平成20年度 強震観測通信プログラム修正 報 告 書 平成21年2月 テクニカルリンク株式会社 目 次 1. 業務内容 ---------------------------------------------------------- 2 (1) 強震観測通信プログラムの修正業務 ------------------------------- 2 (2) 動作確認 ------------------------------------------------------- 2 (3) 打ち合わせ ----------------------------------------------------- 2 2. 成果品 ------------------------------------------------------------ 2 3. 強震観測通信プログラム(TL-Term)の使い方 ------------------ 3 3.1 初期設定 -------------------------------------------------------- 3 3.2 TL-Termの起動方法 ---------------------------------------- 5 3.3 各機能の説明 ---------------------------------------------------- 6 (1) (2) (3) (4) 自動実行 ------------------------------------------------------- 6 自己診断結果のレポート作成機能 --------------------------------- 8 記録波形の一覧表作成機能 ------------------------------------- 11 記録波形をダウンロードする機能 ------------------------------- 12 4. 動作確認 -------------------------------------------------------- 15 -1- 1.業務内容 (1)強震観測通信プログラムの修正業務 既存のネットワークが組まれている強震観測システムに、AccuSEIS Omni(勝島製作 所製所製)と通信して自己診断や記録波形をダウンロードする機能を付加する。表1にプ ログラムの仕様を示す。 表1-1 プログラムの仕様 機能 接続診断機能 自己診断結果のレポート作成機能 記録波形の一覧表作成機能 記録波形をダウンロードする機能 備考 自動的にn日に1回の間隔で登録され ている全てのAccuSEIS Omniと接続 する機能を有する。また、接続診断結果 をcsvファイルに登録する。 自己診断結果をダウンロードし、csvファ イルを作成する。 記録波形リストをダウンロードし、csvファ イルを作成する。 記録波形をダウンロードし、ローカルデ ィスクに保存する機能を有する。 (2)動作確認 指定するサーバーパソコン(Windows)にプログラムをインストールし、最低1地点につい て動作確認を実施する。 (3)打ち合わせ 本業務に関して、業務着手時、業務完了時に打ち合わせを行うものとする。なお、業務 着手時及び業務完了時には管理技術者が立ち会うものとする。 2.成果品 1.報告書(電子複写) 2.電子化ファイル(CD-R) -2- 3.強震観測通信プログラム(TL-Term)の使い方 3.1 初期設定 初めに、通信管理する“AccuSEIS Omni”を登録します。 “d:\tl-term\st.csv”というファイル名で①番号,②地点名、③IPアドレス、④通信フラグを それぞれ登録します。この設定ファイルはcsv形式となっています。 通信フラグは0で自動処理しなくなります。故障等で一時的に通信したくない場合は0に 設定してください。 ■“st.csv”ファイルの例 No,StationName,IP,Flag 1,山田高架橋,192.168.0.18,1 2,仙台西,192.168.0.34,1 3,作並,192.168.0.50,0 4,志津川,192.168.0.66,0 5,山形河北,192.168.0.82,1 6,茅野,192.168.0.98,1 7,袖ヶ浦高架橋,192.168.0.114,1 8,美麻トンネル,192.168.0.130,1 9,あいち健康の森公園,192.168.0.146,1 10,角庵高架橋,192.168.0.162,0 11,信越大橋,192.168.0.178,0 12,小白石高架橋,192.168.0.194,1 13,田子の浦高架橋,192.168.0.210,1 14,熊野佐田坂,192.168.0.226,1 15,天竜船明,192.168.0.242,1 16,天城峠,192.168.1.2,1 17,宇津ノ谷峠,192.168.1.18,0 18,上野高架橋,192.168.1.34,0 19,天野川高架橋,192.168.1.50,0 20,三俣大橋,192.168.1.66,0 21,道の駅河野,192.168.1.82,0 -3- 22,滋賀マキノ,192.168.1.98,1 23,広島南共同溝,192.168.1.114,0 24,鳥取紙子谷,192.168.1.130,0 25,鉦打トンネル,192.168.1.146,1 26,徳島宍喰,192.168.1.162,1 27,安芸,192.168.1.178,1 28,高知板木野,192.168.1.194,1 29,高知佐賀町,192.168.1.210,1 30,別府,192.168.1.226,0 31,清水共同溝,192.168.1.242,0 32,中川共同溝,192.168.2.2,1 33,開北橋,192.168.2.18,1 34,八重洲地下街,192.168.2.34,0 35,天津跨線橋,192.168.2.50,1 36,魚沼橋,192.168.2.66,0 37,御前崎,192.168.2.82,0 38,港大橋,192.168.2.98,1 39,石鎚橋,192.168.2.114,1 40,板島橋,192.168.2.130,1 41,高知板木野(斜面),192.168.2.146,1 42,安治川大橋,192.168.202.10,0 -4- 3.2 TL-Termの起動方法 ①TL-Termアイコンをクリックします。 クリック デスクトップ画面 ②“TL-Term“が起動します。 Tl-Termウインドウ -5- 3.3 各機能の説明 (1)自動実行 自動的にn日に1回の間隔で登録されている全てのAccuSEIS Omniと接続し、ヘルス チェック結果ファイルをダウンロードします。 自動実行に設定する方法について説明します。 ①設定タブの“自動実行する“をチェックします ②ヘルスチェックダウンロード間隔(日)を設定します 設定画面 ③接続診断結果は自己診断結果に記録されます (ファイルの内容は自己診断結果を参照してください。) -6- タ ス ク フ ァ イ ル “ D:\TL-Term\task.csv ” が あ る 場 合 は 、 こ の タ ス ク フ ァ イ ル を “D:\TL-Term\task.run.csv”にリネームして、このファイルに書かれているコマンドを実行し ます。 表4-1 コマンド一覧 コマンド 自己診断結果のダウンロード 形式 healthcheck,xxx xxx:st.csvで定義した各装置のNo 自己診断結果のレポート作成 healthchecklist 波形のダウンロード download,xxx,num,yyyy/mm/dd hh:nn:ss xxx:st.csvで定義した各装置のNo num:ダウンロードする個数 yyyy/mm/dd hh:nn:ss:この時刻以降を対象とする 例:download,43,1,2009/03/25 00:00:00 ・タスクファイルについて ■ファイル名 task.csv ■フォルダー D:\TL-Term ■処理ファイル“task.csv”の例 地点1~3の自己診断を実施して、2009/03/25以降のファイルを1個ダウンロードする場合 healthcheck,1 healthcheck,2 healthcheck,3 healthchecklist download,1,1,2009/03/25 00:00:00 download,2,1,2009/03/25 00:00:00 download,3,1,2009/03/25 00:00:00 -7- (2)自己診断結果のレポート作成機能 各装置の自己診断結果(“healthcheck.txt“)をダウンロードし、自己診断結果のレポートを csvファイル(”healthcheck.csv“)に作成します。 ・ 各装置の自己診断結果ファイルについて ■ファイル名 healthcheck.txt ■フォルダー D:\TL-Term\xxx (xxxはst.csvで定義した各装置のNo) ■“healthcheck.txt“の例 TIME=090325180002 SENSOR=OK GPS=OK PLL=OK GPS_SAT=5 ACDC=14.9 BATT1=13.7 BATT2=13.8 TEMP=25 CARD=OK CARDMEM=0%(653/148838) TRIG=OK -8- ■“healthcheck.txt“の内容 項目 TIME 結果 内容 診断を行った時の時刻 西暦年下2桁月日時分秒 040227144931 2004年2月27日 14時49分31秒の意味 SENSOR センサーとレコーダとの通信状態 OK 全センサー通信正常 ER 一部のセンサー異常(どこのセンサーかの特定機能なし) NG 全センサー異常 GPS GPSのレシーバの状態 OK 正常 ER GPSレシーバからの応答がない時 PLL クロック同期PLLの状態 OK 正常 ER 同期不良(自己CLKで動作) GPS_SAT n nコの衛星捕捉 電源投入後,2日間は4コ以上である事 電源投入後,3日以上であれば1コでもよい 0 捕捉衛星なし,アンテナ系異常_受信障害あり, アンテナ故障,信号断等 ACDC 入力電源(AC100V)をDC15Vにする電源ユニットの出力電圧 14.3 正常時:14V~15Vの範囲 13.0 停電または故障時:14V未満 BATT1 内部バッテリーの端子電圧 13.5 満充電時:13V以上 10.7 充電中または停電時動作中:10.5V以上 9.7 故障:10.0V以下(バッテリー故障,ケーブル断線,充電回路故障) BATT2 外部バッテリーの端子電圧 13.5 満充電時:13V以上 10.7 充電中または停電時動作中:10.5V以上 9.7 故障:10.0V以下(バッテリー故障,ケーブル断線,充電回路故障) TEMP レコーダのMPU基板温度 (摂氏または華氏に換算するにはそれぞれ係数必要) 24 24ステップを示す。24×1.77(摂氏標準係数)≒42.5℃ 摂氏標準係数 1.77 は,誤差±20% である. 正常 0から37未満 内部温度異常 37 以上 CARD ICカードの状態 OK 正常 NG 異常(書込み異常) CARDMEM ICカードの使用可能残量を示す 30%(26980/89591) (26980/89591)は, 有効 89591 kbyte で 使用 26980 kbyte を示す。 TRIG OK NG トリガプロセスの状態 正常 異常(トリガが掛からない状態) -9- ・ 自己診断結果のレポートについて ■ファイル名 healthcheck.csv ■フォルダー D:\TL-Term ■“healthcheck.csv“の内容 自己診断結果のレポートは各装置の自己診断結果(“healthcheck.txt“)を一覧表にしたも のです。このファイルはcsvファイルになっているので、エクセルで表示&印刷できます。 - 10 - (3)記録波形の一覧表作成機能 記録波形リストをダウンロードし、csvファイルを作成します。 ・記録波形リストファイルについて ■ファイル名 eventlist.txt ■フォルダー D:\TL-Term\xxx (xxxはst.csvで定義した各装置のNo) ■“eventlist.txt“の例 ①,②,③,④,⑤,・・・,⑳ 040906151830,040906.151820,0300,EVENT,M001= -1.08,M003= +1.64,M002= -0.91,I1=0.0 040906152330,040906.152320,0300,EVENT,M001= -1.01,M003= +1.74,M002= -1.03,I1=0.0 040906152830,040906.152820,0300,EVENT,M001= -1.34,M003= +2.24,M002= -1.23,I1=0.0 040906153330,040906.153320,0300,EVENT,M001= +2.02,M002= -1.20,M003= -1.00,I1=0.0 ①起動時刻 ②ファイル名 ③記録長 ④記録タイプ ⑤~⑲最大値 :YYMMDDhhmmss トリガONの時刻 :(記録開始時刻情報)YYMMDD.hhmmss ファイルの先頭時刻 :秒 :EVENT トリガ記録,後トリガ記録 CAL 校正記録 IMM 即時記録 TIMER タイマ記録 :WINのADデジット値に設定した係数を掛けた最大値 ⑳計測震度 :intensity_ch.confファイルで設定する震度計算設定に基づく計算値 - 11 - (4)記録波形をダウンロードする機能 記録波形をダウンロードし、ローカルディスクに保存します。 ・記録波形ファイルについて ■ファイル名 090324.040020.001 :1chのwinデータ 090324.040020.002 :2chのwinデータ 090324.040020.003 :3chのwinデータ 090324.040020.head :ファイルヘッダ ■フォルダー D:\TL-Term\xxx\yyyymm (xxxはst.csvで定義した各装置のNo、yyyyは年mmは月) ■数値データ(.head)ファイルフォーマット [COMMON] SYSTEM=OM***** START=2003,07,24,08,19,59,4 END=2003,07,24,08,20,39,4 TRIG=2003,07,24,08,20,09,4 PRETRIG=0010 LENGTH=0041 RECTYPE=EVENT RESISTED CH = 001 002 003 共有情報ブロック 機器名 データ先頭時刻(年月日時分秒曜)4=木曜日 データ終了時刻(年月日時分秒曜)4=木曜日 トリガ起動時刻(年月日時分秒曜)4=木曜日 遅延時刻(秒) 記録長(秒) 記録種類(EVENT,RT,CAL,IMM,TIMER) 観測チャンネル(スペース区切り) [001] CHID= 1 CHNAME=15264 SENSORNO=1 LOCALCH=0 DATA=ACCEL SENSORTYPE=ARCSSR UNITVALUE=1.192093e-04 UNITNAME=Gal FULL=1000 SAMPLE=100 FILT_TYPE=2 FILT_CUTOFF=30 OFFSET_TYPE=2 GAINMODE=1 ch番号1ブロック ch番号 チャンネル名 センサ番号 ADユニット内チャンネル 物理量種類 センサタイプ 感度係数 単位名 フルスケール サンプリング周波数(Hz) フィルタタイプ(0=直線位相FIR,1=最小位相FIR,2=6次バタワース近似,3=なし) カットオフ周波数 オフセット除去方式(1=オフセット除去なし,2=開始時オフセット除去,3=イベント毎除去) ゲイン切替え(-1または1=通常値,2=100倍) - 12 - MAXVALUE=-1792 イベント中の最大値(符号付デジット値) MAXTIME=2003,07,24,08,20,09,4 最大値時刻(年月日時分秒曜) MAXSAMPLEPOINT=35 最大値ポイント(MAXTIME秒の先頭から何ポイント目で最 大値か?) STATUS= 0 データステータス(0=正常) ALLBYTE= 7258 このchのデータの総バイト数 SKIPSEC= 0 データ欠落秒数 [002] CHID= 2 CHNAME=15553 SENSORNO=1 LOCALCH=1 DATA=ACCEL SENSORTYPE=ARCSSR UNITVALUE=1.192093e-04 UNITNAME=Gal FULL=1000 SAMPLE=100 FILT_TYPE=2 FILT_CUTOFF=30 OFFSET_TYPE=2 GAINMODE=1 MAXVALUE=-2369 MAXTIME=2003,07,24,08,20,09,4 MAXSAMPLEPOINT=9 STATUS= 0 ALLBYTE= 8446 SKIPSEC= 0 [003] CHID= 3 CHNAME=15590 SENSORNO=1 LOCALCH=2 DATA=ACCEL SENSORTYPE=ARCSSR UNITVALUE=1.192093e-04 UNITNAME=Gal FULL=1000 SAMPLE=100 FILT_TYPE=2 FILT_CUTOFF=30 OFFSET_TYPE=2 GAINMODE=1 - 13 - MAXVALUE=+4640 MAXTIME=2003,07,24,08,20,09,4 MAXSAMPLEPOINT=9 STATUS= 0 ALLBYTE= 8446 SKIPSEC= 0 [INTENSITY] 震度計算値ブロック INTENSITY01=0.0 震度計算番号01の震度 ↓以下、震度計算数分繰り返し、INTENSITY0n=X.X n=計算番号 (中略) [RESPVALUE] SI値応答計算ブロック TYPE= SI応答値種類 RESP01= 応答値計算番号01のSI,応答値1,応答値2,水平合成最大値,鉛直最大値 ↓以下、SI応答値計算数分繰り返し、RESP0n=XX n=計算番号 (中略) - 14 - 4.動作確認 指定するサーバーパソコン(Windows)にプログラムをインストールし、1地点について動作 確認を実施しました。 表4-1 動作確認 機能 内容 自動的にn日に1回の間隔で登録されている 全てのAccuSEIS Omniと接続する機能を 有する。また、接続診断結果をcsvファイル に登録する。 自己診断結果のレポート作成機能 自己診断結果をダウンロードし、csvファイル を作成する。 記録波形の一覧表作成機能 記録波形リストをダウンロードし、csvファイル を作成する。 記録波形をダウンロードする機能 記録波形をダウンロードし、ローカルディスク に保存する機能を有する。 判 定 接続診断機能 - 15 - ○ ○ ○ ○
© Copyright 2026 Paperzz