石田社長 訓示 - 東海東京フィナンシャル・ホールディングス

平成 28 年度 東海東京フィナンシャル・ホールディングス入社式
石田社長 訓示
平成 28 年 4 月 1 日(金)
於:名古屋マリオットアソシアホテル
皆さん、おはようございます。私は、東海東京フィナンシャル・ホ
ールディングス社長の石田です。本日は、東海東京フィナンシャル・
ホールディングスへご入社、誠におめでとうございます。私は今、う
きうき、わくわくしています。名古屋の桜の花が、やっと満開に咲き
ました。そしてこうして、皆さんのはち切れるような笑顔にお会いす
ることができているわけであります。
そしてもう一つ、私たちが今まで進めていた大きなプロジェクトが、
一つ一つ大きな花を咲かせています。3 月 18 日、皆さんもご覧になっ
たかと思いますが、日本経済新聞 第一面トップ記事に、私たちが主要
な株主でプロジェクトをサポートしています地方銀行との合同運用会
社、オールニッポン・アセットマネジメントのニュースが出ておりま
した。
そして 3 月 23 日、地方銀行第 5 番目の資金量を誇る、ほくほくフィ
ナンシャルグループとの合弁証券会社のニュースも流れていました。
そして中部地区では、主要なテレビ・新聞で、金融界でお客様のた
めのもっともゴージャスなサロン、オルクドールサロンも報道されて
おります。
今、私たち東海東京フィナンシャル・グループは最も注目され、そ
1
して金融界で最も戦略的で、イノベーティブな金融グループだと言わ
れています。
私たちは去年の 10 月に誕生 15 周年を迎えております。この 15 年間、
私たちは時代の変化を敏感に感じ、常に変わろう、そして常に戦略的
にイノベーティブに動こうと、そういう信条で経営を行ってまいりま
した。
お客様、そしてマーケットは、その私たちの経営姿勢を評価してお
ります。私たちの株価は、野村證券、大和証券、そして中堅証券の株
価よりもはるかに高い上昇率を誇っております。これからも、このイ
ノベーティブで先進的な経営姿勢を続けていきたい、こういう思いで
います。
ただ、私たちのビジネス環境は目が眩むほどの激しい変化、そして
スピード、それが私たちを今、取り囲んでいます。皆さんはお聞きに
なったかと思いますが、Fintech(フィンテック)という言葉がありま
す。ITテクノロジーと金融テクノロジーが融合して新しい金融サー
ビスを作り上げ、そのスピードがどんどん速まっております。
また、日本銀行のマイナス金利の導入、これは、今までの金融秩序・
金融常識を変えようとしています。
そのような中で私たちは、“Ambitious 5”という長期経営計画の最
終年度を今年迎えます。この1年、私たちは次の躍進、次の成長のた
めの企業の形を作り上げたいと思っています。この企業の形を作る上
でのポイントは、私は 2 つあると思っております。
一つは、私たちの社員の皆さんの、いわば人材のレベル、そしても
う一つは私たちの心、東海東京フィナンシャル・グループのスピリッ
トを固めること。人材については、皆さんに大いに期待しています。
2
皆さんの若さ溢れるフレッシュなアイディア、そして好奇心に満ちた
エネルギッシュな行動力に大いに期待しているわけです。
そして、東海東京フィナンシャル・グループのスピリットを表した
ものとして、お手元にあります経営理念・行動指針、そしてそれを分
かりやすく表現した、5つのキャッチフレーズを作り上げつつありま
す。
「強くたくましい会社」
「わくわくする会社」
「学び続ける会社」
「誠
実な会社」「仲間を大切にする会社」。これらを心に刻んで、これから
皆さんには社会人として活躍して欲しいと思っています。
今、世界の政治・経済は戦後最も難しい時期に来ている、そう言わ
れています。中東・欧州、そしてアジア、また中国。予想不可能で、
非常に不安な時代になっているとも言われています。日本についても、
アベノミクスの成果がなかなか目に見える形で出てきておりません。
ただ、私たちはそういう中で希望を持って「日本経済に日はまた昇る、
必ず世界にそのパワーを示す時期がくる」、こういう思いでいるわけで
あります。
私たちは、“Ambitious 5”の中で Asian 10、アジアの中で 10 大証
券会社グループの中に入る、そして、5頭の巨象を脅かす存在になる。
5頭の巨象、それは証券界の野村・大和・三菱・みずほ・SMBC、それ
に近づきあるいは恐れる存在になるのが、私たちの夢であります。
皆さんに一つお願いがあります。皆さんにはぜひ夢を持って欲しい。
それはビジネスの中での夢だけではありません。オフの時間を充実さ
せるための夢、例えば、これから我々も含めてグローバルマーケット
に積極的に出る必要があります。そのためには、世界の大学・大学院
3
に留学する、あるいは、旅行が好きな社員の方は 5 年間で世界遺産を
全部まわる。あるいは、スポーツがお好きな方は地方の大会・区内の
大会に出て、最終的にはオリンピックを目指す。そういう夢でも結構
かと思います。ぜひ、自分なりの夢を持って欲しい。私たちは、その
皆さんの夢の実現に向けて全力で応援したい。私たち会社としての夢、
そして、皆さんの夢、これをお互い手と手を取り合いながら協力して
実現する、そういうフィナンシャルグループになりたいと思っていま
す。
どうぞこれからよろしくお願いいたします。
本日はご入社、本当におめでとうございます。
以上
4