ドライブレコーダー普及のためのビデオログ共有サービス

コンテキストアウェアネスサービスに向けたビデオストリームマイニング
ドライブレコーダー普及のためのビデオログ共有サービス
本研究の背景
本研究の目的
・ドライブレコーダー(DR)は交通事
故発生時の原因究明に威力発揮
・事故発生率が高い一般ユーザ車
両へのDR装着率は 0.1%程度
・どのようにして一般ユーザ車両に
対するDR装着率を上るかが課題
・一般ユーザ車両へのドライブレ
コーダーの装着率を向上させるた
めの具体的なサービスの在り方に
ついての調査と検討
・具体的なサービスシステムに対す
るプロトタイプシステム構築
本研究にて構築した3つのサービス
[1]ドライブレコードモード
車載映像とGPS(緯度・経度)
情報をアップロード
サービス内容[1]
本研究の内容
・スマートフォンを用いた車載映像
の録画とGPS(緯度・経度)情報を
アップロードして蓄積・共有
・交通事故時の検証や、車利用者
の利便性向上に役立つ最新映像
提供サービスの検討・構築
(プライバシーの問題は瀬戸PBLと共同検討)
[2] 事故調査モード
[3] CASモード
事故調査の早期終了とスムーズ
な保険処理推進
他の車両の録画映像を共有し
た新たな情報提供サービス
サービス内容[2] (事故調査モード)
(ドライブレコードモード)
事故時に
走行して
いた4台
の車両の
映像を同
時に表示
車内に取り付け
たスマートフォン
(iPhone)により
走行映像を録画
し、GPS情報と
共にアップロード
①
②
② ③①
④
③
④
サービス内容[3] (CASモード: 一時停車可能地点における直近映像を表示)
Wi-Max Hotspot
ク ラ ウ ド
映像&
GPS情報
Cell Phone Net
・・・
車内に取り付けたスマートフォン
で映像とGPS情報を収集
映像&
GPS情報
Wi-Fi Hotspot
複数の自動車から並列入力
検索
画像マイニ
ング技術に
より特定さ
れた一時停
車可能な地
点がプロット
表示される
地図内のプロッ
ト点をクリックす
ることによって、
一時停車可能
地点の直近映
像を表示
[1]アップロード機能
車内に取り付けたスマートフォン(iPhone)にて走行中の映像を録画し、映像録画地点
のGPS(緯度・経度)情報と共にセンターサーバへ自動的にアップロードを行う。
[2]ビデオデータのDB格納機能
ビデオから画像シーケンス
への分割により、個別のフ
レーム検索が可能になる
ビデオ
分割した画像
画像シーケンスのデータベースでの管理方法
①ファイルシステム+RDBメタデータ管理、②BLOB型の一元管理
・ BLOB型格納方法はデータのサイズ、画像特徴と位置情報との連動検索、
セキュリティなどの面では優れているが、パフォーマンスはやや劣化
長さ10秒のビデオ
MOV形式
JPEG画像(30fps)
BLOB画像(30fps)
格納方法
ファイルシステム
ファイルシステム
+RDBメタデータ
BLOB型
(Oracle11gR2)
ファイルサイズ
17MB (1.0)
18MB (1.06)
16MB (0.94)
読込パフォーマンス
ー
0.24MB/s (1.0)
0.16MB/s (0.67)
書込パフォーマンス
ー
0.24MB/s (1.0)
0.15MB/s (0.63)
[3]画像マイニングによる一時停車可能な場所の特定機能
一時停車可能な地点
特定以外にも、パーキ
ングメーター設置候補
地選定、店舗出店エリ
ア検討等に応用可能
①ブースティング技術により
画像中の全ての物体から
“車”だけを識別
一時停車可能
な地点を特定
膨大な画像ファイ
ル中から約0.3%
のハザードランプ
点滅車両の画像を
高速に判別可能と
し、リンクしている
GPS(緯度・経度)
情報から一時停車
可能な地点を特定
できるようになった。
②HSV変換とバンドパスフィル
タリング技術にて車領域内の
ハザードランプを識別
(対象:夕景における
シルバーの乗用車)
[4]サーバ+GPSアプリによるマッププロット機能
サーバ+GPSアプリの3要素
KML自体にPHPスクリプト機能を
持たせPHPの実行を可能とする
PHPによるAJAXにてDB検索し,
KMLファイルを自動生成する
①Webサーバ
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<kml xmlns=“http://www.opengis.net/kml/2.2” xmlns:gx=“http://w・ ・・
index.php
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<StyleMap id="・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
kml ファイル
<?php
$result = ido_keido($file_time1,$file_time2);
②DBサーバ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
$long_data1 = $long_data - 0.00277778;
$lat_data1 =$lat_data - 0.00277778;
$long_data2 = $long_data + 0.00277778;
$lat_data2 =$lat_data + 0.00277778;
$n = 0;
$count = count($result);
for ($i =0;$i<$count;$i++) {
③Googleサーバ
$X = $result[$i]['file_lat'];
$Y = $result[$i]['file_long'];
echo ‘
<Placemark>
<name>一時停止可能ポイント</name>
<description ・・・・・・・・・・
$sql = "SELECT name, Y(geom), X(geom) FROM geotable WHERE
MBRContains(GeomFromText
('LineString($long_data1 $lat_data1, $long_data2 $lat_data2)'),geom);
$stt = $db->prepare("$sql");
$stt->execute();
$result = $stt->fetchAll(PDO::FETCH_ASSOC);
} catch (PDOException $e) {
die($e->getMessage());
}
return $result;
}
成果 (学会発表等)
学会発表2件
成果物
情報処理学会ITS研究会(2009-09) 楽天研究開発シンポジウム2009(2009-11)
ドキュメント:40 プログラム:60 (トライアルを含め総ステップ数 約10Kステップ)