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With chemistry, we can.
メディカル材料
環境・エネルギー材料
精密材料・加工
半導体製造用
材料事業
石油化学系
事業
フラットパネル・
ディスプレイ用
材料事業
こんなところにも
JSR
PART
3
企業理念
ごあいさつ
当社は、
日本における合成ゴムの国産化を目的に設立され、
「
マテリアルを通じて価値を創造し、
人間社会
(人・社会・環境)
に貢献します。」
私たちJSRグループの企業理念は、
会社の存在意義を明確にしたものです。
1960年に生産を開始して以来順調に業容を拡大し、現在で
は基盤事業である
「石油化学系事業」
や、半導体製造用材料、
フラットパネル・ディスプレイ用材料などの
「多角化事業」を
グローバルに展開しています。
2011年度から開始した3ヶ年の新中期経営計画
「JSR20i3」
マテリアルが生み出す新たな可能性を追求し、
を
「成長への始動」
と位置づけ、
これら基盤事業の拡大ととも
それにより価値を創造することで
に、
「戦略事業」
で成長を牽引する新たな事業群とするべく取
社会に貢献することを目指してまいります。
組んでまいります。
この
「こんなところにもJSRPART3」
では、
これらの事業の主
な製品を、その特徴と同時に用途分野も含めてご紹介してま
いります。皆様の当社に対するご理解を深めていただければ
contents
もくじ
1 事業概要
2
JSRグループ製品と社会とのかかわり
4 製品紹介
9 4[基盤事業 1 石油化学系事業]
5[基盤事業 2 半導体製造用材料事業]
6[基盤事業 3 フラットパネル・ディスプレイ用材料事業]
1 精密材料・加工]
7[戦略事業 2 環境・エネルギー材料]
8[戦略事業 3 メディカル材料]
9[戦略事業 幸いに存じます。
事業概要
Business Outline
With chemistry, we can.
石油化学系事業
創業事業であり、
国内リーディングカンパニー
の地位をしめています。
エラストマー事業
タイヤや自動車部品などに使用される国内トッ
プシェアの合成ゴムに加えて、合成ゴムと合成
樹脂の特徴を併せ持つ熱可塑性エラストマー
などの製品により事業展開しています。
(TPE)
エマルジョン事業
エマルジョン製品とは、合成ゴムを水に分散させ
て液状にしたものです。主な用途は、印刷用紙に
用いて美しい印刷を可能にする紙加工用ラテッ
多角化事業
情報電子材料の先端分野に意欲的に製品展開しています。
戦略事業
半導体製造用材料事業
精密材料・加工
半導体の製造工程において、
微細加工に
革新的な材料と精密加工技術の相乗効
使われる
「フォトレジスト」や「多層材料」
および
「CMP
(化学的機械的平坦化)材
料」
など多数の製品があります。
フラットパネル・ディスプレイ用材料事業
液晶テレビなどで使用されるカラー液晶
ディスプレイに使われる多数の素材で世
界トップシェアになっています。高画質用
果を軸に、
光学フィルム、
タッチパネル用
フィルムをはじめとする最先端の製品群
を有しています。
環境・エネルギー材料
石油化学系の材料技術を応用して、
リチ
ウムイオン電池用バインダー、バイオ樹
脂、
リチウムイオンキャパシタなどの分野
クスなどです。
の先端製品を得意としています。
に広く展開しています。
合成樹脂事業
光学材料事業
メディカル材料
合成樹脂製品とは、物性バランスの優れたABS
光ファイバーを保護する被覆材料は、国
先端材料とバイオ・メディカル技術を組み
樹脂を中心としたプラスチックのことです。
自動車
コンピュータなど幅広い用
部品、家庭電化製品、
途で使用されています。
内で圧倒的なシェアを確保しています。
合わせ、
高感度免疫診断薬用の材料など
の製品を提供しています。
1
JSRグループ製品と社会とのかかわり
JSR Group Products in Daily Life
皆様の暮らしの中で、
活躍するJSRグループ製品
JSRグループの製品は、人々の暮らしに役立つ
素材としてさまざまな分野で使用されています。
ここでは、
日常生活のあらゆる場面で活躍している
多角化事業
6
当社グループの製品をご紹介します。
[主な用途]
パソコン、携帯電話等のデジタル
機器
石油化学系事業
1
スチレン・ブタジエンゴム
(エラストマー)
7
[主な用途]
タイヤ
2
ポリブタジエンゴム
(エラストマー)
熱可塑性エラストマー
(TPE)
8
紙塗工用ラテックス
(エマルジョン)
9
ABS系樹脂
(合成樹脂)
[主な用途]
自動車部品、電気機器、
アミューズメント機器
2
タッチパネル用シート/フィルム
(精密材料・加工)
[主な用途]
スマートフォン
(高機能携帯電話)
、
カーナビゲーション・システム
10
[主な用途]
高光沢紙、印刷用塗工紙
5
光ファイバー用コーティング材
(光学材料)
[主な用途]
通信用光ファイバー
[主な用途]
靴底、粘・接着剤、
アスファルト改質材
4
液晶ディスプレイ用材料
(ディスプレイ材料)
[主な用途]
液晶テレビ、パソコン用モニター、
携帯電話用ディスプレイ
[主な用途]
タイヤ、
ゴルフボール (コア部)
3
半導体用材料
(電子材料)
診断薬用粒子
(メディカル材料)
[主な用途]
体外診断薬、遺伝子研究試薬
11
リチウムイオンキャパシタ
(環境・エネルギー材料)
[主な用途]
風力発電、瞬時電圧低下補償装置*、
建設機械等の蓄電装置
*落雷等により生じる電圧低下を補う装置
11
2
3
10
6
8
1
5
4
7
9
3
基盤事業
石油化学系事業、
半導体製造用材料事業、
フラットパネル・ディスプレイ用材料事業を中心とした現在の
JSRを支えている事業です。グローバル市場で競争力の
ある製品を柱としています。
基盤事業 1
石油化学系
事業
JSRの創業事業である合成ゴムを中心とした事業です。
ここでは最大の需要分野であり、今後も世界的に拡大が見込まれる
自動車を例にとって主な製品をご紹介します。
エラストマー・合成ゴム
溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(S-SBR)
低燃費用タイヤに使われる合成ゴムとして
急速に需要が拡大しています。
欧州の生産拠点確保に続き、
国内の生産能力増強、
タイでの
用語説明
エチレン・プロピレンゴム
(EPDM)
紫外線に強く、耐熱性の高い特殊ゴ
ムで、
主に自動車部品として使われま
す。
日本と韓国に生産拠点を持ってい
ます。
新工場建設を決定し、
グローバルNo.1の地位確立を目指します。
[S-SBRの生産能力増強]
現在の年間生産能力は、
日
本とドイツで6.5万トン。
2011年には、
日本(四日市工
場)
で2.5万トン、
2013年に
は、
タイで5万~10万トンを
増強することで、低燃費用タ
イヤ向けとして世 界トップ
シェアを目指します。
[低燃費用タイヤ]
タイヤの転がり抵抗を低減し
て燃費を向上させたタイヤ。
日本・欧州を中心に需要が
急拡大しています。
グローバル
No.1
ブチルゴム
(I IR)
空気を通しにくい性質を利用して、
タ
イヤのインナーチューブやインナー
ライナーに使われています。
グループ
企業の日本ブチルは、
ブチルゴムを
製造するアジアで最大の会社です。
生産能力増強中の四日市工場
4
ABS樹脂、AES樹脂、
ASA樹脂
合成ゴム成分を加えてさま
ざまな性能を向上させた合
成樹脂です。
多くの自動車部
品で使われています。
基盤事業 2
半導体の高性能化に伴う微細化に必要な材料であるフォトレジストなどです。
半導体製造用材料
事業
最先端の材料に注力し、世界トップシェアとなっています。
JSRの材料を用いた半導体(ICチップ)
は、
パソコン、携帯電話、テレビ、自動車などに広く使われています。
用語説明
世界標準の液浸露光用トップコート
(上層膜)
材料
従来型露光と液浸露光の比較
[従来型露光]
光
レンズ
最先端の半導体製造工程である
シリコンウェハー
液浸露光で使用される
[液浸露光]
トップコート層は、
光
JSRの製品が世界標準材料と
なっており、
レンズ
レンズ
世界中の先端半導体工場で
使用されています。
シリコンウェハー
[フォトレジスト]
■半導体の加工過程で、光を
用いて配線等の回路図を
フォトレジストに焼き付ける
工程があります。
空気
レンズ
■従
来は、縮小投影用のレン
ズとフォトレジストの間には
空気が存在しましたが、空
シリコンウェハー
気より屈折率の大きい純水
を充たすことでより微細な
加工が可能になりました。
純水
シリコンウェハー
■純
水を用いた工程を
「液浸
露光 」
と呼んでいます。
感光性の材料。電子素子や
素子同士の配線を作るとき
の微細加工に用いる重要な
材料です。
[半導体の微細加工]
半導体の原料となるシリコン
ウェハー上に、
感光性材料の
フォトレジストを用いて、
回路
パターンを転写することによ
り、高精度な加工が行なわ
れます。最先端の半導体で
は、回路の線幅は、髪の毛の
太さの1000分の1以下です。
上からトップコート、
フォトレジスト、
シリコンウェハー
レンズとフォトレジストの間に純水を充たす露光方式です。
フォトレジストの上にトップコート層
を加えることで水とフォトレジストが直接触れないようにしてレンズの汚れを防止します。
スマートフォン、タブレット端末
携帯電話から通話のできる
多機能情報端末へと進化したスマートフォン
(高機能携帯電話)
やタブレット端末は、
近年急速に普及が進んでいます。
画面が大きく、指によりタッチパネルで入力という新し
い形が人気を呼んでいますが、
内部の部品
(半導体、液
晶ディスプレイ、光学フィルムやリチウムイオン電池な
ど)
にはJSR製品も多く使用されています。
5
基盤事業 3
フラットパネル・
ディスプレイ用材料
事業
液晶ディスプレイ用材料が中心であり、液晶テレビ、パソコン、携帯電話や
スマートフォンの画面の多くでJSR製品が使われています。
多くの種類の製品をもっており、有力な液晶パネルメーカーのほとんどに
供給しています。
JSRの液晶ディスプレイ用材料
用語説明
カラー液晶パネルの基本構造
[コントラスト]
保護膜
液晶テレビなどの高性能液晶パネルに必要不可欠な材料です。
パネルの製造工程で使用される熱や薬品から、赤、緑、青の画
素で構成されるカラーフィルターを守ります。
ガラス基板
ガラス基板
LED
6
ディスプレイに映った画像の
明暗比のことを言います。
コン
トラストを強めると明るいとこ
ろはより明るくなり、
暗いとこ
ろはより暗くなり、
色がはっき
りした感じになります。
反射防止コート材料
液晶ディスプレイなどで表面
の反射を抑えて、人や物の映
り込みを低減し、画面を見や
すくするためのコート材 料
です。
導光板
感光性スペーサー
位相差フィルム
配向膜
着色レジスト
液晶パネルを構成する上下2
枚のガラス基板の間隔を一定
に保つための材料です。
設計通
りに配置することが可能で、
振
動によって動くことがないので、
高画質の液晶テレビやカーナ
ビゲーション用液晶パネルには
欠くことのできない材料です。
位相差フィルムという光学フィ
ルムとして耐熱透明樹脂
「アー
トン®」
が使用されています。
コン
トラストを高め、高画質が得ら
れます。特にアートン®製のフィ
ルムは、膜厚を薄くできるので
端末そのものの厚みを抑えるこ
とが可能です。
液晶の層を上下で挟む形の材
料で、液晶分子を一定方向に
並べる役割を担います。
非常に
薄い膜ですが、液晶パネルの
表示性能を左右する材料です。
液晶分子の並べ方は進化が著
しい分野ですが、常に最新の
技術に対応した製品を開発し
続けています。
液晶パネルをカラー表示する
ための材料です。赤、緑、青の
光の三原色の組み合わせでフ
ルカラー表示に対応します。
上側のガラス基板と着色レジ
ストから形成された画素から
なる部品を、
カラーフィルター
と呼んでいます。
現在のJSRを支えている基盤事業に加えて、
新たな柱とする事業です。
成長性に富んだ
「精密材料・加工」
「環境・エネルギー材料」
「メディカル材料」の
3分野からなり、
重点的な資源配分により、
事業の立ち上げを
加速してまいります。
戦略事業
戦略事業 1
精密材料・加工
耐熱透明樹脂アートン®などの高性能樹脂とそれらをベースとしたフィルムの
表面にさまざまな加工をした高性能フィルム部材を製品化しています。
例えば、急速に普及が進んでいるスマートフォンやタブレット端末に
使われているタッチパネル用の透明導電性フィルムもそのひとつです
静電容量式タッチパネル
用語説明
指の静電気を感じ取って
カバーフィルム
操作する方式。
複数の点を同時に
アートン®
感知したり、2本の指で
基材
画面を拡大・縮小したり
(ガラス又はフィルム)
することができます。
スマートフォンなどに使われ、
急速に拡大中です。
電極パターンの図
透明導電フィルム
液晶ディスプレイ
透明電極
(ITO)
を加工し
た導電フィルムを、
タッチ
パネル用に提供していま
す。抵抗膜方式、静電容
量方式の両方に対応可
能です。
上部
[透明電極
(ITO)
]
ガラスやフィルムなどの基板
の上に透明導電膜
(インジウ
ムと錫の酸化膜:ITO)
を成
膜したもので、透明で電気を
通します。
静電容量式用エッチングマークレスフィルム
ITOエッチングマーク
スマートフォンで使用される静電容量式タッチパネ
ルでは、
画面全体に電極のパターンが付与されてい
ます。特殊な材料構成により反射光を調整すること
で、
電極パターンを見えにくくしたJSRの導電フィル
ムは、
ユーザーの好評を得ています。
抵抗膜式タッチパネル
金融機関のATMや携帯ゲーム機な
どに使われるタッチパネルの方式。
指先やペン先で押すと画面がたわ 透明導電フィルム
み、上下の電極が接触して電気が ドット・スペーサー
流れて情報を入力します。
透明電極
(ITO)
基材
液晶ディスプレイ
(ガラス又はフィルム)
7
戦略事業 2
環境・
エネルギー材料
地球温暖化の懸念から、近年急速に環境・エネルギーに対する関心が高まっています。
価値観の大きな変化に伴い、従来にない新しい市場が形成され始めています。
JSRの独自技術による製品化をさらに進め、戦略事業の柱のひとつとしてまいります。
バイオ樹脂(BIOLLOYTM)
リチウムイオン電池用バインダー
植物由来の材料であるポリ乳酸と一般的な合成
樹脂をJSRの独自技術で複合化したバイオ樹脂
(バイオプラスチック)
です。
ポリ乳酸の配合率を5~80%の間で変更可能
で、
既存の一般的なバイオ樹脂に比べて約5倍の
耐衝撃性を有しています。
また、
多様な加工方法
への対応が可能であり、
用途の拡大が見込まれ
ます。
用語説明
リチウムイオン電池は、
負極、
正極、
電解液からな
り、
セパレーター
(隔膜)
を介して正極と負極との
間をイオンが移動することで、
電気を充放電する
構造です。
リチウムイオン電池用バインダーは、
負
極板上で炭素を結着するのに使用されています。
リチウムイオン電池の構造
ガスケット
(またはパッキング)
ガス排出弁
正極タブ
正極
(アルミ缶)
農産物由来の高分子。焼却
処理しても生育過程で吸収
した二酸化炭素を放出する
だけなので、二酸化炭素が
増えることはありません。
[キャパシタ]
負極端子
封口板
負極タブ
負極板
セパレーター
(隔膜)
正極板
化粧品容器
(用途例)
[ポリ乳酸]
蓄電媒体のひとつ。急速充放
電が可能で、
電極の劣化がほ
とんどなく、長期に亘って使用
が可能です。
[瞬時電圧低下]
落雷などにより生ずる、時間
にして1秒に満たない電圧低
下の現象です。
リチウムイオンキャパシタ(LIC)
キャパシタの構造比較
リチウムイオンキャパシタ
(LIC) 従来型キャパシタ
(EDLC)
リチウムイオン 充電
カーボン
8
セル出力
電解液
放電
活性炭
充電
活性炭
セル出力
電解液
放電
活性炭
リチウムイオンキャパシタ
(LIC)
は、
リチウムイ
オン電池の負極と従来型キャパシタ
(EDLC)
の正極を組み合わせた構造です。
そのため
従来型キャパシタよりもエネルギー容量が
大きい一方で、
リチウムイオン電池よりも出力
密度が高く、
充放電が迅速で寿命が長いこ
とが特徴です。
すでに風力発電や瞬時電圧低下補償装置
など産業分野で実績があり、
新たにポータブ
ルX線撮像装置など用途が拡大しています。
扁平角缶型LIC
扁平角缶型LICモジュール
戦略事業 3
JSRのメディカル材料の代表的なものとして、粒子径の揃った粒子の表面に、
メディカル材料
抗体などのタンパク質やDNAなどを固定したものがあります。病気や体質の診断から
医薬品用の抗体の精製までさまざまな用途でJSRのメディカル材料が活躍しています。
カラム粒子(抗体精製用粒子)
用語説明
カラム粒子
カラム粒子は、細胞培養によって作られた不純
物を含んだ原液から、
目的の抗体のみを精製す
るために利用されます。
カラム粒子の充填され
た容器の中を原液が通過する際、
粒子と目的と
する抗体が結びつき、洗浄後、抗体のみを取り
出すことができます。
精製された抗体は、
抗体医
薬品などとして利用されます。
カラム粒子の精製の図
[抗体医薬品]
カラム粒子
(電子顕微鏡写真)
抗体医薬品とは、
生体がもつ
免疫システムの主役である
抗体を主成分とした医薬品
です。
副作用の少ない効果的
な治療薬として注目されてい
ます。癌やリューマチの治療
に利用されています。
[DNA]
デオキシリボ核酸。生物の遺
伝情報を担う物質。
二重らせ
ん構造をとっています。
原液
Y:抗体
=
精製された抗体
「薬」
になります
抗体精製用容器
カラム粒子が充填された精製容器
原液添加
不純物
洗浄
溶出
診断薬用材料
免疫診断薬、
DNA診断用の粒子製品です。
ラテックス粒子やそれを磁性体で覆った粒子
(磁性粒子)
の表面に抗体やDNAを固定した
ものが、
病気の診断やDNAなどの核酸の分
離や分析に利用されています。
臨床検査から
遺伝子分析まで広い分野で活躍しています。
表面に抗体が固定された粒子と
結びついた抗原の量を、
発光物質の
発光量で測定することも
可能になります。
抗体
発光物質
発光
ラテックス粒子
抗原
酵素標識抗体
9