(3月16日・17日・19日)(PDF:1.2MB)

平成 21 年
熊取町議会委員会会議録
〔平成 21 年 3 月定例会〕
予算審査特別委員会
熊 取 町 議 会
目
次
〔予算審査特別委員会〕
議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算 ……………………………………………………… 3
質 疑 ………………………………………………………………………………… 3
・歳入の総務文教常任委員会の所管第1班(企画部、総務部、出納室)に
属する事項の審査 ……………………………………………………………… 3
・歳出の総務文教常任委員会の所管第1班(企画部、総務部、出納室)に
属する事項の審査 ……………………………………………………………… 17
議案第27号 平成21年度熊取町土地取得特別会計予算 …………………………………………… 45
質 疑 ………………………………………………………………………………… 45
議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算
質 疑 ………………………………………………………………………………… 46
・歳入の総務文教常任委員会の所管第2班(消防本部、教育委員会事務局)
に属する事項の審査 …………………………………………………………… 46
・歳出の総務文教常任委員会の所管第2班(消防本部、教育委員会事務局)
に属する事項の審査 …………………………………………………………… 55
議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算 ……………………………………………………… 74
質 疑 ………………………………………………………………………………… 74
・歳入の事業厚生常任委員会の所管第3班(住民部、事業部)に属する事
項の審査 ………………………………………………………………………… 74
・歳出の事業厚生常任委員会の所管第3班(住民部、事業部)に属する事
項の審査 ………………………………………………………………………… 88
議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算 ……………………………………………………… 121
質 疑 ………………………………………………………………………………… 121
・歳入の事業厚生常任委員会の所管第4班(健康福祉部)に属する事項の
審査 ……………………………………………………………………………… 121
議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算 ……………………………………………………… 130
質 疑 ………………………………………………………………………………… 130
・歳出の事業厚生常任委員会の所管第4班(健康福祉部)に属する事項の
審査 ……………………………………………………………………………… 130
議案第26号、議案第27号 ……………………………………………………………………………… 152
意見・要望 …………………………………………………………………………… 152
議案第26号、議案第27号 ……………………………………………………………………………… 156
採 決 ………………………………………………………………………………… 156
議案第28号 平成21年度熊取町下水道事業特別会計予算 ………………………………………… 156
質 疑 ………………………………………………………………………………… 156
議案第29号 平成21年度熊取町国民健康保険事業特別会計予算 ………………………………… 161
質 疑 ………………………………………………………………………………… 161
議案第30号 平成21年度熊取町老人保健特別会計予算 …………………………………………… 166
質 疑 ………………………………………………………………………………… 166
議案第31号 平成21年度熊取町後期高齢者医療特別会計予算 …………………………………… 166
質 疑 ………………………………………………………………………………… 167
議案第32号 平成21年度熊取町介護保険特別会計予算 …………………………………………… 168
質 疑 ………………………………………………………………………………… 168
目-1
議案第33号 平成21年度熊取町墓地事業特別会計予算 ……………………………………………
質 疑 …………………………………………………………………………………
議案第34号 平成21年度熊取町水道事業会計予算 …………………………………………………
質 疑 …………………………………………………………………………………
議案第28号~議案第34号 ………………………………………………………………………………
意見・要望 ……………………………………………………………………………
議案第28号~議案第34号 ………………………………………………………………………………
討 論 …………………………………………………………………………………
議案第28号 平成21年度熊取町下水道事業特別会計予算 …………………………………………
採 決 …………………………………………………………………………………
議案第29号 平成21年度熊取町国民健康保険事業特別会計予算 …………………………………
採 決 …………………………………………………………………………………
議案第30号 平成21年度熊取町老人保健特別会計予算 ……………………………………………
採 決 …………………………………………………………………………………
議案第31号 平成21年度熊取町後期高齢者医療特別会計予算 ……………………………………
採 決 …………………………………………………………………………………
議案第32号 平成21年度熊取町介護保険特別会計予算 ……………………………………………
採 決 …………………………………………………………………………………
議案第33号 平成21年度熊取町墓地事業特別会計予算 ……………………………………………
採 決 …………………………………………………………………………………
議案第34号 平成21年度熊取町水道事業会計予算 …………………………………………………
採 決 …………………………………………………………………………………
目-2
173
173
174
174
179
179
180
180
180
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180
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180
181
181
181
目-3
予算審査特別委員会(第1号)
月
日 平成21年3月16日(月曜)招集
場
所 熊取町役場別館3階委員会室
出席委員 委
委
員
長
員
月 岡 常 博
鱧 谷 陽 子
副 委 員 長
委
員
江 川 慶 子
文 野 慎 治
委
委
員
員
白 間 泰 男
鈴 木
実
委
委
糀 谷 直 人
大 村 敏 夫
議
長
藤 原 敏 司
欠 席 委 員 なし
説 明 員 町
長
教
育
長
企 画 部 理 事
総 務 部 理 事
住 民 部 長
健康福祉部長
事 業 部 理 事
中
西
川
田
村
坂
西
牧
口
宮
田
上
研
祐
克
明
欽
誠
壮
司
昭
人
也
古 谷 信 弘
員
員
副
町
長
企 画 部 長
総 務 部 長
総 務 部 理 事
住 民 部 理 事
事 業 部 長
会 計 管 理 者
兼出納室理事
消
防
長
教 育 次 長
教 育 委 員 会
事 務 局 理 事
清 水
阪 上
田 中
小八重
阪 口
北 本
正
伸
義
泰
弘
二
達
彦
肇
照 雄
田 中 良 彦
水 道 部 長
田 中 多賀雄
古 井 和 平
消 防 署 長
北 川
悟
田 中 豊 一
教 育 委 員 会
下 中 博 之
川 畑 淳 一
事 務 局 理 事
教 育 委 員 会
西 植 裕 益
企画人事課長
中 尾 清 彦
事 務 局 理 事
人 事 専 門 官
宮 口 好 行
特 命 専 門 官
吉 田
潔
広報公聴課長
藤 原 伸 彦
情報政策課長
山 本 雅 隆
総 務 課 長
貝 口 良 夫
契約検査課長
北 川 雄 彦
税 務 課 長
五十君
忠
税務課納税室長
塩 谷 義 和
人権推進課長
林
利 秀
産業振興課長
阪 上 清 隆
環 境 課 長
田 中 秀 紀
道路河川課長
田 畑
洋
管 理 課 長
川 崎 一 吉
消防総務課長
松 藤 忠 直
警 備 課 長
中 西
正
救 急 専 門 官
大 西
保
予 防 課 長
芝 野 太 一
査 察 専 門 官
松 浦 治 人
学校教育課長
小 山 高 宏
学校指導専門官
吉 田 茂 昭
学校指導専門官
釈迦戸 葉 子
学校指導専門官
大 山 俊 哉
生涯学習専門官
神 藤 直 樹
スポーツ振興課長
大 谷 浩 司
事 務 局 局
長
辻
康 裕
書
記
田 口 郁 子
──────────────────────────────────────────────
付議審査事件
議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算
議案第27号 平成21年度熊取町土地取得特別会計予算
議案第28号 平成21年度熊取町下水道事業特別会計予算
議案第29号 平成21年度熊取町国民健康保険事業特別会計予算
議案第30号 平成21年度熊取町老人保健特別会計予算
議案第31号 平成21年度熊取町後期高齢者医療特別会計予算
議案第32号 平成21年度熊取町介護保険特別会計予算
-1-
議案第33号 平成21年度熊取町墓地事業特別会計予算
議案第34号 平成21年度熊取町水道事業会計予算
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)皆さんおはようございます。委員の皆様におかれましては、議案の審議に当たり
ましては、十分意を尽くされ、ご審議いただき、あわせて議事が円滑に運びますようご協力をお願
いいたします。
なお、本議案審査のため議会委員会条例第19条の規定により、町長、副町長、教育長ほか関係職
員の出席を求めております。
ただいまの出席委員は8名全員であります。定足数に達しておりますので、これより予算審査特
別委員会を開会いたします。
──────────────────────────────────────────────
(「10時02分」開会)
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)それでは、付託審査事件について議事に入ります。
去る3月6日の本会議において、本特別委員会に付託されました案件9件の審査を行います。
議事の運営に当たりましては、一般会計予算においては総務文教常任委員会所管のうち、企画部、
総務部、出納室を第1班に、消防本部、教育委員会事務局を第2班に、事業厚生常任委員会所管の
うち、住民部、事業部を第3班に、健康福祉部を第4班にそれぞれ区分して審査を行います。
審査の順序につきましては、委員会招集通知に添付いたしております各会計の予算審査の順序の
とおりでありますが、まず、一般会計予算の総務文教常任委員会所管に関する事項のうち、第1班
の企画部、総務部、出納室所管事項及び土地取得特別会計予算についての審査、次に、第2班の消
防本部、教育委員会事務局所管事項についての審査、次に、一般会計予算の事業厚生常任委員会所
管に関する事項のうち、第3班の住民部、事業部所管事項についての審査、次に、一般会計予算の
事業厚生常任委員会所管に関する事項のうち、第4班の健康福祉部所管事項についての審査、その
後、一般会計予算及び土地取得特別会計予算についての意見、要望を承り、討論、採決を行います。
その次に、下水道事業特別会計予算の審査、国民健康保険事業特別会計予算の審査、老人保健特
別会計予算の審査、後期高齢者医療特別会計予算の審査、介護保険特別会計予算の審査、墓地事業
特別会計予算の審査及び水道事業会計予算の審査を行い、その後に本7件の特別委員会予算につい
ての意見、要望を承り、討論、採決を行います。
なお、一般会計予算の審査に係る第1班から第4班に区分した科目別の内容は、別表として既に
配付いたしております平成21年度一般会計予算事項別明細書のとおりであります。
以上のとおり、議事の運営を行いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、各議案の提案理由並びに内容の説明は、既に本会議の中で行われておりますが、補足
説明があれば承ります。
補足説明はありませんか。ありませんか。
(な
し)
ないようですので、これをもって補足説明を終わります。
それでは、これより質疑に入ります。
ここで、皆様方に一言お断り申し上げます。まず、質疑はページを区切って行います。質疑をな
される方は3問程度に区切ってお願いします。なお、同じ質問の繰り返しは3回以内でお願いいた
します。また、ページ数と質問要旨を簡潔に述べられますようご協力をお願いいたします。質問、
答弁される方は必ずマイクを使っていただきますようお願いします。
また、意見、要望等につきましては、質疑終了後、時間をとって承ります。
以上、皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。
──────────────────────────────────────────────
-2-
委員長(月岡常博君)それでは、議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算の件及び議案第27号 平
成21年度熊取町土地取得特別会計予算の件を一括議題といたします。
まず、議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算の件について、歳入のうち、20ページから42
ページまでの第1班所管事項、企画部、総務部、出納室についての質疑を承ります。
質疑はありませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)おはようございます。ちょっとこれ町長にちょっと聞きたいんですけれども、前町
長もそうでありましたけれども、たばこを吸わない町長ということで、今回、庁舎内の敷地内禁煙
ということでこの前説明を受けました。歳出がきっちり皆さんが検討していただいて、出のほうが
厳密に審査されてどんどん行政改革で減ってきますけれども、まず、入るほうもきっちりと精査し
ながらやっていただきたい。ここで出ております1億5,000万円のたばこ税の収入があるわけです
けれども、こういうことも一つの入ということを考えた中で熊取町の役所の中の敷地禁煙というの
はいかがなものかなという気もするんです。なるほど人に迷惑かけるというのもありますけれども、
職員さんにつきましても、かなりたばこを吸うておられる方もいてます。どんどん減っているかも
わかりませんけれども、そのことについて今回決定された町長が、いかにそういう執行部の中で検
討をお願いしたんかということをちょっと町長にお願いします。
委員長(月岡常博君)町長 中西 誠君。
町長(中西 誠君)まず、通年より健康被害ということがありましたんで、できるだけ職場環境の健全
化ということもありますし、時代の流れが公共の場所での禁煙というのは、これはもう通説になっ
てきまして、交通機関ももとより主な公共的な施設、結構禁煙となってきています。私もたばこは
吸いません。横でばんばん吸われても気になれへんほうですけれども、やはり長い目で見れば健康
被害というのは、これは一番重要なことですので、できるだけ禁煙を進めるという観点から、庁舎
内禁煙、また健康福祉関係の子どもの集まるような場所、学校関係はやはり敷地内も禁煙にしよう
と。鈴木委員もミルドラに行かれたんでよくわかると思うんですけれども、ミルドラでしたらホテ
ルも全部禁煙、ほとんどどこでも吸われない。吸われるのは公共の道路ぐらいかなというふうな感
じの禁煙であります。当然たばこ税が下がる懸念はありますけれども、やはり健康被害の拡大を防
ぐためには役所から我々が公共の公たる者が毅然として示すというのが一番必要かと思いますので、
当然我々職員から始めると。ひいてはまた、役場に来庁される方、学校へ来られる方、そこら辺も
同じくお願いしていくつもりございますのでご協力をお願いしたいなと。
一応たばこ税は近隣からしたら若干熊取町は伸びておるらしいです。どことも減っているんです
けれども、なぜかふえているというようなこともありまして、やはり女性、また若年層が若干ふえ
ているんじゃないかなという感じです。結構我々の年代層以降は、禁煙をされる方、要するに健康
を自分で管理されている方が禁煙をされているというふうな傾向があるんですけれども、全体とし
ては若干微増みたいに感じに熊取町は見て予算に上がっておるところでございます。役場で禁煙を
進めたからといったってたかが知れていると思いますので、やはり健康第一でいきたいということ
でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)1点補足させていただきます。
先日の全員協議会で禁煙のお話もさせていただいたんですけれども、基本的には役場のほうはこ
の4月から執務時間中を職員が建物では禁煙という形で、最終的には敷地内での禁煙に向かって取
り組みを進めていくところでございますけれども、この4月からは一定建物だけ執務時間中だけと
いうことですから、朝9時まで、あるいはお昼休みの12時から12時45分あるいは5時半以降の休憩
時間は従来どおりの取り扱いをすると。以降、職員のこういった取り組みの定着を見て近い将来ま
た住民の方々に協力を求めていって健康増進法の趣旨を踏まえて取り組みを町ぐるみで進めていき
たいと、かように考えている次第でございます。
-3-
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)ありがとうございます。町長もそうですが、私も横でたばこ吸われても余り気にな
らないというふうな本音でございます。しかし、町の職員の中では依存症の方もおられるように私
は感じております、ある程度ね。今までは職場の建物の外に出て吸うておられた方も見受けられま
す。そういうことはやっぱりそれによって仕事がスムーズにいく、自分の精神統一がたばこを吸う
ことによって仕事に傾注できるという一つ作用があったかと私は理解をしております。そういうこ
とで、分煙というものを考えなかったのかということも一つあります。とりあえず時間内のたばこ
は禁煙にするという今課長のほうからお話がありましてんけれども、健康と仕事の面、収入の面を
お互いに考えた中で決められたことかなと思いますけれども、今後、職員の方が協力できるんかな
という一つの疑問もあります。仕事の間に外に出てたばこを吸う。外から見たらいい感じには受け
取れないですけれども、それによって仕事が進むというメリットもあったかと思います。ぜひ職員
の方の意見も十分これから聞いていただいて、また町民の意見も聞いていただいて進めるものは進
める、ある一定の期間、ある一定の範囲でとどめるものはとどめるということで今度ともお願いし
たいなと思いますので、町長よろしくお願いいたします。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)ちょっとせっかく出たので、私も関連して、日ごろから考えていることをお願いを
含めて申し上げますが、1億6,000万円近い収入があるたばこ税、これはこれなりに大いに助かっ
ておると。そして、今、鈴木委員が言われたように、私はやはりたばこを吸っておられる方は吸う
ことによって精神的安定を得られるという効用があるんで、前から私は思っておるんですが、やは
りそういう方々のことを考えて、仕事のことも考えて、そして敷地でのんでいる姿は余り外部から
見るといい格好のものではないんですよ。ですから、私はどこかに喫煙室を設けて、そこできっち
りと吸っていただくというふうにされることをぜひ検討の中に加えていただいて、結果として職員
の皆さんが精神的に安定して仕事が進められるということをぜひお願いしておきます。
以上です。
委員長(月岡常博君) 糀谷委員。
委員(糀谷直人君)その関連で。鈴木委員の、あるいは大村委員のおっしゃることもよくわかるんです
けれども、それは吸う立場の方の理論であって、吸わない立場の方の理論のほうも考えて進めてい
っていただきたいと思います。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はありませんか。20ページから42ページまでほかにございませんか。
ありませんか。白間委員。
委員(白間泰男君)じゃ、ちょっと質問をさせていただきます。
今回の収入の総括ですけれども、17ページですけれども、全体的に見て本当にいろいろな税収が
すべてにおいて減収していると。そういう中におきまして国庫支出金の2億3,681万1,000円という
ことで、これが一応歳入プラスということで大きなウエートを占めておると。これはいわゆる臨時
財政対策債ということで、今回地方の交付税が減収したときに、不足したのを補うということで地
方債を発行して一応そういう形で収入として上げておるということでございます。これは後ほど交
付税として還付されるというふうに聞いておりますけれども、そういう財政的には非常に厳しい財
政状況であるということをまず確認した上で、20ページの個人の分で滞納繰越分、これが2,807万
8,000円という大きな金額でございます。この滞納繰越分の金額について、これは収入は可能でご
ざいますか。この辺のところをお聞かせ願えますか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)滞納繰越分個人の収入2,807万8,000円でございますが、この収入見込み
につきましては、平成20年度の決算見込みをもとに21年度へ繰り越す滞納繰越額というもの、この
金額に予定収納率を過去の実績をもとに算定いたしまして、それを掛けまして算出した金額でござ
-4-
いまして、まさにこの金額というのが収入できる見込みというふうに考えてございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)じゃ、ひとつよろしくお願いします。
それと、一部の法人税ですけれども、ここで一応5,600万円ぐらいですか、いわゆる減収という
ことになってございます。これはいわゆる税制改正のもとでそうなったんでしょうか。この辺お聞
かせ願えますか。
委員長(月岡常博君)五十君税務課長。
税務課長(五十君 忠君)法人住民税でございますけれども、本町の場合、かなり大手製造業の2社な
んですけれども、依存する率が高いということとなっておりまして、この2社の分は実際に法人税
額が今年度結構減少しておりましたので確認したわけなんですけれども、やはり円高差益の関係で
大きな減収となったというふうなことでございまして、税制改正というよりは景気の動向によりち
ょっと売り上げが落ちているというところから減少したものでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)今回の国のいわゆる方針で1億円以下でまた22%から18%へ下がるということをお
聞きしております。その分も加算されるともっと下がる可能性が高いということでしょうか。
委員長(月岡常博君)五十君税務課長。
税務課長(五十君 忠君)法人税につきましては、1億円以下の中小法人について所得が800万円以下
の部分につきまして、現在22%の軽減税率が適用されているところでございますけれども、来年、
再来年の2年間につきまして18%になるということで、これにつきましては、一応減収といたしま
して年間260万円程度を見込んでおります。ですから、それを含めてこういった金額になるという
ことで予測のほうを行っております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)わかりました。
じゃ、続きまして21ページの軽自動車税ですね、これについてお聞きをいたします。
今回、これは大体86万9,000円アップしておりますね。私は、自動車の減免でいろいろ減免措置
をお願いしたということで障害者の減免措置についてでございますけれども、今回アップしており
ます。この理由説明をお願いいたします。
委員長(月岡常博君)五十君税務課長。
税務課長(五十君 忠君)軽自動車税なんですけれども、乗用の軽自動車、四輪の軽自動車が順調に伸
びを示しておりまして、1台当たり7,200円なんですけれども、これによりまして伸びたものでご
ざいます。ただ、その伸びも近年ちょっと鈍化傾向にありますので額としては微増という形になっ
たものでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)社会情勢もなかなか厳しい状況にあるということで、2台目の車として軽自動車が
非常にふえてきた時期であったということでござましょうけれども、これからは厳しいということ
でございますかね。
じゃ、すみません、40ページお願い申し上げます。40ページの広告収入でございますけれども、
91万2,000円上がってございます。これは私どももいろんな形で自主財源の確保ということで広告
収入をふやしてもらいたいことで、いろんなことでお願いをしてまいりました。この現状について
お伺いをいたします。
委員長(月岡常博君)藤原広報公聴課長。
広報公聴課長(藤原伸彦君)この広告収入につきましては、平成19年11月から広報紙のほうに広告掲載
をいたしているものと、平成20年6月からホームページのほうにバナー広告を4枠載せている分で
91万2,000円計上させていただいております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
-5-
委員(白間泰男君)これからほかにちょっと財源としてふえる見込みがあるような財源はお考えでしょ
うか。
委員長(月岡常博君)藤原広報公聴課長。
広報公聴課長(藤原伸彦君)広報公聴課の所管といたしまして、広報紙、現在1枠を基本といたしてお
ります。広報紙8段組みの下2段を広告といたしておりますが、状況に合わせましてその枠数を増
加させるであるとか、そういったものを今後検討していきたいと考えております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)私は、これからやっぱり自主財源としていろんな形で広告収入も含めて、いろんな
形で税収をふやしていくということが非常に大切であると思います。そういう意味でも、今後とも
ひとつよろしくお願いします。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。大村委員。
委員(大村敏夫君)景気の状況非常に悪いと、ほんで21年度も余り回復の兆しはすぐにはなさそうだと
いう世間のお話でございますが、23ページに地方消費税交付金が前年対比108.4%の3億3,700万円
ということで予定をしておられますが、本当に大丈夫かなという気がするんですが、この108.4%
という消費税を見込んだという根拠についてお話しいただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)地方消費税交付金の当初予算の見積もりにつきましては、大阪府の当初予
算の見込み、また国の地方財政計画によります見込みがいずれも8.8%強の伸びとなっております。
これに基づきまして、昨年度の本町の当初予算額3億1,100万円に今回8.5%によりまして国の地方
財政計画の数字が8.5%でございます。これを乗じて計算したものでございます。これにつきまし
て、なぜ伸びているかということに大阪府からの説明では、消費が拡大するというものじゃなくて、
納期のずれ込みによるものという説明を受けておりますので、基本的には下がっていくものと考え
ております。基本的には下がっていきますが、21年度についてはずれ込みによって一時的にふえる
ものと考えております。
以上です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)そのずれ込みというのは、どれぐらいの期間のものがずれ込むのか、ちょっとずれ
込みという意味がもう一つ理解できないんですが、詳しく説明願います。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)申しわけありません。単にずれ込みというところの説明だけ受けておりま
して、その細かいところは把握しておりませんでした。ちょっと今後調べさせていただきたいと思
います。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。大村委員。
委員(大村敏夫君)国、府のほうでのずれ込みということですが、ちょっと私は心配しますので、また
それは後でも結構ですから教えてください。108.4%になることを祈っておりますわ。
そしてもう一つは、国庫支出金の問題なんですが、31ページから32ページについて国庫支出金が
いろいろな種類が載っておりますが、これ合計しますと、前年比56%アップになっておるんですわ。
合計6億6,000万円を見込んでおられるんですが、これは前年対比大幅にアップあるいは新しくな
ったと、そういう観点でいろいろなものがあると思うんですが、そういう観点でちょっとご説明お
願いできますか。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)ご指摘のとおり、国庫支出金につきましては55.9%増、金額にしますと2
億3,681万1,000円の増となっております。主なものでございますが、まず住宅に関しましての補助
-6-
金でありますまちづくり交付金、これが住宅などについての補助でありますまちづくり交付金が1
億5,200万円皆増となっております。それから、町道小谷穴釜線の補助であります地域連携推進の
補助が5,222万2,000円増となっております。それから、熊取中学校の改築に係る補助であります安
全・安心な学校づくりの補助が2,890万円の増となっております。これらによりまして増となった
ものでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。大村委員。
委員(大村敏夫君)はい、わかりました。
それでは、先ほど白間委員のほうからもありました町税の問題なんですが、これは何ページやっ
たかな、さっき20ページかな。20年度の町民税の滞納繰越分を幾らと見ておられるんですか。ちょ
っとそれを教えていただけますか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)個人町民税の滞納繰り越しの金額につきましては、1億1,231万2,000円
を21年度へ繰り越すということで見込んでおります。そこに予定収納率といたしまして、25%を乗
じまして予算額を算出しております。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)昨年度19年度は滞納繰越分がこの分が1億950万円ほどやったと思うんですね。そ
れのうち3,180万9,000円徴収しておると。これ、徴収率29%なんですが、今年度21年度はそれを
25%に下げた理由はどういうことですか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)この予定収納率25%と申しますのは、あくまでもこの予算上の予定収納
率ということでございまして、決算における徴収の実績の数値を毎年予算として乗じて用いている
ものではございませんので、何といいますか、少し安全サイドを見込んだものでございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)予算ですから安全サイドを見るのもよく理解できるんですが、やはり私こういう問
題については、目標設定を課内できっちりと昨年度同レベル以上に設定するのが私は仕事の質が上
がっていく一つの要因になると思います。こういうオフィシャルな数字に上げなくてもいいんです
が、部内で、課内で徴収率目標というのは設定しておられるんであれば、その目標数値を教えてい
ただけますか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)ただいま大村委員からご指摘いただきましたとおり、目標につきまして
は、もっと高いところに置いてございます。そして、進めていく中でなかなか約束を守っていただ
けないというふうな方、それから文書や臨戸に行きましてもなかなか面談に応じてもらえない方、
そういう方については、もう積極的に滞納処分を進めていくというふうなことで、税の公平という
ものを確保していかなければならないということで進めております。具体的な数値につきましては、
この29%あるいは30%というその数値につきましては、当然部内で、課内で目標設定というものを
定めまして、毎年整理計画というのを定めております。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)ぜひ課内で結構ですから目標をしっかり設定して、そしてそれに対する達成のため
にどういうことをすればいいかということを課内で論議をして、そしてその決めたことをそれぞれ
の職員に役割分担して実行していく、これがきっちりと仕事を進める私は基本ではないかなと思っ
ていますので、ぜひそういう進み方をお願いしたいと思います。
それとあわせて、固定資産税の滞納繰越分ですね。これ、20年度の想定金額と、そしてこれはこ
こに出ておりますけれども、徴収率、今申し上げたような格好で課内の設定をしてほしいと。
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あわせて、20年度の町税合計の徴収率は何%になるんですか、どこかに出ているかもわからんで
すけれども。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)平成20年度の決算見込みとしての徴収率をお尋ねでございますか。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)いえいえ、違います。ごめん、申しわけない。21年度の町税の徴収率予定ね。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)21年度の予定収納率は、現年度分につきましては97.77%、滞納繰越分
につきましては20.40%という数字を見込んでございます。
(「合計、合計」の声あり)
税務課納税室長(塩谷義和君)合計は92.05%でございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)19年度の決算では92.8%なんですよね。それからすると21年度は92.05と下がっち
ゃうんですが、これも先ほどと同じですか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)この数字につきましては、あくまでも予算ということで安全サイドで見
込んだものでございますので、この数値を目標に徴収を進めていくというものではございません。
委員ご指摘のとおり、おっしゃられるまでもなく、我々徴収を担当する者といたしましては税の公
平性を確保していくということを念頭に置きまして、厳しいといいますか、積極的な滞納処分を行
ってまいりたいというふうに考えてございます。
(発言する者あり)
税務課納税室長(塩谷義和君)20年度の滞納……
(発言する者あり)
税務課納税室長(塩谷義和君)申しわけございません。20年度の固定資産税の未納額ということで、21
年度へ繰り越しする額というのが2億3,599万9,000円を見込んでございます。そこに予定収納率と
いたしまして18%を乗じまして4,247万9,000円という予算を算出してございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)固定資産税のほうは18%ということで、これは固定資産税の滞納繰越分の取り立て
は前年度が高いから今年度も高いという性質のものではないかとは思うんですが、19年度が23%な
んですよね、徴収率、滞納繰越分に対して。それに対し18%では極端に低いような気がするんです
が、それはどういうことですか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)平成20年度予算の予定収納率につきましては19%という数値で算出して
ございます。なお、現下の経済情勢の悪化ということで納税環境の改善がなかなか見られないとい
う状況がまさしくございますので、どうしてもこういった数字になってしまったというものでござ
います。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)わかりました。
それじゃ、今度は繰入金と町債との関係についてお伺いしたいと思うんですが、33ページかな。
こっちは、これは繰入金は33ページで、町債が41ページですね。附属資料の1ページに載っており
ますけれども、平成21年度は繰入金が合計6億1,700万円、1ページのところにね。下のほうに町
債が11億1,500万円ということで、繰入金は近年では一番最低金額だと思います、これ。それに対
して町債が11億1,500万円ということで前年対比大幅増となっておるんですが、これは繰入金と町
債とは相関関係があって、繰入金を余計出せば町債は少なくて済むというのが一般的な関係だと思
うんですが、この辺の判断ですが、繰入金を、まだ余力はあると思うんですが、余りもう残ってい
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るのが17億円ぐらいですかね。そのうち6億円を繰り入れると。繰入金の種類もありますが、繰入
金と町債発行の関係、この辺を繰入金を繰り入れてやる場合と町債を発行してやる場合と両方あろ
うかと思いますが、国とかの基準もいろいろとあるようですが、この辺の判断、どういうふうにし
ておられるか、その辺をお伺いしたいと思います。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)繰入金と町債の関係ですが、どちらが先に決まるかと申しますと町債のほ
うが先に決まります。それの残りでの収支不足分を繰り入れるという考え方になります。また、そ
の繰り入れにつきましても、公共施設整備基金からの繰り入れと財政調整基金からの繰り入れ、こ
れを当初予算では掲げておりますが、公共施設整備基金につきましては、その名のとおり公共施設
の整備に対するものでございますので、建設事業に係る補助金、それからそこで許される町債発行、
それらを除いて、さらに必要になる部分について繰り入れるということになってまいります。
財政調整基金につきましては、その使途を限らず不足分を繰り入れるものでございますが、町債
の中で臨時財政対策債というものが今回6億円計上しております。これはもうご存じのとおり、交
付税の代替的な措置として手当てされるものでございますので、これが一般財源として臨時に入っ
てまいります。この影響がございまして、それを含めて歳入を考えた場合に、なお不足する部分と
して財政調整基金から2億8,800万円を繰り入れると計算したものでございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)臨時財政対策債6億円、これはもう後で交付金で面倒見てもらえるということなん
で、これはもう実質町の負担にはならないという意味では、これはまず第一にやるというのがもう
よくわかります。今のお話ですと、まず町債を発行できるものについて行った後、足らない分を繰
入金で操作─操作というとおかしいですけれども、調整すると。今の町債の発行した金利は幾
らなんですか、現在は。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)その答弁の前に、臨時財政対策債6億円と申しましたが、念のために申し
上げますと、今回でしたら6億円ですが、これは町側で決める上限ではございませんで、国のほう
からどの市町村は幾らというふうに上限が設定されるものでございますので、それに基づいて設定
したものでございます。
それから、金利でございますが、これは借り入れ先によって大きく変わっておりまして、政府関
係ですと1%台前半というのが今のところもまだそういう状況だと思います。ただ、銀行等から借
り入れるというものにつきましては現在2%程度になっております。
以上です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)なぜそんなことを聞くかといいますと、一応繰入金が基金としてある現状において、
金利が高い町債を発行するんであれば、これは基金を使ったほうが本町にとっては有利であるとい
うことからして申し上げたんですが、1%レベルであればそう高い金利でないですね。大きな差が
出ないと思いますけれども、今回実際に借りる臨時財政対策債6億円以外にすると約5億円ほどあ
るわけですが、これは政府系と一般銀行とどんな割合になるんですかね。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)今回予定しております中で、銀行等からの借り入れを想定しておりますも
のが1億3,600万円でございます。その他につきましては政府債を見込んでおります。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)もう少し説明させていただきますが、1億3,600万円のうち1億1,196万円
につきましては、これは借換債でございまして、10年前に民間銀行から借り入れたものを借り入れ
るもので、今回もやはり民間銀行から借りかえるというものでございます。
委員長(月岡常博君)ほかに。江川委員。
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委員(江川慶子君)20ページよろしくお願いします、町民税ですが、全体的に町民税が下がったという
ことなんですが、個人所得割と均等割については増額となっていますが、これはどういう内容で増
額になっているのか教えてください。
委員長(月岡常博君)五十君税務課長。
税務課長(五十君 忠君)増額となった要因ではございますけれども、納税義務者数の増加によるもの
でございます。ちなみに納税義務者数でございますけれども、大体去年に比べて1.5%の増となっ
ております。これによりまして収入につきましては、前年度に比べて特徴で4.6%、普通徴収で
2.1%減少しているわけでございますけれども、納税義務者数が特徴で1.5%、それから普通徴収の
ほうで2.9%伸びたということに伴いまして、均等割、それから所得割、両方とも微増となったも
のでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ありがとうございます。納税義務者がふえたということなんですが、どの層が伸び
たのか、教えていただけますか。
委員長(月岡常博君)五十君税務課長。
税務課長(五十君 忠君)やはり年金所得者がふえたというふうに想定をしております。団塊の世代が
退職されまして、そういった方につきましても年金所得者という形で納税義務者に含まれてまいり
ます。それによりまして1人当たりの所得は減少したものの、義務者数全体としてはふえたという
ことでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。
次に、法人税のほうなんですが、先ほど白間委員の質問のときにもご説明いただいたんですが、
12月議会で町の税制、法人税のところ変わりましたよね。その関係ではどういったことになるのか、
ご説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)五十君税務課長。
税務課長(五十君 忠君)税制改正による影響ということでございますが、まず法人税につきましては、
基本的には税率30%ということになっておりますけれども、やはり中小法人資本金1億円以下の法
人の所得が800万円以下の部分につきましては軽減税率ということで、現在定率が22%というふう
になっております。これが2年間に限って18%にさらに軽減されるというふうになるものでござい
まして、これは町税にどう反映されたということでございますけれども、法人町民税の法人税割と
いうのがありまして、それが法人税額に一定税率、現在でしたら12.3%を乗じるものでございます
ので、法人税額が減ったことによりまして法人町民税も減少となるものでございます。
委員長(月岡常博君)この税制改正したことにも関係あるかということ。
税務課長(五十君 忠君)すみません、超過税率につきましては12.3%を14.7%に引き上げたわけでご
ざいますけれども、これにつきましては、今年度から適用ということでございまして、実際に税収
に反映されるのは22年度からということになります。21年度が事業期間ということになりまして、
その事業期間が終わって2カ月以内に納税という形になりますので、税収として上がってくるのは
22年度。21年度は以前のままということでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。
次に、21ページの地方揮発油譲与税、これは新しい制度ですよね。ちょっと勉強不足で申しわけ
ないんですが、この目的というか内容の説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)地方揮発油譲与税につきましては、地方道路譲与税の名称を変更したもの
でございまして、今回道路特定財源という位置づけから一般財源ということへ変更されたことに伴
って名称も変更されたとものと考えております。22ページをごらんいただきたいんですが、中ほど
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に地方道路譲与税が残っております。これは旧法によって入ったものが一部21年度は残ってくると
いうものでございまして、来年度以降はもう地方揮発油譲与税のみになるものでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。
一般財源になるということなんで、どこに使うかというのが具体的にここだということは目的と
してはないということなんですか。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)従来、道路特定財源という位置づけをされていた時点でもそうなんですけ
れども、予算上は一般財源ということになっておりまして、ただ、広く道路の財源として充てると
いうことで、別途決算統計というような取りまとめのときにはそれがちゃんと使われているかとい
う確認はされているんですけれども、今回一般財源化されまして、よりそういう使途の特定はなく
なりましたので、もうその名のとおりに一般財源として使わせていただきます。ただ、これにより
まして今回歳出で道路事業について考え方を変えたとかいうようなことは特にございません。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。江川委員。
委員(江川慶子君)次の質問をさせていただきます。25ページ、地方交付税のことなんですが、17億
3,000万円、国のほうの措置として1兆円の上乗せ分があるというふうなニュースがありますが、
地方債との関係で減っているというご説明もあるんですが、もう少しわかりやすくご説明お願いで
きますか。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)地方交付税につきましては、本町の21年度予算は前年度当初に比べて
1.7%の減少になっております。今ご指摘のとおり、国の地方財政計画におきましては2.7%の増額
となっております。その2.7%の増額をそのまま当てはめてみますと四千数百万円の増に当たりま
すが、これが本町におきましては、先ほどおっしゃいました地域総合整備事業債が算入されていっ
たものが外れるなど、算入から外れていくものがございますので、それらを計算しますと、やはり
四千数百万円となりましてちょうど相殺するよう形になります。それにしても前年度より3,000万
円下がっているというところでございますが、20年度当初は17億6,000万円でございましたけれど
も、年度途中で補正予算をさせていただきまして、17億3,775万円というふうに現計予算ではなっ
ております。これにつきましては、補正の際に申し上げましたが、本町の算定の際の種地という係
数を考える際のランク分けみたいなものございまして、それがちょっと変更されます。そのために、
交付税から減少したものでございまして、現在の20年度の普通交付税の予算が15億7,775万円でご
ざいまして、今回の当初が15億7,000万円でございまして、775万円ちょっと下回っておりますが、
必須100万円という単位をちょっと丸めさせていただいたというような点でございます。それ以上
ちょっと精緻に推測いたしましても交付税が大幅に変わってまいりますので、そういう判断をさせ
ていただいて17億3,000万円とさせてもらったものでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)相殺でそういうことになったということでわかりました。
じゃ、次に行きます。26ページの分担金及び負担金のところなんですが、電算機使用負担金が大
きく下がっていますが、この理由を教えてください。
委員長(月岡常博君)山本情報政策課長。
情報政策課長(山本雅隆君)電算機使用負担金についてご説明申し上げます。
この電算機使用負担金と申しますのは、町のほうで全庁的なシステムが稼働しております。住民
情報システムと、それから庁内ネットワークシステムと大きく2つのシステムが稼働しております。
これにつきましては、情報政策課のほうで一括管理・執行いたしております。予算経費につきまし
ては、一般会計で一括して執行しておるところでございます。ただ、特別会計のほうでもこのシス
テムを使用いたしておりますので、負担の適正化という観点でその使用実績に応分した負担を特別
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会計のほうに求めて、特別会計のほうから一般会計のほうに繰り入れをしていただいておるという
性質のものでございます。
今回これが大幅に減少いたしました理由といたしましては、20年度におきまして後期高齢の制度
が運用開始いたしております。それに伴いましてシステムの改修経費がかかってきております。そ
れが後期高齢特会と、それから、それに関連いたしまして国保特会のほうで大幅にその利用を図っ
てもらうことになりましたので、20年度におきまして国保特会のほうで約2,900万円、後期高齢の
ほうで約1,100万円、それらがシステム改修のために必要であったため、20年度におきましては
4,930万4,000円という総合計になっておりましたが、先ほど申しました後期高齢の制度改正、21年
度におきましてはそういった大幅なものがございませんので、その分が大幅に減って、4,200万円
ほどの減額というふうになったものでございます。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。
委員(江川慶子君)はい。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。文野委員。
委員(文野慎治君)それでは、ちょっと税務の関係でお伺いしたい点。
まず、我々議員の有志で財政について本当に厳しい状況の中で我々も勉強しようということで、
有志で勉強会を立ち上げましてやっておりまして、その中で、やはり町財政を支える根本が税務課
の皆さん方ということで、大変お忙しい中いろんな資料を持っていただいて、この勉強会にも参加
をいただきました。我々皆さん方の現場でご苦労している部分をやはり率直に声を聞かせていただ
いて、そして我々議員もきっちり皆さん方のそういう苦労を知った上で、こういう場も含めて仕事
をしてやりやすい仕組みだとか、そういった現行お仕事をしている中でどういう点が改善したらも
っといけますかというふうな話まで突っ込めて今後も話をしていきたいきっかけとして現状の勉強
会等も前回していただいて、やらせていただきました。ありがとうございました。
その上で、きょうは新年度予算の中で、歳入の中でのやはり20ページだとか21ページで町税の滞
納分、軽四の税金の問題とかというふうな形が出ておりますので、現状認識も含めてちょっとお伺
いをしたいというふうに思います。以前この場でしたですか、軽四のコンビニ収入、そういう点に
ついて意見を申し上げたことがあったんですが、ちょっとその後の現状をお教えいただけませんで
しょうか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)納税者の納税環境の向上と申しますか、コンビニ収納について現在の状
況をご説明させていただきます。
平成19年度の実施でございますが、大阪府下で16団体、大阪市を含めて43団体中16団体が実施を
してございます。その後20年度、21年度にかけて実施を予定しておる市町村が11団体ということで、
21年度には27団体が実施をする見込みということで、割合といたしましては62.8%になる見込みで
ございます。なお、本町におきましては、現在の電算処理システムが平成23年度に更新ということ
になりますので、その更新の時期に合わせまして導入を検討してまいりたいというふうに考えてご
ざいます。納税者の利便性の向上という観点からは積極的に導入していきたいなというふうに考え
ておるところでございます。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)ぜひそれをよろしく、前倒しを目指してでもやっていただけたらなというふうに思
います。
今の現行の軽四のそのシステムというんでしょうか、自動車の検査を受けるときに納税証明が必
要ですよね。軽四にね。それは今の発行はどういう形でやっておられるんですかね。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)軽自動車の継続検査に伴います納税証明ですけれども、その自動車の滞
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納の有無を特定いたしまして、未納がありましたらその時点で納付をいただいた上で納税証明を発
行するということにしてございます。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)一応発行する場所は税務課の窓口へ来られるわけですよね。それでいいんですね。
はい、わかりました。
それでもう一つは、今の軽四のシステムは23年に更新があるということだったんですが、そした
ら軽四の番号を窓口に来て書いて、それを滞納があるかどうか調べて、完納しておれば納税証明発
行して、未納であればそこで払っていただいて納税証明を発行すると、こういう手順ですか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)そういう手順になる場合もございますし、当初納税通知書に納税証明書
というものも添付してございますので、銀行等の出納印が押されたものであれば、それは有効にな
りますので、それをお伝えいただくというふうにしてございます。ただ、納税通知書を発行する段
階で未納がありましたら、その納税証明書は使えないということで、アスタリスク等で抹消して送
らせていただいてございます。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)一段階進んだシステムやということを理解しました。もっと旧のシステムであった
らそういうことなんですが、先ほど課長のご答弁の中で、全体的な町税の滞納者となかなか面着が
できない、もうこれは本当にご苦労やと思います。約束していても、臨戸してもいないとか、なか
なか行ってもすぐその話で応じてくれないというは本当によくわかります。それで、23年にそうい
う更新のときにぜひ、費用対効果の関係もあろうかと思うんですが、そういう窓口に軽四のときに
来たときに、例えば全体的な町税、固定資産税であるとか住民税であるとか、そういう滞納者です
ね。検査というのは2年に1回、3年に1回、普通車やったら3年ですよね。そういう形に来ると
きに必ず、完納している人はもう先ほどおっしゃったように、通常5月ですかね。軽四もそうです
ね。窓口でどこかで払ったらそのスタンプがあったらそのまま検査を受けられると。しかし、滞納
していたら受けられない。だから、窓口に来る。そのときにトータル的な町税を滞納している人と
面着するシステムですね。例えばもうこれは何かコードを入れるだけでいいんですよ。例えばこれ
は私ども府でやった経験があるんですが、そこに何かのコード、画面見て、その方が来たときにそ
の番号を打ったときにほかの税目でも滞納があるということがわかるようにしておいて、直ちに担
当者もこの庁舎の中での接点になりますから、そういう方に、きょうはせっかく向こうが来ている
んですからそれをとらまえて、そういう他の税目の滞納についても話をする、そういったトータル
的な、これは個々の番号で課員の方が他の税目で用事があるからこっちへ連絡してくれというコー
ドを入れるんですよ。そういう23年に更新をされるときに、そういったシステムをちょっと考慮し
ていただいておれば、滞納繰り越しのときの、もうばらばらで仕事をするんじゃなくて、そういう
形のシステムをぜひ開発していただけたらいいんではないかなというふうに思うんですが、どうで
しょうか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)委員ご指摘いただきましたとおり、今現在でも滞納整理システムという
ものを導入してございまして、個人ごとに税目をすべて名寄せをいたしておりますので、その名前
を入れて画面を出せば、どの税目がどれだけ残っておるというのはもう一目でわかるようなシステ
ムになってございます。
それと、軽自動車税の納税証明をとりに来たときにというお話でございますが、悲しいかな、軽
自動車の納税証明をとりに来るのは自動車の業者がほとんどでございまして、個人の方がとりに来
るというケースは本当にごくまれでございますので、その時点での滞納の納付の交渉というのはな
かなかできないという実情がございます。
委員長(月岡常博君)文野委員。
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委員(文野慎治君)代理で来られるんだけれども、そのときがやっぱりその人も、言うたら軽四を払う
ていないなという認識があるときなんですよね。だから、そういうときに、そら、その業者とはで
きんにしても、きょうは来たなというタイミングをとらえて、きょう車検の証明をとりに来られま
したけれどもという形のことをぜひやっていただけたらなと、こういうふうに思います。やはり動
機づけと、それと、やはりこちらのこういう、もう本当に皆さん方少人数で財政の基盤を支えると
いう大変重い仕事をやっておられます。ですから、本当に皆さん方のその努力が報われる、同じや
るならこういう形もどうかなという形でちょっと言ってみました。ですから、ぜひとも電算システ
ムを開発するときに、全体の形のものももっと把握できるような、情報ももっと入るような、そう
いうふうな形をぜひやっていただけたらなと思います。
それと、やはりコンビニ収入をやることによりまして、大変提言させていただいてから検討する
というて23年ということがきょう出たんですけれども、やはりやっているところの実績はこれは上
がっております。ぜひとも、前倒しも含めて貴重な税収入を確実に確保するためには大変有効な手
段でございますし、軽四なんか、自動車は特に2年、3年にほっていても入るからほっていたら、
そのときに払う人は払うけれども、払わへん人は検査のときに払うねんということで乗ってしまう
とかなりその部分が、これは大阪府の反省なんですけれども、十数年間そういう形で府のほうが実
はやってしまったがために自動車税のことだけに関しての徴収率というのは、全国最低だった時期
があるんですよ。ですから、軽四もそういう必ず年度年度で払うというくせをつけるということが
コンビニ収入等をやることによってかなり進むと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思い
ます。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。大村委員。
委員(大村敏夫君)先ほどの地方交付税のところをお聞きになった方がおられたんですが、ちょっとこ
の辺についてお伺いしたいんですが、地方交付税17億3,000万円、本町の場合、21年度はなってい
ますが、これに見合う国の合計金額と地方特例交付金7,400万円、これに対応する国の合計金額、
わかればちょっとお願いしたいんですが。もしなかったら後でもいいです。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)国の交付総額ということでよろしいんでしょうか。
(「はい、それで結構です」の声あり)
総務部理事(小八重泰彦君)地方交付税の今回の交付総額は15兆8,000億円ございます。地方特例交付
金……
(「地方特例交付金も含まれているんかな」の声あり)
総務部理事(小八重泰彦君)地方特例交付金といいますのは、その前のページにございます本町でした
ら5,900万円計上しておりますが、この部類に相当する交付額でございますか、ちょっと後ほど。
(「はい」の声あり)
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)38ページの繰入金のことで教えていただきたいんですが、全体的な歳出からの繰入
金が最終的に数字として出てくると思うんですが、残高の見込みどれぐらいになるのか、お教えく
ださい。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)残高の見込み、まず20年度末でございますが、公共施設整備基金で予算上
の繰り入れ、積み立てを差し引きいたしましてですが、14億4,600万円でございます。それから、
財政調整基金につきましても予算上の差し引きいたまして4億9,500万円でございます。減債基金、
ここにはちょっと予算にはございませんが、あわせて申し上げますと、減債基金につきましては利
子分の積み立てのみでございまして6億1,200万円となります。20年度の見込みは今の額でござい
まして、さらに21年度、この今申し上げました数字に今回の当初予算に計上しております繰り入れ、
-14-
それから積み立てを差し引きいたしますと、公共施設整備基金で11億1,900万円でございます。財
政調整基金で2億700万円、減債基金につきましては6億1,300万円という見込みになります。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川さん、よろしいですか。江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。
次に、39ページの下から4つ目、原子炉周辺監視区域管理補償費ですね。これ、諸収入なんです
が、どこから入ってくるのか教えてください。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)これは京都大学原子炉実験所からの分です。昭和48年度から京都大学原子炉実
験所に対して坊主池を実験所の周辺監視区域として、名称は補償費となっておるんですけれども、
行政財産の使用料という形で貸し付けておる分でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。
次に、小さいことで申しわけないんですが、40ページの退職手当負担金76万円、これもどこから
来ているのか教えてください。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)この退職手当負担金76万円でございますけれども、行革のほうでも掲げてお
ります水道体系のほうから来年度末で定年退職を迎える職員が水道のほうに勤務していた期間を案
分しまして、その分を一般会計のほうに入れると。水道会計から勤務時間分をいただいたというも
のでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)わかりました。ありがとうございます。
次、引き続き41ページの入札関係書類実費徴収金、これは今回から入札制度の改善で実費をいた
だくことになっているんですが、9万3,000円というのが高いのか安いのかよくわからないんです
が、この内訳というか、中身についてご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)北川契約検査課長。
契約検査課長(北川雄彦君)平成20年度の入札制度改革によりまして、入札に参加される業者の方から
いただいております9万3,000円でございます。これにつきましては一般会計分ということで、特
別会計につきましてはまた別に計上していただいております。
実費徴収ということで内訳をいいますと、契約検査に係る分でよりますと、指名通知書が出まし
たり、入札書、注意事項、心得、封筒2種等。工事を担当されるところにおきましては、設計書、
数量計算書、仕様書、位置図、代価表等、これの枚数を掛けまして実費分をいただいておるという
ところでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)一般会計分のみここに出ているということですね。はい、ありがとうございます。
また、ちょっとほかのところで出てくるということだと思うんで、また注意して見ておきます。
それから、続いていいですか、委員長。
委員長(月岡常博君)はい、どうぞ。3つやからいけますよ。
委員(江川慶子君)41ページの町債のところなんですが、総合保健福祉センター建設事業債について教
えていただきたいんですが、もうこれは去年も借換債しているものだと思うんですが、この事業債
について見通し、これ、今後の見通しというか、保健福祉センター建設事業債の総枠としてこれか
らも借換債があるのか、教えていただきたいんですが。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)借換債につきましては、平成15年度から出てきておりますが、いろいろな
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施設につきまして当時発行したものを10年経過したところで借りかえるというものでございまして、
当初の借りかえのときにそういう約定を交わしているものでございます。今回21年度当初予算に計
上させていただきましたのが保健福祉センターの建設にかかわるものでございまして、今後の借換
債でございますが、これで一定終了する予定でございます。
それから、すみません、あとちょっと申し上げてよろしいですか。先ほど大村委員様からのご質
問がございました。それとあわせて説明させていただきたいと思いますが、すみません。
地方交付税の国の交付総額で私、先ほど1,000億円単位で申し上げましたが、もう少し下の位ま
で申し上げますと15兆8,202億円でございます。それから、地方特例交付金でございますが、この
24ページにございます目 地方特例交付金、これに係る国の交付総額は2,620億円でございます。
それから25ページに、これ同じ款で地方特例交付金でございますが、目では特別交付金となってお
ります。これにつきましては2,000億円でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。ありませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)40ページです。自転車の自転車駐輪場の借地料515万円入ってくるようになってい
るんですけれども、これ違う。
委員長(月岡常博君)違うで。3班や。
委員(鈴木 実君)3班や、ごめんなさい。
委員長(月岡常博君)3班ですわ。
ほかに質疑はございませんね。ありますか。江川委員。
委員(江川慶子君)41ページの衛生債のことなんですが、水道事業会計出資債、これについて内容の説
明をお願いします。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)これにつきましては、水道事業会計で行います安全施設の事業費に対しま
して、一般会計でも安全なインフラ整備という視点から一定の負担をするべきという取り決めがご
ざいまして、これに従って出資をするもので、事業費の2分の1相当を出資債という形で支出する
ものでございます。これにつきましては、その100%が今ご指摘の地方債ということで資金を手当
てできるものでございまして、またこの地方債の償還につきましては50%が地方交付税の需要額に
算入されるものでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)出資するということなんですが、どういった内容に出資されるんでしょうか。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)まず、私のほうから簡単にさせていただきます。
第3配水池の緊急遮断弁の工事でございます。
委員長(月岡常博君)田中さん、よろしいですか。
ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)42ページの臨時財政対策債について教えていただきたいんですが、これはたしか
2000年度ぐらいから減税補てん債とか臨時財政対策債とか、そういったことで予算措置されていた
んですが、実際にはお金は町に入ってきていないというか、後ほど交付税で措置されるというか、
そういうことでご説明を受けているんですが、今までも臨時財政対策債で計上していた分が、過去
の分が本年度の交付税の中に精算で入ってきているはずですよね。それというのはどこに入ってい
るのか、教えていただきたいんですが。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)地方交付税の算定の際に基準財政需要額の中に算入されております。例え
ば20年度で幾ら算入されているかにつきましては、ちょっと資料を持ち合わせておりません。算入
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はそこで確かにされております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)基準財政需要額の中で精算されて入っているということなんですが、明確にこれだ
けの臨時財政対策債があってどのぐらい返ってきたかとかいうのがイメージが全然つかめない状態
で、毎年毎年臨時財政対策債という数字は上がっているんやけれども、交付税でどれだけ戻ってき
てんのかなというのがわからないんで、その辺が明確になるような方法というんか、もしわかって
いるんであれば、このぐらい戻ってきているというのを教えていただけたらありがたいんですが。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)申しわけありません。今数字を持っておりませんので、後ほど調べまして
報告させていただきます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)よろしくお願いします。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。
(な
し)
ありませんので、これをもって一般会計予算歳入のうち、20ページから42ページまでの第1班所
管事項についての質疑を終了いたします。
次に、一般会計歳出に移って、歳出のうち43ページから62ページまでの款1 議会費及び款2
総務費について質疑を承ります。43から62まで質疑はありませんか。白間委員。
委員(白間泰男君)総務費の総務管理費について。
委員長(月岡常博君)何ページですか。
委員(白間泰男君)えらいすみません、45ページですね。45ページの中で、一般管理費で比較として
5,311万2,000円ということで減額ということでございます。そこら辺をちょっともう少し詳しい内
容を教えていただけますか。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)目としての減額の説明ということでよろしいですか。主な理由なんですが、
昨年度に比べまして過誤納等還付金が大きく減少しております。これは税源移譲に伴いまして20年
度が所得税で高い率で課税されておられて、その1年後に所得が急減された方、そこで住民税でも
高い率で、税源移譲後の高い率で計算されますと不利であるということで、その分については還付
するというふうにされましたのでその額を計上しておりました。これが21年度ではなくなりますの
で、大きく減ったものでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)わかりました。
同じページで非常勤職員報酬764万3,000円、これはどういう方が対象でしょうか。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)非常勤職員報酬764万3,000円のうち人事担当のほうの分でございますけれど
も、日直ですね。日直さん、土曜、日曜、祝日等来ていただいております。その嘱託員の分として
人事係の嘱託員1人分を計上しておりまして、ですから370万4,000円が人事係の分でございます。
委員長(月岡常博君)藤原広報公聴課長。
広報公聴課長(藤原伸彦君)広報公聴課の所管といたしまして住民情報コーナーにおられます総合相談
員の方の報酬でございます。金額は168万円でございます。
委員長(月岡常博君)田中会計管理者。
会計管理者兼出納室理事(田中良彦君)私どものほうで1名嘱託員がございます。約225万9,000円。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)理解させていただきました。
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すみません、続きまして50ページでございますけれども、一応今回も中に電話交換業務委託料と
いうことで546万円計上されていますけれども、これはどういう方ということと、何名ぐらいでこ
れを業務されているのか、その辺詳しい説明をお願いできますか。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)現在、2年間の債務負担行為を設定しまして、現在では19年度、20年度と泉佐
野市のクーシンという会社に事業委託しております。そして、この電話交換業務ですけれども、運
営方針等にも記述させていただきましたように、この21年度についてはもう単年度の契約とさせて
いただいて、22年度からいよいよダイヤルインですね。直接各部署の担当課のほうにつながる方法
で、こういったダイヤルインのほうに切りかえていくと、大きくはこういった考え方でおります。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)22年度からはいわゆる外線電話の直通化ということでダイヤルインにするというこ
とでございますが、どうなんですかね。その効果としてどのぐらいの効果が上がるとお考えでしょ
うか。金額効果。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)経費的に、あくまでまだ事前の関係業者とのヒアリング等で得た情報というこ
とでご理解いただきたいんですけれども、イニシャルコストとしてこのダイヤルインを入れるとな
れば、交換機という機械を置いておりまして、それを中心にダイヤルイン対応の機械に入れかえる
必要がございます。こういったハード面で約1,000万円程度見通しております。そしてあとランニ
ングの比較として、この今計上させていただいておりますこの電話交換業務の546万円が基本的に
は削減されるというふうに考えております。
ただ、これに付随して細かな話になりますけれども、現在アナログ回線というのを使っておるん
ですけれども、これが16回線使っておるのが、交換機を入れかえることでデジタルにかえますと8
回線で済むと、こういったところで月に1万円程度の回線使用料が落ちること、あと保守費とかは
おおむね同じ程度、現在75万円で予算要求をさせていただいておるんですけれど、こういった保守
費は引き続きかかってくるんですけれども、あとダイヤルインの番号の使用料というのがNTT西
日本のほうに月額で、安いプランとかございますので、大体5万円から6万円程度月額でかかって
くると。ただ、導入当初はあと一時に住民さんのほうから電話ができるだけもちろん周知広報に努
めますけれども、どこにかけていいかわからないとなれば、いわゆる大代表的な多機能電話を一定
総務課のほうとかに置いて処理するつもりですけれども、そういった当面の間それをさばく方が、
そういった臨時職員の経費が一定1、2名程度要るかなと。定着していけば、先ほど申し上げまし
たようなイニシャルコストで1,000万円をかければ、以降この電話交換業務がかなり圧縮されると
いうふうに、そういった見通しを持っております。
以上です。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)最初の1,000万円の設備費で、あとのランニングコストについてはいわゆる現在の
546万円よりも低減できると、こういう見通しがあるということで。
それと、今お話がありましたように、住民さんからの電話がかかってきても、やはりその辺は困
らないように対応を願いたい。今お話のもとで一応1名の方がおられるということを聞きしました
ので、その辺もよろしくお願い申し上げます。
続きまして、57ページ、賦課徴収費ですね。これで一番上にある、2番目ですかね、臨時の非常
勤の職員報酬314万4,000円、これについて具体的にご説明願います。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)この非常勤職員報酬でございますが、税務課納税室のほうで任用してご
ざいます非常勤の職員、具体的に申し上げますと、大阪府税事務所の定年退職をされたOBの方を
任用しておるものでございまして、税の徴収に関して知識をいただいておると。また、税務署や各
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大阪府内の府税事務所に関する調査等についてもいろいろご協力をいただいて、滞納処分の整理に
向けていろいろご協力いただいておるというものでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)一応大阪府のいわゆるOBということで来られておられるということでございます
けれども、やはり1人の方が一生懸命お仕事をされているという意味では、やっぱりその成果とい
うものを厳しく問わなきゃならんと思うわけでございますけれども、その辺についてはその効果額
とか、その辺のところをご説明願えますか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)効果額というのはあくまでも結果ということでございますので、額のほ
うは少しどのぐらい効果があるのかというのは、確かな検証というのは難しいところでございます
が、処分をした差し押さえの件数ということで申し上げますならば、平成19年度の差し押さえ件数
が71件、金額にいたしまして4,271万5,000円余りということでございましたが、今年度の差し押さ
え件数につきましては、2月末の状況で65件、金額ではトータルで1,894万円というふうになって
ございます。差し押さえ件数等につきましても、去年よりはふえたということではございませんが、
財産の調査等にも積極的に取り組んでいいただきまして、税務署への調査に伺いましたときには決
算書の閲覧等において財産を発見できたり、そういったことで十分メリットというんですか、効果
が上がっておるというふうに考えてございますし、また職員の研修ということで月に1回スキルア
ップの研修を行ってございます。内容につきましては、今年度行ったものについては、約束手形の
取り扱いについてでありますとか、交付要求における配当についてということでございますとか、
換価の猶予や繰上徴収といった法的なことについていろいろ講習をいただいてございます。
委員長(月岡常博君)ちょっと申しわけないですけれども、質疑の途中ですけれども、質疑される方は、
これとこれとこれと3つぐらい大体一気に言っていただけますか。一つ一ついくとごっつう時間が
かかりますので。
白間委員。
委員(白間泰男君)ということは。この非常勤の方は今後とも継続するということで、オーケーならオ
ーケーならサインいただけますか。わかりました。一応続けていくということでご理解させていた
だきました。
62ページの総務費ですけれども、総務費につきましてここの区分で委託料とございますけれども、
この監査委託料、この辺について詳しくご説明を。
委員長(月岡常博君)ほかにありませんか。あったらもう一気に。
委員(白間泰男君)これで終わりです。お願いします。22万7,000円の件についてちょっとご説明願え
ませんか。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)62ページ、上のあたりの監査委託料22万7,000円です。これは監査委員のほう
で実施いたします定期監査として21年度に社団法人大阪技術振興協会への委託で、従前より検討課
題となっておりましたコンピューターシステムの保守管理等に関する監査のほうを実施したいと。
非常に専門性が高いということで、こういった社団法人のほうに委託させていただいて進めていき
たいと考えております。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)申しわけないです。この際に、やっぱり第三者委員会設けるということでお聞きし
ていますよね。あの予算計上はどこにされているんでしょうか。
委員長(月岡常博君)北川契約検査課長。
契約検査課長(北川雄彦君)それでは、46ページをごらんいただけますか。46ページの款 総務費、総
務管理費、報償費、報償金110万7,000円のうちの10万5,000円と入札監視委員会に係る分の予算で
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ありますと、次の47ページの需用費の食糧費のうちの2,000円、これが必要経費でございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)監査委員ですね。監査委員の人数とか対象者、その辺はちょっと具体的には進めて
おられるんですか。その辺はわかりませんか。
委員長(月岡常博君)北川契約検査課長。
契約検査課長(北川雄彦君)今のは入札監視委員の予定ということで理解させていただいてよろしいで
しょうか。入札監視委員のちょっとご説明をさせていただきます。
府下で大阪府も含め10市町が設置しております。これにつきまして要綱等の研究を行いまして、
委員の数ですが、大阪府が10名以内、堺市が5名以内、豊能町が3名以内ということで、あとは全
部3名ということで規定しております。本町につきましては現在検討中ですが、3名をめどに考え
ております。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)失礼します。53ページのあるふぁシティくまとり推進会議補助金で82万8,000円な
んですけれども、会報は時々見るんですけれども、どういうことをされているのか、ちょっとご説
明いただけませんでしょうか。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)あるふぁシティくまとり推進会議の活動内容ですけれども、委員おっしゃ
いましたように、会報は出しておりますが、大体その中に1年間の事業活動等を載せております。
あるふぁシティの活動といいますと、まず1つが調査研究事業ということで、これは5つの部会、
自然環境部会を初めとした5部会によりますまちづくりの先進地の視察、あるいはまちづくり後援
会の開催、それとまちづくりに関する提言、町長との懇談会等々、それと当然各部会の調査研究活
動の発表というふうなことをやっております。それ以外には振興事業として町の伝統行事に対する
援助。具体的に申しますと、秋祭りであるとか、わいわいフェアであるとか、そういったところに
対しての助成をやっておるという状況でございます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)そしたら、これからまちづくりについての核になるような団体ということなんでし
ょうか。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)歴史的にはあるふぁシティというのはかなり古い団体で、特に公的団体の
代表の方が入っておるという団体でございます。当然ながら協働のまちづくりの中におきましても、
主要な活動としての団体としての活動を期待しております。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。
そやから3つぐらい続けて言うて言うてる。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)3つ続けて、すみません。
失礼します。その次のページ、54ページなんですけれども、大阪府の人権協会負担金というのが
うれしいことにすごく減っているんですね。74万円ほど減っているんですけれども、ほんで、あと
まだ人権に関しての負担金というのがかなり多いんですけれど、これをあと大阪人権行政推進協議
会負担金、熊取町人権擁護委員協議会負担金、泉佐野・熊取・田尻人権連絡会負担金、人権教育啓
発推進センター負担金、岸和田人権擁護委員協議会負担金、これらの活動につきましてちょっと知
りたいんですけれども。
委員長(月岡常博君)林人権推進課長。
人権推進課長(林 利秀君)まず順番にご説明させていただきます。
大阪府の人権協会負担金なんですけれども、大阪府の人権協会の負担金につきましては、府下す
べての市町村が加盟してございまして、委員おっしゃるとおりに大阪府も補助金を出していたわけ
なんですけれども、府政改革によりまして大幅な見直しをしました。それに付随しまして市町村も
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同じように見直しをさせていただきまして、今回の金額になったということでございます。この府
の人権協会につきましては、市町村の職員あての講座であったり、府民のための人権講座であった
りということを主にされている協会でございます。
続きまして、大阪の人権行政の推進協議会につきましては4万円上げさせていただいております。
これにつきましても、大阪府と府下市町村すべての協議会でございまして、これにつきましては、
大阪府下市町村の新任の人権推進の課員に対しての研修であったりとか、府民あての人権のポスタ
ーづくりであったりとかということをメーンにしてございます。
次の熊取町の人権擁護委員協議会補助金、これにつきましては、岸和田法務局管内、泉大津市、
和泉市以下から岬町までの市町村が属する人権擁護委員さんの管轄なんですけれども、これの熊取
町の擁護委員さんの集まり、町内を活動拠点とした擁護委員さんの協議会でございまして、熊取町
が実施します人権講演会であったり、あるいは地域映画会であったり等々のご協力をいただきなが
ら町民の方への人権相談にも携わっていただいていると、そういった活動に対しての補助金でござ
います。
次に、泉佐野・熊取・田尻事業所人権連絡会負担金の1万5,000円、これにつきましては、企業
の人権の協議会でございまして、泉佐野と田尻と本町の企業が集まる人権の協議会でございます。
内容につきましては、企業あての人権の研修であったりとかいうことを定期的に行っておりますの
で、そこに対しての負担金ということでございます。
次に、人権教育啓発推進センター負担金、これにつきましては、主に青少年の法務省の外郭団体
でございまして、全国の青少年に向けた人権啓発、人権情報誌の作成であったりとか、講演会、全
国規模ですけれども、講演会をやったりとかということへの負担金になってございます。
最後に、岸和田人権擁護委員の協議会、これにつきましては、先ほど人権擁護委員さんの熊取町
の協議会という話をさせていただきましたけれども、岸和田法務局で各泉大津から岬町までの擁護
委員さんが集まる協議会の事務局というのがございまして、そこの総括した岸和田法務局管内の講
演会であったりとか、情報誌の作成であったりとか、研修であったりとかというのを広域でされて
おられますので、そこへの負担金という形でとってございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)ありがとうございました。
大阪府の人権協会の負担金が減って熊取町への影響というのはないんですね。
委員長(月岡常博君)林人権推進課長。
人権推進課長(林 利秀君)今まで110万円程度させていただいていたのを三十数万円になったという
ことなんですけれども、確かに効果が薄い事業に対して精査させていただいたということですので、
本町にとって影響はないと考えています。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)52ページです。11の需用費の中の防犯灯電気料と防犯灯修繕費の項なんですけれど
も、最近、私、熊取中学校の前の通りの防犯灯が大変明るなったという感じがするんですけれども、
それを聞きますと、いや、あそこ取りかえたんやよということで大変明るい、防犯には大変効果的
なというような防犯灯にかえているように聞いております。このことについて明るさを示すワット
数というのはそんなに変わっていないのかなという気がします。ただ、防犯灯は新しいものに切り
かえたから明るいのか、あくまでも明るいものなのかというものを一つ聞きたいのと、それに切り
かえることによって電気料金が、あれ1灯一月幾らという関電との契約やと思うんですけれども、
その辺の減額があるのかどうかということを一つお願いします。
それと、ページの62ですけれども、監査委員費の報酬なんですけれども、監査委員の報酬につい
てちょっとお聞きしたいと思います。
私も監査委員として議会のほうから参加させていただいておりますけれども、一般の方から今は
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税理士の方が出ておられるんですけれども、その人に対する監査委員の報酬というのがこれで適当
なのかなという一つの疑問なんです。そのことについてちょっと意見をいただきたい。それを一つ
お願いします。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)防犯灯の電気代のところで、熊中のところの防犯灯の件で明るいものにか
えたのかということなんですけれども、ちょっと具体的にそこの言われている箇所についてのこと
になるのかどうかはわかりませんけれども、一般に防犯灯としましては、私どもは20wの蛍光灯を
使っております。特にこのごろ防犯上いろんな事件が発生したりとか、そういうことの中で通学路
に関しまして計画的により照度の高い蛍光灯をということで、中学校区の通学路を中心としたとこ
ろで、そこの道路の照明の明るい蛍光灯ということでつけかえてございます。本年度もそういった
ことで予算計上をさせていただいておりますけれども、そういった明るい蛍光灯に変えるというと
ころにつきましては、もう以前から実施しておりまして、もうこれ、今回で予定を2巡したような
格好になっておりますので、今回は少し予算のほうは抑え目ということでございますけれども、今
後、もしそういう住民さんから、あるいは区長さんからそういう防犯事案に関しまして何かござい
ましたら、そういうところにつきまして照度の高い蛍光灯につけかえていきたいという協議はさせ
ていただくということで予算をとってございます。
電気代のほうなんですけれども、製品に対する電気代がどの程度だということなんですけれども、
ちょっとこれは照度アップしたということで電気代が一挙に上がるということではございません。
ちょっと単価的に幾らが幾らになるかという資料というのは持っていないんですけれども、電気代
が照度に応じて高くなるということはございません。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)私のほうは62ページの一番上の監査委員報酬に関してです。
ご承知のとおり、この監査委員は2名の体制でございまして、地方自治法に基づいて、人格が高
潔で、財務管理であったり、あるいは事業の経営、その他行政運営に関してすぐれた識見を有する
方ということで、現在、谷口税理士、町内の谷口昇一郎先生にお願いしておるところです。ちなみ
に議会のほうから今ご質問をいただきました鈴木委員のほうをお願いしておるところで、実はその
内部の中でもそういった運営のことであったりとか、今後の監査委員のそういった運営の話にの中
の一つとして委員報酬の話も議論したことがございます。それを受けて、近隣市町であるとか、あ
るいは全国的な町村の扱い等を一定調べた中で、今申し上げました谷口先生のほうは代表監査委員
と、識見を有する方ということで年額19万円でお願いしております。ただ、この額は町村の平均で
見ますと、平成20年は27万1,618円、これはあくまでもこういった団体のアンケートに答えた町村
ということで限定的にお考えいただきたいんですけれど、大体平均的には27万円というふうな額が
出ております。ちなみに議会選出のほうは19万9,276円と約20万円程度が町村の平均的な額という
ことで把握しております。
しかしながら、近隣のほう、特に町のほうとかを比較してみるに、本町のほうは19万円、ちなみ
に忠岡町も同額、田尻町は18万円、岬町のほうは17万6,000円と、地域的に特に日本海側といいま
すか、特に地方部とかで高い傾向がございまして、都心部のほうは今申し上げたような形で今現在
では一定適切な範囲内ではあろうかと思うんですけれども、やはり例えば代表監査のそういったご
職業というんですか、今の税理士というふうなお立場でのことで見ましたら、今の月例で毎月もう
半日ほどお願いしていますし、あるいは定期監査であったりと多々お願いしておりまして、少なく
とも今後、一定その金額のあり方は検討していくべきというふうには認識しておりますので、ご理
解いただきたいと思います。
以上です。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)今、一番近い答えが監査のほうの答えでしたので。議員のこういう監査委員に対し
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て報酬というのは、私は別段なかってもいいんかなという気はするんです。議員として報酬をいた
だいた中での役職としてここに出させていただいているというもので、私は議員は別段言いたくな
いんですけれども、一般の代表監査に出られている方、特に今回は税理士、特殊な職種の中で選ば
れてきた監査委員さんなんで、この辺はやっぱり評価をした上での適当な報酬といいますか、その
辺はやっぱり町全体として考えていくべきであろうと。これは監査委員ではなくして、ほかの委員
会でもやっぱりそれなりの職種についた人が、それに見合った資格とか職種とかに入る方について
はやっぱり見直しが必要じゃないんかなとしたもので私は今言わせていただきました。ぜひ検討を
していただきたいということで要望だけしておきます。周辺のいろんな市町村を対象にされた中で
適当な報酬額ということでお願いしたいなと思います。何か言われますか。
委員長(月岡常博君)田中総務部長。
総務部長(田中義達君)先ほど鈴木委員さんからの要望の件なんですけれども、今回特別職報酬審議会
が2年ごとにということで開いていただきまして、その中で、今まで非常勤特別職の報酬もこれで
よいのではというふうな答申もいただいていたんですけれども、今回からやはり個々によって非常
勤特別職の内容とか職務内容によってすごくやっぱり違いがありますので、一くくりに答申なんか
そういう簡単にできないという答申を今回からいただいておりますので、熊取町の特別職報酬の非
常勤の方の報酬については、やはり個々に実態に応じた判断をしていかなければならない。その答
申を見てでもやはり町としてでも全体あるいは個別にそういった見直しをやっぱり図っていくべき
時期に来ているんではないんかなというふうに考えていますので、よろしくお願いしたいと思いま
す。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)よろしくお願いしておきます。
それと、防犯灯の件なんですけれども、20wの蛍光灯、今までの分と同じワット数のものをつけ
ている。そして、もうそういう通学路に対する蛍光灯の取りかえ2巡目に来ているということを今
初めて伺ったんですけれども、今回つけていただいて大変明るい、町長が元電気屋ですのでね。そ
の辺のやっぱりこの器具をつければこれだけ明るくなりますよという大変よく知っておられると思
うんですけれども、そういうことで今回も明るく感じるんですよね。色もあるやろうし、昼光色と
か白色とかあるとは思いますけれども、大変明るい蛍光灯のように見受けるんです。それで、町長、
あの電球というんか、蛍光灯というのか、新しいから明るいのか、これが年がたってプラスチック
が老化して色が変わったときにはどうなるんかな、ちょっとお聞かせ願えますか。私、ごっつい今
回うちの、これ私ごとになる、牛舎から出て、仕事が終わって夜帰ってきて、中学校の前の道路に
出たら、あれ、違うなという感じしたんですけれどもね。それだけ明るいんですよね。それ、ちょ
っとお願いします。
委員長(月岡常博君)中西町長。
町長(中西 誠君)今の防犯灯なんですけれども、通常20wというと普通の一般の安定器のある蛍光灯、
今つけているのは32wのインバータータイプの蛍光灯ということで、通常ついているのは20wの白
色型のルクスで計算した蛍光灯です。32wのパルク型の蛍光灯がついていますから、大体ルクス的
に倍になっています。電気代は同じです。ですから、頭部をかえるだけで電気代同額で明るさ約倍
になる。寿命も若干たしか20wで9,000時間ぐらいもつんですけれども、32w型のツインタイプの
やつが1万2,000時間だったと思うんです。そういったちょっと若干寿命も伸びるということで、
取りかえ時期も若干後繰りになりますから、維持メンテが若干安くなると、そういう蛍光灯です。
以上です。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)今、町長から説明がありましたように、大変寿命も長いし明るい。これから取りか
えるんであれば、この手かなと。もっと新しい器具が出てきたらそれにかえてくれていいと思う。
実は私、五門の中でも府道についている水銀灯ありますね。その近くにこの電気がついてあるんで
-23-
すよ。だから、水銀灯と変わらへんかな。高さも違いますからね。水銀灯は高いところから照らす
もの、普通の蛍光灯はもうちょっと低いところから照らすんで下の対する明るさというのは距離に
よって変わりますけれども、同じぐらいの照度があるんかなというふうに見受けるんです。だから、
効果的にこういう蛍光灯を使っていただいて、32wで電気代も一緒やというんであれば、ぜひ中学
校の特に南中学かな、南中学の和田や五門に帰ってくる山手、あの辺がやっぱり人通りも少ないし
暗いということもあるし、あの辺はもうちょっと防犯灯の数をふやしてこういう明るい蛍光灯にか
えていただければ、ちょっと親御さんも安心して、クラブ活動を終わってからの帰り、特に冬場が
暗くなるのが早いですから、その点を考慮に入れていただいて、早目にかえていただいたらなと思
う。ちなみに五門区なんかは一月に30円か40円ですか、電気代というのがね。多分1灯当たりそれ
ぐらいですわ、一月当たりの電気料金が。だから、これが数があればこれだけの403万円の電気料
が要るんやけれど、安心・安全なまちづくりの中の一つの一環としてそういう通学路を安全に子ど
もが通学できるようにぜひとも早い目にかえていただきたいなと思います。要望をしておきます。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)先ほど江川委員様からご質問がありました臨時財政対策債の算入状況です
が、資料がありませんので後ほどとお願いしましたが、申しわけありません、ありました。20年度
の算入状況でございますが1億8,740万円でございました。失礼しました。
委員長(月岡常博君)議事の途中でございますが、ただいまより昼食のため午後1時まで休憩いたしま
す。
──────────────────────────────────────────────
(「12時06分」から「13時10分」まで休憩)
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)休憩に引き続き会議を開きます。
43ページから62ページまでの款1 議会費及び款2 総務費について質疑を続けます。
質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)よろしくお願いします。45ページの総務費の一般管理費、職員手当等の超過勤務手
当、これについてもう少しご説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)超過勤務手当につきましては、年間240時間に抑えるという大前提がござい
まして、その大前提と、そして20年度の実績等を踏まえまして計上しているものでございます。な
お、一般管理費の超過勤務手当につきましては、新人等の職員の分をこの一般管理費に計上してい
る関係で1,838万円になったものでございます。去年は1,261万1,000円でございましたので、約550
万円ほど増加になっているというものでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。240時間に抑えるということと、20年度の実績と、
あと新人研修ですか。
(「新人職員です」の声あり)
委員(江川慶子君)新人職員の分で多目に取っているということでよろしいですか。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)多目といいますか、新人職員の分はどこに配属するかまだ未定でございます
ので、その分は一般管理費でとったということで多目になっておりますけれども、計算上は適正な
計算で説明できるようになっております。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。
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次、47ページの下から6つ目の番組制作委託料、これは少し本会議でも説明があったと思うんで
すが、聞き取れなかったんでもう少しご説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)藤原広報公聴課長。
広報公聴課長(藤原伸彦君)番組制作委託料についてご説明させていただきます。
従前につきましては、映像を各市町が映像15分、文字5分の計20分の番組をそれぞれ順番に放送
いたしておりました。今回21年度につきましては、抜本的な番組見直しを行いまして、全体を45分
の番組といたしまして、その中に貝塚市から以下泉佐野、阪南市という情報を1つの番組の中に広
域的につくったものでございます。また、映像につきましては、従前放送を入れました行政情報番
組とあわせてフラッシュニュース的な番組、3分番組なんですが、それを4本、そしてあと人をテ
ーマにとらえました9分の番組、映像3種類を交えた番組としております。また、前の文字放送に
かえまして、今回はスタジオでキャスターが広報紙を説明しながら文字情報に変える紹介をしてい
くというふうな番組で抜本的な改革をしております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ケーブルテレビですが、前は2週間置きに更新ということで、その後半月に一遍に
なったんでしたか、だんだんと更新のサイクルが遅くなっていて新鮮味に欠けたニュースが報道と
いうんか、流れていたと思うんですが、今回のこの変更でどういうふうな形になりますか。
委員長(月岡常博君)藤原広報公聴課長。
広報公聴課長(藤原伸彦君)すみません、ちょっと説明不足で申しわけございませんでした。その点に
つきましては、うちのほうも十分ご意見をちょうだいいたしましたんで、今回は2週間に一遍の番
組といたしております。前回は1カ月に1本でしたけれども、今回から1カ月に2本ということで
本数はふやしております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)金額的なことなんですけれども、余り変わらないんですね。この辺は形が変わると
いうことでもう少し削減の方向で変えられるんかなと思ったんですが、そうではないんですか。
委員長(月岡常博君)藤原広報公聴課長。
広報公聴課長(藤原伸彦君)経費の削減につきましては、4市3町のほうでいろいろな協議をいたしま
した。今回、昨年度から比べまして7%の削減を行っております。これも構成によりまして15%の
削減等も考えられました。先ほど申し上げました1カ月の更新であるとか、45分を30分にするとか、
いろんな方法はございましたが、最終的には4市3町の合意の中で7%削減、できるだけ充実した
内容で引き続き継続していきたいということで7%の削減に至ったものでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。
じゃ、次の質問ですが、49ページの上から4つ目の過誤納等還付金、ちょっとこれ、中身がよく
わからないんで教えてください。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)過誤納等還付金でございますが、午前中の質問のところで小八重理事が
説明させていただいた部分がございます。その部分につきましては、税源移譲に伴いまして年度間
の所得変動にかかわる経過措置ということで、前年度については特に特別に還付額が発生したもの
でございまして、6,526万3,000円という額を前年度計上してございましたが、その分は今年度はご
ざいません。今年度については計上分ということで、減額の賦課決定に伴う還付ということで上げ
させていただいております。
それと、法人町民税の年度をまたいで確定申告に係る予定申告分を還付するといったものもござ
います。それらの額で1,123万7,000円という額を上げさせていただいているものでございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。江川委員。
委員(江川慶子君)税金をいただいて、それで減額の賦課決定により返す、還付することによって出て
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くる分と、あと確定申告分の還付分、返す分、その分と理解してよろしいんでしょうか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)基本的には減額の賦課決定とか確定申告に伴う、さかのぼって減額をす
るといった決定に伴いまして還付が発生したものについて還付をするというものでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。ありがとうございます。
そしたら次に、50ページの真ん中の土地借上料についてお伺いします。内容の説明を先にお願い
します。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)50ページ中ほどの土地借上料1,152万円、このことでございますが、これにつ
きましては、現在、社会福祉法人永楽福祉会さんのほうからお借りしております公民館前の来庁者
用の駐車場の借地料でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)永楽福祉会からお借りしている来庁者用の駐車場ということですが、これも以前金
額についてお聞きしたことがあるんですが、現状も同じでしょうか。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)実はこの土地は、従前同じ永山病院さんの関連のエイホー商事さんというとこ
ろで所有されておりまして、昨年の10月3日からこちらの永楽福祉会さんのほうに変わっておりま
す。それで、昨年の私自身も約半年ぐらい前から、非常に大きな額ですので、経営のトップに近い
方とも複数回お会いさせていただいたりとかも、もう既に5、6回程度はもう既に直接お会いして
かなり話はさせていただいております。特に先般、職員駐車場の有料化の話で、近隣の状況である
とか一定お伝えする中で、減額のほうももう重ねてお願いしておるところですけれども、最終的に
は私法上の契約といいますか、民地を貸していただくのをやはりこのお隣もまだ8,000円というと
ころも残っておりまして、従前どおりの額でということで今のところは一定道筋がついております。
ただ、今後、従来は3年に一度の見直しという形であったんですけれど、やはり役場のそういっ
た駐車場の扱いとかが変わっておりますし、あるいは町営住宅の活用用地ゾーンですか、ああいっ
た駐車場、町営住宅を積層化して余剰地等が生まれてきておりますので、例えば永楽荘さんのすぐ
よくお隣にはそういった土地もございますので、例えばそれとの交換とか、そういったことも含め
てあらゆる手だて何とか町民の方にとって安く、あるいは合理的にこの用地の現在の土地借り上げ
料が何とかいい方向で進められないかなと、そういったことも含めて協議を進めておるところです。
ただ、21年度につきましては、従前どおりの額ということでご理解いただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)この土地借り上げ料については何度か私以外の議員の方も質問されていて、どうな
っているのかなと、そういうことも含めてお聞きしたんですが、所有者が変わられたということも
あって、話が少しずつ進んでいるんだなということを実感したんですけれども、金額的に大きくて
それが毎年毎年重なると本当にもう土地を買ったほうが安いのではないかと。また、来庁者の方が
あそこの駐車場にとめておりたら、役場がどうも公民館のほうに思えるらしくて、まず公民館のほ
うに入ってしまうと。それで、違いますと言われて役場へ来ると、そういったトラブルというか間
違いもあったり、また役場前ですね、本来は障害者専用の駐車場になっているんですが、もうふだ
んから一般の方がそこにとめて利用している状態でいつも車が混雑しているとか、また、ここはど
うなっているんやと、職員の駐車場のほうが役場の入り口に近いやないかと、そういったお話も
前々から聞いていまして、どうにか駐車場の改善、所有者さんがいるんで、それは所有者さんの判
断でそうなっているんだと言われれば仕方ないんですが、今後とも改善のために努力していただく
ようによろしくお願いします。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
-26-
総務課長(貝口良夫君)何点かご質問あるいはご指摘をいただきました。
まず、買収の話は従前より出ておりまして、ただ、なかなか金額面で、端的に申し上げましたら、
ちょっと買収価格の金額面では折り合わない状況です。それで先ほど申し上げたように、交換等の
そういった手法も含めて、今後幅広く検討をしていきたいというふうに考えております。
それと、駐車場のほうを、ちょっと別になろうかと思うんですけれども、ちょっと区画線とかも
見えにくくなって住民さんの利用がしにくくなっておりますので、今回21年度予算で車をとめる駐
車の区画線をきちっともう一度補修する経費等も計上させていただいておりますので、よろしくご
理解いただきたいと思います。
それとあと、今回職員の駐車のお話の際に、役場南駐車場と商工会館が入ったところの駐車場の
件です。距離で言えば役場のほうにより近いんで、そういった意味では利便性が高いんですけれど
も、ご存じのとおり、入り口のところがボトルネックになって狭くなっておりまして、入り口のと
ころが山側からが建物を見えにくく、交通安全上等なかなかちょっと難しい点もございまして、大
きなイベントとかで人が立ったりとかで、イベントとかで使えるときは、対住民の方とかには広く
供いただけるように使っておるんですけれど、ただ、そういったこともございまして、恒常的に住
民向けにというのは今後まだ検討課題があるかということで、今申し上げたような公用車であった
り、あるいは職員の駐車ということで使用させていただいておるようなところでございます。
今後いずれにしても、駐車場のことも全体的に検討のほうを進めてまいりたいと思っております
ので、ご理解のほうよろしくお願いいたします。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑は。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)江川さんの関連になるんですけれども、47ページの番組制作委託料、このもの自体
説明するんじゃなしに、質問じゃないんですけれども、何回も質問している中で、年に648万円を
お金毎年使っていい方向にころがっていってんかなという気もしますけれども、ただ、このサービ
スを受けられない町民がいてるということは、私も広報公聴課のほうに伝えた経緯もありますし、
全員協議会か何かでも言うたことありますけれども、そういうことについて今のジェイコムとの進
捗状況というんか、話し合いはどうなっているか、ちょっとお聞かせ願えますか。
委員長(月岡常博君)山本情報政策課長。
情報政策課長(山本雅隆君)そうしましたら、私のほうからCATVの関係でございますので、お答え
させていただきたいと思います。
ご存じのとおり、泉州4市3町で地域情報化推進協議会というのを設置しておりまして、これが
いわゆるテレトピア構想というものの受け皿となっております。それを受けまして、ジェイコムの
ほうにCATV網の整備をということで依頼をずっとかけておるんです。その中で、ご承知のよう
に一部ケーブルが引かれていない地域があるということで、今時点の整備率でございますが、約九
十数%にまで至っております。あと未整備地域につきましては、CATVにかわるようなものでは
ないんですけれども、とりあえずNTTのほうでは環境センターのほうにも光回線等も引かれてお
りまして、その辺の代替的なサービスというのはほかの手段ではありますが、提供されておるとい
うふうな状況には至っております。
ただ、ご指摘のとおり、ケーブルテレビを通じての行政情報の番組提供というのがご指摘のとお
りできていないというふうな状況がございますので、この泉州4市3町の協議会を通じまして、さ
らにジェイコムのほうに整備地域の拡大というのを申し入れているというふうな状況でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)すべて熊取町の住民の方に同じサービスを提供するというのは基本になっていると
私は思うんですよね。だから、テレビを見る限りについてはNTTの回線を使えばいけるんかなと
思いますけれども、熊取町のある一定、これも一応出資した会社を引き継いだのはジェイコムとい
うことになっているんで、一応出資者ということになっていますので、その辺をやっぱり強調して
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いただくということができないのかということを1つと、完全にすべての方に、こういう番組をつ
くって提供しているんだからすべての方に見てもらえるという状況をつくるのは、やっぱり我々も
そうやし、理事者側も責任上やらなけりゃいかん。ぜひとも協議会で協議していただいた中で熊取
町の主張をぜひ伝えていただいて、熊取町を全部網羅していただきたいというのは希望ですし、議
会報告会へ行っても、やっぱりその地域に行けば、そういう形の要望というのは必ず出てくるんで
すよね。だから、その点で、これからも議会報告に行く中で、その地域に行けばそういうような要
望が出てきますので、ぜひ回線を引けるように努力をしていただきたいなと思います。どうかよろ
しくお願いしておきます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)すみません、お願いします。1点目は、52ページの下から3行目、循環バスの運行
業務委託料についてなんですけれども、現在の利用者数と、それから、21年度中検討されるという
ことになっていますけれども、もし進捗状況がありましたらお知らせいただきたいと思います。
それから次に、54ページの電算システムについてなんですけれども、委託料がかなり3,000万円
ほどですか、下がっているんですけれども、あと賃借料と、それから機械器具費などが上がってい
るんですけれども、その辺のご説明お願いします。
それから、その下の公平委員会費なんですけれども、昨年は委員長さんの会費と委員さんの会費
と分かれていたんですけれども、今回は何か一つになっているんですけれども、この辺変わった状
況があるのか、教えていただけたらお願いいたします。
委員長(月岡常博君)順次説明を求めます。中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)循環バスの件でございますが、利用のほうなんですけれども、ここ1、2
年数字的な大きな動きがございません。ほぼ横ばいということで、年間乗客数約6万人といったと
ころでございます。ちょっと細かい人数は今ちょっと持っておりませんが。それと1便当たりに直
しますと10人強というふうな利用状況でございます。
それで、バスにつきましては、ご存じのとおり、21年度まではまちづくり交付金から財源的なと
ころでは今までそういう交付金の中で運行していたという状況があったんですけれども、22年度以
降についてはまちづくり交付金がなくなります。そういった意味も含めまして、よりバス運行が持
続可能な状態で運行できるというところと、それから住民の利便性の確保、いわゆる駅にバスを入
れるであるとか、また細かな部分の住民さんのニーズを反映できるような手法につきまして、21年
度につきましては特にバス事業者あるいは許可関係機関である近畿運輸局等とのいろんな協議を通
じまして、よりよいバス運行というもので話を進めていきたいというふうに考えてございます。
委員長(月岡常博君)山本情報政策課長。
情報政策課長(山本雅隆君)私のほうからは電子計算機費の委託料、それから賃借料、それの増減の中
身についてのご説明をさせていただきたいと思います。
まず、委託料でございますが、中身が大きく4つに分かれております。1つが開発委託料、それ
から保守委託料、それから運営委託料、この3つで、あと賃借料と、この4つの項目についてご説
明申し上げます。
まず、開発委託料でございますが、これはいわゆる制度改正があった場合に、それに対応するた
めにシステムの一部改正を行うための経費でございます。これにつきましては、今年度2,877万
8,000円の減額となってございます。これは昨年度、先ほどの電算機使用負担金のところでもご説
明申し上げましたとおり、後期高齢制度の対応ということで20年度に額が4,600万円近くの額にな
っておりましたが、今年度その分がなくなりましたので、差し引き2,877万8,000円減額となってご
ざいます。今年度の主な内訳でございますが、税の改正、そういった細かな制度改正への対応のた
めの500万円の枠の枠取り予算と、それから住民税の年金からの特別徴収、それへの対応というこ
とで1,600万円、それから国民投票の名簿を作成するシステム、これを作成する必要があるという
ことでこれが約150万円、合わせまして2,292万2,000円となっておるものでございます。
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続きまして、保守委託料でございますが、これにつきましても昨年度と比較して466万5,000円の
減額となってございます。これの主な理由でございますが、昨年度庁内ネットワークシステムの入
れかえを行っております。昨年の8月に入れかえを行っておりまして、この入れかえの際にできる
限り仕様を標準化するような形で幾つもの業者から見積もりもとりまして、競争による減額という
ことで、これが218万5,000円の減額になりました。それから、財務会計システムという予算の執行
管理をする全庁的なシステムがございますが、これもこの4月入れかえということで、これにつき
ましても、入れかえに際して総合評価という考え方で価格、それから安かろう悪かろうではだめな
んで、その利用の状況、そういったことを点数化いたしまして、できる限り安い値段で、そして使
い勝手のいいものという、そういう総合評価のやり方でもって選定をいたしました。その結果、こ
れにつきましても111万5,000円、これだけの減額となってございます。それとあわせまして、保守
委託料につきまして昨今新聞紙上等でいろいろご指摘等がなされているような状況も踏まえまして、
今年度電算経費の縮減、削減に向けての取り組みを着手いたしております。全庁的に啓発のための
考え方の配付、そして全庁的にその研修会も実施いたしまして、さらに各システムを持っている原
課と情報政策課等が事前協議をいたしまして、少しでも中身の精査を行ったところでございます。
それらを踏まえまして総額で466万5,000円、率にして約2割強の減額となったものでございます。
続きまして、電子計算機運営委託料、これにつきましては、従前職員がその電子計算機のいわゆ
るオペレーションをしておったわけなんですが、非常に中身が高度で、職員自身も恒常的な超勤と
いうような状況がございました。それを受けまして、平成15年にシステムを導入しておるその業者
に対してそのオペレーションも委託するというようなことでこの委託運営というのが始まってござ
います。これにつきましては、昨年度新規に導入されました後期高齢のほうのシステムへの対応、
これについても同様に委託する必要が生じましたもので、その分が316万6,000円、この分が逆に増
額となってございます。あわせまして約3,000万円ほどの委託料での減額となっておるところでご
ざいます。
続きまして、賃借料でございますが、これにつきましては、昨年度比較250万円ほどの増額とな
ってございます。これについては、先ほど財務会計の入れかえを行ったと、この4月に入れかえを
行うということを申し上げましたが、この財務会計丸6年目、機械でいいますと丸6年目、システ
ム全体いきますと11年目を迎えております。機械につきましては通常5年リースとなっております
が、この20年度1年延命いたしまして、もう無理に業者のほうにお願いしまして1年延命をいたし
ております。それでリース料が5年を経過しますと、商習慣上10分の1の金額になります。そうい
ったことで、無理に延命をさせて経費の削減を図ったわけなんですけれども、その影響で昨年度が
10分の1の財務会計のリース料が93万7,440円、それが新たなリース今年度新規に入りますので、
それが296万円ということでこの額が増加になったものでございます。ただし、先ほども申しまし
たように、10分の1の額との比較での増額ということになりますので、財務会計自身の通常年度の
比較でいきますと900万円から290万円まで逆に減額になっておるということで、これについても削
減に向けて努力したところでございます。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)私のほうは55ページの上から4つ目の公平委員会委員報酬です。
ご承知のとおり、この公平委員会は行政委員会でございまして、特に職員の勤務条件に関する措
置の要求であったり職員の不利益処分を審査する、そういった行政委員会でございまして、こちら
のほうは委員長が年額2万4,000円、そして委員が年額2万円のお二方で3名の委員で構成してお
ります。今回6万6,000円で、前回合わせば6万4,000円で2,000円の差なんですけれど、これは年
度途中の9月に委員のお一方が交代される可能性があるんで、その9月については重複して約
2,000円程度出しますので、6万4,000円が今回6万6,000円という形になっております。ただ、こ
れは合理的に1つの委員会での委員長もしくは委員の報酬でございますので、財政とも協議いたし
-29-
まして、合理的にわかりやすく簡略化して今回から費目として一本化させていただいておるところ
でございます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)ちょっとさっきも一緒にお聞きしたんですけれども、備品購入費のほうで機械器具
費というのが400万円ほどちょっとふえているんで、それについてもちょっとお願いします。
委員長(月岡常博君)山本情報政策課長。
情報政策課長(山本雅隆君)機械器具費の件についてご説明いたします。
昨年度比較で435万7,000円の増となっております。これにつきましては、先ほど説明申し上げま
した財務会計の入れかえに伴うものでございます。財務会計のほうが機械のほうがもう丸6年とい
うことで、もうこれ以上は使えないというような状況にはなっております。本来ならば、その端末
をすべて入れかえて新たなものにすべきところではございますが、やはりこの分についても経費の
削減という考え方のもと、37台丸々の入れかえというのは見送ってございます。そのうち計画的に
幾ら何でも買いかえていかないといつつぶれるかわからん状態の機械をずっと使わせておくという
わけにもいきませんので、そのうちの12台だけを買いかえております。さらにプリンターにつきま
しても、この37台の端末と同じように設置しておりますけれども、このプリンターにつきましては
使用頻度がもう非常に高いものでございます。財務会計の出力だけではなくて、日常のいわゆるワ
ード、エクセル、その一般的な事務のほうにも使っておりますので、非常に使用頻度が高くて、今
でも既にもう何回も修繕をしているような状況がございますので、これにつきましては、もう丸6
年を経過いたしますので、37台のすべての買いかえを計画しております。それらを合わせまして
731万1,000円となっておるものでございます。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)すんません、55ページ、6の8です。国際交流費でお願いします。
ミルドラと提携をいたしまして、本提携してもう何年もなりますけれども、商工会なり議会なり
子どもが交流をしておると思いますけれども、このごろ硬直化してきたんかなという気がします。
商工会についても向こうとの交流も余り進んでいない中で、熊取町は太極拳のまちということで、
日本全国的に売り出しております。そういう大会もドームのほうで開かれると思いますけれども、
今後、それをより一層熊取は太極拳のまちだという表現をしていく中で、やっぱり中国との国際交
流というのも考えてもいいんじゃないかなと。現に商工会の中でも熊取から中国にタオル工場を移
転して製造をしている業者もおります。私もミルドラのほうに行ってきましたけれども、物すごい
時間をかけてミルドラに行って、帰ってくるのもそれだけ同じ時間をかけて帰ってこな─もち
ろんのことですけれども─果たして学生以外のほかの分野で交流する何かがつながっているん
かなということもあります。私はもう何十年も交流している中で商工会も余り交流はない、産業界
の交流がない、議員も行っていただいておりますけれども、向こうの勉強を議長と副議長、前回、
去年行っていただきました。大変成果が上がったと私は思っていますけれども、今後、そういうほ
かの国というんか、私、提案しているのは中国ですけれども、太極拳の陳静さんかな、が熊取にお
られて、そこで熊取が太極拳のまちを売り出している中で、そういう考えはないんかなというもの
を一つお伺いしたいなと思います。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)ミルドラとは、委員おっしゃいますようにかなりもう長く来ております。
少し今回21年度の予算の関係でございますけれども、ミルドラとも青少年10人を隔年ごとに交流を
やっておるというところで、今回、今年度につきましては、少しミルドラの迎え方も若干ですけれ
ど変えようかなと思っております。どういうふうに変えるかというところにつきましては、これま
で秋祭りの日程でずっと来たという経過があるんですけれども、ここら辺を青少年のこれまでの派
遣した方等との意見を聞きながらやっていますと、やはり夏休みとかのほうがより熊取の中学生の
-30-
方は秋祭りのときはウィークデーですので学校に行っておると。自宅には来ている子どもと家族の
方が一緒になってというふうな状況の時間が多いというふうなことから、夏休みぐらいに熊取の子
どもも家でおるときにより密接に交流を深めたいというところから、ちょっとミルドラのほうには
夏ぐらいの日程ではどうかというふうなことで今お声がけをしておるところでございます。
それと、今、太極拳のまちということがありましたけれども、夏に来ていただいた折にはやはり
熊取のいろんな施設、それとか文化、それと学校行事に参加していただくとともに、近場の京都で
あるとか、そういったところを見てもらうわけなんですけれども、特に今回夏休みにはジュニアの
太極拳の大会がございます。そのあたりにも日程が合うような形でちょっと考えておりまして、ミ
ルドラの子どもたち、あるいは随行の方におかれましても、そういうところで熊取が太極拳のまち
だというところでごらんいただくということも行事の中に入れる予定でございます。
それと、一番お尋ねの中国との交流なんでございますけれども、特に今こういう経済情勢でオー
ストラリアをおいて中国のほうにということにはなかなかなりにくい状況かと思います。産業振興
とかいろいろな形ではあるんですが、陳静さん夫妻によりまして20年度もあったんですけれども、
陳静さんのふるさとである安陽市からそこの市長さんが来られるということで、いろいろと非公式
ではございますけれども、町長とお会いしたり意見交換をしたりという場面も今回昨年は少しやっ
ております。これが即町と中国のある市との交流を深めるというところまではいきませんけれども、
やはり中国といってもいろんな市がございます。今申しました安陽市というのは横浜よりも大きな
人口がありまして、熊取とはバランス的にどうかなというところもございます。かなり大陸的なと
ころで、日本の産業と、それから中国といいましても、そういう臨海部、それから奥地のところと
いうところで、太極拳というところでは今後も中国からのお客さんであるとかというところにつき
ましては、当然ながら交流をやっていくつもりではございますけれども、現時点でミルドラのよう
なおつき合いを展開していくというところはちょっと今のところはまだまだかなというふうには考
えてございます。
委員長(月岡常博君)阪上企画部長。
企画部長(阪上伸二君)何点か補足させていただきます。
まず、ミルドラでございます。青少年交流はやはり非常に住民の方々にも興味を持っていただい
ておりまして、支持していただいていると思っております。やはり、行くときの子どもさん方の応
募状況等々を考えても非常に反響ございますので、これはぜひとも続けさせていただきたい。
それから、議員さん方につきましては、数年ぶりに去年行っていただいたんですが、やはり行っ
ていただいた議長さん、副議長さんのお話、それから向こうとの手紙のやりとり等によりますと、
非常に有意義であったというふうに我々は受けとめております。ぜひともそちらのほうも今後も続
けていっていただけたらなと。
それから、いわゆる産業のほうでございますが、去年は未実施でしたんですけれども、やはり向
こうとの産業の中身がかなり違うというところが今までの報告等をお聞きすれば感じられるなとい
うところでございます。今後は、もちろんそのことを踏まえてでのあり方、あるいは文化も含めた
広いおつき合いがないのかというふうな点も、また今後課題かなと。
それから、太極拳のほうにつきましては、やはり18年ですか、元助役さんに行っていただいてお
ります。やはり今、本町としては中国との交流というのももちろん検討していくことが必要かとは
思いますけれども、まず本町内でのまちづくり、太極拳のまちづくりという視点でのその辺をもう
少しやっていきたいなと、そのように考えておりますので、まだ中国のほうはもう少し時間がかか
るかなと、検討していく必要があるかと、このように考えております。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)今、2人の方から説明を受けた私の感想は、ますます中国のほうにシフトするほう
がいいんかなというような気がしたんです。中国も10年、15年前は一般家庭には日本人が直接行け
ないという時代がありました。行こうと思えば公安が後ろについて、つき添いで行かな交流ができ
-31-
なかった。今はもう一般家庭でも自由に行ける状況になっているように聞いております。だから、
いつでも交流をしようと思えば2時間もかけりゃ中国に行ける。内陸に入ればそれからまた時間か
かりますけれど、上海空港まではやっぱり2時間以内では行けるようになった。ミルドラが悪いと
は言いません。今言われたように青少年の交流事業は大変すばらしいことで、外国を経験していた
だく中でやっぱり有効な交流であると私も思っております。
そういう中で、やっぱり今回商工会が抜けたということは、数年来ずっと町の行事としておつき
合いいただいた中で抜けていくということは、今までも何も進展がない中でただおつき合いだけし
てくれていたと、そう判断せなしゃあないような今回の打ち切りやったと私は思うんですよね。だ
から、その面から考えて、熊取はタオルのまちでありますし、業者も向こうに行って生産・製造し
国内に逆輸入といいますか、そういう業者の方もおりますし、そういう人の協力もこれから中国に
ついては得られるんじゃないかなと。いろんな向こうで仕事をしている中でいろんなことを熊取町
に教えていただいて、交流を深めることもできるんじゃないんかなという気もします。
そういう中で、この前も陳静さんのふるさとの助役でしたか、市長やったか、市長ですね。町長
と面談をされたと、交流を深められたということも聞いております。その点を含めて中国の交流に
ついて理事者側は、職員の方がああ言われていますけれども、町長として今後中国との交流、陳静
さんのふるさと以外にもやっぱり熊取町の業者が行っている都市、中国に行けば太極拳はどこでも
やっているんですよね。すべての方が朝起きたら公園でやっているとか、やっている国民の体操の
中の一つやと私は思いますので、その点を含めて町長のちょっとご意見をお聞かせください。
委員長(月岡常博君)町長 中西 誠君。
町長(中西 誠君)昨年、陳静さんのふるさとの安陽市の市長ご一行と歓談を持ちました。北京から北
西部500kmぐらいのところである安陽という地なんですけれども、ちょうど少林寺拳法発祥の地と
いうところで、非常に大きな都市、何人やったかな、680万都市やったか、何かわけのわからん広
いところらしいです。ただ、若干飛行機の便が悪くて、北京から鉄道しかないとか聞いています。
少し時間がかかるそうです。内陸部のそういう大都市。ただ、どういう企業が張りついているか、
そこら辺はちょっとわかりませんで、こちらに来られたのもパナソニックのブラウン管工場、中国
で一番大きいブラウン管工場があるらしいですけれども、恐らく液晶とかプラズマにシフトする関
係で、要するに工場の誘致を検討されているみたいです。それで恐らく本社のパナソニックのかげ
んで日本に来られたんだと思います。ただ、その規模が全然ちょっと、実際大阪府とやりとりやら
なあかんぐらいの規模じゃないかなと。そやから恐らく商業、タオル一つとってでも、ちょっと向
こうの状態がわかりにくい。そやから大体レベルの同じようなところは割と長く続くんですけれど
も、安陽市はちょっと大き過ぎるんじゃないかなという気があります。ただ、中国もたくさん都市
がありますから、できるだけ手短なとこら辺でまた親交の深められるところがあるんだと思います
けれども、それは十分検討してからでないと、何せ中国もいろんな契約上とか難しい国と僕は思っ
ています。日本流でなかなか特に商売関係は難しいんじゃないかなと、今後特に難しくなってくる
んじゃないかなと思います。熊取のタオルのメーカーさんも中国で操業をやっていますけれども、
いろんな面で難しい国だとは聞いていますので、そこら辺は慎重にしなければならないなと思いま
す。
ただ、アジアという観点からしたら、近隣とのおつき合いというところで、手短なところから交
流を始めてもいいかとは思います。先ほど言われていましたミルドラは非常に遠いですけれども、
似通った感覚のミルドラ市と思います。人口規模も余り変わりませんし、6万ぐらい、ちょっと熊
取町より大きい。ただ、非常に広い土地でございまして、おおらかな、恐らくここのメンバーがあ
る一定リタイアされたらのんびり暮らすのにいいところじゃないかなと思っています。そういう意
味で、交流を続けることも一つかなと思います。のどかな平和なまちでございまして、防犯上も非
常にいいと聞いています。シドニーあたりに行きますと、ひったくりとか置き引きとか非常に多い
らしいですけれども、ミルドラは恐らく熊取町でいうたら高田、成合ぐらいの感じゃないかなと。
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それだけ治安がいいんというんですか、家あけっ放しでも恐らく泥棒が入れへんやろなというよう
な感じの土地ですので、そういう意味で安全で安心で熊取とよく似たところでございますので、交
流はこれはこれで続けていったらどうかなと思いますので。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)町長の感想を聞きました。ミルドラも熊取と合うているところと合うていないとこ
ろがあるんですよね、やっぱりね。何か子どもに対しては私はいい環境で交流できる都市かなと私
は思っております。
ただ、中国もどんどん発展していますので、これからはぜひおつき合いしていかなあかん国、そ
して自分らの親しい都市を求めていく、これも一つ熊取町の産業の発展もあるし、国際交流という
子どものものはやっぱりおつき合いしていかないかん面もあるんかなと。ただ、今、治安的にとい
うんか、財政的にいって中国の全体が伸びている中国ですけれども、何か不安定なところが見えて
いるところがあるんかなと思いますけれども、その点を十分これからも町の職員さん、町長をトッ
プにしていろんな情報を収集していただいて、できることなら近くでいつでも人的交流ができる、
きょう行ってくるわという感じで行ける、そういう近くの交流都市というものを私はつくっていく
べきであるんかなという気がするものだから、ここの予算的な面と違うて関連的に聞かせていただ
きました。
今後ともぜひ情報収集というものもきっちりしていただいて、前向きに検討していただければな
と思いますので、どうかよろしくお願いをしておきます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。白間委員。
委員(白間泰男君)先ほど税務署のOBの方で……
委員長(月岡常博君)ページ数をお願いします。
委員(白間泰男君)すみません、57ページですね。一応滞納事案については積極的な滞納処分を行うと
いうお話をお聞きしました。ここで税収確保につきまして、必要経費としてお伺いさせていただき
ます。
毎年12月になりますと、駅前で啓発の運動やら休日・夜間の納税相談窓口の開設、また定期的な
催告を行っておるということで、税収確保に努めておられるんですけれども、その辺の成果、その
辺についてお伺いをいたします。
委員長(月岡常博君)答弁を求めます。塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)毎年12月に行っております税収確保の重点月間ということで、熊取駅前
におきまして納税の啓発を行いますとともに、12月の一定期間を設けまして夜間・休日の相談窓口
というものを開設いたしております。この間につきましては、休日・夜間の相談窓口ということで
住民の方々、特に平日お越しいただけない方々につきまして夜間・休日にお越しいただきまして納
税の相談をさせていただいております。
なお、この期間におきまして約1週間の間でございますが、税務課納税室におきましては日々5
名から6名程度相談に来られますし、電話による納税催告も夜間・休日に行っておるというところ
でございます。それに係る徴収の実績というのは、なかなかその間に限ってどれだけ徴収が確保で
きたかというのは若干検証の難しいところではございますが、そういう夜間・休日の相談窓口を開
設することによりまして住民の方々にご利用をいただいておるというところでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)わかりました。実質的な成果についてはちょっとお答えは難しいということでござ
いますね。
ここでちょっとお伺いしますけれども、12月にやっています啓蒙でティッシュ配っていますよね、
ティッシュを。あの辺のところはどうですか、効果はあると見ているんですか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
-33-
税務課納税室長(塩谷義和君)ティッシュを配布いたしまして、自主的な納税の、あるいは保険料等の
公共料金の納付につきまして広く協力を呼びかけておるというところでございます。確かにティッ
シュをもらったから自主的な納税を果たしてどれだけしていただけるかというのは疑問なところも
あるとは思いますが、一定熊取駅を中心といたしまして、そこに来られる方々にティッシュを配布
することによりまして広く呼びかけていくということで、自主納付につながっているんじゃないか
というふうに考えておるところでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)確かにそれは悪いことではないと思っています。何でもそうなんですけれども、や
っぱり定期的に同じことを繰り返していますと、その辺がもう感覚的に非常にもう当たり前みたい
な感覚になりまして、ティッシュをもらえばええんだだけの本当にその目的から外れてしまうとい
うことで、やはり定期的にそういうものも見直していくという、ほかにどんなことかちょっと思い
浮かびませんけれども、その辺のお考えございませんか。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)ただいま白間委員からそういうご指摘もいただきましたので、今後はま
た別の方向で啓発することができないものかというふうなことも考えながら検討してまいりたいと
いうふうに考えております。
委員長(月岡常博君)白間さん、よろしいですか。
文野委員。
委員(文野慎治君)47ページ、委託料、弁護士委託料の内容についてお教えください。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)これは平成9年度から得津正煕弁護士に委託のお願いしている分でございまし
て、月額6万3,000円で委託の契約のほうを進めさせていただいております。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)俗に言う顧問料ということなんですね。第4班のところの64ページのところにも実
は委託料で弁護士料というのが出るんです。トータル的な意味合いで、貝口さんのほうからこれと
の今のかかわりはお教えいただけますか。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)申しわけないんですが、今、後段でご指摘の分は別の分でございまして、ちょ
っと私のほうは把握しておらないんです。
(「ああ、そうなんですか」の声あり)
総務課長(貝口良夫君)申しわけございません。
委員長(月岡常博君)答弁できますか。貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)健康福祉部でやっておる住民相談の分で……。
(「住民相談」の声あり)
総務課長(貝口良夫君)法律相談です。
(「法律相談」の声あり)
総務課長(貝口良夫君)はい。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)そしたらその得津さんではなくて、法律相談に来られる弁護士さんの費用という形
なんですよね。4班でまた聞きますけれども、そういう意味ですね。ここで出ている75万6,000円
というのは得津さんに対してのやつということなんですよね。そしたら絡みの話なんですけれども、
先般の会派質問の中でも、弁護士の問題について得津さん云々という話はもうこの場の話ではない
んですけれども、日弁連等の調査によりますと、市区町村で約4割が顧問弁護士を持っているとい
うようなアンケート調査をしておられるんです。顧問弁護士が常におるということのメリットと、
あるいはデメリットというんでしょうか。これは言いかえますと、大変弁護士さんでもいろんな専
-34-
門分野という方がいらっしゃって、間口の広い人から、この問題は強い、労働問題は強い、行政は
強いと、いろんな方が実はいらっしゃるんですよね。そういう中で、平成9年からこの方がもう弁
護士さんでお願いをしているんだという形が今のこの時代いろんな案件が、我々はこれは行政の中
での案件ですから、やっぱり特に行政についての専門的にやっておられる弁護士さんという方が探
さないかんというたら変なんですけれど、逆の意味で言えば、余りお金にならない分野なんですよ。
そういう方を常に時代の変化に即した方とネットワークを結ぶというような必要性を、実は今ご紹
介をした日弁連のそういうアンケートをまとめた中でも、より緩やかな顧問関係として、一定の相
談をした場合には一定の相談料を支払うというふうな形で、比較的多数の弁護士とネットワークを
結んでおくという考え方を日弁連さんは提起をされていたんです。あるいは、これもご紹介したん
ですけれども、大阪弁護士会には弁護士派遣制度というのが実はあります。ですから、そういうふ
うな意味合いの中で、顧問弁護士として固定的に何でも相談するというメリットの面はそれだと思
うんですが、そういったちょっと考え方も今後検討する時期に来ているんではないかなというふう
に思うんですが、ご見解をお願いします。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)私も今回の予算計上に際して近隣の状況等も一定調べたり、大阪弁護士会のお
っしゃったような登録制度があったりとかで、どういった仕組みなるというのは一定調査等をして
おります。その中で、近隣の多くの市町の状況を調査した中で、やはり多くの自治体が顧問弁護士
を確保しておると。それは常にその自治体に行政あるいはその自治体の状況というんですか、そう
いったことに精通されておると、要は町の実情をいかなるときも一定把握されておると、それも一
つメリットだと思います。それと、すぐに何か事案が起こった場合は迅速かつ適切に対処できると
いうことが大きなメリットであるというふう考えております。
委員ご指摘のとおり、やはり一定いろんな分野で高名な方とかを情報は得られるかとは思います。
ただ、いつ何どきも熊取町に対してその方が門戸を必ず開いて、ほかの弁護活動とかで必ずしもか
かわりを持っていただきにくいケースもあろうかなというふうに感じることと、それともう一つは、
やはりかなり現顧問弁護士も経験豊かではございますけれども、例えば大きな訴訟とかになれば各
分野に精通した方とかも複数名要るような場合とかがあろうかと思います。過去の開発のレンポー
さんの事件等でも開発負担金のときでも4名の方で弁護団をつくったりと、組織体とかありますよ
うに、やはり各分野でやはり精通した弁護士の確保というのは一定必要な事態というのはあろうか
と思います。
ただ、それにつきましても、やはり法曹界で重鎮ではございますので、得津現先生のほうから各
方面で精通した弁護士の確保、こういったことがよりすぐれた方を確保することは十二分に可能か
なと、かかる判断で今回も得津先生のほうに町の弁護士の顧問のほうをお願いしたところでござい
ます。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)見解は聞きました。やはりメリットの面というか部分は、それがそのとおりなら本
当にいいなというふうに思うんですが、評価に入るときょうの予算のこととは外れるかもわからな
いんであれなんですが、やはり平成9年からそういう形でかかわりを持っているという形が本当に
いいのかなという部分が私は、この間のレインボウとかいう話が出ましたけれども、私の気持ちは
おわかりになっているというふうに思うんですが、やっぱり変えていく必要がある。いつもそうい
う違った形で町も、町の頼んでいるものもやはりこの人だったらこういう形でわかっているやろな
とか、あるいはその方向とかいう形であうんであるんかわかりませんが、しかしお互い時代も進み、
行政法というか、そういうふうな形で変わってきている中で、変えていくという判断も、これ実は
必要ではないかなということも意見として述べておきたいと思います。もうきょうはここはこれ以
上は突っ込みません。
同じ、変えまして、47ページの同じ委託料という項目なんですが、委託料という形では49ページ
-35-
の下13の委託料のところであるとか、次の50ページの上のところ、清掃とか警備の委託料、それと
54ページ、これは先ほどの中でもご指摘いただいた電子計算機に係る委託料3項目の中で、こうい
う形で委託料という形が実は出ております。昨年のこの予算の中でも私どもの会派のほうからはこ
ういう委託料とかいうような形をもう従前から、さっきの弁護士じゃないですけれども、従前から
同じような形での業者でやっている部分ということが、昨年の中ではそういうことを入札でしてと
いうような形で評価もさせていただきました。
先ほど54ページの中で、答弁の中で競争入札をしたとか、総合評価をして業者をかえて幾ら節減
効果があったというような54ページの説明ではわかったんですが、それ以外の部分での委託料で、
そのような新年度にわたってその委託をするに当たって総合評価をしたとか、入札したとか、そう
いう形で軽減した特徴的なものがあれば教えていただけますでしょうか。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)個々具体の委託業務になろうかと思うんですが、例えば私ども総務課のほうで
は庁舎管理を担当させていただいておりまして、例えば50ページの上から6つ目の清掃委託料ある
いはその2つ下の警備委託とかも、これなんかも、先ほどお話のほうは出ましたけれども、今まで
見積もり競争というものをより公平性、透明性を高めるために今回から入札制度に切りかえる予定
です。加えて経費的なすべて委託ですることが正しいんかどうか、それがより適切かどうかという
ことで総点検いたしまして、例えば今申し上げました清掃等でしたら毎日清掃入っておったんです
けれども、例えばもう具体に1日減らして週4日で、あとは職員のほうで対応する、あるいは清掃
する対象もすべて今まで出しておったところが本当に必要かどうか、その回数もどうかということ
で、若干対象とする庁舎の清掃面積を減らすような工夫等をさせていただいております。
それと、その下の警備なんかでございましたら、これは経費的には若干これも行革のよりサービ
ス、あるいは内容の充実ということで、警備等であれば特に最近庁舎の関係の過去からちょっと窃
盗があったりとか、あるいは庁舎前の駐車場なんか、夜間、粗大ごみというかいろいろ捨てに、テ
レビであったりとか、そういった、私もこの20年担当させていただいて、やはり頻繁にあったり、
あるいは自動車を放置されたりとかあるんで、いろいろ調べてその方に引き取っていただいたりと
か、そういった対応をしておりますので、特に夜間の警備を一定充実するような形で検討を進めて
いっておるようなところです。それ以外にも各庁舎以外につきましても、おおむね総点検した中で、
あるべき姿を各部局のほうで責任を持って確認を進めてきて、今回の予算計上に結びつけさせてい
ただいたところです。
以上です。
委員長(月岡常博君)山本情報政策課長。
情報政策課長(山本雅隆君)先ほど54ページのほうで、情報政策課が所管しております委託料について
のご説明を申し上げました。今年度この電算経費について見直しを図るべく、先ほど申し上げまし
たとおり研修会等も実施いたしまして、それぞれの各原課で持っておりますシステムの中身につき
ましても原課と協議をいたしております。予算計上に当たって情報政策課と協議を行っております。
保守等につきましては、こういった機械の入れかえ等、システムの入れかえ等があるときが一番見
直しのチャンスでございます。通常年であればなかなか難しいところではありますが、できる限り
業者のほうに細かな見積もり、内容説明を行わせ、その中身について不明な点を業者と交渉をさせ
ております。そういった中で、また後の班でも出てまいると思いますが、幾つかの部門におきまし
て、通常年度ではありますが、経費の縮減に結びついておるところもございます。そういったこと
で、電算経費の縮減、それから考え方、そういったことにつきまして今後とも情報政策課のほうが
中心となって情報発信し、経費の縮減に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)ぜひそういった一つ一つの契約をしていくときにそういう意識を持って、今後も経
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費節減に、そしてお願いする業者さんとの間については、本当に公明、きれいな形で、そして住民
の皆さんにも説明責任が果たせるような形の発注をよろしくお願いしたいと思います。
49ページなんですが、12の役務費、保険料が3つあります。これについての説明をお願いいたし
ます。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)私のほうからは、49ページ中ほど下の建物火災保険料554万2,000円、それと自
動車任意保険料、このことについてございます。
まず、こちらの建物火災保険料でございます。これは全国町村会が災害共済基金として地方自治
法に定めます総合救済事業経営の委託という、こういった形態で、財団法人全国自治協会と、全国
的な組織としてこういった財団法人を立ち上げておりまして、この火災保険料とともに、この自動
車任意保険料をこちらの全国自治協会のほうにお願いしておる分でございます。この建物火災保険
は、平成20年10月末時点で114施設、345物件、町のすべての町有施設について入っておるものでご
ざいます。
それと、今申し上げましたように、この2つ下の自動車任意保険、これも財団法人全国自治協会
で設置した町村有自動車損害共済事業という形で加入しておる分の共済金に係る分でございまして、
町有の公用車について加入をしておる分でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)村田住民部長。
住民部長(村田明人君)保険料3つと言われますと、町有林も入っておりまして……
(「上の2つだけ」の声あり)
住民部長(村田明人君)ああ、そうですか。ほんなら私の間違いです。
委員長(月岡常博君)貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)これは自賠責保険の分でして、車検時のときに加入する分で、4台分予定して
おる分です。公用車の自賠責保険です。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。文野委員。
委員(文野慎治君)そしたら公的なところなんですよね。民間やったら何台以上あったらフリートーホ
契約とかいうのがあるとかいう話があったんでね。はい、わかりました。
そしたら、委員長いいですか、すみません、続けてで申しわけないです。57ページ、賦課徴収費
の委託料、航空写真撮影委託料、これもうちの会派でいつも言うているんですけれども、またこと
し出ているんですよね。ご検討内容と現状を教えていただけますか。
委員長(月岡常博君)五十君税務課長。
税務課長(五十君 忠君)航空写真撮影委託料でございますけれども、これにつきましては、固定資産
税を賦課するに当たって現状把握のために撮影しているものでございまして、土地、1月1日時点
で課税するということですので、1月1日以前で航空写真を撮影いたしまして、その年度分、土地
家屋につきましてふえていないか、あるいは滅失していないか、そういったことを調査するための
資料でございます。これにつきましても入札を行う方向で今年度実施するということで進んでおり
ます。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)説明と入札はわかりました。従前から要望として、検討してくださいと言っている
のは、毎年要りますかということと、それと例えば貝塚ととか広域的に、八尾空港から飛んでくる
と思うんですけれども、わずかこの熊取のこれだけの面積を1回飛ぶだけでこれだけ要るわけなん
ですよね。どことも市もこれがかかっていると思います。そういったお互いの経費節減という意味
合いの検討を従前からお願いしているんですが、その点で。
委員長(月岡常博君)五十君税務課長。
税務課長(五十君 忠君)経費節減につきまして、1回飛ぶんだからほかのところも撮影したらどうか
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というふうな話で、これにつきましても業者と話はしております。それについて、本町の場合、同
じ業者が千早赤阪村についてもやっておりますので、そちらと同時に飛んでいるということで、こ
の経費になっております。
経費削減の努力ということなんですけれども、航空写真以前は4000分の1の程度で撮っていたん
ですけれども、現在8000分の1にやりまして、枚数等を削減していると。また、技術が発達してお
りますので、デジタルカメラを使用することによって、今まででしたらフィルムカメラですのでそ
のあたり手間がかかっていたわけなんですけれども、デジタルカメラの使用によりまして幾分か、
それは極端には下がらないんですけれども、来年度以降下げていくというふうな形で業者と話はし
ております。それと、回数につきましては、やはり正確な課税事務を行うために毎年撮影のほうが
必要だというふうに認識しております。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)入札業者も考えようということがあったところと今の現状のところで、ぱっと僕矛
盾やなと思うんですが、今熊取が使うている業者が千早赤阪村と一緒やから、そこを飛ぶときにう
ちと一緒にするんやということではなくて、例えば泉州で行政が、皆さん方が貝塚や田尻や泉佐野
に声をかける中でこの事務を統一的にしようという形で一つの入札に係る案件をつくって、それで
そういう航空写真を撮る業者を集めて入札をしてくださいということなんですよ。そうすれば、泉
州の広域の中でこの部分についてのどこの市も町も軽減されるんです。そういうことを言うている
んです。ですから、今回業者もまた変える方向でという答弁あったことと、今までの検討に千早と
熊取が一緒やからそのときに一緒に来てやという形で経費は落ちているんですということは、今ま
で要請したこととはちょっと内容が違うんで、ちょっと無駄な時間で無駄な─無駄なと言った
ら失礼ですけれど、21年の予算の立て方は、せっかく協議をしてくださいといった期間がちょっと
違う形で協議されたんかなというふうに思うんですが。
委員長(月岡常博君)五十君税務課長。
税務課長(五十君 忠君)まず、貝塚のほうなんですけれども、貝塚につきましては今6500分の1でや
っていますのでうちとはちょっと高度が違うということで、同時に実施することはできなかったと。
また、泉佐野についても話はしたんですけれども、泉佐野につきましては区域が広いということで、
1月1日撮影の場合でしたら、4月の賦課までに家屋の滅失とかあるいは増加を調査する期間が限
られてくるということで、実質12月の当初に撮影のほうを行っております。そういった撮影の時期
からちょっと一緒に合わすことはできないというふうな関係でございました。また、泉南市、阪南
市のほうには一応声はかけさせていただいたんですけれども、泉南市さんにつきましては、今後ち
ょっと考えていきたいというふうな方向でございまして、そちらにつきましても今年度調整のほう
は進めさせていただきたいというふうには思っております。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)一般質問でも広域行政についてというご指摘をされた議員の方もいらっしゃいまし
た。ぜひそういった意味で、こういう一つ一つのそれぞれの担当の仕事の積み上げでそういうこと
をやっていただけたらいいと思うし、よそでまだ例えば議会からこういうことを言われていない市
だったら熊取のほうがそれを先頭を切ってそういうこと、それとか写真の4000分の1、8000分の1、
システムが違うからもうそこでじゃなくて、共通の形を求めていくという汗のかき方、そういうこ
ともお願いしたいと思うんです。
それと、熊取が毎年要るんかなというもう一つの前提の話をすると、やはり今そんなに、10年ぐ
らい前に比べて極端に開発地域で、例えば家が建ったなというふうな特段わかるというのは、例え
ばつばさが丘が去年建っていなかったけれども、この区画ができたとか、足でわかる部分とそうい
う部分もあると思うんですよ。ですから、余り今そういう住宅、これはいかんことなんですが、建
設とかいうことがとまっている、開発がとまっている状況の中では毎年ということが果たしている
のかということも含めて、ぜひともまた検討をお願いしたいというふうに思います。
-38-
最後に、変えます、すみません。59ページ、一番下の衆議院議員選挙費、職員手当、超勤ですね。
どの程度の人数で超勤の単価的にどれぐらいのことで予算計上されているのか、教えてください。
委員長(月岡常博君)答弁を求めます。貝口総務課長。
総務課長(貝口良夫君)59ページ、一番下段の超過勤務手当でございます。これは選挙当日の投票事務
の従事者に対する手当のほか、投票所の設営に際しての手当、あるいは開票事務の手当、それと現
在私どものほうが主担課でございますので、その主担課の職員の超過勤務に係るものでございます。
それぞれ2,400円なり2,000円なりの時間単価と大体100投票所の設営であったり投票事務は120名程
度で積算させていただいております。それ以外につきましても、適宜必要な、今の行政係であれば
3名の平日あるいは休日の1.25倍した単価と日数等を掛け合わせて出した総額で計上させていただ
いております。
以上です。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)これ半年のうちには必ずあるわけでして、本当にご苦労なお仕事がもう集中してや
るということでご苦労をかけるんですが、今、予算どりをこういう形でやっておられて、やはり迅
速に正確に対応事務をやっていただくということを前提でこの予算を精査していただいた形やとい
うふうには思うんですが、従前、参議院選挙、これはもう本当に開票の仕方が複雑多岐にわたる状
況で、衆議院選挙であれば3人ぐらいの中での話だからあれだと思うんですが、どうもやはり熊取
の開票事務が府下の中ではかなり遅いほうやったと。前回のときは特に何か一たん事務がとまった
ような状況もあったんですが、それは何が原因だったのか。人が足らんかったのか。一番初めのと
きの人数と、ちょっと集約したときにもうどんどんやっぱり超勤減らしていかないかんという思い
の中で、もう役割終わった方は減っていくという形で、だらっと全員が120人が最後までおるんと
違うて、そういう形でやっていただいていたことはもう見ていましたんでわかるんですが、きっち
り早く正確にという部分をぜひとも意識していただいて、覚悟を持って、ご苦労な作業ですけれど
も、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
委員長(月岡常博君)答弁は要りませんか。
委員(文野慎治君)はい、結構です。あれば聞きます。
委員長(月岡常博君)田中総務部長。
総務部長(田中義達君)委員さんおっしゃられているのは参議院のことだと思うんですけれども、かな
りの登録者の関係で参議院の場合は、やはり事務的にやっぱりチェックの漏れがあったということ
で再度やり直したということで事務がとまったというふうになってしまったという、これはもう選
挙管理委員会の事務局としては大反省をして、今度の参議院にはこのようなことのないように臨み
たいなと。ほんで全般的にうちの場合のを見ていただいたらわかるとおり、開票はいろんな開被台
を、仕分けの台を独自につくったりいろんな工夫していますので、基本的な事務の流れは正確で速
いと、このように思っておりますので、そうした一部の事務がとまることのないように、スムーズ
な開票事務が行えるように、今後も万全の体制で頑張ってまいりたいと、このように思っておりま
す。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)失礼します。53ページの一番下、先ほど人権の啓発費のほうでたくさん聞いたんで
すけれど、大阪府の負担金の減ったのが目にとまってしまって、上のほうのことをころっと忘れて
いましたんで、すみません。またちょっと聞かせてください。
公演委託料なんですけれど、13番、下から8番目ですか、10万円ほど減っているんですね。ほん
でいつもすごいいい公演を企画されるんですけれども、減らしているということはどういうことか
ちょっとお聞きしたいのと、また先ほどもありましたけれど、この公演にもボールペンとかティッ
シュがよく配られているんですけれども、私はすてきな公演をしていただけるのが一番人権を宣伝
-39-
するためになると思いますので、ああいうのはやめていただけたらなというふうに感じております。
ほんで、下の熊取人権協会補助金についてもご説明いただきたいと思います。
それから、57ページなんですけれども、公金取扱手数料等というのが12番のところにあるんです
けれども、それが100万円ほど減っているんですけれども、ちょっとこの辺のご説明とお願います。
委員長(月岡常博君)答弁を求めます。林人権推進課長。
人権推進課長(林 利秀君)まず、公演委託料の減額についてでございますが、今回10万円減させてい
ただいております。あと公演の事業数については変わりません。ちょっと財政的なこともございま
して10万円減らしますけれども、同じような集客が望めるように内容を努力しまして考えてはござ
いますので、ご理解をいただきたいと思います。
それと、あと公演時のティッシュないしボールペン等の啓発物品についてお話がございましたけ
れども、ティッシュは配っていなんですが、ボールペンは配付させていただいております。という
のは、公演の中身についてアンケートを毎回とらせていただいて、次回の公演会の企画に役立てて
おります。そのためにもやはりアンケートを書いていただくということで、ないしそのボールペン
のほうにも啓発の文を刷り込みまして啓発物品にも兼ねてございますので、その辺はそういうこと
からボールペンのみ配布させていただいております。これは今後もちょっと続けていきたいと考え
ております。
次に、熊取町の人権協会の補助金ですけれども、この協会につきましては、民間の立場から人権
のまちづくりに資することを目的にしてございますので、行政と住民との協働の協会に対しての補
助金ということで、多くは今先ほど申し上げました講演会の町との共催であったりとか、地域映画
会もそうですし、駅前街頭啓発等も町と一緒になってやっていただいている協会ですので、そこに
対しての補助金ということでさせていただいております。
以上です。
委員長(月岡常博君)塩谷税務課納税室長。
税務課納税室長(塩谷義和君)私のほうから57ページの公金取扱手数料等につきましてご説明申し上げ
ます。
前年度140万円の予算のところを今年度は25万7,000円と、114万3,000円減額となってございます。
これにつきましては、本会議で提案させていただいたときにも説明は申し上げてございますが、ゆ
うちょ銀行におけます窓口での税の取扱手数料が無料となったことによりまして、これだけ減額と
なったものでございます。ちなみに、従来、ゆうちょ銀行では窓口の取り扱い1件20円プラス金額
の1000分の1ということで、100万円余りの手数料を支払っていたものでございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑は。大村委員。
委員(大村敏夫君)先ほど出た案件なんですが、町内循環バスを今年度検討すると。検討委員会を開い
てやるということで書いておられますが、具体的にいつから検討委員会を開いて、検討委員会のメ
ンバーはどういう格好にして、そして結論はいつごろ出そうとしておられるのか、その辺ご説明お
願いします。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)循環バスにつきましては、持続可能な運行ということで、今のところは20
名弱ぐらいのメンバーで会議を組織できればなということで予定しております。
内訳を言いますと、住民さんの代表の方、それから議会、それから事業者、それから学識経験者、
それから関係行政機関といったメンバーで20名弱ということで予定してございます。当然ながらこ
の検討会議で検討していただく分につきましては、やはり21年度中の何らかの方向性を出すという
形で進めてまいりたいというふうに考えてございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)すみません、関連して、いつぐらいまでがめどなんでしょう。もう22年からないと
いうことなんで、ある一定めどはないと。
-40-
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)循環バスにつきましては、やはりこれまで入っております、21年度で終わ
りなんですけれども、まちづくり交付金が21年度で終了ということになりますので、当然ながら21
年度末までにそういった見直しを終え、22年度からは実施ということで考えていきたいと思ってお
ります。
委員長(月岡常博君)そのためにいつまでにやめられるかという。それまでにやめるんやったら、それ
までの……。江川委員。
委員(江川慶子君)今の回答やったら全然わからない。まだ話の成り行きによって変わるということで
すよね、そしたら。まあ言えば。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)いろいろと検討課題というのはあろうかと思います。そういったものをそ
の会議の中でいろいろと出していただきつつ、実施可能な運行形態というものをそこで意見をお聞
きしながら方針を固めて、22年度には実施をしたいというふうに考えております。
委員長(月岡常博君)阪上企画部長。
企画部長(阪上伸二君)大事な点は、有料化、あるいは駅前乗り入れ、こういうふうなものが今まで取
り上げられていっておりまして、またそれが今後の課題かなと考えております。
なお、これらを検討させていただくに際しましては、現在、例えば岸和田以南を考えております
と、本町だけは、これいわゆる福祉バス的な意味合いがございます。いわゆる役所と体育館を中心
にした行政施設と各自治会を回っていこうと。ところが、有料化、あるいは駅前乗り入れかという
ことを考えていきますと、岸和田以南ではもう本町以外はすべていわゆる路線バス的な位置づけを
やってございます。ですから、全く形態が違ってきます。それらを検討していくわけでございます。
どのような形態になるかによって国との手続、それから相手によっては事業者さんとのタイアップ
が必要になってきます。ですから、その点が今課長申し上げました、何とか21年度中に結論を得て、
そして実施については22年度という話が出ていますけれども、今申し上げましたその方向性は出て
いても、それからの次のステップがなかなか相手もありますので、できるだけ早急にやっていきた
いと、そのように考えております。そのできるだけというのは22年度の早い時期にやっていきたい
と、このように考えております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)一定わかりました。中身によってどうなるかわからないんですけれども、22年度は
そこで決着がついていなければそのまま廃止になるということではなく、継続してやりながら検討
していくということもあり得る。
委員長(月岡常博君)阪上企画部長。
企画部長(阪上伸二君)もちろん現行ではできるだけ継続していきたいということでございますが、ま
た委員の皆さん方の意見の中には廃止と、もうこれやったら別の事業を考えたらいいんちゃうかと
いうふうなご意見もあるかもわかりません。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)検討委員会が始まるんですが、町内循環バスの検討会議ということで、たしか66万
8,000円というふうな説明があったように思うんですが、これはこの委託料の金額の中にそのバス
検討会議の金額が入っているんでしょうか。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)いえ、循環バスの運行業務委託料の中には含めてございません。ほかの節
に分散して計上しております。申し上げます、ちょっと待ってください。
委員長(月岡常博君)謝礼金は。
企画人事課長(中尾清彦君)51ページの04自治振興費のところの報償金のうち51万9,000円、あるいは
次ページの09旅費のところの費用弁償のところの2万3,000円、それからあと需用費の消耗品のと
-41-
ころの3万円、食糧費の8,000円、役務費の6万6,000円と、こういったものが見直しに係る会議費
でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)総額で66万8,000円でよろしいですか。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)はい、66万8,000円でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)今のところ見通しなんですが、その検討会議、住民の方もおられるということで募
集されることになるんですが、公募ですよね。公募かどうかというのと、いつぐらいにお知らせし
て委員会を第1回目開くのか、その辺だけ見通しをお聞かせください。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)1点目の利用者らの代表ということで公募ということで考えてございます。
2名ぐらいかなというふうなところで考えてございます。
それと、検討会議の開始の時期なんですけれども、いろいろと利用者の方のニーズを把握したり
するためのアンケートとかということになりましたら、その後ということになりますので、極力、
夏までというふうなことで考えてございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)まず、アンケートをして集計した上で夏ぐらいまでに検討会議を開きたいと。何か
ずるずると延びて何か大丈夫かなという不安が今よぎったんですが、公募のほうはいつぐらい予定
なんですか。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)公募のほうにつきましては、もう年度明けましたらその辺の詰めを行いま
して、早々にもしたいというふうに考えてございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。住民さんの声、また利用者の方の声も聞いて、検討会議で生
かせるようないい形になったらいいなと思います。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)詳しく聞けば聞くほど言いたくなったもので。今、町内循環バスは少なくともまち
づくり交付金は来年の3月で終わりと。今のお話聞いておると、3月以降新しい事業を4月からス
タートするのかなと思っておると、どうもブランクができそうやなという感じを受けたんですよ。
やはり形を変えて継続するんであれば、来年の4月以降新しい形で継続するということであれば、
住民の皆さんも納得されると思うんですが、ブランクができちゃうとそれこそ町に対するクレーム
はどっと押し寄せる気がするんですよ。特に現在利用なさっているのはお年寄りが多いんですよね。
ですから、この検討委員会を開くのを夏ごろとおっしゃっていますけれども、できるだけ早く開い
て、そして検討委員会の結論が出た後で庁内でまた検討されるわけですから、結論出すわけですか
ら、そういう意味におきましては、来年4月以降どうするかという結論を少なくとも21年度中に出
して予算措置をするということを考えれば、この検討委員会の結論は幾ら遅くても11月かそこらま
でに出してもらわないと間に合わないと思いますわ。庁内での検討委員会も要るはずですからね。
そういう意味においては、もう少し前倒しをして、これも去年から言っていることですから、もう
まちづくり交付金は21年度で終わりだということを言っているわけですから、もう少し計画的に進
めて、検討委員会の結論はことし11月いっぱいぐらいで出して、そして12月から1月にかけて庁内
で検討して方向を決めるというのがあるべき姿だと思うんですよ。ですから、21年度中にこの検討
委員会の結論を見て、そして場合によってはブランクができるという、今お話でしたけれど、この
辺はちょっと計画段階からそういうことでは私はいかがかなと思うんですがね。
委員長(月岡常博君)阪上企画部長。
-42-
企画部長(阪上伸二君)全体的には委員のご指摘のとおりであろうというふうに考えております。でき
るだけ、今企画課長が説明しましたようなことよりも、できるだけ早いこと着手できるように努力
してまいりたいと。
なお、先ほど私のほうが今年度中に結論を得たいという話しました。お年寄りの方々にたくさん
ご利用いただいているという話もあります。しかしながら、そもそもいろんな住民の方々からご指
摘いただいているのは、駅前に乗り入れよとか、行革の視点からも有料化したらどうやとか、いろ
んなさまざまな階層からのご意見もいただいておりまして、今現在、お1人1回乗ったら600円弱
の単価がかかっております。非常にそういう意味では結構経費がかかっております。そういうふう
なものも含めまして、中身をいろいろの方面からご検討いただきたいということでございまして、
その結果、次の段階にいくには相手がございますので、その点はやはり若干猶予をいただきたいと
ころもできてこようかと思いますので、とにかく結論は我々としましてはこの21年度には出したい
と考えておりますので、その点ご理解いただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)それともう1点お願いしたいんですが、20名弱のメンバーでやられるということの
中に住民代表2名というのはちょっと少ない気がするんです。住民が主役とうたっておりながら住
民代表が2名と、そしてあと議会、事業者、行政機関、有識者等々ということなんですが、住民代
表をもう少しやはり重点を置いてメンバーに加えるべきじゃないんですか。
委員長(月岡常博君)阪上企画部長。
企画部長(阪上伸二君)江川委員のご指摘もあったんですけれども、今、大村委員がご指摘いただいて
いるのは広報で募集するのが少ないというご指摘でございますか。
(「住民代表が」の声あり)
企画部長(阪上伸二君)はい。
委員長(月岡常博君)再度、阪上企画部長。
企画部長(阪上伸二君)住民代表の方が広報で募集する方もおりますし、議会も住民代表でございます。
それから、そのほかにも住民代表の方々もいろいろ考えておりますので、いろんな各界各層のご意
見を住民の中からお聞きしたいという趣旨でございますので、よろしくお願いいたします。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)念のためにお願いしておきますが、この住民代表を公募は2名で、あと例えば区長
会とか長生会とか、そういうものがある中から当然入ってくるものと理解しておいてよろしいです
ね。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)最終的にどういう会議が組織されるかはちょっと確定的には言えませんけ
れども、住民代表としては全体で8名ぐらい。うち広報等によります公募が利用者から上ぐらいか
なというイメージでございます。当然区長会を初めとした各会の代表の方に参画いただくというこ
とで予定しております。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。ありませんね。
(な
し)
これをもって、一般会計歳出のうち、43ページから62ページまでの款1 議会費及び款2 総務
費についての質疑を終了いたします。
次に、一般会計予算歳出のうち、86ページの款4 衛生費、項3 上下水道費、それと111ペー
ジから112ページまでの款8 消防費、項1 消防費、目4 災害対策費のうち、第1班所管事項、
それと136ページから137ページの款10 公債費、138ページの款13 予備費並びに139ページから
151ページまでの給与費明細書、継続費に関する調書、債務負担行為に関する調書及び地方債に関
する調書について、要はもう最後まで、1班の最後までの質疑を承ります。ちょっと幅広いんです
が、よろしくお願いします。
-43-
質疑はありませんか。もう一度言いましょうか、よろしいですか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)111ページをお願いします。消防費、消防施設費の中でちょっともう一回説明して
いただきたいのは、新システムの新消火システムという説明があったかに……。2班。
委員長(月岡常博君)第2班です。
委員(鈴木 実君)うそ。
委員長(月岡常博君)2班になります。申しわけございません。災害対策費の所管は報酬と旅費だけで
すので。下にも燃料費と印刷製本費がありますが、申しわけございません。
どなたか質疑はございませんか。大村委員。
委員(大村敏夫君)公債費についてお伺いしたいんですけれども。
委員長(月岡常博君)何ページですか。
委員(大村敏夫君)公債費はここに載っておるのを見ると136から137ページとなっておりますが、私、
見ておるのはこの附属資料の11ページのところ。11ページに公債費の年度別推移がずっと載ってお
ります。大体公債費、これピーク時は16年では27億円ほど借金返済しておるということなんですが、
大体この公債費については先の見込みがある程度は推定がつくと思いますので、今わからなかった
ら後ほどでも結構なんですが、あと10年ぐらいの見込みの公債費の推移表をできたら議員に配って
ほしいなという気がするんですが。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)今は公債費の今後の見込みの表というものはまだでき上がったものはござ
いませんのですが、おおむねの傾向で申し上げますと、この附属資料の11ページのグラフをごらん
いただくと、左側の上のラインが公債費の額ですが、ご指摘のとおり16年度は非常に高い数字にな
っております。その後も少しずつ下がってきておりますけれども、やはり14年度以前に比べたら非
常に高い状況でございますが、これは上の表の中に中段に借換債に係る額という行がございますが、
これを含んでおりますので、例えば16年度ですと13億3,752万円の借りかえがございますが、これ
が借りるとともに返すというものでございますから、公債費のほうに入ってくるということで非常
に大きく押し上げております。また、一括償還というものも15年度には6億2,500万円行っており
ます。14年度にも6,250万円行っておりまして、これらも押し上げる要因となっております。これ
らを除きますと、おおむね18年度までは15億円弱で推移しておりまして、18年度でごみ処理施設関
係で大きな償還が終了したものがございますので、19年度からはほかのその借りかえなどを除きま
すと12億円台という推移をしておりまして、この後もおおむねこういう状況で推移していくかと思
いますが、これはまた新たにどういうものを借り入れるかという今後の事業計画にも関係してまい
りますので、ちょっとそういうものがまだはっきりしておりませんので、今後の推計としてはつく
ってはおりません。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)すみません、112ページです。消防のほうのをお願いします。
自主防災育成補助金ということで200万円上がっています。今まで自主防災組織を結成した自治
会の数。
委員長(月岡常博君)これは違うで。
委員(鈴木 実君)あるよ。
委員長(月岡常博君)これは2班です。
委員(鈴木 実君)何で。
委員長(月岡常博君)職員研修と防災、情報までが1班になっております。
委員(鈴木 実君)これ1班やろ。
委員長(月岡常博君)3班です。グリーンのほう3班や。2班です、申しわけないです。
委員(鈴木 実君)ごめんなさい。
委員長(月岡常博君)ございませんか。ないのほんまに、皆さん。ありませんか。
-44-
なければ質疑を終了いたします。ありますか。もう5秒ほど待ちます。139から151の給与明細表
というところも入っていますけれど。白間委員。
委員(白間泰男君)140ページ及び141ページですね。これ、給与及び職員手当の増減額の明細というこ
とで、本当に非常に今回大分上限として減額措置をされていますよね。非常に大きな数字が減額、
2,900万円ほど減額措置されていますけれども、その主な内容をちょっとご説明願えますか。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)給料の2,800万円のことでよろしいんでしょうか。これは職員数のほうマイ
ナス9になっておりまして、もう職員数が減っておりますので、これが反映しているということで
ございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)何名ぐらいですか。
(「9名」の声あり)
委員長(月岡常博君)ほかにありますか。白間さんはそれでよろしいですか。
委員(白間泰男君)はい、結構です。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)同じところの140ページなんですけれども、超過勤務手当が前年度よりも410万円ほ
どふえているんですけれども、これについてご説明お願いできますか。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)この超過勤務手当の増額につきましては、衆議院議員選挙、先ほどご質問あ
りました超過勤務687万円が入っておりますので、その関係で幾分減額しているところもありまし
て、相殺して410万円の増額ということでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)裁判の関係ではないですね。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)超過勤務手当の基本的な考え方は、20年度実績、そして年間240時間を超え
ないという原則に基づきまして計算しておりますので、裁判等のことは当然入ってございません。
委員長(月岡常博君)ほかにございませんね。ございませんね。
(な
し)
これをもって、一般会計予算歳出のうち、86ページの款4 衛生費、項3 上下水道費、111ペ
ージから112ページまでの款8 消防費、項1 消防費、目4 災害対策費のうち第1班所管事項、
それから136ページから137ページの款10 公債費、138ページの款13 予備費並びに139ページから
151ページまでの給与費明細書、継続費に関する調書、債務負担行為に関する調書及び地方債に関
する調書についての質疑を終了いたします。
次に、議案第27号 平成21年度熊取町土地取得特別会計予算の件について、155ページから164ペ
ージまでの質疑を承ります。これは1班に入りますのでよろしくお願いします。155から土地取得
特別会計予算です。申しわけございません。
ございませんか。
(な
し)
質疑なしと認めます。これをもって、議案第27号 平成21年度熊取町土地取得特別会計予算の件
について質疑を終了いたします。
以上で、第1班所管事項についての質疑を終了いたします。
第2班の説明員と交代いたしますので、その間、しばらく休憩といたします。ご苦労さまです。
25分まで休憩といたします。
──────────────────────────────────────────────
-45-
(「15時08分」から「15時27分」まで休憩)
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁される方は必ずマイクを使っていただきますようお願いします。
まず、議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算の件について、歳入のうち、26ページから41
ページまでの第2班所管事項、消防本部、教育委員会事務局について質疑を承ります。
質疑はございませんか。白間委員。
委員(白間泰男君)109ページ。
委員長(月岡常博君)ちゃう、ちゃう。
(「歳入から」の声あり)
委員(白間泰男君)歳入。間違いです。
委員長(月岡常博君)落ちついてお願いします。それでは、26ページから41ページまで、歳入で何か質
疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)35ページお願いします。大阪府の府補助金についてですが、府の財政再建プログラ
ムの影響でしょうね、かなり教育費のところが変わっているように感じるんです。08の教育費府補
助金についてお伺いしますが、去年あってことしない分では教育研修事業費補助金、これが府から
の補助金がなくなったということなんですが、これにかわる教育研修事業というのはどのように考
えてられますか。もしあるのであれば、教えていただきたいです。
委員長(月岡常博君)答弁を求めます。川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)府の教員研修補助金につきましては、これ泉南郡の3町の中でや
っておる研修の負担金のうち、熊取町が負担している分について補助金をいただいているものござ
いまして、研修体制としましては、郡3町で工夫しながらということで、講師等の選定等工夫しな
がらやっておりまして、内容的には減額されても何ら減らすことなく研修のほうをさせていただい
ているところでございます。来年度につきましても、そのような形でやっていかせていただきたい
なというふうに考えております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)引き続き工夫しながら続けるということなんですが、その予算というのはどこに計
上されていますか。
委員長(月岡常博君)川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)ちょっと何ページというのはあれなんですけれど、郡3町の負担
金というところで計上されております。今ちょっと何ページかというのがすぐちょっと出てこない
んですけれど、支出のほうですけれども、ちょっと後ほどお答えさせていただきます。すぐ探しま
す。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、よろしくお願いします。
それから、地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業補助金118万円、それとその下の学力向上研
究推進事業補助金12万円、この2つは新しい事業の補助金だと思うんですが、内容の説明をお願い
します。
委員長(月岡常博君)川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)まず、地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業補助金と申します
のは、これ中身的にはちょっと説明が難しくなるんですけれども、スクールガードリーダー、熊取
町のほうには5名のスクールガードリーダーというのを府のほうから派遣していただいておりまし
て、各小学校区の朝の見回りでありますとか、放課後の見回りというのをやってございます。それ
で、予算編成前に大阪府のほうから、国からこのスクールガードリーダーのお金については国が3
分の1、府が3分の1、市町村が3分の1で行うそういう事業にすると。以前から大阪府が全部も
-46-
う国からの補助金をもらって大阪府がずっと実施してきた事業なんですけれども、それを市町村の
事業とするというふうな通知がございました。それに合わせまして本町としましては、やっぱり子
どもたちの安全のため予算計上させていただいたのですけれども、その後この予算編成が全部終わ
りまして、もうこの予算書もできてしまった時点で国のほうが方針変更になって、やはり大阪府に
補助金を出して、大阪府の都道府県としての事業にしなさいということで、また変更の通知が来ま
した。だから、2回変更されたんですけれども、ですので、この部分につきましては、実際にはち
ょっと執行はなく、6月で減額補正をさせていただく予定をいたしておるところでございます。
それから、学力向上研究推進事業補助金につきましては、府のほうの繰り返しいろんなプリント
をやりなさいというふうな形の反復練習を大阪府のほうが推進しております。その推進をするため
にそれの消耗品、例えば紙代とでありますとか、インク代でありますとか、マスター代であります
とか、それに充ててほしいということで、大阪府のほうから補助金を定額補助という形で出してい
ただいておるものでございます。今年度も本町としましては何らかの形でやっていきたいなという
ふうには思っております。
それから、先ほど委員のほうからご質問のあった部分ですけれども、郡3町の広域指導の負担金
ということで114ページの一番後ろのほうに、泉南郡3町教育委員会広域指導分の負担金という形
で支出させていただいております。そのお金を使って研修をさせていただいているところでござい
ます。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ありがとうございます。教員研修については町単費で、これは歳出の部分になるん
ですけれども、48万円計上しているということでわかりました。
スクールガードリーダー、地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業補助金については6月補正で
相殺すると、ゼロになるということですね。はい、わかりました。ありがとうございます。
それと、学力向上研究推進事業補助金というのは、単年度の補助金でしょうか、それともこれか
らずっと続くものでしょうか。
委員長(月岡常博君)川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)これにつきましては、大阪府のほうから20年度と21年度の2年間
というふうに聞いてございますけれども、ただ、大阪府のほうが今新しい補助金をというお話がご
ざいまして、まだ要綱等一切来ておらないんですけれども、21年度に新しい、もっと増額した何か、
大阪教育ゆめ基金を活用した交付金を出すということで、そちらのほうに組み込まれていくという
ふうな形で予定しているというふうには聞いておりますが、まだ今のところ、そういう内容につい
ては聞いておりますけれども、詳しい要綱等参っておりませんので、こういう形になってございま
す。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)その下の学校安全交付金についてお伺いしたいんですが、学校安全緊急対策事業費
補助金との振りかえというか切りかえでしょうか。内容の説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)大山学校指導専門官。
学校指導専門官(大山俊哉君)ご説明いたします。
平成17年度から3年間、学校安全緊急対策事業費補助金として受けてまいりました。平成20年度
は名称が学校安全総合支援事業補助金には変わりましたけれど、内容については全く同じでござい
ます。平成21年度から交付金という形で学校安全交付金1校当たり80万円掛ける5校分で400万円
ということで、平成22年度まで交付される予定になってございます。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)これは5校ということは小学校のみということでしょうか。
-47-
委員長(月岡常博君)大山学校指導専門官。
学校指導専門官(大山俊哉君)そのとおりでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)目的というか、内容はどういうところに使われているのか、お願いします。
委員長(月岡常博君)大山学校指導専門官。
学校指導専門官(大山俊哉君)町内の小学校における児童に学校生活の安全を図るためということで、
本町におきましては学校受付員という形で利用させていただいております。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。糀谷委員。
委員(糀谷直人君)36ページの一番上の原子力・エネルギーに関する教育支援事業補助金のことなんで
すけれども、実際子どもたちに教える内容だとは思うんですけれども、この補助金はどのように使
っていかれるのか、ちょっとご説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)これにつきましては、原子力・エネルギー、特に理科の関係の事
業で使わせていただいてございます。原子力・エネルギーに関する教育支援事業補助金という名前
ですけれども、そこで買ったもので、実際エネルギーの教育で、エネルギーに関する理科のいろん
な授業ございます。例えば電気でありますとか、熱でありますとか、そういう教科書に含まれてい
る部分の授業でありますとか、あと環境関係の授業、それからエネルギーの省エネとか、そういう
関係の授業に使う備品等をこれで買わせていただいているところでございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)もうちょっと具体的に教えていただきたいんですけれども、1点だけ。先ほど備品
を購入して指導をしていくというお答えがありましたけれども、1つ理科の授業でどういう備品を
使って、これからのエコ関係のものを子どもたちに教えていく、ちょっと具体的にお願いします。
委員長(月岡常博君)川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)例えば太陽電池のそういう実験セットみたいなものを買わせてい
ただいたり、風力発電の実験セットを買わせていただいたり、ちょっと普通の備品ではなかなか買
えませんけれども、値が張るんですが、例えば燃料電池の実験装置みたいなのもこれで購入させて
いただいているところでございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)実際、じゃ、それは対象としては小学何年生対象をお考えでしょうか。
委員長(月岡常博君)川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)どの学年ということではないんですけれど、例えば小学校の4年
生ぐらいでしたら、熱とかそういう授業もございますし、環境教育にかかわるところですと大体6
年生のところが多うございますので、そのあと総合の時間でありますとか、あと小学校のクラブな
んかでも理科クラブみたいなところでも使えますので、さまざまかなと。ただ、高学年のほうにシ
フトしているかなというふうには思っております。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)今度は間違いない。
委員長(月岡常博君)何ページですか。
委員(鈴木 実君)ページじゃなくして、江川さんの関連の多分35ページの学力向上研究推進事業補助
の中に関連すると思うんですけれども、反復学習とかいろんな先生のほうから説明がありましたけ
れども、熊取町立小中学校8校がすべてを参加するということですので、ここに上げられている、
これと関連するものですよね。内容はね。ここでは12万円の金額になっていますけれども、私、同
僚の矢野議員からいただいた資料では1校75万円の8校となると753万円ですかね。そういう補助
金がもらえるという事業が市町村支援プロジェクト事業なんですかね。こういうものを活用してや
られるんだけれども、授業内容は反復練習するとか、いろんな項目が上がっているんですけれども、
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これはある一定、授業時間の中でこれを組み入れていくということなのか、別の時間を設定して放
課後やるとか、そういうものなのか、その辺のやり方というのか、その辺ちょっとお聞きしたいん
です。
委員長(月岡常博君)川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)委員のおっしゃるとおり、実は大阪府のほうから1校75万円の、
先ほど申しましたけれども、補助金を、大阪教育ゆめ基金を活用して出していくと。1校75万円で、
本町としては8校手を挙げておるんですけれども、実際何校分が来るかわかりませんが、府からは
大阪府全体の小中学校の4分の3の学校に補助をつけていくと。ただ、一律に4分の3にするとい
うわけではなくて、市町村によって希望するしないもありますので、必ずしも4分の3ではないけ
れど、それもめどにして補助をつけていくというふうなことは聞いてございます。ただ、先ほども
申しましたように、まだきちっとした要綱等が届いておりませんので、こういうことをやっていく
ということと、予算がついたという話だけうちのほうには聞いております。それから、この12万円
の分もそちらに組み込まれていくことであろうというふうに聞いております。
それから、中身でございますけれども、この補助金につきましては、必ずこういうふうな形とい
うか、授業の中でとかいうことだけではございませんで、もちろん授業の中での反復練習とか、ま
た、今現在PISA型の学習がというふうな話もあります。そういうことにも使っていくし、また
例えば教員研修、必ずしも子どもたちに直接ではなくて、例えば授業のやり方を改善するために講
師を招聘して研究をしていくとか、そういうことにも使えるということで、6つほどのメニューを
大阪府のほうが用意いたしまして、そのメニューを選んで大阪府のほうにこちらが計画を提案して
いくことで、それに合わせてお金をいただけるというふうな形になっています。ただ、基本的には
子どもたちの授業の改善というのがメーンかなというふうには思っております。放課後学習には、
また別途のお金も出ておりますので、授業の中でのことが多かろうなというふうには考えておりま
す。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)1時間、45分授業ですか、50分授業ですかね。その中で反復というのは、ある一定
理解できた方には反復する必要ないんだけれど、わかりにくい、理解していない人について確実に
学習能力を上げるために反復をするという一つのそういう内容も含まれていますけれども、これは
ある一定理解された方には、言葉使いは悪いですけれども、無駄な時間になると、理解している人
に対してはね。理解していない人、大阪府の目的はやっぱり全国学力テストが低かったと、大阪は
評価されるのが低かった、それを何とか上げたい、そういう目的でこういうプロジェクト事業がで
きたと矢野議員から聞いているんですけれども、そういうことからすると、ある一定理解されてい
ない人が別の時間帯にという形はとらないという、今は説明はとらないということですけれども、
限られた時間内で教育指導要領に基づいてこれだけのものを1年間に教えなさいという中で、わか
っている人については本当に全体的な時間が足りるんかなという、そういう心配もするんですけれ
ども、別の時間帯を設けて教えていくと、反復練習をしていただくという、そういう予定、計画は
ないんですかね。
委員長(月岡常博君)川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)まず、1点目の反復練習と全体との関係でございますけれども、
反復練習する時間は45分、50分の授業の中もございますし、また例えばあさ学といいまして、朝の
学習10分とか15分の時間を使っての学習というのもございます。また、うちとしては放課後学習に
もちょっと取り組んでいきたいと思っていますので、放課後に残してといいますか、全員ではござ
いませんけれども、そういうこともやっていきたいなと思っております。もちろんそういうところ
にもお金は使えるようには聞いてございます。
それから、やっぱり進路の問題というのがいろいろございます。確かに委員のおっしゃるとおり、
そういうことをすることが必要である子どももたくさんいますが、そうでない子どももたくさんお
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ります。そのために、今、大阪府─熊取町では以前から取り組んでおりますけれども、大阪府
のほうとしては習熟度別学習というのを行いながら、やっぱり子どもたちに反復させて教え込んで
一生懸命やらなあかん子もあれば、自分から新たな課題にどんどん取り組んでいけるという子ども
もありますので、その習熟度に合わせた学習を工夫していくことで、同じ時間の中でも一人一人が
できる限りその一人一人の力に応じたそういう指導をやっていけるようにというところにもこのお
金を使ってくださいというようなことも聞いてございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)基本が、教育では一番基本が大切ですので、基本をきっちりクリアしていけば次々
と問題が解決していくというものもありますので、どうかその辺、やっぱり子どもにきっちりと理
解される授業をもちろんやっていただいていると思うんですけれども、ぜひ努力していただいて、
全体的な学力を上げる、大阪の中でも熊取町は標準より上、大阪も全体的に上がる努力をしていた
だきたいなと思います。どうかよろしくお願いをいたします。
委員長(月岡常博君)ほかに。白間委員。
委員(白間泰男君)先ほどは失礼しました。36ページをお願いします。36ページの放課後子ども教室推
進事業補助金、これについて詳しく説明、よろしくお願いします。
委員長(月岡常博君)神藤生涯学習専門官。
生涯学習専門官(神藤直樹君)放課後子ども教室推進事業補助金についてですけれども、対象になりま
すのは報償費、まあ謝礼金としまして80万円。あと旅費、消耗品、食糧費、印刷製本費、通信運搬
費等、事業全体に係る費用が108万2,000円でございます。それに対する国・府からそれぞれ3分の
1ずつの補助ということで、3分の2の補助という形でそこの額が上がっております。
以上です。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)詳しい事業の説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)神藤生涯学習専門官。
生涯学習専門官(神藤直樹君)すべての子どもを対象として、安全・安心な子どもの活動拠点を設け、
地域の方々の参画を得て、子どもたちとともに勉強やスポーツ、文化活動、地域住民との交流活動
等の取り組みを推進するというのが事業の目的でございます。実際には、町内のほうではくまとり
元気広場ということで10教室のほうを現在は開いてございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)確かに、これ72万1,000円ということで、月単位で割りますと6万円弱ですよね。
実際のところ、これ、もう少し事業の拡大ということで、例えば、私も先日、和泉市でちょっとそ
ういう放課後子どもプラン的な様子を見てきたんですよ。そうしますと、たまたま行った日が土曜
日でしたけれども、体育館とかグラウンドで一生懸命遊んでいるんですね。その辺の事業を本当に
積極的に進めておられて、熊取町では月わずか6万円単位でこういう事業をやられているというこ
とはどうかと思うんです。この辺どうですか。
委員長(月岡常博君)神藤生涯学習専門官。
生涯学習専門官(神藤直樹君)その額についてはちょっとそれが妥当なところかどうかというのはあれ
なんですけれども、各教室のほうには安全管理員という形で置いてございますし、また本年度は社
会教育施設でという形で年度途中から4カ所のほうでさせていただいているんですけれども、来年
度につきましては、3月の議会にでも答弁させていただきましたけれども、学校のほうでの実施と
いうことに向けての準備という形で事業のほうを考えておりますので、そのほうも含めて昨年度よ
りは増額した形でさせていただいております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)先ほども言いましたように、これは国の事業で補助金がおりる事業でございます。
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そういうことで、それなりの事業を積極的にやることによって補助金の額も大きくなるということ
なんで、私は歯どめとして、友梨ちゃん事件があったので云々も聞いていまして、集団登下校が難
しいというお話もございましたけれども、本当に友梨ちゃんも卒業されるという年代になったとい
うことで、その辺のところも見直していくということでお聞きしていますので、実際のところ、こ
れ、本当に熊取でぜひ事業拡大ひとつ何とぞよろしくお願い申し上げます。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)37ページの07番教育費委託金なんですけれども、この中で、昨年度、子と親の相談
員の調査研究事業委託料って、活用調査研究委託料というのが35万円あったんですけれども、これ
は毎年されるような事業ではないんでしょうか。ほんでそういう調査の資料というのは、もう戻っ
てきているのでしょうか。
委員長(月岡常博君)吉田学校指導専門官。
学校指導専門官(吉田茂昭君)失礼します。この子どもと親の研究の事業のお金に関してなんですけれ
ども、これは府のほうから委託金としていただいておりまして、それによって学校に子と親の相談
員というのを派遣させていただいて、親の相談あるいは子どもの支援等にかかわっておったという
事業でございます。この調査研究と申しますのは、そういった支援員を派遣させていただくことに
よって、子どもの状況であるとか親の悩み等を聞く中で、やっぱり学校の支援体制、指導体制を充
実させていくというための調査研究というふうな形で位置づけられておりました。ただ、これが府
のほうからこの事業を打ち切りというふうなことになりまして、来年度、この辺の予算に計上され
ていないというふうな状況でございます。ただ、これにかわった事業ということはございませんが、
そういった形で培ったノウハウをやはり学校の指導体制に生かしていくというふうなことで、教育
委員会事務局を中心に、各学校の支援等を今後充実させていきたいというふうに考えてございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)今までそういう相談員のような方がいらっしゃったということなんでしょうか。そ
の方のかわりに事務局のほうでそういう事業を引き継いでいくということで理解していいでしょう
か。
委員長(月岡常博君)吉田学校指導専門官。
学校指導専門官(吉田茂昭君)まず、そういった派遣員を1名派遣させていただいていたと。派遣の謝
礼金として活用させていただいていたということです。ただ、そのお金がおりてこないということ
で、派遣員は派遣しないけれども、いわゆるそこで培った体制づくりであるとか、支援方法等につ
いてそれを生かしながら、事務局からまた派遣するということではなく、こちらから指導支援を行
いながら充実させていきたいというふうな方向で考えてございます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)はい、わかりました。
もう一つお聞きしたいのは、39ページの08番教育費受託事業収入で、埋蔵文化発掘調査受託事業
収入というのがあるんですけれども、これはどういう収入になって、どこからお金が来て、どうい
うふうに使われるのか、教えていただきたいと思うんですが。
委員長(月岡常博君)下中教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(下中博之君)埋蔵文化発掘調査受託事業収入といいますのは、いわゆる発掘調
査に係る費用ですけれども、いわゆる民間開発における発掘調査義務は開発者のほうにございます。
その開発者に費用を負担してもらいまして、本町のほうが発掘調査を受託していると。その収入は
民間の開発業者から入ってきた金額で調査に係る費用と同額となるものです。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)民間の開発というたら、どこかを建物を建てられる方とか、そういう方がその下に
何か文化財があるというときに、そういう方からそういうお金をいただくという形で理解していい
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でしょうか。
委員長(月岡常博君)下中教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(下中博之君)基本的にそうなります。いわゆる発掘調査を必要でざいます。そ
の調査は町のほうで行いますので、それに係る経費を開発者のほうからいただくということで受託
事業収入ということでございます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。糀谷委員。
委員(糀谷直人君)40ページ、指定管理施設使用料、この内訳をちょっとご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)大谷スポーツ振興課長。
スポーツ振興課長(大谷浩司君)失礼します。こちらの指定管理施設使用料につきましては、オーパス
という自動の申し込み、そして支払いシステムなんですけれども、そちらのほうでひまわりドーム
のメーンアリーナ、サブアリーナ、それと町民グラウンドのテニスコート、そのオーパスによる支
払い分と収入867万4,000円ということになってございまして、体育館につきましては約530万円、
そしてテニスコートにつきましては330万円という状況でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)この指定管理者、21年度からなるんですけれども、この指定管理者が利益上がった
らその何%かが町に入るというお話だったんですけれども、その分はここに入っているんでしょう
か、答えてください。
委員長(月岡常博君)大谷スポーツ振興課長。
スポーツ振興課長(大谷浩司君)失礼します。こちらにつきましては、1年間の実績を収支計算しまし
て、それでこの中には含まれてございません。これはあくまでも収入の予算、支出のほうにも同額
の計上をさせていただいてございますので、この収入はあくまでも見込みでございます。予定額を
計上してございます。
委員長(月岡常博君)田中教育次長。
教育次長(田中豊一君)ちょっと補足をさせていただきますと、体育館やテニスコートの利用者の大体
9割ぐらいがオーパスでコンピューターとか携帯とか、それから体育館の入り口のところにある機
械で予約をされて、それで重なった場合は自動抽せんで、それで決まった方に振り込んでいただく
という制度でやっております。それが非常に利用しやすいということでたくさんの方が利用してい
ただいているんですけれども、指定管理になるに当たりまして、やっぱりこのシステムは住民さん
から支持されておりますので残していこうということで、一たんここ入りますけれど、同じ額を支
出で出しておりますので、町はまあ言うたらトンネルみたいな感じで、町の一たん収入に入ります
けれども、そのまま指定管理の方のほうに、フィットネスのほうに支払いをするというものでして、
これシステム上こういう形でやっているのも先進地で幾つか、池田市であるとか豊中であるとか、
こういう形でやっておりますので、利用者の方の便利なようにということでこの制度については残
しているということでご理解をいただきたいんですけれども。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)ということは、指定管理者の利益分に関しては1年たってみなきゃわからないとい
うことでよろしいんでしょうか。
委員長(月岡常博君)田中教育次長。
教育次長(田中豊一君)ぶっちゃけた話はそういうことになりますけれども、向こうのほうからいろい
ろな資料を出していただいておりますので、それは予想はできますけれども、ただ新しい制度で、
例えば定額の件であるとか、それからまたそういう利用の伸びというのもあると思いまして、また
教室も新しい教室、それから自主事業というところでの利益配分というのが当然出てくると思うん
ですが、それがどれだけの伸びになるかというのはちょっとまだ不明な点が多いですので、そうい
う時点でそれは協議をさせていただくということになってくると思います。
-52-
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)じゃ、その成り行きといいましょうか、結果をまた待って考えさせていただきます。
このやり方といいましょうか、この指定管理者制度をこの体育関係の施設に初めて導入をされると
いうことですので、くれぐれも、私から言う必要もないかと思いますけれども、成功を祈っており
ますのでよろしくお願いします。
委員長、もう1点。
委員長(月岡常博君)はい。
委員(糀谷直人君)ページでいけば41ページ、スポーツ施設案内予約システムカード料、このご説明を
お願いします。
委員長(月岡常博君)大谷スポーツ振興課長。
スポーツ振興課長(大谷浩司君)すみません。先ほどのスポーツ施設案内予約システム機器使用料でご
ざいますけれども、オーパスシステムの街頭端末機がございます。駅前と、それと体育館に。
(「機器使用料ですか」の声あり)
スポーツ振興課長(大谷浩司君)そうです。そちらのほうがございますので、それに係る費用ですとい
うことでございます。
(「違うやん、カードやで」の声あり)
スポーツ振興課長(大谷浩司君)カード料のほう……。
(「スポーツ施設。はい、委員長もう一遍」の声あり)
委員長(月岡常博君)よろしいですか。大谷スポーツ振興課長。
スポーツ振興課長(大谷浩司君)すみません。カード料につきましては、3年に1回更新が来ます。体
育館発行料については500円、紛失については300円というところでございます。これの予算でござ
います。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)先ほど指定管理者施設の使用料のところでご説明があったんですけれども、オーパ
スカードではないんですか。オーパスカードのことですね。そうじゃないんですか。
委員長(月岡常博君)大谷スポーツ振興課長。
スポーツ振興課長(大谷浩司君)申し込みされました方のオーパスカードでございます。そのオーパス
カード紛失等によって再発行の場合と、それと新規に申し込まれる方、そういう方につきましてオ
ーパスカード発行いたします。その費用でございます。新規の場合は500円を徴収いたします。計
算上は新規が500円掛ける100件と、そして更新については3年間に1回更新に当たる人がございま
す、団体等がございます。その方については300円ということの計上で予算を上げさせていただい
ています。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)オーパスカードを使ってスポーツをいろいろな関係施設を利用して、健康あるいは
自分たちの健康、体の管理をしていくという施設でございますので、そのもとになるカードでござ
いますので、今後ともしっかりと運営をよろしくお願いしておきます。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)消防の収入のことでお聞きしたいんですが、40ページ、金額は少しなんですけれど
も、消防団員等公務災害補償費、その下消防職員・団員賞じゅつ金、1個飛ばして消防団員退職報
償金共済金、これ雑入という形で入ってきています。どこから来ているのか教えてください。
委員長(月岡常博君)松藤消防総務課長。
消防総務課長(松藤忠直君)それでは、消防団員等公務災害補償費、それと消防職員・団員消防賞じゅ
つ金、消防団員退職報償金共済金の件ですが、消防団員等公務災害基金というのがございまして、
そこに支出のほうでもあるんですけれども、必要な金額を掛けさせていただいています。そこから
-53-
もし消防団員にけが等があった場合は、療養補償費、また休業補償費等という形で幾らか消防団員
に対しておりてくるわけなんですけれども、それを町が受けまして、また支出のほうで消防団員に
対してお渡ししているということです。
次の消防賞じゅつ金ですけれども、これにつきましては、職員・団員賞じゅつ金というのは、災
害現場におきましてけがをした場合、それに対しましての一つは恩賞という形、それともう一つは
慰めという形で出させてもらっているものでございます。これが出てくるところですけれども、こ
れは大阪府消防賞じゅつ金共済会というところに対して公務災害補償と同じように掛金をさせても
らっています。そこからそういった形のものに対しておりてくるものでございます。
もう一つ、消防団員退職報償金共済金ですけれども、これに関しましても先ほど説明させていた
だきました消防団員等公務災害補償基金というところに消防団員が退職するときに報償金という形
でお支払いする金額を積み立てしてございます。それに関しまして基金のほうから消防団員に渡す
ということで、一たん町が受けまして団員さんにお渡ししているというところでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)消防団員等公務災害補償費のほうは、別にどこかに基金があるんですよね。その基
金についてもう少し詳しくご説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)松藤消防総務課長。
消防総務課長(松藤忠直君)これは国がつくっている基金といいまして、消防団員の公務災害補償等共
済関係の施行令というのがありまして、その施行令の中でこういったものをこしらえて、消防団員
のけが、そういったものに対して補償しなさいというのがあります。それで国のほうでこしらえて
いるのが消防団員等公務災害補償等共済基金というところがございまして、その基金から補償費、
また退職報償金も一緒なんですけれども、幾らか掛金をしましてそこからおりてくるものであると
いうことです。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)わかりました。ありがとうございます。これは国がつくっているもので、全行政区
というんか、全国的に消防関係は加盟している団体であるということですね。
委員長(月岡常博君)松藤消防総務課長。
消防総務課長(松藤忠直君)消防団員がすべて、全国の消防団がすべて加入しているということです。
以上です。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)教育委員会のほうでお願いします。
大阪府のほうで運動場の芝生化ということで手元に資料あるんですけれども、熊取町は府のほう
で年間50校の学校に対して補助金を出して、一定芝生化を推進するということですけれども、熊取
町関連でよろしいですね。これはどこにあるんかわからん。
(「歳入にあるの」の声あり)
委員(鈴木 実君)歳入じゃないんですけれども、学校ぐるみ安全体制という項目に入るんかなと思っ
て。入らないですか。どこで言うてええかわからへん。出じゃない、入なんですけれどね、補助金
の。一応どこで言うたらよろしいですか、芝生化については。教育委員会なんですね。答えてもら
えますか。
委員長(月岡常博君)田中教育次長。
教育次長(田中豊一君)大阪府知事が非常に力を入れて、昨年の5倍の補助金を出すということで話は
聞いております。これは緑の基金の関係でトラスト協会のほうが補助を出すということで、農林水
産関係のほうの補助金なんですけれども、ただ、町が直接行うというものは対象になりません。P
TAとか地域の団体とか、そういうところが行うものについて限度額が530万円ですかね。2分の
1で行うということで話は聞いてございます。この校庭の芝生化については過去からいろいろ経過
-54-
もありまして、中央小学校が100周年の事業で200㎡足らずぐらいのところを整備されたんですけれ
ども、芝生の種類等にもよりますし、今年度町長からも指示もございまして、鳥取方式という非常
にポット苗で広がっていく冬芝というか、そういうやり方が非常に広がっているということで、そ
ういうところをちょっと見学に行こうということも含めて今計画をしております。学校についても
特にほこりの出るような、周辺に住宅があるような場所とか、それから、まずはサブグラウンドと
いうんか、そういうところができるようなところであるとか、そういうところをちょっと校長会で
も声をかけておりまして、今後は前向きに進めたいと思いますけれども、地域のやっぱりPTAと
か、そういう団体の人が維持管理に協力していただけるような組織化も必要かと思いますので、今
後進めていきたいなと考えております。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)ありがとうございます。今、PTA等が主体でこの事業を取り入れるか取り入れな
いかということになると思うんです。このことについてやっぱりPTAの役員さんの皆さんに学校
として説明はされているんですか。
委員長(月岡常博君)田中教育次長。
教育次長(田中豊一君)PTAの役員さんと校長先生と我々の事務局で、この近くでやっている貝塚市
の実例を見学に行ったことがございます。ただ、最近補助枠も広がったというふうなこととか、そ
れとその鳥取方式という、これはニュージーランドの方でしたか、鳥取市でやられていて、それが
今公園とかに広がっているということで、学校でも取り入れるところがあるということで、半年か
ら9カ月ぐらいで一面が芝生化されるというのと、あと維持管理も非常に安くつくということも聞
いておりますので、そのほうをちょっと調査研究して広めたいなと。前に堺市なんかも見に行きま
したけれども、やはり冬芝と夏芝を使うことによって非常に冬の間の芝の維持管理とかというのが
難しいというような点もございますし、堺市の場合でしたら、もう全くメーンのグラウンドじゃな
しに、サブグラウンドのある学校しかちょっとやっていなかった例もありますので、そういう新し
い情報が入っておりますので、そういうことで検討していきたいなということを考えています。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)グラウンドでも正味体育に使うとか、そういう人が入るところに芝を生やすという
のは大変難しいと思いますね。生えた芝生も踏んで枯れるとか、夏場の管理が大変やとか、いろい
ろありますけれども、やはりグラウンドでも人のある程度入りにくいところ、鉄棒の下とか、小学
校ではブランコとかないと思いますけれども、そいういう余り使わない場所には私は芝生がいいと
思うんですけれどもね。その中で、芝生を植えることによって年間管理というのが大変重要かと思
います。草を引いたり水をかけたり、そういうものにやっぱり地域の方を取り込んで学校教育の中
で子どもと大人の触れ合いとか、子どもと高齢者の触れ合いとか、これ一番子どものためにもなる
し高齢者のためにもなるということだと私は思います。そこで教育というものができていくんかな
と思いますので、ぜひ熊取町の中でも役員さんなりいろんなところに話をかけて説明をしていただ
いて、うちの学校は取り入れたいというところを探していただいてこの補助金をいただけるような、
事業化できるような学校をつくっていただきたいと思います。どうかよろしくお願いをいたします。
項目にないことを言いましたけれども、関連ということでお許し願いたいと思います。よろしく
お願いします。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。ございませんか。
(な
し)
ないようですので、これをもって、一般会計予算、歳入のうち、26ページから41ページまでの第
2班所管事項についての質疑を終了いたします。
次に、一般会計予算歳出のうち、106ページから136ページまでの款8 消防費のうち第2班所管
事項及び第9款 教育費について質疑を承ります。
質疑はございませんか。白間委員。
-55-
委員(白間泰男君)先ほど質問しようとした項目です。109ページでお願いします。3点まとめてちょ
っとご質問させていただきます。
まず、消防団員の報酬の件なんですけれども、消防団員報酬は469万5,000円ですか。これ、毎年
この金額というのは余り差がないように認識しているんですけれども、人数の増減についてまず1
点お伺いします。
それと、110ページ、消防施設費とありますけれども、老朽化した施設は耐震計画はどうなのか、
その辺のことについてお願いを申し上げます。
そして最後に、111ページの上から6行目の通信指令装置保守点検委託料648万9,000円、その金
額についての具体的な説明ですね。その3点についてお伺いをいたします。
委員長(月岡常博君)説明を求めます。松藤消防総務課長。
消防総務課長(松藤忠直君)それでは、1点目の消防団員の報酬の件につきましてご説明させていただ
きます。
消防団員、現在78名、条例によりまして団長以下78名で組織しております。その78名に関しまし
てはほとんど増減ございません。何年か前にちょっと副団長が不在であったときがあった、77名に
なったときがあるんですけれども、それぞれ各分団のほうで団員さんのほうを確保していただいて
いまして、消防団員の人数についてはほとんど変更がございません。
すみません、それとあと2つ目の質問もう一度お願いできますか。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)2つ目は、例えば消防施設の中で老朽化という施設もあるかどうか、その耐震計画
等をちょっとご質問させていただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)松藤消防総務課長。
消防総務課長(松藤忠直君)消防施設のほうは昭和59年に発足しまして、25年を経過しようとしており
ます。その中で老朽化しておる部分もありますが、平成17年に通信指令台を入れるときに消防本部
の耐震化を実施しており、そのときに若干修理しなければならない箇所等も修理してございます。
また、今後修理する必要があるところに関しましては、その都度対応してまいりたいというふうに
考えてございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)中西警備課長。
警備課長(中西 正君)私のほうからは111ページの通信指令装置保守点検委託料について説明をさせ
ていただきます。この委託料につきまして大きく3つに分かれておりまして、まず1つが通信指令
室全般の保守点検料と、そしてその中に入っております地図上に瞬時に場所を映し出す発信地表示
システムの保守点検料、それと消防無線26局分の保守点検料です。ちなみに通信指令室の保守点検
料が493万5,000円、それと発信地表示システムの保守点検料が136万5,000円、消防無線の保守点検
料が18万9,000円となっております。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかにございませんか。大村委員。
委員(大村敏夫君)129ページの安全マップというのがありました。ここ載ってへんかな。青少年対策
費でこの附属資料のところに載っておったんですけれど、附属資料の13ページに安心・安全なまち
づくり事業で129ページと書いてあるんですけれど、子ども見守り隊用消耗品費、安全マップ印刷
製本費等と書いてあるんですけれども、これで安全マップというのはたしか何年か前につくったと
思うんですよ。ところが、その後の安全マップの活用がどうも一般の地域の皆さんから見て目に見
えないという声があるんですが、安全マップのその後の活用についてどうされておられるか、ちょ
っと説明をお願いしたいんです。
委員長(月岡常博君)神藤生涯学習専門官。
生涯学習専門官(神藤直樹君)まず、その後の活用ということでございますけれども、つくった当時に
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各保護者だとか地域の方にお配りしてという形でご活用くださいと形になっているかと思います。
その後というのにつきましては、今回予算計上させていただきまして、更新をさせていただくと、
大々的に見直しをさせていただくという形で、このような形で予算計上のほうをさせていただいて
おります。
以上です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)更新をする前に、そうするとかつて調べたときにここは危ないよということで調べ
たと思うんですが、更新の際にはまた改めて調べたものを追加して印刷するということでですね。
委員長(月岡常博君)神藤生涯学習専門官。
生涯学習専門官(神藤直樹君)そのとおりでございます。当然当時つくった子どもたちと今の子どもた
ちが違っておりますので、子どもたちの安全意識の再高揚ということが一つの目的でもございます
し、またつばさが丘等でかなり東小に通学する子どもたちもふえてきてございますので、そちらの
ほうの通学路の点検ということも含めて行うものでございます。
委員長(月岡常博君)吉田学校指導専門官。
学校指導専門官(吉田茂昭君)失礼します。安全マップにつきまして学校教育のほうでも、大阪府の教
育委員会のほうが地域安全マップ共有システムというものを構築しまして、いわゆる各小学校区の
危険な個所でありますとか、人通りの少ない場所というものをインターネット上でチェックをし、
それを学校の職員が危険なところは書き込みができる。また、保護者にもパスワードを配付させて
いただきまして、全保護者がそのパスワードを入力すればその安全マップを見れるといったような
システムのほうも構築されておるというふうな状況でございますので、今生涯学習推進課のほうで
取り組んでおる安全マップと同時に、こういった地域安全マップ共有システムというものも活用し
て、今は子どもたちの安全の取り組みを進めておるところでございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)どうも今言われたそういういろんないいシステムができておるにもかかわらず、地
域の皆さんご存じない方がどうもまだおられるようなんですよ。そういう意味におきましては、こ
の安全マップについての活用とそれからPRといいますか、認識を広めるというか、そういう活動
も一方ではぜひお願いしたいですね。今、ホームページでも見られるということですから、その辺
を関係者に、PTA、それから福祉の関係の方、これ、安全マップをつくるときは福祉委員会がも
う一生懸命になってつくったんですよ。地域をずっと歩いてどこが危ないということをチェックし
たはずなんで、あらゆる地域の方にひとつぜひ認識していただく広報活動というのをやっていただ
きたいと思うんですわ。どうもせっかくつくったのがあと余り活用されていないという認識をして
おられるというのが、実は私どもの議会報告会の中で出てきたんですよ。どうなっておるんだとい
うようなことでね。この辺はそういう認識を広める活動をぜひやっていただきたいと思いますので、
どうですか。
委員長(月岡常博君)田中教育次長。
教育次長(田中豊一君)学校サイドの分と生涯学習のほうは、地域教育協議会を中心にその中には福祉
の部局の方も入っておられます。両面ございます。吉川友梨さんの事件が起こりましてから各学校
単位で安全マップについては15年の秋ぐらいに大体仕上がりまして、16年に各学校のほうが印刷し
たりして地域の方に配られたと。その後また福祉の、先ほど大村委員のほうからお話ございました
ように、社会福祉協議会を中心に福祉委員会のほうがつくられて、またさらにバージョンアップさ
れてやられていたというのは存じております。新年度21年度につきましては、先ほど神藤が説明さ
せていただいたように、6月ぐらいに各小学校の保護者と地域の方と子どもさんとあわせて通学路
を点検して歩いていって学校のほうにそれを持ち寄って、各校区の中でも通学路が違う場面があり
ますので、幾つかの班に分かれてそういう作業をして、そのまとめたものをまた地図につくりまし
て、それを地域のほうにフィードバックさせていただくという事業を1つさせていただくというの
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が1点です。
もう一つは、社会福祉協議会やいろいろわんわんパトロールとか、レディース防犯とかいろんな
団体7つ、8つの団体が協力していただいている団体があるんですけれども、そこの団体の横の連
絡ももう一度再構築をして、例えば下校時の時間の調整であるとか、立つ場所の調整であるとか、
そういうことも再度させていただこうということで21年度については計画しておりますので、また
その活用についても考えていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
委員長(月岡常博君)神藤生涯学習専門官。
生涯学習専門官(神藤直樹君)先ほどのPRのことにつきましてですけれども、今現在、年に3回見守
り隊の研修会という形でさせていただく中では、マップの紹介だとか、また先ほど吉田が申し上げ
ましたようなシステムのことについても紹介のほうはさせていただいておりますけれども、ただ、
そういうふうな地域の声があるということもお聞きしましたので、また一度PRができるようにや
っていきたいと思います。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。文野委員。
委員(文野慎治君)2点について。
108ページの13委託料、発信地表示業務委託料、先ほど白間さんの関連で111ページの保守点検委
託料の中の一つが名称はこれで出たんですが、ここの業務を委託しているという内容についてもう
少しお伺いしたいということが1点目です。
2点目は、113ページ、教育委員会費、07賃金の英語指導助手賃金、これについての現在の人数
と今後の見通しというか、お考え方について質問させていただきます。
委員長(月岡常博君)中西警備課長。
警備課長(中西 正君)発信地表示業務委託料につきまして説明させていただきます。
これは先ほど説明しましたNTTの固定電話、IP電話から瞬時に通常にあらわせるシステムで、
この機械を使用する料金です。月額が約18万円で12カ月でこの金額となっております。構成的には
NTTのデータバンクに情報がありまして、それと消防本部に端末機がありまして、この中で情報
を収集するための利用料というふうになっております。
以上です。
委員長(月岡常博君)大山学校指導専門官。
学校指導専門官(大山俊哉君)失礼いたします。英語指導助手賃金についてご説明いたします。
これは外国語青年指導助手招致事業、いわゆるJETと言われているものでございまして、熊取
町立中学校3校にALT英語助手を1名ずつ配置しております。日本人の英語教師とともに授業に
参加いたしまして、生徒の指導をしております。また、ヒアリングテストの作成、暗唱大会の指導、
また暗唱大会の審査員としても活動を行っております。また、平成19年度からは小学校3校にも毎
週水曜日に行っていただきまして、外国語活動の指導を学級担任とも一緒に行っているところでご
ざいます。今のところは増員等については考えてはおりません。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)ありがとうございます。そしたら、発信地表示のやつはNTTの使用料やというこ
となんで。よくわからないんですけれど、各消防本部、熊取だけじゃなくて泉佐野であるとか貝塚
であるとかも同じようなシステムなんですよね。
委員長(月岡常博君)中西警備課長。
警備課長(中西 正君)このシステムを導入している消防本部ですが、平成20年12月現在、807の消防
本部がありまして、329消防本部がこのNTTの発信地表示システムを入れております。ちなみに
貝塚市、泉佐野市さんも入っております。
以上です。
委員長(月岡常博君)文野委員。
-58-
委員(文野慎治君)広域であればもっと単価が下がるとか、そういうものではないんですね。もうNT
Tのそういう18万円の12カ月とそういう機種だと、こういう理解でいいですね。
委員長(月岡常博君)中西警備課長。
警備課長(中西 正君)この料金体系ですが、先ほど言いました情報の利用料と回線の使用料から成っ
ておりまして、情報の利用料につきましては、一定人口割で設定されております。また、回線使用
料につきましても回線数によって決められております。これをすべてNTTが一定の基準を定めて
おりまして、これに基づいて全国の消防本部がこの金額を払っていると思います。
以上です。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)よくわかりました。
英語指導助手の賃金のほう、経過と今の現状を聞かせていただいたんですが、やはりこういう形
でせっかくそういう熊取の子どもたちの英語力をアップという形でやっている事業ですので、小学
校にも行っていただいている。極力その間のその該当の方がまたお国に帰られたりとか、そういう
形では入れかわりはきっとあるというふうに思うんですけれども、ぜひやはり国際人を育てるとい
う観点から、大変予算の厳しい時期ではありますけれども、さらに拡充というか、内容を濃くする
ような努力をお願いしたいと思います
以上です。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)118ページ、教育振興費のクラブ活動奨励費、ちょっとご説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)これにつきましては、クラブ活動に、これは小学校のほうですけ
れども、小学校のクラブ活動奨励費につきましては、小学校で行われているクラブ活動等の備品で
ありますとか、またその他消耗品でありますとか、さまざまなクラブ活動そのものの実施を円滑に
行うために使わせていただいているお金でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)122ページ、同じく教育振興費のところのクラブ活動費、じゃこれは、こちらのほ
うは中学校ということですね。私、こちらが中学校かなと思ってちょっと誤解しておりました。そ
れでちょっとこれは中学生にしたら余りにも安過ぎるなという感覚でちょっと質問をさせてもらっ
たんですけれども、こちらの122ページのほうのクラブ活動奨励費の314万6,000円なんですけれど
も、十分かどうかはちょっとはかりかねるんですけれども、やはりクラブ活動は中学生にとっては
教育の大切な一つ、一環の中でも特に大切かなと思いますので、体力の面でもこれから伸び盛りの
子どもたちにもっともっと十分なるクラブ活動の奨励費を入れてくれたらいいんですけれども、予
算の都合上やむなしとは思うんですけれども、今後また各学校の、あるいは中学生の声を聞かれて、
もうちょっとこの辺で、例えば野球部だったらボールだとかグラブだとかバットだとか、あるいは
テニス部だったらラケットだとかという形で、いろいろ補助してあげることをここでお願い申し上
げておきます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)116ページの図書館司書臨時雇賃金なんですけれども、各学校に行きましても図書
館がきれいに片づいていまして、泉佐野とはえらい違うなと思っていつも感心させていただいて、
図書館司書さん頑張ってくださっているなと思っているんですけれども、14万円ぐらい昨年度より
も減っているのがちょっと気になってその辺のちょっと事情を教えていただきたいのと、その下な
んですけれども、これも支援教育介助員さんの臨時賃金なんですけれども、これも熊取はきちっと
つけていただいて本当にありがたいなと思っているんですけれども、これもちょっと減っているの
が気になるんですけれど、障害児が少なくなったのかなという思いをしながら見せてもらったんで
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すけれど、その辺の説明をちょっとお願いいたします。
委員長(月岡常博君)釈迦戸学校指導専門官。
学校指導専門官(釈迦戸葉子君)失礼します。まず、図書館司書のほうですが、今年度とは全く変わっ
てはいないんです。ただ、日にち等の加減で減ったのかなと思います。
それから、支援教育の介助員のほうなんですが、障害児が減ったとかそういうことではないんで
すが、たまたま21年度に新入生が少ない。つまり、合計の人数が若干減っている。それから、重度
の子どもさんの数が卒業しましたので減りましたので、一人一人の障害の状況に合わせてこちらの
ほうで十分検討した上で介助員を配置しておりますので、昨年度よりは数名ですが、減ったという
ことです。
以上です。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)はい、わかりました。すごく手厚い支援していただいていると思いますけれども、
より一層介助をしていただけますようお願い申し上げておきます。
それから、次の119ページなんですけれども、上から8、9行目、要保護・準要保護児童就学援
助費と支援教育就学奨励援助費なんですけれども、今の社会状況を見ますと、もっとふえているの
かなと思ったところ、これもちょっと金額的に100万円ほどですか、減っているのが気になるんで
すけれども、援助児童が減ったのか、それとも何か事情があるのかなというのでお聞きしたいのと、
同じように中学校のほうでも123ページに小学校と同様、150万円ほど要保護・準要保護就学援助費
が減っております。その辺ちょっとご説明お願いいたします。
委員長(月岡常博君)川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)失礼します。今、鱧谷委員ご指摘のように、予算書の上では確か
に減額されております。ただ、就学援助の必要な子どもが減っているというわけではございません。
ただ、伸びのほうが以前に比べましたらかなりのパーセントで伸びていた部分があるんですが、最
近、人口の関係もあろうかと思うんですけれども、伸びのほうがちょっと鈍化しているといいます
か、ふえてはおるんですけれども、以前ほど急にはふえていないということがまず1点ございます。
また、この今回審議していただいている中で、20年度のこの予算につきましても、減額補正をたし
か行わせていただいてございます。より実態に近づけた見込み数につきまして、この伸びの鈍化を
組み入れまして、実態に合わせたような形での予算請求をさせていただいているということで、特
にこれで何か内容が変わっているとかいうわけではございません。
以上です。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)111ページです。さっき間違えまして申しわけございません。説明の中で新消火シ
ステム、この附属資料の中でクワドラ消火システム、このことだと思うんですけれども、これは果
たしてどういうものか、ちょっと説明を願えますか。
委員長(月岡常博君)中西警備課長。
警備課長(中西 正君)クワドラ消火システムについて説明させていただきます。
これにつきましては、111ページの18備品購入費の消防資機材費の中に含まれているもので、今
回、消火活動中の放水効果を高めるために、より軽量でより取り扱いしやすいクワドラノズルとい
うガンタイプというかピストルタイプの小さいノズル、放水器具と40ミリのホース、それと結合金
具を整備します。このガンタイプの放水器具というものは、長さが約26センチ、それと重さが約2
kg、現在使用しているものと比べると、長さで40cm、それと重さ、これはホースを加えてですが、
約4kg短くまた軽くなっております。これを導入することによって飛躍的に取り回しがよくなりま
して、今まで消火活動が2人一組で放水していたものが1人で保持、また放水、移動が可能となり
ます。例を挙げますと、従前の放水器具では当町の場合は初動の段階ですけれども、2口2方面し
か放水というか、水をかけることができなかったんですが、これを導入することによって3口3方
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面、場合によっては4口の水が出ることになりますので、今回十分な放水効果、これ他市町村のほ
うにも入っているようなので、この効果を考慮しまして今年度整備する方向でおります。
以上です。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)ということは、筒先の形が変わるということですね。ということは、1人で筒先を
持てるということは、一定、圧が今までのタイプより落として使うということ。でないと、やっぱ
り筒先の反動というものが1人で耐えられるか、筒先が短くなっただけと違うて、やっぱり水圧で
飛ばす水がある一定自分に負荷としてかかってきますよね。そのときのその負荷がどこで吸収され
ると、同じ水圧であれば。それちょっと、私、ちょっと理解度が悪いからちょっと理解できないん
です。
委員長(月岡常博君)中西警備課長。
警備課長(中西 正君)すみません、私もこの放水原理は詳しくはちょっとわからないんですが、従前
の放水圧力に比べては高く、消防自動車から送る圧力は高くなります。ただ反面、摩擦抵抗が筒先
が短くなった分小さくなるので、その抵抗・反動力が少なくなるというのと、放水量が少なくなる
というところで反動力が少なくなります。
以上です。
委員長(月岡常博君)北川消防署長。
消防署長(北川 悟君)もう少しつけ加えて。要するに、鈴木委員も元消防団員さんでご存じやと思う
んですけれども、消防は従来65mmのホースを使っております。今回のこの新しいシステムにつきま
しては、その65mmのホースをポンプ車から火点近くまで延長していって、火点の近くで分岐管とい
いまして2口に割る器具があるんですけれども、その先からは40mmのホースという、65mmより若干
細いホースで放水します。ですので、今説明しましたように、もとのポンプ圧力は従来よりはちょ
っと上げます。その分ホースが細くなっておりますので、全体の放水量としましては従来よりは減
ると。ですので、マンションとかそういう密閉の鉄筋コンクリートの建物ですと、水散防止も図れ
ると。特殊なところというのは、説明にもありましたけれども、特殊な小さい取り回しのクワドラ
ノズルというところが今回は入れる中でも特に特殊なノズルというところで、圧力を上げますと反
動力といいまして、ホースでも一番先が振られますよね。その反動力が、ホースが細くなった分太
いホースよりは若干下がるんですけれども、それプラスその新しい特殊なノズルを採用することに
よって1人でも取り回せるという、ノズルが新しく改良されたノズルというところでご理解いただ
ければと思います。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)私らも山火事のとき行ったんですけれども、ああいうやっぱりホースを細くしてノ
ズルを使うという、分岐した後は今言われたように細いホースで、昔の私らの認識では山ホースと
いう感じのもので消火するということで1人でも作業ができるということです。でも、1つになれ
ばなるほど、圧が下がってきますよね。分岐器具を使うことによって圧が下がるということですね、
細くすれば。一緒ですかね。10気圧で太いホースで送ったら細いホースにも10気圧なんですかね。
わかりますか。
委員長(月岡常博君)北川消防署長。
消防署長(北川 悟君)ホースは細くなりますと、摩擦損失というて、もとの圧力から先に出るところ
の圧力が細ければ細いほど摩擦損失が大きいということになっています、放水原理のほうで。です
ので、もとのポンプ圧力を従来よりは上げるということで、その放水の水が飛ぶ勢いを65mmと同じ
ような15m、10m飛ばすとかいう形で、もとのポンプ圧力をその分で上げて操作するということに
なります。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)すみません、ありがとうございます。だから、今、消防出動体制は3人で行ってい
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るんか、4人ですか。火事のときの出動に車に乗り合わす人数は。
委員長(月岡常博君)松藤消防総務課長。
消防総務課長(松藤忠直君)消防本部は火災のとき、現在13名勤務体制、それと14名勤務体制の2通り
でやっているんですけれども、13名勤務体制の場合は、タンク車、水槽付消防ポンプ自動車1台、
それが4名で、ポンプ自動車3名、救急車が2名、救助工作車に2名乗って、合計11名消防本部の
ほうで対応しております。それと、14人体制の場合は12名です。救急車2名のところを3名として
対応しているところでございます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)120ページの学校給食調理等業務委託料についてお伺いします。
今回調理員さんが退職されるとか、中央小の栄養士さんが急遽お休みであるとかで、中央小学校
が民間調理委託を前倒しでやるということでこの4月から始まるんですよね。そういうことはお伺
いしているんですが、入札されたと思うんですが、どういった業者さんに決まったのかというのと、
あと金額は2,003万円ですか、それは附属資料に載っているんですが、それでここなんだというこ
とですか。よろしくお願いします。
委員長(月岡常博君)小山学校教育課長。
学校教育課長(小山高広君)学校給食の委託料につきましては、今委員からご質問いただきました内容
のとおり、これは昨年の議員全員協議会のほうでも前倒しで1校させていただきたいということで
ご説明をさせていただいたところでございます。この業者でございますが、現在、小学校2校、既
に東小学校、南小学校2校委託をしてございまして、こちらのほうが朝日給食株式会社という業者
でございます。今回の中央小学校のほうの委託に当たりましても、この21年度1年間という期間で
ございまして、22年度には小学校、中学校合わせて、中学校3校、小学校5校、この3校・5校の
委託を全面にやりかえるということもございますので、この1年間につきましては、現在、2校を
委託している業者、こちらのほうが現場の状況もよく把握しているということと、俊敏な対応もし
ていると、問題なく履行しているという状況から、こちらの朝日給食のほうに委託していくという
ことでございます。
それと、今の附属資料のほうの金額でございますが、中央小学校の委託料に係る部分が1,745万
7,000円、それと既に南小学校、東小学校で委託している金額が2,936万5,000円の合わせた額が、
今この120ページで学校給食調理等業務委託料4,682万2,000円と計上させていただいている内容で
ございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。朝日給食株式会社に決まったということなんですが、食育と
いう指導面の関係では、この民間の調理業務委託という形でうまくやれているんでしょうか、その
辺お聞かせください。
委員長(月岡常博君)小山学校教育課長。
学校教育課長(小山高広君)既に今、東小学校、南小学校2校を委託してきておりまして、もう既に2
年間経過するところでございます。この間、先ほどお話しさせていただきましたように、安全とい
う面で十分人員配置も行っていただき、現場体制としても安全を確保ということで十分やっていた
だいている。なおかつ、今の食育という面ということなんですが、その面では、例えばアレルギー
の対応の子どもさんがいる、そのときも栄養士の資格を持っている人員も配置してございますので、
そういったところにつきましても、学校の先生、また町の栄養士等も協議しながらその対応等もや
っていっているというのも現状でございまして、その辺の対応も十分にやっていただいているとい
うのが今の現状でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)その直営の調理員さんが今まで食育との関係で余り学校側とかかわって指導に入る
ようなことが熊取では余りなかったんで、調理等業務委託になっても変わりがないのかなという感
-62-
じも感じられるんですが、食育という指導の面で授業の中に調理員さんがかかわっていくというこ
とは今までも余りなかったし、これからもないということなんでしょうか。
委員長(月岡常博君)川畑教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(川畑淳一君)失礼いたします。食育に関しましては、各学校におきまして食育
指導の計画をもとにいろんな指導を行っているところでございます。特にそれにかかわりますのは、
各学校の府費負担の、つまり学校側で配置しております栄養士でありますとか栄養教諭のほうが基
本的にはかかわっていくというふうな形でなってございます。ただ、委員のおっしゃるように、や
はり調理の業務に直接携わっておられる方との交流とか、そういうことにつきましてもやはり考え
ていかなければならない部分もございます。ただ、日ごろの調理の時間等もございますので、余り
そういう多くの時間ではございませんけれども、例えば給食交流会のときとか、そういう折に若干
かかわったりというようなことはあるというふうには聞いてございますけれども、そういう内容に
つきましては直営も委託のほうも余り変わらず、今の現在の学校から配置されております栄養士と
一緒に協力していろんなことをやっておりますので、進めていく分には余り支障はないのかなとい
うふうには思ってございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)関連して、123ページの中学校のほうの学校給食調理等業務委託、これ4,235万円と
いうことなんですが、3校ですよね。中学校のほうね。小学校のほうは3校になって4,682万2,000
円ということで、金額は同じ3校でも児童数とかあるんで差があると思われるんですが、この辺は
どのように見てはりますか。
委員長(月岡常博君)小山学校教育課長。
学校教育課長(小山高広君)こちらのほうにつきましては、今委員もおっしゃっていただきましたよう
に、そういった児童数等の関係、当然ながらそういった食数というのが変わってございますので、
そういったところによります人員の配置というのと、あと小学校でしたら、例えばその中でも、小
学校でも人数がやはり多いところ少ないところがございますので、そういったところの中での費用
も含めてのトータルの金額でございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。江川委員。
委員(江川慶子君)子どもたちの食のことなんで、直営にということで思っているんですが、徐々に民
間になってきて、今のところ問題なく進んでいるんでしょうか。
委員長(月岡常博君)小山学校教育課長。
学校教育課長(小山高広君)中学校につきましては、もう平成19年1月から委託化ということで、かな
り年数もたってきてございます。小学校につきましても2年間過ぎてきていると。この間小学校及
び中学校につきましても、年間通して十分安全に対応してくれていると。会社の社員につきまして
も巡回等もしながら、その辺の報告も事務局のほうにしてもらっている。また、給食のそういう給
食委員会の中でも保護者の方からも委託している学校のほうについてもその辺のご意見としまして、
おいしい給食を提供してもらっているというご意見もいただいておりますので、その辺のところは
十分に対応できているかなというふうには理解しております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。中央小学校についても事前に試食会とかはやっているんです
か。周知のほうですね、保護者のほうに。
委員長(月岡常博君)小山学校教育課長。
学校教育課長(小山高広君)保護者の方にも学校を通じまして試食会を実施したいということでご案内
を全世帯の方にご通知させていただいて、その中で参加いただける方につきましては、できるだけ
参加をいただきたいなということで学校とは調整してございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございますね。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)関連してなんですけれども、学校給食費の一般職員の給料がかなり減っているんで
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すね。この委託によって異動されたのか、それかやめられたのか、ちょっとそれ教えていただけた
らと思うんですが。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)119ページの学校給食費の人件費でございます。年度比較でいいますと4人
減らしております。3人退職でございまして、1人は職種変更で事務のほうに回るということで、
4人分が減っているというものでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)ありがとうございました。これは、希望退職で退職されたのでしょうか。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)勧奨退職でございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)あとちょっと質問させていただきたいのですが、すみません、ちょっと見失いまし
た。これは質問ではないんですけれども、公民館とか、それから勤労青少年ホームとかはテレビと
かフィルム借り上げとかがなくなっていまして、これは見直されてテレビ視聴料を少なくされたの
かなということで喜ばしいことかなと思って見ておりました。
あと、体育館の……
委員長(月岡常博君)何ページですか。
委員(鱧谷陽子君)すみません。134ページです、すみません。134ページの体育館の指定管理のことな
んですけれども、委託料でプラス1,409万6,000円。ちょっとびっくりしましたのが光熱水料でかな
りの分が落ちているんですね。ほんで8,462万円で委託されて、この光熱料を払ったらかなり委託
料が少なくなるのではという心配をしたんですけれども、そういうことは全くないんですか。光熱
料は委託業者が払われるのか、ちょっとその辺。
委員長(月岡常博君)大谷スポーツ振興課長。
スポーツ振興課長(大谷浩司君)今の委託料のうちで8,462万8,000円が指定管理料ということで支払い
ます。そして、そちらのほうの光熱水費につきましては、指定管理者のほうが支払いということに
なりますので、町のほうの支払いはございません。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)それはよくわかったんですけれど、そういうことは指定管理料が五千何ぼになるの
と同じことじゃないかなということと、ほんで、それから今まで委託料でたくさんついていた分も
皆指定管理者のほうが払いはるといったら、すごい少ない委託料になるのではという心配をちょっ
としてしまったので質問させてもらいます。
委員長(月岡常博君)田中教育次長。
教育次長(田中豊一君)指定管理料については、人件費、それから入のほうでは収入も約5,000万円ほ
どございますので、それ合わせてこの八千四百何がしで指定管理ができるということの、これ5年
間ですけれども、債務負担で5年間の経費も上げておりますけれども、その中で十分やっていける
ということで点をいただいて、これから契約行為を結んでいくということで、こういう内容で十分
大丈夫だということになっておりますので。
委委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに。糀谷委員。
委員(糀谷直人君)ページでいえば135ページ、14番の使用料及び賃借料のところで、京都大学原子炉
体育館使用料のことをちょっとご説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)大谷スポーツ振興課長。
スポーツ振興課長(大谷浩司君)京都大学原子炉体育館使用料について、こちらにつきましては、毎年
ですけれども86万4,800円ということで、京都大学の分につきましては各スポーツ団体が使用する
に際してこちらその体育館を借りてございます。その一連の費用ということで使用料としてこれだ
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け金額をお支払いしているところでございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)わかりました。この場合なんですけれども、当然その周辺の管理あるいはその体育
館内の管理は当然のこと京都大学にあるということですね。ちょっと教えてください。
委員長(月岡常博君)大谷スポーツ振興課長。
スポーツ振興課長(大谷浩司君)基本的には、館内の使用した後の分につきましては利用者団体が整備
すると。そして、館内の草刈りとかごみ掃除とかは利用者がまとめて整理してございます。
委員長(月岡常博君)西牧教育長。
教育長(西牧研壮君)これ、実は古い話でございまして、もともと体育館を使ってもらうのは無料にし
ようということから話が始まって、ですから、京都大学は何をしているかというと、あそこの体育
館建てた土地の使用料としてこの86万5,000円を払っています。それをそのまま今度は逆に、使用
料やいうてもうてるわけです。だから、差し引きゼロです。京大としては電気代を損していまして、
非常に苦しいんですけれども、これ、できたときのCA臨界集合体をつくるときにお世話になると
いうので、この話ができ上がったところで、京大のぶっちゃけた話は、これ、このまま町に全部引
き取ってほしいというのが本音でございますけれども。
委員長(月岡常博君)理解できましたでしょうか。糀谷委員。
委員(糀谷直人君)ご説明ありがとうございます。よく理解できました。町がそれを引き受けるかどう
かは町長の胸三寸だと。
私、なぜこの質問をさせていただくかといいますと、あの施設敷地内で体育館を利用する方がそ
こへ入るでしょう。門入ってそこに行くまで……。
委員長(月岡常博君)体育館の話とちゃうやん、ここ。
委員(糀谷直人君)テニスコートのあるところやな。
(「違う違う、全然違う」の声あり)
委員(糀谷直人君)あれ。
(「体育館は……」の声あり)
委員(糀谷直人君)だから、私、テニスコートのことばかり思っていた。全然関係ないんですか。ああ
そうですか。これまた誤解しておりました。テニスコートばかり思っておりました。体育館内のテ
ニスコートですよ。
委員長(月岡常博君)田中教育次長。
教育次長(田中豊一君)京都大学原子炉実験所のこの体育館というのは、住友電工から日根野のほうへ
抜ける道の原子炉の西の官舎の前に、昔、その体育館の裏には花市場がございますけれども、あの
前にある体育館です。
(「前というか隣ですか」の声あり)
教育次長(田中豊一君)ええ、隣の。ほんで、その体育館は、あそこはもともと芦谷グラウンドという
グラウンドがありまして、当初、教育長が説明されたように、原子炉の門の中へ建てるという計画
があったんですけれども、当時議会からも要望もございまして、住民が利用しやすいようにという
ことで今の場所をお貸しして、それでそこで住民さんもほとんどフルで使っていただいております。
もう朝の9時から晩の10時ぐらいまでほとんどテニスとかバドミントンとかいろいろ非常に利用が
多いということで、これについては先ほどお話がありましたように、このグラウンドの利用を、す
みません、37ページのところに財産収入というところで京都大学原子炉体育館敷地貸付収入という
のが86万5,000円上がっておりまして、それと同じ額を使用料ということでお払いするということ
になっておりまして、ほぼ電気代の一部というふうに考えていただいたらいいかなと考えています。
これでスポーツの振興が非常に図られております。
以上です。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
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委員(糀谷直人君)私の思っていたところと全く同じ場所ですので、委員長要らんことを言わんといて
ください。
そこで、私が言いたかったことはお願いといいましょうか、そこへ行くまでに駐車場ございます
よね。あそこ地道ですので。地道なんです。
(「中へ入っている」の声あり)
委員(糀谷直人君)中へ入っているね。その中は当然京都大学の敷地内と思うんですけれども、雨の降
った後特に穴が掘れまして、それをどないかならないかなということでちょっとお伺いしたんです
けれども。
委員長(月岡常博君)田中教育次長。
教育次長(田中豊一君)年に何回か京大の管理をされている部局の方と立ち会いをしまして、予算の範
囲の中で土入れていただいたりとか、それからハトが入って来んようにネットをしたりとか、それ
から扉をちゃんとしてもらったりとか、そういうことはしていただいておりますけれども、また確
認はしておきますけれど、私も最近、1年ぐらい前ですか、土を入れてもらったことは記憶はして
おりますけれども、ちょうど坂上がっていってフラットなところだと思うんですけれども。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)私もたびたび利用させていただくんですけれども、新しい土入っているなという感
は認めさせてもらっております。しかし、すぐにまた穴があいちゃいますので、その点、部長よろ
しくお願いしておきます。
委員長(月岡常博君)ほかに。江川委員。
委員(江川慶子君)132ページの社会教育費の中の備品購入費についてお伺いします。
図書館のことを聞きたいんですが、図書館できたころすごくすばらしい施設だということで非常
に注目を浴びて、魅力ある施設だということだったんですが、現在の利用状況はいかがでしょうか。
委員長(月岡常博君)西植教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(西植裕益君)最近の利用状況でございますが、図書費等も削減されて新しい図
書の購入がなかなかできないと、新鮮な図書が十分できないということで、一般の利用者について
は減少ぎみにあります。ただ、児童の利用については多少ふえている部分もございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)図書の新鮮度が、減少して本が予約にもこたえられないとか、サービスがだんだん
低下している部分では減少ぎみだと。子どもたちは利用しているということですね。わかりました。
図書費を見ると1,066万円、議員のほうで600万円ほど下げた後、またそこから減らす形で図書費
を削減している傾向があるんで非常に責任も感じているんですが、もっとここは引き上げないと、
住民さんの情報収集するためにも、生涯学習のためにもとても大事な施設なんで、1世帯1,000円
未満の図書費というのはどうなんだろうかと、ぜひとも上げてほしいと思うんですが、その辺はい
かがでしょうか。
委員長(月岡常博君)西植教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(西植裕益君)現在、図書館におきましても、ちょっと前の話ですが、かなり前
の基準といいますが、開架図書の大体5分の1を年間に購入する、受け入れ図書として購入するの
が理想的であるというふうな基準がありまして、それによりますと2,400万円とか、それぐらいの
物すごい金額になります。今のこの財政状況の中で、また行財政改革のアクションプログラム等も
ございますので、その中ではそれはとても無理なんで、現在今それが5分の1ではなしに、例えば
10分の1とか8分の1とか、そういうふうな感じでできるだけ住民さんに新しい情報を提供できる
ように、また町の情報提供の拠点として活用されるような図書館になれるようにということでどれ
ぐらいの図書費が必要であるかというのは今検討中でございます。また、そういうのも検討した上
で実際の話一千何がしかになる、その具体的な金額については検討した後に、また議員の皆様にも
お示しできたらというふうに考えております。
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委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)検討中だということで、魅力ある図書館を本当に、今も魅力あるんだけれども、取
り戻してほしいと思うんで、ぜひとも力を入れていただくようによろしくお願いしておきます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)関連質問をさせていただきます。図書を今職員さんの一般、いわゆる休職というこ
とで給料、これが3,525万4,000円。十分これぐらいでやっていける状況なんでしょうか。その辺の
ところをお伺いします。
委員長(月岡常博君)ページ、ページ。
委員(白間泰男君)すみません、130ページ。
委員長(月岡常博君)給料やな、図書館の一般職給料。もう一度白間さん、お願いします。
委員(白間泰男君)図書館の費用でございます、すみません。前回職員数8名、それと嘱託2名と聞い
ていました。その辺の人数で十分やっていけるんでしょうか。その辺のところをお聞かせください。
委員長(月岡常博君)西植教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(西植裕益君)平成21年度につきましては、今委員おっしゃられたように、1名
嘱託員化、現在まで平成19年の1名嘱託員化をして、21年にも1名嘱託員化をすることとなってお
ります。職員の数につきましては、平成21年度は正職員8名、それから嘱託員2名、それからあと
臨時職員6名で対応しております。現在これで十分やれているかといいますと、その範囲でローテ
ーションを組みながら住民さんのサービスにこたえられているというのが現状でございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)じゃ、それで一応頑張っていただいているということでございますね。
それと、例えば自分の読み終えた本がございますね。その本を図書館に寄附したりとかはオーケ
ーなんでしょうか。
委員長(月岡常博君)西植教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(西植裕益君)そういう受け入れはしております。ただ、その処置につきまして
は図書館サイドに任せていただくということでお願いしているところです。それはどういうことか
というと、もうかなり古い図書で実際住民の皆さんに提供するにはその内容がもう、こない言うた
ら失礼ですけれども、現状に役に立たないとか、そういう場合もございますし、十分本によっては
そのまま図書として開架できるかというのは、もう図書館の判断に任せていただきまして、一応内
部の基準としましては、できれば3年以内の図書、それ以前についてはもう、ちょっとご遠慮願い
たいというふうなことでちょっとお話しさせていただいているところでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)こういうことを何で聞くかと言いますと、先ほど図書費が一応1,066万5,000円計上
していますけれども、なかなか上げるのは難しいということで、やっぱり魅力ある図書館というこ
とでいろんな方法を考えていただきたいという思いがありましてご質問させていただきました。熊
取図書館では古本市もやっていますし、私、たまたま泉佐野の図書館に行きますと、いわゆる自分
の読み終えた本を3冊持っていきまして、そしてほかの人と交換をするという交換市というのやっ
ていたんですよ。その辺のところはどうですか、熊取の図書館でやるという考えはないですか。
委員長(月岡常博君)西植教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(西植裕益君)今現在はリサイクルということで、除斥した本につきましては、
リサイクルのリサイクルブックの実行委員会というのが別にございまして、そちらへ無償譲渡いた
しまして、そちらのほうでその本の、年に2回ですか、フェアということで、そういう除斥した本
のリサイクルをする意味で3冊100円で提供するというふうなことで、それで上がったお金につき
ましては各小学校の図書費として寄附いただいているというふうな現状でございます。町が直接、
図書館が直接そういうふうなところは今のところ考えておりませんけれども、そういうふうな実行
委員会のほうで今後そういうのがある、またその話の中で検討はできるかと思いますが、今のとこ
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ろは図書館では考えてございません。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)先ほど言いましたように、やはり図書館へ行って自分の読み終えた本を3冊渡すと、
ほかの人と自分の読んでいない本を読むということも一つ図書館へ足が向く一つの理由になると思
うんですよ。その辺も検討委員会でぜひ考えていただきたい。ご要望しておきます。
委員長(月岡常博君)続いて鈴木委員。
委員(鈴木 実君)すみません、2つ忘れていました。112ページ、消防のほうです。間違うて質問を
した自主防災育成補助金ですけれども、これは今まで組織した地域数と今後予定されている地域が
あるかないかということで一つお願いします。
それと123ページです。教育費のほうの建設事業費、工事請負費1億350万円、これについてどう
いう工事をするのか。全員協議会かなんかで伺ったと思いますけれども、もう一度詳しくご説明を
願います。
委員長(月岡常博君)説明を求めます。中西警備課長。
警備課長(中西 正君)自主防災組織の現状ですが、現在、熊取町には9自治会9組織が自主防災組織
が結成されております。補助の来年度の予定ですが、1団体を予定しております。
以上です。
委員長(月岡常博君)小山学校教育課長。
学校教育課長(小山高広君)123ページ、工事請負費改築工事費1億350万円でございます。こちらのほ
うにつきましては、委員お話のありましたように、過日の議員全員協議会のほうでもご説明をさせ
ていただきました、熊取中学校の西校舎の改築工事でございます。現在ある古い校舎を、昭和34年
当時建築された校舎を建てかえるということで、全員協議会でもご説明させていただきましたよう
に、建てかえた跡には自転車駐輪場を持ってきまして、現在の正門から入ったところに自転車駐輪
場が……
(「1億350万円を使う工事」の声あり)
学校教育課長(小山高広君)すみません。この1億350万円でございますけれども、全体の工事費が6
億9,000万円ということで、この21年度については約15%の出来高というふうに考えてございます。
内容的には、今回用地を購入したところの造成、それと一部水路のつけかえ、その辺と建物の基礎
工事、そういったところまでこの21年度中には施工ができるんではないかというところで、そうい
ったところの工事費が約15%の出来高で上がるという見込みで計上させていただいているところで
ございます。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)自主防災組織ですけれども、9団体今のところ結成されているということですけれ
ども、これもまた議員の地域対話の中で、今までは災害防災訓練が町民グラウンドで行われていま
した。ある地域に行ったときに、やっぱりこれからの防災訓練というのは地域がまとまって防災に
対する知識を得らないかんということで、ああいう組織でやるより地域地域が、熊取町の災害訓練
ですけれども、日にちを設定した中で地域でやったらいいん違いますかと。こうなってくると、や
っぱり地域に自主防災組織というものも早急につくってもらわないかん。なるべく皆さん住民の方
に理解していただいて、自主防災組織をつくってもらう。その中でやっぱり実践的な訓練せんと、
観覧席から見るだけが訓練じゃいんですよという感じの発言があったものだから、ちょっと聞かせ
てもうているんですけれども、やはり五門であれば五門の方が協力して五門の地域を災害から守る。
災害あったときにみんなで助け合うて地域を復興させるという、これが一番この目的だと私は思う
んですけれども、PRのほうはどうなっているんか、まだまだ立ち上げるそういう地域が要望があ
るのかどうかというものもちょっと把握しておれば報告願います。
委員長(月岡常博君)中西警備課長。
警備課長(中西 正君)町全体の防災訓練とは別に、個々に自治会に対して消防署のほうからは、大き
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な訓練ではありませんが、一定自治会での訓練は行っております。その中で、未結成の自主防災の
ところにつきましては、自主防災組織の必要性についてはご説明をさせていただいているところで
す。なお、回数等については、ちょっと私のほう今現在把握はしておりませんが、私が行った記憶
では、8自治会のほうに自主防災組織の説明会を短い時間ですが、訓練とあわせて説明をさせてい
ただいております。
以上です。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)防災訓練につきましては、委員おっしゃいましたように、大きなものとし
て2年ごとに町全体、あるいは近畿府県合同防災訓練というのを行っております。自治会ごととい
うことになりますと、現場に赴いてということではないんですけれども、先月につきましても、自
主防災組織さんにお声をおかけしまして、ちょうどこの会場で震災時の災害図上訓練というのを実
施してございます。そのときには、たしか5、6自主防災組織から参加をいただいて、そういう訓
練を実施したところでございます。今後もそういうことは継続して行っていきたいというふうに考
えてございます。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)そういうふうにやっぱり組織をつくっていただいて、自分らの区は自分らで守ると
いう基本的なものをちゃんと災害が来るまでに住民の方に認識持ってもらうというのが一番防災か
ら立ち上がるのが一番速度的に速いんかなと、皆さんが意識持った中で地域の方の顔も見えてきま
すのでね、人が寄ることによって。そういうことでぜひPRしていただくのと、やっぱり助成をも
っと手厚くしてやってほしいなと。立ち上げるときには、ある程度お金は助成金として出るみたい
ですけれども、その後の毎年毎年のその以後の経費がなかなか低額と聞いており、2万円でしたか、
地域に対して2万円やったかな。それで最初のうちはそれで十分かなと思うんですけれども、機材
の更新となってくると、これからずっと先のことになりますけれども、かなりお金もかかってくる
いいます。そのときはそのときで予算化といいますか、援助のほうをよろしくお願いをしておきま
す。それでもう消防のほうはもう要望だけです。
それと、工事の請負費ですけれど、熊取中学の建てかえはまだことし以降ということなるかと思
うんですけれども、周辺整備ということで伺いたいんです。今言われたように水路のつけかえとい
うことについては、敷地内の境界に多分水路がつくんかなというように思いますけれども、しつこ
く言いますけれども、あそこの周辺の道路についてどれぐらいの幅で水路がつくんかなと。対岸の
田んぼから何ぼ後退して水路がつくんかなということは、学校の敷地の境界がそこに来るというこ
とですので、どの辺、道の幅はどれぐらい計画されているんかなという、それ、ちょっとお願いし
ます。
委員長(月岡常博君)小山学校教育課長。
学校教育課長(小山高広君)過日の全員協議会でもお話しいただきまして、その道のちょうど西側のほ
うの連結の町道でございます。そちらのほうが現状がたしか2m少しだったかなと思っているんで
すが、後退につきましては、そこから中心後退ということで今2mバックするという状況になりま
す。2mです。中心から2mですので、今委員おっしゃるみたいに約1mぐらいが現状よりか学校
敷地側に寄るという状況が、今回の造成する部分につきましてはそういう形で後退し、現状の学校
敷地もございますので、そこががくっと折らないようにすりつけながら今回の造成部分については
後退したいなというふうには考えてございます。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)私がしつこく言うのは一つ原因がありまして、道路が狭いというのも一つの原因で
すけれども、放課後、クラブ活動にもあの道を利用するんですよね。ランニングしたりするときは
あの道をランニングしているんですよ。だから、学校の施設の中という感じで受け取ってもらえば、
やっぱりもうちょっと道を広げてもらうという感じの理解をしてほしいなということがあるんです
-69-
よ。学校のグラウンドの中でランニングするだけであればいいんですけれども、放課後、クラブ活
動の中であの道路を使って山の手、それとうちの牛舎の前を通ってランニングするというのは結構
授業中でもありますね。だから、そういう面でやっぱり道の幅というものをもうちょっと考えてほ
しいなという気がするんですけれども、その辺どうですか。
委員長(月岡常博君)小山学校教育課長。
学校教育課長(小山高広君)この件につきましては以前にもお話をいただきまして、道路課等も調整を
させていただき、その路線につきましては町道ということもございますので、全体的な計画という
ことでのお話もさせていただいたところなんですが、現在のところ、そこの整備ということでの計
画というのは計画には入っていないです。ただ、今回の整備に当たりまして、どうしても今回さわ
るところというのは造成区域でございますので、そこについてはバックをさせていただきながら、
現状のその道路を我々も現場を見に行きまして、側溝もございますので、そこには少しですけれど
も、ふたがけをするなり、歩行者がそこにちょっと落ちないようにしたいなというふうには考えて
おるところなんですが、全体的な道路というのは今のところちょっと今は計画にはのっていないと
いうのが現状でございます。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)計画にのっていないということはわかります。さっき言われた側溝にふたがけと言
いますけれども、側溝は内面10cmぐらいのU字溝しか入っていないですね。あれは車を通るについ
ても、あのまま置いておいても支障のない側溝です、実際はね。だから、私が何回も言いますけれ
ども、やっぱり学校の授業の中で使っている道路として考えたときには、やっぱりその周辺、買い
物に使う人とか、我々みたいな農業者が利用するときとかに支障のない程度のやっぱり道幅でない
と、授業に使わない、クラブ活動にも使わないというんであればあのままでいいんですけれども、
授業の一環として使っている道路を、いや、計画がないからできないとか、そういうものでは私は
ないと思うんです。やっぱり建てかえるについては周辺の方に迷惑かからない、授業の一環として
使う限りは迷惑をかけないという、そういう気持で計画を立てていただきたい。だから私は何回も
何回も繰り返して言うているんですけどね。その辺のこと町長どうですか。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。中西町長。
町長(中西 誠君)現場を確認して、先ほどグレーチングという話があったんですけれども、溝ぶたを
かけて少しでも広げられるようやったら広げたらどうやという話はさせていただきました。
ただ、全般にいらうとなりますと、学校周辺、ご存じのように家の建っているところもございま
すし、ほんの学校周辺のところだけ鈴木委員は言われているのかどうか知りませんけれど、本来、
路線というのは全体のことをいいますので、道路計画としたらやっぱりそちらのほうも広げる計画
をせんことにはなかなかさわられへんじゃないんかなと。敷地ののり面というのがあって、ちょっ
とさわりにくいとは現場では聞きましたので、広げられる範囲はグレーチングかけたりとか、通り
やすいようにしたらどうやという指示だけは出しています。ただ、全体計画として敷地近辺、道路
拡幅というとこら辺まで今のところは計画は入っていないとは聞いていますので、今後学校とも十
分相談の上、もし学校も必要やという要望がまた上がりましたら、また考えてみたいなと思います
ので、よろしくお願いします。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)学校から来られている理事の方に伺いますけれども、あの道路が授業の一環として
利用されているということは確かですよね。確認とれていますか。
委員長(月岡常博君)吉田学校指導専門官。
学校指導専門官(吉田茂昭君)クラブ活動での放課後、あるいは体育の授業で長距離のマラソンの授業
等の場合には、校内のグラウンドではやはり距離的に非常に短いという状況がございますので、常
ではございませんが、場合によってやっぱり外周を走る際にその道を利用させていただくというこ
とは実際にはございます。
-70-
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)ということでございます。私は、あの道路を、町道、今の中学校の前まで広げてほ
しいとは言うていないんですね。工事に絡んで広げられるところはきっちり広げておくほうがいい
ん違いますかという意味で、すべての間を広げとは私は言うていないです。だから、工事に関して
広げられるところ、広げることによって熊取町の土地があれば、広げる余裕のあるところは広げた
ら私はいいと思うんですよ。わかりますか。
そういうことで、ぜひ学校が完成するまでに結論を出して、前向きに検討していただきたいとい
うのを私が今までずっと言っている一貫した主張ですんで、ぜひとも理事者の方でもう一度検討し
ていただいて、教育委員会だけじゃなくして道路課の部長もきょうは来ていただいておりますので、
ぜひ理事者の中で話題に持ち上げていただいて、事業化に進みますようにぜひ協力していただきま
すよう、よろしくお願いをいたします。これで終わります、私は。
委員長(月岡常博君)古井消防長。
消防長(古井和平君)先ほどの自主防の件で鈴木委員のほうから、1回自主防の補助を出したと、資機
材を整備したというふうなところの中で、以後当然古くなれば更新というふうなところもあるとい
うふうなところで、その更新のほうもちょっと検討していってくれというふうな要望だったと思う
んですけれど、今回補助金要綱をつくりまして、とりあえず全自治会の自主防の組織化を図るとい
う呼び水として、80万円あるいは160万円、200万円というふうな形で決めさせていただきました。
これは一つの呼び水というふうなところでの消防署の位置づけとしておりますので、当然自主防と
いうのは共助の部分のところが一番担っていただけるというふうなところで考えておりますので、
一応防災のほうから年間の2万円というふうなところで少ないんですけれども、あとの最低限の資
機材は整備させていただきましたけれども、当然自治会によっては大きな組織もありますのでふや
していただくとか、この組織をどういうふうに活用していくというのは、やはり自治会でできるだ
け考えていっていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくその点もご理解いただき
たいと思います。
委員長(月岡常博君)もうよろしいですな。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)2つちょっと質問させていただきたいんですけれども、132ページの図書館のこと
なんですけれど、図書管理システム賃借料というのが250万円ほど少なくなっているんですけれど、
これはどういうわけなのかと。
それから、熊取交流センター費なんですけれども、133ページ、下から8行目、施設管理委託料
も、これも72万円ほど下がっているんですけれども、2つについて、ちょっとご説明をお願いしま
す。
委員長(月岡常博君)西植教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(西植裕益君)図書館管理システム賃借料につきましては、5年のリース期間が
21年11月に満了になります。それ以降、3月末まで、年度末までの5カ月間につきましては、実際
は1年再リースをしまして、もう1年今あるシステムを活用して経費節減にとどめたいというふう
に考えております。再リースにつきましては大体1割ぐらいの使用料金になります。5カ月分がそ
の1割ぐらいになりますので、今委員が言っていただいたように242万4,000円ぐらい減額となりま
す。
委員長(月岡常博君)下中教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(下中博之君)交流センターの施設管理委託料ですけれども、この内容につきま
しては、夜間の受け付けと、また夜間の警備という分で2つございます。受け付けのほうにつきま
してはシルバー人材センターのほうで、警備については警備会社のほうに委託しているわけでござ
いますけれども、警備会社につきましては、一定機械警備の業務という形で受託業者に1社随契し
たわけなんですけれども、20年度の実際契約に当たりましては、他の施設等のいろんな状況を考え
まして、月額の警備委託料の交渉を行いまして、減額して締結して現在やっています。引き続きま
-71-
して、その金額をもって21年度もやっていきたいということで減額の状況になったものでございま
す。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)10分の1のシステム賃借料になっておっしゃるもので、そのシステムについては不
備とかそういうのはないんでしょうね。6年使ってもということでは。
委員長(月岡常博君)西植教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(西植裕益君)今のところもうかなり古くなっていますから、確かに機械が故障
したりということは起こる可能性はあります。ただ、まだ今のところ使えておりますので、最低も
う1年は再リースをして使いたいなと。次期の更新につきましては、その間十分検討しまして、機
械の更新に持っていきたいなというふうに今考えているところでございます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)わかりました。
次の交流センターについてですけれども、機械警備はまだされてはいないんですね。ただ、それ
をするということで警備会社と交渉して値段が下がったようなことなんですか。ちょっとその辺が
よくわからなかったんですが。
委員長(月岡常博君)下中教育委員会事務局理事。
教育委員会事務局理事(下中博之君)まず、機械警備もやっております。今回この出てきております施
設管理委託料といいますのは、夜間5時半以降から10時までの窓口での受付業務と、5時半から10
時の間の館内の警備業務もございます。その館内の警備業務につきましては、機械警備をやってお
ります受託業者へ随契をしております。しかし、やはりその警備業務につきましては、その方法を
見直すという中で、実は20年度に既に、本年度ですね、契約に当たっては既に今までの月額約30万
円程度だったのを約6万円程度、6、7万円を減額して交渉しやってきたと。そういった中で、平
成21年度についてもその減額した予算で計上させていただくと。なお、今後、その警備業務につき
ましては、夜間受け付けというのとも一体的な形でできないかということで検討していきたいと、
それによって減額を図っていきたいということを考えております。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)わかりました。ありがとうございました。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんね。
(な
し)
これをもって、一般会計予算歳出のうち、106ページから136ページまでの款8 消防費のうち第
2班所管事項及び9款 教育費についての質疑を終了いたします。
以上で、第2班の所管事項について質疑を終了いたします。
お諮りいたします。議事の都合により、本日の会議はこの程度にとどめ、延会としたいと思いま
す。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。
本日は、これにて延会いたします。どうもご苦労さまでございました。
──────────────────────────────────────────────
(「17時46分」延会)
──────────────────────────────────────────────
-72-
予算審査特別委員会(第2号)
月
日 平成21年3月17日(火曜)招集
場
所 熊取町役場別館3階委員会室
出席委員 委
委
員
長
員
月 岡 常 博
鱧 谷 陽 子
副 委 員 長
委
員
江 川 慶 子
文 野 慎 治
委
委
員
員
白 間 泰 男
鈴 木
実
委
委
糀 谷 直 人
大 村 敏 夫
議
長
藤 原 敏 司
欠 席 委 員 なし
説 明 員 町
長
教
育
長
企 画 部 理 事
総 務 部 理 事
住 民 部 理 事
健康福祉部理事
事 業 部 長
中 西
西 牧
川 口
小八重
阪 口
緒 方
北 本
員
員
誠
壮
司
彦
肇
彦
雄
副
町
長
清 水 正 弘
研
企 画 部 長
阪 上 伸 二
祐
総 務 部 長
田 中 義 達
泰
住 民 部 長
村 田 明 人
健康福祉部長
坂 上 欽 也
敏
健康福祉部理事
七 里 英 二
照
事 業 部 理 事
田 中 信 也
会計管理者兼
田 中 良 彦
事 業 部 理 事
古 谷 信 弘
出 納 室 理 事
水 道 部 長
田 中 多賀雄
消
防
長
古 井 和 平
教 育 次 長
田 中 豊 一
企画人事課長
中 尾 清 彦
人 事 専 門 官
宮 口 好 行
情報政策課長
山 本 雅 隆
総 務 課 長
貝 口 良 夫
住 民 課 長
堀 口 卓 也
産業振興課長
阪 上 清 隆
環 境 課 長
田 中 秀 紀
環
境
課
環境保全専門官
中 川 良 一
田 中 耕 二
クリーンアップ室長
環境センター所長
中
嘉 宏
健 康 課 長
岩 田 典 美
介護サービス課長
濱 野 三枝子
福 祉 課 長
亀 坂 典 夫
子ども家庭課長
藤 原
薫
保育所専門官
古 谷 マリ子
ま ち づ く り
下 中 昭 三
保険年金課長
阪 上 敦 司
政 策 課 長
建 築 課 長
山 戸
寛
下 水 道 課 長
泉 谷
徹
道路河川課長
田 畑
洋
都計道路専門官
大 西
宏
管 理 課 長
川 崎 一 吉
公 園 課 長
山 下 一 男
上 水 道 課 長
西 本 美加保
工 務 専 門 官
松 浪
博
事 務 局 局
長
辻
康 裕
書
記
田 口 郁 子
──────────────────────────────────────────────
付議審査事件
議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)皆さんおはようございます。
ただいまの出席委員は8名全員であります。定足数に達しておりますので、これより予算審査特
別委員会第2日目を開会いたします。
──────────────────────────────────────────────
(「10時05分」開会)
──────────────────────────────────────────────
-73-
委員長(月岡常博君)本日は、昨日3月16日の会議に引き続き、事業厚生常任委員会所管に係る第3班
の審査を行います。
これより、質疑に入ります。
なお、質疑及び答弁される方は、必ずマイクを使っていただきますようお願いします。
それでは、議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算について、歳入のうち、25ページから41
ページまでの第3班所管事項(住民部、事業部)について、質疑を承ります。
質疑はありませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)おはようございます。きょうもよろしくお願いします。
27ページの一番下の法定外公共物占用料、単純にこの中身がわからないので、教えてください。
委員長(月岡常博君)川崎管理課長。
管理課長(川崎一吉君)法定外公共物の占用料というのは、平成17年に里道・水路、国から移管を受け
ました。その里道・水路に係る電柱とかガスとかそういう分の占用料でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。ありがとうございます。若干ふえてるということは、その部
分にそういう電柱とかガスとかで占用物がふえたということですね。
委員長(月岡常博君)川崎管理課長。
管理課長(川崎一吉君)法定外ということで、帳簿認定するまでの間、開発道路とかもここに含まれて
ますので、そういった関係で若干ふえてます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。
次に、28ページの住宅使用料なんですが、この住宅使用料というのはどういったところに使われ
ているのか教えてください。
委員長(月岡常博君)答弁求めます。山戸建築課長。
建築課長(山戸 寛君)使用料の関係なんですけれども、入は住宅使用料、家賃ですけれども、使われ
方としましては一たん一般会計のほうに入ります。それで、光熱費だとかいろいろ使っていくとい
うことになっております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)住宅というのは町営住宅という意味ですか。
委員長(月岡常博君)山戸建築課長。
建築課長(山戸 寛君)町営大原住宅及び天神山住宅でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。ありがとうございます。
次に、30ページの清掃手数料ですね。清掃手数料の一般廃棄物処理業等許可申請手数料、これは
見たところ新しい分だと思うんですが、これの説明お願いします。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)一般廃棄物処理業等許可申請手数料6万5,000円でございますが、廃棄
物処理法に基づきます、ごみ、し尿、浄化槽汚泥の各収集運搬、また浄化槽の清掃に係る許可手数
料でございます。2年間有効になるものですので、2年に1回計上させていただいてるもので、1
社当たり5,000円、13社ということで、6万5,000円計上させていただいてます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)江川委員の質問に続きまして、その2つ後の一般廃棄物処理手数料なんですけれど
も、これはふえてるんですけれども、有料化によるふえだけでしょうか。ごみ袋の有料化に係るふ
え、それから大型ごみとかその他搬入されるごみの手数料もこの中に含まれてるんでしょうか。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)6,059万9,000円のうち、粗大ごみ等処理件分が255万6,000円、可燃ごみ
-74-
指定袋分が2,719万5,000円でございます。それぞれ内訳につきましてはそういうことなんですけれ
ども、粗大ごみにつきましては一定20年の4月から9月の販売実績に基づきまして、月平均の使用
枚数426枚掛ける12月掛ける500円ということで算出しております。この分につきましては昨年度の
予算額に比べますと400万円程度減になっておるものでございます。あと、指定袋分につきまして
は、昨年の当初予算は計上しておりませんので、この分が増となっておるものでございます。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)廃棄物減量化及び適正化処理条例第20条に基づく一般廃棄物処理手数
料のうち、環境センターへ住民や事業者が直接搬入されたごみとして、あと許可業者が搬入したご
みに対して10kgごと80円の処理手数料をいただいておるんですが、それが3,084万8,000円となりま
して、対前年度に比べまして171万8,000円の増額となっております。その要因としましては、家庭
系直接搬入によるものが182万5,000円ということになっておりまして、その他の増減につきまして
は搬入実績に基づきまして精査させていただきました。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。糀谷委員。
委員(糀谷直人君)引き続きまして、今の関連ということで、ちょっと1点だけお聞かせください。
各家庭よりの粗大ごみの搬入のときに182万5,000円の入りがあるということなんですけれども、
これは前年度に比べてふえているんでしょうか。ちょっとその辺の説明お願いします。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)対前年度に比べまして、実績としてふえてございます。ここ最近の実
績を半年ベースで見てみますと、昨年10月から半年ですね、それが平均で27t、20年度に入りまし
て4月から9月までの半年平均で44t、それで10月以降ことしの2月まで月平均で50tということ
に、約1割程度ずつ半年ベースでふえていってるというところであります。
以上です。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)ということは、このままいけば、また家庭、各個人が持ち込んでくるごみの量がふ
えるという予測は立ちましょうか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)徐々にふえてくるであろうというふうには考えております。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)31ページの国庫支出金なんですが、国から出されている補助金、循環型社会形成推
進交付金と地域連携推進事業補助金、それと今回同じ名称なんですが、まちづくり交付金というの
が新たに始まるんですが、この3つについてどういう目的、使途で出されている補助金なのかご説
明お願いします。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)循環型社会形成推進交付金の302万9,000円につきましては、歳出のほう
であるんですけれども、合併浄化槽の整備事業補助金、この分の町が一たん負担します分の3分の
1につきまして、国、府から補助金をいただいておるものでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)田畑道路河川課長。
道路河川課長(田畑 洋君)続きまして、地域連携推進事業補助金でございますが、町道小谷穴釜線に
係ります補助金でございまして、11ページにも掲げております継続費で来年度以降2年間で事業す
る内容でございます。補助率につきましては55%ということでございます。
委員長(月岡常博君)下中まちづくり政策課長。
まちづくり政策課長(下中昭三君)3点目のまちづくり交付金についてでございます。まちづくり交付
金につきましては、本町の地域の歴史、文化、自然環境の特性を生かした個性あふれるまちづくり
-75-
を実施するために、都市再生整備計画というものを平成17年度から21年度の5カ年間で計画して事
業をしているものでございまして、平成20年度当初予算との比較でございますけれども、平成20年
度につきましては、今現在国からの交付金が加配分で来ております。補助率5年間におしなべて
40%の交付率でございまして、それを上回る交付金が来ておりますものでございますので、調整す
るために、平成20年度では予算化せずに、本年度、21年度予算計上しているものでございます。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。合併浄化槽については補助が国、府から3分の2で
すか、町が3分の1。わかりました。ありがとうございます。歳出の分では何ページに出てますか。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)歳出につきましては、86ページの負担金、補助及び交付金の中で合併処
理浄化槽整備事業補助金909万円を予算計上させていただいております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。地域連携推進事業補助金のほうですが、穴釜線、道
路の補助金だということですが、これについては歳出では何ページに出てますか。
委員長(月岡常博君)田畑道路河川課長。
道路河川課長(田畑 洋君)歳出のページ数でございますが、98ページにございます。道路新設改良費
のうち15、工事請負費7,444万5,000円並びに22の補償、補填及び賠償金、物件移転補償費の4,840
万円。それと、あと事務費の関係がございまして、一般職の給与並びに普通旅費、燃料、印刷製本
費等充ててございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。まちづくり交付金についてはちょっと私のほうが間
違った認識でごめんなさい。すみませんでした。わかりました。ありがとうございます。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)江川さんの関連で、ちょっと理解が足りないかわかりませんけれど、31ページの地
域連携推進事業補助金ですけれども、これ補助率が55%ということで今聞いた。これ、あの道路の
橋のかけかえとかの件やと思うんですけれども、原子力施設の特別措置法を使って道路の改良をや
ってると思うんですけれども、これはまた違った方向からの補助金やという、その中でこういう形
のものが含まれてるということですか。
委員長(月岡常博君)田畑道路河川課長。
道路河川課長(田畑 洋君)通常の道路の事業の補助金といいますのが50%の補助金でございます。そ
の上に、先ほど委員おっしゃった原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法のかさ上げ
分として5%上乗せと。それをトータルして55%を補助金としていただいてるということでござい
ます。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)補助金の名称は特別措置法による補助金じゃなくて、こういう形のものが幾つもあ
るわけですか。
委員長(月岡常博君)田畑道路河川課長。
道路河川課長(田畑 洋君)原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法にあそこが指定され
ておりまして、町道小谷穴釜線として各道路部局は道路部局の補助金の上にかさ上げとして5%を
上乗せということでございます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)32ページの住宅費補助金なんですけれども、住宅交付金が389万7,000円、耐震改修
などと聞いたんですけれど、どういう補助金なのかちょっと教えていただけませんか。
委員長(月岡常博君)山戸建築課長。
-76-
建築課長(山戸 寛君)地域住宅交付金につきましては、以前に議員全員協議会でも説明させていただ
きましたけれども、住宅の家賃に対する国からの事業主体、町への補助金が一番大きくございまし
て、そのほかに、今委員がおっしゃられる耐震改修の補助金も含めております。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかにございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)教えてください。33ページの森林国営保険事務委託金、これどちらから入ってくる
んでしょうか。内容と。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)20年度までは雑入のほうに上げてたんですが、歳出のほうの町有林の保険
を掛けておる分で、その関係の事務といいますか、手続をこちらがやりますので、それに対する委
託金ということで、歳出でいえば49ページの保険料の82万1,781円に5%の交付金と8.5%の手数料
が国のほうから入ってくるということでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ありがとうございます。わかりました。
次、35ページのため池等整備事業補助金、これは府からの入ってくる分で、事業の縮小なんでし
ょうか。減少になってるんですが、内容の説明お願いします。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)これにつきましては、大阪府のほうが財政が厳しいということで、20年度
につきましては青池のほうについて1年度着工年度を翌年回しということで、今回は青池の分につ
いてもそうなんですけれど、当初予算に昨年度上げておりましたので、青池については補正で落と
させていただきました。あと、引き続いて大原池の改修をやるんですが、国の補助率が50%で大阪
府が25%なんですが、府の財政が厳しいので、その25%の分が余り大きく工事費を上げるとつかな
い場合もあるので、府の担当と調整いたしましてこういった形で青池の分が2,020万円、大原池に
ついては1,818万円、合計3,838万円、これは補助ベースでございます。それの事業費に対しての
75%ということで、2,878万5,000円、これを計上させていただいております。なお、これに対する
歳出については、90ページのため池の整備工事費4,200万円、ちょっとこれは設計ベースですので、
この4,200万円に75%掛けるとちょっと合わないんですが、その辺は落札減とかそういうのがござ
いますので、この補助金につきましてはあくまでも補助申請を行った補助金ベースで算定しており
ます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)丁寧に歳出まで教えていただいてありがとうございます。わかりました。
次に、36ページの上なんですが、府の支出金で商工費府補助金、廃目になっております。去年の
ところを見たら地域就労支援事業費補助金ということで96万6,000円あったんですが、この分がな
いんですが、かわるものがあるのか、それともなくなったのか、その辺のご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)これにつきましては33ページの大阪府総合相談事業交付金159万6,000円、
これの中に人権の相談と進路相談、それから地域就労支援の相談、あと、ちょっと本町はないんで
すが、福祉のほうでの相談、4相談事業が一本化されまして、この名称で20年度の途中に交付金化
ということになりました。これについて、地域就労支援につきましては幾らが幾らというあれでは
ないんですが、歳出で計算すると、予算の補足資料にも掲載させておりますが、62万3,000円が地
域就労支援事業に対するこの中の交付金159万6,000円の一部が入ってるということでご理解いただ
きたいと。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)府の補助金の中で歳出の動きの中で統合されて、減額になったということですよね。
4つ一緒になって減額ですね。
-77-
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)交付金化になる際には、大阪府の考えとしましては、19年度実績の大体7
割程度ということで示されてたんですが、実際には、これ予定ですが、95%ぐらいが入ってくる予
定。これ20年度なんですけど。21年度についても大体それで交付される予定だということで、この
金額、これ3相談事業含めてなんですが。地域就労支援も大体それぐらいの額やということの予想
で計上させていただいております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。それで、国のほうの動きの中で、地域雇用創出推進費という
のを2年間の措置で予算措置されているように思うんですが、この地域雇用創出推進費というのは
どのあたりに計上されてますか。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)本会議のほうでも坂上議員のほうからご質問あったと思うんですけれど、
恐らくふるさと雇用再生基金と緊急雇用創出基金のことだと思うんですが、それについては1月か
ら2月のほうで国が決めて、府を通じて来ました。2月末ぐらいに21年度から23年度までの3年度
間において、本町においては両基金合わせて3,300万円程度あるんですが、それについてはちょっ
と最初の当初予算にはスケジュール的に間に合わないので、21年度、それに対する分については6
月補正で対応させていただきたいと考えております。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)地域雇用創出推進費という名称が地方交付税のほうで今回地方財政計画で
出てきておりますので、今おっしゃった点、こちらのほうかと思いまして発言させていただいてお
りますが、これについてはおっしゃるとおり21年度、22年度の措置というふうになっております。
21年度においては5,000億円交付税の措置を行うということになっております。これにつきまして
は、交付税でございますので、それによって地方がこの事業をしなさいというものではありません。
補助金ではありませんので。この推進費の需要額の算定につきましては、基本的にはその地域の人
口をもとにして算定するということになっておりまして、そこにいろいろな係数を乗じていくこと
になりますが、自主財源の比率でありますとか、第一次産業の就労者の比率などを勘案して需要額
が算定されるというふうになっております。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ということは、本年度の地方交付税の中に地域雇用創出推進費が需要額の中で計算
に入っているということですか。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)そういう予定とされております。よく報道で1兆円増額ということがござ
いますが、このうちの半分、5,000億円がこれに当たるということでございます。繰り返しになり
ますが、交付税でございますので、この分で特に事業を行うとかいうようなものではございません。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ということは、交付税まだ、確定額というのは秋でしたかね。後なので、後から計
算に入ってくるということですか。
委員長(月岡常博君)小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)普通交付税の算定は7月末となっておりますので、その時点でどの程度と
いうことは明らかになると考えております。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑は。大村委員。
委員(大村敏夫君)先ほどの青池と大原池の件でちょっと再度確認したいんですけれど、これは大阪府
の補助金の補助比率は75%。
-78-
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)国が50%で、大阪府が25%です。一部ちょっと大原池については、ちょっ
と細かいんですが、オアシス部分といって、どうしてもため池改修するときには、長池みたいな本
格的なのはないんですが、その部分についてはちょっと低くなって15%というふうに。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)その件で、先ほど支出のほうで4,200万円で計上しているけれども、ちょっと数字
が合わないけれども、ある程度落札率を考えて合うであろうというご説明があったんですけれどね。
今まで予算でいろいろずっと聞いてきた中で、落札率が低いであろうということで、それを計算し
て予算に入れたというケースは初めてのような気がするんですが、ほかにもあったんですかね、こ
ういう事例は。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)ちょっと私の説明が申しわけなかったんですが、逆です。設計したベース
と補助金のベースとはちょっと違いますので、4,200万円というのはそっちのほうが設計ベースで
すので、予算的には多くなってる。それの75%しても補助金の2,878万5,000円にはなりませんので、
その辺の差というのは設計ベースということで、ちょっと落札関係なかった。申しわけございませ
ん。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)だから、今までは4,200万円の設計価格で大体予算計上したら、入のほうは75%の
金額で計上してたはずなんです。わかりますか、言ってること。ところが、今回は実際に2,878万
5,000円は4,200万円掛ける75%になったんやわね。こういうケースは初めてじゃないですかという
ことをお聞きしてるんです。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)ため池の部分に関しては、毎年度補助金をもらうときの事業費ベースで出
して、工事費についてはこういう形の分で、設計金額を出した分でちょっと多く予算計上は、ため
池に関してですがやっております。何でしたら20年度とか19年度、ちょっと資料等は……。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)今までそういう説明は、私は聞いた記憶はないんやけれども、要するに2,878万円、
本来なら4,200万円掛ける75%であれば、2,878万5,000円よりも多くなりますわね。それが実際は
75%よりも少ないと。2,878万5,000円はね。ということは、従来からもそんな計算やってましたか、
出と入で。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)ため池の工事、補助金がつく工事に関してはそういう形での計上をさせて
……、はい。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)39ページお願いします。一番下の農業者年金業務委託金、これについてどこから入
っているのか。農業者の方の年金業務委託金なので、内容の説明とお願いします。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)現在、農業者の方が5人これを受けておられる方がおりまして、現況届等、
そういった事務を農業委員会のほうが行っておりますので、それについて、さっきの保険料ではあ
りませんが、その事務の手数料という委託金ということで、これについては、さっきは国庫の関係
の委託金ということが、そっちのほうで計上すべきやということで、21年度から委託金にさせてい
ただいたんですが、これについては農業者年金のそういうところから来る分なので、雑入でそのま
ま計上させていただいております。これについては、農業やってる方についてはこれに入っていた
だければということで、農業会議等からキャンペーン的なお勧めあるんですが、なかなかちょっと
余り、そんなに魅力的でないというか、今のところは5人しか受給されてる方おられない。
-79-
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ありがとうございます。この年金の制度のことまた聞きにいきますので、教えてく
ださい。
それから、40ページの雑入の中の一番下ですね、資源ごみの売却代、これちょっと金額下がって
るんですが、できましたら内訳を教えてください。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)資源ごみ売却代ですけれども、410万6,000円で、対前年度に比べまし
て390万1,000円の減となっております。理由としましては、昨年ですけれども、北京オリンピック
があり、アメリカにおけるリーマン・ブラザーズ等の経済不況というところから、鉄、アルミ、も
ちろん古紙、ペットボトルも現在とまっておるというような状況の中で、市場価格を一定下げさせ
ていただいたというのが総論でございます。
内訳としまして、古紙類につきましては、前年ですけれども、新聞については6円、あと雑誌、
段ボール等5円ということでやらせていただいてるんですが、予算についてはそのまま上げさせて
いただきました。それで、本年、業者のほうと交渉しまして、新聞については3円、雑誌、段ボー
ルについては1円というふうな状況です。鉄、アルミにつきましては、昨年9円とアルミが12円の
ところ、21年度の予算では鉄が1円、スチール缶がキロ0.5円、アルミが12円というところですけ
れども、こちらについてはまだ業者と値段確定してないというところでございます。次に、ペット
ボトルですけれども、平成20年度は10円ということで、予算についても10円同額入れさせていただ
いてるんですが、こちらについては業者との見積もりの中では5円ということでやらせていただい
てます。
以上のように、市場相場に応じた状況で対前年度390万1,000円の減ということで、予算額410万
6,000円ということで計上させていただきました。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ありがとうございます。こういった状況やから、金額が下がって全体的に売却代が
下がったということなんですが、この古紙、アルミ、スチール、鉄とかペットボトルですね、この
回収した後の流通というんですか、どういった処理でどこの業者がこれをやっているのかというの
を教えていただけますか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)古紙類につきましては、町内を含め4業者で3カ月ずつ売り払いをし
て、近隣の古紙の問屋さんのほうに持っていってるというところでございます。鉄、アルミにつき
ましては、大阪リサイクル事業協同組合のほうで、そちらに売り払いをして、あとリサイクルのほ
うに行ってるということで聞いております。ペットボトルにつきましては、太誠産業株式会社大阪
支店と契約ずっとしてるわけなんですが、そちらのほうで選別をして、売り払いについては太誠さ
んが、以前は埼玉県のほうに持っていってたということなんですが、今は奈良県大和郡山市にござ
います卵パックの製造業者のほうに全量持っていってるということ聞いております。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)丁寧なご説明ありがとうございます。古紙については町内の4業者が3カ月ごとに
担当しているということですね。それで、鉄、アルミニウムはリサイクル協同組合ですか、大阪の。
そちらのほうで売り払いということなんですが、その売り払うまでの流れというんですか、どんな
形になってるんですか。センターのほうへ置いて、それでリサイクル協同組合がとりに来はるんで
すか。それとも持っていくんでしょうか。ちょっと細かいですが。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)鉄、アルミにつきましては大阪リサイクル事業協同組合と契約してま
-80-
して、その加入組合員さんが環境センターまでダンプでとりに来まして、うちのほうが積み込み作
業を行った上、最終的には業者さんが持ち帰るということでやらせていただいております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ちなみにペットボトルのほうもお願いします。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)ペットボトルにつきましては、収集委託業者が環境センターのほうに
持ち込みまして、それをそのまま太誠産業のほうがパッカー車でとりに来て、それを積み込みした
上で持ち帰って、選別した上で資源化と。また、残渣につきましてはまた環境センターのほうに戻
していただいておるというところです。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)太誠さんは自分とこの会社にパッカー車で持ち込んで、そこで作業されてると。現
状はね。はい、ありがとうございました。
それで、今回から容器包装のプラスチックも廃棄しますよね。それは今言ったペットボトルの部
類に入ってくるんでしょうか。それともまた別のルートでリサイクルされるんでしょうか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)ことしの4月から、収集につきましては、まずペットボトルが月2回
収集で、プラスチック製容器包装が月4回収集となっております。それは、収集段階から分けてい
ただいた上、それを環境センターのほうにまた別々におろしていただくと。それで、最終的には太
誠産業どちらも持って帰っていただくんですが、あくまでも持って帰っていただく車両は、ペット
とプラスチック製容器は一緒にせずに別々に処理すると。それで、工場に持ち帰っても別々のライ
ンで処理していくというふうに聞いております。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。リサイクルとしたら、ペットボトルと違うことで使
うことになるんですよね。それには売却代はかからないけれども、別のものがかかるんですか。そ
の辺をお聞かせください。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)歳出のほうでも説明しなければならない、出てるんですけれども、プ
ラスチック製容器包装というのは太誠産業のほうで選別やっていただいて、その後どこに行くかと
いいますと、財団法人日本容器包装リサイクル協会というのが国のほうで指定業者としてつくられ
ております。その協会のほうで、全国レベルで一括して、そういうリサイクル品を次の再生事業者
のほうに持っていくルートづくりというんですか、契約手続をやってるところなんです。うちとし
ては、その量に応じて再商品化手数料をリサイクル協会にお支払いをして、そのリサイクル協会と
契約した再商品化事業者というのが既に決まっておりまして、うちの場合ですと4月からは新日鉄
株式会社大分製鉄所というところが堺の太誠産業の工場にとりに来て、すべてリサイクルしていく
というふうなルートになっております。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ついでなんで、出のほうでその分がどこに出てるか教えてください。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)予算書83ページございまして、中ほどの資源ごみ処分手数料3,020万
8,000円の中に入ってございます。その一部としてプラスチック製容器包装の選別手数料と再商品
化手数料として1,300万円見込ませていただいております。
以上です。
-81-
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございますか。文野委員。
委員(文野慎治君)1点だけ、40ページ、雑入の貝塚市受託事務負担金のことでございます。若葉地区
の7世帯ですかね、その問題なんですが、以前もこのことについてはお願いをし、担当部局のほう
ともいろんな情報交換、あるいは地元の人たちの声の上げ方、そして貝塚市との関係で大きな動き
があったときにはまたいろいろ教えていただくとかいう関係で、常に情報交換的にはやらせていた
だいてる件なんですが、毎回お願いしてる部分もあるんですが、この1年間の動きと、それと行政
サイドとしての今後これからも含めてどうやったらいいかなというふうなお考えも含めて、見通し
も含めてあればこの場でお聞かせいただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)若葉地区のほう、今委員がおっしゃいました貝塚市の件なんですけれども、
昨年、以前から若葉地区の区長さんされておりました●●様のほうからお話はいただいておりまし
て、具体的に当然貝塚市さんとの話のほうが先決ではないかというふうなことで、一たんそちらの
ほうに、●●さんのほうにお話しをしまして、貝塚市のほうに町から連絡入れまして、貝塚市の近
くのほうに出向くようにということでお話ししました。その後、●●様のほうが貝塚市の担当部局
に行きまして事情を説明し、貝塚市のほうがすぐにはという話には当然ならなかったんですけれど
も、今後引き続きそういう話をしていくというところで、まだ今のところ具体的な展開というのは
ない状況でございます。ご存じのとおり区長様もかわられまして、当然若葉全体の区域の問題でも
あるし、特定のエリアの住民さんの区域でもあるということで、引き続き●●様が能動的に意見を
まとめながらやっていくと。動きがありましたら町のほうにも連絡を入れていただくようにという
ことで、こちらのほうとしましてもまた貝塚市といろんな調整が出る局面については相談に乗って
いくということでお話をしているところでございます。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)成果については、今ご答弁いただいた形で動いてると思います。ただ、住民の声を、
貝塚市のほうへ行くという、これも1つの道筋は残していただいてるとおりなんですが、やはり行
政サイドとしても、住民側の動きは動きとして、ぜひとも常に向こうの窓口の、常に熊取町として
もこれは受け入れないかんのやという意味合いを強調していただけたらなということをこの際また
要望したいと思うんです。
これは、まさに今おっしゃっていただきましたように地域の問題ということもございました。き
のうの所轄の関係でいえば、地域防災とかそういった形で、本当に若葉地区全体として、あそこに
線が引かれてるというのは、たまたま行政の縄張りというか境界だけでありまして、まさに熊取町
の若葉地区に住む方としてその7世帯の方も自治会活動含め熊取のまさに町民、貝塚の市民という
感覚は全くないわけなんですね。区長さん、たまたまその地区から2年間出ておられまして、本当
に熱心に区長会の副会長もされるというような形でやっておられました。しかし、どなたも●●さ
んが、住所は貝塚なんだということは知らないぐらいですよね。みずからこの問題をアピールして、
行政も動いていただくがために、区長会の中でも、私は区長に若葉から出てるけれど実は貝塚なん
ですよというような形を、あえて話を持ち出す中で、こういう熊取町の世論をやはりつくっていく
という形で努力をされておられたというふうに思います。地域防災の点についても言いましたし、
やはり地域が1つになってまちづくりをするというのが熊取町の大きなスローガンですので、住民
の方は住民の方で貝塚の企画というところへ行きなさいよというご指摘については、やる形では
進んでおられます。ですから、行政側としてもぜひともそれをお願いしたいというふうに思うん
です。
先ほど区長としても頑張っていただいたという、たまたまそういうお話もありましたけれども、
例えば区長さんのお仕事としては、選挙のときの投票の管理人とか、しかしそういうことについて
は貝塚の住民の方でありますので、選挙権がないんですよね。ですから、ご自身の投票は、あの地
域の方はわざわざ貝塚のほうに行かなあかん。そして、区長さんとして本当に責任感を持ってやっ
-82-
ておられる中で、この選挙の立ち会いという重要な仕事が残念ながらできない、そういうふうな不
合理もあります。ですから、たまたま昨年でしたかその地区の方でご不幸がありまして、そうなる
と、貝塚市長さんの弔電とかそういうのが来るんですよね。貝塚市民ということですから。以前も
言いましたように、貝塚の住所を書いて郵送物についてはおくれて来るというふうな形。若葉の住
所を書けば早く届く。そういった形で、そこの本当に少ない小さな声ですけれども、若葉地区とし
ては全体の問題としてやろうという形では、●●さん中心にお声かけをしながらやっていただいて
るようでございます。●●さん退任されましたけれども、若葉全体で7世帯の問題についても、全
体の地域のことだという形でやられることを総会でも確認をとられてるようでございますので、ぜ
ひとも、この場であえてお話しさせていただいたという趣旨を踏まえていただいて、行政としても
バックアップをよろしくお願いしたいと思います。
貝塚とすれば、やはり面積が減る問題、あるいは税収が減る問題……
委員長(月岡常博君)文野さん、申しわけない、簡潔によろしくお願いします。
委員(文野慎治君)あえて貝塚の立場でいえば、岸和田でそういう事例が過去ございまして、その形で
は今後そういう面積が減る、人が隣へ行くという形にしないというふうな、行政側のガードが固い
んです。ですから、やはり受け入れ側の熊取として皆さん方の行政サイドのそういうフォローを常
にやっていただく、常に接点を持っていただいておるという形で理解するんですが、それを来年度
さらにやはり強化をしていただきたいなと。いつでもこの項目が続かないように、ぜひとも要望と
してこの際お願いしておきたいと思います。
委員長(月岡常博君)中尾企画人事課長。
企画人事課長(中尾清彦君)●●様のほうから今文野委員がおっしゃられました話、じかにいろいろと
選挙の件等々お聞きしております。岸和田と貝塚との土地のやりとりの件につきまして、貝塚市が
非常にガードが固くなってきておるという傾向も承知しております。町にある貝塚市の土地と、そ
れから逆に貝塚市のほうに出ていってる熊取町の土地との面積の等積交換とかいろんなところで貝
塚市のほうが思いをやっておるところなんですけれども、●●様のほうにつきましては日常的に生
活上不便が出ておるというところの解決を求めておるところで、なかなか事態が展開していないと
いう状況でございます。この部分につきましては、やはり●●様とさらにお話を聞きながら、また
貝塚のほうとも機に応じましてバックアップはしていきたいというふうに考えてございますので、
よろしくお願い申し上げます。
委員長(月岡常博君)ほかに。大村委員。
委員(大村敏夫君)江川さんのちょっと関連で確認したいんですよ。先ほどの資源ごみ売却代のご説明
でどうもちょっとわからんとこがあるので、もう一度確認させてください。
最初のご説明で、鉄、アルミは大阪リサイクル事業協同組合へ直接販売しておると。ペット、プ
ラ類は太誠産業に販売して、その先は奈良の卵パックのところの製造業者に行ってるようだという
説明の後で、大阪リサイクル協会の組合員がとりに来ると、21年4月から。ペットは月2回、プラ
類は月4回と。その先は容器包装リサイクル協会に行って、新日鉄の大分に行くと。ちょっとこの
辺が、前半の説明と合わないんです。何か勘違いして説明されたんと違いますの。大阪リサイクル
協会には鉄とアルミが行っとるんでしょう。ちょっとその辺確認したいんです。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)鉄とアルミは大阪リサイクル事業協同組合でございます。それと、ペ
ットボトルにつきましては、太誠産業株式会社のほうで選別業務やっていただいて、あと奈良のほ
うで資源化していただいております。
ペットボトル収集は月2回です。それで、プラスチック製容器包装は月4回。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)中さん頭いいもので、あちこち飛ぶからこっちはついていけなくて理解しづらいん
やけれども。それで、確認をしたいんですが、たしかこの鉄、アルミについては、大阪リサイクル
-83-
事業協同組合はずっとやってたんですか。直接うちがここと契約してるというのはいつからですか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)平成7年からです。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)再度確認したいんですけれど、平成7年から大阪リサイクル事業協同組合へ行って
ると。鉄、アルミは、市況の低下により鉄は1円、アルミは12円と。私、何年かこれずっと聞いと
るんですが、鉄とアルミの選別はしてないと。うちから出すとき。そういうふうな記憶があるんで
すが、これは鉄とアルミは選別をした上で大阪リサイクル事業協同組合に販売してるわけですね。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)うちのほうで粗大ごみ処理施設で処理した後、ごみが多いということ
から、それをさらに大阪リサイクル事業協同組合のほうで資源ごみの選別と、鉄とアルミの売り払
いということをやっていただいております。
以上です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)私がお聞きしてるのは、鉄とアルミの選別は熊取町でやってるのか、大阪リサイク
ル事業協同組合でやってるのか、どちらなんですか。
委員長(月岡常博君)阪口住民部理事。
住民部理事(阪口 肇君)資源ごみとして、アルミと鉄につきましてはアルミ缶、スチール缶という形
で収集させていただきまして、環境センターのほうに持っていきます。そこで処理するのは、その
缶をそのままつぶすんではなくて、粗大ごみ処理機で熊取町の場合は環境センターのほうでアルミ
もスチールも一緒に入れてる状況でございます。缶自体はすべて処理させていただいて、細かくさ
せていただいてると。その後、まざってるものにつきましては、ある程度アルミと鉄に分けていた
だいて、分けたものを先ほどの大阪リサイクル事業協同組合のほうが選別した上で運搬していくと。
さらにサイシンの工場に運搬していくという形をとっております。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)そうすると、選別は小さく粉砕してますわね。その粉砕した後、鉄とアルミは、た
しか磁石で分けてるとかいうことを聞いたことがあるんですが、それはうちのほうでやってるわけ
ですな。
委員長(月岡常博君)阪口住民部理事。
住民部理事(阪口 肇君)粗大ごみ処理機で、破砕機でした後の分は、アルミと鉄は当然一応の分別は
できます。その中で、ストックヤードに置きましたものを持っていくわけなんですけれども、それ
をさらに混じってる部分があるものについては選別をした上で、きっちり分けて運搬していくとい
う形をとっております。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)そうすると、選別を鉄とアルミにした後でリサイクル事業協同組合に販売してると
いうことなんですが、このアルミが12円というのは相場やということですが、周辺のいろんな業者
の値段調べられましたか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)周辺の自治体のほうの売り払いの単価等も調べさせていただいており
ます。ただ、ごみがついてるところというのはやはり金額的には安いというところで聞いておりま
す。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)少なくとも私が知ってる範囲においては相当値段違うんです。この値段は、特にア
ルミですが、もうキロ100円まで上がってたんです。普通の状態でも60円以上のはずなんです。実
は希望が丘で、子ども会でアルミ缶を全部集めて、それを資金にしてるわけですが、結構の金額が
-84-
上がってますわ、年間。30万円ぐらい出てるんです。希望が丘だけのやつでね。この12円というの
は、もう一遍よく調べてください。この場ではそれ以上言いませんけどね。大阪リサイクル事業協
同組合というのは、これは場所はどこにあるんですか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)会社の事務所は大阪市中央区谷町のほうでございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)このリサイクル事業協同組合の組合員がとりに来ると。熊取町はリサイクル事業協
同組合との契約なんですね。ちょっと確認させてください。もう一度。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)大阪リサイクル事業協同組合と契約しております。
以上です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)この資源ごみ売却については、どうも納得いかん部分があるので、よく調べてくだ
さいね。単価が、特にアルミ缶の単価が、私の知ってる限りにおいてはべらぼうに12円は安いです。
幾らごみが入ってるとはいえ、先ほど選別を熊取町でやった上で販売するということですからね。
今の希望が丘でやってるアルミ缶は、同じレベルだと思いますよ。アルミ缶を小さく足で踏んで、
容積を小さくして、それを袋に入れて引き取ってもらってるんです。その中には当然ごみなんか、
小さなごみ入りますよ。同じような状態だと思いますが、余りにも単価が違い過ぎるので、これは
よく調べてください。
委員長(月岡常博君)阪口住民部理事。
住民部理事(阪口 肇君)先ほどの大村委員のご指摘なんですけれども、これも以前に何回かお話しさ
せていただいたと思います。これは処理の仕方でございまして、先ほどもスチール缶、アルミ缶に
つきましては粗大破砕機のほうに、粗大ごみも処理した後、その後入れてるという状況がございま
して、その中に入れますと、やっぱりいろんなごみとかつきまして、そのもの自体が質が悪い状態
というところがやっぱりかなり出ておりますので、地域で集団回収されたきれいなものと比べます
とかなり差がございます。そういうところはうちの処理の方法の仕方でそういう形になってござい
ますので、その処分代についてはかなりある程度差が出てくるのは仕方がないかなというふうに思
っております。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)アルミ缶とその他スチール缶との選別は一目瞭然でわかるわけですよね。破砕する
前であれば。そしたら、今熊取町でやってるその方式をやめて、希望が丘でやってるようなアルミ
缶とスチール缶をまず目で選別する。簡単にできますわ。そして、アルミ缶ばっかり集めてそれを
販売すれば、少なくとも60円以上で売れるわけです。何度もこれお聞きしてますけれど、ごみが入
ってるからという理由で選別費用がかかるから安いんだと言ってますけれど、それやったらやり方
変えることを考えませんか。
委員長(月岡常博君)阪口住民部理事。
住民部理事(阪口 肇君)たくさんの量が入ってきますので、処理としては今説明したとおりの方法で
やりたいと思ってます。ただ、きれいなままで置いときますと、やっぱり運搬にかかる料金も、そ
ちらのほうが大きくなってくることも考えられますので、その辺はまたコスト的なものも一度検討
してみてもいいと思いますけれども、それはまた検討させていただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)せっかく私が熊取町の収入増のための提案をしてるわけですよ。もう少し前向きの
答弁くださいよ。やむを得ず検討しますじゃなくて、きっちりと検討してください。返事ください。
委員長(月岡常博君)阪口住民部理事。
住民部理事(阪口 肇君)アルミとかいろいろな資源ごみにつきましては相場等がございますので、そ
-85-
のときの状況もやっぱり、社会情勢も考えながら取り組んでいかなければならない問題でございま
すので。ただ、今委員おっしゃるように、いつまでも高価な金額が出るというのであればやっぱり
検討もさせていただくということでご理解いただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)私も関連ですけれど、今言われたアルミ缶とスチール缶の件の関連と、江川さんの
関連になるんですけれども、今単純に話聞いてて、何で粉砕せないかんかなという問題が1つあり
ます。磁石によって缶を選別することは簡単にできますよね。その中で、あの施設の中で段ボール
の梱包機、圧縮梱包機ありますよね。そこにアルミ缶はアルミ缶で入れて圧縮梱包したらそのまま
出せるはずです。私そう思いますよ。あそこで機械があるんだから。わざわざ何で粉砕せないかん
かなという気もします。それに対して経費がかかる。
私ちょっと聞きたいのは、4月から完全に分別されて、有料化されますよね。ペットボトルにし
ても廃プラスチックとかいろんなものを家庭で分別して出してくださいと。細かく分別します。収
集も、細かく分別してあるから細かく収集運搬せないかんという形に変わってくると私は思うんで
すけれども、そのときに、平成20年と21年のそれに対する経費、支払う経費、運搬収集、松藤工業
さんにお願いしてますけれども、2社ありますよね。それに対する経費はどれだけ上がるのかとい
うものを1つ。これには売却代しか出てません。完全にということで、すべて調べたらわかるんで
すけれども、それの比較、きっちり分別することによってどれだけ経費が上がるのかということを
ちょっとお聞かせ願えますか。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)歳出のほうで、ごみ不燃物収集委託料として、トータルで1億7,946万
2,000円、83ページです、上がっておりますが、そのうち可燃ごみにつきましては9,026万7,000円、
こちらは前年度比で申しますと680万4,000円の減。こちらは一定また歳出のほうでお話あるかと思
うんですけれど、一定先ほどのプラスチック製容器包装が資源ごみに移行するということで減にな
っております。資源ごみのほうですが、5,678万8,000円、こちらは前年度比で1,495万6,000円の増
となっております。こちらは先ほど申し上げましたプラスチック製容器包装が、資源ごみ来るんで
すが、一定パッカー車は圧縮されて積めるんですけれども、やはりかさばる割には重さが少ないと
いうことで、非常に効率が悪くなる部分がありますので、そういう状況となっております。
以上です。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)今の処理代聞けば、900万円ぐらいかかる。1年にね。それと、今相場がどんどん
何もかも資源の単価が下がってきてる。20年と比較して、同じ量であればかなり町の負担がふえて
くるという形になりますよね。トータル的にね。売却費が下がってきてる。そして、収集運搬経費
が上がってきてる。トータル大変な差額になってきてると思うんですけれども、実は何回も言いま
すけれども、議会報告会行って住民さんからよく言われるんですね。環境センターの延命というも
のが1つ目標があって、寿命延ばさないかん。その反対に、住民に負担がかかってくるんだと、住
民側からいえばやね。ペットボトルもきれいにして出さなあかん、トレーもきれいにして出さなあ
かん。それに対して水道代もうちは要るんや、住民の負担ばっかりやという形で言われるんです。
今、大村さん言われたのはその辺の、いかに資源ごみを住民のために還元するようにしようと思え
ばやっぱり高く買ってもらって、住民の負担を抑えていく。分別収集、完全に廃棄物を出さないと
いうのは教育長もよく言われてるように燃やすのが一番安いんやと。全部燃やすのが一番安いんや
と。でも、今の社会情勢からそれはできへん。やっぱり分別して資源になるものは資源に残さない
かんというんやけれども、その辺、住民に対して私ら行ったときに説明がなかなかしにくい。住民
は自分らのことしか思ってないですからね。金の出ていくことしか思ってない。税金も出ていくん
だけれども、そのために私らは、環境センターのこと思ってないんですね、住民の方。頭にないん
ですね。そういう説明する中で、やっぱり大村さんも言われたように、やっぱり資源になるものは
-86-
皆さんが努力して分けていただいてるんだから、なるべく効率のいいところに売却していく。今言
いましたけれど、何で粉砕までして出さなあかん。今言ったように、粗大ごみの粉砕した後にアル
ミ缶放り込んで粉砕してるんやと。だからごみが入るという説明はありましたけれど、それはちょ
っとおかしいん違うかと。わざわざ住民の方がきっちり分別してくれたその商品を何でごみの中に
ほりこんで、粉砕してごみを混ぜて出さないかんかということもありますので、ぜひ、住民の方に
なるべく努力していただいてるんだから、負担のかからない町としての処理、売却方法を考えると
いうことをお願いしたいと思うんです。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)若干説明不足の点もございますので、もう一度確認させていただきま
す。
今、缶類の収集の中には、アルミ缶、スチール缶、それと一斗缶以下のごみ、それとスプレー缶
が一緒に入っております。それを業者のほうまとめて環境センター内のプラスチックプラットホー
ムに一たん置いております。それと、別ルートとして、粗大ごみ処理として、住民さんや委託業者
が持ってきたごみを処理する。それで同時に処理をせずに、私たちのほうでは粗大ごみだけ先に全
部処理をして、鉄分をとった上で、時間的に余裕できた段階で缶だけもう一度粗大ごみ処理施設で
処理をしてるというふうな処理方式をとっております。それで、先ほどおっしゃいましたように、
高く売却できないかというところあるんですけれども、今年度から、21年度から3カ月単位で価格
見直しというふうな方法をとっていきたいと。それは一たん4月から6月まで売却をして、また周
辺自治体の金額調査などをしながら、あとまた売却していくというふうな方法を考えておりまして、
そのあたりでご理解いただけないかなというふうに考えております。
以上です。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)商品の売却ですけれども、この時代どんどん下がってきてる。一時期は側溝にかけ
てる鉄板まで持っていかれたという時代もつい目の先であったんですけれども、今は何ぼさらの鉄
板かけてもだれも持っていかない。鉄はどんどん下がってきて、商品にならないというのは私も認
識しておりますけれども、ああいう高価なアルミなんか、自治会によって収集して業者との取引の
中で自由に大村さん言われたように売却してるところもありますけれど、一般の方が努力して出し
たごみを先に持っていかれると。高価なものだけ持っていく。だから、今はもうペットボトルなん
か持っていかないですね。一時ペットボトルも持っていきよった時期があります。でも、今はペッ
トボトル持っていかない。金になるものは全部持っていくんだけれども、あれを何とかする方法が
ないものかあるものか。私も一遍言うたことあるんですけれども、高いときは町が収集しても高く
売れるからいいんだけれども、安くなってきたときは処分料が要るから、これはもう持っていって
もらうんがいいんやという答えももうたことあるんやけれど、その辺、やっぱりまだアルミのほう
は売れますので、その点何か対策をとろうとする意思がこれからあるのかどうか、これもひとつ伺
いたいと思います。
委員長(月岡常博君)村田住民部長。
住民部長(村田明人君)いろいろ皆さんからご意見いただいてるところなんですけれども、ごみの収集
にしても処理方法にしてもいろんな方法がございまして、今人数とか人の関係もありますけれども、
今やってる中で処理をさせていただいてるということをまずご理解いただきたいんですけれども、
そのいろんなことがある問題にしろ、処理の方法にしろ、売却にしろ、いろいろあると思うんです
けれども、今、中所長が話してるとおり、価格にしても3カ月に1回見直しするというところもご
ざいまして、方法についても今後よりよい方法で処理できるように検討してまいりたいと思います
ので、ご理解いただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)そういうつもりでやっていただきたいと思います。一番最初言ったように、アルミ、
-87-
スチール缶をわざわざ粉砕しなくても、あそこにある機械を十分使える、ある機械を効率的に使っ
て売却してほしいなというふうに思います。ぜひ町民の方が一生懸命分別したものを、わざわざ、
今言われたように、私ちょっととり方は間違ってたかもわからへんけれど、粗大ごみというのは木
とかそういうものやと私は思ってたんです。それを粉砕して、燃えるものはとって、あと残った鉄
とかそれという話になりましたけれども、わざわざごみの混じるようなそういう処理方法をしなく
てもできる方法があるんかなという思いもしますので、その点、住民の努力が実りますようによろ
しくお願いします。
委員長(月岡常博君)ほかにございませんか。
(な
し)
これをもって一般会計歳入のうち25ページから41ページまでの第3班所管事項について質疑を終
了いたします。
次に、一般会計予算歳出に移ります。歳出のうち、49ページから51ページまでの款2 総務費、
項1 総務管理費、目2 財務管理費及び目3 企画費のうち第3班所管事項、それから58ページ
から59ページまでの款2 総務費、項3 戸籍住民基本台帳費、79ページの款4 衛生費、項1
保健衛生費、目2 予備費のうち第3班所管事項、79ページから93ページまでの款4 衛生費、項
1 保健衛生費、目3 環境衛生費から款4 衛生費、項2 清掃費、款5 農林水産業費及び款
6 商工費について質疑を承ります。一応最終93ページまでになります。よろしいですか。
それでは、質疑を承ります。質疑はございませんか。白間委員。
委員(白間泰男君)79ページお開き願えますか。その中で、委託料として検診等委託料、集団接種委託
料、個別接種委託料ございます。
委員長(月岡常博君)それ4班ですね。
委員(白間泰男君)そしたらすみません、申しわけないです。間違えました。すみません、そしたら85
ページお開き願えますか。85ページのし尿処理施設運転管理委託料と、し尿汲取業務委託料ござい
ます。そのし尿委託料ですけれども、実際この問題はいろいろな問題点等、また住民さんの苦情で
すね、その辺のところもしお聞きでないか、その辺のちょっと詳しいご説明願えたらありがたいん
ですけれども。
委員長(月岡常博君)苦情聞いてませんかということで、田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)すみません、最後ちょっと聞き取りにくくて申しわけないです。もう一
度お願いします。
委員(白間泰男君)従来熊取町は1社でそういう事業やっておられますやんか。そういうことで、その
辺の問題点を日ごろお聞きしてるんですよ。その辺の問題点いろいろお聞きではないかということ
でございます。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)運転管理とし尿汲み取り業務のほうの1社随契で行ってる点かと思うん
ですけれども、以前ごみのほうなんですけれども、同じように1社随契、2社あるんですけれども、
随契しておるということで、本町でも裁判になって最高裁で勝訴したという事例でございました。
一般廃棄物ということで同じ取り扱いになるんですけれども。これは昨年も国のほうから再度通達
があったんですけれども、基本的には一般廃棄物の委託に関しましては、総論でいいますと競争に
よる経済性を優先するのではなくて、やはり安全性、確実性等を優先していくべきだということで、
そういうふうに示されておりまして、廃棄物処理法におきましても、市町村が収集運搬を委託する
場合、受託者が業務を遂行するに足りる施設、人員、財産、経験等を有しており、かつ受託しよう
とする業務の実施に関し相当の経験を有するものであること。また、受託料が受託業務を遂行する
に足りる額であることというような規定がございます。こういった形で最高裁でも示されておるん
ですけれども、業者選定に当たりましては、委託業務が適正に遂行されるべきことを重視いたしま
して、業者の資力、信用、技術、経験等を踏まえ、安定的、継続的に安全・安心なサービスなどを
-88-
提供し得るかどうかなどを十分検討した上で選定する必要があるとされております。そういう意味
では、本町におきましては、廃棄物処理法の基準を満たす業者は、現行のし尿であれば1社、ごみ
であれば2社であるというふうに考えております。
契約に当たりましては、町独自に受託業務を遂行するに足りる額ということで、設計書を策定し
ておりまして、その上で設計書の範囲内の見積もり提出がなされた場合に契約しておるということ
で、一定経済性も設計により担保しておるものと考えております。今後におきましても同様に行っ
てまいりたいと考えております。
以上です。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)ご説明になりました最高裁の判例でそのような安全性というものを大事に重点的に
とらえておられるということで、し尿については1社がこれからもずっとやっていくというお答え
でございます。そこで、私が一番心配しますのは、やはりそういう事業というものはある程度競争
性もないと、1社だけの事業委託ということで、本当に算定方法ですね、その辺が本当に適正に行
われるかどうか、住民さんから非常に不審の目も見られてる点もありますので、その辺については
本当に問題ないでしょうか。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)各算定におきまして、例えばし尿処理場の運転管理で申しますと、大部
分を占めますのが、4人常駐しておりましてその人件費でございますが、その人件費の単価は最新
の地方交付税の人件費単価を用いるなど、ほかにつきましても、例えば運転管理につきましては交
付税単価、し尿の収集のほうにつきましても人件費は交付税単価、また車両のほうの費用も一定減
価償却しながら設計の中では見ておるんですけれども、そのもとになります車両単価なんかは、例
えば国土交通省であるとか農林水産省の設計単価、こちらのほう使ってますので、基本的には公的
な部分の単価を用いているというところでご理解いただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)私も住民さんからの1つの苦情ということでそういうことも聞いてるわけですよ。
その辺のとこを一応公的なそういう算定基準に基づいてやっておられるということで、その辺のと
こで今後もやっていかれるということなので、その辺のことは理解させていただきましたので、今
後ともよろしくお願いします。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)85ページ、白間委員との関係でお聞きしたいんですけれど、し尿汲取業務委託料と、
それから廃棄物処分委託料、両方ともちょっと下がってるんですけれども、し尿場の委託料という
のはやっぱり下水が下がってるのかなとか思うんですけれども、その辺と、それから去年の予算の
中では除鉄装置、ろ過材洗浄委託料というのが入ってたんですけれど、それがなくなってるのは、
これは何年間に1回するとかそういうものなんでしょうか。ちょっとその辺教えていただきたい。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)まず、し尿汲取業務委託料のほうでございますが、委員お話しいただき
ましたように、一定下水等が普及しておるということで、処理人口、量ともに減になっておるとい
うのが主な要因でございます。
次に、一般廃棄物処分委託料22万6,000円、こちらのほうでございますが、こちらのほうはいわ
ゆるし尿浄化槽の最終の汚泥について焼却いたしまして灰になるんですけれども、そちらのほうを
大阪府の広域臨海環境整備センター、いわゆるフェニックスのほうに運搬しておるものでございま
して、実量としてはそれほど大きく変動はないんですけれども、決算に近づけるという意味で一定
減したというところです。
すみません、廃棄物処分委託料133万8,000円、こちらのほうは施設内に搬入されたし尿と浄化槽
汚泥を入れます受け入れ槽というのが全部で4つあるんですけれども、一番最初に入れる槽が2つ、
-89-
一定処理をした後にためます槽が2つという形で、合計4槽あるうちの一番最初の2槽につきまし
ては、どうしてもやっぱり砂等がたまりやすいということで、これは毎年させていただいてる分で
ございます。残りのあと2槽については2年に一度ということで、隔年で2槽の年と4槽の年がご
ざいますので、今回は2槽ということになってます。減になっておるというところでございます。
除鉄のほうにつきましては2年に1回実施しておるものでございますので、今年度はないというこ
とでございます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。糀谷委員。
委員(糀谷直人君)ページで申しますと81ページ、清掃総務費、目 清掃総務費のところなんですけれ
ども、これは美しいまちづくり推進室の費用だと思うんですけれども、ここの部分のまずは給料、
あるいは職員手当の部分で、ここのところの説明少しお願いします。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)清掃総務費の給料、職員手当等でございますけれども、ここは昨年度は29人
分の給料、手当等を計算しておりましたけれども、ことしは1人減らしておりまして、この予算と
いうのは12月現在の人の予算を計上しております関係で、1人病気休暇しておる関係で、28人分の
給料の総額でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)ここで働いてもらっている職員、これは皆さん臨時職員でしょうか、それとも正職
員と臨時職員、あるいはアルバイト関係か、その辺のところちょっとご説明願います。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)ここの清掃総務費の給料、職員手当等につきましてはすべて正職員の分でご
ざいます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)臨時職員という関係では、この部分では含まれていないんでしょうかね。82ページ
の部分での。そこのところちょっとご説明願います。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)委員ご指摘の分は、クリーンアップ室の分でございますか。
委員長(月岡常博君)中川環境課クリーンアップ室長。
環境課クリーンアップ室長(中川良一君)塵芥処理費の非常勤嘱託員報酬でございますけれども、1名
の嘱託員さんの報酬でございます。それと、あとこれは塵芥処理費でございますけれども、クリー
ンアップ室、現在4名の嘱託員がおりまして、あと道路清掃事業、この後の分ですけれども、2名
が嘱託員。あと、道路のほうで1名ですね。ページで申し上げますと96ページ、目が道路維持費の
報酬でございます非常勤嘱託員報酬1名の金額でございます。その下のほうに臨時雇賃金でござい
ますけれども、これは臨時職員、クリーンアップ室で6名現在おります。嘱託員、今申しましたそ
の後、ページ数で申しますと101ページ、目 公園費 非常勤職員報酬2名分で706万3,000円とい
うことでございます。その下の賃金につきましては臨時職員さんの2名分の賃金488万3,000円とい
うことでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)ありがとうございます。多岐にわたって、1つにまとめてもらってるかなと思った
んですけれども。
続いてちょっと質問させていただきます。クリーンアップ室、今回名称が新しく変わって美しい
まちづくり推進室という形で出発されると思うんですけれども、ちょっと聞き逃したんですけれど、
正職員さん何名ですか。もう一度。
委員長(月岡常博君)中川環境課クリーンアップ室長。
-90-
環境課クリーンアップ室長(中川良一君)正職員でございますけれども、労務職、現業職につきまして
は1名現在おります。正職員の労務職が1名。あと、私と事務という形になります。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)ここで働いてもらってる正職員さんあるいは嘱託員の方々なんですけれども、暑い
夏は一生懸命外で道路仕事していただいて、雨の中もしっかりとレインコート着ながら頑張ってい
ただいてるんですけれども、ある意味これは専門的な知識も必要かと思うんですけれども、それを
臨時職員、あるいは嘱託員に任せる。嘱託員は3年の契約でしたかね。あるいは臨時職員は1年と
いうところでよろしいんでしょうか。
委員長(月岡常博君)中川環境課クリーンアップ室長。
環境課クリーンアップ室長(中川良一君)嘱託員につきましては本年度まで3年間、任用期間は1年。
その中で、特に適性を欠くことがなければ3年間延長ということでなっておりました。今回要綱の
見直し等で、3年が5年に平成21年度から変更されるものでございます。嘱託員につきましては3
年から5年に変更、要綱でなったということでございまして、あと臨時職員につきましては任用期
間が6カ月ということで、その中で期間中に特に適性を欠くことがなければ、問題なければ6カ月
更新し、最長は1年ということになってございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)当然この方々は町内の道路の補修だとか、あるいはそれぞれの施設の後片づけ、あ
るいは邪魔になったらその部分を清掃とかいうお仕事だと思うんですけれども、そういうときに残
土だとか、あるいはいろんなごみの処理ですね、そのような格好はどのような形でされてるんです
かね。ちょっとご説明お願いしたい。
委員長(月岡常博君)中川環境課クリーンアップ室長。
環境課クリーンアップ室長(中川良一君)清掃の中で、土砂関係につきましては一定ダンプのほうに積
み込みまして、青池のあそこのほうに仮置きという形になります。ごみ関係、その中でも草である
とか、あるいは枯れ葉でありますとか木の剪定くず、そういったものは環境センターのほうに直接
搬入しまして処分のほうしてございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)土片づけだとかあるんですけれども、そういうようなものを私きのう質問させてい
ただいたんですけれども、道路かあるいは施設の中の穴開いたところに埋めていただくとかいう形
でやっていただくことはできないんですかね。
委員長(月岡常博君)中川環境課クリーンアップ室長。
環境課クリーンアップ室長(中川良一君)道路に穴が開いたとか、そういったときの補修につきまして
は一定の強度のある、下のほうにそういった砕石等も埋めまして、あと上からアルミホイルであり
ますとかそういうもので固めますので、通常のそういった土ではちょっとまずいんではないかなと
いうふうには思います。そういった分につきましては、道路側溝でありますとか雨水ますにたまっ
た土砂につきましては、一定のそういった公園の流れた部分、低い部分に持っていって、そこに整
えるという、そういった手法をとってございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)川崎管理課長。
管理課長(川崎一吉君)道路の土につきましては、一定やっぱり青池に集めまして、最終やはり産業廃
棄物として処分しております。それについては道路事業の中で、維持事業の中で処分費も上げさせ
ていただいております。またそういう使えるものはやはり現場の人が、ここにあの土を使ったらい
いなということで、適切には使っていただいてるような状況でございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)そういう形で用途、用途、使い道、使い道で分けて、現在そういうふうな形で使っ
てるということでよろしいですかね。有効利用していただいてるということなんですね。
-91-
委員長(月岡常博君)川崎管理課長。
管理課長(川崎一吉君)一応使えるものは使ってるんですけれど、やはり道路のあれドロですか、そう
いった側溝にたまってるもの、これはやはりなかなか使えませんので、廃棄物として処分するとい
う形をとってます。ただ、いい土はまた別のところに使って。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)そのようにリサイクルといいましょうか、使えるものはまたどこかで使っていくと
いう形でよろしくお願いしておきます。
私のほうから以上です。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)商工会補助金なんですけれども……
委員長(月岡常博君)何ページですか。
委員(鈴木 実君)93です。93と、農林水産業費の補助金、項目がいろいろありますけれども、野菜の
安定特別補助金とか農業振興協議会の補助金。この補助金については、これ大体毎年同じ額が交付
されてると思うんですけれども、商工会なり農業関係機関の中から1年、1年、事業計画というも
のが出てきて、町としてそれを見ながら補助を出してるのか、去年と同じだけ出しますよという形
で、ある一定、2、3年前は1割減、1割減ときた経緯もあると思いますけれども、今回のこの補
助金についてはどういう形で額の決定をされたのか、ちょっとお聞きしたいんです。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)間に合えば翌年度の21年度のこの予算に対しての事業計画というのを当然
出していただかないといけないんですけれど、これをやったベースというのは前年度の実績という
ことです。これは補助金ですので、満額大体それ以上かかった場合はこれまでということ。それ以
下の場合については、精算は本来すべきものなんですが、今のところはこれ以上事業費としてかか
ってるということで、これは決算のあれになりますけど。それをベースにしておって、全体的な見
直しの中で削らせていただいた部分もございますが、21年度のこの予算に関しては前年度並みとい
うことでご理解。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)はい、わかりました。ということは、この補助金をまず出して、商工会にお渡しし
て、それに見合った事業をしてくださいというのが基本になってるという形ですね。それに対する
1年間の事業を、事業報告というのはきっちり受けておられるのか。それと会計報告はきっちり受
けておられるのか。その点確認させていただきます。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)1年に1回総会がございますので、そこの場で当然ながら事業の決算、そ
れから翌年度の予算、それ審議されますので、その中では総代さんの中で、私らもそこに参加とい
うか。それ以前には当然これを交付するときの計画書と、最終はこれだけになりましたという分で
精算ということになりますので。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)はい、わかりました。私も議長させていただいたときも参加させていただいて、確
認させていただいたことがございます。ただ、この補助金については、商工会等が以前に制菌タオ
ルの製造にかかるときに、やっぱりある一定熊取町として負担をする、販路拡大とかいろいろなこ
とがありまして、新しい事業を展開するときには町としても補助の対象として増額するというもの
が多分あったんかなと思いますけれども、今後商工会はこういう事業したい、熊取町の商業のため
にこういうことをしたい、農業者がこういう事業を展開したいというときに、町としてどういう対
応をされるのか。出てこないとわからないというのもありますけれども、町として支援をしたいと
いう気持ちがあるのかないのか、ちょっとお聞きします。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
-92-
産業振興課長(阪上清隆君)これは今回の分については通常の運営経費でございますが、その年度、年
度ごとに臨時的にこういう事業を展開したいということであれば、過去も臨時予算の中で計上させ
ていただいたこともありますし、今回まだちょっと追加議案のほうでご提案させていただきますが、
文教のほうで説明させていただいたと思いますが、定額給付金に関連するプレミアム商品券、これ
も一定商工会の事業として、それについてもまた計画とかいただいて、それについては補助をさせ
ていただいておりますので、今後もそういった場合は、当然事業の精査はさせていただきますが、
これがにぎわいで、あと行く行くは町のほうに税金として返ってくるような事業を展開していただ
けるという、それは短期とか長期とかありますが、そういうものであれば当然精査はさせていただ
きますが、過去も計上はさせていただいてますし、今後もそういう気持ちではおります。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)わかりました。なるべく意欲のある事業に対してはやっぱり町として門戸を広げて、
積極的に支援をしていただきたいなと思います。そういう意味で、今課長が言われましたように、
短期であれ長期であれ、産業の振興になるというときにはぜひ幹部の方が大きな気持ちで、貴重な
税金を使うんですから、熊取のためになるということを認めた上でぜひ助成をしていただきたい。
よろしくお願いをしておきます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)49ページお願いします。財産管理費の中の報償費ですね。ここお聞きしたいんです
けれども、先ほどクリーンアップ室の職員のこと聞いたら、いろんな目に飛んでて驚いたんですが、
ここの報償金のほうはどういった職種のところであらわれてるのか教えていただきたいんですが。
報償金15万円。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)これは町有林にイノシシが出没して、農林被害とかある関係で、町有林の
維持管理ということで財産管理という項目に計上させていただいて、それを駆除していただくのに
猟友会のほうにすべて消耗品的な部分も含めて報償金という形でお渡しさせていただいてる分でご
ざいます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。
続いて、79ページの下なんですけれど、環境衛生費のところで、ここには報酬のところで火葬業
務嘱託員報酬と書いていただいたので、どういう業務なのかというのがすごくわかりやすいので、
ほかのところも報酬のところはこういうふうに明記してくれたらいいのになと要望なんですけれど
も、そう思いました。この部分の火葬業務嘱託員報酬について、金額が下がってるんですが、勤務
状態変更とか勤務時間の変更とか、そんな内容にかかわっての減額なのかどうかご説明お願いしま
す。
委員長(月岡常博君)田中環境課長。
環境課長(田中秀紀君)火葬業務嘱託員報酬ということで、項目のほうはほめていただいたんですが、
内容につきましては変わっていないというのが実情です。より予算をとるに当たって、超過勤務の
実態であるとか勤務実態にもっとシビアに近づいた予算どりをするようにということで、いろいろ、
皆さんそうだと思うんですけれども、そうした結果、減額になったということでございます。勤務
実態は何も変わっておりません。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)関連なんでもう一つだけさせてください。80ページの委託料のところで葬儀委託料
ってありますよね。291万9,000円。これ火葬場のところで葬儀委託料がかかってくるということな
んでしょうけれども、どんなふうに使われてるのか教えてください。
委員長(月岡常博君)田中環境課長。
環境課長(田中秀紀君)葬儀委託料の件ですけれども、これは町営葬儀のA級、B級を執行する際に、
-93-
金田佛心社へお支払いしている分でございます。予算としてはかなりの額上げさせてもらってるん
ですけれども、実態としてはご承知のとおり余り利用がないということで、決算的には減額の傾向
にあります。
委員長(月岡常博君)議事の途中ですが、ただいまより昼食のため1時まで休憩いたします。
──────────────────────────────────────────────
(「12時00分」から「13時05分」まで休憩)
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)休憩前に引き続き会議を開きます。
小八重総務部理事。
総務部理事(小八重泰彦君)きのう1班のところで大村委員からご質問いただきました地方消費税交付
金の納期のずれ込みについて具体的に説明するようにということでございまして、大阪府へ問い合
わせしましたのでご説明申し上げます。
地方消費税交付金は、市町村に対しましては年に4回交付されております。最後に交付されるの
が3月でございます。3月に市町村に入ってまいりますのが、都道府県において11月、12月、1月、
この3カ月間入ってきたものがまとめられて3月に交付されます。ですから、都道府県に1月に入
ってきたものまでは年度内に交付されますが、2月に入ってきたものは翌年度に市町村に交付され
るということになります。都道府県に1月に入ってくるものは、その2カ月前に国に納付されたも
のでございますので、11月末までに国に入ってきたものが1月分として、月単位ですけれど、11月
のものは11月末のものが1月に都道府県に入るわけでございます。ですから、国のレベルで申し上
げますと、11月末までに入るかどうかが、市町村に年度内に入るかどうかの境界になるわけでござ
います。今回、平成20年11月30日が日曜日でございまして、納期限が明くる日の12月1日となりま
したので、その分、11月分が1カ月単位ずれ込んでしまった、市町村へ来るのが翌年度の交付に回
ってしまったということで、およそ8.5%次年の中に、1カ月分に相当するかと思いますが、その
額がずれ込んだという意味でございます。
すみません、ちょっと詳細まで確認してないんですけれども、消費税に譲渡割と貨物割がござい
ますが、貨物割については確実に月単位で翌々月までということがございますので。ちょっと中の
区分によって納期限が違うのかもしれません。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)失礼します。ちょっとお聞きしたいんだけれど、83ページ、塵芥処理費の役務費の
一番下ですね、廃棄物処理施設機器分解保守点検手数料というのが去年より下がってるんですけれ
ども、これはさっきの処理みたいに年ごとで違うのか、それか業者との関係で下がってるのか、ち
ょっとその辺教えていただきたいのと、それから89ページです。農業振興費の上から7行目に野菜
需給安定特別事業補助金が、去年1,000円だったのが13万6,000円に上がってるんですけれども、ど
ういう事業なのかちょっと教えていただきたいのと、それから92ページ、農業水産業費の林業振興
費の中の草刈委託料というのがかなり減ってるんですけれども、草刈りは林業にとっては重要な気
がするんですけれど、その辺の理由を教えていただけたらと思います。
委員長(月岡常博君)答弁を求めます。中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)83ページ、塵芥処理費、役務費、廃棄物処理施設機器分解保守点検手
数料です。4,400万円ですけれども、対前年度に比べ200万円減額させていただいております。これ
につきましては、従前より保守点検業務についていろいろやってきた中で、昨年ごみクレーン保守
点検整備業務を、以前は荏原製作所のほうでやっていたものを、2社見積もりということでさせて
いただいて、一定安価になったと。また、その他細かく保守点検業務の中で精査していきながらや
らせていただくということで、今年度200万円減額させていただいて、4,400万円となりました。
以上です。
委員長(月岡常博君)続いて阪上産業振興課長。
-94-
産業振興課長(阪上清隆君)89ページの野菜需給安定特別事業補助金13万6,000円でございますが、こ
れにつきましては大阪府にこまわり産地野菜価格安定事業というのがございまして、その実施要領
に基づく補助事業で、事業の趣旨ですが、市場へ出荷された特定野菜、熊取町は紅ズイキなんです
が、著しく値下がりした場合に生産者に補助金を交付する事業で、過去3年間の1kg当たりの平均
価格の80%までを補てんするというもので、20年度1,000円というのはこれちょっと枠取り的なも
のがございまして、21年度についてはJAのほうを通じて過去3年の分でそういう値下がりがあっ
たので、この額について負担いただきたいということの請求がございましたので、21年度に計上さ
せていただいております。
続きまして91ページの草刈委託料なんですが、これにつきましては昨年度までは草刈工事費とい
うことで計上いたしておりましたが、工事費を計上するほどの業務じゃないということで、今年度
より委託料に変えさせていただきました。これにつきましては林道雨山線と林道和田山線について、
昨年度まで工事費ということで計上いたしておりましたが、林道和田山線につきましては草刈りを
するほどの草が繁茂してる状況ではなかったので、今回21年度につきましては林道雨山線のみの草
刈りの業務を計上させていただいたところです。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)1点お聞かせください。塵芥処理費、82ページから83ページ、全体的なことでお聞
きしたいんですけれども、クリーンアップ室の方々は草刈り、いろんなところで住民さんのために
頑張ってやってくれてるんですけれども、それに対しましていろんなところで草刈委託料たくさん
出てくるんですけれども、その部分のご説明をちょっとお聞かせください。
委員長(月岡常博君)中川環境課クリーンアップ室長。
環境課クリーンアップ室長(中川良一君)当室で実施しております草刈り業務、そういった内容につい
てのみお答えさせていただくんですけれども、まず道路関係ですと、路線の割と短いような部分で
ありますとか、法面とかそういったところの道路に関しては草刈り、その中でも小さな面積が主に
といいますか、そういったところでございまして、あと公園内の年に2回程度というか、地元自治
会のほうから要望のあった、公園課のほうに依頼がありましたときに、うちのほうでまた現場のほ
うに職員が行きまして作業すると。あと、自然公園の外周道路でありますとか、公園の中のハイキ
ングコース、そういった業務もやってございます。ですから、あと大きな工事になりますと、各原
課のほうで草刈り業務、そういった契約のほう、原課で契約されてございますので。よろしいでし
ょうか。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)私が言いたいのはまさしくそこなんですよね。原課がいろんなところで草刈り委託
をなさっていると。そこの部分でクリーンアップ室でカバーできるようなところがないのかなと思
いました。草刈委託料の部分で、ここだったらクリーンアップ室に任せるが、そうすると、今まで
委託していたところが少しでも減って、予算もその分軽くなるかなと思うんですけれども、そこの
ところ。
委員長(月岡常博君)中川環境課クリーンアップ室長。
環境課クリーンアップ室長(中川良一君)町のほうの財政的な予算面でも当然例年と削減してございま
す。当然例年ですと工事発注してた部分につきましても、この部分がどうしても予算上足りないと
いう部分につきましては、クリーンアップ室のほうに協議がありまして、この辺なら何とか可能か
なということであれば、当然うちの職員が実際に業務のほうやっております。公園でも同じような
ことが言えると思うんですけれども、500平米以上の大きな公園ですと、自治会との委託契約とか
で、自治会が実際に業務をやってたという部分はありますが、最近では高齢化に伴って実際にも補
助金要らないということで、町のほうでやってくださいという場合もあります。そういった場合も
当然うちのほうで可能な面でそういった業務もやっておるということでございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
-95-
委員(糀谷直人君)全体、総合的な考え方で、省けるものは省いてクリーンアップ室にお任せすると。
だからといってクリーンアップ室の負荷といいましょうか仕事をふやすと、そういう意味じゃない
んですけれども、クリーンアップ室がカバーできる部分は一生懸命カバーしていただいて、できる
だけ各課の草刈りだとかそういう業務を減らしていただけたらなと思うんですけれども、総務部長、
その点のこと何かお考えがあったら。
委員長(月岡常博君)田中総務部長。
総務部長(田中義達君)予算編成に当たりましては、特に道路なんかは相当な延長がありますので、こ
ういった大量に発生するものとか、企業会計であったら水道の施設であったりとか、そういったも
のはやっぱり各そこの予算で処理するというのが基本というふうに考えております。クリーンアッ
プ室というのはいろんな意味で多方面に活躍していただいてますので、例えば庁舎なんかの排煙の
ペンキ塗りなんか、あんなとこぽこっと見えてるとこなんかはもうかなり古くてさびが回ってた、
ああいうものなんかワイヤーを取りかえていただいたり、ペンキを塗っていただいたりとか、いろ
んな方面で活躍していただいてますので、草刈りに特化してとかいうんじゃなしに、やっぱり草刈
りでもすぐやらなあかんものとか、少量のものはやはり先ほど室長が言ってましたように各課と協
議をして、的確に、適宜適切な対応をやっていくというのがクリーンアップ室で求められることで
すので、あらかじめわかってるものはやはり大量のものは予算措置をしてちゃんと計画的に年間ス
ケジュールに従ってやっていくと。こういった予算のもとにやっていきたいなということで予算を
組まさせていただいております。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)わかりました。いろいろ多方面的に皆さんのご努力といいましょうか、この予算を
上げるに当たりましての考え方よくわかりましたので、クリーンアップ室の名称は変わりましたけ
れども、今後とも皆さんのご活躍期待しておりますので、よろしくお願いしておきます。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)まず、糀谷さんの関連ですけれども、先ほどクリーンアップ室長のほうから嘱託職
員の任期を3年から5年に延ばすという話を聞きました。やっぱり小回りのきく課ですので、住民
要望にすぐこたえられる課です。小さな道路側溝の傷みにしても、業者に発注するより自分の職員
でそれを解決していくというのが一番早くて、経費がある一定抑えられる。私はすばらしい発想や
と思います。これを5年に延長するということは、やっぱり経験を踏んだ中でそれに対応できると
いうことやと私は思います。だから、先ほど説明されました任期を延ばすということ、すべての人
じゃないんですけれども、任期を延ばして住民要望にこたえていただくというのは大変すばらしい、
私は手をたたきたいと思います。
それともう一つ……。すみません、後で言います。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)すみません、今の鈴木委員の質問でちょっと私もお聞きしたいんですけれども、公
園課のほうで101ページの非常勤……。すみません、次のとこ行きます。ちょっと関連で聞きたか
ったんですけど。
93ページの商工業振興費の中の93ページの6行目に大阪タオル振興協議会補助金というのが50万
円出てるんですけれど、昨年のを見ますと繊維リソースセンター会費とかそういうのが消えてるん
ですけれど、これはどういうふうなのでこういうふうな形になったのかちょっと教えていただけま
すか。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)まず、大阪タオル振興協議会補助金につきましては、昨年度まで商工団体
補助金ということで、熊取町商工会の補助金と一緒に計上させていただいて、ちょっとわかりにく
いということで、これにつきましては泉佐野市のほうに事務局がありまして、歴史は古いんです。
-96-
熊取町の地場産品のそれよりも。泉南と熊取町のタオル業者が寄って泉州タオルのPR等に努めて
るところに50万円補助金を支出しているということです。
あと、リソースセンターにつきましては、今回の予算の計上の中では効果があるのかという財政
からの指摘がございまして、これにつきましては泉大津のほうにあるんですが、出資も400万円し
ておるんですが、本体部分については若干上向いて単年度黒字になってるんですが、建物を貸した
りというか、そっちのほうがちょっと赤字になっておりまして、本来の目的の部分については、会
員である方については利用しようと思ったら、その会員のメリットがありますので、わざわざ町が
支出する効果がちょっと疑問がありまして、今回から計上なしということでさせていただいた部分
でございます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)もう一つ、講演負担金というのもなくなってるようにも思ったんですが、ちょっと
その辺。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)これにつきましては、商工会と熊取町の共催でやっておりましたが、19年
度については実施せず、20年度についても実施の予定がないということで、ちょっと予算があれば
それを支出しないといけないというその観点からやってきているような状況も見えましたので、今
後については、21年度につきましては、予定がないんであれば計上しないと。また、効果的なこう
いう形の部分をやるということであれば、またそのときにはご相談させていただくということで、
21年度につきましてはこれも計上はいたしておりません。
委員長(月岡常博君)ほかに。江川委員。
委員(江川慶子君)83ページお願いします。塵芥処理費の中の13番の委託料。午前中の質問とも重なる
部分があると思うんですが、ごみ・不燃物収集業務委託料の1億7,946万2,000円、これ詳細、どこ
の業者に委託しているのか。あと金額と今年度の違いを教えてください。20年度。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)まず、金額でございますが、午前中も申し上げましたが、可燃ごみ収集
運搬業務は9,026万7,000円、資源ごみ収集運搬業務が5,678万8,000円、粗大・不燃ごみ収集運搬業
務が3,204万7,000円、合計で1億7,946万2,000円でございます。業者につきましては、可燃ごみが
松藤工業、資源ごみと粗大・不燃ごみにつきましては松藤工業と中西興業というふうになっており
ます。
個別のところですけれども、可燃ごみにつきましては前年度比で680万4,000円の減となっており
ますが、ごみ量が減になっておること、また本年4月1日からのプラスチック製容器包装の資源ご
み収集化に伴いまして、前年収集量が8,362tございますが、このうちの281tを移行させておりま
す。これにつきましては、19年度の可燃ごみの組成分析の中で、重量比で可燃ごみ中にプラスチッ
ク製容器包装が11.2%入っておりました。このうちの30%が資源ごみとして収集されるだろうと推
計しております。この30%でございますけれども、この数字をもとに算出しました1人1日当たり
のプラスチック製容器包装の排出量、これが17.19gとなります。当該数値の大阪府市町村平均、
これは14.17gでございます。ただ、この数値は現在の本町のようにプラスチック製容器包装とい
う分類ではなくプラボトル、これを分類しておる団体も含まれておりますので、数字としては低く
なっております。本町の4月1日以降と同じように、プラスチック製容器包装分別しております貝
塚市におきましては、平成19年度では21.69gとなっております。したがって、大阪府平均と貝塚
市の平均のちょうど中間値あたり、これぐらいは分別されるだろうという見込みのもとに設計して
おるものでございます。
資源ごみにつきましては、先ほどの可燃ごみと同様で、281tを資源ごみに移行する形で設計し
ておりまして、午前中も申し上げましたが、やはり積載率、効率というのが非常に悪くなる部分が
ございまして、必要車両台数が4.45台、これ20年度でしたけれども、こちらのほうが6.28台に増と
-97-
いうことになりまして、予算額では昨年比1,495万6,000円の増となっております。粗大ごみにつき
ましては、午前中もありましたごみ量のほうが減になっておるというところがございますが、こち
らのほうは平成20年度も既に減になっておりまして、そういう意味では、20年度予算では設計上の
必要収集車台数、これを3.2台から2台というふうに一定減、1,000万円程度の減をしております。
本町におきましては、現在2地区に分割して収集しておるというところで、ごみ量は非常に少なく
なっておるんですけれども、最低必要台数はやはり地区に1台ずつ必要であろうということで、基
本的には20年度と同じ台数で設計しておりますが、人件費と予備車の見直しなども行っております
ので、予算的には前年度比258万3,000円の減となっておるものでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)丁寧にご説明ありがとうございます。午前中の答弁の中で、プラボトルの関係はそ
の上の12番の役務費の資源ごみ処分手数料のところで少しご説明があったと思うんですが、それで
今聞いたのは不燃物の収集業務委託料を聞かせてもらったんですけれども、金額がそれぞれ出てき
たんですが、私がよくわかってないので、この違いを教えていただきたいんですけど。プラボトル
のところは上のほうで手数料紹介されたと思うんですよね。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)すみません、先ほど粗大・不燃ごみのところで3,204万7,000円と申し上
げましたが、3,240万7,000円でございます。修正お願いします。すみません。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)次、その1つ下の一般廃棄物運搬委託料、これについても業者さん等詳細をお願い
します。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)委託料、一般廃棄物運搬委託料648万7,000円ですけれども、こちらに
つきましては環境センターのごみ処理施設から出ます燃え殻とか灰をフェニックスまで持っていく
分の運搬委託料でございます。こちらにつきましては、約1,872t見させていただいて、648万
7,000円となっております。業者さんにつきましては、こちらのほうでは3業者から見積もり聴取
してまして、こちらは下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法とい
うことで、下水道の合理化事業計画の中……
委員長(月岡常博君)業者名。
環境センター所長(中 嘉宏君)すみません、業者名ですけれど、3業者、松藤工業株式会社、株式会
社奥野興業、株式会社興和から、3社から見積もり聴取しております。
以上です。
(「20年度は」の声あり)
環境センター所長(中 嘉宏君)20年度も同じ業者でございます。
すみません、20年度の決定業者は株式会社奥野興業でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ありがとうございます。引き続き同じようなことなのかもしれませんが、84ページ
の節19 負担金、補助及び交付金の中の広域廃棄物処理場整備事業負担金、これは最終処分地の分
でしょうか。ちょっと内容の説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)広域廃棄物処理場整備事業負担金236万7,000円でございますが、環境セ
ンター及び大原衛生公園の焼却灰を埋め立てるため、施設整備費用等を計画搬入量に応じ、大阪湾
広域臨海環境整備センター、いわゆるフェニックスに負担金として支払っているものでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)わかりました。ありがとうございます。搬入量に応じて負担金が変わるということ
-98-
で、それで170万円ほど減額だということでよろしいですか。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)こちらのほうの負担金は、搬入量によるものではございませんで、それ
ぞれ各団体、全体では175市町村あるんですけれども―がすべて埋め立て処分場に持っていくの
で、そのときに当然計画量というものがございまして、これだけの量が入ればこれだけの施設が必
要になりますというところで、そういった意味での施設整備。特に平成20年度末で大阪沖埋め立て
処分場というものを1つ供用開始予定でございます。このための施設整備費用というものが必要に
なっておりました。これが一定施設整備が20年度で終了いたしましたので、施設整備費用として、
前年度に比べますと114万2,000円の負担金減となっておると。ですので、今後は200万ベースぐら
いの負担金になってくるというところでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ありがとうございます。ちなみにその広域廃棄物処理場整備事業というのはどこが
中心になってやってるんですか。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)特別法に基づきまして、先ほど申し上げました大阪湾広域臨海環境整備
センターというものが設置されております。こちらのほうで事務等行っておるというところです。
委員長(月岡常博君)ほかに。文野委員。
委員(文野慎治君)83ページ、同じく委託料のとこなんですが、夜間運転委託料、それと下から2番目
の指定袋の委託料、それで一番下の委託料、これについてご説明いただけますか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)まず初めに、夜間運転委託料4,461万1,000円ですけれども、こちらは
環境センターのごみ処理施設の夜間休日の運転のための委託料でございます。昨年に比べまして
162万7,000円減となっておりますのは、21年度から可燃ごみの有料化、プラスチック類の資源化に
よるごみ量の減少などを考慮して、運転時間の減によるものでございます。
続きまして、1つ飛ばしまして一番下の一般廃棄物埋立処分委託料982万8,000円ですが、こちら
は環境センターのごみ処理施設から出ました灰と燃え殻のフェニックスへ持っていった後のフェニ
ックスでの処分委託料でございます。こちらにつきましては平成21年度より1t当たりの単価が、
従来4,830円から5,250円と8.7%アップしたんですが、そのもので若干12万4,000円予算のほうがふ
えてございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)指定袋配送等委託料194万1,000円ですが、大きく、まずは保管料、こち
らのほうが保管箱数、枚数にかかわりませずに月額45ℓ 、20ℓ サイズ両方で月額12万円掛ける12月
掛ける消費税ということで、この分で151万2,000円。あと、取り扱い店舗への配送料という形にな
ってくるんですけれども、こちらが42万8,273円、合計で194万1,000円になっておるんですが、配
送料のほうにつきましては、45ℓ 、20ℓ の総数で約170万枚を使用するというふうに想定しており
ます。内訳としましては、3人以上世帯、これは国勢調査では60%程度あるんですけれども、170
万枚のうち60%が45ℓ 袋を使用し、残りの40%を2人以下世帯が使用するものといたしまして積算
しております。
以上です。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)ありがとうございます。夜間運転委託料のご説明いただきました。これ何人体制で
やってるかというような形をお教えいただけますか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)夕方5時から翌9時前まで16時間を8時間ずつ1班4名で2班体制で
-99-
やっております。
以上です。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)業者に委託してるわけなんですが、そういう状況で特に不都合、あるいは予算アッ
プの要望等、そういう形は聞いておられませんか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)聞いておりません。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)昼間は現職で、夜間と休日は委託してるという形で、同じ施設を、やはり町の財産
ですから、きっちり同じ思いを持って管理をしてやっていただくということが前提でございますの
で、そこの業者さん、職員さんとのコミュニケーションについては町の思いをなりかわってやって
いただくわけですから、その点またよろしくお願いしたいと思います。
一般廃棄物埋立処分委託料、要は8.7%上がったと。この委託料の払い先はフェニックスに払う
ということなんですね。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)先ほどの埋立委託料ですけれども、フェニックスのほうに払うという
ことです。値上げしたのも全体的な値上げと。うちの分だけじゃなしにほかの分も含めて同じよう
なごみを単価的にすべて値上げしたということです。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)はい、わかりました。指定袋の配送等委託料、保管料と配送料の合算だということ
お聞きいたしました。配送する業者さんというか、そういう契約をされてると思うんですが、これ
は従前とずっと変わらないという意味合いでしょうか。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)配送業者でしょうか。昨年度、入札いたしまして、相当な倉庫が必要に
なってまいりますので、結果的に入札の結果は高山運輸、これ泉佐野のほうに倉庫等があるんです
けれども―のほうに委託契約しております。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)確認ですが、保管の業者と配送の業者は同一と。
委員長(月岡常博君)田中環境保全専門官。
環境保全専門官(田中耕二君)保管、配送、同一業者でございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)まず1つ、83ページの廃棄物処理施設機器分解保守点検手数料の件なんですが、先
ほどから何度かこれ出ておるんですけれども、私昨年の9月の決算の場で、これにつきましていろ
いろ聞かせていただきました。そのときの資料によりますと、20年度は4,600万円の予算であるけ
れども、業者と労務単価を折衝して、3,515万1,000円にするつもりだということをおっしゃったん
です。先ほどお聞きすると、荏原ともう1社どこかわかりませんが、2社に相見積もりをして200
万円ほど値下げをしましたというお話なんですが、昨年の9月に、これ平成20年9月26日に住民部
からいただいた資料この手元ありますが、そのときは、私はこの保守点検は、保守点検をした結果、
部品交換をする場合は部品代は払わないといけないと。残りは労務単価であるということで、じゃ、
労務単価は技術員が何名で、特殊作業員が何名で、年間何回やりましたかということでお聞きした
ところ、年間3回やりましたと、保守点検をね。延べ技術員の人数、単価等をお聞きしましたが、
そのときに単価を下げる折衝をしますと。町としては3,500万円ほどでおさめるつもりですという
ことではっきり言われたんですが、今度、これまた予算に4,400万円ほど上がっておりますが、そ
の辺の整合性というのはどうなるんですかね。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
-100-
環境センター所長(中 嘉宏君)すみません、3,500……。それは4,500じゃないですか。私の記憶では
4,200から4,500ぐらいという記憶で。それで、実際20年度の3回の保守点検は、3回合計しますと
4,179万円ということで、かなり下がってはきてるということでご理解いただきたいというふうに。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)そのときは非常に詳しくご説明いただいたんです。3回をやって延べ592名、その
うち技術員が125名、特殊作業員が467名、そして技術員の労務単価が7万200円を5万円に、特殊
作業員の労務単価、1日3万2,400円を3万円にというお話をそのときされたんです。それを合計
すると3,515万1,000円になりましてね。1,100万円も下がるんかと。いや、その予定で折衝してま
すと。勝算はどうだと。いや、いけますというお話をそのときお聞きしたんで、すごいなと思って
おったんですが、それは結果としてそうならなかったということですか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)今確かに19年度の労務単価に見積もり単価を掛けますと3,500万円ぐ
らいになるんかなというふうに思うところでございますが、それにあと諸経費分計算させていただ
いたら、19年度につきましては4,641万円。また、20年度につきましては4,179万円ということにな
るんです。あくまでも私たち労務単価というのを一定説明の中ではさせていただいておりますけれ
ども、ただ、その上にはやっぱり業者としての諸経費分上乗せした上で意見をお聞きしてお支払い
していかんとあかんのではないかというふうに考えています。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)ここで昨年の数字がどうのこうのは言っても時間がたちますのでね。今おっしゃっ
た4,179万円、これが20年度の実績だというお話でしたね、今。20年度、4,179万円になったのに、
なぜ21年度は4,461万1,000円になるんですか。保守点検というのは、これは毎年大体ここのところ
ずっと見ておりますけれども、ほぼ4,400万円、4,300万円という格好で平成16年からずっと決算を
見ておりますと推移しておりますわ。20年度はまだ聞いておりませんでしたが、今のお話ですと
4,179万円。であれば、21年度もなぜ4,179万円をベースに予算を立てられないんですか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)先ほど4,179万円と申し上げたのは、荏原エンジニアリングサービス
との3回による定期点検代ということでございます。昨年、その他業務としましてごみクレーンの
保守点検業務については、海南エンジニアリング株式会社と荏原エンジニアリングとの競争など、
またその他ろ過式集塵機保守点検業務や粗大ごみの破砕機の高圧モーターの絶縁診断業務など、荏
原エンジニアリングサービス以外で業務を行ったというのが5件、324万3,600円というのを荏原以
外でさせていただいておりまして、合計が4,503万3,600円ということになるものでございます。で
すから、ただ単に、私らとしては21年度は4,400万円欲しいということで計上させていただいてお
ります。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)昨年度9月のときに私この件で相当時間をとってお聞かせいただいた。そのときに
お聞きしたのは、要するに廃棄物処理保守点検手数料についてご説明ください、そして詳細を出し
てくださいということでお願いしたんですよね、そのときは。そのときに、今のような残り300何
万円の話は全くなかった。ところが、今のお話ですと、その他の300万円が出てきました。あのと
きに、私はこの保守点検手数料の明細をお出しくださいということでお願いしたんですよね。だか
ら、私としては、当然すべて入ってるものと思ってましたけれど、なぜ、じゃ、そのときそういう
説明していただけないんですか。今初めてお聞きしますよ。私これずっと聞いてるんですよ。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)平成19年度の決算では、荏原エンジニアリングサービスとは3回で
4,641万4,200円で、そのときのその他業務としましては、ごみ計量器定期点検等含めまして18万
2,500円ということで、決算額としましては4,659万6,700円ということになるかと思います。全体
-101-
の考え方としましては、19年度には保守点検業務というのは荏原エンジニアリングサービスを主と
して進めてきたものを、平成20年度については荏原エンジニアリングから外せるものは外していこ
うと、そういう考えで予算執行させていただいた中で、経費的に下がっていくであろうということ
で21年度、4,400万円予算計上させてもらったものです。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)今あなたの言ってること僕は全部正解とした上でその次のステップのお話ししとる
んですよ。そうすると、今のお話ですと、9月の決算では4,641万4,200円。それ以外にと今おっし
ゃったけれど、18万円ほどがあったと。ところが、今度は荏原以外でできるものは外していこうと
いうことで外した結果、その他の業者でやると300何万円になるということなんですか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)今おっしゃるように、外せたものが5件で324万3,600円ということで
す。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)何のために外したんですか。外した結果、18万円が300万円になるということは、
決してプラスじゃないと思うんですけれど、それはどういうことですか。
委員長(月岡常博君)阪口住民部理事。
住民部理事(阪口 肇君)先ほどからご説明させていただいてる数字なんですけれども、19年度の決算
額、先ほどから申しましたとおり4,641万4,200円、これが保守点検、荏原が行った保守点検でござ
います。それ以外に18万2,500円というのがあったということをまずご理解いただきたいと思いま
す。
それと、今回4,400万円になっておりますけれども、そのうち荏原に保守点検やらせてた分の中
で、先ほど若干例を出しておりましたけれども、クレーンの保守点検であるとか、またバグフィル
ターであるとか、そういう部分で単体的に荏原でなくてもできるとこにつきましては競争見積もり
をさせまして、ちょっと安く上げるような努力をさせていただきますというのが今回大村委員から
提案いただいた中での検討の1つでございまして、それらを総合しますと約200万円ぐらい安くな
るなと。予算的には4,600万円程度かかるというところを4,400万円で一応予算計上させていただい
たというのが今回の予算でございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)要するに、そうすると、荏原は4,100万円ぐらいで済ませて、その他の部分は300万
円ほどで、合計4,400万円やということだと。私の記憶では、とにかく3,500万円というのが残っと
るんですけれど、これそのときに詳しい資料出してもらったんですよ。それで、今度のこれ、前回
と、悪いけれど、予定ですから、環境センター多分3回保守点検されると。そのときに、メーンは
荏原でやるようですから、荏原で技術員が今まで長いことやってるから何名、特殊作業員が何名と
いうことで労務単価が、前回出していただいたように技術員の労務単価幾らと、特殊作業員の労務
単価幾らという形で、後で結構ですからお出しいただけますか。
この保守点検というのは、なぜ私こんなに細かいこと言うかといいますと、プラントメーカーに
とりまして、保守点検は最初発注したメーカーに頼まざるを得ないという、これはもう世間の常識
になってますけれども、それがために逆にプラントメーカー、そこで、言い方悪いですけどもうけ
るんですよ。だから、発注する我々としては、実際にかかってる人件費、これも圧倒的に人件費な
んです。材料代というのはもう部品交換ですからね。これはそれぞれ何をかえたというのは当然き
ちっとチェックできるわけですが、やっぱり人件費なんです。人件費の具体的に保守点検やってる
ときの人数をきちっとチェックしといてほしいんです。しかも、作業員で大体監督1人でいけるん
ですよ。監督は1人で。ところが、どうもこの技術員というハイレベルな人の人数が、前回お聞き
したのでは結構多いのでね。このチェックを十分やっていただきたいと。あわせて、技術員と特殊
作業員という分け方しておられますが、技術員の労務単価が、前回お聞きしたのでは7万200円と
-102-
いう非常に高い単価になっておるし、特殊作業員が3万2,400円、これなんかもうべらぼうに高い
です。このチェックをお願いしたいんです。いわゆるリーズナブルな労務単価でリーズナブルな人
員体制でやってもらうと。実際に保守点検やっとるときはきちっと朝9時に来て夕方何時まで、何
人でやってるということを記録しといてほしいんです。そうすると、荏原のほうもあらかじめ人数、
この予定でいきますと、労務単価はあらかじめ幾らということで契約しておればはっきりすると思
います。そこをチェックしないと、保守点検費用というのはチェックできないんですよ。それをぜ
ひお願いしときたいんです。よろしいですかね。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)細かく保守点検費用に係るチェックの仕方ということでいろいろお教
えいただきましたので、今やってる部分もあるかと思いますし、やれてない部分もあるんかもわか
りませんので、保守点検やっていく中でもう一度全体見直しさせていただいた上で経費削減に向け
て頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)ぜひその辺をよろしくお願いします。
次、続けてお願いします。先ほど、これは同じページなんですが、夜間運転委託料について文野
委員のほうから質問があったんですが、この夜間運転委託料4,400万円余りについては、先ほどの
お答えですと17時から翌朝9時まで16時間、これを8時間ごとに分けて1班4名の2班で8名でや
ってるということでいいんですかね。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)先ほど説明させていただいたとおり、夜間16時間を4名ずつ2班に分
けて8名で行っております。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)委託先の企業はどこですかね。社名は。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)日本ヘルス工業株式会社大阪営業所でございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)8名でこれずっと年間運転するということで4,400万円ということは、大体1人500
万円、人件費として計算するとね。500万円で8名で4,000万円。あと管理費等入れて4,400万円と、
そういう考え方かなと思うんですが、こういうものについての委託するときの、熊取町としてのこ
れが妥当な単価かどうかというチェックをどういう形でやっておられるのか、その辺をお聞かせい
ただきたいんですが。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)こちらのほうですけれども、まず積算のほうにかかわることになるん
ですが、まず人件費ですけれども、市販で売られてます積算資料という雑誌ございますが、その中
の建築保全業務技術者賃金というのがございます。その中の技師とかそういう各1人当たりの賃金
であったり1日当たりの単価であったりを入れてると思います。それを、うちとしましては経験年
数に応じて各人件費を出しまして、それを直接経費としまして、あと間接経費につきましては全都
清の冊子に基づく経費率を使わせていただいた上で、全体として4,461万1,000円を計算させていた
だきました。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)わかりました。とにかく委託につきましてはきちっとしたチェックの上でひとつお
願いします。
それと、同じ83ページなんですが、資源ごみ処分手数料の件なんですが、これ3,000万円に計上
しておられますが、先ほどちょっと説明ありました。もう一度ちょっとこの内訳についてご説明お
願いします。
-103-
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)役務費、資源ごみ処分手数料ですけれども、3,020万8,000円でござい
ます。前年度予算につきましては2,685万2,000円で、335万6,000円の増額となってございます。そ
の内訳としましては、金属類であります鉄、あと古紙類、それと瓶の選別につきましては現在の処
理量等を勘案した上で、予算額としましては対前年度減額で73万2,000円減りまして、プラスチッ
ク類につきましては、まずペットボトルとしまして110tで単価が52円50銭で577万5,000円、それ
と新たにプラスチック製容器包装としまして200tで単価63円で1,260万円、またプラスチック製容
器包装の再商品化手数料ということで、こちらは財団法人日本容器包装リサイクル協会にお支払い
する分としまして160t分として52万5,600円で、予算の関係上、プラスチック製容器包装の選別と
処分につきましては1,300万円ということで予算計上させていただいております。
以上です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君) 選別は、73万2,000円前年比下がって幾らになったんですか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)金属類が171万6,000円、古紙類が264万円、瓶類が707万7,000円です。
それと、プラスチック類のうちペットボトル類が577万5,000円と、プラスチック製容器包装類が
1,300万円。
以上です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)これ、平成18年まで資源ごみ処分手数料と資源ごみ処分委託料に分かれてたでしょ
う。それを平成20年から1つにしてますが、これはなぜですか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)これ一緒にしたのは、やはり業務的にはすべて資源ごみを選別という
業務の中で、一定今内容が同じ形態ですので、合わせさせていただいた。また、19年度当初、太誠
産業のほうでやっていただいてた機械リース代とかそういうものも今、個別にきちっとした形では
なくなっておりますので、委託料よりも手数料のほうで計上するほうが適正であるというふうに考
えております。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)これ平成19年度が、それまでは太誠産業のほうは資源ごみ処分委託料ということで
1,300万円ほど毎年かかってた。ところが、貝塚のほうの競合する業者に見積もりを依頼したらど
うですかということでお願いした結果、404万5,000円に落ちたんです。1,300万円が400万円に落ち
た理由はなぜですかいうてあのとき我々大分聞かせていただきましたが、企業努力の一言で片づけ
られて納得ができなかったんですが、その後、たしか全員協議会でまた戻りますということでご説
明があったんですが、ここに平成20年からは1つにされたものですから、太誠産業の404万5,000円
が明細どうなってるか見えないんですよ。そういう意味で、19年までの分け方でいけば、いわゆる
太誠産業の19年度の404万5,000円が20年度、21年度はどういう計算になるのか、その辺をちょっと
ご説明願いたいんですよ。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)19年度の決算は確かに404万5,000円ということになっております。20
年度の今現在やってるところなんですが、決算見込みとしましては1,014万3,000円でございます。
それと、平成21年度の予算ベースによりますと、1,837万5,000円ということになります。
以上です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)この太誠産業の平成16年、17年、18年は1,300万円ぐらいでずっと推移しておった
んですが、19年度に先ほど申し上げたような事情で400万円ほどにどんと下がった。ところが、平
-104-
成20年度は、今お聞きすると1,014万3,000円。21年度は1,837万5,000円ですか。この辺ちょっと理
解できないんですが、もう少しその根拠を説明いただけますか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)20年度の決算見込みということで、今1,014万3,000円ですけれども、
これはこちらのペットボトルやプラスチック製ボトル、発泡トレーの処理単価が1kg当たり63円で
ございます。それで、処理場ですけれども、年間161t今現在見込ませていただいております。そ
れで、21年度につきましてはペットボトルが110t、プラスチック製容器包装類が200tということ
で、合わせて310tの処理ということになります。あと、処理単価ですけれども、予算ベースでい
きますと、ペットボトルにつきましては1kg当たり52円50銭、プラスチック製容器包装につきまし
ては63円。ですから、それを掛けていただきましたら1,837万5,000円ということで、ごみ量がふえ
た分やはり処理手数料が全体ふえるんではないんでしょうかということで私たち考えております。
以上です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)あのときに資料出していただいたのを今ちょっと見とるんですけれど、この処理単
価、ペット52円、63円というのは、あのときとどう変わってますか。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)20年度の処理単価でよろしい……
委員(大村敏夫君)18年やな。19年度は処理単価いうてももうめちゃくちゃ安いからわからんよね。そ
の辺の処理単価の推移をちょっと教えてくれませんか。
委員長(月岡常博君)18年度はペットボトルとプラスチック製ボトル、発泡トレーの3種類を選別しま
して、選別して資源化できる量に応じて処理費を払ってた。うまく。それで、ペットボトルとプラ
スチック製ボトルにつきましては1kg当たり73円50銭。それと、発泡トレーが1kg当たり210円。
19年になりまして、すべて1kg当たり37円80銭。平成20年度が63円。21年度が、ペットボトルが52
円50銭で、プラスチック製容器包装が63円というような状況です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)19年度の400万円が、これが企業努力だと。そのときの単価が37円80銭、処理単価
ね。これは企業努力やったから正解なんだということでおっしゃいました。企業努力そこまでやら
れたならば、なぜ20、21年続かないんかなと。それをまた大幅に単価アップされることについて、
本町としてはそういうものについて納得していいんですか。ちょっとそこが私理解できないんです
よ。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)平成19年度の1kg当たり37円80銭というのは、確かにある一定部分競
争の原理が働いたというところあるかと思う。また、太誠産業にしては熊取のプラスチック製ペッ
トボトル欲しかったというところで、会社とすれば多少赤になっても受けたいということで、そう
いう単価を出したというふうに考えています。
それで、平成20年度の単価等につきましては、やはり周辺の自治体、引いたりもさせていただい
てる中で、ある程度適正ではないかというふうに判断をさせていただいてると。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)どうも私の感覚では、今おっしゃることは非常に理解しにくいんですわ。競争原理
が働いたから37円80銭になったんでしょうと。であれば競争原理を続けて働かせたらいいんじゃな
いかという気はするんですけれどね。ちょっとこれひど過ぎるんですよね。1,300万円のものが400
万円に下がって、その翌年には今度また1,000万円に上がり、その翌年には1,800万円に上がると。
ちょっとこの辺ひどいと思いませんか。
委員長(月岡常博君)阪口住民部理事。
住民部理事(阪口 肇君)プラスチック製容器包装の再資源化につきましては、確かに19年度、競争原
-105-
理が働いたというよりも、2社の見積もり競争ということで進めておったんですけれども、最終的
に1社のほうが辞退になりまして、太誠産業のほうの見積もりが残ったわけでございますけれども、
このときに一応今までずっと12年度から熊取町のプラスチック製容器包装、ペットボトル等の中間
処理をやっていただいた業者でございまして、19年度につきましても競争になったときには企業努
力という表現をさせていただきましたけれども、そういうところを強く出していただきまして、か
なり安い金額で落としたというのは事実でございます。その後、20年度につきましては、もともと
環境センターのほうで処理をしていた場所を、そこに置いて処理をしておったわけなんですけれど
も、一応そこを引き揚げ、撤去しまして、堺のほうの工場に変わったと。そのときに、20年度のプ
ラスチック製容器包装の関係の処理につきましては、今後どうしていくかということの検討委員会
庁内で設けてまして、その中でどうするかということで、この廃プラスチック製容器包装の処理を
できるところはどこかというところの中で、太誠産業と近代協もあったんですが、ただ、処理の仕
方といいますか、環境センターのほうから運び出すというのが近代協のほうのやり方でございまし
て、太誠産業のほうにつきましては堺のほかからとりに来ていただいて、また堺の工場に持ってい
って中間処理をすると、そういうシステムの違いがございましたので、これにつきましては当然環
境センターのほうで運び込んだものを計量して持っていただくという形ということの中で、太誠産
業のほうに20年度は一応決定をさせていただいたという経過がございます。
そのときの見積もりの単価につきましては、先ほど環境センター所長の申しますとおり、近隣等
の状況も踏まえて適正な価格でやるということで、これ予算委員会か決算のときだったと思います
けれども、そういうご答弁をさせていただいたと思っております。さらに21年度につきましては金
額が上がるといいますか、太誠産業のほうも社外工場に20年度から進出したんですけれども、そこ
で、もともと熊取だけだったんですが、東大阪の施設組合でありますとか、また堺市のプラスチッ
ク製容器包装等も処理をすることとなりまして、熊取町だけの処理をするよりも、スケールメリッ
トが働いたということの中で、単価的にも安く見ていただけるようになったということで、21年度
は若干20年度よりは安い単価となっております。ただ、21年4月からプラスチック製容器包装の資
源収集が始まりますので、その分の量がかなり出てくるというところの中で、量の部分を見込んで
このような金額になってるというところでございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)どうも私の感覚では向こうに振り回されてるような気がしてならないんですよ。も
う一度確認させてもらいますが、20年度の単価はペットが52円ですか。20年度と21年度のペット、
その他プラ、トレーについて。
委員長(月岡常博君)中環境センター所長。
環境センター所長(中 嘉宏君)ペットボトルが、平成20年度が63円のところ21年度は52円50銭。その
他プラスチック製容器包装が63円で同額です。
(「トレーは」の声あり)
環境センター所長(中 嘉宏君)全部一緒です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)そうすると、要するに21年度1,800万円になるのはとにかくボリュームがふえるか
らこれだけなりますよということなんですね。単価については、あのときは近代協が36円75銭やっ
たというようなことは聞いたんですが、この単価がとにかく大幅に処理単価が上がっておると。競
争見積もりがなくなると上がってくるということについては、もう少し工夫いただいて、新しい業
者を相見積もりとるなり何なりして努めていただきたいなと。どうもこのやり方というのが納得い
きませんね。太誠産業の術中にはまってる感じですよ。400万円の分を20年、21年以降で取り返そ
うと。言い方悪いですけどね。そんな感じにとれてしようがないんですわ。ですから、それ以上に
上回る本町としての創意工夫をいただいて、400万円まではいかなくても、少なくとももう少し処
理単価ダウンすることの工夫、はっきり言って相見積もりをとれるように努力いただけませんか。
-106-
どうですか。
委員長(月岡常博君)阪口住民部理事。
住民部理事(阪口 肇君)当然ながらそういう業者、私どもも手をこまねいてほっとくわけではござい
ませんので、当然ながらコスト下げる意識を持ってそういう取り組みをさせていただきたいと思い
ます。
委員長(月岡常博君)村田住民部長。
住民部長(村田明人君)いろいろ手数料とか委託料で今議論いただいてるんですけれども、基本的には
土木や建築のように定まった歩掛等はございませんけれども、一定見るものがありますので、その
辺で単価のチェックのできる部分はできるだけ多く拾っていきたい。それと、委託に関しましても
手数料に関しましても、他の部分と比較しながらでも適正に処理していきたいという努力をしてま
いりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)余り時間をとるとあれなんですが、要するに、とにかく本町はあらゆる部署で非常
に厳しい経費節減策をやっとる中ですからね。やはり大きなところにつきましてはきちっとメスを
入れていただきたい。先ほどの保守点検手数料、保守点検の費用4,000万円、こういうものとか、
あるいは今私申し上げたこれどんどん値上がりしてきていると。資源ごみの領域というのは、私19
年度、18年のときにいろいろと業者も行ったりしまして調べましたけれど、結構まとまった業界と
いいますか、建築業界とよく似たようなところがあるなというのが私の感覚やったんですよね。や
っぱりそういう業界に対応するためには、こちらも知恵を働かせて対応しないと振り回されますよ。
ぜひこの資源ごみ処分委託料についての推移はこれを上回る知恵をひとつ発揮していただきたいん
ですわ。
ちょっと余計になりますが、先ほど申し上げたアルミ缶ね。これアルミ缶リサイクル協会という
のが東京本部であるんです。これ資源ごみリサイクル法ができてから、アルミ缶については全国統
一の個々扱いは全部キロ60円ということで買いますということを決めてるんですわ。これちょっと
調べてください。これ資料お渡ししますからね。アルミ缶のリサイクル。もう今アルミの使用量の
85%がリサイクルで賄われとるんです。そんな状況なので、この値段は安定してますよ。鉄はどん
と下がってますが、アルミ缶下がってませんよ、そんなに。そんな状況であると。資料提供します
からよく調べていただきたい。お願いしまして終わります。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)91ページの新生産調整推進対策事業費のところなんですけれども、去年までレクリ
エーション農園整備事業というのが2万円ほどあったんですけれど、これがなくなってるんですけ
れども、それはなぜなくなったのでしょうか。細かいことなんですけれども。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)昨年度まで上げてた分については、新たに農園を開設するときの補助金と
いうことで計上いたしておりましたが、ここ数年お貸しするのをやめてどこかにという、そういう
方がいらっしゃいませんし、予備費的なものになりましたので、21年度についてはその分は削らせ
ていただいたということです。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)平成21年度の町政運営方針に基づいてちょっとお聞きしたいんですが、17ページの
ところなんですけれども、勤労者対策の中で、多分93ページのとこら辺にあってるんかなと期待し
てるんですが、解雇、派遣切りに遭われた方の緊急雇用として今年度新たに臨時職員の採用を行う
ということで、若者を町の臨時職員として雇用するということなんですが、それはどこに出ている
か教えていただきたいんです。
委員長(月岡常博君)宮口人事専門官。
人事専門官(宮口好行君)予算書の93ページ、商工費の賃金、臨時雇賃金181万2,000円でございます。
-107-
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)93ページの賃金の臨時のところに入ってるということなんですが、この詳細を教え
てください。
委員長(月岡常博君)阪上企画部長。
企画部長(阪上伸二君)もう一度おっしゃってください。ご質問は派遣切りの話ですか。それとも若者
の就労支援の話ですか。ご質問ですが。
委員長(月岡常博君)そしたら、まず阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)両方ということで、ちょっとこれは、インターンシップにつきましては町
長の公約にもございますけれど、若者の就労支援ということで、2名この予算を可決いただいた後、
5月号広報で、お二人、6月から3月まで10カ月分を採用する予定で上げさせていただいてる分で
す。実際に人事のほうで予算とってこの事業の中で上げてるんですが、就労支援ということで、実
際には先ほど午前中にあった進路相談とかそういうのがありますので、この方につきましては、言
い方はよくないかもわかりませんけれど、通常、就職してもいろいろできない、それ以前の履歴書
が書けない方とか、就労自体がちょっとわかってないような方を役場のほうで採用して、就職して、
事務とかやるのはこういうことだよということで、インターンシップというそういう事業がござい
ますので、それでやるということで計上させていただいております。派遣切りにつきましては一応
短期ということで、20年度が基本だったんですが、2名今採用させていただいて、いろいろ事情が
ございまして、1名につきましては環境センターのほうの応募もしておりまして、そちらで採用さ
れたので、4月からは環境センターのほうの嘱託員、2名とも今は環境課の狂犬病の予防事務をや
ってるんですけれど、そのうち1名の方は4月から環境センターのほうの嘱託員ということ。1名
の方につきましては5月末まで狂犬病の予防事務ということ。引き続き雇用については、ちょっと
午前中に交付税のとこで財政理事が答弁されましたけれど、それとは違った国からの交付金が来ま
すので、その辺が21から23年度の間で、実際に市町村のほうで雇用してやるというような事業の部
分もございますので、その辺はまた6月補正とか22、23もございますので、その辺についてはこう
いう方も採用できるかなということは考えております。今の雇用の切るやつの予算については、今
回の当初予算では計上はいたしておりません。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)丁寧にご説明ありがとうございます。若者に対しての2名の雇用については、この
93ページの賃金の臨時雇賃金181万2,000円ということで理解してよろしいんですか。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)先ほど人事専門官も答弁しましたように、この部分の予算でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。派遣切りのほうは、事情がありますが、2名採用し
た分については4月から1名で、5月までだということですね。期限があって。それと、この予算
については計上されていない。その後、国からの交付金もあると。助成金ですか、補助金というか。
そういうことですね。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)まず20年度に短期ということで一応5名予定してた分については最終2名。
これについては原則20年度の分です。ただ、業務の中で、通常の臨時雇賃金で引き続き4月以降は
お一人は環境課のほうで狂犬病の予防の事務についていただく。もうお一人の方については環境セ
ンターの嘱託員の応募もしておりまして、来られたときには、狂犬病の予防されると5月まで続く
ので、どうされますかと聞いたら、狂犬病の予防するということで、そっちは僕らは応募してない
と思ってたんですけれど、応募されてて、事情が事情ですので、そしたら環境課と調整しまして、
そしたら次の方が4月以降来られることになりましたので、その方は環境センターのほうに回って
いただいた。それが短期の分です。これは20年度の予算です。緊急的な予算。予備費流用した予算
-108-
です。21年度については、若者の分については計上させていただいておりますが、派遣切りの分に
ついては当初では計上いたしておりません。派遣切りだけじゃなしに、すべての雇用の関係の部分
については国のほうから府を通じて、これはほとんどの市町村のほうに来ます。これは午前中ちょ
っと説明させていただきましたが、21、22、23の3年度間のほうでそういう雇用に対しての事業を
やった場合については、2つメニューがあるんですけれど、合計3,300万円程度交付されるという
ことで。ただ、大阪府の場合はちょっと知事の関係でクリーングリーンという部分、環境的な清掃
とかそういう分を半分以上盛り込んでくれというのがありましたので、そういった雇用の関係の中
の事業の中で、直接役場が事業できる一つのメニューがありますので、そこではそういう方も対象
にできるかなと思ってるところで、特に派遣切りのみでというのは、今のところ20年度の2月、3
月でやった分だけしかちょっと考えておりません。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。ということは、すべての人を対象に、また臨時職員
の募集が今後もある、予定されていると思ってよろしいですか。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)通常の一般的な部分については毎年度2月に広報載せさせていただいて、
臨時職員と嘱託員さん。それプラスに今回雇用情勢悪化しておりますので、国のほうからそういう
交付金がおりてくると。それは臨時的な分で雇用を優先した事業をやって、何年か前に、四、五年
前にちょっと違うんですけどそういうメニューがあったんですが、それとよく似たあれで、例えば
その事業をやるときには臨時職員を採用するハローワークに登録して、町内で何人採用する予定の
分を出さないといけないとか、そういう条件があって、その全体的な雇用の関係の分での臨時的な
そういう事業は今後3年度間にあるということなんです。ただ、今言ってはる派遣切りとかそれだ
けを対象にというのは、今回20年度の2月に5名の採用でやった部分を21年度というのは、今のと
ころ考えておりません。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)運営方針のほうに書いてあるので、またあるのかなと思ってお聞きしたんですが。
次の質問に行きます。同じページの中に阪南自治体労働行政協議会負担金15万8,000円あるんで
すが、これも運営方針の中では位置づけが、名称を入れて参画し、関係機関との連携による労働行
政を推進するほかということで、重きを置いているんだなと感じたんですが、これは去年のも見て
ると、去年も入っている分で、この協議会というものがどういう目的でやられているのかというの
を教えてください。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)これは高石市以南の8市4町で組織いたしておりまして、広域的に労働行
政の充実を図るとともに、地域における勤労者の社会的地位の向上を図ることが目的ということで、
こう言ったら何なんですが、本町の場合労働のみという部署がございませんので、市なんかでした
らやっぱり専門の部署もありますので、広域的にこういうところで参加させていただいて、そこが
やってる対策とか事業とか、単独ではできない部分については、この事業の1つなんですが、勤労
者のハンドブックの作成とか、あとはそういった情報の交換とか、そういったことを目的に組織さ
れております。この15万8,000円のうち、そのほとんどがそういうハンドブックの作成とか、21年
度についてはそれなんですが、それが14万8,000円で、あとは均等割ということで町が1万円で市
は2万円ということになっております。ちょっとそこに施策に書かせていただいてるのは、労働的
な部分についてはここの参画以外、とくに事業というのがなかなかないもので、そこにずっと書か
せていただいてる次第です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)この阪南自治体労働行政協議会ですね、これは分担金出し合って事業を行ってると
思うんですが、この団体というのはどういう団体というか、どういう根拠でつくられた団体で、全
-109-
国的にあるのか、法的に位置づけられてるのか、その辺のことをお聞きしたいんですが。事務所が
どこにあるのかとか。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)これは広域的な集まりで、今たしか高石さんが幹事をやってると思うんで
すけれど、市のほうで輪番で回りますので、だから特に法人化されてるとかそんなんじゃなしに、
労働局管内か何かのあれがあったんやと思うんですけれど、高石市以南、堺はちょっと大き過ぎる
ので、その以南の労働部門を持ってる部署で広域的に集まって情報交換とか、先ほどちょっと目的
とかそういうのを答弁させていただいたんですけれど、そういう形の分で、町にとっては専門の部
署がございませんので、やっぱり市の専門の方のいろんな施策とかそういうのが聞ける、交流とい
うかそういう場であるということで、参画させていただいてるところです。
委員長(月岡常博君)ほかに何か質疑はございませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)79ページです。環境衛生費の火葬業務嘱託員の報酬です。これは3名と聞いており
ます。以前、営業を行ってる金田佛心殿でお任せしてやっていた1つの業務の中の1つかと思いま
すけれども、そのときの向こうにお支払いしてた、その当時ですよ、幾らの業務委託というか、金
額は幾らですか。大体でよろしいです。
委員長(月岡常博君)答弁できますか。田中環境課長。
環境課長(田中秀紀君)まことに申しわけございません、古いので手元には資料がございません。申し
わけございません。
(「大体記憶のうちで」の声あり)
委員長(月岡常博君)田中環境課長。
環境課長(田中秀紀君)すみません、その当時担当もしてなかったし全然違うので、申しわけないです。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)その当時は多分金田さんが1人のそういう専門職を雇ってその業務に当たっていた
だいてたと私は思うんですけどね。確信は持てませんけど。今3名の方がこの業務2人ずつ交代し
ながらやっていただいてると聞いております。果たしてそれが3人がいいのかどうかということ、
そして町が直営でこれを、火葬場は直営でやってますけれども、こういう業務についてくれる方が、
町が直接やるべきなのか、今行政改革の中で2人でいけるんであれば2人、例えばまたもとに戻し
てどこかの業者にお願いして仕事をしていただければ、その当時の金額、幾らかわかりませんけれ
ども、この金額で2人しようと思ったら約900万円ですよね。3人で1,300万円。1人450万円ぐら
いですわね、ざっと。だから、2人ついていただいて900万円という金額は出てくるわけですけど。
そういう形で、例えば逆にこの今来ていただいてる職員を、2人でも3人でもお任せしますと。そ
れで熊取町のああいう経営されてる方、泉佐野で経営されてる方、うちの会派質問でもありました
けれども、岬町は嘱託委託されたという形もうちの月岡議員が調べてきてました。そういう形で、
やっぱり経費の削減の中で、そういうところの見直しというものもひとつ考える余地があるんかな
と。これはもとに戻すという形になりますので、抵抗があるかもわかりませんけれども、経費の削
減ができれば、私はそれはいい方向じゃないんかなと思うんですけれども、そういう形は持ってい
こうという意思がありますか、ありませんか。
委員長(月岡常博君)田中環境課長。
環境課長(田中秀紀君)すみません、意思がありますかありませんかと言われますと、私、着任してま
だ1年でございまして、その判断をする資料が全部あるかというと、まだないと申し上げるのが正
しいと思います。ただ、おっしゃっていただきましたように、岬町の状況も私どもで把握しており
ます。まず、岬町のやってるところを紹介だけさせていただきます。
火葬場の管理運営委託といいまして、指定管理業者ということで制度導入して、19年度に切りか
えたと聞いております。それ以前の差し引き経費といいまして、収入から支出を引いた分の効果と
いいますのは、平成17年度で755万円程度、指定管理者に移したときにその差し引きの効果額657万
-110-
円、約100万円程度の効果があったと聞いております。ただ、これは収入から支出を引いた分でご
ざいまして、その中には待合棟というものがございまして、岬の場合は。それを有料化して利用料
を取るということで、それまでは岬町の施設であったので、余り利用もなかったし、手数料を取る
という考えもなかったと聞いております。その後、指定管理者を入れたので、そこの部屋について
は待合としてきちんと使えるようにして、それで利用料を取っていると。そういうこと、若干の違
いはあると思いますので、同一にはならない。
それから、先ほど、もとへ戻します。まず、ご存じのように委託で始まった斎場の管理業務がご
ざいまして、平成5年から10年ぐらいかけて独占やもしくは火葬に支障がある、申し込みしたとき
ブッキングしたら斎場を優先的に使うのはやはりうちが委託してる業者になってしまうので、調整
業務が難航したという例もあったというふうに聞いております。ただ、事実の確認はできておりま
せん。あしからずご了承ください。それで、平成11年に町営葬儀の見直しとともに、斎場の管理運
営は町営でやろうやないかと。そのときに、とはいってもやってくれる人いてるのかということで、
職員がそのときは苦慮したようですけれども、たまたまですが、岸和田市の職員さんで退職を予定
されておられる方がおって、それが手当できるんであれば、まず町直営ということで、嘱託員です
けれども、町直営でやろうという方針が決まったと聞いてます。そこへ行くまでにはやはり金田佛
心殿さんにやめさせてほしいんやけどという交渉という話が行ってると思うんですね。
今度、今提案のあった3人体制でというものの、これはまず平成9年度から2名で直営というこ
とでやって、14年度から件数の増加とか勤務の状況もありまして3名体制にした。月平均の勤務日
数は17日程度にして、2名もしくは1名の勤務。ただし、1日だけは、月に1回だけは3名勤務。
要するにこちらの職員ですので、いろんな連絡調整とかいうのを一斉にやりたいというのが1つあ
りまして、3名勤務の日が1日あると。それで、ご提案の委託に関してどうやということですので、
今後検討していく課題であろうとは思います。
火葬場の運営そのものは赤字なのは間違いないです。岬町も、先ほど言いましたように100万円
は経費削減できたけれども、赤字部分は全部補てんしてるというふうに聞いてます。赤字が残るの
は間違いないので、私どもも今の状況でございますと、20年度の予算ベースですけれども、1,967
万2,000円という赤字になってございます。入の予算が439万5,000円で、歳出のほうが2,406万
7,000円、差し引き1,967万2,000円となってます。これを毎年負担しながら斎場を民営化して、ど
の程度の効果が見込めるのか、さっきおっしゃってるように3人張りついてる、2人でいい、1人
でいい。いえいえ、ある日だけでいいんですという返事が必ず出てくるんです。私、就任しまして
最初に金田さんとこ行きました。顔見知りなので、私、親の代からお世話になってて金田さん顔見
知りなので、言われました。2人も張りついとく必要ないやろう。焼く日だけおったらええんやろ
う。まさにそのとおりなんです。ただ、私がここへ着任したときは、それが正しいという位置づけ
で、いろいろ議論いただいて、直営しなさい。それで指導されて移ってますので、私個人、職員と
かそんなん抜けてほんまに個人として答弁できるんであれば、それは金田に任せたほうがええやろ
うという返事にはなると思います。ただ、私、環境課長ですので、それを簡単にバックデータもな
しに、それであと赤字になったら追加するんやというんやったら、だれでも業者が受けるというよ
うなシステムやと、私は岬町のシステムを余り好感してないんです。その辺も含めて検討させてい
ただいて、どっちにするかですね。委託がいいのか。委託が安くていいのか。それとも安全・安心
に施設管理運営するのがいいのか。先ほど環境保全のほうからもありましたように、安全・安心を
優先させて倒れない会社としてずっと経営が保全される、そういうものなのか、店でごみ袋売って
もらうみたいにだれでも売ってもうて、あかんようになったらやめたらええんやというような業務
なのかという位置づけからいえば、1人1回必ずお亡くなりになります。そのときに、斎場が閉ま
ってるんやというようなことは考えにくいので、今後も検討はしてまいります。ただ、そういう問
題がいろいろあるということをご理解いただきまして、答弁とさせていただきます。
委員長(月岡常博君)阪上企画部長。
-111-
企画部長(阪上伸二君)人事担当、それから行革担当として、少し補足させていただきます。簡単に。
まず、なぜ直営になったのかというのは、委員の皆さん方もご存じの方々も多いかと思います。
当時、たしか1体5万円であったかと覚えております。これは金田さんに委託しておりました。確
かにお一人で勤務されておったんですが、当然お休みのときは金田さんが職員を派遣してやられて
おられました。1名でやってたという意味じゃないと聞いております。なお、14年度まで、13年度
までは2名体制ということでございます。これがなぜ3名になったのかといいますと、やはりお亡
くなりになるのはいつか、待ったなしでございます。かつ、継続的、安定的に運営していく必要が
ございますので、嘱託員ですので、いつおやめになるかもわかりません。いつ病気になるかもわか
りません。いつけがをされるかわかりません。ということで、やはり複数体制は必ず必要だという
話の中で、複数体制のローテーションでいこうと思ったら3名というのが3名になった実情でござ
いまして、かつ3名になって、それ以前の現行の直営と委託との金額の比較がそうべらぼうではな
かったように記憶してございます。そういう意味で、我々行革の視点でも人事の視点でも、今後も
今の体制がやはりいいんじゃないかと、そのように考えているところです。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)私が言いたいのは、2人にせいとか1人にせいとかじゃない。金田さんから直営に
移ったときは、やっぱり処理をしていただく、焼いていただくというか、そのときも不平不満があ
ったと。そのことであって直営にした。今、世間では、熊取町内、営業されてる方が金田さん1件
なんです。もう独占なんですよ。独占じゃないけども業者が入ってきてない。だから、独占の状態
になってる。だから、それを私は打開したい。だから、そういうものを、ほかの市町村におる業者
さんにお願いして、これもつけて一緒にやってほしいという中で、業者さんが来てくれる可能性が
ある、競争してもらえる可能性がある。泉佐野に行ったらありますよ、セレモさんとかいろいろあ
りますけれども、そういう業者を呼びたい。だから、競争の原理が働く業界にしたい。皆さんも聞
いてると思うけれども、結構高いんですよ、金田さんは。結構よくしてくれますけどね。質はいい。
でも高い。そういう不満が物すごくあるわけです。そういう形で呼び込める状況、これは足かせに
なるかもわかりませんよ、こういうものつければ足かせになるかもわからへんけれども、そういう
形で熊取町にもう1社でも来ていただければ、もっと競争原理が働いて、町税を使わない、逆にサ
ービスを向こうがつくってくれて、一般の葬儀に係る経費を落とすという形にしようと思ったら、
そういう競争原理をつくる1つの手だてとして、こういう嘱託員をやめて業者委託をするという形
も1つの手かなと思うから私は発言させていただいてるんです、今。
かなり不満がありますよ。これはもうしようがない。一企業が、熊取町が、あんた熊取で営業や
ってくれと頼みに行けないのが一番ネックなんですけれども、そういうもののできるような状況を
つくり出すという、行政としてね。それも私は住民サービスの1つかなと思うから、私はこういう
発言をしている。そういうことで理解していただいて、何か答弁あったらお願いします。
委員長(月岡常博君)田中環境課長。
環境課長(田中秀紀君)まず、こういう業種についての社会的な必要性はお認めになっていただけると
思うんですけれども、競争を働かせる市場であるかどうかということは、私は否定的でございます。
なぜかといいますと、死体をどんどんつくれるわけではないので、キャパというんですか、熊取町
では、最近の実績でも250体程度しかございません。そこで競争原理を働かせたら、これ半分ずつ
取り合いということになって、経営が成り立たない。そういうとこへそういう業者を、葬儀という
ものであれば、セレモさんとか、ここ下がったとこにもありますので、そこの業者さんは何回かは
葬儀を行っていただいてます。ただ、今のは火葬場の話でございますので、これを直接今の3人で
委託する、2人でいい、1人でいいという議論は、先ほども言いましたように検討に値すると思い
ますが、業者を導入して競争原理を働かせるというのは、私ども資本主義社会に生きている間はか
なり難しい問題ではないか。自由に参加できる状況ではありますが、委員さんも私より年上ですの
でずっと同じでしょうけれども、金田さん1社しかないというのは、ここ何十年と1社しかないん
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です。これは2社にふえるわけがないと思います。こういう特殊な業態ですのでね。頻繁につくっ
て乗り越えて簡単に凌駕できる、ガソリンスタンドとか同じようなとこがおって、名前が違うだけ
やというようなのと違いますので、特殊な業務だということをご理解いただきたいというのが私の
意見です。先ほど言いました委託に関しての検討と、競争原理を働かすということはちょっと違う
と私は考えております。
委員長(月岡常博君)清水副町長。
副町長(清水正弘君)明確な答えがまとまって挙手させていただいたわけじゃないんですけれども、住
民部長で1年おりまして、実際にこの嘱託員さんとじっくりと話しする機会ありましたけれども、
ちょっと今課長の答弁の中でも既に触れられましたけれども、この業種というのはやはりお骨を丁
寧に拾うだとか、ご家族の方にお骨の説明をするだとか、あるいは出会ったときからの接し方とか、
非常に特殊なサービス業であるということは、公務員の中でも特殊であるということは、議員各位
にご理解願えると思います。そんな中で、この業務が業者委託になじむのか、金田さんのように歴
史があって、サービス精神もあってやってくれるでしょうけれども、金田さん1社であればまた独
占というような形で批判も招くと。もとへ戻すためには町外の業者を呼ぶということになりますと、
実際に今言ったような特殊な業務で、しかも緊急自体が発生するかもわかりません。うまく焼けな
いとか。そういったときにすぐ対処できるようなモラルを要求しようと思えば、単なる競争原理だ
けで業者を選べないと思います。ですから、仮に委託に戻すとなれば、その辺の実際に緊急事態に
なったときの担保をどうするのかというようなことを十分に考えた上でないと、なかなか他の競争
原理と同じようにはいかない。これは今課長が説明したのと私も同感でありまして、非常に難しい
と。
それと、これは3名でこの金額ですので、非常に透明性の高い業務です。競争原理で、例えば体
育館や老人福祉センターのように、ある程度、飲み物を提供できる、あるいはサービスの改革で指
定管理者がA社、B社、C社で差が出にくいところでもありますので、問題提起は真摯に受けとめ
て、どんなふうにコストダウンできるかは、指定管理も含めて研究はしたいと思いますが、今申し
上げましたように何が起こるかわかりません。ふだんは無事に終わってますけれども、いろいろ裏
方ではうまく焼けないとか非常事態のようなこと、近いことあるんですわ。そんな中で、プロを育
てなあきませんので、そういった中である程度人も循環していって、3人が1人ずつ退職され、O
Bになっていく中で、新しい職員を育てていくと。責任ある職員を育てたほうが、この1,300万円
はお高いように見えますけれども、私は、たった1年ですが何度か嘱託員さんと直接話しする中で、
これは効果のある金額であると考えておりますので、余りすぐには改革する必要もないと考えてま
すが、問題提起は問題提起として原課で検討はさせていただきます。
以上です。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)それと、火葬業務に当たっていただける今後の候補になる方、今岸和田市なんです
かね、貝塚なんですかね、職員さんの方、そういう方が次々あるという状況が確信持っておられる
んですよね、多分。だからそういうこと言われると思うんですけれどね。ある一定そういう方がな
くなってきたらまた難儀するときもあるんですよ、それはね。だから、そういうときにはやっぱり
幾つかの業者さんにお任せをして、広報業者を選んで、そういう形にするのも将来的な見地から見
たら、方向性としては私としても間違ってないと思う。役所のほうはそう確信してますけれど、そ
ういう形で、なるべく町民の皆さんのためになるような、これからずっといろんな研究していただ
いて、方向性はついてるんやけれども、変わった方向性が出るというものを研究していただいて、
方向性が出たときにはまた競争原理の働くような形でお願いしたいなと思いますけれども、ぜひ要
望として強くお願いしときます。
委員長(月岡常博君)続いて、鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)1つだけちょっと教えていただきたいんですが、93ページの下から3つ目に報償費
-113-
というのが出てるんですけれど、消費者の生活対策費、去年度までは消費者相談員報酬という形と
謝礼金という形があったんですけれども、報償費というふうになってるんですけれど、相談員とい
う方はなくなってしまったんでしょうか。ちょっとその辺教えていただけませんか。
委員長(月岡常博君)阪上産業振興課長。
産業振興課長(阪上清隆君)結論から言いますと、報償金にすべてかえさせていただいたということで、
週3日、1時から4時までの4人でローテーション組んでの分は、来ていただく体制は。あと、5
月にあります記念講演会とかその分も含めてここにということで、通常の週3日の体制の分につい
ては120万8,000円。残りの分については予防的なそういう講演会とか、こちらから出向いての分と
か、それを含めての分を経費をすべてここの報償金のほうで計上させていただいてるところです。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)82ページです。衛生費の中で空き缶等回収活動補助金というのがありますね。3万
6,000円というのが上がってますけれども、この内容ちょっとご説明願えますか。
委員長(月岡常博君)田中環境課長。
環境課長(田中秀紀君)空き缶等回収活動補助金ですが、現在のところ3団体交付しております。登録
していただいて活動していただくということで、1袋当たり120円で、予算につきましては300袋を
計上させていただきます。町内の公衆の用に供する場所、公園とか公衆の用に供する場所って余り
特定はしてないんです。有志的に、お名前申し上げますと、ハマユウさん、隣保会さん、ガーデニ
ングの会フラワー山の手さんの3団体で活動していただいて、まず連絡いただいて、網袋渡させて
もらって、そこへ入れてもらって、確認させていただいて、補助金をお支払いするということでご
ざいます。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)空き缶を拾っていただくという業務に対する助成です、結局は。そうですね。今聞
いたらそういう形になりますね。団体ではないんですよね。個人的な、山の手の何やらというのは
団体ですよね。あれは団体ですけれども、この方は山の手の中の地域の空き缶を拾っていただくと
いう感じ。そうでもない。
委員長(月岡常博君)田中環境課長。
環境課長(田中秀紀君)すみません、説明がまずかったみたいです。自分らのその地域の空き缶を拾う
というよりは、公園とか永楽のダム周辺でウォーキングコースとか、あと聞いてますのは長池周辺
で下のほう、道に沿って自分たちが歩いてどこかへ移動するというときに、ただ手ぶらでうろうろ
するんじゃなくて、こういうことがあるのでぐるっと回ったら、補助に見合うだけの袋集まるやろ
うということで、3団体は年に4回ぐらい活動していただいて、その都度連絡いたします。だから、
金額としてはほんまに大したことないんですけれども、それは意志というんですか。それで今回も
広報に載せさせていただいてますので、また応募があれば私どもで対応させていただきます。少な
いので、こんなんかと言われるのが一番心苦しいという
委員長(月岡常博君)よろしいですか。もうありませんね。
これをもって一般会計歳出のうち49ページから51ページまでの款2 総務費、項1 総務管理費、
目2 財産管理費及び目3 企画費のうち第3班所管事項、58ページから59ページまでの款2 総
務費、項3 戸籍住民基本台帳費、79ページの款4 衛生費、項1 保健衛生費、目2 予備費の
うち第3班所管事項、79ページから93ページまでの款4 衛生費、項1 保健衛生費、目3 環境
衛生費から款4 衛生費、項2 清掃費、款5 農林水産業費及び款6 商工費について質疑を終
了いたします。
次に、一般会計予算歳出のうち、94ページから106ページまでの款7 土木費、112ページの款8
消防費、項1 消防費、目4 災害対策費のうち第3班所管事項及び137ページから138ページまで
の款11 災害復旧費について質疑を承ります。
白間委員。
-114-
委員(白間泰男君)97ページお願いできますか。97ページの工事請負費ですね。これについてちょっと
お尋ね申し上げます。ここで町道等維持修繕工事費、また舗装改良工事費、管渠埋設等工事費ござ
いますけれども、これの具体的な計画というか、その辺のちょっと詳しい説明をお願い申し上げま
す。
委員長(月岡常博君)川崎管理課長。
管理課長(川崎一吉君)まず、上の2つ、町道等維持修繕工事費、その下の道路舗装等改良工事費、こ
の2件につきましては、町の管理道路、町道等についての工事でございます。まず2つ区分してお
るんですけれども、一応下の改良工事のほうは舗装の打ちかえ等を行う工事で、起債の対象とする
工事費です。上の維持修繕工事費につきましては、排水設備の改修とか舗装の改修、道路側溝の改
修、全般の工事費に充てております。計画の予定の場所なんですけれども、自治会からの要望等に
よって行う工事と、以前から要望もらって計画的にやっている工事、そういったものをあわせてこ
の2件に分けて工事を進めていってるというふうな状況でございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)今それぞれ計画的に工事を進めておられると。自治会の要望に基づいてというお話
でございます。実際、熊取の舗装を見まして、私いつも思うんですけれども、本当に中央部に比べ
て周辺部の舗装が大分おくれてると。例えばニュータウンでもそうですし、また山の手のほうも新
興住宅ですね、その辺が非常に気がかりである。また住民さんからもそのような苦情を聞くわけで
すよ。それに対してどうなんですかね。もう少しそのような対応をすばやくとれるという方法はお
考えじゃないですかね。
委員長(月岡常博君)川崎管理課長。
管理課長(川崎一吉君)やはり工事につきましてはできるだけ事故の起こらんように、危険なところか
ら補修等を行っておるんですけれども、やはり全般的にしようということになればかなり高額な維
持費が要ってきます。そういった中で、自治会の要望たくさんいただくんですけれども、毎年少し
ずつさせてくださいという、限られた予算の中で執行していってるというふうな状況なので。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)限られた予算の中でそれ相応の工事しかできないというお話でご理解しときます。
すみません、ちょっと私わからんからお聞きするんですけれども、ちょうど中央部に熊取駅前モ
ニュメントの保守点検とありますよね。それと、熊取駅の架橋ありますよね。熊取駅の渡る、あの
辺のメンテナンスはどこでやられてるんですかね。
委員長(月岡常博君)川崎管理課長。
管理課長(川崎一吉君)この上の駅前広場モニュメントの保守点検というのは、3つの棟立っておりま
して、そこに時計と、時間来たら鳴るカリヨンがございます。これについては時計メーカーのほう
で保守点検を委託しているものでございます。渡り廊下等は、保守というより清掃のほう、駅前の
ほうでエレベーターの清掃とか広場の清掃、便所の清掃を清掃委託業者にやっております。また、
エレベーターとエスカレーター、これ東芝エレベーターというふうなことで、月2回点検、そうい
ったことも委託しておるところでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)実は、ちょうどその鉄骨ありますよね。鉄骨のペンキがめくれて、本当にこのまま
やったら早く腐ってしまうんじゃないかと思うぐらいのめくれた状態なんです。その辺で、ある程
度お金がないとできない事業だと思うんですけれども、それについてはどのようにお考えでしょう
か。
委員長(月岡常博君)川崎管理課長。
管理課長(川崎一吉君)私どももそのペンキ塗りかえなということで、今回の予算の中で維持修繕のほ
うで何ぼか入札減とかあれば、そのペンキの塗りかえ等もしたいなということで考えております。
これについては……
-115-
委員長(月岡常博君)北本事業部長。
事業部長(北本照雄君)駅前を整備した当時の担当としますと、あれはしんちゅうでございまして、さ
びが浮いておりますので、塗装じゃございません。そういった中で、さびの補修等については一度
またメーカーに問い合わせしますけれども、あれは青銅ですので、塗装じゃありませんので、その
辺だけよろしくお願いします。自由通路につきましては予算の範囲内で、今年度も塗装、いわゆる
西側の階段ですね、あそこを今現在発注してございまして、それ以降予算の範囲内でやっていく予
定でございます。ただ、駅の構内につきましてはJRの駅舎と一体でやる必要がありますので、J
Rと協議しながら、また施工時期については調整していきたいなと考えてございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)橋に、先ほどのペンキの件もそうなんですけれども、本当に吹き抜けなんです、あ
の橋ね。私も歩いてて、雨の日なんかですと風と雨と本当に濡れる、傘さしていても同じような状
況の雰囲気なんです。それで、あの渡りをちょっとガラスで仕切るとか、そういう方法はお考えじ
ゃないですかね。
委員長(月岡常博君)川崎管理課長。
管理課長(川崎一吉君)多分建築基準法も適用になって、ああいうふうな状態で強度計算もされたもの
だと思います。そういったことで、壁をつけるとかということであれば、やはり構造上のチェック
とかいろんな部分が出てくると思うので、その辺のところまた調査研究してみたいなと思います。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)利用者にとっては、利用する方の便宜を図るというのが大事な視点かもわかりませ
ん。そういうことで、法律上の問題もあるというので、それはご理解させていただきます。
すみません、98ページお願いします。98ページの、先ほどもありました小谷穴釜線の今後の道路
の計画、進捗ですね、その辺をお聞きさせていただけませんか。
委員長(月岡常博君)田畑道路河川課長。
道路河川課長(田畑 洋君)それでは、土木費の小谷穴釜線につきまして、今後のスケジュールという
ことでご説明のほうさせていただきます。
補正予算のほうに繰り越し補正ということで今議会に提案させていただいております用地買収の
ほうが一部小谷穴釜線の穴釜橋東側の用地買収が契約いただきまして、来年度、21年度、22年度継
続費ということで、11ページのほうにも記載をさせていただいております。
今後の予定でございますが、まず工事費につきましては2カ年の事業ということで、全体の事業
費が1億3,681万5,000円、21年度に係ります工事費が7,444万5,000円、22年度が6,237万円の予定
をしてございます。
内容につきましては、小谷穴釜線の道路改良に係ります延長は100mございます。それと、穴釜橋
の橋梁のかけかえ、それとひまわりドーム下の町道久保高田線でございますが、ここの交差点の改
良と、大きくはこの3つに分かれる予定でございます。そのうち久保高田線につきましては延長が
160mございます。これが今回の21年、22年の全体の事業ということになります。
そのうち平成21年度の内容でございますが、まず橋梁のかけかえの分でございますが、まず占用
されております下水道、それと上水道、それと大阪ガスのガス管、これの転架の切りかえが必要に
なりますので、そういったところの占用物件の移転補償費につきましては、22番の物件移転補償費
で4,840万円ということで計上させていただいております。それと、21年度の道路改良に係ります
擁壁のほうにつきましては東側の用地買収を行ったところに境界工並びに擁壁工、それと小谷穴釜
線の穴釜橋の上流部分の下部工と上部工、あそこは部分的に供用しながらかけかえということにな
りますので、21年度につきましてはその部分までということになります。それと、22年度につきま
しては、残りの下流側の穴釜橋のつけかえをまたさらにやって、交通を切りかえた状態で東側の部
分を通行しながら工事のほう進めていくということになります。工種でございますが、橋梁の下部
工につきましては、平成21年度反復で7m、それと22年度が6m70、上部工につきましては21年度
-116-
が6m90、それと22年度が6m90の反復と。トータルで13mの幅員構成になりますので、あとは先
ほど言いました擁壁工につきましては東側の用地買収を行ったところの擁壁工、それと排水工につ
きましてもそれに伴った排水工ということになります。あと一部車道の舗装につきましてはすべて
22年度に舗装を予定してございます。2,177平米を予定してございます。それと、歩道の舗装につ
きましても22年度約300平米、それと護岸工、これは見出川の橋梁をかけかえてございます、その
部分についてのすりつけ部分になりますが、21年度が20.8m、22年度が31.3mということでござい
ます。
以上が今後のスケジュールということでご説明のほうさせていただきました。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)詳しい説明ありがとうございました。私は、なぜここでご質問させていただきたい
かといいますと、要は和歌山から岸和田へ抜けるということで非常に交通量が多い。それで通学路
でもあるということで、この道路についてはやっぱり拡幅をしていただけるという思いがあるんで
す。21、22年度によって、その辺の安全面についてはどのようにお考えでしょうか。
委員長(月岡常博君)古谷事業部理事。
事業部理事(古谷信弘君)課長から細かい説明が、工事のほうありましたけれども、私のほうから、当
然白間委員のおっしゃるとおり、通過交通ということで、つばさが丘を抜けてダンプの数、いろん
なものを我々調査しております。その中で、大きな工事2年度するんですけれども、当然周辺の地
元地区、それと、そこに小学校がありますので、ここで教育委員会のほうとも当然調整させていた
だいて、安全を期したいなと思っております。ただ、部分的には、当然体育館の下の交差点を工事
しますので、当然今課長が言った7,004万何がしかというのが、予算的なものを入れてますけれど
も、できるだけ警察とも協議して、昼の間にしたいなと思ってるんですけれども、ただ、場所的に
あれは夜間も入るということになります。ただ、本格的な設計、またいろんな業者選定というのは
これからですので、当然白間委員のおっしゃるように安全対策をしながら片側通行、また時間的に
は工事をとめてとか、業者もまだ決まっておりませんので、これから業者選定してから業者とも十
分打ち合わせしたいなというふうに考えております。
それと、当然今小谷地区、引き続き用地買収入るんですけれども、真ん中の工場とか、お名前は
言われませんけれども、真ん中の部分は大変難航しております。地元の自治会のほうにも出向きお
願いしてるんですけれども、今後、用地買収、最初の石屋さんありますね。そこの部分からまた広
げれば、大分交通的なものがましになるんかなというような形でやっておりますので、何分地権者
にご理解いただいて、用地買収の協力をいただかない限りは、ちょっとこういう拡幅事業というの
は大変難しいので、そこら辺またご理解していただいて、委員の方々も地区とかいろいろ行ってい
ただければ協力をお願いするようにお願いしときます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)本当にこのご努力に感謝申し上げます。といいますのは、中央小学校ございますよ
ね。あそこの正門のかじやございます。あれも用地交渉でなかなか難しい。本当に今考えますと、
集団登下校であそこは非常に危険なんですよ。それとまたここの穴釜線の一部織物の工場があると
ころと思いますけれども、その辺いろんな用地交渉大変でしょうけれども、頑張っていただきたい
と思います。
最後にもう1点。99ページに駅前放置自転車整備等委託料、これは放置自転車の整備に委託され
てるということで、どうなんですか。放置自転車が非常に減りましたかね、この事業によって。
委員長(月岡常博君)田中環境課長。
環境課長(田中秀紀君)駅前放置自転車整理等委託料でございますが、効果があったかというご質問で
すが、効果はありました。数字的なものをちょっと持っておりませんので、説明のしようがないん
ですけれども、まず予算の範囲でいいますと、平成17年度1,150万円程度、18年度は1,113万4,000
円、平成19年度に勤務体系を見直して789万円というふうにさせていただいて、20年は790万7,000
-117-
円、今年度予算は790万6,000円というふうにさせてもらってます。18年度から19年度に勤務体系を
見直すときにも効果があったという前提で、一たんこの勤務でいけるだろうということでやってま
す。なくなったのかと言われたら、あります。ご承知のとおり何台もとまってますので、処分はさ
せてもらってます。そのうちまた海外援助とかのためにもリサイクルというんですか、無駄にせん
ように引き取り手のない自転車は処分できるようにしてますので、これは一定効果のあったものと
考えております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)放置自転車ということで、駅前は本当にそういうのが散乱して見苦しいということ
もございます。こういうことで、リサイクルのほうにも頑張っておられるということで、ひとつ今
後ともよろしくお願いします。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)失礼します。100ページなんですけれど、河川維持費なんですけれども、維持修繕
工事費というのが下から3行目ぐらいにあるんですけれども、どこをどういうふうに工事されるか
教えていただけたらありがたいんですけど。
委員長(月岡常博君)川崎管理課長。
管理課長(川崎一吉君)河川の維持修繕工事ですが、これは見出川の上流高田地区と、雨山川の上流の
地区において河川の護岸の補強工事ということで地域整備をする予定でございます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)ありがとうございました。その次、土木費とこれはちょっと関係ないのかもしれま
せんけれど、公園費のところで先ほどクリーンアップ室の方の嘱託、公園費のところで非常勤報酬
のところ、下から3つ目と、それから臨時嘱託員というのが先ほどお話あったんですけれども、非
常勤嘱託報酬と、それから臨時雇賃金というの、その違いというんですか、雇用期間の違いという
のは先ほどお話あったんですけれど、金額的な違いとか勤務形態の違いとか、そういうのちょっと
あったら教えていただきたいんですけど。
委員長(月岡常博君)中川クリーンアップ室長。
環境課クリーンアップ室長(中川良一君)それでは、まず嘱託員さんのほうの報酬、非常勤職員報酬
706万3,000円でございますが、嘱託員2名フルタイム、勤務時間のほうは9時から5時30分までの
勤務時間、職員と同じ時間帯の勤務時間になります。報酬額の算定ですが、月額23万円掛け12カ月。
あと期末手当、6月、12月に1カ月、2カ月というのはございますが、それとあと祝日勤務という
ところで若干の日曜出勤の部分を加算しまして、それの金額になってございます。
続きまして、臨時職員でございますが、時給1時間1,300円掛けるフルタイムですから7時間30
分ですね、実働。9時から5時30分。昼休みは1時間の休憩ということで、そういった積算をして
ございます。あと、休日出勤ですが、同じように年末でありますとか、あと環境美化でありますと
か、河川清掃とかそういった年間30時間なり40時間ということで積算してございます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)ありがとうございました。臨時嘱託員さんの大体平均の月額というのはどれぐらい
になるんでしょうか。1,300円掛ける7.5掛ける二十四、五日なんですかね。大体で。
委員長(月岡常博君)中川クリーンアップ室長。
環境課クリーンアップ室長(中川良一君)支給額で申し上げますと、特に通常の月には休日出勤ござい
ませんので、総支給額は23万円になります。あと健康保険でありますとかその辺もろもろ引きます
けれども……。月の平均20万円強ぐらいかと思います。大の月、小の月ございます。休みの祝日等
もございますので、それによって若干変わってくるという。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)いろいろな保険とかそういうのについては、国民健康保険とかそういうのについて
は両方ともあれですか。
-118-
委員長(月岡常博君)中川クリーンアップ室長。
環境課クリーンアップ室長(中川良一君)勤務時間、フルタイムですと当然対象になりますので、月々
給与から天引きという形になります。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)101ページの上のほうなんですが、19番の負担金、補助及び交付金のところの既存
民間建築物耐震診断補助金、これは耐震診断の補助金で、たしか木造4万5,000円掛ける10戸分だ
と思うんですが、それに絡んで、その欄の一番下ですね、木造住宅耐震改修補助金というのがある
んですが、この関係といいますか、ご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)下中まちづくり政策課長。
まちづくり政策課長(下中昭三君)21年度より新たに創設する補助金でございます。まず1点目の既存
民間建築物耐震診断補助金については、そのとおりでございまして、以前からやっております診断
にかかる分の10戸分、4万5,000円掛ける10戸分で積算してございます。
次に、木造住宅耐震改修補助金でございますが、これにつきましては木造住宅の耐震改修に当た
る15.2%を補助するものでございまして、19年度より府下で先行してされてる自治体の工事費の平
均230万円と仮定いたしまして、補助金額にして35万円掛ける2戸分で計上させていただいてるも
のでございます。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)ほかにございませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)106ページお願いします。用地購入費ですけれども、多分これ大原住宅の敷地に近
いところかなと思いますけれども、面積と、どの辺になるのか場所的なところお願いします。
委員長(月岡常博君)山戸建築課長。
建築課長(山戸 寛君)用地買収の面積は、町営住宅の建てかえ事業に係る、今道路やってる続きの道
路部分に係る用地費でございまして、場所はと申しましたら、大原池の、ここから見たら左側にな
ります。公園の整備予定地、そこの部分の道路部分を一部買い戻すということで、面積につきまし
ては75.29平米となっております。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)ちょっと確認です。前に一部買収した用地あります、池のここから見て左側の上の
ほうにアパートなんかを買収したとこあります。あの周辺ですか。
委員長(月岡常博君)山戸建築課長。
建築課長(山戸 寛君)まさにその部分でございまして、先に公園用地として公社のほうで買収してお
りまして、それの買い戻しということでやってます。
委員長(月岡常博君)ほかに。白間委員。
委員(白間泰男君)102ページの委託料ということで植木剪定等委託料、これについて詳しいご説明お
願いします。
委員長(月岡常博君)答弁を求めます。山下公園課長。
公園課長(山下一男君)これは公園の植木剪定の委託料でございます。予定しておりますのは美熊台の
緑地、山の手台の5号公園、自由が丘の緑地、若葉の緑地、それと南山の手台の運動公園、以上で
予定しております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)委託ということは、どこかの造園業者に委託してるということですか。その辺のと
こもう少し詳しく。
委員長(月岡常博君)山下公園課長。
公園課長(山下一男君)これは業者委託する部分でございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)例えば、これ非常に業者でなければできないような委託のお仕事でしょうかね。そ
-119-
の辺ちょっともう少し詳しく。
委員長(月岡常博君)山下公園課長。
公園課長(山下一男君)今おっしゃったとおりでございます。小さい公園で小さい木というんですか、
そういったのはクリーンアップ室のほうでやっていただいております。これはちょっと高木とか危
険な箇所に生えてるとか、そういった業者でないとできない部分になっております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)わかりました。業者の委託ということで理解させていただきます。
その下にあります野外活動ふれあい広場指定管理委託料、これは一応100円、200円徴収するよう
になった後の金額やと思うんですけれども、その辺の利用状況もう少し詳しくご説明願えませんか。
委員長(月岡常博君)山下公園課長。
公園課長(山下一男君)指定管理者に20年度からなりまして、ちょっと人数とかでよろしいですかね。
利用人数ですね。ちょっとすみません……
委員長(月岡常博君)後でしますか。
公園課長(山下一男君)ちょっと調べます。すみません。
委員長(月岡常博君)後でまた報告してください。
ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)すみません、さっき白間さんおっしゃったとこと同じ委託料のところなんですけれ
ど、102ページなんですけれども、この項で印刷機の保守点検委託料というのがなくなってるので
印刷機がなくなったのかなという感じと、それから適正処理困難物廃棄処分委託料というのが、こ
れは何か公園の中でちょっと廃棄しにくいものがあるのかなという感じを受けたりする、それがな
くなってるんですけれども、これはちょっと説明いただけますでしょうか。
委員長(月岡常博君)今の質問、後にします。
鈴木委員。
委員(鈴木 実君)102ページ、同じとこです。放置自転車の撤去された部分の処分ですね。委託料2
万4,000円で小さい額なんです。これ何台分ぐらいの自転車になるんですかね。リサイクルはして
ないんですかね。
委員長(月岡常博君)最初のやつは後でまた報告していただいて結構ですし、次のやつは何やったっけ。
予算で消えてる分についてはわかりますか。北本事業部長。
事業部長(北本照雄君)たしかコピーの予算が抜けてるということのご質問ですけれども、修理する機
械がなくなったということでご理解いただけますか。
それともう1点、困難物、これは放置自転車の処分の中で一括して、例えば公園に車のバッテリ
ーとかタイヤとか放置されることがございます。それらを回収してきて処分する委託料の中でござ
いますので、この中に多分一括して計上してるものと考えます。
それと、放置自転車のリサイクルというのは、処分というか、ほかされたやつですので、リサイ
クルできません。よろしくお願いします。
委員長(月岡常博君)山下公園課長。
公園課長(山下一男君)ふれあい広場の利用状況ですけれども、7月から有料になった関係で、7月か
ら町内の子どもが936、それから町内の一般、これが2,337、町外の子どもが556、町外の一般が778
で、利用料が町内の子どもが100円、一般が200円、それから町外の子どもが200円、一般が300円、
これを1月末ですけれども、利用者の合計金額が46万8,400円、利用人数の合計が8,809人。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)そしたら、これで質問はございませんね。前年度と比較ちょっと教えてくれませ
んか。
山下公園課長。
公園課長(山下一男君)19年度の比較となりますが、先ほど言ったのが1月の途中までですので、まず
-120-
19年度の使用者が4,753人になっております。1月末で既に8,603人になっております。
委員長(月岡常博君)これをもって一般会計予算歳出のうち、94ページから106ページまでの款7 土
木費、112ページの款8 消防費、項1 消防費、目4 災害対策費のうち第3班所管事項及び137
ページから138ページまでの款11 災害復旧費について質疑を終了いたします。
第4班の説明員と交代いたしますので、しばらく休憩いたします。
──────────────────────────────────────────────
(「16時00分」から「16時22分」まで休憩)
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁される方は、必ずマイクを使っていただきますようお願いします。
まず、議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算について、歳入のうち26ページから41ページ
までの第4班所管事項(健康福祉部)について質疑を承ります。
26ページから41ページまで質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)26ページの分担金及び負担金について、民生費負担金についてお伺いします。
昨年度、保育料が値上げになりましたが、その下の延長保育料ですが、状況を教えてください。
委員長(月岡常博君)古谷保育所専門官。
保育所専門官(古谷マリ子君)延長保育料ですが、20年度予算よりも21年度は下がっております。保護
者の一時延長というのが多くございまして、長期にわたる契約の延長児が減っております。その分
で少し若干7万2,000円ほど減額となっております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。一時の延長がふえてて、長期の延長が減っていると。今延長
保育どういった状態ですか。各小学校ごとに1保育所あったんでしたかしら、確認のため。
委員長(月岡常博君)古谷保育所専門官。
保育所専門官(古谷マリ子君)各保育所に延長保育してございます。民間もやってございます。それで、
一月預かれば4,000円で、一日預かれば400円ということでやっております。公立は2カ所です。民
間保育所2カ所と、公立は第2と第5保育所を延長しております。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)保育所なんですけれども、きょうのテレビを聞いてますと、全国的に待機児童がふ
えてるということで、熊取町は方針として待機児童出さないという方針でということはずっと聞い
てますけれども、最近保育所に入所希望される人数が熊取町の場合どのように変化をしてますか。
委員長(月岡常博君)古谷保育所専門官。
保育所専門官(古谷マリ子君)過去に推定しましたところ、19年度から子どもが少子化のために減って
いく傾向だろうと言ってましたところ、19年の4月では882人が年度末では951人、20年度では915
人4月ございまして、年度末、この3月では960となってます。来年度につきまして、4月で今924
からまだ31、ちょっと今まだ変動中です。毎年ふえているような傾向となっております。待機児童
につきましては、なるべく臨時保育士賃金もアップしてますけれども、受け入れてございまして、
そこの保育所のみ待機するという方おられますが、ほとんどどうにかやりくりして入所できている
という様子で、待機児童はなしということです。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)この保育所に入れたい、何でもこの保育所に入れたいというのであれば待機しても
らわないかんという児童がおるみたいですけれども、どこでもいいよと言われれば待機はゼロにな
るということですね。町の保育所の中の最大の定数というのはどれぐらい。
委員長(月岡常博君)古谷保育所専門官。
保育所専門官(古谷マリ子君)最大の定員としましては690ですが、それの125%掛けた、25%割り増し
た額で、数でいけます。10月以降は弾力運用は無制限となっておるんですけれども、やはり保育士
-121-
が見れる範囲って決まってますので、690の25%アップまで見ております。公立と民間混ぜますと、
定員数では960名で、それの125%、1,200名です。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)31ページの国庫支出金の国民健康保険費負担金、保険基盤安定負担金1,140万5,000
円、それと33ページには府のほうの保険基盤安定負担金8,641万5,000円があるんですが、この関係
と、まずこの内容についてご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)保険基盤安定負担金ですけれども、国の補助金のほうと府の補助金のほう
両方ございます。内容につきましては、国民健康保険料に係りまして法定軽減ということで、低所
得、所得が低い方につきまして7割、5割、2割という法定の軽減がございます。この軽減を適用
するに当たりまして、国民健康保険事業特別会計のほうで、保険料のほうが収入されなくなります。
その部分につきまして、一般会計のほうから国民健康保険の特別会計のほうに保険料の軽減に伴う
減額分を補てんするという制度に係るものでございます。
中身につきまして、基盤安定負担金、制度の中身で大きく2つの制度がございまして、1つは先
ほどの軽減に対する部分の実際の保険料減額分に対する補助金でございます。これにつきましては、
繰出金の4分の3が府の補助金で手当されてございます。もう一つの保険者支援分という部分がご
ざいまして、これにつきましては軽減の対象者数の多い、少ないに応じて、国民健康保険のほうに
一般会計のほうから国民健康保険財政が安定に運営できるようにということで繰り出される経費で
ございまして、こちらのほうにつきましては国のほうが繰出金の4分の1、府のほうが2分の1、
あわせて4分の3が一般会計のほうから国民健康保険特別会計のほうに繰り出しされるものでござ
います。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。保険者の負担の分の4分の1ですか、その分はどこ
に計上されてますか。この会計の中で。国民健康保険会計。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)先ほどの保険基盤安定繰り出しに係る部分ですけれども、一般会計のほう
では国民健康保険の繰出金ということで、ページのほうが75ページですけれども、款 民生費、項
国民健康保険費の目が国民健康保険費、この繰出金の保険基盤安定繰出金1億3,042万9,000円、こ
れに対する大阪府と国からの補助金でございます。4分の1分のほうにつきましては、一般会計の
一般財源のほうで国民健康保険事業特別会計のほうに繰り出しいただいてるということになります。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)大まかにわかりました。国のほうからの保険基盤安定負担金というのと、府からの
同じ安定負担金、それと一般会計から出てくる歳出の分とここでは出てきてるんですけれども、そ
の分が合わさって国民健康保険会計のほうへ入るということですね。国民健康保険のほうと国庫支
出金の分と府の支出金の分の出の部分はどこで数字としてあらわれてましたか、この中で。込みで
ここであらわれてる。差し引きが一般ということ。わかりました。ありがとうございます。減免補
てんであるということで、国のほうの制度の減免補てんであるということですね。はい、わかりま
した。
じゃ、次行きます。33ページお願いします。府支出金なんですが、府の財政再建プログラムの影
響でしょうか、ここも府の支出金、負担金変わってるように思うんですが、昨年の分では災害障害
見舞金負担金や災害弔慰金負担金がここにあったんですが、その辺のご説明をお願いいたします。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)災害関係の弔慰金であるとか見舞金でございますが、貸出金まで含めて3つの
予算、21年度から削除をさせていただきました。これにつきましては、制度そのものは何ら変更は
ございませんが、これまでの実績を勘案いたしまして、予算計上の仕方を変えたものでございます。
-122-
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)よくわからなかったんですが、制度がそのままあるということですか。予算計上だ
けしていない。制度はそのまま。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)この制度につきましては、災害弔慰金の支給に関する法律の規定に準拠いたし
まして、本町の災害弔慰金条例に基づくものでございます。ということで、制度自体には何ら変更
はございません。予算の上げ方を実態に合わせて計上させていただいたということでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)昨年の予算では災害障害見舞金負担金というのは187万5,000円、それで災害弔慰金
負担金が375万円とちょっと高額だったんですが、でもこの制度については実績にあわせて載せて
ないということですか。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)実績に合わせて積算といいますか計上させていただいたものでございまして、
これまで歳出のほうで、例えば災害見舞金の負担金でございますと、お一人分なんですが、250万
円歳出で上げまして、そのうち歳入では4分の3ということで、187万5,000円上げさせていただい
ておりました。これと同様に災害の弔慰金では歳出のほうでお一人分で500万円上げさせていただ
いて、その4分の3の375万円を入として上げさせていただいていたものでございます。というこ
とで、制度等は何ら変更はございません。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)33ページの府支出金で上から3行目に障害者自立支援給付費負担金というのがある
んですけれど、それまた国のほうでも31ページに国庫補助金で障害者自立支援事業費等補助金とい
うのがあって、またその上に国庫支出金で国庫負担金の中にも障害者自立支援給付費負担金という
のがあるんですけれども、この関係をちょっと教えていただけたらありがたいんですけれども。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)まず初めに障害者自立支援給付費負担金、31ページには国庫の負担金、それと
33ページのほうでは府費の負担金ということになっておりますが、この対象となる事業につきまし
ては、身体障害者の補装具の購入費、それと自立支援医療費ということで厚生医療等ですね。それ
と、あと障害者自立支援法に基づく障害福祉サービスもすべて入るんですけれども、介護訓練等給
付金というところと、あとサービスを利用する際の利用計画の作成費、この4つが対象経費となり
ます。そのうち国からは歳出の2分の1、大阪府は4分の1の負担ということになっております。
それから、31ページの障害者自立支援事業費等補助金、こちらでございますが、こちらの対象経
費は障害者の障害程度区分の認定調査の関係費、それと同じく障害程度区分の判定審査会に係る経
費、こちらのほうが対象となっておるものでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかに。糀谷委員。
委員(糀谷直人君)35ページ、衛生費府補助金の健康増進事業府補助金の使い道ですが、そこの説明お
願いします。
委員長(月岡常博君)岩田健康課長。
健康課長(岩田典美君)健康増進事業府補助金につきましては、健康手帳の交付、それから健康教室で
使います講師料とかの支出、それから健康相談に係る経費、それとあと各種検診ですね、がん検診
はありませんが、肝炎ウイルス検診、骨粗しょう症検診、歯科検診等が経費として補助されるもの
でございます。それで3分1が国、3分の1が府なんですけれども、府を通じまして3分の2が入
ります。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
-123-
委員(糀谷直人君)健康増進でこれからどんどんお金が要るかと思うんですけれども、病気になって保
険料を使うことを思ったらはるかに安く上がると思います。先ほどの説明の中で、健康増進のため
にいろんなスポーツをなされてるんですけれども、今どういう団体がございましょうか。指導者。
どういう形で指導なさっているかという。
委員長(月岡常博君)岩田健康課長。
健康課長(岩田典美君)健康課のほうで地区組織化されたグループですけれども、それは健康くまとり
探検隊というグループと、それからタピオ元気体操ひろめ隊というグループ、それと食生活推進委
員さんというグループがありまして、そのほか健康教室からグループ化したグループもたくさんあ
りますが、それらの方につきましては自主的に活動されておりまして、はつらつクラブだとかいう
体操クラブもございまして、その方たちは青少年ホームを使われたりひまわりドームを使われたり
して活動されているグループがたくさんあります。
以上です。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)今ご説明があったいろいろな教室、教室と一くくりで言っていいのかどうかわかり
ませんけれども、その方々といいましょうか、そういうグループに補助金が流れてるという、一部
が流れてるというふうに理解してよろしいですか。
委員長(月岡常博君)岩田健康課長。
健康課長(岩田典美君)補助金は支出しておりませんで、その方たちのグループとして育成するときに、
講師の先生を呼んだりとかそういう形ではやっておりますが、グループ化させた後には自主グルー
プということで、皆さんの会費を取って会則をつくってという活動されていますので、今は実際に
補助金として支出というものはございません。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)わかりました。ということは、入用ということで考えたら、講師を呼ぶ際に使うと
いう微々たるものだと思うんですけれども、そういうことで理解してよろしいですか。
委員長(月岡常博君)岩田健康課長。
健康課長(岩田典美君)そうです。組織化するときに教育といいますか健康教育みたいなのをやります
ので、その講師の先生だとか、それからあとこちらで住民さん等の依頼をしますので、出前教室と
か依頼しますので、それに係る教材費等は若干出ますけれども、微々たる形でございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)先ほども申しましたけれども、やはりこの健康増進、病気になってからでは金がた
くさんかかりますので、こういう教室あるいはこういうグループをますます広めてもらうといいま
しょうか、ふやしていっていただくように町のほうもしっかりとそういう事業を推し進めていただ
きますようお願いしておきます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)33ページの一番下なんですけれども、老人医療費補助金というのが出てきます。そ
の次のページ、34ページのほうに介護保険低所得者利用者負担対策事業費補助金というのと、もう
一個何か介護というのがあったんですけれど、一般会計に入ってくる介護というのと、それからこ
の老人医療費補助金というのは、特別会計とはどういう関係になってるのかちょっと教えていただ
けませんか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)私のほうからは、33ページの一番下、老人医療費補助金についてご説明さ
せてもらいます。
これにつきましては、特別会計の部分とは別に市町村の単独事業でやってます4医療の医療費助
成のうちの老人医療費に係る部分。病院1カ所かかったら1回500円で済みますよという一部負担
金の助成がございますけれども、乳幼児でありますとか障害者の方でありますとかひとり親の方で
-124-
あります。それにかかって500円と保険の3割負担なり1割負担との差額分を助成している制度に
係る大阪府からの補助金でございます。ですので、老人保健特別会計であるとかそこの部分とは関
係のない、市町村の単独事業として実施しておる医療費助成に係る大阪府からの補助金でございま
す。
65歳以上の方で障害のある方とかに対して、保険の3割負担にプラスして500円で、1回病院か
かってもらったら500円の一部負担で済みますよということで実施しております医療費助成に係る
2分の1を大阪府からいただいてるという補助金でございます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)4医療というのはどれが4医療なんでしょうか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)けさの新聞にも載ってましたけれど、大阪府さんが現在見直しを進めてる
医療費助成に対する、けさの新聞では500円を600円に変えるよと出てたと思うんですけれども、そ
れに係る部分で、老人医療の分と、それと障害をお持ちの方の部分、それからひとり親のお母さん
と子どもさんに対する部分、それから6月に年齢拡大させていただいた乳幼児に係る医療費の助成
の4つの医療でございます。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)それでは、介護保険低所得者利用者対策事業補助金なんですけれど
も、こちらにつきましては社会福祉法人が低所得者に対する利用料を減免することに対する補助金
ということで、4分の1の補助が出ております。こちらのほうにつきましては訪問介護利用者の方
なんですけれども、障害者自立支援法によって給付を受けた人が介護保険を利用となるケースがあ
りますので、それについての補助という形になります。中身なんですけれども、手数料が570円と
扶助費5万3,184円の4分の3という形になっております。こちらのほうの支出なんですけれども、
67ページに介護保険利用者負担特別対策補助金審査支払手数料と、それと68ページにございます介
護保険利用者負担特別対策助成金のこれが対象になるものでございます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)これは介護保険とは全く関係はないんですね。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)こちらにつきましては、介護とは関係あるんですけれども、障害者
の方が介護保険の利用となるケースということで、障害者の方の訪問介護ということになりますの
で、障害者自立支援法により給付を受けた人が介護保険利用となるケースという形でございます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)34ページの下から2つ目の地域福祉・子育て支援交付金についてですが、この項の
補助金として見直ししたと、統合したということなんですが、この内容の説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)地域福祉・子育て支援交付金でございますが、まず概要でございますが、大阪
府の財政再建プログラムにより見直しが行われました既存の補助事業ですね、これと府の事業の一
部再構築というような形で、補助金をカットするかわりに交付金化という形になったものでござい
ます。なお、地域福祉の分野と子育て支援の分野ということで2つの分野ございますので、私のほ
うから地域福祉の分野についてご説明させていただきます。
まず対象なんですが、従来は健康福祉の総合補助金という名称でいただいてたものなんですけれ
ども、そのうちコミュニティソーシャルワーカーの配置促進事業でありますとか、小地域ネットワ
ーク活動の推進事業、こちらのほうが交付金化されております。なお、この2つの分野にわたる交
付金でございますが、市町村の財源の自由度を高めるということで、施策間のばらつきを回避する
のに分野ごとに計算はされるんですが、あと、例えば地域福祉のほうで最低4分の1使いなさい、
同じように子育て支援のほうでそれぞれ施策で最低でも4分の1使いなさいということで、地域福
-125-
祉の交付金から子育て支援の交付金のほうに回すといったこととか、その逆とかができるようにな
っているものでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)藤原子ども家庭課長。
子ども家庭課長(藤原 薫君)それでは、子育て支援交付金についてご説明申し上げます。
子育て支援交付金については、これもまた2つに分かれております。健康課の所管に属するもの
と、子ども家庭課に属するものとがございます。まず、健康課の分については、発達障害児支援事
業と母子保健事業が277万4,000円でございます。それから、子ども家庭課の分については、発達障
害児支援事業、これが575万6,000円、子育て支援のシンポジウム事業として87万円、子育て保育士
事業ということで320万円、これは大阪府が独自に私立の保育園に1カ所160万円を補助していたも
のが、町に補助金を出して、町から社会福祉法人に補助するということになって、町から320万円
補助するものでございます。それから、町立保育所の備品購入費として440万円の補助金がござい
ます。これはAED、保育所6カ所に設置する分と、それから5歳児保育所のエアコンの整備、5
カ所整備するもので、それぞれAEDについては228万円、それから5歳児のエアコンについては
361万円、これ全部で589万円支出の予定しておりますが、そのうち440万円について子育て支援交
付金を充てる予定でございます。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)岩田健康課長。
健康課長(岩田典美君)交付金の中には、今回実施しますこんにちは赤ちゃん事業が入ってございまし
て、それが経費として36万円上がっております。それと、児童相談事業ということで、88万9,000
円ということで支出がございますが、これはそのまま100%の補助があるというふうに聞いており
ます。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ありがとうございます。丁寧に各担当のところでもご説明いただいてわかったんで
すが、ちょっと時間もないのであれなんやけれども、出の関係でどこにそれが使われているかとい
うのを、またすみませんが、各担当でここって教えていただきたいんですが。ページ数とこの項目
というのを教えていただければありがたいです。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)子育てのほうから申し上げます。総額が1,700万円でございます。まず、
歳出のほうでございます。まず、児童相談員の報酬ということで歳出の71ページでございますが、
児童相談員の報酬というのがございますけれども、そこが737万4,000円予算上げてます。そのうち
の450万8,000円が一応交付金の対象としております。それから次に、その同じページですけれども、
報償金で124万8,000円、これは予算上は130万8,000円でございますけれど、そのうち124万8,000円
を対象としております。それから、73ページの臨時雇賃金がございますけれども、これは全額38万
3,000円全額交付金の対象でございます。それから、同じく73ページの報償金でございますけれど
も、14万円、これが全額対象となっております。申しわけございません。483万3,000円を予算計上
しております。そのうち14万円でございます。それから、同じページの需用費の印刷製本費でござ
います。これが81万4,000円でございますけれども、このうち34万7,000円が交付金の対象でござい
ます。それから、ちょっと戻っていただきまして保育所の関係で72ページでございますけれども、
真ん中のところに保育事業補助金とございますけれども、先ほど課長が申し上げましたアトムとさ
くらに対する保育事業の補助金で320万円、この交付金を対象としております。それから、74ペー
ジの保育所の庁用器具費でございます。一番下でございます備品購入費の庁用器具費589万円の予
算計上のうち440万円、これが交付金の対象でございます。それから、健康課の事業でございます
けれども、79ページの母子健康診査等委託料1,331万円計上しておりますけれども、このうち178万
-126-
5,000円が交付金の対象でございます。それから、扶助費のほうの妊婦一般健康診査助成金21万
3,000円でございますけれども、このうち10万円が交付金の対象としております。それから、同じ
く79ページの上のほうの報償費の報償金431万円でございますけれども、このうち88万9,000円を対
象としておりまして、今申し上げた10件でございますけれども、これでトータル1,700万円という
ことになっております。
子育て支援交付金のほうは以上でございます。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)それでは、地域福祉交付金の出のほうでございますが、まず63ページ、下のほ
うで社会福祉費の報酬の非常勤職員の報酬が345万円ございます。これがコミュニティソーシャル
ワーカーの人件費でございます。それと、その下に費用弁償と消耗品、こちらのほうに端数で
9,000円と8,000円というような形で入っております。それともう一つ、65ページになりますが、上
から5つ目で社会福祉協議会補助金3,430万円ありまして、この中に463万7,000円含まれておりま
す。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)丁寧にありがとうございます。この府からの地域福祉・子育て支援交付金ですが、
これはこれからもずっと予定されている交付金でしょうか。見通しを教えてください。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)現時点におきまして、時限がはっきりといつまでですというふうには決められ
ておりませんので、今後も継続するものと考えております。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。
(な
し)
これをもって一般会計予算歳入のうち、26ページから41ページまでの第4班所管事項について質
疑を終了いたします。
お諮りいたします。議事の都合により、本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思いま
す。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。
本日はこれにて延会します。ご苦労さまでございました。
──────────────────────────────────────────────
(「17時03分」延会)
──────────────────────────────────────────────
-127-
-128-
予算審査特別委員会(第3号)
月
日 平成21年3月19日(木曜)招集
場
所 熊取町役場別館3階委員会室
出席委員 委
委
員
長
員
月 岡 常 博
鱧 谷 陽 子
副 委 員 長
委
員
江 川 慶 子
文 野 慎 治
委
委
員
員
白 間 泰 男
鈴 木
実
委
委
員
員
糀 谷 直 人
大 村 敏 夫
議
長
藤 原 敏 司
長
長
長
長
中
西
田
村
副
町
企 画 部
総 務 部 理
住 民 部 理
長
長
事
事
清 水 正 弘
阪 上 伸 二
小八重 泰 彦
阪 口
肇
欠 席 委 員 なし
説 明 員 町
教
育
総 務 部
住 民 部
西
誠
牧 研 壮
中 義 達
田 明 人
健康福祉部長
坂 上 欽 也
健康福祉部理事
緒 方 敏 彦
健康福祉部理事
七 里 英 二
北 本 照 雄
事 業 部 理 事
田 中 信 也
事 業 部 長
会 計 管 理 者
兼出納室理事
消
防
長
人 事 専 門 官
総 務 課 長
健 康 課 長
福 祉 課 長
保育所専門官
下 水 道 課 長
上 水 道 課 長
田 中 良 彦
水 道 部 長
田 中 多賀雄
古 井 和 平
教 育 次 長
田 中 豊 一
宮 口 好 行
情報政策課長
山 本 雅 隆
貝 口 良 夫
環 境 課 長
田 中 秀 紀
岩 田 典 美
介 護サ ー ビ ス 課 長
濱 野 三枝子
亀 坂 典 夫
子ども家庭課長
藤 原
薫
古 谷 マリ子
保険年金課長
阪 上 敦 司
泉 谷
徹
公 園 課 長
山 下 一 男
西 本 美加保
工 務 専 門 官
松 浪
博
事 務 局 局
長
辻
康 裕
書
記
田 口 郁 子
──────────────────────────────────────────────
付議審査事件
議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算
議案第27号 平成21年度熊取町土地取得特別会計予算
議案第28号 平成21年度熊取町下水道事業特別会計予算
議案第29号 平成21年度熊取町国民健康保険事業特別会計予算
議案第30号 平成21年度熊取町老人保健特別会計予算
議案第31号 平成21年度熊取町後期高齢者医療特別会計予算
議案第32号 平成21年度熊取町介護保険特別会計予算
議案第33号 平成21年度熊取町墓地事業特別会計予算
議案第34号 平成21年度熊取町水道事業会計予算
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)皆さんおはようございます。
ただいまの出席委員は8名全員であります。定足数に達しておりますので、これより予算審査特
別委員会第3日目を開会させていただきます。
──────────────────────────────────────────────
-129-
(「10時03分」開会)
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)本日は、3月17日の会議に引き続き、事業厚生常任委員会所管に係る第4班の審
査を行います。
これより、質疑に入ります。
なお、質疑及び答弁される方は、必ずマイクを使っていただきますようお願いします。
それでは、議案第26号 平成21年度一般会計予算歳出のうち、52ページの款2 総務費、項1
総務管理費、目4 自治振興費のうち、第4班所管事項、62ページから76ページまでの款3 民生
費、76ページから79ページまでの款4 衛生費、項1 保健衛生費、目1 保健衛生総務費及び目
2 予防費のうち第4班所管事項について質疑を承ります。
質疑はありませんか。亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)失礼いたします。17日の委員会におきまして、江川委員から地域福祉子育て支
援交付金につきましてご質問いただきましたが、地域福祉交付金の算出の金額の説明、一部誤りが
ありましたので訂正をさせていただきたいと思います。
予算書のほうの63ページにございますが、報酬のうち非常勤職員の報酬が345万円と費用弁償が
9,000円、それと消耗品が8,000円ということで、コミュニティソーシャルワーカーの配置に係る経
費を交付金の対象としているとご説明させていただきましたが、今申し上げました金額の2分の1
の金額を交付金の対象としております。訂正をさせていただきます。
したがいまして、コミュニティソーシャルワーカーの配置促進に係ります経費で173万3,500円、
それと、65ページになりますが社会福祉協議会の補助金のうちの463万7,500円、合わせまして637
万1,000円が地域福祉に係る交付金になります。残り1,700万円につきましては子育て支援交付金と
いうものでございます。どうも申しわけございませんでした。
委員長(月岡常博君)ほかに、今のような補足の説明はございませんか。
(な
し)
それでは、質疑に入ります。質疑はございませんか。白間委員。
委員(白間泰男君)どうもおはようございます。
私のほうから、67ページ、委託料ということで、愛の一声訪問事業委託料、これについてお伺い
をいたします。これは、もともと社会福祉協議会のランチサービスという形でスタートしたとお聞
きしておりますけれども、この愛の一声を、こういう事業を起こしたと、経緯をちょっとお聞かせ
いただけますか。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)愛の一声訪問事業は、昭和55年から始まっておりまして、ひとり暮
らしの高齢者の方をヤクルトの訪問という形で孤独死の防止等を含めた安否確認という形で実施し
ておりました。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)愛の一声運動、ひとり暮らしの在宅の方の高齢者に対する乳酸菌の飲料の配達とい
うことで実施しておりますけれども、以前3回から2回になりました、こういうお話でございます
ね。それで36万9,000円ですか、予算計上されていますけれども、この前もお話聞きますと、これ
は今後ちょっと将来的に何かやめようという声も上がったらしいんですけれども、その辺のお考え
お聞かせ願えますか。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)こちらの愛の一声訪問事業なんですけれども、行革の項目という形
で上がっておりましたけれども、民生委員の会議等、そして校区福祉委員会の会議等で皆さんのお
声としては地域で見守っていかなければならないというような声もあり、うちのほうの担当のほう
としても行革の項目となっておりましたけれども、そういう地元での見守りということは必要であ
-130-
るんですけれども、そういう体制というのが今現在できておりませんので、前回は週3回という形
で実施していたものを週2回という形で実施をまた検討したところでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)一応そういう平成21年、22年、23年、120名として人数を挙げられておられますけ
れども、今後、これ地域における見守り活動として新たな事業の展開を検討しますと、こういうこ
とで記載がございました。この新たな事業を検討するということはどういうことでしょうか。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)新たな事業といいますと、先ほど言いました民生委員さんやら、そ
れと校区福祉委員会さん、地元の自治会さんのほうで地域との連携、かかわりという形で事業を行
っていただくというようなことも含めましての新たな事業という形でございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)そういうことは、乳酸菌飲料もやめるということもいろいろ入っておられるわけで
すか。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)近隣の貝塚市なんですけれども、乳酸菌を社会福祉協議会のほうが
一括して購入して、民生委員さんらにシルバー人材センターさんのほうでそれを持って安否確認に
行っているというような状況がございますので、その辺のことはちょっと今の時点ではわかりませ
んけれども、近隣ではそういうことをしているということを聞いておりますので、そういうことも
含めまして今後検討していきたいと考えております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)わかりました。一度テレビで見たことあるんですけれども、団地等では旗が出たら
安否確認できると、そういう方法もあるそうでございますので、検討に値するかなと思います。
じゃ続きまして、72ページ、これでちょっと学童保育の整備事業費及び学童保育事業補助金、補
助金については5,100万円という額が計上されております。これはNPOのこどもとおとなのネッ
トワークということで支給されている金額、いわゆる熊取の学童保育に対しての金額と認識してお
りますけれども、昭和52年にこのNPO法人が立ち上げられまして、本当に30年という長い歴史が
ございまして、当時は1名もいなかった、その翌年に10名の方が入所されまして、現在は424名と
いうことで、この金額は2004年に以前5,000円ほどであったものが1万2,000円ということで金額が
増額しております。これはやはり非常に子どもさんをお持ちのご家庭にとっては非常に重たい負担
ではないかと私は考えますけれども、そちらのほうのお考えはいかがでしょうか。
委員長(月岡常博君)藤原子ども家庭課長。
子ども家庭課長(藤原 薫君)お答えします。現状の1万2,000円が高額であるということですが、保
育料についてはNPOが決定するものでございまして、その決定過程についてはそれぞれ歳入歳出
勘案して決めているものでございます。1万2,000円については歳入歳出差し引き均衡するように
決めております。そうすればその1万2,000円どこから出てきたかというと、結局は歳出の増額、
歳出の増額は何かというと、やっぱり保育人数の増加によります指導員の確保ということがござい
まして、それに見合う保育料とそれから補助金と合わせて差っ引きしてその金額を出しているもの
でございますので、ほかの市町村とはちょっと若干違う保育料の決定過程でございますので、保護
者の討議、いろいろ確認事項を経た上で決定しているものでございますので、大阪府の平均と比べ
ますと絶対額としては高いと思われますが、納得の上の保育料であると考えております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)納得の上の保育料とおっしゃいますけれども、実際に私調べましたよ。和泉市とか
泉佐野市、大体平均この半分ぐらいですわ。あと保険代とおやつ代が込みで大体2,500円、これぐ
らいの金額で査定されております。これは国の事業なんですよ。要するに一方では文科省のすべて
の子どもということで放課後子どもプランがあり、一方では学童保育ということで共働きのご夫婦
-131-
を対象にこういう事業が起こされていると。私は、近隣市町村に比べて熊取町は独自の感覚でやっ
ておると、これはちょっといかがなものかと思うんですけれども、いかがですか。
委員長(月岡常博君)藤原子ども家庭課長。
子ども家庭課長(藤原 薫君)独自の感覚ということではなくてNPOの設立した経緯がございまして、
当初は保護者会が学童保育しようということで設立して、だんだん大きくなるにつれて補助金を町
にお願いしたいということで今までやってまいりました。その間、いろんな話し合いの中で町とそ
れから保育料の負担割合、どうすれば均衡するか、どれが適当かというようなことで50%対50%の
ような格好で今来ているわけでございます。実際に1万2,000円を安くしようという場合は、結局
町の補助金を上げていく、あるいは職員をカットしていくというようなことしかございません。た
だしかし、人数がこのような状態では職員もカットできませんので、基本的には補助金をふやして
いくような格好にならない限り、ちょっと難しいと思うんです。だから、そういう意味では、今の
均衡している金額については今の時点では妥当とは考えております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)考えていることでございますけれども、やはり保護者の立場に立った行政、これが
僕は大事やと思うんです。例えば、熊取では学童保育は日本一でございます。本当に充実している
と思っています。報道もされております。だけど、一方の放課後子ども教室等プランにつきまして
は、わずか71万6,000円でございます。これは国の事業なんですよ。各自治体で非常にしっかりし
ておればそれだけの事業で補助金が3分の2おりてくるという事業でございますよね。その辺のこ
とから見ましても、私はちょっと理解に苦しむと。保護者の立場に立ちまして、やっぱりほかの近
隣市町村では半分の金額でいけると。これからやはり共働きのご家庭というのはちょっとふえてく
ると思うんですわ。やっぱり経済状況が悪い、奥さんの収入がないとなかなかやっていけない、そ
ういうことで、本当に幼児期から小学生、卒業するまで非常に子育てに対するご父兄の負担という
のが大きい、この辺を考えますと熊取町においても十分配慮された決断をすべきであると、このよ
うに思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(月岡常博君)藤原子ども家庭課長。
子ども家庭課長(藤原 薫君)熊取町において入所児童1人当たりの保護者負担ということが高いとい
うことをおっしゃっていると思うんですけれども、実際の運営費については1人当たり19万2,000
円ということで、大阪府下の状況でいきますと順位としては8位になっております。トップのほう
としては、吹田市で34万8,000円、運営費1人当たりかかっております。その場合の市町村の保護
者負担が2万2,000円というような数字で38番目ですが、結局保育料が安い、ここは月額保育料
2,500円ですが、保育者負担は低額でございます。ただしかし、市の持ち出しが30万607円というこ
とで、これは18年度の決算での比較ですが、1位ということで、保育料が安いことは市の持ち出し
が高いということになるわけでございまして、ちなみに熊取町の場合は市町村の負担が、先ほど19
万2,109円と申しましたが、市町村負担が5万9,245円ということで大阪府下の中で25番目というこ
とになりまして、保護者負担が高いと言ったらおかしいですけれども、均衡しているような状態で
すので、一概には高いと言えないと思うんですが、実際にほかの自治体のちょっと高いところを見
てみますと、堺市が8,000円、別枠おやつ代が2,000円いただいておりまして、これで1万円です。
それから、枚方市で保育料が7,000円とおやつ代が1,500円、それからあと千早赤阪村で8,300円と
いうことで、だんだんやっぱり市町村の負担のほうを少なくして保護者の受益者負担というんです
か、それを考えていただくような方向に大阪府下ではなっていると思います。そういうことで、今
後保護者の負担が高いというようなことであれば、また保護者会のほうでいろいろ検討というか議
論していただいて、また町とNPOといろいろ協議するようなことを考えていくようにしたいと思
います。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)各自治体のお話ございました。守口市では、やっぱり保護者のほうから負担が大き
-132-
いということで放課後子どもプランへシフトしていくという市長が大きな方針出されまして、大き
ないわゆる騒動が起こりました。それで、学童保育のほうの料金を値下げして維持させてもらいた
いと、こういう要望がございまして、その方向で進んでおるとお聞きしております。
ちょっとお聞きします。21年度運営方針におきまして、こういう項目がございました。学童保育
所に対する保育料の軽減への助成については、保護者の負担の公平を図るということで、そういう
観点から制度の見直しを行いますと、こういうふうに記載されていました。それについてもう少し
詳しく説明願います。
委員長(月岡常博君)町長 中西 誠君。
町長(中西 誠君)受益者負担というのがある程度今後考えていかなあかんことでございますので、こ
の保育料に関しましては、保護者会とも十分原課と話し合っているということで、十分納得いただ
いている額と聞いていましたんで、今後それが経済情勢、いろんな諸事情によって非常に負担増に
なってきたとなれば若干考える必要があろうかと思いますけれども、今回それで合意に達している
ということでございますので、この案で提出させていただいているものでございます。今後の経済
情勢いかんによってまた事情が変わるかもわかりませんけれども、今回それでお願いをしておると
いうことでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)どうもありがとうございます。今後の社会状況の変動によっては見直しを行うと、
こういうことで理解をさせていただきます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)今、白間委員のほうから愛の一声運動は継続という話出ましたけれども、それに関
連しまして、アクションプログラムで老人福祉事業について今年度から廃止というのが3項目載っ
ておりますね。老人福祉事業のホームヘルパー業務委託料、そして老人福祉事業のはり・きゅう・
マッサージ、そしてもう一つが老人福祉事業の訪問理美容サービス、この3つは廃止と。ただし、
そこにアクションプログラムに書いてある中身は、新しい新たな事業のあり方を模索していくとい
うことになっておりますが、廃止するんであればそれにかわる新しい新たな事業をやられるものだ
と思っておりましたが、それについては載っておらないということで、まず老人福祉事業のホーム
ヘルパーの現況、そして老人福祉のはり・きゅう・マッサージ、理美容、この3つの現況をお話し
いただいて、そしてその後今後新たな事業がどういうものを考えておられるのか、その辺のご説明
をお願いします。
委員長(月岡常博君)阪上企画部長。
企画部長(阪上伸二君)行革の立場から若干先に述べさせていただきたい。行政改革で載せていただか
させていただいている内容につきまして、町の単独事業、いわゆるばらまき的なものは整理してい
こうという話でございます。それはあくまでも行政改革の経費の縮減というところでございます。
今委員のご指摘の、単純にやめたらそれにかわるべきものをやっていったら行革にはなりませんの
で、その点、これに対する一個一個の新しいものができていってんのかという視点ももちろんある
わけですけれども、基本はやはり福祉事業と全体の国の制度、激変しておりますし、それに対して
の老人福祉あるいは障害福祉等々、非常に大きな施策の展開がございます。その点もご理解いただ
きまして、一つ一つこれにかわるべき事業が新たに展開していっているのかというふうな趣旨でも
ないというところをご理解いただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)それでは、軽度生活援助事業なんですけれども、今の状況を申し上
げます。
こちらにつきましては、今現在は2名のご利用がございます。こちらのホームヘルプサービスと
いう形になるんですけれども、こちらにつきましては、介護度が上がりましたら介護保険制度でホ
ームヘルプサービスというのがございますので、そういう形での利用をいただくという形になりま
-133-
すし、民間の事業所なり、それとシルバー人材センターのほうで家事援助という部門がございます
ので、そういうところを利用していただけたらと考えております。
それと、健康マッサージの事業なんですけれども、今現在は24名の定員で20人の方利用いただい
ております。昨日、最終のマッサージのほうが終わっておりますが、そういうことで20人の方も毎
月同じ方がご利用になっているという状況でございます。マッサージではないんですけれども、老
人福祉センターのほうでヘルストロン等の器具もございますので、そちらに行っていただいてほか
の高齢者の方と交流していただくということも考えております。
それと、歩行づえの貸与事業なんですけれども、こちらのほうは平成11年度まで敬老会の記念品
として75歳以上の方全員の方にお渡ししていたものでございます。それで、それ以降につきまして
は、それをお渡しするということで以前から残っていたつえ、それとこの事業の継続ということで
12年度にまとめて200本買っております。今現在の在庫状況なんですけれども、7本残っておりま
して、それがちょうどこの3月時点ではすべて出るのかなと、それ以上申請がございましたらまた
消耗品で対応していきたいと考えております。こちらのほうも、介護度が上がりましたら介護保険
の制度の中で福祉用具の貸与、それからご自身で買っていただくという制度がございますので、そ
ちらのほうをご利用いただきたいと考えております。
それと、訪問理美容サービスなんですけれども、こちらのほうは理髪店に出向いていくことがで
きない高齢者の方ということでうちのほうが助成をさせていただいていたんですけれども、理美容
のお店のほうにそれぞれ確認いたしましたら、ご要望に応じて出張で行かせていただきますよとい
うことでそういうお話は聞いておりますので、その点はクリアできるのかなと。ただ、その補助金、
自身の負担は1,000円を負担していただいていたんですけれども、あとの2,000円につきましては熊
取町のほうで負担をしていただいた分についてはちょっと補助がなくなるという形にはなりますけ
れども、理美容店のほうから出向いていただくということですので、その点はクリアができている
のかなと考えております。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)行革の立場からばらまきはやめると、その辺は私も十分理解いたしますし、わかる
んですが、この中で今のホームヘルパーにつきましてはご説明をお聞きすると介護保険制度でカバ
ー、あるいはシルバーの家事補助でカバー、なるほどしかも利用者2名ということからすると理解
はできますわ。マッサージ等については20名、このマッサージ等についてもこれ実際に出向いてい
くことができない方が今これを利用しているんじゃないんですか。あわせて、理美容のほうにつき
ましても、これは散髪屋へ行けない人ですわね。それで、先ほどのお話ですと、散髪屋が出向いて
いってやりますよと。いや、それはわかるんですが、僕はちょっと話を聞いた限りにおいては、こ
れはやってほしいという方もおられるんですよ。せっかく、いわゆる出向いていくこともできない、
行くと自分でそう自由に歩けない方が多いようですわ。ですから、そういう弱者に対する、これ金
額見るとそう大したこともないんで、弱者に対する保護というのは、これはばらまきという一言で
片づけるんではなくて、何らかのかわるものがあればいいですけれども、これは私はやっぱり愛の
一声運動を続けていただいたということから考えても、これは金額的に大したことないし、その辺
を考えると続けたらどうかなと思うんですよ。
そして、ある理容業者の話も聞いたんですが、今までは出向いていって1,000円もらったと。町
のほうで2,000円負担してくれていると。実際今度自分たちでやるとなったときは出向いていって、
今までどおりの3,000円というのも理屈が合わんなと。ただ、町が補助してくれる事業なんで理美
容業者も協力をさせていただいた結果の3,000円と。それを散髪屋の自主性に任せるとなると、散
髪業者としては出張するのに3,000円かということで理屈が合わなくなる。散髪屋へ行ってもやる
と3,500円ですよね。それが出張してもろて3,000円やったら来てくれというような話になると困る
ということも一方で声としてあるんですが、その辺についてちょっとお答えいただきたいと。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
-134-
介護サービス課長(濱野三枝子君)健康マッサージ事業なんですけれども、先ほど歩行の困難な方とい
うふうにおっしゃられておりましたが、今来られている方につきましては町のバスを使っていただ
いて来ていただいている方がほとんどでございまして、足の不自由な方とかそういう方はふれあい
センターのほうに来ていただいて、柔道整復師の先生が輪番で回っていただいて、先生が2名程度
お越しいただいてその場でしていただいているという状況でございます。それと理美容のことなん
ですけれども、高額になるような形にはなるんかなとは思いますけれども、その点につきましても
応分の負担という形でご理解いただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)前の2点は理解しましたわ。理美容のほう、これは散髪屋へ行けない人の対象なん
ですよね。それを今のお答えやったら全然木で鼻をくくったようなお答えなんで、ちょっと再検討、
いろいろ聞いてくれませんか。先ほど愛の一声運動は社会福祉の福祉団体のいろんな声を聞いた、
民生委員の声も聞いた、その結果継続したということなんで、この場でお答えいただかなくて結構
ですから、よく実態を調べていただけますか、声を聞いていただけますか。その上で判断をしてい
ただきたいと思うんですよ。いかがですか。
委員長(月岡常博君)坂上健康福祉部長。
健康福祉部長(坂上欽也君)最初に企画部長のほうから説明させていただきましたように、ばらまきと
思えるような内容につきましては、今回全部整理をさせていただきました。訪問理美容サービスに
つきましても、理美容業者のほうがそういう出張サービスをされているということを聞いてござい
ましたので、何ら問題ないというふうに判断しているものでございますけれども、金額的な部分で
そういうふうな差が出るようなことがあるかもわかりませんので、町としては、できるかどうかわ
かりませんけれども、業界のほうに一度そういうふうな要望をさせていただきたいというふうに思
っております。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)確認しておきますけれども、私、この理美容はばらまきとは思いませんよ。ばらま
きというのは、老人全員に一律に配布するのをばらまきと言うんですよ。これは、老人の中でも特
に障害をお持ちで歩けない方なんです。これはばらまきじゃないんですよ。弱者救済ですよ、これ
は。理美容のほうは。もう出て行けないんです。散髪へ行けない方に対して出張サービスをしてお
ることですから、これはばらまきに当たらないということだけちょっと認識していただきたいです。
委員長(月岡常博君)坂上健康福祉部長。
健康福祉部長(坂上欽也君)先ほども申し上げましたように、業界としては出張サービスは行っておる
ということでございますので、金額の負担を町がすることにつきましてはばらまきであるというふ
うな判断をしてございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)あんまりそんな定義について言いませんけれども、福祉の担当、責任者としては十
分ご認識をお願いしたいんですけれども、ばらまきというのは、例えば昔は75歳以上になって一律
につえも要らん人に全員つえ配っていた、こればらまきなんですよ。しかし、今の理美容は、家か
ら散髪へ行くことがあたわない人、車いすに乗っている人、そういう方ばっかりなんですよ、利用
しておられる方はね。それはばらまきじゃないんです。福祉というのは弱者救済というのが大原則
ですわ。そして、その他の健全な方がそういう方々をお助けすると、介護保険もそういう趣旨でで
きているわけですよね。健全な老人が助けましょうということでやっているわけなんで、これはば
らまきじゃないですよ。困った方にお助けしようという町の単独事業、ばらまきじゃないですよ。
一言だけ申し添えますわ。
委員長(月岡常博君)阪上企画部長。
企画部長(阪上伸二君)私、いきなりばらまきと言いましたので、えらい誤解を与えた点はおわび申し
上げます。いわゆるばらまきと言われているという話でございまして、先ほどつえ等の話もござい
-135-
ました。それが悪いんじゃなかったわけですね、その施策をやっている当時はね。ただ、こういう
ふうに時代が変わっていって、法整備ももう10年前と全然違います。障害者にしろお年寄りにしろ、
いろんな法整備ができてきております。そしてその法に、ご存じのように扶助費、これ義務的経費
ですけれども、扶助費は毎年右肩上がりでございます。そんな中で、我々としてはできるだけ収支
のバランスをとるために単独事業で、ご辛抱いただける部分についてはいただこうと、そういう意
味で単費事業で先ほど説明したようなものについては非常に申しわけないんですけれどもカットを
させていただきたいというふうな話ですので、必要ないから削っているとかという話じゃ決してな
いということだけご理解いただきたいと思います。
(「了解」の声あり)
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)また白間さんの関連になるんですが、学童保育の件でちょっとお聞きしたいんです
けれども、議会報告を回っておってやっぱり熊取町の学童保育料がやっぱり高いん違いますかとい
う、そういう問いかけもあるんですよね。今、各市町村の1年間の1人当たりの経費、保育料とい
うものを発表されましたけれども、熊取町の場合、もう一回、1人当たり幾らになっていますか、
自己負担を含めて。
委員長(月岡常博君)藤原子ども家庭課長。
子ども家庭課長(藤原 薫君)1人当たりの運営費が19万2,109円です。それから保護者負担額が9万
3,509円、それと市町村負担が、市町村の持ち出しに5万9,245円です。同じような規模の団体でち
ょっと比較を申し上げますと、泉南市が運営費が18万2,689円、保護者の負担が3万1,029円、市町
村負担が11万7,532円です。ここの泉南市の保育料が4,000円とおやつ代が2,000円、計6,000円でご
ざいます。ちょうど熊取町の保育料の半額であります。トータルの運営費は、熊取町が19万2,109
円です。
(発言する者あり)
子ども家庭課長(藤原 薫君)そうです。で、このまだ申し上げていない部分がありまして、府の補助
金がその19万2,000円の内訳として3万9,294円、熊取町の場合。泉南市の場合が補助金が3万
4,128円になります。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)今、運営費とか保護者の負担金とか市町村の負担金、府の補助金も言われましたけ
れども、それのトータル、運営費全体のトータル、補助金も保護者の分も全部含めて今要は対照に
ありました泉南市と熊取町1人当たり幾らになりますかという……。熊取は19万2千幾らというの
は、1人当たり年間かかる経費すべてを、その中で9万3,000円が保護者の分ということですか。
月額、年間ですよね。先ほども30万円とか何か言われたのは特別高いんですかね。これでおやつ代
も含んでいるんですよね。その中で保育士、NPOさんが何人の方がこれに携わっていただけてい
るのか、それと保育士さんが1日何時間働いておられるのかというのをちょっとわかっておればお
願いします。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。藤原子ども家庭課長。
子ども家庭課長(藤原 薫君)熊取町のNPOの勤務時間は週40時間でございます。勤務時間は10時か
ら6時半でございます。それと、人数の配置でございますが、正職員が14名、それから準職員が4
名、合計18名でございます。アルバイトが7名でございます。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)これは土日が保育はやっていないですよね。日曜日はやっていないですね。それと、
そうしたら1日8時間労働をやっていただいているということになりますよね。子どもさんが学校
から帰ってきて小さい低学年1、2年であれば昼にもう学校終わって学童保育いく方もおられる可
能性がありますね、十分ありますよね、これね。これはもう高学年になると3時か4時ごろから6
時ごろまで2時間保育、3時間保育ということになるんですけれども、それはそれの準備とか保育
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する準備時間とかそれはもちろんあると思いますけれども、毎日8時間というのは必要があるのか
ないのかというのも私ちょっと疑問です。まず、昼からで昼から出てきていただいてやってもらっ
ても十分いけるんかなということになりますけれども、その点はNPOとの話の中で、もう朝から
来んとやっぱり保育の準備も間に合わないということなのか、ただ延長延長で9時も10時もという
こともあるのか、その点はどうですかね。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)基本的なことを申し上げますと、先ほど課長が申し上げましたように、
成り立ちが保護者会が中心になって運営をされていると。2000年からその保護者会がNPOになら
れて、今も現在は保護者会の方が中心になって運営をされているということでございます。保育料
につきましても、当初から保護者会のほうでどれだけ集めるかというようなこと、保護者を集めま
してその協議の中で決められてきたという経緯がございまして、今現在もその形は変わっておりま
せん。ですから、町と協議の中で決めたんじゃなくて、当然保護者の方が自主的にこれぐらいの経
費がかかるからこれぐらいもらいましょうと、町との話では大体2分の1は町が補助しましょうと
いうことで現在も来ておりますので、その形が全然以前から変わっているものではございません。
その運営につきましては、NPO側は自主的な運営をやっぱり重んじているということでございま
すので、何か事があれば保護者会の中でいろんな問題を解決していくということが基本でございま
す。ですから、保育料についても当然保護者の間でそういうふうな声があればうちのほうと協議す
るということになると思うんですけれども、現在のところそういうNPOとの協議、そういう話が
あるということは一切聞いておりませんので、1万2,000円で皆さんの方は納得しているとは思い
ませんけれども、ただし今回は一部減免の補助金というのを町のほうが出しておりまして、その辺
を見直ししまして、所得に応じた減免をしていこうということで、ほかの市町村では例えば町民税
非課税の方はある程度減免をしているという実態もございましたので、本町としてはそういう制度
がなかったものですから、今回町民税非課税の方については1万2,000円の保育料を2分の1減免
しまして、6,000円を町で補助しましょうという制度に変えたところでございます。ですから、そ
れとひとり親家庭については非常に数がふえておりまして、その実態に合わせて、ある程度所得の
ある方についてはある程度負担していただいて、ひとり親家庭の補助を充実していこうというふう
な見直しを今回したところでございます。
運営につきましては、先ほど言いました指導員については40時間でございまして、土曜日が8時
から預かっておりまして、夕方までですので、週40時間になるように、例えば水曜日は午後から勤
務ということで、大体平日はほとんど前の日の報告であるとか、あるいは打ち合わせ、それから研
修、それからいろんな保育料の、保育料をNPOさんで集めていますので保育料のほうの事務とか
いろんなことがございまして、10時から大体30分は前の日の打ち合わせをしているということでご
ざいまして、その連絡事項、5つに分かれていますので、連絡事項も含めて午前中に出ていってそ
の準備をしているというふうな実態でございます。
それとまた、ほかのところはどうしても昼から働くとなりますとなかなか正規の職員で働くとい
うのは現実には難しいです。今現在も非常に賃金が安くて指導員が集まらないという現状もござい
ます。そういうふうなことで、学童全体がその辺の中でどういうふうな運営をしていくかというの
が一番大きな問題でございます。ですから、うちは、先ほど白間委員がおっしゃられましたNPO
法人の運営でございまして、ほかのところから視察に来られるということで、学童の充実を図るた
めに、うちの学童の特徴は、障害児については今現在ほかの学童はほとんど受け入れてもらってい
ませんけれども、うちは補助金を出すということもございますけれども、加配をつけてアルバイト
を雇って指導員をつけているということで、ほとんどの学童で障害児の受け入れをしてもらってい
ると。それから、内容的にも当然保護者会中心でございますので、いろんな保護者の要望を受けな
がら子どもの保育に当たっているということで、ほかの公営の学童とは全く違うというふうに考え
ていただいて結構かと思います。
-137-
その中で、1万2,000円が府下で一番高いですから、当然保護者の負担が府下では一番高いと、
運営費に占める割合が一番高いということになっています。市町村の補助している分ですけれども、
うちの分は府下では真ん中ぐらいということで25番目ですので、必ずしも低いということじゃござ
いませんので、その辺は理解お願いしたいと思います。
委員長(月岡常博君)鈴木委員。
委員(鈴木 実君)一定聞かせていただきましたけれども、なるべく今言われたように町は関与しなく
て保護者とNPOの話のもとに1万2,000円が成立しているということですね。1万2,000円が高い
か安いかといえば、これはとり方ですよね。1万2,000円払うて、それの数倍の賃金をお母さんが
もろてくる、そういうとり方をすれば1万2,000円が安いかもわかりません。仕事に行かんと自分
の子どもをずっと見ていたら収入はないんですのでね。この1万2,000円払うて仕事に行くことに
よってこれ以上のものを得ているという、そういうとり方をすれば安いんかもわかりませんけれど
も、ただ、このNPOの職員さん、これトータルすると1億円ぐらいになりますよね。19万2,000
円の保育されている人数でしょう。トータル1億円からになりますよね。ちゃうかな。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)全体の額からいうと8,200万円ぐらい、これは18年度の決算でございま
すけれど、現在は9,000万円程度だと思います。先ほど申し上げましたように町の補助金が大体半
分ぐらいということでございますので、今回予算的には5,000万円ぐらい上げておりますので、そ
の倍ぐらいかかっているということでございます。これは児童数がふえますと当然費用がかかると
いうことです。今回、予算的には5,000万円上げさせていただいておりますけれども、今回、4月
1日の入所が385ぐらいということをお聞きしておりまして、去年よりも大分減るということをお
聞きしておりますので、運営費が若干下がってくるかなというふうな形では考えております。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに。江川委員。
委員(江川慶子君)よろしくお願いします。62ページお願いします。民生費の社会福祉総務費のところ
の報酬、生活援護資金等貸付審査委員報酬6万3,000円、この分についてご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)生活援護資金の貸し付けの審査委員の報酬でございますが、要は貸付基金条例
に基づく貸付審査を行うものでございまして、対象者につきましては、低所得者または天災とか災
害による生活の困窮者の方で、限度額が1世帯当たり15万円以内、あと無利息で保証人は必要とな
っている制度でございます。貸付期間につきましては2年間ということになっております。これも
貸付審査を行う審査委員さんの報酬を上げさせていただいております。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)20年度の実績はどうでしょうか。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)20年度の実績ございません。ゼロ件です。なお、昭和61年4月以降、この制度
につきましてはご利用ございません。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)ゼロ件ということで、この審査委員会も一回も開いていないということですか。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)申請ございませんので開いておりません。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)今、すごく生活に困っておられる方がたくさん実際にはあるはずなんですね。そう
いった方の相談というのは、実態として、ここには来ていないけれどもほかのところへ行っている
んですか。その辺わかりましたらお願いします。
-138-
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)先ほど、昭和61年4月以降利用実績がないというご説明させていただきました
が、その理由の一つに、大阪府の社会福祉協議会が昭和61年当時に駆け込み緊急資金であるとか別
途制度を設けられたこともありまして、そちらが保証人が要らないというようなこともあって、そ
ちらに貸し付けが集中したといいますか、そういう傾向があったと聞いております。現在、もうこ
の制度につきましては幾分制度改正されておりますが、生活福祉基金という制度がございまして、
こちらでは社会福祉協議会のほうが相談を受けさせていただいております。利用実績はあると聞い
ております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)そしたらば、かわる事業があるのでそちらへ行くような相談業務で指導というんか、
相談に乗って行くように声をかけて回しているという感じなんですか。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)生活援護資金につきましては保証人も必要となりますし、審査にもどうしても
時間もかかりますし、ご相談の内容によりましたら社会福祉協議会の生活福祉基金のほうが利用が
しやすいというような面もあってのことだと考えております。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)せっかくある制度なので、この制度がもっと利用できるようなものに住民さんにそ
の生活困窮者の方に対応できるような制度の活用をしていただきたいなと要望しておきます。
次に、63ページの下のほうなんですが、非常勤職員報酬、下から7つ目、先ほどCSW、コミュ
ニティソーシャルワーカーの分がここに含まれているということでご説明あったんですが、ほかに
はどういった方が、ここでどういう職種の方がおられるのか教えてください。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)ただいまご質問いただきました非常勤職員の報酬345万円、この分につきまし
ては、コミュニティソーシャルワーカー、社会福祉士でございますが、1名分の人件費になってお
ります。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)社会福祉士、コミュニティソーシャルワーカーさんお1人分だということですね。
国かな、府かな、制度では、中学校区に1名とかいう方針も出ているように思うんですが、配置で
すね、その辺は今どのように町のほうはお考えでしょうか。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)ただいまおっしゃっていただきましたように、大阪府の配置促進の基準といた
しましては中学校区ごとにお1人という形になっております。ということで本町では最大3名まで
が従前の補助金の対象とはなっておりました。しかしながら、現在19年度実績で相談件数が205件、
また20年度につきましても12月末ですが132件というようなご相談件数といいますか実態がござい
まして、直ちに3名まで増員する必要はないというふうに考えておりまして、今はお1人で全域を
カバーしているという状況でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)今のところ1人でもいいということなんで、また相談件数がふえて対応しなければ
いけないときは配置のほうよろしくお願いします。
次に、64ページ、65ページにかけてお聞きしたいんですが、64ページの下から2つ目、授産機能
強化支援補助金、これ少し減額になっています。及び65ページの上から9つ目、通所施設重度障害
者等加算費補助金、これも減額になっております。それから、ここにはないんですが、昨年まであ
-139-
った通所サービス利用促進事業補助金が廃止になっています。この分、現状としてどうなのかなと
心配しているんですが、その辺お聞かせください。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)3点ご質問いただきましたが、まず授産機能の強化支援補助金でございます。
こちらにつきまして、20年度と比較いたしまして、制度的に何ら変わっておりません。20年度につ
きましては、補助金の最大の人数であります対象の利用者19人以上の場合ということで200万円を
上げさせていただきましたが、21年度につきましては現状の利用を見ましてお1人減らして18人以
上ということの算定で190万円にさせていただいておりますので、対象者数を実情に合わせて計上
させていただいたと考えてください。
それと、2つ目が、通所施設の重度障害者等加算費補助金、こちらでございますが、昨年の20年
度の予算と比較いたしますと177万7,000円減額ということになっておりますが、こちらにつきまし
ても制度的に変更ございません。施設ごとによりまして若干人数の変更等ございますが、トータル
して申しますと、対象者5名減を見込んでおります関係で今申し上げました177万7,000円が減額と
なるものでございます。
それと、最後に、通所サービス利用促進事業補助金でございますが、こちらにつきましては、も
ともと制度が18年、19年、20年と限定の事業であったということで、21年度当初には計上をさせて
いただいておりません。しかしながら、今この20年度限定と言われておりました事業の見直しが進
められておりまして、21年度から23年度まで継続されるという見込みでは打ち出しているんですが、
詳細につきまして現在のところ示されておりませんので、当初予算につきましては計上はさせてい
ただいておりません。こちらにつきまして制度固まり次第また補正予算の対応等考えていきたいと
考えております。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)自立支援法の関係で、4月から見直しの年度を迎えるんですが、具体的な中身とい
うものはまだ国のほうから提示されていない状況なんでしょうか。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)直近の情報ですが、3月16日にも大阪府から府内市町村向けにこの自立支援法
の改正のことで説明会が開かれました。本町からも担当者出席いたしましたが、結果を申しますと
まだ固まっていないというのが一言で言いますとそういう形になります。今議論されておりますの
は、報酬単価を平均で5.1%上げるというようなことを聞いておりますのと、利用者負担の減額に
つきましてはこれまで経過的措置という形でされていたものを、支援費制度と同様なんですけれど
も、応益負担の考え方、定率負担の考え方から応能負担に変えるというようなことで議論のポイン
トは出ているんですが、具体的なことはこの段階になってもまだ出ていないというのが実際でござ
いまして、施行時期がちょっと不明確な状況でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)障害者の方、本当に自立支援事業が始まってから負担がふえていますので、その辺
の軽減になるような相談活動と事業内容をまたこれからもよろしくお願いします。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)ページで言えば68ページ、民生費です。シルバー人材センター補助金のことでちょ
っとお伺いします。
1,200万円の部分です。ここの説明と、そしてシルバー人材センターに補助金として、あるいは
別の形でどこか何か出ているんだったらその説明もお願いします。同時に、経営状況並びに今後こ
の補助金が続くかどうかというところのこともご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
-140-
福祉課長(亀坂典夫君)まず、シルバー人材センターの補助金でございますが、町の補助金の支出の考
え方といたしまして、シルバー人材センターには国費、国のほうからの補助金が町が支出します補
助金の範囲内で受けられるという規定がございまして、国のほうでは一定箇所当たりの単価という
のは決まっておりますので、その上限を受けられますように町のほうも補助をしております。とい
うことで、全体の金額の2分の1が国で2分の1が町が負担するというような考え方で特別の支出
させていただいております。1,200万円の内訳といたしまして、運営の補助金が1,040万円を予定し
ております。それと、残りの160万円につきましては、高齢者活動の生活援助サービス事業という
ことで事業補助としての160万円を予定しているものでございます。それと、町はこれ以外の補助
金というのはございません。また、現在の運営状況と申しますが、契約の金額をご紹介させていた
だきます。まず、年々、契約の金額につきましては、件数、契約金額とも増加しております。それ
で19年度につきましては9,400万円台の契約金額でございましたが、平成20年度につきましては、
2月末現在、あと一月を残しまして9,158万1,652円ということでございます。一月平均、単純にい
たしますと大体800万円程度ございますので、1年間のトータル見込みといたしましたら1億円弱
のところまで契約金額は伸びるんじゃないかというふうに考えております。
それと、シルバー人材センターの会員数でございますが、昨年19年度が男女合わせ245名の方い
らっしゃいましたが、20年度は262名と若干ですがふえております。それと、実際にその会員の方
がどれだけお仕事につけたかということで、就業の実人員を出しておるんですが、19年度が212人
に対して20年度、これまで225人の方が実際に就業につかれております。ということで、就業率に
いたしますと現在85.9%というのが現状でございます。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)ご説明では、事業、経営状況は1億円近い売り上げを上げているということでした
ね。そこの部分で考えていったら、純利益と申しましょうか、そのところのご説明ちょっとお願い
します。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)売り上げと申しますか、契約金額で1億円近くになったということなんですが、
純利益分として考えられるものといたしまして、事務経費として7%いただいております。ですの
で1億円あれば700万円ということで、その部分が利益に当たる部分と考えていただけたらいいか
と思います。
以上です。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)事業援助からいえば160万円ということで、これで売り上げ1億円近く上げている
ということになれば、このシルバー人材センターの始まりは高齢者の居場所づくりという形で始ま
ったものだと思うんですけれども、そういう意味では十分目的が達せられているかのように思うん
ですけれども、原課ではその辺のところはどういうふうに受けとめておられますか。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)この事業につきましては、高齢者の雇用とか就業対策という面と、それともう
一つ、福祉的な面で生きがいの充実でありますとか、地域に密着した仕事をすることで地域の活性
化につながるようにという両面の目的がある事業だと考えております。その中で、契約金額につき
ましても徐々にですけれども年々増加している傾向もございますので、十分に成果としましては発
揮されてきているものだと考えております。ただ、今後、団塊の世代の方のセカンドステージを用
意しなければならないという議論もございまして、そういう意味ではますます仕事を確保していく
ということに努力を続ける必要があるものだと考えております。
以上です。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
-141-
委員(糀谷直人君)町の考え方としては、ますます今後この考えを進めていくと、こういう補助金を増
額しないまでも継続をするというお考えですね。だから、私としましてもこれが呼び水となってど
んどん、セカンドステージと先ほどおっしゃっていましたけれども、高齢者の居場所づくりあるい
は自分たちの活動を広めていく、少しながらでもお金をいただいて生活の足しにしていくという考
え方は賛成なんですけれども、民営化、民営化と言われている中で、自主経営、何の補助もなくこ
のシルバー人材センターがやっていけないものなんですか。その点のお考えをお聞かせください。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)先ほど契約金額がざっと1億円で、純利益に当たる部分としまして7%いただ
いても700万円いただけるということで考えますと、700万円の金額で賄える人件費等につきまして
は当然限界がございまして、この契約金額がけた違いに大きくなったような大都市の例えばシルバ
ー人材センター等でありましたら状況は変わってくるかと思うんですが、現状では補助金なしの運
営というのは難しいと考えております。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)わかりました。ますます高齢者たちがしっかりと働ける場所づくり、今後ともよろ
しくお願いしておきます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)72ページお願いします。72ページの真ん中あたり、負担金、補助及び交付金の中の
保育事業補助金、この金額ですが2,818万9,000円、これは民間保育園になったアトムとさくらの分
でしょうか。確認を兼ねてお聞かせください。
委員長(月岡常博君)古谷保育所専門官。
保育所専門官(古谷マリ子)保育事業補助金でございますが、これはアトムとさくらにお渡ししている
分ですが、町からの支弁額の5%を運営委託料で上乗せして渡すという部分、さくらとアトムとご
ざいます。そのほかに一時保育の促進事業、それと休日保育の促進事業をお渡ししている分でござ
います。それとあと、延長保育のポイント数でアトムとさくらにお渡ししている分と、地域子育て
教室とかいろんなそういう地域の活動分の補助が出ている分をお渡ししています。それに、せんだ
って子育て支援交付金の中から府からの直接民間に渡していた1件当たり160万円の320万円も今回
は入ってございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)いろいろ細かい事業によって補助金変わってくるんでしょうが、ちなみに合計でい
いんで、さくらに幾ら、アトムに幾らというのは数字が出ますか。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)一応予算計上しているアトムの分では1,554万9,000円でございます。そ
れからさくらが1,264万円ということで、合わせて2,818万9,000円となっております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。ありがとうございます。ちなみに簡易保育所の補助金という
のが過去にあったんですが、今回廃止となっているんですが、無認可の保育所さんから簡易保育所
の補助金廃止というのがすごく痛いのではないかなと思うんですが、その辺の実態はどうでしょう
か。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)小規模の無認可の保育所に対しまして補助金を、これはともと大阪府さ
んが制度がございまして、大阪府さんも古くは黒田府政のときから始まりまして、平成12年に太田
府政に変わったところでこの簡易保育所の補助金がなくなりました。その後は町といたしましては
単独で補助をしていたという経緯がございます。ただし、15年にアトムを民営化いたしまして、そ
れから19年にさくらを民営化いたしております。もともと無認可の保育所につきましては、公立あ
るいは民間の認可保育所でできない保育を担っていただくということで、例えば延長保育であると
-142-
か、あるいは産休明け保育であるとか、そういうふうな特別保育事業をやっていただいているとい
うふうな観点から補助金を出してきたという経緯がございます。ところが、今申し上げましたよう
に、アトムあるいはさくらが民営化した後については特別保育が充実してきたということで、この
簡易保育所に対する補助金については、大阪府の制度がなくなったこともございますけれども、今
申し上げた観点から申し上げますと、そういうふうな補完している機能が非常に役割が薄れてきた
ということで、今回この簡易保育所の補助金につきましては見直しをさせていただきまして、3年
間かけて減額をさせていただいて、今回20年度で最終年度を迎えましたので、21年度については廃
止をさせていただいたというものでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。特別でない保育、今のところ民間が入ってきて、延長だとか
今まで公立保育所でできていない部分をフォローしてもらっているということで、役割が薄れてい
るから廃止になったということですね、現状では。また、熊取では障害児を受け入れる保育施設、
保育所、重度の場合、そういった場合だとか夜間の受け入れとか、そういった保育所が今現実には
ないんですが、熊取の幼児を見ているという面では行政の見ていく必要というのがあると思うんで
す。今新たにまた熊取では保育所ができて無認可で行われているところもありますので、熊取でで
きない部分のフォローということでその役割を認めた上では、そこにも補助をすることも一度検討
していただきたいと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)働いているご家庭のご事情がいろいろ変わってきているというのは現実
にあると思います。ただし、保育所で全部受け入れできるかということになりますと、なかなか保
育事業だけで全部は賄えるわけではないというふうには考えています。国のほうでは例えば保育マ
マの制度であるとか、例えばこの前ご質問いただきましたファミリーサポートセンターであるとか
いろんな事業を組み合わせて、現実に保育所だけではなくて全体的な保育サービスをどうしていく
かということで議論をされているということですので、保育所だけで全部を賄っていくという時代
ではないというふうには考えておりますので、そのほかの事業も含めていろんな取り組みをしてい
く必要があるというふうには考えております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)そのときの一環として、そういうことがあればまたそのときに判断をしていただき
たいなと思います。よろしくお願いしておきます。
次、74ページ、庁用器具費のところなんですが、保育所にAEDを置くということだったと思う
んですが、間違いないですか。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)今回、大阪府の子育て支援交付金というのが新設をされまして、その中
で、子育てにつきましては新規の事業を優先させるということで、既存事業だめよということで大
阪府のほうから話がございまして、新規の事業でどういうふうな取り組みができるかということで、
これは年末にお話がございまして、1月にすぐに交付金の申請についてはヒアリングをしたいとい
うことでございました。ほとんど時間がなかったわけでございます。今回、保育所の中に新規の事
業ということで取り組みたいというふうに考えていましたけれども、その時点ではソフトの事業と
いうのはなかなか難しくて、現実にはこの子育て交付金が21年度は決まっていますけれども22年度
以降はなかなか今のところ、府の担当者もどうなるかわからないというような状況でございますの
で、新しい事業を立ち上げてやっていくのは現実ではなかなか難しいだろうというふうなことで、
今回AEDの設置と、それから5歳児クラスにはエアコンが設置できていないということでござい
ますので、両方合わせて子育て支援交付金を受けて事業をやりたいということで計上したものでご
ざいます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
-143-
委員(江川慶子君)この保育所のAEDなんですが、大人用と子ども用とたしかあったと思うんです。
この保育所に置く分はどちらの対応になるんでしょうか。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)以前はそういう機種ということでお聞きしていたんですが、今現在は両
方使えるということで新しい機種が出ているということでございますので、今回は両方使えるとい
うような機種を選定したいと考えております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)機械もどんどん進歩して、両方使えるようになったということなんでしょうが、子
どもの事例でよくわからないんですけれども、AEDで命が助かったというケース、そういうのは
あるんでしょうか。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)まだ保育所自体に設置されているのは少ないと思います。今回、公立保
育所では本町は早い段階でといいますか、府下ではなかなか公立保育所まだAEDを設置していな
いところが多いんですけれども、たまたま民間の2カ所が、さくらとアトムについてはもう設置を
されているということもございまして、当然ながら熊取町といたしましてもそれの事情を勘案して
今回AEDを設置したいと考えています。ただ、ご承知のようにやっぱりAED必要な場合は、例
えば激しい運動をするとか、子どもの場合、そういうふうな運動の場合にそういう心臓麻痺とかそ
ういうふうな起こる可能性は高いですから、なかなか保育所のほうの例というのはなかなかまだま
だ少ないというふうには考えていまして、具体的な例は私もまだ情報は得ていないんですけれども、
今後そういうものが必要になってくるかなというふうには考えています。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。ケースはまだつかめていないけれども、民間保育園が置いて
いるんで公立保育園にも置くということですね。これというのは保育園内だけじゃなくて近隣、ご
近所さんも万が一貸してほしいという事態があれば貸し出するということですね。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)そういうふうなものは今のところは想定はしていませんけれども、保育
所の施設内ということで、まずはそういう形で運用させていただきたいと考えています。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)緊急のときには近くにあれば、取りに行くのか消防署に連絡するのかちょっとわか
らないですが、そういったケースはまだ想定されていないということみたいなんで、またその辺も
検討のほうよろしくお願いします。
次に、79ページお願いします。79ページの上から2つ目の泉州広域母子医療センターの分担金に
ついてお伺いしたいんですが、この分、全員協議会のほうで去年、おととし、府のほうの動向の中
で、府の補助金が姿勢がまだはっきりしていなかったんで、5市3町でとりあえずやるんだという
ことで最初スタートしたんだと思うんです。それで行われたんですが、今回分担金を見ると金額が
上がっていますよね、257万円ほど上がっていますよね、府のほうの動きというのはどういうふう
になっているのか教えてください。
委員長(月岡常博君)岩田健康課長。
健康課長(岩田典美君)府の補助金のほうは施設整備の補助金ということで言われているんですけれど
も、上限が2,510万円ということで言われているんですけれども、まだ確定はしていないというこ
とでございます。あともう一つ、21年度の新規に産婦人科一次救急医療ネットワーク整備事業とい
うことで新規で上がってくるようなんですけれども、その金額については大阪府内3つの地域に分
けて補助金がされるということを聞いておるんですけれども、具体的な金額についてはちょっとま
だ未定でございます。
委員長(月岡常博君)坂上健康福祉部長。
-144-
健康福祉部長(坂上欽也君)分担金が前年度より増額した理由についてのご質問もあったと思いますの
で、お答えさせていただきます。
まず、平成20年度につきましては、まず初めてスタートさせるということで、それに伴って必要
な経費というのは簡単に算出できるわけでございますけれども、ただ入でございますけれども、入
ってくる入につきましては、貝塚市の市民病院と泉佐野市の市民病院の両方の産婦人科における入
というのを前年度実績を参考にしながら一定はじいてございましたけれども、平成20年度における
貝塚市の市民病院の状況等を見ますと、もともと私もよく知らなかったんですけれども、貝塚市の
産婦人科につきましては泉南地区でかなり人気のある産婦人科であったということから、非常にた
くさんの患者さんが来られていたというのがあったそうです。ところが今回周産期センターが泉佐
野市に移って、貝塚市のほうは婦人科としての治療は続けるけれども出産については直接取り扱わ
ないということもあって、それが余り周囲に情報として間違った情報が伝わったのか患者としては
一気に激変したというふうなことを聞いてございます。そういったことで、かなり患者数の見込み
につきまして貝塚市についても見込みをかなり下げてきております。それと、泉佐野市につきまし
ても当初見込んでいた人数よりも少なくて、毎月100名程度の出産を見込んでいた部分が大体今90
名程度に落ちているということもあって、入のほうを下方修正してございます。そういったことで、
一定入を下げた関係で経費としては上がってくるという部分が考えられます。
また、それに伴いまして平成20年度の決算につきましてもまだまだ確定するものではないんです
けれども、病院の決算は7月ぐらいに確定するらしいんですけれども、かなり落ち込んだ状態での
決算になるというふうに聞いてございますので、いずれまたその分の差額負担につきましては市町
村のほうに分配されてくるというふうに聞いてございます。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)まあわかりました。府のほうの姿勢が早くはっきりしてお金を出していただければ
よかったんですが、なかなか動きが鈍いみたいで残念ですが、またはっきりわかりましたら何かの
折にまた教えてください。お願いしておきます。
それから、泉佐野の病院の利用者が減っているということはとても大変残念なことなんで、ここ
まで他市と合同でやっている泉州広域母子医療センターの役割を周知させて利用していただくよう
に声かけのほうもまたよろしくお願いしておきます。
委員長(月岡常博君)坂上健康福祉部長。
健康福祉部長(坂上欽也君)補助金に関連しましては、今後も大阪府のほうに強く要望しながら国、府
に対し広域的な事業につきましては、国、府の補助金をいただけるような要望はしていきたいとい
うふうに考えてございます。また、広域で取り組んでいる事業でございますので、このPRにつき
ましても十二分に行っていきたいというふうに思っております。ただ、当然市町村の負担がふえて
まいりますと困る部分もございますので、平成20年度あるいは21年度の状況を見ながら、状況によ
っては個人さんの負担について変更が出るということも考えなければいけないというふうなことも
今聞いてございますので、そういったことが出てまいりましたら、また皆さん方のほうにお知らせ
したいというふうに思ってございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。白間委員。
委員(白間泰男君)同じく79ページの委託料と扶助費についてお尋ねいたします。3点まとめてお聞き
したいと思います。
まず最初に、健診等委託料及びまた真ん中あたり、それと母子健康診断等委託料並びに扶助費の
この現行の71万9,000円について詳しいご説明をお願いいたします。
委員長(月岡常博君)岩田健康課長。
健康課長(岩田典美君)健診等委託料でございますが、この健診委託料につきましては、健康増進事業
の委託料でございまして、中身といたしましては、肝炎ウイルス検診、それから肺がん検診、胃が
-145-
ん検診、大腸がん検診、子宮がん検診、乳がん検診、それと歯科検診、骨粗しょう症検診と一部基
本健診の委託料が入ってございます。今回、21年度につきましては、乳がん検診のほうを集団検診
をやってございますが、個別検診も追加いたしまして計上させていただいております。20年度と予
算額につきましては少し減ってはございますが、20年度の実績に合わせまして肺がん検診と基本健
診が予算額より少し実態としては減ってございますので、乳がん検診の個別検診を追加いたしまし
ても同じほどの金額となってございます。
それと、母子健康診査等委託料でございますが、この中身といたしましては、乳児一般健康診査、
乳児後期健康診査、それから妊婦健診、それから新生児訪問事業、今回21年度から始まりますこん
にちは赤ちゃん事業、それと眼科とか耳鼻科等の精密検査の委託料が入ってございます。今回、妊
婦健診につきましては、20年度3回実施していたのが10回となりますが、その分の増額と、それか
らこんにちは赤ちゃん事業の実施について増額させていただいたものでございます。
扶助費のほうの一般健康診査、この二本立てになってございますが、下のほうの妊婦健康診査等
助成金のほうの等がついた分につきましては、この2つの助成金については里帰り出産で府外のほ
うに健診された方につきまして還付という形で助成させていただくものなんですが、等と書いてあ
る下のほうのものにつきましては、乳児一般健康診査、赤ちゃんが生まれましたら1カ月健診を里
帰り、まだ帰っておられない状況がありますので、そちらについても還付制度が入ってございます。
上のほうにつきましては、今回追加させていただいた回数がちょっと別の計上になってしまいまし
たけれども、これについても里帰り分娩の還付制度のものでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)ありがとうございました。
最初の妊婦健診等委託料、これについてはやっぱり病気になってから治療するよりも病気になら
ないように予防することが大切であると、これは自分自身に言い聞かせておるわけでございますけ
れども、当然のことであり、そのことからもこういう予防費がいいような予算であると、このよう
に思います。そのようなことで、受診率の向上について向上対策をいかにされておるかお聞きをい
たします。
委員長(月岡常博君)岩田健康課長。
健康課長(岩田典美君)受診率の向上対策といたしましては、まずは一番最初に、年度初めに健康カレ
ンダーということで全戸配布させていただきまして、年間の計画を記載したものを配布させていた
だいて、住民さんが健診はどこで受けようかという計画が立てられるように配布させていただいて
いますのが1点と、それか広報でその都度募集をいたしましてPRさせていただいています。それ
とあと、特定健診とか集団でたくさん来られるときに、またいろんな肺がん検診とかほかのがん検
診等についてもPRさせていただいております。
また、今後は働いている方へ受診しやすいようにということで、まだ土曜日健診、日曜日健診等
はやってございませんが、それについても今後は必要ではないかということも言われておりますの
で、そのあたりも今後、体制等にも課題もありますけれども、検討してまいりたいと考えておりま
す。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)ありがとうございます。こういうがん検診等は、自分自身もそうですけれども、早
期発見、早期治療ということで非常に受診率の向上アップに頑張っていただきたいと、このように
思います。
次に、先ほどございました母子健康診査等委託料、これは先ほど妊婦健診のお話で聞いておりま
す。今回、熊取町10回ということで、中西町長の英断で10回にすると。これ14回にしますとどれぐ
らいの金額増額になる予定でございましょうか。
委員長(月岡常博君)岩田健康課長。
-146-
健康課長(岩田典美君)現在10回の予算を計上させていただいておるんですが、あと4回追加いたしま
すと360万円が追加となりますが、あと事務費が少し入りますので若干プラスとなります。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)今回のこれは国のほうで5回以上の自治体においては14回が望ましいと。いわゆる
妊婦の方の健診として14回が望ましいということで、この第2次補正予算の成立を受けて各自治体
で補正予算ということで交付金を配付しますということでございます。そういうことで、この近隣
市町村では私も会派で質問しましたけれども、和泉市でやるということと、隣の泉佐野市、田尻町、
それと岬町、そういうことで各自治体で14回目指してやられるという方向に決まっております。本
町においては町長のお考えをちょっと聞かせてください。
委員長(月岡常博君)町長 中西 誠君。
町長(中西 誠君)早急に14回にできるように6月補正なりで対応を考えております。また皆さん方に
ご報告できるかと思います。今回、本来足並みそろえていくべきものが抜けがけというのがありま
して、非常に我々苦慮したところでございますので、心中お察しください。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)大変ありがとうございます。
最後になりました。さっき妊婦一般健診助成金、これは府外健診ということでお聞きをいたしま
した。何名ぐらいの方、予算計上されておるんでしょうか。
委員長(月岡常博君)岩田健康課長。
健康課長(岩田典美君)20名の予定で計上させていただいております。乳児のほうが若干ちょっと多く
て40名を計上させていただいております。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。鱧谷陽子委員。
委員(鱧谷陽子君)69ページの後期高齢者医療費のところでちょっと聞かせていただきたいんですけれ
ども、これは後期高齢者のほうへ町が負担する分だと思うんですけれども、国が半分の4ですか、
それから町が1で府が1という、そういう負担割合だったと思うんですけれども、これの算定基準
というのは高齢者が払ってはるお金が算定基準になるんですか。何か給付費負担金というたら前年
度の給付された分の負担がその4の負担になるのか、ちょっとわからないんですけれども、その辺
教えていただけませんでしょうか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)ご質問の後期高齢者医療費の負担金、補助及び交付金の療養給付費負担金
2億6,353万円の件かと思いますけれども、これにつきましては、大阪府の広域連合のほうで21年
度分の医療費見込みというのを算出してございます。国民健康保険の場合も同じように算出してお
るんですけれども、前年度、今年度の実績をベースに被保険者の増とかを含めて1年間の医療費総
額というものを算出しております。そのうちの一定の負担割合ということで負担割合のほうが決ま
ってございまして、それに伴いまして後期高齢者医療につきましては半分の財源が公費ということ
になってございます。これにつきましては国民健康保険のほうから支払う後期高齢者の支援金であ
ったりとかいうような部分で賄われて、残りの半分につきまして負担割合が決まっております。国
のほうが6分の4、それから市町村と大阪府のほうが6分の1ということになっております。今回
の負担金につきましては市町村負担の6分の1、全体から見たら12分の1になる部分ですけれども、
それの負担分でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)はい、わかりました。
もう一つお聞きしたいんですけれども、64ページなんですけれども、上から9、10行目なんです
けれども、福祉タクシー事業委託料と障害者移送サービス委託料というのがあるんですけれども、
福祉タクシーのほうがちょっと下がってサービス委託料のほうが少し上がっているんですけれど、
-147-
この辺の違いと、どういう内容なのかちょっと教えていただきたいんですが。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)まず、福祉タクシー事業の委託料でございますが、事業の内容といたしまして
は在宅の重度の障害者、身体障害者の1、2級の方と、あと知的障害者の療育手帳のAを所持され
ている方、それと特定疾患医療証をお持ちの方が対象となります。それで、月にタクシー乗られた
ときの基本料金、初乗り料金と言ったほうがわかりやすいかわかりませんが、その部分を一月には
2回分、それを助成いたしておりました。ということで、昨年度は660円ということで予算計上さ
せていただいたんですが、今年度、平成20年度から実は1割減額をさせていただいておりまして、
590円の助成の単価となっておりますので、その影響で16万円減額となったものでございます。
なお、2点目の障害者移送サービスの委託料、これにつきましては、通所授産施設への送迎のサ
ービスの費用に係るものでございますが、14万7,000円、昨年度と比べて増額をいたしております。
理由につきましては、燃料の高騰分を加味させていただいたということでございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)はい、わかりました。ありがとうございました。
委員長(月岡常博君)文野委員。
委員(文野慎治君)すみません、ちょっと黙ってようかなと思ったんですが、どうしても気になるんで
意見を言わせていただきたいと思います。
先ほどの白間さんのところの関連なんですが、健診の回数、ちょっと町長のこういう場での発言
としてどうかなという思いが本会議の答弁等でもあったので、私の意見として聞いていただきたい
んですが、先ほどもまたぞろありましたんで言わせていただくんですが、田尻、岬等、話10回で決
めていたのに抜けがけやったんやと、こういう発言が実はあって、そこがどうもこういう本会議や
委員会での発言としてどうかなという点についての話です。
泉州地域全体として最低10回のレベルでは首長間同士の話としてはこういう意思統一をしようね
という形であったということは、これは非常によくわかります。しかし、それぞれの首長さん、町
政、市政を預かる方、そして皆さん方スタッフ、そして住民の声、議会の要望、そういった形の中
でそれぞれが、各自治体がそういう政策を打ち出していくということは、これはまさに地域主権と
いう形で認められていることなんですよね。ですから、裏話はよくわかります。ですから、最低10
回という形でこの問題について各首長さんの腹合わせをしたと、しかし議会に予算として提案する
際にはそれぞれの首長さんが悩む中で、またそこの市や町の特色を出そうという政策の中でそれを
12回にしようとかいうふうな形でそれぞれが出てきているというふうに思うんですよね。それを10
回と決めたから熊取町は10回と出した、しかし現実の新予算についてというような形で出て、それ
が抜けがけなんやと……
委員長(月岡常博君)すみません、意見・要望なのか。意見・要望やったら後で。
委員(文野慎治君)すみません。ですから、そういうご発言についてはちょっとおかしいんではないか
なということで、意見・要望であれば答弁聞けないと思うんで、そこのところをお願いしたいなと
思います。もしあれやったら後のほうに回します。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)私もまだ質問が残っているんですけれども、先ほどの文野さんのに対して町長が答
えなきゃいけないものなんでしょうかね。その点、委員長よろしくご配慮お願いします。
委員長(月岡常博君)一応今のは意見・要望としてとりますので、後でもう一度お願いいたします。
ほかに。大村委員。
委員(大村敏夫君)ここの医療関係について、私は、今後医療は広域連携は非常に大事やなと思うてお
るんですよ。既に母子医療については泉州で5市3町で連携をしながらやっておると。これは非常
にいいことだなと思っています。妊婦健診の問題等々はあったようですけれども、基本的にやはり
-148-
首長同士、広域連携については私は積極的にやっていただきたいと思うとるんですよ。それが今後
の泉州の医療を支えていくためには不可欠ではないかなと常日ごろから思っていまして、そういう
意味におきましては、首長同士の信頼関係を築いて、そして泉州の医療を守っていくということが
大事だと思っています。そういう点で、首長としての町長の広域連携における医療と、具体的には
今いろいろ問題になっているのは母子健康診断とか産科の問題は貝塚、泉佐野で去年大分問題にな
って一応決着はつきましたが、医療については例えば阪南のほうは非常にピンチになっておるとい
うようなことで、これを阪南の一事例というんじゃなくて、むしろ私は泉州として医療をどう支え
ていくかということが非常に大きな課題に今後ますますクローズアップされてくると思いますので、
そういう意味におきまして、町長として広域連携ということで今後どういう格好で進めていこうと
しておられるか、その辺のお考えをちょっとお聞かせいただきたいんです。
委員長(月岡常博君)町長 中西 誠君。
町長(中西 誠君)当然大村委員の言われるように泉州は一つということで、やはりこの地域、合併問
題を別としてでも、広域連携やっていくところはやはり足並みをそろえるべきだと思いますので、
こういう住民の皆さんがリーズナブルに使えるように、どこの市町村で仮に健診を受けてでも同じ
地域の中で同じ金額でいけるように、ふだんは普通は足並みをそろえるべきものやということで、
強く母子医療にしてでも足並みをそろえるということを前提にお願いしていたものであります。
やはりごみの問題でも、地域でやるべきことと、やはり泉州地域一丸となってやるべきこと、そ
ういうことをこれから地方自治の首長として横の連携は非常にとっていくのがベターだろうと思い
ます。それがやはり経費の削減にも十分つながっていく可能性がありますので、それはどしどしや
っていきたいと思います。
以上です。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)まさにおっしゃるとおりだと思います。やはりそういう意味におきましては、私は
各泉州の首長さん同士のやはり信頼関係というものを築いていくことがやっぱり大前提だろうと思
いますので、いろんな機会をとらまえて首長さん同士の人間的信頼関係を築いていかれるようにい
ろいろと考えていただきたいなと思っているわけですよ。やはり建前の世界もありますが、やはり
本音でお互いに話をして信頼できる人間関係を築いてこそ初めて広域連携が実現するんではないか
なと思っているんですが、その辺で町長のお考えありましたらお願いします。
委員長(月岡常博君)町長 中西 誠君。
町長(中西 誠君)今回の母子医療、事務レベルで一応合意を見たということで、やはり首長同士の話
も必要だということで、岬、田尻ともこの問題については話をさせていただきました。若干いろい
ろ裏話があるんですけれども、やはりちょっと各原課と田尻、岬の首長さんとの意見の相違が若干
あったように見受けられます。今後そういうことのないように首長同士の横の連携とりましょうね
ということで別れさせていただいていますので、合意の上で今回ちょっと足並みが乱れたというこ
とでご理解いただけたらなと。今後やはり合わすのは合わせていこうということの合意は大体認識
されておると。せめて4つの町、忠岡初め3つの我々、田尻、岬ということも含めて合わせていき
ましょうねという話はしています。また、近隣の市ともできるだけ広域的にやれることはやってい
きましょうという話はしていますので、今後徐々に進んでいくだろうと思います。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。糀谷委員。
委員(糀谷直人君)ちょっと先ほど聞き忘れたことがあるので、1点お教え願いたいと思います。シル
バー人材センターのことで。
委員長(月岡常博君)何ページですか。
委員(糀谷直人君)68ページです。先ほど全部聞いておけばよかったんですけれども、ちょっと聞き忘
れました。現在、町としてどれぐらいこのシルバー人材センターさんご利用になっているのかとい
-149-
うことをちょっとお教えください。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)町としてどれぐらい利用しているかということですが、ちなみに契約金額で内
訳を紹介させていただきます。21年2月分、直近の資料をいただいたんですが、この中で、合計い
たしまして574万5,738円という契約の金額、21年2月分、一月分になんですが574万5,738円ござい
まして、そのうち178万2,063円ということになっております。およそ25%から3割程度というのが
全体的な毎年の傾向でございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)一月のところでご説明していただいたんですけれども、大体30%だと、3割ぐらい
だということでよろしいんですね。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)20年度4月から21年2月までの分で申しますと、民間のほうが74.7%、公共の
ほうが25.3%というのが実績でございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)大体25%、25.3%だということなんですけれども、この部分におきまして、職種と
いいましょうか、どういう部分でたくさん利用されているかということを教えてください。
委員長(月岡常博君)亀坂福祉課長。
福祉課長(亀坂典夫君)職種ということでございますが、現在一番多いのは軽作業分ということで、草
刈りであるとかそういった仕事が多いのが実際のところでございます。それと、その次に多いのが
施設管理に係る仕事ということになっております。ほかにも、例えばですが事務の整理であるとか
サービスというようなこともございますが、具体的な割合からいきますと軽作業が断トツに多いと
いうのが実態でございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)きのうの草刈りのことでちょっといろいろ質問させていただいたんですけれども、
もう少しシルバー人材センターを活用なさって草刈りの負担金を減らすというようなお考えはござ
いませんでしょうか。
委員長(月岡常博君)田中総務部長。
総務部長(田中義達君)大変難しい問題なんですけれども、町全体で草刈りというのは単純に、やはり
危険も伴う傾斜地があったりという、町が単価契約する場合でも傾斜地はやはり単価がアップする
ということで、かなりやはり現場現場によってかなり危険なところがありますので、一概にやはり
シルバーにお願いするといったことが、可能なところは町としてもいつもそういうふうな気持ちで
おります。ただ、本町のを例にとって、そしたら先ほど軽作業と言いましたけれども、そういう清
掃関係でも本町庁舎を例にとりますと、やはりこれは雇用の関係で、委託している以上は直接の指
示というのはなかなかやっぱりしんどいと。法律の問題もありますので、やはりそういった場合は
委託からやっぱりもう臨時職員に切りかえらなあかんという、その仕事の内容によってでもやっぱ
りそういう面もありますので、ただシルバーさんにお願いするところはやっぱり委託できるところ
は委託していくというように、危険なところはやっぱり工事請負で発注していく、あるいは臨時職
員でやっぱりケース・バイ・ケースで十分考えていきたいと、このように思っております。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)シルバー人材センターの運営でございますけれども、以前は公・民と分
けますと大体半分半分ぐらいでございました。それが大体5,000万円ぐらい程度の売り上げでござ
いましたけれども、それから公的な部分は現実にはあんまり伸びていないということでございます。
ただ、役所全体としてはできるだけシルバーさんにお仕事していただくという観点から、できるだ
けシルバーさんにお願いするということで、例えば保育所でいいますと、先ほど出ました草刈りに
-150-
ついては第2保育所のちょうど高いところにございますので草刈りの面積が非常に広いんで、うち
もシルバーさんにお願いしたいということで向こうと協議しましたけれども、傾斜地でやっぱり危
ないということで、できないところもあるということですので、ただ町としてはできるだけやはり、
公的な部分の発注金額がちょっと若干下がっておりますので、ある程度できるだけしてほしいとい
うことでは考えているんですけれども、実際にやっぱり危険な作業はできないということでござい
ます。全体としてはやっぱり民間企業は少ないんですけれども、民間からのお仕事を充実させてい
こうということで、就業開発については積極的に取り組んでいるということでございますので、17
年1月には社団になりまして、契約高ですけれども1億円をやっと迎えるということで順調には伸
びてきておりますので、今後もこのような形で、町としての補助金は制度にのっとった補助金でご
ざいますので、国の補助金との兼ね合いでございますので、町だけ増額するというわけにいきませ
んので、その契約高をいかに伸ばしていって、事務費7%でございますけれども、それをふやして
いくかということで、先進事例を見ますとやはり4億円とか5億円とか市ではそのぐらいの売り上
げございますので、十分人件費等賄っていると。ですから、補助金を頼りにしていなくても十分運
営できる状態ですので、うちも契約高をふやしていく努力をしたいというふうに考えています。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)よくわかりました。やはり働いてもらっている人たち、汗かいてもらっている人た
ちの安全も当然考えて行政というのはやっていかなきゃいけないと私もそう思っております。今後
ともよろしくお願いしておきます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)74ページの上から5番目なんですけれども、つどいの広場事業委託料というのが出
ていまして、前年度に出ていました公演委託料と児童健康診断がなくなっているんですけれども、
ちょっとその辺の事情を教えていただきたいのと、それから75ページの国民健康保険ですけれども、
これが前年度と比較して下がっているんですけれども、これは見込みとして21年度はお金の総額が
下がったということなんでしょうか。ちょっとその辺教えたいただきたいんですが。
委員長(月岡常博君)緒方健康福祉部理事。
健康福祉部理事(緒方敏彦君)まず、つどいの広場事業でございますけれども、このつどいの広場につ
きましては、20年度、今年度の7月から委託を開始しておりまして、予算的には20年度当初上げて
いませんでしたけれども、6月補正させていただきまして、7月から9カ月分で266万円余りを6
月補正させていただいたところでございます。今年度が初めて当初予算に委託料として上げている
ものでございまして、週4日、水曜日休み、月、火、木、金ということで週4日、第1保育所のほ
うでつどいの広場をさせていただいておりまして、この355万6,000円というのは国の補助基準額で
ございます。その額を計上させていただいております。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)国民健康保険事業への繰出金ですけれども、2種類ございまして、上段の
ほうですけれども、特別会計の繰出金につきましては約3,300万円程度減額になってございます。
これにつきましては、昨年度、長寿医療制度の開始に伴いまして国民健康保険システムの改修が多
額に及んでいたものが減額となってございまして、おおむねその部分で減額となってございます。
2段目の保険基盤安定繰出金、こちらのほうにつきましては2,100万円程度減額になってございま
すけれども、これも昨年4月の制度開始に伴いまして75歳以上の方が国保の被保険者でなくなって
ございますので、その方々に係ります法定軽減の部分が減額となってございます。以上で繰出金の
ほうが減額となっているものでございます。
委員長(月岡常博君)古谷保育所専門官。
保育所専門官(古谷マリ子君)児童の健康診断委託料ですが、これちょっと報償費のほうに組み替えま
したので、報償費のほうで入ってございます。教育委員会も報償費で支払っているということで、
そちらのほうに組み替えしたもので、予算はそのまま入ってございます。それから公演料なんです
-151-
が、劇団ちろりんといって鎌倉のほうから3日間かけて6カ所の保育所をやってもらっていたんで
すけれども、3年目で中身も精査いたしましたところ、もう高いですし、そこを見直しまして、府
民共済の生活協同組合のほうからにっこりキッズといって、ブルーで子どもさんの絵かいた派手な
車通っているのを見かけると思うんですけれども、そこのほうから無料で年2回ほど保育所に巡回
してくれていますので、そちらのほうに切りかえたものでございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。
ほかに質疑はございませんか。
(な
し)
なしと認めます。これをもって、一般会計予算歳出のうち、52ページの款2 総務費、項1 総
務管理費、目4 自治振興費のうち第4班所管事項、62ページから76ページまでの款3 民生費及
び76ページから79ページまでの款4 衛生費、項1 保健衛生費、目1 保健衛生総務費及び目2
予防費のうち第4班所管事項についての質疑を終了いたします。
以上をもって、一般会計予算のうち、第4班所管事項についての質疑を終了いたします。
これをもって、議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算の件について、質疑を終了いたしま
す。
議事の途中ですが、ただいまより昼食のため午後1時まで休憩いたします。
──────────────────────────────────────────────
(「12時07分」から「13時05分」まで休憩)
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)休憩前に引き続き会議を開きます。
これより議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算の件及び議案第27号 平成21年度熊取町土
地取得特別会計予算の件、以上2件について、意見・要望等を承ります。
意見・要望はありませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)それでは、日本共産党熊取町会議員団を代表いたしまして、私から2009年度熊取町
一般会計予算に対する意見・要望を申し上げます。
第1は、行政運営です。厳しい経済情勢の中で、限られた財源の中での各種行政サービスを継続
的に進めていくために行財政構造改革プラン、アクションプログラムに基づき21年度は総仕上げを
し、22年度以降の計画を作成されるようです。身の丈に合った行政運営は大切だとは思いますが、
進めるに当たっては低所得者やお年寄りに配慮し、弱者に優しい運営をすることを望みます。
第2に、入札が最低制限価格で落札される現状を見ますと、これまで税金を無駄に使われていた
ことを実感いたします。あらゆる手段を尽くして過去の損害賠償請求を検討されたい。
第3に、学校教育についてであります。学習や体力についてきめ細やかな指導がされ、支援教育
や学校図書館司書にも配慮されています。ことしは中央小学校で給食の委託が始まります。より一
層食に対する安全に注意を払っていただきたい。また、学習しやすい環境づくりに取り組んでいた
だきたい。町道小谷穴釜線整備事業については、子どもたちの安全確保に努められたい。
第4は、子育て支援です。乳幼児医療助成が就学前に広がったことは歓迎いたしますが、大阪府
だけは一部自己負担があります。全国的には中学校卒業まで負担なしで助成されているところもあ
りますので、より一層の充実を望みます。
第5は、ごみの問題です。有料化され、プラスチック製容器包装の資源ごみとしての収集が行わ
れます。しかし、まだ知らない方や高齢者で理解できていない方がおられるようです。丁寧なPR
をお願いいたします。また、ごみゼロ推進員の方々の仕事が重荷にならないようご配慮ください。
また、小さな不燃物の無料回収についてもご検討ください。
第6は、協働のまちづくりです。まちづくりに関心のある方がワークショップなどをきっかけに
継続的に活動できるよう、具体的な支援を考えていただきたい。
以上、日本共産党議員団としての意見・要望といたします。
-152-
委員長(月岡常博君)ほかに意見・要望はございませんか。大村委員。
委員(大村敏夫君)それでは、新風クラブを代表いたしまして意見・要望を申し上げます。
6項目ありますが、1つは、町税徴収率アップの問題なんですが、町税徴収率アップのための課
内徴収率目標を明確にして仕事に取り組んでもらいたい。
2番目、循環バス見直しの件ですが、検討委員会の結論を早期に出してもらいたい。それは、平
成22年4月から新しい方式に変えるということでございますが、平成22年4月に新しい方式になっ
てそれから相手と折衝するというような話がありましたが、そうではなくて、22年4月から新しい
方式でスタートできるようにするために検討委員会の結論を早期に出していただきたい。
3つ目、資源ごみ処分手数料の問題でございますが、資源ごみ処分手数料の中で、平成19年まで
資源ごみ処分委託料として計上しておりましたが、この処分単価について競争原理が働くように対
処していただきたい。平成19年度までは資源ごみ処分委託料として計上しておった金額が、平成18
年度までは約1,300万円余り、19年度は競争原理が働き400万円ほどになった。しかし、平成20年に
は1,000万円、21年度予算案では1,837万5,000円になるというこの金額については納得しがたい。
したがって、処分単価について今後の執行段階で折衝していただいて、来年22年9月の決算委員会
でそれが反映されることを強く要望いたします。
5番目として、老人福祉事業の一環として訪問理美容サービスを今年度で打ち切るということで
ございますが、これにつきましては、弱者救済という福祉の原点に立ち返って、福祉関係団体、民
生委員等に十分意見を聞いていただいた上で結論を出していただきたいと。
6つ目、これからの熊取町行政、広域行政を抜きにしては考えられない。したがって、今後広域
行政を積極的に推進するために首長同士の意思疎通を十分深められたし。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)はい、ほかに。白間委員。
委員(白間泰男君)公明党議員団を代表いたしまして、意見・要望を申し上げます。
平成21年度の一般会計財政状況は一段と厳しい予算計上がなされております。国からの地方交付
税が大幅に削減され、それにかわる臨時財政対策債という地方債で補てんされております。次年度
に交付税として算入されるとはいえ、地方債の扱いであることは変わりなく、地方債の残高が累増
する原因にもなると思われます。ゆえに財政確保は一層厳しさが増すと考えられます。本町の行財
政改革のアクションプログラムをさらに進めていただくことを強く要望いたします。
その上で意見・要望を申し上げます。
まず、第1点目として、定額給付金、子育て特別手当の支給が受け付け開始の4月1日から10月
1日まで事故なく無事に完了するよう要望いたします。また、本町の商工会から発行されますプレ
ミアム割り増しつき商品券が地元で活発に使用され、地域振興の起爆剤として大いに貢献できるよ
う、広報・啓発活動に一層の努力を図られたい。
2点目として、妊婦健診の公費負担を10回に拡充される方向とお伺いをしておりますが、国の第
2次補正予算の成立を受けて、和泉市、泉佐野市、田尻町、岬町を初めその他の自治体も14回にな
るとお聞きをしております。先ほどのご答弁もありましたように、中西町長は6月補正で実現に向
けて進めていかれるということでございましたので、この実現を強く要望いたします。
3点目として、子育て協働ネットワークとして一日も早くファミリーサポートセンター事業の実
現に一層の努力を図られたい。この事業は、地域と行政が一体となって進めていくと。この協働活
動のこういう一つのそれが時代の流れになっていると、このように確信をいたします。
4点目として、いよいよ4月1日からスタートする指定袋有料制度に万全を期し、住民の皆様方
から不平不満もなく、混乱もなくスムーズに対応できるよう事前の準備に全力を注いでいただきた
いことを強く要望いたします。
5点目として、子育て支援策の展開として、小学校の余裕教室や体育館を利用し、地域住民の協
働のもと、児童の交流の場としての放課後子どもプランの実現に一層の努力を図っていただきたい
-153-
とともに、学童保育事業の諸経費が保護者の負担にならないよう見直しを図られたい。
6点目として、公立保育所のAED設置については、子どもの命を守るためであると、そういう
ことで、救命体制が図られることになることを評価いたします。実施、講習等について徹底を図ら
れ、また貸し出し制度についても情報・啓発活動を周知徹底して住民に情報公開をしていただきた
い。
7点目として、がん対策として、検診率の向上について、乳がん検診の個別検診が実施されます
が、土日検診の検討を早期に図り、あわせて検診の啓発、周知徹底を図られたい。
以上、7点につきまして、公明党議員団を代表し意見・要望いたします。
委員長(月岡常博君)ほかにございませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)それでは、緑風会並びに新政クラブを代表いたしまして、平成21年度熊取町一般会
計歳入歳出予算について意見・要望を述べます。
財政状況は、100年に一度と言われるほどの世界同時不況の中で、景気悪化の影響などで収入減
少が見込まれます。国が緊急対策として地方交付税や代替措置である臨時財政特例債を全体的に増
額をしていることなどから、町税や各種交付金が減少しているものの、全体として逆に若干の改善
が見られる状況であります。
依然として基金繰り入れの対応が必要な状況がまだまだ続きますが、今後も景気悪化が一層懸念
されます。限られた財源の中で、最少の投資で最大のサービスを持続的に安定的に提供していくた
めにも行財政改革のアクションプログラムを堅持、推進し、身の丈に合った行財政運営を強く望む
ものであります。そうした財政状況を踏まえて意見・要望をいたします。
1点目は、安心・安全なまちづくりであります。安全パトロール隊による安全パトロールは大変
大きな効果を上げているように思われます。さらに、自主防犯ボランティアや子ども見守り隊等地
域ボランティアの取り組み支援、通学路の交通安全対策、全小学校の安全を確保するために学校受
付員を引き続き配置していただくよう要望をいたします。さらに、照度の高い防犯灯へのつけかえ
を通学路だけにとどまらず全町的に早急に計画的に実施していただきたいと思います。
2点目として、防災についてであります。災害は忘れたころにやってくるという言葉があります
ように、突然やってきます。災害に備えて自助、共助、公助といった考えがありますが、本町の住
民皆さんに自分たちの住む地域は自分たちで守り抜くという気概を持ってもらうために、本町全地
域の人、自主防災組織化の啓発及び消防の協力など、一刻も早く組織化のできるよう町として努力
をしていただきたいと思います。
3点目として、住民生活の利便性や質の向上についてであります。熊取町全域全世帯にジェイコ
ムが整備をされていない状況のようであります。特に上高田地区は手つかずのままであるように思
います。ジェイコムが整備できるよう本町の努力をお願いするものであります。
4点目として、校庭の芝生化についてであります。運動場の芝生化により緑化を進め、緑の風を
感じるような教育周辺環境づくりの充実を願うものであります。校庭の芝生については、大阪府か
ら、条件つきでありますが予算が講じられています。教育委員会にあっては、各学校のPTAや地
域教育協議会などの地域の方々に対話を持って学校の教育の一環として協力をしていただけるよう
取り組んでいただきたいと思います。
最後に、今後のまちづくりの夢と希望を与える熊取アトムサイエンスパーク構想についてであり
ます。中性子による人の治療の研究が先端医療開発スーパー特区に採択をされました。今後5年間、
大きな予算が講じられ、実用化に向けて研究が進められようとしております。21年度は文部科学省
へ職員を派遣されるなど人のパイプの構築に努力されていますが、同時に文部科学省から職員の受
け入れなどさらなる人的パイプの構築、また住民も巻き込んでの実現に向けて取り組みを加速度的
に進めていただきたいと願っております。
以上で、緑風会並びに新政クラブの意見・要望とさせていただきます。
委員長(月岡常博君)文野委員。
-154-
委員(文野慎治君)政勇クラブを代表いたしまして、意見・要望を行いたいと思います。
まず、歳入の部分についてでございます。
1点目は、町税の収入の確保が重要課題であります。納期内収納、催告時の自主納税のさらなる
拡大が徴収率アップのかぎを握ると思います。そのためには広く住民の皆さんに日常的に税につい
ての公平性の確保なり、税の使われ方、使途についての説明責任が行政に求められていると思いま
す。具体的問題としては、源泉徴収される住民の皆さんからは、不納欠損や長期にわたる滞納繰り
越しなどの現状に公平性、透明性の観点からも不満な意見が議会報告会で出されています。税当局
の皆さんは、現状の経済情勢下では職務の執行に本当に困難が予想されます。引き続きの努力をお
願いいたしたいと思います。また、全庁的な意識改革のもと、応援支援体制を強化することを要望
いたします。
2点目は、大阪府の方針によりさまざまな事業の補助金等が削減または廃止をされています。町
の事業の継続性に大きな影響を受けているところですが、町として必要な事業についてはさらに精
査し、府への予算要望を強化するべきであると考えます。
歳出についての意見・要望でございますが、1点目は、昨年来、政勇クラブとして特に契約関係
の支出である委託料、手数料、管理料について質問、意見を言わせていただいています。これらの
支出については、安易な随意契約をやめ、透明性、公平性、競争性をより高めた契約をお願いして
いるところであります。今年度も、従前方式を改め、競争入札、総合評価により予算化した事例が
あり、評価をしたいと思います。さらに今後もこの方向性を拡充、充実していってほしいというこ
とを要望したいと思います。
2点目は、資源ごみ処分手数料についてでございます。従前の経緯からも、この予算については
十分な説明がなされているとは言いがたいと考えます。平成20年度決算や平成21年度予算執行の状
況を今後検証してまいりたいと思っています。
3点目、現行の補助金の支出規程は町長が定めるとされております。協働のまちづくりを呼びか
ける現在の時代にマッチをしていないと考えます。各種団体、NPOなどへの補助金の支出を定め
た新たな指針づくりをするための委員会を早期に立ち上げる必要があります。補助金は公金の支出
であり、透明性、公平性、説明責任が求められています。住民代表を入れた第三者委員会による公
金支出規程、いわゆる熊取コードの制定を意見提起をしたいと思います。
4点目は、午前中の最後のほうでも若干触れさせていただきましたが、妊婦健診の件でございま
す。地域の首長さん同士でその地域のレベルを上げようという形でのお話の中で、町長のご答弁等
が、思いがあったというふうに思いますが、広域連携というような形の中の首長さん同士の信頼関
係、あるいは地方自治という地域主権という考え方からすれば、それぞれの首長さんはそれぞれの
議会、市民、町民の皆さん方との意見交換の中で政策というものはなされるわけでございまして、
その中で最低レベルを合わせた中からそれぞれの市町村がそれぞれの議会や政治判断によってそれ
を上回る、これはまさに住民の皆さんにとっていえばいい政策になるわけでありますから、そうい
った意味で議会等の公式発言の中での町長の発言について先ほども意見を申し上げました。その点
についてご注意をいただけたらなというふうに思います。
具体的には、今後もこの健診の増加の件でありますが、先ほどのご答弁等の中で、6月補正等で
考えるという発言がございました。4回ふやすには360万円というお金が必要だというふうに思っ
ております。この議会、一般質問、会派代表者質問、あるいはこの当委員会の中での各委員の発言
の中でも、やはりこの健診の数をふやすという各議員の意見、住民の声を聞いていただいて、熊取
町とすれば英断を持って14回にするような補正をしていただけるような方向もあわせてこの機会に
お願いを申し上げまして、政勇クラブとしての意見・要望にかえたいと思います。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかにございませんか。ございませんか。
(な
し)
-155-
これをもって、意見・要望等を終了いたします。
これより、議案第26号及び議案第27号、以上2件について一括討論を行いたいと思いますが、こ
れにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
異議なしと認めます。よって、議案第26号及び議案第27号、以上2件について一括討論を行いま
す。
まず、本2件について、原案反対の方の発言を許します。
(な
し)
次に、本2件について、原案賛成の方の発言を許します。
(な
し)
ほかに討論される方はありませんか。
(な
し)
これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第26号及び議案第27号の2件について、順次採決を行います。
この採決は、起立により行います。
まず、議案第26号 平成21年度熊取町一般会計予算の件を採決いたします。
本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立 5名)
起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第27号 平成21年度熊取町土地取得特別会計予算の件を採決いたします。
本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立 7名)
起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
この際、議案第28号 平成21年度熊取町下水道事業特別会計予算の件、議案第29号 平成21年度
熊取町国民健康保険事業特別会計予算の件、議案第30号 平成21年度熊取町老人保健特別会計予算
の件、議案第31号 平成21年度熊取町後期高齢者医療特別会計予算の件、議案第32号 平成21年度
熊取町介護保険特別会計予算の件、議案第33号 平成21年度熊取町墓地事業特別会計予算の件及び
議案第34号 平成21年度熊取町水道事業会計予算の件、以上7件を一括議題といたします。
これより質疑に入ります。
まず、議案第28号 平成21年度熊取町下水道事業特別会計予算の件について、167ページから195
ページまでの質疑を承ります。
質疑はありませんか。白間委員。
委員(白間泰男君)まず、下水道事業特別会計、これについてちょっとお伺いをいたします。
178ページをお開き願えませんか。この款 諸収入の中でございますけれども、下水道受託事業
収入ということで1,708万5,000円ということで、橋梁改築等受託事業収入、この内容について詳し
い説明をお願いいたします。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)諸収入の受託事業収入の管渠改築等受託事業収入につきましては、今年度
1,708万5,000円の収入を見込んでおります。これにつきましては、以前から何回かご説明させてい
ただいておりますが、美熊台、長池、公社熊取地区が現在、大阪府の住宅供給公社のほうが管理運
営しております集中浄化のほうで浄化されているところでございまして、この部分につきまして大
阪府の住宅供給公社とやっと協議が調ったところでございまして、21年度には実施設計のほうを行
いまして、22年度に不明水対策等の工事を行っていくというものでございます。現在、大阪府のほ
うの住宅供給公社におかれましては、このような不明水対策工事等を行う部署がないということで、
本町のほうに負担金をいただきまして本町のほうで実施するというもので、22年度末に一定公共下
-156-
水道のほうへのつなぎかえを予定しているものでございます。そのうちの実施設計業務としまして、
出のほうなんですけれども、184ページ、節13の委託料ということで実施設計委託料1,050万5,000
円を計上させていただいております。この差額につきましては、事務費として13万7,000円、それ
と人件費として644万3,000円を負担していただくものでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)平成22年度末に公共下水道のつけかえ工事ということで、その以後については熊取
町にある程度収入、歳入があると、こういう考え方ですね。はい、わかりました。
続きまして、いわゆる私ども議会報告会行きますと、いろいろなご意見、ご要望があります。早
くうちとこの地域で下水道の整備をしてほしいと。熊取町では68.4%という非常に高率な普及率が
ございますけれども、この基準、各地域でそれぞれ早くしてほしいという声が多分にあるんですけ
れども、その辺のところをどういう基準でそういう事業、毎年工事をされているのか、その辺のと
ころをお教え願えますか。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)下水道工事につきましては、基本的には自然流下というところで高いほうか
ら低いほうに流れていくのが基本でございます。ですから本町の場合、北側に行くほど丘陵地とな
っておりますので、まずは下流側から順次整備をさせていただいているところでございます。現在、
五門地区、また小垣内地区等につきまして整備を進めさせていただいているところですが、何分ア
クションプログラムに基づきまして事業費が年々減少しているところでございます。本年度につき
ましても出のほうでは184ページの15工事費となるんですけれども、管渠埋設工事費として1億
4,908万9,000円を計上させていただいているところですが、これにつきましても年々減少ぎみのほ
うで右肩下がりということで事業費も減ってきておりますので、今後とも順次下流側から整備のほ
うは進めていきたいと考えております。ただ、年々何分進む量が減ってきているところでございま
すので、ご理解のほうよろしくお願いいたします。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)確かに下流の側からそういうふうに埋設工事されているということをお聞きしまし
た。例えば、熊取町でも山手のほうありますよね。例えば小谷、成合、高田、こういう地区におき
ましては人口も非常に少ないですよね。とういうことで集中浄化槽という考えもございますし、こ
の下水管を通すのと集中浄化槽とどっちのほうが土地買収といいますか、そういう面で効果がある
とお考えでしょうか。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)これにつきましては、現在、市街化区域につきましては一定公共下水道で行
うということで現在計画をしております。また、成合地区、高田地区、七山の調整区域等につきま
して、平成20年2月に、今おっしゃられたような4つの点検ということで、これ国のほうからも指
導されまして点検をしております。浄化槽を設置する場合と公共下水道を整備する場合の費用比較
をやりまして、現在のところ公共下水道で行うほうが有利であろうというところでございます。た
だ1点、七山地区につきましては、今のところ微妙ではありますが、浄化槽のほうが微妙に安いと
いうところですが、管理面等を考えますとやはり公共下水道のほうが有利であるという判断をして
おります。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)費用対効果ということで、非常に大切な視点やと思いますので、その辺についてよ
ろしくお願い申し上げます。この前、東和苑地区へ行きまして、東和苑、下水道工事ほとんど完了
していますけれども、一部地域におきまして、うちの地域はまだしていただいていない、こういう
地域ございました。それについてのちょっとご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)東和苑地区につきましては、開発の中でも都市計画法に基づく開発ですと町
-157-
のほうに帰属ということで、道、また公共施設等につきましては帰属を受けるものでございますけ
れども、東和苑の一部地区につきましては、位置指定道路といいまして建築基準法上の道路で、こ
れにつきましては町が以前は引き取っておりません。最近町の引き取る基準に合う位置指定道路に
つきましては引き取っていくという方向を管理課のほうでも出していただいたんですけれども、以
前、古い開発にまいりますとその辺が引き取っていない箇所が多々あります。そんな中で、今回対
象となっている道につきましては、開発者が倒産されまして、今会社実体がございません。民地は
民地なんですけれども、会社実体がないことから民有地に埋設をするときの同意書がいただけない
状態でございます。これにつきましても、今後、本町の顧問弁護士等々と一定何か方法があるのか
どうかということで模索していきたい、考えていきたいと考えております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)今お話によりますと、同意書がなければ工事ができないというお話でございました
よね。どうなんですかね、これ地域の方は早く設置してほしいという要望が強いんですよ。それを
同意がなければつけられないと、こうなりますと、いつごろやという考えが住民の方にはあると思
うんですね。それについてはどうですか。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)基本的には公有地でございませんので、同意は必要と考えております。ただ、
法上問題があるんかないんか、その辺も含めて法務局または裁判所、顧問弁護士等も協議を行いま
して、問題がなければ町としてもやっていきたいというところはございますけれども、その辺を今
後検討していきたいと考えております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)今後検討したいということですけれども、これ東和苑はほとんど終わっているんで
すよ。一部地域ができないんですね。ということで法務局等々云々ということでございますけれど
も、見通しというものが全くないんですか。この辺についてどうですか。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)実は法務局とも一定、意見は伺わせていただいております。法務局につきま
しては会社を興し直して清算人を立てて、その清算人から町のほうに帰属を受けたらどうですかと。
法務局としてはそれしか方法はございませんということで今聞いているところでございます。今後、
裁判所と顧問弁護士、その両方にお伺いを立てたいなと考えているところでございます。あくまで
も公有地でございましたら町のほうが先行してどんどん入れていくんですけれども、所有権が今ど
こにあるのかもわからない道となっておりますので、そこに町のほうが一方的に入れていくという
のは今のところ考えておりません。今後その辺も含めて検討していきたいと考えております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)今後もそういう件も含めて検討したいというお話でございます。どうですかね、熊
取町ではそういう地域、倒産したような地域ですよね、この道路の所有者がわからないという。ほ
かにもそういう地域はないんですか。
委員長(月岡常博君)北本事業部長。
事業部長(北本照雄君)過去の位置指定道路で、先ほども下水道課長が答弁しておりますように、以前
はあくまでもなかなか引き取っていなかったというのが現状でございます。そういった中で会社が
倒産して今みたいな状況になってきていること、それを踏まえましてここ4、5年前から位置指定
道路であっても町の道路の基準に合致すれば先行して引き取っていくと、いわゆる町道として引き
取っていくということに方針を変えまして、現状では相手の同意を得ればすべて町道として引き取
っているというのが現状でございます。そういった中で、今ほかにもというお話ありますけれども、
ほかにも多々、道路の中で個人所有の道路というのがたくさんございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)白間委員。
-158-
委員(白間泰男君)今お話を伺いますと、東和苑の埋設されていない地域の方は一日も早くという、そ
ういう思いがございます。そこで、はっきり言いまして、今のお話やとちょっと見通しは暗いと、
そういう思いをされてええんでしょうかね。その住民さんにはどういう形で我々説明責任を果たし
たらええんですか。その辺教えてください。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)今も申しましたように、町の道ではございません。町が勝手に入れることは
できません。地元さんにつきましては、区長初め班長さんにもその辺のことは説明はさせていただ
いております。あと班長さんが個々に説明をしていただけるのか、町がまた個々に説明に回るのか、
その辺を地元区長さんと話はさせていただいたところでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)私もくどくど申しますけれども、ちょっと私の感覚とちょっと違うんですよ。私は
2年後ぐらいには見通しはつくというお話を聞いておりました。それやのに、今のご答弁やと全く
見通しはないということですよね。その辺はちょっともう少し詳しくお聞かせください。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)以前、議員来られたときには2年というお答えは多分していなかったと思い
ます。今後、その後法務局または裁判所または弁護士等々と協議はしたいと。町としたら入れたい
のはやまやまです。入れてはいきたいと。その部分だけを残して次進んでいくということを避けた
いと考えております。ただ何分、何度も言うように町有地ではございません。あくまでも民有地で
権利というのはかなり強いものがついております。そこを勝手に掘って勝手に入れるということは
今までもやっておりませんし、あくまでも同意を得た上でやっていくと。ただ、今回会社がつぶれ
て実体がないというところで、町がそこに入れて後々法律上問題がないんかあるんか、その辺の整
理を今後していきたいと考えているところでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)これ以上続けましても水かけ論みたいになりますので、これ以上申しませんけれど
も、我々住民の立場に立ちますと、周りはちゃんとできている。うちとこらと同じ熊取町に住んで
いるのに何でできないんやと、こういうことでございますよね。それに対して税の公平性という面
からも、あれは本当に大きな問題やと思いますよ。その辺ちょっともう少し説明責任が果たせるよ
うに、また区長さんとかちょっともう少し説明するのに当たっていただきたい。強く要望しておき
ます。
以上です。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)177ページお願いします。歳入の分で、国庫支出金が4,000万円減額ということで、
本年度5,000万円になっているんですが、これは事業の縮小で行われたので国庫から、国からの入
る分が減ったのか、ちょっとその辺の説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)アクションプログラムに基づきまして、順次平成19年ごろから収入には減っ
てきておるところでございます。平成19年度におきましては1億1,500万円、20年度におきまして
は9,000万円、平成21年度におきましては5,000万円ということで、プログラムに基づいて縮小を図
っているところでございます。今後この5,000万円を維持していきたいと考えております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)国からの補助金ですよね。できたら工事するためにもらえるもんやったら多目に少
しでも欲しいところだと思うんですけれども、そこを5,000万円で維持するというところがちょっ
ともう少しご説明お願いしたいんです。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)5,000万円につきましては、国からの補助をいただくのが工事費の2分の1
-159-
となっております。あとの5,000万円につきましては町のほうの負担となっております。その負担
につきましては、起債のほうの公共下水道事業債のほうでその5,000万円を起債しているところで
ございまして、その起債につきましては後々それを返済していくということになりますので、その
辺を公債費の出を抑えるために事業量を現在減らしているというものでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。附属資料の3ページにも細かいことが書いてあったんで、そ
れも参考にして質問させてもらいました。アクションプログラムによって事業を減らしている分、
国庫のほうもその分で減ってくるという状況ですね。はい、わかりました。
それと、次の下の繰入金のところですが、8,063万6,000円の減額ということですが、ここでは下
水道の使用料金の値上げに伴った増と職員が1人削減されたという減があると思うんです。その上
で減額ということなんですが、1人職員さんが、下水道の担当の方が削減されると。美熊台、長池
の分の大阪府の住宅供給公社からの委託を受けた不明水対策に1人職員が要るという予算の話を聞
いたんですが、そういうまあ言うたら仕事はふえて人は減るという状況の中で、下水のほうの仕事
として円滑にいくのか、この辺をお聞かせお願いします。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)一般会計の繰入金の減額につきましては、委員おっしゃられるとおり使用料
改定、それで職員1名分の減によるものでございます。ただ、その職員1名分につきましては、歳
出のほうの183ページの下水道建設事業費の人件費、これ工務係、工事を担当するほうなんですけ
れども、事業量が減ってきておりますので今年度1名減するというところで当初考えておりました
けれども、今おっしゃられました住宅供給公社からの負担をいただきましてそれにあてがうために
1名、そこで増になっています。ただ、それは繰入金のほうには影響ない分です。公社から負担金
をいただきましてそれを1名分に充てるというところで、こちらの人件費につきましては今と同等
5名分を計上させていただいておりますけれども、実質、本来ならば1名を削減しているところで
ございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)その1名削減というのはどうでしょうか、影響はないんですか。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)1名削減というのは、先ほどの繰入金に対しましては1名削減の効果は出て
おりますけれども、実質は今と変わっておりません。公社の分につきましては負担金をいただきま
してその負担金を1名にあてがいまして係の人数的には変わっていない状態でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。ありがとうございます。
そしたらば、次に178ページ、先ほど白間委員が質問した分に絡んでなんですが、管渠改築等受
託事業収入のところ、不明水対策のみということですよね、これは。お願いします。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)基本的には不明水対策によるものでございます。ただ、かなり老朽化してい
るところにつきましても補修はさせていただくというものでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)それに絡んで出が184ページの実施設計委託料のところに入っているんですが、こ
の1,050万5,000円、この委託料についてはどこへ委託するのか、教えていただけますか。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)これについては業務委託ですので、コンサルに今後発注していきたいと。来
年度予算が成立しましたら入札させていただいてコンサルのほうに発注させていただきたいと考え
ております。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。大村委員。
-160-
委員(大村敏夫君)下水道事業については先ほどからのお話で、今後余り工事はふえない見込みである
ということで、今年度の起債が21年度は5億1,800万円ですか、起債はね。償還見込み額が21年度
は6億1,600万円、残が大体81億円余り、借金、トータルが。その工事量の見込みが余りふえてい
かないということからすると、むしろ町債残高は下降していくと、長期で見た場合、これ以上ふえ
ずに下降していくと考えておいてよろしいですか。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)町債の残高につきましては、今後下降していくと、おっしゃられるとおりで
ございます。ただ、公債費につきましては、やはり今まで借り入れやっておりますので、平成29年、
30年ぐらいがピークになって、そこからまた下降していくというように今のところ見込んでおりま
す。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに。大村委員。
委員(大村敏夫君)今、29年度ぐらいが公債費がピークになるという、そのピーク時で公債費どれぐら
いになるんですか、金利と償還と合わせて。金利が何ぼで償還何ぼ。じゃ、トータルでいいですわ。
委員長(月岡常博君)泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)7億円程度、7億円ちょっと超えるぐらいです。
(「それやったらピークにならへん。」の声あり)
委員長(月岡常博君)再度、泉谷下水道課長。
下水道課長(泉谷 徹君)元金、償還金、公債費の償還金ですので、今現在、償還金に当たっておりま
すのが……
(「21年度で8億5,000万円やね。」の声あり)
下水道課長(泉谷 徹君)そんなものですね。今年度の償還金につきましては、借換債等も含んでおり
ますので、借換債、平準化債等が含んでおりますので、それがやっぱり償還に加算されますので、
今は多くなっております。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷さん、ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
これをもって、議案第28号 平成21年度熊取町下水道事業特別会計予算の件について、質疑を終
了いたします。
次に、議案第29号 平成21年度熊取町国民健康保険事業特別会計予算の件について、199ページ
から235ページまでの質疑を承ります。
質疑はありませんか。白間委員。
委員(白間泰男君)209ページをお開きください。委員長、後期高齢者の何かここに載ってるが、質問
してもいいんですか。
委員長(月岡常博君)ここに載ってるもの、いいですよ。
委員(白間泰男君)はい、わかりました。
ちょうど真ん中あたりですけれども、医療費の滞納繰越分につきまして、まず国保の分と後期高
齢者の分がございます。国民健康保険の金額、非常に滞納者がこれ非常に大きな金額になっていま
すよね。これにつきまして、今これ2点についてちょっとご質問したいんですけれども、何名ぐら
い本町でおられるのか、その辺のことをお教え願えませんか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)まず、この国民健康保険事業会計の後期高齢者支援分滞納繰越分につきま
しては、これは国民健康保険のほうで集めている後期高齢者のほうへの拠出分に係る保険料でござ
います。ですので、実質的には75歳以上の方から取っている部分ではなくて、75歳になられていな
い、ゼロ歳から74歳までの方の長寿医療制度への負担分の保険料ということで徴収させてもらって
いる分です。現在の国民健康保険の滞納者数ですけれども、ちょっと申しわけございません、今ち
-161-
ょっと詳しい資料のほう持ち合わせていないので、後ほどまた説明させていただきたいと思います。
申しわけございません。
委員長(月岡常博君)ほかにございませんか。白間委員。
委員(白間泰男君)詳しい資料、後でまたひとつお願いしますね。やはり資格証明ということにもなっ
ていると思うんですよ。その辺のところがございますので、ちょっと詳しい資料がないと質問でき
ませんので、ちょっとよろしくお願いします。
それと、やはりこれ、非常に滞納者というのはやっぱり生活が苦しく、いろいろ事由があって保
険料を納めることができないと、こういう事情であると思うんですよ。それに対して相談事業、ど
んな形でご相談されているのか、ちょっとお教え願えますか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)生活困窮等で納付が難しいという方に対する相談事業ということですけれ
ども、基本的には納付書送付というのは4月と7月に納付書のほうを送らせていただいております。
その都度都度、基本的にはもういつでも来てくださいという形で納付のほうの相談はまずさせてい
ただいています。その折には世帯の状況等を聞かせていただいた上で、納付計画についてはいろい
ろと相談に乗らせてもらっております。それとは別に、臨時のという形ではないんですけれども、
機会をとらえまして、例えば国民健康保険のほうの保険証の更新時期が11月1日でもって毎年度保
険証のほうを更新させていただいております。その折には滞納保険料のある方につきましては窓口
のほうへお越しいただいて今後の納付計画とか納付の金額等についての相談を行わせてもらってお
ります。当然平日お勤め、お仕事等されておられる方もいらっしゃいますので、土曜日、日曜日に
つきましても開庁しまして、納付相談の機会をとらせてもらっております。
そのほかにも年2回の電話での催告電話等かけさせてもらったときにも、当然そういうふうな形
での納付が困難というお話があれば、電話でできる話も含めまして後日来庁いただいて納付の相談
をとらせてもらうというふうな形、できるだけいつでも困ったときは来てくださいというふうな形
での対応に心がけさせていただいておるところです。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)ひとつ、生活困窮者の方、景気も非常に悪くなっていますし、本当に相談に親切に
乗っていただきたい、こういう思いでいっぱいでございます。
まず、お聞きしますけれども、この滞納繰越分の収入の確実性、その辺についてはどのようにお
考えですか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)滞納分の収入の確実性ということで、滞納分に対する収納率でちょっとお
話しさせていただけたらと思います。一応、今、平成19年度の決算の部分で平成19年度のこれ全被
保険者、一般、退職を含めまして滞納繰越分の収納率が19.37%となってございます。だから、大
体2割程度の収納というふうな形になってございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)滞納分の2割程度は確実に取れるという、そういうふうに考えていいんですか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)これまでの経過からいけば2割ぐらいは取れていると。あとこれについて
さらに向上を図っていきたいということでいろんな対策を立てさせてもらっています。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)そうしますと、8割は不納額やということになりますよね。そう考えていいんです
かね。2割は納入確実であるけれども、あとの8割については不納額として計上されているという
ことでしょうか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
-162-
保険年金課長(阪上敦司君)2割は収納できているが残りについては収納できていないということなん
ですけれども、一応納付相談等々で分納誓約いただいている方につきましては、当然まとめて過去
の分を一遍に払うということは難しいですので、その辺、納付誓約とられた方につきましての分が
若干その年以降でまた収納させてもらっているというふうな状況になってございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)ありがとうございます。納税者の中にも非常に悪質な方もおられるんですよね。税
の公平性、透明性の上からその悪質な方にはやはり厳しく対応していただきたいと思います。また、
本当に先ほど言いましたように生活が大変だと、失業してやはり子育てとかいろんなことが考えら
れます。また、子どもさんに対する資格証明書の発行もなくなるというふうにお聞きしています。
そんなことでひとつ今後ともよろしくお願い申し上げます。
以上です。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)208ページの後期高齢者の支援金なんですけれども、これがふえているんです。後
期高齢者のほうでは、これは後期高齢者の方から集められた分なのかわからないけれども、減って
いるんですね。ちょっとこの辺の関係、後期高齢者の会計の中でさっきと同じなのかもしれません
けれども、21年度の使われるという支払い分を加味してふえているのか、支援金がふえているのか
あれなんですけれども、後期高齢者のこれは1割分ですか、全体の、後期高齢者特別会計の分はこ
れは減っているのに支援分がふえていくという、その辺のちょっと意味合い教えていただけません
か。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)おっしゃっています208ページの後期高齢者支援金でよろしいんですか。
(「あの保険料ですね、後期高齢者の。208ページの後期高齢者支援金がふえて
いますよね。」の声あり)
保険年金課長(阪上敦司君)歳出の総括表で今お話しいただいている分でしょうか。
(「はい、そうです。下の方で言ったら、後期高齢者…。」の声あり)
保険年金課長(阪上敦司君)わかりました。明細書のほうでしたら、申しわけございません、222ペー
ジのほうをお開きいただけますか。
先ほどの款 高齢者支援金等の部分で、後期高齢者支援金ということで、内訳としましては医療
費に対する部分とそれから事務費に関する部分ということで、目のほうで2つに分かれております。
これの後期高齢者支援金4億9,956万1,000円の分につきましては、これは後期高齢者、要は長寿医
療制度に対する熊取町の国民健康保険としての負担分でございます。これにつきましては、基本的
には本町の後期高齢者特別会計とは関係なく、日本全体の分の部分でかかる長寿医療制度、大阪府
の長寿医療制度に対してかかってくる全体のうちの半分が先ほど公費負担と言った部分の残りの半
分の40%が各医療保険者からの負担でございます。それに対する国民健康保険特別会計からの要は
拠出でございまして、国民健康保険の被保険者数でありますとか高齢者の人数割とかに対して一定
の率で計算させてもらっている金額でございます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)ということは、後期高齢者がふえればふえるほどこの支援金というのはふえていく
ということになっているということで理解していいでしょうか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)はい。基本的には75歳以上の方の医療費がふえてくるとこの部分について
もふえてくるというふうな形になります。
(「医療費がふえると。人数がふえるんじゃなしに…。」の声あり)
保険年金課長(阪上敦司君)そうです。当然もちろん総医療費ですので1人当たりの医療費もふえます
し、人数もふえます。だから、人数がふえた分と1人当たりでの平均医療費がふえた分ということ
-163-
で、全体としての医療費がふえたら国民健康保険の負担もふえてくるというものでございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに。江川委員。
委員(江川慶子君)白間委員の質問に関連してお聞きしたいんですが、私たち共産党議員団は一貫して
資格証明書が皆保険制度の中で発行すべきでないと言い続けているんですが、それでも資格証明書
を熊取町は近隣のところに比べて人口割に比べて発行数が多いなと感じているんですが、先ほどの
質問でしたらまあ何とか4月と7月に納付通知をして連絡を待つと。11月1日の更新時に相談が来
るかどうか待つと。それで土日、相談の機会を設けて来てもらうのを待つ、こちらから電話をする
と、催告して聞くという形で来庁が基本になっているんですよね。私がした一般質問でも、訪問は
昨年度は2件だったと。多分子どものいる世帯に行かれたのではないかなと思うんですがね。12月
議会で私質問いたしましたので。それで本当に来庁が基本になっているんですが、悪質かどうかと
いうのは、来庁しないかどうかということになるんでしょうか。その辺聞きたいんですが。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)悪質かどうかという部分の判断で委員さんおっしゃっているような、来庁
された方は悪質でないという判断は基本的にはしてございません。いろんな事情で来庁できない方
もいらっしゃると思いますので、今年度の取り組みとしては預金調査であるとか、そういうふうな
部分で調査のほうも始めておりまして、一定の資力が、資産等があるのに払っていないという部分
について悪質やというふうな判断をしていますので、来庁されるされないについてはそういうふう
な形で、特にそれでもって判断しているということはしてございません。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい。それは安心したんですが、預金調査、ことしからするんですか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)以前も預金調査のほうはしておったんですけれども、ここのところ制度改
正が頻繁に行われた関係でちょっと時間が割けなくなってございまして、現在、今年度、今現在対
象者等通知させていただいて、金融機関のほうに依頼を始めかけているところでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)金融機関に働きかけて、取れるところは、預金が残っているところはいただける方
向で声をかけて促すと。ないところについてはどうされるんですか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)もちろん預金がないということになれば当然保険料については取れません
ので、その辺につきましては保険料の執行停止等々、欠損という形での処理になっていくと思うん
ですけれども、当然世帯の状況によりましては保険料が減免できるとかいうような場合も出てくる
と思いますので、その辺の対応をした上で、なおかつ生活困窮等で保険料収納ができない部分につ
きましては、不納欠損のほうで対応させていただくという形になろうかと思います。ただ、その辺
につきましては、税のほうとも調整させてもらって、不公平感が出ないような形での対応を考えて
いきたいと考えております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)事務的には欠損という形になるんでしょうが、その方にとってみたらば、資格証明
書も受けとっていない状態なんかもわからないんですけれども、医療にかかれない状況でおられる
わけですよね。預金もないと。そういったときに相談というのは、現在は何もしていないですよね。
来庁に来られないとそういった相談はできないという状態ですよね。そこの確認したいんですけれ
ども。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)おっしゃるとおりのところはあるんですけれども、こちらからアクション
というのがなかなか起こしにくい部分がございまして、基本的にはこういう形で病院にかかりたい
んやけれどもかかれないとか、保険料が納められないというふうな相談をいただくのを待つという
-164-
ふうな形になります。ただ、減免の制度も含めまして、そういう困ったときには相談に来てくださ
いねというふうな形がとりやすいような体制をということで、窓口の対応等についても考えさせて
いただいております。各種通知のときに、保険料納付等難しい場合については相談に来ていただけ
るようにというふうな形での対応はさせていただいております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)対応はずっとしていただいているということなんですが、この前も質問のときに言
わせてもらったんですけれども、早朝から夜間まで働いてはる方もいてはると。自分が困っている
し、払えないという負い目からすごく足が向かないという、困って本当に命にかかわるときになっ
てやっと来るというパターンが多いんですよ。それはもう多分現場を知ってはる方はご理解あると、
知ってはると思うんですが、そうなる前にやはり日ごろから早期に治療を受けられると、そういう
医療、お金払っていないから、保険料払っていないから医療が受けられないという体制というんで
すか、それを預金のほうも調べてお金もないとわかったと。そのまま放置せずにそこからどうにか
糸口をつけてその人の体やら命やら生活を守る手だてにしていただきたいなと思うんです。そこま
で相談活動を広げてほしいと思うんですが、その辺はいかがですか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)現在でもできる限りということで、生活保護の担当課でありますとか就労
のほうの職業あっせんとかの部分も含めて可能な部分についてはできるだけ対応とれるような対応
は考えさせてもらっております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)それにしては府下的に見て人口割にしてみたらやはり熊取は資格証明証の発行数が
多いんで、ぜひとも、本当に困っている方がいると、行けなくて最後の最後まで我慢して、それで
もう本当につらい思いをしてはる人がいてるということは理解していただいた上で対策というか、
そういうことも考えていただきたいと思います。それは要望しておきます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)225ページの特定健康診査等事業費の委託料の特定健診等委託料なんですけれども、
何かこう実績なんでしょうか、前年度からやっぱりかなり少なくなっているように思うんですけれ
ど、この辺のあたりちょっと説明お願いできますか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)昨年4月から各医療保険者のほうに義務づけられた特定健診のほうでござ
います。委託料につきましては1,586万1,000円、本年度計上させてもらっておりますけれども、昨
年度に比べて1,400万円程度減ってございます。これにつきましては、受診者数が今年度、こちら
が計画をしていたほど受診が見込めなかったというものでございます。21年度につきましては、今
年度の20年度の実績をもとに再度積算させていただいたと。特定健診については、国民健康保険の
医療費の適正化、削減、医療費が大きくならないようにということで非常に重要なものやというふ
うには認識しております。来年度につきましては、いろんな機会をとらえて受診率向上に向けて健
康課のほうと協力しながら実施していきたいというふうに考えております。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)やはり健康診断が変わってしまったということで、受けづらいとか町で健診がない
というようなことで、かなり皆さん戸惑っていらっしゃるとは思いますので、その辺もきちっとP
Rの仕方、窓口での体制などとっていただいてたくさんの方に受けていただけますように、またご
努力よろしくお願いしておきます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。ございませんか。
(な
し)
これをもって、議案第29号 平成21年度熊取町国民健康保険事業特別会計予算の件について、質
疑を終了いたします。
-165-
次に、議案第30号 平成21年度熊取町老人保険特別会計予算の件について、239ページから249ペ
ージまでの質疑を承ります。
質疑はありませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)3年間とかお聞きしたんですけれども、過去の支払い分が残っていたりとかという
ことらしいんですけれども、ちょっとこの老人医療というのが後期高齢者のほうへだんだんと移っ
ていかれるとは聞いているんですが、ちょっとこれが3年間残っている状況がよくわかりにくいん
ですけれど、その辺詳しくちょっと説明していただけますでしょうか。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)老人保険のほうですけれども、徐々に移っていくということではまずござ
いません。20年4月、去年の4月から制度のほうが切りかわっておりますので、去年、20年4月以
降、老人保健制度のほうで病院にかかるという人はいらっしゃいません。すべて長寿医療制度のほ
うへ移り変わっております。この特別会計ですけれども、なぜ3年間必要なんかという部分なんで
すけれども、現在、病院にかかられた場合には診療報酬の明細書、レセプトというのが各保険者の
ほうに戻ってくるんですけれども、何らかの事由があって医療機関のほうでまだ請求処理がされて
いないもの、具体的に言えば、ぎょうさん医療費がかかっていてなかなか診療報酬明細書が作成で
きていないという部分で請求行為がおくれているものというのがまずございます。これにつきまし
ては、もう制度施行後1年たっておりますので、ほとんどないと思われます。
もう一つ出てくるのが、その診療報酬明細書、病院でかかった診療に対していろんな審査機関で
それが適切かどうかという審査がなされている部分がございます。これにつきましては、当然入院
等で医療費が高額になったものほどいろんな疑義が生じて審査が長引くという傾向がございますの
で、そういうふうな部分でまだ熊取町のほうに請求が届いていないという部分が幾つかあるような
ことで聞いております。そういうふうな部分に対しての支払いをさせてもらう部分でございます。
ですので、件数としてはかなり少なくなってくると思うんですけれども、そういうふうな形の過年
度分の支出というもので予算のほうを当面ちょっと計上させてもらっているものでございます。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)はい、わかりました。だから、予算よりも少なくなるということは考えられるとい
うことですね。はい、わかりました。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)すみません、本当にわからないんでお聞きしたいんですが、附属資料の最後のペー
ジなんですが、老人保健対象者の推移及び推計という形で本年度の当初見込みが3,238名と出てい
るんですが、これがちょっとよくわからないんで、対象者はこれだけいてるということですよね。
ご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)附属資料の最後のページですね、4ページの対象者数の推移のところです
けれども、これにつきましては、基本的にこれまで老人保健のほうにそのまま残っておる方は実は
いらっしゃらないんですけれども、一応数字として上げさせてもらっているものでございます。だ
から、実質的には21年度の当初についてはゼロという形になります。ちょっと記載の方法が誤って
いるということで申しわけございません。基本的にはすべての方が長寿医療制度のほうへ移行して
おります。申しわけございません。
委員長(月岡常博君)はい、よかったですか。ほかに質疑はございませんか。
(な
し)
質疑なしと認めます。
これをもって、議案第30号 平成21年度熊取町老人保健特別会計予算の件について、質疑を終了
します。
次に、議案第31号 平成21年度熊取町後期高齢者医療特別会計予算の件について、253ページか
-166-
ら272ページまでの質疑を承ります。質疑はありませんか。白間委員。
委員(白間泰男君)261ページをお開き願います。ここに、先ほど私聞きました後期高齢者の滞納繰越
分ということで、先ほどの分はゼロ歳から74歳までやと。ここにありますこの滞納繰越分、これに
ついてのご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)こちらの特別会計の滞納繰越分につきましては、75歳以上の長寿制度に加
入されている方の滞納繰越分です。後期高齢者医療のほうは、基本的には特別徴収という形になっ
ておったんですけれども、普通徴収が選択されるということで、本年度普通徴収で収納がちょっと
できない部分を来年度収納させていただくというもので、75歳以上の方に係るものでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)ありがとうございます。先ほどお話がございましたように資格証明書ですね、その
件についてもよろしくお願いします。お話の中で、相談事業もいろいろやっておられるということ
で、滞納される方がおる。その滞納分は、本当に真面目にお支払いをしていただいている方に応分
の負担をお願いするという、そういう仕組みになっていると思うんですよ。そういう意味で、その
辺のお考えもう一度ちょっとお聞かせ願えませんか。税の公平性というもの。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)委員さんおっしゃるとおりでございます。基本的に滞納分が出たらその分
で保険料の公平性という部分が損なわれるということになってございますので、なるべく滞納が出
ないようにということで取り組んでいるところでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)わかりました。納税者の方のいろんな事情は僕もわかります。また、経済状況も非
常に厳しい状況にあるということで、本当に国民健康保険とか後期高齢者の保険料というものが非
常に経済に、自分の家計に対して負担率が高くなってきているという状況も判断します。けれども、
やはりその分がやっぱり真面目にお支払いしている分に負担をかけるということは、おっしゃると
おり税の公平性から見てもやはり問題があると、このように思いますので、今後ともそういう考え
方で実務を進めていただきたいと思います。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)すいません、先ほどお聞きしたんですけれども、後期高齢者医療保険料が下がって
いって……
委員長(月岡常博君)何ページですか。
委員(鱧谷陽子君)すみません、261ページ。少なくなってきているというのはちょっと、いろいろ改
正されたのでこんなふうになったのかなとも思うんですけれども、それから75歳以上の熊取町の方
がどれだけ医療費を使ったというのは、後期高齢者の広域連合のほうでのそういう金額とかという
のは熊取町のほうには全然入ってはこないんですか、数字的なもので。これ見ても後期高齢者の方
がどれだけ医療費を使っていらっしゃるかというのはわからないんですけれども、その広域連合の
ほうではどこの地区の方がどれだけ前年度に使われたというのはわかっているものなんでしょうか。
ちょっとその辺お聞かせください。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)まず1点目の保険料のほうが20年度予算に比べて若干減っているという話
ですけれども、これにつきましては基本的には4月の制度開始以後、新たな対策ということで特別
対策がなされまして保険料の軽減が行われてございます。その部分が昨年度は反映できておりませ
んでしたので、その部分が減額となってございます。特別徴収のほうが減りまして普通徴収のほう
がふえている、これにつきましては、当初年金からの特別徴収というのが原則でしたけれども、政
府のほうでいろんな検討がなされた結果、普通徴収の選択ができるようになったということで調整
させていただいたものでございます。
-167-
それから、2点目の医療費の件でございますけれども、現在、制度施行後まだ1年たっていない
ということで、大阪府の広域連合のほうも実質的な医療費の集計等をされているとは思うんですけ
れども、まだちょっと詳細の内容について届いてございませんので、またその辺につきましては20
年度の決算のときには一定お話しできると思いますので、もうしばらくお時間いただけたらと思い
ます。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)わかりました。それとこの普通徴収の滞納繰越分なんですけれども、大体何人ぐら
いいらっしゃって、どれぐらいの分が徴収できると見込んでいらっしゃるか、ちょっと教えていた
だけませんか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)滞納繰越分ですけれども、現在、普通徴収、納付書なり口座振替のほうで
納めていただいておる方なんですけれども、1月末までの普通徴収の方の収納率が96.98%、約
97%となってございます。この残りの方がまだ納められていらっしゃらない方がいらっしゃいます。
この中には、制度が始まってちょっと保険料の収納方法が変わった関係がありまして、ほんまに電
話等もさせてもらっているんやけれども、あ、それ払わなあかんかったんやなという方もまだ含ま
れているかなと思います。特に年度途中で徴収方法が変わったりした方でしたら、結構、本当の意
味での納め忘れという方もいらっしゃいます。一応その97%をもとに来年度の分の収納率の見込み
のほうを勘案させてもらって、そのうちの国民健康保険等の収納率も勘案して、3割程度は収納で
きるだろうということで滞納繰越分の予算のほうを計上させていただいております。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)大体人数というのではなく、金額ということだけでの計算ですか。
委員長(月岡常博君)阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)はい。一応金額でということで積算させていただいております。収納率の
ほうの96%を普通徴収の方にかけると大体人数が出ますので、収納率のほうで積算のほうはさせて
いただいております。
委員長(月岡常博君)鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)本当にこの普通徴収にされた方で、税の控除をするためという方もいらっしゃると
思いますけれども、本当に収入が少なくて年金では大変だということで普通徴収にされているとい
う方もいらっしゃると思いますので、その辺は丁寧に、資格証を出すことのないようにお願いした
いと思います。よろしくお願いしておきます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。
(な
し)
これをもって、議案第31号 平成21年度熊取町後期高齢者医療特別会計予算の件について、質疑
を終了いたします。
次に、議案第32号 平成21年度熊取町介護保険特別会計予算の件について、275ページから312ペ
ージまでの質疑を承ります。白間委員。
委員(白間泰男君)289ページをお開き願えますか。ここに介護従事者処遇改善臨時特別基金繰入金と
いうことがございまして、説明の中で第1号被保険者保険料軽減分繰入金ということになってござ
います。この辺のご説明をお願い申し上げます。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)すみません、どの部分って今おっしゃいましたですか。289ですか。
委員長(月岡常博君)289ページの款繰入金の04。
介護サービス課長(濱野三枝子君)こちらの繰入金につきましては、3月末に2,102万1,651円を国のほ
うからいただくということでございまして、その3分の1程度を繰り入れするものでございます。
こちらにつきましては、介護保険事業における第1号被保険者の方の保険給付に係る分の財政の健
-168-
全な運営に資するということでそちらの分を繰り入れするものでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)この介護保険の処遇改善ということで、介護保険従事者というのは3Kと言われま
して、非常にきつい、汚い、またいろんな意味で賃金も低いということで、政府のほうから介護報
酬の3%アップと介護職員の賃金2万円アップということでこの交付金が各市町村に配付されてい
るというふうにお聞きしております。そういう意味におきまして、そういう形で介護従事者に賃金
として報酬をされるべきものであると私は理解しておりますけれども、その辺のところについてち
ょっともう少し詳しくご説明をお願いします。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)白間委員のおっしゃるとおり、介護従事者の方は3Kということで
離職率が高く、事業者の方のほうも人材確保が困難であるということが実態としては明らかになっ
ております。この繰入金につきましては、介護従事者の人材確保、それと処遇改善、それと医療と
の連携や認知証ケアの充実と、それと効率的なサービスの提供や新たなサービスの検証ということ
で、その3つの基本的な視点に立った改定を行うこととしておりまして、その分の繰入金という形
となっておりますけれども、テレビ等報道で介護従事者の方の給与が一律に2万円引き上がるとい
うことが一応言われておりますけれども、賃金につきましては、事業者とそれと介護従事者との間
で決められるものでありまして、その内容は労使にゆだねられるというものでございますので、介
護報酬の引き上げによって介護従事者の賃金が一律に一定金額引き上がるということは限らないと
いうことでその点は聞いております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)その辺、非常に私、不信感を感じます。国のほうとしては今回交付措置をとるのは
やはり介護従事者の賃金アップということで交付金がなされております。しかし、各市町村におき
ましては、3年間の期限的なそういう問題もありますけれども、やっぱりその辺に対しての各事業
所の認識が先読みしましてこの2万円アップにはつながらないんだと、こういうお考えだと聞いて
いますけれども、その辺は行政としてどのようにとらえていますか。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)先ほどもちょっと申し上げましたとおり、賃金のほうは事業者と介
護従事者との間で決められるということで、もうこの件につきましても全国介護保険の高齢福祉担
当課長会議というところでもそういうことを話されたということを聞いております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)そのとおりやと思います。私も、ここに資料があるんですけれども、ある福祉法人
から介護サービスの種別によってはマイナスの改定もあり、厳しい改定になっていますと。各事業
所で加算取得ができれば増収の可能性が高くなりますと。新年度は加算をすべて取得することを目
標に取り組みますということで、やはりマイナスのいろんな業種によっては介護サービスとしてマ
イナスの要因もあるということでこういう通達があるわけですけれども、本来こういう交付金とい
うものはこういう事業所に対して出すという考え方にかたよった考え方になってるかな。国の方で
は介護従事者の給与をふやしているのに、事業所としてはマイナス要因のところに…。しかしどう
なんですかね、ひとつひとつの仕事のポイントが上がると。上がるとなればそれは給料に加算はさ
れないんですか。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)ちょっと今の質問なんですけれども、施設によっては介護従事者の
方の人数をサービスをするためにふやしたりとか、そういうことをしなければならないと。そうい
うことができなかった場合はその報酬がいただけないと、そういうことがあるようでございます。
ですので、直接その介護報酬を賃金としていただくというようなそんな感じではないかと思います。
委員長(月岡常博君)白間委員。
-169-
委員(白間泰男君)今のご説明ちょっと理解しがたい面もございますけれども、やはり介護従事者とい
う視点に立った交付金であると私は認識しておりますので、これも3年間の暫定の財源措置やとい
うことが根底にあると思うんですよ。その辺のことが事業所は先読みをしまして、これは賃金には
プラスしたら大変なことになると、こういう思いもあってこういう形で措置をされているんじゃな
いかという思いがございます。
以上です。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)先ほどちょっと慌てまして回答が少し間違っておりました。介護従
事者の処遇改善臨時特例基金繰入金につきましては、介護従事者の処遇改善のための特例基金でご
ざいまして、第1号被保険者のことで繰り入れというのは間違いでございます。申しわけございま
せん。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)299ページお願いします。包括的支援事業任意事業費のところでお伺いしたいんで
すが、本会議のときのご説明少しあったと思うんですが、包括支援センター、体制整備に力を入れ
てくださったんだなと思って喜んでいるんですが、職員の状況が変わったみたいなんで、その辺も
う一度ご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)申し上げます。平成20年度が主任ケアマネージャーが1名、それと
ケアマネージャーが2名、それと臨時ケアマネジャーが1名、保健師が2名、社会福祉士が1名の
7名でございました。それと正職員が1名配属されております。それと21年度につきましては、主
任ケアマネジャーが1名、ケアマネジャーが1名、保健師が2名、社会福祉士が1名、計5名の嘱
託員が配置する予定でございます。それと正職員のケアマネジャーが1名、主任が1名ということ
で2名の配置ということでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)細かい数字はちょっと聞き取れなかったんですが、正職員は1名から2名になった
ということですね。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)はい、そうでございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。事業内容のほうは、相談活動、家族支援事業等もろもろ包括
支援センターが取り組む内容というのは大変これから重要になってくると思いますので、これから
も力を入れていただきますようによろしくお願いします。
次に、附属資料の1ページ及び決算資料では303ページになるんですが、財政安定化基金拠出金、
附属資料のほうで見るとずっと平成17年度から数字が上がっているんですが、平成21年度皆減とい
うことでなっているんですが、府が管理しているようなこともちょっとお聞きしたんですが、もう
少しご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)こちらの財政安定化基金償還金でございますけれども、17年度にこ
ちらの財政安定化基金を借りておりまして、20年度でその償還が終わるというものでございます。
それで、21年度につきましては、本町の介護保険の拠出金につきましても、大阪府のほうの基金と
いうのが第3期の末の残額が193億円となる見込みでございまして、こちらのほうが会計検査院の
厚生労働省の指摘がありまして、第4期でもこちらの貸し付けという形になりますので、各市町村
も基金がございますし、その基金を貸し付けるもとになりますので、こちらのほうの拠出について
も残額が193億円があるということですので、拠出をしなくても、もし借りる市町村があった場合
はこの193億円で賄いができるということですので、21年度は熊取町としても拠出する金額は上げ
-170-
ておりません。これはもう府下全部が上げていない状態でございます。
委員長(月岡常博君)坂上健康福祉部長。
健康福祉部長(坂上欽也君)ちょっと補足させていただきますと、府への拠出金につきましては、当分
の間ないというふうに聞いてございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。391ページにある基金積立金のところがありますよ
ね。ここに関係ありますか。介護給付費準備基金積立金、ここが193億円ということでしたか。ち
ょっとよくわからなかったんで。違いますか。
委員長(月岡常博君)坂上健康福祉部長。
健康福祉部長(坂上欽也君)このほうで市町村のほうに貸し出しするための基金として各市町村から拠
出を行っていたもので、このページとは全く関係ございませんのでよろしくお願いします。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。
ついでなんでお聞きするんですが、介護給付費の準備基金積立金のところの関連で、この介護給
付費準備基金という基金の現在の状況を教えてください。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)今の時点では1億1,500万円程度あると思います。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)これ熊取独自の分ですよね。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)そうでございます。第3期の分で残っている分を積み立てている分
でございます。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)もう1点ご質問します。附属資料の5ページでお聞きしたいんですが、被保険者数
等の推移及び推計という表なんですけれども、受給者のところが平成20年度実績が一番右端なんで
すけれども、67から21年度の推計では249とちょっと幅が大きいんで、これどうしてかなと思いま
して。ご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)こちらにつきましては、第4期の介護保険事業計画の推計の数字と
同じでございまして、高齢化の進行と後期高齢者の増加という形で人数がふえております。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)297ページの02の保険給付費で、高額医療合算介護サービス等費というのが今期か
ら出てきていると思うんですけれども、ちょっとこの説明お願いします。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)こちらにつきましては、平成20年4月に制定されましたものでござ
いまして、世帯内で各医療保険、国民健康保険や被用者保険、それと後期高齢者医療制度並びに介
護保険の両方に自己負担があり、自己負担額が高額になったときは両方の自己負担額の合算額につ
いて自己負担額限度額があるんですけれども、それ以上のものについて給付されるというものです。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。鱧谷委員。
委員(鱧谷陽子君)その限度額というのは、収入とかいろいろで変わってくるということなんでしょう
か。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)はい、そうでございます。ちょっとあるんですけれども、ちょっと
お待ちいただけますか。21年度につきましては、基準日が7月31日までとなっておりまして、昨年
の4月1日に施行されたものですから期間が16カ月間となっております。それで、負担限度額なん
-171-
ですけれども、一般の方では75万円、それと上位所得者の方で、こちらは後期高齢者と後期高齢医
療と介護保険制度を適用したものでございますけれども、一般の方で75万円、それと現役の所得者、
上位所得者の方で89万円、それと低所得者の方では41万円と25万円という形に2つに分かれるんで
すけれども、そういう区分がございます。それと被用者保険と介護保険のほうでは一般の方では83
万円、それと現役並み所得者の方につきましては89万円、それと低所得者の方につきましては41万
円と25万円という区分がございます。それと、医療保険のほうの被用者保険で、それと介護保険制
度のほうで加入状況の方が一般の方では89万円、現役並み所得者のほうでは168万円、低所得者の
方ではこれはもう一本になっておりまして45万円という限度額がございます。それ以上の分につき
まして、介護保険のほうからお支払いをするというものでございます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)すみません、先ほどのまた質問、301ページの介護給付費準備基金のことで、ちょ
っともう少し聞きたいんですが、この基金、1億1,500万円あると。第3期までの介護保険の残高
を積み立ててきた分だと思うんです。これ、今回第4期目の介護保険事業期間に入り4月から保険
料が変わるんですが、細かく9段階ということで、丁寧な納付金額設定になるんですが、この1億
1,500万円というのは、ここでは積み立ててまたふやしていく予定なんですけれども、これを保険
料を下げるために使うことはできないんでしょうか。目的とそういうことができないのかどうか聞
かせてほしいんですけれど。
委員長(月岡常博君)濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)介護準備基金の積立金でございますね。先ほど1億1,500万円、そ
の件につきましては、20年度の積み立てをした分も含めての額になっております。それで、保険料
のほうに充てられないかということなんですけれども、この前、全員協議会のほうで皆さんにお示
しをさせていただいた第4期の計画がございます。その中の120ページに介護給付費準備基金取り
崩しの影響額ということで、こちらのほうが第1号被保険者保険料の基準額月額なんですけれども、
その基金のほうの額が365円というふうに計算なっておりまして、この前の全員協議会でもお話を
させていただいたとおりでございます。
(発言する者あり)
委員長(月岡常博君)はい、再度、濱野介護サービス課長。
介護サービス課長(濱野三枝子君)その分につきましては、保険料のほうに充てているものでございま
す。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、わかりました。ありがとうございます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はありませんか。
(な
し)
これをもって、議案第32号 平成21年度熊取町介護保険特別会計予算の件について、質疑を終了
いたします。
議事の途中ですが、ただいまより3時……
(発言する者あり)
委員長(月岡常博君)さっきの話ですか。ほんならもうそれいきましょうか。阪上保険年金課長。
保険年金課長(阪上敦司君)すみません、申しわけございません。先ほど白間委員のほうからご質問い
ただいておりました国民健康保険の未納の状況の件ですけれども、国民健康保険料を世帯単位で賦
課しておりますので、ことしの保険証の更新時、11月現在で5,995世帯中、1期でも保険料の未納
がある世帯については797世帯、13.3%となってございます。
以上、申しわけございません。
委員長(月岡常博君)それでは、ただいまより3時20分まで休憩いたします。
──────────────────────────────────────────────
-172-
(「14時57分から「15時22分」まで休憩)
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、議案第33号 平成21年度熊取町墓地事業特別会計予算の件について、315ページから326ペ
ージまでの質疑を承ります。質疑はありませんか。鈴木委員。
委員(鈴木 実君)まず報告だけお願いしたいんですけれども、今あいている墓地は何整地ありますか。
それだけお願いします。
委員長(月岡常博君)山下公園課長。
公園課長(山下一男君)全区画935区画ございますが、今全部完売しております。先月ですけれども、
2月に3区画返還があった分があったんですけれども、2月に再募集しまして申し込み受け付けし
まして3件とも抽選になりまして、またその3件もすべて完売しております。
以上です。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はありませんか。糀谷委員。
委員(糀谷直人君)今回は経常的な経費のみの予算だと思うんですけれども、先ほど鈴木委員からの質
問もあったんですけれども、今後また必要になろうかと思うんですけれども、今後の売り出しの予
定はあるかなしか、ちょっとお聞かせください。
委員長(月岡常博君)山下公園課長。
公園課長(山下一男君)今後はどうかということなんですけれども、一応18年からこの事業始まってお
りまして、管理料も5年分いただいております。あと10年計画を持っておるんですけれども、その
中ではその管理料の中で運営していくということになっておりまして、今後につきましては、やは
り先ほども言いましたように返還があった分を再募集してという形で当分はなっていこうかなと思
います。新たには、また今後そういったニーズなり需要を見ながら検討していくべきものだと思っ
ております。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)それ、私、新たな開発ということでお聞きしているんですけれども、それでよかっ
たんですか。
委員長(月岡常博君)山下公園課長。
公園課長(山下一男君)新たな開発は、今のところ予定は何年後とか予定はしておりません。空き区画
については随時募集していきたいと思います。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)324ページお願いをいたします。ここにあります下から5つ目、施設管理委託料270
万3,000円。これはほとんど勤務のほうでいろんなお仕事されていることやと推察しますけれども、
この勤務内容、この辺を具体的にお教えください。
委員長(月岡常博君)山下公園課長。
公園課長(山下一男君)これは永楽墓苑の管理棟の受け付け事務と、あとそういったほかの管理業務を
一切やってもらっておりまして、シルバー人材センターに委託しております。一応交代勤務で午前
が1名、午後からは1名という形で半日勤務で5名のローテーションを組みまして、365日管理し
ていただいております。
以上です。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)一応5名で昼、夜と、こういうローテーションを組んでやっておられると。受け付
け業務と管理と。管理というのは、やっぱり清掃とかいろんな、具体的にちょっとお願いします。
委員長(月岡常博君)山下公園課長。
公園課長(山下一男君)受け付け、まず墓苑のほうにこられた方の案内とか、それとあとトイレの清掃
とか、あと草引き、それからカラスがよく飛んでくるんですけれども、カラス対策で白い釣り糸み
-173-
たいなのを引っ張っているとか、そういうなのが切れたりしたらまた張り直すとか、そういったす
べての管理をやっていただいております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)この下の警備の委託料、これについて詳しいご説明お願いいたします。
委員長(月岡常博君)山下公園課長。
公園課長(山下一男君)警備委託料でございますが、これも永楽墓苑の管理棟の機械警備の業務委託で
ございます。先ほど言いました2名の方で夕方勤務が終わりましたら機械警備に切りかえて、その
後警備会社が巡回していくというものでございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)すみません、ちょっと私わかりません。機械警備、ちょっとその辺の内容お教え願
えますか。
委員長(月岡常博君)山下公園課長。
公園課長(山下一男君)建物をすべて閉めて帰りますので、その後セットをします。もし不審者という
んか、窓ガラス割れたり不審者に中に入られたら警備会社のほうに通報が行くシステムになってお
ります。何か異常があったときは警備会社のほうからすぐ駆けつけて対応するという機械警備でご
ざいます。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はございませんか。
(な
し)
なしと認めます。
これをもって、議案第33号 平成21年度熊取町墓地事業特別会計予算の件について、質疑を終了
いたします。
次に、議案第34号 平成21年度熊取町水道事業会計予算について質疑を承ります。質疑はありま
せんか。江川委員。
委員(江川慶子君)水道会計、よろしくお願いします。最初に、事業会計から7ページ、支出の分なん
ですが、真ん中の営業外費用のところ、5,445万6,000円、これなんですが、附属資料でいえば1ペ
ージになりますね。事業費のところなんですが、歳出やから下の段の右端になるんですが、マイナ
ス33%ということで主に支払利息が27.7、それから地方税及び地方消費税が52.9ポイント下がって
いる影響だと思うんですが、この辺もう少しご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)西本上水道課長。
上水道課長(西本美加保君)営業外費用についてでございますけれども、予算書で申し上げますと35ペ
ージに営業外費用で、目が支払利息及び企業債取扱諸費、それから2番目に消費税及び地方消費税
ということで掲載してございます。これにつきましては、企業債の利息に関しましては昨年度、平
成20年度におきましては繰上償還を行っております関係で企業債の利息が、昨年度は、平成20年度
予算におきましては6,407万1,000円という予算額でございました。平成21年度におきましては繰上
償還が終了いたしておりまして、通常の企業債利息の償還だけになりますので4,631万6,000円とい
うふうに金額が下がってございます。
消費税につきましては、昨年度、平成20年度におきましては工事が少なかったんですけれども、
それに比べまして平成21年度は工事の量がふえておりまして、工事費に係る消費税の仮払消費税が
ふえておる関係で納付税額は下がっておるということで、予算額は少なくなっております。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。39ページに水道事業会計の企業債償還明細書が並ん
でいるんですが、借りかえとかで昨年は利率が6%を超えるのが7つほどあったんですが、それが
もうなくなったということで改善されているなというふうに見ました。ありがとうございます。
次の質問ですが、附属資料の2ページ、今度資本的支出のほうもお聞きしたいんですが、歳出、
支出のほうの建設改良費、これ3億478万7,000円、ここでは改良費のほうが減で施設整備費のほう
-174-
が増ということなんですが、この辺もちょっと詳しくご説明お願いします。
委員長(月岡常博君)松浪工務専門官。
工務専門官(松浪 博君)出がふえているということですけれども、21年度につきましては工事関係が
非常にたくさんありまして、今年度工事しました本復旧工事2件、それから布設がえ工事が6件、
それから第3配水池があるんですけれども、ちょうど体育館の近くにあります第3配水池のほうに
緊急遮断弁を設置を予定しております。これは地震が起きたときに自動的に遮断して水をためてお
くシステムですけれども、それがあります。それから、私ども今水道部がおる南海受水・配水場の
ほうの更新工事にかかりますので、以前に地下水を汲み上げて浄水処理をしていた施設等はもう使
用していないので、それの除却工事に入っていきます。
それと、あとは岸和田南海線の道路新設に伴う布設工事、それから穴釜橋のかけかえに係る水道
の水管橋の工事とかがありまして、かなりボリュームが上がっております。
以上です。
(発言する者あり)
委員長(月岡常博君)松浪工務専門官。
工務専門官(松浪 博君)改良費が減っているにつきましては、今回下水道工事に伴う工事ですけれど
も、2件あるんですけれども、委託のほうが今回ゼロということで下がっておるということでござ
います。
委員長(月岡常博君)江川委員。
委員(江川慶子君)はい、ありがとうございます。ちょっと細かい工事のことは、場所的なものとか附
属資料にもないですね。またちょっと聞かせていただきたいと思います。
それと、職員のことでちょっと聞きたいなと思っていたんです。どこやったかな。ちょっと一回
座ります。
委員長(月岡常博君)ほかに質疑はありませんか。白間委員。
委員(白間泰男君)32ページをお開き願います。32ページの委託料でございます。ここに量水器の検針
等委託料及び取替業務委託料とございます。この内容につきましてご説明をお願いいたします。
委員長(月岡常博君)西本上水道課長。
上水道課長(西本美加保君)私のほうからは、量水器の検針等委託料についてご説明させていただきま
す。量水器の検針等委託料は、検針員さん、今9名いらっしゃるんですけれども、9名の検針員さ
んと個人委託契約を結んでおります。毎月2カ月に一度の検針になっておりまして、偶数月の検針
をやっていただく地域と奇数月の検針をやっていただく地域とあるわけですけれども、その検針の
業務を個人の方と委託契約を結んで行っている業務でございます。
委員長(月岡常博君)松浪工務専門官。
工務専門官(松浪 博君)私のほうから、量水器の取りかえ業務委託料につきましてご説明申し上げま
す。これにつきましては、水道メーターにつきましては8年に1回取りかえということで計量法で
決まっておりまして、それに伴う業者に委託するんですけれども、21年度につきましては1,564件
ございまして、それに伴います271万5,000円ということで計上させていただいております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)一方は、要はメーターがどれだけ上がったかという検査をする方と、一方はその器
具の取りかえのいわゆる給料だということで理解させていただきます。
それと、例えば老朽管の埋設等で水漏れ等がございます。その水漏れについて、一般の家庭の方
と、それから道路等で漏れていると、そういう形があると思うんですけれども、老朽管の取りかえ
についてもう少しちょっと具体的にお教え願えますか。
委員長(月岡常博君)松浪工務専門官。
工務専門官(松浪 博君)老朽管の取りかえというんですか、それにつきましては古い管から計画的に
取りかえ工事をやっておるんですけれども、ただ漏水とかちょっと先ほど言われましたんですけれ
-175-
ども、本管から各家庭に給水管という格好で引き込みをされているんですけれども、私どもの工事
という分は、各個人さんのメーターまでの分で漏水されている場合は全部町のほうで負担しまして
工事をさせていただいております。
以上です。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)一応各家庭のメーターまでのところは一応町の修理負担やと。おうちの中に入った
分についてはおうちの負担やと、そういうことでございますね。例えば、2カ月に1回検針されま
すと。水漏れがあったという場合は、初めて気がついたと。例えば軒下とかいろんな目に見える場
所やったらすぐ気がつきますけれども、おうちによっては軒下から水漏れしているということもご
ざいますよね。そういういろんな事情がありますけれども、例えば水漏れで大枚な金額が請求され
たときの措置についてお伺いします。
委員長(月岡常博君)西本上水道課長。
上水道課長(西本美加保君)個人の給水装置、ご自宅の中にある漏水、宅内漏水につきましては、目に
見えない地中で漏水等があった場合、なかなか気がつきにくいということがございますので、それ
につきましては修理を、修理は個人でしていただくことになるんですけれども、修理をやっていた
だきまして、その後、正常な水量に戻りましたら通常の水量との差ですね、漏水したと認定される
水量につきまして3分の1の水量を減額するという制度がございますので、通常、個人の管理のも
とに家の中の量水器、メーターについては、漏水については善良な管理をしていただくということ
が前提でございますけれども、なかなか発見しづらいところでございますので、漏れた水量の3分
の1につきましては減額をさせていただくという制度で対応してございます。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)今のご説明で3分の1は減額やと、3分の2はご負担願いますと、このように理解
させていただきます。例えば、おうちであればガス漏れ警報器とか火災報知機とかいろんな形でそ
ういう報知機関係がございまして、水漏れ等についてはそういう報知機的なものはあるんですか。
その辺はわかりませんか。
委員長(月岡常博君)松浪工務専門官。
工務専門官(松浪 博君)そういうなのはないように思うんですけれども。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)そういうのは2カ月間も検針をしなくて、そしてその分だけ請求されると、水漏れ
に気づかなくて。見えるところやったらすぐにそこでおうちの方が気がつくんですけれども、今こ
ういう警報器はないと、そういうセンサー的なものがないと。私、インターネットで調べたらある
んです。値段はちょっと高いんですけれど1万5,876円……
(「安いやん」の声あり)
委員(白間泰男君)お金持ちはそう言いますけれど、私にとっては大金です。そういうことで、私は何
でもそうなんですけれど、やはり水道の課としてそういう啓発活動をされているのかと、こういう
ことをお伺いしたいんです。というのは、やっぱり住民さんにとってそういう、はっきり言って応
分の負担はせなあきませんよ。だけど、検針は2カ月に1回来たと。そのときに大枚な金を請求さ
れたと。それについてやっぱりその辺の啓発活動、こういう老朽管についてはこういうセンサーも
ありますし、また注意してくださいと、そういうことはやっておられますか。
委員長(月岡常博君)西本上水道課長。
上水道課長(西本美加保君)町の広報紙には毎年度、宅内の漏水の発見の仕方、メーターのどこを見た
ら漏水かどうかわかるとか、その辺にご注意くださいということの啓発につきましては町の広報紙
のほうに掲載させていただいておるんですけれども、それにつきましても回数をふやしていくとか
いう方向では検討していきたいと思います。
委員長(月岡常博君)白間委員。
-176-
委員(白間泰男君)先ほど言いましたように、やっぱり一つの今非常に財政というのも厳しいから1カ
月に1回検針してほしいという思いもございますけれども、偶数月、奇数月に分けてやっておられ
るということで理解をさせていただきます。
もう1問。私、下水道の料金の値上げとともにこの水道料金も値上げをするという記憶があるん
です。平成20年度は下水道、21年度は水道料金やということでお話があったような記憶があるんで
すけれども、その辺のことについてはどうですか、ちょっとお伺いします。
委員長(月岡常博君)西本上水道課長。
上水道課長(西本美加保君)平成20年度、今年度に下水道料金を改定する際に水道料金も同時に改定す
るということになりますと非常に住民負担もふえるということで、水道事業の事業会計のほうも中
期経営プランに基づき経費の削減等努めてまいりました結果、経理状況がかなり改善されている状
況もございますので、その辺を勘案しまして1年ずらして料金の見直しを行っていきたいというこ
とは全員協議会でご説明させていただいたところなんですが、その改定の率とか具体的などれぐら
いの値上げをしたいとかいうのは今検討中でシミュレーション中でございまして、今後の財政計画
の見通し等も見ながら体系の見直しにとどめるのか、どれぐらいの金額をアップをしないといけな
いのか、その辺は今シミュレーション等で検討している途中でございます。21年度中には見直しと
いうことではご説明はさせていただく予定としております。
委員長(月岡常博君)白間委員。
委員(白間泰男君)今のご説明によりますと、やはり水道料金の値上げは今後ご負担をしていただかな
いかん状況にあると、そういうことで3年、5年後の収支の展望というものをある程度お示し願え
たらありがたいんですけれども、どうですか。
委員長(月岡常博君)西本上水道課長。
上水道課長(西本美加保君)今後の財政計画、見通しでございますけれども、平成20年度の決算状況は
この予算書の27ページ、28ページに予定損益計算書というのを掲載してございます。平成20年度の
決算見込みにつきましては28ページの下から3行目、当年度純利益ということで6,117万円と約
6,000万円ぐらいの単年度の利益が出る見込みでございますけれども、今後、今の南海の事務所の
ところの工事費、5年かけて整備していくんですけれども、その辺の施設整備に係る事業費等の関
係で過年度の留保資金、資本の支出に充てる財源をいかに確保していくかというとこら辺で、当面
平成25年度ぐらいまでの見通しでは何とか単年度の黒字は確保できる見込みではございます。来年
度も予算計上しておりますけれども、今後の中長期的な施設整備を含めて施設整備基本計画の見直
し、更新を含めて今後の事業費を精査していきたいと考えております。
損益だけ見ますと、何とか今年度、平成20年度の見込みのように6,000万円とかそのぐらいの大
きな単年度の利益は見込めないと思いますけれども、何とか利益の確保というのはやっていけそう
ですけれども、今後の施設の整備状況に応じてその辺は変動する見込みでございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)先ほどの白間委員に対する回答に黒字の確保ができそうだということで、期待はし
ております。給水収益が伸び悩んでいるみたいなんですけれども、それに対して何か方策といいま
しょうか、今後こういうふうな取り組みをしていくということがおありでしたらお教えください。
委員長(月岡常博君)西本上水道課長。
上水道課長(西本美加保君)給水収益の伸び悩みにつきましては、社会情勢とかその辺の要因が大きい
かと思いますけれども、水道事業としては水道水のPR、安全であるとかおいしいとか、その辺の
PRは年に1回、きき水会というのを開催しているんですけれども、それに引き続き行っていきた
い、また広報活動にも努めていきたいというふうには考えております。
委員長(月岡常博君)田中水道部長。
水道部長(田中多賀雄君)ちょっと補足させていただきます。お見込みのとおり、給水収益が年々減少
しております。これまで経営の健全化に取り組んできた成果といたしまして、1億円余り、たしか
-177-
1億4、5千万円あったと思いますが、繰り越しの損失がありましたけれども、17年度にそういっ
た取り組みによって黒字に転じたというところで、以降、そういう経営健全化のための努力はこれ
まででも行ってきたところでございまして、ただ給水収益が減少している、それが増収ということ
が予定できればいいんですが、それが年々減少しているということを踏まえていきますと、その経
営努力にも限界があるというふうに感じておりまして、ただ、水道事業というのはこれからも永遠
にやはり継続して安定して続けていかなければならないということは確かなことでございますので、
その上でなおかつ古い施設が更新時期を迎えているというのがこれも現実でございます。そうした
ことから、その財源の確保というのがやはり課題でございまして、それにつきましても今課長のほ
うからご説明申し上げましたように、料金の見直しも早いうちに見直しが必要になるということを
感じているところでございます。
委員長(月岡常博君)糀谷委員。
委員(糀谷直人君)そういう点で全般的にご努力はよくわかってはおるんですけれども、ちょっとこの
予算とは関係ないかとは思うんですけれども、1つお教え願いたいんですけれども、今大阪府と大
阪市との間に水道事業の統合問題が上がっていますけれども、その結果、熊取町に及ぼす影響、あ
るいはプラスの面なのかマイナスの面なのかはっきりしないんですけれども、どういうふうな影響
があるのか、おわかりでしたらお教え願えますか。
委員長(月岡常博君)西本上水道課長。
上水道課長(西本美加保君)大阪府と大阪市の水道事業の統合問題でございますけれども、きょうも朝
刊にも記事が出ていたかと思います。私のほうからごく簡単な概要の説明と財政的な影響について
ご説明いたします。
大阪府と大阪市の水道事業統合問題につきましては、大阪府の橋下知事と大阪市の平松市長のほ
うで将来事業統合をするということで基本的な合意はできております。しかし、その統合の手段を
めぐって大阪府と大阪市にかなりの隔たりがございまして、府の案と市の案それぞれの案につきま
して協議を継続させるということで、秋から年末にかけまして有識者による検証委員会というもの
が行われていたものでございます。それについて、検証委員会のほうからは、ことし1月に入りま
してから検証結果を発表があったんですけれども、橋下知事のほうからは送水方式については基本
的には大阪市の案を軸に進めていきたいということで府知事のほうは表明されました。ただ、あと
解決できていない問題につきましては、組織のあり方をどうするかということで、大阪府のほうが
議会、条例の制定権を持つ一部事務組合方式、協議会方式を提案しているんですけれども、大阪市
は府の水道用水事業を事業承継するということで協議会方式を提案しておりまして、その辺でなか
なか両者の折り合いがつかないという現状でございます。それについて、大阪府のほうで各受水の
市町村にアンケートをとりまして、各受水市町村はどのような意見なのかということでアンケート
をとられた結果がきょうの新聞に発表されていたという形なんでございます。
うちの水道事業に与える影響としましては、事業統合が行われて大阪市の案では具体的には平成
25年度ぐらいに用水の供給単価を10円引き下げるという案を発表されておりますので、10円の引き
下げが行われますと本町の場合、年間約500万tの府営水を購入しておりますので5,000万円の影響
が出てくるということになります。大阪府案では、具体的なまだ金額提示というのがされておらな
い状況です。
以上でございます。
委員長(月岡常博君)大村委員。
委員(大村敏夫君)水道事業については、なかなか健全経営を努めておられて、敬意を表しますわ。今
年度企業債を8,700万円ほど予定しておられますけれど、ちょっと見ると建設改良積立金が1億円
と、それから利益剰余金が1億1,000万円ほど、合計2億1,000万円ほどあるわけですが、これがあ
りながら一方では企業債を借りるということのバランスですが、金利の差が出てくると思うんです
が、この辺の判断はどういうふうな格好で企業債を発行されることにしたのか。銀行に預けている
-178-
金の金利は低いと思うんですよね。その辺のことをお聞かせいただきたいです。
委員長(月岡常博君)西本上水道課長。
上水道課長(西本美加保君)企業債の借り入れにつきましては、施設整備事業費の対象となる事業費の
約40%を企業債で借り入れるという方針で今までもやってきておるんですけれども、今年度、平成
21年度につきましても、要は建設改良積立金を取り崩して充てていく、今後、建設改良積立金も取
り崩し、減債積立金はもう毎年度全額を企業債の償還に充てていく予定をしておるんですけれども、
できるだけ留保資金を今後のために置いておきたいというものもございまして、留保資金は、今後
施設整備事業費が大きくなってまいりますので、その財源として留保資金を充てていく必要がござ
いますので、それもございまして積立金の取り崩しを行っていくんですけれども、企業債につきま
しても、企業債を借りずに全額自己資金でというのはまだちょっと厳しい状況だと判断しておりま
す。
委員長(月岡常博君)よろしいですか。ほかに何か質疑はございませんか。
(な
し)
ないみたいですので、これをもって、議案第34号 平成21年度熊取町水道事業会計予算の件につ
いて、質疑を終了いたします。
それでは、これより議案第28号 平成21年度熊取町下水道事業特別会計予算の件、議案第29号
平成21年度熊取町国民健康保険事業特別会計予算の件、議案第30号 平成21年度熊取町老人保健特
別会計予算の件、議案第31号 平成21年度熊取町後期高齢者医療特別会計予算の件、議案第32号
平成21年度熊取町介護保険特別会計予算の件、議案第33号 平成21年度熊取町墓地事業特別会計予
算の件及び議案第34号 平成21年度熊取町水道事業会計予算の件、以上7件について、意見・要望
を承ります。
意見・要望はありませんか。江川委員。
委員(江川慶子君)それでは、私から日本共産党熊取町会議員団を代表いたしまして、2009年度熊取町
各特別会計予算に対しまして意見・要望を出させていただきます。
まず、下水道事業特別会計ですが、平成22年度末美熊台、長池及び公社熊取地区における集中浄
化槽地域の公共下水道への接続がえに向けて、21年度は施設管理者である大阪府住宅供給公社から
委託を受け、既設汚水管の不明水対策に取り組んでいく計画です。下水道使用状況の不備により公
社と使用者との問題が複雑化しています。住民とのトラブルに丁寧に対応し、整理された状態で町
に移管できるよう努めること。
国民健康保険特別会計についてですが、資格証明書の発行については受診抑制が命にかかわるこ
ともあります。役場へ電話や来庁しない方は悪質ととらないよう、丁寧に訪問や時間外の電話など
納付相談と生活実態に応じた減免措置を講じられたい。また、資格証明書を発行しないように求め
ます。また、3割の窓口負担が大きく、医療への抑制が働き、早期発見がおくれています。窓口負
担の減免を検討されたい。
同じく、後期高齢者医療特別会計についても、認知症など介護状態にいる人や病気療養中の高齢
者に資格証明書を発行するのはひどいことです。納付相談では、生活全般について特段の配慮をす
ることを求めます。
介護保険特別会計について、介護保険事業計画の見直しで平成21年度から23年度までの介護保険
第1号被保険者保険料の改正が行われ、保険料の段階が9つに細分化されました。また、町独自減
免制度が導入されました。減免制度の導入は評価します。しかし、減免の対象者はごくわずかであ
ると思われます。もっと実効性のあるものを求めます。
また、介護認定については、必要な介護が受けられるよう、実態に見合った認定がされるよう努
められたい。また、需要がふえる地域包括支援センターの整備にも力を入れていただきたい。
次に、水道事業会計についてです。老朽施設の更新など引き続き事業が行われますが、これから
も住民負担に十分配慮を望みます。
-179-
以上、日本共産党熊取町会議員団としての意見・要望といたします。
委員長(月岡常博君)ほかに意見・要望はございませんか。ございませんか。
(な
し)
これをもって、意見・要望を終了いたします。
これより、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号及び議
案第34号、以上7件について、一括討論を行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
異議なしと認めます。よって、議案第28号から議案第34号までの7件について、一括討論を行い
ます。
討論される方はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第28号から議案第34号までの7件について、順次採決いたします。
この採決は起立により行います。
まず、議案第28号 平成21年度熊取町下水道事業特別会計予算の件を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立 5名)
起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)次に、議案第29号 平成21年度熊取町国民健康保険事業特別会計予算の件を採決
いたします。
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立 5名)
起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)次に、議案第30号 平成21年度熊取町老人保健特別会計予算の件を採決いたしま
す。
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立 5名)
起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)次に、議案第31号 平成21年度熊取町後期高齢者医療特別会計予算の件を採決い
たします。
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立 5名)
起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)次に、議案第32号 平成21年度熊取町介護保険特別会計予算の件を採決いたしま
す。
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立 7名)
起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)次に、議案第33号 平成21年度熊取町墓地事業特別会計予算の件を採決いたしま
す。
-180-
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立 7名)
起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)次に、議案第34号 平成21年度熊取町水道事業会計予算の件を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立 7名)
起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
──────────────────────────────────────────────
委員長(月岡常博君)以上で、本特別委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしました。
これをもって、予算審査特別委員会を閉会いたします。議事運営にご協力ありがとうございまし
た。
──────────────────────────────────────────────
(「16時09分」閉会)
──────────────────────────────────────────────
以上の委員会の次第は議会事務局長の記載したものであるが、その内容が正確であることを証するた
め、ここに署名する。
予算審査特別委員会委員長 月岡常博
-181-