最新情報の ご案内 from MARUZEN 資料 No. 9-2014-025 / Feb 2014 <日本政治> 英国外務省による日本・極東アジア関係史料 FOREIGN OFFICE FILES FOR JAPAN AND THE FAR EAST (Adam Matthew, GBR / 日本総代理店:丸善) ロンドンの英国国立公文書館 (the Public Record Office) に所蔵されている原資料をもと に、駐日英国公使館および領事館の外交文書を完全収録。20 世紀日本の歴史を英国の公式資料か ら紐解きます。(第二次大戦中の 1941 年から 1944 年までは除きます。) 日露戦争終結後から太平洋戦争開戦前夜まで Series One: Embassy & Consular Archives - Japan (1905-1940) (Public Record Office Class FO 262) シリーズ 1 では、その研究価値の高さをひろく認められている FO262(Embassy and Consular Archives)を集成していま す。日露戦争終結直後の 1905 年から太平洋戦争開戦前夜の 1940 年までに作成された文書を集成した第一集では、日英同 盟、ワシントン会議、日中戦争といった外交関連の動向についてはもちろんのこと、日本国内の産業状況の検証から文化・ 教育といった分野についての記述に至るまで、多岐にわたる資料が収められています。特に、女性の役割、法律改革、労 働、貿易、雇用問題などについても広範な情報を収めたこの資料集成は、明治、大正、昭和前半の日英関係についてばか りでなく、政治、社会、文化環境全般の研究に貴重な知見をもたらします。 連合国軍による占領後から 1980 年まで Series Two: British Foreign Office Files for Post-War Japan, 1952-1980 (Public Record Office Classes FO 371 and FCO 21) シリーズ 2 では、連合国軍による占領が終わり、日本が驚異的な経済成長を遂げる 1952 年から 1980 年までに作成された 文書のうち、FO371(General Correspondence)として PRO に所蔵されているものが、年代順に包括的に集成されています。 日米安全保障条約の発効へと至る動向、自衛隊の創設、共産党の活動への対処、日本に対する欧米諸国の対応の違い、 日本とアジア諸国の政治経済関係、在日米軍の基地問題など、戦後日本の一大転機を示す様々な出来事の検証が、収録文 書を通じてさらに豊かなものとなります。また、ビキニ環礁での原爆実験と反米感情の高まり、自民党の結成、土地改革、 労組運動の興隆、日ソ外交の再開、日中貿易関係の破綻、日本の長期防衛計画、日英間の課税協定、教育問題、中ソ間の 紛争、所得倍増計画など多岐にわたる主題が詳細に検証されています。 さらに、国際通貨基金(IMF)や経済協力開発機構(OECD)に加盟するなど、経済大国としての地位を国際的にも確立した 時期における日本の状況が多様な観点から取り上げられています。 終戦から日本の独立直後まで Series Three: Embassy & Consular Archives - Japan (post 1945) (Public Record Office Class FO 262) シリーズ3は、1945 年から 1957 年に交わされた文書に関して集中的に集成しています。この外交官及び領事の文書フ ァイルは、近代日本史研究者には、マッカーサー司令官へのインタヴュー、日本国憲法の鍵ともなる文書、サンフランシ スコ講話条約、アジアにおける日本の立場、日本国国会議事録へのコメントなどを含む、社会的・政治的・経済的・外交 関係の歴史資料として非常に重要なものです。日本占領期から吉田内閣を経て鳩山内閣、石橋内閣、岸内閣発足まで、日 本の戦後の大きな変革を記録したこれらの文書類は、国外から見た日本の現実の得がたい記録と言えます。 なお、第二集と第三集では年代的に重なる部分がありますが、収録資料の重複はありません。 ≪裏面に続きます≫ ●ご注文の際には,タイトル・出版社名・価格のほか、資料 No.、注文番号も併せてお知らせください。 ●原価の改定、為替相場の変動などの理由により価格を変更する場合がございます。予めご了承の程お願い申し上げます。 ●ご注文、ご照会は弊社本・支店・営業部(課)までお申し付けください。 ●表示価格には消費税が含まれております。 日本総代理店 丸善株式会社 [学術情報ソリューション事業部 企画開発センター] 〒105-0022 東京都港区海岸 1-9-18 国際浜松町ビル 7F TEL 03-6367-6078 FAX 03-6367-6184 http://www.maruzen.co.jp/ 営業部・支店・営業所=横浜・八王子・大宮・筑波/札幌・盛岡・仙台・名古屋・岐阜・ 金沢・京都・大阪・神戸・岡山・松山・広島・福岡・長崎・熊本・沖縄/ニュージャージー 日露戦争終結後から太平洋戦争開戦前夜まで Series One: Embassy & Consular Archives - Japan (1905-1940) Part 1: Correspondence to and from Japan, 1905-1920 (PRO Class FO 262/1466-1511 & 2033-2034) 18reels 概価 ¥450,000〔本体〕 日本が世界的に注目を集めるようになった日露戦争(1904-1905 年)直後を網羅しています。一方で、中国に対 する外交攻勢と 1915 年の 21 か条の要求から、イギリスとアメリカが日本の身勝手さに監視の目を光らせるよう になった時代でもありました。 ・ 第一次世界大戦とロシア革命 ・ 満州鉄道 ・ 経済統制、貿易制限 ・ トレードマークと特許 ・ 国際貿易 ・ 条約交渉 ・ 中国における日本製品不買 ・ 日本における産業経済の拡大 ・ 日本赤十字社 ・ 日本の刑務所 Part 2: Detailed Correspondence for 1921-1923 (PRO Class FO 262/1512-1601) 44reels 概価 ¥1,100,000〔本体〕 中国、台湾、韓国の日本領土と日本本国におけるイギリス大使館と領事館の報告書と、詳細な往復書簡を収録。 極東全体に関連するあらゆる国家の見解、政策、決定、行動に対し、鋭い考察ができるデータや評価が満載です。 ・ 日英同盟 ・ 武器売買 ・ 中国 ・ ドラッグ ・ 日本の国内政治情勢 ・ アジア同盟 ・ 産業セイフガード ・ シベリア ・ 社会主義 ・ 商標 ・ ワシントン海軍軍縮会議 また、オランダ東インド会社、1923 年関東大震災に関する資料もあります。 Part 3: Detailed Correspondence for 1924-1926 (PRO Class FO 262/1602-1672) 44reels 概価 ¥1,100,000〔本体〕 経済・選挙改革に焦点を当てており、多くの資料が大正時代末の中国によるボイコット運動に触れています。 日本の政治、裁判、社会情勢、地震、日本とイギリス・中国・ロシア・アメリカとの関係に関する多くの資料が 収録されます。また、金融・経済、貿易・商業、再建、陸海軍に関する資料もあります。 収録資料は、極東全体の出来事に関連する論点を広く網羅しており、日々の業務、議論、報告、理解を通して 日英関係を読み解くことができるものです。 Part 4: Detailed Correspondence for 1927-1929 (PRO Class FO 262/1673-1741) 44reels 概価 ¥1,100,000〔本体〕 中国、日本、満州に関する資料が豊富に収録されています。 ・ 若槻内閣を総辞職させた 1927 年の金融恐慌 ・ 田中義一首相の中国政策、満州における日本の地位への関心 ・ 中国国民革命軍への日本軍による北伐 ・ 田中内閣を総辞職させた張作霖の暗殺(軍の力が強まり、1931 年満州事変への引き金となる) また 1929 年に発足した浜口内閣の軍への抵抗、不況の兆し、海軍拡大に関する貴重な情報を得ることができま す。その他、日本における鉄鋼業、経済情勢、住宅、鉄道に関する資料も充実しています。 2 Part 5: Detailed Correspondence for 1930-1933 (PRO Class FO 262/1742-1860, 1989-2003 & 2035) 25reels 概価 ¥625,000〔本体〕 パート 5 は下記テーマに関する資料が充実しています。 ・ 軍の拡大 ・ 世界大恐慌 ・ 満州への侵略と開発 ・ 上海情勢 ・ リットン調査団報告書 ・ 海軍軍縮 ・ 南満州鉄道 ・ 日本の金融と経済 ・ 中国・台湾・韓国情勢 ・ 北京・奉天鉄道 ・ 日本とアメリカ ・ 共産主義 ・ 日本の教育 ・ 日本の労働 ・ 蘭東インド会社の活動 ・ 日中関係 Part 6: Detailed Correspondence for 1934-1940 (PRO Class FO 262/1861-1988, 2004-2032 & 2036-2039) 13reels 概価 ¥325,000〔本体〕 日本の経済的・軍事的拡大、国際連盟からの脱退、イギリスによる極東における「開放経済」政策に関する資 料が多数収録されています。 ・ 日本軍 ・ 満州における日本の活動 ・ 国際連盟 ・ 軍縮 ・ 極東問題に関する議論 ・ 極東への英米政策 ・ 共産主義 ・ 日本・満州・中国における政治事件・ 日独の政治・経済関係 日本が中国に対し強硬姿勢であることから、イギリス・アメリカ・オランダが極東に対する関心を強めていた ことがわかります。 連合国軍による占領後から 1980 年まで Series Two: British Foreign Office Files for Post-War Japan, 1952-1980 Part 1: Complete Files for 1952-1953 (PRO Class FO 371/98985-98992, 99013, 99198-99200, 99218, 99227, 99264, 99315, 99388-99542, 99560 & 105361-105464) 38reels 概価 ¥950,000〔本体〕 1952 年から 1953 年まで、日本が国家として復興を目指し、西洋に追いつくために国内産業の拡大を模索してい た時代を網羅します。 【主要テーマ】 ・ 政治経済に関する報告書 ・ 5 ヵ年経済計画について ・ 日本共産党と警察との衝突 ・ 日本への世界各国の対応 ・ 対日本への日米政策の違い ・ 1952 年 12 月のアイゼンハウワーの訪日 ・ 日米関係とダレスの訪日 ・ アメリカ軍基地問題 ・ 日英の鉄鋼業における協力 ・ 反米感情の高まり ・ 日韓外交交渉 ・ 女性の社会進出 ・ 日本と中国・台湾関係 ・ 社会保障システムの構築 ・ 日本と東南アジア諸国との貿易関係 ・ 日本と GATT Part 2: Complete Files for 1954-1956 (PRO Class FO 371/110400-110530, 115220-115306 & 121030-121101) 39reels 概価 ¥975,000〔本体〕 日本経済が急成長を遂げ、GATT や国連に加盟した 1954 年から 1956 年を網羅します。 【主要テーマ】 ・ 日本国憲法の改正 ・ GATT 下での日本との関税交渉 ・ ビキニ沖水爆実験と日本の反米感情 ・ 日本の土地改革 ・ 日米安全保障条約 ・ 日本における国連軍の地位 ・ 経済政治情勢 ・ 労働条件と労働組合 3 ・ 日ソ外交関係の再開 ・ 最高裁判所改革 ・ 人口統計 Part 3: Complete files for 1957-1959 (PRO Class FO 371/127521-127598, 133577-133659 & 141415-141530) 16reels 概価 ¥400,000〔本体〕 1957 年から 1959 年にも様々な事件や問題が起きましたが、それらに関する資料を収録します。 【主要テーマ】 ・ 岸と自由民主党 ・ ソ連との関係 ・ アメリカ合衆国との関係摩擦 ・ 核実験反対 ・ 長期国防計画 ・ 日本におけるミサイル実験 ・ 雇用関係 ・ デニングの引退 ・ 日本と国連 ・ 日英の貿易・商業関係 ・ 日本と台湾・中国 ・ 社会党による国会ボイコット Part 4: Complete files for 1960-1962 (PRO Class FO 371/150561-150654, 158477-158541 & 164958-165033) 25reels 概価 ¥625,000〔本体〕 日本に関する定期的な報告書だけでなく、年鑑、隔週発行の報告書(政治情勢、海外貿易、日ソ政治関係、日 米関係、日英関係など)を収録します。 ・ 1960 年の主な出来事:日米安保条約反対闘争、浅沼委員長の暗殺、所得倍増計画 ・ 1961 年の主な出来事:自動車産業の成長、農業と米生産、教育、池田首相の訪米 ・ 1962 年の主な出来事:日英通商条約締結、日中貿易関係の再開、池田首相の選挙大勝など Part 5: Complete Files for 1963-1965 (PRO Class FO 371/170743-170800, 175999-176054 &181067-181112) 18reels 概価 ¥450,000〔本体〕 1963-1965 年の間に、日本はヨーロッパ諸国を追い抜き、他国も一目置く経済大国となりました。1964 年日本は IMF と OECD に加盟します。パート 5 の FO371 には日本の経済的・政治的成長ぶりが網羅されています。一方で、 世界情勢は不安定になっていました。アジア、特に中国、韓国、ラオス、ベトナムにも冷戦体制が影響を及ぼし つつあり、収録資料は日本と西側同盟国が冷戦体制に関心を強くもっていたことを明らかにします。 その他、アメリカ合衆国との関係強化、東京オリンピックの成功にも触れています。 Part 6: Complete Files for 1966-1968 (PRO Classes FO 371/187076-187142 & FCO 21/238-299) 11reels 概価 ¥275,000〔本体〕 1966 年から 1968 年までを網羅した FO371 と FCO21 は、日本とアメリカ、中国、韓国、マレーシア、ソ連との 経済問題と関係に関する資料を中心に構成されています。日本はまだ経済成長を続けていて、ヨーロッパ主要 4 カ 国よりも GNP で上回っていました。また日本文化の変遷にも触れています。特にビートルズが日本に与えた影響 は大きく、教育や校内暴力との関係についても検証されているのが興味深いです。また、鉄、造船、自動車、機 械などの輸出品の重要性に関する資料も多数収録されています。 Part 7: Complete Files for 1969-1971 (PRO Class FCO 21/555-593, 636-639, 720-769, 798-800 & 877-926) 15reels 概価 ¥375,000〔本体〕 パート 7 は、経済・金融政策の問題を詳しく扱っています。その他、大阪万博、日米安保の継続、沖縄返還決 定などの資料が収録されます。 収録資料を読むと、日本が海外貿易で急速に力を強めているに対して、イギリス、アメリカ、ヨーロッパが警 戒心を強くしていることがわかります。貿易不均衡、国際金融を不安定にさせる可能性の拡大、中国・台湾との 貿易拡大に対する不安、さらに日本の輸入規制と西洋諸国への市場開放の様子が明らかになっています。 1971 年のドルショックにより、金融市場と貿易が混乱したこと、日本の激しいインフレ、佐藤内閣の苦悩に関 する記述もあります。また、大学を中心に平和運動や環境問題運動が高まっていることも網羅されます。 この時代、日本がアメリカとイギリスとの関係を良好にするためにできることは何でもしていたことがよくわ かります。東西の関係が悪化し、資本主義を拒否する国がある中で、日本がどのように政治・文化関係を向上さ せ、経済発展を目指していたのかを示す、貴重な資料です。 4 Part 8: Complete Files for 1972-1974 (PRO Class FCO 21/959-960, 1026-1054, 1082-1085, 1144-1172, 1212-1217 and 1275-1306 20reels 概価 ¥500,000〔本体〕 ニクソンが北京を電撃訪問し、アメリカと中国の関係が一気に親密になった 1971 年以降の日本の対応に関する 資料を収録します。当時の日本は、1973 年のオイルショックによる経済的混乱に苦しみ、経済成長の影にあった 大気汚染の問題が浮上していました。収録資料は、1972 年に就任した田中角栄首相の政策を網羅し、ロッキード 事件についても触れています。 外交では、田中首相の北京訪問、中華人民共和国の承認、さらにアメリカとの関係強化について詳しい記述が なされています。 NEW !! Part 9: Complete Files for 1975-1977 19 reels 在庫特価 ¥475,000〔本体〕 本パートは 1975 年から 1977 年までを中心にし、社会・経済・政治・文化に関するさまざまなトピックを扱っ た文書を集めています。例えば、 ・ 三木武夫の自民党改革の試み ・ 通商産業大臣 Peter Shore、環境・運輸・地域大臣 Anthony Crosland、エネルギー次官 Anthony Wedgwood Benn、 農業・漁業・食糧大臣 Frederick Peart の 1975 年の訪日 ・ 1975 年の女王の日本公式訪問と、それに対する皇太子夫妻の 1976 年の英国答訪 ・ 外務英連邦大臣 Anthony Crosland と通商産業大臣 Gerald Kaufman の 1976 年の訪日 ・ 政治の進展、1976 年の総選挙、衆院の過半数割れ ・ 福田赳夫内閣とその少数党の支持への依存。自民党の派閥を解消するための総裁予備選挙の導入 ・ 対外貿易、経済、収支のバランス ・ 日本と 1977 年 5 月のロンドン・サミット ・ 日本の核政策 ・ 環境 ・ 教育 ・ 外務大臣鳩山威一郎の 1977 年の訪英 ・ ダッカ日航機ハイジャック事件、テロと日本の警察機関 ・ 国防政策 ・ ロッキード事件がもたらしたさまざまな影響 終戦から日本の独立直後まで Series Three: Embassy & Consular Archives - Japan (post 1945) 7reels 概価 ¥175,000〔本体〕 日本現代史における社会、政治、経済、外交を網羅した、外交官と領事による資料です。 ・ ダグラス・マッカーサーとのインタビュー ・ 日本国憲法と平和条約に関する資料 ・ 日本とアジアとの関係に関する資料 また、日本の国会議事録に関する詳しいコメントもあり、大使・領事館員の評価に関する記述も発見できます。 ・ 日本占領と連合国最高司令官 ・ 反民主主義地下組織 ・ 韓国とロシア ・ 日本とオーストラリア関係 ・ 日本における闇市 ・ 日本における経済と再生 5 ・ 日本人と朝鮮戦争 ・ 女性の社会福祉 ・ シェル石油会社の日本への関心
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