メカつく用企画書 ● タイトル 「R+J BLADE」 ● テーマ ・立場の違う宿命の二人による戦い&生き様 ・恋愛関係ではないライバルとしての男女の関係 ● ジャンル ロボットアクション/古典リメイク/宿命対決(「スクライド」的な) ● 設定 前提: ロミオとジュリエットの世界観をベース 世界観: 中性ヨーロッパの匂いを残しつつも科学が発達したパラレル世界。国王を頂点とした貴族制度 が残っており、明確な階級がある。物語の時代では国王はお飾りとなっており、二つの強力な 貴族(モンタギュー家、キュピレット家)が実質的な政界の中心。しかし、常々、階級制度に疑 問を持っていたモンタギュー家がクーデターを起こすとの噂が流れる。そんな中で出会った両 家の跡取りとなるロミオとジュリエット。生まれも思想、価値観も全てが異なる二人が、そのぶつ かりの中で敵同士ながらもライバルとして、認め合い決着を付けるまでの生き様を描く。 キャラクター: ロミオ・・・ 貴族の息子であるが、軽く短気で喧嘩っ早い。下層の階級に友達が多い。一族の中では放蕩 息子と思われているが、武芸に秀でており、中でも”ブレイド”の扱いに長けている。戦いの中で 段々と自分の意味を見いだしていく。 ジュリエット・・・ 貴族の娘。男の子が生まれないキュピレット家の跡取りとして、厳格に育てられる。しかし、その 実、一族の考え方にも賛同しておらず、どちらかというとクーデター思考。家族と自らの信念の 間に揺れる中、戦争を通して、自らの立ち位置を見いだす。 マキューシオ・・・ ロミオの親友。没落貴族であり、ロミオを不良の道に引きずり込んだ悪友。しかし、さっぱりした 兄貴分な性格であり、貧民達のリーダー格である。ロミオに貴族流の武術に加え、ストリートの 喧嘩殺法を教え込んだ人物でもある。内戦の最中、ロミオをかばって死んでしまう。 ロレンス神父・・・ ローマ・カトリック教会の神父。ロミオとジュリエットに対して、モンタギュー家とキュピレット家の和 解を解く。平和主義者。しかし、その正体はこの争いに乗じて、再び実権を取り戻そうとする国 王派の密偵であり、暗殺者である。 メカ: この世界の兵器は基本敵に”ブレイド”と呼ばれる搭乗型人型ロボット。各家によって、デザイン は異なるが、基本敵には量産機、幹部機、大将機の 3 種で構成。銃器、近接武器等を装備 して戦う。この世界においては、近代的な兵器による軍事作戦ではなく、”ブレイド”に搭乗して、 古代ローマにおける重装歩兵同士の陣形戦のような形での戦争となる。 ● あらすじ 科学の発達した世界。シェイクスピア王国では国王を頂点とした貴族制度のもとに統治されて いたが、現状はモンタギュー家、キュピレット家という二大貴族が実権を握っていた。 しかし、階級制度による劣悪な下層階級の生活に疑問を持ったモンタギュー家当主は、全て の階級を解放するためにクーデターを企てていた。その情報を察知したキュピレット家も密かに モンタギュー家を監視。国内は内戦一歩手前の緊張感を放っていた。 そんな中、偶然出会うモンタギュー家の息子であるロミオとキャピレット家の娘であるジュリエッ ト。一見、軽く短気で喧嘩っ早いロミオ。生真面目で自身の信念にまっすぐなジュリエット。初対 面からぶつかり合うが、どちらも幼い頃からの英才教育で武芸に秀でており、決着は付かない。 互いの素性を確認できないまま別れるが、この瞬間からライバルとして認識するようになる。 その後、モンタギュー家がクーデターを実行。完全な内戦状態となる。そして、戦いの中で互 いの素性を知ったロミオとジュリエット。やがて、家の思想、互いの信念を超えて好敵手として、 相対していく。 ストーリー構成案(全 12 話): 1話 :世界観説明。ロミオとジュリエットの最初の出会い。 2話 :ロミオとジュリエットのそれぞれのキャラクター描写。2 話ラストでクーデター勃発 3~5 話 :内戦を描く。渦中でロミオの親友であるマキューシオが命を落とす。 犯人はキュピレット家の手の者とされる 6~8 話 :マキューシオの復讐のため、キュピレット家へ宣戦布告するロミオ。 対抗するジュリエット。そして暗躍するロレンス神父。 9話 :国王派の陰謀が明かされ、共闘を余儀なくされるロミオとジュリエット 10~11 話:国王派を倒すが、両家共に疲弊し、事実上の無政府状態。階級制が壊滅。 12 話 :守るべき家、信念、建前のなくなったロミオとジュリエットが二人の最後の戦い。
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