を囲み美味しそうに食べること』・・・子どもが 嫌いなものを、まずお父さんとお母さんが先に食べて大げさすぎる程「おいしい~!」と表現するよ うにすると子どもたちは自然と箸をのばすようになるとのことです。そしてこれは小さい頃から始め ると効果が抜群のようですよ。 ②『たくさん褒めてあげる!!』・・・みんなで美味しそうに食べることで、嫌いな食べ物を口にす ることができたとして、それを次に繋げるためには、やりすぎくらいにたくさん褒めてあげることが 大事です。「僕(私)が嫌いなものを食べると、みんながこんなに喜んでくれるんだ~!」と思い、 それが成功すると次にまた同じ嫌いな食材がテーブルにあがった時に自分から挑戦するようになるか もしれません!! ③『叱らない』・・・せっかく一生懸命作った料理を「あれも嫌、これも嫌」と言われると、「ちゃ んと食べなさい!」と叱りたくなりますよね。しかし、苦手な物を食べるのは大人だって嫌です。嫌 なのに親に叱られて無理やり食べていてはますます嫌いになってしまいます。大切なのは、その嫌な 気持ちを凌駕するほど楽しく、嬉しく食べることではないでしょうか?「あれも嫌、これも嫌」が出 たら、家庭でそれぞれのルール(一口だけ頑張って食べようなど)を決め、今日はダメでも明日はそ のルールが少しでも守れた・・・もしくは、食べようと頑張る姿勢が見えた時は、たくさんたくさん 褒めてあげ、どうしても食べられない物はよしとして、様子を見ましょう。焦りは禁物です。成長の 過程で食べられるようになることを待ちましょう。 ④『出されたものは残してはいけないという基本』・・・食事は楽しいもの、という感覚を教えると ともに、食事は大切なことというのも伝えなくてはなりません。 先日、テレビにてユニセフ報告30年という放送があっていましたが、その映像を見て衝撃が走りま した。幼稚園の子どもたちと同じ年齢くらいの子どもたちが、喉が渇いて水を飲みたい時に、土を掘 ってジワジワと湧き出てくる水を少しずつ分けながら飲んでいる・・・という映像でした。そして、 食べるものがなく、栄養失調で棒のような足になり自分で歩くことも困難で亡くなっていくというの です。私たちは当たり前のように喉が渇いた時は思う存分水を飲むことができ、食べたいものを食べ ることが出来るということに、本当に感謝しなければなりません。「家庭に小さいお子様がいれば、 世界の子どもはこうして生活している子もいるのだということを知ってほしい」と言われていました。 恵まれた日本に生まれたことに感謝し、食物の命に対して感謝、食事を作ってくれた人に感謝、その 食材に関わる全ての人に感謝し、『いただきます』という言葉の意味を知り、その意味を理解した上 で挨拶ができるようになるといいですね。 そして、一人ひとりが“身の周りにある生き物の命によって支えられている”ということを知り、命 の尊さを感じ、自他の生命を大切にしようとすることが出来る子どもに育ってほしいと思います。 長 蛇 の 列 ! お か わ り を す る 子 の (7)お子様の最も苦手な食材に○をしてください。 60 56 50 40 30 22 20 10 9 6 8 5 4 0 0 肉類 魚類 野菜 卵 麺類 豆類 乳製品 1 果物 0 特になし その他 (9)園の給食を食べるようになり、家で食べられるようになった食材等はありますか? 食材 人数 野菜類 20 人 ひじき 4人 酢の物 3人 牛乳 2人 煮物 1人 じゃが芋 〃 椎茸 〃 納豆 〃 白飯 〃 ♪こどもをお酢好きにしよう♪ 昨年の嗜好調査結果にも書きましたが、週に3回以上酢の物が登場す る家庭では、あまり酢の料理を作らない家庭に比べて子どもの好き嫌 いが少ない…というデーターがあります。酢が好きな家庭の子どもは 嫌いな食材・嫌いなメニューともに少なく、しかも酢をよく使う家庭 の子どもの方が健康状態も良い傾向がみられるということです。 酢を使うことで、味や食材のバリエーションが広がること、そして酢 の様々な効果が子どもの健康にもいい影響を及ぼしているのでしょ う。 酢をおいしく感じるか感じないかは、子ども時代の食生活に左右され ることが多いとか。酸っぱい酢は子どもにとって馴染みにくく、甘さ や塩辛さは自然においしく感じる味覚ですが、酸っぱさは何度も口に して慣れることで初めておいしく感じられます。 子どもに酢の物を食べさせる時には、かなり甘めの味付けから始めて あげると食べやすくなりますよ。 (10)家庭でおやつを与える場合、どういったおやつを与えていますか? ・スナック菓子 ・チョコレート ・パン類 ・グミ ・果物 ・牛乳 ・アイスクリーム ・ジュース ・プリン、クッキー等 ・ヨーグルト など 家庭で毎日手作りおやつを提供することは、なかなか難しいと思います。今年度より、預り保育のお やつを毎日手作りおやつにし、野菜の入ったケーキやマフィンだと、苦手な野菜でも子どもたちは喜 んで食べていますよ♪ 大お 人 お 豆 豆 参 豆 とに 腐 蒸 いぎ の ド りり し 豆 こ ー ケ の 乳 ナ 甘 ー ケ 辛 ツ キ 炒 ー め キ (11)預かり保育を利用される方、また利用したいと思っている方で、幼稚園でのおやつには どういった物を望まれますか? ・栄養のある手作りのおやつ ・おにぎり、野菜を使ったおやつ ・砂糖控えめ ・現在出されている手作りおやつやフルーツ、スティック野菜など ・自然の色素を使ったおやつ(着色料なし) (12)お子様の食事に関することで重視している点は? A.規則正しい生活習慣 D.栄養バランス B.遊び、運動等 ※複数回答可 体を動かす C.いろいろな食品を与える E. おやつの種類や量に気をつける H.楽しい食事 I.季節感や伝統行事を理解させる K.家族一緒の食事 50 L.食に関する話をする などなど F.食事の挨拶 G.食事のマナー J.食事の手伝いをさせる M.その他 46 45 40 39 39 36 35 30 25 25 20 20 25 20 15 15 10 10 7 5 5 2 0 A B C D E F G H I J K L M おいしく食べるひと工夫 食事マナーについて考えてみよう! ①お茶碗を手に持って食べる習慣をつける 古来日本では、低い膳を使って食事をしていました。その歴史から、ごはん茶碗やお椀、小皿などは手に持っ ていただくのが食事のマナーとなっています。 子どもがご飯をいただく時は、必ず手にご飯茶碗を持たせてやり食べるようにさせましょう。 ②“三角食べ”をしよう “三角食べ”とは、並んだ料理を均等に少しずつ食べていくことです。ご飯・おかず・汁を順序良く食べると お箸が三角に動くことから“三角食べ”と呼ばれています。 その三角食べの効果とは、ご飯やおかずを順番に食べることによって、口の中で料理を混ぜ合わせることがで きます。つまり、味付けの濃さを調節することができます。こうすることで、知らないうちに味の深みや幅を 広げていくことができ、時間をかけてしっかり噛むことで消化の働きを助けるとも言われています。こうした 日本独特の食べ方や文化を大切にしていきたいですね。 ③クチャクチャ音を立てて噛まない 物を食べるときに口の中でクチャクチャと音をさせるのは最強のタブーです。咀嚼音は一緒に食事をしている 人の食欲を減じさせてしまうこともあります。マナーの基本は、まわりの人を不快にさせないこと。正しい食 事のマナーは、繰り返し繰り返し教えていきましょう。 (13)(14)試食会に参加された方の感想、今後の給食に入れてほしい食材・要望など・・・ ◎試食会感想 ・とても美味しくいただきましたが、大人が満足する味付けでしたので、子どもにはもう少し薄い味付けでも 良いかもいれないなぁと思いました。 ・いろいろな食材が子どもたちが食べやすいように工夫されていて美味しかったです。ご飯が進みそうで意外と しっかりした味付けだと感じました。自宅では子どもが野菜をほとんど食べないのですが、給食では美味しか ったといって全て食べているようですのでとてもありがたく思っています。 ・たくさんの食材が使用されていて1食でいろんな栄養を摂取でき、とても良いと思いました。美味しかったで す。 ・とてもバランスよくておいしかったです。娘も毎日おいしいと食べているようで、本当にありがたいです。 ◎要望等 ・お弁当を作るのでも大変なのに、園の給食がありとても助かっています。しかもいろいろと考えてくださって ありがたいです。おかわりも出来るようになり子どもも喜んでいます。いつもありがとうございます!! ・温かい給食(カレーやシチュー、味噌汁など)が出たときは、子どもが帰宅後にいつもより特に嬉しそうに給 食のことを話します。 ・時々玄米食にしてほしい。 →玄米食の希望が何人かいらっしゃいましたが、給食で全員分に玄米を提供するとなると、炊くのにかなり の時間を要し、時間的にどうしても無理だとおっしゃいました。その代り昨年より18穀米を給食に出し てみましたとのことでした。時間を要する玄米は、恐れ入りますがご家庭の食事で出していただくように お願いいたします。 ・季節の旬の食材を使ったメニューを是非お願いしたいです。 →給食で提供している旬の野菜は、ほぼ柚木産の物。これからもなるべく地産地消を目指したいとおっしゃ っていました。 ・麺類でうどんの日が月1くらいあってもいいと思います。 →麺類が大好きな子どもたち!うどんは是非取り入れてみたいと思います。 皆さまからいただいた貴重なご意見は、毎学期おこなう「給食検討委員会」でキッチン花菜さんに全てお伝えして おります。可能な限りは要望に応えたいとおっしゃってくださっていますので、子どもたちには今後とも作ってく ださる方に感謝の気持ちを持って美味しくいただくように声をかけていきたいと思います。 お忙しい中、アンケートにご協力くださり本当にありがとうございました!!
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