付録4 DC260/DC220カメラ内のファイル情報

付録4 DC260/DC220カメラ内のファイル情報
DC260/DC220には一コマ撮り、連写、インターバル撮影の三つのモードがある。コンパクトフラッシュ(CF)内に撮影
後の画像ファイルを保存する場所は密接にこれらのモードと関係している。ここではCFに作成されるフォルダやファイ
ルがどのようなルールに基づいて生成されるのかを説明する。スクリプトではファイルの作成や消去を行うことができ
るので関連情報として有用であると思われる。
DC220/DC260カメラのコンパクトフラッシュ(CF)内には撮影によって以下のフォルダやファイルが作られる。
フォルダ
- Kodakカメラフォルダ
(DC220_01あるいはDC260_01)
- 連続撮影画像用フォルダ
(TLnnnnnn)
- インターバル撮影画用フォルダ
(BRnnnnnn)
- アルバムフォルダ (先頭の2文字がBR、TLでない8文字以内の英数字)
ファイル
- EXIFフ形式ァイル
(*.JPG)
- FlashPix形式ファイル
(*.FPX)
■カメラフォルダ
CFがカメラに装填されると、カメラは次に示すKodakカメラフォルダを作成する。
DC220_01 (DC220の場合)
DC260_01 (DC260の場合)
これらのフォルダの中にはカメラ情報ファイルFtifold.infファイル(TIFF/EPフォーマット)が必ず一個生成される。こ
の中にはカメラモデル、シリアル番号、カメラ名称等が含まれる。あるカメラで作られたDC260_01という名前のフォ
ルダを含むCFを別なカメラに持っていくと、Digita OSはそれを区別するためにDC260_02という別の名前のフォルダ
を作る。以下、必要に応じて_03、_04、_05.....という名前のフォルダが作られる。一コマ撮影の場合にはカメラフォル
ダの直下に個々の画像ファイルが作成される。さらに連続撮影/インターバル撮影の場合にはサブフォルダの中に個々
の画像が作成される。
アルバム機能(DC260のみ)を使用して撮影した場合には、カメラフォルダ内にアルバム名を持つフォルダが作成され
る。この中に一コマ撮り、連写、インターバル撮影のデータが格納される。
■SYSTEMフォルダ
SYSTEMフォルダの中にはスクリプトファイル(*.CSM)、アプリケーション(*.BIN)、Patch(修正プログラム)、リ
ソース情報、写し込み用ロゴファイル(*.LGO)、エラーログファイル(Errorlog)などを格納する。
■画像ファイル名の付け方
CF内に作成される画像ファイルは先頭がP0で始まり、6桁の数字(昇順)が続いたファイル名称で作成される。拡張
子はJPGまたはFPXとなる。番号をユニークなものとするために新規に作成する番号は前回までに付けられた名前に1
を加えたものが採用される。以後、連番となる。たとえば、前回までの番号の最終番号がP0000067.JPGであった場
合、新規に以下のようにファイル名が作られる。
P0000068.JPG, P0000069.JPG, P0000070.FPX, P0000071.JPG,...........
CFに格納されているファイルを消去した場合でも、カメラは最後に生成した番号を覚えている。
DC260/DC220の場合、ファイル番号の最大値は1048575である。したがってファイル番号をリセットするにはこれ以
上の値を持つファイル(たとえばP999999.JPG)を作ってカメラフォルダに入れておけばいいだろう。あるいはスクリ
プトを使ってファイル番号のリセットも可能である。
■連写およびインターバル撮影時に作成されるフォルダ
連続撮影(Burst)時に作成されるフォルダはBRで始まり、後ろに6桁の数字が続く。6桁の数字は、その中に含まれ
る画像ファイルの中で一番若い(値が小さい)ものからとられる。たとえば、CFの中に格納されている画像ファイルの
最後の番号がP0000092.JPGの状態でBurst(連続撮影モード)に入った場合、BR0000093.JPGで始まる一連の画像フ
ァイルが保存される。
同様に、インターバル撮影時に作成される画像はTLで始まり後ろに6桁の数字が続く。TLに続く6桁の数字はインタ
ーバール撮影時に生成される画像の最初の番号がそのままコピーされる。
次の図はDC260内に作成されるフォルダ(下線付き)やファイル名の例を示している。
DC260_01 ------Ftifold.inf
A l b u m 1-----------BR00074 -----------P0000074.JPG
P0000075.JPG
P0000076.JPG
P0000077.JPG
P0000078.JPG
P0000079.JPG
P0000080.JPG
P0000081.JPG
TL000082 --------- P0000082.JPG
P0000083.JPG
P0000084.JPG
P0000085.JPG
P0000086.JPG
P0000087.JPG
Album2 -----------P0000088.JPG
P0000089.JPG
P0000090.JPG
P0000091.JPG
BR00062-----------P0000062.JPG
P0000063.JPG
BR00064-----------P0000064.JPG
P0000065.JPG
P0000060.JPG
P0000061.JPG
P0000066.JPG
P0000067.JPG
P0000068.JPG
P0000069.JPG
P0000070.JPG
P0000071.JPG
P0000072.JPG
P0000073.JPG
SYSTEM -------xxxx_nn.CSM
xxxxxx.LGO
xxxxxx.BIN