ききょうっ子だより 平成 28 年 7 月/東北沢ききょう保育園 梅雨入りしたのは 6 月 5 日でした。今年はどうしたことか南太平洋上に「台風の卵」が 一つも現れませんでした。九州地方は地震で地盤がゆるくなっているところに集中豪雨が 襲い、中国地方も含め川の氾濫、がけ崩れがおきています。 首都圏の水がめ、利根川水系の八木沢ダムは貯水量が 14%しかないと報じられましたの で、 「ウワ、水不足!」と心配になった方も多いと思います。利根川水系は 8 つのダムがあ りますが、そのうち 6 つは 50%以下でした。他に荒川水系は 4 つありますが、60 から 70%、 多摩川水系は 2 つとも 80%ほど貯水量でしたので、少しほっとしたところです。ちなみに ききょう保育園のプールは循環式浄化槽が設置されていますので、水不足には影響されま せんが、世間が水不足になると足並みを揃えなくてはならないでしょう。 いよいよ 7 月です。 「はじめしとしと、後半土砂降り」というのが梅雨のパターンですが、 今年はどうでしょうか。梅雨明けになると各ご家庭でたのしい夏休みの計画を考えて行か れると思います。ご家族でたのしい思い出づくりができるといいですね。実家に帰省は祖 父母やイトコに会える機会になります。一家で都会から離れて海や山での自然体験の体験 や旅をしてきてください。 おたのしみの日・大好評 職員の出しものは「蛇のダンス」 「ぞうさんの帽子」でした。3 年前に手づくりした蛇た ちがいましたので、それを使って演じました。蛇ぎらいの子どもたちも多いと思いますが、 可愛い蛇たちの表情やしぐさに大喜びでした。 もう一つは「ぞうさんの帽子」。この帽子に「子猫」 「かえる」 「豚」が 5 匹ずつ入って「ぎ ゅうぎゅう」になるお話ですが、歌に合わせて登場する動物が愛らしく、アンコールも出 ました。 ききょう組の遠足は生田緑地 ききょう組は 6 月 9 日(木)に生田緑地遠足に、自分たちで染めた絞り染めの T シャツを 着て、小田急電車で出かけました。向ヶ丘遊園駅南口から歩いて 800 メートル先に生田緑 地があります。まず、SL 広場を目指しました。D51 は外から運転席を見ることができまし た。昔の京浜東北線の青い電車に乗ることができて、出発進行と声を発して大喜びでした。 宙と緑の科学館で「多摩川の魚」や生き物の剥製を見学して、枡形山の木陰でお弁当を 食べ、満足して帰ってきました。 プール開き 6 月 14 日(火)にプール開きをしました。4 日にお父さんたちに手伝ってもらってプール の蓋を開けて、掃除をしてもらいました。ありがとうございました。お陰様でたのしみに していたプール開きが晴れの日に行うことができました。水の神様は恥ずかしそうにお話 をしてくれました。良く聞いていました。 ききょう組の田植え エントラスの花ミズキの下に「ミニ田圃」があります。早苗がそよ風にそよいでいるの をご覧になっていますか。 6 月 15 日に苗を鶴川から持ってきてもらい、早速田植えました。2つの田んぼに「ぞう」 と「きりん」グループが体験しましたが、都会の子どもたちは苗を泥の田んぼに植えるこ とに抵抗があるようでした。苗を持って植えつける作業がぬるぬるして気持ちが悪い、植 えた後、手に着いた泥が汚いと騒ぐ子もいました。 「みんなが食べているお米も田んぼに植えて育ててお米になるんだよ。お米になるのを 見てください」と言われて、「これがお米になるの?」と言っていました。 山桃が実りました 園庭に植えた「山桃」ですが、一年おきに実が生ると思っていましたが、この山桃は裏 年はなく毎年大粒の実が実るので、みなさんにもお裾分けをしています。意外とジューシ イで甘みがあります。 特に今年は豊作でした。子どもたちも食べたいと言っていますので、お家に持ち帰って もらいました。「美味しかったです」「初めてでした」と感想を寄せてもらっています。 7 月の予定 七夕の竹を用意しました 卒園生のお宅で竹をお持ちしましょうか、と 6 月の中旬に電話をもらいました。園だよ りでお願いしていましたが、申し出がなかったので、ありがとうございますといただくこ とにしました。しばらくして保護者から申し出がありましたが、お断りすることになって しまいました。来年はよろしくお願いしたいと思います。 「星にねがい」を書いて、笹に吊してください。玄関の靴箱の上に短冊を置きましたの で、どうぞお書きください。 保育参加について ききょう保育園では一年に一回保育参加を実施しています。家庭と園を生活の場にして、 日々成長しているわが子の様子を見て、お互いに共感し合い連携して、子どもに視点を置 いて子育てしあう機会にしようと、各クラスごとに取り組んでいます。小さい時から友だ ちがいることで刺激を受け、さまざまなことを学んで成長していく子どもたち。 子どもはそれぞれみんな個性的です。背の高い、低い、運動が好き、嫌い、ものづくり が上手、下手、言葉の出が早い、遅い、ときにはやさしい、いじわる、乱暴、などなど。 一人ひとりの今の育ちを受けとめ、その子にふさわしい保育は何なのか、職員たちは真剣 に話し合って、常に視点を子どもにおいて保育を創造していきます。 親御さん同士も親しくなっていきます。保育参加はわが子だけでなく一緒に過ごす子ど もを知る機会になります。「一人はみんなのために みんなは一人のために」。わが子の育 ちはみんなに影響を与えている。みんながわが子にいい学びをしていてくれる。親御さん 同士も長年の付き合いの中で、間にあった壁が低くなり、やがてなくなっていくようです。 やがて何でも聞いてもらえる、相談し合える、アドバイスをもらえる関係もできてくるの です。 わが園の場合、全員が参加くださっています。どうしても都合がつかない日程の場合も あると思います。そのときはクラス担当に相談してください。保護者と保育者で子育てを 共有して、いい関係を築きながら、子どもたち全体の育ちを支える姿勢を持ちたいと思い ます。 区立教育センタープラネタリューム ききょう組の遠足 7 月 7 日、世田谷区立のプラネタリュームに出かけていきます。丁度七夕の時期ですので、 彦星、織姫のお話を聞き宇宙や星々のことを学ぶ機会になると思います。 東北沢から小田急に乗って豪徳寺まで行き、山下から世田谷線の上町で降りたら、緑陰 の道を十分余り歩くと到着です。その日は区内の保育園、幼稚園のお子さんが予約でいっ ぱいになり、さぞ賑やかなことでしょう。静かに夜空に輝く星をみつめ、関心を持つきっ かけになったらいいな、と思っています。 東北沢ききょう保育園 園長 山田静子
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