第4回 知床羅臼写真コンテスト 受賞者発表

平成 27 年 9 月 19 日
第4回 知床羅臼写真コンテスト
受賞者発表
第 3 回知床羅臼写真コンテストにおおくのご応募をいただきありがとうございました。
厳正な審査の結果、各部門の入賞作品が選ばれましたので、ここに発表いたします。
各部門の入賞を5点、そのうち部門賞 1 点を毎年選出してまいりましたが、今年度は自然
部門、スナップ部門ともに入賞に該当する作品を3点とさせていただきました。ご出品いた
だいた皆様にとっても、また審査員一同にとっても、残念なことではありますが、これを機
に、知床羅臼写真コンテストをさらに信頼性が高くかつ魅力に富んだ写真コンテストへと発
展させていきたいと存じます。今後とも皆様のご支援とご協力をお願いいたします。
< 最優秀賞 >
津田盛夫 「凪の中を…」
< 生き物部門 >
部門賞 津田 盛夫 「凪の中を…」
入 賞 須田 康 「ガヤ群れる羅臼の海」
入 賞 中瀬 泰広 「シャチの楽園 羅臼」
入 賞 野村 真輝 「雛のもとへ TAKE OFF!」
入 賞 前川 泰範 「オジロワシの狩り」
< 自然部門 >
部門賞 佐藤 智一「こっそりと春が来た」
入 賞 幕田多喜子「春限定 3.8沼」
入 賞 松村 広一「暁の水鏡」
< スナップ部門 >
部門賞 津田 盛夫 「春近し 天頂山へ」
入 賞 幕田多喜子 「帰港」
入 賞 津田 盛夫 「バンザァ∼イ」
敬称略
応募総数 87 点 ( 生き物部門 44 点 自然部門 24 点 スナップ部門 19 点 )
お問い合わせ先
一般社団法人 知床羅臼町観光協会
TEL (0153)87-3360 FAX (0153)87-4910
http://www.rausu-shiretoko.com/
審査員講評
【全体を通して】
応募総数 87 点
石井英二審査委員長
応募点数が少なくなったのが非常に残念でした。町内の方々にもさらに参加してみていただきたい
と思います。生き物部門はなかなかいいシャッターチャンスを捉えている動物写真が多くよかった
です。反面スナップの応募点数が毎年少なくなってきていてもったいなかった。スナップと言いつ
つもスナップとは言えない写真もある。人物の感情が見えるような表情をもっと捉えてほしい。
関勝則 副審査委員長
生き物部門は、臨場感が伝わって来るものがありました。今までにない感じのタイミングや動きで
撮られているものが多くて、そういうものは見ごたえがありました。一方でありきたりな構図も多
かったように思います。自然部門も点数が少なかった。横位置で撮りたくなるものを縦位置で撮る
など、構図に工夫されているものがあり良かったと思います。スナップは、被写体の感情が伝わる
写真、感動したことが素直に伝わって来るような写真が撮れるとよい。ぜひ町内の人にも頑張って
いただきたい。友人や家族など被写体は沢山あるので頑張ってほしい。
【最優秀賞】
【生き物部門賞】応募点数 44 点
石井 体や波のディテールが綺麗に出ていて完成度も高い。対象に寄りすぎもせず、生き物の周り
全体の雰囲気まで見えているのが決め手になりました。
関 作品を見比べると完成度が非常に高い作品でした。シャチは、シャッターチャンス時には寄り
ぎみで撮ってしまうように、撮り手が興奮してしまうことの多い被写体ですが、
きちんと構図を作っ
て捉えようとしているのが素晴らしかったと思います。
津田 盛夫 「凪の中を…」
【自然部門賞】応募点数 24 点
石井 天狗岩という近場、街中で星がこれだけきれいに写るのはすごいことです。フキノトウが良
いアクセントになっている。星にもフキノトウにも綺麗に露出が合っていて、技術力が非常に高い
のがわかります。
関 石井さんと同じく、フキノトウが出ているのが面白いです。構図をしっかりつくっていて良い。
佐藤 智一 「こっそりと春がきた」
【スナップ部門賞】応募点数 19 点
石井 人の形態と風景の山とがうまくマッチしています。誰か一人でも顔を上げて表情を捉えられ
たらスナップ的にはより良かった。きれいにまとめられていると思います。
関 羅臼町でトレッキングが定着してきているようで、良い写真が出てくるようになりました。部
門賞作品は画面の完成度も高いと思う。シャチがなければこれが最優秀賞でした。
津田 盛夫 「春近し 天頂山へ」