対内・対外投資‐初開催となった MIPIM JAPAN における主要テーマに

対内・対外投資‐初開催となった MIPIM JAPAN における主要テーマに
不動産業界のリーダー 新たな不動産フォーラムを歓迎
【2015 年 5 月 25 日:東京】5月20日‐21日、世界中の不動産企業の幹部、政治家、多くの国内外
の投資家が初開催となった MIPIM Japan を高く評価しました。
335 名の投資家、金融機関からの参加者のほか、デベロッパー、ホテルグループ、建築家、エー
ジェント、ビジネスサービス、テナント企業、地方自治体、不動産協会、サービスプロバイダー、メ
ディア関係者といった不動産に携わるあらゆる部門からなる 30 カ国からの 2,500 名以上の参加者
は、2日間にわたるフォーラムにおける講演、コンフェランス、ネットワーキングイベントを通して、
世界においても最も魅力的な不動産市場の一つであり、アジアにおいて2番目に大きい不動産市
場でもある日本における不動産投資について理解を深めました。参加企業 596 企業のうち、222
企業は海外からの参加となりました。
ここ数年の対外投資熱の高まりを受け、米国、ロシア、英国、東南アジアにおける投資機会に関
する講演は多くの参加者を集め、対内・対外投資に関する議論の場として MIPIM Japan は大きな
役割を果たしました。
マクロ経済の見通しと日本の不動産業界への影響について、をテーマとした開会基調講演におい
て、三井不動産株式会社会長の岩沙弘道氏は、日本の不動産市場、J-REIT の成長に対する楽
観的見方を示唆し、次の様に述べました。「J-REIT 市場の資産規模は 13 兆円を超え、米国に次
ぐ世界第二位の規模の上場 REIT 市場にまで拡大した。不動産投資家層も多様化が進み、昨年
は日本最大の機関投資家である GPIF は J-REIT への投資を開始。また、J-REIT の分配金利回り
と 10 年国債とのイールドスプレッドは約 2.7%と、諸外国と比較しても魅力的な水準である。このよう
なことから、J-REIT 市場は安心して投資できる市場であると考えている。」立ち見が出るほどのた
くさんの参加者に向けた岩沙氏は日本の観光市場の目覚ましい成長についても次の様に述べま
した。「政府は 2020 年に 2000 万人の外国人観光客が来日することを目標としているが、今後官民
がより連携をとることで、この目標を前倒しで達成できると確信している。」
Temasek (シンガポール)、AXA Real Estate (フランス)、 Generali (イタリア)、Manulife Financial
(米国)、NDV Group (ロシア)、 Citic Capital (中国)、SEB Investment (シンガポール)、Wells
Fargo Securities LLC (米国)といった MIPIM Japan に参加した世界的な資産運用会社が、日本市
場において成功裏にビジネスを行うための議論と、投資機会の紹介を組み合わせた今回のイベ
ントについて非常に好意的に受け止めています。
世界で活躍する不動産投資のさきがけである Generali Real Estate のアジア CEO、Andy
Tan-ChyeGuan 氏は次の様に述べました。「日本初開催となる MIPIM Japan でプラチナスポンサー
となれたことを大変光栄に思います。私たちにとって、日本がアジア市場の重要な窓口となること
を確信していますし、都知事である舛添氏の『東京を世界一の都市にする』という強いイニシアチ
ブに対し、我々が楽観的でいられることもお分かりいただけたと思います。」
Real Estate Group at CITIC Capital のシニア・マネジング・ディレクターであり不動産グループの責
任者である Stanley Ching 氏は次の様に述べました。「日本はとても重要な市場であり、新たに日
本市場に投資をしようとする投資家にとって、MIPIM Japan は、既に日本における投資経験のある
投資家と実際に会い、学ぶのに最良の場です。」
また、SEB Investment GmbH のマネジング・ディレクターである Choy-Soon Chua 氏は、次の様に
述べました。「日本市場は規模が大きく、流動的な市場であり、無視することはできません。MIPIM
Japan は、日本のデベロッパー、投資家が海外の投資家に会うことができる最良のフォーラムです。
既存のパートナーだけでなく、新しいパートナーと出会い交流することは、素晴らしい機会です。」
JLL Asia Pacific Capital Markets の責任者である Dr. Megan Walters は次の様に述べています。
「弊社の直近のデータによると、世界的に有力な 25 のオフィス市場のうち、東京は賃料、資本増
価において、ずば抜けた業績を出すと見込まれています。東京におけるオフィス賃料は、2012 年
より 12 四半期連続で上がっており、今後 4 年から 5 年にかけて 30%ほどの上昇が見込まれます。
これは、不動産市場における根強く、継続性のある需要の上昇を示しています。業界、政府から
の多くの幹部が参加された MIPIM Japan に弊社も携われたことを光栄に思います。」
MIPIM Japan 初開催に合わせ発行された Cushman & Wakefield 社によるレポートも東京における
オフィス賃貸部門への楽観的見方を示し、以下の様に報告されています。「業績の良い企業が新
オフィスへの移転を検討していることもあり、A クラスのオフィスの空室率は、5%へと縮小していま
す。」
MIPIM Japan の開催者である Reed MIDEM の不動産部門ディレクターであるフィリッポ・レアンは次
の様に述べています。「日本初となる MIPIM Japan の開催に対する好意的な反応や、国土交通省
からいただいた助言には特に感謝の意を述べさせていただきたいと思います。参加された企業や
街の多様性、また各国から参加された代表者からの関心、特に投資家からの関心を考慮すると、
日本における日本の不動産に特化したイベントの必要性が認識していただけたのではないでしょ
うか。この度のフォーラムは、ビジネスについて議論する機会、また不動産、街、政府、特にイノベ
ーションや持続可能な都市開発政策といったグローバル規模で抱えている争点について議論を
交わす機会としていただけたと思っております。」
国土交通省は次の様に述べています。「MIPIM Japan はダイナミックな日本の不動産市場を紹介
する最良の場となりました。多くの国際的な不動産投資家の方々の参加があったということは、日
本の不動産市場に対する関心の高さを表しているのではないでしょうか。不動産業界におけるイ
ノベーションに関するやり取り、2020年東京オリンピック・パラリンピックが、不動産、観光業へも
たらす影響、スマートシティ、スマートビルディング、持続的都市開発のベストプラクティスを共有す
る、ということはとても貴重なことです。」
*Tokyo: Moving up the Yield Curve. May 2015
フォーラムにおける写真はこちらからダウンロードが可能です。
MIPIM Japan について
MIPIM Japan は、オフィス、リテール、インフラ、レジャー、レジデンシャル等あらゆる資産分野から
不動産と金融の専門家が参加し、国内外の不動産業界のリーダーによるカンファレンスも開催さ
れる国際不動産フォーラムです。国内不動産市場の最前線で活躍する人たちが世界に向けて事
業計画やノウハウを共有する場を提供するとともに、国際的な投資家と国内のビジネスチャンス
や資金を結びつける機会を提供します。
MIPIM Japan はザ・プリンス パークタワー東京において 2015 年 5 月 20・21 日に開催されました。
お問い合わせ
ブレンダン・ジェニングス
アシュトン・コンサルティング
Tel: +81 3 5425 7220
[email protected]