日鶏協回覧板 平成 27 年 3 月 2 日 一般社団法人 日本養鶏協会 コレステロール制限は必要なかった 米国で 5 年毎に見直されている「米国民のための食事ガイドライン」2015 年版 が諮問委員会によってまとめられ、農務省と保健福祉省長官に諮問されました。 その内容は既にネット上に掲載され、一般市民よりのコメントを募集しており、 市民公聴会も 3 月 24 日に開催されることとなっています。 その報告書の中で コレステロールについて以下、公表しています。 コレステロール:従来の「米国民のための食事ガイドライン」ではコレステロ ール摂取一日当たり 300mg以上は制限すべきであると推奨していた。 米国 心臓協会/米国心臓病学会の報告書による結論が示す様に、血中コレステロール と食事で摂取されるコレステロールとの間にはっきりと認識できるだけの関係 がないことを有効な資料が示しており、2015 年版「米国民のための食事ガイド ライン」諮問委員会はもはやこの推奨を行わないこととした。 コレステロー ルはいまや摂取過剰の対象となる栄養素ではないということである。 ⇒原典(90/571 ページ、642 行目) 諮問委員会は卵などの高コレステロール食品の消費は、血液中に循環している コレステロールのレベルに対して、殆ど何も影響を与えないという多くの研究 結果を引用しました。 食事からのコレステロールは人間の血液中に循環して いるコレステロールの 20%程度にしかすぎず、コレステロール摂取を低めても 血液中のコレステロールのレベルには、ほんのわずかにしか影響を与えないと いうことです。 「米国民のための食事ガイドライン」は 1980 年に最初の報告書が発行されその 後 5 年毎に改定されています。 諮問委員会を構成する 14 人の専門家は栄養学、 医学と公衆衛生の分野で全国的に認められている人々です。 委員会は過去 2 年間で 7 回の会議を開いています。 今回の報告書で、諮問委員会は米国民は 肉類中心の食事から植物中心の食事に変えることを引き続き目指すべきで「赤 身肉と加工肉の摂取量を下げ、食品・飲料・シリオル中の砂糖類も摂取を抑え るべき。」と推奨しています。 【参考】(J-CAST ニュース 2015 年 2 月 28 日) これで卵が好きなだけ食べられる!? 「コレステロール制限」実は必要なかった 【日鶏協回覧板】 発行者:一般社団法人 日本養鶏協会 〒104-0033 東京都中央区新川二丁目6番16号馬事畜産会館内 (5階) TEL:(03)3297-5515 FAX:(03)3297-5519 発行日 2015 年 3 月 2 日 編集・発行責任者:島田博([email protected]) 日回 150301- 1 -
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