教育目標 「勤勉な人」「誠実な人」「健康な人」 四中だより HP http://homepage3.nifty.com/nk-4-j/ 中野区立第四中学校 ℡03-3330-5325 平成 26 年5月 27 日 第45号 発行者 :校長 弓田 豊 「ありがとう」と「It's my pleasure.」 ~素敵な言葉 大切にしたい精神~ 月 に3~ 4 回 、 A L T の ビ コ 氏 が 本 校 を 訪れ、 四中 生 に 英 語 を教 えて い る 。 気さく な ビコ氏 は 、 私 に も ネイテ ィブな 英 語 で 話 し か け て く れ る の だが、 私 は あま り 理解で きない。 中学1 年 の 時か ら10年 近 く 英語を勉 強し た の だ が 、 恥 ず か し い 限 り である 。 終 戦直後の 英 語 の 授 業 で 、「 I am a school boy.」 を「 私は一人 の学校 少年です 」と 直 訳 し て い た と い う 笑い話 も あ る が 、 私 の 受 け た 英 語 の 授 業 は ご く 普 通だ っ た。英語 の先生 が 地 元 会 津 の 人 で 、 ひ ど い 訛 り があっ た こと を 除 け ば … 。 た だ 、 当 時 、 英語の授 業は会 話より文 法 や 英 訳 に 比重 が 置かれ た ような 気 が する 。 授 業 中 、 英 会 話 は ほ と ん ど な か っ た。 AL Tが 教 育現場に 導入され たのは 、その後 かなり経 過 し てから である 。 こ う し た 「 事 情 」 も あ っ て 、 私 は 英会話 を不得意 と してい るのだ が、 実は 、 職 員 室 の 先 生 の 多 く も同 じ よ う な 状 況 で あ る 。 そ のよう な状 況 を 憂 慮 し 、 国 は 3 年 前 か ら 公立小学 校の 5 、6 年 生 で は 「外 国語活 動」 とし て、 歌 や ゲ ームな どを通 じ て 英 語 に 親 し む 授 業 を 行 い始めた 。 そし て、 昨年 、 小 学 校 3 年生 から英語 教育を開 始 す る方針を 固め た 。 「 外 国 語 活 動 」は 教 科 に「 格 上 げ 」さ れ 、小学校 高学年 で 現 在 の 中 学校 の 学習内容 を 学 ば せ る ことも 検 討 さ れ る 。 小 学 校 の 早 い 段 階 か ら 国 際 化 に対応し た教育を 充実 さ せ、 世 界 で戦える 人 材 を育成す るこ と が 狙 い で あ る 。 東 京 オ リ ンピック が開催さ れる 2020 年まで の実施を 目指す とい う。 国 際化へ の対 応 を 実 践 し て い る の は 国 だ けではない 。 都 内 で 「 英 語 少 し 通じ ます 商 店街 」と いう プ ロ ジ ェクトを 立ち 上 げ た 商 店 街 が あ る 。 「 少 し 」の 英語 に「 おもてな し 」の気持 ちを込め て、外国人 観光 客 を 積極的 に受け 入 れ る 雰 囲 気 を 地 域 全 体 で 作り上げ ようと いうのだ 。 外 国 の 人が お 店に 入っ てきた際 、 簡 単な英 語で 商 品 説 明 や 道 案 内 を 行 う こ と で コミュ ニケー ション を 図り、そ れによ って 商店 街 の 活 性 化 が 期待され 、そ し て 、 お 客 さ ん を 獲 得 で き ると い う 図 式 だ 。 先日、 その様子 がTVで 放映さ れ て いた 。 外 国 の 人 がお 店 に 入 る と 、 店 員 が 簡 単 な (たどたど しい) 英語で 街や商品 の 説明を する。 そ れが、 実 に 微笑まし く、店 員 の 一 生 懸 命 な 姿 勢 が 外 国 の 人 に も 好印象を 与え て いた 。一通 りのやり 取りが 終わり、 最 後、外 国 の 人 が 店 を 出 る 時 に 、 「 Thank you.」と礼を 述べた。そ れに対 して、店 員 は「 It's my pleasure.」 と 応 え て い た。 英 語 の 授 業で 、 「 Thank you. ( あ り が と う )」に 対 し ては 、 「 You are welcome. (ど ういたし まし て )」 と 応 え る と 学習 し た が 、こ こ で は「 It's my pleasure.」で ある。ご存知の 向き も多いと 思うが 、 「 It's my pleasure.」は「 You are welcome.」と 同 じ く「 どうい たしまし て」と いう意味 で あ る 。直 訳 す れば 、 「そ れ は、私 の喜び で す 」 と な る 。 転 じ て 、 結 果として 感謝さ れるよう な 行為で あって も、 それ は 感謝さ れ よ うと思 って 行 っ た 行 為 で な く 、 た だ 、 私 自身 の喜 びとし て行っ た だ け です 。だか ら、感謝 にはおよ び ま せん よ 、 と 解 釈 で き る 。 「あり がとう 」 は 、 美 し い 日 本 語 、 大 切 にしたい 日本語 として 最 も 愛され て い る 言 葉 の一 つ で あ る 。 こ の「 It's my pleasure.」も 英 語 で は あ る が 、「あり がとう」と 同様、美 し く 、素 敵な言 葉 で あ り 、私 た ち が 大切に し な け れ ば な ら な い 精 神 だ と 思 う。 昔 、 亡くな っ た 母 親 と 最 期 の 別 れ を す る 際 、兄が 棺 の中の母 親に 「 ありがと う」と声 をかけ ていた。 寡 黙で 内 気な 兄 が 、 大 勢 の 親 類 ・ 縁 者 に はばかるこ となく 母 親 に 「ありがと う」 を 言 う な ど 思って も い なかった 。 学 のない 母 親 で あ っ た が 、も し 英 語 を 話 すこと がで きたなら 、「 It's my pleasure.」と 応 え た の ではな い か と思っ てい る 。 四葉学級 高尾山校外学習を終えて 四葉 学 級 は1 年 生 2 人 を 迎 え 、 8 人 で 新 学期 ス タ ー ト し ま した 。 新 し い 仲 間 と 協 力 し て 班 行 動 を する 、初 めての行事 が今 回 の 高 尾 山 校 外 学 習 で す 。 5 月 15 日 (木 )の 朝 、 中 野 区 役 所 前 に 集 合 して出 発 式を 行 い、 そ の 後 自 分 た ち の 力 だ け で 高 尾 山 へ向 かい まし た 。こ の 日 の た め に お 金 の 数 え 方 、 切 符 販売 機の 使い 方 、駅 や 電 車 内 の マ ナ ー に つ い て 事 前 学 習を して きました 。班長 は 今 回 の 校 外 学 習 を 成 功 さ せ るため に、 しお り を読 ん で 予 習 を し て く る と い う 意 識 の 高さ を示 しま し た。 そ ん な 上 級 生 に 刺 激 を 受 け て 、 下 級生 も高 尾山へ向か う気 持 ち の 準 備 が で き て い き ま した。 当日は生 憎の 雨 模 様 で し た が 、 登 山 を 始 めると次 第に天候 が回復 し、頂上 へ着く頃 には太陽 が顔を 見 せ る ほ ど の 良い 天 気 に な り ま し た 。頂 上 へ 続 く2 30段ある 心臓破 りの階 段では 、 「がんば れ!もう 少し だぞ。」と上級生 が 声 を か け 始 め ま し た 。最後 の力 を振り絞っ て登り 切った 高尾山。最後 尾の1 年生 が頂 上へ足を 掛ける と 、 待 ち 受 け て い た 生 徒 達 から自 然と拍手 が起こり ました 。班 員 が バラバラ になる こと なく、学習 した 通 り 指 定 さ れ た 電 車 に 乗 り 、目的 地にたどり 着くこ とがで きました。 し か し 、 一 方 で は 、 練 習 し た に も 関 わ ら ず 切符の 買い間違 い があ ったり 、 切符以外 のもので 乗車し よ う と したり 改善 す べ き 課 題 も あ り ま し た 。 今 回 の 経験 を 糧 と し 、 正 し く 理 解 し て 行 動 する力 を3年生は 修学旅 行で、 1 ・ 2年生 は宿泊 行事で 発揮 できるよう に頑 張 っ て ほ し い と 思 い ま す 。(久 保田 彩香) 1年 校外学習を終えて 5 月 1 4日 ( 水 )、晴 天 に恵 まれ 千葉 県野 田市 清 水公 園に 校外 学習 に 出 か け 、実 行委員が 決 めたスロー ガン「仲間 と 仲良く助け 合い、作 る ぞ カ レ ー !! 遊ぶぞ アスレチッ ク!!」を実践 することが で きま した。 飯 盒 炊 さん では、か まど の準備、飯盒 を使っ ての 炊飯、野菜を 切っ て の 調 理 等 を行っ て カレ ーを作りま した。慣 れない 手つきで包 丁 を使 い 心 配 な 場 面もあ りまし たが、しっ かりと下 準備を してカレー を作っ て い る 姿 は とても ほほえ ましかった です。 カ レ ー も飯 盒も水 加減に は苦労をし たよう で 、各班 とも 悪戦苦 闘し な が ら 懸 命 に 調 理 を し ま し た 。 カ レ ー が 水 っぽく てシチュ ーのよう であっ たり 、ニ ンジンの 切り方 が大 きすぎて 生煮え で あ っ た り 、 べ ち ゃ べ ち ゃ なご飯 になって しまった り、デ ザートに 出された バナナ を具 材として 使い不 思 議 な 味 の カ レ ー に な っ た りしま したが、 生徒は貴 重な経 験をしま した。 大 成功の カレ ー は 一 班 だった よ う に 思 い ま す が 、 た と え うまく いかなく ても、取 り組み 姿 勢 がよ かったた め、 今 回の 目 的 を達成 した と 思 い ま す 。 フィール ドア ス レ チ ッ ク で は 、 ほ と ん ど の班が水 上コース に チャ レンジし ました。 水上コー スとい う より も 水没 コ ー ス と い う 感 じ で 、 予 想 以 上 に 沼に 落下 する 人 が多 く 、 3 分 の 2 の 生 徒 が 着 替 え て い まし た。 しか し 、沼 に 落 ち て い た 様 子 は 本 当 に 楽 し そ うで 、見 てい た 私た ち も 笑 い が 止 ま り ま せ ん で し た 。 フィ ール ドアスレチ ック で も 十 分 に 目 標 を 達 成 し ま した。 一方 、 朝 の集 合 時 に ぎ り ぎ り で 駆 け 込 ん だ人 が 何 人 も い ま した 。 時 間 に ゆ と り を 持 っ て 行 動 す る こと が課 題で す 。 ま た 、 は し ゃ ぎ す ぎ て ア ス レ チ ッ ク の 係 員か ら注 意 をさ れ て た 人 も い ま し た 。 ル ー ル を 守 っ て 楽 し むこ と も 課 題 で す 。 今 回 の 校 外 学 習 で は 大 き な 成 果と 課 題 が あり ま し た が 、 そ れ ら を 今 後 に 生 か す こと が成 長につなが るの で す 。( 中 井 正広) 2年 横浜校外学習を終えて 5 月 16 日 (金 )、 2 年 生 は 横 浜 へ 校 外 学習 に行っ てき ました。1年時の校外学習は団体行動のみでしたが、2 学年に進級し初めて班行動での校外学習に挑戦しました。 校外学習に向けて最初に取り組んだことは有志の実行 委員8名によるスローガン作りでした。校外学習を通し て2学年としてどのようなことをしてきたいか、また、 どのような力をつけたいかなど話し合うこと5時間。ス ローガンは 「『 ( と ら え る )』 心で感じて初めて知る ―自制の先 に見 え る も の ― 」 になりま した 。 こ れ に は 、 そ の 土 地 に 行 くからこ そ分かる ことを 自分たち の目や肌 で感じて 理解し た いという 思い。 ま た 、 班 行 動 に よ り 人 数 が 少なく なるがゆ えに出て しまう わがまま を抑えて 班全員 が楽 しめる校外 学習 に し た い 、 と い う 思 い が 込 められ ています。 ス ロ ー ガ ン を 達 成 す る た め に 、 ま ず 、 コ ー ス 作りが 始 まりました。自分が行きたいところ、班員が行きたいと 思っているところ、それらを上手に組み合わせたいと思 ってもチェックの時間がうまく入らず、何度もやり直し をしました。自分の行きたかったところを諦めた人もい たり、逆に行きたいと主張し続ける人もいたり、そんな 中で班員の 結束が 固まり 、当日を迎 えまし た。 当日は全班が神奈川県立歴史博物館を見学しました。 そこでは、しおりに多くのことをメモする人、学芸員さ んに分からないことを質問する人、展示物をじっくり観 察する人な ど、現 地 学 習 を 意 欲 的 に 行 っ て い る2年 生の姿を見 ること ができ ました。学芸員 さんから「 こ の学校はよ く学 習 を し て い ま す ね 。」 と の お褒 めの 言葉をいた だくほ どでし た。 他 に も お 互い を 気 に し な が ら 全 班 は ぐ れ ることが なく班行 動がで きたこと 、時間を 気にして 全班が 時 間内に高 円寺に 帰 っ て こ ら れ た こ と な ど 大 成功と 呼べる に ふさわし い 校外 学習 にな りました 。ただ し 、 中華街では 時間 を オ ー バ ー し て し ま う 班 が 多く見 られ こ と は 課 題 と して残 りました 。 今 後 は 、今 回の 校 外 学 習 の 事 後 学 習 と し て 模造紙 に各班でま とめを してい きます。 経 験した からこ そで きる内容の 濃さ を 目 指 し て 今 後 の 学 習 を 進 めてい きたいと思 います 。( 志関 オープンキャンパス 5月13日(火)に第1回目のオープンキャンパスが 実 施されま した 。 オープンキャンパスは、区内6年生児童が連携してい る中学校で授業や部活動を見学及び体験をすることで中 1ギャップの解消や小学校生活からの円滑な移行を図る ことを目的に、昨年から実施された中野区の教育施策で す。 当日は四中との連携校である啓明小、大和小及び若宮 小の3校と西中野小しらさぎ学級の6年生合計121名 の児童が四中の授業を見学をし、生徒会役員による学校 説 明を受け 、そ し て 部 活 動 見 学 を 行 い ま し た。 なお、オープンキャンパスは年間3回実施されます。 第2回は9月19日(金)に連携校の6年生が四中で授 業 や部活動 を体 験 す る 予 定 で す 。 また、第3回は2月21日(土)の学校公開日に6年 児童や保護者が四中の授業を参観し、学校説明会が行な わ れます。 今年度は、オープンキャンパスとは別に、中学校の教 員は小学校で、小学校の教員は中学校で授業を行う、い わ ゆる乗り 入れ 授 業 を 実 施 す る 予 定 で す 。 前期生徒総会 5 月2日 (金 )6 校 時 、 前 期 生 徒 総 会 が 行 われ ました。 総会では生徒会会長及び各種委員会委員長より前期の 活動方針について提案がされ、事前の学級討議を踏まえ て代表生から真剣な質疑及び応答がなされました。総会 に 参加して いる 四 中 生 の 態 度 も 大 変 立 派 で した。 現在、四中は生徒総会で提案された各委員会の活動目 標や方針に沿って活動が行われています。それぞれの活 動目標が達成できるよう、全校生徒が活動を盛り上げて く れること を期 待 し て い ま す 。 菜穂子)
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