Axalta Coating Systems Sustainability Report 2013 サスティナビリティレポート 2013 概要 145 12,000 120,000 130 塗料業界で 145年を越える 歴史 12,000人以上の 従業員が、 開発・製造・販売・ 製品サービスの サポートに従事 120,000人のお客様 (3,900の販売代理店 を含む) 35 世界130ヶ国の 販売拠点 世界35ヶ国の 製造工場 2013年のハイライト 本年度におけるアクサルタの事業と研究開発の成果の一部を下に記しています。 2月 4月 5月 6月 8月 ・世界的な(代替)投資会社カーラ ・シングルステージ・ポリウレタン ・中国における水性塗料の製造力拡 ・アクサルタの事業と文化を反映し、 ・デラウェア州ウィルミントンにある イルグループの買収によって、アク サルタ コーティング システムズと して独立 ・ 乾 燥 気 候 地 域 の た め の 新し い インテリミスト™スプレー技術を導入 「リバル™」を発表 大のため、5,000 万ドルの出資決定 自社の塗料とイメージを鮮やかな 「コーティング・テクノロジー・セン を発表 カラーによって表した、新生アクサ ター」におけるポリマー研究支援の ・オプティマとの提携で、オンライン マーケティングによる車体補修ショ ップの売上が向上 ルタのアイデンティティを全世界に ために、500 万ドルの新試験用リア 紹介 クター(化学反応装置)を始動 ・ブラジルで、アクサルタ事業展開 50 周年祝賀を開催 1 7 1,800 42 43億USドル 世界4大陸・7ヶ所の 研究開発センター 特許取得済み もしくは 特許申請中の 知的所有権が 1,800件以上 世界で42ヶ所の トレーニングセンター 2013年の収益は 43億USドル 9月 10 月 11 月 12 月 ・グローバルで優れた自動車補修用 ・本社をペンシルベニア州フィラデルフィ ・これまでの 60 年間を振り返り、世 ・最大 155 ℃ (311° F) の記録的な耐 塗料システムの新名称「クロマック アに、北米本社をペンシルベニア州グレ 界的に人気が高い塗色の傾向を報 高温性がある深海および海底の石 ス ®」を発表 ンミルズに移転 告した「自動車塗色の 60 年報告書」 油・ガスパイプライン用の新世代製 を発表 品ナップガード 7-2555 を発表 ・アクサルタが、ペンシルベニア大学認 定講座をリニューアルし、マサチューセ ッツ工科大学のデビッド・H・コッホ研究 ・アクサ ルタ仕様の水性塗料「ビヨ ンドブロンズ」を使用してカスタマ 所教授であるロバート・ランガー博士に イズされたフォード社 の F-350 エ よる「バイオマテリアルとバイオテクノロ コトレックが、米自動車用品工業界 ジー」についての講演を開催 (SEMA) において「フォード最 優 秀 ・第 1 回アクサルタグローバル研究開発 イノベーションシンポジウムを開催し、 マサチューセッツ工科大学工学部でイノ ベーション分野を指導する教授である研 究部門副代表のガレス・H・マッキンリー 氏が基調講演を行う。10カ国超からア クサ ルタ研究員ら100 名余がシンポジ ウムに参加し、研究と製品開発について 討議 2013 デザイン賞」を受賞 2 Chairman’s Letter 親愛なる皆様へ 私たちにとって初めてとなるサスティナビリティレポートをお手に取ってい 人々の 健 康に悪 影 響を及ぼし続けているのではないかと感じています。 ただき、ありがとうございます。 アクサルタの関係者の皆様は、私たちの環境対応について、またその持 続可能な社会への取り組みに対して、そして私たちのビジネスの影響力 このレポートが皆様のお手元に届く頃には、アクサルタは独立した企業と がどのように社会の持続的な発展の手助けになっているのか、非常に関 なって丁度一年が経った頃かと思います。この一年、私たち 12,000 人 心をお持ちです。 の従業員は変化を続け、エキサイティングな旅をして参りました。今年私 たちが最も注力したことは、巨大企業の一部門から、独自のビジョンと戦 アクサルタでは、サスティナビリティとは生産性と収益性を指すと同時に、 略を持ち、世界で起きる問題に立ち向かう、独立したグローバル企業に 環境と社会にも間接的に影響するものと考えています。適切な事を適切 進化することです。 に行う事が生産性を高め、コストを下げ、従業員の安全性強化に繋がる ものと理解しています。そしてお客様がお使いになる原材料の消費を少 私たちは 19 世紀のドイツに始まり、次にブラジル、そしてアメリカ、最 なくすることができ、結果的に環境に優しい社会へ導くことができます。 近では中国に拠点を拡大し、実に多くの地域にまたがってこの旅を続ける 持続可能な製品や製造プロセスが私たちの成長とお客様のより良いパー 真のグローバル企業です。アクサルタの経営陣は、世界中のお客様と従 トナーシップに繋がると信じています。 業員の多様性を尊重し、運営する国の全ての従業員の才能の素晴らしさ を認め、向上させるように努力しています。そして、世界中それぞれの コーティング材は多くの産業の価値創造のプロセスにおいて重大な役割 市場に合ったお客様のニーズを理解し、私たちの持つ経験を活かしてい を担っています。私たちは科学そしてバイオ原料を使用し、生産工程に きたいと考えています。 おいてエネルギーを消費します。私たちの製品は美しさを創造し、多くの 材料を保護する役割も担っています。それは塗装の寿命を延ばすことに 様 と 従 業 員 の 多 様 性 を 尊 重 し、運 営 す る国の全ての従業員の才能の素晴らし 真のグローバル企業とは何かと考える時、どの国においてもそこが自分 繋がり、再塗装までの期間も長くし、同時にいつも美しさを保つことにも の “ Home (ホーム、「自国」や「家」の 意)” であると考えられること、 結び付きます。産業のニーズから、私たちの製品とサービスの効率性は さ を 認 め、向 上 さ せ る よ う に 努 力 し て つまりその国の人々・環境・経済・政府との繋がりを大切にする企業で 改善し続けています。私たちは、原材料の消費を減らしエネルギーの使 い ま す。そ し て、世 界 中 そ れ ぞ れ の 市 あるということを意味するのではないでしょうか。 用の削減に結び付けたり、空気や水・土への潜在的な有害物質の排出を 場 に 合 っ た お 客 様 の ニ ー ズ を 理 解 し、 減らすことなどで、持続可能性の改善に日々努力し続けています。 私たちの持つ経験を活かしていきたい 世界中のアクサルタの拠点を訪れ、その国のリーダーとして活躍している 3 “ アクサルタの経営陣は、世界中のお客 と考えています。” 方々、お客様やビジネスパートナーにお会いする度に、「アクサルタは私 例えば私たちの水性塗料と粉体塗料は、ライフサイクルへの影響を改善 たちの社会・コミュニティにどのように成長や健康・繁栄をもたらしてく する役割を担っています。これらの製品は、有害化学物質や揮発性有機 れるのか」とよく聞かれます。このレポートに関連することですが、ある 化 合 物( VOC )のような潜 在 的な有 毒 物 質 の 排 出を著しく減らします。 地域では、過去の経済活動によって生じた環境への影響が、周辺に住む その結果、世界中の様々な用途で製品の使用頻度は増加し続けています。 機械や製造施設をお持ちのお客様にとって、これらの新しい製品への移 世界中の国々で、人々の健康を守り、きれいな空気と水を保ちながら、 行は長い視野に立って考えられているかもしれません。アクサルタは、お 長きにわたって成長を続けることは、政府とその国の経済にとって非常に 客様が新しい技術を採用するご意向があれば、どの塗装分野においても 重要です。アクサルタはこれらの課題に取り組むことの大切さを認識して 信頼できるパートナーであり続けます。 います。複雑に変化を続ける国々へ、バランスの取れた投資をしながら、 私たちのビジネスを運営する市場で成功を創造し続けます。 カラーツールや 3WET システムのような技術を用いることで、調色や補 “ サスティナビリティとは生産性と収益 修のようなこれまで何日もかかった仕事が 1 時間もかからないで出来るよ 私たちは発展し、成長しながら、課題に取り組み続けます。私たちの成功は、 性 を 指 す と 同 時 に、環 境 と 社 会 に も 間 うになりました。またこれらの技術によって、私たちとお客様の環境に対 アクサルタに尽くしてくれる一人一人の社員の創造性と情熱のおかげです。 接 的 に 影 響 す る も の と 考 え て い ま す。 する負担の低減にもなりますし、生産性の増大ひいては収益性の増加に また、高品質な製品をお届けし、世界のどの場所でも隣人として認めら 適切な事を適切に行う事が生産性を高 もなります。 れるような開発を続け、ビジネスパートナーとしてお客様の一助になり続 けなければならないと考えております。 め、コ ス ト を 下 げ、従 業 員 の 安 全 性 強 化に繋がるものと理解しています。” これらの新製品を以ってビジネスをしていくために、私たちは世界の主要 な場所に生産拠点を増やしてきました。直近では 5000 万ドルを投資し上 今回このサステナナビリティー レポートをご紹介できたことに大変喜ばし 海工場の拡張をしました。またブラジルとドイツでの生産能力を上げるこ く感じています。このレポートをお読みいただき、ご意見・ご質問等ござ とを発表しました。最先端技術を持つこれらの工場の拡張により、各国の いましたら是非お近くのアクサルタの社員までご連絡ください。 規制の一歩先を行く製品を生産することができ、そのことがお客様の満 足に繋がることと信じております。これらの計画は、業界ナンバーワンに なるための、そして世界中のお客様に私たちの製造技術と製品をお届け するためのグローバル戦略の現れです。 チャールズ・シェーバー Charles Shaver 会長兼最高経営責任者 Chairman and CEO アクサルタの製品 アクサルタの液体塗料と粉体塗料は、世界 130 カ国を超える国々で使用されています。 ここではアクサルタの主要ブランドについて紹介します。 自動車 OEM 分野と自動車補修分野 輸送分野 エレクトロシー ルド 21・エレクトロシー ルド 27・コーマックス VI®・アクア ® EC3000 などを含む アクサ ルタの 塗 料は、動くものほぼ全てに使用されています。大型トラック、商用車両、機関車、 アクサ ルタの 主 要 な 電 着 塗 料 製 品は、腐 食を防ぎ、ベ ースコート仕 上げ・クリヤコート仕 上げに 鉄 道 車 両 、 地 下 鉄 、バ ス、RV 車 など の 多くは、イ ム ロン 製 品 群 のリバ ル ®、エクセ ル ® プ ロ、 おける理想的なアンダーコートを提供しています (※)。アクサ ルタの 3WET(ウェット・オン・ウェ パーコトップ ® 液 体 塗 料などのアクサ ルタブランドによって塗装されています。 ット)に使 用された従 来 型 の 溶 剤 系 塗 料と、最 新 世 代 の 水 性 塗 料と、エココンセプトの 統 合され た 生 産システムが、生 産 性 向 上・エネ ル ギ ー 使 用 量 の 削 減・プラントへ の 投 資や ペイントショッ プへ の 設 備 投 資 の 必 要 性 低 下によるコスト削 減をもたらしています。アクサ ルタがグローバ ル 展 開している補修用塗料の主力ブランドであるクロマックス ®・スタンドックス ®・スピースヘッカー ® や、地域限定のローカルブランドであるデュクソン ®、ネイソン ®、チャレンジャー ®、ヴィーカ ® は、 補修塗装のエキスパートの皆様に対し、最適な製品をお選びいただく機会を提供しています。 PercoTop Rival Excel Pro ElectroShield-21 ElectroShield-27 CorMax VI® Aqua® EC 3000 Voltatex® ® 5 ※2014 年 4 月、アクサルタは自社の電着塗料製品ラインのブランド名を変更して、電着製品の新名称をアクア EC™ としました。この製品は、エレクトロシールド 21、エレクトロシールド 27、 コーマックス VI®、アクア EC3000 として知られていたものです。 一般工業分野 建築及び装飾分野 アクサ ルタは、さまざまな業 界 の お客 様 向けに、 数 多くの 製 品を幅 広く取り揃えています。ボル アレスタ・フラムリット ®・アブサ イト ®・テオドー ル ® などのアクサ ルタ粉 体 塗 料とイムロン液 タテックス ® の電気絶 縁 用 製 品 群は、 小 型 電 子 部 品から大 型 電 動 機 用 の 円 形 ・ 矩 形 の 大 型 導 体 、 体 塗 料 は、 建 物 の 金 属 被 覆 材 や、屋 外 彫 像 から家 庭 用 器 具に至るあらゆるも のを保 護し、より 発 電 機や変 圧 器まで、 電 気 部 品がより効 率 的により安 全に作 動するのを可 能にします。 ナップガ ード ® 粉体塗料は、石油・ガスパイプラインを絶縁し保護します。ストラクイッド ®・ケモファン ® 美しくします。アクサ ルタの 住 宅 用 液 体 塗 料 の 製 品ライン、スー パーノビ ® とレンシル ® は、メ キシコの 家 屋 建 設で使用されています。 ・シントファルは、アクサ ルタの 数 ある特 殊 塗 料 群 の 一つです。アクサ ルタの 電 着 製 品は、 農 耕 機材・建築機材・自動 車 部 品 ・自動 車 用 装 置などを、 浸水による腐 食から守ります。 Stollaquid Chemophan Syntophal Voltatex® Rensil Abcite Supernovi Flamulit 6 実績 優れた業績の達成が、アクサルタの歴史であり未来を創造します。アクサ 業績達成のためには、技術革新の連続に加えて、資源・エネルギーの活 ルタにとって業績とは、経済的な意味でのサスティナビリティパフォーマ 用方法や、環境への影響や、自社ならびに取引先従業員の安全管理に関 ンスのみならず、製造施設に納入する最高の原料の購入から、お客様に しての改善を続けることです。 提供するサービスに至るまで、私たちが効率的な事業運営を行っているか どうかを示すものでもあります。継続したニーズがある新興市場への業務 展開方法や、新製品ラインの開発方法を示唆するのもまた、業績です。 財務実績 アクサルタは、堅調な経済活動の実績を基盤に成長を続けています。そ 下表は、 2013 年 12 月 31 日現在の総流動資産、資産、純有形固定資産 れらについては、事業別・地域別に財務情報を報告しています。地域別では、 を示しています。流動資産は、現金および現金同等物と回転信用枠によっ 北米・中南米 ( メキシコを含む )・欧州/中東/アフリカ ( EMEA )・アジア て可能な借入金を合わせた総額として定義されています。 太 平 洋 の 4 地 域 が あります。事 業 別 では、輸 送 分 野・一 般 工 業 分 野・ 建築および装飾分野のお客様にサービスを提供しています。 単位: 100 万 US ドル 2013年 2013 年 12 月 31 日現在の流動性測定指標 総流動資産 資産 $6,728 純有形固定資産 $1,623 研究開発費( 2013 年のテクノロジーを含む) 7 $860 $165 2013 年事業別収益 2013 年地域別収益 17% 33% 15% 42% 29% 39% 25% 自動車補修分野 北米 中南米 自動車OEM分野 EMEA アジア太平洋 一般工業用分野 収益 資本支出 (単位:100万 US ドル ) ( 単位:100万 US ドル ) 4500 4,282 4,219 4,277 50 4000 110 3500 00 3000 83 2500 73 2000 1500 50 1000 500 0 2011 2012 2013 0 2011 2012 2013 8 環境・健康・安全 アクサ ルタは、世 界 経 済 の 一 構 成 員として、事 業 展 開 する地 域 の 環 境 の 基 準 策 定 などが、 次 年 度 の 実 績 向 上を推 進し、社 内 の 安 全 文 化をさ アクサルタは、従業員・製品/ をしっかりと管 理しな け れば ならな いということを 認 識して います。塗 らに向 上させるための 最 優 先 課 題として挙げられます。 製造工程・地域コミュニティの 料 製 造には、エネ ル ギ ー・原 材 料・水を使 用 するため、 多くの 排 出 物 健康と安全を守るためのプログ や 廃 棄 物 が 生じます。こうした 生 産 過 程 で 管 理 を 怠 た れば、 従 業 員 や アクサ ル タは、 米 国 化 学 工 業 協 会 ( ACC )のレスポンシブ ル・ケア ® そ のほかの 人々を安 全 面 のリスクにさらす可 能 性があることも認 識して プログラムの 推 進 者として、業 界 最 高 水 準 の 実務によって事業を管理し、 い ます。アクサ ルタは、 従 業 員 ・ 製 品 / 製 造 工 程 ・ 地 域コミュニ ティ 事 業 が 環 境に与 える影 響に関して 定 期 的に報 告 をして います。アクサ の 健 康と安 全を守るためのプログラムを整 備しています。サスティナビ ルタの 環 境 管 理 計 画は、 環 境 法 規 要 件に従って定められています。 アクサ ルタの 環 境・健 康・安 全・セキュリティ方針は、従業員・顧客・ 環 境 ・コミュニ ティを 保 護しな がら、 製 品 を 開 発・製 造・市 場 化・販 アクサルタの取り組み アクサ ルタでは、全社に適 用される製 品 管 理 計 画に加え、環 境・健 康・ 安 全 ・セキュリティ( EH S& S ) 方 針や、 世 界 各 地 の 全 工 場に適 用され る共 通 の 社 内 基 準に従って 全 施 設を運 営して います。また、労 働 安 全 衛 生 の 継 続 的 な 向 上と、製 品や 業 務による環 境 負 荷 の 軽 減にも尽 力し ています。アクサ ルタは、汚 染 防 止・廃 棄 物 の 削 減・エネ ルギー 資 源 の 保 全 の 推 進を通して、 業 務と製 品によるフットプリントを最 小 化 する ことで環境保護に努めています。 アク サ ル タ で は、環 境 ・ 健 康 ・ 安 全 ・セ キュリティ方 針 に つ い て は、 当 社 独 自 の 塗 料 事 業における具 体 的 なリスクに基 づ い て 改 良をして い ます。そうした 取り組 み が、さまざまな 実 績 の 向 上と、生 産 能 力 の 構 築 に 役 立って い ます。 稼 働 設 施 に 適 用 されるライフ・セ ービング・ ル ー ルは、その中心的存在です。同 様に、作 業チームや環 境・健 康・安 全・ セキュリティの 専 門 家 の 意 識 向 上も、 事 業を遂 行 するために必 要です。 そ の 他にも、実 績に関する考え方や行 動 へ の 理 解、業 務 統 制スキ ル向 上 訓 練 の 整 備と提 供 、 手 元 の 安 全を向 上させる最 良 策 の 採 用 、 安 全 運 転 の 取り組 み の 最 適 化、有 害 性やリスクに対 する効 果 的 な 評 価 の ため 9 ィナビリティに向けたアクサル タの取り組みは、行動の道標で あり、実績を測るものにもなる リティに向けたアクサ ルタの 取り組 みは、 行 動 の 道 標であり、 実 績を測 るものにもなるでしょう。 ラムを整備しています。サステ 売するための 枠 組 みを定めています。この 方 針は、アクサ ルタの環境・ 健 康 ・ 安 全 ・セキュリティ管 理システムを通して実 施されています。法 令 遵 守 、 環 境 へ のリスク管 理 、 継 続 的 な 改 善 の 確 保を目 指したアクサ ルタのグローバルなシステムです。 でしょう。 アクサ ル タ の 環 境 ・ 健 康 ・ 安 全 ・セ キュリティ管 理 システムには、 重 あらゆることを考慮に入れつつ評価する必要があります。 要 項目として以 下 の 内 容が含まれています。 こうした評 価を考慮しながら、製造施設では潜在的な影響を測定・監視・ ・ 効 果 的 な 資 源 活 用 のために、 経 営 幹 部がリーダ ーシップを発 揮 する よう努める。 ・ 社 内 をグロ ー バ ル スタンダ ード化し、 環 境 ・ 健 康 ・ 安 全 ・セ キュリ 管 理するシステムを開発しています。アクサ ルタはプログラムを通して、 最 高 の 原 料 の 使 用 ・ 安 全 な 取り扱 い ・ 供 給 ・ 管 理 方 法と、 そ れらをお 客様のために最高級の塗料にする方法を、模索し続けています。 ティ方 針 の 一 貫 性 を 確 立 するとともに、 成 果 を 上 げるた め のシステ ムと最 善 策を世 界 中で共 有する。 ・ 全 施 設 ・ 全 地 域で、 環 境 ・ 健 康 ・ 安 全 ・セキュリティ戦 略を継 続 的 に実 施する。 ・ ・ パフォーマンス向 上 のための 改 善 方 法を見つける努 力を続ける。 組 織の 中では、どんな階 層 の 者でも、 実 績に関する説 明 責 任を持つ。 アクサ ルタの 企 業 文 化 は、従 業 員による安 全 上 のリスクの 特 定、事 故 の 軽 減 、 安 全 のためのプロセス管 理 の 奨 励といった基 本 原 則に基 づ い て 形 成 されて います。アクサ ルタは、環 境・健 康・安 全・セキュリテ ィに関する業 務 改善に取り組 んでいます。アクサ ルタの 管 理システムは、 業務に関与する環境・健康・安全・取引関連の法令遵守に努めると共に、 欧 州 連 合 の「化 学 物 質 の 登 録 、評 価 、認 可 および 制 限 に 関 する規 則 ( R EACH )」などの 規 則 も 遵 守して い ます。アクサ ル タ は、自 社 の 基 これらの 管 理システムを 通じアクサ ルタ の 施 設 では、 戦 略 実 行と目 的 準と社 外 規 則に則って、 定 期 的 な 施 設 監 査、 問 題 特 定 、コンプライア 遂 行に向 け 一 貫して 重 点 的に取り組 むと共に、 実 践 活 動を継 続して い ンス向 上に積 極 的に取り組 んでいます。 ます。 業 務 統 制 へ の 取り組 み を 通して、リスク特 定とそ の 軽 減 を 企 業 文 化として根 付かせるよう組 織 の あらゆるレベ ルで進めています。アク 今 後アクサ ルタは、 本 報 告 書 のために収 集したサスティナビリティ実 現 サ ルタ の 製 品 は、 環 境 ・ 健 康 ・ 安 全 ・セキュリティ方 針に従 い 、 安 全 のためのデ ータの 分 析に焦 点を当てていきます。本 報 告 書 作 成を通じ に製 造・ 輸 送 ・ 保 管 ・ 使 用 ・ 処 分されるよう企 画 開 発されています。 て、デ ー タ 収 集と実 績 向 上 の ためにさまざまな 機 会 が あることに改 め て気 付くことができました。アクサ ルタはそ れらの 機 会を利 用して、サ 製 造 施 設で行われる一 連 の 業 務が、 環 境にどん な 影 響を与えるか、 業 スティナビリティ・プログラムに対する総 合 的 なアプローチの 向 上に努 務と環 境にどん な 相 互 作 用 が あるか、 全 て の 製 造 施 設 で 評 価して いま めて いきます。本 報 告 書 の 発 行 は、 独 立した 企 業 で あるアクサ ルタに す。 影 響 を 及 ぼ す 可 能 性 が あるシステムにつ い ては、施 設 をコントロ とって、 素 晴らしい 節 目となるも の で あり、私 た ち の 現 在 の 状 況 を 確 ー ルしながら、 業 務 活 動 ・ 製 品 ・サ ービスの あらゆる環 境 的 影 響 の 原 認し、確 か な 未 来 を つ か む 機 会となりました。アクサ ル タは、 来 年 も 因を特 定 できるようにして います。 環 境に重 大 な 影 響を及 ぼして いる、 また皆様に向けて継続的な発展を報告できるよう努力して参ります。 または及 ぼす可 能 性が ある原 因を特 定 するためには、 既 存 開 発や 新 規 開 発 、新 規またはリニューアルされた活動・製 品・サ ービスについてなど、 10 Japan: Axalta Coating Systems G.K. Toranomon Kotohira Tower 4F, 2-8, Toranomon 1-chome, Minato-ku, Tokyo, 105-0001 +81 3 6891 0230 Corporate Headquarters: Axalta Coating Systems 2001 Market Street Suite 3600 Philadelphia, PA 19103 e-mail [email protected] www.axaltacoatingsystems.com 本報告書は、2011 年から 2013 年までの過去 3 年間のアクサルタのビジネスに関する各年全体の情報を示しています。 日本語の報告書は US の報告書を簡略化したもので、一部の重要情報を抜粋したものです。US のサスティナビリティレ ポートは http://www.axaltacs.com/corporate/en_US/sustainability.html をご覧ください。 アクサルタロゴ、アクサルタ、アクサルタコーティングシステムズ、また全てのアクサルタ製品及びサービスの名称は、アクサルタコーティングシステムズ社及び 関連会社の商標あるいは登録商標です。Copyright©2014 Axalta Coating Systems. All rights reserved.
© Copyright 2024 Paperzz