第８回稲沢市通学区域審議会議事録ダイジェスト版平成２８年１１月１２日（土）に下津公民館研修室で開催した審議会では、前回に引き続き小学校区の見直しについて審議し、その後中学校区の見直しについて検討しました。小学校区については、３マンション（エムズ、ミッド、プレミ）で平成３１年度に新入生から稲沢東小へ異動するという意見が大勢を占め、兄姉が下津小に在学している場合は、兄弟姉妹が同じ小学校を選択できるよう配慮するという方針が出されました。中学校区については、駅前６地区（古杁３区、駅南、駅前住宅、稲沢フラット）で平成３１年度に新入生から稲沢中へ異動する案が支持されました。議事の内容１小学校区の見直しについて ○ 学校運営を含め現場のことを一番よくご存じの先生の意見が一番いい。 ○ ５、６年生で学校が変わるのはリスクが高いという意見を聞き、新入生からがいい落とし所。新入生が兄姉と同じ下津小へ行くといつまでも異動が完結しないので、新入生全員異動、３マンション、兄姉が新入生の行く稲東小を選択できるのがいい。 ○ 新入生全員をベースに、兄姉のいる子は子どもの気持ちに配慮していくのがいい。新入生ベースで兄弟姉妹については選択制を入れるのが一番実状に合ったやり方かと思う。地域に関しては、数合せでやってしまうと地域の思いが反映されるのか心配しており、３つのマンションの思いを確かめる必要がある。 ○ 数字で見ると新入生全員と兄弟がいる場合のパターンが並んでいるが、新入生全員の異動をベースに選択制を入れれば、数としては間のところになると思うので、新入生全員が異動プラスそれぞれの家庭のお子さんの希望をとっていただければと思う。マンションが３つか２つかは、３マンションの子どもは同じような生活区域で過ごしているように外からは見えるが、もう少し意見を聞き解決法を考えてほしいことと、交通安全については市から人を派遣するとか具体的に不安を解消していく方向に早く持っていくことを希望する。 ○ 私が親だったらと考えたときに、上の子は下津小で卒業させたい、校区が稲東小になったとき下の子は稲東小かなと思うのはどの保護者も同じだと思う。ただ在校生と新入生が同時期に小学校に通うとなったときに保護者が一番迷う。兄弟が別れてしまうのは可哀想だが、入学時に一人の場合は稲東小を選択して 1 いただけるなら、後から入ってくる子について最終的に地域の方に納得がいただけるような配慮ができるならばいいのではないか。ただ、シミュレーションどおりにいくかどうかは別の話で、上の子がいるから１年生の子は一緒に下津小へ行かせたい、ところが１年、２年経つと上の子が卒業して低学年しか残らないというときに、保護者がまたそこで判断されると思うので、それも可として保護者の意向を組むような形ができるなら納得いただけるのではないか。 ○ 新入生からの異動を基本にしたパターンで、兄弟のいる新入生は同じ学校に通えるように配慮してほしい。そのときに下津小を選択するのか、稲東小を選択するのか、どちらもありという考え方がいいのではないか。一人っ子だけど稲東小校区ならこのタイミングで変わろうかという希望があった場合も柔軟に対応をしていく形がいいのではないか。２マンションか３マンションかについては、３マンションが一つの地域という気持ちが強ければ３マンション一緒に考えたほうが子どもたちのためかと思う。 ○ 数字だけで言ってはいけないが、平成３１年度から全員が一度にというのは難しいので、新入生全員が異動または兄弟のいる新入生は下津小へという場合で見ると、過大規模校という視点から新入生全員が異動となる。３マンションか２マンションかは、マンション区の方々の考えに委ねてはどうか。選択制なり例外的な取扱いが多いと実際に対応できるのかなど問題が出ると思うが、それほど多くなければ例外的取扱いもきめ細かにやれればそれがベストと思う。 ○ 通学区域を変更すると転校して友達と離れるのが一番つらいと思うので、新入生をベースに兄弟は一緒がいいという方は兄が稲東小へ行く、あるいは下の子も兄姉と同じ下津小へ残るという選択ができればいい。新入生からにすると通学路の安全の問題もあるが、全員で転校してその子たちの心のケアをするのは人数が多いほど難しいと思うので、なるべく転校が少ない形で通学区域を変更できるといい。２マンションか３マンションかは、２マンションにするとエムズだけが下津小になる。今後のことを考えると、３マンションを対象にして子どものいる家庭は選択できるようにして各家庭で考えて決められるのがいい。 ○ 地域のことを考えて３マンション一緒がいいと思ったが、アンケートの結果でエムズだけが下津小に行きたいという希望が多かったため２マンション全員という話を前回した。教室数を考え新入生から動くということであれば、エムズをどうするかはアンケート結果からは非常に微妙な問題だが、２マンションだけ校区を区切ると、将来人数が減ったときにエムズだけ違うのは地域として考えると難しいのではないかということで３マンション、物理的なことを考えると新入生からでやむを得ない。新入生からの場合、兄姉がいる方は必ずしも 2 下津小とは限らず、稲東小も選択できるという配慮が必要ではないか。 ○ 今まで出てきた意見とほぼ一緒で、３マンションの新入生を対象とし、個々の家庭の事情や兄弟についてきめ細かく対応をしていくべきだと考えている。今は５～６年先の移行期間の手順について細かく検討しているが、２０年先、３０年先を見据えて学校区を決め、それに向けて今どう移行していくかという見方をしたほうがいい。家庭の要望に細かく配慮できればと思う。 ○ ３マンションで新入生から全員異動の考えだが、各家庭の意見、考えもあるのでそこは考慮していくべきだと思う。校区変更は平成３１年度施行だが、来年度新入生になる子が途中で転校したくないから稲東小に行きたいという方がいたら、そういう方も校区変更できるという案も考慮してほしい。 ○ 新入生から全員をベースに兄弟がいるところは下津小に残るか稲東小に行くかを選択していただくのがいいと思う。マンション同士の関係性を考えたときに、３つのマンションが一緒に異動したほうがいいのではないか。 ○ 新入生ベースで３マンションが良い。２マンションにすると将来エムズシティの方からなぜ稲東小へ行けないのかという意見が出てくると思うので、通学区域は３マンションをベースとして、兄弟については配慮し、過渡期については柔軟に対応してほしい。新入生からとする場合、通学時の安全への配慮は一定期間必要になると思うし、児童が増えると児童館の利用者も増えてくると思うので、そういうことにも配慮すると余計保護者に納得していただけると思う。 ○ ３マンション同時のほうがいろんな支障が起きにくいのではないか、そして新入生をベースとする異動の仕方がいいのではないか。 ◎会長小学校区の見直しにあたっては、新入生全員が平成３１年度から異動する方針に加えて兄姉がいる場合、新入生は下津小へということをベースに、本人や家族、地域の考えを踏まえて判断していただくこととする。中学校区の見直しについて ○ 治郎丸中について増改築の可能性はあるのか。 ● 庶務課の判断としては、増改築は可能であると考えている。 ○ 平成３８年～４０年で人数が急増している。小正小校区の稲沢フラットが３学年で最大８０人になるが、転勤等で実際には恐らく６０人程度減るのではないかと思うので、それも考慮に入れる必要がある。 ○ 中学校は全員異動となった場合、３年生で異動するのは本当にきついと思う。部活をやっていて、夏の大会まであとわずかというところで学校が変わってし 3 まうと２年間何をやっていたのかとなり、新入生からの異動しかあり得ないと思う。そうなった場合、治郎丸中は４０人くらい実数が少ないことを考えると、恐らくシミュレーション４が実状に近いと思う。この推計では治郎丸中は平成３７年度から３年間、１学級オーバーになるが、プレハブを建てるかどうかは、恐らく平成３３年度くらいに推計をとればみえてくると思うので、今の段階ではシミュレーション４でなんとかなるのではないか。また、稲沢中は、稲沢フラットの人数が減ることを考えると、シミュレーション４で平成４０年でも１８学級に入るので、学校のほうでもやり繰りできる範囲ではないのか。 ○ 小正小では、１１月１９日に事務局から通学区域の説明をしていただき、保護者を対象にアンケートをとる。稲沢フラットについては、住居人の構成が変わってしまう地区なのか区長さんに聞いてみる。 ○ シミュレーション４の方針でいくことについて、私も同じ意見。ただし、対象となっている６区の人たちの気持ちは、まだきちんと確認をしていないし、本当にそれで問題ないかはアンケートである程度はっきりすると思う。小正小学校は二つに別れて治郎丸中と稲沢中に進学する形になっているので、こういうケースは無くしていくという意味からこの案に賛成する。ただ、皆さんがそう思っているかは別の話なので、持ち帰りの課題となるかと思う。 ◎会長最終的な結論は、次の審議会で地区の皆さんの考えを聞いたうえで決めるわけだが、今日のところはシミュレーション４でいくということとする。その他 ○ 校区変更が平成３１年度からスタートする点について、前倒しして対応できるのか少し考えていただけないか。中学校に関しても一緒だと思うので、タイムスケジュールとして平成３１年度スタートしか間に合わないということであれば仕方がない部分もあるが、少し考えていただけるといいと思う。 ★ 次回は、１２月１０日（土）午前９時１０分から勤労福祉会館第２会議室で開催します。 4