季節のイベント © Olivier ベルギー Polet © Ministère du Tourisme Luxembourg © MDLF/CRT Champagne-Ardenne/Oxley © Ville de Metz, Christian Legay, Marc Royer ルクセンブルク ドイツ km /1. 3カ国を巡る旅 5hr ナミュール 109km/75min 35km/30min スパ ディナン クレルヴォー hr .5 km 98 64km/1hr ルクセンブルク市 37km/30min シェンゲン /45 mi n トルニー 55 in /35m パリ オメガング (ブリュッセル) 宮廷貴族や騎士、職人などに扮した人々 が登場して中世を再現する。 王宮一般公開 (ブリュッセル) 国王の普段の執務場所を見ることがで き、世界中の美術品や装飾品が並ぶ。 ビール・ウィークエンド (ブリュッセル) ベルギー国内の大小さまざまな醸造所が 出店し、 多くの種類のビールが楽しめる。 F1ベルギーグランプリ (スパ) 難関で知られるサーキットで行われるF1 グランプリ。頭脳戦となることもしばしば。 マルシェ・ ド・ノエル (ベルギー各地) クリスマス市。オーナメントや郷土料理な どの屋台が所狭しと並ぶ。 バンシュカーニバル (バンシュ) ダチョウの羽飾りをつけた「ジル」が登 場し、街を練り歩く。ユネスコ無形遺産。 エニシダ祭り エニシダの女王ジュリーと令嬢たちのパ レード。民族舞踊と多数のアトラクション。 踊り行列 (エシュテルナッハ) ポルカの音楽とリズムに乗って踊りなが ら行進する宗教行事。 中世祭り (ヴィアンデン) ジャグラー、火吹き男、吟遊詩人、奇術師 等々、 中世の市と日々の暮らしを再現。 世界熱気球大会 (エシュテルナッハ) 40名ほどの世界のトップパイロットが挑 む熱気球の公認国際競技大会。 モーゼルワインとブドウ祭り (モーゼル) ワインの女王の叙任式。民族舞踊と大パ レード。振る舞い酒とアトラクション。 胡桃市 (ヴィアンデン) 新鮮な胡桃、菓子や酒など、胡桃製品が 中世の街の露店に所狭しと並ぶ。 マルシェ・ ド・ノエル (ルクセンブルク市) アルム広場、中央駅前広場、 パリ広場で 開催。10時30分∼20時まで。 レ・スプロンドゥール・ ド・ トロワ (トロワ) 中世祭り。 シャンパーニュの大市で栄え た中世のトロワを再現。 フェット・ジョアニック (ランス) ジャンヌ・ダルク祭。王太子シャルル7世 のランス入りと戴冠式を再現。 ランデヴー・プラス・スタニスラス (ナンシー) 街の中心部、世界遺産のスタニスラス 広場の夏のライトアップ。 フェット・ ド・ラ・ミラベル (メッス) 名産の果物ミラベルの祭り。女王も選ば れる。 ジャズ・パルサシオン (ナンシー) ジャズの鼓動に身を委ねて。 フォワール・ ド・サンレミ (トロワ) 聖レミギウスの市。 フェット・ ド・サンニコラ (ランス、ナンシー) クリスマスの原型といわれる聖ニクラウス の祭り。 マルシェ・ ド・ノエル (メッス・ランス) 待降節の1ヶ月間、 クリスマス飾りなどを 売る山小屋風露店が並ぶ。 185km/2.5hr トロワ ナンシー 旅の日程 現地時刻 D1 午後 日本発 ブリュッセル着 午前 ブリュッセル バス 市内観光◆ベルギー王立美術館◆グラン・プラス◆オルタ美術館 ◆マグリット美術館 (2009年6月∼) サブロン広場のアンティーク市 午後 ラ・ユルプ (ブリュッセル近郊) バス ◆フォロン・ミュージアム 交通機関 ベルギー 午前 デュルビュイ 終日 バス 午前 D5 市内観光◆源泉◆温浴施設 ナミュール 市内観光◆街の散策と◆城砦 (シタデル) からの眺望 ルクセンブルク 午後 スパ泊 ◆庭園 (6月∼8月が見頃) ディナン 市内観光◆城砦 (シタデル) ◆黄葉の眺め ブイヨン ◆ブイヨン城、町散策 オルヴァル 修道院跡とカフェでランチ バス クレルヴォー 村を散策。24ある 「ワロンの美しい村々」 に登録される村の一つ ◆ヴィアンデン城 クレルヴォー泊 ルクセンブルク バス ルクセンブルク市の市内観光 ルクセンブルク泊 D7 終日 エシュテルナッハ バス エシュテルナッハ 小さなスイスと言われるミュラータール ルクセンブルク泊 D9 フランス D10 D11 D12 D13 モーゼル地方、 シェンゲン バス 午後 メッス バス 午前 メッス 午後 ナンシー 午前 ナンシー モーゼル地方を訪問◆ワインカーヴ見学◆シェンゲン市内観光 【オプション】 モーゼル川のクルーズ 市内観光◆サン・テチエンヌ大聖堂、サン・マクシマン教会などのステンドグラス バス 市内観光◆スタニスラス広場◆ナンシー派美術館◆アールヌーヴォー建築巡り ナンシー泊 ◆ナンシー美術館 午後 トロワ バス 市内観光◆木骨組の町並みが残る旧市街 午前 トロワ バス ◆アウトレットショッピング 午後 ランス エペルネー バス 午前 ランス 午後 シャルル・ ド・ゴール国際空港 日本着 メッス泊 ◆サン・ルイ広場◆クールドール博物館 バス 市内観光◆ランスへ移動。市内観光。大聖堂、 トー宮殿など 【オプション】 エペルネーのシャンパンセラー見学 トロワ泊 ホテルから出発 帰国の途へ フランス、ベルギー、ルクセンブルクの3カ国を旅行する場合 飛行機やバスでの移動に比べ、列車はCO2の排出量も少な は、列車での移動が一番便利です。 いので環境にやさしく、陸で繋がったヨーロッパならではの、電 列車での旅は都市の中心から中心への移動が可能なので、 車での国境越えを体験することができます。 時間とコストの削減に繋がり、美しい景色を眺めながら、渋滞 ヨーロッパ鉄道チケットは、 日本をご出発される前に、 オンライ などに巻き込まれることもなく、計画通りに旅を満喫することが ンで簡単に購入することができますので、 とくに繁忙期には安 できます。 心です。 フランス国内では高速列車TGVが全土を網羅し、2007年6月 詳しくはレイルヨーロッパのウェブサイト にTGV東ヨーロッパ線の開通に伴い、 フランスの東部へのア クセスがより便利になりました。例えばパリ∼ストラスブール間 www.raileurope.jp は所要時間が4時間から2時間20分に短縮されました。 をご覧下さい。 有名なワッフルやチョコレートな ど、 ベルギーは甘いものには事欠 きません。 スペキュロースやクック・ ド・ディナンなどの焼き菓子や、バ ニラ・アイスクリームにチョコレー トをかけたダム・ブランシュもベル ギーならではの甘味です。 ランス泊 また、 ブリュッセル∼ルクセンブルク間は3時間で移動すること ができます。 機内泊 表紙写真/ © Magic Monkey, © OPT-J.L Flémal, © Ministère du Tourisme Luxembourg, © Ville de Nancy, © Opera - Theatre de Metz Metropole, © MDLF/CRT Champagne-Ardenne/Oxley © 八木実枝子 ムール貝 フリッツ ベルギーを代表する料理。大きな鍋にムール貝を 1kgがベルギーでの一人前。味付けは素材を活 かしたシンプルなものからカレーやトマト味のもの もあります。 いわゆるフライドポテトだが、 これは 実はベルギー生まれ。町中にはフ リッツ専門店もあり、小腹がすいた 時などには最適。マヨネーズをかけ て食べるのがベルギー流。 各家庭にも専用のフライヤーがあ るほどのベルギーの国民食です。 ビール © OPT-Visual News 味・色・度数などもさまざまで、約 800種あるといわれるベルギー ビール。ベルギー人はその時の 気分やシチュエーションによって 飲むビールを変えます。天気の良 い日はビアカフェのテラスでのん びりと景色を眺めながらビールを 飲む至福の時を! © OPT-Avantages ルクセンブルク 多様な食材に恵まれたルクセンブルクは、 グルメに とっては訪れるのも嬉しい。ルクセンブルクの代表 的な料理は、 もともとは農民が日常に食べていたよ うな素朴な料理ながら、 「質はフランス料理、量の多 さはドイツ料理」 といわれます。気取らないシンプル な食材・調理法で郷土の名物をいかにおいしく食 べるか、食べ物の保存に心を砕いてきた歴史を感 じさせるような料理が多く味わえます。ぜひ試したい のはアルデンヌ産ハム、 トリップ、 ブーダンなど豚肉 の加工品。秋にはいのしし、 鹿、 野ウサギなど、 ジビエ (野鳥獣) の宝庫となります。 © O.N.T.Luxembourg ルクセンブルクの名産品には乳製品、 ビール、 ワイン、ハムやソーセージなど の加工品、 パスタ、 ドレッシングマスター ドなどがあります。お土産のアイテム にどうぞ。 また人口に比べてミシュラン の星付きレストランの数は世界一で、 伝統的なフランス料理から各国料理 のレストランまでさまざまあります。 © O.N.T.Luxembourg © O.N.T.Luxembourg © OT Reims - Fossier フランス ミラベル メッスの特産品である黄色 いスモモ。 そのまま食べても タルトにしても美味しい。 シ ロップ漬けやリキュールは © M. EHRHARD お土産に。メッスでは毎年 夏に 「ミラベル祭」 が開催さ ロレーヌ地方の名物パイ料理 れます。 キッシュ・ロレーヌ 卵とクリーム、 ベーコンだけで作るシンプルな もの。一般的な家庭料理で、 カフェで軽食と して頼める。 フランスに来たら、 こんがりと焼 けた本場のキッシュをぜひお試しください。 もちろん国際線も充実しており、パリ∼ブリュッセル間は高速 列車タリスが2都市を1時間20分で結びます。 ランスのシャンパンセラーを見物 鉄道 〒107-0052 東京都港区赤坂2-10-9 ラウンドクロス赤坂ビル9階 TEL: 03-3582-6965 FAX: 03-3505-2873 E-mail: [email protected] www.franceguide.com フランス、ベルギー、ルクセンブルク間の移動は列車で! 終日 午前 ●フランス政府観光局 Office National du Tourisme du Grand-Duché de Luxembourg Gare Centrale P.O. Box 1001 L-1010 LUXEMBOURG TEL: (+352) 42 82 82 20 FAX: (+352) 42 82 82 38 E-mail: [email protected] www.visitluxembourg.lu ディナン泊 アルデンヌ地方を訪問◆クレルヴォー城 ヴィアンデン ●ルクセンブルク大公国観光局 ◆ヴェーヴ城、 フレイール城など D6 D8 〒102-0093 東京都千代田区平河町1-4-5 平和第一ビル TEL: 03-3237-7101 FAX: 03-3237-8400 E-mail: [email protected] www.belgium-travel.jp ◆セル◆クリュペ バス アンヌヴォワ城 トルニー ●ベルギー観光局ワロン・ブリュッセル ブリュッセル泊 “世界一小さな町”散策およびランチ スパ 古城 宿泊地 © OPT-I.Monfort シカやキジなど秋に狩猟が解禁になる野生動物 の料理。このジビエを求めて、多くの人がワロン 地方のレストランを訪れます。 ブリュッセル泊 ◆城および庭園 小さな村々 D4 スケジュール ブリュッセル国際空港到着後、バスで移動 モダーヴ城 D3 © 八木実枝子 ベルギー ジビエ 連絡先 国 日程 D2 グルメ お菓子・スイーツ 写真/ © OT Reims - M. Jolyot, © MDLF/Jean François Tripelon-Jarry 地名 © MDLF/Jean François Tripelon-Jarry メッス 60km エペルネー 125km/80min r .5h m1 k 130 km ランス ラーケン王宮温室公開 (ブリュッセル) 世界各地の植物が栽培されている。アー ル・ヌーヴォー調の美しい建物も見所。 ル・ ドゥドゥ (モンス) 聖人とドラゴンの戦いが繰り広げられる。 ユネスコ無形遺産。 かわいい幸せを 見つけにいこう! ベルギー、 フランス、ルクセンブルク。ゆっくり訪ねてみたかった緑の風薫るヨーロッ パ。四季折々のイベントを楽しみながら落ち着いた風情の街並みを歩けば、見どこ ろや名物も豊富なことに気づくはず。公園でマカロンやワッフルをほおばる。ふらり と入った店でビールやワインを味わう。ほのぼのとしてかわいい幸せが旅の時間に じわりと浸みわたります。 ルクセンブルク r ブイヨン /1h Th /1 aly km 62 sで 80 hr mi /1 n km 86 フランス かわいい幸せを見つけにいこう フランス ブリュッセル 139 ベルギー © MDLF - Danièle Taulin-Hommel © CRTCATableChem P. Winfield) 02 トロワの名物料理 アンドゥイエット 豚の腸に、細かく刻んだ胃 腸などの内臓肉を詰めた臓 ビスキュイ・ローズ 物ソーセージ。あらかじめ下 シャンパンと一緒につまむ優雅なピンク色の ゆでしたものを焼いたり、 あ ビスケット。砂糖と卵と小麦粉だけで作られ、 るいはそのまま輪切りにして メレンゲに近いサクサクの食感が特徴。有 アペリティフとして、 マスター 名なのは老舗フォシエ社のものです。 ドをつけていただきます。 ランスの名菓 花の街ナンシーの公園や庭園散策 ナンシーは多くの公園や庭園に恵まれた都 市で、市内に存在する木々の総数は何と2 万本以上に及ぶとか。 また美しい花々も咲 き乱れ、ベテランの造園家によって常時手 入れがされています。 特に訪れたいのは夏。30万本を超す様々な 種類の花々を見ること ができます。 デュルビュイ 中世の町並みが今も残る“世界で一番小さな町” ベルギー © OPT/K. VAN LIDTH ルクセンブ ルク フランス 森に囲まれた道を抜けると、箱庭のようなかわいらし い町が現れます。 人口約500人で “世界で一番小さな町” と呼ばれて います。中世からの石畳や古い町並みが残り、 ぶら ぶらと散歩をするのも楽しい。小さい町ながらも多く のレストランを抱えるグルメの町としても知られていま す。 レストランを併設するホテルも多く、 特に秋のジビ エの季節には宿泊を兼ねて多くのグルメたちがこの 町を訪れます。 お土産には名物の “タンポポジャム” を。 ナンシー アール・ヌーヴォーの発祥地 © Ministère du Tourisme Luxembourg © JC Kanny ‒ CDT Moselle © OPT-Snapshot-Jens Snap © Ministère du Tourisme Luxembourg 上/ジャン大公現代美術館 下/ルクセンブルク フィルハーモニーホール © OPT/Kouprianoff © Ministère du Tourisme Luxembourg ナミュール&ディナン 首都ルクセンブルク市 ムーズ川と城砦に守られる水辺の町 © OPT-J.L Flémal ブリュッセル 歴史と現代が調和するヨーロッパの首都 ベルギーの首都。EUをはじめNATOなど国際機関の 本部を抱え、 ヨーロッパの首都ともいえる都市です。 ブリュッセルの一番の見どころは、世界遺産の広場 グラン・プラスです。市庁舎、 ギルドハウスなど古くか らの建物に四方を囲まれた石畳の広場は、 ヴィクト ル・ユーゴーが「世界で一番美しい広場」 と言ったほ ど。毎朝花市が開かれるなど今でも市民の憩いの場 となっている場所です。 ブリュッセルでの楽しみの一つがアンティーク探し。 古いものを大切にするベルギー人の気質がよく表 れています。サブロン広場のアンティーク市やジュ・ ド・バル広場で毎日開かれる蚤の市などがあります。 その付近のアンティークを扱う店が多く並ぶ通りは ショッピングしながらの散歩にも最適です。 2009年、ブリュッセルに 「マグリット美術館」OPEN ルネ・マグリットはベルギー出身のシュルレア リスムの画家。収蔵作品は200点以上、世 界最大の所蔵となる。絵画作品以外に、画 The Return (Le Retour), 1940 家自身が撮影 した映像な ど多岐にわた り、多 © Charly Herscovici, with his kind authorization 才だったマグ ットの世界を満喫でき る。 ‒ c/o リ SABAM-ADAGP, 2008 The Return (Le Retour), 1940 © Charly Herscovici, with his kind authorization ‒ c/o SABAM-ADAGP, 2008 首都ルクセンブルク市の旧市街、 またヴォーバン式 要塞は1994年にユネスコ世界遺産の指定を受け ています。今日、 ルクセンブルク市は欧州でも非常 に進んだ近代的かつ国際的な都市として様々な文 化の交流点となっています。ルクセンブルク市の見ど ころは何と言っても要塞都市の面影を今に伝えるカ ズマット (砲台) でしょう。17世紀には堅固な砦として 大砲が設置され、兵士や兵器、馬、甲冑の収容場 所として機能していた巨大な人工の地下要塞が断 崖絶壁の下に全長23㎞にもわたって広がっていま す。 また2006年にオープンした新たなランドマークタ ワー、 ジャン大公現代美術館(MUDAM) はパリの ルーブル美術館ピラミッドの設計を手掛けた建築家 イオ・ミン・ペイの設計によるもの。ポンピドゥー・セン ター (パリ) やMOMA近代美術館 (ニューヨーク) に 匹敵する現代アートコレクションを誇ります。 また市 立歴史博物館では公国の歴史や美術、 また都市開 発について学ぶことができます。 © 八木実枝子 © OPT-Joseph Jeanmart モーゼル地方 ミュラータール地方 ・エシュテルナッハ © Ministère du Tourisme Luxembourg ワロン地方は森、川、丘など豊かな自然に恵まれた 地域です。緑あふれる中に小さな美しい村々が点在 しています。 そのうちトルニーやシャルドヌー、 クリュペ など24の村が “ワロン地方の最も美しい村々” に登 録されています。 村での滞在の楽しみは、 とにかくゆっくりすること。の んびりと村を散策し、疲れたらカフェのテラスでひと 休み…。 オーベルジュと呼ばれるホテル・レストランで ホテルライフと食事と滞在を満喫して、 ゆったりと流 れる時間を感じてみては。 スパ “スパ”の語源となった水の町 温泉地として名高いこの町は、 “スパ” の語源となっ た町です。ベルギー王室をはじめ、多くの著名人や 貴族たちが保養のために訪れ、温泉やカジノで滞在 を楽しみました。世界で最も古いカジノがこの町にあ るのです。郊外に広がる緑豊かな森の中には源泉 が点在し、源泉めぐりも楽しみの一つ。水の町スパ でエステやプール、 そして豊かな自然の中で心も体も リフレッシュ! © Ministère du Tourisme Luxembourg アルデンヌ地方 ●ヴィアンデン ルクセンブルクの真珠といわれるヴィアンデンは中 世の面影が今日も残り、街の中心にそびえ建つヴィ アンデン城は、修復工事により昔の栄華を見事に 蘇らせています。 また19世紀半ば、政治的理由でベ ルギーに亡命していた間にヴィアンデンを何度も訪 れた、作家ヴィクトル・ユゴーの記念館があります。 © Ministère du Tourisme Luxembourg ●クレルヴォー 12世紀に建てられたクレルヴォー城の館内にある 「ザ・ファミリー・オヴ・マン 美術館」 では、 ルクセンブ ルク出身のエドワード・スタイケンが1950年代に収 集した個人コレクションを常時展示しており、人間を テーマに各国の写真家が撮影した500枚に及ぶ写 真を鑑賞できます。写真を一つの芸術として確立し た初めての例として2003年にユネスコ世界遺産に 登録されています。 © Ministère du Tourisme Luxembourg ルクセンブルクで最古の中世の街並が残るエヒテ ルナッハは国際音楽祭で有名。毎年夏にはバロッ ク音楽から現代音楽まで著名なオーケストラが集 まって人気を呼んでいます。 壮大な自然に囲まれた東部のミュラータール地方は 「ルクセンブルクの小スイス」 といわれ、 トレッキング には最高。 ナンシーは15世紀よりガラス工芸で栄え、 19世紀末 に工芸家エミール・ガレにより、 伝統にとらわれない新 しい様式の装飾美術「アール・ヌーヴォー」の一大 拠点としてその名を轟かせた町。ナンシー派美術館 が充実したコレクションを誇るのはもちろん、 自然をモ チーフに独特の装飾模様を施したアール・ヌーヴォー 建築の邸宅が市内に多く残ります。 ロココ芸術の粋を凝らした傑作として有名なスタニス ラス広場、 カリエール広場、 アリアンス広場は、18世 紀につくられたヨーロッパで最も美しい広場として、 1983年に3つの広場がまとめてユネスコ世界遺産 に登録されました。 フランス有数の美術館、 ナンシー 美術館も必見。雰囲気ある旧市街や、 ロレーヌ公の 館、 ロレーヌ歴史博物館などもぜひ訪れたいもの。 © Office de Tourisme de Troyes www.tourisme-champagne-ardenne.com www.tourisme-lorraine.fr トロワ 木組みの家並みが残る中世都市& 欧州最大のアウトレットの街 © Couque Collard 各地に点在する美しい村でのんびり滞在を… © OPT-J.L Flémal © Ville de Nancy 北フランスの美しい自然と、歴史遺産に恵まれたロレーヌ地方。代表的な都市はナンシーとメッスです。 お祝いに欠かせない酒を生むシャンパーニュ地方ではトロワ、ランス、エペルネへどうぞ! モーゼル地方はルクセンブルクが誇るブドウ生産地 域で、周辺にブドウ園や醸造農家が広がるワイン街 道は40㎞にも及んでいます。日本でもよく知られた リースリングやピノ・グリ、 ゲヴュルツトラミネールなど のカーヴでは試飲付見学を実施しています。 シェンゲンはドイツ・フランスと国境を隔て1985年に ヨーロッパ各国における共通の出入国管理政策で あるシェンゲン協定が調印された都市として有名で す。調印の記念碑や中世から建つ川縁りの城跡や 教会などが見どころ。豪華な遊覧船マリー・アストリッ ド妃号に乗って、美しい村々やワイン農家を眺めな がらの約30分間のモーゼル川クルージングもお勧 めです。 ワロン地方の美しい村々 © OPT-J.L Flémal © OPT-J.P Remy ナミュール、 ディナンはどちらも川沿いにある、落ち着 いた町。ナミュールはワロン地方の首府が置かれ、 また大学もあるため多くの若者たちでにぎわいます。 ディナンは丘の上にシタデル (城砦) がそびえ、 そこか らディナンの町とその周辺に広がる森を一望するこ とができます。 また楽器サックスの生まれ故郷でもあ り、4年に1度国際コンクールが開催されています。 伝統的な堅焼きクッ キー “クック・ ド・ディナ ン” はお土産に最適。 どちらの町でも夏は ムーズ川のクルーズ がおすすめ。水の上 から眺める町並みは 一味違ったものにな るでしょう。 © CRT Lorraine かつてシャンパーニュ地方の主都として繁栄したトロ ワ。木組みが印象的な家々が建ち並ぶ情緒あふれ る旧市街地は歴史保護地区の指定を受けていま す。13世紀以降の各時代の芸術様式の変遷がみ られるステンドグラスが素晴らしいサン・ピエール・エ・ サン・ポール大聖堂や、市内最古のサント・マドレー ヌ教会など、 はるかな時代を偲ぶことができます。マ ティスやドランなどフォーヴィスムに興味がある方は 現代美術館へ。 またトロワにはヨーロッパ一の規模 を誇るアウトレットセンターがあり、 フランス内外の有 名ブランド製品を驚くほど安く購入できるため、出か ける時にはたっぷりと時間をとって。 トロワの巨大アウトレット センターでショッピング © Ministère du Tourisme Luxembourg © Mac Arthur Glen フランス人にトロワについて尋ねれば、 間違いなく 「巨大なアウトレットの街」 と いう答えが返ってくるように、 ヨーロッパ 一の規模を誇るアウトレットセンターが あります。 フランス内外のアパレル商品 が非常に安く購入できるので、 たっぷり 時間をとって回りたい。 © CRT Champagne-Ardenne - M. Joly © OT Reims - F. Canon ランス 歴代国王の戴冠式が執行された シャンパーニュの都 シャンパーニュ地方の一大都市ランス。アミアン、 シャルトルと並ぶフランスゴシック建築三大聖堂の ひとつであるノートルダム大聖堂は、 フランス歴代国 王の戴冠式が行われた場所。正面扉口に施された 見事な彫刻群や、 ステンドグラスから漏れる色彩と 光が神秘的で、 シャガールが手がけたステンドグラス も見ものです。大聖堂に隣接した旧大司教公邸の トー宮殿は、 タピスリーや彫像など大聖堂にまつわ る宝物を展示する国立博物館になっています。 また 5世紀のランス司教聖レミの遺体を祀るサン・レミ聖 堂および修道院博物館は大聖堂、宮殿とあわせユ ネスコ世界遺産に登録されています。 フランスで活 躍した日本人画家、藤田嗣治が設計・内装を手掛け たロマネスク様式のノートル・ダム・ ド・ラ・ペ礼拝堂も ぜひ訪れたい場所。聖書の題材をモチーフに総面 積200㎡からなる壁一面を覆うフレスコ画に思わず 言葉を失うでしょう。 またランスはお祝い事には欠か せないワインの王様シャンパンの都。名門シャンパン セラーが軒を連ね、一般向けにセラー見学も実施し ています。 シャンパンセラーで シャンパンのテイスティング © CRT Champagne-Ardenne - Christian Maury ランスまで来たら近郊の街エペル ネへもぜひ足を延ばしたい。最大 の見所は、 「エペルネのシャンゼリ ゼ通り」 といわれるしゃれたシャンパ ン通り。最高級シャンパンに名を残 した修道士ドン・ペリニョンの像や、 モエ・エ・シャンドン社やメルシエ社、 カステラーヌ社など名門シャンパン ・メーカーが建ち並び、試飲付き見 学ツアーを開催しています。 ©CA2M / Shigeru Ban Architects Europe & Jean de Gastines / Artefactory メッス ステンドグラスの町 神聖ローマ帝国領で、中世にはヨーロッパ経済の 拠点として栄えたメッス。建設に300年もの歳月を 費やしたサン・テティエンヌ大聖堂の総面積6500 ㎡に及ぶステンドグラスは圧巻で、20世紀にシャ ガールが手がけた部分もぜひ見たいもの。 またメッス 駅周辺では様々な芸術様式の建築物を見ることが できます。日暮れと同時に市内はライトアップされ、 モーゼル川岸沿いの遊歩道からオペラ劇場やタン プル・ヌフ教会などを眺めるのは幻想的です。サン・ クロワの丘からは旧市街を一望でき、 かつてのロー マ時代の浴場跡地を利用したクールドール博物館 でメッスの歴史に触れても良いでしょう。 メッスは現 代アートのメッカでもあり、2009年にはパリのポンピ ドーセンター分館の「ポンピドーセンター・メッス」が 開館します。日仏の建築家が共同で手掛けた斬新 な設計の建物は今後メッスのランドマークとなるで しょう。 メッスの食文化のシンボルマーク 「ターブル・ ド・ラブレー Tables de Rabelais」 「ラブレーの食卓」 を意味する、 メッスの食文化の シンボルマーク。 メッスの伝統料理を出している レストランや、近年見直されつつあるメッスならで はの料理や菓子などにつけられており、 このマー クを頼りに市内を散策すれば、本物の郷土料 理に出会えるはず! 加盟レストランやブティックは メッス観光局HP上でダウンロード可能。
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