サービス案内(PDF:490kb)

サプライチェーンにおける
環境負荷定量化支援
多くの日本企業が、円高や国内需要の縮小といった事業環境の変化に対応するために
海外、特に中国をはじめとするアジア地域に積極的に進出しており、同様にサプライチェーン
もこうした地域を中心にグローバル化しています。
世界のいくつかの地域では既に水不足の問題が顕在化していますが、人口増加や経済成長
に伴う水資源の需要増、気候変動がもたらす水資源の供給への影響などを通じ、水資源不
足は世界的にますます深刻化すると予想されます。これらを考慮すれば、サプライチェーン
のどこかで水不足が生じた場合に、原材料の調達に支障が生じたり、原材料価格の高騰に
よって損益に影響を受けるといったリスクを軽視することはできません。日本企業にとって
も、原材料をどの地域から調達しているのか、また、原材料の生産に伴いどれだけの水が
使用されているのかを調査し、サプライチェーンにおける水リスクを評価することが求めら
れます。
原材料の調達がサプライチェーンにおける水資源に及ぼす影響だけでなく、生態系に及ぼ
す影響に対しても注意を払う必要があります。原材料の調達が、知らず知らずに資源採取
国の生態系に悪影響を与え、そのことがサプライチェーンの川下に位置する企業の評判に
悪影響を与えるリスクがあるからです。
サプライチェーンがグローバル化している現在、原材料の調達が他国において環境影響を
引き起こしていることを認識し、事業活動への影響(リスク)を予測することが求められてい
ます。水が豊富な地域もあれば不足している地域もあるように、生じる環境負荷量(例えば、
水使用量)が同じだとしても、それによる影響は国や地域によって異なります。サプライ
チェーンにおける環境リスクを適切に把握するためは、地理的なリスク分析が不可欠です。
KPMGあずさサステナビリティによるサプライチェーン環境負荷定量化支援
KPMGあずさサステナビリティは、多地域間産業連関モデル(Multi-regional input-output
model)を用いることによって、調達している原材料の金額情報から、当該原材料の採掘、
生産、輸送に伴う環境負荷が、どの国や地域でどれだけ生じているかを推計することを
通じ、サプライチェーンでの環境リスクを地理的視点を交えて評価することを支援します。
例えば、水リスクの場合であれば、原材料の調達金額からサプライチェーンにおける水使用
がどの国や地域でどれだけ生じているか、水資源の逼迫している地域でどれだけ大量の水が
使用されているかを把握し、サプライチェーンでの水リスクを分析することができます。
分析結果のイメージ
水使用量
(m3 )
非常に高いリスク
高いリスク
中〜高程度のリスク
中程度のリスク
事業 A
事業 B
事業 C
事業 D
低いリスク
©2014 KPMG AZSA Sustainability Co., Ltd., a company established under the Japan Company Law and a member firm of the KPMG network of independent member firms affiliated with
KPMG International Cooperative (“KPMG International”), a Swiss entity. All rights reserved.
アプローチ
サプライチェーン
での環境負荷の
定量化
対象の定義、
調達原材料の特定
●
●
●
調査対象の定義
調達する原材料の特
定と金額情報の収集
調達する原材料のう
ち原 産国がわかるも
のについては、原産国
情報の収集
サプライチェーンに
おける環境負荷の定
量化(原材料の採掘、
生 産、輸 送 に 伴 う 環
境 負 荷 が、ど の 国 や
地域でどれだけ生じ
ているかを推計)
●
他の情報と
組み合わせた
リスク分析
●
サプライチェーンにお
ける環境負荷の情報
と、サプライヤーが立
地する国や地域の情
報(資 源 の 希 少 性、
政策、社会的関心等)
から、サプライチェー
ンにおける現在およ
び 将 来 的なリスクを
検討
対応策の検討
●
特 定・評 価されたリ
スクを踏まえた対応
策の検討を支援
KPMGあずさサステナビリティによる支援の特長
多地域間産業連関モデルとして、シドニー大学で開発されたEora MRIOモデルを用います。
従来のLCA手法では、上流の環境負荷量を推計できてもその地理的内訳を把握することは
困難でしたが、Eora MRIOモデルは187ヵ国をカバーしており、調達している原材料の金額
情報から、当該原材料の採掘、生産、輸送に伴う環境負荷が、どの国や地域でどれだけ生
じているかを推計することが可能です。一部の原材料の原産国がわかる場合は、その情報
を用いることで、より詳細な分析が可能です。分析可能な環境負荷としては、エネルギー
使用量、温室効果ガス排出量、水使用量、大気汚染物質(SO2、NOX 等)があります。
KPMGあずさサステナビリティは、これまでの豊富な経験を踏まえ、定量化された環境負荷
の情報と、サプライヤーが立地する国や地域の情報(資源の希少性、政策、社会的関心等)
から、サプライチェーンにおける現在および将来的なリスクを特定・把握し、対応策の検討
を支援します。
KPMGあずさサステナビリティ株式会社
kpmg.com/jp/sus
ここに記載されている情報はあくまで一般的なものであり、特定の個人や組織が置かれている状況に対応するものではありません。
私たちは、的確な情報をタイムリーに提供するよう努めておりますが、情報を受け取られた時点及びそれ以降においての正確さは
保証の限りではありません。何らかの行動を取られる場合は、ここにある情報のみを根拠とせず、プロフェッショナルが特定の状
況を綿密に調査した上で提案する適切なアドバイスをもとにご判断ください。
©2014 KPMG AZSA Sustainability Co., Ltd., a company established under the Japan Company Law and a member firm of the
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