低血圧治療薬確認テスト 氏名 1,次の文章について正誤を○、×にて記入せよ ( )低血圧症は全人口の5%以上もみられ軽視できない疾患の一つである ( )基礎疾患が見つからず原因不明の低血圧を本態性低血圧症と呼ぶ ( )自覚症状がなく、日常生活に問題がなくとも低血圧は治療が必要である ( )低血圧症の治療の第一選択はまず薬物療法である ( )昇圧の機序として末梢血管抵抗を上昇させる機構をα1受容体刺激作用と呼ぶ ( )昇圧の機序として心筋の収縮力を高めて昇圧する機構をβ1受容体刺激作用と呼ぶ ( )低血圧の治療の際、不定愁訴には抗不安薬や抗うつ薬も用いられる ( )インドメタシンはブラジキニンによる血管拡張が原因である低血圧症に有効である ( )起立性低血圧を生じさせる薬剤としてα1遮断薬、ニトロ製剤があげられる ( )糖尿病の抹消神経障害やパーキンソン病においても低血圧を示すことがある 2,低血圧症にみられる愁訴を5つ記せ 3,低血圧症を改善できると考えられる生活療法について6つ記せ 4,次に記す薬剤と関係の深い文章を下記より選べ リズミック( ジヒデルゴッド( エホチール( ドプス( フロリネフ( メトリジン( ) ) ) ) ) ) ① 心臓系、血管系(α1、β1刺激作用)の両者に作用するが、心臓系への作用が強く心拍出 量の増加により昇圧を示す。 ② 血管系(α1刺激作用)にだけ作用し、末梢神経を収縮し血圧を上昇させる。 ③ 静脈系の血管を収縮させ心臓へ戻る血液量を増やし心拍出量を増大させて昇圧させる。 ④ 体内で薬物がノルエピネフリンとなり神経の伝達をスムーズにし、血管系や心臓系に働いて 血圧を上げる。 ⑤ ナトリウムを貯留させ循環血液量を増加させ血圧を上昇させる。 ⑥ 薬剤が交感神経終末に入りノルエピネフリンの再取り込みを抑制しノルエピネフリン濃度を 増加させ、神経の伝達をスムーズにし、血管系や心臓系に働いて血圧を上げる。 ⑦ 適応症には低血圧はないが、昇圧効果が高く期待される。副作用発現率が高く、高 Na 血症、 高血圧症、うっ血性心不全には注意が必要である。 ⑧ 本態性高血圧症、起立性低血圧症の治療の他、透析施行時の血圧低下にも利用できる。本薬 剤は体内のノルエピネフリンを利用するためノルエピネフリンが欠乏した状態では効果を期 待できない。 ⑨ 本態性高血圧症、起立性低血圧症に用いられ有効率が75%と高い。心臓に対する作用も少 なく、正常血圧にも影響を与えない。小児用量も設定されている。 ⑩ 起立性低血圧症、パーキンソン病に用いられる。ノルエピネフリンのプロドラッグであるた め、体内にノルエピネフリンが欠乏している人にも効果が期待できる。 ⑪ 片頭痛、起立性低血圧症の治療に用いられる麦角アルカロイド。悪心、嘔吐、胸焼け等、副 作用が多く、耐性も存在する。強力な血管収縮作用により冠動脈や脳血管まで収縮させるの で関連する既往を持つ患者には注意が必要である。 ⑫ 本態性高血圧症、起立性低血圧症の他、網膜動脈の血行障害にも用いられる。β1刺激作用 が強く心拍数増加、頭痛などがみられる。
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