2月 携帯電話やスマートフォンばかり見ていませんか?

携帯電話やスマートフォンばかり見ていませんか?
携帯電話やスマートフォンは新しい情報を得たり、色々な人と手軽にコミュニケーションが取れたりと、子ど
もも大人ものめり込んでしまう便利さや楽しさなどメリットが沢山あります。しかし、その裏にはデメリットが
あるのも事実です。使用している内に、いつの間にか、
「ネットがないと生きていけない」
「仕事中も授業中も携
帯電話やスマートフォンが気になって仕方がない」などと考えるようになり、ネットや携帯電話・スマートフォ
ンに『依存』する人が増えています。
ネット依存症とは、携帯電話やスマートフォン、パソコンなどでの、ゲームやインター
ネットのサービスを自分の意志でやめられず、携帯やスマートフォンがそばにないと不安
でイライラしたりして、健康や日常生活に支障をきたす状態の事です。
ネット依存症というと、部屋に閉じこもりパソコンの前にずっと座ってゲームやネット
というイメージを思い浮かべるかもしれませんが、デジタル機器が普及した今はそうでは
ありません。携帯電話・スマートフォン依存症という言葉がありますが、これらもネット
依存症のことです。
厚生労働省の研究班が全国の中高生を対象に行っ
対策 1
た「インターネット依存」に関する実態調査で使用
ネット(携帯電話・スマートフォン)の 1 日の利用
された質問票です。あてはまる項目が 5 つ以上ある
時間、内容を書き出してみて、自分がどのくらい利
人はネットへの依存度が高いと考えられます。
用しているのかを客観的に見てみましょう。
Q1.ネットに夢中になっていると感じるか
Q2.満足を得るために、ネットを使う時間を長くし
ていかなければならないと感じるか
Q3.使用時間を減らしたり、やめようとしたりした
が、うまくいかなかったことが度々あったか
Q4.ネットの使用をやめようとした時、落ち込みや
イライラなどを感じるか
Q5.使い初めに意図したよりも長い時間オンライン
の状態でいるか
Q6.ネットのために、大切な人間関係、学校、部活
の事を危うくしたことがあったか
Q7.熱中しすぎていることを隠すため、家族や先生
にうそをついたことがあるか
Q8.嫌な気持ちや不安、落ち込みから逃げるために
ネットを使うか
対策 2
利用する目的、時間帯を決めて、そのことを家族や
友人に宣言しておきましょう。また「SNSの利用
は 1 日 3 回まで」「寝るときは携帯電話やスマート
フォンは枕元に置かずリビングに置く」など、自分
なりのルールを決めましょう。家族と相談して我が
家のルールを決めておくのも有効です。
対策 3
自分にとって家族、友人、勉強、部活など大切なも
のと『直接』関わる事を意識して優先しましょう。
他人との直接のコミュニケーションを大切にしま
しょう。相手の表情やしぐさを見ることも大事で
す。
対策 4
「夜はしっかり眠る」「1 日 3 食しっかり食べる」
など、生活リズムを保つようにしましょう。
平成 27 年度 2 月 芝浦工業大学柏中学高等学校
誤解を生みやすいネットでのやりとり
メールやSNSなどネットでの文字によるやりとりでは、言葉が不十分になりやすく、また、相手の表情
も見えないため、お互いの間で誤解が生じてしまうことがあります。特に人のうわさ話などは事実が誇張さ
れて伝わることがあるので注意が必要です。
相手の気持ちをきちんと理解することは難しいですが、直接話していれば、ある程度は相手の表情や口調
などから推し量ることができます。ネットを介したコミュニケーションは、こうした情報が読み取れない分、
より一層相手の立場や気持ちを考え思いやることが必要になります。
★受け取る相手のことを考え
★文字だけのやりとりだと、相
手の顔、表情が見えないので、
★顔を合わせたやりとりでは、
て、誤解が生じないように丁
冗談できついことを言うこと
寧な言葉を選ぶ。
もあるが、文字だけだとニュ
必ずしも気持ちが伝わるとは
限らないと心得る。
アンスが伝わらず、何気ない
一言が相手を怒らせたり、傷
つけたりする事もあることを
認識する。
トラブルが生じた場合は直接会って、話し合うようにしましょう。顔を合わせて話し合うことで、誤解が解け
ることもあります。
寒さや湿気で体が冷やされると、指先や耳など、体の先の方への血液の流れが悪くなります。そうすると、
体の先の方で血が溜まりやすくなって、腫れて赤くなったり痛くなったりするのがしもやけです。
しもやけを予防するには原因になる寒さや湿気から体を守り、血の流れを良くすることが大切です。
スクールカウンセラー山﨑先生の 2 月の予定
6 日(土)、10 日(水)、13 日(土)
17 日(水)、20 日(土)、23 日(火)